JP6566309B2 - 電動式アクチュエータ用制御回路および電動式アクチュエータ - Google Patents

電動式アクチュエータ用制御回路および電動式アクチュエータ Download PDF

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Description

本発明は、モータの駆動を電気的に制御して、モータの駆動に連動して弁の開閉を行う電動式アクチュエータ用制御回路およびこの制御回路を備えた電動式アクチュエータに関するものである。
流体を目的の切換え方向、流量、圧力などに設定するための弁は、種々の機械・装置に広く使われており、近年の自動化の進展により、弁を電気的に駆動することは必要不可欠になっている。このような電気力により駆動される弁は、「電気的駆動弁」と総称されているが、その中でモータ(「電動機」ともいう。)で弁を駆動するものは、「電動弁」と呼ばれる。これらに使われるモータにはACモータ、DCモータ、ステッピングモータ(パルスモータ)、トルクモータ、フォースモータなどがあるが、最近のマイコン制御の普及もあって、ステッピングモータが多く使われ、トルクモータ、フォースモータは 特殊用途に用いられているようである。
本発明においては、弁構造体やモータ自体は、周知のものを採用し、モータを駆動する制御装置の回路に関して特徴を有するものである。
電動弁、つまり、開閉を電気的に駆動される弁を有する電動式アクチュエータに関して、以下に、従来技術としての特許文献を示す。
下記の特許文献1には、「電動遮断弁」を有する「電動弁装置」において、「商用電源1を入切するスイッチ2をONすると、簡単な定電圧源から規定の電圧が出力され、リレー4が励磁され、リレーCRの接点8と9がそれぞれ8a、9a側に切換わり、ドッグによって全開で6a側に切換わる開側リミットスイッチ6が作動する直流モータ5が回転し、全開で停止する」(段落「0014」、図1参照。)ことが記載されている。
また、下記の特許文献2には、「この電動アクチュエータ100では、電源スイッチ22をオンとすると、定電圧回路23から直流電圧が出力され、リレー24が励磁され、リレー接点28,29がそれぞれ常開接点端子28a,29a側に切り換わる。このとき、モータ25が中間開度の状態にあり、開側リミットスイッチ26が端子26aにあり、閉側リミットスイッチ27が端子27a側にあるとする。また、開度指令として、全開指令を受けているものとする。すると、図2に示す矢印の経路で電流が流れ、モータ25が矢印A方向へ回転し、操作端が開方向へ駆動される。そして、開側リミットスイッチ26が作動して、端子26b側に切り換わると、すなわち操作端が全開となると、モータ25が停止する」(段落「0039」、「0040」、図1,図2参照。)ことが記載されている。
特開平11−101359号公報 特開2013−236446号公報
ここで、上記特許文献1および2に記載されたような電動弁の開閉等を制御するための制御回路を構成している電子部品には、一般的に、小型化、高密度化、高性能化が求められている。特に、電動アクチュエータ本体を小型化するためには、上記の電子部品を小型化して、これらの電子部品を搭載する制御基板をできるだけ小さく設計する必要がある。
しかしながら、電子部品を小型化・高密度化していくと、外来雑音のみならず制御基板内部で発生する雑音の影響も受けやすくなるのであるが、上記特許文献1および2に記載された発明は、電源オフ時の弁の開閉に関するものであり、雑音対策については何ら講じられていない。
そこで、本発明は、モータの駆動を電気的に制御してモータの駆動に連動して弁の開閉を行う電動式アクチュエータ用制御回路において、複数種類のAC(交流)電源で使用可能なユニバーサル電源に対応し、制御回路を構成する電子回路・電子部品を小型化しても、耐雑音特性の優れた電動式アクチュエータ用制御回路を提供することを目的とする。
また、本発明は、上記の制御回路を備えた電動式アクチュエータを提供することを目的とする。
上記の目的を達成するため、請求項1の発明では、モータの駆動を電気的に制御して、モータの駆動に連動して弁の開閉を行う電動式アクチュエータ用の制御回路であって、該制御回路は、外部から供給された交流電源を直流電源に変換する電源回路と、外部から入力されたユーザ信号に応答して、開弁動作を指示する開弁指示信号および閉弁動作を指示する閉弁指示信号を差動信号として出力する入力インターフェイス回路と、前記直流電源が供給され、入力された前記差動信号を検出し、前記モータを開弁あるいは閉弁のいずれかに駆動するモータ駆動信号を前記モータに出力するモータ駆動信号生成部とを備え、前記モータ駆動信号生成部に遅延手段を設け、該遅延手段は、前記開弁指示信号および前記閉弁指示信号を遅延させ、前記電源回路の起動タイミングよりも、前記モータの起動タイミングを遅延させることを特徴とする。
また、請求項2の発明では、請求項1の発明において、前記モータ駆動信号生成部は、差動増幅回路を有し、前記差動信号は、所定の信号レベルに変換された後、前記差動増幅回路に入力され、該差動増幅回路は、入力された前記差動信号に基づいて、開弁指示であるか閉弁指示であるかを検出し、前記モータ駆動信号として出力することを特徴とする。
また、請求項3の発明では、請求項2の発明において、前記モータ駆動信号は、差動増幅回路によって増幅して出力された電流を有することを特徴とする。
また、請求項4の発明では、請求項2又は請求項3の発明において、前記モータ駆動信号生成部は、前記差動増幅回路の前段に、ブリーダ抵抗と、ローパスフィルタとを備えたことを特徴とする。
また、請求項5の発明では、請求項3又は請求項4の発明において、前記モータ駆動信号は、リレー回路を介して前記モータに出力され、前記差動増幅回路によって出力された電流は、前記リレー回路の作動電流であることを特徴とする。
また、請求項6の発明では、請求項1乃至請求項5のいずれか1項の発明において、前記電源回路は、非絶縁型の降圧チョッパ・レギュレータを含むスイッチング電源回路であることを特徴とする。
また、請求項の発明では、電動式アクチュエータが、請求項1乃至請求項のいずれか1項に記載の電動式アクチュエータ用制御回路を備えたことを特徴とする。
本発明によれば、モータの駆動を電気的に制御してモータの駆動に連動して弁の開閉を行う電動式アクチュエータ用制御回路において、電源回路の構成を簡略化し、かつ、入力信号を差動入力信号にして、雑音低減と信号遅延を行った後、この差動入力信号を検出し、増幅電流を生成してモータ駆動信号として出力する構成にしたことで、制御回路の専有面積を小さくし、かつ、雑音の影響を低減することが可能となる。
また、本発明の制御回路を制御基板に実装することで、制御基板の実装面積が小さくなり、電動式アクチュエータを小型化することが可能となる。
本発明の実施形態における電動式アクチュエータ用の制御回路の機能ブロック図である。 本発明の実施形態における電動式アクチュエータ用の制御回路の回路図である。 本発明の実施形態における電動式アクチュエータに弁を取り付けた状態の概略図である。
以下、好適な実施形態を用いて本発明をさらに具体的に説明する。但し、下記の実施形態は本発明を具現化した例に過ぎず、本発明はこれに限定されるものではない。
(実施形態)
本発明の実施形態における電動式アクチュエータ用制御回路(以下、「制御回路」という。)の機能ブロック図について、図1を参照しながら説明する。図1において、A側は、電動式アクチュエータ(以下、「アクチュエータ」という。)の外部を示し、B側がアクチュエータの内部を示す。図1では、B側のモータM1を除いた部分が制御回路の領域を示す。この制御回路は、他の回路部品とともに制御基板に実装されている。
本発明の制御回路MCTRL1は、入力インターフェイス回路IF1と、ヒーターH1と、電源回路PS1と、モータ駆動信号生成部MDSG1と、リミットスイッチ部LSを備えている。入力インターフェイス回路IF1には、アクチュエータ1の外部から、商用のAC電源(85V〜264Vのユニバーサル電源。)が周知の3線入力方式で入力される。3つの電源入力はCOM用、弁の開動作用、弁の閉動作用であり、これらの電源入力は、入力インターフェイス回路IF1を介して、それぞれ、共通信号COM1、開弁指示信号OVS1、閉弁指示信号CVS1として、制御回路MCTRL1の内部回路に出力される。なお、図1に示すように、弁の開動作用電源入力、弁の閉動作用電源入力は、制御回路MCTRL1の外部B側において、ユーザ信号USW1でスイッチによりいずれか一方が選択されて入力インターフェイス回路IF1に入力される。
共通信号COM1は、入力インターフェイス回路IF1を介して、電源回路PS1に入力され、直流電圧生成に用いられる。開弁指示信号OVS1および閉弁指示信号CVS1は、入力インターフェイス回路IF1からリミットスイッチ部LSを介して電源回路PS1およびモータ駆動信号生成部MDSG1に入力され、直流電圧生成およびモータ駆動信号生成に用いられる。モータ駆動信号生成部MDSG1から出力された開弁用モータ駆動信号OVMDS1および閉弁用モータ駆動信号CVMDS1は、モータM1に入力される。モータM1は、周知のDCモータであり、開弁用モータ駆動信号OVMDS1および閉弁用モータ駆動信号CVMDS1の電流の極性(流れる向き)に応じて回転方向が変えられ、モータM1に連結された電動弁(不図示)の開閉を行う。電源回路PS1は、単相85V〜264Vの交流電圧を、24Vの直流電圧に変換して、モータ駆動信号生成部MDSG1に供給する。ヒータH1は、アクチュエータ内部の結露防止用として設けられており、周知の抵抗で構成され、開弁指示信号OVS1あるいは閉弁指示信号CVS1として用いられる電源信号と共通信号COM1とが供給されて通電され、発熱される。なお、アクチュエータの使用環境・使用状態によっては、ヒータH1は必ずしも設けなくてもよい。
なお、リミットスイッチ部LSは、モータM1に連結された出力軸に取り付けられたカムによりオン/オフされるスイッチであり、制御用電源のスイッチとして用いられる制御用リミットスイッチLS1と、状態出力用のスイッチとして用いられる状態用リミットスイッチLS2を備えている。リミットスイッチ部LSをアクチュエータの前段、つまり、電源信号の入力側に配置することで、待機電力を抑制することができる。
電源回路PS1は、入力された交流電圧信号を全波整流して直流電圧信号DVS1に変換出力するブリッジダイオードDB1,DB2と、直流電圧信号DVS1の雑音防止用のXコンデンサXC1と、スイッチング電源回路STSR1とを備えている。スイッチング電源回路STSR1は、降圧チョッパー・レギュレータで構成され、直流電圧信号DVS1を降圧して24Vの直流電圧V24を生成し、モータ駆動信号生成部MDSG1に供給する。
モータ駆動信号生成部MDSG1は、ブリーダ抵抗BR1およびBR2、ローパスフィルタLPF1およびLPF2、差動アンプDAMP1、リレー部RYを備えている。開弁指示信号OVS1は、ブリーダ抵抗BR1、ローパスフィルタLPF1を経由して、差動アンプDAMP1の非反転入力端子VINP(+)に入力され、閉弁指示信号CVS1は、ブリーダ抵抗BR2、ローパスフィルタLPF2を経由して、差動アンプDAMP1の反転入力端子VINN(−)に入力される。差動アンプDAMP1は、入力された開弁指示信号OVS1および閉弁指示信号CVS1のレベル差を検出・増幅して、差動出力信号DOS1およびDOS2を出力する。本発明においては、詳細は後述するが、差動アンプDAMP1の電流増幅機能を利用する。差動アンプDAMP1を用いることにより、入力信号の開弁指示信号OVS1および閉弁指示信号CVS1を確実に判別することができるので、雑音の影響を低減することができる。差動出力信号DOS1およびDOS2は、リレー部RYを介して、開弁用モータ駆動信号OVMDS1および閉弁用モータ駆動信号CVMDS1としてモータM1に入力される。ローパスフィルタLPF1,LPF2は、遅延回路としての機能も有しており、入力された開弁指示信号OVS1および閉弁指示信号CVS1を遅延させることで、開弁用モータ駆動信号OVMDS1および閉弁用モータ駆動信号CVMDS1を遅延させ、電源回路PS1の起動タイミングよりも、モータM1の起動タイミングを遅延させている。これにより、電源回路PS1とモータM1が同時に起動しないので、ピーク電流を低減することができる。なお、開弁指示信号OVS1,閉弁指示信号CVS1は、ローパスフィルタLPF1,LPF2の時定数によって遅延されることになるが、ローパスフィルタLPF1,LPF2と、差動アンプの間に、それぞれ、遅延素子あるいは遅延回路を設けてもよい。ローパスフィルタLPF1,LPF2に加え、さらに遅延素子あるいは遅延回路を設けることで、電源回路PS1の起動タイミングよりも、モータM1の起動タイミングをさらに遅延させ、ピーク電流低減の安定化を向上させることができる。また、この遅延素子あるいは遅延回路と、LPF1,LPF2との間に、それぞれ、フォトカプラを設けてもよい。フォトカプラは、周知のように、電気信号を光に変換して、再び電気信号に戻すことによって、信号を電気的に絶縁しながら伝達することができるので、より耐雑音特性を向上させることができる。
ブリーダ抵抗BR1,BR2は、アクチュエータの入力側の外部に接続される動力ケーブルの浮遊容量(誘導起電力)の影響を回避するために設けられたものである。モータM1が開弁あるいは閉弁の作動中に、外部AC電圧が入力されていない側(非作動側)の開弁指示信号OVS1あるいは閉弁指示信号CVS1の電圧信号ラインに誘導起電力が発生すると、非作動側の電圧信号ラインの電圧レベルが上昇して差動アンプDAMP1の誤動作を起こす虞がある。そこで、非作動側のブリーダ抵抗BR1,BR2のいずれかで雑音電力を消費して、電圧レベルを下げて差動アンプDAMP1の誤動作を防止している。開弁指示信号OVS1あるいは閉弁指示信号CVS1のいずれかが作動側になったときには、単に電力を消費する作用を奏する。
ローパスフィルタPF1,LPF2は、雑音(高域雑音)を排除し、かつ、差動アンプDAMP1に入力される開弁指示信号OVS1あるいは閉弁指示信号CVS1の作動側のいずれかの信号ラインのDCレベルを、差動アンプDAMP1が正常に検出動作可能なレベルに調整する作用を奏する。
次に、本発明の実施形態における電動式アクチュエータ用制御回路の回路図について、図2を参照しながら説明する。
図2に示すように、入力インターフェイス回路IF1から出力された開弁指示信号OVS1および閉弁指示信号CVS1は、入力インターフェース回路IF2およびリミットスイッチ部LSに設けられた制御用リミットスイッチLS1を介して、それぞれ、ブリッジダイオードBD1,BD2に入力される。電源回路PS1に設けられたブリッジダイオードBD1,BD2は、それぞれ、ダイオードを4つ組み合わせて1つの回路を構成し、ブリッジダイオードBD1,BD2に入力された交流電圧を全波整流して直流電圧に変換して直流電圧信号DVS1を出力する。直流電圧信号DVS1は、スイッチング電源回路STSR1に入力され、スイッチング電源回路STSR1内で、降圧、平滑化される。
ここで、スイッチング電源回路(あるいは、スイッチング・レギュレータともいう。)STSR1は、当業者にとって周知の回路を用いて実現することができる。周知のスイッチング電源回路は、トランジスタ等のスイッチング素子、ダイオード、ツェナーダイオード、コンデンサ、トランス等の中から適宜選択された素子・部品を用いて構成されており、トランスを用いたものは、絶縁型と呼ばれ、例えば、シングルフォワード方式、フライバック方式、プッシュプル方式、ハーフブリッジ方式、フルブリッジ方式等があり、トランスを用いないものは、非絶縁型と呼ばれ、降圧チョッパー方式、昇圧方式等がある。
本実施形態では、まず第一に小型化を目的とするので、トランスを用いない非絶縁型のスイッチング電源回路を採用した。そして、24Vの直流電源を生成する目的のため、降圧チョッパー方式の電源回路を採用した。なお、ブリッジダイオードおよびXコンデンサを含めた構成をスイッチング電源回路と称することもあるが、本実施形態では、ブリッジダイオードBD1,BD2、XコンデンサXC1より後段の回路構成をスイッチング電源回路STSR1と定義する。
スイッチング電源回路STSR1は、直流電圧信号DVS1を降圧・平滑化して24Vの直流電圧V24を生成し、モータ駆動信号生成部MDSG1に供給するように構成されている。上述したように、本実施形態では、小型化を図るため、スイッチング電源回路STSR1は、トランスを省いたが、非絶縁型なので、絶縁型に比べ、外来雑音の影響を受けやすいので、差動アンプDAMP1を用いて雑音対策をおこなっている。なお、アクチュエータの大きさ、アクチュエータに搭載する制御基板等に面積の余裕があれば、スイッチング電源回路STSR1に代えて、トランスを設けた絶縁型のスイッチング電源回路にして、より耐雑音特性を向上させるような構成にしてもよい。
図2に示すLED1は、発光ダイオードであり、通電されると発光するので、アクチュエータに電源が投入されているかどうかを外部から視認することができる。
モータ駆動信号生成部MDSG1について説明する。ブリッジダイオードBD1,BD2に入力される開弁指示信号OVS1とGNDとの間、および、閉弁指示信号CVS1とGNDとの間には、それぞれ、ブリーダ抵抗BR1,BR2が設けられている。ブリーダ抵抗BR1,BR2の作用・機能については、上述したので説明を省略する。
開弁指示信号OVS1は、ローパスフィルタLPF1を構成する抵抗R3の一端に接続され、抵抗R3の他端には、ローパスフィルタLPF1を構成するコンデンサC5の上部電極と、差動アンプDAMP1の非反転入力端子VINPが接続されている。コンデンサC5の下部電極はGNDに接続されている。閉弁指示信号CVS1は、ローパスフィルタLPF2を構成する抵抗R4の一端に接続され、抵抗R4の他端には、ローパスフィルタLPF2を構成するコンデンサC6の上部電極と、差動アンプDAMP1の反転入力端子VINNが接続されている。続されている。コンデンサC6の下部電極はGNDに接続されている。
差動アンプDAMP1は、2つのNPNトランジスタTR1,TR2と、抵抗R7とで構成されている。NPNトランジスタTR1のコレクタ端子TC1には、ダイオードD3を介して直流電圧V24が供給され、共通エミッタ端子TE1には、抵抗R7の一端が接続されている。抵抗R7の他端はGNDに接続されている。NPNトランジスタTR2のコレクタ端子TC2には、ダイオードD4を介して直流電圧V24が供給され、共通エミッタ端子TE1には、上述したように抵抗R7の一端が接続されている、つまり、NPNトランジスタTR1のエミッタ端子とNPNトランジスタTR2のエミッタ端子は、共通エミッタ端子TE1で接続されている。NPNトランジスタTR1のベース端子TB1は、差動アンプDAMP1の非反転入力端子VINPを構成し、NPNトランジスタTR2のベース端子TB2は、差動アンプDAMP1の反転入力端子VINNを構成する。
ここで、ローパスフィルタLPF1,LPF2は、不要な高周波成分(雑音)を濾波するとともに、開弁指示信号OVS1あるいは閉弁指示信号CVS1のいずれかが作動状態にあるとき、作動させる側のベース端子TB1あるいはTB2のいずれか一方の電圧を所定電圧以上に上昇させ、作動させる側のNPNトランジスタTR1あるいはTR2のいずれか一方をオンさせ、微少な入力ベース電流を増幅して、後段のリレーRY1,RY2を作動させるために十分なコレクタ電流を出力することができる。作動しない側のNPNトランジスタはオフである。差動アンプDAMP1を用いたことにより、入力差動信号である開弁指示信号OVS1と閉弁指示信号CVS1の微少なレベル差を確実に検出することができるので、各素子を小型化しても、耐雑音特性の高い回路を構成することができる。
また、前述したように、開弁指示信号OVS1あるいは閉弁指示信号CVS1は、ローパスフィルタLPF1あるいはLPF2によって遅延されるので、外部からAC電圧が印加されるタイミング、つまり、電源回路PS1が起動するタイミングよりも、差動アンプDAMP1のNPNトランジスタTR1あるいはTR2のベースがオンするタイミングが遅延されることで、モータM1の起動タイミングも遅延される。これにより、起動時のピーク電流が低減され、回路全体を安定して起動することができる。
なお、ローパスフィルタLPF1内の抵抗R3は、ベース端子TB1への印加電圧を決める分割抵抗としても寄与する。また、差動アンプDAMP1が正常に検出動作を行うためには、NPNトランジスタTR1,TR2に流れる電流を適正に設定する必要があり、外部入力電圧の最小値85Vでも十分に電流が流れるように、また、最大値264Vでは電流が流れすぎないように、抵抗R3の抵抗値を設定している。抵抗R4についても同様である。
前述したように、モータM1が駆動中に、非作動側(AC電圧が入力されていない側)の開弁指示信号OVS1あるいは閉弁指示信号CVS1の電圧信号ラインに誘導起電力が発生すると、非作動側の電圧信号ラインの電圧レベルが上昇し、つまり、非作動側のNPNトランジスタのベース端子電圧が上昇し、非作動側のNPNトランジスタが誤動作を起こしてしまう。そこで、非作動側のブリーダ抵抗BR1,BR2のいずれかで雑音電力を消費して、電圧レベルを下げて誤動作を防止する。
NPNトランジスタTR1のコレクタ端子TC1からは、開弁を指示する差動出力信号DOS1がリレーRY1に出力され、NPNトランジスタTR2のコレクタ端子TC2からは、閉弁を指示する差動出力信号DOS2がリレーRY2に出力される。なお、差動出力信号DOS1、差動出力信号DOS2は、それぞれ、作動側のリレーRY1、リレーRY2を作動させるために十分増幅されたコレクタ電流を有する信号である。リレーRY1の出力端子およびリレーRY2の出力端子は、出力インターフェイス回路OF1を介してモータM1に接続され、開弁指示信号OVS1あるいは閉弁指示信号CVS1のいずれが作動状態にあるかによって、リレーRY1およびリレーRY2を介してモータM1に流れる電流の極性(つまり、電流の流れる向き)が変更される。これにより、モータM1によって、連結された減速機、出力軸介して弁の開閉が駆動される。なお、直流電源V24と差動アンプDAMP1の対のコレクタ端子TC1,TC2との間には、それぞれ、ダイオードD3,D4が接続され、リレーRY1の出力端子とリレーRY2の出力端子との間には電解コンデンサC8,C9が接続されている。なお、差動アンプDAMP1は、ノーマルモード雑音、コモンモード雑音に対して、優れた耐雑音特性を有する。
次に、図3を参照しながら、アクチュエータ1に弁2を取り付けた状態の概略図について説明する。アクチュエータ1の内部には、制御回路MCTRL1が実装された制御基板11、制御基板11から出力される開弁用モータ駆動信号OVMDS1および閉弁用モータ駆動信号CVMDS1によって弁の開閉を駆動するモータ12(図1の「モータM1」に相当する。)、モータ12に減速機(不図示)を介して連結された出力軸16、出力軸16に連結されたカム15、カム15の回転によりオン/オフされる開側リミットスイッチ14aおよび閉側リミットスイッチ14bを備えている。出力軸16の下側には、ステム(不図示)を介して、連結した弁体(不図示)がモータ12の駆動に連動して流路の開閉を行う。弁2は弁本体21の上部が取付台22を介してアクチュエータ下部の筺体17と連結されている。また、アクチュエータ1の側面には配線口13が開口され、この配線口13から電気信号線が取り込まれて、制御基板11に接続される。本実施形態の弁2は、弁体を回転させることで開閉を行うボールバルブであるが、連通する流路の切替を行う二方弁、三方弁、あるいは、四方弁、もしくは、バタフライバルブ等の回転弁であってもよい。また、減速機の組み合わせにより出力軸16を上下の直線方向に稼働させることも可能で、ダイヤフラムバルブやストップバルブに使用する電動式アクチュエータにも適用できる。
最後に、本発明の実施形態における電動式アクチュエータ用制御回路の開弁および閉弁動作について、図1から図3を参照しながら概略説明すると以下のようになる。
[開弁動作]
まず、制御基板11に外部から入力されたAC電圧(85V〜264V)が、入力インターフェイス回路IF1,IF2を介して、ブリッジダイオードBD1,BD2に入力され、全波整流されて脈流の直流電圧信号DVS1を出力し、直流電圧信号DVS1は、スイッチング電源回路STSR1に入力され、降圧・平滑化されて24Vの直流電圧V24が生成される。
次に、開側に指示信号(開弁指示信号OVS1)が入力されるとLPF1で濾波、分圧されて差動アンプDAMP1のNPNトランジスタTR1に入力される。NPNトランジスタTR1のベース端子TB1の電圧レベルが上昇し、ベース・エミッタ間電圧が0.7Vを超えるとNPNトランジスタTR1に電流が流れ、一方、NPNトランジスタTR2はオフしているので、差動アンプDAMP1が検出・増幅動作を開始し、リレーRY1を作動させるために十分増幅されたコレクタ電流を有する差動出力信号DOS1をリレーRY1に出力する。
そして、リレーRY1が作動し、リレーRY1に供給されている直流電源V24からモータ12(モータM1)を介してリレーRY2のGNDに開弁用モータ駆動信号OVMDS1で示すモータ駆動電流が流れ、モータ12が、連結された減速機、出力軸16を介して、弁2を開くように駆動される。
弁2が所定の位置に動作され、制御用リミットスイッチ回路LS1内の開側リミットスイッチ14aがオフして、電源回路PS1およびモータ駆動信号生成部MDSG1への入力が停止されて、モータ12が弁2の開弁動作を停止し、開弁動作が完了する。
[閉弁動作]
閉弁動作について説明する。
まず、24Vの直流電圧V24の生成は、上述の[開弁動作]と同様に行われる。
次に、閉側に指示信号(閉弁指示信号CVS1)が入力されるとLPF2で濾波、分圧されて差動アンプDAMP1のNPNトランジスタTR2に入力される。NPNトランジスタTR2のベース端子TB2の電圧レベルが上昇し、ベース・エミッタ間圧が0.7Vを超えるとNPNトランジスタTR2に電流が流れ、一方、NPNトランジスタTR1はオフしているので、差動アンプDAMP1が検出・増幅動作を開始し、リレーRY2を作動させるために十分増幅されたコレクタ電流を有する差動出力信号DOS2をリレーRY2に出力する。
そして、リレーRY2が作動し、リレーRY2に供給されている直流電源V24からモータ12(モータM1)を介してリレーRY1のGNDに閉弁用モータ駆動信号CVMDS2で示すモータ駆動電流が流れ、モータ12が、連結された減速機、出力軸16介して、弁2を閉じるように駆動される。
弁2が所定の位置に動作され、制御用リミットスイッチ回路LS1内の閉側リミットスイッチ14bがオフして、電源回路PS1およびモータ駆動信号生成部MDSG1への入力が停止されて、モータ12が弁2の閉動作を停止し、閉弁動作が完了する。
以上のように、本発明の実施形態における電動式アクチュエータ用制御回路は、電源回路PS1において、トランスを用いない非絶縁型の降圧チョッパー・レギュレータで構成されたスイッチング電源回路STSR1を設けたことで、回路の小型化が実現できる。また、一般的な4線入力方式で電源回路が待機している方式に対して、本発明においては、上述したように、3線入力式にして入力信号を開弁指示信号OVS1と閉弁指示信号CVS1の差動信号に切り換え、この差動信号に対して、それぞれ、ブリーダ抵抗BR1,BR2、および、ローパスフィルタLPF1,LPF2を設けて、雑音低減と信号遅延を行った後、差動アンプDAMP1で検出して、リレーRY1およびRY2作動用に増幅されたコレクタ電流を有する開弁用モータ駆動信号OVMDS1および閉弁用モータ駆動信号CVMDS1を出力する構成にしたので、モータ12(モータM1)の起動タイミングを電源回路PS1の起動タイミングよりも遅らせてピーク電流を低減することができ、そして、耐雑音特性の高い回路を実現することができる。
1 電動式アクチュエータ
2 弁
11 制御基板
12,M1 モータ
13 配線口
14a 開側リミットスイッチ
14b 閉側リミットスイッチ
15 カム
16 出力軸
17 筐体
21 弁本体
22 取付台
BD1,BD2 ブリッジダイオード
BR1,BR2 ブリーダ抵抗
C1,C5,C6,C7,C8,C9 コンデンサ
D3,D4 ダイオード
DAMP1 差動アンプ
H1 ヒータ
LED1 発光ダイオード
IF1,IF2 入力インターフェイス回路
OF1 出力インターフェイス回路
LS リミットスイッチ部
LS1 制御用リミットスイッチ
LS2 状態用リミットスイッチ
LPF1,LPF2 ローパスフィルタ
MCTRL1 電動式アクチュエータ用制御回路
MDSG1 モータ駆動信号生成部
PS1 電源回路
R2,R3,R4,R5,R6,R7,R8 抵抗
RY1,RY2 リレー
RY リレー部
TB1,TB2 ベース端子
TC1,TC2 コレクタ端子
TE1 共通エミッタ端子
TR1,TR2 NPNトランジスタ
V24 24Vの直流電圧
VINP 非反転入力端子
VINN 反転入力端子
XC1 Xコンデンサ
COM1 共通信号
CVS1 閉弁指示信号
CVMDS1 閉弁用モータ駆動信号
DOS1,DOS2 差動出力信号
DVS1 直流電圧信号
OVS1 開弁指示信号
OVMDS1 開弁用モータ駆動信号
USW1 ユーザ信号

Claims (7)

  1. モータの駆動を電気的に制御して、モータの駆動に連動して弁の開閉を行う電動式アクチュエータ用の制御回路であって、
    該制御回路は、
    外部から供給された交流電源を直流電源に変換する電源回路と、
    外部から入力されたユーザ信号に応答して、開弁動作を指示する開弁指示信号および閉弁動作を指示する閉弁指示信号を差動信号として出力する入力インターフェイス回路と、
    前記直流電源が供給され、入力された前記差動信号を検出し、前記モータを開弁あるいは閉弁のいずれかに駆動するモータ駆動信号を前記モータに出力するモータ駆動信号生成部とを備え
    前記モータ駆動信号生成部に遅延手段を設け、
    該遅延手段は、前記開弁指示信号および前記閉弁指示信号を遅延させ、前記電源回路の起動タイミングよりも、前記モータの起動タイミングを遅延させる
    ことを特徴とする電動式アクチュエータ用制御回路。
  2. 前記モータ駆動信号生成部は、差動増幅回路を有し、
    前記差動信号は、所定の信号レベルに変換された後、前記差動増幅回路に入力され、
    該差動増幅回路は、入力された前記差動信号に基づいて、開弁指示であるか閉弁指示であるかを検出し、前記モータ駆動信号として出力する
    ことを特徴とする請求項1に記載の電動式アクチュエータ用制御回路。
  3. 前記モータ駆動信号は、差動増幅回路によって増幅して出力された電流を有する
    ことを特徴とする請求項2に記載の電動式アクチュエータ用制御回路。
  4. 前記モータ駆動信号生成部は、前記差動増幅回路の前段に、ブリーダ抵抗と、ローパスフィルタと
    を備えたことを特徴とする請求項2又は請求項3に記載の電動式アクチュエータ用制御回路。
  5. 前記モータ駆動信号は、リレー回路を介して前記モータに出力され、前記差動増幅回路によって出力された電流は、前記リレー回路の作動電流である
    ことを特徴とする請求項3又は請求項4に記載の電動式アクチュエータ用制御回路。
  6. 前記電源回路は、非絶縁型の降圧チョッパ・レギュレータを含むスイッチング電源回路である
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれか1項に記載の電動式アクチュエータ用制御回路。
  7. 請求項1乃至請求6のいずれか1項に記載の電動式アクチュエータ用制御回路を備えたことを特徴とする電動式アクチュエータ。
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