JP6567825B2 - プロセス制御システムにおける遅延公開 - Google Patents

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Description

本発明は概して、プロセス制御ネットワークまたはシステムにおいてデータまたは事象を公開することに関し、特にプロセス制御ネットワークのネットワーク装置によるデータまたは事象の公開を遅延させることに関する。
プロセス制御ネットワークに含まれる現在既知のネットワーク装置は、ネットワークにプロセス制御データを送信または公開する公開機会が割り振られる。割り振られた公開機会中、ネットワーク装置はプロセス制御データの現在値を判定し、その現在値をネットワークに送信または公開する。
ゲートウェイ装置を介してプラント自動ネットワークに接続される現場装置とルータ装置間の無線通信を提供する無線HARTネットワークを利用するシステムを示すブロック図である。 本文書に記載の実施形態のうち1つにより実行される無線HARTプロトコルの層の概略図である。 設計制約要件実行に関わる例示のスケジューリング手順の図である。 データスーパーフレーム構造に関わる例示のスケジューリング手順の図である。 管理スーパーフレーム構造に関わる例示のスケジューリング手順の図である。 タイムスロット割振り、割当て、その他のスケジューリングパラメータを含む無線HARTネットワーク用のスケジュールの例示のグラフである。 プロセス制御データの遅延公開を提供するように構成される例示のネットワーク装置200のブロック図である。 プロセス制御システムのネットワーク装置によりデータの公開を遅延させる例示の方法を示す図である。
図1は、本文書に記載の遅延公開技術を組み込むことができる例示のプロセス制御ネットワーク10を示す。1実施形態では、プロセス制御ネットワーク10は、石油、化学、および/またはその他の種類の産業プロセスプラントなどのプロセスプラントに含まれ、プロセスプラントによって実行される1つまたはそれ以上のプロセスを制御する。具体的には、ネットワーク10はプラント自動ネットワーク12と通信ネットワーク14を含むことができる。図1に示すプロセス制御ネットワーク10の実施形態では、通信ネットワーク14は無線HART(ハイウェイアドレス可能遠隔トランスデューサ)プロトコル、たとえば、「“無線HARTネットワーク」をサポートする通信ネットワークとして示されている。しかしながら、ネットワーク10のいくつかの実施形態では、通信ネットワーク14は有線HARTプロトコル、たとえば、「“有線HARTネットワーク」をサポートすることができる。いくつかの実施形態では、有線および無線HARTネットワーク14のいずれもネットワーク10に含めることができる。
プラント自動ネットワーク12は、通信バックボーン20上で接続される1つまたはそれ以上の固定ワークステーション16と1つまたはそれ以上の移動ワークステーション18を含むことができる。バックボーン20は、イーサネット(登録商標)、RS−485、Profibus DP、またはその他の適切な通信プロトコル上に実装させることができる。プラント自動ネットワーク12および無線HARTネットワーク14はゲートウェイ22を介して接続することができる。具体的には、ゲートウェイ22は有線でバックボーン20に接続し、任意の適切な既知のプロトコルを用いてプラント自動ネットワーク12と通信することができる。ゲートウェイ22は、ホストあるいはワークステーション16または18の拡張スロットに挿入可能なカードとして、PLCベースまたはDCSベースシステムのIOサブシステムの一部として、あるいはその他の任意の形で独立型装置として実装することができる。ゲートウェイ22は、ネットワーク12上で実行されるアプリケーションに、無線HARTネットワーク14の各種ネットワーク装置へのアクセスを提供することができる。プロトコルおよびコマンド変換に加えて、ゲートウェイ22は無線HARTネットワーク14のスケジューリングスキームのタイムスロットとスーパーフレーム(均等に時間間隔をおいた通信タイムスロットのセット)によって使用される同期クロッキングを提供することができる。
状況によっては、ネットワークは2つ以上のゲートウェイ22を有することができる。これらの複数のゲートウェイを使用して、無線HARTネットワークとプラント自動ネットワーク12または外界との通信用の追加の帯域幅を提供することによって、ネットワークの有効スループットおよび信頼性を高めることができる。一方、ゲートウェイ22装置は、無線HARTネットワーク内のゲートウェイ通信需要に応じて適切なネットワークサービスからの帯域幅を要求することができる。ゲートウェイ22は、システム稼働中、必要な帯域幅を再評価することもできる。たとえば、ゲートウェイ22は、大量のデータを検索するために無線HARTネットワーク14外のホストからの要求を受信することができる。次に、ゲートウェイ装置22はこのトランザクションに対応するためネットワークマネージャなどの専用サービスからの追加の帯域幅を要求することができる。次いで、ゲートウェイ22は、トランザクションの完了時に不要な帯域幅の解放を要求することができる。
いくつかの実施形態では、ゲートウェイ22は、仮想ゲートウェイ24と1つまたはそれ以上のネットワークアクセスポイント25aおよび25bに機能上分割することができる。ネットワークアクセスポイント25aおよび25bは、無線HARTネットワーク14の帯域幅と全体の信頼性を高めるためゲートウェイ22と有線通信する別々の物理的装置であってもよい。しかしながら、図1は物理的に別個のゲートウェイ22とアクセスポイント25aおよび25b間の有線接続26を示しているが、素子22〜26は一体型装置として設けることもできると理解される。ネットワークアクセスポイント25aおよび25bは物理的にゲートウェイ装置22から分離されているため、アクセスポイント25aおよび25bはそれぞれ別々の位置に戦略的に配置することができる。帯域幅の増大に加えて、複数のアクセスポイント25aおよび25bは1つまたはそれ以上のその他のアクセスポイントにおける1つのアクセスポイントで起こり得る信号の低品質を補償することによって、ネットワークの全体の信頼性を高めることができる。また、複数のアクセスポイント25aおよび25bを有することは、1つまたはそれ以上のアクセスポイント25aおよび25bでの故障の際に冗長性を提供する。
ゲートウェイ装置22は、ネットワークマネージャソフトウェアモジュール27とセキュリティマネージャソフトウェアモジュール28も含むことができる。別の実施形態では、ネットワークマネージャ27および/またはセキュリティマネージャ28はプラント自動ネットワーク12上のホストのうちの1つで実行することができる。たとえば、ネットワークマネージャ27はホスト16で実行し、セキュリティマネージャ28はホスト18で実行することができる。ネットワークマネージャ27は、ネットワーク14の構造、無線HART装置などのネットワーク14に含まれる装置間の通信のスケジューリング(すなわち、スーパーフレームの構成)、ルーティングテーブルの管理、無線HARTネットワーク14の健全性の監視および報告を担当することができる。冗長なネットワークマネージャ27がサポートされるが、無線HARTネットワーク14につき1つのみの活動中ネットワークマネージャ27があるべきだと企図される。可能な1実施形態では、ネットワークマネージャ27はネットワークのレイアウトに関する情報、各ネットワーク装置の能力と更新レート、その他の関連情報を分析する。その後、ネットワークマネージャ27はこれらの要因に鑑み、ネットワーク装置との、およびネットワーク装置間の通信のルートとスケジュールを定義することができる。
再度図1を参照すると、無線HARTネットワーク14は1つまたはそれ以上の現場装置30〜40を含むことができる。概して、化学、石油、またはその他のプロセスプラントなどで使用されるプロセス制御システムは、バルブ、バルブポジショナ、スイッチ、センサ(たとえば、温度、圧力、流速センサ)、ポンプ、ファンなどの現場装置を含む。現場装置は、プロセス制御ネットワーク10によって制御されるプロセス内のプロセス制御機能を実行することができる。プロセス制御機能はたとえば、バルブの開閉、および/またはプロセスパラメータの監視または測定を含む。無線HART通信ネットワーク14では、現場装置30〜40は無線HARTパケットの製造業者と消費者である。
外部ホスト41はネットワーク43、次にルータ44を介してプラント自動ネットワーク12に接続することができる。ネットワーク43はたとえば、ワールドワイドウェブ(WWW)とすることができる。外部ホスト41はプラント自動ネットワーク12にも無線HARTネットワーク14にも属していないが、外部ホスト41はルータ44を介して両ネットワーク上の装置にアクセスすることができる。
無線HARTネットワーク14は、有線HART装置で経験されるのと同様の動作性能を提供するプロトコルを使用することができる。このプロトコルの適用は、プロセスデータの監視、重要データの監視(より厳格な性能要件)、較正、装置状態および診断監視、現場装置のトラブルシューティング、試用、監督プロセス制御を含むことができる。これらの適用には、無線HARTネットワーク14が必要に応じて迅速な更新を行い、要求に応じて大量のデータを移動させ、試用と保全作業のために一時的にだけ無線HARTネットワーク14に参加するネットワーク装置をサポートできるプロトコルを使用することが必要である。
1実施形態では、無線HARTネットワーク14のネットワーク装置をサポートする無線プロトコルは、有線環境の簡易なワークフローと慣習を維持する広く認知された業界基準HARTの延長である。無線HARTプロトコルはプロセスアプリケーション用の無線通信基準を確立するために使用することができ、無線プロセス自動化用途をサポートするHART技術を向上させることによって、HART通信の用途とHARTが業界に提供する利点をさらに拡張することができる。
再度図1を参照すると、現場装置30〜36は無線HART装置とすることができる。言い換えると、現場装置30、32a、32b、34、または36は、無線HARTプロトコルスタックの全層をサポートする一体ユニットとして設けることができる。ネットワーク10では、現場装置30は無線HART流量計とすることができ、現場装置32aおよび32bは無線HART圧力センサとすることができ、現場装置34は無線HARTバルブポジショナとすることができ、現場装置36は無線HART圧力センサとすることができる。重要な点として、無線HART装置30〜36は、ユーザが有線HARTプロトコルから予測されるようになったことのすべてをサポートするHART装置である。当業者が認識するように、HARTプロトコルの主要な利点の1つは、厳密な相互運用性要件である。いくつかの実施形態では、すべての無線HART機器は、等価の種類の装置をシステム動作を危うくせずに交換することができるようにするため主要な必須機能を含む。さらに、無線HARTプロトコルは装置記述言語(DDL)などのHARTコア技術と後方互換性を有する。好適な実施形態では、すべてのHART装置(有線または無線)はDDLをサポートし、エンドユーザがツールをすぐに持って無線HARTプロトコルを利用し始めるように確保すべきである。
一方、現場装置38は旧来の4〜20mA装置であってもよく、現場装置40は有線HART装置であってもよい。現場装置38および40は各自の無線HARTアダプタ(WHA)50aおよび50bを介して無線HARTネットワーク14に接続することができる。また、WHA50aおよび50bは、Foundation Fieldbus、PROFIBUS、DeviceNetなどのその他の通信プロトコルをサポートすることができる。これらの実施形態では、WHA50aおよび50bはプロトコルスタックの下位層でのプロトコル変換をサポートする。また、単独のWHA50aまたは50bはマルチプレクサとして機能し、複数のHARTまたは非HART装置をサポートすることができると企図される。
プラント職員は、ネットワーク装置の設置、制御、監視、保全のための携帯装置も使用することができる。概して、携帯装置は、無線HARTネットワーク14に直接、またはプラント自動ネットワーク12のホストとしてゲートウェイ22を通じて接続可能な携帯機器とすることができる。図1に示すように、無線HART接続携帯装置55は無線HARTネットワーク14と直接通信することができる。形成された無線HARTネットワーク14と共に動作する際、この携帯装置55は単に別の無線HART現場装置としてネットワーク14に参加することができる。無線HARTネットワークに接続されない目標ネットワーク装置と共に動作する際、携帯装置55は目標ネットワーク装置と共に独自の無線HARTネットワークを形成することによって、ゲートウェイ装置22とネットワークマネージャ27の組み合わせとして動作することができる。
プラント自動ネットワーク接続携帯装置(図示せず)はWi−Fiなどの既知のネットワーキング技術を通じてプラント自動ネットワーク12に接続される。この装置は外部プラント自動サーバ(図示せず)またはワークステーション16および18と同じようにゲートウェイ装置22を通じてネットワーク装置30〜40と話す。
また、無線HARTネットワーク14はルータ装置60を含むことができる。ルータ装置60は、パケットをあるネットワーク装置から別のネットワーク装置に送るネットワーク装置とすることができる。ルータ装置として機能するネットワーク装置は内部ルーティングテーブルを使用して、どのネットワーク装置に特定のパケットを送るべきかを決定することができる。ルータ60などの独立型ルータは、無線HARTネットワーク14上のすべての装置がルーティングをサポートする実施形態では必要とされない。しかしながら、ネットワークに専用ルータ60を追加することが有益かもしれない(たとえば、ネットワークを拡張する、あるいはネットワーク内の現場装置の電力を節減する)。
無線HARTネットワーク14に直接接続されるすべての装置はネットワーク装置と称することができる。具体的には、無線HART現場装置30〜36、アダプタ50aおよび50b、ルータ60、ゲートウェイ22、アクセスポイント25aおよび25b、無線HART接続携帯装置55は、ルーティングおよびスケジューリングを目的とするネットワーク装置または無線HARTネットワーク14のノードである。非常に頑強で容易に拡張可能なネットワークを提供するため、すべてのネットワーク装置はルーティングをサポートし、各ネットワーク装置はHARTアドレスによって大域的に特定可能であると企図される。ネットワークマネージャ27はネットワーク装置の完全なリストを含み、各装置に短いネットワーク独自の16ビットのニックネームを割り当てることができる。また、各ネットワーク装置は、更新レート、接続セッション、装置リソースに関連する情報を記憶することもできる。簡単に言うと、各ネットワーク装置はルーティングおよびスケジューリングに関連する最新情報を維持する。ネットワークマネージャ27は、新たな装置がネットワークに参加する、あるいはネットワークマネージャが無線HARTネットワーク14のトポロジまたはスケジューリングの変化を検出または発生させるときは必ず、この情報をネットワーク装置に伝える。
さらに、各ネットワーク装置は、ネットワーク装置が待ち受け動作中に特定した隣接装置のリストを記憶し保持することができる。概して、ネットワーク装置の隣接装置は、対応するネットワークが課す基準にしたがいネットワーク装置との接続を確立することができる任意の種類の別のネットワーク装置である。無線HARTネットワーク14の場合、接続は無線接続である。しかしながら、隣接装置は有線で特定の装置に接続されるネットワーク装置であってもよいと認識される。後述するように、ネットワーク装置は公示または指定タイムスロット中に送信される特別メッセージを通じて他のネットワーク装置による発見を促進することができる。無線HARTネットワーク14と動作可能に接続されるネットワーク装置は、公示信号の強度またはその他の原理にしたがいネットワーク装置が選択できる1つまたはそれ以上の隣接装置を有する。
再度図1を参照すると、直接無線接続65によって接続される一対のネットワーク装置において、各装置は他の装置を隣接装置として認識する。よって、無線HARTネットワーク14のネットワーク装置は多数の接続65を形成することができる。2つのネットワーク装置間の直接無線接続65を確立する可能性および望ましさは、ノード間の物理的距離、ノード間の妨害物、2つのノードのそれぞれでの信号強度などのいくつかの要因によって判定される。さらに、2つまたはそれ以上の直接無線接続65が直接無線接続65を形成できないノード間の経路を形成することができる。たとえば、無線HART携帯装置55と無線HART装置36間の直接無線接続65は、無線HART装置36とルータ60間の第2の直接無線接続65と共に装置55と60間の通信路を形成する。
各無線接続65は、送信の周波数や無線リソースへのアクセス方法などに関する大きなパラメータセットによって特徴付けられる。当業者であれば、概して、無線通信プロトコルが米国連邦通信委員会(FCC)によって割り当てられる周波数などの指定周波数や免許を要しない電波スペクトル帯(2.4GHz)動作することができると認識していよう。本文書に記載のシステムおよび方法は任意の指定周波数または周波数範囲で動作する無線ネットワークに適用することができるが、以下記載の実施形態は電波スペクトルの無認可または共用帯域で動作する無線HARTネットワーク14に関する。本実施形態によると、無線HARTネットワーク14は、必要に応じて特定の無認可周波数範囲で動作するように容易に始動および調節することができる。
図2を参照すると、1実施形態では、無線HARTネットワーク14をサポートするプロトコルは無線HARTプロトコル70である。より具体的には、直接無線接続65はそれぞれ、無線HARTプロトコル70の物理的および論理的要件にしたがいデータを移送することができる。図2はプロトコル70および既存の「有線」HARTプロトコル72の実施形態のうちの1つの構造を概略的に示す。無線HARTプロトコル70は、2.4GHz ISM無線帯域で動作する安全な無線メッシュネットワーキング技術とすることができる(ブロック74)。1実施形態では、無線HARTプロトコル70は、トランザクションベースでのチャネルホッピング付きIEEE802.15.4b準拠直接シーケンス拡散スペクトル(DSSS)無線を利用することができる。この無線HART通信は、リンクアクティビティをスケジューリングするため時分割多元アクセスまたは時分割多元接続(TDMA)を用いて仲裁させることができる(ブロック76)。すべての通信は好ましくは指定のタイムスロット内に実行される。1つまたはそれ以上のソース装置および1つまたはそれ以上の宛先装置は所与のタイムスロットで通信するように予定することができ、各タイムスロットは単独のソース装置からの通信、あるいは複数のソース装置間のCSMA/CA様の共有通信アクセスモード専用とすることができる。ソース装置は特定の目標装置にメッセージを送信する、あるいはスロットに割り当てられた宛先装置全部にメッセージを同報することができる。
信頼性を高めるため、無線HARTプロトコル70はTDMAと、複数の無線周波数を単独の通信リソースと関連付ける方法またはチャネルホッピングとを組み合わせることができる。チャネルホッピングは、干渉を最小化し、マルチパスフェーディング効果を低減する周波数多様性を提供する。具体的には、データリンク76は、単独のスーパーフレームとデータリンク76が制御された所定の方法で循環する複数の搬送周波数とを関連付けることができる。たとえば、無線HARTネットワーク14の特定のインスタンスにとって利用可能な周波数帯域は搬送周波数F1、F2、...Fnを有することができる。スーパーフレームSの相対フレームRは、サイクルCnでは周波数F1で、次のサイクルCn+1では周波数F5で、サイクルCn+2では周波数F2で、というように発生するように予定することができる。ネットワークマネージャ27はこの情報をもって関連ネットワーク装置を構成することで、スーパーフレームSで通信するネットワーク装置はスーパーフレームSの現在のサイクルに応じて送信または受信周波数を調節することができる。
無線HARTプロトコル70のデータリンク76は、ネットワーク装置による無線帯域内の特定チャネルをブラックリスト入りする、あるいはその使用を制限するというチャネルの追加の特徴を提供することができる。ネットワークマネージャ27は、チャネル上の過剰な干渉またはその他の問題の検出に応答して無線チャネルをブラックリスト入りすることができる。さらに、オペレータまたはネットワークアドミニストレータは、無線HARTネットワーク14と共有されてしまうことになる無線帯域の固定部分を使用する無線サービスを保護するため、チャネルをブラックリスト入りすることができる。いくつかの実施形態では、無線HARTプロトコル70は各スーパーフレームが禁止チャネルの個々のブラックリストを有するように、スーパーフレーム毎にブラックリスト入りを制御することができる。
1実施形態では、ネットワークマネージャ27は、データリンク層76と関連付けられるタイムスロットリソースの割振り、割当て、調節を担当する。ネットワークマネージャ27の単独のインスタンスが複数の無線HARTネットワーク14をサポートする場合、ネットワークマネージャ27は無線HARTネットワーク14の各インスタンスに対して全体的なスケジュールを作成することができる。スケジュールはスーパーフレームの開始に対して番号を付したタイムスロットを含むスーパーフレームに整理することができる。また、ネットワークマネージャ27は、無線HARTネットワーク14の起動以降に予定されたタイムスロットの総数を反映する全世界的な絶対スロット数を保持することができる。この絶対スロット数は同期化のために使用することができる。
スケジューリングとルーティングを論理的に一体化させるため、無線HARTプロトコル70はリンクまたはリンクオブジェクトをさらに定義することができる。具体的には、リンクは特定のネットワーク装置、特定のスーパーフレーム、相対スロット数、1つまたはそれ以上のリンクオプション(送信、受信、共有)、リンク種類(通常、公示、発見)に対応付けることができる。図2に示すように、データリンク76は周波数に敏感に対応させることができる。より具体的には、チャネルオフセットを使用して、通信を実行するのに使用される特定の無線周波数を算出することができる。ネットワークマネージャ27は、各ネットワーク装置での通信要件に鑑みリンクセットを定義することができる。次に、各ネットワーク装置は所定リンクセットを有するように構成することができる。所定リンクセットは、いつネットワーク装置が起動する必要があるか、起動後にネットワーク装置が送信、受信、または送信と受信の両方を行うべきか否かを判定することができる。
無線HARTプロトコル70の他の層も図2に示す。既存のHARTプロトコル72と無線HARTプロトコル70は両方とも、通信プロトコル用の十分既知なISO/OSI7層モデルで漠然と構成されている。HART技術の無線拡張では、3つの物理層と2つのデータリンク層、有線および無線メッシュをサポートすることができる。本文書に記載の無線HARTプロトコルはメッシュトポロジの配備を可能にするため、重要なネットワーク層78も特定することができる。
上述したように、スーパーフレームは、時間内に繰り返されるタイムスロットの集合と理解することができる。所与のスーパーフレームにおけるスロットの数(スーパーフレームサイズ)は、各スロットがどのくらいの頻度で繰り返されるかを決定することによって、スロットを使用するネットワーク装置の通信スケジュールを設定する。各スーパーフレームは、メッシュトポロジに含まれるルーティンググラフに対応する特定のグラフ識別子と関連付けることができる。いくつかの実施形態では、無線HARTネットワーク14は異なるサイズのいくつかの並行スーパーフレームを含むことができる。さらに、スーパーフレームは複数の無線チャネルまたは無線周波数を含むことができる。
さらに、無線HARTプロトコル70の移送層80は効率的なベストエフォート通信と信頼性の高い端末間確認通信を可能にする。当業者が認識するように、ベストエフォート通信では、装置は端末間確認と宛先装置でのデータ順序付けの保証なしにデータを送信させられる。ユーザデータグラムプロトコル(UDP)はこの通信戦略の十分既知な一例である。プロセス制御業界では、この方法がプロセスデータを公開するのに有益である。具体的には、装置はプロセスデータを定期的に伝えるため、特に新たなデータが定期的に生成されることを考えると、端末間確認および再試行の有用性が限られる。
対照的に、信頼性の高い通信では、装置は確認パケットを送信させられる。データ送達の保証に加えて、移送層80はネットワーク装置間で送信されるパケットを順序付けることができる。このアプローチは、要求/応答トラフィック、または事象通知を送信する際に好ましい。移送層80の信頼性の高いモードが使用される場合、通信を同期化させることができる。
信頼性の高いトランザクションは、要求パケットを発するマスタと応答パケットで応答する1つまたはそれ以上のスレーブとでモデル化することができる。たとえば、マスタは特定の要求を生成し、ネットワーク全体に要求を同報することができる。いくつかの実施形態では、ネットワークマネージャ27は信頼度の高い同報を使用して、無線HARTネットワーク14内の各ネットワーク装置に新たなスーパーフレームを始動するよう伝えることができる。もしくは、センサ30などの現場装置はパケットを生成し、携帯HARTコミュニケータ55などの別の現場装置に要求を伝えることができる。別の例として、現場装置34によって生成される警告または事象は、ゲートウェイ22に送られる要求として送信することができる。この要求の受信成功に応答して、ゲートウェイ22は応答パケットを生成し、警告通知の受領を確認する装置34にその応答パケットを送信することができる。
再度図2を参照すると、セッション層82はネットワーク装置間のセッション型通信を提供することができる。端末間接続はネットワーク層でセッションによって管理することができる。ネットワーク装置は、所与のピアネットワーク装置に関して定義される2つ以上のセッションを有することができる。いくつかの実施形態では、ほぼすべてのネットワーク装置がネットワークマネージャ27で確立される少なくとも2つのセッション、1つは対通信、もう1つはネットワークマネージャ27からのネットワーク同報通信用のセッションを有することができると企図される。さらに、すべてのネットワーク装置はゲートウェイセッションキーを有することができる。セッションは割り当てられたネットワーク装置アドレスによって区別することができる。各ネットワーク装置は、装置が参加する各セッションに関してセキュリティ情報(暗号キー、ワンタイムカウンタ)と移送情報(信頼性の高い移送シーケンス数、再試行カウンタなど)を常時把握することができる。
最後に、無線HARTプロトコル70と有線HARTプロトコル72は両方とも共通HARTアプリケーション層84をサポートすることができる。無線HARTプロトコル70のアプリケーション層は、大きなデータセットの自動分節移送をサポートするサブ層86をさらに含むことができる。アプリケーション層84を共有することによって、プロトコル70および72はHARTコマンドおよびデータの共通のカプセル化を可能にし、プロトコルスタックの最上層でのプロトコル変換の必要性を排除することができる。
図1に戻ると、上述の実施形態のいくつかによると、ネットワークマネージャ27はネットワーク14内のすべての装置のリストを含むことができる。ネットワークマネージャ27は、ネットワーク14の完全なグラフと各装置に伝達されたグラフの部分とを含むネットワークトポロジ全体を含むことができる。ネットワークマネージャ27は、ネットワークマネージャ27がネットワーク装置30〜40、50a、50b、60、55などから受信した情報を用いてルートおよび接続情報を生成することができる。ネットワークのグラフは、ネットワークマネージャ27によってネットワーク装置およびそれらの報告された隣接装置のリストから構築することができる。また、ネットワークマネージャ27はネットワークの全ルート情報の生成および維持を担当する。さらに、ネットワークマネージャ27からネットワーク14内の全装置に同報メッセージを送信する同報ルートを設けることができる。さらに、ネットワークマネージャ27は、いったんネットワーク装置30〜40、50a、50b、60、55などのルーティング情報およびバーストモード更新レートが分かったら、ネットワークリソースのスケジューリングを実行することもできる。
したがって、ネットワークマネージャ27によって生成および維持されるグラフルーティングは、ネットワークマネージャ27またはゲートウェイ22に対して上流および下流の両方のトラフィックを方向付けることができる。グラフとソースルートとの両方とも、短待ち時間要件の用途を満たすように最適化することができる。たとえば、グラフおよび/またはソースルートは、ネットワーク装置からゲートウェイに送信される測定情報と、調節バルブ、オンオフバルブ、ポンプ、ファン、ダンパ、その他様々な方法で使用されるモータなどゲートウェイ装置から最終制御コマンドに送信される制御情報とに基づき最適化することができる。
上述したように、ルーティングに含まれる装置は、データパケットを送達し適切に中継するために、異なるグラフルート、ソースルート、または宛先のアドレスを記憶または取得する。各ネットワーク装置のアドレスは、無線HARTネットワーク14が有線HART装置を含むことのできるより大きなネットワークと適切に協働できるように大域的に一意でなければならない。このため、無線HARTプロトコル70は明確なアドレス付けスキームを提供し、アドレスのより大規模なネットワークコンテキストへの効率的なマッピングも提供することができる。重要な点として、無線HARTプロトコル70は、有線HART装置で使用されるアドレス付けスキームに準拠するアドレス付けスキームを提供することができる。
ネットワークマネージャ27によるネットワークリソースのスケジューリングに関しては、ユーザまたはオペレータは各現場装置に対して、該装置が別のネットワーク装置に測定値またはその他のデータを報告する速度を特定することができる。この報告速度は本文書で互換可能に「バーストレート」または「サンプルレート」と称する。無線HARTネットワーク14の例では、各現場装置は、データを、対応するバーストレートまたはサンプルレートで、ゲートウェイ装置22へ、ゲートウェイ装置22のネットワークマネージャ27へ、または別のネットワーク装置へ向けて、上流に報告または公開することができる。1実施形態では、バーストレートまたはサンプルレートは現場装置毎にユーザによって構成することができる。ユーザはさらに、物理的装置または現場装置が無線信号を送信する強度を特定または構成することができる。
スケジューラ(図示せず)はユーザ指定パラメータおよび最適化規則にしたがい1つまたはそれ以上のスケジュールを自動的に生成することができる。1実施形態では、生成された1つまたはそれ以上のスケジュールはネットワーク14全体に対応するマスタスケジュールと、それぞれがネットワーク14の異なるネットワーク装置に対応する1つまたはそれ以上の個々のスケジュールとを含むことができる。1実施形態では、1つまたはそれ以上の個々のスケジュールはマスタスケジュールに含まれる。1つまたはそれ以上の個々のスケジュールはネットワークマネージャ27によって無線HARTネットワーク14の各自のネットワーク装置(たとえば、装置30〜40、50a、50b、60、55など)に伝達することができる。1実施形態では、スケジューラはネットワークマネージャ27に含まれる。1実施形態では、スケジューラはネットワークマネージャ27の外部にあり、たとえばネットワーク43またはネットワーク20を介してネットワークマネージャ27と通信可能に接続される。スケジューラの1例は2008年8月29日に出願された上記米国特許出願第12/201,734号に見られ、その内容全体を引用により本文書に組み込む。
図3A〜3Cは、スケジューラが無線HARTネットワーク14のマスタスケジュールの生成および最適化の一部として実行することのできるいくつかの例示のステップシーケンスを示す。より具体的には、スケジューラは制約条件実行、データスーパーフレーム構造、ネットワーク管理構造、ゲートウェイスーパーフレーム構造、特定用途のスーパーフレーム構造に関わる手順を含むことができる。
図3Aを参照すると、手順550は原理552〜564のうち少なくともいくつかを同時に適用することができる、あるいは原理552〜564を策定中のマスタスケジュールに適用するシーケンスを変更することができる。手順550は主に、個々のスケジュールだけでなくマスタスケジュールに関する様々な設計制約要件を実施する責任を負う。ブロック552では、手順550は並行チャネルの数を制限する原理を適用することができる。当然ながら、並行チャネルの数は無線HARTネットワーク14にとって利用可能な無線周波数の数によって制限される。企図される1実施形態では、ユーザは双方向メニューを介して限界を構成することができる。
手順550が原理554を適用することによって、同一のタイムスロットで2回待ち受けられるように予定される装置がない。原理556によると、手順550は、装置に複数の宛先からのデータを受信させることができる。
原理558の適用中、手順550は複数ホップネットワークで後のホップの前に先のホップを予定することができる。言い換えると、手順550は、各ノードが受信したばかりのデータパケットを送信するのにできる限り多くの利用可能なタイムスロットを有するように確保することによって、各マルチホップ経路での待ち時間を最小限にとどめようと試みることができる。たとえば、ノードN1は32−タイムスロットスーパーフレームにおける相対数5のタイムスロットでノードN2のパケットを受信することができる。よって、ノードN1は、スーパーフレームの残りの部分で27の潜在的なタイムスロットを有することができる。スケジューラはスーパーフレーム内の次の利用可能なタイムスロット(たとえば8)を特定し、そのスロットでN1からN2への送信が起こるように予定することができる。
スーパーフレームの配列を最適化するため、スケジューラは、すべてのバーストレートまたはサンプルレート、したがってスーパーフレームサイズが所定の式に一致するように要求する原理560を実施することができる。たとえば、バーストレートは2n秒と定義することができる。ただし、nは整数である。よって、1つのネットワーク装置は22または1秒に4回のバーストレートを有することができ、別の装置は23または8秒に1回のバーストレートを有することができる。さらに、手順550は、バーストモードとネットワーク管理通信の併用が無線HARTネットワーク14にとって利用可能な全帯域幅の所定のパーセンテージを超えないように確保することができる(原理562)。企図される1実施形態では、この所定のパーセンテージは30%に設定される。同様に、手順550は、原理564にしたがい、どのスケジュールも利用可能なタイムスロットの総数の50%などの所定の割合を超えないように確保することができる。このように、スケジューラは、再試行またはその他の予定外の送信などのために十分数のフリースロットを確保するよう試みることができる。
図3Bを参照すると、データスーパーフレーム構造に関わる手順565は原理566を適用し、スロット0で始まるチャネルオフセットにネットワーク装置を割り当てることができる。次に、手順565は最速走査レートで始まるタイムスロットを割り当てることができる(ブロック568)。最速走査レートで始めることによって、スケジューラは、さほど頻繁に送信せず走査レートが低い装置のために利用可能なタイムスロットを見つけることが通常容易であるため、より高い帯域幅の需要を確実に満たすことができる。
各経路に対し、手順565は、ゲートウェイから最も遠い装置からスロット割振りを開始することができる(ブロック570)。具体的には、手順565は経路上の1スロットをゲートウェイ装置に割り振り、経路の次のホップに移動し、ゲートウェイに到達するまでスロット割振りを継続することができる。個々のスロットの割振りが無事終了した後、手順は起こり得る再試行のために最も近い利用可能なスロットを割り振ることもできる。
いったん手順565は各ネットワーク装置(たとえば、装置30〜40、50a、50b、60、55など)とゲートウェイ22間の1つの経路にタイムスロットを割り振ったら、スケジューラは各二重経路用のタイムスロットを割り振ろうと試みることができる。二重経路は、主経路と同じ装置を接続し得るが、少なくとも1つの中間ホップにおいて主経路と異なる。手順550はブロック572で二重経路用のタイムスロットを割り振ろうと試みることができる。
図3Cは、スケジューラが手順550および565後またはそれに並行して実行することのできる手順580を示す。手順580は主に管理構造に関わる。具体的には、手順は原理582〜590を適用して管理スーパーフレームを構成し、原理592〜596を適用して参加プロセスを構成し、原理598を適用してネットワーク管理コマンド伝達を構成する。
手順580によって適用される原理582は、ネットワーク管理スーパーフレームがデータスーパーフレームよりも優先されるように確保することができる。次に、手順580は、原理584にしたがいネットワーク管理スーパーフレームのサイズを6000スロットなどの所定数に制限することができる。さらに、スケジューラ304は公示スロットに次の優先順位を割り当てることができる(原理586)。装置は公示スロットを使用して無線HARTネットワーク14に参加することができる。
ブロック588では、手順580はネットワークグラフの幅優先探索を実行し、装置が遭遇する順番に装置に番号を付すことができる。当然ながら、ブロック588に対応する探索は、無線リンクが定義された後いつ何時でも実行することができる。1実施形態では、手順580は、新たな装置がネットワーク14に追加されたときは必ず装置の番号を振り直す必要がある。
次に、手順580はキープアライブメッセージ用のスロットを割り振ることができる。概して、あらゆるネットワーク装置は好ましくは、キープアライブ送信用に確保されるタイムスロットを有する。隣接装置が所定の時間間隔(たとえば60秒)内に装置を通じて情報を伝達しない場合、隣接装置の動作状態を確認するため、装置は隣接装置にキープアライブパケットを送信することができる。
手順580は、ブロック592で参加要求用に確保されたスロットを割り振ることによって参加プロセスを構成することもできる。各経路に対し、手順580はゲートウェイから最も遠い装置から始め、経路に沿ってゲートウェイの方に進むことができる。いくつかの企図される実施形態では、手順580は参加要求タイムスロットに冗長性を提供しない。次に、手順580は同様に参加応答にスロットを割り振ることができる。しかしながら、ここで手順はゲートウェイから始め、ゲートウェイから最も遠い装置の方向に移動することができる。次に、手順580はブロック596で各装置に公示パケットを割り振ることができる。企図される1実施形態では、特定の装置に割り振られる公示パケットの数は、装置とゲートウェイとを分離するホップの数に反比例する。
原理598によると、手順580は参加要求と参加応答でネットワーク管理リンクを共有するように構成することができる。このアプローチにより、スケジューラは2つの異なる目的で同一のリンクセットを使用することができる。
スケジューラは、上述の原理および戦略にしたがい無線HARTネットワーク14の装置の個々のスケジュールを含むマスタスケジュールを生成することができる。図4は、グラフモードで提示される例示のスケジュールを示す。1実施形態では、例示のスケジュールはプロセス制御システム10と通信可能に接続するユーザインタフェース上に表示される。1実施形態では、マスタスケジュールに含まれる個々のスケジュールはネットワークマネージャ27によって、ネットワーク装置(たとえば、装置30〜40、50a、50b、60、55など)に伝達することができる。
図4では、グラフ620はタイムスロットグリッド622を含むことができる。図4に示す例示の実施形態では、グリッド622の各縦線は5つのタイムスロットに対応する。チャネルスケジュール一覧625と装置スケジュール一覧627は水平方向にグリッド622に配置することができる。言い換えると、チャネルのタイムスロットへの分割と、装置とタイムスロットとの関連付けは横方向の時間進行としてグラフ620に示すことができ、縦線は連続5スロット間隔を表す。さらに、個々のチャネルと個々の装置はそれぞれ個々のチャネルまたは装置のタイムスロット割振りを明確に示す別個の横方向ストリップを有することができる。
凡例630は、タイムスロット割当てと1つまたはそれ以上の色との関連付けを示すことができる。図4に示す例では、凡例630は、縦色付きバー632が一対の装置による独占的使用のために確保されたタイムスロットを表し、縦色付きバー634が複数の装置による共有使用のために割り振られたタイムスロットを表すことを示す。チャネル一覧625は、未割当タイムスロットに対応する空欄と縦色付きバー632および634を含む。図4に示す例では、グラフ620は、チャネル3がタイムスロット11での共有送信と、タイムスロット0、1、3、5、7、10、14、19、35、39での独占的送信用に予定されており、チャネル3のタイムスロットの残りの部分が利用可能であることを、空欄と色付きバーにより示す。
一方、装置スケジュール一覧627は、未割当てのタイムスロットに同様に対応する空欄に加えて、縦色付きバー636および638を含む。例示の凡例630によると、縦色付きバー636は受信用に確保されたタイムスロットを表し、縦色付きバー638は送信用に確保されたタイムスロットを表す。図4に示す例では、グラフ620は、装置11がタイムスロット0および7での送信およびタイムスロット32、34、39での受信用に予定されていることを示す。1実施形態では、マスタスケジュールは周期的とすることができる、あるいは定期的に繰り返すことができる。たとえば、タイムスロット0〜60間のチャネル625と装置627に対して示されるようなタイムスロット割振りは、タイムスロット60〜119、120〜179、180〜239などで繰り返すことができる。
なお、図4はマスタおよび/または個々のスケジュールを表す多くの可能な実施形態のうちの1つを示している。その他の実施形態の例はたとえば米国特許出願第12/201,734号に見られ、その内容全体を引用により本文書に組み込む。
上述したように、ユーザ入力と最適化規則とに基づくルーティングおよびスケジューリング情報は最初にスケジューラによって生成され(たとえば、図3A〜3Cを参照して説明したように)、ネットワークマネージャに伝えることができる。しかしながら、最初のグラフおよびスケジュールは、無線HARTネットワーク14の性能に関するフィードバック情報に基づき調節することができる。また、グラフとスケジュールは、1つまたはそれ以上のユーザの嗜好の変更、たとえば、1つまたはそれ以上のネットワーク装置の削除または追加、各種パラメータなどのユーザ変更に応じて調節することができる。グラフとスケジュールの調節はいずれも、ネットワークマネージャ27によって、その調節の影響を受ける無線HARTネットワーク14内のネットワーク装置に伝えることができる。
ネットワーク装置(たとえば、ネットワーク装置30〜40、50a、50b、60、55など)は、たとえば、ネットワークマネージャ27から対応する個々のスケジュールを受信することができる。ネットワーク装置に対応する個々のスケジュールは、ネットワーク装置に情報をネットワーク14へ公開または送信させる1つまたはそれ以上のタイムスロット(本文書では「公開タイムスロット」と称する)の表示を含むことができる。たとえば、図4では、装置11に公開タイムスロット0および7が割り振られている。1実施形態では、割り振られた、あるいは割り当てられた公開タイムスロットは周期的または定期的に再発生させることができる。たとえば、図4では、公開タイムスロット60および67と公開タイムスロット120および127も装置11に割り振ることができる。
割り振られた、あるいは割り当てられた公開タイムスロット中、ネットワーク装置はプロセス制御ネットワーク10において制御されているプロセスに対応する情報またはデータを送信または公開することができる。たとえば、ネットワーク装置は、プロセスに対応する事象、プロセス、状況、測定値、状態に対応する測定変数またはパラメータの値、および/またはその他のプロセス制御情報を公開することができる。1実施形態では、公開タイムスロット中にネットワーク装置によって公開されるデータは現場装置によって生成することができ、データは現場装置に関連付けられる任意の種類の監視または動き現場装置(たとえば、バルブ開閉、流量、測定値、状態の変化などの表示)に対応させることができる。1実施形態では、データはネットワーク装置によってゲートウェイ22、ネットワークマネージャ27、および/またはネットワーク14に通信可能に接続される別のネットワーク装置に公開することができる。
現在既知のネットワーク装置は、公開タイムスロットの発生と併せてデータまたは情報を公開するようにトリガされる。たとえば、公開タイムスロットが発生すると、現在既知の無線ネットワーク装置は公開モジュールまたはルーチンを始動させる(たとえば、公開モジュールまたはルーチンを電力節約モードから出す)ようにトリガされるか、現在値を読み出し、または取得し、現在値をネットワークに公開するようにトリガされる。現行の無線HARTネットワークでは、ネットワーク装置に割り振られる公開タイムスロットは通常、ネットワーク装置の更新またはバーストレートよりも遅い速度で発生する。具体的には、通常、公開速度が遅いほど、無線ネットワーク装置のバッテリ寿命を節約し、より多くの装置を無線ネットワーク14に接続することができるために望ましい。しかしながら、プロセス制御システムにおける現在既知のネットワーク装置では、割り振られた公開タイムスロット間に事象が発生すると、ネットワーク装置は事象を公開できず、事象の発生およびその関連データの記録がプロセス制御システムで失われる。
しかしながら、本開示の遅延公開技術では、ネットワーク装置は、公開タイムスロットが発生するまでネットワーク14に対するデータまたは事象の公開を遅延させることができる。具体的には、ネットワーク装置(たとえば、装置30〜40、50a、50b、60、55など)は本開示の遅延公開技術の一部または全部をサポートするように構成することができる。したがって、ネットワーク装置は、プロセス制御データが捕捉または取得された時間を示す対応タイムスタンプと共にプロセス制御データを記憶する、あるいはキャッシュすることができる。次のまたは以降の公開タイムスロットが発生すると、キャッシュデータの少なくとも一部と各自のタイムスタンプをネットワーク14に公開するようにネットワーク装置をトリガすることができる。したがって、プロセス制御システム10は、公開タイムスロット中に偶然にではなく発生した事象、測定値、状態、その他のプロセス制御データに対応するより完全な公開データセットを認識することができる。プロセス制御システム10はそのより完全な公開データセットを利用して、より完全なシステムの一覧を生成し、それによって、プロセス制御システムは遅延公開なしのシステムよりも包括的かつ適切にプロセスを制御することができる。
例示の、しかし非限定的な例で、図1の無線HARTバルブポジショナネットワーク装置34を検討する。バルブポジショナ34によるバルブの「開放」状態から「閉鎖」状態(およびその逆)への変更は通常、約1秒で実行される。しかしながら、バルブポジショナ34の公開速度(たとえば、更新レート、サンプルレート、またはバーストレート)は通常、8秒などの数秒である。よって、バルブ34の状態が割り振られた公開機会の間に変更する可能性がある(おそらく数回)。
例示のために、バルブポジショナ34が送信または公開のためにタイムスロット0と10を割り振られたとする。現在既知のシステムでは、バルブポジショナ34がタイムスロット0中に開放状態であれば、ネットワーク装置34はタイムスロット0中に「開放」状態をネットワーク14に公開する。バルブポジショナ34がタイムスロット3で「閉鎖」状態に移動し、次にタイムスロット7で「開放」状態に移動するとすれば、すぐ次の割り当てられた公開タイムスロット(すなわち、タイムスロット10)中、ネットワーク装置34は単に現在の「開放」状態をネットワーク14に公開するだけである。よって、現在既知のシステムでは、ネットワーク14は、バルブポジショナ34がタイムスロット0と10の間で状態を変更したという表示を全く受け取らない。
対照的に、本開示の技術を使用することによって、このようなデータを容易に捕捉して、ネットワーク14に公開することができる。たとえば、本開示では、バルブポジショナ34がタイムスロット3中に「閉鎖」状態に移動すると、「閉鎖」への状態変更の表示とタイムスロット3の表示がバルブポジショナネットワーク装置34のキャッシュのエントリ記憶される。バルブポジショナ34がタイムスロット7中に「開放」状態に移動すると、「開放」への状態変更の表示とタイムスロット7の表示がバルブポジショナネットワーク装置34のキャッシュの別のエントリに記憶される。したがって、ネットワーク装置34に割り振られた次の公開タイムスロットがタイムスロット10で発生すると、キャッシュ内の最も古いエントリのコンテンツを公開するようにネットワーク装置34をトリガすることができる(このシナリオでは、バルブ34の状態はタイムスロット3で「閉鎖」に変更された)。ネットワーク装置34に割り振られたさらに次の公開タイムスロットが公開タイムスロット10後に発生すると、キャッシュ内の次の最も古いエントリを公開するようにネットワーク装置34をトリガすることができる(このシナリオでは、バルブ34の状態はタイムスロット7中に「開放」に変更された)。このように、本開示の技術を利用して、プロセス制御システム10は、割り振られた公開タイムスロット間で発生するバルブ34の状態の変更に対応する情報を捕捉するだけでなく、いつ状態が変更したか、バルブ34がどの程度の時間「閉鎖」状態にあったかを正確に判定することもできる。
上述の例は無線HARTバルブポジショナ34に言及したが、遅延公開の技術はネットワーク14および/またはプロセス制御システム10に含まれるどの無線または有線ネットワーク装置(たとえば、ネットワーク装置30〜40、50a、50b、60、55など)にも容易に適用することができる。さらに、上述の例は二値化状態(すなわち、バルブ34が「開放」または「閉鎖」状態にある)に対応する事象に言及したが、どのプロセス制御データも、たとえば、3つ以上の起こり得る状態のセットから生じる状態に対応する事象、測定値、パラメータまたは変数の値、測定値、状態など、ネットワーク装置によって遅延して公開することができる。
図5は、プロセス制御データの遅延公開を提供するように構成されるネットワーク装置200のブロック図である。ネットワーク装置200はたとえば、図1に示すネットワーク装置30〜40、50a、50b、60、55のうちの1つ、あるいは別のネットワーク装置とすることができる。ネットワーク装置200は図1のネットワーク10、12、および/または14の部分、図2のプロトコル70および/または72、および/または図3A〜3Cのスケジューリング手順550、565、580の実施形態と併せて動作させることができる。
1実施形態では、ネットワーク装置200はプロセス制御システムにおいて動作することができ、ネットワーク装置200はプロセス制御システムに含まれる有線および/または無線HART通信ネットワーク14などの通信ネットワークに通信可能に接続することができる。したがって、ネットワーク装置200は、情報を通信ネットワークとの間で送受信できるネットワークインタフェースまたは通信ネットワークへの接続202を含むことができる。
ネットワーク装置200は、プロセス制御ネットワークにおいて制御されているプロセスに対応するプロセス制御データを取得するように構成されるプロセス制御インタフェース205を含むことができる。プロセス制御データはパラメータまたは変数の値、プロセス制御事象、測定値、状況、状態、または任意のその他の所望のプロセス制御データを含むことができる。1実施形態では、プロセス制御データは、ネットワーク装置200と共に含まれる、あるいはネットワーク装置200と通信可能に接続される現場装置によって生成される。たとえば、ネットワーク装置200が無線HARTバルブポジショナである場合、バルブポジショナはバルブの状態に対応するプロセス制御データを生成し、生成データをプロセス制御インタフェース205に提供することができる。別の例では、ネットワーク装置200が流量計と接続する無線アダプタである場合、流量計は現在の測定流に対応するプロセス制御データを生成し、プロセス制御インタフェース205を介して生成データをネットワーク装置200に提供することができる。
ネットワーク装置200はコンピュータ実行可能指示を実行するプロセッサ208、キャッシュ210、メモリ215を含むことができる。メモリ215は有形の非一時的メモリとすることができ、1つまたはそれ以上のコンピュータ可読記憶媒体を含むことができる。メモリ215は1つまたはそれ以上の半導体メモリ、磁気可読メモリ、光学可読メモリ、および/または任意のその他の適切な有形の非一時的コンピュータ可読記憶媒体として実装することができる。
1実施形態では、メモリ215はパブリッシャモジュール218と遅延モジュール220とを記憶することができる。パブリッシャ218はネットワーク装置200によって取得されるデータをネットワーク14に公開させる、プロセッサ208により実行可能なコンピュータ実行可能指示の第1のセットを含むことができ、遅延器220はデータのネットワーク14への公開を遅延させる、プロセッサ208により実行可能なコンピュータ実行可能指示の第2のセットを含むことができる。1実施形態では、パブリッシャ218と遅延器220は、共通モジュールまたはコンピュータ実行可能指示の共通セットへと結合させることができる。
1実施形態では、キャッシュ210は、指示218および220に関連するデータを一時的に記憶するランダムアクセスメモリ(RAM)を含むことができる。1実施形態では、キャッシュ210はメモリ215に含めることができる。1実施形態では、キャッシュ210のサイズは選択可能または構成可能にすることができる。
パブリッシャ218に関しては、コンピュータ実行可能指示は、ネットワーク装置200に割り振られた、あるいは割り当てられた公開タイムスロットの表示を受信するようにプロセッサ208によって実行可能とすることができる。1実施形態では、ネットワーク装置200に割り振られた公開タイムスロットは、ネットワークマネージャ27から受信したネットワーク装置200の個々のスケジュールに従うことができる。公開タイムスロットは、ネットワーク装置200がプロセス制御データなどのデータを送信または公開できる公開機会を含むことができる。
1実施形態では、ネットワーク装置200は、第1の即時公開モードと第2の遅延公開モードなどの複数のモードで動作するように構成することができる。ネットワーク装置200の動作モードは、たとえば、オペレータまたはユーザによって構成することができる。第1の即時公開モードでの動作中、公開タイムスロットの間に、ネットワーク装置200および/またはパブリッシャ218は公開タイムスロット中に取得したプロセス制御データの現在値を公開することができる。たとえば、公開タイムスロットが発生すると、ネットワーク装置200はプロセス制御インタフェース205を介してプロセス制御データの現在値を取得するようにトリガすることができ、パブリッシャ218はネットワークインタフェース202を介して現在値をネットワーク14に公開することができる。したがって、即時公開モードで動作中、ネットワーク装置200は、データの即時公開のみを実行できる現在既知のネットワーク装置と同様に挙動することができる。
しかしながら、第2の遅延公開モードでの動作中に公開タイムスロットが発生すると、ネットワーク装置200および/またはパブリッシャ218は予め記憶されたプロセス制御データを公開するようにトリガすることができる。具体的には、ネットワーク装置200および/またはパブリッシャ218は、キャッシュ210に記憶されるエントリのコンテンツの少なくとも一部を公開するようにトリガすることができる。エントリは、公開タイムスロットの発生前に取得されたプロセス制御データの値と、値が取得された時間のインスタンスを示すタイムスタンプとを含むことができる。エントリに記憶されたプロセス制御データとタイムスタンプの両方の値は、ネットワークインタフェース202を介してネットワーク14に公開することができる。
概して、キャッシュ210は、ネットワーク装置200が遅延公開モードで動作中に書込および読出しを行うことができる。キャッシュ210は1つまたはそれ以上のエントリを記憶することができ、各エントリはプロセス制御データの各値がプロセス制御インタフェース205で捕捉または取得された時間において異なるインスタンスに対応させることができる。特定のエントリがキャッシュ210に記憶されるが公開されていない場合、特定のエントリはそのように表示することができる。たとえば、特定のエントリは「公開前」または「活動中」と表示することができる。公開後、特定のエントリは既に公開されたように、たとえば、「公開済み」、「非活動化」、「非活動中」と表示することができる。1実施形態では、公開されたエントリは排除、削除、または上書きすることができる。
遅延器220に関しては、1実施形態では、コンピュータ実行可能指示は、キャッシュ210への書込およびキャッシュ210からの読出しのためにプロセッサ208によって実行可能にすることができる。たとえば、遅延器220はプロセス制御インタフェース205を介して取得したプロセス制御データの値と各自のタイムスタンプを、値を取得したのとは異なるキャッシュ210のエントリに書き込むことができる。ネットワーク装置200が遅延公開モードで動作している間、公開のトリガが発生すると、遅延器220はキャッシュ210からエントリのコンテンツを取得し、ネットワーク14に公開するためにパブリッシャ218に提供することができる。また、遅延器220は、キャッシュ210のどのエントリがネットワーク14に公開されたか、あるいは公開されていないかを管理するように構成することができる。
1実施形態では、キャッシュ210のエントリはネットワーク装置200に対応するサンプルレートまたはバーストレートに対応させることができる。たとえば、ネットワーク装置200が無線HART現場装置であり、無線HART現場装置のサンプルレートまたはバーストレートが12秒となるように構成される場合、現場装置に対応する12秒毎の現在値をプロセス制御インタフェース205で捕捉し、各自のタイムスタンプと共にキャッシュ210の異なるエントリに記憶することができる。別の例では、ネットワーク装置200が有線現場装置に接続される無線HARTアダプタであり、有線装置のサンプルレートまたはバーストレートが5秒となるように構成される場合、有線現場装置に対応する5秒毎の現在値をプロセス制御インタフェース205を介して有線現場装置からネットワーク装置200で捕捉し、各自のタイムスタンプと共にキャッシュ210の異なるエントリに記憶することができる。
1実施形態では、ネットワーク装置200が第2の遅延公開モードで動作しており、公開タイムスロットが発生すると、遅延器220はキャッシュ210内の最も古い活動中エントリを判定し、パブリッシャ218に最も古い活動中エントリのコンテンツ(たとえば、プロセス制御データの値と各自のタイムスタンプ)をネットワーク14に公開するように指示することができる。最も古い活動中エントリの公開以後、公開されたエントリは遅延器220によって非活動化させることができる。たとえば、公開されたエントリは排除、削除、または上書きすることができる。本実施形態では、捕捉されたプロセス制御データは、遅延FIFO(先入れ先出し)式にネットワーク14に公開することができる。
1実施形態では、ネットワーク装置200が第2の遅延公開モードで動作しており、公開タイムスロットが発生すると、キャッシュデータはFIFOアルゴリズムを使用せず、任意の他の所望のアルゴリズムを使用して公開することができる。たとえば、公開タイムスロットが発生するときすぐ次の帯域幅が問題である場合、遅延器220はパブリッシャ218による公開のためにキャッシュ210内のより短いエントリを選択することができる。選択エントリのコンテンツ(たとえば、プロセス制御データの値と各自のタイムスタンプ)の公開後、公開されたエントリは非活動化させることができる。たとえば、公開されたエントリは排除、削除、または上書きすることができる。本実施形態では、キャッシュ210のエントリは発生順で公開されない。にもかかわらず、プロセス制御システム10(およびネットワークマネージャ27)は、公開されたタイムスタンプに基づき公開順を再作成することができる。
1実施形態では、キャッシュ210のエントリの遅延公開は、公開タイムスロットの発生によってトリガすることができる。たとえば、キャッシュ210のエントリはユーザの需要に応じて公開するようにトリガすることができる、あるいは、任意の所望の事象に基づき公開するようにトリガすることができる。
よって、遅延公開モードでの動作中、ネットワーク装置200は取得したプロセス制御データをキャッシュし、次の利用可能な公開タイムスロット中にキャッシュデータを公開することができる。遅延公開モードにより、プロセス制御システム10のユーザまたはオペレータは、特定のネットワーク装置200にとって比較的遅い公開速度を維持しつつ、特定のネットワーク装置200にとってより迅速なサンプルレートを構成することができる。このように、公開事象およびその他のプロセスデータの包括的で完全な記録を保持しつつ(より速いサンプルレートによって与えられる)、より多くのネットワーク装置をネットワーク14に含めることができる(より遅い公開速度によって与えられる)。
図6は、プロセス制御システムにおけるネットワーク装置によるデータの公開を遅延させる例示の方法300を示す。方法300は、例えば、図5のネットワーク装置200、図1のネットワーク10、12および/または14、図2のプロトコル70および/または72、および/または図3A〜3Cのスケジューリング手順550、565、580の実施形態と併せて使用することができる。
ブロック302で、ネットワーク装置に割り振られた、あるいは割り当てられた公開タイムスロットの表示はネットワーク装置で受信することができる。1実施形態では、公開タイムスロットの表示は通信ネットワークのネットワークマネージャから受信することができる。ネットワーク装置は、たとえば、プロセス制御システムにおける通信ネットワークに接続されるネットワーク装置とすることができる。ネットワーク装置はプロセス制御システムによって制御されているプロセスに対応する現場装置を含むことができる、あるいはネットワーク装置は現場装置に接続することができる。1実施形態では、ネットワーク装置に割り振られた、あるいは割り当てられた複数の公開タイムスロットを受信することができる。複数のタイムスロットは周期的とすることができる、あるいは定期的に繰り返すことができる。
ブロック305で、ネットワーク装置はネットワークに公開されるデータを取得することができる。1実施形態では、ネットワークに公開されるデータは、事象、測定値、パラメータまたは変数の値、測定値、状態などのプロセス制御に使用されるプロセス制御データ、または任意のその他の所望のプロセス制御データに対応することができる。1実施形態では、公開されるデータは現場装置によって生成することができる。公開されるデータはネットワーク装置または現場装置に対応するサンプルレートまたはバーストレートに基づき取得することができる(ブロック305)。1実施形態では、公開されるデータの複数値を、時間をかけて取得することができる(ブロック305)。
1実施形態では、公開されるデータは、ネットワーク装置に対応する公開タイムスロットの発生とは無関係に取得することができる(ブロック305)。したがって、公開されるデータは、ネットワーク装置に割り振られる第1の公開タイムスロットの発生後で、かつネットワーク装置に割り振られるすぐ次の公開タイムスロットの発生前に取得することができる(ブロック305)。たとえば、ネットワークまたは現場装置のサンプルレートがネットワーク装置に割り当てられた定期的に発生する公開タイムスロットよりも速い場合、プロセス制御データは次に発生する公開タイムスロット間で取得することができる(ブロック305)。
ブロック308で、取得公開されるデータは、公開されるデータが捕捉された時間の表示(たとえば、タイムスタンプ)と共にキャッシュのエントリに記憶することができる。キャッシュはネットワーク装置に含めることができる。1実施形態では、公開されるデータと各自のタイムスタンプはキャッシュのエントリに記憶することができる。公開されるデータの複数の値が時間をかけて取得される実施形態(ブロック305)では、各値は各自のタイムスタンプと共にキャッシュの異なるエントリに記憶することができる。
ブロック310で、プロセスに対応し、キャッシュに記憶されるデータの公開をトリガすることができる。プロセスに対応し、キャッシュに記憶されるデータ公開のトリガは、公開用のキャッシュのエントリの選択または決定を含むことができる。1実施形態では、選択されるエントリはキャッシュの最も古いエントリである。
ブロック312で、選択されたエントリのコンテンツ(たとえば、選択されたエントリに含まれるプロセスに対応するデータの値とタイムスタンプ)をネットワークに公開することができる。1実施形態では、選択されたエントリのコンテンツはネットワークのネットワークマネージャに公開または送信することができる(ブロック312)。
1実施形態では、データ公開のトリガ(ブロック310)およびデータのネットワークへの公開(ブロック312)は公開タイムスロット中に実行されるため、エントリが選択され、そのコンテンツが公開タイムスロット中に公開される。
1実施形態では、ブロック308および310は、ネットワーク装置が遅延公開モードで動作している間に実行される。ネットワーク装置が遅延公開モードで動作している間、ネットワークに公開されるデータ(ブロック312)はブロック310で選択されたキャッシュエントリからのデータを含むことができる。
ネットワーク装置が遅延公開モードで動作していない間、ブロック308および310は省略することができる。具体的には、ネットワーク装置が遅延公開モードで動作していない間、公開されるデータを取得し(ブロック305)、公開タイムスロットの発生中にすぐにネットワークに公開することができる(ブロック312)。
1実施形態では、方法300は遅延公開モードで動作するようにネットワーク装置を構成すること、あるいは遅延公開モードで動作せずに、たとえば即時公開モードで動作するようにネットワーク装置を構成することを含むことができる。
本開示の実施形態は無線HARTネットワーク14に関して説明したが、本文書に記載の技術は有線HARTネットワークにも容易に適用することができる。たとえば、ネットワーク装置200が有線HART装置である場合、取得したプロセス制御データは各自のタイムスタンプと共にキャッシュ210に記憶することができ、需要に応じて、または任意のその他所望の時間に公開機会が生じるとき(たとえば、有線HART装置が公開機会を許可するトークンを有するとき)、パブリッシャ218はキャッシュ210から1つまたはそれ以上のエントリを公開するようにトリガすることができる。
上記本文は多数の異なる実施形態の詳細な説を記載しているが、本特許の範囲は本特許の最後に記載される請求項の文言およびその均等物によって定義されると理解すべきである。あらゆる可能な実施形態を記載することは不可能ではないにせよ非現実的であるため、詳細な説明は単に例示と解釈すべきである。多数の代替の実施形態は現行の技術または本特許の出願日以降に開発された技術によって実施可能であり、請求項の範囲に属する。限定ではなく例示として、本開示は少なくとも以下の実施態様を企図する。
プロセス制御システムに通信可能に接続されるネットワーク装置であって、該ネットワーク装置は、
プロセス制御システムに含まれるネットワークへの接続と、
ネットワーク装置に割り振られる公開タイムスロット中にプロセス制御システムのネットワークにデータを公開し、データがプロセス制御システムで制御されるプロセスに対応するパブリッシャと、
1つまたはそれ以上のエントリを記憶し、1つまたはそれ以上のエントリの各エントリがプロセスに対応するデータの値と各自のタイムスタンプを含むキャッシュと、
を備え、
パブリッシャが接続を介して公開タイムスロット中に、公開タイムスロット前に発生した時におけるインスタンスに対応する特定のタイムスタンプを含むキャッシュの特定のエントリのコンテンツをネットワークに公開するようにトリガされる。
キャッシュの1つまたはそれ以上のエントリがネットワーク装置のサンプルレートに対応する先行する実施態様のネットワーク装置。
サンプルレートが構成可能である先行する実施態様のいずれかのネットワーク装置。
公開タイムスロットがネットワーク装置に割り振られる複数の公開タイムスロットに含まれ、キャッシュの少なくとも1つのエントリが第1の公開タイムスロットの発生後で前記第1の公開タイムスロットのすぐ次の第2の公開タイムスロットの発生前に生じた時におけるインスタンスを示す各自のタイムスタンプを含む先行する実施態様のいずれかのネットワーク装置。

ネットワークがHARTプロトコルをサポートする先行する実施態様のいずれかのネットワーク装置。
HARTプロトコルが無線HARTプロトコルである先行する実施態様のいずれかのネットワーク装置。
プロセスに対応するデータがプロセス制御事象に対応する先行する実施態様のいずれかのネットワーク装置。
プロセス制御事象が特定の状態に対応し、特定の状態2つまたはそれ以上の状態のセットに含まれる先行する実施態様のいずれかのネットワーク装置。
ネットワーク装置に割り振られる公開タイムスロットが、ネットワークに接続されたネットワークマネージャにより示され、ネットワークを介してネットワークマネージャにエントリのコンテンツを公開するようにパブリッシャがトリガされる、先行する実施態様のいずれかのネットワーク装置。
キャッシュに記憶されるエントリがキャッシュに記憶される最も古い活動中エントリであり、最も古い活動中エントリが最も古い活動中エントリに含まれるタイムスタンプに基づき判定され、最も古い活動中エントリが公開後に非活動化される先行する実施態様のいずれかのネットワーク装置。
プロセス制御システムにおける、先行する実施態様のいずれかを含むネットワーク装置によりデータの公開を遅延させる方法であって、
プロセス制御システムに含まれるネットワークに接続されるネットワーク装置で、ネットワーク装置に割り当てられる公開タイムスロットの表示を受信することと、
公開タイムスロットの発生とは無関係に、ネットワーク装置で、プロセス制御システムで制御されているプロセスに対応する、ネットワークに公開されるデータを取得することと、
ネットワーク装置のキャッシュのエントリに、ネットワークに公開されるデータとデータに対応するタイムスタンプとを記憶することと、
キャッシュの最も古いエントリを判定することを含む、プロセスに対応するデータの公開をトリガすることと、
ネットワーク装置によってキャッシュの最も古いエントリのコンテンツをネットワークに公開することと、
を備える方法。
プロセスに対応するデータを取得することが、プロセスに関連付けられる事象に対応するデータを取得することとプロセスに関連付けられるパラメータの値を取得することの少なくとも一方を備える先行する実施態様の方法。
ネットワークに公開されるデータを取得することが、ネットワーク装置に対応するサンプルレートにしたがいネットワークに公開されるデータの複数の値を、時間をかけて取得することと、 ネットワーク装置のキャッシュのエントリに、ネットワークに公開されるデータとデータに対応するタイムスタンプとを記憶することが、キャッシュの異なるエントリに、データの複数の値の各値と各値に対応するタイムスタンプとを記憶することとを備える先行する実施態様のいずれかの方法。
ネットワーク装置に対応するサンプルレートを構成することをさらに備える先行する実施態様のいずれかの方法。
ネットワークに公開されるデータを取得することが、ネットワーク装置に対応するサンプルレートにしたがいネットワークに公開されるデータを取得することを備え、公開タイムスロットの再発生レートがネットワーク装置に対応する前記サンプルレートよりも低い先行する実施態様のいずれかの方法。
ネットワークが無線HARTネットワークであり、キャッシュの最も古いエントリのコンテンツをネットワークに公開することが、無線HARTプロトコルを使用して、キャッシュの最も古いエントリのコンテンツをネットワークに接続されるネットワークマネージャに送信することを備える先行する実施態様のいずれかの方法。
ネットワーク装置が第1のモードと第2のモードで動作可能であり、
ネットワーク装置が第1のモードで動作しているとき、プロセスに対応するデータの公開をトリガすることが、公開タイムスロット中にプロセスに対応するデータの公開をトリガすることを備え、キャッシュの最も古いエントリのコンテンツをネットワークに公開することが、公開タイムスロット中にキャッシュの最も古いエントリのコンテンツにネットワークを公開することを備え、
ネットワーク装置が第2のモードで動作しているとき、プロセスに対応するデータの公開をトリガすることが、 キャッシュの最も古いエントリの判定を行わないことと、
キャッシュの最も古いエントリのコンテンツのネットワークへの公開を行わないことと、
プロセスに対応するデータの現在値を判定し、公開タイムスロット中にプロセスに対応するデータの現在値をネットワークに公開することと、
を備える先行する実施態様のいずれかの方法。
第1のモードで動作するようにネットワーク装置を構成することと、第2のモードで動作するようにネットワーク装置を構成することとの少なくとも一方をさらに備える先行する実施態様のいずれかの方法。
プロセスに対応するデータの公開をトリガすることが、公開タイムスロット中にプロセスに対応するデータの公開をトリガすることを備え、ネットワーク装置によってキャッシュの最も古いエントリのコンテンツをネットワークに公開することが、ネットワーク装置によって公開タイムスロット中にキャッシュの最も古いエントリのコンテンツをネットワークに公開することを備える先行する実施態様のいずれかの方法。
プロセス制御システムで動作する、先行する実施態様のいずれかのネットワーク装置であって、 プロセッサと、
キャッシュと、
ネットワーク装置とプロセス制御システムに含まれる通信ネットワークとを接続するネットワークインタフェースと、
プロセス制御機能に対応するパラメータの値を取得するプロセス制御インタフェースと、
ネットワーク装置に割り振られる公開タイムスロットの表示を受信し、
ネットワーク装置が第1のモードで動作しているとき、公開タイムスロット中に、
プロセス制御インタフェースを介してプロセス制御機能に対応するパラメータの現在値を取得し、
ネットワークインタフェースを介して前記パラメータの前記現在値を通信ネットワークに公開し、
ネットワーク装置が第2のモードで動作しているとき、
公開タイムスロット中にネットワークインタフェースを介してプロセス制御機能に対応する前記パラメータの予め取得された値を含む、キャッシュに記憶された最も古い活動中エントリのコンテンツを通信ネットワークに公開し、予め取得された値が公開タイムスロットの前の時間インスタンスに取得され、
最も古い活動中エントリの公開後、最も古い活動中エントリを非活動化する、
というプロセッサによって実行可能な指示を記憶する有形の非一時的メモリと、
を備えるネットワーク装置。
指示が、プロセス制御機能に対応するパラメータの値の各値をキャッシュの異なるエントリに記憶し、前記各値に対応するタイムスタンプをキャッシュの異なるエントリに記憶する、ようにプロセッサによってさらに実行可能である先行する実施態様のいずれかのネットワーク装置。
プロセス制御インタフェースによって受信されるパラメータの値がネットワーク装置のサンプルレートに基づき取得され、パラメータの少なくとも1つの値が、ネットワーク装置に割り振られる次の公開タイムスロットの発生前にネットワーク装置のプロセス制御インタフェースで取得され、ネットワーク装置が第2のモードで動作しているとき、前記指示が前記パラメータの少なくとも1つの値と各自のタイムスタンプとをキャッシュの各自のエントリに記憶するようにプロセッサによってさらに実行可能である先行する実施態様のいずれかのネットワーク装置
プロセス制御機能に対応するパラメータの値が、現場装置により作成される。先行する実施態様のいずれかのネットワーク装置。
通信ネットワークが無線HART通信ネットワークである先行する実施態様のいずれかのネットワーク装置。

Claims (19)

  1. プロセス制御システムに通信可能に接続されるネットワーク装置であって、前記ネットワーク装置は、
    前記プロセス制御システムに含まれるネットワークへの接続と、
    前記ネットワーク装置に割り振られるとともに、前記ネットワーク装置において受信される前記ネットワーク装置の個々のスケジュールに示される公開タイムスロット中に、前記プロセス制御システムの前記ネットワークにデータを公開するよう構成され、前記データが前記プロセス制御システムで制御されるプロセスに対応するパブリッシャと、
    複数のエントリを記憶し、前記複数のエントリの各エントリが前記プロセスに対応するデータの値と各自のタイムスタンプを含むキャッシュと、
    を備え、
    前記公開タイムスロットが発生したときに帯域幅が問題なければ、前記パブリッシャが前記接続を介して、前記ネットワーク装置の個々のスケジュールに示される前記公開タイムスロット中、前記プロセスに対応するデータの特定の値及び前記公開タイムスロット前に発生した時におけるインスタンスに対応する特定のタイムスタンプを含む前記キャッシュの特定のエントリのコンテンツを前記ネットワークに公開するようにトリガされ、前記公開タイムスロットが発生したときに帯域幅が問題ならば、遅延器が前記パブリッシャによる公開のために前記キャッシュ内のより短いエントリを選択する、ネットワーク装置。
  2. 前記キャッシュのエントリの公開速度が前記ネットワーク装置のサンプルレートに対応し、前記サンプルレートは、前記公開タイムスロットの公開速度を指定する、請求項1に記載のネットワーク装置。
  3. 前記サンプルレートは、ユーザによって指定される、請求項1または2に記載のネット
    ワーク装置。
  4. 前記公開タイムスロットが前記ネットワーク装置に割り振られる複数の公開タイムスロットに含まれ、前記キャッシュの少なくとも1つのエントリが第1の公開タイムスロットの発生後であり、前記第1の公開タイムスロットのすぐ次の第2の公開タイムスロットの発生前に生じた時におけるインスタンスを示す各自のタイムスタンプを含む、請求項1〜3のいずれか1項に記載のネットワーク装置。
  5. 前記ネットワークがHARTプロトコルをサポートする、請求項1〜4のいずれか1項に記載のネットワーク装置。
  6. 前記HARTプロトコルが無線HARTプロトコルである、請求項1〜5のいずれか1項に記載のネットワーク装置。
  7. 前記プロセスに対応する前記データがプロセス制御事象に対応する、請求項1〜6のいずれか1項に記載のネットワーク装置。
  8. 前記プロセス制御事象が特定の状態に対応し、前記特定の状態が2つまたはそれ以上の状態のセットに含まれる、請求項7に記載のネットワーク装置。
  9. 前記ネットワーク装置に割り振られる前記公開タイムスロットが、前記ネットワークに接続されるネットワークマネージャによって示され、前記パブリッシャが前記ネットワークを介して前記特定のエントリのコンテンツを前記ネットワークマネージャに公開するようにトリガされる、請求項1〜8のいずれか1項に記載のネットワーク装置。
  10. 前記キャッシュに記憶されるエントリは、最も古い活動中エントリの公開以後、前記キャッシュに記憶される最も古い活動中エントリであり、
    前記最も古い活動中エントリが、各自のタイムスタンプに基づき判定され、
    前記最も古い活動中エントリは、前記最も古い活動中エントリの公開後に非活動化される、請求項1〜9のいずれか1項に記載のネットワーク装置。
  11. プロセス制御システムにおけるネットワーク装置によりデータの公開を遅延させる方法であって、
    前記プロセス制御システムに含まれるネットワークに接続される前記ネットワーク装置で、前記ネットワーク装置に割り当てられる公開タイムスロットの表示を含む前記ネットワーク装置の個々のスケジュールを受信することと、
    前記公開タイムスロットの発生とは無関係に、前記ネットワーク装置で、前記プロセス制御システムで制御されているプロセスに対応する、前記ネットワークに公開されるデータを取得することと、
    前記ネットワーク装置のキャッシュのエントリに、前記ネットワークに公開されるデータと前記データに対応するタイムスタンプとを記憶することと、
    前記キャッシュの最も古いエントリを判定することを含む、前記プロセスに対応する前記データの公開をトリガすることと、
    前記公開タイムスロットが発生したときに帯域幅が問題なければ、前記ネットワーク装置によって、前記キャッシュの最も古いエントリのコンテンツを、前記ネットワーク装置で受信される前記個々のスケジュールに従って前記ネットワークに公開することと、を備え、
    前記キャッシュの最も古いエントリのコンテンツは、前記ネットワークに公開される前記データ及び前記データに対応する前記タイムスタンプを含み、
    前記公開タイムスロットが発生したときに帯域幅が問題ならば、遅延器がパブリッシャによる公開のために前記キャッシュ内のより短いエントリを選択する、方法。
  12. 前記プロセスに対応する前記データを取得することが、前記プロセスに関連付けられる事象に対応するデータを取得することと、前記プロセスに関連付けられるパラメータの値を取得することとの少なくとも一方を備える、請求項11の方法。
  13. 前記ネットワークに公開されるデータを取得することが、前記ネットワーク装置に対応するサンプルレートにしたがい前記ネットワークに公開されるデータの複数の値を、時間をかけて取得し、
    前記ネットワークに公開されるデータと前記データに対応するタイムスタンプとを前記キャッシュのエントリに記憶することが、前記データの複数の値の各値と前記各値に対応するタイムスタンプとを前記キャッシュの異なるエントリに記憶することを含む、請求項11または12に記載の方法。
  14. 前記ネットワーク装置に対応する前記サンプルレートをユーザが指定することをさらに
    備える、請求項13に記載の方法。
  15. 前記ネットワークに公開されるデータを取得することが、前記ネットワーク装置に対応するサンプルレートにしたがい前記ネットワークに公開されるデータを取得し、
    前記公開タイムスロットの再発生レートが前記ネットワーク装置に対応する前記サンプルレートよりも低い、請求項11〜14のいずれか1項に記載の方法。
  16. 前記ネットワークが無線HARTネットワークであり、前記キャッシュの最も古いエントリのコンテンツを前記ネットワークに公開することが、無線HARTプロトコルを使用して、前記キャッシュの最も古いエントリのコンテンツを前記ネットワークに接続されるネットワークマネージャに送信することを備える、請求項11〜15のいずれか1項に記載の方法。
  17. 前記ネットワーク装置が第1のモードと第2のモードで動作可能であり、
    前記ネットワーク装置が前記第1のモードで動作しているとき、前記プロセスに対応する前記データの公開をトリガすることが、前記公開タイムスロット中に前記プロセスに対応する前記データの公開をトリガすることを備え、前記キャッシュの最も古いエントリのコンテンツを前記ネットワークに公開することが、前記公開タイムスロット中に前記キャッシュの最も古いエントリのコンテンツを前記ネットワークに公開することを備え、
    前記ネットワーク装置が第2のモードで動作しているとき、前記プロセスに対応する前記データの公開をトリガすることが、
    前記キャッシュの最も古いエントリの判定を行わないことと、
    前記キャッシュの最も古いエントリのコンテンツの前記ネットワークへの公開を行わないことと、
    前記プロセスに対応する前記データの現在値を判定し、前記公開タイムスロット中に前記プロセスに対応する前記データの現在値を前記ネットワークに公開することと、を備える、請求項11〜16のいずれか1項に記載の方法。
  18. 前記第1のモードで動作するように前記ネットワーク装置を構成することと、前記第2のモードで動作するように前記ネットワーク装置を構成することとの少なくとも一方をさらに備える、請求項17に記載の方法。
  19. 前記プロセスに対応する前記データの公開をトリガすることが、前記公開タイムスロット中に前記プロセスに対応する前記データの公開をトリガすることを備え、
    前記ネットワーク装置によって前記キャッシュの最も古いエントリのコンテンツを前記ネットワークに公開することが、前記ネットワーク装置によって前記公開タイムスロット中に前記キャッシュの最も古いエントリのコンテンツを前記ネットワークに公開すること
    を備える、請求項11〜18のいずれか1項に記載の方法。
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