JP6562202B2 - 携帯可能情報処理装置 - Google Patents
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Description
オペレータの操作入力を受け付ける操作入力部と、
所定のプログラムを格納したプログラム格納部と、
上記操作入力に応じて、もしくは、実行中のプログラムの要求に応じて、プログラム格納部に格納されているプログラムを実行するプログラム実行部と、
プログラムの実行結果をオペレータに提示するディスプレイと、
を備える携帯可能情報処理装置において、
プログラム実行部が、
現時点の状態が、ロック状態であるのかアンロック状態であるのかを示すロックフラグを保持するロックフラグ保持部と、
アンロック状態からロック状態に移行するためのロック開始条件を設定するロック開始条件設定部と、
ロック状態からアンロック状態に移行するためのロック解除条件を設定するロック解除条件設定部と、
ロック開始条件およびロック解除条件を参照して、各条件が満たされたときにロックフラグ保持部に保持されているロックフラグを切り換えるロック状態切換部と、
現時点のモードが、第1のモードであるのか第2のモードであるのかを示すモードフラグを保持するモードフラグ保持部と、
所定の判定条件に基づいて、携帯可能情報処理装置が放置状態か否かを判定する放置状態判定部と、
放置状態判定部の判定結果に応じて、モードフラグ保持部に保持されているモードフラグを切り換えるモード切換部と、
を有するロック制御モジュールを備え、
プログラム実行部は、ロックフラグがアンロック状態であることを示しているときには、プログラム格納部に格納されている任意のプログラムを実行し、ロックフラグがロック状態であることを示しているときには、プログラム格納部に格納されているプログラムのうち、一部の例外プログラムのみを実行し、
ロック解除条件設定部には、第1のロック解除条件と第2のロック解除条件とが設定されており、
ロック状態切換部は、
ロックフラグがアンロック状態であることを示しているときには、ロック開始条件が満たされることを条件としてロックフラグをアンロック状態からロック状態に切り換えるロック開始処理を行い、
ロックフラグがロック状態であることを示しており、かつ、モードフラグが第1のモードを示しているときには、第1のロック解除条件が満たされることを条件としてロックフラグをロック状態からアンロック状態に切り換える第1のロック解除処理を行い、
ロックフラグがロック状態であることを示しており、かつ、モードフラグが第2のモードを示しているときには、第2のロック解除条件が満たされることを条件としてロックフラグをロック状態からアンロック状態に切り換える第2のロック解除処理を行うようにしたものである。
モード切換部が、放置状態判定部によって放置状態との判定が行われたときに、モードフラグが第1のモードを示している場合には第2のモードに切り換え、モードフラグが第2のモードを示している場合にはそのまま第2のモードを維持させる処理を行うようにしたものである。
ロック制御モジュールに、モード切換用加重条件を設定するモード切換用加重条件設定部を更に設け、
モード切換部が、放置状態判定部によって放置状態との判定が行われ、かつ、その時点においてモード切換用加重条件が満たされていたときに、モードフラグが第1のモードを示している場合には第2のモードに切り換え、モードフラグが第2のモードを示している場合にはそのまま第2のモードを維持させる処理を行うようにしたものである。
ロック制御モジュールに、携帯可能情報処理装置自身の現在位置を認識する現在位置認識部と、操作入力部に与えられた操作入力に応じて、地図上の安全エリアを設定するエリア設定部と、を更に設け、
モード切換用加重条件設定部に、「現在位置が安全エリア外であること」をモード切換用加重条件として設定するようにしたものである。
現在位置認識部として、GPSを利用した位置認識システム、または、交信中の無線LAN基地局もしくは携帯電話基地局の位置情報を利用した位置認識システムを用いるようにしたものである。
プログラム格納部に、時間ごとの居場所を示すスケジュールを管理するスケジュール管理プログラムが格納されており、
現在位置認識部として、スケジュール管理プログラム用のデータを参照することにより、現在時刻における居場所と推定される位置を現在位置として認識する位置認識システムを用いるようにしたものである。
ロック開始条件設定部に、「現在位置が安全エリア内から安全エリア外へ移動すること」なるロック開始条件を設定するようにしたものである。
放置状態判定部が、現在位置が安全エリア内にあることが確認された場合には、第1のサンプリング周期で放置状態か否かの判定を行い、現在位置が安全エリア外にあることが確認された場合もしくは現在位置が確認できなかった場合には、第2のサンプリング周期で放置状態か否かの判定を行い、第1のサンプリング周期よりも第2のサンプリング周期の方が短くなるように設定したものである。
放置状態判定部が、現在位置が安全エリア内にあることが確認された場合には、放置状態か否かの判定を行わないようにしたものである。
モード切換部が、ロックフラグがロック状態からアンロック状態に切り換えられるロック解除処理が行われたときに、モードフラグが第1のモードを示している場合にはそのまま第1のモードを維持させ、モードフラグが第2のモードを示している場合には第1のモードに切り換える処理を行うようにしたものである。
ロック解除条件設定部に、操作入力部からの特定の入力操作を要求するロック解除条件を設定するようにしたものである。
第1のロック解除条件に比べて第2のロック解除条件の方が、より繁雑な入力操作を要求する条件となっているようにしたものである。
ロック解除条件設定部に、第1のロック解除条件として、第1のパスワードの入力操作が行われることを要求する条件が設定され、第2のロック解除条件として、第2のパスワードの入力操作が行われることを要求する条件が設定されており、第2のパスワードの文字数が第1のパスワードの文字数よりも大きくなるようにしたものである。
ロック解除条件設定部に、第1のロック解除条件として、利用者の生体認証を必要としない条件を設定し、第2のロック解除条件として、利用者の生体認証を必要とする条件を設定するようにしたものである。
ロック解除条件設定部に、ロック解除のための入力操作の試行可能回数に制限を課するロック解除条件を設定し、
ロック状態切換部が、当該試行可能回数に達する入力操作がいずれも誤りであった場合には、以後の入力操作に対しては、その内容にかかわらず、ロック解除条件は満たされないとの判断を行うようにしたものである。
第1のロック解除条件についての試行可能回数に比べて、第2のロック解除条件についての試行可能回数の方が小さくなるように設定したものである。
ロック状態切換部が、ロック解除のために試行可能回数分の入力操作が行われ、これらの入力操作がいずれも誤りであった場合に、不正行為から保護するための保護処理を実行するようにしたものである。
ロック解除条件設定部に、特定の入力操作がダミー操作として設定されており、
ロック状態切換部が、モードフラグが第2のモードであることを示しており、かつ、ロック解除のために行われた入力操作が上記ダミー操作であった場合に、不正行為から保護するための保護処理を実行するようにしたものである。
ロック状態切換部が、保護処理として、特定のデータを消去する処理、特定のデータを暗号化する処理、もしくは、不正行為が行われていることを外部に通報する処理を実行するようにしたものである。
ロック開始条件設定部に、「操作入力部からの入力操作が所定時間以上にわたって行われていないこと」なるロック開始条件、「操作入力部からロック状態への移行を指示する操作入力があったこと」なるロック開始条件、もしくは、「第1のモードから第2のモードへの移行が行われたこと」なるロック開始条件、または、これら各ロック開始条件の一部もしくは全部を組み合わせて構成されたロック開始条件を設定するようにしたものである。
ロックフラグ保持部およびモードフラグ保持部を不揮発性メモリによって構成し、装置の電源をOFF状態にしても、ロックフラグおよびモードフラグの状態が維持されるようにしたものである。
モードフラグ保持部を、携帯可能情報処理装置の本体内ではなく、当該本体から通信によってアクセス可能なサーバ内に設けるようにし、
モード切換部が、通信によってサーバにアクセスしてモードフラグを切り換える処理を行い、
ロック状態切換部が、通信によってサーバにアクセスしてモードフラグの状態を認識する処理を行い、サーバに対して通信を行うことができない場合には、モードフラグが第2のモードを示しているものとして取り扱うようにしたものである。
放置状態判定部が、携帯可能情報処理装置が静止状態にあると認識できる期間が所定の放置判定時間以上継続した場合に放置状態との判定を行うようにしたものである。
放置状態判定部が、
携帯可能情報処理装置に作用する加速度もしくは角速度、または携帯可能情報処理装置の姿勢を検出する検出センサと、
検出センサの出力を所定のサンプリング周期でモニタし、運動状態か静止状態かを認識する動静状態認識部と、
動静状態認識部が静止状態と認識した期間が所定の放置判定時間以上継続した場合に放置状態との判定を行う継続時間判定部と、
を有するようにしたものである。
検出センサとして、加速度センサ、角速度センサ、もしくは姿勢センサを用い、
動静状態認識部が、検出センサの出力の時間的変動が所定の閾値以内に収まっている場合に静止状態との認識を行うようにしたものである。
検出センサとして、加速度センサ、角速度センサ、もしくは姿勢センサを用い、
動静状態認識部が、検出センサの出力の各サンプリング値の分散が所定の閾値以内に収まっている場合に静止状態との認識を行うようにしたものである。
オペレータの操作入力を受け付ける操作入力部と、
所定のプログラムを格納したプログラム格納部と、
上記操作入力に応じて、もしくは、実行中のプログラムの要求に応じて、プログラム格納部に格納されているプログラムを実行するプログラム実行部と、
プログラムの実行結果をオペレータに提示するディスプレイと、
を備える携帯可能情報処理装置において、上記所定のプログラムの実行を制御するための携帯可能情報処理装置におけるプログラムの実行制御方法において、
現時点の状態が、ロック状態であるのかアンロック状態であるのかを示すロックフラグを設定し、アンロック状態からロック状態に移行するためのロック開始条件と、ロック状態からアンロック状態に移行するための第1のロック解除条件および第2のロック解除条件と、を参照して、各条件が満たされたときにロックフラグを切り換えるロック状態切換ステップと、
所定の判定条件に基づいて、携帯可能情報処理装置が放置状態か否かを判定する放置状態判定ステップと、
現時点のモードが、第1のモードであるのか第2のモードであるのかを示すモードフラグを設定し、放置状態判定ステップの判定結果に応じて、モードフラグを切り換えるモード切換ステップと、
ロックフラグがアンロック状態であることを示しているときには、プログラム格納部に格納されている任意のプログラムを実行し、ロックフラグがロック状態であることを示しているときには、プログラム格納部に格納されているプログラムのうち、一部の例外プログラムのみを実行するプログラム実行ステップと、
を上記携帯可能情報処理装置によって実行するようにし、
ロック状態切換ステップにおいて、
ロックフラグがアンロック状態であることを示しているときには、ロック開始条件が満たされることを条件としてロックフラグをアンロック状態からロック状態に切り換えるロック開始処理を行い、
ロックフラグがロック状態であることを示しており、かつ、モードフラグが第1のモードを示しているときには、第1のロック解除条件が満たされることを条件としてロックフラグをロック状態からアンロック状態に切り換える第1のロック解除処理を行い、
ロックフラグがロック状態であることを示しており、かつ、モードフラグが第2のモードを示しているときには、第2のロック解除条件が満たされることを条件としてロックフラグをロック状態からアンロック状態に切り換える第2のロック解除処理を行うようにしたものである。
モード切換ステップにおいて、放置状態判定ステップにより放置状態との判定が行われたときに、モードフラグが第1のモードを示している場合には第2のモードに切り換え、モードフラグが第2のモードを示している場合にはそのまま第2のモードを維持させる処理を行うようにしたものである。
モード切換ステップにおいて、放置状態判定ステップの判定結果に加えて、更に、モード切換用加重条件を参照してモードフラグの切り換えを行うようにし、放置状態判定ステップにより放置状態との判定が行われ、かつ、その時点においてモード切換用加重条件が満たされていたときに、モードフラグが第1のモードを示している場合には第2のモードに切り換え、モードフラグが第2のモードを示している場合にはそのまま第2のモードを維持させる処理を行うようにしたものである。
モード切換用加重条件として、「携帯可能情報処理装置自身の現在位置が、予め設定された所定の安全エリア外であること」という条件を設定するようにしたものである。
ロック状態切換ステップにより、ロックフラグをロック状態からアンロック状態に切り換えるロック解除処理が行われたときに、モード切換ステップにより、モードフラグが第2のモードを示している場合には第1のモードに切り換える処理を行うようにしたものである。
ロック状態切換ステップにおいて、オペレータから携帯可能情報処理装置に対して特定の入力操作が行われた場合に、第1のロック解除条件もしくは第2のロック解除条件が満たされたものとしてロックフラグの切り換えを行うようにしたものである。
放置状態判定ステップにおいて、携帯可能情報処理装置が静止状態にあると認識できる期間が所定の放置判定時間以上継続した場合に放置状態との判定を行うようにしたものである。
はじめに、本発明の基本的な実施形態に係る携帯可能情報処理装置100の構成を、図1のブロック図を参照しながら説明する。図の上段に示すとおり、この携帯可能情報処理装置100は、プログラム格納部110、ディスプレイ120、プログラム実行部130、操作入力部140を備えた装置であり、図の下段の一点鎖線で囲ったブロック内には、プログラム実行部130内の一構成要素であるロック制御モジュール200の詳細構成が示されている。
続いて、図1に示す携帯可能情報処理装置100の基本動作を、図2〜図4に示す流れ図を参照しながら説明する。
図1に示す携帯可能情報処理装置100では、ロック開始条件設定部210にロック開始条件CLが設定され、ロック解除条件設定部220にロック解除条件CU1,CU2が設定される。そして、ロック状態切換部250が、これらの各条件が満足されたか否かを判断して、ロックフラグ保持部240内のロックフラグを切り換える処理を行うことは、既に述べたとおりである。そこで、ここでは、ロック開始条件CLおよびロック解除条件CU1,CU2の具体的なバリエーションをいくつか述べておく。
図5は、図1に示すロック開始条件設定部210に設定するためのロック開始条件CLのいくつかの例を示す表である。
図6は、図1に示すロック解除条件設定部220に設定するためのロック解除条件CU1,CU2のいくつかの例を示す表である。例1〜例3は、それぞれ第1のロック解除条件CU1と第2のロック解除条件CU2との組み合わせを示すものであり、それぞれ対応するCU1−CU2が組み合わせとして設定されることになる。
ここでは、これまで述べてきた基本的な実施形態に係る携帯可能情報処理装置100についての不正防止機能を更に強化するため、不正行為に対する保護処理を実行する機能を付加した実施形態を述べる。この保護処理は、携帯可能情報処理装置100に対して、第三者による不正行為が行われた場合を想定して付加される安全策である。したがって、保護処理は、第三者による不正行為が疑われる状況が発生したことを条件として実行される処理であり、ここで述べる実施形態の場合、ロック状態切換部250に保護処理の実行機能を付加している。
ここでは、図1に示す携帯可能情報処理装置100における放置状態判定部230の具体的構成例を述べる。§1で述べたとおり、放置状態判定部230は、所定の判定条件に基づいて、携帯可能情報処理装置100が放置状態か否かを判定する構成要素であり、モード切換部270は、この放置状態判定部230の判定結果に応じて、モードフラグ保持部260に保持されているモードフラグを切り換える。
s2=1/n・Σi=1〜n αxi 2−αxm 2
なる式で求め(αxmは、n個のサンプリング値の平均値)、この分散値s2が所定の閾値δ内に収まっていれば静止状態、閾値δを超えた場合には運動状態と認識することができる。
ここでは、図1に示す携帯可能情報処理装置100の具体的な利用例を、図13のイベントチャートを用いて説明する。このイベントチャートの縦方向は時間の流れを示しており、「持主の所在」欄には、当該装置100のユーザ(正規の所有者)の現時点の居場所が記載され、「持主の行動」欄には、当該装置100のユーザの現時点の行動が記載され、「装置の位置」欄には、当該装置100の現時点の位置が記載され、「ロックフラグ」欄には、当該装置100の現時点のロックフラグの状態(ロック状態L/アンロック状態U)が記載され、「モードフラグ」欄には、当該装置100の現時点のモードフラグの状態(第1のモードM1/第2のモードM2)が記載されている。
最後に、これまで述べてきた実施形態を基本とした変形例をいくつか述べておく。
図1に示す基本的な実施形態に係る携帯可能情報処理装置100の場合、放置状態判定部230が放置状態である旨の判定を行うと、モード切換部270によって、モードフラグが第1のモードM1から第2のモードM2へと切り換えられることになる。別言すれば、第2のモードM2への切換条件は、「放置状態判定部230により放置状態との判定が行われること」という単一の条件ということになる。ここで述べる変形例は、第2のモードM2への切換条件として、更に別な加重条件を付加したものである。
図15は、図14に示す変形例に係る携帯可能情報処理装置100Aのバリエーションとして位置づけられる携帯可能情報処理装置100Bの構成を示すブロック図である。この装置100Bは、図14に示す装置100Aにおけるロック制御モジュール200Aに、更に、エリア設定部281および現在位置認識部282を付加したものである。図15に示すモード切換部270Bは、図14に示すモード切換部270Aと同様に、第1のモードM1から第2のモードM2への切換処理を行うための条件として、「放置状態判定部230によって放置状態との判定が行われること。」という条件だけでなく、「モード切換用加重条件CMが満たされること。」という加重条件を要求するものである。
これまで述べてきた基本的な実施形態に係る携帯可能情報処理装置100やその変形例は、いずれもその全構成要素を装置本体(装置筐体の内部)内に組み込んだ例であるが、必要に応じて、一部の構成要素を装置本体内ではなく、外部のサーバに設けることも可能である。
100A:携帯可能情報処理装置(第1の変形例)
100B:携帯可能情報処理装置(第2の変形例)
100C:携帯可能情報処理装置本体(第3の変形例)
110:プログラム格納部
120:ディスプレイ
130,130A,130B:プログラム実行部
140:操作入力部
200,200A,200B:ロック制御モジュール
210:ロック開始条件設定部
220:ロック解除条件設定部
230:放置状態判定部
231:加速度センサ
232:角速度センサ
233:姿勢センサ
234:動静状態認識部
235:継続時間判定部
240:ロックフラグ保持部
250:ロック状態切換部
260,260C:モードフラグ保持部
270,270A,270B:モード切換部
280:モード切換用加重条件設定部
281:エリア設定部
282:現在位置認識部
300:サーバ
400:ネットワーク
A1,A2:安全エリア
CL:ロック開始条件
CM:モード切換用加重条件
CU1:第1のロック解除条件
CU2:第2のロック解除条件
D:NEUグローバル座標系の座標軸
E:NEUグローバル座標系の座標軸
gx:X軸方向に関する重力加速度成分
L:ロックフラグのロック状態
M1:モードフラグの第1のモード状態
M2:モードフラグの第2のモード状態
N:NEUグローバル座標系の座標軸
O:NEUグローバル座標系の原点
P1〜P3:プログラム
PL:ロック制御用プログラム
P(n,e,u):XYZローカル座標系の原点
Q1,Q2:指定ポイント
r1,r2:指定半径
S11〜S55:流れ図の各ステップ
t,t0,t1,t2:時間
ta:ロック開始判定時間
tb:放置判定時間
U:ロックフラグのアンロック状態/NEUグローバル座標系の座標軸
X:XYZローカル座標系の座標軸
Y:XYZローカル座標系の座標軸
Z:XYZローカル座標系の座標軸
αx:加速度のX軸方向成分
αy:加速度のY軸方向成分
αz:加速度のZ軸方向成分
δ:基準分散値
Δ:基準変動幅
θ:姿勢の天頂角成分
φ:姿勢の方位角成分
ωx:角速度のX軸方向成分
ωy:角速度のY軸方向成分
ωz:角速度のZ軸方向成分
Claims (29)
- オペレータの操作入力を受け付ける操作入力部と、
所定のプログラムを格納したプログラム格納部と、
前記操作入力に応じて、もしくは、実行中のプログラムの要求に応じて、前記プログラム格納部に格納されているプログラムを実行するプログラム実行部と、
プログラムの実行結果をオペレータに提示するディスプレイと、
を備える携帯可能情報処理装置において、
前記プログラム実行部が、
現時点の状態が、ロック状態であるのかアンロック状態であるのかを示すロックフラグを保持するロックフラグ保持部と、
アンロック状態からロック状態に移行するためのロック開始条件を設定するロック開始条件設定部と、
ロック状態からアンロック状態に移行するためのロック解除条件を設定するロック解除条件設定部と、
前記ロック開始条件および前記ロック解除条件を参照して、各条件が満たされたときに前記ロックフラグ保持部に保持されているロックフラグを切り換えるロック状態切換部と、
現時点のモードが、第1のモードであるのか第2のモードであるのかを示すモードフラグを保持するモードフラグ保持部と、
所定の判定条件に基づいて、前記携帯可能情報処理装置が放置状態か否かを判定する放置状態判定部と、
前記放置状態判定部の判定結果に応じて、前記モードフラグ保持部に保持されているモードフラグを切り換えるモード切換部と、
前記携帯可能情報処理装置自身の現在位置を認識する現在位置認識部と、
前記操作入力部に与えられた操作入力に応じて、地図上の安全エリアを設定するエリア設定部と、
「前記現在位置が前記安全エリア外であること」をモード切換用加重条件として設定するモード切換用加重条件設定部と、
を有するロック制御モジュールを備え、
前記プログラム実行部は、前記ロックフラグがアンロック状態であることを示しているときには、前記プログラム格納部に格納されている任意のプログラムを実行し、前記ロックフラグがロック状態であることを示しているときには、前記プログラム格納部に格納されているプログラムのうち、一部の例外プログラムのみを実行し、
前記ロック解除条件設定部には、第1のロック解除条件と第2のロック解除条件とが設定されており、
前記ロック状態切換部は、
前記ロックフラグがアンロック状態であることを示しているときには、前記ロック開始条件が満たされることを条件として前記ロックフラグをアンロック状態からロック状態に切り換えるロック開始処理を行い、
前記ロックフラグがロック状態であることを示しており、かつ、前記モードフラグが第1のモードを示しているときには、前記第1のロック解除条件が満たされることを条件として前記ロックフラグをロック状態からアンロック状態に切り換える第1のロック解除処理を行い、
前記ロックフラグがロック状態であることを示しており、かつ、前記モードフラグが第2のモードを示しているときには、前記第2のロック解除条件が満たされることを条件として前記ロックフラグをロック状態からアンロック状態に切り換える第2のロック解除処理を行い、
前記モード切換部が、前記放置状態判定部によって放置状態との判定が行われ、かつ、その時点において前記モード切換用加重条件が満たされていたときに、モードフラグが第1のモードを示している場合には第2のモードに切り換え、モードフラグが第2のモードを示している場合にはそのまま第2のモードを維持させる処理を行い、
前記放置状態判定部が、前記現在位置が前記安全エリア内にあることが確認された場合には、第1のサンプリング周期で放置状態か否かの判定を行い、前記現在位置が前記安全エリア外にあることが確認された場合もしくは前記現在位置が確認できなかった場合には、第2のサンプリング周期で放置状態か否かの判定を行い、前記第1のサンプリング周期よりも前記第2のサンプリング周期の方が短く設定されていることを特徴とする携帯可能情報処理装置。 - 請求項1に記載の携帯可能情報処理装置において、
現在位置認識部として、GPSを利用した位置認識システム、または、交信中の無線LAN基地局もしくは携帯電話基地局の位置情報を利用した位置認識システムを用いることを特徴とする携帯可能情報処理装置。 - 請求項1に記載の携帯可能情報処理装置において、
プログラム格納部に、時間ごとの居場所を示すスケジュールを管理するスケジュール管理プログラムが格納されており、
現在位置認識部として、前記スケジュール管理プログラム用のデータを参照することにより、現在時刻における居場所と推定される位置を現在位置として認識する位置認識システムを用いることを特徴とする携帯可能情報処理装置。 - 請求項1〜3のいずれかに記載の携帯可能情報処理装置において、
ロック開始条件設定部に、「現在位置が安全エリア内から安全エリア外へ移動すること」なるロック開始条件が設定されていることを特徴とする携帯可能情報処理装置。 - 請求項1〜4のいずれかに記載の携帯可能情報処理装置において、
モード切換部が、ロックフラグがロック状態からアンロック状態に切り換えられるロック解除処理が行われたときに、モードフラグが第1のモードを示している場合にはそのまま第1のモードを維持させ、モードフラグが第2のモードを示している場合には第1のモードに切り換える処理を行うことを特徴とする携帯可能情報処理装置。 - 請求項1〜5のいずれかに記載の携帯可能情報処理装置において、
ロック解除条件設定部が、操作入力部からの特定の入力操作を要求するロック解除条件を設定していることを特徴とする携帯可能情報処理装置。 - 請求項6に記載の携帯可能情報処理装置において、
第1のロック解除条件に比べて第2のロック解除条件の方が、より繁雑な入力操作を要求する条件となっていることを特徴とする携帯可能情報処理装置。 - 請求項7に記載の携帯可能情報処理装置において、
ロック解除条件設定部が、第1のロック解除条件として、第1のパスワードの入力操作が行われることを要求する条件を設定しており、第2のロック解除条件として、第2のパスワードの入力操作が行われることを要求する条件を設定しており、前記第2のパスワードの文字数が前記第1のパスワードの文字数よりも大きく設定されていることを特徴とする携帯可能情報処理装置。 - 請求項6に記載の携帯可能情報処理装置において、
ロック解除条件設定部に、第1のロック解除条件として、利用者の生体認証を必要としない条件が設定され、第2のロック解除条件として、利用者の生体認証を必要とする条件が設定されていることを特徴とする携帯可能情報処理装置。 - 請求項6に記載の携帯可能情報処理装置において、
ロック解除条件設定部に、ロック解除のための入力操作の試行可能回数に制限を課するロック解除条件が設定されており、
ロック状態切換部が、前記試行可能回数に達する入力操作がいずれも誤りであった場合には、以後の入力操作に対しては、その内容にかかわらず、ロック解除条件は満たされないとの判断を行うことを特徴とする携帯可能情報処理装置。 - 請求項10に記載の携帯可能情報処理装置において、
第1のロック解除条件についての試行可能回数に比べて、第2のロック解除条件についての試行可能回数の方が小さく設定されていることを特徴とする携帯可能情報処理装置。 - 請求項10または11に記載の携帯可能情報処理装置において、
ロック状態切換部が、ロック解除のために試行可能回数分の入力操作が行われ、これらの入力操作がいずれも誤りであった場合に、不正行為から保護するための保護処理を実行することを特徴とする携帯可能情報処理装置。 - 請求項6に記載の携帯可能情報処理装置において、
ロック解除条件設定部に、特定の入力操作がダミー操作として設定されており、
ロック状態切換部が、モードフラグが第2のモードであることを示しており、かつ、ロック解除のために行われた入力操作が前記ダミー操作であった場合に、不正行為から保護するための保護処理を実行することを特徴とする携帯可能情報処理装置。 - 請求項12または13に記載の携帯可能情報処理装置において、
ロック状態切換部が、保護処理として、特定のデータを消去する処理、特定のデータを暗号化する処理、もしくは、不正行為が行われていることを外部に通報する処理を実行することを特徴とする携帯可能情報処理装置。 - 請求項1〜14のいずれかに記載の携帯可能情報処理装置において、
ロック開始条件設定部に、「操作入力部からの入力操作が所定時間以上にわたって行われていないこと」なるロック開始条件、「操作入力部からロック状態への移行を指示する操作入力があったこと」なるロック開始条件、もしくは、「第1のモードから第2のモードへの移行が行われたこと」なるロック開始条件、または、これら各ロック開始条件の一部もしくは全部を組み合わせて構成されたロック開始条件が設定されていることを特徴とする携帯可能情報処理装置。 - 請求項1〜15のいずれかに記載の携帯可能情報処理装置において、
ロックフラグ保持部およびモードフラグ保持部が不揮発性メモリによって構成されており、装置の電源をOFF状態にしても、ロックフラグおよびモードフラグの状態が維持されることを特徴とする携帯可能情報処理装置。 - 請求項1〜15のいずれかに記載の携帯可能情報処理装置において、
モードフラグ保持部が、携帯可能情報処理装置の本体内ではなく、当該本体から通信によってアクセス可能なサーバ内に設けられており、
モード切換部は、通信によって前記サーバにアクセスしてモードフラグを切り換える処理を行い、
ロック状態切換部は、通信によって前記サーバにアクセスしてモードフラグの状態を認識する処理を行い、前記サーバに対して通信を行うことができない場合には、モードフラグが第2のモードを示しているものとして取り扱うことを特徴とする携帯可能情報処理装置。 - 請求項1〜17のいずれかに記載の携帯可能情報処理装置において、
放置状態判定部が、前記携帯可能情報処理装置が静止状態にあると認識できる期間が所定の放置判定時間以上継続した場合に放置状態との判定を行うことを特徴とする携帯可能情報処理装置。 - 請求項18に記載の携帯可能情報処理装置において、
放置状態判定部が、
前記携帯可能情報処理装置に作用する加速度もしくは角速度、または前記携帯可能情報処理装置の姿勢を検出する検出センサと、
前記検出センサの出力を所定のサンプリング周期でモニタし、運動状態か静止状態かを認識する動静状態認識部と、
前記動静状態認識部が静止状態と認識した期間が所定の放置判定時間以上継続した場合に放置状態との判定を行う継続時間判定部と、
を有することを特徴とする携帯可能情報処理装置。 - 請求項19に記載の携帯可能情報処理装置において、
検出センサとして、加速度センサ、角速度センサ、もしくは姿勢センサを有しており、
動静状態認識部が、前記検出センサの出力の時間的変動が所定の閾値以内に収まっている場合に静止状態との認識を行うことを特徴とする携帯可能情報処理装置。 - 請求項19に記載の携帯可能情報処理装置において、
検出センサとして、加速度センサ、角速度センサ、もしくは姿勢センサを有しており、
動静状態認識部が、前記検出センサの出力の各サンプリング値の分散が所定の閾値以内に収まっている場合に静止状態との認識を行うことを特徴とする携帯可能情報処理装置。 - 請求項1〜21のいずれかに記載の携帯可能情報処理装置を、スマートフォン、タブレット型電子端末、もしくは携帯型パソコンにロック制御用プログラムを組み込むことにより構成し、当該ロック制御用プログラムを用いてロック制御モジュールを構成し、少なくとも前記ロック制御用プログラムおよび前記ロック制御用プログラムが必要とするプログラムを例外プログラムとすることを特徴とする携帯可能情報処理装置。
- 請求項1〜22のいずれかに記載の携帯可能情報処理装置としてコンピュータを機能させるプログラム。
- オペレータの操作入力を受け付ける操作入力部と、
所定のプログラムを格納したプログラム格納部と、
前記操作入力に応じて、もしくは、実行中のプログラムの要求に応じて、前記プログラム格納部に格納されているプログラムを実行するプログラム実行部と、
プログラムの実行結果をオペレータに提示するディスプレイと、
を備える携帯可能情報処理装置において、
前記プログラム実行部が、
現時点の状態が、ロック状態であるのかアンロック状態であるのかを示すロックフラグを保持するロックフラグ保持部と、
アンロック状態からロック状態に移行するためのロック開始条件を設定するロック開始条件設定部と、
ロック状態からアンロック状態に移行するためのロック解除条件を設定するロック解除条件設定部と、
前記ロック開始条件および前記ロック解除条件を参照して、各条件が満たされたときに前記ロックフラグ保持部に保持されているロックフラグを切り換えるロック状態切換部と、
現時点のモードが、第1のモードであるのか第2のモードであるのかを示すモードフラグを保持するモードフラグ保持部と、
所定の判定条件に基づいて、前記携帯可能情報処理装置が放置状態か否かを判定する放置状態判定部と、
前記放置状態判定部の判定結果に応じて、前記モードフラグ保持部に保持されているモードフラグを切り換えるモード切換部と、
を有するロック制御モジュールを備え、
前記プログラム実行部は、前記ロックフラグがアンロック状態であることを示しているときには、前記プログラム格納部に格納されている任意のプログラムを実行し、前記ロックフラグがロック状態であることを示しているときには、前記プログラム格納部に格納されているプログラムのうち、一部の例外プログラムのみを実行し、
前記ロック解除条件設定部には、第1のロック解除条件と第2のロック解除条件とが設定されており、
前記ロック状態切換部は、
前記ロックフラグがアンロック状態であることを示しているときには、前記ロック開始条件が満たされることを条件として前記ロックフラグをアンロック状態からロック状態に切り換えるロック開始処理を行い、
前記ロックフラグがロック状態であることを示しており、かつ、前記モードフラグが第1のモードを示しているときには、前記第1のロック解除条件が満たされることを条件として前記ロックフラグをロック状態からアンロック状態に切り換える第1のロック解除処理を行い、
前記ロックフラグがロック状態であることを示しており、かつ、前記モードフラグが第2のモードを示しているときには、前記第2のロック解除条件が満たされることを条件として前記ロックフラグをロック状態からアンロック状態に切り換える第2のロック解除処理を行い、
前記モードフラグ保持部が、前記携帯可能情報処理装置の本体内ではなく、当該本体から通信によってアクセス可能なサーバ内に設けられており、
前記モード切換部は、通信によって前記サーバにアクセスしてモードフラグを切り換える処理を行い、
前記ロック状態切換部は、通信によって前記サーバにアクセスしてモードフラグの状態を認識する処理を行い、前記サーバに対して通信を行うことができない場合には、モードフラグが第2のモードを示しているものとして取り扱うことを特徴とする携帯可能情報処理装置。 - オペレータの操作入力を受け付ける操作入力部と、
所定のプログラムを格納したプログラム格納部と、
前記操作入力に応じて、もしくは、実行中のプログラムの要求に応じて、前記プログラム格納部に格納されているプログラムを実行するプログラム実行部と、
プログラムの実行結果をオペレータに提示するディスプレイと、
を備える携帯可能情報処理装置において、前記所定のプログラムの実行を制御するための制御方法であって、
現時点の状態が、ロック状態であるのかアンロック状態であるのかを示すロックフラグを設定し、アンロック状態からロック状態に移行するためのロック開始条件と、ロック状態からアンロック状態に移行するための第1のロック解除条件および第2のロック解除条件と、を参照して、各条件が満たされたときに前記ロックフラグを切り換えるロック状態切換ステップと、
所定の判定条件に基づいて、前記携帯可能情報処理装置が放置状態か否かを判定する放置状態判定ステップと、
現時点のモードが、第1のモードであるのか第2のモードであるのかを示すモードフラグを設定し、前記放置状態判定ステップの判定結果に応じて、前記モードフラグを切り換えるモード切換ステップと、
前記ロックフラグがアンロック状態であることを示しているときには、前記プログラム格納部に格納されている任意のプログラムを実行し、前記ロックフラグがロック状態であることを示しているときには、前記プログラム格納部に格納されているプログラムのうち、一部の例外プログラムのみを実行するプログラム実行ステップと、
を有し、
前記ロック状態切換ステップ、前記放置状態判定ステップ、前記モード切換ステップ、前記プログラム実行ステップは、いずれも前記携帯可能情報処理装置によって実行されるステップであり、
前記ロック状態切換ステップにおいて、
前記ロックフラグがアンロック状態であることを示しているときには、前記ロック開始条件が満たされることを条件として前記ロックフラグをアンロック状態からロック状態に切り換えるロック開始処理を行い、
前記ロックフラグがロック状態であることを示しており、かつ、前記モードフラグが第1のモードを示しているときには、前記第1のロック解除条件が満たされることを条件として前記ロックフラグをロック状態からアンロック状態に切り換える第1のロック解除処理を行い、
前記ロックフラグがロック状態であることを示しており、かつ、前記モードフラグが第2のモードを示しているときには、前記第2のロック解除条件が満たされることを条件として前記ロックフラグをロック状態からアンロック状態に切り換える第2のロック解除処理を行い、
前記モード切換ステップにおいて、前記放置状態判定ステップの判定結果に加えて、更に、モード切換用加重条件を参照してモードフラグの切り換えを行うようにし、前記放置状態判定ステップにより放置状態との判定が行われ、かつ、その時点において前記モード切換用加重条件が満たされていたときに、モードフラグが第1のモードを示している場合には第2のモードに切り換え、モードフラグが第2のモードを示している場合にはそのまま第2のモードを維持させる処理を行い、
前記モード切換用加重条件として、「携帯可能情報処理装置自身の現在位置が、予め設定された所定の安全エリア外であること」という条件を設定し、
前記放置状態判定ステップにおいて、前記現在位置が前記安全エリア内にあることが確認された場合には、第1のサンプリング周期で放置状態か否かの判定を行い、前記現在位置が前記安全エリア外にあることが確認された場合もしくは前記現在位置が確認できなかった場合には、第2のサンプリング周期で放置状態か否かの判定を行い、前記第1のサンプリング周期よりも前記第2のサンプリング周期の方を短く設定することを特徴とする携帯可能情報処理装置におけるプログラムの実行制御方法。 - 請求項25に記載のプログラムの実行制御方法において、
ロック状態切換ステップにより、ロックフラグをロック状態からアンロック状態に切り換えるロック解除処理が行われたときに、モード切換ステップにより、モードフラグが第2のモードを示している場合には第1のモードに切り換える処理を行うことを特徴とする携帯可能情報処理装置におけるプログラムの実行制御方法。 - 請求項25または26に記載のプログラムの実行制御方法において、
ロック状態切換ステップにおいて、オペレータから携帯可能情報処理装置に対して特定の入力操作が行われた場合に、第1のロック解除条件もしくは第2のロック解除条件が満たされたものとしてロックフラグの切り換えを行うことを特徴とする携帯可能情報処理装置におけるプログラムの実行制御方法。 - 請求項25〜27のいずれかに記載のプログラムの実行制御方法において、
放置状態判定ステップにおいて、携帯可能情報処理装置が静止状態にあると認識できる期間が所定の放置判定時間以上継続した場合に放置状態との判定を行うことを特徴とする携帯可能情報処理装置におけるプログラムの実行制御方法。 - 請求項25〜28のいずれかに記載の携帯可能情報処理装置におけるプログラムの実行制御方法をコンピュータに実行させる制御用プログラム。
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