JP6572185B2 - 分散同期処理システム及びその方法 - Google Patents
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Description
例えば、処理能力の高い処理サーバと低い処理サーバが混在した分散処理システムでは、処理能力の低い処理サーバは処理が遅れる傾向にある。このように処理サーバの性能にバラツキがある場合であっても、かかる構成の分散同期処理システムによれば、ある処理サーバの処理が遅れる原因が、当該処理サーバ上で動作する特定の分散処理部の処理が重いことが原因である場合に、その特定の分散処理部を、処理能力の高い処理サーバに委譲することで委譲元の処理サーバの負荷を低減し、負荷を均一化することができる。
例えば、BSPで繰り返し行われる毎回のスーパーステップでは、処理サーバは、複数のタスク処理を受けている状態にある。このように処理サーバが、あるスーパーステップで多数の分散処理部を受けている場合であっても、かかる構成の分散同期処理システムによれば、ある処理サーバの処理が遅れる原因が、処理能力によるものではなく分散処理部が多いことによって処理サーバが過負荷の状態になっている場合に、その一部の分散処理部を、他の処理サーバに委譲することで委譲元の処理サーバの負荷を低減し、負荷を均一化することができる。
かかる構成によれば、分散同期処理システムは、処理サーバが遅れる原因が、特定の分散処理部の処理が重いことが原因である場合や、処理サーバが過負荷である場合に、適切に対処することができる。
かかる構成によれば、遅れの影響範囲が広いほど遅れ被疑メッセージの受信量が増大し、いち早く遅れが確定されることになる。これにより、分散同期処理システムは、分散処理部の遅れを正確に検出する精度を向上させることができる。
かかる構成によれば、分散同期処理システムは、処理の遅れの原因が故障である場合に適切に対処することができる。
(第1実施形態)
[分散同期処理システムの構成]
図1に示すように、分散同期処理システム1は、管理サーバ10と、管理サーバ10にそれぞれ接続され並列に処理を行う複数の処理サーバ30と、処理サーバ30上で動作する複数の分散処理部20(仮想マシン)と、を備えている。
本実施形態では、メッセージ送受信部22は、隣接した他分散処理部20から計算結果メッセージを所定時間内に受信できない場合、遅れ被疑メッセージを送信することとした。遅れ被疑メッセージは、計算結果メッセージの送達が遅れていることを示すメッセージである。メッセージ送受信部22は、例えば、隣接した他分散処理部20に対して、遅れ被疑メッセージを通知する。
負荷判定部32は、ある分散処理部20に対して通知された遅れ被疑メッセージの受信量が所定の閾値を超えると、その遅れ被疑メッセージの通知を受けた分散処理部20に関して処理の遅れを確定する。処理の遅れが確定した分散処理部20に関しては、後記するように、遅れの原因を検出したり、さらに、検出した原因に対処したりすることが可能となる。
次に、この分散同期処理システム1にて対象とする計算処理の具体例として、交通システムのシミュレーションについて説明する。対象とする計算処理をグラフG=(V,E)として表現したときに、図3に示すように、各交差点が頂点(vertex)v1〜v4に対応付けられ、各交差点を結ぶ道路が有向辺(edge)e1〜e6に対応付けられている。ここで、有向辺は一方通行であり、双方向の道路は2つの有向辺に対応付けられる。ある頂点から見て、車両が出てゆく方向の有向辺を、出力辺(以下、outgoing edgeともいう)と呼び、車両が流入する方向の有向辺を、入力辺(以下、incoming edgeともいう)と呼ぶ。例えば、図3において、頂点v2から頂点v1を見ると、有向辺e1は入力辺であり、有向辺e2は出力辺である。逆に、頂点v1から頂点v2を見ると、有向辺e1は出力辺であり、有向辺e2は入力辺である。
図1及び図2に示す分散処理部20は、前記したように、頂点(vertex)として機能する。この節では、頂点をvertexと呼び、vertexの構成について、図4及び図5を参照して説明する。図4は、グラフ上のvertexを模式的に示す説明図であり、図5は、vertexの構成要素の説明図である。なお、図4には、vertexの構成要素の一部(図5の一部)を図示している。
例えば、現在のステップnにおいて、vertex IDが1であるvertexの構成要素は、図4の実線で表されている部分であり、v1,nと、e1,3,nと、e1,4,nと、m2,1,n-1と、m3,1,n-1と、m2,1,nと、を備えている。
e1,3,nは、現在のステップnにおいてvertex IDが1であるvertexから、vertex IDが3であるvertexへのoutgoing edgeの状態を表す。
e1,4,nは、現在のステップnにおいてvertex IDが1であるvertexから、vertex IDが4であるvertexへのoutgoing edgeの状態を表す。
m2,1,n-1は、前回ステップn−1において、vertex IDが2であるvertexから、vertex IDが1であるvertexへ送られたメッセージを表す。
m3,1,n-1は、前回ステップn−1において、vertex IDが3であるvertexから、vertex IDが1であるvertexへ送られたメッセージを表す。なお、vertex IDが1であるvertexに関して、m2,1,n-1及びm3,1,n-1はincomingメッセージであり、現在のステップnにおいて、一つ前のステップ(n−1)用のバッファMin,n-1に保持されている。
m2,1,nは、現在のステップnにおいて、vertex IDが2であるvertexから、vertex IDが1であるvertexへ送られたメッセージを表す。なお、vertex IDが1であるvertexに関して、m2,1,nはincomingメッセージであり、現在のステップnにおいて、現在のステップ(n)用のバッファMin,nに保持されている。
v2,nは、現在のステップnにおいてvertex IDが2であるvertexの状態を表す。
v3,nは、現在のステップnにおいてvertex IDが3であるvertexの状態を表す。
v4,nは、現在のステップnにおいてvertex IDが4であるvertexの状態を表す。
m1,3,n-1は、前回ステップn−1において、vertex IDが1であるvertexから、vertex IDが3であるvertexへ送られたメッセージを表す。
m1,4,n-1は、前回ステップn−1において、vertex IDが1であるvertexから、vertex IDが4であるvertexへ送られたメッセージを表す。
現在のステップnにおける状態フラグSnは、現在のステップnにおいてvertex(分散処理部20)が計算処理をしていればactiveであり、計算処理を完了するとinactiveになる。
次のステップn+1における状態フラグSn+1は、次のステップn+1においてvertex(分散処理部20)が計算処理をする予定であればactiveであり、計算処理をしない予定であればinactiveになる。
また、outgoing edgeの状態とは、道路内の車両の動き(車両の台数や、その台数における車両の平均速度)を表す。
また、incomingメッセージは、何時にどれだけの車両が入ってきたかといった情報を表す。
次に、本発明の実施形態に係る分散同期処理システム1の動作について説明する。
<全体動作>
まず、分散同期処理システム1の全体の動作について図6を参照して説明する。
以下では、簡単のため、分散同期処理システム1は、2台の処理サーバ30(worker1、worker2)を備えるものとして説明する。また、以下の説明におけるステップSとは、全体動作における処理の流れを示す工程を意味するものである。
これにしたがって、処理サーバ30は、担当する分散処理部20(vertex)のスーパーステップを実行する(ステップS102)。なお、この工程の詳細については後記する。
そして、処理サーバ30は、担当する全ての分散処理部20(vertex)の処理が完了したら、次のスーパーステップにおける各vertexの状態フラグ(active/inactive)を管理サーバ10に報告する(ステップS103)。
次に、処理サーバ30が担当する分散処理部20がスーパーステップで時系列に実行する基本動作について図7を参照して説明する。
以下では、簡単のため、図8(a)に示すグラフGを計算対象のグラフとする。また、グラフG上の頂点を符号v1〜v6で識別して説明する。また、管理サーバ10は、グラフGの頂点v1〜v3をworker1の担当として割り当て、頂点v4〜v6をworker2の担当として割り当て、各頂点v1〜v6に分散処理部20がそれぞれ対応付けられていることとする。
各処理サーバ30は、頂点(vertex)毎に、これら計算・送信処理fn=1(ローカル計算、データ交換)が完了すると、outgoing edgeで接する頂点(vertex)への計算結果メッセージをバッファリングせずに直ちに送信する。
次に、データ交換(メッセージ送受信ステップ)において、グラフ上で隣接する頂点(vertex)に対応する分散処理部20(図2)が互いに処理の進行を監視する動作について図8(a)及び図8(b)を参照して説明する。図8(a)は計算対象のグラフGを示し、図8(b)はグラフG上に重ねた遅れ被疑メッセージを模式的に示している。分散処理部20は頂点(vertex)として機能するため、ここでは、図2の分散処理部20を識別して説明するため、便宜的に分散処理部v1〜v6と呼ぶ。
図9(a)及び図9(b)を参照して説明する。2台の処理サーバ30(worker1、worker2)において、worker1が担当する各頂点v1、v2、v3がローカル計算に要する時間は、図7及び図8(a)に示す時間とは異なっている。
図9(a)は、worker1が担当する分散処理部v1、v2、v3のうち、分散処理部v2がローカル計算に他の分散処理部よりも長い時間を要している状況を例示している。
一方、図9(b)は、worker1が担当する分散処理部v1、v2、v3それぞれが、worker2が担当する分散処理部v4、v5、v6よりもローカル計算に長い時間を要している状況を例示している。
これに対して、本実施形態の分散同期処理システム1では、処理サーバ30(worker1)の負荷判定部32(図2参照)が、自処理サーバ30(worker1)で管理する分散処理部20(vertex)が受信する遅れ被疑メッセージの受信量に基づいて、自処理サーバ30(worker1)が遅れる原因(原因1又は原因2)を特定することができる。また、図9(a)及び図9(b)に例示したような状況が発生した場合、特定の分散処理部20の処理が重いことが原因(原因1)であるのか、自処理サーバ30(worker)が過負荷であることが原因(原因2)であるのか、原因を切り分けることができる。
また、交差点単位で頂点(vertex)を定め、分散同期処理を実行することにより、大規模な交通システムであっても、管理サーバ10の負担を重くせずに分散処理の進行状況を細かく監視しつつ計算処理の遅れを検出しながら、システムの挙動を短時間でシミュレートすることができる。
第1実施形態のように、隣接する分散処理部20(vertex)同士で、処理の進行の遅れがないか互いに監視する場合、特定の分散処理部20の遅れに起因して、そこからoutgoing edgeでつながる分散処理部20も遅れていると検出される場合が想定される。例えば図10(a)に示す計算対象のグラフGの場合、分散処理部v6が遅れると、その下流で分散処理部v6からの計算結果を待っている分散処理部v4が遅れることになる。そして、この分散処理部v4が遅れると、その下流で分散処理部v4からの計算結果を待っている分散処理部v2、v3、v5がそれぞれ遅れることになる。
被疑メッセージ転送処理部25Bは、遅れ被疑メッセージを受信したときに、他分散処理部20から送信される計算結果メッセージの待機状態である場合、遅れ被疑メッセージの受信量をカウントさせずに、受信した遅れ被疑メッセージを当該他分散処理部20に転送する。
また、この遅れ被疑メッセージM2が通知される分散処理部v4には、同様に、outgoing edgeで接する分散処理部v2、v5からも遅れ被疑メッセージM3、M4が通知される。
さらに、遅れ被疑メッセージM2、M3、M4が通知された分散処理部v4は、分散処理部v6からの計算結果を待っている状態であれば、これらM2、M3、M4を遅れ被疑メッセージの受信量にカウントせずに遅れ被疑メッセージM5として分散処理部v6に転送する。
したがって、転送される遅れ被疑メッセージの受信量には、遅れの影響度合が反映されることになる。つまり、図10(b)の分散処理部v6のように、遅れの影響範囲が広いほど(outgoingで連鎖する頂点(vertex)が多いほど)遅れ被疑メッセージの受信量が増大し、いち早く遅れが確定されることになる。これにより、遅れを正確に検出する精度を向上させることができる。
第3実施形態に係る分散同期処理システムでは、分散処理部20が、図2に示すように、故障検出部26Cを備えることとした。
故障検出部26Cは、遅れ被疑メッセージの受信時に、受信完了を示す信号(ACK)を送信側に返させ、受信完了を示す信号(ACK)が返ってこない場合、予め定められた回数だけ遅れ被疑メッセージを再送させる。これにより、メッセージ送受信部22は、遅れ被疑メッセージの受信時に、受信完了を示す信号を送信側に返す。そして、故障検出部26Cは、遅れ被疑メッセージを予め定められた回数だけ再送させても受信完了を示す信号が返ってこない場合、故障として検出する。したがって、処理の遅れの原因が故障である場合に適切に対処することができる。
第4実施形態に係る分散同期処理システムでは、処理サーバ30は、図2に示すように、負荷委譲要求部33Dを備えることとした。
負荷委譲要求部33Dは、自処理サーバ30上で動作する特定の分散処理部20(vertex)の処理負荷が大きいと判定された場合、当該特定の分散処理部20についての委譲要求を管理サーバ10に通知する。
管理サーバ10は、この委譲要求が通知されると、この特定の分散処理部20を、委譲要求を通知した処理サーバ30よりも処理能力の高い処理サーバ30に割り当てる。
これにより、処理サーバ30は、前記した原因1のときに、自ら担当する分散処理部20(vertex)を委譲することで、検出した原因1に適切に対処することが可能となる。
第5実施形態に係る分散同期処理システムでは、検出した原因2に対処するように、第4実施形態を変形したものである。したがって、第4実施形態と同様に、処理サーバ30は、図2に示すように、負荷委譲要求部33Dを備えることとした。
ただし、第5実施形態では、負荷委譲要求部33Dは、自処理サーバ30の処理負荷が大きいと判定された場合に、自処理サーバ30上で動作する複数の分散処理部20(vertex)のうちの一部についての委譲要求を管理サーバ10に通知する。
管理サーバ10は、この委譲要求が通知されると、委譲要求を通知した処理サーバ30上で動作する複数の分散処理部20のうちの一部を、他処理サーバ30に割り当てる。
これにより、処理サーバ30は、前記した原因2のときに、自ら担当する複数の分散処理部20(vertex)のうちの一部を委譲することで、検出した原因2に適切に対処することが可能となる。
この変形例では、第4、5実施形態に係る分散同期処理システムと同様に、検出した原因1、2の双方に対処するように変形したものである。すなわち、管理サーバ10は、特定の分散処理部20(vertex)の委譲要求を受けると、この特定の分散処理部20を、委譲要求を通知した処理サーバ30よりも処理能力の高い処理サーバ30に割り当て、一方、複数の分散処理部20(vertex)のうちの一部についての委譲要求を受けると、この一部の分散処理部20を他処理サーバ30に割り当てる。
第6実施形態に係る分散同期処理システムでは、処理サーバ30は、図2に示すように、負荷調整部34Eを備えることとした。
負荷調整部34Eは、自処理サーバ30上で動作する特定の分散処理部20(vertex)の処理負荷が大きいと判定された場合、又は、自処理サーバ30の処理負荷が大きいと判定された場合、処理負荷調整要求を管理サーバ10に通知する。
管理サーバ10は、処理負荷調整要求が通知されると、既に複数の処理サーバ30に対して割り当てた全ての分散処理部20を、処理負荷調整要求を通知した処理サーバ30に関する処理負荷を低減した新たな配置で、複数の処理サーバ30に対して再度割り当てる。
ここで、再割り当ての前後では、通常、処理負荷調整要求を通知した処理サーバ30から、他の処理サーバ30への通信コストも発生するので、再割り当ての前後で発生する通信コストをできるだけ低く抑えられように再割り当てをすることが好ましい。なお、管理サーバ10は、全ての分散処理部20(vertex)の配置をリフレッシュしてもよいが、必須ではない。
10 管理サーバ(master)
20 分散処理部(vertex)
21 数値計算部
22 メッセージ送受信部
23 受信時刻監視部
24 遅れ被疑メッセージ受信量管理部
25B 遅れ被疑メッセージ転送処理部
26C 故障検出部
30 処理サーバ(worker)
31 仮想化制御部
32 負荷判定部
33D 負荷委譲要求部
34E 負荷調整部
Claims (7)
- 並列に処理を行う複数の処理サーバと、前記処理サーバ上で動作する複数の分散処理部と、対象とする計算処理に必要な複数の前記分散処理部を複数の前記処理サーバに対して割り当てる管理サーバと、を有する分散同期処理システムであって、
前記分散処理部は、
所定単位に区分された計算処理を行う数値計算部と、
他分散処理部との間で計算結果メッセージを含むメッセージを送受信するメッセージ送受信部と、
他分散処理部から送信される計算結果メッセージの受信時刻を監視する受信時刻監視部と、を備え、
前記メッセージ送受信部は、隣接した他分散処理部から前記計算結果メッセージを所定時間内に受信できない場合、前記計算結果メッセージの送達が遅れていることを示す遅れ被疑メッセージを送信し、
前記分散処理部は、通知される前記遅れ被疑メッセージの受信量を管理する遅れ被疑メッセージ受信量管理部をさらに備え、
前記処理サーバは、自処理サーバ上で動作する複数の分散処理部に対して通知される前記遅れ被疑メッセージの受信量を監視し、自処理サーバ上の特定の分散処理部のみが前記遅れ被疑メッセージの受信量が所定値よりも多い場合、当該分散処理部の処理負荷が大きいと判定し、自処理サーバ上で動作する複数の分散処理部に対して通知される前記遅れ被疑メッセージの受信量がそれぞれ所定値よりも多い場合、自処理サーバの処理負荷が大きいと判定する負荷判定部を備えることを特徴とする分散同期処理システム。 - 前記処理サーバは、自処理サーバ上で動作する特定の分散処理部の処理負荷が大きいと判定された場合、当該特定の分散処理部についての委譲要求を前記管理サーバに通知する負荷委譲要求部をさらに備え、
前記管理サーバは、前記委譲要求が通知されると、前記特定の分散処理部を、前記委譲要求を通知した処理サーバよりも処理能力の高い処理サーバに割り当てる請求項1に記載の分散同期処理システム。 - 前記処理サーバは、自処理サーバの処理負荷が大きいと判定された場合、自処理サーバ上で動作する複数の分散処理部のうちの一部についての委譲要求を前記管理サーバに通知する負荷委譲要求部をさらに備え、
前記管理サーバは、前記委譲要求が通知されると、前記委譲要求を通知した処理サーバ上で動作する複数の分散処理部のうちの一部を、他処理サーバに割り当てる請求項1に記載の分散同期処理システム。 - 前記処理サーバは、自処理サーバ上で動作する特定の分散処理部の処理負荷が大きいと判定された場合、又は、自処理サーバの処理負荷が大きいと判定された場合、処理負荷調整要求を前記管理サーバに通知する負荷調整部をさらに備え、
前記管理サーバは、前記処理負荷調整要求が通知されると、既に複数の前記処理サーバに対して割り当てた全ての前記分散処理部を、前記処理負荷調整要求を通知した処理サーバに関する処理負荷を低減した新たな配置で、複数の前記処理サーバに対して再度割り当てる請求項1に記載の分散同期処理システム。 - 前記分散処理部は、前記遅れ被疑メッセージを受信したときに、他分散処理部から送信される計算結果メッセージの待機状態である場合、前記遅れ被疑メッセージの受信量をカウントさせずに、受信した前記遅れ被疑メッセージを当該他分散処理部に転送する遅れ被疑メッセージ転送処理部をさらに備える請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の分散同期処理システム。
- 前記分散処理部は、前記遅れ被疑メッセージの受信時に、受信完了を示す信号を送信側に返させ、前記受信完了を示す信号が返ってこない場合、予め定められた回数だけ前記遅れ被疑メッセージを再送させ、前記遅れ被疑メッセージを前記回数だけ再送させても前記受信完了を示す信号が返ってこない場合、故障として検出する故障検出部をさらに備える請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の分散同期処理システム。
- 並列に処理を行う複数の処理サーバと、前記処理サーバ上で動作する複数の分散処理部と、対象とする計算処理に必要な複数の前記分散処理部を複数の前記処理サーバに対して割り当てる管理サーバと、を有する分散同期処理システムによる分散同期処理方法であって、
前記分散処理部は、
所定単位に区分された計算処理を行う数値計算ステップと、
少なくとも1つの他分散処理部との間で計算結果メッセージを含むメッセージを送受信するメッセージ送受信ステップと、
他分散処理部から送信される計算結果メッセージの受信時刻を監視する受信時刻監視ステップと、を有し、
前記メッセージ送受信ステップは、隣接した他分散処理部から前記計算結果メッセージを所定時間内に受信できない場合、前記計算結果メッセージの送達が遅れていることを示す遅れ被疑メッセージを送信し、
前記分散処理部は、通知される前記遅れ被疑メッセージの受信量を管理し、
前記処理サーバは、自処理サーバ上で動作する複数の分散処理部に対して通知される前記遅れ被疑メッセージの受信量を監視し、自処理サーバ上の特定の分散処理部のみが前記遅れ被疑メッセージの受信量が所定値よりも多い場合、当該分散処理部の処理負荷が大きいと判定し、自処理サーバ上で動作する複数の分散処理部に対して通知される前記遅れ被疑メッセージの受信量がそれぞれ所定値よりも多い場合、自処理サーバの処理負荷が大きいと判定する、ことを特徴とする分散同期処理方法。
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