添付された図面を参照して次の説明は請求範囲及びこの等価物によって定義されるような本発明の多様な実施形態の包括的な理解を助けるために提供される。それはこのような理解を助けるために多様な特定詳細事項を含むが、これらはただ例示的なことで見なされなければならない。したがって、本技術分野の通常の技術者は本明細書に説明された多様な実施形態の多様な変更及び修正が本発明の範囲及び思想から逸脱せず成ることができるということを認識するだろう。さらに、公知された機能及び構成に対する説明は明確性及び簡潔性のために省略されることができる。
次の説明及び請求範囲で用いられた用語及び単語は書誌意味に限定されず、ただ発明者によって本発明の明確で一貫性ある理解ができるようにするために用いられる。したがって、本発明の多様な実施形態に対する次の説明は添付された請求範囲及びこの等価物によって定義されるように本発明を制限するためではなくただ例示のために提供されるということが本技術分野の技術者には明白ではなければならない。
単数形態“a”、“an”及び“the”は文脈がはっきり異なり指示しなければ複数の指示ターゲットを含むことに理解されなければならない。したがって、例えば、“構成要素表面(componentsurface)”に対する参照物はこのような表面中の1つ以上に対する参照物を含む。
用語“実質的に”によって、列挙された特性、パラメーターまたは値は正確に達成される必要がないが、例えば、許容誤差、測定誤差、測定正確性限界及び本技術分野の技術者に知られた他の要因を含むという偏差または変形は特性が提供するように意図された効果を邪魔しない量で発生することができるということに意味される。
図1は、関連技術分野によるシステムアーキテクチャーエボリューション(SAE)システムを示した概路図である。
図2は、関連技術分野によるユーザ装置(UE)の接続プロセスを示したフローチャートである。
本発明によって提供された方法及び装置においてユーザ平面ベアラーを正確でかつ成功的に設立し、相違する製造社間の相互操作性を保障するためにSAEシステムがインターネットプロトコルバージョン4(IPv4)をサポートする装置及びインターネットプロトコルバージョン6(IPv6)をサポートする装置のいずれもを含む場合、モバイル管理エンティティー(MME)からサービングゲートウェー(SGW)/パケットゲートウェー(PGW)によってサポートされる送信階層アドレスを受信する時、無線アクセスネットワーク(RAN)エンティティーはユーザ平面ベアラーを設立するために適切な送信階層アドレスを直接選択したり、SGW/PGWによって送信される送信階層アドレスを受信した後、MMEはユーザ平面ベアラーを設立するために適切な送信階層アドレスを選択したり、MMEはユーザ平面ベアラーを設立するためにアクセスエンティティーによって用いられる獲得された送信階層アドレスをSGW/PGWに報告する。
本発明の多様な実施形態で、アクセスエンティティーはeNB(evolved Node B)、ホームeNBゲートウェー、ホームeNB、マスターeNB、補助eNBなどであってもよい。本発明の実施形態は次のように提供されるだろう。
図3は、本発明の実施形態によってユーザ平面ベアラーを設立するための第1方法を示したフローチャートである。
図3を参照すれば、MMEはSGWから受信されるそれぞれのベアラーに対してSGWによって割り当てられた送信階層アドレス及びアップリンクTEIDをeNBに直接送信する。IPv4及びIPv6のいずれもの送信階層アドレスを受信した場合、eNBはIPv4またはIPv6のうちのいずれか1つを選択する。方法は、次のような処理を含む。
動作(301)で、MMEは第1ベアラーセットアップリクエストメッセージをSGWに送信する。
第1ベアラーセットアップリクエストメッセージは、セッション生成リクエスト、または生成ベアラーリクエスト、またはS11インターフェースを通じてベアラーセットアップリクエストのための他のメッセージであってもよい。
動作302で、SGWは第1ベアラーセットアップ応答メッセージをMMEに送信する。
応答はそれぞれのベアラーに対してSGWによって割り当てられた送信階層アドレス及びアップリンクトンネル終了点識別子(TEID)を含む。送信階層アドレスは、IPv4アドレスまたはIPv6アドレス、若しくはIPv4アドレス及びIPv6アドレスのいずれもであることがある。IPv4アドレス及びIPv6アドレスのいずれもが含まれる場合、IPv4アドレスはIPv6アドレス前後に位置されることができる。SGWがIPv4だけをサポートする場合、IPv4アドレスだけが含まれる。SGWがIPv6だけをサポートする場合、IPv6アドレスだけが含まれる。SGWがIPv4及びIPv6のいずれもをサポートする場合、IPv4アドレス及びIPv6アドレスのいずれもが含まれる。第1ベアラーセットアップ応答はセッション生成応答または生成ベアラー応答、若しくはS11インターフェースを通じて用いられる他のベアラーセットアップ応答メッセージであってもよい。
動作(303)で、MMEは第2ベアラーセットアップリクエストメッセージをeNBに送信する。このようなメッセージはそれぞれのベアラーに対してSGWによって送信階層アドレス及び割り当てられたアップリンクTEIDを含み、これはSGWから受信される。
送信階層アドレスはSGWから受信され、IPv4アドレスまたはIPv6アドレス、若しくはIPv4アドレス及びIPv6アドレスのいずれもを含むことができる。第2ベアラーセットアップリクエストメッセージは、初期コンテクスト設定リクエストまたはE-RAB設定リクエスト、若しくはハンドオーバーリクエスト、またはS1インターフェースを通じて用いられたベアラーセットアップリクエストに対する他のメッセージであってもよい。
動作(304)で、eNBは応答をMMEに送信する。応答はそれぞれのベアラーに対してeNBによって割り当てられた送信階層アドレス及びダウンリンクTEIDを含む。
MMEからeNBにより受信されるリクエストメッセージに含まれた送信階層アドレスがIPv4であり、eNBがIPv4をサポートする場合、eNBはIPv4の送信階層アドレスを割り当てて、割り当てられた送信階層アドレスを応答を通じてMMEに送信する。
eNBがIPv4をサポートしない場合、eNBは失敗応答をMMEに送信する。失敗応答は失敗理由を含み、例えば、送信階層アドレスはサポートされない。
MMEからeNBにより受信されるリクエストメッセージに含まれた送信階層アドレスがIPv6であり、eNBがIPv6をサポートする場合、eNBはIPv6の送信階層アドレスを割り当てて、送信階層アドレスを応答を通じてMMEに送信する。eNBがIPv6をサポートしない場合、eNBは失敗応答をMMEに送信する。失敗応答は失敗理由を含み、例えば、送信階層アドレスはサポートされない。
MMEからeNBにより受信されるリクエストメッセージに含まれた送信階層アドレスがIPv4アドレス及びIPv6アドレスのいずれもを含む場合、eNBはeNBによりサポートされたIPバージョンによってIPv4またはIPv6を選択し、選択されたIPバージョンに対応する送信階層アドレスを割り当てる。それぞれのベアラーに割り当てられた送信階層アドレスは応答に含まれる。eNBがIPv4をサポートする場合、IPv4が選択される。eNBがIPv6をサポートする場合にはIPv6が選択される。eNBがIPv4及びIPv6のいずれもをサポートする場合、eNBは具現またはO&M構成によってIPv4またはIPv6を選択する。
eNBがMMEからIPv4アドレス及びIPv6アドレスを受信するが、eNBが送信階層アドレスバージョンを選択した後、eNBはSGWによって割り当てられたアップリンクTEIDと、eNBにより選択されるIPバージョンに対応するSGWによって割り当てられた送信階層アドレスによってアップリンクデータをSGWに送信する。
MMEは送信階層アドレスとそれぞれのベアラーに対してeNBによって割り当てられたダウンリンクTEIDをSGWに送信する。
SGWがIPv4アドレス及びIPv6アドレスのいずれもをMMEに送信する場合、ダウンリンクTEID及び送信階層アドレスを受信した後、SGWはeNBによりサポートされたり選択されたIPバージョンが分かっている。SGWはダウンリンクTEID及び送信階層アドレスによってダウンリンクデータを送信し、SGWによって割り当てられたTEIDと対応するバージョンの送信階層アドレスによってアップリンクデータを受信する。
上述した方法を用いることによって、ネットワークがIPv4をサポートする装置及びIPv6をサポートする装置のいずれもを含む場合、ユーザ平面ベアラーは正確でかつ成功的に設立され、これにより相違する製造社間の相互操作性を保障し、MMEを修正することを回避することができる。
図4は、本発明の実施形態によってユーザ平面ベアラーを設立するための第2方法を示したフローチャートである。
図4を参照すれば、MMEはSGWから受信されるそれぞれのベアラーに対してSGWによって割り当てられた送信階層アドレス及びアップリンクTEIDをHeNB(homeeNB) ゲートウェー(GW)に送信する。HeNB GWはMMEから受信されるそれぞれのベアラーに対してSGWによって割り当てられた送信階層アドレス及びアップリンクTEIDをHeNBに送信する。HeNBは、IPv4またはIPv6のうちのいずれか1つを選択する。方法は、次のような処理を含む。
動作(401及び402)での処理はそれぞれ動作(301及び302)での処理と同様であり、これは本明細書で説明しない。
動作(403)で、MMEは第2ベアラーセットアップリクエストメッセージをHeNB GWに送信する。メッセージはSGWから受信されるそれぞれのベアラーに対してSGWによって割り当てられた送信階層アドレス及びアップリンクTEIDを含む。送信階層アドレスはSGWから受信され、IPv4アドレスまたはIPv6アドレス、若しくはIPv4アドレス及びIPv6アドレスのいずれもを含むことができる。第2ベアラーセットアップリクエストメッセージは初期コンテクスト設定リクエストまたはE-RAB設定リクエスト、若しくはハンドオーバーリクエストまたはS1インターフェースを通じて用いられたベアラーセットアップリクエストに対する他のメッセージであってもよい。
ユーザ平面データがHeNB GWを通じてSGWからHeNBに送信される必要がある場合に、HeNB GWによって受信されたリクエストメッセージがIPv4(またはIPv6)を含み、HeNB GWがIPv4(またはIPv6)をサポートしない場合、HeNB GWは失敗応答をMMEに送信する。失敗応答は失敗理由を含み、例えば、送信階層アドレスがサポートされない。HeNB GWによって受信されたリクエストメッセージがIPv4(またはIPv6)を含み、HeNB GWまたはUEのHeNBがIPv4(またはIPv6)をサポートしない場合、HeNB GWは失敗応答をMMEに送信する。失敗応答は失敗理由を含み、例えば、送信階層アドレスはサポートされない。
動作(404)で、HeNB GWは第3ベアラーセットアップリクエストメッセージをHeNBに送信する。
データがSGWからHeNBに直接送信され、ユーザ平面データがHeNB GWを通じて送信されない場合に、第3ベアラーセットアップリクエストメッセージはMMEから受信されるそれぞれのベアラーの送信階層アドレス及びアップリンクTEIDを含む。送信階層アドレスはMMEから受信し、IPv4アドレスまたはIPv6アドレス、若しくはIPv4アドレス及びIPv6アドレスのいずれもを含むことができる。
第3ベアラーセットアップリクエストメッセージは、初期コンテクスト設定リクエストまたはE-RAB設定リクエスト、若しくはハンドオーバーリクエストまたはS1インターフェースを通じて用いられたベアラーセットアップリクエストのための他のメッセージであってもよい。
動作(405)で、HeNBは応答をHeNB GWに送信する。応答はそれぞれのベアラーに対してHeNBによって割り当てられた送信階層アドレス及びダウンリンクTEIDを含む。
HeNB GWからHeNBにより受信されるリクエストメッセージに含まれた送信階層アドレスがIPv4であり、HeNBがIPv4をサポートする場合、HeNBはIPv4の送信階層アドレスを割り当てて、割り当てられた送信階層アドレスを応答を通じてHeNB GWに送信する。HeNBがIPv4をサポートしない場合、HeNBは失敗応答をHeNB GWに送信する。失敗応答が失敗理由を含み、例えば、送信階層アドレスがサポートされない。
HeNB GWからHeNBにより受信されるリクエストメッセージに含まれた送信階層アドレスがIPv6であり、HeNBがIPv6をサポートする場合、HeNBはIPv6の送信階層アドレスを割り当てて、割り当てられた送信階層アドレスを応答を通じてHeNB GWに送信する。HeNBがIPv6をサポートしない場合、HeNBは失敗応答をHeNB GWに送信する。失敗応答が失敗理由を含み、例えば、送信階層アドレスがサポートされない。
HeNB GWからHeNBにより受信されるリクエストメッセージに含まれた送信階層アドレスがIPv4アドレス及びIPv6アドレスのいずれもを含む場合、HeNBはHeNBによりサポートされたIPバージョンによってIPv4またはIPv6を選択し、選択されたIPバージョンに対応する送信階層アドレスを割り当てる。それぞれのベアラーに割り当てられた送信階層アドレスは応答に含まれる。HeNBがIPv4をサポートする場合、IPv4が選択される。HeNBがIPv6をサポートする場合にはIPv6が選択される。HeNBがIPv4及びIPv6のいずれもをサポートする場合、HeNBは具現またはO&M構成によってIPv4またはIPv6を選択する。
HeNBがIPv4アドレス及びIPv6アドレスを受信するが、HeNBが送信階層アドレスバージョンを選択した後、HeNBはSGWによって割り当てられたアップリンクTEIDと、HeNBにより選択されるIPバージョンに対応するSGWによって割り当てられた送信階層アドレスによってアップリンクデータをSGWに送信する。
HeNB GWはHeNBから受信されるそれぞれのベアラーに対してHeNBによって割り当てられた送信階層アドレス及びダウンリンクTEIDをMMEに送信する。
MMEはHeNB GWから受信されるそれぞれのベアラーの送信階層アドレス及びダウンリンクTEIDをSGWに送信する。
SGWがIPv4アドレス及びIPv6アドレスのいずれもをMMEに送信する場合、HeNBによって割り当てられたダウンリンク送信階層アドレスを受信した後、SGWはHeNBによりサポートされたり選択されたIPバージョンが分かっている。SGWはダウンリンクTEID及び送信階層アドレスによってダウンリンクデータを送信し、SGWによって割り当てられたTEIDと、対応するバージョンのSGWによって割り当てられた送信階層アドレスによってアップリンクデータを受信する。
上述した方法を用いることによって、HeNBがHeNB GWを通じてコアネットワークにアクセスし、SAEシステムがIPv4をサポートする装置及びIPv6をサポートする装置のいずれもを含む場合、ユーザ平面ベアラーは正確でかつ成功的に設立され、これにより、相違する製造社間の相互操作性を保障し、MMEを修正することを回避することができる。HeNBアーキテクチャーで、ユーザ平面データがHeNB GWを通せずSGWからHeNBに直接送信される時、このような方法の長所はより明らかである。
図5は、本発明の実施形態によってユーザ平面ベアラーを設立するための第3方法を示したフローチャートである。
図5を参照すれば、MMEはSGWから受信されるそれぞれのベアラーに対してSGWによって割り当てられた送信階層アドレス及びアップリンクTEIDをHeNB GWに直接送信する。HeNB GWはIPv4またはIPv6のうちのいずれか1つを選択する。方法は、次のような処理を含む。
動作(501及び502)での処理はそれぞれ動作(301及び302)での処理と同様であり、これは本明細書で説明しない。
動作(503)で、MMEは第2ベアラーセットアップリクエストメッセージをHeNB GWに送信する。メッセージはSGWから受信されるそれぞれのベアラーに対してSGWによって割り当てられたアップリンク送信階層アドレス及びTEIDを含む。送信階層アドレスはSGWから受信され、IPv4アドレスまたはIPv6アドレス、若しくはIPv4アドレス及びIPv6アドレスのいずれもを含むことができる。第2ベアラーセットアップリクエストメッセージは初期コンテクスト設定リクエストまたはE-RAB設定リクエスト、若しくはハンドオーバーリクエストまたはS1インターフェースを通じて用いられたベアラーセットアップリクエストに対する他のメッセージであってもよい。
動作(504)で、HeNB GWはIPv4アドレス及びIPv6アドレスのうちのいずれか1つを送信階層アドレスとして選択する。
MMEからHeNB GWによって受信されるリクエストメッセージに含まれた送信階層アドレスがIPv4であり、HeNB GWがIPv4をサポートする場合、HeNB GWはIPv4の送信階層アドレスを割り当てることができ、HeNB GWによってそれぞれのベアラーに割り当てられた送信階層アドレス及びアップリンクTEIDを第3ベアラーセットアップリクエストメッセージを通じてHeNBに送信する。HeNB GWがIPv4をサポートしない場合、HeNB GWは失敗応答をMMEに送信する。失敗応答が失敗理由を含み、例えば、送信階層アドレスがサポートされない。
MMEからHeNB GWによって受信されるリクエストメッセージに含まれた送信階層アドレスがIPv6であり、HeNB GWがIPv6をサポートする場合、HeNB GWはIPv6の送信階層アドレスを割り当てることができ、HeNB GWによってそれぞれのベアラーに割り当てられた送信階層アドレス及びアップリンクTEIDを第3ベアラーセットアップリクエストメッセージを通じてHeNBに送信する。HeNB GWがIPv6をサポートしない場合、HeNB GWは失敗応答をMMEに送信する。失敗応答が失敗理由を含み、例えば、送信階層アドレスがサポートされない。
MMEからHeNB GWによって受信されるリクエストメッセージ内の送信階層アドレスがIPv4アドレス及びIPv6アドレスのいずれもを含む場合、HeNB GWはHeNB GWによってサポートされたIPバージョンによってIPv4またはIPv6を選択し、選択されたIPバージョンに対応する送信階層アドレスを割り当てて、HeNB GWによってそれぞれのベアラーに割り当てられた送信階層アドレス及びアップリンクTEIDを第3ベアラーセットアップリクエストメッセージを通じてHeNBに送信する。HeNB GWがIPv4をサポートする場合、IPv4が選択される。HeNB GWがIPv6をサポートする場合にはIPv6が選択される。HeNB GWがIPv4及びIPv6のいずれもをサポートする場合、HeNB GWは具現またはO&M構成によってIPv4またはIPv6を選択する。
IPv4及びIPv6のうちのいずれか1つを選択する時、HeNB GWはUEが接続されるHeNB及びHeNB GWによってサポートされるIPバージョンを考慮することができる。MMEからHeNB GWによって受信されるリクエストメッセージ内の送信階層アドレスがIPv4であり、UEが接続されるHeNB及びHeNB GWがIPv4をサポートする場合、HeNB GWはIPv4の送信階層アドレスを割り当てて、HeNB GWによってそれぞれのベアラーに割り当てられた送信階層アドレス及びアップリンクTEIDを第3ベアラーセットアップリクエストメッセージを通じてHeNBに送信する。UEが接続されるHeNBまたはHeNB GWがIPv4をサポートしない場合、HeNB GWは失敗応答をMMEに送信する。失敗応答が失敗理由を含み、例えば、送信階層アドレスがサポートされない。MMEからHeNB GWによって受信されるリクエストメッセージ内に含まれた送信階層アドレスがIPv6であり、UEが接続されるHeNB及びHeNB GWがIPv6をサポートする場合、HeNB GWはIPv6の送信階層アドレスを割り当てて、HeNB GWによってそれぞれのベアラーに割り当てられた送信階層アドレス及びアップリンクTEIDを第3ベアラーセットアップリクエストメッセージを通じてHeNBに送信する。UEが接続されるHeNBまたはHeNB GWがIPv6をサポートしない場合、HeNB GWは失敗応答をMMEに送信する。失敗応答が失敗理由を含み、例えば、送信階層アドレスがサポートされない。MMEからHeNB GWによって受信されるリクエストメッセージ内に含まれた送信階層アドレスがIPv4アドレス及びIPv6アドレスのいずれもを含む場合、HeNB GWはHeNB GWによってサポートされたIPバージョンによってIPv4またはIPv6を選択し、選択されたIPバージョンに対応する送信階層アドレスを割り当てて、HeNB GWによってそれぞれのベアラーに割り当てられた送信階層アドレス及びアップリンクTEIDを第3ベアラーセットアップリクエストメッセージを通じてHeNBに送信する。UEが接続するHeNB及びHeNB GWがIPv4をサポートする場合、HeNB GWはIPv4を選択する。UEが接続されるHeNB及びHeNB GWがIPv6をサポートする場合、HeNB GWはIPv6を選択する。UEが接続されるHeNB及びHeNB GWがIPv4及びIPv6のいずれもをサポートする場合、HeNB GWは具現またはO&M構成によってIPv4またはIPv6を選択する。
ユーザ平面データがHeNB GWを通せずSGWからHeNBに直接送信される場合に、MMEからHeNB GWによって受信されるリクエストメッセージ内に含まれた送信階層アドレスがIPv4であり、UEのHeNBがIPv4をサポートすれば、HeNB GWはIPv4の送信階層アドレスと、MMEからHeNBに送信される第3ベアラーセットアップリクエストメッセージに受信されるアップリンクTEIDを含む。UEのHeNBがIPv4をサポートしない場合、HeNB GWは失敗応答をMMEに送信する。失敗応答が失敗理由を含み、例えば、送信階層アドレスがサポートされない。MMEからHeNB GWによって受信されるリクエストメッセージ内に含まれた送信階層アドレスがIPv6であり、UEのHeNBがIPv6をサポートする場合、HeNB GWはIPv6の送信階層アドレスと、MMEからHeNBに送信される第3ベアラーセットアップリクエストメッセージに受信されるアップリンクTEIDを含む。UEのHeNBがIPv6をサポートしない場合、HeNB GWは失敗応答をMMEに送信する。失敗応答が失敗理由を含み、例えば、送信階層アドレスがサポートされない。MMEからHeNB GWによって受信されるリクエスト内に含まれた送信階層アドレスがIPv4アドレス及びIPv6アドレスのいずれもを含む場合、HeNB GWはUEのHeNBによりサポートされたIPバージョンによってIPv4またはIPv6を選択し、選択されたIPバージョンの送信階層アドレスと、MMEからHeNBに送信される第3ベアラーセットアップリクエストメッセージに受信されるアップリンクTEIDを含む。UEのHeNBがIPv4をサポートする場合、HeNB GWはIPv4を選択する。UEのHeNBがサポートする場合、HeNB GWはIPv6を選択する。UEのHeNBがIPv4及びIPv6のいずれもをサポートする場合、HeNB GWは具現またはO&M構成によってIPv4またはIPv6を選択する。
ユーザ平面データがSGWからHeNB GWを通じてHeNBに送信される場合に、HeNB GWがIPv4及びIPv6のいずれもをサポートすれば、HeNB GWは次のようにHeNB GWとMME間のユーザ平面及びHeNB GWとHeNB間のユーザ平面に対して相違するIPのバージョンを使用することができる。
HeNB GWとMME間のインターフェースに対するIPv4アドレス及びIPv6アドレスのいずれか1つを選択する時、HeNB GWはHeNB GW及びMMEによってサポートされるIPバージョンを考慮することができる。MMEからHeNB GWによって受信されるリクエストメッセージ内に含まれた送信階層アドレスがIPv4であり、HeNB GWがIPv4をサポートする場合、HeNB GWはダウンリンクのためにIPv4の送信階層アドレスを割り当てる。HeNB GWがIPv4をサポートしない場合、HeNB GWは失敗応答をMMEに送信する。失敗応答が失敗理由を含み、例えば、送信階層アドレスがサポートされない。MMEからHeNB GWによって受信されるリクエストメッセージ内に含まれた送信階層アドレスがIPv6であり、HeNB GWがIPv6をサポートする場合、HeNB GWはダウンリンクのためにIPv6の送信階層アドレスを割り当てる。HeNB GWがIPv6をサポートしない場合、HeNB GWは失敗応答をMMEに送信する。失敗応答が失敗理由を含み、例えば、送信階層アドレスがサポートされない。MMEからHeNB GWによって受信されるリクエストメッセージ内に含まれた送信階層アドレスがIPv4アドレス及びIPv6アドレスのいずれもを含む場合、HeNB GWはHeNB GWによってサポートされたIPバージョンによってIPv4またはIPv6を選択し、選択されたIPバージョンに対応する送信階層アドレスを割り当てる。HeNB GWがIPv4をサポートする場合、HeNB GWはIPv4を選択する。HeNB GWがIPv6をサポートする場合、HeNB GWはIPv6を選択する。HeNB GWがIPv4及びIPv6のいずれもをサポートする場合、HeNB GWは具現またはO&M構成によってIPv4またはIPv6を選択する。
HeNB GWとHeNB間のインターフェースに対するIPv4アドレス及びIPv6アドレスのうちのいずれか1つを選択する時、HeNB GWはUEのHeNB GW及びHeNBによりサポートされるIPバージョンを考慮することができる。HeNB GW及びHeNBのいずれもがIPv4だけをサポートする場合、HeNB GWはインターフェースのためのIPv4を選択する。HeNB GWはインターフェースのためのアップリンク送信階層アドレスを割り当てて、アップリンク送信階層アドレスをHeNBに送信する。HeNB GW及びHeNBのいずれもがIPv6だけをサポートする場合、HeNB GWはインターフェースのためのIPv6を選択する。HeNB GWはインターフェースのためのアップリンク送信階層アドレスを割り当てて、アップリンク送信階層アドレスをHeNBに送信する。HeNB GW及びHeNBのいずれもがIPv4及びIPv6をサポートする場合、HeNB GWは具現またはO&M構成によってIPv4またはIPv6を選択する。HeNB GWはインターフェースのためのアップリンク送信階層アドレスを割り当てて、アップリンク送信階層アドレスをHeNBに送信する。HeNBは受信された送信階層アドレスのバージョンによってダウンリンク送信階層アドレスを割り当てて、ダウンリンク送信階層アドレスをHeNB GWに送信する。
第3ベアラーセットアップリクエストメッセージは初期コンテクスト設定リクエストまたはE-RAB設定リクエスト、若しくはハンドオーバーリクエスト、またはS1インターフェースを通じて用いられたベアラーセットアップリクエストのための他のメッセージであってもよい。
HeNBは応答をHeNB GWに送信する。応答はそれぞれのベアラーに対してHeNBによって割り当てられた送信階層アドレス及びダウンリンクTEIDを含む。HeNB GWからHeNBにより受信されるメッセージに含まれた送信階層アドレスがIPv4であり、HeNBがIPv4をサポートする場合、HeNBはIPv4の送信階層アドレスを割り当てて、割り当てられた送信階層アドレスを応答を通じてHeNB GWに送信することができる。HeNB GWがIPv4をサポートしない場合、HeNBは失敗応答をHeNB GWに送信する。失敗応答が失敗理由を含み、例えば送信階層アドレスがサポートされない。HeNB GWからHeNBにより受信されるメッセージに含まれた送信階層アドレスがIPv6であり、HeNBがIPv6をサポートする場合、HeNBはIPv6の送信階層アドレスを割り当てて、割り当てられた送信階層アドレスを応答を通じてHeNB GWに送信することができる。HeNBがIPv6をサポートしない場合、HeNBは失敗応答をHeNB GWに送信する。失敗応答が失敗理由を含み、例えば、送信階層アドレスがサポートされない。
ユーザ平面データがHeNB GWを通せずSGWからHeNBに直接送信される場合に、HeNB GWはHeNBから受信されるそれぞれのベアラーに対してHeNBによって割り当てられた送信階層アドレス及びダウンリンクTEIDをMMEに送信する。MMEはHeNB GWから受信されるそれぞれのベアラーの送信階層アドレス及びダウンリンクTEIDをSGWに送信する。
ユーザ平面データがSGWからHeNB GWを通じてHeNBに送信される場合に、HeNB GWは 504で選択されたIPバージョンによる送信階層アドレス及び(HeNB GWとSGW間のユーザ平面インターフェースに対する)ダウンリンクTEIDを割り当てて、ダウンリンクTEID及び送信階層アドレスをMMEに送信する。MMEはHeNB GWから受信されるそれぞれのベアラーの送信階層アドレス及びダウンリンクTEIDをSGWに送信する。
上述した方法を用いることによって、HeNBがHeNB GWを通じてコアネットワークにアクセスし、SAEシステムがIPv4をサポートする装置及びIPv6をサポートする装置のいずれもを含む場合、ユーザ平面ベアラーは正確でかつ成功的に設立され、これにより相違する製造社間の相互操作性を保障し、MMEを修正することを回避することができる。HeNBアーキテクチャーで、ユーザ平面データがHeNB GWを通せずSGWからHeNBに直接送信される時、このような方法の長所はより明らかである。
図6は、本発明の実施形態によってユーザ平面ベアラーを設立するための第4方法を示したフローチャートである。
図6を参照すれば、MMEはSGWから受信されるそれぞれのベアラーに対してSGWによって割り当てられた送信階層アドレス及びアップリンクTEIDをMeNB(master-eNB)に直接送信する。MeNBはIPv4またはIPv6のうちのいずれか1つを選択する。方法は、次のような処理を含む。
動作(601及び602)での処理はそれぞれ動作(301及び302)での処理と同様であり、これは本明細書で説明しない。
動作(603)で、MMEは第2ベアラーセットアップリクエストメッセージをHeNBに送信する。メッセージはSGWから受信されるそれぞれのベアラーに対してSGWによって割り当てられた送信階層アドレス及びアップリンクTEIDを含む。送信階層アドレスはSGWから受信され、IPv4アドレスまたはIPv6アドレス、若しくはIPv4アドレス及びIPv6アドレスのいずれもを含むことができる。第2ベアラー設定リクエストメッセージは初期コンテクスト設定リクエストまたはE-RAB設定リクエスト、若しくはハンドオーバーリクエスト、またはS1インターフェースを通じて用いられたベアラーセットアップリクエストに対する他のメッセージであってもよい。
動作(604)で、MeNBはIPv4アドレス及びIPv6アドレスのうちのいずれか1つを送信階層アドレスとして選択する。
MMEからMeNBにより受信されるリクエストメッセージに含まれた送信階層アドレスがIPv4であり、MeNBがIPv4をサポートする場合、MeNBはIPv4の送信階層アドレスを割り当てる。MeNBはスプリット(split)ベアラーに対してMeNBによって割り当てられた送信階層アドレス及びアップリンクTEIDを第3ベアラーセットアップリクエストメッセージを通じてSeNB(secondly eNB)に送信する。MeNBがIPv4をサポートしない場合、MeNBは失敗応答をMMEに送信する。失敗応答が失敗理由を含み、例えば、送信階層アドレスがサポートされない。MMEからMeNBにより受信されるリクエストメッセージに含まれた送信階層アドレスがIPv6であり、MeNBがIPv6をサポートする場合、MeNBはIPv6の送信階層アドレスを割り当てる。MeNBはスプリットベアラーに対してMeNBによって割り当てられた送信階層アドレス及びアップリンクTEIDを第3ベアラーセットアップリクエストメッセージを通じてSeNBに送信する。MeNBがIPv6をサポートしない場合、MeNBは失敗応答をMMEに送信する。失敗応答が失敗理由を含み、例えば、送信階層アドレスがサポートされない。
MMEからMeNBにより受信されるリクエストメッセージ内に含まれた送信階層アドレスがIPv4アドレス及びIPv6アドレスのいずれもを含む場合、MeNBはMeNBによりサポートされたIPバージョンによってIPv4またはIPv6を選択し、選択されたIPバージョンに対応する送信階層アドレスを割り当てて、スプリットベアラーに対してMeNBによって割り当てられた送信階層アドレス及びアップリンクTEIDを第3ベアラーセットアップリクエストメッセージを通じてSeNBに送信する。MeNBがIPv4をサポートする場合、IPv4が選択される。MeNBがIPv6をサポートする場合にはIPv6が選択される。MeNBがIPv4及びIPv6のいずれもをサポートする場合、MeNBは具現またはO&M構成によってIPv4またはIPv6を選択する。
スプリットベアラーに対して、IPv4及びIPv6のうちのいずれか1つを選択する時、MeNBはUEのSeNB及びMeNBによりサポートされるIPバージョンを考慮することができる。MMEからMeNBにより受信されるリクエストメッセージ内に含まれた送信階層アドレスがIPv4であり、UEのSeNB及びMeNBがIPv4をサポートする場合、MeNBはIPv4の送信階層アドレスを割り当てて、スプリットベアラーに対してMeNBに割り当てられた送信階層アドレス及びアップリンクTEIDを第3ベアラーセットアップリクエストメッセージを通じてSeNBに送信する。UEのSeNBまたはMeNBがIPv4をサポートしない場合、MeNBは失敗応答をMMEに送信する。失敗応答が失敗理由を含み、例えば、送信階層アドレスがサポートされない。MMEからMeNBにより受信されるリクエストメッセージ内に含まれた送信階層アドレスがIPv6であり、UEのSeNB及びMeNBがIPv6をサポートする場合、MeNBはIPv6の送信階層アドレスを割り当てて、スプリットベアラーに対してMeNBによって割り当てられた送信階層アドレス及びアップリンクTEIDを第3ベアラーセットアップリクエストメッセージを通じてSeNBに送信する。UEのSeNBまたはMeNBがIPv6をサポートしない場合、MeNBは失敗応答をMMEに送信する。失敗応答が失敗理由を含み、例えば、送信階層アドレスがサポートされない。MMEからMeNBにより受信されるリクエストメッセージ内に含まれた送信階層アドレスがIPv4アドレス及びIPv6アドレスのいずれもを含む場合、MeNBはUEのMeNB及びSeNBによりサポートされたIPバージョンによってIPv4またはIPv6を選択し、選択されたIPバージョンに対応する送信階層アドレスを割り当てて、MeNBによってスプリットベアラーに対して割り当てられた送信階層アドレス及びアップリンクTEIDを第3ベアラーセットアップリクエストメッセージを通じてSeNBに送信する。UEのSeNB及びMeNBがIPv4をサポートする場合、MeNBはIPv4を選択する。UEのSeNB及びMeNBがIPv6をサポートする場合、MeNBはIPv6を選択する。UEのSeNB及びMeNBがIPv4及びIPv6のいずれもをサポートする場合、MeNBは具現またはO&M構成によってIPv4またはIPv6を選択する。
第2セルグループ(Second Cell Group;SCG)に対して、IPv4及びIPv6のうちのいずれか1つを選択する時、MeNBはUEのSeNBによりサポートされるIPバージョンを考慮することができる。MMEからMeNBにより受信されるリクエストメッセージ内に含まれた送信階層アドレスがIPv4であり、UEのSeNBがIPv4をサポートする場合、MeNBはMMEから受信されたIPv4の送信階層アドレスを第3ベアラーセットアップリクエストメッセージを通じてSeNBに送信する。UEのSeNBがIPv4をサポートしない場合、MeNBは失敗応答をMMEに送信する。失敗応答が失敗理由を含み、例えば、送信階層アドレスがサポートされない。MMEからMeNBにより受信されるリクエストメッセージ内に含まれた送信階層アドレスがIPv6であり、UEのSeNBがIPv6をサポートする場合、MeNBはMMEから受信されたIPv6の送信階層アドレスを第3 ベアラーセットアップリクエストメッセージを通じてSeNBに送信する。UEのSeNBがIPv6をサポートしない場合、MeNBは失敗応答をMMEに送信する。失敗応答が失敗理由を含み、例えば、送信階層アドレスがサポートされない。MMEからMeNBにより受信されるリクエストメッセージ内に含まれた送信階層アドレスがIPv4アドレス及びIPv6アドレスのいずれもを含む場合、MeNBはUEのSeNBによりサポートされたIPバージョンによってIPv4またはIPv6を選択し、選択された送信階層アドレスを第3ベアラーセットアップリクエストメッセージを通じてSeNBに送信する。UEのSeNBがIPv4をサポートする場合、MeNBはIPv4を選択する。UEのSeNBがIPv6をサポートする場合、MeNBはIPv6を選択する。UEのSeNBがIPv4及びIPv6のいずれもをサポートする場合、MeNBは具現またはO&M構成によってIPv4またはIPv6を選択する。
スプリットベアラーに対して、MeNBがIPv4及びIPv6のいずれもをサポートすれば、MeNBは次のようにS1インターフェース(すなわち、MeNBとSGW間のユーザ平面及びX2インターフェース(すなわち、MeNBとSeNB間のユーザ平面))に対して相違するIPのバージョンを用いるように選択することができる。
S1インターフェースに対するIPv4アドレス及びIPv6アドレスのうちのいずれか1つを選択する時、MeNBはMeNBによりサポートされるIPバージョンを考慮することができる。MMEからMeNBにより受信されるリクエストメッセージ内に含まれた送信階層アドレスがIPv4であり、MeNBがIPv4をサポートする場合、MeNBはS1インターフェースに対するIPv4のダウンリンク送信階層アドレスを割り当てる。MeNBがIPv4をサポートしない場合、MeNBは失敗応答をMMEに送信する。失敗応答が失敗理由を含み、例えば、送信階層アドレスがサポートされない。MMEからMeNBにより受信されるリクエストメッセージ内に含まれた送信階層アドレスがIPv6であり、MeNBがIPv6をサポートする場合、MeNBはS1インターフェースに対するIPv6のダウンリンク送信階層アドレスを割り当てる。MeNBがIPv6をサポートしない場合、MeNBは失敗応答をMMEに送信する。失敗応答が失敗理由を含み、例えば、送信階層アドレスがサポートされない。MMEからMeNBにより受信されるリクエストメッセージ内に含まれた送信階層アドレスがIPv4アドレス及びIPv6アドレスのいずれもを含む場合、MeNBはMeNBによりサポートされたIPバージョンによってIPv4またはIPv6を選択し、選択されたIPバージョンに対応するダウンリンク送信階層アドレスを割り当てる。MeNBがIPv4をサポートする場合、MeNBはIPv4を選択する。MeNBがIPv6をサポートする場合、MeNBはIPv6を選択する。MeNBがIPv4及びIPv6のいずれもをサポートする場合、MeNBは具現またはO&M構成によってIPv4またはIPv6を選択する。
X2インターフェースに対するIPv4アドレス及びIPv6アドレスのうちのいずれか1つを選択する時、MeNBはUEのMeNB及びSeNBによりサポートされるIPバージョンを考慮することができる。MeNB及びSeNBのいずれもがIPv4だけをサポートする場合、MeNBはX2インターフェースのためのIPv4を選択する。MeNBはX2インターフェースのためのアップリンク送信階層アドレスを割り当てて、アップリンク送信階層アドレスをSeNBに送信する。MeNB及びSeNBのいずれもがIPv6だけをサポートする場合、MeNBはX2インターフェースのためのIPv6を選択する。MeNBはX2インターフェースのためのアップリンク送信階層アドレスを割り当てて、アップリンク送信階層アドレスをSeNBに送信する。MeNB及びSeNBのいずれもがIPv4及びIPv6をサポートする場合、MeNBは具現またはO&M構成によってIPv4またはIPv6を選択する。MeNBはX2インターフェースのためのアップリンク送信階層アドレスを割り当てて、アップリンク送信階層アドレスをSeNBに送信する。SeNBは受信された送信階層アドレスのバージョンによってX2インターフェースのためのダウンリンク送信階層アドレスを割り当てて、ダウンリンク送信階層アドレスをMeNBに送信する。
MeNBはSeNBによって第3ベアラーセットアップリクエストメッセージ内に使用されるIPバージョンを含むことができる。
第3ベアラーセットアップリクエストメッセージはSeNB追加リクエスト(AdditionRequest)、またはハンドオーバーリクエスト、若しくはX2インターフェースを通じて用いられたベアラーセットアップリクエストのための他のメッセージであってもよい。
SeNBは応答をMeNBに送信する。応答はSeNBによって割り当てられるダウンリンクTEID及び送信階層アドレスを含む。SeNBはMeNBから受信されるリクエストメッセージに含まれた使用されるIPバージョン、またはMeNBから受信されるリクエストメッセージに含まれたIPv4またはIPv6の送信階層アドレスによって割り当てられる必要がある送信階層アドレスバージョンが分かっている。割り当てられる必要がある送信階層アドレスがIPv4であり、SeNBがIPv4をサポートする場合、SeNBはIPv4の送信階層アドレスを割り当てることができ、IPv4の送信階層アドレスを応答を通じてMeNBに送信する。SeNBがIPv4をサポートしない場合、SeNBは失敗応答をMeNBに送信する。失敗応答が失敗理由を含み、例えば、送信階層アドレスがサポートされない。割り当てられる必要がある送信階層アドレスがIPv6であり、SeNBがIPv6をサポートする場合、SeNBはIPv6の送信階層アドレスを指定することができ、IPv6の送信階層アドレスを応答を通じてMeNBに送信する。SeNBがIPv6をサポートしない場合、SeNBは失敗応答をMeNBに送信する。失敗応答が失敗理由を含み、例えば、送信階層アドレスがサポートされない。
スプリットベアラーに対して、MeNBはS1インターフェースのDL TEID及びS1インターフェースに対してMeNBによって選択されたIPバージョンによる送信階層アドレスを指定し、S1インターフェースのTEID及び送信階層アドレスをMMEに送信する。MMEはMeNBから受信されるベアラーのTEID及び送信階層アドレスをSGWに送信する。
SCGベアラーに対して、MeNBはSeNBから受信されるベアラーのTEID及び送信階層アドレスをMMEに送信する。MMEはMeNBから受信されるベアラーのTEID及び送信階層アドレスをSGWに送信する。
上述した方法を用いることによって、SAEシステムがIPv4をサポートする装置及びIPv6をサポートする装置のいずれもを含む場合、ユーザ平面ベアラーは正確でかつ成功的に設立され、これにより相違する製造社間の相互操作性を保障し、MMEを修正することを回避することができる。
図7は、本発明の実施形態によってユーザ平面ベアラーを設立するための第5方法を示したフローチャートである。
図7を参照すれば、MMEはSGWから受信されるそれぞれのベアラーに対してSGWによって指定された送信階層アドレス及びアップリンクTEIDをMeNBに直接送信する。MeNBはMMEから受信されるそれぞれのベアラーに対してSGWによって指定された送信階層アドレス及びアップリンクTEIDをSeNBに送信する。SeNBはIPv4またはIPv6のうちのいずれか1つを選択する。方法は、次のような処理を含む。
動作(701及び702)での処理はそれぞれ動作(301及び302)での処理と同様であり、これは本明細書で説明しない。
動作(703)で、MMEは第2ベアラーセットアップリクエストメッセージをMeNBに送信する。メッセージはSGWから受信されるそれぞれのベアラーに対してSGWによって指定された送信階層アドレス及びアップリンクTEIDを含む。送信階層アドレスはSGWから受信され、IPv4アドレスまたはIPv6アドレス、若しくはIPv4アドレス及びIPv6アドレスのいずれもを含むことができる。第2ベアラーセットアップリクエストメッセージは初期コンテクスト設定リクエストまたはE-RAB設定リクエスト、若しくはハンドオーバーリクエスト、またはS1インターフェースを通じて用いられたベアラーセットアップリクエストに対する他のメッセージであってもよい。
動作(704)で、MeNBは第3ベアラーセットアップリクエストメッセージをSeNBに送信する。SCGベアラーに対して、メッセージはMMEから受信されるアップリンクTEID及び送信階層アドレスを含む。送信階層アドレスはMMEから受信され、IPv4 アドレスまたはIPv6アドレス、若しくはIPv4アドレス及びIPv6アドレスのいずれもを含むことができる。
第3ベアラーセットアップリクエストメッセージはSeNB追加リクエスト、またはハンドオーバーリクエスト、若しくはX2インターフェースを通じて用いられたベアラーセットアップリクエストのための他のメッセージであってもよい。
動作(705)で、SeNBは応答をMeNBに送信する。応答はSeNBによって指定される送信階層アドレス及びダウンリンクTEIDを含む。
MeNBからSeNBにより受信されるリクエストメッセージに含まれた送信階層アドレスがIPv4であり、SeNBがIPv4をサポートする場合、SeNBはIPv4の送信階層アドレスを指定し、送信階層アドレスを応答を通じてMeNBに送信する。SeNBがIPv4をサポートしない場合、SeNBは失敗応答をMeNBに送信する。失敗応答が失敗理由を含み、例えば、送信階層アドレスがサポートされない。MeNBからSeNBにより受信されるリクエストメッセージに含まれた送信階層アドレスがIPv6であり、SeNBがIPv6をサポートする場合、SeNBはIPv6の送信階層アドレスを指定し、送信階層アドレスを応答を通じてMeNBに送信する。SeNBがIPv6をサポートしない場合、SeNBは失敗応答をMeNBに送信する。失敗応答が失敗理由を含み、例えば、送信階層アドレスがサポートされない。SeNBにより受信されるリクエストに含まれた送信階層アドレスがIPv4アドレス及びIPv6アドレスのいずれもを含む場合、SeNBはSeNBによりサポートされたIPバージョンによってIPv4またはIPv6を選択し、選択されたIPバージョンに対応する送信階層アドレスを指定する。SeNBがIPv4をサポートする場合、IPv4が選択される。SeNBがIPv6をサポートする場合にはIPv6が選択される。SeNBがIPv4及びIPv6のいずれもをサポートする場合、SeNBは具現またはO&M構成によってIPv4またはIPv6を選択する。
スプリットベアラーに対して、IPv4及びIPv6のうちのいずれか1つを選択する時、SeNBはSeNB及びMeNBによりサポートされるIPバージョンを考慮することができる。MeNBからSeNBにより受信されるリクエストメッセージ内に含まれた送信階層アドレスがIPv4であり、SeNB及びMeNBのいずれもがIPv4をサポートする場合、SeNBはIPv4の送信階層アドレスを指定し、IPv4の送信階層アドレスを応答を通じてMeNBに送信する。SeNBまたはMeNBがIPv4をサポートしない場合、SeNBは失敗応答をMeNBに送信する。MeNBからSeNBにより受信されるリクエストメッセージ内に含まれた送信階層アドレスがIPv6であり、SeNB及びMeNBがIPv6をサポートする場合、SeNBはIPv6の送信階層アドレスを指定し、IPv6の送信階層アドレスを応答を通じてMeNBに送信する。SeNBまたはMeNBがIPv6をサポートしない場合、SeNBは失敗応答をMeNBに送信する。失敗応答が失敗理由を含み、例えば、送信階層アドレスがサポートされない。MeNBからSeNBにより受信されるリクエストメッセージ内に含まれた送信階層アドレスがIPv4アドレス及びIPv6アドレスのいずれもを含む場合、SeNBはMeNB及びSeNBによりサポートされたIPバージョンによってIPv4またはIPv6を選択し、選択されたIPバージョンに対応する送信階層アドレスを指定する。SeNB及びMeNBのいずれもがIPv4をサポートする場合、SeNBはIPv4を選択する。SeNB及びMeNBのいずれもがIPv6をサポートする場合、SeNBはIPv6を選択する。SeNB及びMeNBがIPv4及びIPv6のいずれもをサポートする場合、SeNBは具現またはO&M構成によってIPv4またはIPv6を選択する。
IPv4アドレス及びIPv6アドレスのいずれもが受信されても、送信階層アドレスバージョンを選択した後、SeNBはSGWによって指定されたアップリンクTEID及びSeNBによって選択されたIPアドレスに対応する送信階層アドレスによってSGWにアップリンクデータを送信する。
スプリットベアラーに対して、MeNBはS1インターフェースに対してMeNBによって選択されたIPバージョンによってS1インターフェースのTEID及び送信階層アドレスを指定し、S1インターフェースのTEID及び送信階層アドレスをMMEに送信する。MMEはMeNBから受信されるベアラーのTEID及び送信階層アドレスをSGWに送信する。
SCGベアラーに対して、MeNBはSeNBから受信されるベアラーのTEID及び送信階層アドレスをMMEに送信する。MMEはMeNBから受信されるベアラーのTEID及び送信階層アドレスをSGWに送信する。
SGWがIPv4アドレスとIPv6アドレスを同時にMMEに送信する場合、SGWはダウンリンク送信階層アドレスを受信した後、eNBによりサポートされたり選択されるIPバージョンが分かっている。ダウンリンクデータを送信する場合、SGWはダウンリンクTEID及び送信階層アドレスを通じてダウンリンクデータを送信する。アップリンクデータを受信する場合、SGWはSGWによって指定されたTEIDと対応するバージョンの送信階層アドレスを通じてアップリンクデータを受信する。
上述した方法を用いることによって、SAEシステムがIPv4をサポートする装置及びIPv6をサポートする装置のいずれもを含む場合、ユーザ平面ベアラーは正確でかつ成功的に設立され、これにより相違する製造社間の相互操作性を保障し、MMEを修正することを回避することができる。
図8は、本発明の実施形態によってユーザ平面ベアラーを設立するための第6方法を示したフローチャートである。
図8を参照すれば、二重接続(Dual connectivity;DC)シナリオで、ベアラーはMeNBまたはSeNBに設立され、ベアラーはMeNBからSeNBに変更されたりSeNBで新しいSeNBに変更される必要がある。MeNBは新しいSeNBのユーザ平面の送信階層アドレスのIPv4またはIPv6を選択する。新しいSeNBのユーザ平面は新しいSeNBとSGW間のインターフェース(SCGベアラーの場合)またはSeNBとMeNB間のインターフェース(スプリットベアラーの場合)であることができる。このような方法は、次の処理を含む。
動作(801)で、MeNBはSeNB追加を決定したりUEの特定ベアラーがSeNBで新しいSeNBでハンドオーバーされることを決定する。ハンドオーバーされるベアラーの場合、ベアラーを設立するプロセスでMMEからMeNBにより受信される送信階層アドレスが初期にIPv4(またはIPv6)だけを含み、ハンドオーバーのターゲットSeNBがさらにIPv4(またはIPv6)をサポートする場合、ベアラーはターゲットSeNBに設立されることができる。MeNBはターゲットSeNBとSGW間のIPv4(またはIPv6)の送信階層アドレスを用いるために選択する。
ハンドオーバーされるSCGベアラーに対して、MeNBはターゲットeNBとSGW間に用いられるようにソースMeNBとSGW間のIPバージョンまたはソースSeNBとSGW間のIPバージョンを選択することができ、使用されるIPバージョンをターゲットSeNBに通知する。MeNBは情報要素によって使用されるIPバージョンをターゲットSeNBに通知することができるとか、アップリンクTEID及び送信階層アドレスを用いることによって使用されるIPバージョンをターゲットSeNBに暗示的に通知することができる。送信階層アドレスがIPv4の場合、ターゲットSeNBはIPv4の送信階層アドレスを指定する必要がある。送信階層アドレスがIPv6の場合、ターゲットSeNBはIPv6の送信階層アドレスを指定する必要がある。
スプリットベアラーの場合、MeNBはMeNBとSGW間で用いられるMeNBとターゲットSeNB間の送信階層アドレスのIPバージョンを選択することができる。MeNBは情報要素によって使用されるIPバージョンをターゲットSeNBに通知することができるとか、アップリンクTEID及び送信階層アドレスを用いることによって使用されるIPバージョンをターゲットSeNBに暗示的に通知することができる。送信階層アドレスがIPv4の場合、ターゲットSeNBはデータ伝達のためにIPv4の送信階層アドレスを指定する必要がある。送信階層アドレスがIPv6の場合、ターゲットSeNBはデータ伝達のためにIPv6の送信階層アドレスを指定する必要がある。
ハンドオーバーされるベアラーの場合、ベアラーを設立するプロセスでMMEからMeNBにより受信される送信階層アドレスが初期のIPv4アドレス及びIPv6アドレスのいずれもを含む場合、SCGベアラーに対して、MeNBはターゲットSeNBによりサポートされたIPバージョンによってターゲットSeNBとSGW間のインターフェースに使用されるIPバージョンを選択する。ターゲットSeNBがIPv4をサポートする場合、MeNBはIPv4を選択する。ターゲットSeNBがIPv6をサポートする場合、MeNBはIPv6を選択する。ターゲットSeNBがIPv4及びIPv6のいずれもをサポートする場合、MeNBは具現またはO&M構成によってIPv4またはIPv6を選択する。ターゲットSeNBがIPv4及びIPv6のいずれもをサポートする場合、MeNBはソースMeNBとSGW間に用いられたIPバージョンまたはソースSeNBとSGW間に使用されたIPバージョンを選択することができる。
ハンドオーバーされるベアラーの場合、ベアラーを設立するプロセスでMMEからMeNBにより受信される送信階層アドレスが初期のIPv4アドレス及びIPv6アドレスのいずれもを含む場合、MeNBはターゲットSeNB及びMeNBによりサポートされたIPバージョンによってターゲットSeNBとMeNB間のインターフェースに使用されるIPバージョンを選択する。ターゲットSeNB及びMeNBがIPv4をサポートする場合、MeNBはIPv4を選択する。ターゲットSeNB及びMeNBがIPv6をサポートする場合、MeNBはIPv6を選択する。ターゲットSeNB及びMeNBがIPv4及びIPv6のいずれもをサポートする場合、MeNBは具現またはO&M構成によってIPv4またはIPv6を選択することができる。ターゲットSeNBがIPv4及びIPv6のいずれもをサポートする場合、MeNBはMeNBとSGW間に使用されたIPバージョンを選択することができる。
IPv4アドレス及びIPv6アドレスのいずれもが受信されても、送信階層アドレスバージョンを選択した後、MeNBはSGWによって指定されたアップリンクTEID及びMeNBによって選択されたIPアドレスバージョンに対応する送信階層アドレスによってSGWにアップリンクデータを送信する。
MeNBは第3ベアラーセットアップリクエストメッセージをターゲットSeNBに送信する。メッセージはMeNBによって選択されたIPバージョンに対応するアップリンクTEID及び送信階層アドレスを含む。または、MeNBはリクエストメッセージでターゲットSeNBによって使用されるIPバージョンを直接含む。
第3ベアラーセットアップリクエストメッセージは、SeNB追加リクエストまたはハンドオーバーリクエスト、若しくはX2インターフェースを通じて用いられたベアラーセットアップリクエストに対する他のメッセージであってもよい。
動作(802)で、ターゲットSeNBは応答をMeNBに送信する。応答はターゲットSeNBによって指定されるダウンリンクTEID及び送信階層アドレスを含む。ターゲットSeNBはMeNBから受信されるメッセージに含まれた使用されるIPバージョン、またはMeNBから受信されるリクエストメッセージに含まれたIPv4またはIPv6によって指定される送信階層アドレスのIPバージョンが分かっている。
指定される送信階層アドレスがIPv4であり、ターゲットSeNBがIPv4をサポートする場合、ターゲットSeNBはIPv4の送信階層アドレスを指定し、指定された送信階層アドレスを応答を通じてMeNBに送信する。ターゲットSeNBがIPv4をサポートしない場合、ターゲットSeNBは失敗応答をMeNBに送信する。失敗応答は失敗理由を含み、例えば、送信階層アドレスはサポートされない。指定される送信階層アドレスがIPv6であり、ターゲットSeNBがIPv6をサポートする場合、ターゲットSeNBはIPv6の送信階層アドレスを指定し、指定された送信階層アドレスを応答を通じてMeNBに送信する。ターゲットSeNBがIPv6をサポートしない場合、ターゲットSeNBは失敗応答をMeNBに送信する。失敗応答は失敗理由を含み、例えば、送信階層アドレスはサポートされない。
SCGベアラーの場合、MeNBはSeNBから受信されるベアラーのTEID及び送信階層アドレスをMMEに送信する。MMEはMeNBから受信されるベアラーのTEID及び送信階層アドレスをSGWに送信する。IPバージョンがハンドオーバー間の変更される場合、例えば、IPバージョンがIPv4からIPv6に変更される場合、アップリンクデータを受信する時、SGWは新しいIPバージョンに対応する送信階層アドレスを通じてアップリンクデータを受信する。ダウンリンクデータを送信する時、SGWは送信階層アドレス及び新しいTEIDを通じてダウンリンクデータを送信する。
SGWがIPv4アドレス及びIPv6アドレスのいずれもをMMEに送信する場合、SGWがダウンリンク送信階層アドレスを受信した後、SGWはeNBによりサポートされたり選択されるIPバージョンが分かっている。ダウンリンクデータを送信する場合、SGWはダウンリンクTEID及び送信階層アドレスを通じてダウンリンクデータを送信する。アップリンクデータを受信する場合、SGWはSGWによって指定されたTEIDと対応するバージョンの送信階層アドレスを通じてアップリンクデータを受信する。
上述した方法を用いることによって、SAEシステムがIPv4をサポートする装置及びIPv6をサポートする装置のいずれもを含む場合、ユーザ平面ベアラーは正確でかつ成功的に設立され、これにより相違する製造社間の相互操作性を保障し、MMEを修正することを回避することができる。
図9は、本発明の実施形態によってユーザ平面ベアラーを設立するための第7方法を示したフローチャートである。
図9を参照すれば、DCシナリオで、ベアラーはMeNBまたはSeNBに設立され、ベアラーはMeNBでSeNBに変更されたりSeNBで新しいSeNBに変更される必要がある。新しいSeNBは新しいSeNBのユーザ平面の送信階層アドレスのIPv4またはIPv6を選択する。新しいSeNBのユーザ平面は新しいSeNBとSGW間のインターフェース(SCG ベアラーの場合)または新しいSeNBとMeNB間のインターフェース(スプリットベアラーの場合)であることができる。このような方法は、次の処理を含む。
動作(901)で、MeNBは第3ベアラーセットアップリクエストメッセージをターゲットSeNBに送信する。ハンドオーバーされるSCGベアラーの場合、メッセージはベアラーを初期に設立するプロセスでMMEからMeNBにより受信されるベアラーのアップリンクTEID及び送信階層アドレスを含む。送信階層アドレスはIPv4アドレスまたはIPv6アドレス、若しくはIPv4アドレス及びIPv6アドレスのいずれもであることができるMMEから受信される。
第3ベアラーセットアップリクエストメッセージはSeNB追加リクエストまたはハンドオーバーリクエスト、若しくはX2インターフェースを通じて用いられたベアラーセットアップリクエストに対する他のメッセージであってもよい。
動作(902)で、ターゲットSeNBはターゲットSeNBとSGW間またはターゲットSeNBとMeNB間に使用されるIPバージョンとしてIPv4またはIPv6を選択する。
MeNBからターゲットSeNBにより受信されるリクエストメッセージに含まれた送信階層アドレスがIPv4であり、ターゲットSeNBがIPv4をサポートする場合、ターゲットSeNBはIPv4の送信階層アドレスを指定する。ターゲットSeNBがIPv4をサポートしない場合、ターゲットSeNBは失敗応答をMeNBに送信する。失敗応答は失敗理由を含み、例えば、送信階層アドレスはサポートされない。
MeNBからターゲットSeNBにより受信されるリクエストメッセージに含まれた送信階層アドレスがIPv6であり、ターゲットSeNBがIPv6をサポートする場合、ターゲットSeNBはIPv6の送信階層アドレスを指定する。ターゲットSeNBがIPv6をサポートしない場合、ターゲットSeNBは失敗応答をMeNBに送信する。失敗応答は失敗理由を含み、例えば、送信階層アドレスはサポートされない。
MeNBからターゲットSeNBにより受信されるリクエストメッセージに含まれた送信階層アドレスがIPv4アドレス及びIPv6アドレスのいずれもを含む場合、ターゲットSeNBはターゲットSeNBによりサポートされたIPバージョンによってIPv4またはIPv6を選択し、選択されたIPバージョンに対応する送信階層アドレスを指定する。ターゲットSeNBがIPv4をサポートする場合、IPv4が選択される。ターゲットSeNBがIPv6をサポートする場合、IPv6が選択される。ターゲットSeNBがIPv4及びIPv6のいずれもをサポートする場合、ターゲットSeNBは具現またはO&M構成によってIPv4またはIPv6を選択する。
スプリットベアラーに対して、IPv4及びIPv6のうちのいずれか1つを選択する時、ターゲットSeNBはターゲットSeNB及びMeNBによりサポートされるIPバージョンを考慮することができる。MeNBからターゲットSeNBにより受信されるメッセージ内に含まれた送信階層アドレスがIPv4であり、ターゲットSeNB及びMeNBがIPv4をサポートする場合、ターゲットSeNBはIPv4の送信階層アドレスを指定する。ターゲットSeNBまたはMeNBがIPv4をサポートしない場合、ターゲットSeNBは失敗応答をMeNBに送信する。失敗応答は失敗理由を含み、例えば、送信階層アドレスはサポートされない。MeNBからターゲットSeNBにより受信されるメッセージ内に含まれた送信階層アドレスがIPv6であり、ターゲットSeNB及びMeNBがIPv6をサポートする場合、ターゲットSeNBはIPv6の送信階層アドレスを指定する。ターゲットSeNBまたはMeNBがIPv6をサポートしない場合、ターゲットSeNBは失敗応答をMeNBに送信する。失敗応答は失敗理由を含み、例えば、送信階層アドレスはサポートされない。MeNBからターゲットSeNBにより受信されるメッセージ内に含まれた送信階層アドレスがIPv4アドレス及びIPv6アドレスのいずれもを含む場合、ターゲットSeNBはMeNB及びターゲットSeNBによりサポートされたIPバージョンによってIPv4またはIPv6を選択し、選択されたIPバージョンに対応する送信階層アドレスを指定する。ターゲットSeNB及びMeNBがIPv4をサポートする場合、ターゲットSeNBはIPv4を選択する。ターゲットSeNB及びMeNBがIPv6をサポートする場合、ターゲットSeNBはIPv6を選択する。ターゲットSeNB及びMeNBがIPv4及びIPv6のいずれもをサポートする場合、ターゲットSeNBは具現またはO&M構成によってIPv4またはIPv6を選択する。
スプリットベアラーに対して、IPv4及びIPv6のうちのいずれか1つを選択する時、ターゲットSeNBはターゲットSeNB及びMeNBによりサポートされるIPバージョンを考慮することができる。ターゲットSeNB及びMeNBがIPv4をサポートする場合、ターゲットSeNBはIPv4を選択する。ターゲットSeNB及びMeNBがIPv6をサポートする場合、ターゲットSeNBはIPv6を選択する。ターゲットSeNB及びMeNBがIPv4及びIPv6のいずれもをサポートする場合、ターゲットSeNBは具現またはO&M構成によってIPv4またはIPv6を選択する。
ターゲットSeNBは第3ベアラーセットアップリクエストメッセージをMeNBに送信する。メッセージはターゲットSeNBによって指定された対応するIPバージョンのダウンリンクTEID及び送信階層アドレスを含む。
第3ベアラーセットアップリクエストメッセージはSeNB追加リクエスト肯定応答(AdditionRequestAcknowledge)、またはハンドオーバーリクエスト肯定応答、若しくはX2インターフェースを通じて用いられたベアラーセットアップリクエストに対する他のメッセージであってもよい。
SCGベアラーの場合、MeNBはターゲットSeNBから受信されるベアラーのTEID及び送信階層アドレスをMMEに送信する。MMEはベアラーのTEID及び送信階層アドレスをSGWに送信する。IPバージョンがハンドオーバー間の変更される場合、例えば、IP バージョンがIPv4からIPv6に変更される場合、アップリンクデータを受信する時、SGWは新しいIPバージョンに対応する送信階層アドレスを通じてアップリンクデータを受信する。ダウンリンクデータを送信する時、SGWは新しいTEID及び送信階層アドレスを通じてダウンリンクデータを送信する。
上述した方法を用いることによって、SAEシステムがIPv4をサポートする装置及びIPv6をサポートする装置のいずれもを含む場合、ユーザ平面ベアラーは正確でかつ成功的に設立され、これにより相違する製造社間の相互操作性を保障し、MMEを修正することを回避することができる。
図10は、本発明の実施形態によってユーザ平面ベアラーを設立するための第8方法を示したフローチャートである。
図10を参照すれば、MMEがSGWから受信されるそれぞれのベアラーに対してSGWによって指定された送信階層アドレス及びアップリンクTEIDを受信した後、MMEはIPv4またはIPv6のうちのいずれか1つを選択する。方法は、次のような処理を含む。
動作(1001及び1002)での処理はそれぞれ動作(301及び302)での処理と同様であり、これは本明細書で説明しない。
動作(1003)で、SGWからMMEによって受信される送信階層アドレスがIPv4であり、UEによりアクセスされたeNBがIPv4をサポートする場合、MMEはeNBとSGW間のIPv4に基づいてユーザ平面ベアラーを設立するためにトリガーする。SGWからMMEによって受信される送信階層アドレスがIPv6であり、UEによりアクセスされたeNBがIPv6をサポートする場合、MMEはeNBとSGW間のIPv6に基づいてユーザ平面ベアラーを設立するためにトリガーする。SGWからMMEによって受信される送信階層アドレスがIPv4(またはIPv6)であり、UEによりアクセスされたeNBがIPv4(またはIPv6)をサポートしない場合、ユーザ平面の設立は失敗される。
SGWからMMEによって受信される送信階層アドレスがIPv4アドレス及びIPv6アドレスのいずれもを含む場合、MMEはUEによりアクセスされるeNBによりサポートされたIPバージョンによってIPv4またはIPv6を選択する。UEによりアクセスされたeNBがIPv4をサポートする場合、MMEはIPv4を選択する。UEによりアクセスされたeNBがIPv6をサポートする場合、MMEはIPv6を選択する。UEによりアクセスされたeNBがIPv4及びIPv6のいずれもをサポートする場合、MMEは具現またはO&M構成によってIPv4またはIPv6を選択する。
MMEに直接接続されたマクロeNBまたはHeNBの場合、MMEはMMEとeNB間にSCTP(Stream Control Transmission Protocol)連関(association)を設立するプロセスに応じてeNBによりサポートされるIPバージョンを決定することができる。
HeNB GWを通じてMMEに接続されたHeNBの場合、MMEは図11及び12の多様な実施形態によってHeNBによりサポートされるIPバージョンを決定することができる。
DCシナリオの場合、MMEはMMEとMeNB間のSCTP連関を設立するプロセスに応じてMeNBによりサポートされるIPバージョンを決定することができる。MeNBはSeNBによりサポートされるIPバージョンをMMEに通知することができる。
MMEは第2ベアラーセットアップリクエストメッセージをeNBに送信する。メッセージはそれぞれのベアラーに対してSGWによって指定されたアップリンクTEIDとSGWから受信するMMEによって選択された送信階層アドレスを含む。送信階層アドレスはIPv4またはIPv6を含むことができる。第2ベアラーセットアップリクエストメッセージは初期コンテクスト設定リクエスト、またはE-RAB設定リクエスト、若しくはハンドオーバーリクエスト、またはS1インターフェースを通じて用いられたベアラーセットアップリクエストに対する他のメッセージであってもよい。
UEによりアクセスされるHeNBがHeNB GWを通じてMMEにアクセスする場合、MMEは第2ベアラーセットアップリクエストメッセージをHeNB GWに送信する。メッセージはそれぞれのベアラーに対してSGWによって指定されたアップリンクTEIDとSGWから受信するMMEによって選択された送信階層アドレスを含む。送信階層アドレスはIPv4アドレスまたはIPv6アドレスであることができる。第2ベアラーセットアップリクエストメッセージは初期コンテクスト設定リクエスト、またはE-RAB設定リクエスト、若しくはハンドオーバーリクエスト、またはS1インターフェースを通じて用いられたベアラーセットアップリクエストに対する他のメッセージであってもよい。HeNB GWは第3ベアラーセットアップリクエストメッセージをHeNBに送信する。ユーザ平面データがHeNB GWを通じて送信される必要がない場合、HeNB GWはMMEから第3ベアラーセットアップリクエストメッセージで受信されるアップリンクTEID及び送信階層アドレスを含む。ユーザ平面データがHeNB GWを通じて送信される必要がある場合、HeNB GWはHeNB GWとHeNB間にアップリンク送信階層アドレス及びTEIDを指定し、指定されたアップリンク送信階層アドレス及びTEIDをHeNBに送信する。第3ベアラーセットアップリクエストメッセージは初期コンテクスト設定リクエスト、またはE-RAB設定リクエスト、若しくはハンドオーバーリクエスト、またはS1インターフェースを通じて用いられたベアラーセットアップリクエストに対する他のメッセージであってもよい。
動作(1004)で、eNBは第2ベアラーセットアップ応答メッセージをMMEに送信する。eNBはダウンリンクTEID及び送信階層アドレスを指定し、ダウンリンクTEID及び送信階層を応答に含ませる。MMEからeNBにより受信されるリクエストメッセージに含まれた送信階層アドレスがIPv4であり、eNBがIPv4をサポートする場合、eNBはIPv4の送信階層アドレスを指定する。eNBがIPv4をサポートしない場合、eNBは失敗応答をMMEに送信する。失敗応答が失敗理由を含み、例えば、送信階層アドレスがサポートされない。MMEからeNBにより受信されるリクエストメッセージに含まれた送信階層アドレスがIPv6であり、eNBがIPv6をサポートする場合、eNBはIPv6の送信階層アドレスを指定する。eNBがIPv6をサポートしない場合、eNBは失敗応答をMMEに送信する。失敗応答が失敗理由を含み、例えば、送信階層アドレスがサポートされない。
UEによりアクセスされたHeNBがHeNB GWを通じてMMEにアクセスする場合、HeNBは応答をHeNB GWに送信する。応答はそれぞれのベアラーに対してeNBによって指定されたダウンリンク送信階層アドレス及びTEIDを含む。HeNB GWからeNBにより受信されるリクエストメッセージに含まれた送信階層アドレスがIPv4であり、eNBがIPv4をサポートする場合、eNBはIPv4の送信階層アドレスを指定し、IPv4の送信階層アドレスを応答を通じてHeNB GWに送信する。eNBがIPv4をサポートしない場合、eNBは失敗応答をHeNB GWに送信する。失敗応答は失敗理由を含み、例えば、送信階層アドレスはサポートされない。HeNB GWからeNBにより受信されるリクエストメッセージに含まれた送信階層アドレスがIPv6であり、eNBがIPv6をサポートする場合、eNBはIPv6の送信階層アドレスを指定し、IPv6の送信階層アドレスを応答を通じてHeNB GWに送信する。eNBがIPv6をサポートしない場合、eNBは失敗応答をHeNB GWに送信する。失敗応答は失敗理由を含み、例えば、送信階層アドレスはサポートされない。HeNB GWは第2ベアラーセットアップ応答メッセージをMMEに送信する。ユーザ平面データがHeNB GWを通じて送信される必要がある場合、HeNB GWはHeNB GWとSGW間のインターフェースに対するダウンリンクTEID及び送信階層アドレスを指定し、ダウンリンクTEID及び送信階層アドレスをMMEに送信する。ユーザ平面データがHeNB GWを通じて送信される必要がない場合、HeNB GWはHeNBから受信されるダウンリンクTEID及び送信階層アドレスをMMEに送信する。
MMEはeNBまたはHeNB GWから受信されるそれぞれのベアラーのダウンリンクTEID及び送信階層アドレスをSGWに送信する。
SGWがIPv4アドレスとIPv6アドレスを同時にMMEに送信する場合、SGWはダウンリンク送信階層アドレスを受信した後、eNBによりサポートされたり選択されるIPバージョンが分かっている。ダウンリンクデータを送信する場合、SGWはダウンリンクTEID及び送信階層アドレスを通じてダウンリンクデータを送信する。アップリンクデータを受信する時、SGWはSGWによって指定されたTEIDとSGWによって指定されたDL IPバージョンに対応する送信階層アドレスを通じてアップリンクデータを受信する。
上述した方法を用いることによって、SAEシステムがIPv4をサポートする装置及びIPv6をサポートする装置のいずれもを含む場合、ユーザ平面ベアラーは正確でかつ成功的に設立され、これにより相違する製造社間の相互操作性を保障し、MMEを修正することを回避することができる。
図11は、本発明のユーザ平面ベアラーを設立するための第8方法によってUEによりアクセスされたeNBによりサポートされるIPバージョンをMEによって獲得する第1手続きを示したフローチャートである。
図11を参照すれば、動作(1100)で、UEはNASメッセージ、例えば、接続リクエスト(Attach Request)をRRCメッセージを通じてHeNBに送信する。
動作(1101)で、HeNBはNASメッセージ、例えば、接続リクエストをS1初期UE メッセージを通じてHeNB GWに送信する。能動モードでのUEの場合、HeNBは受信されたNASメッセージをS1アップリンクNAS送信メッセージを通じてHeNB GWに送信することができる。初期UEメッセージまたはアップリンクNAS送信メッセージはHeNBによりサポートされたIPバージョンを含む。HeNB GWは初期UEメッセージまたはアップリンクNAS送信メッセージをMMEに送信する。初期UEメッセージまたはアップリンクNAS送信メッセージはHeNBによりサポートされるIPバージョンを含む。MMEはHeNBによりサポートされる受信されたIPバージョンを保存する。
動作(1102)で、MMEはセッション生成リクエストをSGW/PGWに送信する。SGWとPGWが分離する場合、SGWとPGW間のシグナリングプロセスは本明細書で省略する。
動作(1103)で、SGW/PGWはセッション生成応答をMMEに送信する。セッション生成応答はUEのそれぞれのベアラーに対してSGWによって指定されたS1インターフェースの送信階層アドレス及びアップリンクTEIDを含む。送信階層アドレスはIPv4及び/又はIPv6を含むことができる。
動作(1104)で、MMEはHeNBによりサポートされる記憶されたIPバージョンによってユーザ平面の送信階層アドレスに対するIPv4またはIPv6を選択する。処理は(1003)と同様であり、これは本明細書で説明しない。
MMEは初期コンテクスト設定リクエストをHeNB GWを通じてHeNBに送信する。初期コンテクスト設定リクエストはUEのそれぞれのベアラーに対してSGWによって指定されたS1インターフェースの送信階層アドレス及びアップリンクTEIDを含む。送信階層アドレスはIPv4またはIPv6であることができるMMEによって選択される。
ユーザ平面データがHeNB GWを通じて送信される必要がない場合、HeNB GWによってHeNBに送信されるメッセージはUEのそれぞれのベアラーに対してSGWによって指定された送信階層アドレス及びアップリンクTEIDを含む。送信階層アドレスはIPv4またはIPv6であることができるMMEによって選択される。ユーザ平面データがHeNB GWを通じて送信される必要がある場合、HeNB GWはHeNB GWとHeNB間にアップリンク送信階層アドレス及びTEIDを指定する。HeNB GWはMMEから受信されるメッセージの送信階層アドレスのバージョンによってHeNB GWとHeNB間にアップリンク送信階層アドレスを指定する。
動作(1105及び1106)での処理はそれぞれ動作(205及び206)での処理と同様であり、これは本明細書で説明されない。
動作(1107)で、HeNBは初期コンテクスト設定応答をHeNB GWを通じてMMEに送信する。HeNBはダウンリンクTEID及び送信階層アドレスを指定する。HeNBは動作(1104)で受信される送信階層アドレスのバージョンによる送信階層アドレスを指定する。HeNBは指定されたTEID及び送信階層アドレスをHeNB GWに送信する。
ユーザ平面データがHeNB GWを通じて送信される必要がない場合、HeNB GWによってMMEに送信されるメッセージはUEのそれぞれのベアラーに対してHeNBによって指定されたS1インターフェースのダウンリンク送信階層アドレス及びTEIDを含む。ユーザ平面データがHeNB GWを通じて送信される必要がある場合、HeNB GWによってMMEに送信されるメッセージはUEのそれぞれのベアラーに対してHeNB GWによって指定されるHeNB GWとSGW間のインターフェースのダウンリンクTEID及び送信階層アドレスを含む。HeNB GWは受信されたメッセージのIPアドレスのバージョンによって送信階層アドレスを指定する。
動作(1108及び1109)での処理はそれぞれ動作(210及び211)での処理と同様であり、これは本明細書で説明しない。
図12は、本発明のユーザ平面ベアラーを設立するための第8方法によってUEによりアクセスされたeNBによりサポートされるIPバージョンをMMEによって獲得する第2手続きを示したフローチャートである。
図12を参照すれば、動作(1201)で、ソースeNB(S-eNB)はハンドオーバー要求メッセージ(Handover Required message)をMMEに送信する。このようなメッセージはターゲットeNB(T-eNB)によってサポートされるIPバージョンを含む。S-eNBはS-eNBとT-eNB間のSCTP連関プロセス、またはO&M構成、若しくはS1インターフェースのTNL(Transmission Network Layer)アドレスをサーチするためのプロセスによりT-eNBによりサポートされるIPバージョンを決定する。S-eNBはIPアドレスをサーチするための関連技術分野のプロセスによるT-eNBのIPアドレスを決定し、したがって、T-eNBによりサポートされるIPバージョンを決定することができる。MMEはT-eNBによりサポートされる受信されたIPバージョンを記憶する。
MMEはT-eNBによりサポートされる受信されたIPバージョンによるT-eNBとSGW間の送信階層アドレスのバージョンと、ベアラーを設立するためのプロセスでSGWからMMEによって受信される送信階層アドレスのバージョンを選択する。このような処理は1003での処理と同等であり、これは本明細書で説明しない。
動作(1202)で、MMEはハンドオーバーリクエストメッセージをT-eNBに送信する。メッセージは設立されるアップリンクTEID及び送信階層アドレスを含む。送信階層アドレスはIPv4またはIPv6であることができるMMEによって選択される。
動作(1203)で、T-eNBはハンドオーバーリクエスト肯定応答をMMEに送信する。T-eNBは受信されたメッセージのIPバージョンによる送信階層アドレスを指定する。ハンドオーバーリクエスト肯定応答はT-eNBによって指定されたダウンリンクTEID及び送信階層アドレスを含む。
動作(1204)で、MEはハンドオーバーコマンド(Handover Command)をS-eNBに送信する。
動作(1205)で、S-eNBはRRC接続再設定メッセージをUEに送信する。
動作(1206)で、UEはRRC接続再設定完了メッセージをT-eNBに送信する。
動作(1207)で、T-eNBはハンドオーバー通知メッセージをMMEに送信する。
図13は、本発明の実施形態によってユーザ平面ベアラーを設立するための第9方法を示したフローチャートである。
図13を参照すれば、MMEはeNBによりサポートされたIPバージョンを獲得し、1つのIPアドレスだけがS11インターフェース及びS1インターフェースを通じて送信される必要があるように指定される送信階層アドレスのバージョンをSGWに直接通知する。このような方法は次の処理を含む。
動作(1300)で、UEはNASメッセージ、例えば、接続リクエストをRRCメッセージを通じてeNBに送信する。
動作(1301)で、eNBはNASメッセージ、例えば、接続リクエストをS1初期UEメッセージを通じてMMEに送信する。能動モードでのUEの場合、eNBは受信されたNASメッセージをS1アップリンクNAS送信メッセージを通じてMMEに送信することができる。
初期UEメッセージまたはアップリンクNAS送信メッセージはeNBによりサポートされたIPバージョンを含む。MMEはeNBによりサポートされる受信されたIPバージョンを記憶する。ハンドオーバー手続きで、MMEはハンドオーバーの必要なメッセージを通じてT-ENBによりサポートされたIPバージョンを獲得することができる。
動作(1302)で、MMEはセッション生成リクエストをSGW/PGWに送信する。SGWとPGWが分離する場合、SGWとPGW間のシグナリングプロセスは本明細書で省略する。MMEはUEによりアクセスされたeNBによりサポートされるIPバージョンによって指定されるアップリンク送信階層アドレスのバージョンをSGWに通知する。UEによりアクセスされるeNBがIPv4をサポートする場合、MMEはIPv4の送信階層アドレスを指定するためにSGWに通知する。UEによりアクセスされるeNBがIPv6をサポートする場合、MMEはIPv6の送信階層アドレスを指定するためにSGWに通知する。UEによりアクセスされるeNBがIPv4及びIPv6のいずれもをサポートする場合、MMEはIPv4バージョン及びIPv6バージョンのいずれか1つを選択し、選択された1つをSGWに通知することができる。またはMMEはIPv4及びIPv6をSGWに通知することができ、SGWは使用するために1つを選択する。
動作(1303)で、SGW/PGWはセッション生成応答をMMEに送信する。セッション生成応答はUEのそれぞれのベアラーに対してSGWによって指定されたS1インターフェースの送信階層アドレス及びアップリンクTEIDを含む。送信階層アドレスはIPv4またはIPv6を含むことができる。送信階層アドレスだけが1つのバージョンを有する。
動作(1304)で、MMEは初期コンテクスト設定リクエストをeNBに送信する。初期コンテクスト設定リクエストはUEのそれぞれのベアラーに対してSGWによって指定されたS1インターフェースの送信階層アドレス及びアップリンクTEIDを含む。
動作(1305及び1306)での処理はそれぞれ動作(205及び206)での処理と同様であり、これは本明細書で説明しない。
動作(1307)で、eNBは初期コンテクスト設定応答をMMEに送信する。eNBはダウンリンクTEID及び送信階層アドレスを指定する。eNBは1304から受信される送信階層アドレスのバージョンによるIPアドレスを指定する。eNBは指定されたTEID及び送信階層アドレスをMMEに送信する。
動作(1308及び1309)での処理はそれぞれ動作(210及び211)での処理と同様であり、これは本明細書で説明しない。
図14は、本発明の実施形態によってユーザ平面ベアラーを設立するための第10方法を示したフローチャートである。
図14を参照すれば、X2ハンドオーバープロセスで、ソースeNB(S-eNB)はターゲットeNB(T-eNB)のインターフェースのユーザ平面送信階層アドレスに対するIPv4及びIPv6のうちのいずれか1つを選択する。T-eNBのインターフェースはT-eNBとSGW間のインターフェース、またはS-eNBとT-eNB間のインターフェースであることができる。このような方法は、次の処理を含む。
動作(1401)で、S-eNBはUEに対するハンドオーバーを開始する。UEのベアラーの場合、ベアラーを設立するプロセスでMMEからS-eNBによって受信された送信階層アドレスが初期にIPv4(またはIPv6)を含み、ハンドオーバーのT-eNBがさらにIPv4(またはIPv6)をサポートする場合、ベアラーはT-eNBに設立することができる。S-eNBはT-eNBとSGW間のIPv4(またはIPv6)の送信階層アドレスを使用するために選択する。
S-eNBはT-eNBとSGW間に用いられるようにS-eNBとSGW間のIPバージョンを選択することができ、使用されるIPバージョンをT-eNBに通知する。
S-eNBは情報要素によって使用されるIPバージョンをT-eNBに通知することができるか、アップリンクTEID及び送信階層アドレスを用いることで使用されるIPバージョンをT-eNBに暗示的に通知することができる。送信階層アドレスがIPv4の場合、T-eNBはIPv4の送信階層アドレスを割り当てる必要がある。送信階層アドレスがIPv6の場合、T-eNBはIPv6の送信階層アドレスを割り当てる必要がある。
データ伝達を要するベアラーの場合、S-eNBはS-eNBとT-eNB間のIPバージョン、S-eNBとSGW間の同じIPバージョンを用いることができる。S-eNBは情報要素によって使用されるIPバージョンをT-eNBに通知することができるか、アップリンクTEID及び送信階層アドレスを用いることで使用されるIPバージョンをT-eNBに暗示的に通知することができる。送信階層アドレスがIPv4の場合、T-eNBはデータ伝達のためにIPv4の送信階層アドレスを割り当てる必要がある。送信階層アドレスがIPv6の場合、T-eNBはデータ伝達のためにIPv6の送信階層アドレスを割り当てる必要がある。
UEのベアラーの場合、ベアラーを設立するプロセスでMMEからS-eNBにより受信される送信階層アドレスが初期にIPv4アドレス及びIPv6アドレスのいずれもを含む場合、S-eNBは T-eNBによりサポートされたIPバージョンによってT-eNBとSGW間のインターフェースに使用されるIPバージョンを選択することができる。T-eNBがIPv4をサポートする場合、S-eNBはIPv4を選択する。T-eNBがIPv6をサポートする場合、S-eNBはIPv6を選択する。T-eNBがIPv4及びIPv6のいずれもをサポートする場合、S-eNBは具現またはO&M構成によってIPバージョンを選択することができる。T-eNBがIPv4及びIPv6のいずれもをサポートする場合、S-eNBはT-eNBとSGW間に用いられるようにS-eNBとSGW間に使用されたIPバージョンを選択することができる。
UEのベアラーの場合、ベアラーを設立するプロセスでMMEからS-eNBにより受信される送信階層アドレスがデータ伝達を要するベアラーのために初期にIPv4アドレス及びIPv6アドレスのいずれもを含む場合、S-eNBはT-eNB及びS-eNBによりサポートされたIPバージョンによってT-eNBとS-eNB間のインターフェースに使用されるIPバージョンを選択することができる。T-eNB及びS-eNBがIPv4をサポートする場合、S-eNBはIPv4を選択する。T-eNB及びS-eNBがIPv6をサポートする場合、S-eNBはIPv6を選択する。T-eNB及びS-eNBがIPv4及びIPv6のいずれもをサポートする場合、S-eNBは具現またはO&M構成によってIPバージョンを選択することができる。T-eNB及びS-eNBがIPv4及びIPv6のいずれもをサポートする場合、S-eNBはT-eNBとSGW間に用いられるようにS-eNBとSGW間に使用されたIPバージョンを選択することができる。
S-eNBはハンドオーバーリクエストメッセージをT-eNBに送信する。メッセージはS-eNBによって選択されたバージョンのアップリンクTEID及び送信階層アドレスを含む。または、S-eNBはメッセージでT-eNBによって使用されるIPバージョンを明示的に含む。
動作(1402)で、T-eNBはハンドオーバーリクエスト肯定応答をS-eNBに送信する。ハンドオーバーリクエスト肯定応答はT-eNBによって割り当てられるダウンリンクTEID及び送信階層アドレスを含む。T-eNBはS-eNBから受信されるメッセージに含まれた割り当てられるIPバージョン、またはS-eNBから受信されるメッセージに含まれたIPv4またはIPv6の送信階層アドレスによって割り当てられる送信階層アドレスを決定する。
割り当てられる送信階層アドレスがIPv4であり、T-eNBがIPv4をサポートする場合、T-eNBはIPv4の送信階層アドレスを割り当てて、割り当てられた送信階層アドレスを応答を通じてS-eNBに送信することができる。T-eNBがIPv4をサポートしない場合、T-eNBは失敗応答をS-eNBに送信する。失敗応答は失敗理由を含み、例えば、送信階層アドレスはサポートされない。割り当てされる送信階層アドレスがIPv6であり、T-eNBがIPv6をサポートする場合、T-eNBはIPv6の送信階層アドレスを割り当てて、割り当てられた送信階層アドレスを応答を通じてS-eNBに送信することができる。T-eNBがIPv6をサポートしない場合、T-eNBは失敗応答をS-eNBに送信する。失敗応答は失敗理由を含み、例えば、送信階層アドレスはサポートされない。
S-eNBはT-eNBから受信されるベアラーのダウンリンクTEID及び送信階層アドレスをMMEに送信する。MMEはベアラーのダウンリンクTEID及び送信階層アドレスをSGWに送信する。IPバージョンがハンドオーバー間の変更される場合、例えば、IPバージョンがIPv4からIPv6に変更される場合、アップリンクデータを受信する時、SGWは新しいIPバージョンに対応する送信階層アドレスを通じてアップリンクデータを受信する。ダウンリンクデータを送信する時、SGWは新しいTEID及び送信階層アドレスを通じてダウンリンクデータを送信する。
上述した方法を用いることによって、SAEシステムがIPv4をサポートする装置及びIPv6をサポートする装置のいずれもを含む場合、ユーザ平面ベアラーは正確でかつ成功的に設立され、これにより相違する製造社間の相互操作性を保障し、MMEを修正することを回避することができる。
図15は、本発明の実施形態によってユーザ平面ベアラーを設立するための第11方法を示した概路図である。
図15を参照すれば、X2ハンドオーバープロセスで、T-eNBはT-eNBのインターフェースのユーザ平面送信階層アドレスに対するIPv4及びIPv6のうちのいずれか1つを選択する。T-eNBのインターフェースは新しいT-eNBとSGW間のインターフェース、またはS-eNBとT-eNB間のインターフェース(ユーザデータ伝達)であることができる。このような方法は、次の処理を含む。
動作(1501)で、S-eNBはハンドオーバーリクエストメッセージをT-eNBに送信する。ハンドオーバーリクエストメッセージはUEのベアラーを生成するための初期プロセスでMMEからS-eNBにより受信されるTEID及び送信階層アドレスを含む。送信階層アドレスはIPv4アドレスまたはIPv6アドレス、若しくはIPv4アドレス及びIPv6アドレスのいずれもを含むことができるMMEから受信される。
動作(1502)で、T-eNBはT-eNBとSGW間のインターフェースまたはS-eNBとT-eNB間のインターフェースに対するIPv4アドレス及びIPv6アドレスのうちのいずれか1つを選択する。
S-eNBからT-eNBにより受信されるハンドオーバーリクエストメッセージ内に含まれた送信階層アドレスがIPv6であり、T-eNBがIPv6をサポートする場合、T-eNBはIPv6の送信階層アドレスを割り当てる。T-eNBがIPv6をサポートしない場合、T-eNBは失敗応答をS-eNBに送信する。失敗応答は失敗理由を含み、例えば、送信階層アドレスはサポートされない。
S-eNBからT-eNBにより受信されるハンドオーバーリクエストメッセージ内に含まれた送信階層アドレスがIPv4アドレス及びIPv6アドレスのいずれもを含む場合、T-eNBはT-eNBによりサポートされるIPバージョンによってIPv4アドレス及びIPv6アドレスを選択することができる。T-eNBがIPv4をサポートする場合、T-eNBはIPv4の送信階層アドレスを割り当てる。T-eNBがIPv6をサポートする場合、T-eNBはIPv6の送信階層アドレスを割り当てる。T-eNBがIPv4及びIPv6のいずれもをサポートする場合、T-eNBは具現またはO&M構成によってIPv4またはIPv6を選択する。
データ伝達を要するベアラーの場合、IPv4及びIPv6のうちのいずれか1つを選択する時、T-eNBはT-eNB及びS-eNBによりサポートされるIPバージョンを考慮することができる。S-eNBからT-eNBにより受信されるハンドオーバーリクエスト内に含まれた送信階層アドレスがIPv4であり、T-eNB及びS-eNBがIPv4をサポートする場合、T-eNBはIPv4の送信階層アドレスを割り当てる。T-eNBまたはS-eNBがIPv4をサポートしない場合、T-eNBは失敗応答をS-eNBに送信する。失敗応答が失敗理由を含み、例えば、送信階層アドレスがサポートされない。S-eNBからT-eNBにより受信されるハンドオーバーリクエスト内に含まれた送信階層アドレスがIPv6であり、T-eNB及びS-eNBがIPv6をサポートする場合、T-eNBはIPv6の送信階層アドレスを割り当てる。T-eNBまたはS-eNBがIPv6をサポートしない場合、T-eNBは失敗応答をS-eNBに送信する。失敗応答が失敗理由を含み、例えば、送信階層アドレスがサポートされない。S-eNBからT-eNBにより受信される応答内に含まれた送信階層アドレスがIPv4アドレス及びIPv6アドレスのいずれもを含む場合、T-eNB及びS-eNBによりサポートされたIPバージョンによってIPv4アドレス及びIPv6アドレスを選択し、対応するバージョンのダウンリンク送信階層アドレスを割り当てる。T-eNB及びS-eNBがIPv4をサポートする場合、T-eNBはIPv4を選択する。T-eNB及びS-eNBがIPv6をサポートする場合、T-eNBはIPv6を選択する。T-eNB及びS-eNBがIPv4及びIPv6のいずれもをサポートする場合、T-eNBは具現またはO&M構成によってIPv4またはIPv6を選択する。T-eNBはハンドオーバーリクエスト肯定応答をS-eNBに送信する。ハンドオーバーリクエスト肯定応答はT-eNBによって割り当てられたダウンリンクTEID及び送信階層アドレスを含む。
S-eNBはT-eNBから受信されるベアラーのダウンリンクTEID及び送信階層アドレスをMMEに送信する。MMEはベアラーのダウンリンクTEID及び送信階層アドレスをSGWに送信する。IPバージョンがハンドオーバー間の変更される場合、例えば、IPバージョンがIPv4からIPv6に変更される場合、アップリンクデータを受信する時、SGWは新しいIPバージョンに対応する送信階層アドレスを通じてアップリンクデータを受信する。ダウンリンクデータを送信する時、SGWは新しいTEID及び送信階層アドレスを通じてダウンリンクデータを送信する。
上述した方法を用いることによって、SAEシステムがIPv4をサポートする装置及びIPv6をサポートする装置のいずれもを含む場合、ユーザ平面ベアラーは正確でかつ成功的に設立され、これにより相違する製造社間の相互操作性を保障し、MMEを修正することを回避することができる。
図16は、本発明の実施形態によってユーザ平面ベアラーを設立するための方法を示したフローチャートである。
図16を参照すれば、動作1601で、RANエンティティーはMMEによって送信されたベアラーセットアップリクエストメッセージを受信する。ベアラーセットアップリクエストメッセージはSGWから受信されるそれぞれのベアラーに対してSGWによって割り当てられたアップリンクTEID及び送信階層アドレスを含む。
動作(1602)で、RANエンティティーは応答メッセージをMMEに送信する。応答メッセージはそれぞれのベアラーに対してRANエンティティーによって割り当てられたダウンリンクTEID及び送信階層アドレスを含む。
このような方法で、RANエンティティーはeNB、HeNB、HeNB GW、マスターeNB、補助eNBなどであってもよい。
また、本発明の多様な実施形態はさらに第2方法を提供する。
MMEはSGWによって送信されるベアラーセットアップリクエストメッセージを受信する。ベアラーセットアップリクエストメッセージはそれぞれのベアラーに対してSGWによって割り当てられたアップリンクTEID及び送信階層アドレスを含む。
MMEは第2ベアラーセットアップリクエストメッセージをアクセスエンティティーに送信する。第2ベアラーセットアップリクエストメッセージはそれぞれのベアラーに対してSGWによって割り当てられたダウンリンクTEID及び送信階層アドレスを含む。
また、本発明の多様な実施形態はさらに第3方法を提供する。
MMEはアクセスエンティティーによって送信されたメッセージを受信する。このようなメッセージはアクセスエンティティーによってサポートされる送信階層アドレスバージョンを含む。
MMEはセッション生成リクエストメッセージをSGWに送信し、セッション生成リクエストメッセージはアクセスエンティティーによってサポートされる送信階層アドレスバージョンを含む。
図17は、本発明の実施形態によってユーザ平面ベアラーを設立するための装置を示した概路図である。
図17を参照すれば、装置は第1受信モジュール及び第1送信モジュールを含む。
第1受信モジュールはMMEによって送信されるベアラーセットアップリクエストメッセージを受信することである。ベアラーセットアップリクエストメッセージはSGWから受信されるそれぞれのベアラーに対してSGWによって割り当てられたアップリンクTEID及び送信階層アドレスを含む。
第1送信モジュールは応答メッセージをMMEに送信することである。応答メッセージはそれぞれのベアラーに対するRANエンティティーによって割り当てられたダウンリンクTEID及び送信階層アドレスを含む。
また、本発明の多様な実施形態はさらにユーザ平面を設立するためのMMEを提供する。MMEは第2受信モジュール及び第2送信モジュールを含む。
第2受信モジュールはSGWによって送信されるベアラーセットアップリクエストメッセージを受信することである。ベアラーセットアップリクエストメッセージはそれぞれのベアラーに対してSGWによって割り当てられたアップリンクTEID及び送信階層アドレスを含む。
第2送信モジュールは第2ベアラーセットアップリクエストメッセージを端末側でのアクセスエンティティーに送信することである。第2ベアラーセットアップリクエストメッセージはそれぞれのベアラーに対してMMEによって割り当てられたダウンリンクTEID及び送信階層アドレスを含む。
また、本発明の多様な実施形態はさらにユーザ平面を設立するためのMMEを提供する。MMEは第3受信モジュール及びセッション設立モジュールを含む。
第3受信モジュールはアクセスエンティティーによって送信されたメッセージを受信することである。このようなメッセージは、アクセスエンティティーによってサポートされる送信階層アドレスバージョンを含む。
セッション設立モジュールはセッション生成をSGWに送信することである。セッション生成リクエストメッセージはアクセスエンティティーによってサポートされる送信階層アドレスバージョンを含む。
本発明がこの多様な実施形態に係って図示して説明されたが、本技術分野の技術者は形態と詳細事項での多様な変化が添付された請求範囲及びこの等価物により定義されたように本発明の思想及び範囲を逸脱せず本明細書において成ることができるということを理解するだろう。