JP6558321B2 - 液面検出装置 - Google Patents

液面検出装置 Download PDF

Info

Publication number
JP6558321B2
JP6558321B2 JP2016149559A JP2016149559A JP6558321B2 JP 6558321 B2 JP6558321 B2 JP 6558321B2 JP 2016149559 A JP2016149559 A JP 2016149559A JP 2016149559 A JP2016149559 A JP 2016149559A JP 6558321 B2 JP6558321 B2 JP 6558321B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
arm
locking
rotating body
stopper
stopper portion
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2016149559A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2018017662A (ja
Inventor
宮川 功
功 宮川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Corp
Original Assignee
Denso Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Denso Corp filed Critical Denso Corp
Priority to JP2016149559A priority Critical patent/JP6558321B2/ja
Publication of JP2018017662A publication Critical patent/JP2018017662A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6558321B2 publication Critical patent/JP6558321B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Level Indicators Using A Float (AREA)

Description

本発明は、液面検出装置に関する。
液面検出装置は、液体を貯留するタンク内に固定された本体と、本体に対して回転可能に支持された回転体と、タンク内に収容された液面高さの変位に伴って上下運動するフロートとを備えている。さらに、フロートを一端に備え、他端が回転体に連結されることで回転体と一体で回転可能なアームとを備えている。こうした液面検出装置では、フロートの上下運動をアームの回転運動に変換することで、液面高さに応じたアームの回転角度を回転センサにより検出している。
特許第4165422号公報
特許文献1では、アームは、横断面が円形の線状部材によって形成されている。また、アームには、回転体との連結側端部に挿通部が形成される。挿通部は、回転体に設けられた貫通孔に挿通される。挿通部の先端は貫通孔から突出しストッパ部となる。回転体において、アームを固定するための固定部が設けられた一面を固定面とすると、アームは固定面に沿って延伸しており、その沿っている部分が、固定部により回転体へ固定されている。つまり、アームと回転体は一体的に動作する。貫通孔は、アームの半径よりもわずかに大きな半径となるよう形成されているためアームが挿通した状態であっても、隙間が生じている。
本体部には、ストッパ部の回転軌道上に係止部が設けられている。係止部は、タンク内の液体が満たされた時の液面高さ(最大値)からごく僅かしか残っていない時の液面高さ(最小値)の間に対応する範囲で回転体が回転するよう回転体の回転を規制している。つまり、回転体の回転は係止部にストッパ部が当接することで制限される。
タンク内の液体が満たされた状態またはごく僅かしか残っていない状態になる際には、回転体の回転に伴ってストッパ部は係止部へ当接する。ストッパ部が係止部に当接した際には、貫通孔内に位置する挿通部には回転力が加わり、ストッパ部には係止部からストッパ部へ向けた回転方向とは反対向きの力(反力)が加わる。そのため、挿通部には、回転モーメントが加わる。さらに前述のように、貫通孔には隙間が生じているため、挿通部に回転モーメントが加わった際には貫通孔に生じた隙間の分、挿通部が貫通孔内で斜めになる。その結果、アームのうち固定面に沿って延伸した部分の軸線を仮想直線とすると、アームは仮想直線の軸周りへ回転する可能性がある。
アームが仮想直線の軸周りへ回転した場合、フロートが液面の高さとは関係なく上下に動いてしまう恐れがある。その結果、フロートの浮動位置が安定しなくなり、ストッパ部が係止部に当たっている時の液面高さを正確に検出することが困難となる可能性があった。
本発明は、上記問題を鑑みてなされたもので、その目的は、液面高さの検出精度を向上させた液面検出装置を提供することである。
ここに開示される発明は上記目的を達成するために以下の技術的手段を採用する。なお、特許請求の範囲およびこの項に記載した括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものであって、発明の技術的範囲を限定するものではない。
開示される第一の発明は、液体を貯留するタンク(100)内の液面(LL)に浮動し、液面の高さに応じて上下運動するフロート(2)と、タンクに固定される本体部(1)と、本体部に対して回転自在に取り付けられた回転体(4)と、回転体とフロートとを連結し、フロートの上下運動を回転運動として回転体に伝えるアーム(3)と、回転体の一面である固定面(41)にアームを固定する固定部(7)と、回転体に形成される貫通孔(9)と、アームに形成され、貫通孔に挿通する挿通部(31)と、挿通部のうち貫通孔から突き出す第一ストッパ部(13)と、第一ストッパ部が当接することで回転体の回転を規制する第一係止部(11)と、固定面に沿ったアームの軸線を延伸した線を仮想直線(V)とした場合に、固定面に平行で仮想直線を通る面を第一係止部と挟む位置に形成された第二係止部(12)と、アームのうち第二係止部に当接する位置に形成され、第二係止部に当接することで回転体の回転を規制する第二ストッパ部(14)と、を備える液面検出装置である。
上記第一の発明によれば、第一係止部に当接する第一ストッパ部と第一係止部とに加えて、固定面に平行で仮想直線Vを通る面を第一係止部と挟む位置に形成された第二係止部と第二係止部に当接する第二ストッパ部とを備える。第一ストッパ部が第一係止部へ当接する際には、固定面に平行で仮想直線Vを通る面を挟んだ第二ストッパ部も第二係止部へ当接する。つまり、第一係止部と第二係止部との二点で回転体の回転力を受けることができる。これにより、両ストッパ部が両係止部に当接した時には、両係止部から両ストッパ部に回転力と反対向きの力(反力)がアームへ加わる。そのため、アームに作用する力のモーメントが釣り合った状態となる。その結果、第一係止部に第一ストッパ部が当接することで第一ストッパ部に反力が加わり貫通孔内の隙間分、挿通部が斜めになることを抑制できる。これにより、仮想直線Vの軸周りへアームが回転することを抑制することができるため、液面高さの検出精度を向上させることが可能である。
開示される第二の発明は、液体を貯留するタンク(100)内の液面(LL)に浮動し、液面の高さに応じて上下運動するフロート(2)と、タンクに固定される本体部(1)と、本体部に対して回転自在に取り付けられた回転体(4)と、回転体とフロートとを連結し、フロートの上下運動を回転運動として回転体に伝えるアーム(3)と、回転体の一面である固定面(41)にアームを固定する固定部(7)と、回転体に形成される貫通孔(9)と、アームに形成され、貫通孔に挿通する挿通部(31)と、挿通部のうち貫通孔から突き出す第一ストッパ部(13)と、本体部に形成され、第一ストッパ部が当接することで回転体の回転を液面の高さの最大値から最小値の間に規制する一対の第一係止部(11a、11b)と、固定面に沿ったアームの軸線を延伸した線を仮想直線(V)とした場合に、固定面のうち仮想直線により隔てられたそれぞれの面を第一固定面(411)及び第二固定面(412)とすると、第一固定面及び第二固定面のそれぞれにアームに接する位置に形成される一対の第二係止部(22a、22b)と、アームのうち第二係止部に当接することでアームの仮想直線の軸周りの回転を規制する第二ストッパ部(14、24a、24b)と、を備える液面検出装置である。
上記第二の発明によれば、一対の第一係止部及び第一ストッパ部に加え、一対の第二係止部及び第二ストッパ部が形成されている。一対の第一係止部は、回転体の回転を液面高さの最大値から最小値の間で規制している。一対の第二係止部は、回転体の固定面のうち仮想直線Vにより分けられた第一固定面及び第二固定面のそれぞれからアームに接する位置に形成される。第二ストッパ部は、第二係止部に当接する位置に形成されている。
この構成とすることで、回転体が回転し第一ストッパ部が一対の第一係止部のうちの一方へ当接する際には、回転体に形成され、仮想直線Vを挟んだ一対の第二係止部のうちの一方へ第二ストッパ部が当接する。つまり、仮想直線Vを挟んだ第一係止部と第二係止部との二点で回転体の回転力を受けることができる。これにより、両ストッパ部が両係止部に当接した時には、両係止部から両ストッパ部に回転力と反対向きの力(反力)が加わり、アームに作用する力のモーメントが釣り合った状態となる。そのため、第一係止部へ第一ストッパ部が当接することで貫通孔内の隙間分挿通部を斜めにする力が加わった場合においても、第二係止部へ第二ストッパ部が当接することで貫通孔内で挿通部が斜めになることを抑制することができる。これにより、アームの仮想直線軸周りへの回転を抑制することができる。その結果、フロートが液面高さに関係なく上下に動くことを抑制でき、正確に液面高さを検出することが可能である。
本発明の第一実施形態による液面検出装置を示す正面図である。 図1の斜視図である。 図2の部分拡大図において、図2のIII−III線断面図である。 図2の部分拡大図を示す斜視図である。 本発明の第二実施形態による液面検出装置を示す正面図である。 図5の斜視図である。 図6の部分拡大図において、図6のVII−VII線断面図である。 図3の変形例を示す断面図である。 図3の変形例を示す断面図である。 図7の変形例を示す断面図である。
以下、本発明の複数の実施形態を図面に基づいて説明する。尚、各実施形態において対応する構成要素には同一の符号を付すことにより、重複する説明を省略する場合がある。各実施形態において構成の一部分のみを説明している場合、該当構成の他の部分については、先行して説明した他の実施形態の構成を適用することができる。また、各実施形態の説明において明示している構成の組み合わせばかりでなく、特に組み合わせに支障が生じなければ、明示していなくても複数の実施形態の構成同士を部分的に組み合わせることができる。
(第一実施形態)
図1に示すように、本発明の第一実施形態における液面検出装置200は、車両の燃料タンク100内に設置される。液面検出装置200は、燃料タンク100内に貯留される燃料の液面LLの高さを検出し、車両のメータ(図示しない)等の表示装置に向けて検出結果を出力する。
以下、第一実施形態の液面検出装置200の基本構成を説明する。図1のように、液面検出装置200は、本体部1、回転体4、フロート2、アーム3、ホール素子5及びターミナル8等を備えている。
図1に示すように、本体部1は燃料ポンプモジュール300に固定されることで燃料タンク100に一体的に固定されている。本体部1は、燃料のような有機溶剤に侵されることがなく、高温でも強度が低下しない、例えば、ポリアセタール(POM)や、ポリフェニレンサルファイド(PPS)樹脂等の樹脂材料により板状に形成されている。本体部1は、一面に支持軸(図示しない)を有している。
回転体4は、本体部1と同様の樹脂材料等により円盤形状に形成され、軸受け部(図示しない)と一対のマグネット6、固定部7及び貫通孔9を有している。回転体4の軸受け部が本体部1の支持軸に取り付けられることで、回転体4は本体部1に対して回転中心線m周りに回転自在に取り付けられている。一対のマグネット6は、N極とS極とを形成する永久磁石となっており、それぞれ円弧上に形成されている。一対のマグネット6は、支持軸を径方向に挟んで対向した状態で回転体4に固定され支持軸周辺に磁界を発生させている。
固定部7は、軸受け部に垂直で本体部1に面していない一面である固定面41に形成されている。固定部7は、固定面41に少なくとも2つ形成される。固定部7は、図2のように、円弧状に湾曲した爪状を呈している。固定面41に対して垂直に伸びる第一爪部7aと、第一爪部7aに交差し、固定面41と対向するように円弧状に延びる第二爪部7bとを有する。第二爪部7bは、先端が固定面41と対向することにより、開口7cを有している。
貫通孔9は、回転体4の厚み方向、つまり回転中心線m方向に貫通して形成されている。貫通孔9は、固定面41に入口部91を、固定面41の裏面に出口部92を有している。出口部92と入口部91の半径は等しい。
ホール素子5は、回転体4の回転角度を電気信号に変換して検出する。ホール素子5は支持軸に収容されている。ホール素子5は、ホール素子5を所定の検出方向に通過する一対のマグネット6の磁束密度に比例した電圧を発生させる。発生した電圧を検出信号として図示しない外部の機器へターミナル8が伝送する。
フロート2は、液体を貯留する燃料タンク100内の液面LLに浮動し、液面LLの高さに応じて上下運動する。フロート2は、燃料よりも比重の小さいゴム乃至樹脂によりブロック状に形成されることにより、燃料タンク100内において燃料の液面LLに浮動可能となっている。フロート2には、長手方向に伸びる挿通孔21が円筒状に形成されている。
図2のように、アーム3は、回転体4とフロート2とを連結し、フロート2の上下運動を回転運動として回転体4に伝える。アーム3は、ステンレス鋼等の金属材料からなる断面が円形の丸棒部材によって形成されている。アーム3には、フロート2側の一端に形成されたフロート保持部39、回転体4側の他端に形成された挿通部31及び線状部34を備える。
フロート保持部39は、回転体4の回転中心線mと同一方向に延びている。フロート保持部39は、フロート2に形成された挿通孔21に挿通される。フロート保持部39の先端は挿通孔21から突出する。フロート保持部39は、先端がかしめにより拡径されることでフロート2を保持している。フロート保持部39のかしめにより拡径された部分とフロートとの間には、ワッシャ39aが装着されている。
挿通部31は、回転中心線mと同一方向で、貫通孔9の入口部91から出口部92方向へ伸びている。つまり、挿通部31は貫通孔9に挿通される。挿通部31は、貫通部32と、第一ストッパ部13を有する。挿通部31のうち貫通部32は、貫通孔9内に保持される。
一方、挿通部31のうち第一ストッパ部13は、貫通孔9の出口部92から本体部1方向へ突き出す。第一ストッパ部13は、出口部92から所定長さ突出する。具体的には、第一ストッパ部13は、本体部1に形成された第一係止部11に当接する長さ突出する。第一ストッパ部13は、出口部92から本体部1の間の長さよりも短い長さで形成されている。
線状部34は、回転体4の固定面41に沿って延びる。固定面41に沿った線状部34の一部は、固定部7に固定される。アーム3は、挿通部31が貫通孔9に挿通され、線状部34が固定部7により固定面41に固定されることで、回転体4に固定されている。線状部34は、仮想直線Vの軸周りに回転可能に嵌め込まれている。
以上の構成により、燃料タンク100内に貯留された液面LLの高さ変動に追従するフロート2の上下運動をアーム3が回転運動に変換し、回転体4を回転させる。回転体4の回転に伴って、回転体4に備えられた一対のマグネット6が回転し、軸部に収容されたホール素子5が回転角度を検出することで液面検出装置200は液面LLの高さを検出している。
以下、第一実施形態における液面検出装置200の要部について、詳細に説明する。
図3に示すように、本体部1は、第一ストッパ部13が当接することで回転体4の回転を規制する第一係止部11を備える。
第一係止部11は、本体部1の回転体4が取り付けられる面から、回転中心線mと平行に突出する。第一係止部11は、本体部1の一面のうち離れた二か所に2つ形成される。具体的には、回転体4に形成された貫通孔9の回転軌道上であり、回転中心線mを通る垂直な直線に対して線対称となる位置に形成されている。第一係止部11は、第一ストッパ部13が当接する第一当接面111を有している。第一係止部11の一方は、燃料タンク100内に貯留された燃料が最大充填量である場合に、第一ストッパ部13が第一係止部11の第一当接面111に当接することで回転体4の回転を規制している。また、第一係止部11の他方は、燃料タンク100内に貯留された燃料が僅かな場合に、第一ストッパ部13が第一係止部11の第一当接面111に当接することで、回転体4の回転を規制している。つまり、第一係止部11は、液面LLの高さの最大値から最小値の間で回転体4の回転を規制している。
第二係止部12は、固定面41に沿ったアーム3の軸線を延伸した線を仮想直線Vとした場合に、固定面41に平行で仮想直線Vを通る面を第一係止部11と挟む位置に形成されている。第一係止部11は、固定面41に平行で仮想直線Vを通る面により区切られた空間の一方に全体が収まるように形成され、第二係止部12は、他方に全体が収まるように形成されている。第二係止部12は、後述する第二ストッパ部14が当接する第二当接面122を有する。第一当接面111と第二当接面122とは平らな一面として形成されている。
第一係止部11と第二係止部12との間は、板状の連結部16により結合されている。第一係止部11、第二係止部12及び連結部16は一体成型で形成されている。また、第一係止部11と第二係止部12との間には、回転体4の一部が入る隙間15が形成されている。つまり、第一係止部11と第二係止部12との間には、回転体4の板厚幅よりも広い隙間15が形成されている。
アーム3は、第一ストッパ部13、貫通部32及び線状部34の他に、第二ストッパ部14及び延伸部33を有する。アーム3の挿通部31、第二ストッパ部14、延伸部33及び線状部34は、丸棒部材であるアーム3を屈曲することで形成されている。アーム3は、挿通部31を貫通孔9に挿入し、挿入された挿通部31を中心として、固定面41に沿って回転させることで、固定部7の開口7cからアーム3を固定部7に嵌める。
第二ストッパ部14は、第二係止部12と当接する位置に形成され、第二係止部12に当接することで回転体4の回転を規制する。第二ストッパ部14は、固定面41に平行で仮想直線Vを通る面を第一ストッパ部13と挟む位置に形成されている。また、第一ストッパ部13及び第二ストッパ部14は、第一当接面111及び第二当接面122に平行な一面に沿って延びている。つまり、第一ストッパ部13、貫通部32及び第二ストッパ部14は回転中心線mと平行な直線上に並んで形成されている。第二ストッパ部14の一端が貫通部32に結合している。
延伸部33は、固定面41から離れた状態で形成されている。また、延伸部33は、第二係止部12と線状部34とを繋いでいる。つまり、延伸部33の一端は第二ストッパ部14の他端に結合し、延伸部33の他端は線状部34に結合している。
ここまで説明した第一実施形態によると、貫通孔9から突き出す第一ストッパ部13と、第一ストッパ部13が当接することで回転体4の回転を規制する第一係止部11とを備える。さらに、固定面41に沿ったアーム3の軸線を延伸した線を仮想直線Vとした場合に、固定面41に平行で仮想直線Vを通る面を第一係止部11と挟む位置に第二係止部12が形成されている。また、アーム3のうち第二係止部12に当接する位置に形成され、第二係止部12に当接することで回転体4の回転を規制する第二ストッパ部14を備える。
本実施形態によると、第一係止部11に当接する第一ストッパ部13と第一係止部11とに加えて、固定面41に平行で仮想直線Vを通る面を第一係止部11と挟む位置に形成された第二係止部12と第二係止部12に当接する第二ストッパ部14とを備える。第一ストッパ部13が第一係止部11へ当接する際には、固定面41に平行で仮想直線Vを通る面を挟んだ位置に形成された第二ストッパ部14も第二係止部12へ当接する。つまり、第一係止部11と第二係止部12との二点で回転体4の回転力F3を受けることができる。これにより、図4のように、両ストッパ部13、14が両係止部11、12に当接した時には、両係止部11、12から両ストッパ部13、14に回転力F3と反対向きの力(反力)F1、F2が同時にアーム3へ加わる。そのため、アーム3に作用する力のモーメントが釣り合った状態となる。その結果、第一係止部11に第一ストッパ部13が当接することで第一ストッパ部13に反力が加わり貫通孔9内の隙間分、挿通部31が斜めになることを抑制できる。これにより、仮想直線Vの軸周りR1へアーム3が回転することを抑制することができる。そのため、フロート2の浮動位置が上下方向R2動くことを抑制することができ、正確に液面LLの高さを検出することが可能である。
第一ストッパ部13及び第二ストッパ部14は、第一係止部11及び第二係止部12に同時に当接可能な位置に配置されている。この構成によれば、第一係止部11及び第二係止部12へ第一ストッパ部13及び第二ストッパ部14が同時に当接することにより、固定面41に平行で仮想直線Vを通る面を挟む両側で回転体4の回転力と反対向きの力(反力)が当接と同時に生じる。これにより、回転力及び反力が当接と同時に釣り合うため、アーム3へ回転モーメントが働くことで挿通部31が貫通孔9内で斜めになることを抑制する効果を向上させることが可能である。
本実施形態によると、第一当接面111及び第二当接面122は、平らな一面として形成されている。さらに、第一ストッパ部13及び第二ストッパ部14は、第一当接面111及び第二当接面122に平行な一面に沿って延びている。
仮に、第一当接面111及び第二当接面122が平らな一面として形成されていない場合には、両係止部11、12と両ストッパ部13、14とが同時に当接するためには両ストッパ部13、14の位置の調節が必要である。例えば、両係止部11、12と両ストッパ部13、14とを同時に当接させるために、第一当接面111及び第一ストッパ部13並びに第二当接面122及び第二ストッパ部14それぞれの距離が同じになるように両ストッパ部13、14の位置の調節が必要となる。しかし、本実施形態によると第一当接面111及び第二当接面122は、平らな一面として形成され、第一ストッパ部13及び第二ストッパ部14は、第一当接面111及び第二当接面122に平行な一面に沿って延びている。このことにより、両係止部11、12と両ストッパ部13、14とを同時に当接するための位置の調節を低減することができる。これにより、第一係止部11及び第一ストッパ部13並びに第二係止部12及び第二ストッパ部14それぞれを同時に当接させることが容易となる。
本実施形態によると、第一係止部11と第二係止部12との間には、回転体4の一部が入る隙間15が形成されている。
仮に、この構成に反して隙間15を形成しない場合には、回転体4が第一係止部11または第二係止部12に当たらないように、第一係止部11及び第二係止部12を回転体4から離れた位置に配置する必要がある。さらに、両ストッパ部13、14を両係止部11、12に当接させるために、両ストッパ部13、14を両係止部11、12に当接可能な位置まで伸ばす必要がある。つまり、液面検出装置200自体を大型化しなければならない可能性がある。しかしながら、第一係止部11と第二係止部12とが、回転体4の一部が入る隙間15を有するように配置されていることで回転体4が両係止部11、12に当接しなくなる。そのため、両係止部11、12を回転体4から離れた位置に配置する必要がなくなる。その結果、液面検出装置200が大型化することを抑制することができる。
本実施形態によると、アーム3は、第一ストッパ部13及び第二ストッパ部14と、第一ストッパ部13と第二ストッパ部14とを繋ぎ、貫通孔9を貫通する貫通部32とを有する。さらに、固定面41に沿って固定面41に固定される線状部34と、第二ストッパ部14と線状部34とを繋ぐ延伸部33とを有する。
この構成とすることにより、第二ストッパ部14はアーム3の一部を変形させることで形成することができる。そのため、第二係止部12を形成するために溶接等を行う必要がなく、アーム3を一本の棒を曲げることで形成することが可能である。
(第二実施形態)
第一実施形態では、第二係止部12は、連結部16を介して第一係止部11と結合している。また、第二係止部12は、固定面41に垂直で仮想直線Vを通る面を第一係止部11と挟む位置に形成される。一方、第二実施形態においては、回転体4の固定面41に第二係止部22a、22bが形成されている点が第一実施形態と異なる。
図5のように、固定面41のうち仮想直線Vにより隔てられたそれぞれの面を第一固定面411及び第二固定面412とすると、第二係止部22a、22bは、第一固定面411及び第二固定面412のそれぞれにアーム3に接する位置に形成される。図6及び図7のように、第二係止部22a、22bは、一対の板状部材で形成される。なお、第二係止部22a、22bは同一の大きさ及び形状でもよいし、異なった大きさ及び形状であってもよい。
第一固定面411及び第二固定面412に形成された一対の第二係止部22a、22bは、アーム3に形成された第二ストッパ部14を挟む構造となっている。そのため、一対の第二係止部22a、22bは、第一ストッパ部13と当接する面である一対の第二当接面222a、222bが仮想直線Vを挟んで平行に対向するように形成されている。一対の第二係止部22a、22bにおける第二当接面222a、222bの間の距離は、アーム3を嵌め込むことが可能なようにアーム3の幅よりも僅かに大きい幅となっている。また、第二係止部22a、22bの第二当接面222a、222bと第二ストッパ部14とは平行に形成されている。 また、第二実施形態の固定部7は、第一実施形態と異なり固定面41から垂直に延伸した第一爪部7aがアーム3の幅に2つ形成されている。つまり、第二実施形態の固定部7は第二爪部7bが設けられておらず、アーム3を嵌めこむための開口7cは、2つの第一爪部7aの間に形成されることで形成されている。そのため、第二実施形態のアーム3の回転体4への固定は、挿通部31の貫通孔9への挿通と同時に行われる。
本実施形態によると、一対の第一係止部11a、11b及び第一ストッパ部13に加え、一対の第二係止部22a、22b及び第二ストッパ部14が形成されている。一対の第一係止部11a、11bは、回転体4の回転体4を液面LLの高さの最大値から最小値の間で規制している。一対の第二係止部22a、22bは、回転体4の固定面41のうち仮想直線Vにより分けられた第一固定面411及び第二固定面412のそれぞれからアーム3に接する位置に形成される。第二ストッパ部14は、第二係止部12に当接する位置に形成されている。
この構成とすることで、例えば、燃料タンク100内の燃料の液面LLが最小値となる時には、回転体4が回転し第一ストッパ部13が第一係止部11aへ当接する。第一ストッパ部13が第一係止部11aへ当接する時には、仮想直線Vを挟む位置に形成された第二係止部22aに第二ストッパ部14が当接する。そのため仮想直線Vを挟んだ第一係止部11aと第二係止部22aとの二点で回転体4の回転力を受けることができる。つまり、第二係止部22a、22bは第一実施形態における第二係止部12と同様の役割を果たす。これにより、両ストッパ部13、14が両係止部11a、11b、22a、22bに当接した時には、両係止部11a、11b、22a、22bから両ストッパ部13、14に回転力と反対向きの力(反力)が加わる。そのため、アーム3に作用する力のモーメントが釣り合った状態となる。そのため、第一係止部11a、11bへ第一ストッパ部13が当接し貫通孔9内の隙間分、挿通部31を斜めにする力が加わったとしても、第二係止部22a、22bへ第二ストッパ部14が当接することで貫通孔9内で挿通部31が斜めになることを抑制できる。これにより、アーム3の仮想直線軸周りへの回転を抑制することができる。その結果、フロート2が液面LLの高さに関係なく上下に動くことを抑制でき、正確に液面LLの高さを検出することが可能である。
(他の実施形態)
以上、発明の好ましい実施形態について説明したが、発明は上述した実施形態に何ら制限されることなく、以下に例示するように種々変形して実施することが可能である。各実施形態で具体的に組合せが可能であることを明示している部分同士の組合せばかりではなく、特に組合せに支障が生じなければ、明示してなくとも実施形態同士を部分的に組み合せることも可能である。
具体的に、第一実施形態に関する変形例1としては、第二ストッパ部14は、図8のように第一ストッパ部13と直線状に並ぶ位置に溶接により取り付けることで形成してもよい。この場合、延伸部33は形成されず、線状部34が貫通孔9まで延伸される。
または、図9のように、延伸部33を固定面41に対し水平に所定長さ延伸し、延伸部33と線状部34とを結合し、延伸部33と線状部34に垂直に交差する結合部35を形成してもよい。
第一実施形態では、第一当接面111及び第二当接面122は、平らな一面として形成されている。さらに、第一ストッパ部13及び第二ストッパ部14は第一当接面111及び第二当接面122により形成される平らな一面に平行な面に沿って延びていた。しかしながら、第一実施形態に関する変形例2としては、第一当接面111及び第二当接面122は平らな一面でなくてもよい。つまり、第一ストッパ部13及び第一当接面111並びに第二ストッパ部14及び第二当接面122のそれぞれの距離が同じになるように、両ストッパ部13、14の位置の調節を行う。この調節により、第一当接面111及び第一ストッパ部13並びに第二当接面122及び第二ストッパ部14が同時に当接するようにしてもよい。
第二実施形態に関する変形例3としては、図10のように、第二ストッパ部24a、24bは線状部34の仮想直線V方向に離れた位置に2つ形成される。第二ストッパ部24a、24bは第一ストッパ部13と平行に形成されている。また、変形例3においては、一対の第二係止部22a、22bがアーム3を挟んだ対向する位置に形成されず、仮想直線V方向に離れた位置に第一固定面411及び第二固定面412のそれぞれに形成される。具体的には、一対の第二係止部22a、22bと、第二ストッパ部24a、24bとが対向する位置にそれぞれ形成される。
1:本体部 2:フロート 3:アーム 4:回転体 7:固定部
9:貫通孔 11:第一係止部 12:第二係止部 13:第一ストッパ部
14:第二ストッパ部 15:隙間 22a、22b:第二係止部
24a、24b:第二ストッパ部 31:挿通部 32:貫通部 33:延伸部
34:線状部 41:固定面 100:タンク 111:第一当接面
122:第二当接面 411:第一固定面 412:第二固定面
LL:液面 V:仮想直線

Claims (6)

  1. 液体を貯留するタンク(100)内の液面(LL)に浮動し、前記液面の高さに応じて上下運動するフロート(2)と、
    前記タンクに固定される本体部(1)と、
    前記本体部に対して回転自在に取り付けられた回転体(4)と、
    前記回転体と前記フロートとを連結し、前記フロートの上下運動を回転運動として前記回転体に伝えるアーム(3)と、
    前記回転体の一面である固定面(41)に前記アームを固定する固定部(7)と、
    前記回転体に形成される貫通孔(9)と、
    前記アームに形成され、前記貫通孔に挿通する挿通部(31)と、
    前記挿通部のうち前記貫通孔から突き出す第一ストッパ部(13)と、
    前記第一ストッパ部が当接することで前記回転体の回転を規制する第一係止部(11)と、
    前記固定面に沿った前記アームの軸線を延伸した線を仮想直線(V)とした場合に、前記固定面に平行で前記仮想直線を通る面を前記第一係止部と挟む位置に形成された第二係止部(12)と、
    前記アームのうち前記第二係止部に当接する位置に形成され、前記第二係止部に当接することで前記回転体の回転を規制する第二ストッパ部(14)と、を備える液面検出装置。
  2. 前記第一ストッパ部及び前記第二ストッパ部は、前記第一係止部及び前記第二係止部に同時に当接可能な位置に配置されている請求項1に記載の液面検出装置。
  3. 前記第一係止部の前記第一ストッパ部が当接する面を第一当接面(111)とし、
    前記第二係止部の前記第二ストッパ部が当接する面を第二当接面(122)とすると、
    前記第一当接面及び前記第二当接面は、平らな一面として形成され、
    前記第一ストッパ部及び前記第二ストッパ部は、前記第一当接面及び前記第二当接面に平行な一面に沿って延びている請求項2に記載の液面検出装置。
  4. 前記第一係止部と前記第二係止部との間には、前記回転体の一部が入る隙間(15)が形成されている請求項1乃至3のいずれか1つに記載の液面検出装置。
  5. 液体を貯留するタンク(100)内の液面(LL)に浮動し、前記液面の高さに応じて上下運動するフロート(2)と、
    前記タンクに固定される本体部(1)と、
    前記本体部に対して回転自在に取り付けられた回転体(4)と、
    前記回転体と前記フロートとを連結し、前記フロートの上下運動を回転運動として前記回転体に伝えるアーム(3)と、
    前記回転体の一面である固定面(41)に前記アームを固定する固定部(7)と、
    前記回転体に形成される貫通孔(9)と、
    前記アームに形成され、前記貫通孔に挿通する挿通部(31)と、
    前記挿通部のうち前記貫通孔から突き出す第一ストッパ部(13)と、
    前記本体部に形成され、前記第一ストッパ部が当接することで前記回転体の回転を前記液面の高さの最大値から最小値の間に規制する一対の第一係止部(11a、11b)と、
    前記固定面に沿った前記アームの軸線を延伸した線を仮想直線(V)とした場合に、前記固定面のうち前記仮想直線により隔てられたそれぞれの面を第一固定面(411)及び第二固定面(412)とすると、
    前記第一固定面及び前記第二固定面のそれぞれに前記アームに接する位置に形成される一対の第二係止部(22a、22b)と、
    前記アームのうち前記第二係止部に当接することで前記アームの前記仮想直線の軸周りの回転を規制する第二ストッパ部(14、24a、24b)と、を備える液面検出装置。
  6. 前記アームは、
    前記第一ストッパ部と前記第二ストッパ部とを繋ぎ、前記貫通孔を貫通する貫通部(32)と、
    前記固定面に沿って前記固定面に固定される線状部(34)と、
    前記第二ストッパ部と前記線状部とを繋ぐ延伸部(33)と、を有する請求項1乃至5のいずれか1つに記載の液面検出装置。
JP2016149559A 2016-07-29 2016-07-29 液面検出装置 Expired - Fee Related JP6558321B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016149559A JP6558321B2 (ja) 2016-07-29 2016-07-29 液面検出装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016149559A JP6558321B2 (ja) 2016-07-29 2016-07-29 液面検出装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2018017662A JP2018017662A (ja) 2018-02-01
JP6558321B2 true JP6558321B2 (ja) 2019-08-14

Family

ID=61081619

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016149559A Expired - Fee Related JP6558321B2 (ja) 2016-07-29 2016-07-29 液面検出装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6558321B2 (ja)

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4165422B2 (ja) * 2004-03-16 2008-10-15 株式会社デンソー 液面検出装置
WO2008142709A1 (en) * 2007-05-23 2008-11-27 Pricol Limited A fluid level sensor and a method thereof
JP5935574B2 (ja) * 2012-07-30 2016-06-15 株式会社デンソー 液面検出装置
JP6156239B2 (ja) * 2014-04-09 2017-07-05 株式会社デンソー 液面検出装置
US9983045B2 (en) * 2014-08-22 2018-05-29 Ksr Ip Holdings Llc Inductive sensor

Also Published As

Publication number Publication date
JP2018017662A (ja) 2018-02-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5983494B2 (ja) 液面検出装置
US10704950B2 (en) Liquid level detecting device
JP5309296B2 (ja) 液面レベルセンサ
JP6558321B2 (ja) 液面検出装置
US10697819B2 (en) Liquid level detecting device with arm fixing portion having holding groove for receiving float arm
US10712193B2 (en) Liquid level detecting device
JP5269630B2 (ja) 液面レベルセンサ
WO2014112004A1 (ja) 液面検出装置
US6870364B2 (en) Connection structure of non-contact rotary sensor with rotating shaft
WO2014112012A1 (ja) 液面検出モジュール
JP5935574B2 (ja) 液面検出装置
JP6555090B2 (ja) 液面検出装置
JP4109306B2 (ja) 燃料容器に用いられる充填レベルセンサ
JP5821693B2 (ja) 液面検出モジュール、及び液面検出モジュールに用いられる固定部材
JP5678865B2 (ja) 液面検出装置の取付構造
JP2004264304A (ja) 磁気的にパッシブな位置センサ、及び磁気的にパッシブな位置センサを製造する方法
JP5621517B2 (ja) 液面検出装置
JP6842454B2 (ja) 液位検出装置
JP6642312B2 (ja) 液面検出装置
JPH04324302A (ja) スロットルポジションセンサ
JP6555092B2 (ja) 液面検出装置
JP2018017661A (ja) 液面検出装置
JP2018205300A (ja) 液位検出装置
JP6540447B2 (ja) 液面検出装置
JP2010140842A (ja) 傾斜センサ

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20180911

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20190618

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20190619

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20190701

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 6558321

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees