JP6573187B1 - データ処理プログラム、データ出力装置、データ統合方法、出力プログラム、データ出力方法及びデータ処理システム - Google Patents

データ処理プログラム、データ出力装置、データ統合方法、出力プログラム、データ出力方法及びデータ処理システム Download PDF

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Abstract

【課題】有益なデータ項目のみを抽出し、抽出したデータ項目を種別毎の統合データベースに統合して記憶するデータ処理プログラム等を提供すること。【解決手段】データ処理プログラムは、各複数のデータ項目を含む複数種別のデータを各複数のデータベースから取得し、種別毎に予め定めた有益なデータ項目のみを抽出し、抽出したデータ項目を種別毎の統合データベースに統合して記憶する。【選択図】図12

Description

本発明は、データを統合した統合データベースに対する処理を行うデータ処理プログラム等に関する。
データ分析において、正しい分析は正しいデータに基づく。元データからデータ分析可能なデータセットを生成するデータクレンジング技術が提案されている(例えば、特許文献1)。また、正しいデータを得るため、同種種別のデータを扱う複数のデータベースを1つに統合した統合データベースも提案されている(例えば、特許文献2)。
特開2013−175096号公報 特開2006−18340号公報
従来のデータクレンジング技術では、不正なデータの排除が目的である。また、統合データベースは、複数のデータベースを統合することにより、1レコード当たりの項目数(カラム数)が増加する。データクレンジングをした統合データベースは多数項目の多数レコードを含む。
そのため、統合データベースのデータを活用して分析を行う場合、すべての項目から、有益な項目を選び出すのは困難である。本発明はこのような事情に鑑みてなされたものである。その目的は、有益なデータ項目のみを抽出し、抽出したデータ項目を種別毎の統合データベースに統合して記憶するデータ処理プログラム等の提供である。
本発明に係るデータ処理プログラムは、各複数のデータ項目を含む複数種別のデータを各複数のデータベースから取得し、種別毎に予め定めたデータ項目のみを抽出し、抽出したデータ項目を種別毎の統合データベースに統合して記憶するとともに、第一種別のデータに含まれるデータ項目の信頼度を、第二種別のデータに含まれる同種データ項目とのデータ整合性に基づき算出し、算出した信頼度を第一種別のデータ項目に対応付けて統合データベースに記憶する処理をコンピュータに実行させる。
本発明にあっては、抽出したデータ項目を種別毎の統合データベースに統合して記憶するとともに、データ項目の信頼度を算出し、算出した信頼度をデータ項目に対応付けて記憶するので、ユーザがデータ分析を行う際に分析結果の信頼度を見積もることが可能となる。
業績プラットホームの構成例を示す説明図である。 データ提供サーバのハードウェア構成例を示すブロック図である。 データ統合機能を示す説明図である。 統合データベースの例を示す説明図である。 データ提供機能を示す説明図である。 収集方式DBの例を示す説明図である。 変換規則DBの例を示す説明図である。 算出式DBの例を示す説明図である。 評価規則DBの例を示す説明図である。 警告先DBの例を示す説明図である。 提供規則DBの例を示す説明図である。 データ収集処理の手順例を示すフローチャートである。 変換記憶処理の手順例を示すフローチャートである。 データ提供処理の手順例を示すフローチャートである。 評価処理の手順例を示すフローチャートである。 警告処理の手順例を示すフローチャートである。 サービス提供基盤の構成を示す説明図である。 ポータルサーバのハードウェア構成例を示すブロック図である。 バッチサーバのハードウェア構成例を示すブロック図である。 ロボDBの例を示す説明図である。 利用ロボDBの例を示す説明図である。 設定DBの例を示す説明図である。 ロボ一覧画面の例を示す説明図である。 ロボ設定画面の例を示す説明図である。 ロボ設定処理の手順例を示すフローチャートである。 ログDBの例を示す説明図である。 評価値調整処理の手順例を示すフローチャートである。 通報DBの例を示す説明図である。 通報集計処理の手順例を示すフローチャートである。 アプリサーバのハードウェア構成例を示すブロック図である。 ユーザ異表記DBの例を示す説明図である。 変換DBの例を示す説明図である。 検索処理の手順例を示すフローチャートである。 調達先検索処理の手順例を示すフローチャートである。 調達先検索処理の例を示す説明図である。
以下、実施の形態を、図面を用いて説明する。
実施の形態1
図1は業績プラットホームの構成例を示す説明図である。業績プラットホーム100はデータ提供サーバ(データ出力装置)1、統合データベース2、ユーザ端末3及び各種クラウドサービス4を含む。データ提供サーバ1、統合データベース2、ユーザ端末3及び各種クラウドサービス4はインターネットや電話公衆網などのネットワークNにより、互いに通信可能に接続されている。各種クラウドサービス4は、予約システム、POSシステム、勤怠システム、会計システム、給与システム、受発注システム、反社情報システム、HRシステム、信用情報システム等の様々なシステムを含む。
統合データベース2は、各種クラウドサービス4に含まれる複数システムそれぞれが管理するデータベースから収集した複数種別のデータを、フォーマット、項目を統一し、種別毎に記憶するデータベースである。統合データベース2は、POS(Point of sale)データ、勤怠データ、予約データ、会計データ、HR(Human Resources)データ、及び反社データ等を記憶する。POSデータは店頭等に設置されたPOSレジスタから収集される商品名や価格、数量、販売日時などを含む販売実績データである。勤怠データは各従業員の出退勤時刻、勤怠時間、休憩時間、残業時間等を含む。予約データは店舗毎、時間帯毎の予約数、予約人数、予約メニュー、売上見込額等を含む。会計データは貸借対照表、損益計算書、キャッシュフロー計算書等を含む。また、会計データには貸借対照表、損益計算書、キャッシュフロー計算書を作成する際に必要となる売上・売掛表、仕入データ、棚卸データ、現金出納データ等を含む。HRデータは従業員毎の給与、職位、配属、所定期間毎の業績及び人事評価等の人材に関するデータを含む。反社データは、経営層に反社会勢力の関係者が含まれているか否か、反社会勢力と取引関係があるか否か、過去に反社会的活動を行った否かなどの情報を含む。統合データベース2が記憶するデータはデータ発生源であり、データ保有者であるユーザのユーザIDと対応付けてある。例えば、ABC株式会社は甲社の会計システムを利用しており、当該システムを介して、統合データベース2に会計データを提供している場合、当該会計データの保有者は甲社であり、甲社のユーザIDが対応付けてある。
統合データベース2が記憶するデータは、最新データでなく過去データも記憶する。例えば、会計データに含まれる賃借貸借対照表は、更新頻度が異なるデータを含む。すなわち、1日毎の日次データ、1週間毎の週次データ、1月毎の月次データ、1年毎の年次データも含む。例えば、POSデータのように略リアルタイムに更新されるデータも含むし、決算時に作成される会計データである貸借対照表、損益計算書、キャッシュフロー計算書などの年次データも含む。また、異なる種別間で重なる項目を含んでもよい。例えば、会計データに日次売上高を含み、POSデータに日毎に売上高を集計した日次売上高を含んでもよい。
図2はデータ提供サーバ1のハードウェア構成例を示すブロック図である。データ提供サーバ1はサーバコンピュータ等で構成する。データ提供サーバ1は、CPU(Central Processing Unit)11、ROM(Read Only Memory)12、RAM(Random Access Memory)13、大容量記憶部14、通信部15、及び読み取り部16を含む。各構成はバスBで接続されている。なお、データ提供サーバ1は複数台のコンピュータで構成してもよい。また、データ提供サーバ1は仮想マシンであってもよい。更に、データ提供サーバ1の機能をクラウドサービスにより提供してもよい。
CPU11はROM12に記憶された制御プログラム1Pにしたがい、ハードウェア各部を制御する。RAM13は例えばSRAM(Static RAM)、DRAM(Dynamic RAM)又はフラッシュメモリである。RAM13はCPU11によるプログラムの実行時に発生するデータを一時的に記憶する。
大容量記憶部14は、例えばハードディスク又はSSD(Solid State Drive)などである。大容量記憶部14は各種データベース(DB:DataBase)を記憶する。大容量記憶部14は収集方式DB141、変換規則DB142、算出式DB143、評価規則DB144、警告先DB145、及び提供規則DB146を記憶する。また、制御プログラム1Pを大容量記憶部14に記憶してもよい。収集方式DB141から提供規則DB146は、データ提供サーバ1以外に記憶してもよい。例えばデータベースサーバやクラウドストレージに記憶してもよい。
通信部15はネットワークNを介して、統合データベース2、ユーザ端末3、各種クラウドサービス4と通信を行う。また、CPU11が通信部15を用い、ネットワークN等を介して他のコンピュータから制御プログラム1Pをダウンロードし、大容量記憶部14に記憶してもよい。
読み取り部16はCD(Compact Disc)−ROM及びDVD(Digital Versatile Disc)−ROMを含む可搬型記憶媒体1aを読み取る。CPU11が読み取り部16を介して、制御プログラム1Pを可搬型記憶媒体1aより読み取り、大容量記憶部14に記憶してもよい。また、半導体メモリ1bから、CPU11が制御プログラム1Pを読み込んでもよい。
業績プラットホーム100が提供する機能には、データ統合機能及びデータ提供機能を含む。データ統合機能は、複数種別のデータを複数のデータベースから収集し、フォーマット、項目を統一し、種別毎に統合データベース2に記憶する機能である。データ提供機能は統合データベース2に記憶しているデータを提供する機能である。
図3はデータ統合機能を示す説明図である。データ提供サーバ1はデータ統合機能を実現する機能部として、収集部111、変換部112、算出部113、評価部114、警告部115及び記憶部116を備える。収集部111は複数種別のデータを複数のデータベースからデータを収集する。図3に示す例では、POSデータはA社・POSシステム、B社・POSシステム等が管理するデータベースから収集する。勤怠データはα社・勤怠システム、β社・勤怠システム等が管理するデータベースから収集する。会計データは甲社・会計システム、乙社・会計システム等が管理するデータベースから収集する。予約データはい社・予約システム、ろ社・予約システム等が管理するデータベースから収集する。HRデータはア社・HRシステム、イ社・HRシステム等が管理するデータベースから収集する。ここで、A社、B社、α社、β社、甲社、乙社、い社、ろ社、ア社、イ社はサービス提供会社を想定している。すなわち、A社・POSシステムは複数の企業がユーザとして利用している。その他のシステムも同様である。また、同一企業が複数種別のサービスを提供してもよい。例えば、甲社は会計サービスに加えて、HRサービスを提供してもよい。一方、同一企業が複数のサービスを利用してもよい。例えば、同一企業がA社・POSシステム、β社・勤怠システム、ろ社・予約システム等を利用してもよい。
変換部112は収集部111が収集したデータのフォーマット変換を行う。フォーマット変換は有益な項目の抽出、単位の変換やデータ項目の並び順の変更等である。算出部113は収集したデータから新たな項目のデータを求める。例えば、店舗毎の売上高及び坪数より、坪当たり売上高を算出する。評価部114はデータ項目毎の信頼性を示す評価値を付与する。記憶部116は有益な項目のデータと新たな項目のデータと評価値とを対応付けて、統合データベース2に記憶する。統合データベース2では同一種別のデータは同一のデータベースに記憶する。例えば、POSデータはA社・POSシステムから収集したデータも、B社・POSシステムから収集したデータも、同一のPOS−DBに記憶する。A社・POSシステムから収集したデータも、B社・POSシステムから収集したデータも、データ項目、値の単位が揃えられて記憶される。警告部115は評価値が所定の閾値より低いデータ項目がある場合、警告を行う。
図4は統合データベース2の例を示す説明図である。統合データベース2はPOS−DB21、勤怠DB22、会計DB23、予約DB24、HR−DB25、口コミDB26、反社情報DB27及び口座情報DB28を含む。POS−DB21はPOSシステムから収集したPOSデータを記憶する。勤怠DB22は勤怠システムから収集した勤怠データを記憶する。会計DB23は会計システムから収集した会計データを記憶する。予約DB24は予約システムから収集した予約データを記憶する。HR−DB25はHRシステムから収集したデータを記憶する。口コミDB26は口コミシステムから収集した口コミデータを記憶する。反社情報DB27は反社情報システムから収集した反社データを記憶する。口座情報DB28はインターネットバンキングシステムから収集した口座情報(口座データ)を記憶する。口座情報には入出金履歴や残高等を含む。上述したように、統合データベース2は、複数のPOSシステムから収集したデータを同一のPOS−DB21記憶する。それにより、POSデータに含まれる項目や項目毎と値が統一化されている。また、統合データベース2が収集するデータは、データ保有者であるユーザの了解のもとに、データ提供サーバ1が各種クラウドサービス4から提供を受けるものである。
図5はデータ提供機能を示す説明図である。データ提供サーバ1はデータ提供機能を実現する機能部として、受付部117、取得部118、出力変換部119及び応答部11Aを備える。受付部117は通信部15を介して各種アプリケーションソフトウェア(以下、「アプリ」とも呼ぶ。)からデータ要求を受付ける。例えば、受付部117はWeb API(Web Application Programming Interface)を提供する。a社アプリ(a社アプリケーションプログラム)、b社アプリ(b社アプリケーションプログラム)、c社アプリ(c社アプリケーションプログラム)はそれぞれ、Web APIによりデータ要求をデータ提供サーバ1に行う。a社アプリ、b社アプリ及びc社アプリは予めWeb APIの利用権限を得ており、それを示すアプリケーションID等が付与されている。取得部118は受付けたデータ要求に対応するデータを統合データベース2から読み出す。出力変換部119は必要に応じて、読み出したデータの形式を出力する形式に変換する。応答部11Aは出力するデータを含む応答メッセージを生成する。生成した応答メッセージは通信部15を介して、データ要求を行ったアプリに返送される。
次に、データ統合機能及びデータ提供機能を実現する処理において使用されるデータベースについて説明する。図6は収集方式DBの例を示す説明図である。収集方式DB141は各種クラウドサービス4が管理するデータベースからデータを収集する際の収集方法を記憶する。収集方式DB141はシステム列、タイプ列、種別列及び変換規則列を含む。システム列はデータ収集先の識別情報、例えばシステム名称を記憶する。タイプ列は収集方法を記憶する。例えば、ファイルはファイル取り込みによる収集を意味する。例えば、各種クラウドサービス4はファイルをネットワーク共有フォルダに書き込む。データ提供サーバ1はネットワーク共有フォルダを監視し、ファイルが書き込まれたら取り込みを行う。種別列は収集するデータの種別を記憶する。例えば種別POS、会計、勤怠、予約、HR等である。変換規則列は変換規則のIDを記憶する。IDは収集したデータを変換する際の変換規則を特定するIDである。
図7は変換規則DBの例を示す説明図である。変換規則DB142は収集したデータを統合データベース2に記憶する形式に変換するための変換規則を記憶する。変換規則DB142はID列、項番列、項目列、処理列及び出力項番列を含む。ID列は変換規則を一意に特定するIDを記憶する。項番列は収集したデータに含まれる項目の順番号を記憶する。項目列は項目内容を示す項目名を記憶する。処理列は各項目に対して行う処理を記憶する。破棄は当該項目を破棄し、統合データベース2には記憶しないことを示す。項番変更は項目の並び順を変更することを示す。算出は複数項目から算出して求める項目であることを示す。出力項番列は出力データにおける各項目の並び順を示す。
図8は算出式DBの例を示す説明図である。算出式DB143は収集したデータを変換する際に算出して求める項目についての算出式を記憶する。算出式DB143は算出値列及び式列を含む。算出値列は算出する項目を識別する情報、例えば項目名を記憶する。式列は算出するための式を記憶する。図8に示す例では坪当たり売上高は売上高を坪数で割って求めることを示している。坪数は静的データであるため、売上高と坪数とが同一データに含まれない場合もある。このような場合は、坪数データは店舗情報を記憶する図示しない店舗マスタデータベースから取得する。
図9は評価規則DBの例を示す説明図である。評価規則DB144はデータ項目の信頼性を示す評価値を求める規則を記憶する。評価規則DB144は種別列、項目列、既定列、評価法列及び処理列を含む。種別列はデータ種別を記憶する。データ種別はPOS、勤怠、予約、会計、HR等である。項目列は項目名を記憶する。既定列は既定の評価値を記憶する。既定の評価値は、他の種別データ等がないなどの理由により信頼性評価が行えない場合に設定する値である。評価法列は信頼性評価を行う方法を記憶する。処理列は評価値を求めるための処理を記憶する。図9に示す例では会計データに含まれる売上高の信頼性評価の方法が示されている。評価の値は1から5で、5が最も信頼性が高いことを示す。評価の既定値は3である。評価方法はPOSとの対比である。ここで、処理対象となっている企業について会計データだけでなく、POSデータもPOS−DB21に記憶されていることが前提となる。会計データに含む月次の売上高を取得した場合、POSデータから月次に対応する期間における売上データを取得し、取得した売上データを集計し、POSデータに基づく月次の売上高を算出する。そして、会計データに含む月次の売上高とPOSデータに基づく月次の売上高との乖離率を求める。例えば、乖離率=(2つの売上高の差分)/(会計データ売上高)×100で求める。そして、乖離率が5%未満であれば、評価値を5とする。乖離率が10%未満であれば、評価値を4とする。乖離率が10%以上であれば、評価値を2とする。乖離率が15%以下であれば評価値を1とする。そして、警告を行う。ここでは評価が行えない場合のみ評価値が既定値となるが、評価値が3となる乖離率を定義してもよい。既定値は3としたが、データ項目毎に変えてもよい。データ発生の成り立ちや管理方法、監査対象になるか否か等により、一般的な評価として信頼性が高いと考えられているデータ項目、信頼性が低いと考えられているデータ項目が存在するからである。このような、一般評価を考慮して既定値を定めてもよい。さらに、一般評価を加味して、評価値を定めてもよい。
図10は警告先DBの例を示す説明図である。警告先DB145は警告を発する場合の警告先の情報を記憶する。警告は電子メールで行う。警告先DB145はユーザID列及びメールアドレス列を含む。ユーザID列はユーザを一意に特定するユーザIDを記憶する。ここでいうユーザとは各種クラウドサービス4を利用している企業である。すなわち、統合データベース2に何らかのデータが記憶されている企業である。メールアドレス列は警告をメールの送信先となる電子メールのアドレスを記憶してもよい。警告は、アプリを起動したときにポップアップ表示してもよい。プッシュ通知を用いて警告を送信してもよい。警告先はユーザに加えて、業績プラットホームの管理者や関係する各種クラウドサービス4の管理者に送信してもよい。又はユーザには送信せず、業績プラットホームの管理者や関係する各種クラウドサービス4の管理者に送信してもよい。例えば、システム異常によりPOSデータが異常値となっていたことに起因して、会計データの売上高の信頼性が低いと判断された場合は、ユーザに通知するのではなく、POSシステムの管理者に通知することが適当だからである。もし、POSデータ異常の原因がシステム異常でなければ、POSシステムの管理者がユーザに通知すればよい。
図11は提供規則DBの例を示す説明図である。提供規則DB146は統合データベース2に記憶しているデータの提供機能を定義した規則を記憶する。提供規則DB146は機能列、方式列、名称列、引数列及び返却列を含む。機能列は提供機能の名称を記憶する。方式列はデータの提供方式を記憶する。提供方式はAPI、ファイル、電子メール等である。提供方式のAPIは、ユーザは提供規則DB146で定義されている関数を呼び出し、その返却値としてデータを受け取る。例えば、APIはHTTP(Hypertext Transfer Protocol)を使用するWebAPIである。提供方式のファイルは共有フォルダにファイルを出力し、当該ファイルユーザが読み出す方式である。例えば、リモートシェルによりコマンドを実行する。提供方式の電子メールの場合、ユーザは読み出したいデータを指定するコマンドが書かれた電子メールを送信する。読み出されたデータは、電子メールの本文又は添付ファイルとして返信される。電子メール方式の場合、業績プラットホームでメールの受送信を行うのは、データ提供サーバ1でもよいし、他のサーバでもよい。名称列は関数名やコマンド名を記憶する。引数列は関数やコマンドの引数を記憶する。返却列は返却される値の内容を記憶する。図11の例では、売上高を取得するAPIの関数として、getAmntOfSalseMが用意されていることを示す。当該API関数の引数は会社コード、種別、年月であることを示す。種別とは例えば全社の値か、特定の事業部の値などを指定する。当該API関数の返却値は会社コード、年月、売上高、評価値であることを示す。評価値はデータの信頼度を示す値である。例えば、評価値は5段階の値である。信頼度がもっと高い場合、評価値は5である。信頼度がもっとも低い場合、評価値は1となる。
続いて、業績プラットホーム100が行うデータ処理について、フローチャートを用いて説明する。
(データ収集処理)
図12はデータ収集処理の手順例を示すフローチャートである。データ収集処理は収集方法に適したタイミングで呼び出される。また、データ収集処理が呼び出される場合、収集方式を特定する情報が渡されるものとする。データ提供サーバ1のCPU11は、収集方式がファイル方式か否かを判定する(ステップS1)。CPU11は、ファイル方式と判定した場合(ステップS1でYES)、ファイルを取り込む(ステップS2)。CPU11を取り込んだファイルのデータに対して、変換記憶処理を行う(ステップS3)。CPU11は変換記憶処理が終わったファイルを削除する(ステップS4)。CPU11は未処理のファイルがあるか否かを判定する(ステップS5)。CPU11は未処理のファイルがあると判定した場合(ステップS5でYES)、処理をステップS2に戻し、未処理ファイルに対する処理を行う。CPU11は未処理のファイルがないと判定した場合(ステップS5でNO)、処理を終了する。CPU11は、ファイル方式でないと判定した場合(ステップS1でNO)、収集方式がメール方式か否かを判定する(ステップS6)。CPU11は収集方式がメール方式であると判定した場合(ステップS6でYES)、受信しているメールを取り込む(ステップS7)。CPU11は取り込んだメールのデータに対して、変換記憶処理を行う(ステップS8)。CPU11は変換記憶処理が終わったメールを削除する(ステップS9)。CPU11は未処理のメールがあるか否かを判定する(ステップS10)。CPU11は未処理のメールがあると判定した場合(ステップS10でYES)、処理をステップS7へ戻し、未処理メールに対する処理を行う。CPU11は未処理のメールがないと判定した場合(ステップS10でNO)、処理を終了する。CPU11は収集方式がメール方式でないと判定した場合(ステップS6でNO)、API呼出方式であるか否かを判定する(ステップS11)。API呼出方式はデータを収集される側の各種クラウドサービス4が、データの準備が整った時点で、データ提供サーバ1のAPIを呼び出し、収集処理実行させる方式である。CPU11は収集方式がAPI呼出方式であると判定した場合(ステップS11でYES)、各種クラウドサービス4よりデータを取り込む(ステップS12)。取り込むデータは、共有フォルダに記憶されている。または、APIの引数等に含まれている。CPU11は取り込んだデータに対して、変換記憶処理を行う(ステップS13)。CPU11は変換の完了を返却する(ステップS14)。CPU11は収集方式がAPI呼出方式でないと判定した場合(ステップS11でNO)、APIを実行する(ステップS15)。実行するAPIは引数として渡す。または、大容量記憶部14に記憶しておく。CPU11はAPIの実行結果としてデータを取得する(ステップS16)。データは返却値に含まれている。CPU11は取得したデータに対して、変換記憶処理を行う(ステップS17)。CPU11は処理を終了する。なお、収集方式の判定は以下のようにしてもよい。データ収集処理を起動する際の引数を収集先のシステム名称とする。CPU11はシステム名称を用いて、収集方式DB141を検索し、タイプ列に記憶してある収集方式を取得し、判定を行う。
図13は変換記憶処理の手順例を示すフローチャートである。図13に示すのは、図12のステップS3、ステップS8、ステップS13及びステップS17で行う処理の詳細を示している。CPU11は処理対象のデータを作成したシステムの名称を取得する(ステップS31)。システム名称は、収集方式に適した方法で取得される。例えば、取得したデータの先頭や末尾にシステム名称が含まれている。また、ファイル取り込み時のファイル名や、データを取り込むAPIが呼び出された際の引数としてシステム名称が渡される。S31で取得する情報はシステムを特定するものであれば、名称に限らない。英数字の組み合わせからなるIDでもよい。CPU11は取得したシステム名称に対応した変換規則を取得する(ステップS32)。CPU11はシステム名称を用いて、収集方式DB141から変換規則のIDを取得し、取得したIDを用いて変換規則DB142を検索して変換規則を得る。CPU11は変換・算出を行う(ステップS33)。CPU11は取得した変換規則に基づいて取得したデータのフォーマットの変換を行う。ここでは、取得したデータから求まる指標値の算出も含む。CPU11は指標値の算出も含むフォーマット変換が完了したデータを、統合データベース2に記憶する(ステップS34)。CPU11は変換記憶処理を終了し、処理を呼び出し元に戻す。
データ収集処理の具体例について説明する。A社・POSシステムからのデータ収集を例とする。収集方式DB141(図6)に定義されているように、A社・POSシステムからはファイル方式でデータが収集される。変換規則はCNV001である。変換規則CNV001の内容は、変換規則DB142に定義されている。A社・POSシステムから収集される取得データの項番1は売上高である。当該売上高は出力項番も1である。取得データの項番の2は、売上値引きであり、これは破棄される。項番の3は売上差引であり、これも破棄される。項番4は売上原価であり、出力項番は変更され、2番となる。また、坪当たり売上高は算出する指標値であり、出力項番10である。坪当たり売上高の算出方法は算出式DB143(図8)に定義されている。坪当たり単価は売上高を坪数で割ったものである。坪数は図示しない店舗DBに記憶されている。変換規則に従った処理が変換、算出が完了したら、統合データベース2に記憶される。
(データ提供処理)
図14はデータ提供処理の手順例を示すフローチャートである。データ提供処理は、ユーザ端末3のアプリケーションソフトウェア(以下、「アプリ」と記す。)からのデータ要求により、起動される処理である。ここでの処理はAPIを用いたデータ提供である。データ提供サーバ1のCPU11はAPIで呼び出された関数の関数名を取得する(ステップS51)。CPU11は関数名に対応した提供規則を提供規則DB146から取得する(ステップS52)。CPU11は取得した提供規則の引数列の内容に従って、引数の解釈を行う(ステップS53)。ここで、解釈とは要求されているデータ内容の判定である。CPU11は解釈に基づいて、統合データベース2からデータを取得する(ステップS54)。CPU11は提供規則の返却列の内容に従って、返却値を作成する(ステップS55)。CPU11は返却値を返却し(ステップS56)、処理を終了する。
上述の説明では省略しているが、ユーザ端末3のアプリがデータ要求するには、認証が必要である。ユーザがIDとパスワードにより、データ提供サーバ1にログインしておくか、アプリがIDとパスワードを記憶しており、データ要求する際に、ログイン処理をする。または、アプリは予め付与された認証情報を記憶しており、当該認証情報をデータ提供サーバ1に送信することにより、認証を得られる仕組みでもよい。これらに限らず他の認証の仕組みを採用してもよい。
データ提供処理の具体例について説明する。ユーザのアプリからAPI関数getAmntOfSalseMが呼ばれた場合である。この関数は月間の売上高を取得するための関数である。提供規則DB146(図11)に定義されているように、引数として、会社コード、種別、年月を取る。これに基づいて、統合データベース2から指定された会社の、指定された種別(全社又は特定事業所や、会計DBが有する売上高か、POS−DBが有する売上高かなどの指定)の、指定された年月の売上高が取得される。その際、信頼度を示す評価値も取得される。そして、返却値として、会社コード、年月、売上高、評価値の並び順で値が生成され、返却される。
(データ収集、提供機能の奏する効果)
業績プラットホーム100のデータ収集機能では、勤怠データ、予約データ、会計データ、HRデータ、及び反社データ等の複数種別のデータを各複数のデータベースから収集する。その際、データ分析には有用でない項目は破棄する。加えて、収集したデータに含まれていないが、算出可能でデータ分に有用な指標値を算出する。したがって、業績プラットホーム100の統合データベース2は、様々な分析が可能な多様で有用なデータを記憶している。また、データ提供機能では、統合データベース2からAPI等のインタフェースでデータを読み出せるので、ユーザは統合データベース2が提供するデータを用いたアプリを容易に開発可能である。
(評価処理)
評価値の付加する評価処理ついて説明する。評価処理は、統合データベース2が記憶するデータに信頼度を示す評価値を付加する処理である。図15は評価処理の手順例を示すフローチャートである。データ提供サーバ1のCPU11は評価対象となるデータの種別、項目及び値を取得する(ステップS71)。CPU11は評価規則DB144を検索し、評価対象を評価するための評価規則があるか否かを判定する(ステップS72)。CPU11は評価規則があると判定した場合(ステップS72でYES)、評価規則に基づいて、評価を行うための評価用データの取得を試みる(ステップS73)。CPU11は評価用データが取得できた否かを判定する(ステップS74)。CPU11は評価用データが取得できたと判定した場合(ステップS74でYES)、評価規則に基づいて評価値を設定する(ステップS75)。CPU11は警告が必要か否かを判定する(ステップS76)。例えば、評価値が最低値の場合、警告が必要と判定する。警告を行う判定基準は、評価規則DB144の処理列に定義しておいてもよい。CPU11は警告が必要と判定した場合(ステップS76でYES)、警告処理を行い(ステップS77)、処理を終了する。CPU11は警告が必要でないと判定した場合(ステップS76でNO)、処理を終了する。CPU11は評価規則がないと判定した場合(ステップS72でNO)、又はCPU11は評価用データが取得できなかったと判定した場合(ステップS74でNO)、評価値に既定値を設定し(ステップS78)、処理を終了する。既定値は例えば中間値である。5段階評価であれば3である。評価処理はデータ収集時に行うこと望ましい。図13の変換・算出(ステップS33)において、評価値を付与する。
(警告処理)
図16は警告処理の手順例を示すフローチャートである。CPU11は警告を知らせるメッセージを作成する(ステップS91)。例えば、メッセージには、データの種別及びデータ項目名並びに評価値を含める。CPU11は警告対象のデータに紐付いたユーザIDを検索キーにして、警告先DB145を検索し、警告の宛先となるユーザのメールアドレスを取得する(ステップS92)。CPU11は取得したメールアドレス宛に警告メッセージを送信する(ステップS93)。警告メッセージは業績プラットホームの管理者宛にも送信してもよい。また、ユーザには直接送信せず、管理者にユーザのメールアドレスと警告メッセージとを送り、管理者がシステム障害でないことを確認した上で、ユーザに警告メッセージを送信してもよい。一方、ユーザ側で警告メッセージを受け取る部署には、コンプライアンスを担当する部署を含めることが望ましい。データを不正の目的で意図的に改ざんしている可能性もあるからである。当該観点から、業績プラットホーム100は警告メッセージの送信履歴は所定期間すべて保存しておくことが望ましい。
評価処理の例を説明する。会計データ(第一種別のデータ)に含まれる売上高の評価を例とする。飲食店の月間の売上高を収集したとする。評価規則DB144(図9)において、種別=会計、項目=売上高のレコードは存在する。当該レコードの評価法列にはPOS対比とある。すなわち、POSデータ(第二種別のデータ)に基づく、売上高を評価用データとして取得する。対象である飲食店のPOSデータから対象月における時間毎又は日毎の売上高を取得合算し、月間の売上高を計算する。そして、評価規則の処理列の内容によって、評価値を定める。会計データの売上高は、POSデータに含まれる売上高(同種データ項目)とのデータ整合性を確認することで信頼度を求めることが可能である。
業績プラットホーム100の統合データベース2が保有するデータには、評価処理によりデータの信頼度を示す評価値を付与するので、ユーザがデータ分析を行う際に分析結果の信頼度を見積もることが可能となる。信頼度が極端に低いデータに関しては、管理者及びデータ発生源のユーザに警告し、改善を促す。それによって、統合データベース2全体に対する信頼度を向上させることが可能となる。そして、信頼度の向上が、ユーザの増加に繋がり、データベースとしての優位性を高めることが可能となる。
(サービス提供基盤)
上述のように、業績プラットホーム100は経営に関するデータポータルであるので、多様なサービスの提供が可能となる。次に、データを活用したサービス提供基盤について説明する。図17はサービス提供基盤の構成を示す説明図である。サービス提供基盤はポータルサーバ5及びバッチサーバ6を含む。バッチサーバ6は設けずに、その機能をポータルサーバ5に持たせてもよい。バッチサーバ6が複数となるのは、異なる複数の運営者がサービスを提供する場合を想定している。
図18はポータルサーバのハードウェア構成例を示すブロック図である。ポータルサーバ5は、サーバコンピュータ等で構成する。ポータルサーバ5は、CPU51、ROM52、RAM53、大容量記憶部54、通信部55、及び読み取り部56を含む。各構成はバスBで接続されている。以下において、データ提供サーバ1と同様な構成については、説明を省略する。
図19はバッチサーバのハードウェア構成例を示すブロック図である。バッチサーバ6は、サーバコンピュータ等で構成する。バッチサーバ6は、CPU61、ROM62、RAM63、大容量記憶部64、通信部65、及び読み取り部66を含む。各構成はバスBで接続されている。以下において、データ提供サーバ1と同様な構成については、説明を省略する。
続いて、サービス提供基盤が用いるデータベースについて説明する。図20はロボDB541の例を示す説明図である。ロボDB541はバッチサーバ6で動作するバッチプログラムに関する情報を記憶する。ロボDB541はポータルサーバ5が管理する。例えば、ロボDB541は大容量記憶部54に記憶する。ロボDB541はロボID列、役割列、名称列、アイコン列、提供列、説明列、実行頻度列及び必要データ列を含む。ロボID列はバッチプログラムを一意に特定可能なロボIDを記憶する。役割列はバッチプログラムが提供する機能を役割として表現した文字列を記憶する。名称列はバッチプログラムの名称を記憶する。アイコン列はバッチプログラムのアイコンを記憶する。提供列はバッチプログラムを提供する事業者を記憶する。説明列はバッチプログラムの機能についての説明文を記憶する。実行頻度列はバッチプログラムの推奨される実行頻度を記憶する。必要データ列はバッチプログラムを実行する場合において、必要とするデータを記憶する。
図21は利用ロボDBの例を示す説明図である。利用ロボDB542はユーザが利用する全バッチプログラムの情報を記憶する。利用ロボDB542はポータルサーバ5が管理する。例えば、利用ロボDB542は大容量記憶部54に記憶する。利用ロボDB542はユーザID列及びロボID列を含む。ユーザID列はユーザIDを記憶する。ロボID列はユーザが利用しているバッチプログラムのロボIDを記憶する。
図22は設定DBの例を示す説明図である。設定DB641はバッチプログラムの実行設定を記憶する。設定DB641はバッチプログラムを提供する各社のバッチサーバ6が管理する。設定DB641は例えば、バッチサーバ6の大容量記憶部64が記憶する。設定DB641はロボID列、ユーザID列、実行頻度列、前回列及び次回列を含む。ロボID列はロボIDを記憶する。ユーザID列はバッチプログラムを利用しているユーザのユーザIDを記憶する。実行頻度列はユーザが設定した実行頻度を記憶する。前回列は前回実行日を記憶する。次回列は次回の実行日を記憶する。
続いて、バッチプログラムの利用手順について説明する。ユーザはユーザ端末3より、ポータルサーバにログインする。ユーザはログイン完了後に表示されるメニュー画面でロボ一覧を選ぶ。図23はロボ一覧画面の例を示す説明図である。ロボ一覧画面d01はロボ一覧d011、選択ボックスd012、決定ボタンd013及びキャンセルボタンd014を含む。ロボ一覧d011は提供されているバッチプログラムを一覧表示する。選択ボックスd012は利用するバッチプログラムを選択するためのチェックボックスである。選択ボックスd012は各バッチプログラムに対応して表示される。決定ボタンd013を選択すると、選択結果がポータルサーバ5へ送信される。キャンセルボタンd014を選択すると、操作はキャンセルされ、メニュー画面に戻る。
図24はロボ設定画面の例を示す説明図である。ロボ設定画面d02はロボ表示d021、実行設定d022、通知先設定d023、決定ボタンd024、キャンセルボタンd025及びカスタマイズボタンd026を含む。ロボ表示d021はロボ一覧画面d01で選択されたバッチプログラムを表示する。実行設定d022は実行頻度を設定する。第1メニューd0221で日次、週次又は月次を選択する。第2メニューd0222に実行日を設定する。日次の場合は設定不要である。週次の場合は曜日を指定する。月次の場合は日付を指定する。通知先設定d023はバッチプログラムからの通知先を設定する。既定は登録済みのメールアドレスである。他のメールアドレスやSNSへの通知を希望する場合は、通知先種別メニューd0231を変更する。そして、通知先指定ボックスd0232にメールアドレスやSNSのアカウントを入力する。決定ボタンd024を選択すると、設定内容がポータルサーバ5へ送信される。キャンセルボタンd025を選択すると、操作はキャンセルされ、メニュー画面に戻る。カスタマイズボタンd026を選択すると、カスタマイズ画面が表示され、バッチプログラムの動作をカスタマイズすることが可能となる。
図25はロボ設定処理の手順例を示すフローチャートである。ユーザがメニュー画面でロボ一覧を選ぶと、ユーザ端末3は一覧請求をポータルサーバ5へ送信する(ステップS111)。ポータルサーバ5のCPU51はロボDB541を参照してロボ一覧画面を作成する(ステップS112)。CPU51はロボ一覧画面をユーザ端末3へ送信する(ステップS113)。ユーザ端末3はロボ一覧画面を受信し、表示する(ステップS114)。ユーザは利用したいバッチプログラムを選択し、決定ボタンを操作する。ユーザ端末3は選択情報を取得し(ステップS115)、取得した選択情報をポータルサーバ5へ送信する(ステップS116)。ポータルサーバ5のCPU51は選択情報を受信する(ステップS117)。CPU51は選択されたバッチプログラムを実行するのに必要なデータがあるかを確認する(ステップS118)。CPU51はロボDB541の必要データ列が記憶する必要データの種別を取得し、種別に対応したデータベースに該当ユーザのデータが記憶されているか否かを確認する。例えば、POS、勤怠が必要であれば、統合データベース2のPOS−DB21及び勤怠DB22に、該当ユーザのデータが記憶されているかを確認する。CPU51は必要データに不足がある否かを判定する(ステップS119)。CPU51は必要データに不足がないと判定した場合(ステップS119でNO)、処理をステップS122に進める。CPU51は必要データに不足があると判定した場合(ステップS119でYES)、データ不足で実行できないバッチプログラムの選択を解除する(ステップS120)。CPU51は選択を解除した旨のメッセージを生成する(ステップS121)。CPU51はロボ設定画面を生成する(ステップS122)。ステップS121が実行されていた場合、生成したメッセージをロボ設定画面に含める。CPU51は生成したロボ設定画面をユーザ端末3へ送信する(ステップS123)。ユーザ端末3はロボ設定画面を受信し、表示する(ステップS124)。ユーザはロボ設定画面で設定を行い、決定ボタンを操作する。ユーザ端末3は設定を取得し(ステップS125)、設定をポータルサーバ5へ送信する(ステップS126)。ポータルサーバ5は設定を受信し、バッチプログラム毎に、対応するバッチサーバ6へ設定を転送し(ステップS127)、処理を終了する。設定を転送されたバッチサーバ6は設定を、設定DB641に記憶する。
(バッチプログラムの例)
バッチプログラムの一例として、融資提案ロボについて説明する。融資提案ロボは融資を行う金融機関が想定ユーザである。融資提案ロボは融資先となる有望な企業を抽出し、提案を行う。以下では融資先の業種を飲食業として設定した場合の融資提案ロボの動作を説明する。融資提案ロボは、POS−DB21から処理対象企業の直近、例えば3ヶ月の売上高を取得する。また、POS−DB21から今月分の確定した売上高を取得する。予約DB24から予約状況を取得し、今月の未確定分の売上高、来月の売上高の推定値を求める。また、口座情報DB28から処理対象企業の口座情報を取得し、それに基づき今月の資金状況を予測する。例えば、月末まで運転資金が足りるか否かの予測(資金予測)を行う。また、融資提案ロボは口コミDB26から処理対象企業の評価を取得する。融資提案ロボは、直近の月間売上高、今月及び来月の売上高、口コミ評価より、金融機関が定めたスコアリングモデルにより、企業の信用度を算出する。金融機関により、信用度に対応して融資枠が設定されているので、融資提案ロボは、信用度に対応した融資枠(与信枠)を取得する。直近の月間売上高、今月及び来月の売上高、口コミ評価と、可能な融資枠については、予めデータベースに記憶されているものとする。融資提案ロボは、融資枠(利率1.2%、上限額300万円)と資金状況(250万円ショートの見込み)とを対照し、マッチすると判断したら、処理対象企業へ融資することの提案メッセージを金融機関に通知する。金融機関は通知を確認し、妥当であれば、融資の提案を企業に行う。
サービス提供基盤では、各種バッチプログラム(ロボ)を利用することより、種々の業務の効率化を図ることが可能となる。
(ログによる評価処理)
アプリ提供基盤から読み出されたデータについてはログ(利用履歴)を取る。ログにより、信頼度を示す評価値を調整する。図26はログDBの例を示す説明図である。ログDB147は例えばデータ提供サーバ1の大容量記憶部14に記憶する。ログDB147が記憶する各ログは統合データベース2が記憶するデータが読み出されるごとに生成される。ログDB147は日付列、時刻列、種別列、項目列、ユーザ列、方式列及び参照ユーザ列を含む。日付列はデータが読み出された日付を記憶する。時刻列はデータが読み出された時刻を記憶する。種別列は読み出されたデータの種別を記憶する。項目列は読み出されたデータの項目を記憶する。ユーザ列は読み出されたデータを保有するユーザのユーザIDを記憶する。方式列はデータを読みだした方式を記憶する。参照ユーザ列はデータを読み出したユーザのユーザIDを記憶する。データを読み出したユーザを特定できない場合は、データを読み出したバッチプログラムのロボIDを記憶する。
図27は評価値調整処理の手順例を示すフローチャートである。評価値調整処理は所定期間毎、例えば、週次や月次で実行する。データ提供サーバ1のCPU11は集計期間に含まれるログをログDB147から取得する(ステップS131)。評価値調整処理が週次に実行であれば、未処理の直近1週間分のログを取得する。CPU11は保有するユーザ毎並びに、データの種別毎及び項目毎に読み出し回数を集計する(ステップS132)。CPU11は読み出し回数でランキングを行う(ステップS133)。CPU11はランキングにしたがって評価値を調整し(ステップS134)、処理を終了する。評価値の調整は、例えば以下のように行う。読み出し回数のランキングの上位5位のデータは評価値を0.1加算し、下位5位のデータは評価値を0.1減算する。同様に、データの種別毎及び項目毎のランキングで、評価値を調整してもよい。
図28は通報DBの例を示す説明図である。通報DB148はユーザからデータ内容に疑義がある旨の通報を受けた場合、それをログとして記録する。通報DB148はデータ提供サーバ1の大容量記憶部14に記憶する。通報DB148は日付列、時刻列、種別列、項目列、ユーザ列及び通報ユーザ列を含む。日付列は通報を受けた日付を記憶する。時刻列は通報を受けた時刻を記録する。種別列は通報を受けたデータの種別を記録する。項目列は通報を受けたデータの項目を記録する。ユーザ列は通報を受けたデータを保有するユーザのユーザIDを記憶する。通報ユーザ列は通報を行ったユーザのユーザIDを記憶する。
図29は通報集計処理の手順例を示すフローチャートである。通報集計処理は所定期間毎、例えば、週次や月次で実行する。データ提供サーバ1のCPU11は集計期間に含まれる通報ログを通報DB148から取得する(ステップS151)。通報集計処理が週次に実行であれば、未処理の直近1週間分の通報ログを取得する。CPU11は保有するユーザ毎並びに、データの種別毎及び項目毎に通報回数を集計する(ステップS152)。CPU11は集計されたデータの1つを選択する(ステップS153)。CPU11は選択したデータの通報回数が閾値以上であるか否かを判定する(ステップS154)。CPU11は選択したデータの通報回数が閾値以上であると判定した場合(ステップS154でYES)、該当データの評価値を更新する(ステップS155)。例えば、通常では付与しない0又は−1などの値を設定する。CPU11は警告を行う(ステップS156)。警告処理は図16に示した警告処理と同様である。CPU11は選択したデータの通報回数が閾値未満であると判定した場合(ステップS154でNO)、処理をステップS157へ進める。CPU11は未処理のデータがあるか否かを判定する(ステップS157)。CPU11は未処理のデータがあると判定した場合(ステップS157でYES)、処理をステップS153に戻し、未処理のデータに対する処理を行う。CPU11は未処理のデータがないと判定した場合(ステップS157でNO)、処理を終了する。なお、通報回数を集計する際、同一の通報ユーザより、同一ユーザの同一種別、同一項目に対して、複数回通報されている場合であっても通報回数は1回としてもよい。同一の通報ユーザのみからの通報は、通報自体の信頼性が低い可能性があるからである。
以上のように、各データに対する読み出し回数や内容に疑義がある旨の通報回数(ユーザ評価)により、信頼度を変更する。それによって、信頼度の精度を向上することが可能となる。
(対話型提供機能)
業績プラットホーム100のデータ提供機能を利用例として、上述ではバッチプログラムを示した。以下では対話型提供機能について例示する。対話型提供機能はアプリサーバにより提供される。図30はアプリサーバのハードウェア構成例を示すブロック図である。アプリサーバ7は対話型のアプリケーションプログラムを提供する。アプリサーバ7はサーバコンピュータ等で構成する。アプリサーバ7は、CPU71、ROM72、RAM73、大容量記憶部74、通信部75、及び読み取り部76を含む。各構成はバスBで接続されている。以下において、データ提供サーバ1と同様な構成については、説明を省略する。
(検索機能)
対話型提供機能の一例として検索機能について説明する。検索機能は業績に関する検索キーワード、例えば「A社 2017年 売上高」に対して、統合データベース2に記憶した会計DB23を検索し、A社の2017年度の売上高を抽出し、検索結果として返却する機能である。
まず、検索機能で用いるデータベースについて説明する。図31はユーザ異表記DB741の例を示す説明図である。ユーザ異表記DB741はアプリサーバ7の大容量記憶部74に記憶する。ユーザ異表記DB741はユーザの種々の表記をユーザIDと対応付けて記憶する。ユーザ異表記DB741はユーザID列、名称列、略称・通称列、証券コード列及び法人番号列を含む。ユーザID列はユーザIDを記憶する。名称列はユーザの正式名称を記憶する。略称・通称列はユーザの略称、通称を記憶する。証券コード列はユーザの証券コードを記憶する。証券コードが振られていないユーザについては空白となる。法人番号列はユーザの法人番号を記憶する。法人番号はいわゆる番号法に基づく番号であり、国税庁長官が指定する。法人番号以外に、東京商工リサーチか発行するTSR企業コードや帝国データバンクが発行するTDB企業コードを、ユーザ異表記DB741に記憶してもよい。
図32は変換DBの例を示す説明図である。変換DB742はアプリサーバ7の大容量記憶部74に記憶する。変換DB742は使用が想定される検索語を検索に適した表記に変換するための用語を記憶する。変換DB742は検索語列、種別列、項目列及び既定期間列を含む。検索語列は使用が想定される検索語を記憶する。種別列は検索語に対応させるデータの種別を記憶する。項目列は検索語に対応させる項目を記憶する。既定期間列は検索語に期間が指定されていない場合に、補う期間条件を記憶する。変換DB742を用いることにより、「A社 売上」との入力は、「A社 会計 売上高 2017年度」(現在が2018年度の場合)に変換される。
検索機能は次のように提供される。ユーザはユーザ端末3からアプリサーバ7に検索機能の要求を行う。アプリサーバ7は検索語の入力画面をユーザ端末3に送信する。ユーザは入力画面に検索語を入力し、検索ボタン等を操作する。ユーザ端末3は検索語をアプリサーバ7に送信する。アプリサーバ7は受信した検索語に基づき検索を行い、検索結果をユーザ端末3に送信する。
図33は検索処理の手順例を示すフローチャートである。アプリサーバ7のCPU71はユーザ端末3から送信された検索語を取得する(ステップS171)。CPU71は取得した検索語の変換を行う(ステップS172)。CPU71は取得した検索語と、変換DB742の検索語列とを対照し、一致するものがあれば、変換を行う。変換の例は上述のとおりである。CPU71は検索語により、検索対象となるデータの種別及び項目が特定できたか否かを判定する(ステップS173)。CPU71は種別及び項目が特定できたと判定した場合(ステップS173でYES)、統合データベース2に対する検索を行う(ステップS174)。CPU71は取得した検索結果をユーザ端末3へ送信し(ステップS175)、処理を終了する。CPU71は種別及び項目が特定できていないと判定した場合(ステップS173でNO)、検索結果が0件であることをユーザ端末3へ送信し(ステップS176)、処理を終了する。
以上のように、検索機能により、インターネットの検索エンジンのようなユーザインタフェースにより、統合データベース2が記憶した種々のデータを抽出可能である。なお、当該検索機能は業績プラットホームの登録ユーザのみが利用可能とするが、それに限らない。所定の制限をつけて、未登録ユーザも利用できるようにしてもよい。
検索機能においては、検索語の内容によっては、検索結果に含まれる数値に演算処理を行い、その結果を出力してもよい。例えば、「2018年 恵比寿 飲食店 粗利益率」が検索条件と入力された場合、恵比寿エリアにある飲食店の各々について、2018年の粗利益率を取得し、各飲食店の粗利益率を検索結果として出力するのが、処理としては通常に考えうる処理である。そうではなく、恵比寿エリアにある飲食店の2018年における平均粗利益率を出力する。演算処理を行うか否かは例えば検索対象で判断する。ここでの例のように、粗利益率が検索された場合、個々の企業や店舗毎の値は出力せず、検索でヒットした値の平均値を出力する。
(資金調達支援機能)
上述の融資提案ロボは融資先として的確な企業を、金融機関に提案するものであったが、資金調達支援機能は、融資を受けたいユーザに対する機能である。前段階として、融資を行う金融機関は、融資先としての適格性を評価するためのスコアリングモデルを業績プラットホームに登録する。当該スコアリングモデルは、処理プログラムを含めて、アプリサーバ7の大容量記憶部74に記憶される。また、各金融機関は、スコアリングモデルによる評価機能の使用をアプリサーバ7に許可する。
図34は調達先検索処理の手順例を示すフローチャートである。融資を受けたいユーザはメニュー画面で資金調達支援機能を選択する。ユーザ端末3は機能の利用要求をアプリサーバ7へ送信する(ステップS191)。アプリサーバ7のCPU71は利用要求を受信する(ステップS192)。CPU71は希望の融資条件を入力する入力画面をユーザ端末3へ送信する(ステップS193)。ユーザ端末3は入力画面を受信し、表示する(ステップS194)。ユーザは入力画面に希望の融資条件を入力し、送信を指示する。ユーザ端末3は入力された希望条件を取得し、アプリサーバ7へ送信する(ステップS195)。アプリサーバ7は希望条件を受信する(ステップS196)。アプリサーバ7のCPU71はユーザの業績情報を統合データベース2より取得する(ステップS197)。CPU71は金融機関を選択する(ステップS198)。CPU71はユーザの業績情報を入力とし、選択した金融機関のスコアリングモデルを用いて、ユーザのスコアリングを行う(ステップS199)。CPU71はスコアリングの結果、ユーザが選択した金融機関から融資を受けられるか否かを判定する(ステップS200)。例えば、CPU71は、スコアリングで得た評価点が閾値を超えているか否かで判定する。CPU71はユーザが融資を受けらないと判定した場合(ステップS200でNO)、処理をステップS204へ移す。CPU71はユーザが融資を受けられると判定した場合(ステップS200でYES)、評価点に対応した融資枠を取得する(ステップS201)。評価点が融資可能な点数であっても、点数の大小により融資枠が異なる場合があるからである。CPU71は取得した融資枠がユーザの希望条件と適合するか否かを判定する(ステップS202)。CPU71は融資枠が希望条件と適合しないと判定した場合(ステップS202でNO)、処理をステップS204へ移す。CPU71は融資枠が希望条件と適合すると判定した場合(ステップS202でYES)、選択した金融機関及び融資枠の情報を記憶する(ステップS203)。CPU71は未処理の金融機関があるか否かを判定する(ステップS204)。CPU71は未処理の金融機関があると判定した場合(ステップS204でYES)、処理をステップS198へ戻し、未処理の金融機関についての処理を行う。CPU71は未処理の金融機関がないと判定した場合(ステップS204でNO)、結果をユーザ端末3へ送信する(ステップS205)。ユーザ端末3は結果を受信し、表示する(ステップS206)。
調達先検索処理の例を説明する。図35は調達先検索処理の例を示す説明図である。図35では、融資を希望しているユーザはA社である。金融機関はa銀行、b銀行及びc銀行である。A社は融資の希望条件351を入力する。アプリサーバ7は統合データベース2を検索して、スコアリングに必要なA社の業績情報352を取得する。必要な項目であるが統合データベース2が記憶していない情報の場合、アプリサーバ7はユーザに入力を求めるか、統合データベース2から取得した複数の項目から求める。例えば、借入金残高が年間売上の範囲内であるか否かは、例えば、前年度決算データの借入金と売上高とを比較すれば、判定可能である。アプリサーバ7は取得したA社の業績情報352をa銀行、b銀行及びc銀行それぞれのスコアリングモデルでスコアリングする。アプリサーバ7は項目毎の評点353を求める。そして、アプリサーバ7は評点に基づき評価点3541を求める。アプリサーバ7は評価点3541に基づいて、融資の可否3542が判定する。さらに、アプリサーバ7は融資可能の場合、融資枠とユーザの希望条件とマッチング結果3543を求める。評価点3541、融資の可否3542及びマッチング結果3543は、判定結果354として、ユーザ端末3に表示される。さらに、業績プラットホームはユーザが融資の申し込みを行える機能を備えており、判定結果354の表示画面から申し込みが行える。その際、判定結果が金融機関に送信される。
以上のように、資金調達支援機能より、資金調達したいユーザは一括して融資が受けられる資金調達先を調べることが可能となる。そして、ユーザが融資の申し込みをする際、判定結果が資金調達先に送られるので、資金調達先は改めて審査を行うことなく、融資の決定が行える。したがって、ユーザは確実に迅速に融資を受けることが可能となる。
なお、資金調達先として、金融機関からの融資としたが、それに限らない。ベンチャーキャピタルからの資金調達でもよい。また、ビジネスプランコンテストや助成金の検索機能を含めてもよい。この場合、ビジネスプランコンテストの応募条件や助成金の申請条件をユーザが満たすか否かが判定される。
各実施の形態で記載されている技術的特徴(構成要件)はお互いに組み合わせ可能であり、組み合わせすることにより、新しい技術的特徴を形成することができる。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって、制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した意味ではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
100 業績プラットホーム
1 データ提供サーバ
11 CPU
111 収集部
112 変換部
113 算出部
114 評価部
115 警告部
116 記憶部
117 受付部
118 取得部
119 出力変換部
11A 応答部
14 大容量記憶部
141 収集方式DB
142 変換規則DB
143 算出式DB
144 評価規則DB
145 警告先DB
146 提供規則DB
147 ログDB
148 通報DB
15 通信部
16 読み取り部
1P 制御プログラム
1a 可搬型記憶媒体
1b 半導体メモリ
2 統合データベース
21 POS−DB
22 勤怠DB
23 会計DB
24 予約DB
25 HR−DB
26 口コミDB
27 反社情報DB
28 口座情報DB
3 ユーザ端末
4 クラウドサービス
5 ポータルサーバ
51 CPU
54 大容量記憶部
541 ロボDB
542 利用ロボDB
6 バッチサーバ
61 CPU
64 大容量記憶部
641 設定DB
7 アプリサーバ
71 CPU
74 大容量記憶部
741 ユーザ異表記DB
742 変換DB
N ネットワーク

Claims (10)

  1. 各複数のデータ項目を含む複数種別のデータを各複数のデータベースから取得し、
    前記種別毎に予め定めたデータ項目のみを抽出し、
    抽出したデータ項目を前記種別毎の統合データベースに統合して記憶するとともに、
    第一種別のデータに含まれるデータ項目の信頼度を、第二種別のデータに含まれる同種データ項目とのデータ整合性に基づき算出し、
    算出した前記信頼度を前記第一種別のデータ項目に対応付けて統合データベースに記憶する
    処理をコンピュータに実行させるデータ処理プログラム。
  2. 前記抽出したデータ項目より新たなデータ項目を生成し、
    生成した新たな項目を前記統合データベースに記憶する
    請求項1に記載のデータ処理プログラム。
  3. 前記信頼度を各データ項目の利用履歴により変更する
    請求項1又は請求項2に記載のデータ処理プログラム。
  4. 各データに対するユーザ評価を取得し、
    取得したユーザ評価に基づき、前記信頼度を更新する
    請求項1から請求項3のいずれか1項に記載のデータ処理プログラム。
  5. データ毎の前記信頼度が閾値を下回った場合、データ項目名、データ内容及び前記信頼度を含む警告情報を出力する
    請求項から請求項のいずれか1項に記載のデータ処理プログラム。
  6. 各複数のデータ項目を含む複数種別のデータを各複数のデータベースから取得し、前記種別毎に予め定めたデータ項目のみを抽出し、抽出したデータ項目を前記種別毎に統合するとともに、第一種別のデータに含まれるデータ項目の信頼度を、第二種別のデータに含まれる同種データ項目とのデータ整合性に基づき算出し、算出した前記信頼度を前記第一種別のデータ項目に対応付けて統合データベースに記憶する統合部と、
    前記種別及び前記データ項目を含む要求情報を受け付ける受付部と、
    受け付けた要求情報に対応するデータを前記統合データベースから抽出し、抽出したデータを、データ項目毎又はデータ毎の信頼度と対応付けて出力する出力部と
    を備えるデータ出力装置。
  7. 統合データベースにアクセス可能なコンピュータが、
    各複数のデータ項目を含む複数種別のデータを各複数のデータベースから取得し、
    前記種別毎に予め定めたデータ項目のみを抽出し、
    抽出したデータ項目を前記種別毎の統合データベースに統合して記憶するとともに、
    第一種別のデータに含まれるデータ項目の信頼度を、第二種別のデータに含まれる同種データ項目とのデータ整合性に基づき算出し、
    算出した前記信頼度を前記第一種別のデータ項目に対応付けて統合データベースに記憶する
    データ統合方法。
  8. 各複数のデータ項目を含み、POSデータ、商品又はサービスに関する予約データ、銀行口座を含む口座データ、及び口コミサイトの口コミデータを含む複数種別のデータを各複数のデータベースから取得し、前記種別毎に予め定めたデータ項目のみを抽出し、抽出したデータ項目を前記種別毎に統合して記憶する統合データベースと、前記種別及び前記データ項目を含む要求情報を受け付ける受付部と、受け付けた要求情報に対応するデータを前記統合データベースから抽出し、抽出したデータを出力する出力部とを備えるデータ出力装置に対して、
    予め設定した複数の前記要求情報を送信し、
    前記データ出力装置から受信した前記POSデータから算出した売上実績、前記予約データから算出した売上見込み、前記口座データから算出した資金予測、及び前記口コミデータから算出した評価値に基づいて、信用度を算出し、
    算出した信用度を出力する
    処理をコンピュータに実行させる出力プログラム。
  9. 前記信用度と、利率及び上限額を含む与信枠情報とを対応付けて記憶するデータベースから、算出した信用度に対応付いた与信枠情報を取得し、
    取得した与信枠情報を出力する
    請求項に記載の出力プログラム。
  10. 各複数のデータ項目を含む複数種別のデータを各複数のデータベースから取得し、前記種別毎に予め定めたデータ項目のみを抽出し、抽出したデータ項目を前記種別毎に統合して記憶するとともに、第一種別のデータに含まれるデータ項目の信頼度を、第二種別のデータに含まれる同種データ項目とのデータ整合性に基づき算出し、算出した前記信頼度を前記第一種別のデータ項目に対応付けて記憶する統合データベースと、前記種別及び前記データ項目を含む要求情報を受け付ける受付部と、受け付けた要求情報に対応するデータを前記統合データベースから抽出し、抽出したデータ、及びデータ項目毎又はデータ毎の信頼度と対応付けて出力する出力部とを有するデータ出力装置、及び、
    予め設定した複数の前記要求情報を送信する送信部と、前記データ出力装置から受信した前記要求情報毎のデータに基づき、指標値を算出する算出部と、算出した指標値を出力する出力部
    を備えることを特徴とするデータ処理システム。
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