JP6572265B2 - 制御装置及び機械学習装置 - Google Patents

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Description

本発明は、制御装置及び機械学習装置に関し、特に主軸衝突を検出することが可能な制御装置及び機械学習装置する。
制御装置により制御される加工機において、作業者による機械の誤操作やプログラムミス、使用工具の設定ミス等が原因で主軸がワークや治具などに衝突することがある。主軸の衝突が発生した場合、その時点で加工機が故障することもあるが、主軸が衝突した時点では加工機の動作には問題は見られず、その後ある程度時間が経ってから主軸から異音が発生したり、ワークの加工精度が低下していることが検出されたりすることで、加工機が故障していることが判明することもある。後者の場合、例えば特許文献1に開示される技術を用いて、加工機の主軸の座標値、実速度、当該加工機による加工において制御装置から設定された工具オフセットや、動作中の加工プログラムなどの情報を制御装置が備える記憶装置内に保存し、それを解析することで過去に主軸が衝突し、該主軸の衝突が故障の原因であることを間接的に推定することができる。
一方、制御装置により制御される加工機において主軸衝突を直接的に検出する方法としては、主軸に異常負荷が発生したことを検出する異常負荷検出機能を用いることが考えられる。異常負荷検出機能は、制御軸毎にモニタした負荷電流値から加工にかかる理論上の電流値を差し引いた値(推定負荷トルク)が一定値以上だった場合に、主軸衝突が発生したと判断し、制御装置にアラームを通知する機能である(特許文献2など)。
また、制御装置により制御される加工機において主軸衝突を直接的に検出する他の方法としては、加速度センサを用いる方法が考えられる。主軸衝突の検出に加速度センサを用いる場合には、加速度センサをスピンドルに取り付け、制御装置側で加速度センサのセンサ値を読み出し、読み出したセンサ値が一定値以上だった場合に、主軸衝突が発生したと判断してアラームを発生させる。
国際公開第00/10769号 特開2016−193469号公報
しかしながら、異常負荷検出機能、加速度センサを用いる方法のいずれについても、主軸衝突したとみなす基準値を求めることが困難である。すなわち、異常負荷検出機能において、主軸が衝突したとみなす推定負荷トルクの基準値を低く設定した場合、正常な加工が行わている時に主軸衝突が発生したと誤認する場合があり、また、主軸が衝突したとみなす推定負荷トルクの基準値を高く設定した場合、主軸が衝突したにも拘わらず、これを検出できない場合が起こり得る。これは、加速度センサを用いる方法を用いた場合でも同様である。
特に、負荷電流により主軸衝突を判断する場合には、重切削時と主軸衝突との区別が困難であり、加速度センサを用いて主軸衝突を判断する場合には、高速な早送りと主軸衝突との区別が困難になる。
そこで本発明の目的は、主軸衝突の判定に用いられる基準値の設定に労力をかけることなく高精度に主軸衝突を検出する制御装置及び機械学習装置を提供することである。
本発明では、主軸の異常負荷検出及び加速度検出を併用し、主軸が正常に移動している場合の主軸の推定負荷トルク値と主軸の加速度値との関係を学習する機械学習装置を制御装置に導入する。本発明の制御装置は、主軸の推定負荷トルク値及び主軸の加速度値に基づいて機械学習装置に主軸の衝突を判定させ、判定させた結果に基づいて主軸衝突に係るアラームを発生させる。
そして、本発明の一態様は、加工機が備える主軸の衝突を検出する制御装置であって、前記主軸が衝突していない正常加工時の主軸の状態を学習する機械学習装置を備え、前記機械学習装置は、前記主軸の推定負荷トルク値を示す主軸推定負荷トルクデータ及び前記主軸の加速度値を示す主軸加速度データを環境の現在状態を表す状態変数として観測する状態観測部と、前記状態変数を用いて、正常加工時の前記主軸の推定負荷トルク値と、前記主軸の加速度値との相関性を学習する学習部と、を備えた制御装置である。
また、本発明の他の態様は、加工機が備える主軸が衝突していない正常加工時の主軸の状態を学習する機械学習装置において、前記主軸の推定負荷トルク値を示す主軸推定負荷トルクデータ及び前記主軸の加速度値を示す主軸加速度データを環境の現在状態を表す状態変数として観測する状態観測部と、前記状態変数を用いて、正常加工時の前記主軸の推定負荷トルク値と、前記主軸の加速度値との相関性を学習する学習部と、を備える機械学習装置である。
本発明によれば、主軸が衝突したとみなす異常負荷の基準値及び加速度の基準値の設定に試行錯誤することなく高精度に主軸衝突の検出が可能となるため、作業者の設定に係る労力を軽減することが可能となる。
第1の実施形態による制御装置の概略的なハードウェア構成図である。 第1の実施形態による制御装置の概略的な機能ブロック図である。 制御装置の一形態を示す概略的な機能ブロック図である。 近傍法による判定方法について説明する図ある。 ニューロンを説明する図である。 ニューラルネットワークを説明する図である。 第2の実施形態による制御装置の概略的な機能ブロック図である。 制御装置を組み込んだシステムの一形態を示す概略的な機能ブロック図である。 制御装置を組み込んだシステムの他の形態を示す概略的な機能ブロック図である。
以下、本発明の実施形態を図面と共に説明する。
図1は第1の実施形態による制御装置の要部を示す概略的なハードウェア構成図である。制御装置1は、例えば主軸を備えた加工機を制御する数値制御装置として実装することができる。本実施形態による制御装置1が備えるCPU11は、制御装置1を全体的に制御するプロセッサである。CPU11は、ROM12に格納されたシステム・プログラムをバス20を介して読み出し、該システム・プログラムに従って制御装置1全体を制御する。RAM13には一時的な計算データや表示データ、図示しない入力部を介してオペレータが入力した各種データ等が一時的に格納される。
不揮発性メモリ14は、例えば図示しないバッテリでバックアップされるなどして、制御装置1の電源がオフされても記憶状態が保持されるメモリとして構成される。不揮発性メモリ14には、図示しない入力部を介してオペレータが入力した各種データ(例えば、加工条件、正常加工(主軸が衝突していない)時の推定負荷トルク値と加速度センサ値のサンプリングデータなど)や、図示しないインタフェースを介して入力された制御用の加工プログラムなどが記憶されている。不揮発性メモリ14に記憶されたプログラムや各種データは、実行時/利用時にはRAM13に展開されても良い。また、ROM12には、加工プログラムを解析して実行するためのシステム・プログラムなど、制御装置1の動作に必要な各種のシステム・プログラム(後述する機械学習装置100とのやりとりを制御するためのシステム・プログラムを含む)があらかじめ書き込まれている。
加工機が備える軸を制御するための軸制御回路30はCPU11からの軸の移動指令量を受けて、軸の指令をサーボアンプ40に出力する。サーボアンプ40はこの指令を受けて、加工機が備える軸を移動させるサーボモータ50を駆動する。軸のサーボモータ50は位置・速度・トルク検出器を内蔵し、この位置・速度・トルク検出器からの位置・速度・トルクフィードバック信号を軸制御回路30にフィードバックし、位置・速度・トルクのフィードバック制御を行う。この軸制御回路30にフィードバックされた位置・速度のフィードバック値を用いて、CPU11はそれぞれの軸の加速度を算出することも可能である。なお、図1のハードウェア構成図では軸制御回路30、サーボアンプ40、サーボモータ50は1つずつしか示されていないが、実際には制御対象となる加工機が備える軸の数だけ用意される。
スピンドル制御回路60は、加工機への主軸回転指令を受け、スピンドルアンプ61にスピンドル速度信号を出力する。スピンドルアンプ61はこのスピンドル速度信号を受けて、加工機のスピンドルモータ62を指令された回転速度で回転させ、工具を駆動する。
スピンドルモータ62にはポジションコーダ63が結合され、ポジションコーダ63が主軸の回転に同期して帰還パルスを出力し、その帰還パルスはCPU11によって読み取られる。
インタフェース21は、CPU11と機械学習装置100とを接続するためのインタフェースである。機械学習装置100は、機械学習装置100全体を統御するプロセッサ101と、システム・プログラム等を記憶したROM102、機械学習に係る各処理における一時的な記憶を行うためのRAM103、及び学習モデル等の記憶に用いられる不揮発性メモリ104を備える。機械学習装置100は、インタフェース21を介して制御装置1で取得可能な各情報(例えば、加工条件、主軸を移動させる軸を駆動するサーボモータ50の推定負荷トルク値や加速度など)を観測することができる。また、制御装置1は、機械学習装置100から出力される主軸衝突判定結果を受けて、アラームを発生させたり、サーボモータ50の停止制御等を行う。
図2は、第1の実施形態による制御装置1と機械学習装置100の概略的な機能ブロック図である。機械学習装置100は、正常加工(主軸が衝突していない)時における主軸の動作状態(主軸の推定負荷トルク値及び主軸の加速度値から把握される状態)を、いわゆる機械学習により自ら学習するためのソフトウェア(学習アルゴリズム等)及びハードウェア(プロセッサ101等)を含む。制御装置1が備える機械学習装置100が学習するものは、主軸が正常に動作している場合における、主軸の推定負荷トルク値と、主軸の加速度値との、相関性を表すモデル構造に相当する。
図2に機能ブロックで示すように、制御装置1が備える機械学習装置100は、正常加工(主軸が衝突していない)時における主軸の推定負荷トルク値を示す主軸推定負荷トルクデータS1、及び正常加工(主軸が衝突していない)時における主軸の加速度値を示す主軸加速度データS2を含む状態変数Sとして観測する状態観測部106と、状態変数Sを用いて、正常加工(主軸が衝突していない)時における主軸の動作状態と、主軸の加速度値との相関性を学習する学習部110とを備える。
状態観測部106は、例えばプロセッサ101の一機能として構成できる。或いは状態観測部106は、例えばプロセッサ101を機能させるためのROM102に記憶されたソフトウェアとして構成できる。
状態観測部106が観測する状態変数Sのうち、主軸推定負荷トルクデータS1は、例えば、主軸を移動させる軸を駆動するサーボモータ50のトルクのフィードバック値から算出した値を用いることができるが、機械学習装置100の所謂訓練期においては、過去の加工時において図示しないデータロガーなどを用いて記録された正常加工(主軸が衝突していない)時の主軸の推定負荷トルク値から所定の条件に基づいて抽出されたサンプリングデータを用いることが望ましい。
状態変数Sのうち、主軸加速度データS2は、主軸を移動させる軸を駆動するサーボモータ50の位置又は速度のフィードバック値から算出された主軸の加速度を用いたり、主軸に取り付けられた加速度センサなどを用いて検出された主軸の加速度を用いたりすることができるが、機械学習装置100の所謂訓練期においては、過去の加工時において図示しないデータロガーなどを用いて記録された正常加工(主軸が衝突していない)時の主軸の加速度値から所定の条件に基づいて抽出されたサンプリングデータを用いることが望ましい。
学習部110は、例えばプロセッサ101の一機能として構成できる。或いは学習部110は、例えばプロセッサ101を機能させるためのROM102に記憶されたソフトウェアとして構成できる。学習部110は、機械学習と総称される任意の学習アルゴリズムに従い、正常加工(主軸が衝突していない)時における主軸の推定負荷トルク値と、その時の主軸の加速度値との相関性を学習する。学習部110は、前述した状態変数Sを含むデータ集合に基づく学習を反復実行することができる。
このような学習サイクルを繰り返すことにより、学習部110は、正常加工(主軸が衝突していない)時における主軸の推定負荷トルク値(主軸推定負荷トルクデータS1)と、その時の主軸の加速度値(主軸加速度データS2)との相関性を暗示する特徴(クラスタ集合)を自動的に解釈する。学習アルゴリズムの開始時には主軸推定負荷トルクデータS1と主軸加速度データS2との相関性は実質的に未知であるが、学習部110は、学習を進めるに従い徐々に特徴を識別して相関性を解釈する。主軸推定負荷トルクデータS1と主軸加速度データS2との相関性が、ある程度信頼できる水準まで解釈されると、学習部110が反復出力する学習結果は、現在状態(つまり現在の主軸の推定負荷トルク値及び主軸の加速度値)に対して、主軸が正常動作しているのか、或いはそうでない(主軸が正常動作していないのか)という判断を行うために使用できるものとなる。つまり学習部110は、学習アルゴリズムの進行に伴い、正常加工(主軸が衝突していない)時における主軸の推定負荷トルク値と、その時の主軸の加速度値との相関性モデルを最適解に徐々に近づけることができる。
上記したように、制御装置1が備える機械学習装置100は、状態観測部106が観測した状態変数Sを用いて、学習部110が機械学習アルゴリズムに従い、正常加工(主軸が衝突していない)時における主軸の推定負荷トルク値と、その時の主軸の加速度値との相関性を学習するものである。状態変数Sは、主軸推定負荷トルクデータS1、主軸加速度データS2という外乱の影響を受け難いデータで構成されており、制御装置1が取得したサーボモータ50の動作状態により一義的に求められる。したがって、制御装置1が備える機械学習装置100によれば、学習部110の学習結果を用いることで、主軸の推定負荷トルク値及び主軸の加速度値との関係から、主軸の動作状態が正常加工(主軸が衝突していない)時のものであるのか否かを、演算や目算によらずに自動的に、しかも正確に判定することができるようになる。
そして、主軸の動作状態が正常/異常を、演算や目算によらずに自動的に判定することができれば、主軸の推定負荷トルク値(主軸推定負荷トルクデータS1)、主軸の加速度値(主軸加速度データS2)を把握するだけで、加工機の主軸動作状態が正常加工(主軸が衝突していない)時のものであるのか否かを迅速に判定することができる。
制御装置1が備える機械学習装置100の一変形例として、状態観測部106は、状態変数Sとして、加工対象となるワークの材質、加工に用いられる工具の種類、加工機の剛性などのような加工に係る条件を含む加工条件データS3を更に観測することができる。このようにする場合、加工条件データS3は加工条件については図示しない入力部を介して制御装置1に入力された加工条件に係る設定値から取得することができる。
上記変形例によれば、機械学習装置100は、主軸の推定負荷トルク値と主軸の加速度値に加えて、更に加工条件との相関性を解釈することができるようになり、加工条件に応じて主軸の推定負荷トルク値や主軸の加速度値が変化する場合においても対応することが可能となる。
制御装置1が備える機械学習装置100の他の変形例として、状態観測部106は、状態変数Sとして、主軸から発せられる音の大きさ、主軸から発せられる音の周波数などのような主軸発生音に係る情報を含む主軸発生音データS4を更に観測することができる。主軸発生音データS4は、例えば加工機の主軸近傍に音声センサなどを設置し、設置した音声センサが検出した値を制御装置1を介して取得するようにすれば良い。
上記変形例によれば、機械学習装置100は、主軸の推定負荷トルク値と主軸の加速度値に加えて、更に主軸発生音に係る情報との相関性を解釈することができるようになり、より高精度に主軸の衝突を検出できるようになる。
制御装置1が備える機械学習装置100の他の変形例として、学習部110は、同一の加工を行う複数の加工機のそれぞれについて得られた状態変数Sを用いて、それら加工機の正常加工(主軸が衝突していない)時における主軸の推定負荷トルク値と主軸の加速度値との相関性を学習することができる。この構成によれば、一定時間で得られる状態変数Sを含むデータ集合の量を増加できるので、より多様なデータ集合を入力として、加工機の正常加工(主軸が衝突していない)時における主軸の推定負荷トルク値と主軸の加速度値の相関性の学習の速度や信頼性を向上させることができる。
上記構成を有する機械学習装置100では、学習部110が実行する学習アルゴリズムは特に限定されず、機械学習として公知の学習アルゴリズムを採用できる。図3は、図2に示す制御装置1の一形態であって、学習アルゴリズムの一例として教師なし学習を実行する学習部110を備えた構成を示す。教師なし学習は、入力データのみを大量に学習装置に与えることで、入力データの要素間の相関性を暗示する特徴を識別することで、新たな入力に対する所要の出力を推定するための相関性モデルを学習する手法である。教師なし学習では、入力データに対応する教師データを与えなくても、入力データに対して圧縮、分類、整形などを行うことができる。
図3に示す制御装置1が備える機械学習装置100において、学習部110は、状態変数Sから加工機の主軸が正常加工の状態にあるかを判定するための相関性モデルMを更新するモデル更新部114を備える。学習部110は、モデル更新部114が相関性モデルMの更新を繰り返すことによって加工機の正常加工(主軸が衝突していない)時における主軸の推定負荷トルク値と主軸の加速度値の相関性を学習する。
相関性モデルMの初期値は、例えば、加工機の正常加工(主軸が衝突していない)時における主軸の推定負荷トルク値と主軸の加速度値の相関性を単純化して(例えば一次関数で)表現したものであり、教師なし学習の開始前に学習部110に与えられる。モデル更新部114は、学習部110に与えられた大量の状態変数Sから加工機の正常加工(主軸が衝突していない)時における主軸の推定負荷トルク値と主軸の加速度値の相関性を暗示する相関性特徴を識別し、この相関性特徴に基づいて、例えば予め定めた更新ルールに従い相関性モデルMを更新する。
本発明の制御装置1及び機械学習装置100では、教師なし学習を用いることにより、主軸を衝突させたデータを収集する必要がなくなるというメリットがある。教師あり学習を採用した場合、主軸が衝突していない時の状態変数Sと、主軸が衝突した時の状態変数Sが必要となるが、後者の状態変数Sを取得するためにはわざと加工機の主軸を衝突させる必要があり、多くのデータを取得するためには相当な数の加工機を故障させる恐れが生じる。その点、本発明では教師なし学習を用いているため、態々加工機の主軸を衝突させることなく運用に耐えうる相関性モデルMを構築することができる。
前述した教師なし学習を実装する際に、近傍法を用いることができる。機械学習装置100が備える状態観測部106が機械学習装置100の訓練期に観測する状態変数Sに基づいて更新された相関性モデルMとして、例えば主軸の推定負荷トルク値を縦軸、主軸の加速度値を横軸としたグラフを用いる場合、図4に示されるように、正常加工(主軸が衝突していない)時における主軸の推定負荷トルク値と主軸の加速度値は或る傾向を備えたクラスタ集合を形成する。図4の例では、切削送りのクラスタ集合と、早送りのクラスタ集合が形成されている。近傍法では、運用時において状態観測部106が観測した主軸の推定負荷トルク値及び主軸の加速度値の組(標本)を相関性モデルMのグラフ上にプロットした場合に、標本の点の近傍にあるk個の点がいずれのクラスタに属するかで標本が属するクラスタを判定できる。また、標本の点から予め定めた所定の距離r以内にk個の点が無い場合には、標本はいずれのクラスタにも属さないと判定できる。例えば、k=5とした場合、図4において、標本Aの近傍には正常加工(主軸が衝突していない)時の切削送りの主軸の推定負荷トルク値と加速度との組が5つ存在するため、標本Aは正常加工時の切削送りのクラスタに属し、標本Bの近傍には正常加工(主軸が衝突していない)時の早送りの主軸の推定負荷トルク値と加速度との組が5つ存在するため、標本Aは正常加工時の早送りのクラスタに属する。一方、図4において、標本Cの近傍(距離r以内)には正常加工(主軸が衝突していない)時の主軸の推定負荷トルク値と加速度との組が存在しないので、標本Cは主軸衝突時に取得された主軸の推定負荷トルク値と加速度の組であると判定できる。
前述した教師なし学習を実装する際に、ニューラルネットワークを用いることができる。図5Aは、ニューロンのモデルを模式的に示す。図5Bは、図5Aに示すニューロンを組み合わせて構成した三層のニューラルネットワークのモデルを模式的に示す。ニューラルネットワークは、例えば、ニューロンのモデルを模した演算装置や記憶装置等によって構成できる。
図5Aに示すニューロンは、複数の入力x(ここでは一例として、入力x1〜入力x3)に対する結果yを出力するものである。各入力x1〜x3には、この入力xに対応する重みw(w1〜w3)が掛けられる。これにより、ニューロンは、次の数2式により表現される出力yを出力する。なお、数2式において、入力x、出力y及び重みwは、すべてベクトルである。また、θはバイアスであり、fkは活性化関数である。
Figure 0006572265
図5Bに示す三層のニューラルネットワークは、左側から複数の入力x(ここでは一例として、入力x1〜入力x3)が入力され、右側から結果y(ここでは一例として、結果y1〜結果y3)が出力される。図示の例では、入力x1、x2、x3のそれぞれに対応の重み(総称してw1で表す)が乗算されて、個々の入力x1、x2、x3がいずれも3つのニューロンN11、N12、N13に入力されている。
図5Bでは、ニューロンN11〜N13の各々の出力を、総称してz1で表す。z1は、入カベクトルの特徴量を抽出した特徴ベクトルと見なすことができる。図示の例では、特徴ベクトルz1のそれぞれに対応の重み(総称してw2で表す)が乗算されて、個々の特徴ベクトルz1がいずれも2つのニューロンN21、N22に入力されている。特徴ベクトルz1は、重みw1と重みw2との間の特徴を表す。
図5Bでは、ニューロンN21〜N22の各々の出力を、総称してz2で表す。z2は、特徴ベクトルz1の特徴量を抽出した特徴ベクトルと見なすことができる。図示の例では、特徴ベクトルz2のそれぞれに対応の重み(総称してw3で表す)が乗算されて、個々の特徴ベクトルz2がいずれも3つのニューロンN31、N32、N33に入力されている。特徴ベクトルz2は、重みw2と重みw3との間の特徴を表す。最後にニューロンN31〜N33は、それぞれ結果y1〜y3を出力する。
なお、三層以上の層を為すニューラルネットワークを用いた、いわゆるディープラーニングの手法を用いることも可能である。
制御装置1が備える機械学習装置100においては、状態変数Sを入力xとして、学習部110が上記したニューラルネットワークに従う多層構造の演算を行うことで、正常加工時の主軸の推定負荷トルクと主軸の加速度の組の集合に属するか否か(結果y)を出力することができる。なおニューラルネットワークの動作モードには、訓練期に用いられる学習モードと運用期に用いられる価値予測モードとがあり、例えば学習モードで学習データセットを用いて重みwを学習し、学習した重みwを用いて価値予測モードで行動の価値判断を行うことができる。なお価値予測モードでは、検出、分類、推論等を行うこともできる。
上記した制御装置1の構成は、プロセッサ101が実行する機械学習方法(或いはソフトウェア)として記述できる。この機械学習方法は、正常加工(主軸が衝突していない)時における主軸の推定負荷トルク値と主軸の加速度値との相関性を学習する機械学習方法であって、コンピュータのCPUが、主軸推定負荷トルクデータS1,及び主軸加速度データS2を、加工機による加工を行う環境の現在状態を表す状態変数Sとして観測するステップと、状態変数Sを用いて、正常加工(主軸が衝突していない)時における主軸の推定負荷トルク値と主軸の加速度値とを関連付けて学習するステップとを有する。
図6は、第2の実施形態による制御装置2を示す。制御装置2は、機械学習装置120と、状態観測部106が観測する状態変数Sの主軸推定負荷トルクデータS1、及び主軸加速度データS2を状態データS0として取得する状態データ取得部3とを備える。状態データ取得部3は、制御装置2の各部や、作業者による適宜のデータ入力等から、状態データS0を取得することができる。
制御装置2が有する機械学習装置120は、正常加工(主軸が衝突していない)時における主軸の推定負荷トルク値と主軸の加速度値との相関性を機械学習により自ら学習するためのソフトウェア(学習アルゴリズム等)及びハードウェア(プロセッサ101等)に加えて、学習結果に基づいて入力された主軸の推定負荷トルク値及び主軸の加速度値に対する加工動作の正常/異常の判定結果を制御装置2へ出力するためのソフトウェア(演算アルゴリズム等)及びハードウェア(プロセッサ101等)を含むものである。制御装置2が含む機械学習装置120は、1つの共通のプロセッサが、学習アルゴリズム、演算アルゴリズム等の全てのソフトウェアを実行する構成を有することもできる。
判定部122は、例えばプロセッサ101の一機能として構成できる。或いは判定部122は、例えばプロセッサ101を機能させるためのROM102に記憶されたソフトウェアとして構成できる。判定部122は、学習部110が学習した結果に基づいて、主軸の推定負荷トルク値及び主軸の加速度値に対する加工動作の正常/異常の判定結果を出力する。判定部122が判定結果Rを制御装置2に対して出力した場合、これに応じて、制御装置2は必要に応じて主軸衝突のアラートを発生させたり、制御対象となる加工機の停止制御をしたりすることができる。
上記構成を有する制御装置2が備える機械学習装置120は、前述した機械学習装置100と同等の効果を奏する。特に機械学習装置120は、判定部122の出力によって環境の状態を変化させることができる。他方、機械学習装置100では、学習部110の学習結果を環境に反映させるための判定部に相当する機能を、外部装置に求めることができる。
図7は、加工機160を備えた一実施形態によるシステム170を示す。システム170は、少なくとも同一の作業を行う複数の加工機160、160’と、それら加工機160、160’を互いに接続する有線/無線のネットワーク172とを備え、複数の加工機160のうち少なくとも1つが、上記した制御装置2を備える加工機160として構成される。またシステム170は、制御装置2を備えない加工機160’を含むことができる。加工機160、160’は、同じ目的の作業に必要とされる機構を有する。
上記構成を有するシステム170は、複数の加工機160、160’のうちで制御装置2を備える加工機160が、学習部110の学習結果を用いて、主軸の推定負荷トルク値及び主軸の加速度値に対する加工動作の正常/異常の状態を、演算や目算によらずに自動的に、しかも正確に判定することができる。また、少なくとも1つの加工機160の制御装置2が、他の複数の加工機160、160’のそれぞれについて得られた状態変数Sに基づき、全ての加工機160、160’に共通する正常加工(主軸が衝突していない)時における主軸の推定負荷トルク値と主軸の加速度値との相関性を学習し、その学習結果を全ての加工機160、160’が共有するように構成できる。したがってシステム170によれば、より多様なデータ集合(状態変数Sを含む)を入力として、正常加工(主軸が衝突していない)時における主軸の推定負荷トルク値と主軸の加速度値との相関性の学習の速度や信頼性を向上させることができる。
図8は、加工機160’を備えた他の実施形態によるシステム170’を示す。システム170’は、機械学習装置120(又は100)と、同一の機械構成を有する複数の加工機160’と、それら加工機160’と機械学習装置120(又は100)とを互いに接続する有線/無線のネットワーク172とを備える。
上記構成を有するシステム170’は、機械学習装置120(又は100)が、複数の加工機160’のそれぞれについて得られた状態変数Sに基づき、全ての加工機160’に共通する正常加工(主軸が衝突していない)時における主軸の推定負荷トルク値と主軸の加速度値との相関性を学習し、その学習結果を用いて、主軸の推定負荷トルク値及び主軸の加速度値に対する加工動作の正常/異常の状態を、演算や目算によらずに自動的に、しかも正確に判定することができる。
システム170’は、機械学習装置120(又は100)が、ネットワーク172に用意されたクラウドサーバ等に存在する構成を有することができる。この構成によれば、複数の加工機160’のそれぞれが存在する場所や時期に関わらず、必要なときに必要な数の加工機160’を機械学習装置120(又は100)に接続することができる。
システム170、170’に従事する作業者は、機械学習装置120(又は100)による学習開始後の適当な時期に、機械学習装置120(又は100)による正常加工(主軸が衝突していない)時における主軸の推定負荷トルク値と主軸の加速度値との相関性の学習の到達度が要求レベルに達したか否かの判断を実行することができる。
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明は上述した実施の形態の例のみに限定されることなく、適宜の変更を加えることにより様々な態様で実施することができる。
例えば、機械学習装置100,120が実行する学習アルゴリズム、機械学習装置120が実行する演算アルゴリズム、制御装置1、2が実行する制御アルゴリズム等は、上述したものに限定されず、様々なアルゴリズムを採用できる。
また、上記した実施形態では制御装置1(又は2)と機械学習装置100(又は120)が異なるCPUを有する装置として説明しているが、機械学習装置100(又は120)は制御装置1(又は2)が備えるCPU11と、ROM12に記憶されるシステム・プログラムにより実現するようにしても良い。
1,2 制御装置
3 状態データ取得部
11 CPU
12 ROM
13 RAM
14 不揮発性メモリ
20 バス
21 インタフェース
30 軸制御回路
40 サーボアンプ
50 サーボモータ
60 スピンドル制御回路
61 スピンドルアンプ
62 スピンドルモータ
63 ポジションコーダ
100 機械学習装置
101 プロセッサ
102 ROM
103 RAM
104 不揮発性メモリ
106 状態観測部
110 学習部
114 モデル更新部
120 機械学習装置
122 判定部
160,160’ 加工機
170,170’ システム
172 ネットワーク

Claims (8)

  1. 加工機が備える主軸の衝突を検出する制御装置であって、
    前記主軸が衝突していない正常加工時の主軸の状態を学習する機械学習装置を備え、
    前記機械学習装置は、
    前記主軸の推定負荷トルク値を示す主軸推定負荷トルクデータ及び前記主軸の加速度値を示す主軸加速度データを環境の現在状態を表す状態変数として観測する状態観測部と、
    前記状態変数を用いて、正常加工時の前記主軸の推定負荷トルク値と、前記主軸の加速度値との相関性を学習する学習部と、
    を備える制御装置。
  2. 前記状態変数には、更に前記加工機における加工に係る条件を示す加工条件データを含み、
    前記学習部は、正常加工時の前記主軸の推定負荷トルク値、前記主軸の加速度値、及び前記加工に係る条件の相関性を学習する、
    請求項1に記載の制御装置。
  3. 前記状態変数には、更に前記主軸から発せられる音に係る情報を示す主軸発生音データを含み、
    前記学習部は、正常加工時の前記主軸の推定負荷トルク値、前記主軸の加速度値、及び前記主軸から発せられる音に係る情報の相関性を学習する、
    請求項1に記載の制御装置。
  4. 前記学習部は、
    前記加工機による加工の正常/異常の状態を判定するための相関性モデルを前記状態変数に基づいて更新するモデル更新部と備える、
    請求項1〜3のいずれか1つに記載の制御装置。
  5. 前記学習部は、教師なし学習により前記主軸が衝突していない正常加工時の主軸の状態を学習する、
    請求項1〜4のいずれか1つに記載の制御装置。
  6. 前記学習部による学習結果に基づいて、前記加工機による加工の正常/異常の状態を判定した結果を出力する判定部を更に備える、
    請求項1〜5のいずれか1つに記載の制御装置。
  7. 前記機械学習装置は、クラウドサーバに存在する、
    請求項1〜6のいずれか1つに記載の制御装置。
  8. 加工機が備える主軸が衝突していない正常加工時の主軸の状態を学習する機械学習装置において、
    前記主軸の推定負荷トルク値を示す主軸推定負荷トルクデータ及び前記主軸の加速度値を示す主軸加速度データを環境の現在状態を表す状態変数として観測する状態観測部と、
    前記状態変数を用いて、正常加工時の前記主軸の推定負荷トルク値と、前記主軸の加速度値との相関性を学習する学習部と、
    を備える機械学習装置。
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