JP6555184B2 - In-vehicle control device - Google Patents
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Description
本開示は、車載制御装置に関する。 The present disclosure relates to an in-vehicle control device.
自動車用機能安全規格としてISO26262がある。ISO26262では、自動車の安全要求と安全対策を指定する安全度の指標として、ASILが定められている。ASILは、「Automotive Safety Integrity Level」の略である。 There is ISO26262 as a functional safety standard for automobiles. In ISO 26262, ASIL is defined as an index of the safety level for designating safety requirements and safety measures for automobiles. ASIL is an abbreviation for “Automotive Safety Integrity Level”.
そして、ISO26262では、アプリケーション同士が無干渉であり、互いの故障が伝播しあう可能性が無ければ、即ち、パーティショニングされていれば、異なる安全度水準を設けて良いとされている。そのため、同一の制御装置上に割り当てられた複数のソフトウェア間における故障伝播を防ぐ技術が必要とされている。 According to ISO 26262, if there is no interference between applications and there is no possibility of mutual failure propagation, that is, if the applications are partitioned, different safety levels may be provided. Therefore, there is a need for a technique for preventing failure propagation between a plurality of software assigned on the same control device.
例えば、特許文献1には、高い安全度が設定されたASILソフトウェアと、低い安全度が設定されたQMソフトウェアとを有した車両制御装置において、ASILソフトウェアとQMソフトウェアとをパーティショニングする技術が記載されている。QMは、「Quality Management」の略であり、機能安全を適用しなくても良い通常の品質管理を意味する。具体的には、特許文献1では、複数のコアプロセッサに割り当てられたASILソフトウェア同士でデータの授受をするためのASIL記憶領域と、ASILソフトウェアにより演算されたデータをQMソフトウェアのアクセス用に記憶する共有記憶領域と、を設けている。ASIL記憶領域は、QMソフトウェアによってアクセスされないようになっている。そして、特許文献1の技術では、ASILソフトウェア同士で共有される全てのデータがASIL記憶領域に書き込まれる。更に、ASIL記憶領域に書き込まれるデータは、共有記憶領域にコピーされる。このため、QMソフトウェアは、ASILソフトウェアによって演算されたデータを、共有記憶領域から取得する。
For example,
特許文献1の技術では、複数のコアプロセッサに割り当てられたASILソフトウェア同士で共有される全てのデータが、ASIL記憶領域と共有記憶領域との両方に書き込まれる。このため、多くのメモリ容量を必要とする。
In the technique of
そこで、本開示は、必要なメモリ容量を低減することが可能な車載制御装置を提供する。 Therefore, the present disclosure provides an in-vehicle control device that can reduce a necessary memory capacity.
本開示の一態様は車載制御装置である。この車載制御装置は、ソフトウェアを実行する第1処理部(21)及び第2処理部(22)と、第1処理部により実行される第1ソフトウェア(31)と、第2処理部により実行される第2ソフトウェア(32)と、授受領域(25)と、を備える。 One aspect of the present disclosure is an in-vehicle control device. The in-vehicle control device is executed by a first processing unit (21) and a second processing unit (22) that execute software, a first software (31) executed by the first processing unit, and a second processing unit. Second software (32) and a transfer area (25).
授受領域は、第3ソフトウェア(33,34)によってアクセスされない記憶領域である。第3ソフトウェアは、第1ソフトウェア及び第2ソフトウェアとは別のソフトウェアである。第1ソフトウェア及び第2ソフトウェアは、第3ソフトウェアよりも高い安全度が設定されたソフトウェアである。そして、第2ソフトウェアは、第1ソフトウェアにより演算されたデータである演算結果データを用いて、演算処理を行うように構成されている。 The exchange area is a storage area that is not accessed by the third software (33, 34). The third software is software different from the first software and the second software. The first software and the second software are software set with a higher safety level than the third software. The second software is configured to perform calculation processing using calculation result data that is data calculated by the first software.
第2処理部は、要求部(41)と、読出部(42)とを備える。そして、第1処理部は、書込部(43)を備える。第2処理部の要求部は、予め定められたタイミング毎に、第1ソフトウェアから第2ソフトウェアに提供される全ての演算結果データのうちの一部であって、当該タイミングにて第2ソフトウェアが必要とする一部の演算結果データを、第1処理部に要求する。第1処理部の書込部は、要求部によって要求された演算結果データを授受領域に書き込むと共に、要求された演算結果データの授受領域への書き込みを完了したことを第2処理部に通知する。そして、第2処理部の読出部は、書込部による通知を受けると、授受領域から演算結果データを読み出す。 The second processing unit includes a request unit (41) and a reading unit (42). The first processing unit includes a writing unit (43). The request unit of the second processing unit is a part of all operation result data provided from the first software to the second software at each predetermined timing, and the second software A part of necessary calculation result data is requested to the first processing unit. The writing unit of the first processing unit writes the calculation result data requested by the request unit to the transfer area, and notifies the second processing unit that the writing of the requested calculation result data to the transfer area has been completed. . And the reading part of a 2nd process part will read calculation result data from a transfer area | region, if the notification by a writing part is received.
この車載制御装置では、第1処理部で実行される第1ソフトウェアから、第2処理部で実行される第2ソフトウェアへ、授受領域を介して、演算結果データが提供される。そして、授受領域は、第3ソフトウェアによってアクセスされない。このため、第1ソフトウェア及び第2ソフトウェアと、第3ソフトウェアとがパーティショニングされ、第1ソフトウェア及び第2ソフトウェアに設定された安全度が確保される。 In this in-vehicle control device, calculation result data is provided from the first software executed in the first processing unit to the second software executed in the second processing unit via the transfer area. The transfer area is not accessed by the third software. For this reason, the 1st software, the 2nd software, and the 3rd software are partitioned, and the security set as the 1st software and the 2nd software is secured.
そして、授受領域には、第1ソフトウェアから第2ソフトウェアに提供される全ての演算結果データが常時記憶されるのではなく、その全演算結果データのうち、所定のタイミング毎に第2ソフトウェアが必要とする一部の演算結果データだけが書き込まれる。このため、必要なメモリ容量を低減することができる。 The transfer area does not always store all the calculation result data provided from the first software to the second software, but requires the second software at every predetermined timing among all the calculation result data. Only a part of the operation result data is written. For this reason, a required memory capacity can be reduced.
なお、この欄及び特許請求の範囲に記載した括弧内の符号は、一つの態様として後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものであって、本開示の技術的範囲を限定するものではない。 Note that the reference numerals in parentheses described in this column and in the claims indicate the correspondence with the specific means described in the embodiment described later as one aspect, and the technical scope of the present disclosure It is not limited.
以下、図面を参照しながら、本開示を実施するための形態を説明する。
[構成]
図1に示す本実施形態のECU11は、車両に搭載される制御装置、即ち、車載制御装置である。ECU11は、例えば電子スロットル13を制御する。電子スロットル13は、当該電子スロットル13に備えられたアクチュエータ14が制御されることで、エンジンへの吸入空気量を調節する装置である。なお、ECUは、「Electronic Control Unit」の略である。
Hereinafter, embodiments for carrying out the present disclosure will be described with reference to the drawings.
[Constitution]
The
ECU11は、当該ECU11の動作を司る制御部として、マイクロコンピュータ(以下、マイコン)17を備える。
マイコン17は、複数のコアプロセッサ(以下、コア)を備えたマルチコアマイコンである。本実施形態では、マイコン17は、第1コア21と、第2コア22とを備える。更に、マイコン17は、ROM23、RAM24、及び書き換え可能なフラッシュメモリ等を備える。
The ECU 11 includes a microcomputer (hereinafter referred to as a microcomputer) 17 as a control unit that controls the operation of the
The
ROM23には、各コア21,22によって実行されるソフトウェア(以下、ソフト)が記憶されている。なお、実行されるソフトは、プログラムである。また、RAM24には、各コア21,22による演算結果のデータ等が記憶される。
The
ECU11の各種機能は、コア21,22が非遷移的実体的記録媒体に格納されたソフトを実行することにより実現される。この例では、ROM23が、ソフトを格納した非遷移的実体的記録媒体に該当する。また、ソフトの実行により、そのソフトに対応する方法が実行される。なお、ECU11を構成するマイコンの数は1つでも複数でも良い。
Various functions of the ECU 11 are realized when the
第1コア21が実行するソフトとしては、少なくとも第1ソフト31がある。第2コア22が実行するソフトとしては、少なくとも第2ソフト32がある。第1ソフト31と第2ソフト32は、電子スロットル13を制御するためのソフトである。第2ソフト32は、第1ソフト31によって演算されたデータを用いて、電子スロットル13を制御するための演算処理を行うように構成されている。
The software executed by the
例えば、第1コア21は、第1ソフト31を実行することにより、電子スロットル13の制御(以下、電スロ制御)に用いられる各種パラメータのデータを、センサ15や他のECU等から取得する演算を行う。つまり、第1ソフト31により演算されるデータは、電スロ制御に必要なデータ(以下、電スロ制御用データ)である。なお、図1では、電スロ制御用データを取得するためのセンサ15が1つだけ図示されているが、センサ15は、実際には複数ある。
For example, the
また、電スロ制御用データとしては、例えば図9における左端部分に名称が列記されている10個のデータがある。その10個のデータとは、スロットル開度、アクセル開度、吸気量、エンジン回転角、エンジン回転数、O2センサ値1、O2センサ値2、吸気温、その他データ1、その他データ2、である。「O2」は酸素のことである。なお、本実施形態では、電スロ制御用データが、上記10個のデータであるとするが、電スロ制御用データの種類や数は、上記10個のデータに限るものではない。
Further, as the electrical slot control data, for example, there are 10 data whose names are listed at the left end portion in FIG. The ten data are throttle opening, accelerator opening, intake air amount, engine rotation angle, engine rotation speed,
そして、第2コア22は、第2ソフト32を実行することにより、第1コア21からRAM24を介して電スロ制御用データを取得し、その取得した電スロ制御用データを用いて、電子スロ制御のための演算処理を行う。この演算処理には、アクチュエータ14の制御量を演算する処理や、アクチュエータ14に動作指令を出力する処理等が含まれる。
Then, the
更に、第2コア22が実行するソフトとしては、第3ソフトとしての異常検出ソフト33及び市場モニタソフト34がある。
異常検出ソフト33は、第1ソフト31によって演算された電スロ制御用データの全部又は一部を一定周期でモニタして、値が異常なデータを検出すると、その時の車両データをフリーズフレームデータとしてフラッシュメモリ等に記憶する処理を行うためのソフトである。フリーズフレームデータとして記憶される車両データとしては、例えば車速やエンジン回転数等がある。
Further, software executed by the
The abnormality detection software 33 monitors all or part of the electric throttling control data calculated by the
市場モニタソフト34は、市場での車両の使われ方を解析するためのデータを、フラッシュメモリ等に記憶する処理を行うためのソフトである。市場モニタソフト34による記憶対象のデータとしては、例えば、第1ソフト31によって演算される電スロ制御用データのうちのアクセル開度等があり、また、エアコン使用頻度等の他のデータもある。この市場モニタソフト34によって記憶されたデータは、例えば、カーディーラーで専用ツールにより読み出され、次の車両に関する開発に活用される。
The
そして、第1ソフト31及び第2ソフト32は、異常検出ソフト33及び市場モニタソフト34よりも高い安全度が設定されたソフトである。
電スロ制御の機能は、機能安全対象である。このため、第1ソフト31及び第2ソフト32に設定された安全度は、例えば、ISO26262で定められている4通りのASILであるASILA〜ASILDのうちの、何れか1つである。一方、異常検出ソフト33及び市場モニタソフト34のそれぞれによる各機能は、機能安全非対象であり、通常の品質管理(即ち、QM)の機能である。このため、異常検出ソフト33及び市場モニタソフト34に設定された安全度は、第1ソフト31及び第2ソフト32に設定された安全度よりも低い。
The
The function of the electric throttle control is a functional safety target. For this reason, the safety degree set for the
よって、第1ソフト31及び第2ソフト32に設定された高い安全度を確保するためには、第1ソフト31及び第2ソフト32による機能が、低い安全度の異常検出ソフト33及び市場モニタソフト34によって干渉されないようになっている必要がある。
Therefore, in order to ensure the high safety level set in the
このため、ECU11では、RAM24の記憶領域として、ASIL領域25と、QM領域26とを設けている。
ASIL領域25は、第1ソフト31及び第2ソフト32によるアクセスは可能であるが、異常検出ソフト33及び市場モニタソフト34によってはアクセスされない記憶領域である。本実施形態では、異常検出ソフト33及び市場モニタソフト34によるASIL領域25へのアクセスは禁止されている。アクセスは、ライトアクセスとリードアクセスとの両方である。そして、第1ソフト31から第2ソフト32への電スロ制御用データの提供は、ASIL領域を介して行われるようになっている。つまり、ASIL領域は、第1ソフト31及び第2ソフト32にとって専用の記憶領域である。
For this reason, in the
The
QM領域26は、異常検出ソフト33及び市場モニタソフト34によるアクセスが可能な記憶領域である。そして、QM領域26には、第1ソフト31によって電スロ制御用データが書き込まれ、QM領域26からは、異常検出ソフト33及び市場モニタソフト34によってデータが読み出される。つまり、第1ソフト31から異常検出ソフト33及び市場モニタソフト34へのデータの提供は、QM領域26を介して行われるようになっている。また、第1ソフト31及び第2ソフト32によるQM領域26からのデータ読み出しは行われない。
The
そして、ASIL領域25及びQM領域26を介したコア21,22間でのデータ授受を実現するために、第2コア22は、要求部41と、読出部42とを備える。また、第1コア21は、書込部43を備える。更に、第1コア21は、定期書込部44も備える。
The
要求部41及び読出部42のそれぞれは、第2コア22が第2ソフト32を実行することで実現される機能の部分である。換言すると、第2ソフト32には、第2コア22を要求部41及び読出部42のそれぞれとして機能させるためのプログラムが含まれている。書込部43及び定期書込部44のそれぞれは、第1コア21が第1ソフト31を実行することで実現される機能の部分である。換言すると、第1ソフト31には、第1コア21を書込部43及び定期書込部44のそれぞれとして機能させるためのプログラムが含まれている。なお、要求部41、読出部42、書込部43、及び定期書込部44のそれぞれを実現する手法は、ソフトに限るものではなく、それらの一部又は全部を、論理回路やアナログ回路等を組み合わせたハードウェアを用いて実現しても良い。
Each of the request unit 41 and the
[ASIL領域とQM領域の詳細]
図2には、RAM24のメモリマップのうち、ASIL領域25とQM領域26とのメモリマップが示されている。図2に示すように、RAM24のQM領域26には、第1ソフト31によって演算された10個全ての電スロ制御用データが、静的な配置で書き込まれる。つまり、QM領域26における各電スロ制御用データの記憶先アドレスは固定である。本実施形態において、各電スロ制御用データのサイズは4バイトである。このため、QM領域26のサイズ(即ち、記憶容量)は「4×10=40」バイトである。図2において、「0x」に続く2桁の数字は、ヘキサ表示のアドレスである。そのアドレス値は一例である。なお、QM領域26には、10個の電スロ制御用データのうちの一部だけが書き込まれるようになっていても良い。
[Details of ASIL area and QM area]
FIG. 2 shows a memory map of the
一方、RAM24のASIL領域25は、10個の電スロ制御用データのうちの一部が書き込まれるデータ領域27と、管理用領域としてのラベル領域28とを備える。
本実施形態において、データ領域27は、4バイトずつの4つの格納領域E1〜E4からなる。そして、各格納領域E1〜E4に電スロ制御用データが1つずつ書き込まれる。つまり、データ領域27のサイズ(即ち、記憶容量)は、4個の電スロ制御用データが記憶可能な容量である。この4個という数は、第2ソフト32による演算処理において、同時性が必要な電スロ制御用データの最大数である。「同時性が必要」とは、「同じ時の値であることが必要」という意味である。
On the other hand, the
In the present embodiment, the
つまり、第2ソフト32では、第1ソフト31によって演算された全ての電スロ制御用データが常に必要なわけではない。例えば、電スロ制御用データとしては、エンジン回転角のように細かな時間分解能が必要なデータもあれば、吸気温のように微小時間では変化しにくく、大まかな時間分解能で十分なデータもある。このため、第2ソフト32において電スロ制御のための演算処理を行う上では、第1ソフト31による全ての電スロ制御用データが常に必要なわけではなく、処理の時々で一部の電スロ制御用データだけが必要となる。そして、処理の時々で同時性が必要となる一部の電スロ制御用データの最大数が、本実施形態では4個である。なお、4個という数は一例である。
That is, the
ラベル領域28は、4バイトの領域である。ラベル領域28における最上位ビットからみて1バイトずつの領域を、第1位置P1、第2位置P2、第3位置P3、第4位置P4と言うことにする。第1位置P1〜第4位置P4のそれぞれと、格納領域E1〜E4とのそれぞれは、対応付けされている。つまり、nが1〜4の何れかであるとすると、第n位置Pnと格納領域Enとは対応付けされている。そして、第1位置P1〜第4位置P4のそれぞれには、当該位置に対応する格納領域E1〜E4に書き込まれた電スロ制御用データの識別子が書き込まれる。電スロ制御用データの識別子のことを、「データラベル」あるいは単に「ラベル」という。
The
図9における左端部分において、各電スロ制御用データの名称の右横に()内で記載されている「a〜j」のそれぞれが、データラベルである。例えば、図9の時刻t3に示すように、データ領域27における格納領域E1に、スロットル開度が書き込まれた場合、その格納領域E1に対応するラベル領域28の第1位置P1に、スロットル開度のデータラベルである「a」が書き込まれる。また、データ領域27における格納領域E2に、エンジン回転数が書き込まれた場合、その格納領域E2に対応するラベル領域28の第2位置P2に、エンジン回転数のデータラベルである「e」が書き込まれる。一方、ラベル領域28における第1位置P1〜第4位置P4のデータラベルが消去された場合、その第1位置P1〜第4位置P4のデータ値は、データ無しを示す値となる。データ無しを示す値は、例えばヘキサ表示でFFである。
In the left end portion in FIG. 9, each of “a to j” described in parentheses () on the right side of the name of each electric slot control data is a data label. For example, as shown at time t3 in FIG. 9, when the throttle opening is written in the storage area E1 in the
つまり、データ領域27には、いつも同じ種類の電スロ制御用データが書き込まれるわけではなく、その都度、異なる種類の電スロ制御用データが書き込まれる。このため、ラベル領域28における第1位置P1〜第4位置P4のデータラベルを参照することにより、データ領域27におけるどの位置にどの電スロ制御用データが書き込まれているかが分かるようにしている。「データ領域27におけるどの位置に」とは、本実施形態では、「格納領域E1〜E4のうちのどれに」ということである。また、ラベル領域28に書き込まれるデータラベルは管理情報に相当する。
That is, the same type of electric throttling control data is not always written in the
[コア間でのデータ授受の概要]
図1に示すように、第2コア22の要求部41は、電スロ制御の演算処理が必要な際に第1コア21へデータ要求通知を出す。データ要求通知は、第2ソフト32で必要とされる電スロ制御用データを要求するための通知である。本実施形態では、図9に示すように、データ要求通知は、10個の電スロ制御用データのそれぞれについて用意された1ビットのフラグである。要求部41は、例えば、スロットル開度を要求するのであれば、スロットル開度についてのデータ要求通知をオンにし、エンジン回転数を要求するのであれば、エンジン回転数についてのデータ要求通知をオンにする。つまり、データ要求通知を出すということは、データ要求通知をオンにするということである。なお、データ要求通知の状態として、オンは例えば「1」であり、オフは例えば「0」である。
[Outline of data exchange between cores]
As shown in FIG. 1, the request unit 41 of the
このため、第1コア21の書込部43は、10個のデータ要求通知のうちの1つでもオンであれば、電スロ制御の演算処理が必要である、即ち、第2ソフト32へ新たな電スロ制御データを提供する必要がある、と判断することができる。
For this reason, if at least one of the ten data request notifications is on, the
書込部43は、要求部によって要求された電スロ制御用データであって、要求部41が出したデータ要求通知に対応する電スロ制御用データを、ASIL領域25のデータ領域27に書き込む。具体的には、要求された電スロ制御用データを、データ領域27における格納領域E1〜E4の何れかに書き込む。
The
そして、書込部43は、ASIL領域25への電スロ制御用データの書き込みを完了した後、第2コア22へデータ格納通知を出す。データ格納通知は、要求された電スロ制御用データのASIL領域への格納(即ち、書き込み)が完了したことを示す通知である。図9に示すように、データ格納通知も、データ要求通知と同様に、10個の電スロ制御用データのそれぞれについて用意された1ビットのフラグである。書込部43は、例えば、スロットル開度をASIL領域25に書き込んだ場合には、スロットル開度についてのデータ格納通知をオンにし、エンジン回転数をASIL領域25に書き込んだ場合には、エンジン回転数についてのデータ格納通知をオンにする。つまり、データ格納通知を出すということは、データ格納通知をオンにするということである。なお、データ格納通知の状態としても、オンは例えば「1」であり、オフは例えば「0」である。
The
第2コア22の読出部42は、要求部41により要求された電スロ制御用データのASIL領域25への書き込みが完了したことを、データ格納通知によって知ることができる。そして、読出部42は、オンされたデータ格納通知に対応する電スロ制御用データを、ASIL領域25から取得し、その取得した電スロ制御用データに対応するデータ格納通知及びデータ要求通知をオフに切り替える。
The
つまり、第2ソフト32は、必要なデータをその都度第1ソフト31に要求し、その要求したデータを、ASIL領域25を介して取得する。
一方、第1コア21の定期書込部44は、10個全ての電スロ制御データを、定期的(例えば、50ms毎)に、QM領域26に書き込む。つまり、第1ソフト31からQM領域26へのデータ書き込みは、定期的に実施される。
That is, the
On the other hand, the
[コア間でのデータ授受のための具体的な処理]
〈第1データ書込処理〉
第1コア21は、第1ソフト31を構成する一部のプログラムを実行することにより、図3に示す第1データ書込処理を一定時間毎(例えば、1ms毎)に行う。この第1データ書込処理は、書込部43が行う処理に相当する。
[Specific processing for sending and receiving data between cores]
<First data writing process>
The
図3に示すように、第1コア21は、第1データ書込処理を開始すると、S110にて、チェック済みデータ数を0に初期化する。チェック済みデータ数は、10個の電スロ制御用データの何れかを択一的に指し示すパラメータである。チェック済みデータ数の値として、0〜9のそれぞれは、図9における左端部分に示すように、10個の各電スロ制御データに対応付けされている。例えば、値が「0」のチェック済みデータ数は、スロットル開度に対応し、値が「1」のチェック済みデータ数は、アクセル開度に対応し、値が「2」のチェック済みデータ数は、吸気量に対応する。
As shown in FIG. 3, when the
第1コア21は、次のS120にて、チェック済みデータ数が10未満であるか否かを判定し、10未満であればS130に進む。
第1コア21は、S130では、該当データについてのデータ要求通知がオンか否かを判定し、オンでればS140に進む。該当データとは、チェック済みデータ数に対応する電スロ制御用データである。
In the next S120, the
In S130, the
第1コア21は、S140では、ASIL領域25に空きがあるか否かを判定し、空きがあればS150に進む。
第1コア21は、S150では、ラベル領域28における第1位置P1〜第4位置P4のうちで、ラベルが書き込まれていない1つの位置を特定し、その特定した位置に、該当データのラベルを書き込む。
In S140, the
In S150, the
そして、第1コア21は、次のS160にて、ASIL領域25に該当データを書き込む処理を行う。具体的には、第1コア21は、データ領域27における格納領域E1〜E4のうち、S150で特定したラベル領域28の位置に対応する1つの格納領域に、第1ソフト31によって演算された最新の該当データを書き込む。なお、データ領域27への該当データの書き込みを行ってから、ラベル領域28へのラベルの書き込みを行うようになっていても良い。
Then, the
第1コア21は、次のS170にて、該当データについてのデータ格納通知をオンにし、その後、S180に進む。
また、第1コア21は、上記S130にて該当データについてのデータ要求通知がオンではない(即ち、オフ)と判定した場合、あるいは、上記S140にてASIL領域25に空きがないと判定した場合には、そのままS180に進む。
In the next S170, the
The
第1コア21は、S180では、チェック済みデータ数をインクリメントし、その後、S120へ戻る。
また、第1コア21は、上記S120にてチェック済みデータ数が10未満ではない(即ち、10以上)と判定した場合には、当該第1データ書込処理を終了する。
In S180, the
If the
つまり、第1データ書込処理では、第1ソフト31による演算結果である10個の各電スロ制御用データについて、データ要求通知がオンか否かを確認し、オンされたデータ要求通知に対応する電スロ制御用データをASIL領域25のデータ領域27に書き込んでいる。そして、書き込んだ電スロ制御用データについてのデータ格納通知をオンすることで、その電スロ制御用データのASIL領域25への格納が完了したことを第2コア22に知らせている。更に、データ領域27におけるどの位置にどのデータが書き込まれているかを第2コア22に知らせるために、ASIL領域25のラベル領域28にデータラベルを書き込んでいる。
That is, in the first data writing process, it is confirmed whether or not the data request notification is turned on for each of the ten electric throttling control data as the calculation result by the
〈第2データ書込処理〉
第1コア21は、第1ソフト31を構成する一部のプログラムを実行することにより、図4に示す第2データ書込処理を一定時間毎(例えば、50ms毎)に行う。この第2データ書込処理は、定期書込部44が行う処理に相当する。
<Second data writing process>
The
図4に示すように、第1コア21は、第2データ書込処理を開始すると、S210にて、チェック済みデータ数を0に初期化する。
第1コア21は、次のS220にて、チェック済みデータ数が10未満であるか否かを判定し、10未満であればS230に進む。
As shown in FIG. 4, when starting the second data writing process, the
In the next S220, the
第1コア21は、S230では、QM領域26に該当データを書き込む処理を行う。具体的には、第1コア21は、QM領域26におけるアドレスのうち、該当データの格納位置として静的に定められているアドレスに、第1ソフト31によって演算された最新の該当データを書き込む。
In S230, the
そして、第1コア21は、次のS240にて、チェック済みデータ数をインクリメントし、その後、S220へ戻る。
また、第1コア21は、上記S220にてチェック済みデータ数が10未満ではない(即ち、10以上)と判定した場合には、当該第2データ書込処理を終了する。
Then, in the next S240, the
If the
つまり、第2データ書込処理では、第1ソフト31によって演算された10個の最新の各電スロ制御用データを、QM領域26に書き込んでいる。
そして、QM領域26に書き込まれた電スロ制御用データは、異常検出ソフト33及び市場モニタソフト34により必要に応じて読み出される。
In other words, in the second data writing process, the 10 latest electric throttling control data calculated by the
Then, the electrical slot control data written in the
〈データ読出処理〉
第2コア22は、第2ソフト32を構成する一部のプログラムを実行することにより、図5に示すデータ読出処理を、一定時間毎(例えば、1ms毎)に行う。データ読出処理の実行周期は、第1コア21における第1データ書込処理の実行周期と同じである。このデータ読出処理は、読出部42が行う処理に相当する。
<Data read processing>
The
図5に示すように、第2コア22は、データ読出処理を開始すると、S310にて、チェック済みデータ数を0に初期化する。
第2コア22は、次のS320にて、チェック済みデータ数が10未満であるか否かを判定し、10未満であればS330に進む。
As shown in FIG. 5, when the
In the next S320, the
第2コア22は、S330では、該当データについてのデータ格納通知がオンか否かを判定し、オンでればS340に進む。
第2コア22は、S340では、ASIL領域25から該当データを取得する処理を行う。具体的には、第2コア22は、ラベル領域28における第1位置P1〜第4位置P4のうちで、該当データのラベルが書き込まれている位置を特定する。そして、第2コア22は、データ領域27における格納領域E1〜E4のうち、上記特定した位置に対応する格納領域から、所定の演算用メモリ領域にデータを読み出す。読み出されるデータは、最新の該当データである。また、演算用メモリ領域は、第2ソフト32が電スロ制御の演算処理を行うために用いるメモリ領域であって、異常検出ソフト33及び市場モニタソフト34によってアクセスされることがないメモリ領域である。つまり、演算用メモリ領域は、第2ソフト32の専用メモリ領域である。
In S330, the
In S340, the
第2コア22は、次のS350にて、ラベル領域28から、該当データのラベルを消去する。即ち、第2コア22は、ラベル領域28における第1位置P1〜第4位置P4のうち、上記S340で特定した位置に記憶されているラベルを消去する。
The
第2コア22は、次のS360にて、該当データについてのデータ要求通知とデータ格納通知をオフにする。そして、第2コア22は、次のS370にて、チェック済みデータ数をインクリメントし、その後、S320へ戻る。
In the next S360, the
また、第2コア22は、上記S320にてチェック済みデータ数が10未満ではない(即ち、10以上)と判定した場合には、S380に進む。
第2コア22は、S380では、演算用メモリ領域に読み出された電スロ制御用データを用いて、電スロ制御の演算処理を行い、その後、当該データ読出処理を終了する。
On the other hand, if the
In S380, the
つまり、データ読出処理では、10個の各電スロ制御用データについて、データ格納通知がオンか否かを確認し、オンされたデータ格納通知に対応する電スロ制御用データを、ASIL領域25のデータ領域27から読み出して、電スロ制御の演算処理に用いている。また、オンされたデータ格納通知に対応する電スロ制御用データの、データ領域27における格納位置は、ラベル領域28に書き込まれたラベル及び該ラベルの書き込み位置から特定している。そして、データ読出処理では、データ領域27から読み出した電スロ制御用データについてのデータ要求通知、データ格納通知、及びラベルを消去している。なお、データ要求通知とデータ格納通知の消去とは、それらをオフにすることである。
That is, in the data reading process, for each of the ten electric throttling control data, it is confirmed whether or not the data storage notification is on, and the electric throttling control data corresponding to the turned on data storage notification is stored in the
〈データ要求処理〉
第2コア22は、図5のデータ読出処理を終了した後に、図6に示すデータ要求処理を開始する。このため、データ要求処理は、データ読出処理と同じ時間間隔で実施される。また、このデータ要求処理も、第2ソフト32を構成する一部のプログラムの実行によって行われる処理である。データ要求処理は、要求部41が行う処理に相当する。
<Data request processing>
The
図6に示すように、第2コア22は、データ要求処理を開始すると、S410にて、要求データ種を取得する処理を行う。要求データ種とは、第2コア22から第1コア21に要求する電スロ制御用データの種類である。
As illustrated in FIG. 6, when the
具体的に説明すると、まず、ROM23には、図7に示すように、2つの要求データテーブル51,52が格納されている。要求データテーブル51,52のそれぞれは、経過時間カウンタの値と、要求データ種とが、対応付けて記録されたテーブルである。
Specifically, first, the
経過時間カウンタは、当該データ要求処理における後述のS440でインクリメントされるカウンタである。このため、経過時間カウンタは、当該データ要求処理の実行周期である1ms毎にインクリメントされる。また、この例では、要求データテーブル51,52に記録された要求データ種の組み合わせが8通りであるため、経過時間カウンタの値は、0から1ずつ増えて7になると、その次のインクリメントで0に戻るようになっている。つまり、時間経過カウンタは、0〜7の間でラップラウンドする。 The elapsed time counter is a counter incremented in S440 described later in the data request process. For this reason, the elapsed time counter is incremented every 1 ms, which is the execution cycle of the data request process. In this example, since there are 8 combinations of request data types recorded in the request data tables 51 and 52, when the value of the elapsed time counter increases by 1 from 0 to 7, the next increment is performed. It is supposed to return to zero. That is, the time lapse counter wraps around between 0-7.
そして、第2コア22は、S410では、2つの要求データテーブル51,52のうちのうち、後述するテーブル切替処理で選択した方から、現在の経過時間カウンタの値に対応して記録されている要求データ種を読み出して取得する。
In S410, the
例えば、図7に示す要求データテーブル51は、経過時間カウンタが1ms毎にインクリメントされることと、下記(1)〜(3)のこととに基づいて、作成されている。
(1)1ms毎に要求する電スロ制御用データは、スロットル開度である。
For example, the request data table 51 shown in FIG. 7 is created based on the fact that the elapsed time counter is incremented every 1 ms and the following (1) to (3).
(1) The electric throttle control data requested every 1 ms is the throttle opening.
(2)2ms毎に要求する電スロ制御用データは、アクセル開度、吸気量、エンジン回転角、エンジン回転数、及びO2センサ値1である。
(3)8ms毎に要求する電スロ制御用データは、O2センサ値2、吸気温、その他データ1、及びその他データ2である。
(2) The electric throttle control data requested every 2 ms is the accelerator opening, the intake air amount, the engine rotation angle, the engine rotation speed, and the
(3) Electric throttle control data requested every 8 ms is
なお、要求データテーブル51,52のうち、S410で通常使用されるのは、例えば要求データテーブル51の方である。
第2コア22は、上記S410で要求データ種を取得した後、S420に進む。そして、第2コア22は、S420では、S410で取得した要求データ種の電スロ制御用データである要求データが存在するか否かを判定し、要求データが存在するのであれば、S430に進む。
Of the request data tables 51 and 52, the request data table 51 is normally used in S410, for example.
The
第2コア22は、S430では、S410で取得した要求データ種についてのデータ要求通知をオンにし、その後、S440に進む。また、第2コア22は、上記S420にて、要求データが存在しないと判定した場合には、S430をスキップしてS440に進む。
In S430, the
第2コア22は、S440では、経過時間カウンタをインクリメントし、その後、当該データ要求処理を終了する。
このようなデータ要求処理により、S410で図7の要求データテーブル51が使用されるとすると、1ms毎に、その要求データテーブル51の各行に記載された要求データ種の電スロ制御用データが、第1コア21に対して要求されることとなる。
In S440, the
If the request data table 51 of FIG. 7 is used in S410 by such data request processing, the electric throttling control data of the request data type described in each row of the request data table 51 is obtained every 1 ms. This is required for the
〈テーブル切替処理〉
第2コア22は、図6のS410で使用する要求データテーブルを切り替える処理として、図8に示すテーブル切替処理を行う。図8のテーブル切替処理は、例えば、図6のS410で行われる。また、テーブル切替処理は、例えば、図6のデータ要求処理とは別の一定時間毎のタイミングで行われても良い。このテーブル切替処理も、要求部41が行う処理に相当する。
<Table switching process>
The
図8に示すように、第2コア22は、テーブル切替処理を開始すると、S510にて、特定の条件が成立しているか否かを判定し、特定の条件が成立していなければ、S520に進む。そして、第2コア22は、S520では、図6のS410で使用する要求データテーブルとして、第1のテーブルを選択し、その後、当該テーブル切替処理を終了する。第1のテーブルは、要求データテーブル51,52のうち、通常使用される方の要求データテーブル51である。
As shown in FIG. 8, when starting the table switching process, the
また、第2コア22は、上記510にて、特定の条件が成立していると判定した場合には、S530に進む。そして、第2コア22は、S530では、図6のS410で使用する要求データテーブルとして、第2のテーブルを選択し、その後、当該テーブル切替処理を終了する。第2のテーブルは、要求データテーブル52である。
If the
ここで、S510で判定される特定の条件と、要求データテーブル52との、一例について述べる。
特定の条件としては、例えば、O2センサ値2を検出するためのセンサが故障している、という条件が考えられる。この場合、要求データテーブル52としては、図7に示す要求データテーブル51から、要求データ種として、O2センサ値2が削除されたものとすることができる。この構成の場合、O2センサ値2が正常でなくなる状況において、第2コア22から第1コア21へO2センサ値2が要求されなくなる。よって、不確かなO2センサ値2を第1コア21から第2コア22へ渡すための処理を、行わなくても済むようになる。また、このような構成にすることは、他のセンサ及び電スロ制御用データについても同様である。
Here, an example of the specific condition determined in S510 and the request data table 52 will be described.
As a specific condition, for example, a condition that a sensor for detecting the
また、特定の条件としては、電スロ制御が禁止された、という条件でも良い。この場合、要求データテーブル52としては、要求データ種が記録されていないものとすることができる。この構成の場合、電スロ制御が禁止された状況において、第2コア22から第1コア21へ全ての電スロ制御用データが要求されなくなる。よって、不要な電スロ制御用データを第1コア21から第2コア22へ渡すための処理を、行わなくても済むようになる。
Further, the specific condition may be a condition that the electric throttling control is prohibited. In this case, as the request data table 52, the request data type may not be recorded. In the case of this configuration, in the situation where the electric throttling control is prohibited, all the electric throttling control data is not requested from the
なお、要求データテーブルの数は、2つに限らず、1つでも3つ以上であっても良い。要求データテーブルの数が1つの場合には、図8のテーブル切替処理は不要となる。また、要求データテーブルの数が3つ以上の場合には、3つ以上の要求データテーブルのうちの1つを選択するための条件を設定して、要求データテーブルの切り替えを実施するように構成すれば良い。 Note that the number of request data tables is not limited to two, and may be one or three or more. When the number of request data tables is one, the table switching process of FIG. 8 is not necessary. Further, when the number of request data tables is three or more, a condition for selecting one of the three or more request data tables is set, and the request data tables are switched. Just do it.
[作用例]
図3,図5,図6の処理が行われることによる作用例について、図9を用い説明する。なお、図9は、ASIL領域25とデータ要求通知及びデータ格納通知との、状態遷移の一例を表している。そして、図9に示す例では、図6のS410で図7の要求データテーブル51が使用されている。また、図9において、ASIL領域25のラベル領域28に記載された「無」は、ラベルが消去されている状態を意味する。
[Example]
An example of the effect of performing the processes of FIGS. 3, 5, and 6 will be described with reference to FIG. FIG. 9 illustrates an example of state transition between the
まず、経過時間カウンタの値が0である場合に第2コア22が図6のデータ要求処理を行い、その後、第1コア21が図3の第1データ書込処理を行い、更にその後、第2コア22が図5のデータ読出処理を行ったとする。この場合、ASIL領域25とデータ要求通知及びデータ格納通知は、図9の時刻t1に示すようになる。
First, when the value of the elapsed time counter is 0, the
つまり、時刻t1では、要求データテーブル51の1行目に記録された4つの要求データ種の各電スロ制御用データがASIL領域25の格納領域E1〜E4に格納されているが、その各電スロ制御用データの第2コア22による読み出しは完了している。このため、ラベル領域28内のラベルは全て消去され、データ要求通知及びデータ格納通知は全てオフになっている。なお、要求データテーブル51の1行目とは、要求データテーブル51において「経過時間カウンタの値=0」に対応する行である。
That is, at time t1, the electric throttling control data of the four request data types recorded in the first row of the request data table 51 are stored in the storage areas E1 to E4 of the
次に、第2コア22が図6のデータ要求処理を行うと、この回のデータ要求処理は、経過時間カウンタの値が1である場合に実施される。このため、ASIL領域25とデータ要求通知及びデータ格納通知は、図9の時刻t2に示すようになる。
Next, when the
つまり、時刻t2では、10個のデータ要求通知のうち、要求データテーブル51の2行目に記録された4つの要求データ種に対応するデータ要求通知がオンにされる。なお、要求データテーブル51の2行目とは、要求データテーブル51において「経過時間カウンタの値=1」に対応する行である。 That is, at time t2, the data request notifications corresponding to the four request data types recorded in the second row of the request data table 51 among the ten data request notifications are turned on. The second row of the request data table 51 is a row corresponding to “elapsed time counter value = 1” in the request data table 51.
次に、第1コア21が図3の第1データ書込処理を行うと、ASIL領域25とデータ要求通知及びデータ格納通知は、図9の時刻t3に示すようになる。
つまり、時刻t3では、オンされているデータ要求通知に対応する電スロ制御用データが、ASIL領域25のデータ領域27に書き込まれると共に、その書き込まれた電スロ制御用データのラベルであるa,e,f,gが、ASIL領域25のラベル領域28に書き込まれる。そして、データ領域27に書き込こまれた電スロ制御用データについてのデータ格納通知がオンにされる。
Next, when the
That is, at time t3, the electric throttling control data corresponding to the turned on data request notification is written to the
次に、第2コア22が図5のデータ読出処理を行うと、ASIL領域25とデータ要求通知及びデータ格納通知は、図9の時刻t4に示すようになる。
つまり、時刻t4では、第2コア22によりデータ領域27内の各電スロ制御用データが読み出されて、ラベル領域28内のラベルが全て消去される。そして、データ要求通知及びデータ格納通知も全てオフにされる。
Next, when the
In other words, at time t4, the
次に、第2コア22が図6のデータ要求処理を行うと、この回のデータ要求処理は、経過時間カウンタの値が2である場合に実施される。このため、ASIL領域25とデータ要求通知及びデータ格納通知は、図9の時刻t5に示すようになる。
Next, when the
つまり、時刻t5では、10個のデータ要求通知のうち、要求データテーブル51の3行目に記録された4つの要求データ種に対応するデータ要求通知がオンにされる。なお、要求データテーブル51の3行目とは、要求データテーブル51において「経過時間カウンタの値=2」に対応する行である。 That is, at time t5, out of the ten data request notifications, the data request notifications corresponding to the four request data types recorded in the third row of the request data table 51 are turned on. The third row of the request data table 51 is a row corresponding to “elapsed time counter value = 2” in the request data table 51.
以後は、上記と同様の動作が繰り返される。
[効果]
以上詳述した第1実施形態によれば、以下の効果が得られる。
Thereafter, the same operation as described above is repeated.
[effect]
According to the first embodiment described in detail above, the following effects can be obtained.
(1a)第1コア21で実行される第1ソフト31から、第2コア22で実行される第2ソフト32へは、異常検出ソフト33及び市場モニタソフト34によってアクセスされないASIL領域25を介して、演算結果データとしての電スロ制御用データが提供される。このため、第1ソフト31及び第2ソフト32と、異常検出ソフト33及び市場モニタソフト34とがパーティショニングされる。よって、第1ソフト31及び第2ソフト32に設定された安全度が確保される。更に、ASIL領域25には、第1ソフト31から第2ソフト32に提供される全ての電スロ制御用データが常時記憶されるのではなく、その全電スロ制御用データのうち、所定のタイミング毎に第2ソフト32が必要とする一部の電スロ制御用データだけが書き込まれる。このため、必要なメモリ容量を低減することができる。本実施形態では、図2に示したように、QM領域26が40バイトであったのに対して、ASIL領域25は、ラベル領域28を含めて20バイトで済んでいる。
(1a) From the
(1b)要求部41及び読出部42は、第2コア22が第2ソフト32を実行することによって実現される。そして、書込部43は、第1コア21が第1ソフト31を実行することによって実現される。このため、ハードウェアを追加する必要がない。
(1b) The request unit 41 and the
(1c)ASIL領域25は、電スロ制御用データが書き込まれるデータ領域27と、データ領域27におけるどの位置にどの電スロ制御用データが書き込まれているかを特定可能な管理情報としてのデータラベルが書き込まれるラベル領域28と、を備える。そして、第1コア21側の書込部43は、第2コア22から要求された電スロ制御用データをデータ領域27に書き込むと共に、ラベル領域28にデータラベルを書き込む処理も行う。更に、第2コア22側の読出部42は、ラベル領域28内のデータラベルに基づいて、データ領域27から電スロ制御用データを読み出す。
(1c) The
このため、第2コア22では、第1コア21に要求した電スロ制御データが、データ領域27のどの位置に書き込まれているかを正しく把握することができる。よって、第2コア22が要求した電スロ制御用データを、第1コア21から第2コア22へ確実に提供することができる。
For this reason, in the
(1d)異常検出ソフト33及び市場モニタソフト34によってアクセス可能なQM領域26が備えられており、第1コア21の定期書込部44が、電スロ制御データの全部又は一部を、そのQM領域26に定期的に書き込む。このため、第1ソフト31から異常検出ソフト33及び市場モニタソフト34への電スロ制御データの提供も可能となる。
(1d) The
(1e)
定期書込部44は、第1コア21が第1ソフト31を実行することによって実現される。このため、ハードウェアを追加する必要がない。
(1e)
The
(1f)ASIL領域25の記憶容量は、当該ASIL領域25に記憶可能な電スロ制御用データの最大数と、第2ソフト32による演算処理において同じ時の値であることが必要な電スロ制御用データの最大数とが、同じになるように設定されている。このため、ASIL領域25の記憶容量を最小限にすることができる。なお、上記最大数は、本実施形態では4個であったが、4個以外でも良い。
(1f) The storage capacity of the
(1g)要求部41、書込部43及び読出部42は、一定時間毎に動作するように構成されている。このため、第1コア21から第2コア22へ、一定時間毎に、その時々で必要な電スロ制御用データを提供することができる。
(1g) The request unit 41, the
(1h)ROM23には、少なくとも1つの要求データテーブル51,52が記録されている。要求データテーブル51,52は、複数通りのタイミングのうちのどのタイミングで、全ての電スロ制御用データのうちのどれを第1コア21に要求するかが記録されたテーブルである。なお、本実施形態において、複数通りのタイミングは、経過時間カウンタの値に応じた8通りのタイミングである。そして、要求部41は、少なくとも1つの要求データテーブル51,52に基づいて、全ての電スロ制御用データのうちの一部を第1コア21に要求するように構成されている。
(1h) In the
このため、要求データテーブル51,52に記録される内容を変更することにより、各タイミングで第2コア22から第1コア21に要求される電スロ制御データの種類を変更することができる。
For this reason, by changing the contents recorded in the request data tables 51 and 52, the type of the electric throttle control data required from the
(1i)要求部41は、要求データテーブル51,52のうち、第1コア21に要求する電スロ制御用データを決めるために使用する要求データテーブルを、予め定められた条件に基づいて切り替える。このため、状況に応じて最適な要求データテーブルを用いることができる。その結果、状況に応じた最適な種類の電スロ制御用データを、第1コア21に要求することができる。
(1i) The request unit 41 switches among the request data tables 51 and 52, the request data table used for determining the electric throttling control data requested from the
なお、本実施形態では、第1コア21が第1処理部に相当し、第2コア22が第2処理部に相当する。また、ASIL領域25が授受領域に相当し、QM領域26が別領域に相当する。
In the present embodiment, the
[他の実施形態]
〈変形例1〉
マイコン17が備えるコアの数は3つ以上でも良い。その場合、3つ以上のコアのうちの何れか2つに着目した場合に、その2つのコアが、上記実施形態の2つのコア21,22と同様の関係になっていれば良い。
[Other Embodiments]
<
The number of cores included in the
〈変形例2〉
例えば、第2コア22の読出部42は、データ格納通知と、要求部41が出したデータ要求通知とを比較して、不一致の場合にはフェールセーフの処理を行うように構成しても良い。フェールセーフの処理としては、例えば、ASIL領域25からデータを読み出さないようにする処理や、データ格納通知とデータ要求通知とが一致しているデータだけをASIL領域25から読み出す処理等を行うように構成しても良い。
<
For example, the
〈変形例3〉
例えば、第3ソフトとしての異常検出ソフト33及び市場モニタソフト34は、第1コア21が実行するように構成されても良い。
<Modification 3>
For example, the abnormality detection software 33 and the
〈変形例4〉
第1ソフト31及び第2ソフト32は、電スロ制御用のソフトに限らず、他の制御のためのソフトであっても良い。
<
The
〈変形例5〉
ECU11には、上記各ソフト31〜34による機能以外の機能が搭載されていても良い。
<
The
以上、本開示を実施するための形態について説明したが、本開示は上述の実施形態に限定されることなく、種々変形して実施することができる。
例えば、上記実施形態における1つの構成要素が有する複数の機能を、複数の構成要素によって実現したり、1つの構成要素が有する1つの機能を、複数の構成要素によって実現したりしても良い。また、複数の構成要素が有する複数の機能を、1つの構成要素によって実現したり、複数の構成要素によって実現される1つの機能を、1つの構成要素によって実現したりしても良い。また、上記実施形態の構成の一部を省略しても良い。また、上記実施形態の構成の少なくとも一部を、他の上記実施形態の構成に対して付加又は置換しても良い。なお、特許請求の範囲に記載した文言のみによって特定される技術思想に含まれるあらゆる態様が本開示の実施形態である。また、上述したECU11の他、当該ECU11を構成要素とするシステム、当該ECU11としてコンピュータを機能させるためのプログラム、このプログラムを記録した半導体メモリ等の非遷移的実態的記録媒体、データ転送方法など、種々の形態で本開示を実現することもできる。
As mentioned above, although the form for implementing this indication was demonstrated, this indication is not limited to the above-mentioned embodiment, and can carry out various modifications.
For example, a plurality of functions that one constituent element in the above-described embodiment has may be realized by a plurality of constituent elements, or a single function that one constituent element has may be realized by a plurality of constituent elements. Further, a plurality of functions possessed by a plurality of constituent elements may be realized by one constituent element, or a single function realized by a plurality of constituent elements may be realized by one constituent element. Moreover, you may abbreviate | omit a part of structure of the said embodiment. Further, at least a part of the configuration of the above embodiment may be added to or replaced with the configuration of the other embodiment. In addition, all the aspects included in the technical idea specified only by the wording described in the claims are embodiments of the present disclosure. In addition to the
21…第1コア、22…第2コア、25…ASIL領域、31…第1ソフト、32…第2ソフト、33…異常検出ソフト、34…市場モニタソフト、41…要求部、42…読出部、43…書込部
21 ... 1st core, 22 ... 2nd core, 25 ... ASIL area, 31 ... 1st software, 32 ... 2nd software, 33 ... Abnormality detection software, 34 ... Market monitor software, 41 ... Request part, 42 ... Reading
Claims (9)
前記第1処理部により実行される第1ソフトウェア(31)と、
前記第2処理部により実行される第2ソフトウェア(32)と、
前記第1ソフトウェア及び前記第2ソフトウェアとは別のソフトウェアである第3ソフトウェア(33,34)によってアクセスされない記憶領域である授受領域(25)と、を備え、
前記第1ソフトウェア及び前記第2ソフトウェアは、前記第3ソフトウェアよりも高い安全度が設定されたソフトウェアであると共に、前記第2ソフトウェアは、前記第1ソフトウェアにより演算されたデータである演算結果データを用いて、演算処理を行うように構成されており、
前記第2処理部は、
予め定められたタイミング毎に、前記第1ソフトウェアから前記第2ソフトウェアに提供される全ての演算結果データのうちの一部であって、当該タイミングにて前記第2ソフトウェアが必要とする一部の演算結果データを前記第1処理部に要求するように構成された要求部(41)、を備え、
前記第1処理部は、
前記要求部によって要求された演算結果データを前記授受領域に書き込むと共に、前記要求された演算結果データの前記授受領域への書き込みを完了したことを前記第2処理部に通知するように構成された書込部(43)、を備え、
前記第2処理部は、
前記書込部による前記通知を受けると、前記授受領域から前記演算結果データを読み出すように構成された読出部(42)、を更に備える、
車載制御装置。 A first processing unit (21) and a second processing unit (22) configured to execute software;
First software (31) executed by the first processing unit;
Second software (32) executed by the second processing unit;
A transfer area (25) that is a storage area that is not accessed by the third software (33, 34) that is software different from the first software and the second software,
The first software and the second software are software in which a higher degree of safety is set than the third software, and the second software stores calculation result data that is data calculated by the first software. And is configured to perform arithmetic processing,
The second processing unit includes:
A part of all operation result data provided from the first software to the second software at a predetermined timing, and a part of the calculation result data required by the second software at the timing A request unit (41) configured to request operation result data from the first processing unit;
The first processing unit includes:
The calculation result data requested by the request unit is written in the transfer area, and the second processing unit is notified that writing of the requested calculation result data in the transfer area is completed. A writing unit (43),
The second processing unit includes:
A reading unit (42) configured to read out the calculation result data from the transfer area when receiving the notification by the writing unit;
In-vehicle control device.
前記要求部及び前記読出部は、前記第2処理部が前記第2ソフトウェアを実行することによって実現され、
前記書込部は、前記第1処理部が前記第1ソフトウェアを実行することによって実現される、
車載制御装置。 The in-vehicle control device according to claim 1,
The request unit and the reading unit are realized by the second processing unit executing the second software,
The writing unit is realized by the first processing unit executing the first software.
In-vehicle control device.
前記授受領域は、
前記一部の演算結果データが書き込まれるデータ領域(27)と、
前記データ領域におけるどの位置にどの演算結果データが書き込まれているかを特定可能な管理情報が書き込まれる管理用領域(28)と、を備え、
前記書込部は、前記管理用領域に前記管理情報を書き込む処理も行うように構成され、
前記読出部は、前記管理用領域内の前記管理情報に基づいて、前記データ領域から前記演算結果データを読み出すように構成されている、
車載制御装置。 The in-vehicle control device according to claim 1 or 2,
The transfer area is
A data area (27) in which the partial calculation result data is written;
A management area (28) in which management information capable of specifying which calculation result data is written at which position in the data area is provided,
The writing unit is configured to perform a process of writing the management information in the management area;
The reading unit is configured to read the calculation result data from the data area based on the management information in the management area.
In-vehicle control device.
前記第3ソフトウェアによってアクセス可能な記憶領域である別領域(26)、を更に備え、
前記第1処理部は、
前記演算結果データの全部又は一部を前記別領域に定期的に書き込むように構成された定期書込部(44)、を更に備える、
車載制御装置。 The in-vehicle control device according to any one of claims 1 to 3,
Another area (26) which is a storage area accessible by the third software,
The first processing unit includes:
A periodic writing unit (44) configured to periodically write all or part of the operation result data in the different area;
In-vehicle control device.
前記定期書込部は、前記第1処理部が前記第1ソフトウェアを実行することによって実現される、
車載制御装置。 The vehicle-mounted control device according to claim 4,
The periodic writing unit is realized by the first processing unit executing the first software.
In-vehicle control device.
前記授受領域の記憶容量は、
当該授受領域に記憶可能な前記演算結果データの最大数と、前記第2ソフトウェアによる演算処理において同じ時の値であることが必要な前記演算結果データの最大数とが、同じになるように設定されている、
車載制御装置。 It is an in-vehicle control device given in any 1 paragraph of Claims 1 thru / or 5,
The storage capacity of the transfer area is
The maximum number of the operation result data that can be stored in the transfer area is set to be the same as the maximum number of the operation result data that needs to be the same value in the operation processing by the second software. Being
In-vehicle control device.
前記要求部、前記書込部及び前記読出部は、一定時間毎に動作するように構成されている、
車載制御装置。 The vehicle-mounted control device according to any one of claims 1 to 6,
The request unit, the writing unit, and the reading unit are configured to operate at regular intervals.
In-vehicle control device.
複数通りのタイミングのうちのどのタイミングで、前記全ての演算結果データのうちのどれを前記第1処理部に要求するかが記録された少なくとも1つのテーブル(51,52)、を更に備え、
前記要求部は、前記少なくとも1つのテーブルに基づいて、前記全ての演算結果データのうちの一部を前記第1処理部に要求するように構成されている、
車載制御装置。 The vehicle-mounted control device according to any one of claims 1 to 7,
At least one table (51, 52) in which which of the plurality of operation result data is requested to the first processing unit at which timing of the plurality of timings is recorded;
The request unit is configured to request a part of all the operation result data to the first processing unit based on the at least one table.
In-vehicle control device.
前記少なくとも1つのテーブルは、複数のテーブル(51,52)であり、
前記要求部は、予め定められた条件に基づいて、前記複数のテーブルのうち、使用するテーブルを切り替えるように構成されている、
車載制御装置。 The in-vehicle control device according to claim 8,
The at least one table is a plurality of tables (51, 52);
The request unit is configured to switch a table to be used among the plurality of tables based on a predetermined condition.
In-vehicle control device.
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