JP6562109B1 - 画像入力装置及び画像入力方法 - Google Patents
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Abstract
Description
特許文献1に示される画像処理システムは、画像を投影する投影部と、投影部により格子点画像が投影された領域を撮影する撮影部と、を有し、撮影画像からパターン画像の対応点情報を取得する。
さらに、この画像処理システムでは、取得したパターン画像の対応点情報と、パターン画像の特徴点の位置情報とに基づき、投影対象のコンテンツ画像を補正する補正情報を算出し、この補正情報に基づき、投影対象のコンテンツ画像を補正する。
さらに、この電子文書作成装置では、前記補正前の画像における各文字行のベースラインを求めた後、前記補正前の画像における各文字画像について、前記ベースラインからの相対位置を求めて、前記補正前の画像上における前記テキストデータの位置を、前記ベースラインからの相対位置で記述した電子文書を生成する。
しかしながら、これら特許文献1,2に示される技術では、スクリーン面又は入力画像の歪が想定以上に大きい場合に、格子点が隣接する他の格子点と交差してしまう、又はベースラインが他のベースラインと交差してしまうこともあり、正確な歪量の検出ができないという問題があった。
本発明の第1形態に示される画像入力装置では、光学読取面上に所定の既知間隔の特徴画像を投影する投影部と、前記光学読取面を読み取る画像読取部と、前記画像読取部で読み取った特徴画像の位置に基づく補正パラメータを算出し、該補正パラメータに基づき画像の歪みを補正する演算処理部と、を備えることを特徴とする。
本発明の画像入力装置100は、図1(a)に示されるように投影部1、画像読取部2及び演算処理部3を備える。
画像読取部2は光学読取面4を読み取るためのイメージスキャナである。
演算処理部3は、画像読取部2で読み取った特徴画像Gから補正パラメータPを算出し、この補正パラメータPに基づき原稿画像の歪みを補正するために設けられる。
なお、特徴画像Gとしては、個々に異なる数字又は文字が既知間隔で配列されたものが使用される。
演算処理部3では、画像読取部2で読み取った特徴画像Gと、図1(c)に示される基準画像との比較に基づき補正パラメータPを算出した後、図1(d)に示されるように補正パラメータPに基づき原稿画像の歪みを補正する。なお、図1(b)は補正前の原稿画像、図1(d)は補正後の原稿画像を示している。
すなわち、本発明では、光学読取面4上に載置された原稿Mにしわや浮きに伴う湾曲があったとしても、補正パラメータPを介した原稿画像の補正により、しわや湾曲の影響を排除した原稿画像を得ることができる。
図1の画像入力装置100をさらに具体化した実施形態について、図2〜図5を参照して説明する。
イメージセンサ部12は光学読取面15を読み取るためのイメージスキャナである。
これらプロジェクタ部11及びイメージセンサ部12はいずれもテーブル14上に設置された支持部材16に支持されている。
そして、この演算処理部13では、イメージセンサ部12で読み取った特徴画像G1の位置に基づく補正パラメータPを算出し、この補正パラメータPに基づき原稿画像の歪みを補正する処理を行う。
プロジェクタ部11から原稿M上に投影する特徴画像G1として、例えば図3(a)に示されるような「01から99」までの異なる文字や記号を既知間隔に並べたものが使用される。
なお、この特徴画像G1は単数の列からなる文字列や記号列であっても良いし、複数の列からなる文字列や記号列であっても良い。また、演算処理部13には、プロジェクタ部11から原稿M上に投影後に、イメージセンサ部12で読み取った特徴画像G1と比較される、歪のない基準特徴画像G0(図3(b)参照)を別途記憶しておく。
演算処理部13では、イメージセンサ部12で読み取った特徴画像G1について、予め記憶しておいた歪のない基準特徴画像G0と比較することで、これら特徴画像G1と基準特徴画像G0との相違点となる特徴点の抽出を行なう。
また、これに限定されず、演算処理部13では、文字/数字の明るさや向き、スケールによらず濃度勾配とその正規化により極値を持つ点を特徴抽出とする方式(参考文献:K. Iwamoto, R. Mase, and T. Nomura: BRIGHT: A Scalable and Compact Binary Descriptor for Low-Latency and High Accuracy Object Identification, Proc. of ICIP2013, pp.2915-2919, 2013.)を用いて、補正パラメータPを得ることもできる。
〔ステップS1〕
光学読取面15上に原稿Mが載置されたか否かを判断し、YESの場合に次のステップS2に進む。
プロジェクタ部11から、光学読取面15上に載置された原稿Mに特徴画像G1を投影する。
イメージセンサ部12に対して、原稿M上に記載された印刷及び記入文字を読み取らせるとともに、プロジェクタ部11から原稿M上に投影された特徴画像G1の反射画像を読み取らせる。
データ処理部13Bにおいて、イメージセンサ部12で読み取った特徴画像G1について、予め記憶しておいた歪のない基準特徴画像G0と比較することで、これら特徴画像G1と基準特徴画像G0との相違点となる特徴点の抽出を行なう。
ステップS4で抽出した特徴点に基づき補正パラメータPを演算する。
操作者から補正パラメータPに基づく原稿画像の補正指示があったか否かを判断し、NOの場合にステップS7に進み、YESの場合にステップS8に進む。
ステップS5で算出された補正パラメータPを操作者に出力した後、本フローチャートを終了する。
ステップS3に示すイメージセンサ部12で取得した原稿M上の読取画像20(図4(a)参照)について、ステップS5で演算した補正パラメータPに基づく補正をした後、本フローチャートを終了する。図4(b)は補正後の読取画像21を示している。
演算処理部13では、イメージセンサ部12で読み取った特徴画像G1と、図1(c)に示される基準画像G0との比較に基づく補正パラメータPを算出した後、図1(d)に示されるように補正パラメータPに基づき原稿画像の歪みを補正する。なお、図1(b)は補正前の原稿画像、図1(d)は補正後の原稿画像を示している。
すなわち、本発明では、光学読取面15上に載置された原稿Mにしわや浮きに伴う湾曲があったとしても、補正パラメータPを介した原稿画像の補正により、しわや湾曲の影響を排除した原稿画像を得ることができる。
これにより、演算処理部13にて、光学読取面15上にある凹凸の影響を排除した投影画像を得ることができる。
2 画像読取部
3 演算処理部
4 光学読取面
11 プロジェクタ部
12 イメージセンサ部
13 演算処理部
15 光学読取面
20 読取画像
21 読取画像
100 画像入力装置
101 画像入力装置
G1 特徴画像
G0 基準特徴画像
M 原稿
P 補正パラメータ
Claims (5)
- 光学読取面上に所定の既知間隔の文字列または記号列を有する特徴画像を投影する投影部と、
前記光学読取面を読み取る画像読取部と、
前記画像読取部で読み取った特徴画像の位置に基づく補正パラメータを算出し、該補正パラメータに基づき原稿画像の歪みを補正する演算処理部と、を備え、
前記投影部は、前記光学読取面に投影された原稿画像上に前記特徴画像を投影することを特徴とする画像入力装置。 - 前記投影部は、複数又は単数の列からなる文字列およびまたは記号列から構成される特徴画像を投影することを特徴とする請求項1に記載の画像入力装置。
- 前記投影部は、前記光学読取面に載置された原稿上に前記特徴画像を投影することを特徴とする請求項1又は2のいずれか1項に記載の画像入力装置。
- 前記演算処理部は、前記画像読取部で読み取った特徴画像と、予め記憶しておいた基準特徴画像とを比較することで、前記補正パラメータを算出することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の画像入力装置。
- 光学読取面上に所定の既知間隔の文字列または記号列を有する特徴画像を投影する投影段階と、
前記光学読取面を読み取る画像読取段階と、
前記画像読取段階で読み取った特徴画像の位置に基づく補正パラメータを算出し、該補正パラメータに基づき原稿画像の歪みを補正する補正段階と、からなり、
前記投影段階は、前記光学読取面に投影された原稿画像上に前記特徴画像を投影することを特徴とする画像入力方法。
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