JP6567959B2 - 情報処理装置、拡張記憶制御方法および拡張記憶制御プログラム - Google Patents

情報処理装置、拡張記憶制御方法および拡張記憶制御プログラム Download PDF

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Description

本発明は、情報処理装置、拡張記憶制御方法および拡張記憶制御プログラムに関し、特に、主記憶の一部を拡張記憶として使用する情報処理装置、拡張記憶制御方法および拡張記憶制御プログラムに関する。
拡張記憶(以降、EMU(「Expanded Memory Unit」の略称)と称する。)は、主記憶よりも記憶容量が大容量である。また、EMUの転送速度は、主記憶と二次記憶(例えば磁気ディスク)との間に位置し、複数のCPU(「Central Processing Unit」の略称)と接続してデータを共有することができる。 EMUは、共有データ等を格納するため高可用性や高信頼性が求められ、一般的に、EMUは、外部記憶装置として、CPUや主記憶装置のボードが格納された筐体とは別の筐体に実装される。そして、CPUを含む筐体との間は光インターフェース等のネットワークで接続される。しかしながら、EMUは、主記憶に比べてデータの転送速度が遅く、独立した筐体のため装置の価格が高いという課題があった。そこで、CPU内の資源を利用し、揮発性メモリからなる主記憶の一部を、ソフトウェア制御でEMUとして使用する技術が知られている。
なお、関連する技術としては、メインメモリに加えて増設の拡張メモリが搭載されている情報処理装置において、アプリケーションソフトが、使用しない拡張メモリのメモリブロックには電源を供給しないことで省電力化を行うための技術が、特許文献1に記載されている。
また、情報処理システムを構成する複数種類の構成装置の障害処理を、任意の電源供給単位ごとに一括して行うための技術が、特許文献2に記載されている。
特開平08−263368号公報 特開平07−325647号公報
しかしながら、主記憶が搭載された中央処理装置の一部をEMUとして使用する技術では、電源制御やRAS(「(Reliability Availability Serviceability)」の略称。)制御を主記憶と一緒に行う。この場合、EMUに必要な高信頼性、高可用性を実現することが難しい。なぜなら、例えば、主記憶に何らかの障害が発生した場合、EMUとして割り当てられた部分も動作が停止し、格納されたデータが消失してしまうからである。
なお、特許文献1および2には、拡張メモリおよび拡張記憶の可用性を向上するための技術については、何ら記載されていない。
本発明の目的は、主記憶が搭載された複数の中央処理装置の一部をEMUとして使用する情報処理装置において、EMUとして割り当てられた部分の可用性を向上させることができる情報処理装置、拡張記憶制御方法および拡張記憶制御プログラムを提供することにある。
本発明の情報処理装置は、
各々ボード制御手段およびボード記憶手段を備え、且つそれぞれ固有の識別情報が割り当てられた複数のボードを含む制御手段と、
それぞれ固有の識別情報が割り当てられた複数の障害処理手段と、
各前記ボードおよび前記障害処理手段を制御する障害制御手段と、
各前記ボードのうち、中央処理装置として動作するボードに割り当てられた第1の識別情報と、各前記障害処理手段のうち、中央処理装置用として割り振られた障害処理手段に割り当てられた第2の識別情報とを関連づけ、さらに、各前記ボードのうち、拡張記憶として動作するボードに割り当てられた第3の識別情報と、各前記障害処理手段のうち、拡張記憶用として割り振られた障害処理手段に割り当てられた第4の識別情報とを関連づけた構成情報を保持する構成情報管理手段と
を含み、
障害が発生したボードに割り当てられている識別情報が、前記構成情報に含まれる中央処理装置として動作するボードに割り当てられた前記第1の識別情報と同じであるときは、その第1の識別情報に関連づけて前記構成情報に登録された前記第2の識別情報が割り当てられた前記障害処理手段が、前記障害制御手段を介して、全ての前記ボードのボード制御手段を、各前記中央処理装置として動作するボードへのアクセスを停止するよう制御し、さらに、各前記中央処理装置として動作するボードのボード制御手段を、動作を停止するよう制御し、
前記ボード制御手段が、前記制御に基づき、自身が含まれるボードのボード記憶手段に記憶された情報を消去し、動作を停止する。
また、本発明の拡張記憶制御方法は、
各々ボード制御手段およびボード記憶手段を備え、且つそれぞれ固有の識別情報が割り当てられた複数のボードのうち、中央処理装置として動作するボードに割り当てられた第1の識別情報と、それぞれ固有の識別情報が割り当てられた複数の障害処理手段のうち、中央処理装置用として割り振られた障害処理手段に割り当てられた第2の識別情報とを関連づけ、さらに、各前記ボードのうち、拡張記憶として動作するボードに割り当てられた第3の識別情報と、各前記障害処理手段のうち、拡張記憶用として割り振られた障害処理手段に割り当てられた第4の識別情報とを関連づけた構成情報を、構成情報管理手段に保持し、
障害が発生したボードに割り当てられている識別情報が、前記構成情報に含まれる中央処理装置として動作するボードに割り当てられた前記第1の識別情報と同じであるときは、全ての前記ボードのボード制御手段を、各前記中央処理装置として動作するボードへのアクセスを停止するよう制御し、さらに、各前記中央処理装置として動作するボードのボード制御手段を、動作を停止するよう制御する。
また、本発明の拡張記憶制御プログラムは、
各々ボード制御手段およびボード記憶手段を備え、且つそれぞれ固有の識別情報が割り当てられた複数のボードのうち、中央処理装置として動作するボードに割り当てられた第1の識別情報と、それぞれ固有の識別情報が割り当てられた複数の障害処理手段のうち、中央処理装置用として割り振られた障害処理手段に割り当てられた第2の識別情報とを関連づけ、さらに、各前記ボードのうち、拡張記憶として動作するボードに割り当てられた第3の識別情報と、各前記障害処理手段のうち、拡張記憶用として割り振られた障害処理手段に割り当てられた第4の識別情報とを関連づけた構成情報を、構成情報管理手段に保持する処理と、
障害が発生したボードに割り当てられている識別情報が、前記構成情報に含まれる中央処理装置として動作するボードに割り当てられた前記第1の識別情報と同じであるときは、全ての前記ボードのボード制御手段を、各前記中央処理装置として動作するボードへのアクセスを停止するよう制御し、さらに、各前記中央処理装置として動作するボードのボード制御手段を、動作を停止するよう制御する処理と
をコンピュータに実行させる。
本発明には、主記憶が搭載された複数の中央処理装置の一部をEMUとして使用する情報処理装置において、EMUとして割り当てられた部分に保持されているデータの消失を防止し、可用性を向上させることができるという効果がある。
本発明の第1の実施形態を示すブロック図である。 第1の実施形態における構成情報テーブル21の一例を示す図である。 第1の実施形態で、制御装置10に含まれるボードに割り振られた役割を判別する動作を示すフローチャートである。 第1の実施形態で、制御装置10で障害が発生した場合の動作を示すフローチャートである。 第1の実施形態で、制御装置10で中央処理装置として割り振られたボードの保守診断を行う際の動作を示すフローチャートである。 本発明の第2の実施形態を示すブロック図である。
次に、本発明の実施形態について図面を参照して詳細に説明する。
[第1の実施形態]
図1は本発明の第1の実施形態を示すブロック図である。
図1を参照すると、情報処理装置1は、制御装置10と、構成情報管理部20と、固有の識別情報が割り当てられた複数の電源モジュール31に接続した電源制御部30と、固有の識別情報が割り当てられた複数のRASモジュール41に接続したRAS制御部40とを含む。
制御装置10は、制御部および揮発性メモリからなる記憶部を備える複数のボードを含む。各ボードは、制御装置10の内部で相互に接続されている。なお、それぞれのボードには固有の識別情報が割り当てられており、例えば本実施形態では、制御装置10には4つのボードが含まれ、それぞれにA、B、CおよびDという識別情報が割り当てられているものとする。また、各ボードは中央処理装置、またはEMUのどちらかとして使用される。例えば本実施形態では、ボードAおよびボードBは中央処理装置として割り振られ、ボードCおよびボードDはEMUとして割り振られることとする。
構成情報管理部20は、制御装置10に含まれる各ボードに割り当てられた識別情報と、電源モジュール31に割り当てられた識別情報と、RASモジュール41に割り当てられた識別情報とを関連づけた構成情報を格納した構成情報テーブル21を含む。また、構成情報管理部20は、構成情報テーブル21に格納された構成情報を、制御装置10に含まれる各ボードの制御部と、電源制御部30と、RAS制御部40とに送付する。なお、構成情報は、情報処理装置1に接続された端末(図示せず)から、事前に利用者によって入力され、構成情報テーブル21に格納される。
電源制御部30は、制御装置10に含まれる各ボードと接続されている。そして、電源制御部30は、構成情報管理部20から受け取った構成情報に基づき、複数の電源モジュール31を、中央処理装置として使用されるボード用と、EMUとして使用されるボード用とに割り振って制御する。なお、電源モジュール31に割り当てられた識別情報は、例えば本実施形態では、3つの電源モジュール31にA、BおよびCという識別情報が割り当てられているものとする。
RAS制御部40は、制御装置10に含まれる各ボードと接続されている。そして、RAS制御部40は、構成情報管理部20から受け取った構成情報に基づき、複数のRASモジュール41を、中央処理装置として使用されるボード用と、EMUとして使用されるボード用とに割り振って制御する。なお、RASモジュール41に割り当てられた識別情報は、例えば本実施形態では、3つのRASモジュール41にA、BおよびCという識別情報が割り当てられているものとする。
また、RAS制御部40は、情報処理装置1の各部で発生した障害の発生個所を示す識別情報と障害内容を示す情報とが含まれる障害通知を受信する。そして、障害の発生等により各ボードに供給される電源を制御する場合は、RAS制御部40は、電源制御部30にその電源制御を示す指示を送付し、その指示を受け取った電源制御部30が各ボードに供給される電源を個別に制御する。
制御装置10に含まれるボードの制御部、構成情報管理部20、電源制御部30およびRAS制御部40は、プログラムを記憶する記憶デバイス(図示せず)と、そのプログラムをメモリに読み込んで命令を実行する1つまたは複数のプロセッサ(図示せず)とを含む。
図2は、構成情報テーブル21の一例を示す図である。
図2を参照すると、構成情報テーブル21は、中央処理装置割り当て欄とEMU割り当て欄とに分かれている。そして、中央処理装置割り当て欄はさらに、制御装置10に含まれる各ボードのうち、中央処理装置として割り振られたボードに割り当てられた識別情報が登録されるボード識別欄と、中央処理装置用として割り振られた電源モジュール31に割り当てられた識別情報が登録される電源識別欄と、中央処理装置用として割り振られたRASモジュール41に割り当てられた識別情報が登録されるRAS識別欄とを含む。また、EMU割り当て欄はさらに、制御装置10に含まれる各ボードのうち、EMUとして割り振られたボードに割り当てられた識別情報が登録されるボード識別欄と、EMU用として割り振られた電源モジュール31に割り当てられた識別情報が登録される電源識別欄と、EMU用として割り振られたRASモジュール41に割り当てられた識別情報が登録されるRAS識別欄とを含む。
例えば、図2の3行目を参照すると、中央処理装置割り当て欄のボード識別欄が「A」および「B」であるので、「ボードA」と「ボードB」とが中央処理装置として割り振られたボードであることが判る。そして、電源識別欄とRAS識別欄とが両方とも「A」であるので、電源モジュール31のうち「電源モジュールA」が、また、RASモジュール41のうち「RASモジュールA」が、それぞれ中央処理装置用として割り振られたモジュールであることが判る。
また、EMU割り当て欄のボード識別欄が「C」および「D」であるので、EMUとして割り振られたボードは「ボードC」および「ボードD」であることが判る。そして、電源識別欄とRAS識別欄とが両方とも「B」および「C」であるので、EMU用として割り振られた電源モジュール31は「電源モジュールB」および「電源モジュールC」、RASモジュール41は「RASモジュールB」および「RASモジュールC」であることが判る。
次に、情報処理装置1の動作について説明する。
図3は、制御装置10に含まれる各ボードの制御部が、自身が含まれるボードが中央処理装置として割り振られたのか、またはEMUとして割り振られたのかを判別するときの動作の概要を示すフローチャートである。
図3を参照すると、まず、各ボードの制御部は、構成情報管理部20から図2に示す構成情報テーブル21に格納されている構成情報を受け取る(ステップS101)。
次に、各ボードの制御部は、自身が含まれるボードに割り当てられた識別情報と同じ識別情報が、構成情報の中央処理装置割り当て欄のボード識別欄にあるか、または、EMU割り当て欄のボード識別欄にあるかを確認する。そして、各ボードの制御部は、自身が含まれるボードを、中央処理装置割り当て欄のボード識別欄にあった場合は中央処理装置として、また、EMU割り当て欄のボード識別欄にあった場合はEMUとして、以降動作させる(ステップS102)。
なお、電源制御部30は、構成情報管理部20から受け取った構成情報の、中央処理装置割り当て欄の電源識別欄に格納されている識別情報と同じ識別情報が割り当てられている電源モジュール31を、中央処理装置として使用されるボード用の電源モジュールとして制御する。そして、電源制御部30は、構成情報のEMU割り当て欄の電源識別欄に格納されている識別情報と同じ識別情報が割り当てられている電源モジュール31を、EMUとして使用されるボード用の電源モジュールとして制御する。
また、RAS制御部40は、構成情報管理部20から受け取った構成情報の、中央処理装置割り当て欄のRAS識別欄に格納されている識別情報と同じ識別情報が割り当てられているRASモジュール41を、中央処理装置として使用されるボード用のRASモジュールとして制御する。そして、RAS制御部40は、構成情報のEMU割り当て欄のRAS識別欄に格納されている識別情報と同じ識別情報が割り当てられているRASモジュール41を、EMUとして使用されるボード用のRASモジュールとして制御する。
図4は、制御装置10にて障害が発生した場合の、RAS制御部40およびRASモジュール41の動作の概要を示すフローチャートである。
図4を参照すると、まず、制御装置10に含まれるボードで障害が発生した場合、障害が発生したボードに割り当てられた識別情報と障害内容を示す情報とが含まれる障害通知が、RAS制御部40に通知される(ステップS201)。
RAS制御部40は、受け取った障害通知に含まれるボードの識別情報と、構成情報管理部20から受け取った構成情報とから、その障害が中央処理装置として割り振られたボードで発生した障害か否かを判別する(ステップS202)。すなわち、障害通知に含まれるボードの識別情報と同じ識別情報が、構成情報の中央処理装置割り当て欄のボード識別欄に格納されている場合は、その障害が中央処理装置として割り振られたボードで発生した障害であると判別する。
障害が発生したボードが、中央処理装置として割り振られたボードである場合(ステップS202で「YES」の場合)は、RAS制御部40は、構成情報の中央処理装置割り当て欄のRAS識別欄に格納されている識別情報が割り当てられたRASモジュール41に、障害通知を転送する(ステップS203)。
障害通知を受け取ったRASモジュール41は、障害通知に含まれる障害内容を示す情報を基に、その障害が、発生したボードの記憶部に記憶されたデータの信頼性を保証できない障害か否かを判断する。データの信頼性を保証できない障害の場合は、RASモジュール41は、中央処理装置として割り振られた他のボードも含め、アクセスを遮断する(ステップS204)。すなわち、RASモジュール41は、RAS制御部40を介して、制御装置10に含まれるすべてのボードの制御部に対して、中央処理装置として割り振られたボードへのアクセスを止めるように指示する。一方、EMUとして割り振られた各ボードへのアクセスは継続される。
次に、RASモジュール41は、RAS制御部40を介して、障害が発生したボードから障害に関する情報を取得し、自身の内部の所定の場所(図示せず)に保持する(ステップS205)。
そして、RASモジュール41は、RAS制御部40を介して、障害が発生したボードに加えて、中央処理装置として割り振られた各ボードの制御部に、動作を停止する指示を送付する。当該停止指示を受け取った制御部は、動作を停止し、そのボードの記憶部は、揮発性メモリからなるのでクリアされる(ステップS206)。
一方、ステップS202で、障害が発生したボードが、中央処理装置として割り振られたボードではない場合(ステップS202で「NO」の場合)、すなわち、EMUとして割り振られたボードで障害が発生した場合は、RAS制御部40は、構成情報のEMU割り当て欄のRAS識別欄に格納されている識別情報が割り当てられたRASモジュール41に、障害通知を送付する(ステップS207)。なお、RAS識別欄に複数の識別情報が格納されている場合は、そのうちの予め定めた1つの識別情報が割り当てられたRASモジュール41に送付する。
障害通知を受け取ったRASモジュール41は、障害通知に含まれる障害内容を示す情報を基に、その障害が、発生したボードの記憶部に記憶されたデータの信頼性を保証できない障害か否かを判断する。データの信頼性を保証できない障害の場合は、RASモジュール41は、EMUとして割り振られた他のボードも含め、アクセスを遮断する(ステップS208)。すなわち、RASモジュール41は、RAS制御部40を介して、制御装置10に含まれるすべてのボードの制御部に対して、EMUとして割り振られたボードへのアクセスを止めるように指示する。一方、中央処理装置として割り振られた各ボードへのアクセスは継続される。
次に、RASモジュール41は、RAS制御部40を介して、障害が発生したボードから障害に関する情報を取得し、自身の内部の所定の場所(図示せず)に保持する(ステップS209)。
そして、RASモジュール41は、RAS制御部40を介して、障害が発生したボードに加えて、EMUとして割り振られた各ボードの制御部に、動作を停止する指示を送付する。当該停止指示を受け取った制御部は、動作を停止し、そのボードの記憶部は、揮発性メモリからなるのでクリアされる(ステップS210)。
このようにして、情報処理装置1は、中央処理装置として割り振られたボードに何らかの障害が発生したときでも、EMUとして割り振られた各ボードの記憶部に保持されているデータの消失を防止することができる。
次に、図5は、制御装置10で中央処理装置として割り振られたボードの保守診断を行う場合の、RAS制御部40およびRASモジュール41の動作の概要を示すフローチャートである。
図5を参照すると、まず、利用者の、情報処理装置1に接続された端末(図示せず)からの、中央処理装置として割り振られたボードの保守診断開始の指示を受けて、RAS制御部40は、中央処理装置として割り振られた各ボードへのアクセスを遮断する(ステップS301)。すなわち、RAS制御部40は、制御装置10に含まれるすべてのボードの制御部に対して、中央処理装置として割り振られたボードへのアクセスを止めるように指示する。一方、EMUとして割り振られた各ボードへのアクセスは継続される。
次に、RAS制御部40は、中央処理装置として割り振られた各ボードの制御部に、動作を停止する指示を送付する。当該停止指示を受け取った制御部は、動作を停止し、RAS制御部40は、停止したボードの保守診断を行う。その際、RAS制御部40は、保守診断を行った各ボードの記憶部をクリアする(ステップS302)。
なお、本実施形態では、制御装置10に含まれる4つのボードのうち、中央処理装置として割り振られたボードが2つ、EMUとして割り振られたボードが2つであるとして説明したが、これに限られるものではない。例えば、中央処理装置として2つのボードを割り振り、第1のEMUとして1つのボードを割り振り、さらに第2のEMUとして1つのボードを割り振ることでもよい。この場合、第1および第2のEMUにそれぞれ複数の電源モジュール31および複数のRASモジュール41を割り振ることが必要になるが、このように、複数のEMUを設定することで、各EMUに別々の情報を格納し、それぞれの情報の可用性を向上することができる。
以上、本実施形態には、制御装置10に含まれる複数のボードのうち、EMUとして割り振られた各ボードの揮発性メモリからなる記憶部に保持されているデータの消失を防止し、信頼性、可用性の向上を図ることができるという効果がある。
その理由は、RAS制御部40およびRASモジュール41が、中央処理装置として割り振られた各ボードの障害時や保守診断時に、構成情報テーブル21に格納された情報に基づいて、EMUとして割り振られた各ボードの動作に影響を与えないように制御を行うからである。
[第2の実施形態]
次に、本発明の第1の実施形態の基本的な構成を含む、第2の実施形態について説明する。
図6は本実施形態を示すブロック図である。
図6を参照すると、情報処理装置5は、ボード制御部および揮発性メモリからなるボード記憶部を備え、それぞれ固有の識別情報が割り当てられた複数のボードを含む制御装置50と、構成情報を保持する構成情報管理部60と、複数の障害処理部71に接続した障害制御部70とを含む。
制御装置50に含まれる各ボードは、中央処理装置、またはEMUのどちらかとして動作する。
障害制御部70は、障害処理部71を、中央処理装置として使用されるボード用と、EMUとして使用されるボード用とに割り振って制御する。
構成情報管理部60が保持する構成情報には、制御装置50に含まれるボードのうち中央処理装置として動作するボードに割り当てられた第1の識別情報と、障害処理部71のうち中央処理装置用として割り振られた障害処理部71に割り当てられた第2の識別情報とを関連づけた情報が含まれる。さらに、構成情報には、制御装置50に含まれるボードのうちEMUとして動作するボードに割り当てられた第3の識別情報と、障害処理部71のうちEMU用として割り振られた障害処理部71に割り当てられた第4の識別情報とを関連づけた情報が含まれる。
そして、制御装置50に含まれるボードのうちの1つで障害が発生した場合、障害が発生したボードのボード制御部は、当該ボードに割り当てられている識別情報が、構成情報管理部60に保持されている構成情報に含まれる、中央処理装置として動作するボードに割り当てられた第1の識別情報と同じであるか否かを判別する。
第1の識別情報と同じである場合は、その第1の識別情報に関連づけて構成情報に登録された第2の識別情報が割り当てられた障害処理部71が、障害制御部70を介して、制御装置50に含まれる全てのボードのボード制御手段へ、中央処理装置として動作するボードへのアクセスを止める中止指示を通知する。さらに、障害処理部71は、障害制御部70を介して、中央処理装置として動作するボードのボード制御手段に、動作を停止する停止指示を通知する。
中央処理装置として動作するボードのボード制御手段は、当該停止指示を受け取り、自身が含まれるボードのボード記憶手段に記憶されたデータを消去し、動作を停止する。
以上、本実施形態には、第1の実施形態と同様に、制御装置50に含まれるボードのうち、EMUとして割り振られた各ボードの揮発性メモリからなるボード記憶部に保持されているデータの消失を防止し、信頼性、可用性の向上を図ることができるという効果がある。
その理由は、障害制御部70および障害処理部71が、中央処理装置として割り振られた各ボードの障害時に、構成情報管理部60に格納された構成情報に基づいて、EMUとして割り振られた各ボードの動作に影響を与えないように制御を行うからである。
1 情報処理装置
5 情報処理装置
10 制御装置
20 構成情報管理部
30 電源制御部
31 電源モジュール
40 RAS制御部
41 RASモジュール
50 制御装置
60 構成情報管理部
70 障害制御部
71 障害処理部

Claims (10)

  1. 各々ボード制御手段およびボード記憶手段を備え、且つそれぞれ固有の識別情報が割り当てられた複数のボードを含む制御手段と、
    それぞれ固有の識別情報が割り当てられた複数の障害処理手段と、
    各前記ボードおよび各前記障害処理手段を制御する障害制御手段と、
    各前記ボードのうち、中央処理装置として動作するボードに割り当てられた第1の識別情報と、各前記障害処理手段のうち、中央処理装置用として割り振られた障害処理手段に割り当てられた第2の識別情報とを関連づけ、さらに、各前記ボードのうち、拡張記憶として動作するボードに割り当てられた第3の識別情報と、各前記障害処理手段のうち、拡張記憶用として割り振られた障害処理手段に割り当てられた第4の識別情報とを関連づけた構成情報を保持する構成情報管理手段と
    を含み、
    障害が発生したボードに割り当てられている識別情報が、前記構成情報に含まれる中央処理装置として動作するボードに割り当てられた前記第1の識別情報と同じであるときは、その第1の識別情報に関連づけて前記構成情報に登録された前記第2の識別情報が割り当てられた前記障害処理手段が、前記障害制御手段を介して、全ての前記ボードのボード制御手段を、各前記中央処理装置として動作するボードへのアクセスを停止するよう制御し、さらに、各前記中央処理装置として動作するボードのボード制御手段を、動作を停止するよう制御し、
    前記ボード制御手段が、前記制御に基づき、自身が含まれるボードのボード記憶手段に記憶された情報を消去し、動作を停止する
    情報処理装置。
  2. 前記ボード制御手段は、前記構成情報管理手段から前記構成情報を受け取り、
    自身が含まれるボードに割り当てられた識別情報が、前記構成情報に含まれる中央処理装置として動作するボードに割り当てられた前記第1の識別情報と同じ場合は、自身が含まれるボードを、中央処理装置として動作させ、
    一方、自身が含まれるボードに割り当てられた識別情報が、前記構成情報に含まれる拡張記憶として動作するボードに割り当てられた前記第3の識別情報と同じ場合は、自身が含まれるボードを、拡張記憶として動作させる
    請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記障害制御手段は、前記構成情報管理手段から前記構成情報を受け取り、
    前記構成情報に含まれる、中央処理装置として動作するボードに割り当てられた前記第1の識別情報と関連づけられている前記第2の識別情報と同じ識別情報が割り当てられている障害処理手段を、中央処理装置として動作するボード用の障害処理手段として制御し、
    一方、前記構成情報に含まれる、拡張記憶として動作するボードに割り当てられた前記第3の識別情報と関連づけられている前記第4の識別情報と同じ識別情報が割り当てられている障害処理手段を、拡張記憶として動作するボード用の障害処理手段として制御する
    請求項1または2に記載の情報処理装置。
  4. 各々ボード制御手段およびボード記憶手段を備え、且つそれぞれ固有の識別情報が割り当てられた複数のボードのうち、中央処理装置として動作するボードに割り当てられた第1の識別情報と、それぞれ固有の識別情報が割り当てられた複数の障害処理手段のうち、中央処理装置用として割り振られた障害処理手段に割り当てられた第2の識別情報とを関連づけ、さらに、各前記ボードのうち、拡張記憶として動作するボードに割り当てられた第3の識別情報と、各前記障害処理手段のうち、拡張記憶用として割り振られた障害処理手段に割り当てられた第4の識別情報とを関連づけた構成情報を、構成情報管理手段に保持し、
    障害が発生したボードに割り当てられている識別情報が、前記構成情報に含まれる中央処理装置として動作するボードに割り当てられた前記第1の識別情報と同じであるときは、全ての前記ボードのボード制御手段を、各前記中央処理装置として動作するボードへのアクセスを停止するよう制御し、さらに、各前記中央処理装置として動作するボードのボード制御手段を、動作を停止するよう制御する
    拡張記憶制御方法。
  5. 前記制御に基づき、前記ボード制御手段が含まれるボードのボード記憶手段に記憶された情報を消去し、当該ボードの動作を停止する
    請求項4に記載の拡張記憶制御方法。
  6. 前記構成情報管理手段から前記構成情報を受け取り、
    前記ボード制御手段が含まれるボードに割り当てられた識別情報が、前記構成情報に含まれる中央処理装置として動作するボードに割り当てられた前記第1の識別情報と同じ場合は、前記ボード制御手段が含まれるボードを、中央処理装置として動作させ、
    一方、前記ボード制御手段が含まれるボードに割り当てられた識別情報が、前記構成情報に含まれる拡張記憶として動作するボードに割り当てられた前記第3の識別情報と同じ場合は、前記ボード制御手段が含まれるボードを、拡張記憶として動作させる
    請求項4または5に記載の拡張記憶制御方法。
  7. 前記構成情報管理手段から前記構成情報を受け取り、
    前記構成情報に含まれる、中央処理装置として動作するボードに割り当てられた前記第1の識別情報と関連づけられている前記第2の識別情報と同じ識別情報が割り当てられている障害処理手段を、中央処理装置として動作するボード用の障害処理手段として制御し、
    一方、前記構成情報に含まれる、拡張記憶として動作するボードに割り当てられた前記第3の識別情報と関連づけられている前記第4の識別情報と同じ識別情報が割り当てられている障害処理手段を、拡張記憶として動作するボード用の障害処理手段として制御する
    請求項4乃至6のいずれかに記載の拡張記憶制御方法。
  8. 各々ボード制御手段およびボード記憶手段を備え、且つそれぞれ固有の識別情報が割り当てられた複数のボードのうち、中央処理装置として動作するボードに割り当てられた第1の識別情報と、それぞれ固有の識別情報が割り当てられた複数の障害処理手段のうち、中央処理装置用として割り振られた障害処理手段に割り当てられた第2の識別情報とを関連づけ、さらに、各前記ボードのうち、拡張記憶として動作するボードに割り当てられた第3の識別情報と、各前記障害処理手段のうち、拡張記憶用として割り振られた障害処理手段に割り当てられた第4の識別情報とを関連づけた構成情報を、構成情報管理手段に保持する処理と、
    障害が発生したボードに割り当てられている識別情報が、前記構成情報に含まれる中央処理装置として動作するボードに割り当てられた前記第1の識別情報と同じであるときは、全ての前記ボードのボード制御手段を、各前記中央処理装置として動作するボードへのアクセスを停止するよう制御し、さらに、各前記中央処理装置として動作するボードのボード制御手段を、動作を停止するよう制御する処理と
    をコンピュータに実行させる拡張記憶制御プログラム。
  9. 前記構成情報管理手段から前記構成情報を受け取る処理と、
    前記ボード制御手段が含まれるボードに割り当てられた識別情報が、前記構成情報に含まれる中央処理装置として動作するボードに割り当てられた前記第1の識別情報と同じ場合は、前記ボード制御手段が含まれるボードを、中央処理装置として動作させる処理と、
    一方、前記ボード制御手段が含まれるボードに割り当てられた識別情報が、前記構成情報に含まれる拡張記憶として動作するボードに割り当てられた前記第3の識別情報と同じ場合は、前記ボード制御手段が含まれるボードを、拡張記憶として動作させる処理と
    をコンピュータに実行させる請求項8に記載の拡張記憶制御プログラム。
  10. 前記構成情報管理手段から前記構成情報を受け取り、
    前記構成情報に含まれる、中央処理装置として動作するボードに割り当てられた前記第1の識別情報と関連づけられている前記第2の識別情報と同じ識別情報が割り当てられている障害処理手段を、中央処理装置として動作するボード用の障害処理手段として制御する処理と、
    一方、前記構成情報に含まれる、拡張記憶として動作するボードに割り当てられた前記第3の識別情報と関連づけられている前記第4の識別情報と同じ識別情報が割り当てられている障害処理手段を、拡張記憶として動作するボード用の障害処理手段として制御する処理と
    をコンピュータに実行させる請求項8または9に記載の拡張記憶制御プログラム。
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