JP6575525B2 - 装置、方法、プログラム及び記憶媒体 - Google Patents

装置、方法、プログラム及び記憶媒体 Download PDF

Info

Publication number
JP6575525B2
JP6575525B2 JP2016547757A JP2016547757A JP6575525B2 JP 6575525 B2 JP6575525 B2 JP 6575525B2 JP 2016547757 A JP2016547757 A JP 2016547757A JP 2016547757 A JP2016547757 A JP 2016547757A JP 6575525 B2 JP6575525 B2 JP 6575525B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
base station
frequency band
mbsfn
mbsfn area
shared
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2016547757A
Other languages
English (en)
Other versions
JPWO2016039017A1 (ja
Inventor
水澤 錦
錦 水澤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Publication of JPWO2016039017A1 publication Critical patent/JPWO2016039017A1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6575525B2 publication Critical patent/JP6575525B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W72/00Local resource management
    • H04W72/30Resource management for broadcast services
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W16/00Network planning, e.g. coverage or traffic planning tools; Network deployment, e.g. resource partitioning or cells structures
    • H04W16/14Spectrum sharing arrangements between different networks
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L65/00Network arrangements, protocols or services for supporting real-time applications in data packet communication
    • H04L65/1066Session management
    • H04L65/1101Session protocols
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L65/00Network arrangements, protocols or services for supporting real-time applications in data packet communication
    • H04L65/60Network streaming of media packets
    • H04L65/61Network streaming of media packets for supporting one-way streaming services, e.g. Internet radio
    • H04L65/611Network streaming of media packets for supporting one-way streaming services, e.g. Internet radio for multicast or broadcast
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L65/00Network arrangements, protocols or services for supporting real-time applications in data packet communication
    • H04L65/80Responding to QoS
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L67/00Network arrangements or protocols for supporting network services or applications
    • H04L67/50Network services
    • H04L67/60Scheduling or organising the servicing of application requests, e.g. requests for application data transmissions using the analysis and optimisation of the required network resources
    • H04L67/61Scheduling or organising the servicing of application requests, e.g. requests for application data transmissions using the analysis and optimisation of the required network resources taking into account QoS or priority requirements
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W4/00Services specially adapted for wireless communication networks; Facilities therefor
    • H04W4/06Selective distribution of broadcast services, e.g. multimedia broadcast multicast service [MBMS]; Services to user groups; One-way selective calling services
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W72/00Local resource management
    • H04W72/04Wireless resource allocation
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W72/00Local resource management
    • H04W72/50Allocation or scheduling criteria for wireless resources
    • H04W72/54Allocation or scheduling criteria for wireless resources based on quality criteria
    • H04W72/543Allocation or scheduling criteria for wireless resources based on quality criteria based on requested quality, e.g. QoS
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W76/00Connection management
    • H04W76/40Connection management for selective distribution or broadcast
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W92/00Interfaces specially adapted for wireless communication networks
    • H04W92/04Interfaces between hierarchically different network devices
    • H04W92/12Interfaces between hierarchically different network devices between access points and access point controllers

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Multimedia (AREA)
  • Quality & Reliability (AREA)
  • Business, Economics & Management (AREA)
  • General Business, Economics & Management (AREA)
  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)

Description

本開示は、装置に関する。
セルラーネットワークにおいて、放送コンテンツのような同一のコンテンツを複数のユーザに配信する方式として、MBMS(Multicast Broadcast Multimedia Services)が実用化されている。とりわけLTE(Long Term Evolution)では、複数のセルの基地局が互いに同期して同一コンテンツを配信するMBSFN(MBMS over Single Frequency Network)が規格化されている。MBSFNにより、端末において、複数の基地局からの受信信号が合成され、受信品質が改善され得る。また、近年のトラフィックの増大への対応のため、さらに効率的なMBSFNの運用が期待されている。
例えば、非特許文献1には、MBMS及びMBSFNに関して規格化された技術が開示されている。
3GPP TS 36.331 V11.5.0 (2013-09) LTE; Evolved Universal Terrestrial Radio Access (E-UTRA); Radio Resource Control (RRC); Protocol Specification
セルラーシステムでのトラフィックの急増により、周波数帯域(frequency band)の枯渇が懸念されている。そのため、アンライセンスバンド(unlicensed band)をセルラーシステムにおいて使用することが検討されている。例えば、当該アンライセンスバンドは、無線LAN(Local Area Network)などで使用される5GHz帯、又は60GHz帯などである。一例として、5GHz帯の一部の周波数帯域(例えば、無線LANのチャネル)が、セルラーシステムにおいてスモールセルのためのダウンリンクコンポーネントキャリアとして使用されることが、想定される。アンライセンスバンドに含まれる周波数帯域がセルラーシステムにおいて使用される場合、当該周波数帯域は、複数の無線通信システムの間で共用される周波数帯域であると言える。
しかし、セルラーシステムの各基地局が、アンライセンスバンドに含まれる周波数帯域を独自に使用すると、当該周波数帯域におけるMBSFN送信を行うことができない。即ち、上記周波数帯域を使用してMBSFNのサービスを提供することができない。
そこで、複数の無線通信システムの間で共用される周波数帯域を使用してMBSFNのサービスを提供することを可能にする仕組みが提供されることが望ましい。
本開示によれば、複数の無線通信システムの間で共用される周波数帯域におけるMBSFN送信のスケジューリング情報を取得し、当該MBSFN送信のためのMBSFNエリアに属する2つ以上の基地局に上記スケジューリング情報を提供する第1制御部、を備える装置が提供される。
また、本開示によれば、基地局へのMBSFNエリアの割当てを制御エンティティに要求する第1制御部と、複数の無線通信システムの間で共用される周波数帯域におけるMBSFN送信のためのスケジューリング情報であって、上記制御エンティティにより上記基地局に提供される当該スケジューリング情報を取得し、当該スケジューリング情報に従って、上記基地局による上記周波数帯域における上記MBSFN送信を制御する第2制御部と、を備える装置が提供される。
以上説明したように本開示によれば、複数の無線通信システムの間で共用される周波数帯域を使用してMBSFNのサービスを提供することが可能になる。なお、上記の効果は必ずしも限定的なものではなく、上記効果とともに、又は上記効果に代えて、本明細書に示されたいずれかの効果、又は本明細書から把握され得る他の効果が奏されてもよい。
MBSFNエリアの例を説明するための説明図である。 MBMSのためのチャネルを説明するための説明図である。 MBSFNサブフレームの例を説明するための説明図である。 MBSFNサブフレームで送信される信号の例を説明するための説明図である。 通常のサブフレーム内で送信されるCRSの例を説明するための説明図である。 MCCHが配置されるサブフレームの例を説明するための説明図である。 MBSFNサブフレームの例を説明するための説明図である。 PMCH及びPMCHにマッピングされるMTCHの例を説明するための説明図である MBSFNをサポートするLTEネットワークの構成の一例を説明するための説明図である。 本開示の実施形態に係るシステムの概略的な構成の一例を示す説明図である。 同実施形態に係るシステムの概略的な構成のさらに具体的な一例を示す説明図である。 基地局により使用される周波数帯域の例を説明するための説明図である。 同実施形態に係る制御エンティティの構成の一例を示すブロック図である。 同実施形態に係る基地局の構成の一例を示すブロック図である。 第1の実施形態に係る処理の概略的な流れの一例を示すシーケンス図である。 基地局によるフレームタイミングの調整の例を説明するための説明図である。 クロックの例を説明するための説明図である。 クロック補正処理の例を説明するための説明図である。 基地局によるフレームタイミングの調整のさらなる例を説明するための説明図である。 クロックの2つのオフセットを説明するための説明図である。 共用帯域において送信されるダウンリンクデータについてのACK/NACKの送信の一例を説明するための説明図である。 、第2の実施形態に係る処理の概略的な流れの一例を示すシーケンス図である。 サーバの概略的な構成の一例を示すブロック図である。 eNBの概略的な構成の第1の例を示すブロック図である。 eNBの概略的な構成の第2の例を示すブロック図である。
以下に添付の図面を参照しながら、本開示の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
また、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する要素を、同一の符号の後に異なるアルファベットを付して区別する場合もある。例えば、実質的に同一の機能構成を有する複数の要素を、必要に応じて基地局200A及び基地局200Bのように区別する。ただし、実質的に同一の機能構成を有する複数の要素の各々を特に区別する必要がない場合、同一符号のみを付する。例えば、基地局200A及び基地局200Bを特に区別する必要が無い場合には、単に基地局200と称する。
なお、説明は以下の順序で行うものとする。
1.はじめに
2.システムの概略的な構成
3.各装置の構成
3.1.制御エンティティの構成
3.2.基地局の構成
4.第1の実施形態
4.1.概略
4.2.第1の実施形態に係る技術的特徴
4.3.処理の流れ
5.第2の実施形態
5.1.概略
5.2.第2の実施形態に係る技術的特徴
5.3.処理の流れ
6.応用例
6.1.制御エンティティに関する応用例
6.2.基地局に関する応用例
7.まとめ
<<1.はじめに>>
まず、図1〜図9を参照して、MBSFNに関する技術を説明する。
(1)MBSFNエリア
MBSFNでは、複数の基地局が、互いに同期して同一のコンテンツを配信する。即ち、MBSFNでは、複数の基地局が、同一の無線リソースで同一のデータを送信する。当該複数の基地局のセル(即ち、複数のセル)は、MBSFNエリアと呼ばれる。各セルは、最大8個のMBSFNエリアに属することができる。以下、図1を参照して、MBSFNエリアの具体例を説明する。
図1は、MBSFNエリアの例を説明するための説明図である。図1を参照すると、#1〜#15のセルが示されている。この例では、MBSFNエリア0は#1〜#3、#5〜#8のセルを含み、MBSFNエリア1は#7、#9、#10、#13のセルを含み、MBSFNエリア255は#8、#9、#11〜#15のセルを含む。なお、#7のセルは、MBSFNエリア0及びMBSFNエリア1の両方に属する。また、#8のセルは、MBSFNエリア0及びMBSFNエリア255の両方に属する。また、#9のセルは、MBSFNエリア1及びMBSFNエリア255の両方に属する。また、#4のセルは、いずれのMBSFNエリアにも属さない。
(2)MBMSに関するチャネル
MBMSのための論理チャネル、トランスポートチャネル及び物理チャネルが定められている。以下、この点について図2を参照して説明する。
図2は、MBMSのためのチャネルを説明するための説明図である。図2を参照すると、LTEにおいて定められている論理チャネル、トランスポートチャネル及び物理チャネルが示されている。とりわけ、MBMSのための論理チャネルとして、MCCH(Multicast Control Channel)及びMTCH(Multicast Traffic Channel)が定められている。MCCHは、MBSFNエリアコンフィギュレーションメッセージ(MBSFN Area Configuration message)及びMBMSカウンティング要求メッセージ(MBM Counting Request messega)などの制御情報を送信するためのチャネルである。また、MTCHは、MBMSのデータを送信するためのチャネルである。また、MBMSのための物理チャネルとして、PMCH(Physical Multicast Channel)が定められている。MCCHにマッピングされる制御情報及びMTCHにマッピングされるデータの両方が、トランスポートチャネルであるMCH(Multicast Channel)を通じてPMCHにマッピングされる。
(3)MBSFNサブフレーム
MBSFNの送信は、MBSFNサブフレームで行われる。MBSFNサブフレームは、無線フレーム割当て期間(Radio Frame Allocation Period)、無線フレーム割当てオフセット(Radio Frame Allocation Offset)、及びサブフレーム割当て(Subframe Allocation)により示される。以下、図3を参照して、MBSFNサブフレームの具体例を説明する。
図3は、MBSFNサブフレームの例を説明するための説明図である。図3を参照すると、各SFN(System Frame Number)の無線フレームに含まれるサブフレームが示されている。この例では、無線フレーム割当て期間は8であり、無線フレーム割当てオフセットは2である。また、サブフレーム割当ては、4フレームパターン(24ビット)である。そのため、「SFN mod 8 =2」を満たすSFN(即ち、2、10、18などのSFN)の無線フレームと、その後に続く3つの無線フレームとが、MBSFNのための無線フレームである。また、この例では、FDD(Frequency Division Duplexing)が採用され、サブフレーム割当ては、「011010 011010 011010 011010」である。FDDが採用される場合には、サブフレーム割当ての各ビットは、#1、#2、#3、#6、#7及び#8のサブフレームを示すので、上記無線フレームのうちの#2、#3及び#7のサブフレームが、MBSFNサブフレームである。
システム情報及びページング情報が送信されるサブフレームは、MBSFNサブフレームとして使用されない。よって、FDDが採用される場合には、#0、#4、#5及び#9のサブフレームは、MBSFNサブフレームとして使用されない。また、TDD(Time Division Duplexing)が採用される場合には、#0、#1、#2、#5及び#6のサブフレームは、MBSFNサブフレームとして使用されない。
なお、MBSFNサブフレームは、例えば、SIB(System Information Block)2の中で端末装置に通知される。これにより、端末装置は、MBSFNエリアを知ることができる。また、MBSFNエリアごとのMBSFNサブフレームは、後述するように、MCCHにマッピングされる制御情報(MBSFNエリアコンフィギュレーションメッセージ)の中でも端末装置に通知される。
(4)リファレンス信号
MBSFNサブフレームは、MBSFN領域(MBSFN Region)及び非MBSFN領域(Non-MBSFN Region)を含む。PMCHは、MBSFN領域に配置されるので、MCCHにマッピングされる制御情報及びMTCHにマッピングされるデータは、とりわけMBSFN領域内で送信される。
また、MBSFNエリアに属するセルの基地局は、MBSFNサブフレームのうちのとりわけMBSFN領域内で、同一の信号を送信する。そのため、これらの基地局は、MBSFN領域内ではセル固有のリファレンス信号(Cell-specific Reference Signal:CRS)を送信しない。その代わりに、これらの基地局は、MBSFN用のリファレンス信号であるMBSFNリファレンス信号(MBSFN−RS)を送信する。MBSFN−RSは、MBSFNエリアに属する全てのセルにおいて、同一の無線リソース(即ち、同一のリソースエレメント)で送信される。以下、これらの点について図4を参照して具体例を説明する。
図4は、MBSFNサブフレームで送信される信号の例を説明するための説明図である。図4を参照すると、MBSFNサブフレーム内で時間方向に並ぶ2つのリソースブロック(RB)が示されている。この例では、MBSFNサブフレームは、時間方向において12個のOFDMシンボルを含む。また、MBSFNサブフレームは、12個のOFDMシンボルのうちの最初の2つのOFDMシンボルにわたる非MBSFN領域と、その後に続くMBSFN領域とを含む。非MBSFN領域では、CRSが送信され得る。一方、MBSFN領域では、MBSFNエリアに属するセル間で共通のMBSFN−RSが送信される。また、MBSFN領域では、MCCHにマッピングされる制御情報及び/又はMTCHにマッピングされるデータが送信される。
なお、MBSFNサブフレーム以外のサブフレームでは、CRSが送信される。当該CRSは、セルの選択、チャネル推定及び同期検波などのために使用される。以下、図5を参照して、CRSの具体例を説明する。
図5は、通常のサブフレーム内で送信されるCRSの例を説明するための説明図である。図5を参照すると、通常のサブフレーム内で時間方向に並ぶ2つのリソースブロック(RB)が示されている。通常のサブフレームは、時間方向において14個のOFDMシンボルを含む。CRSは、各RB内の所定のリソースエレメント(RE)で送信される。なお、上記所定のREは、セルごとに設定される。
(5)MCCH、MTCH及びPMCH
(a)MBSFNエリアとMCCHとの関係
1つのMCCHは、1つのMBSFNエリアに対応する。即ち、MCCHは、セルが属するMBSFNエリアごとに存在する。
(b)SIB13
SIB13は、MCCHが配置されるサブフレームなどを示し、端末装置に通知される。より具体的には、SIB13は、MCCH反復期間(MCCH Repetition Period)、MCCHオフセット及びサブフレーム割当て情報(Subframe Allocation Information)などを含む。以下、図6を参照して、MCCHが配置されるサブフレームの具体例を説明する。
図6は、MCCHが配置されるサブフレームの例を説明するための説明図である。図6を参照すると、各SFN(System Frame Number)の無線フレームに含まれるサブフレームが示されている。この例のMBSFNサブフレームは、図3に示されるMBSFNサブフレームと同一である。この例では、MCCH反復期間は32であり、MCCHオフセットは5である。そのため、「SFN mod 32 =5」を満たすSFN(即ち、5、37などのSFN)の無線フレームが、MCCHが配置される無線フレームである。さらに、この例では、サブフレーム割当て情報が、「010000」である。FDDが採用される場合には、サブフレーム割当ての各ビットは、#1、#2、#3、#6、#7及び#8のサブフレームを示すので、上記無線フレームのうちの#2のサブフレームが、MCCHが配置されるサブフレームである。このように、MCCHは、MBSFNサブフレームの中に定期的に配置される。
なお、MCCH及びMTCHはMAC(Media Access Control)レイヤで多重されるが、端末装置はMACヘッダの多重情報によりMCCH及びMTCHを復調できる。
(c)MBSFNエリアコンフィギュレーションメッセージ
MCCHには、MBSFNエリアコンフィギュレーションメッセージがマッピングされる。
(c−1)共通サブフレーム割当て(CSA)
まず、MBSFNエリアコンフィギュレーションメッセージは、共通サブフレーム割当て(Common Subframe Allocation:CSA)パターンリスト、及びCSA期間を含み、これらの情報は、MBSFNエリアのMBSFNサブフレームを示す。CSAパターンリストは、無線フレーム割当て期間、無線フレーム割当てオフセット及びサブフレーム割当てを含む。以下、図7を参照して、これらの情報により示されるMBSFNサブフレームの具体例を説明する。
図7は、MBSFNサブフレームの例を説明するための説明図である。図7を参照すると、CSA期間にわたる無線フレームが示されている。この例では、CSA期間は、32無線フレームである。また、この例では、CSAパターンリストは、エントリ1及びエントリ2を含む。エントリ1では、無線フレーム割当て期間が16であり、無線フレーム割当てオフセットが0であり、サブフレーム割当てが1フレームパターン(6ビット)の「100100」である。よって、エントリ1のMBSFNサブフレームは、SFNが0及び16である2つの無線フレームの中の、#1及び#6のサブフレームである。エントリ2では、無線フレーム割当て期間が4であり、無線フレーム割当てオフセットが3であり、サブフレーム割当てが1フレームパターン(6ビット)の「001001」である。よって、エントリ2のMBSFNサブフレームは、SFNが3、7、11、15、19、23、27及び31である8つの無線フレームの中の、#3及び#8のサブフレームである。よって、この例では、MBSFNサブフレームとして、CSA期間の中の合計20個のサブフレームが示される。
(c−2)PMCH情報
さらに、MBSFNエリアコンフィギュレーションメッセージは、PMCH情報リストを含み、当該PMCH情報リストは、各PMCHが配置されるMBSFNサブフレーム、及び各PMCHにマッピングされる1つ以上のMTCHを示す。また、PMCHの中の最初のサブフレームでは、当該PMCHにマッピングされるMTCHのスケジューリング情報であるMSI(MCH Scheduling Information)が送信され、PMCH情報リストは、当該MSIの送信の周期も示す。当該周期は、MCHスケジューリング期間(MCH Scheduling Period:MSP)と呼ばれる。以下、図8を参照して、PMCH及びPMCHにマッピングされるMTCHの例を説明する。
図8は、PMCH及びPMCHにマッピングされるMTCHの例を説明するための説明図である。図8を参照すると、図7を参照して説明した20個のMBSFNサブフレームの4つのセットが示されている。即ち、4つのCSA期間(即ち、CSA期間1〜4)にわたる80個のMBSFNサブフレームが示されている。この例では、CSA期間(32無線フレーム)内の20個のMBSFNサブフレームのうちの、1番目のサブフレームから7番目のサブフレームまでが、PMCH1に割り当てられている。また、8番目のサブフレームから11番目のサブフレームまでが、PMCH2に、12番目のサブフレームから15番目のサブフレームまでが、PMCH3に、16番目のサブフレームから20番目のサブフレームまでが、PMCH4に、割り当てられている。また、PMCH1には、論理チャネル1及び2(即ち、MTCH1及び2)がマッピングされる。また、PMCH2には論理チャネル3(即ち、MTCH3)がマッピングされ、PMCH3には論理チャネル4(即ち、MTCH4)がマッピングされ、PMCH4には論理チャネル5(即ち、MTCH5)がマッピングされる。PMCH1に注目すると、PMCH1のMSPは64無線フレームであり、PMCH1では2つのCSA期間ごとにMSIが送信される。CSA期間1及び2では、PMCH1に割り当てられたMBSFNサブフレームのうちの、1番目のサブフレームから9番目までのサブフレームに、論理チャネル1(即ち、MTCH1)が配置される。また、10番目から13番目のサブフレームに、論理チャネル2(即ち、MTCH2)が配置される。14番目のサブフレームには、いずれの論理チャネル(MTCH)も配置されない。また、CSA期間3及び4では、PMCH1に割り当てられたMBSFNサブフレームのうちの、1番目のサブフレームから8番目までのサブフレームに、論理チャネル1が配置される。また、9番目から12番目のサブフレームに、論理チャネル2が配置される。なお、13番目のサブフレーム及び14番目のサブフレームには、いずれの論理チャネル(MTCH)も配置されない。なお、図8に示されるように、MBSFNサブフレームには、MCCHも配置される。
(6)MBSFNのためのシステム構成
図9を参照して、MBSFNをサポートするLTEネットワークの構成の例を説明する。図9は、MBSFNをサポートするLTEネットワークの構成の一例を説明するための説明図である。図9を参照すると、LTEネットワークは、MCE(Multi-cell/Multicast Coordination Entity)、BM−SC(Broadcast/Multicast Service Center)、MBMS GW(gateway)及びMME(Mobility Management Entity)などを含む。これらのノードは、論理ノードである。MCEは、MBSNFエリアに属するセルのeNB(evolved Node B)に、同一の無線リソースで同一のデータを送信させる。具体的には、例えば、MCEは、MBSNFエリア内のMBSNFに関するスケジューリングを行う。BM−SCは、コンテンツプロバイダの認証、課金、及びコアネットワーク内のデータフロー制御などを行う。MBMS−GWは、BM−SCからeNBまでのマルチキャストIPパケットの転送、及びMME経由のセッション制御信号の処理などを行う。MMEは、NAS(Non-Access Stratum)信号の処理を行う。
なお、1つのMCEが複数のeNBに対応する例を説明したが、MCEは係る例に限定されない。例えば、各eNBがMCEを備えてもよい。
<<2.システムの概略的な構成>>
続いて、図10〜図12を参照して、本開示の実施形態に係るシステム1の概略的な構成を説明する。図10は、本開示の実施形態に係るシステム1の概略的な構成の一例を示す説明図である。図10を参照すると、システム1は、制御エンティティ100、基地局200及び端末装置30を含む。
(1)制御エンティティ100
(a)動作
制御エンティティ100は、MBSFNのための制御を行う。
例えば、制御エンティティ100は、MCE(Multi-call/multicast Coordination Entity)として動作する。具体的には、例えば、制御エンティティ100は、MBMSセッション開始手続きを行う。また、例えば、制御エンティティ100は、MBMSスケジューリング情報を基地局(例えば、基地局200)に提供する。
なお、制御エンティティ100は、MBMSゲートウェイ(MBMS−GW)としてさらに動作してもよい。具体的には、制御エンティティ100は、提供されるコンテンツを受信し、MBSFNエリアに属する基地局に当該コンテンツを配信してもよい。あるいは、制御エンティティ100とは異なる他の装置が、MBMS−GWとして動作してもよい。
(b)周波数帯域
とりわけ本開示の実施形態では、制御エンティティ100は、複数の無線通信システムにより共用される周波数帯域(以下、「共用帯域(shared band)」と呼ぶ)におけるMBSFNのための制御を行う。当該共用帯域は、セルラーシステムにおいてコンポーネントキャリア(Component Carrier:CC)として使用される。
制御エンティティ100は、セルラーシステム用の周波数帯域(a frequency band for a cellular system)(以下、「セルラー帯域(cellular band)」と呼ぶ)におけるMBSFNのための制御をさらに行ってもよい。例えば、当該セルラー帯域は、セルラーシステムのCCである。
なお、上記共用帯域は、換言すると、アンライセンスバンド(unlicensed band)に含まれる周波数帯域である。そのため、例えば、上記共用帯域は、アンライセンスバンドのCCであり、U−CCと呼ばれ得る。また、上記セルラー帯域は、換言すると、ライセンスバンド(licensed band)に含まれる周波数帯域である。そのため、例えば、上記セルラー帯域は、ライセンスバンドのCCであり、L−CCと呼ばれ得る。
(2)基地局200
基地局200は、セルラーシステムの基地局である。一例として、当該セルラーシステムは、LTE、LTE−Advanced、又はこれらに準ずる通信規格に準拠したシステムである。
基地局200は、端末装置(例えば、端末装置30)との無線通信を行う。例えば、基地局200は、基地局200のセル20内に位置する端末装置との無線通信を行う。例えば、基地局200は、上記セルラー帯域を使用して端末装置との無線通信を行う。さらに、例えば、基地局200は、上記共用帯域を使用して端末装置との無線通信を行う。
とりわけ本開示の実施形態では、基地局200は、MBSFNをサポートし、MBSFN送信を行う。とりわけ、基地局200は、上記共用帯域におけるMBSFN送信を行う。なお、基地局200は、上記セルラー帯域におけるMBSFN送信をさらに行ってもよい。
(3)端末装置30
端末装置30は、基地局(例えば、基地局200)との無線通信を行う。例えば、端末装置30は、上記セルラー帯域及び/又は上記共用帯域を使用して、基地局との無線通信を行う。
(4)システムの具体例
図11及び図12を参照して、システム1のさらに具体的な例を説明する。図11は、本開示の実施形態に係るシステム1の概略的な構成のさらに具体的な一例を示す説明図である。図11を参照すると、制御エンティティ100、基地局200及び端末装置30に加えて、基地局50、コアネットワーク60及びインターネット70が示されている。
(a)マクロセル及びスモールセル
例えば、基地局200は、スモールセルの基地局であり、基地局50は、マクロセルの基地局である。即ち、セル20は、スモールセルであり、セル51は、マクロセルである。基地局50は、コアネットワーク60に接続されている。
一例として、基地局200は、フェムトセルの基地局である。また、基地局200は、インターネット70に接続されている。
(b)セルラーシステム
(b−1)異なるセルラーシステム
例えば、基地局200A及び基地局50Aは、第1のセルラーシステムの基地局であり、コアネットワーク60Aは、当該第1のセルラーシステムのコアネットワークである。例えば、基地局200B及び基地局50Bは、第2のセルラーシステムの基地局であり、コアネットワーク60Bは、当該第2のセルラーシステムのコアネットワークである。即ち、基地局200A及び基地局200Bは、異なるセルラーシステムの基地局である。
一例として、上記第1のセルラーシステム及び上記第2のセルラーシステムの各々は、LTE、LTE−Advanced、又はこれらに準ずる通信規格に準拠したシステムである。
(b−2)異なるオペレータ
例えば、上記第1のセルラーシステムは、第1のオペレータのシステムであり、上記第2のセルラーシステムは、上記第1のオペレータとは異なる第2のオペレータのシステムである。即ち、基地局200A及び基地局200Bは、異なるオペレータの基地局である。
一例として、上記第1のオペレータ及び上記第2のオペレータの各々は、MNO(Mobile Network Operator)である。
(c)周波数帯域
例えば、基地局200A及び基地局50Aの各々は、上記第1のセルラーシステム用の周波数帯域を使用し、例えば、基地局200B及び基地局50Bの各々は、上記第2のセルラーシステム用の周波数帯域を使用する。例えば、基地局200A及び基地局200Bの各々は、共用帯域をさらに使用する。以下、この点について図12を参照して具体例を説明する。
図12は、基地局により使用される周波数帯域の例を説明するための説明図である。図12を参照すると、5つの周波数帯域F1〜F5が示されている。周波数帯域F1〜F4の各々は、ライセンスバンドに含まれる周波数帯域(即ち、セルラー帯域)であり、周波数帯域F5は、アンライセンスバンドに含まれる周波数帯域(即ち、共用帯域)である。周波数帯域F1及び周波数帯域F3は、上記第1のセルラーシステム用の周波数帯域であり、基地局50Aが、周波数帯域F1を使用し、基地局200Aが、周波数帯域F3を使用する。周波数帯域F2及び周波数帯域F4は、上記第2のセルラーシステム用の周波数帯域であり、基地局50Bが、周波数帯域F2を使用し、基地局200Bが、周波数帯域F4を使用する。さらに、基地局200A及び基地局200Bは、周波数帯域F5を使用する。
(d)MBSFNエリア
例えば、基地局200A及び基地局200Bは、上記共用帯域におけるMBSFN送信のためのMBSFNエリア40に属する。
<<3.各装置の構成>>
続いて、図13及び図14を参照して、本開示の実施形態に係る制御エンティティ100及び基地局200の構成の例を説明する。
<3.1.制御エンティティの構成>
まず、図13を参照して、本開示の実施形態に係る制御エンティティ100の構成の一例を説明する。図13は、本開示の実施形態に係る制御エンティティ100の構成の一例を示すブロック図である。図13を参照すると、制御エンティティ100は、通信部110、記憶部120及び処理部130を備える。
(1)通信部110
通信部110は、情報を送受信する。例えば、通信部110は、他のノードへの情報を送信し、他のノードからの情報を受信する。例えば、上記他のノードは、基地局200を含む。
(2)記憶部120
記憶部120は、制御エンティティ100の動作のためのプログラム及びデータを一時的に又は恒久的に記憶する。
(3)処理部130
処理部130は、制御エンティティ100の様々な機能を提供する。処理部130は、第1制御部131及び第2制御部133を含む。なお、処理部130は、これらの構成要素以外の他の構成要素をさらに含み得る。即ち、処理部130は、これらの構成要素の動作以外の動作も行い得る。
第1制御部131及び第2制御部133の動作は、各実施形態において具体的に説明する。
<3.2.基地局の構成>
次に、図14を参照して、本開示の実施形態に係る基地局200の構成の一例を説明する。図14は、本開示の実施形態に係る基地局200の構成の一例を示すブロック図である。図14を参照すると、基地局200は、アンテナ部210、無線通信部220、ネットワーク通信部230、記憶部240及び処理部250を備える。
(1)アンテナ部210
アンテナ部210は、無線通信部220により出力される信号を電波として空間に放射する。また、アンテナ部210は、空間の電波を信号に変換し、当該信号を無線通信部220へ出力する。
(2)無線通信部220
無線通信部220は、信号を送受信する。例えば、無線通信部220は、セル20内に位置する端末装置へのダウンリンク信号を送信し、セル20内に位置する端末装置からのアップリンク信号を受信する。
(3)ネットワーク通信部230
ネットワーク通信部230は、情報を送受信する。例えば、ネットワーク通信部230は、他のノードへの情報を送信し、他のノードからの情報を受信する。例えば、上記他のノードは、制御エンティティ100を含む。
(4)記憶部240
記憶部240は、基地局200の動作のためのプログラム及びデータを一時的に又は恒久的に記憶する。
(5)処理部250
処理部250は、基地局200の様々な機能を提供する。処理部250は、第1制御部251及び第2制御部253を含む。なお、処理部250は、これらの構成要素以外の他の構成要素をさらに含み得る。即ち、処理部250は、これらの構成要素の動作以外の動作も行い得る。
<<4.第1の実施形態>>
続いて、図15を参照して、本開示の第1の実施形態を説明する。
<4.1.概略>
(1)技術的課題
セルラーシステムでのトラフィックの急増により、周波数帯域の枯渇が懸念されている。そのため、アンライセンスバンドをセルラーシステムにおいて使用することが検討されている。例えば、当該アンライセンスバンドは、無線LANなどで使用される5GHz帯、又は60GHz帯などである。一例として、5GHz帯の一部の周波数帯域(例えば、無線LANのチャネル)が、セルラーシステムにおいてスモールセルのためのダウンリンクコンポーネントキャリアとして使用されることが、想定される。アンライセンスバンドに含まれる周波数帯域がセルラーシステムにおいて使用される場合、当該周波数帯域は、複数の無線通信システムの間で共用される周波数帯域であると言える。
しかし、セルラーシステムの各基地局が、アンライセンスバンドに含まれる周波数帯域を独自に使用すると、当該周波数帯域におけるMBSFN送信を行うことができない。即ち、上記周波数帯域を使用してMBSFNのサービスを提供することができない。
そこで、複数の無線通信システムの間で共用される周波数帯域を使用してMBSFNのサービスを提供することを可能にする仕組みが提供されることが望ましい。
(2)技術的手段
第1の実施形態では、制御エンティティ100は、複数の無線通信システムの間で共用される周波数帯域におけるMBSFN送信のスケジューリング情報を、当該MBSFN送信のためのMBSFNエリアに属する2つ以上の基地局200に提供する。
これにより、例えば、複数の無線通信システムの間で共用される上記周波数帯域を使用してMBSFNのサービスを提供することが可能になる。
<4.2.第1の実施形態に係る技術的特徴>
次に、第1の実施形態に係る技術的特徴を説明する。
(1)MBSFNスケジューリング情報の提供
制御エンティティ100は、複数の無線通信システムの間で共用される周波数帯域(即ち、共用帯域)におけるMBSFN送信のスケジューリング情報を、当該MBSFN送信のためのMBSFNエリアに属する2つ以上の基地局200に提供する。
第1制御部131は、上記スケジューリング情報を取得し、上記2つ以上の基地局200に上記スケジューリング情報を提供する。
なお、上記MBSFNエリアに1つの基地局200のみが属する場合には、制御エンティティ100(第1制御部131)は、当該1つの基地局200に上記スケジューリング情報を提供してもよい。
(a)共用帯域
上記共用帯域(複数の無線通信システムの間で共用される周波数帯域)は、換言すると、アンライセンスバンドに含まれる周波数帯域である。アンライセンスバンドは、ライセンスなしで使用される帯域である。
例えば、上記アンライセンスバンドは、5GHz帯である。この場合に、例えば、上記共用帯域は、無線LANのチャネルである。即ち、上記共用帯域は、セルラーシステム及び無線LANなどの間で共用される周波数帯域である。あるいは、上記アンライセンスバンドは、3.5GHz帯又は60GHz帯などの他のバンドであってもよい。
一例として、図12を再び参照すると、上記共用帯域は、周波数帯域F5である。
例えば、上記共用帯域は、コンポーネントキャリアとして使用される。例えば、上記共用帯域は、ダウンリンク専用のコンポーネントキャリアとして使用される。
(b)スケジューリング情報
(b−1)スケジューリング情報に含まれる情報
例えば、上記スケジューリング情報は、MBSFNサブフレームを示す情報を含む。より具体的には、例えば、上記スケジューリング情報は、サブフレームコンフィギュレーションリスト、及び共通サブフレーム割当て期間(Common Subframe Allocation Period)を含む。
なお、システム情報及びページングに使用されるサブフレームがMBSFNサブフレームとして使用されないように、MBSFNサブフレームは、通常、FDDのケースでは0/4/5/9以外のサブフレームであり、TDDのケースでは0/1/2/5/6以外のサブフレームである。しかし、例えば、共用帯域では、ページングが行われず、MBSFNサブフレームは、サブフレーム0/5以外のサブフレームであってもよい。
例えば、上記スケジューリング情報は、PMCH(Physical Multicast Channel)のコンフィギュレーションを示す情報を含む。より具体的には、例えば、上記スケジューリング情報は、PMCHコンフィギュレーションリストを含む。当該PMCHコンフィギュレーションリストは、PMCHコンフィギュレーション、及びPMCHごとのMBMSセッションリストを含む。
例えば、上記スケジューリング情報は、上記MBSFNエリアの識別情報を含む。より具体的には、例えば、上記スケジューリング情報は、MBSFNエリアID(Identity)を含む。
(b−2)スケジューリング情報の例
一例として、上記スケジューリング情報は、MBMSスケジューリング情報メッセージに含まれる情報であり、MBSFNエリアコンフィギュレーションリストに含まれるMBSFNエリアコンフィギュレーションアイテムIE(Information Element)である。
(c)MBSFNエリア
(c−1)MBSFNエリアに属する2つ以上の基地局
例えば、上記MBSFNエリアに属する上記2つ以上の基地局200は、異なるセルラーシステムの基地局200を含む。具体的には、例えば、上記2つ以上の基地局200は、第1のセルラーシステムの基地局200、及び当該第1のセルラーシステムとは異なる第2のセルラーシステムの基地局200を含む。
例えば、上記2つ以上の基地局200は、異なるオペレータ(例えば、異なるMNO)の基地局200を含む。具体的には、例えば、上記第1のセルラーシステムは、第1のオペレータのシステムであり、上記第2のセルラーシステムは、第1のオペレータとは異なる第2のオペレータのシステムである。即ち、上記2つ以上の基地局200は、上記第1のオペレータの基地局200、及び上記第2のオペレータの基地局200を含む。
一例として、図11及び図12を再び参照すると、第1のオペレータの第1のセルラーシステムの基地局200Aと、第2のオペレータの第2のセルラーシステムの基地局200Bとが、MBSFNエリア40に属する。この場合に、制御エンティティ100は、MBSFNエリア40に属する基地局200A及び基地局200Bに、周波数帯域F5におけるMBSFN送信のためのスケジューリング情報を提供する。
以上のように、例えば、異なるセルラーシステムの基地局200が、上記MBSFNエリアに属し、制御エンティティ100(第1制御部131)は、上記スケジューリング情報を、異なるセルラーシステムの基地局200(例えば、異なるオペレータの基地局200)に提供する。これにより、例えば、異なるセルラーシステムの基地局がMBSFN送信を行うことが可能になる。即ち、異なるセルラーシステムが、同一の周波数帯域(共用帯域)を使用して、MBSFNのサービスを提供できる。そのため、異なるセルラーシステムが、異なる周波数帯域を使用してMBSFNサービスを提供するケースと比べて、周波数帯域が効率的に使用される。
なお、第1の実施形態は係る例に限定されない。例えば、上記MBSFNエリアに属する上記2つ以上の基地局200は、同一のセルラーシステムの基地局であってもよい。
(c−2)対応する周波数帯域
上記MBSFNエリアは、1つの共用帯域に専用のエリアであってもよく、又は2つ以上の共用帯域の間で共通のエリアであってもよい。図11及び図12を再び参照すると、MBSFNエリア40は、周波数帯域F5に専用のエリアであってもよく、周波数帯域F5を含む2つ以上の共用帯域の間で共通のエリアであってもよい。
あるいは、上記MBSFNエリアは、1つ以上のセルラー帯域及び1つ以上の共用帯域を含む2つ以上の周波数帯域の間で共通のエリアであってもよい。
以上のように、基地局200は、共用帯域におけるMBSFN送信のスケジューリング情報を、当該MBSFN送信のためのMBSFNエリアに属する2つ以上の基地局200に提供する。これにより、例えば、共用帯域を使用してMBSFNのサービスを提供することが可能になる。
(2)MBSFNスケジューリング情報に従ったMBSFN送信
基地局200は、共用帯域におけるMBSFN送信のためのスケジューリング情報であって、制御エンティティ100により提供される当該スケジューリング情報に従って、上記共用帯域における上記MBSFN送信を行う。
第2制御部253は、上記スケジューリング情報を取得し、当該スケジューリング情報に従って、基地局200による上記共用帯域における上記MBSFN送信を制御する。
(a)MBSFN送信の例
一例として、図11及び図12を再び参照すると、制御エンティティ100が、MBSFNエリア40に属する基地局200A及び基地局200Bの各々に、周波数帯域F5におけるMBSFN送信のためのスケジューリング情報を提供する。そして、基地局200A及び基地局200Bの各々は、当該スケジューリング情報に従って、周波数帯域F5におけるMBSFN送信を行う。
(b)制御の例
例えば、第2制御部253は、上記スケジューリング情報から、MBSFNサブフレームを知り、各MBSFNサブフレーム内の上記共用帯域の無線リソースに、対応するPMCHの信号をマッピングする。
(3)MBSFNエリアの割当て
例えば、制御エンティティ100(第2制御部133)は、共用帯域におけるMBSFN送信のためのMBSFNエリアを基地局200に割り当てる(assign)。
(a)MBSFNエリアの割当ての例
一例として、図11及び図12を再び参照すると、制御エンティティ100は、周波数帯域F5におけるMBSFN送信のためのMBSFNエリア40を、基地局200A及び基地局200Bの各々に割り当てる。
例えばこのように、制御エンティティ100(第1制御部251)は、共用帯域でのMBSFN送信のためのMBSFNエリアを、異なるセルラーシステムの基地局200(例えば、異なるオペレータの基地局)に割り当て得る。
なお、制御エンティティ100(第1制御部251)は、共用帯域でのMBSFN送信のためのMBSFNエリアを、同一のセルラーシステムの基地局200のみに割り当ててもよい。
(b)要求に応じた割当て
例えば、基地局200(第1制御部251)は、基地局200へのMBSFNエリアの割当てを制御エンティティ100に要求する。そして、制御エンティティ100(第2制御部133)は、基地局200からの要求に応じて、共用帯域におけるMBSFN送信のためのMBSFNエリアを基地局200に割り当てる。
例えば、基地局200は、MBSFNエリアの割当て要求メッセージを制御エンティティ100へ送信する。制御エンティティ100は、このメッセージを受信すると、MBSFNエリアを基地局200に割り当てる。
例えば、基地局200は、制御エンティティ100のIPアドレス及び/又はホスト名などを記憶する。これにより、基地局200は、制御エンティティ100への要求を行うことが可能になる。
一例として、図11を再び参照すると、基地局200Aが、MBSFNエリアの割当てを制御エンティティ100に要求し、制御エンティティ100は、基地局200AにMBSFNエリア40を割り当てる。
なお、基地局200は、共用帯域におけるMBSFN送信のためのMBSFNエリアの割当てを、制御エンティティ100に要求してもよい。あるいは、基地局200は、共用帯域に限られないいずれかの周波数帯域におけるMBSFN送信のためのMBSFNエリアの割当てを、制御エンティティ100に要求してもよい。
(c)割当ての手法
例えば、制御エンティティ100(第1制御部251)は、基地局200に適したMBSFNエリアを、基地局200に割り当てる。
(c−1)位置/周辺セル/測定結果
−位置
例えば、制御エンティティ100(第1制御部251)は、基地局200の位置に基づいて、基地局200にMBSFNエリアを割り当てる。
より具体的には、例えば、制御エンティティ100は、基地局200の近くに存在するMBSFNエリアを基地局200に割り当てる。基地局200の近くにMBSFNエリアがない場合には、制御エンティティ100は、新たなMBSFNエリアを基地局200に割当ててもよい。
なお、例えば、基地局200(第1制御部251)が、基地局200の位置を制御エンティティ100に通知する。一例として、基地局200は、GPS受信機から得られる位置情報を制御エンティティ100へ送信する。
あるいは、他の装置が、上記位置を制御エンティティ100に通知してもよく、又は、当該位置が、制御エンティティ100にとって既知であってもよい。
−周辺セル
制御エンティティ100は、基地局200の周辺セルに基づいて、基地局200にMBSFNエリアを割り当ててもよい。
より具体的には、制御エンティティ100は、基地局200の周辺セルに基づいて、基地局200の位置を推定し、推定された位置に基づいて、基地局200にMBSFNエリアを割当ててもよい。あるいは、制御エンティティ100は、基地局200の周辺セルが属するいずれかのMBSFNエリアを基地局200に割当ててもよい。
なお、基地局200(第1制御部251)が、基地局200の周辺セルを制御エンティティ100に通知してもよい。一例として、基地局200は、周辺セルのダウンリンク信号(例えば、同期信号)から、基地局200の周辺セルを検出し、当該周辺セルを制御エンティティ100に通知してもよい。
あるいは、他の装置が、上記周辺セルを制御エンティティ100に通知してもよく、又は、当該周辺セルが、制御エンティティ100にとって既知であってもよい。
−測定結果
制御エンティティ100は、基地局200による周辺セルについての測定の結果に基づいて、基地局200にMBSFNエリアを割り当ててもよい。
より具体的には、制御エンティティ100は、上記測定の上記結果に基づいて、基地局200の位置を推定し、推定された位置に基づいて、基地局200にMBSFNエリアを割当ててもよい。あるいは、制御エンティティ100は、上記測定の上記結果に基づいて、基地局200の周辺セルを知り、当該周辺セルに基づいて、基地局200にMBSFNエリアを割当ててもよい。
なお、基地局200(第1制御部251)が、基地局200による周辺セルについての測定の結果を制御エンティティ100に通知してもよい。一例として、基地局200は、周辺セルにより送信されるCRSを用いて周辺セルについての測定を行ってもよい。
上記測定の上記結果は、セルラー帯域における測定の結果であってもよい。あるいは、上記測定の上記結果は、共用帯域における測定の結果であってもよい。
以上のように、制御エンティティ100(第1制御部251)は、基地局200の位置、基地局200の周辺セル、又は基地局200による当該周辺セルについての測定の結果に基づいて、基地局200にMBSFNエリアを割り当てる。これにより、例えば、基地局200の近くに存在するMBSFNエリアを基地局200に割り当てることが可能になる。
(c−2)希望のサービス
例えば、制御エンティティ100(第1制御部251)は、基地局200の希望のサービスに基づいて、基地局200に上記MBSFNエリアを割り当てる。
より具体的には、例えば、制御エンティティ100は、基地局200の希望のサービスに対応するMBSNFエリアを基地局200に割り当てる。例えば、当該サービスに対応する既存のMBSFNエリアがある場合には、制御エンティティ100は、当該既存のMBSFNエリアを基地局200に割り当てる。上記サービスに対応する既存のMBSFNエリアがない場合には、制御エンティティ100は、上記サービスに対応する新たなMBSFNエリアを基地局200に割り当てる。
上記サービスは、コンテンツプロバイダが提供するサービス(例えば、番組)であってもよい。あるいは、上記サービスは、MBMSサービスであってもよく、又はMBMSセッションであってもよい。
これにより、例えば、希望に応じたサービスが提供される。
なお、例えば、基地局200(第1制御部251)が、基地局200の希望のサービスを制御エンティティ100に通知する。一例として、基地局200は、上記サービスの識別情報を制御エンティティ100へ送信する。
あるいは、他の装置が、基地局200の希望のサービスを制御エンティティ100に通知してもよい。
あるいは、制御エンティティ100は、基地局200の希望のサービスではなく、いずれかの希望のサービス(例えば、端末装置の希望のサービスなど)に基づいて、基地局200に上記MBSFNエリアを割り当ててもよい。この場合に、基地局200又は他の装置が、上記希望のサービスを制御エンティティ100に通知してもよい。
(c−3)使用可能な周波数帯域
例えば、制御エンティティ100(第1制御部251)は、基地局200が使用可能な周波数帯域に基づいて、基地局200に上記MBSFNエリアを割り当てる。基地局200が使用可能な周波数帯域は、換言すると、基地局200がサポートする周波数帯域である。
例えば、制御エンティティ100は、基地局200が使用可能な共用帯域(即ち、基地局200がサポートする共用帯域)に基づいて、基地局200に上記MBSFNエリアを割り当てる。
より具体的には、例えば、制御エンティティ100は、基地局200が使用可能な共用帯域におけるMBSFN送信のためのMBSNFエリアを基地局200に割り当てる。当該MBSFNエリアは、既存のMBSFNエリアであってもよく、又は新たなMBSFNエリアであってもよい。
これにより、例えば、基地局200がMBSFN送信を行うことが可能なMBSFNエリアが基地局200に割り当てられる。
なお、例えば、基地局200(第1制御部251)が、基地局200が使用可能な周波数帯域を制御エンティティ100に通知する。一例として、基地局200は、上記周波数帯域の識別情報を制御エンティティ100へ送信する。
あるいは、他の装置が、上記周波数帯域を制御エンティティ100に通知してもよく、又は、上記周波数帯域が、制御エンティティ100にとって既知であってもよい。
(c−4)MBSFNエリア/測定結果
−MBSFNエリア
制御エンティティ100(第1制御部251)は、基地局200により検出されたMBSFNエリアに基づいて、基地局200に上記MBSFNエリアを割り当ててもよい。また、基地局200(第1制御部251)は、基地局200により検出された上記MBSFNエリアを制御エンティティ100に通知してもよい。
例えば、基地局200は、周辺セルのシステム情報(例えば、SIB13)から、MBSFNエリアを検出し、検出された当該MBSFNエリアを制御エンティティ100に通知してもよい。
一例として、基地局200は、希望のサービスに対応するMBSFNエリアに対応するMBSFNエリアを検出した場合に、当該MBSFNエリアを制御エンティティ100に通知してもよい。そして、制御エンティティ100は、当該MBSFNエリアを基地局200に割り当ててもよい。
別の例として、基地局200は、希望のサービスに対応するMBSFNエリアを検出しなかった場合に、基地局200により検出されたMBSFNエリアと、上記希望のサービスとを、制御エンティティ100に通知してもよい。そして、制御エンティティ100は、基地局200により検出された上記MBSFNエリア以外のMBSFNであって、上記希望のサービスに対応する当該MBSFNエリアを、基地局200に割り当ててもよい。
これにより、例えば、基地局200に適したMBSFNエリアをより容易に割り当てることが可能になる。
−MBSFNエリアについての測定の結果
制御エンティティ100(第1制御部251)は、基地局200によるMBSFNエリアについての測定の結果に基づいて、基地局200に上記MBSFNエリアを割り当ててもよい。また、基地局200(第1制御部251)は、基地局200によるMBSFNエリアについての上記測定の上記結果を、制御エンティティ100に通知してもよい。
例えば、基地局200は、周辺セルのシステム情報(例えば、SIB13)から、MBSFNエリアを検出し、MBSFN−RSを用いてMBSFNエリアについての測定を行い、当該測定の結果を制御エンティティ100に通知してもよい。
一例として、制御エンティティ100は、より良好な測定結果を伴うMBSFNエリア(例えば、より大きい受信電力を伴うMBSFNエリア)を基地局200に割り当ててもよい。
(d)MBSFNエリアの割当てに伴う動作
制御エンティティ100(第1制御部251)は、共用帯域におけるMBSFN送信のためのMBSFNエリアの割当ての際に他の動作を行い得る。
(d−1)割り当てられたMBSFNエリアの通知
例えば、制御エンティティ100(第1制御部251)は、割り当てられた上記MBSFNエリアを基地局200に通知する。
具体的には、例えば、制御エンティティ100は、MBSFNエリア割当て要求メッセージに応じて、応答メッセージ(例えば、MBSFNエリア割当て応答メッセージ)を基地局200へ送信する。制御エンティティ100は、当該応答メッセージの中で、割り当てられた上記MBSFNエリアを基地局200に通知する。
なお、制御エンティティ100は、MBMSスケジューリング情報メッセージの中で、割り当てられた上記MBSFNエリアを基地局200に通知してもよい。あるいは、制御エンティティ100は、MBMSセッション開始要求メッセージの中で、割り当てられた上記MBSFNエリアを基地局200に通知してもよい。
(d−2)共用帯域の使用の許可
例えば、制御エンティティ100(第1制御部251)は、共用帯域の使用を基地局200に許可する。そして、制御エンティティ100は、当該共用帯域におけるMBSFN送信のためのMBSFNエリアを基地局200に割り当てる。
(d−3)共用帯域の割当て
MBSFNエリアと共用帯域とが一意に関連付けられていなくてもよい。この場合に、制御エンティティ100(第1制御部251)は、MBSFNエリアに加えて共用帯域を基地局200に割り当ててもよい。また、制御エンティティ100(第1制御部251)は、基地局200が使用可能な周波数帯域に基づいて、共用帯域を基地局200に割り当ててもよい。
さらに、制御エンティティ100は、割り当てられた上記MBSFNエリアとともに、割り当てられた上記共用帯域を基地局200に通知してもよい。
なお、MBSFNエリアと共用帯域とが一意に関連付けられている場合には、MBSFNエリアの割当てにより、共用帯域も割り当てられる。
(d−4)送信電力の割当て
制御エンティティ100(第1制御部251)は、MBSFNエリアとともに、MBSFN送信の送信電力を基地局200に割り当ててもよい。例えば、制御エンティティ100は、基地局200の位置などに基づいて、当該送信電力を基地局200に割り当ててもよい。
さらに、制御エンティティ100は、割り当てられた上記MBSFNエリアとともに、割り当てられた上記送信電力を基地局200に通知してもよい。
(e)レーダーシステムの考慮
一例として、制御エンティティ100(第2制御部133)は、レーダーシステムにより使用される共用帯域におけるMBSFN送信のためのMBSFNエリアを、基地局200に割り当てる。例えば、当該共用帯域は、5GHz帯の共用帯域である。
(e−1)第1の例
第1の例として、基地局200による共用帯域の使用が当該共用帯域のレーダー波に干渉しないことを条件として、当該共用帯域の使用が基地局200に許可され、当該共用帯域におけるMBSFN送信のためのMBSFNエリアが基地局200に割り当てられる。
具体的には、例えば、制御エンティティ100は、どの時間にどの領域に上記共用帯域のレーダー波が発射されるかを示す情報を予め保持する。この場合に、制御エンティティ100(第2制御部133)は、MBSFN送信の対象期間においてレーダー波が発射される領域に基地局200の位置が含まれなければ、上記共用帯域の使用を基地局200に許可し、上記共用帯域におけるMBSFN送信のためのMBSFNエリアを基地局200に割り当てる。
あるいは、基地局200は、上記共用帯域におけるレーダー波の検出の結果を、制御エンティティ100に通知してもよい。この場合に、制御エンティティ100(第2制御部133)は、基地局200により上記共用帯域においてレーダー波が検出されていなければ、上記共用帯域の使用を基地局200に許可してもよく、上記共用帯域におけるMBSFN送信のためのMBSFNエリアを基地局200に割り当ててもよい。
あるいは、基地局200は、上記共用帯域におけるレーダー波を検出しない場合に限り、上記共用帯域におけるMBSFN送信のためのMBSFNエリアの割当てを、制御エンティティ100に要求してもよい。
(e−2)第2の例
第2の例として、基地局200による共用帯域の使用が当該共用帯域のレーダー波に干渉しない期間に限り、基地局200がMBSFN送信を行ってもよい。
例えば、制御エンティティ100により基地局200に提供される、共用帯域におけるMBSFN送信のスケジューリング情報は、当該MBSFN送信のためのMBSFNエリアにレーダー波が発射されない期間を対象としてもよい。制御エンティティ100は、上記MBSFNエリアにレーダー波が発射されない期間を対象とするスケジューリングを行ってもよい。
あるいは、基地局200は、共用帯域においてレーダー波を検出しない場合に限り、当該共用帯域におけるMBSFN送信を行ってもよい。
(f)セルラー帯域
基地局200は、セルラー帯域におけるMBSFN送信のためのMBSFNエリアを基地局200に割り当ててもよい。
一例として、図11及び図12を再び参照すると、制御エンティティ100は、周波数帯域F3におけるMBSFN送信のためのMBSFNエリアを、基地局200Aに割り当ててもよい。
(3)端末装置による受信のための動作
(a)端末装置による共用帯域の使用
(a−1)共用帯域のセルの発見
−測定対象の通知
例えば、基地局(基地局200及び/又は基地局50)は、共用帯域を測定対象(measurement object)として端末装置30に通知する。より具体的には、例えば、基地局(基地局200又は基地局50)は、共用帯域を含む複数の周波数帯域(即ち、周波数帯域のリスト)を測定対象として端末装置30に通知する。これにより、例えば、端末装置30が上記共用帯域のセルを発見することが可能になる。
一例として、図11及び図12を再び参照すると、マクロセル51Aの基地局50Aは、測定対象として周波数帯域F1、F3、F5を端末装置30Aに通知する。これにより、例えば、端末装置30Aが周波数帯域F5のセル20(スモールセル)を発見することが可能になる。
なお、マクロセル51Aの基地局50Aは、共用帯域である周波数帯域F5を測定対象として端末装置30Aに通知せず、セル20A(スモールセル)の基地局200Aが、周波数帯域F5を測定対象として端末装置30Aに通知してもよい。これにより、例えば、端末装置30Aが周波数帯域F5のセル20(スモールセル)を発見することが可能になる。
−システム情報の報知
基地局(基地局200及び/又は基地局50)は、周波数帯域のリストを示すシステム情報を報知し、当該リストには、共用帯域(例えば、周波数帯域F5)が含まれていてもよい。当該システム情報は、SIB5であってもよく、上記共用帯域のセル(例えば、周波数帯域F5のセル20)をさらに示してもよい。これにより、例えば、端末装置30が上記共用帯域のセルを発見することが可能になる。
−端末装置による自主的な発見
端末装置30は、自主的に、共用帯域のモニタリングを行ってもよい。より具体的には、端末装置30は、自主的に、共用帯域(例えば、周波数帯域F5)で送信される同期信号の検出を試みることにより、当該共用帯域のモニタリングを行ってもよい。これにより、例えば、端末装置30が上記共用帯域のセル(例えば、周波数帯域F5のセル20)を発見することが可能になる。
(a−2)端末装置の一連の動作
例えば、接続モード(例えば、RRC接続モード)の端末装置30は、共用帯域において送信される同期信号を検出し、フレーム同期を行う。そして、端末装置30は、上記共用帯域についてのシステム情報を取得する。さらに、端末装置30は、上記共用帯域についての測定(即ち、上記共用帯域において送信されるCRSを用いた測定)を行い、基地局(例えば、基地局200又は基地局50)への測定報告を行う。その結果、例えば、当該基地局は、端末装置30のSCCとして上記共用帯域を追加する。そして、端末装置30は、上記共用帯域の使用を開始する。
(b)MBSFNに関する情報の送信
(b−1)MBSFNサブフレーム
例えば、基地局200は、共用帯域のMBSFNサブフレームを示す、当該共用帯域のシステム情報(例えば、SIB2)を報知する。端末装置30は、当該システム情報から、上記共用帯域の上記MBSFNサブフレームを知る。
これにより、例えば、端末装置30は、共用帯域においてMBSFNサブフレーム以外のサブフレームで送信されるCRSを用いて測定を行うことが可能になる。即ち、MBSFNサブフレームが測定対象から除外され得る。
(b−2)MCCHコンフィギュレーション
例えば、基地局200は、共用帯域のMCCHコンフィギュレーションを示す、当該共用帯域のシステム情報(例えば、SIB13)を報知する。端末装置30は、当該システム情報から、上記共用帯域のMCCHを知る。
(b−3)MBSFNエリアコンフィギュレーション
例えば、基地局200は、共用帯域のMCCH上で、当該共用帯域のMBSFNエリアコンフィギュレーションメッセージを送信する。当該MBSFNエリアコンフィギュレーションメッセージは、MBSFNサブフレーム及びPMCHコンフィギュレーションなどを示す。端末装置30は、MBSFNサブフレーム及びPMCHコンフィギュレーションなどを知り、基地局200のMBSFN送信に応じて、所望のMBMSセッションを受信する。
(4)MBSFNサブフレーム以外のサブフレームでの共用帯域の使用
(a)MBSFNサブフレーム以外のサブフレーム
基地局200は、周辺セルの基地局が報知する共用帯域のシステム情報を受信し、当該周辺セルにおける共用帯域のMBSFNサブフレームを知ってもよい。そして、基地局200は、当該MBSFNサブフレーム以外のサブフレーム内で、上記共用帯域を使用してもよい。また、基地局200は、上記周辺セルの同期信号を検出し、上記周辺セルとの間でフレームタイミングを一致させてもよい。
(b)ブランクサブフレーム
基地局200(第2制御部253)は、MBSFNサブフレーム以外のサブフレームのうちの、基地局200が共用帯域を使用しないサブフレームを報知してもよい。例えば、基地局200は、基地局200が共用帯域を使用しないサブフレーム(以下、「ブランクサブフレーム」と呼ぶ)を示す、当該共用帯域のシステム情報を報知してもよい。また、基地局200は、周辺セルの基地局が報知する共用帯域のシステム情報を受信し、当該周辺セルの当該基地局にとってのブランクサブフレームを知ってもよい。そして、基地局200は、当該ブランクサブフレーム内で、上記共用帯域を使用してもよい。これにより、例えば、他の基地局との干渉を回避しつつ、共用帯域を使用することが可能になる。
なお、複数の周辺セルが存在する場合には、基地局200は、当該複数の周辺セル間で共通のブランクサブフレーム内で、上記共用帯域を使用してもよい。また、ブランクサブフレームは、制御領域(例えば、1〜3OFDMシンボル)では信号が送信され得るが、データ領域(例えば、4〜14OFDMシンボル)では信号が送信されるサブフレームであってもよい。
<4.3.処理の流れ>
次に、図15を参照して、第1の実施形態に係る処理の例を説明する。図15は、第1の実施形態に係る処理の概略的な流れの一例を示すシーケンス図である。
基地局200は、基地局200へのMBSFNエリアの割当てを制御エンティティ100に要求する(S401)。例えば、基地局200は、MBSFNエリアの割当て要求メッセージを制御エンティティ100へ送信する。例えば、当該MBSFNエリアの割当て要求メッセージは、基地局200の位置、希望のサービス、及び基地局200が使用可能な周波数帯域などを示す。
制御エンティティ100は、基地局200からの要求に応じて、共用帯域におけるMBSFN送信のためのMBSFNエリアを基地局200に割り当てる(S403)。例えば、制御エンティティ100は、基地局200の位置、希望のサービス、及び基地局200が使用可能な周波数帯域に基づいて、上記MBSFNエリアを基地局200に割り当てる。なお、制御エンティティ100は、上記共用帯域の使用を基地局200に許可する。
その後、制御エンティティ100は、基地局200からの要求への応答を行う(S405)。例えば、制御エンティティ100は、MBSFNエリアの割当て応答メッセージを基地局200へ送信する(S405)。例えば、当該MBSFNエリアの割当て応答メッセージは、割り当てられたMBSFNエリアを示す。
その後、制御エンティティ100は、MBMSセッション開始要求メッセージを基地局200へ送信し(S407)、基地局200は、MBMSセッション開始応答メッセージを制御エンティティ100へ送信する(S409)。
また、制御エンティティ100は、上記共用帯域におけるMBSFN送信のためのスケジューリング情報を取得し、当該MBSFN送信のためのMBSFNエリアに属する2つ以上の基地局200に上記スケジューリング情報を提供する(S411)。例えば、制御エンティティ100は、MBSFNスケジューリング情報メッセージを上記2つ以上の基地局200へ送信する。上記2つ以上の基地局200の各々は、MBSFNスケジューリング情報応答メッセージを制御エンティティ100へ送信する(S413)。
上記2つ以上の基地局200は、上記スケジューリング情報を取得し、当該スケジューリング情報に従って、上記共用帯域におけるMBSFN送信を行う(S415)。
<<5.第2の実施形態>>
続いて、図16〜図22を参照して、本開示の第2の実施形態を説明する。
<5.1.概略>
(1)技術的課題
セルラーシステムでのトラフィックの急増により、周波数帯域の枯渇が懸念されている。そのため、アンライセンスバンドをセルラーシステムにおいて使用することが検討されている。例えば、当該アンライセンスバンドは、無線LANなどで使用される5GHz帯、又は60GHz帯及びなどである。一例として、5GHz帯の一部の周波数帯域(例えば、無線LANのチャネル)が、セルラーシステムにおいてスモールセルのためのダウンリンクコンポーネントキャリアとして使用されることが、想定される。アンライセンスバンドに含まれる周波数帯域がセルラーシステムにおいて使用される場合、当該周波数帯域は、複数の無線通信システムの間で共用される周波数帯域であると言える。
ライセンスバンドに含まれる周波数帯域と同様に、アンライセンスバンドに含まれる周波数帯域においても、MBSFN送信が行われ得る。さらに、当該周波数帯域は、異なるセルラーシステムにより使用され得る。そのため、当該周波数帯域におけるMBSFN送信のためのMBSFNエリアに、異なるセルラーシステムの基地局(例えば、異なるオペレータの基地局)が属することも考えられる。
しかし、例えば、異なるセルラーシステムの基地局(例えば、異なるオペレータの基地局)は、無線フレームの同期をとっていない。そのため、異なるセルラーシステムの基地局は、同一のMBSFNスケジューリング情報を提供されたとしても、MBSFN送信を行うことができない。MBSFN送信では、同一の無線リソースを使用した同一の信号が送信されるからである。
そこで、複数の無線通信システムの間で共用さえる周波数帯域におけるMBSFN送信を異なるセルラーシステムの基地局が行うことを可能にする仕組みが提供されることが望ましい。
(2)技術的手段
第2の実施形態では、制御エンティティ100は、複数の無線通信システムの間で共用される周波数帯域についての無線フレームの同期をとるためのフレーム同期情報を、上記周波数帯域におけるMBSFN送信のためのMBSFNエリアに属する基地局200に提供する。当該MBSFNエリアには、異なるセルラーシステムの基地局200が属する。
これにより、例えば、複数の無線通信システムの間で共用さえる周波数帯域におけるMBSFN送信を異なるセルラーシステムの基地局が行うことが可能になる。
<5.2.第2の実施形態に係る技術的特徴>
次に、図16〜図21を参照して、第2の実施形態に係る技術的特徴を説明する。
(1)基地局間における共用帯域についてのフレームタイミングの同期
制御エンティティ100は、複数の無線通信システムの間で共用される周波数帯域(即ち、共用帯域)についての無線フレームの同期をとるためのフレーム同期情報を、上記周波数帯域におけるMBSFN送信のためのMBSFNエリアに属する基地局200に提供する。第1制御部131は、上記フレーム同期情報を取得し、上記MBSFNエリアに属する基地局200に上記フレーム同期情報を提供する。
基地局200は、複数の無線通信システムの間で共用される周波数帯域(即ち、共用帯域)についての無線フレームの同期をとるためのフレーム同期情報であって、制御エンティティ100により提供される当該フレーム同期情報に基づいて、上記周波数帯域についての無線フレームのタイミングを調整する。第2制御部253は、上記フレーム同期情報を取得し、当該フレーム同期情報に基づいて、上記タイミングを調整する。
なお、以下では、無線フレームのタイミングは、フレームタイミングと呼ばれ得る。
(a)MBSFNエリア
上記MBSFNエリアには、異なるセルラーシステムの基地局200が属する。例えば、上記MBSFNエリアには、第1のセルラーシステムの基地局200、及び当該第1のセルラーシステムとは異なる第2のセルラーシステムの基地局200が属する。
例えば、上記MBSFNエリアには、異なるオペレータ(例えば、異なるMNO)の基地局200が属する。例えば、上記第1のセルラーシステムは、第1のオペレータのシステムであり、上記第2のセルラーシステムは、第1のオペレータとは異なる第2のオペレータのシステムである。即ち、上記MBSFNエリアには、上記第1のオペレータの基地局200、及び上記第2のオペレータの基地局200が属する。
一例として、図11及び図12を再び参照すると、第1のオペレータの第1のセルラーシステムの基地局200Aと、第2のオペレータの第2のセルラーシステムの基地局200Bとが、MBSFNエリア40に属する。この場合に、制御エンティティ100は、周波数帯域F5についての無線フレームの同期をとるためのフレーム同期情報を、MBSFNエリア40に属する基地局200A及び/又は基地局200Bに提供する。
(b)共用帯域
上記共用帯域(複数の無線通信システムの間で共用される周波数帯域)は、換言すると、アンライセンスバンドに含まれる周波数帯域である。アンライセンスバンドは、ライセンスなしで使用可能な帯域である。
例えば、上記アンライセンスバンドは、5GHz帯である。この場合に、例えば、上記共用帯域は、無線LANのチャネルである。即ち、上記共用帯域は、セルラーシステム及び無線LANなどの間で共用される周波数帯域である。あるいは、上記アンライセンスバンドは、3.5GHz帯又は60GHz帯などの他のバンドであってもよい。
一例として、図12を再び参照すると、上記共用帯域は、周波数帯域F5である。
例えば、上記共用帯域は、コンポーネントキャリアとして使用される。例えば、上記共用帯域は、ダウンリンク専用のコンポーネントキャリアとして使用される。
(c)フレーム同期情報の第1の例
(c−1)フレーム同期情報
例えば、上記フレーム同期情報は、上記共用帯域についてのフレームタイミング(即ち、無線フレームのタイミング)を示す情報である。例えば、上記フレームタイミングは、上記共用帯域についての無線フレームの先頭のタイミングである。
例えば、制御エンティティ100(第1制御部131)は、上記MBSFNエリアに属する2つ以上の基地局200に上記フレーム同期情報を提供する。例えば、制御エンティティ100(第1制御部131)は、上記MBSFNエリアに属する全ての基地局200(例えば、MBSFNエリア40に属する基地局200A及び基地局200B)に上記フレーム同期情報を提供する。
(c−2)調整手法
例えば、基地局200(第2制御部253)は、上記フレーム同期情報により示されるフレームタイミングに、基地局200における上記共用帯域についてのフレームタイミングを合わせる。以下、この点について図16を参照して具体例を説明する。
図16は、基地局200によるフレームタイミングの調整の例を説明するための説明図である。図16を参照すると、制御エンティティ100は、周波数帯域F5(共用帯域)についてのフレームタイミングを保持する。当該フレームタイミングは、無線フレームの先頭のタイミングである。そして、制御エンティティ100は、当該フレームタイミングを示すフレーム同期情報を、MBSFNエリア40に属する基地局200A及び基地局200Bに提供する。基地局200Aは、基地局200Aにおける周波数帯域F5についてのフレームタイミングを、上記フレーム同期情報により示されるフレームタイミング(即ち、制御エンティティ100により保持されるフレームタイミング)に合わせる。基地局200Bも、基地局200Bにおける周波数帯域F5についてのフレームタイミングを、上記フレーム同期情報により示されるフレームタイミング(即ち、制御エンティティ100により保持されるフレームタイミング)に合わせる。
これにより、例えば、共用帯域におけるフレームタイミングが、異なるセルラーシステムの基地局200間で合わせられる。その結果、異なるセルラーシステムの基地局200が共用帯域におけるMBSFN送信を行い得る。
(c−3)クロック補正
−クロック補正処理
例えば、制御エンティティ100(第1制御部131)は、上記2つ以上の基地局200の各々とのクロック補正処理を行う。具体的には、例えば、当該クロック補正処理は、IEEE1588に従った処理である。当該クロック補正処理は、クロック同期処理とも呼ばれ得る。以下、図17及び図18を参照して、クロックの例及びクロック補正処理の例を説明する。
図17は、クロックの例を説明するための説明図である。図17を参照すると、制御エンティティ100のクロック及び基地局200のクロックが示されている。例えば、制御エンティティ100のクロックと基地局200のクロックとは、時間81だけずれている。
図18は、クロック補正処理の例を説明するための説明図である。マスタである制御エンティティ100は、スレーブである基地局200へANNOUNCEメッセージを送信する(S91)。そして、制御エンティティ100は、時刻T1にSYNCメッセージを基地局200へさらに送信し(S93)、基地局200は、上記SYNCメッセージが基地局200に到着した時刻T2を記録する。さらに、制御エンティティ100は、時刻T1を示すFOLLOW_UPメッセージを基地局200へ送信する(S95)。その後、基地局200は、時刻T3にDELAY_REQメッセージを送信し(S97)、時刻T3を記録する。そして、制御エンティティ100は、DELAY_REQメッセージが到着した時刻T4を示すDELAY_RESPメッセージを基地局200へ送信する(S99)。基地局200は、時刻T1〜T4に基づいて、制御エンティティ100と基地局200との間での往復の遅延時間と、クロックのオフセットとを算出する。片道の遅延時間が往復の遅延時間の半分であると仮定すると、片道の遅延時間は、[(t2−t1)+(t4−t3)]/2である。また、クロックのオフセットは、(t2−t1)−(片道の遅延時間)である。クロックのオフセットは、図17に示される時間81に対応する。基地局200は、クロック補正処理の結果として、時間81に対応する上記オフセットを取得する。なお、例えば、このようなプロセスが複数回繰り返される。また、周期的にこのようなプロセスが繰り返される。
−クロック補正処理の結果に基づくフレームタイミングの調整
例えば、基地局200(第2制御部253)は、制御エンティティ100とのクロック補正処理の結果にさらに基づいて、上記共用帯域についてのフレームタイミングを調整する。
例えば、上述したように、上記クロック補正処理の上記結果は、時間81に対応する上記オフセットである。そして、基地局200は、上記共用帯域についてのフレームタイミングを示すフレーム同期情報と、上記オフセットとに基づいて、上記共用帯域についてのフレームタイミングを調整する。一例として、基地局200は、上記オフセットを用いて、上記フレーム同期情報により示される上記フレームタイミングの補正を行い、基地局200における上記共用帯域についてのフレームタイミングを上記補正後のフレームタイミングに合わせる。別の例として、基地局200は、上記オフセットを用いて、基地局200が維持する時刻の補正を行ってもよい。そして、基地局200は、基地局200における上記共用帯域についてのフレームタイミングを、上記フレーム同期情報により示される上記フレームタイミングに合わせてもよい。
これにより、例えば、共用帯域におけるフレームタイミングが、異なるセルラーシステムの基地局200間でより精密に合わせられる。
(c−4)GPSの時刻情報の利用
上記クロック補正処理の代わりに、基地局200(第2制御部253)は、GPS(Global Positioning System)受信機から得られる時刻情報にさらに基づいて、上記共用帯域についてのフレームタイミングを調整してもよい。
基地局200は、GPS受信機を備えてもよい。当該GPS受信機は、GPS衛星からの信号の受信により正確な時刻を算出してもよい。基地局200は、当該正確な時刻を示す時刻情報に基づいて、基地局200が維持する時刻の補正を行ってもよい。そして、基地局200は、基地局200における上記共用帯域についてのフレームタイミングを、上記フレーム同期情報により示される上記フレームタイミングに合わせてもよい。
これにより、例えば、共用帯域におけるフレームタイミングが、異なるセルラーシステムの基地局200間でより精密に合わせられる。
(d)第2の例
(d−1)フレーム同期情報
上記フレーム同期情報は、上記共用帯域におけるMBSFN送信のための上記MBSFNエリアに属する2つ以上の基地局200のうちの上記同期(即ち、上記共用帯域についての無線フレームの同期)の基準となる基地局を示す情報であってもよい。
一例として、図11及び図12を再び参照すると、MBSFNエリア40に属する基地局(即ち、基地局200A及び基地局200B)のうちの基地局200Bが、周波数帯域F5(共用帯域)についての無線フレームの同期の基準となる基地局であってもよい。この場合に、上記フレーム同期情報は、上記同期の基準となる基地局として基地局200Bを示してもよい。
制御エンティティ100(第1制御部131)は、上記MBSFNエリアに属する全ての基地局200(例えば、MBSFNエリア40に属する基地局200A及び基地局200B)に上記フレーム同期情報を提供してもよい。あるいは、制御エンティティ100(第1制御部131)は、上記MBSFNエリアに属する全ての基地局200のうちの、上記同期の基準となる基地局(例えば、基地局200B)を除く基地局200(例えば、基地局200A)に、上記フレーム同期情報を提供してもよい。
(d−2)調整手法
例えば、基地局200は、上記同期の基準となる基地局ではなく、基地局200(第2制御部253)は、上記同期の基準となる基地局により上記共用帯域において送信される同期信号を用いて、上記共用帯域についてのフレームタイミングを調整してもよい。
一例として、図11及び図12を再び参照すると、基地局200Aは、同期の基準となる基地局200Bにより周波数帯域F5(共用帯域)において送信される同期信号を用いて、周波数帯域F5における基地局200Aのフレームタイミングを、周波数帯域F5における基地局200Bの無線フレームのタイミングに合わせてもよい。上記同期信号は、PSS(Primary Synchronization Signal)及びSSS(Secondary Synchronization Signal)であってもよい。
これにより、例えば、共用帯域におけるフレームタイミングが、異なるセルラーシステムの基地局200間で合わせられる。その結果、異なるセルラーシステムの基地局200が共用帯域におけるMBSFN送信を行い得る。
なお、基地局200は、上記同期の基準となる基地局であってもよい。この場合に、基地局200(第2制御部253)は、上記共用帯域についてのフレームタイミングを調整しなくてもよい。
(e)フレーム同期情報の提供のタイミング
制御エンティティ100は、上記共用帯域におけるMBSFN送信のためのMBSFNエリアを基地局200に割り当てる際に、上記フレーム同期情報を基地局200に提供してもよく、又は、上記MBSFNエリアに属する基地局200に上記フレーム同期情報を周期的に提供してもよい。
(2)基地局間におけるセルラー帯域についてのフレームタイミングの同期
例えば、上記共用帯域についてのフレームタイミングは、セルラー帯域(即ち、セルラーシステム用の周波数帯域)についてのフレームタイミングとは異なる。
一例として、図11及び図12を参照すると、セル20(スモールセル)の基地局200は、セルラー帯域における基地局200のフレームタイミングを、マクロセル51の基地局50のフレームタイミングに合わせる。一方、セル20(スモールセル)の基地局200は、共用帯域における基地局200のフレームタイミングを、制御エンティティ100により保持される共用帯域についてのフレームタイミング(又は、同期の基準となる他の基地局200の共用帯域におけるフレームタイミング)に合わせる。そのため、共用帯域についてのフレームタイミングは、セルラー帯域についてのフレームタイミングとは異なる。以下、この点について図19を参照して具体例を説明する。
図19は、基地局200によるフレームタイミングの調整のさらなる例を説明するための説明図である。図19を参照すると、図16の例と同様に、基地局200Aは、基地局200Aにおける周波数帯域F5についてのフレームタイミングを、制御エンティティ100により保持されるフレームタイミングに合わせる。一方、基地局200Aは、基地局200Aにおける周波数帯域F3についてのフレームタイミングを、マクロセル51Aの基地局50Aにおける周波数帯域F1についてのフレームタイミングに合わせる。このように、基地局200Aにおいて、周波数帯域F5についてのフレームタイミングは、周波数帯域F3についてのフレームタイミングとは異なる。また、基地局200Bは、基地局200Bにおける周波数帯域F5についてのフレームタイミングを、制御エンティティ100により保持されるフレームタイミングに合わせる。一方、基地局200Bは、基地局200Bにおける周波数帯域F4についてのフレームタイミングを、マクロセル51Bの基地局50Bにおける周波数帯域F2についてのフレームタイミングに合わせる。このように、基地局200Bにおいて、周波数帯域F5についてのフレームタイミングは、周波数帯域F4についてのフレームタイミングとは異なる。
なお、例えば、基地局200は、セルラー帯域についてのフレームタイミングの調整のために、クロックの第1のオフセットを使用し、共用帯域についてのフレームタイミングの調整のために、クロックの第2のオフセットを使用する。以下、この点について図20を参照して具体例を説明する。
図20は、クロックの2つのオフセットを説明するための説明図である。図19を参照すると、基地局50のクロック、制御エンティティ100のクロック、及び基地局200のクロックが示されている。基地局50のクロックと基地局200のクロックとは、時間83だけずれている。そのため、基地局200は、セルラー帯域における基地局200のフレームタイミングの調整のために、時間83に対応する第1のオフセットを使用する。また、図17を参照して説明したように、制御エンティティ100のクロックと基地局200のクロックとは、時間81だけずれている。そのため、基地局200は、共用帯域における基地局200のフレームタイミングの調整のために、時間81に対応する第2のオフセットを使用する。
(3)端末装置のフレームタイミングの同期
端末装置30は、セルラー帯域において基地局200により送信される同期信号を用いて、当該セルラー帯域についてのフレームタイミングの同期をとる(synchronize)。一方、端末装置30は、共用帯域において基地局200により送信される同期信号を用いて、当該共用帯域についてのフレームタイミングの同期をとる。その結果、例えば、端末装置30でも、上記セルラー帯域についてのフレームタイミングと、上記共用帯域についてのフレームタイミングとが異なる。
(4)フレームタイミングに関連するその他の特徴
例えば、端末装置30は、キャリアアグリゲーションをサポートし、セルラー帯域をPCCとして使用し、共用帯域をSCCとして使用する。なお、上述したように、当該セルラー帯域(PCC)についてのフレームタイミングと共用帯域(SCC)についてのフレームタイミングとが異なり得る。
(a)再送制御
例えば、基地局200は、上記共用帯域においてダウンリンクデータを端末装置30へ送信し、端末装置30は、上記共用帯域(SCC)において当該ダウンリンクデータを受信する。その後、端末装置30は、上記セルラー帯域において、上記ダウンリンクデータについてのACK/NACKを送信する。とりわけ、端末装置30は、上記セルラー帯域(PCC)についてのフレームタイミングに従って、上記ACK/NACKを送信する。そのため、端末装置30は、SCCのフレームタイミングがPCCのフレームタイミングと同期している場合とは異なるタイミングで、上記ACK/NACKを送信する。以下、この点について図21を参照して具体例を説明する。
図21は、共用帯域において送信されるダウンリンクデータについてのACK/NACKの送信の一例を説明するための説明図である。図21を参照すると、セルラー帯域である周波数帯域F3の無線フレームと、共用帯域である周波数帯域F5の無線フレームとが示されている。周波数帯域F3のフレームタイミングと周波数帯域F5のフレームタイミングは異なる。この例では、端末装置30Aは、周波数帯域F3をPCCとして使用し、周波数帯域F5をSCCとして使用する。例えば、端末装置30Aは、通常、ダウンリンクデータが送信されるサブフレームの4サブフレーム後に、ACK/NACKを送信する。しかし、端末装置30Aは、周波数帯域F5においてサブフレーム0で送信されたダウンリンクデータについてのACK/NACKを、周波数帯域F3において、サブフレーム4ではなくサブフレーム8で送信する。
(b)カウンティング
例えば、端末装置30は、上記共用帯域(SCC)において、基地局200により送信されるMBMSカウンティング要求メッセージ(MBMS Counting Request message)を受信する。受信中の又は関心のあるMBMSサービスが、上記MBMSカウンティング要求メッセージの中のリストに含まれる場合には、端末装置30は、上記セルラー帯域(PCC)において、MBMSカウンティング応答メッセージ(MBMS Counting Response message)を送信する。とりわけ、端末装置30は、上記セルラー帯域(PCC)についてのフレームタイミングに従って、上記MBMSカウンティング応答メッセージを送信する。
<5.3.処理の流れ>
次に、図22を参照して、第1の実施形態に係る処理の例を説明する。図22は、第2の実施形態に係る処理の概略的な流れの一例を示すシーケンス図である。
制御エンティティ100は、共用帯域についての無線フレームの同期をとるためのフレーム同期情報を取得し、上記共用帯域におけるMBSFN送信のためのMBSFNエリアに属する基地局200に上記フレーム同期情報を提供する(S431)。
基地局200は、上記フレーム同期情報を取得し、当該フレーム同期情報に基づいて、上記共用帯域についての無線フレームのタイミングを調整する(S433)。
その後、基地局200は、上記共用帯域におけるMBSFN送信を行う(S435)。
以上、第2の実施形態を説明した。なお、第2の実施形態と第1の実施形態は組み合せられ得る。例えば、第2の実施形態に係る制御エンティティ100の動作は、第1の実施形態に係る制御エンティティ100の動作をさらに含んでもよい。例えば、第2の実施形態に係る基地局200の動作は、第1の実施形態に係る基地局200の動作をさらに含んでもよい。
<<6.応用例>>
本開示に係る技術は、様々な製品へ応用可能である。例えば、制御エンティティ100は、タワーサーバ、ラックサーバ、又はブレードサーバなどのいずれかの種類のサーバとして実現されてもよい。また、制御エンティティ100の少なくとも一部の構成要素は、サーバに搭載されるモジュール(例えば、1つのダイで構成される集積回路モジュール、又はブレードサーバのスロットに挿入されるカード若しくはブレード)において実現されてもよい。
また、例えば、基地局200は、マクロeNB又はスモールeNBなどのいずれかの種類のeNB(evolved Node B)として実現されてもよい。スモールeNBは、ピコeNB、マイクロeNB又はホーム(フェムト)eNBなどの、マクロセルよりも小さいセルをカバーするeNBであってよい。その代わりに、基地局200は、NodeB又はBTS(Base Transceiver Station)などの他の種類の基地局として実現されてもよい。基地局200は、無線通信を制御する本体(基地局装置ともいう)と、本体とは別の場所に配置される1つ以上のRRH(Remote Radio Head)とを含んでもよい。また、後述する様々な種類の端末が一時的に又は半永続的に基地局機能を実行することにより、基地局200として動作してもよい。さらに、基地局200の少なくとも一部の構成要素は、基地局装置又は基地局装置のためのモジュールにおいて実現されてもよい。
<6.1.制御エンティティに関する応用例>
図23は、本開示に係る技術が適用され得るサーバ700の概略的な構成の一例を示すブロック図である。サーバ700は、プロセッサ701、メモリ702、ストレージ703、ネットワークインタフェース704及びバス706を備える。
プロセッサ701は、例えばCPU(Central Processing Unit)又はDSP(Digital Signal Processor)であってよく、サーバ700の各種機能を制御する。メモリ702は、RAM(Random Access Memory)及びROM(Read Only Memory)を含み、プロセッサ701により実行されるプログラム及びデータを記憶する。ストレージ703は、半導体メモリ又はハードディスクなどの記憶媒体を含み得る。
ネットワークインタフェース704は、サーバ700を有線通信ネットワーク705に接続するための有線通信インタフェースである。有線通信ネットワーク705は、EPC(Evolved Packet Core)などのコアネットワークであってもよく、又はインターネットなどのPDN(Packet Data Network)であってもよい。
バス706は、プロセッサ701、メモリ702、ストレージ703及びネットワークインタフェース704を互いに接続する。バス706は、速度の異なる2つ以上のバス(例えば、高速バス及び低速バス)を含んでもよい。
図23に示したサーバ700において、図13を参照して説明した第1制御部131及び/又は第2制御部133は、プロセッサ701において実装されてもよい。一例として、プロセッサを第1制御部131及び/又は第2制御部133として機能させるためのプログラム(換言すると、プロセッサに第1制御部131及び/又は第2制御部133の動作を実行させるためのプログラム)がサーバ700にインストールされ、プロセッサ701が当該プログラムを実行してもよい。別の例として、サーバ700は、プロセッサ701及びメモリ702を含むモジュールを搭載し、当該モジュールにおいて第1制御部131及び/又は第2制御部133が実装されてもよい。この場合に、上記モジュールは、プロセッサを第1制御部131及び/又は第2制御部133として機能させるためのプログラムをメモリ702に記憶し、当該プログラムをプロセッサ701により実行してもよい。以上のように、第1制御部131及び/又は第2制御部133を備える装置としてサーバ700又は上記モジュールが提供されてもよく、プロセッサを第1制御部131及び/又は第2制御部133として機能させるための上記プログラムが提供されてもよい。また、上記プログラムを記録した読み取り可能な記録媒体が提供されてもよい。
<6.2.基地局に関する応用例>
(1)第1の応用例
図24は、本開示に係る技術が適用され得るeNBの概略的な構成の第1の例を示すブロック図である。eNB800は、1つ以上のアンテナ810、及び基地局装置820を有する。各アンテナ810及び基地局装置820は、RFケーブルを介して互いに接続され得る。
アンテナ810の各々は、単一の又は複数のアンテナ素子(例えば、MIMOアンテナを構成する複数のアンテナ素子)を有し、基地局装置820による無線信号の送受信のために使用される。eNB800は、図24に示したように複数のアンテナ810を有し、複数のアンテナ810は、例えばeNB800が使用する複数の周波数帯域にそれぞれ対応してもよい。なお、図24にはeNB800が複数のアンテナ810を有する例を示したが、eNB800は単一のアンテナ810を有してもよい。
基地局装置820は、コントローラ821、メモリ822、ネットワークインタフェース823及び無線通信インタフェース825を備える。
コントローラ821は、例えばCPU又はDSPであってよく、基地局装置820の上位レイヤの様々な機能を動作させる。例えば、コントローラ821は、無線通信インタフェース825により処理された信号内のデータからデータパケットを生成し、生成したパケットをネットワークインタフェース823を介して転送する。コントローラ821は、複数のベースバンドプロセッサからのデータをバンドリングすることによりバンドルドパケットを生成し、生成したバンドルドパケットを転送してもよい。また、コントローラ821は、無線リソース管理(Radio Resource Control)、無線ベアラ制御(Radio Bearer Control)、移動性管理(Mobility Management)、流入制御(Admission Control)又はスケジューリング(Scheduling)などの制御を実行する論理的な機能を有してもよい。また、当該制御は、周辺のeNB又はコアネットワークノードと連携して実行されてもよい。メモリ822は、RAM及びROMを含み、コントローラ821により実行されるプログラム、及び様々な制御データ(例えば、端末リスト、送信電力データ及びスケジューリングデータなど)を記憶する。
ネットワークインタフェース823は、基地局装置820をコアネットワーク824に接続するための通信インタフェースである。コントローラ821は、ネットワークインタフェース823を介して、コアネットワークノード又は他のeNBと通信してもよい。その場合に、eNB800と、コアネットワークノード又は他のeNBとは、論理的なインタフェース(例えば、S1インタフェース又はX2インタフェース)により互いに接続されてもよい。ネットワークインタフェース823は、有線通信インタフェースであってもよく、又は無線バックホールのための無線通信インタフェースであってもよい。ネットワークインタフェース823が無線通信インタフェースである場合、ネットワークインタフェース823は、無線通信インタフェース825により使用される周波数帯域よりもより高い周波数帯域を無線通信に使用してもよい。
無線通信インタフェース825は、LTE(Long Term Evolution)又はLTE−Advancedなどのいずれかのセルラー通信方式をサポートし、アンテナ810を介して、eNB800のセル内に位置する端末に無線接続を提供する。無線通信インタフェース825は、典型的には、ベースバンド(BB)プロセッサ826及びRF回路827などを含み得る。BBプロセッサ826は、例えば、符号化/復号、変調/復調及び多重化/逆多重化などを行なってよく、各レイヤ(例えば、L1、MAC(Medium Access Control)、RLC(Radio Link Control)及びPDCP(Packet Data Convergence Protocol))の様々な信号処理を実行する。BBプロセッサ826は、コントローラ821の代わりに、上述した論理的な機能の一部又は全部を有してもよい。BBプロセッサ826は、通信制御プログラムを記憶するメモリ、当該プログラムを実行するプロセッサ及び関連する回路を含むモジュールであってもよく、BBプロセッサ826の機能は、上記プログラムのアップデートにより変更可能であってもよい。また、上記モジュールは、基地局装置820のスロットに挿入されるカード若しくはブレードであってもよく、又は上記カード若しくは上記ブレードに搭載されるチップであってもよい。一方、RF回路827は、ミキサ、フィルタ及びアンプなどを含んでもよく、アンテナ810を介して無線信号を送受信する。
無線通信インタフェース825は、図24に示したように複数のBBプロセッサ826を含み、複数のBBプロセッサ826は、例えばeNB800が使用する複数の周波数帯域にそれぞれ対応してもよい。また、無線通信インタフェース825は、図24に示したように複数のRF回路827を含み、複数のRF回路827は、例えば複数のアンテナ素子にそれぞれ対応してもよい。なお、図24には無線通信インタフェース825が複数のBBプロセッサ826及び複数のRF回路827を含む例を示したが、無線通信インタフェース825は単一のBBプロセッサ826又は単一のRF回路827を含んでもよい。
図24に示したeNB800において、図14を参照して説明した第1制御部251及び/又は第2制御部253は、無線通信インタフェース825において実装されてもよい。あるいは、これらの構成要素の少なくとも一部は、コントローラ821において実装されてもよい。一例として、eNB800は、無線通信インタフェース825の一部(例えば、BBプロセッサ826)若しくは全部、及び/又はコントローラ821を含むモジュールを搭載し、当該モジュールにおいて第1制御部251及び/又は第2制御部253が実装されてもよい。この場合に、上記モジュールは、プロセッサを第1制御部251及び/又は第2制御部253として機能させるためのプログラム(換言すると、プロセッサに第1制御部251及び/又は第2制御部253の動作を実行させるためのプログラム)を記憶し、当該プログラムを実行してもよい。別の例として、プロセッサを第1制御部251及び/又は第2制御部253として機能させるためのプログラムがeNB800にインストールされ、無線通信インタフェース825(例えば、BBプロセッサ826)及び/又はコントローラ821が当該プログラムを実行してもよい。以上のように、第1制御部251及び/又は第2制御部253を備える装置としてeNB800、基地局装置820又は上記モジュールが提供されてもよく、プロセッサを第1制御部251及び/又は第2制御部253として機能させるためのプログラムが提供されてもよい。また、上記プログラムを記録した読み取り可能な記録媒体が提供されてもよい。
また、図24に示したeNB800において、図14を参照して説明した無線通信部220は、無線通信インタフェース825(例えば、RF回路827)において実装されてもよい。また、アンテナ部210は、アンテナ810において実装されてもよい。また、ネットワーク通信部230は、コントローラ821及び/又はネットワークインタフェース823において実装されてもよい。
(2)第2の応用例
図25は、本開示に係る技術が適用され得るeNBの概略的な構成の第2の例を示すブロック図である。eNB830は、1つ以上のアンテナ840、基地局装置850、及びRRH860を有する。各アンテナ840及びRRH860は、RFケーブルを介して互いに接続され得る。また、基地局装置850及びRRH860は、光ファイバケーブルなどの高速回線で互いに接続され得る。
アンテナ840の各々は、単一の又は複数のアンテナ素子(例えば、MIMOアンテナを構成する複数のアンテナ素子)を有し、RRH860による無線信号の送受信のために使用される。eNB830は、図25に示したように複数のアンテナ840を有し、複数のアンテナ840は、例えばeNB830が使用する複数の周波数帯域にそれぞれ対応してもよい。なお、図25にはeNB830が複数のアンテナ840を有する例を示したが、eNB830は単一のアンテナ840を有してもよい。
基地局装置850は、コントローラ851、メモリ852、ネットワークインタフェース853、無線通信インタフェース855及び接続インタフェース857を備える。コントローラ851、メモリ852及びネットワークインタフェース853は、図24を参照して説明したコントローラ821、メモリ822及びネットワークインタフェース823と同様のものである。
無線通信インタフェース855は、LTE又はLTE−Advancedなどのいずれかのセルラー通信方式をサポートし、RRH860及びアンテナ840を介して、RRH860に対応するセクタ内に位置する端末に無線接続を提供する。無線通信インタフェース855は、典型的には、BBプロセッサ856などを含み得る。BBプロセッサ856は、接続インタフェース857を介してRRH860のRF回路864と接続されることを除き、図24を参照して説明したBBプロセッサ826と同様のものである。無線通信インタフェース855は、図25に示したように複数のBBプロセッサ856を含み、複数のBBプロセッサ856は、例えばeNB830が使用する複数の周波数帯域にそれぞれ対応してもよい。なお、図25には無線通信インタフェース855が複数のBBプロセッサ856を含む例を示したが、無線通信インタフェース855は単一のBBプロセッサ856を含んでもよい。
接続インタフェース857は、基地局装置850(無線通信インタフェース855)をRRH860と接続するためのインタフェースである。接続インタフェース857は、基地局装置850(無線通信インタフェース855)とRRH860とを接続する上記高速回線での通信のための通信モジュールであってもよい。
また、RRH860は、接続インタフェース861及び無線通信インタフェース863を備える。
接続インタフェース861は、RRH860(無線通信インタフェース863)を基地局装置850と接続するためのインタフェースである。接続インタフェース861は、上記高速回線での通信のための通信モジュールであってもよい。
無線通信インタフェース863は、アンテナ840を介して無線信号を送受信する。無線通信インタフェース863は、典型的には、RF回路864などを含み得る。RF回路864は、ミキサ、フィルタ及びアンプなどを含んでもよく、アンテナ840を介して無線信号を送受信する。無線通信インタフェース863は、図25に示したように複数のRF回路864を含み、複数のRF回路864は、例えば複数のアンテナ素子にそれぞれ対応してもよい。なお、図25には無線通信インタフェース863が複数のRF回路864を含む例を示したが、無線通信インタフェース863は単一のRF回路864を含んでもよい。
図25に示したeNB830において、図14を参照して説明した第1制御部251及び/又は第2制御部253は、無線通信インタフェース855及び/又は無線通信インタフェース863において実装されてもよい。あるいは、これらの構成要素の少なくとも一部は、コントローラ851において実装されてもよい。一例として、eNB830は、無線通信インタフェース855の一部(例えば、BBプロセッサ856)若しくは全部、及び/又はコントローラ851を含むモジュールを搭載し、当該モジュールにおいて第1制御部251及び/又は第2制御部253が実装されてもよい。この場合に、上記モジュールは、プロセッサを第1制御部251及び/又は第2制御部253として機能させるためのプログラム(換言すると、プロセッサに第1制御部251及び/又は第2制御部253の動作を実行させるためのプログラム)を記憶し、当該プログラムを実行してもよい。別の例として、プロセッサを第1制御部251及び/又は第2制御部253として機能させるためのプログラムがeNB830にインストールされ、無線通信インタフェース855(例えば、BBプロセッサ856)及び/又はコントローラ851が当該プログラムを実行してもよい。以上のように、第1制御部251及び/又は第2制御部253を備える装置としてeNB830、基地局装置850又は上記モジュールが提供されてもよく、プロセッサを第1制御部251及び/又は第2制御部253として機能させるためのプログラムが提供されてもよい。また、上記プログラムを記録した読み取り可能な記録媒体が提供されてもよい。
また、図25に示したeNB830において、例えば、図14を参照して説明した無線通信部220は、無線通信インタフェース863(例えば、RF回路864)において実装されてもよい。また、アンテナ部210は、アンテナ840において実装されてもよい。また、ネットワーク通信部230は、コントローラ851及び/又はネットワークインタフェース853において実装されてもよい。
<<7.まとめ>>
ここまで、図10〜図25を参照して、本開示の実施形態に係る各装置及び各処理を説明した。
(1)第1の実施形態
第1の実施形態によれば、制御エンティティ100は、複数の無線通信システムの間で共用される周波数帯域におけるMBSFN送信のスケジューリング情報を取得し、当該MBSFN送信のためのMBSFNエリアに属する2つ以上の基地局200に上記スケジューリング情報を提供する第1制御部131、を備える。
第1の実施形態によれば、基地局200は、基地局200へのMBSFNエリアの割当てを制御エンティティ100に要求する第1制御部251と、複数の無線通信システムの間で共用される周波数帯域におけるMBSFN送信のためのスケジューリング情報であって、制御エンティティ100により基地局200に提供される当該スケジューリング情報を取得し、当該スケジューリング情報に従って、基地局200による上記周波数帯域における上記MBSFN送信を制御する第2制御部253と、を備える。
これにより、例えば、複数の無線通信システムの間で共用される周波数帯域を使用してMBSFNのサービスを提供することが可能になる。
(2)第2の実施形態
第2の実施形態によれば、制御エンティティ100は、複数の無線通信システムの間で共用される周波数帯域についての無線フレームの同期をとるためのフレーム同期情報を取得し、上記周波数帯域におけるMBSFN送信のためのMBSFNエリアに属する基地局200に上記フレーム同期情報を提供する第1制御部131、を備える。上記MBSFNエリアには、異なるセルラーシステムの基地局200が属する。
第2の実施形態によれば、基地局200は、複数の無線通信システムの間で共用される周波数帯域についての無線フレームの同期をとるためのフレーム同期情報であって、制御エンティティ100により提供される当該フレーム同期情報を取得し、当該フレーム同期情報に基づいて、上記周波数帯域についての無線フレームのタイミングを調整する第2制御部253、を備える。
これにより、例えば、複数の無線通信システムの間で共用さえる周波数帯域におけるMBSFN送信を異なるセルラーシステムの基地局が行うことが可能になる。
以上、添付図面を参照しながら本開示の好適な実施形態を説明したが、本開示は係る例に限定されないことは言うまでもない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された範疇内において、各種の変更例又は修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本開示の技術的範囲に属するものと了解される。
例えば、共用帯域についての無線フレームの同期をとるためのフレーム同期情報を提供する制御エンティティ(即ち、第2の実施形態に係る制御エンティティ)は、共用帯域におけるMBSFN送信のスケジューリング情報を提供する制御エンティティ(即ち、第1の実施形態に係る制御エンティティ)とは異なるエンティティであってもよい。例えば、上記フレーム同期情報を提供する制御エンティティは、MCE以外のエンティティであってもよい。
また、例えば、セルラーシステムがLTE、LTE−Advanced、又はこれらに準ずる通信規格に準拠したシステムである例を説明したが、本開示は係る例に限定されない。例えば、通信システムは、他の通信規格に準拠したシステムであってもよい。
また、本明細書の処理における処理ステップは、必ずしもフローチャート又はシーケンス図に記載された順序に沿って時系列に実行されなくてよい。例えば、処理における処理ステップは、フローチャート又はシーケンス図として記載した順序と異なる順序で実行されても、並列的に実行されてもよい。
また、本明細書の装置(例えば、制御エンティティ若しくは制御エンティティのモジュール、又は、基地局、基地局装置若しくは基地局装置のためのモジュール)に備えられるプロセッサ(例えば、CPU、DSPなど)を上記装置の構成要素(例えば、第1制御部及び/又は第2制御部)として機能させるためのコンピュータプログラム(換言すると、上記プロセッサに上記装置の構成要素の動作を実行させるためのコンピュータプログラム)も作成可能である。また、当該コンピュータプログラムを記録した記録媒体も提供されてもよい。また、上記コンピュータプログラムを記憶するメモリと、上記コンピュータプログラムを実行可能な1つ以上のプロセッサとを備える装置(例えば、制御エンティティ若しくは制御エンティティのモジュール、又は、基地局、基地局装置若しくは基地局装置のためのモジュール)も提供されてもよい。また、上記装置の構成要素(例えば、第1制御部及び/又は第2制御部)の動作を含む方法も、本開示に係る技術に含まれる。
また、本明細書に記載された効果は、あくまで説明的又は例示的なものであって限定的ではない。つまり、本開示に係る技術は、上記効果とともに、又は上記効果に代えて、本明細書の記載から当業者には明らかな他の効果を奏しうる。
なお、以下のような構成も本開示の技術的範囲に属する。
(1)
複数の無線通信システムの間で共用される周波数帯域におけるMBSFN(MBMS(Multimedia Broadcast Multicast Service) over Single Frequency Network)送信のスケジューリング情報を取得し、当該MBSFN送信のためのMBSFNエリアに属する2つ以上の基地局に前記スケジューリング情報を提供する第1制御部、
を備える装置。
(2)
基地局に前記MBSFNエリアを割り当てる第2制御部をさらに備える、前記(1)に記載の装置。
(3)
前記第2制御部は、前記基地局からの要求に応じて、前記基地局に前記MBSFNエリアを割り当てる、前記(2)に記載の装置。
(4)
前記第2制御部は、前記基地局の位置、前記基地局の周辺セル、又は前記基地局による当該周辺セルについての測定の結果に基づいて、前記基地局に前記MBSFNエリアを割り当てる、前記(2)又は(3)に記載の装置。
(5)
前記第2制御部は、前記基地局の希望のサービスに基づいて、前記基地局に前記MBSFNエリアを割り当てる、前記(2)〜(4)のいずれか1項に記載の装置。
(6)
前記第2制御部は、前記基地局が使用可能な周波数帯域に基づいて、前記基地局に前記MBSFNエリアを割り当てる、前記(2)〜(5)のいずれか1項に記載の装置。
(7)
前記第2制御部は、前記基地局により検出されたMBSFNエリア、又は前記基地局によるMBSFNエリアについての測定の結果に基づいて、前記基地局に前記MBSFNエリアを割り当てる、前記(2)〜(6)のいずれか1項に記載の装置。
(8)
前記スケジューリング情報は、MBSFNサブフレームを示す情報、及びPMCH(Physical Multicast Channel)のコンフィギュレーションを示す情報を含む、前記(1)〜(7)のいずれか1項に記載の装置。
(9)
前記2つ以上の基地局は、異なるセルラーシステムの基地局を含む、前記(1)〜(8)のいずれか1項に記載の装置。
(10)
前記第1制御部は、前記周波数帯域についての無線フレームの同期をとるためのフレーム同期情報を取得し、前記MBSFNエリアに属する基地局に前記フレーム同期情報を提供し、
前記MBSFNエリアには、異なるセルラーシステムの基地局が属する、
前記(1)〜(9)のいずれか1項に記載の装置。
(11)
前記フレーム同期情報は、前記周波数帯域についての無線フレームのタイミングを示す情報であり、
前記第1制御部は、前記MBSFNエリアに属する2つ以上の基地局に前記フレーム同期情報を提供する、
前記(10)に記載の装置。
(12)
前記第1制御部は、前記2つ以上の基地局の各々とのクロック補正処理を行う、前記(11)に記載の装置。
(13)
前記フレーム同期情報は、前記MBSFNエリアに属する2つ以上の基地局のうちの前記同期の基準となる基地局を示す情報である、前記(10)に記載の装置。
(14)
基地局へのMBSFNエリアの割当てを制御エンティティに要求する第1制御部と、
複数の無線通信システムの間で共用される周波数帯域におけるMBSFN送信のためのスケジューリング情報であって、前記制御エンティティにより前記基地局に提供される当該スケジューリング情報を取得し、当該スケジューリング情報に従って、前記基地局による前記周波数帯域における前記MBSFN送信を制御する第2制御部と、
を備える装置。
(15)
前記第1制御部は、前記基地局の位置、前記基地局の周辺セル、前記基地局による当該周辺セルについての測定の結果、前記基地局の希望のサービス、前記基地局が使用可能な周波数帯域、前記基地局により検出されたMBSFNエリア、又は前記基地局によるMBSFNエリアについての測定の結果を、前記制御エンティティに通知する、前記(14)に記載の装置。
(16)
前記第2制御部は、前記基地局が前記周波数帯域を使用しないサブフレームを報知する、前記(14)又は(15)に記載の装置。
(17)
前記第2制御部は、前記周波数帯域についての無線フレームの同期をとるためのフレーム同期情報であって、前記制御エンティティにより提供される当該フレーム同期情報を取得し、当該フレーム同期情報に基づいて、前記周波数帯域についての無線フレームのタイミングを調整する、前記(14)〜(16)のいずれか1項に記載の装置。
(18)
前記フレーム同期情報は、前記周波数帯域についての無線フレームのタイミングを示す情報である、前記(17)に記載の装置。
(19)
前記第2制御部は、前記制御エンティティとのクロック補正処理の結果にさらに基づいて、前記周波数帯域についての無線フレームの前記タイミングを調整する、前記(18)に記載の装置。
(20)
前記第2制御部は、GPS(Global Positioning System)受信機から得られる時刻情報にさらに基づいて、前記周波数帯域についての無線フレームの前記タイミングを調整する、前記(18)に記載の装置。
(21)
前記フレーム同期情報は、前記周波数帯域におけるMBSFN送信のためのMBSFNエリアに属する2つ以上の基地局のうちの前記同期の基準となる基地局を示す情報であり、
前記第2制御部は、前記同期の基準となる前記基地局により前記周波数帯域において送信される同期信号を用いて、前記周波数帯域についての無線フレームの前記タイミングを調整する、
前記(17)に記載の装置。
(22)
前記周波数帯域についての無線フレームのタイミングは、前記基地局を含むセルラーシステム用の周波数帯域についての無線フレームのタイミングとは異なる、前記(14)〜(21)のいずれか1項に記載の装置。
(23)
プロセッサにより、
複数の無線通信システムの間で共用される周波数帯域におけるMBSFN送信のスケジューリング情報を取得することと、
前記MBSFN送信のためのMBSFNエリアに属する2つ以上の基地局に前記スケジューリング情報を提供することと、
を含む方法。
(24)
複数の無線通信システムの間で共用される周波数帯域におけるMBSFN送信のスケジューリング情報を取得することと、
前記MBSFN送信のためのMBSFNエリアに属する2つ以上の基地局に前記スケジューリング情報を提供することと、
をプロセッサに実行させるためのプログラム。
(25)
複数の無線通信システムの間で共用される周波数帯域におけるMBSFN送信のスケジューリング情報を取得することと、
前記MBSFN送信のためのMBSFNエリアに属する2つ以上の基地局に前記スケジューリング情報を提供することと、
をプロセッサに実行させるためのプログラムを記録した読み取り可能な記録媒体。
(26)
プロセッサにより、
基地局へのMBSFNエリアの割当てを制御エンティティに要求することと、
複数の無線通信システムの間で共用される周波数帯域におけるMBSFN送信のためのスケジューリング情報であって、前記制御エンティティにより前記基地局に提供される当該スケジューリング情報を取得することと、
前記スケジューリング情報に従って、前記基地局による前記周波数帯域における前記MBSFN送信を制御することと、
を含む方法。
(27)
基地局へのMBSFNエリアの割当てを制御エンティティに要求することと、
複数の無線通信システムの間で共用される周波数帯域におけるMBSFN送信のためのスケジューリング情報であって、前記制御エンティティにより前記基地局に提供される当該スケジューリング情報を取得することと、
前記スケジューリング情報に従って、前記基地局による前記周波数帯域における前記MBSFN送信を制御することと、
をプロセッサに実行させるためのプログラム。
(28)
基地局へのMBSFNエリアの割当てを制御エンティティに要求することと、
複数の無線通信システムの間で共用される周波数帯域におけるMBSFN送信のためのスケジューリング情報であって、前記制御エンティティにより前記基地局に提供される当該スケジューリング情報を取得することと、
前記スケジューリング情報に従って、前記基地局による前記周波数帯域における前記MBSFN送信を制御することと、
をプロセッサに実行させるためのプログラムを記録した読み取り可能な記録媒体。
(29)
複数の無線通信システムの間で共用される周波数帯域についての無線フレームの同期をとるためのフレーム同期情報を取得し、前記周波数帯域におけるMBSFN送信のためのMBSFNエリアに属する基地局に前記フレーム同期情報を提供する第1制御部、
を備え、
前記MBSFNエリアには、異なるセルラーシステムの基地局が属する、
装置。
(30)
プロセッサにより、
複数の無線通信システムの間で共用される周波数帯域についての無線フレームの同期をとるためのフレーム同期情報を取得することと、
前記周波数帯域におけるMBSFN送信のためのMBSFNエリアに属する基地局に前記フレーム同期情報を提供することと、
を含み、
前記MBSFNエリアには、異なるセルラーシステムの基地局が属する、
方法。
(31)
複数の無線通信システムの間で共用される周波数帯域についての無線フレームの同期をとるためのフレーム同期情報を取得することと、
前記周波数帯域におけるMBSFN送信のためのMBSFNエリアに属する基地局に前記フレーム同期情報を提供することと、
をプロセッサに実行させるためのプログラムであり、
前記MBSFNエリアには、異なるセルラーシステムの基地局が属する、
プログラム。
(32)
複数の無線通信システムの間で共用される周波数帯域についての無線フレームの同期をとるためのフレーム同期情報を取得することと、
前記周波数帯域におけるMBSFN送信のためのMBSFNエリアに属する基地局に前記フレーム同期情報を提供することと、
をプロセッサに実行させるためのプログラムを記録した読み取り可能な記録媒体であり、
前記MBSFNエリアには、異なるセルラーシステムの基地局が属する、
記録媒体。
(33)
複数の無線通信システムの間で共用される周波数帯域についての無線フレームの同期をとるためのフレーム同期情報であって、制御エンティティにより提供される当該フレーム同期情報を取得し、当該フレーム同期情報に基づいて、前記周波数帯域についての無線フレームのタイミングを調整する第2制御部、
を備える装置。
(34)
プロセッサにより、
複数の無線通信システムの間で共用される周波数帯域についての無線フレームの同期をとるためのフレーム同期情報であって、制御エンティティにより提供される当該フレーム同期情報を取得することと、
前記フレーム同期情報に基づいて、前記周波数帯域についての無線フレームのタイミングを調整することと、
を含む方法。
(35)
複数の無線通信システムの間で共用される周波数帯域についての無線フレームの同期をとるためのフレーム同期情報であって、制御エンティティにより提供される当該フレーム同期情報を取得することと、
前記フレーム同期情報に基づいて、前記周波数帯域についての無線フレームのタイミングを調整することと、
をプロセッサに実行させるためのプログラム。
(36)
複数の無線通信システムの間で共用される周波数帯域についての無線フレームの同期をとるためのフレーム同期情報であって、制御エンティティにより提供される当該フレーム同期情報を取得することと、
前記フレーム同期情報に基づいて、前記周波数帯域についての無線フレームのタイミングを調整することと、
をプロセッサに実行させるためのプログラムを記録した読み取り可能な記録媒体。
(37)
前記装置は、前記基地局、前記基地局のための基地局装置、又は当該基地局装置のためのモジュールである、前記(14)〜(21)のいずれか1項に記載の装置。
1 システム
20 セル
30 端末装置
40 MBSFNエリア
50 基地局
51 マクロセル
100 制御エンティティ
131 第1制御部
133 第2制御部
200 基地局
251 第1制御部
253 第2制御部

Claims (37)

  1. アンライセンスバンドに含まれる周波数帯域であって、複数の無線通信システムの間で共用される前記周波数帯域におけるMBSFN(MBMS(Multimedia Broadcast Multicast Service) over Single Frequency Network)送信のスケジューリング情報を取得し、当該MBSFN送信のためのMBSFNエリアに属する2つ以上の基地局に前記スケジューリング情報を提供する第1制御部、
    を備える装置。
  2. 基地局に前記MBSFNエリアを割り当てる第2制御部をさらに備える、請求項1に記載の装置。
  3. 前記第2制御部は、前記基地局からの要求に応じて、前記基地局に前記MBSFNエリアを割り当てる、請求項2に記載の装置。
  4. 前記第2制御部は、前記基地局の位置、前記基地局の周辺セル、又は前記基地局による当該周辺セルについての測定の結果に基づいて、前記基地局に前記MBSFNエリアを割り当てる、請求項2又は3に記載の装置。
  5. 前記第2制御部は、前記基地局の希望のサービスに基づいて、前記基地局に前記MBSFNエリアを割り当てる、請求項2〜4のいずれか1項に記載の装置。
  6. 前記第2制御部は、前記基地局が使用可能な周波数帯域に基づいて、前記基地局に前記MBSFNエリアを割り当てる、請求項2〜5のいずれか1項に記載の装置。
  7. 前記第2制御部は、前記基地局により検出されたMBSFNエリア、又は前記基地局によるMBSFNエリアについての測定の結果に基づいて、前記基地局に前記MBSFNエリアを割り当てる、請求項2〜6のいずれか1項に記載の装置。
  8. 前記スケジューリング情報は、MBSFNサブフレームを示す情報、及びPMCH(Physical Multicast Channel)のコンフィギュレーションを示す情報を含む、請求項1〜7のいずれか1項に記載の装置。
  9. 前記2つ以上の基地局は、異なるセルラーシステムの基地局を含む、請求項1〜8のいずれか1項に記載の装置。
  10. 前記第1制御部は、前記周波数帯域についての無線フレームの同期をとるためのフレーム同期情報を取得し、前記MBSFNエリアに属する基地局に前記フレーム同期情報を提供し、
    前記MBSFNエリアには、異なるセルラーシステムの基地局が属する、
    請求項1〜9のいずれか1項に記載の装置。
  11. 前記フレーム同期情報は、前記周波数帯域についての無線フレームのタイミングを示す情報であり、
    前記第1制御部は、前記MBSFNエリアに属する2つ以上の基地局に前記フレーム同期情報を提供する、
    請求項10に記載の装置。
  12. 前記第1制御部は、前記2つ以上の基地局の各々とのクロック補正処理を行う、請求項11に記載の装置。
  13. 前記フレーム同期情報は、前記MBSFNエリアに属する2つ以上の基地局のうちの前記同期の基準となる基地局を示す情報である、請求項10に記載の装置。
  14. 基地局へのMBSFNエリアの割当てを制御エンティティに要求する第1制御部と、
    アンライセンスバンドに含まれる周波数帯域であって、複数の無線通信システムの間で共用される周波数帯域におけるMBSFN送信のためのスケジューリング情報であって、前記制御エンティティにより前記基地局に提供される当該スケジューリング情報を取得し、当該スケジューリング情報に従って、前記基地局による前記周波数帯域における前記MBSFN送信を制御する第2制御部と、
    を備える装置。
  15. 前記第1制御部は、前記基地局の位置、前記基地局の周辺セル、前記基地局による当該周辺セルについての測定の結果、前記基地局の希望のサービス、前記基地局が使用可能な周波数帯域、前記基地局により検出されたMBSFNエリア、又は前記基地局によるMBSFNエリアについての測定の結果を、前記制御エンティティに通知する、請求項14に記載の装置。
  16. 前記第2制御部は、前記基地局が前記周波数帯域を使用しないサブフレームを報知する、請求項14又は15に記載の装置。
  17. 前記第2制御部は、前記周波数帯域についての無線フレームの同期をとるためのフレーム同期情報であって、前記制御エンティティにより提供される当該フレーム同期情報を取得し、当該フレーム同期情報に基づいて、前記周波数帯域についての無線フレームのタイミングを調整する、請求項14〜16のいずれか1項に記載の装置。
  18. 前記フレーム同期情報は、前記周波数帯域についての無線フレームのタイミングを示す情報である、請求項17に記載の装置。
  19. 前記第2制御部は、前記制御エンティティとのクロック補正処理の結果にさらに基づいて、前記周波数帯域についての無線フレームの前記タイミングを調整する、請求項18に記載の装置。
  20. 前記第2制御部は、GPS(Global Positioning System)受信機から得られる時刻情報にさらに基づいて、前記周波数帯域についての無線フレームの前記タイミングを調整する、請求項18に記載の装置。
  21. 前記フレーム同期情報は、前記周波数帯域におけるMBSFN送信のためのMBSFNエリアに属する2つ以上の基地局のうちの前記同期の基準となる基地局を示す情報であり、
    前記第2制御部は、前記同期の基準となる前記基地局により前記周波数帯域において送信される同期信号を用いて、前記周波数帯域についての無線フレームの前記タイミングを調整する、
    請求項17に記載の装置。
  22. 前記周波数帯域についての無線フレームのタイミングは、前記基地局を含むセルラーシステム用の周波数帯域についての無線フレームのタイミングとは異なる、請求項14〜21のいずれか1項に記載の装置。
  23. プロセッサにより、
    アンライセンスバンドに含まれる周波数帯域であって、複数の無線通信システムの間で共用される前記周波数帯域におけるMBSFN送信のスケジューリング情報を取得することと、
    前記MBSFN送信のためのMBSFNエリアに属する2つ以上の基地局に前記スケジューリング情報を提供することと、
    を含む方法。
  24. アンライセンスバンドに含まれる周波数帯域であって、複数の無線通信システムの間で共用される前記周波数帯域におけるMBSFN送信のスケジューリング情報を取得することと、
    前記MBSFN送信のためのMBSFNエリアに属する2つ以上の基地局に前記スケジューリング情報を提供することと、
    をプロセッサに実行させるためのプログラム。
  25. アンライセンスバンドに含まれる周波数帯域であって、複数の無線通信システムの間で共用される前記周波数帯域におけるMBSFN送信のスケジューリング情報を取得することと、
    前記MBSFN送信のためのMBSFNエリアに属する2つ以上の基地局に前記スケジューリング情報を提供することと、
    をプロセッサに実行させるためのプログラムを記録した読み取り可能な記録媒体。
  26. プロセッサにより、
    基地局へのMBSFNエリアの割当てを制御エンティティに要求することと、
    アンライセンスバンドに含まれる周波数帯域であって、複数の無線通信システムの間で共用される前記周波数帯域におけるMBSFN送信のためのスケジューリング情報であって、前記制御エンティティにより前記基地局に提供される当該スケジューリング情報を取得することと、
    前記スケジューリング情報に従って、前記基地局による前記周波数帯域における前記MBSFN送信を制御することと、
    を含む方法。
  27. 基地局へのMBSFNエリアの割当てを制御エンティティに要求することと、
    アンライセンスバンドに含まれる周波数帯域であって、複数の無線通信システムの間で共用される前記周波数帯域におけるMBSFN送信のためのスケジューリング情報であって、前記制御エンティティにより前記基地局に提供される当該スケジューリング情報を取得することと、
    前記スケジューリング情報に従って、前記基地局による前記周波数帯域における前記MBSFN送信を制御することと、
    をプロセッサに実行させるためのプログラム。
  28. 基地局へのMBSFNエリアの割当てを制御エンティティに要求することと、
    アンライセンスバンドに含まれる周波数帯域であって、複数の無線通信システムの間で共用される前記周波数帯域におけるMBSFN送信のためのスケジューリング情報であって、前記制御エンティティにより前記基地局に提供される当該スケジューリング情報を取得することと、
    前記スケジューリング情報に従って、前記基地局による前記周波数帯域における前記MBSFN送信を制御することと、
    をプロセッサに実行させるためのプログラムを記録した読み取り可能な記録媒体。
  29. 複数の無線通信システムの間で共用される周波数帯域についての無線フレームの同期をとるためのフレーム同期情報を取得し、前記周波数帯域におけるMBSFN送信のためのMBSFNエリアに属する基地局に前記フレーム同期情報を提供する第1制御部、
    を備え、
    前記MBSFNエリアには、異なるセルラーシステムの基地局が属する、
    装置。
  30. プロセッサにより、
    複数の無線通信システムの間で共用される周波数帯域についての無線フレームの同期をとるためのフレーム同期情報を取得することと、
    前記周波数帯域におけるMBSFN送信のためのMBSFNエリアに属する基地局に前記フレーム同期情報を提供することと、
    を含み、
    前記MBSFNエリアには、異なるセルラーシステムの基地局が属する、
    方法。
  31. 複数の無線通信システムの間で共用される周波数帯域についての無線フレームの同期をとるためのフレーム同期情報を取得することと、
    前記周波数帯域におけるMBSFN送信のためのMBSFNエリアに属する基地局に前記フレーム同期情報を提供することと、
    をプロセッサに実行させるためのプログラムであり、
    前記MBSFNエリアには、異なるセルラーシステムの基地局が属する、
    プログラム。
  32. 複数の無線通信システムの間で共用される周波数帯域についての無線フレームの同期をとるためのフレーム同期情報を取得することと、
    前記周波数帯域におけるMBSFN送信のためのMBSFNエリアに属する基地局に前記フレーム同期情報を提供することと、
    をプロセッサに実行させるためのプログラムを記録した読み取り可能な記録媒体であり、
    前記MBSFNエリアには、異なるセルラーシステムの基地局が属する、
    記録媒体。
  33. 複数の無線通信システムの間で共用される周波数帯域についての無線フレームの同期をとるためのフレーム同期情報であって、制御エンティティにより提供される当該フレーム同期情報を取得し、当該フレーム同期情報に基づいて、前記周波数帯域についての無線フレームのタイミングを調整する第2制御部、
    を備える装置。
  34. プロセッサにより、
    複数の無線通信システムの間で共用される周波数帯域についての無線フレームの同期をとるためのフレーム同期情報であって、制御エンティティにより提供される当該フレーム同期情報を取得することと、
    前記フレーム同期情報に基づいて、前記周波数帯域についての無線フレームのタイミングを調整することと、
    を含む方法。
  35. 複数の無線通信システムの間で共用される周波数帯域についての無線フレームの同期をとるためのフレーム同期情報であって、制御エンティティにより提供される当該フレーム同期情報を取得することと、
    前記フレーム同期情報に基づいて、前記周波数帯域についての無線フレームのタイミングを調整することと、
    をプロセッサに実行させるためのプログラム。
  36. 複数の無線通信システムの間で共用される周波数帯域についての無線フレームの同期をとるためのフレーム同期情報であって、制御エンティティにより提供される当該フレーム同期情報を取得することと、
    前記フレーム同期情報に基づいて、前記周波数帯域についての無線フレームのタイミングを調整することと、
    をプロセッサに実行させるためのプログラムを記録した読み取り可能な記録媒体。
  37. 前記装置は、前記基地局、前記基地局のための基地局装置、又は当該基地局装置のためのモジュールである、請求項14〜21のいずれか1項に記載の装置。
JP2016547757A 2014-09-12 2015-07-21 装置、方法、プログラム及び記憶媒体 Expired - Fee Related JP6575525B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014186533 2014-09-12
JP2014186533 2014-09-12
PCT/JP2015/070648 WO2016039017A1 (ja) 2014-09-12 2015-07-21 装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPWO2016039017A1 JPWO2016039017A1 (ja) 2017-06-22
JP6575525B2 true JP6575525B2 (ja) 2019-09-18

Family

ID=55458778

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016547757A Expired - Fee Related JP6575525B2 (ja) 2014-09-12 2015-07-21 装置、方法、プログラム及び記憶媒体

Country Status (5)

Country Link
US (1) US10314010B2 (ja)
EP (1) EP3193520B1 (ja)
JP (1) JP6575525B2 (ja)
CN (1) CN106717037B (ja)
WO (1) WO2016039017A1 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10999886B2 (en) * 2015-08-10 2021-05-04 Qualcomm Incorporated Techniques for harmonization between CRS and DM-RS based transmission modes in unlicensed spectrum
KR102542303B1 (ko) * 2015-12-10 2023-06-12 삼성전자 주식회사 무선 통신 시스템에서 자원 운용 방법 및 장치
US10938369B1 (en) * 2019-10-18 2021-03-02 Amazon Technologies, Inc. Front-end circuitry for coexistence of two radios sharing an antenna and a frequency band

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5081972B2 (ja) * 2007-04-26 2012-11-28 インターデイジタル テクノロジー コーポレーション Lteシステムのmbms専用セルにおける測定機構および効率的なページング−ブロードキャストスキーム実施の方法および装置
WO2011060267A1 (en) * 2009-11-13 2011-05-19 Interdigital Patent Holdings, Inc. Control signaling in wireless communications
CN102118694B (zh) * 2010-01-11 2014-05-28 电信科学技术研究院 确定组播单频网区域与业务区域映射关系的方法和系统
KR101801363B1 (ko) * 2011-12-27 2017-11-27 한국전자통신연구원 Mbms 제공 장치 및 이를 이용한 mbms 제공 방법
US20150358940A1 (en) * 2014-06-05 2015-12-10 Qualcomm Incorporated Mbms coexistence in a network with multiple types of base stations
KR20150048611A (ko) * 2013-10-28 2015-05-07 삼성전자주식회사 이동성에 강인한 그룹 통신을 위한 방법 및 장치
US10194281B2 (en) * 2014-02-21 2019-01-29 Kyocera Corporation MBMS control method, user terminal, and base station
WO2015137656A1 (en) * 2014-03-14 2015-09-17 Lg Electronics Inc. Method and apparatus for reconfiguring mbms mdt in wireless communication system

Also Published As

Publication number Publication date
EP3193520A1 (en) 2017-07-19
EP3193520A4 (en) 2018-04-04
EP3193520B1 (en) 2020-02-12
CN106717037B (zh) 2020-08-04
US10314010B2 (en) 2019-06-04
JPWO2016039017A1 (ja) 2017-06-22
US20170223663A1 (en) 2017-08-03
CN106717037A (zh) 2017-05-24
WO2016039017A1 (ja) 2016-03-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US11172525B2 (en) Method and apparatus for transmitting and receiving signal in communication system supporting device to device scheme
EP2451226B1 (en) Air interface synchronization method, apparatus and system
US9326303B2 (en) Device-to-device communication method and apparatus for use in wireless communication system
US9867156B2 (en) Method and apparatus for synchronization in D2D communication network
EP2606689B1 (en) Methods providing signal synchronization and related networks and devices
US9544863B2 (en) Over-the-air synchronization for small cells in a wireless communication network
US20120163278A1 (en) Method for performing direct communication between terminals
CN114599119A (zh) 无线通信系统、基站及通信终端
CN107258099B (zh) 基于参考信号的授权辅助接入的用户设备装置及其装备
US10004022B2 (en) Handover signaling using an MBSFN channel in a cellular communication system
US20150373725A1 (en) Method and apparatus for controlling interference in carrier aggregation system
CN104521265A (zh) 通信控制设备、终端设备和通信控制方法
CN107113575B (zh) 支持多媒体广播多播业务传输的方法,设备及系统
JP6910292B2 (ja) 通信端末
JP6575525B2 (ja) 装置、方法、プログラム及び記憶媒体
US10057801B2 (en) Apparatus for deciding a multimedia broadcast multicast service over single frequency network area
US10020972B2 (en) Apparatus for multicast broadcast multimedia services over a single frequency network
CN102238519B (zh) 空口传输方法和相关设备及通信系统
CN103796194B (zh) 载波汇聚中上行数据的传输方法和装置
JP6593523B2 (ja) 無線通信システム、制御装置、基地局及び無線端末
WO2012043554A1 (ja) リレー局装置、基地局装置、通信システムおよび通信方法
JP2021114793A (ja) 無線通信システム、基地局、通信端末及び無線通信システムの制御方法
KR20180082260A (ko) 기지국, 단말, 그리고 이들의 상향 링크 데이터, 하향 링크 데이터의 전송 방법
KR20140059059A (ko) 사운딩 참조 신호 자원의 할당 방법, 그리고 이를 이용한 상향 링크 채널 추정 방법

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180717

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20180717

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20190208

RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20190214

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20190222

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20190416

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20190423

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20190522

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190612

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20190723

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20190805

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 6575525

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees