JP6566309B2 - 電動式アクチュエータ用制御回路および電動式アクチュエータ - Google Patents
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Description
本発明においては、弁構造体やモータ自体は、周知のものを採用し、モータを駆動する制御装置の回路に関して特徴を有するものである。
下記の特許文献1には、「電動遮断弁」を有する「電動弁装置」において、「商用電源1を入切するスイッチ2をONすると、簡単な定電圧源から規定の電圧が出力され、リレー4が励磁され、リレーCRの接点8と9がそれぞれ8a、9a側に切換わり、ドッグによって全開で6a側に切換わる開側リミットスイッチ6が作動する直流モータ5が回転し、全開で停止する」(段落「0014」、図1参照。)ことが記載されている。
また、下記の特許文献2には、「この電動アクチュエータ100では、電源スイッチ22をオンとすると、定電圧回路23から直流電圧が出力され、リレー24が励磁され、リレー接点28,29がそれぞれ常開接点端子28a,29a側に切り換わる。このとき、モータ25が中間開度の状態にあり、開側リミットスイッチ26が端子26aにあり、閉側リミットスイッチ27が端子27a側にあるとする。また、開度指令として、全開指令を受けているものとする。すると、図2に示す矢印の経路で電流が流れ、モータ25が矢印A方向へ回転し、操作端が開方向へ駆動される。そして、開側リミットスイッチ26が作動して、端子26b側に切り換わると、すなわち操作端が全開となると、モータ25が停止する」(段落「0039」、「0040」、図1,図2参照。)ことが記載されている。
そこで、本発明は、モータの駆動を電気的に制御してモータの駆動に連動して弁の開閉を行う電動式アクチュエータ用制御回路において、複数種類のAC(交流)電源で使用可能なユニバーサル電源に対応し、制御回路を構成する電子回路・電子部品を小型化しても、耐雑音特性の優れた電動式アクチュエータ用制御回路を提供することを目的とする。
また、本発明は、上記の制御回路を備えた電動式アクチュエータを提供することを目的とする。
本発明の実施形態における電動式アクチュエータ用制御回路(以下、「制御回路」という。)の機能ブロック図について、図1を参照しながら説明する。図1において、A側は、電動式アクチュエータ(以下、「アクチュエータ」という。)の外部を示し、B側がアクチュエータの内部を示す。図1では、B側のモータM1を除いた部分が制御回路の領域を示す。この制御回路は、他の回路部品とともに制御基板に実装されている。
本発明の制御回路MCTRL1は、入力インターフェイス回路IF1と、ヒーターH1と、電源回路PS1と、モータ駆動信号生成部MDSG1と、リミットスイッチ部LSを備えている。入力インターフェイス回路IF1には、アクチュエータ1の外部から、商用のAC電源(85V〜264Vのユニバーサル電源。)が周知の3線入力方式で入力される。3つの電源入力はCOM用、弁の開動作用、弁の閉動作用であり、これらの電源入力は、入力インターフェイス回路IF1を介して、それぞれ、共通信号COM1、開弁指示信号OVS1、閉弁指示信号CVS1として、制御回路MCTRL1の内部回路に出力される。なお、図1に示すように、弁の開動作用電源入力、弁の閉動作用電源入力は、制御回路MCTRL1の外部B側において、ユーザ信号USW1でスイッチによりいずれか一方が選択されて入力インターフェイス回路IF1に入力される。
本実施形態では、まず第一に小型化を目的とするので、トランスを用いない非絶縁型のスイッチング電源回路を採用した。そして、24Vの直流電源を生成する目的のため、降圧チョッパー方式の電源回路を採用した。なお、ブリッジダイオードおよびXコンデンサを含めた構成をスイッチング電源回路と称することもあるが、本実施形態では、ブリッジダイオードBD1,BD2、XコンデンサXC1より後段の回路構成をスイッチング電源回路STSR1と定義する。
[開弁動作]
まず、制御基板11に外部から入力されたAC電圧(85V〜264V)が、入力インターフェイス回路IF1,IF2を介して、ブリッジダイオードBD1,BD2に入力され、全波整流されて脈流の直流電圧信号DVS1を出力し、直流電圧信号DVS1は、スイッチング電源回路STSR1に入力され、降圧・平滑化されて24Vの直流電圧V24が生成される。
次に、開側に指示信号(開弁指示信号OVS1)が入力されるとLPF1で濾波、分圧されて差動アンプDAMP1のNPNトランジスタTR1に入力される。NPNトランジスタTR1のベース端子TB1の電圧レベルが上昇し、ベース・エミッタ間電圧が0.7Vを超えるとNPNトランジスタTR1に電流が流れ、一方、NPNトランジスタTR2はオフしているので、差動アンプDAMP1が検出・増幅動作を開始し、リレーRY1を作動させるために十分増幅されたコレクタ電流を有する差動出力信号DOS1をリレーRY1に出力する。
そして、リレーRY1が作動し、リレーRY1に供給されている直流電源V24からモータ12(モータM1)を介してリレーRY2のGNDに開弁用モータ駆動信号OVMDS1で示すモータ駆動電流が流れ、モータ12が、連結された減速機、出力軸16を介して、弁2を開くように駆動される。
弁2が所定の位置に動作され、制御用リミットスイッチ回路LS1内の開側リミットスイッチ14aがオフして、電源回路PS1およびモータ駆動信号生成部MDSG1への入力が停止されて、モータ12が弁2の開弁動作を停止し、開弁動作が完了する。
[閉弁動作]
閉弁動作について説明する。
まず、24Vの直流電圧V24の生成は、上述の[開弁動作]と同様に行われる。
次に、閉側に指示信号(閉弁指示信号CVS1)が入力されるとLPF2で濾波、分圧されて差動アンプDAMP1のNPNトランジスタTR2に入力される。NPNトランジスタTR2のベース端子TB2の電圧レベルが上昇し、ベース・エミッタ間圧が0.7Vを超えるとNPNトランジスタTR2に電流が流れ、一方、NPNトランジスタTR1はオフしているので、差動アンプDAMP1が検出・増幅動作を開始し、リレーRY2を作動させるために十分増幅されたコレクタ電流を有する差動出力信号DOS2をリレーRY2に出力する。
そして、リレーRY2が作動し、リレーRY2に供給されている直流電源V24からモータ12(モータM1)を介してリレーRY1のGNDに閉弁用モータ駆動信号CVMDS2で示すモータ駆動電流が流れ、モータ12が、連結された減速機、出力軸16介して、弁2を閉じるように駆動される。
弁2が所定の位置に動作され、制御用リミットスイッチ回路LS1内の閉側リミットスイッチ14bがオフして、電源回路PS1およびモータ駆動信号生成部MDSG1への入力が停止されて、モータ12が弁2の閉動作を停止し、閉弁動作が完了する。
2 弁
11 制御基板
12,M1 モータ
13 配線口
14a 開側リミットスイッチ
14b 閉側リミットスイッチ
15 カム
16 出力軸
17 筐体
21 弁本体
22 取付台
BD1,BD2 ブリッジダイオード
BR1,BR2 ブリーダ抵抗
C1,C5,C6,C7,C8,C9 コンデンサ
D3,D4 ダイオード
DAMP1 差動アンプ
H1 ヒータ
LED1 発光ダイオード
IF1,IF2 入力インターフェイス回路
OF1 出力インターフェイス回路
LS リミットスイッチ部
LS1 制御用リミットスイッチ
LS2 状態用リミットスイッチ
LPF1,LPF2 ローパスフィルタ
MCTRL1 電動式アクチュエータ用制御回路
MDSG1 モータ駆動信号生成部
PS1 電源回路
R2,R3,R4,R5,R6,R7,R8 抵抗
RY1,RY2 リレー
RY リレー部
TB1,TB2 ベース端子
TC1,TC2 コレクタ端子
TE1 共通エミッタ端子
TR1,TR2 NPNトランジスタ
V24 24Vの直流電圧
VINP 非反転入力端子
VINN 反転入力端子
XC1 Xコンデンサ
COM1 共通信号
CVS1 閉弁指示信号
CVMDS1 閉弁用モータ駆動信号
DOS1,DOS2 差動出力信号
DVS1 直流電圧信号
OVS1 開弁指示信号
OVMDS1 開弁用モータ駆動信号
USW1 ユーザ信号
Claims (7)
- モータの駆動を電気的に制御して、モータの駆動に連動して弁の開閉を行う電動式アクチュエータ用の制御回路であって、
該制御回路は、
外部から供給された交流電源を直流電源に変換する電源回路と、
外部から入力されたユーザ信号に応答して、開弁動作を指示する開弁指示信号および閉弁動作を指示する閉弁指示信号を差動信号として出力する入力インターフェイス回路と、
前記直流電源が供給され、入力された前記差動信号を検出し、前記モータを開弁あるいは閉弁のいずれかに駆動するモータ駆動信号を前記モータに出力するモータ駆動信号生成部とを備え、
前記モータ駆動信号生成部に遅延手段を設け、
該遅延手段は、前記開弁指示信号および前記閉弁指示信号を遅延させ、前記電源回路の起動タイミングよりも、前記モータの起動タイミングを遅延させる
ことを特徴とする電動式アクチュエータ用制御回路。 - 前記モータ駆動信号生成部は、差動増幅回路を有し、
前記差動信号は、所定の信号レベルに変換された後、前記差動増幅回路に入力され、
該差動増幅回路は、入力された前記差動信号に基づいて、開弁指示であるか閉弁指示であるかを検出し、前記モータ駆動信号として出力する
ことを特徴とする請求項1に記載の電動式アクチュエータ用制御回路。 - 前記モータ駆動信号は、差動増幅回路によって増幅して出力された電流を有する
ことを特徴とする請求項2に記載の電動式アクチュエータ用制御回路。 - 前記モータ駆動信号生成部は、前記差動増幅回路の前段に、ブリーダ抵抗と、ローパスフィルタと
を備えたことを特徴とする請求項2又は請求項3に記載の電動式アクチュエータ用制御回路。 - 前記モータ駆動信号は、リレー回路を介して前記モータに出力され、前記差動増幅回路によって出力された電流は、前記リレー回路の作動電流である
ことを特徴とする請求項3又は請求項4に記載の電動式アクチュエータ用制御回路。 - 前記電源回路は、非絶縁型の降圧チョッパ・レギュレータを含むスイッチング電源回路である
ことを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれか1項に記載の電動式アクチュエータ用制御回路。 - 請求項1乃至請求6のいずれか1項に記載の電動式アクチュエータ用制御回路を備えたことを特徴とする電動式アクチュエータ。
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