JP6564852B2 - 情報中心ネットワーキング(icn)ノードのネットワークにおいてパケットを管理する方法 - Google Patents

情報中心ネットワーキング(icn)ノードのネットワークにおいてパケットを管理する方法 Download PDF

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Description

本発明の分野は、情報中心ネットワーキング(ICN)の分野である。
より詳細には、本発明は、ICNノードのネットワークにおいてパケットを管理する方法に関する。
情報中心ネットワーキング(Information Centric Networking)(ICN)は、コンピュータネットワークのアーキテクチャに対する別のアプローチである。その基礎原理は、データが取り出されるところの特定の物理的な場所を参照する必要なくユーザが必要なデータに焦点を当てることを、通信ネットワークが可能にすべきであるということである。このことは、現在のインターネット使用のうち大部分(90%)が、データがソースから多数のユーザに広められることから成るという事実に由来する。
ICNは新しいネットワーキングモデルを導入しており、その通信は、ホストアドレスではなく名付けられたデータが中心である。実際、ICNにおいて、あらゆるデータパケットが、その物理的場所に代わってその一意名称によって識別され、アドレス指定され、取り出される。
近年提案されてきているいくつかのICNアーキテクチャ間で、最も良く知られる例はコンテンツ中心ネットワーキング(Content Centric Networking)(CCN)により表され、さらに名前付きデータネットワーキング(Named Data Networking)(NDN)としても知られる。ICNアーキテクチャは、多数の選択肢(例えば、フラットvs階層名前付けストラテジ、ルーティング及び転送ストラテジ、最小アドレス可能エンティティの粒度等)において一般に異なるが、しかしながら、ICNアーキテクチャは、例えばアーキテクチャ内で根本としてキャッシング機能を特徴とするなど、共通点を一般に有する。すべてのICN提案を包含する共通の用語が現在ないため、この文脈においては明りょうさのためにCCN専門用語が採用されるが、我々のアプローチはより広い範囲に適用可能であることが指摘される。
ゆえに、ICNにおいて、すべてのネットワークノード(ルータ)は可能性として、自身が転送するコンテンツ(これは、「チャンク」、すなわち所与のサイズを有するデータの基本フラグメント、換言すると「ブロック」に分割される)を記憶して、同じコンテンツに対する将来の要求を果たす。したがって、ネットワークノードにキャッシュ/バッファメモリなどの拡張された記憶能力を備えることが可能である。実際、記憶リソースが、数分から数時間又は数日に及ぶ時間の期間について、ネットワークにわたり普及させられる一時的なコンテンツ複製を維持するのに使用されることができる。種々の複製の可用性は、いくつかの要因、例えば、コンテンツの人気、キャッシュ置換ポリシーなどに依存し、要求転送ポリシーによって影響される。用語「要求転送ポリシー」は、本明細書において広く及び非限定的として、ノードを含むネットワーク内でコンテンツ要求の転送を管理する方法/ルールを指す。事実、要求転送ポリシーは、より良いエンドユーザパフォーマンス(例えば、データ配達時間)を提供すること、及び、ネットワーク内で伝達されるデータの量を低減させること、すなわちより低いネットワーク負荷を提供することにおいて、重要な役割を果たす。
ICN内のサーバは、ルーティングプロトコルを用いて、該サーバが供給することができるコンテンツアイテムのセット、すなわち、永続的に記憶されるアイテムのプレフィックスを告知する。こうした告知を受信するネットワークノードは、このことに応じて、該ノードの転送/ルーティングテーブルを構築する。例えば、ネットワークノードはそのルーティングテーブル内に、あるファイルの永続的コピーに向けての、遅延の観点から最も短い経路を記憶する。それから、ファイルのチャンクが、要求されたチャンクの永続的なコピーを記憶するサーバに向けてネットワークノードによって転送されるインタレストパケット(Interest packets)を通して、受信者によって要求される。
インタレストパケットは本明細書においてパケットタイプであり、コンテンツアイテム/ファイルについての関心/要求を示す。本文献において参照される別のパケットタイプはデータパケットであり、コンテンツの関心/要求(すなわち、インタレストパケット)に応答して送信されるデータに対応する。実際、データパケットは、コンテンツアイテム/ファイルのチャンクであり得る。インタレストパケットは、元の要求者に遡って到達するための形跡を残し、この形跡をマッチングチャンク(すなわち、データパケット)が逆の経路を介して辿ることができる。マッチングチャンクは、一時的コピーをキャッシュするあらゆるノード内に、又は永続的コピーが記憶されるサーバにおいて、発見され得る。事実、1つのインタレストパケットが、1つのデータパケットを取り出すことを可能にする。ゆえに、インタレストパケットのシーケンスは、データパケットのシーケンス、すなわち、例えば、ビデオファイルなどの大きいピースのコンテンツのチャンクを取り出すことを可能にする。
アルゴリズムの側面では、ICNノードは、転送機能を(IPルータと同様に)実行するだけでなく、さらに、キャッシング決定及び置換ポリシーを(IPとは異なって)実施する。図1によって表されるとおり、高レベルにおいて、キャッシュネットワークは、三つ組(F,D,R)としてモデル化されることができる。これにおいて、
‐ Fは転送ポリシーを表し、各コンテンツ要求についての次ホップを決める。これに対し、コンテンツアイテムは、要求によって残されたブレッドクラムに沿って遡って移動する;
− メタデータキャッシングアルゴリズムDは、ノードに、通過する任意の新しいコンテンツアイテムを記憶するかどうかを決定させる;
− 置換アルゴリズムRは、前のステップで肯定的決定の場合、新しいもののための場所を作るのにどのキャッシュ要素が置換されるべきかを選択する。
ICN内のキャッシュの普及を仮定すると、メタキャッシングは、個々のキャッシュのコンテンツを区別するための決定的要素と考えられる。転送することは、代わって、リポジトリに向かう経路上に存在するキャッシュを越えて到達を伸ばすのに必須であり、可能性として、経路から外れた(off path)コピーに到達する。
さらに、ICNパフォーマンスが三つ組F、D、Rに依存すると同時に、研究はこれまで、上記態様のうち1つを分離して限定的に検討してきた。より詳細には、Fに焦点を当てる作業が、経路から外れたキャッシュに効率的に到達するポリシーを実装することを狙い、新たに到着するコンテンツが常にキャッシュされることを仮定し、メタキャッシング用語においてLCE(Leave a Copy Everywhere)と一般にいわれる。
Dに焦点を当てる作業は、代わって、キャッシュ冗長性を低減させるポリシーを実装することを狙い、要求が最短経路ルーティング(Shortest Path Routing)(SPR)に従って転送されることを仮定する。最も重要なことに、ユビキタスキャッシングの有用性に関して議論が近年火を付けられている。詳細には、キャッシングのゲインの多くはネットワークの端部で単純に(及び痛みなく)キャッシュすることによって獲得可能であることを、かなり最近の作業が示している。
決定的なポイントは依然としてない。上記ポリシーの相互作用が、大局的ICNパフォーマンスを決めることにおいて同時に起こる。
理想的な転送ポリシーF(これは最適な転送決定を達成する)が、正しく選択されていると同時に、D、Rペアについての(特に、メタデータキャッシングポリシーDについての)黙示的なその後の選択は、達成可能なICNパフォーマンスの相当な過少推定に屈服する(yields to)。
ゆえに、第1のイノベーションは、双方の問題を共同的に考慮すること(及び、解決すること)にある。
第2の、より決定的なイノベーションは、最適なスキームのパフォーマンスを達成する実際的に実装可能なスキームを提案することにある。こうした理想的なスキームは、文献(S. K. Fayazbakhsh、Y. Lin、A. Tootoonchian、A. Ghodsi、T. Koponen、B. M. Maggs、K. Ng、V. Sekar、及びS. Shenker. “Less pain, most of the gain: Incrementally deployable”、ACM SIGCOMM、2013)において理想的最近複製ルーティング(ideal Nearest Replica Routing)(iNRR)として知られ、望ましい(すなわち、最も近いキャッシュされた複製を獲得するための)属性を有し、しかし上記スキームは、一般的なネットワーク設定内で実装することが難しい。というのは、上記最も近い複製が、制御プレーン内で広告されることができないからであり、一方、ICNデータプレーンルックアップは、不要なキャッシュ追い出し(cache eviction)をトリガし、「キャッシュ汚染(cache pollution)」(すなわち、新しいデータが経路内の複数のホップにおいて記憶されるときの不要なコンテンツ追い出し)に屈服し(yielding to)、システムを不十分なポイントで動作させる。
キャッシュ汚染から生じる問題を撲滅すると同時に、ネットワークを探索することと最も近い複製を見つけることとを可能にする方法が必要である。
上記の目的のため、本発明は、ネットワークにおいて(詳細にはICNノードのネットワークにおいて)パケットを管理する方法を提供する。上記方法は、
‐ 第1のノードにおいて、該第1のノードの処理手段によって、
・ データパケットの要求を受信するステップ、
・ 上記データパケットが上記第1のノードにより記憶されている場合、上記データパケットを転送することによって上記要求に応答するステップ、
さもなければ、
・ 上記ネットワークの少なくとも1つの近隣ノードにメタデータパケットの要求を送るステップであって、メタデータパケットはターゲットノードにおける上記データパケットの可用性を示す、ステップ、
・ 応答において少なくとも1つのメタデータパケットを受信して、上記データパケットが利用可能である少なくとも1つのターゲットノードを識別するステップ、
・ 識別されたターゲットノードの中から1つのターゲットノードを選択するステップ、
・ 選択されたターゲットノードに向けて上記データパケットの上記要求を転送するステップ、
・ 応答において上記データパケットを受信するステップ、
・ 上記データパケットを転送することによって上記要求に応答するステップ、
を実行するステップと、
‐ 第2のノードにおいて、該第2のノードの処理手段によって、
・ メタデータパケットの要求を受信するステップ、
・ 上記データパケットが上記第2のノードにより記憶されている場合、上記第2のノードにおける上記データパケットの可用性を示すメタデータパケットを転送することによって上記要求に応答するステップ、
さもなければ、
・ 上記ネットワークの少なくとも1つの近隣ノードにメタデータパケットの上記要求を転送するステップ、
を実行するステップと、
を含む。
本発明の、好適だが非限定的な特徴が、下記のとおりである:
・ 上記データパケットの可用性を示す上記メタデータパケットは、上記データパケットのヘッダである
・ メタデータパケットの要求が送られ又は転送される上記少なくとも1つの近隣ノードは、所与の転送ポリシーに従って選ばれる
・ 上記所与の転送ポリシーは、所与の探索半径内におけるスコープ指定されたフラッディングである
・ 上記第1のノードにおいて上記選択されたターゲットノードから上記データパケットを受信するステップは、所与のキャッシング決定ポリシーに従って、上記第1のノード、及び/又は、上記第1のノードが上記選択されたターゲットノードに接続される間の任意のノードにおいて、上記データパケットをキャッシュすることを含む
・ 上記所与のキャッシング決定ポリシーは、LCD(Leave a Copy Down)である
・ 上記第1のノードにおいて上記選択されたターゲットノードから上記データパケットを受信するステップは、所与のキャッシュ置換ポリシーに従って少なくとも1つの識別されたターゲットノード内の上記データパケットを削除することを含む
・ 上記所与のキャッシュ置換ポリシーは、最長時間未使用(LRU)とランダム置換との間で選ばれる
・ 上記選択されたターゲットノードは、識別されたターゲットノードのうち、上記データパケットの可用性を示すメタデータパケットが上記第1のノードにおいて最初に受信されるノードか、又は、識別されたターゲットノードのうち、ホップの数において最も近く若しくは最も少なくロードされる(least loaded)ノードかのいずれかである
・ 上記ネットワークの少なくとも1つのノードが、
‐ データパケットの要求を受信する場合、第1のノードとして振るまうこと、及び、
‐ メタデータパケットの要求を受信する場合、第2のノードとして振るまうこと、
の双方について適合される。
第2の態様において、本発明は、ネットワークにおける情報中心ネットワーキング(ICN)ノードを提供し、
‐ データパケットの要求を受信する場合、
・ 上記データパケットが当該ノードにより記憶されている場合、上記データパケットを転送することによって上記要求に応答し、
さもなければ、
・ 上記ネットワークの少なくとも1つの近隣ノードにメタデータパケットの要求を送ることであって、メタデータパケットはターゲットノードにおける上記データパケットの可用性を示し、
・ 応答において少なくとも1つのメタデータパケットを受信して、上記データパケットが利用可能である少なくとも1つのターゲットノードを識別し、
・ 識別されたターゲットノードの中から1つのターゲットノードを選択し、
・ 選択されたターゲットノードに向けて上記データパケットの上記要求を転送し、
・ 応答において上記データパケットを受信し、
・ 上記データパケットを転送することによって上記要求に応答し、
‐ メタデータパケットの要求を受信する場合、
・ 上記データパケットが当該ノードにより記憶されている場合、当該ノードにおける上記データパケットの可用性を示すメタデータパケットを転送することによって上記要求に応答し、
さもなければ、
・上記ネットワークの少なくとも1つの近隣ノードにメタデータパケットの上記要求を転送する
ことを実行するように構成された処理手段を含む。
第3の態様に従い、本発明は、該発明の第2の態様に従う情報中心ネットワーキング(ICN)ノードのネットワークを提供する。
第4及び第5の態様に従い、本発明は、情報中心ネットワーキング(ICN)ノードのネットワークにおいてパケットを管理する第1の態様に従う方法を実行するコード命令を含むコンピュータプログラム製品と、情報中心ネットワーキング(ICN)ノードのネットワークにおいてパケットを管理する第1の態様に従う方法を実行するコード命令を含むコンピュータプログラム製品が記憶されたコンピュータ読取可能媒体とを提供する。
本発明についての上記及び他の目的、特徴、及び利点が、その例示的な実施形態についての下記の詳細な説明において明らかになり、該説明は、添付図面と関連して読まれるべきである。
ICNノードにおけるキャッシングポリシーを例示する。 本発明に従う方法の一実施形態の連続的ステップの間の、ICNネットワークの一例のスキームである。 本発明に従う方法の一実施形態の連続的ステップの間の、ICNネットワークの一例のスキームである。 本発明に従う方法の一実施形態の連続的ステップの間の、ICNネットワークの一例のスキームである。 本発明に従う方法の一実施形態の連続的ステップの間の、ICNネットワークの一例のスキームである。 本発明に従う方法の一実施形態の連続的ステップの間の、ICNネットワークの一例のスキームである。 本発明に従う方法の一実施形態の連続的ステップの間の、ICNネットワークの一例のスキームである。 ICNネットワークの2つの例において、2つのキャッシュ決定ポリシーについて、本発明に従う方法の実行あり又はなしでiNRRスキームに対して距離を比較するグラフを表す。
第1のノード及び第2のノード
本発明は、ICNネットワーク内でパケットを管理する方法に関する。
こうしたネットワークの一例が、図2aによって表される。一般性を失うことなく、「木」スキームが下記の説明において例として使用されるが、本発明はいかなる任意のトポロジに対しても適用されることが指摘されるべきである。この例において、6つのノード1、2a、2b、2c、2d、2eが存在する。各ノードは、処理手段(例えば、プロセッサ)とキャッシング手段(すなわち、データ記憶手段、例えば、DRAMメモリ又はソリッドステートドライブ(SSD))とを含む。
ノード1は、「第1の」ノード、すなわち、データパケットCのための要求iを受信するノードとして考えられる。この要求は「インタレストパケット」であり、インタレストパケットは、クライアント(例えば、上記データパケットを含むコンテンツ(詳細にはビデオ)にアクセスする意思があるパーソナルコンピュータなどの機器)又は別のノードに向かって来ることがある。要求されたデータパケットCが第1のノード1によって記憶されている場合、このノードは、データパケットCを(要求している機器に)転送することによって要求iにちょうど応答する。
他のノード2a、2b、2c、2d、2eは、「第2の」ノード、すなわち、第1のノードがデータパケットCを記憶していない場合に該第1のノードが相互作用しようとするノードとして考えられる。表される例において、2つのノード2c及び2eのみがデータパケット(星で表される)を記憶している。
従来、すでに説明されたとおり、ICNノードは、中間ルータにブレッドクラムとして記憶されるインタレストパケットを送る。特定の関心にマッチするコンテンツの受信において、コンテンツデータはICNノードに対して返送され、関心を満足させる。このアプローチでの問題は、最も近いキャッシュされた複製を探すためにネットワークが探索される場合に、複数の上記インタレストが生成されることである。同様に、関心を満足させるデータを有するICNノードがヒットするときはいつでも、要求するノードにデータが返送される。このことは、データがネットワーク内で移動することになり、可能性として、独立したキャッシング決定に起因して、探索されたもののうち複数のノードにおいて複製されることになるという結果になる。ひいては、ノードのキャッシュ記憶空間がこのコンテンツによって汚染され(polluted)、このことが必要よりも多くを複製し、要求フラッディングに可能性としてかなり否定的な結果を有させる。探索されるネットワーク部分の半径(radius)がより大きくなるとき、損害がより大きくなる。
次に説明されるとおり、本発明は、第1のノードと第2のノードとの間の「メタインタレスト(meta-interest)」パケットの使用に依存して、ICNにおいて伝統的なインタレストパケットを補足する。
現実面では、ノード、及びさらには任意のノード1、2a、2b、2c、2d、及び2eは、有利には、第1のノード及び第2のノードの双方として動作することができることが留意されるべきである。
実際、インタレストパケットはあらゆる場所から受信されてもよく、コンテンツはさらにあらゆる場所に記憶されてもよい。
ノードは、したがって、
‐ データパケットCの要求iを受信する場合、第1のノード1として振るまうべきであり、
‐ メタデータパケット@の要求i’を受信する場合、第2のノード2a、2b、2c、2d、2eとして振るまうべきである。
本発明は、第1の及び/又は第2のノードのいかなるアーキテクチャにも限定されない。
メタインタレストパケット
上記メタインタレストパケットは、メタデータパケット@のための要求i’を示し、メタデータパケット@は、ターゲットノードにおける上記データパケットCの可用性を示す。
換言すると、メタインタレストパケットを受信すると、関心のあるデータのコピーをコンテンツストアが保持したノードは、引き替えにデータを生成しない。むしろ、上記ノードはメタデータを生成し、その特定の場所におけるコンテンツの可用性を示す。このことは、経路に沿ったノードが、これがそのキャッシュ上に直接影響を有することなく、一時的なコピーされたものの可用性に関する情報を収集することができるという結果になる。コンテンツが遡って移動しないため、キャッシング決定も置換も実際に発生しない。
メタインタレストパケットは、通常のデータ伝達をトリガする通常のインタレストパケットとは反対に、メタデータ送信をトリガすることが意図される。
あり得る一実施形態において、上記データパケットCの可用性を示すメタデータパケット@はデータパケットCのヘッダであり(メタデータパケットのペイロードは空である)、又は少なくともICNパケットの特定フラグである。別の実施形態において、ICNペイロードに対する方法が使用されてメタインタレストを示してもよい(例えば、キーワード“META”)。
ゆえに、図2bにおいて分かるであろうとおり、データパケットCが第1のノード1によって記憶されていない場合、このノードは、ネットワークの少なくとも1つの近隣ノード2a、2bに、メタデータパケット@の要求i’を送る。
それから、第2のノード2a、2b、2c、2d、2eがメタデータパケット@の要求i’を受信するとき、
‐ データパケットCが第2のノードによって記憶されておらず(第2のノード2a、2bの場合)、それから、ネットワークの少なくとも1つの近隣ノードにメタデータパケット@の要求i’を転送する(図2bにおいて、ノード2aは要求i’をノード2cに転送し、ノード2bは要求i’をノード2d及び2eに転送する)、などか;
‐ あるいは、データパケットCが第2のノードによって記憶されており(メタインタレストパケットの伝播の第2のレベルにおいて到達される第2のノード2c、2eの場合。図2cを参照)、これらノード2c、2eは、第2のノード2c、2eにおける上記データパケットCの可用性を示すメタデータパケット@を転送することによって要求i’に応答する。
メタインタレストパケットに対する応答は、要求i’を開始した第1のノード1に直接か(このことは図2cによって表される)、又は、要求i’を転送した第2のノードを通してかのいずれかで行われ得る。上記の場合、「転送する」第2のノード2a、2bは、(転送された要求i’に対する)応答において少なくとも1つのメタデータパケット@を受信し、各々の受信したメタデータパケット@を(要求i’が受信された際の元のノードに)転送することによって、要求i’に応答する。以下で説明されるとおり、上記データパケットが利用可能であるノードの場所は、ホップのシーケンスによって定義され得る。
メタインタレストパケットの伝播(すなわち、メタデータパケット@の要求i’が送られ又は転送される少なくとも1つの近隣ノード2a、2b、2c、2d、2eの選択)は、好ましくは、所与の転送ポリシーに従って行われる。
メタデータパケット@の要求i’が送られ又は転送される少なくとも1つの近隣ノード2a、2b、2c、2d、2eは、所与の転送ポリシーに従って選ばれる。
インタレストパケットに使用されるポリシーFが使用されることができ(上記を参照)、例えばSPR(すでに上記で言及された「最短経路ルーティング」)であるが、代替的なポリシーが、フラッディング(これにおいて、メタインタレストパケットは可能性としてすべての近隣ノードに転送される)、詳細には、スコープ指定されたフラッディング(scoped flooding)(すなわち、所与の探索半径ρ内でのフラッディングであり、換言すると、メタインタレストパケットはρホップ内のみ移動することができ、適切なρ値の例が後に与えられる)などである。
こうしたポリシーの場合、ネットワークの探索は、ゆえに、TTL(有効期間(Time To Live))スコーピング(scoping)を用いて実行されることができる。この方法において、TTLと呼ばれるヘッダフィールドが、所与の値(ρホップであり、適切なρ値の例が後に与えられる)に設定される。ルータが毎回パケットを転送するたび(すなわち、各ホップにおいて)、ルータはパケットヘッダ内のTTLフィールドをデクリメントし、その値がゼロに到達する場合(TTL_0 = max TTL = ρ)、パケットは捨てられる。別の実施形態において、出願EP013306124の動的転送が使用されてもよい。
フラッディングは普通のインタレストパケットの伝播の場合、メタデータでは発生しないキャッシュオーバーヘッドと強制されるキャッシュ追い出しとに起因して、大抵回避されるべきであることが留意されるべきである。本方法において、フラッディングは最も短い時間に最も完全な答えを提供することになり、メタデータに起因したいかなる否定的な副次的影響もなく使用されることができる。
第1のノード1がメタデータパケット@を受信するとき、この第1のノードは、上記データパケットCが利用可能である少なくとも1つのターゲットノード(上記の例においてノード2c、2e)を識別することができるようになる。換言すると、第1のノードは、データパケットがどこで発見されることになるかを「知って」おり、理想的な転送ポリシーFを事実上達成する。以下で詳述されるテストは、すでに上記で言及された理想的最近複製ルーティング(iNRR)に対して本方法がかなり近いことを示している。
少なくとも1つのメタデータパケットを受信した第1のノードは、識別されたターゲットノード2c、2eの中から1つのターゲットノード(図2dの例においてノード2c)を選択する。選択されたターゲットノード2cは、識別されたターゲットノード2c、2eのうち、上記データパケットCの可用性を示すメタデータパケット@を第1のノード1において最初に受信したノードであり得る。上記「最初」は返答において最も早いことを意味し、ゆえにターゲットは、最も短い遅延を有するとして選ばれる(典型的に、最初の返答は最も近い複製から来ることになる)。別法として、選択されるノードは、ホップの数において最も近いものであってもよく、最も少ないロードされる経路(least loaded path)を有するものであってもよく、又は何らかの距離空間(metric space)における任意の他の基準に従ってもよい。
第1のノード1は、選択されたターゲット2cに向けて、上記データパケットCの要求i(すなわち、インタレストパケットであり、メタインタレストパケットではない)を転送する(それから、上記ターゲット2cは、データが記憶されている第1のノードとして動作する)。
図2eによって表されるとおり、したがって第1のノードは、応答においてデータパケットCを受信し、データパケットCを(要求iが由来する機器に)転送することによって、要求iに対して結果的に応答する。
実際、FIBはメタデータ処理から来る情報で埋められ(populated)、実際的に第1のノード2aによって識別されるものはターゲットノードそれ自体でなく、このターゲットノードに向けた次ホップのインターフェース(すなわち、近隣ノードとのリンク)であることが留意されるべきである。各ノードがこのことに応じて振るまうとき、ターゲットノードは、第1のノードからのホップのシーケンスによって定義される。ゆえに、第1のノード2aは、識別されたターゲットノードのうち1つに向けた複数インターフェースのうちの一インターフェースを選択し、選択された次ホップインターフェース上で転送し、最大でターゲットノードまでなどである。
キャッシングポリシー
すでに説明されたとおり、ポリシーFが正しく選択されている間、D、Rペアについての後続の選択は、達成可能なICNパフォーマンスに対して相当な影響を有する。
ゆえに、第1のノード1においてデータパケットCを、選択されたターゲットノード2cから受信するステップは、所与のキャッシング決定ポリシーDに従って、第1のノード1、及び/又は第1のノード1が選択されたターゲットノード2cに接続されるための任意のノード2aにおいて、データパケットCをキャッシュすることを含む。
LCE(Leave a Copy Everywhere)が既知の発見方法において一般に使用される間、本方法において、好ましいキャッシング決定ポリシーはLCD(Leave a Copy Down)である。このことはかなり有用である。メタデータの使用は不要なキャッシュ追い出しを回避し、このことはさもなければフラッディングなどの転送手法から結果として生じる。メタキャッシングポリシー、例えば、単純な一様の(Uniform)確率的決定又はLCDなどの使用は、人気のないコンテンツに起因した追い出し(一様)か、又は経路内の複数の連続したノードにおいて同じコンテンツを記憶することに起因した追い出し(LCD)を低減させることによって、キャッシュ汚染を回避し、さらに低減させる。ネットワーク内で移動する距離に又はネットワークノードのグラフ関連属性に基づく他のメタキャッシングポリシー(ProbCache及びBTWなど)が同様に提案されており、これを用いて、現在の発明は相互運用可能である(ただし、恩恵は、LCD又は一様のメタキャッシングを用いるよりも大きくないように予期される)。
したがって、本方法はいかなるキャッシング決定ポリシーにも限定されないことが理解されるべきである。
さらに、第1のノード1においてデータパケットを、選択されたターゲット2cから受信するステップは、所与のキャッシュ置換ポリシーRに従って、少なくとも1つの識別されたターゲットノード2c、2e内でデータパケットCを削除することを含む。好ましいキャッシュ置換ポリシーは、最長時間未使用(Least Recently Used)(LRU)である。さらに、ランダムな置換が適する。
別法として、MCD(Move a Copy Down)ポリシーにおいて、コンテンツが新しいノードに記憶されるとき、このコンテンツを元々記憶していたノードにおいて該コンテンツがさらに除去される。LCD(Leave a Copy Down)における削除は、代わって、別個の時間内に発生する。すなわち、コンテンツが新しいノードに記憶されるとき、このコンテンツは元のノード内にさらにとどまり、置換ポリシーが該コンテンツを選択するときのみ、元のノード内で除去されることになる(このことは、新しいノードキャッシュがこうしたコンテンツの要求を今やフィルタするため、発生する。要求がもはや元のノードに到達しないので、したがって、元のノードにおけるLRUポインタが更新されないことになり、コンテンツは新しいノードでのみ人気のある(popular)ままであることになる)。
図2fは、キャッシュ置換ポリシーを適用した後のネットワークのステートの例を表す。データパケットCのコピーがノード2a上に記憶されており、ノード2c上のコピーが削除されている。
実際的なNRR及びパフォーマンス
理想的最近複製ルーティング(iNRR)は、これが任意のノードにおいてフルのシステムステートの瞬間の知識を必要とするとき(オラクル(oracle))、実際的なスキームでない。しかしながら、近似のiNRRの振るまいが、
・NRR’(従来技術):単一の段階における通常のインタレストパケット及びデータパケットの使用
・NRR’’(これは、スコープ指定されたフラッディングを使用する間、本方法を指定する):第1の段階におけるメタインタレストパケット及びメタデータパケットの使用、第2の段階における通常のインタレストパケット及びデータパケットの使用
を用いて実装されることができる。
三つ組<NRR’’、LCD、LRU>が、iNRRにより達成される理想的なものに任意的に近いパフォーマンスを達成すると思われる。
通常のインタレストパケット及びデータパケットを有する伝統的な実装のNRR’に対して、所与のネットワーク構成について、NRR’’でのデータを取り出すための時間(コンテンツがビデオである場合、第1のチャンクに対する時間と呼ばれる)は、わずかにより長い(なぜならば、メタインタレストパケットを送り、それからメタデータパケットを受信するため。NRR’において、データが発見されるときはいつでも該データは即座に送り返され、これに対し、NRR’’はさらなる段階を必要とし、テスト下のシナリオにおいて、第1のチャンクについてのみ、約25%の継続時間を増加させる)。しかし汚染が回避されるとき、平均距離は短くなり、ゆえにコンテンツはより近くなり、第1のチャンクに対する時間は究極的には、NRR’’でさらにより短くなる。
キャッシュ追い出しの観点から、コンテンツを発見するのに平均で必要とされる追加ホップの数を測定することによって、NRR’及びNRR’’がiNRRに対して比較されている(図3を参照)。
完全性のため、ポリシーD∈{LCE,LCD}及びF∈{NRR’,NRR’’}が考慮されている。パフォーマンスは、理想的なICNストラテジ<iNRR,LCD,LRU>に関して、追加ホップの数として表現される。図3は、追加ホップの数を、10×10グリッド(左)のネットワークトポロジについて、及び6レベルの完全冗長2分木(右)のネットワークトポロジについて、半径ρの関数として表している。
いくつかの興味深い洞察が、図3から集められる。第1に、木及びグリッド上でρ≧6でTTLスコープ指定されたフラッディングについて追加距離がゼロに向かうとき、<iNRR,LCD,LRU>のパフォーマンスが<NRR’’,LCD,LRU>に近似的に任意的に近くなり得る。第2に、すでに言及されたとおり、LCEに起因するキャッシュ追い出しが、NRR’及びNRR’’の双方について、重要なパフォーマンスペナルティ(performance penalty)を暗に示す。第3に、キャッシュ追い出しは、重要なパフォーマンスペナルティに同様に転換される(translates into)。このことは、NRR’における通常の要求パケットの使用に起因し、(LCD下でさえ)複数のキャッシュ追い出しを可能性として生じさせるデータを引き替えに生成する。第4に、NRR’’の場合のみ、大きくなるρに対して追加距離が減少することに留意する。このことは、NRR’’探索が、効果的であるだけでなくさらにロバストでもあることを意味する。反対に、NRR’の場合、ρが増加するときはいつでも、一方でのコンテンツを見つけるためのより高いチャンスと他方での最大ρまでのより長い経路との双方に起因して、追い出しが同様に増加する。この現象は、LCEメタキャッシング下のツリーについて、特に明白である。ρが、リポジトリに対する距離と同等に(comparable)なると、このことは、ツリーの相当大きい部分が探索されることを可能にし、結果的な大量の追い出しを伴う。
したがって、(任意的に大きい)ρ値を有する<NRR’’,LCD>は、(任意的に近い)iNRR近似の能力があると結論づけられることができる。
懸念される負荷に関する限り、NRR’’は、NRR’より明らかにより軽量である。実際、NRR’及びNRR’’により送られる要求の数が同じである間、引き替えに送られるデータチャンクの量は、(i)NRR’のキャッシュヒットの数か、又は(ii)NRR’’の単一の最も近いヒットに等しい。チャンクが複数のリンクを移動するとき、NRR’’は、単一のチャンクを送るから(負荷における主要な影響)だけでなくさらに、すべてのキャッシュされたチャンクの中で最も近いものを送るため(2番目の影響)、負荷を相当に低減させる。
ICNノード&ネットワーク
第2の態様において、本発明は、事前に説明されたとおりにパケットを管理する方法を実行するように適合された、ネットワークにおける情報中心ネットワーキング(ICN)ノード1、2a、2b、2c、2d、2eに関する。
ノードは、
‐ データパケットCの要求iを受信する場合(ノードは第1のノードとして動作する)、
・ データパケットCがノード1、2a、2b、2c、2d、2eによって記憶されている場合、データパケットCを転送することによって要求iに応答し;
さもなければ、
・ ネットワークの少なくとも1つの近隣ノード2a、2bに、メタデータパケット@の要求i’を送ることであって、メタデータパケット@は、ターゲットノードにおける上記データパケットCの可用性を示し、
・ 応答において少なくとも1つのメタデータパケット@を受信して、上記データパケットCが利用可能である少なくとも1つのターゲットノード2c、2eを識別し、
・ 識別されたターゲットノード2c、2eの中から1つのターゲットノード2cを選択し、
・ 選択されたターゲットノード2cに向けて上記データパケットCの要求i’を転送し、
・ 応答においてデータパケットCを受信し、
・ データパケットCを転送することによって要求iに応答し、
‐ メタデータパケットの要求i’を受信する場合(ノードは第2のノードとして動作する)、
・ データパケットがノード1、2a、2b、2c、2d、2eによって記憶されている場合、ノード1、2a、2b、2c、2d、2eにおける上記データパケットCの可用性を示すメタデータパケット@を転送することによって要求i’に応答し、
さもなければ、
・ ネットワークの少なくとも1つの近隣ノード2c、2d、2eにメタデータパケット@の要求i’を転送する
ことを実行するように構成された処理手段を含む。
本発明は、本発明の第2の態様に従う情報中心ネットワーキング(ICN)ノード1、2a、2b、2c、2d、2eのネットワークをさらに提案する。

Claims (13)

  1. 情報中心ネットワーキング(ICN)ノードのネットワークにおいてパケットを管理する方法であって、
    ‐ 第1のノードにおいて、該第1のノードの処理手段によって、
    ・ データパケットの要求を受信するステップ、
    ・ 前記データパケットが前記第1のノードにより記憶されている場合、前記データパケットを転送することによって前記要求に応答するステップ、
    さもなければ、
    ・ 前記ネットワークの少なくとも1つの近隣ノードにメタデータパケットの要求を送るステップであって、メタデータパケットはターゲットノードにおける前記データパケットの可用性を示し、前記データパケットのヘッダ又はフラグである、ステップ、
    ・ 応答において少なくとも1つのメタデータパケットを受信して、前記データパケットが利用可能である少なくとも1つのターゲットノードを識別するステップ、
    ・ 識別されたターゲットノードの中から1つのターゲットノードを選択するステップ、
    ・ 選択されたターゲットノードに向けて前記データパケットの前記要求を転送するステップ、
    ・ 応答において前記データパケットを受信するステップ、
    ・ 前記データパケットを転送することによって前記要求に応答するステップ
    を実行するステップと、
    ‐ 第2のノードにおいて、該第2のノードの処理手段によって、
    ・ メタデータパケットの要求を受信するステップ、
    ・ 前記データパケットが前記第2のノードにより記憶されている場合、前記第2のノードにおける前記データパケットの可用性を示すメタデータパケットを転送することによって前記要求に応答するステップ、
    さもなければ、
    ・ 前記ネットワークの少なくとも1つの近隣ノードにメタデータパケットの前記要求を転送するステップ、
    を実行するステップと、
    を含む方法。
  2. メタデータパケットの要求が送られ又は転送される前記少なくとも1つの近隣ノードは、所与の転送ポリシーに従って選ばれる、請求項1に記載のパケットを管理する方法。
  3. 前記所与の転送ポリシーは、所与の探索半径内におけるスコープ指定されたフラッディングである、請求項に記載のパケットを管理する方法。
  4. 前記第1のノードにおいて前記選択されたターゲットノードから前記データパケットを受信するステップは、所与のキャッシング決定ポリシーに従って、前記第1のノード、及び/又は、前記第1のノードが前記選択されたターゲットノードに接続される間の任意のノードにおいて、前記データパケットをキャッシュすることを含む、請求項1乃至のうちいずれか1項に記載のパケットを管理する方法。
  5. 前記所与のキャッシング決定ポリシーは、LCD(Leave a Copy Down)である、請求項に記載のパケットを管理する方法。
  6. 前記第1のノードにおいて前記選択されたターゲットノードから前記データパケットを受信するステップは、所与のキャッシュ置換ポリシーに従って少なくとも1つの識別されたターゲットノード内の前記データパケットを削除することを含む、請求項1乃至のうちいずれか1項に記載のパケットを管理する方法。
  7. 前記所与のキャッシュ置換ポリシーは、最長時間未使用(LRU)とランダム置換との間で選ばれる、請求項に記載のパケットを管理する方法。
  8. 前記選択されたターゲットノードは、識別されたターゲットノードのうち、前記データパケットの可用性を示すメタデータパケットが前記第1のノードにおいて最初に受信されるノードか、又は、識別されたターゲットノードのうち、ホップの数において最も近く若しくは最も少なくロードされるノードかのいずれかである、請求項1乃至のうちいずれか1項に記載のパケットを管理する方法。
  9. 前記ネットワークの少なくとも1つのノードが、
    ‐ データパケットの要求を受信する場合、第1のノードとして振るまうこと、及び、
    ‐ メタデータパケットの要求を受信する場合、第2のノードとして振るまうこと、
    の双方について適合される、請求項1乃至のうちいずれか1項に記載のパケットを管理する方法。
  10. ネットワークにおける情報中心ネットワーキング(ICN)ノードであって、
    ‐ データパケットの要求を受信する場合、
    ・ 前記データパケットが当該ノードにより記憶されている場合、前記データパケットを転送することによって前記要求に応答し、
    さもなければ、
    ・ 前記ネットワークの少なくとも1つの近隣ノードにメタデータパケットの要求を送ることであって、メタデータパケットはターゲットノードにおける前記データパケットの可用性を示し、前記データパケットのヘッダ又はフラグであり
    ・ 応答において少なくとも1つのメタデータパケットを受信して、前記データパケットが利用可能である少なくとも1つのターゲットノードを識別し、
    ・ 識別されたターゲットノードの中から1つのターゲットノードを選択し、
    ・ 選択されたターゲットノードに向けて前記データパケットの前記要求を転送し、
    ・ 応答において前記データパケットを受信し、
    ・ 前記データパケットを転送することによって前記要求に応答し、
    ‐ メタデータパケットの要求を受信する場合、
    ・ 前記データパケットが当該ノードにより記憶されている場合、当該ノードにおける前記データパケットの可用性を示すメタデータパケットを転送することによって前記要求に応答し、
    さもなければ、
    ・前記ネットワークの少なくとも1つの近隣ノードにメタデータパケットの前記要求を転送する
    ことを実行するように構成された処理手段を含むICNノード。
  11. 請求項10に記載の情報中心ネットワーキング(ICN)ノードのネットワーク。
  12. 情報中心ネットワーキング(ICN)ノードのネットワークにおいてパケットを管理するための請求項1乃至のうちいずれか1項に記載の方法を実行するコード命令を含むコンピュータプログラム。
  13. 情報中心ネットワーキング(ICN)ノードのネットワークにおいてパケットを管理するための請求項1乃至のうちいずれか1項に記載の方法を実行するコード命令を含むコンピュータプログラムが記憶されたコンピュータ読取可能媒体。
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