JP6551734B2 - 動画像作成システム、動画像作成方法及び動画像作成プログラム - Google Patents

動画像作成システム、動画像作成方法及び動画像作成プログラム Download PDF

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Description

本発明は、動画像を作成する動画像作成システム、動画像作成方法及び動画像作成プログラムに関する。
画角が最終出力時のアスペクト比よりも広いパノラマ動画像を編集して動画像を作成する動画像作成システムが知られている。例えば、特許文献1に、この種の動画像作成システムの具体的構成が記載されている。
特許文献1に記載の動画像作成システムでは、複数の単位画像よりなる全体画像の中から追尾対象の被写体がユーザによって選択されると、選択された被写体が写る単位画像の撮影方向が識別され、識別された撮影方向上にある単位画像がサーバから読み出される。次いで、読み出された単位画像の輝度レベルと次の時刻の全体画像の輝度レベルに基づき、次の時刻で追尾対象が写る単位画像の撮影方向が識別され、識別された撮影方向上にある単位画像がサーバから読み出される。これを繰り返すことにより、被写体を追尾した(被写体に合わせて視点を移動させた)動画像が作成される。
特開2004−241834号公報
このように、特許文献1に記載の動画像作成システムで作成される動画像は、追尾対象の被写体に合わせて視点を単純に移動させただけのものである。ユーザによっては、このような視点を単純に移動させただけの動画像に不満を持つことが考えられる。
本発明は上記の事情に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、被写体を追尾する動画像をより適切な視点で作成することが可能な動画像作成システムを提供することである。
本発明の一実施形態に係る動画像作成システムは、パノラマ動画像の中から追尾対象となる被写体を選択する選択手段と、選択された被写体に合わせてパノラマ動画像内の視点が移動する動画像を該パノラマ動画像から切り出す切り出し手段と、切り出された動画像の視点を被写体に応じて補正する補正手段とを備える。
また、本発明の一実施形態において、補正手段は、切り出し手段により切り出された動画像内に写る被写体の大きさに応じて該動画像の視点を補正する構成としてもよい。
また、本発明の一実施形態において、補正手段は、少なくとも、パノラマ動画像の撮影時の撮影装置の姿勢情報に基づき、切り出し手段により切り出された動画像の視点を補正する構成としてもよい。
また、本発明の一実施形態において、補正手段は、切り出し手段により切り出された動画像内に写る被写体の大きさが所定の大きさを超える場合に、該動画像内における被写体の移動方向を推定し、推定される移動方向と姿勢情報に基づいて角度を算出し、切り出し手段により切り出された動画像内において被写体の移動方向が一定方向となるように、該動画像の視点を、算出された角度を打ち消す方向に回転させることによって補正する構成としてもよい。
また、本発明の一実施形態において、補正手段は、パノラマ動画像の画角が所定値未満である場合に、該動画像内における被写体の移動方向を推定し、推定される移動方向と姿勢情報に基づいて角度を算出し、切り出し手段により切り出された動画像内において被写体の移動方向が一定方向となるように、該動画像の視点を、算出された角度を打ち消す方向に回転させることによって補正する構成としてもよい。
また、本発明の一実施形態において、切り出し手段は、選択手段により選択された被写体を、パノラマ動画像を構成する各パノラマ画像の中からパターン認識によって認識する構成としてもよい。
また、本発明の一実施形態において、補正手段は、姿勢情報とパターン認識によって認識された被写体に基づき、切り出し手段により切り出された動画像の視点を補正する構成としてもよい。
また、本発明の一実施形態に係る動画作成方法は、コンピュータに実行させる方法であり、パノラマ動画像の中から追尾対象となる被写体を選択するステップと、選択された被写体に合わせてパノラマ動画像内の視点が移動する動画像を該パノラマ動画像から切り出すステップと、切り出された動画像の視点を被写体に応じて補正するステップとを含む。
また、本発明の一実施形態に係る動画像作成プログラムは、上記の動画像作成方法をコンピュータに実行させるためのプログラムである。
本発明の一実施形態によれば、被写体を追尾する動画像をより適切な視点で作成することが可能な動画像作成システム、動画像作成方法及び動画像作成プログラムが提供される。
本発明の一実施形態に係る編集システムの概略構成を示す図である。 本発明の一実施形態に係る編集システムに備えられる撮影装置の模式的な外観図である。 本発明の一実施形態において撮影装置を使用したときの状況を例示する図である。 本発明の一実施形態において撮影装置により撮影された画像を説明する図である。 本発明の一実施形態において編集装置により作成された全天球パノラマ動画像を例示する図である。 本発明の一実施形態において編集装置にて実行される動画像作成処理のフローチャートを示す図である。 図6の処理ステップS17又はS18にて実行されるターゲット追尾画像の具体的な補正例を説明するための図である。 図6の処理ステップS17又はS18にて実行されるターゲット追尾画像の具体的な補正例を説明するための図である。
以下、本発明の一実施形態に係る編集システムについて図面を参照しながら説明する。
[編集システム1の構成]
図1は、本発明の一実施形態に係る編集システム10の概略構成を示す図である。図1に示されるように、編集システム10は、編集装置12、撮影装置14、表示装置16及び操作部18を備えている。編集装置12、撮影装置14、表示装置16及び操作部18は、ネットワーク等の無線又は有線の通信部を介して通信可能に接続されている。
通信部には、例えば、短距離無線技術、移動通信システムによる無線通信網、及びインターネット等が用いられる。短距離無線技術は、Bluetooth(登録商標)等が挙げられる。移動通信システムによる無線通信網には、3G(3rd generation)や、WiMAX(Worldwide Interoperability for Microwave Access)等が挙げられる。
編集装置12は、素材の編集処理を実行するコンピュータである。編集対象の素材には、例えば全天球パノラマ動画像やパノラマ動画像(全天球パノラマ動画像以外)が挙げられる。
撮影装置14は、全天球パノラマ動画像を撮影する装置である。全天球パノラマ動画像とは、全天球の範囲の撮影によって得られるパノラマ動画像である。パノラマ動画像とは、画角が最終出力する表示装置のアスペクト比よりも広い動画像である。撮影装置14には、ジャイロセンサが搭載されている。撮影装置14は、撮影処理時、ジャイロセンサを用いて撮影装置14の姿勢情報を採取する。採取された姿勢情報は、撮影された動画像や静止画像のファイルにメタ情報として記録される。
表示装置16は、画像を表示する一般的な表示装置であり、例示的には、液晶ディスプレイや有機ELディスプレイである。表示装置16には、全天球パノラマ動画像の作成や編集を行うためのメイン画面が表示される。ユーザは、メイン画面に表示された各種画面を介して、全天球パノラマ動画像の作成指示や編集指示を行うことができる。
操作部18は、ユーザから各種操作指示を受け付けるインタフェースである。図1に示されるように、操作部18は、キーボード18A、マウス18B、UI部18Cを備えている。
UI部18Cは、ユーザからの操作入力を受け付けると共に各種画像を表示するタッチパネル機能を備えた装置である。UI部18Cには、例えば、スマートフォン、タブレット端末、ノート型パソコン、デスクトップ型パソコン、PDA(Personal Digital Assistant)等の、タッチパネル機能を備えた情報処理端末が採用される。
図2は、撮影装置14の模式的な外観図である。図2(A)は、撮影装置14の側面図であり、図2(B)は、図2(A)とは反対側の、撮影装置14の側面図であり、図2(C)は、撮影装置14の平面図である。
撮影装置14は、全天球パノラマ動画像を撮影可能な装置である。ここで、パノラマ動画像とは、画角が最終出力時のアスペクト比よりも広い動画像であり、全天球パノラマ動画像とは、4πラジアンの立体角内の像を得て、全天球の範囲の撮影によって得られるパノラマ動画像である。
図2に示されるように、撮影装置14の上部には、正面側(一方の面側)にレンズ20A及び背面側(他方の面側)にレンズ20Bが設けられている。レンズ20A及び20Bは、180度以上の画角を有する広角レンズである。各レンズ20A、20Bを介して導かれた被写体像は、各々の撮像素子にて撮像される。撮像素子としては、例えばCCD(Charge Coupled Device)イメージセンサやCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)イメージセンサが挙げられる。撮影装置14の正面側には、レリーズボタン等の操作部14Cが設けられている。
図3は、撮影装置14の使用状況を例示する図である。図3に示されるように、撮影装置14は、ユーザが手に持ってユーザの周囲の被写体を撮影するために用いられる。この場合、ユーザの周囲の被写体が各々の撮像素子によって撮像されて、2つの半球画像が得られ、4πラジアンの立体角内の像が得られる。
図4は、撮影装置14により撮影された画像の説明図である。図4(A)は、レンズ20Aを介して撮影された半球画像(前側)を示し、図4(B)は、レンズ20Bを介して撮影された半球画像(後側)を示し、図4(C)は、メルカトル図法により表された画像(以下、「メルカトル画像」と記す。)を示す。
レンズ20Aは、広角レンズの一つである魚眼レンズである。そのため、レンズ20Aを介して撮影された画像は、図4(A)に示されるように、湾曲した半球画像(前側)となる。また、レンズ20Bも同様に魚眼レンズである。従って、レンズ20Bを介して撮影された画像は、図4(B)に示されるように、湾曲した半球画像(後側)となる。撮影装置14において半球画像(前側)と半球画像(後側)とが合成されると、メルカトル画像が作成される(図4(C)参照)。連続的に撮影されたメルカトル画像が連なるとメルカトル動画像としての全天球パノラマ動画像となる。
撮影装置14にて作成されたメルカトル動画像は、撮影装置14から編集装置12へ送信される。編集装置12は、撮影装置14より順次受信したメルカトル画像をOpenGL(Open Graphics Library)を利用することにより、全天球パノラマ動画像として表示装置16やUI部18C等に表示する。図5は、全天球パノラマ動画像を例示する図である。
なお、本実施形態において例示される編集システムのより詳細な説明は、例えば特開2014−165764号公報にて参照することができる。
[動画像作成処理]
次に、全天球パノラマ動画像を編集して動画像を作成する動画像作成処理について説明する。図6は、編集装置12にて実行される動画像作成処理のフローチャートを示す。図6に示される動画像作成処理は、全天球パノラマ動画像の再生指示操作が行われると、その実行が開始される。
[図6のS11(再生画像の表示)]
本処理ステップS11では、全天球パノラマ動画像から任意視点の再生画像が切り出され、切り出された任意視点の再生画像が表示装置16やUI部18Cに順次表示される。なお、任意視点の再生画像とは、全天球パノラマ動画像をなすフレーム(全天球パノラマ画像)の少なくとも一部を含む画像である。
[図6のS12(ターゲットの選択判定)]
本処理ステップS12では、表示装置16やUI部18Cに表示された再生画像から追尾対象となる被写体(ターゲット)が選択されたか否かが判定される。なお、ターゲットの選択は、例えば、キーボード18Aに対するキー操作やマウス18Bに対するクリック操作、UI部18Cに対するタッチ操作等を通じて行うことができる。また、ターゲットの選択は、例えば編集システム10によって自動的に行われるようにしてもよい。例えば編集システム10に予め登録された人物が全天球パノラマ動画像に写る場合、編集システム10にてパターン認識が行われて、該人物がターゲットとして選択される。
[図6のS13(ターゲットのパターン認識)]
本処理ステップS13は、処理ステップS12(ターゲットの選択判定)にてターゲットが選択されたと判定された場合(S12:YES)に実行される。本処理ステップS13では、全天球パノラマ動画像をなすフレーム(全天球パノラマ画像)から、再生画像の遷移に合わせてターゲットのパターン認識が行われる。パターン認識は、例えば、選択操作時のターゲットをテンプレートとしたテンプレートマッチングを用いて行われる。また、ターゲットが人物の場合に限られるが、顔認識技術を用いてパターン認識が行われてもよい。
[図6のS14(ターゲット追尾画像の切り出し)]
本処理ステップS14では、再生画像から、パターン認識によって認識されたターゲットを追尾する画像(ターゲット追尾画像)が切り出される。なお、ターゲット追尾画像の切り出しサイズは、例えばユーザによって適宜設定することができる。
[図6のS15(ターゲットの判別)]
本処理ステップS15では、処理ステップS14(ターゲット追尾画像の切り出し)にて切り出されたターゲット追尾画像内に写るターゲットの判別が行われる。一例として、ターゲットが人物であるか人物以外であるかが判別される。
[図6のS16(ターゲットの大きさ判定)]
本処理ステップS16では、処理ステップS14(ターゲット追尾画像の切り出し)にて切り出されたターゲット追尾画像内に写るターゲットの大きさが所定の大きさを超えるか否か、より詳細には、ターゲット追尾画像全体に対してターゲットが占める表示の割合が所定の割合を超えるか否かが判定される。
[図6のS17(ターゲット追尾画像の補正)]
本処理ステップS17は、処理ステップS16(ターゲットの大きさ判定)にてターゲット追尾画像内に写るターゲットの大きさが所定の大きさを超えないと判定された場合(S16:NO)に実行される。例示的には、全天球パノラマ動画像から切り出された任意視点の再生画像が所定の基準倍率からズームアウトされた場合や、全天球パノラマ動画像が広角撮影されたものである場合、ターゲット追尾画像の切り出しサイズが大きめのサイズに設定されている場合等は、ターゲット追尾画像内に写るターゲットの大きさが所定の大きさを超えないことが多い。これらの例示から、ターゲット追尾画像内に写るターゲットの大きさが所定の大きさを超えない場合とは、ユーザがターゲットだけでなくその周囲の背景等も含めて鑑賞したい場合であると考えられる。
そこで、本処理ステップS17では、処理ステップS14(ターゲット追尾画像の切り出し)にて切り出されたターゲット追尾画像に対し、ターゲットだけでなくその周囲の背景等も含めて鑑賞するのに適した補正が施される。具体的には、全天球パノラマ動画像ファイルにメタ情報として記録された姿勢情報に基づいて、ターゲット追尾画像の視点が水平補正される。ここで、水平補正とは、全天球パノラマ動画像(及びこれに含まれるターゲット追尾画像)が恰も水平姿勢(レンズ20A、20Bの各光軸が水平方向を向くときの撮影装置14の姿勢)で撮影されたものとなるように、撮影時に撮影装置14が水平姿勢から傾くことによって生じる全天球パノラマ動画像やターゲット追尾画像の歪み・傾きを無くす画像補正である。
図7、図8を用いて、本処理ステップS17にて実行されるターゲット追尾画像の具体的な補正例を2例説明する。
・補正例1
図7(a)及び図7(b)を用いて補正例1を説明する。図7(a)は、撮影装置14を水平姿勢に大凡保ちながら撮影したときに得られる全天球パノラマ動画像の一例を平面に展開して示す図である。図7(a)に示される全天球パノラマ動画像は、撮影装置14の周囲を移動するターゲットT(人物)を撮影したものとなっている。補正例1では、全天球パノラマ動画像から切り出された任意視点の再生画像が所定の基準倍率からズームアウトされており、ターゲット追尾画像は、ズームアウトされた再生画像から切り出されている。補正例1では、ズームアウトされた各再生画像から切り出されるターゲット追尾画像のうち、3つのターゲット追尾画像G1ZO、G2ZO、G3ZOをサンプルとして示す。
補正例1では、全天球パノラマ動画像から切り出された任意視点の再生画像が所定の基準倍率からズームアウトされたことにより、ターゲット追尾画像G1ZO〜G3ZO内に写るターゲットTの大きさが所定の大きさに満たない。この場合、ターゲット追尾画像G1ZO〜G3ZOは、視点の水平補正だけが施される。これにより、ターゲット追尾画像G1ZO〜G3ZOは、図7(b)に示されるように、水平姿勢での撮影視点が担保されると共にターゲット及びその周囲の背景等が含まれた、より適切な視点の追尾画像となる。
・補正例2
図8(a)及び図8(b)を用いて補正例2を説明する。図8(a)は、撮影装置14を水平姿勢に大凡保ちながら撮影したときに得られる全天球パノラマ動画像の一例を平面に展開して示す図である。図8(a)に示される全天球パノラマ動画像は、ターゲットT(飛行機)を撮影したものとなっている。補正例2においても、全天球パノラマ動画像から切り出された任意視点の再生画像が所定の基準倍率からズームアウトされており、ターゲット追尾画像は、ズームアウトされた再生画像から切り出されている。補正例2では、ズームアウトされた各再生画像から切り出されるターゲット追尾画像のうち、3つのターゲット追尾画像G4ZO、G5ZO、G6ZOをサンプルとして示す。
補正例2では、全天球パノラマ動画像から切り出された任意視点の再生画像が所定の基準倍率からズームアウトされたことにより、ターゲット追尾画像G4ZO〜G6ZO内に写るターゲットTの大きさが所定の大きさに満たない。この場合、ターゲット追尾画像G4ZO〜G6ZOは、視点の水平補正だけが施される。これにより、ターゲット追尾画像G4ZO〜G6ZOは、図8(b)に示されるように、水平姿勢での撮影視点が担保されると共にターゲット及びその周囲の背景等が含まれることにより、飛行機がどのように飛行しているかが把握し易い、より適切な視点の追尾画像となる。
[図6のS18(ターゲット追尾画像の補正)]
本処理ステップS18は、処理ステップS16(ターゲットの大きさ判定)にてターゲット追尾画像内に写るターゲットの大きさが所定の大きさを超えると判定された場合(S16:YES)に実行される。例示的には、全天球パノラマ動画像から切り出された任意視点の再生画像が所定の基準倍率からズームインされた場合や、全天球パノラマ動画像が望遠撮影されたものである場合、ターゲット追尾画像の切り出しサイズが小さめのサイズに設定されている場合等は、ターゲット追尾画像内に写るターゲットの大きさが所定の大きさを超えることが多い。これらの例示から、ターゲット追尾画像内に写るターゲットの大きさが所定の大きさを超える場合とは、ユーザがターゲットのみを注視して追尾したい場合であると考えられる。
そこで、本処理ステップS18では、処理ステップS14(ターゲット追尾画像の切り出し)にて切り出されたターゲット追尾画像に対し、ターゲットのみを注視して追尾するのに適した補正であって、処理ステップS15(ターゲットの判別)の判別結果に応じた補正が施される。
図7及び図8を用いて、本処理ステップS18にて実行されるターゲット追尾画像の具体的な補正例を2例説明する。
・補正例3
図7(a)及び図7(c)を用いて補正例3を説明する。補正例3では、図7(a)に示される全天球パノラマ動画像から切り出された任意視点の再生画像がズームインされており、ターゲット追尾画像は、ズームインされた再生画像から切り出されている。補正例3では、ズームインされた各再生画像から切り出されるターゲット追尾画像のうち、3つのターゲット追尾画像G1ZI、G2ZI、G3ZIをサンプルとして示す。
補正例3では、全天球パノラマ動画像から切り出された任意視点の再生画像が所定の基準倍率からズームインされたことにより、ターゲット追尾画像G1ZI〜G3ZI内に写るターゲットTの大きさが所定の大きさを超えている。ここで、ターゲットTは、処理ステップS15(ターゲットの判別)にて人物に判別されている。一般に、人物の移動は水平移動が中心である。そこで、本実施形態では、ターゲットが人物である場合、その移動は水平移動であるものとみなす。この場合、ターゲット追尾画像G1ZI〜G3ZIは、視点の水平補正だけが施される。これにより、ターゲット追尾画像G1ZI〜G3ZIは、図7(c)に示されるように、ターゲットTの移動方向が一定方向(水平方向)を保つものとなり、ターゲットTのみを注視して追尾するのに適したものとなる。
・補正例4
図8(a)及び図8(c)を用いて補正例4を説明する。補正例4では、図8(a)に示される全天球パノラマ動画像から切り出された任意視点の再生画像がズームインされており、ターゲット追尾画像は、ズームインされた再生画像から切り出されている。補正例4では、ズームインされた各再生画像から切り出されるターゲット追尾画像のうち、3つのターゲット追尾画像G4ZI、G5ZI、G6ZIをサンプルとして示す。
補正例4では、全天球パノラマ動画像から切り出された任意視点の再生画像が所定の基準倍率からズームインされたことにより、ターゲット追尾画像G4ZI〜G6ZI内に写るターゲットTの大きさが所定の大きさを超えている。ここで、ターゲットTは飛行機であるから、処理ステップS15(ターゲットの判別)にて人物以外と判別されている。ターゲットTが人物以外である場合、その移動が水平移動であるとみなすことは難しい。
そこで、補正例4では、ターゲットTの移動方向が推定される。ターゲットTの移動方向は、例えば、オプティカルフロー等によって求められた、全天球パノラマ動画像をなすフレーム間の動きベクトルから推定される。次いで、推定された移動方向と全天球パノラマ動画像ファイルにメタ情報として記録された姿勢情報に基づいて角度が算出される。算出される角度は、ターゲット追尾画像内においてターゲットTの向き(移動方向)が水平方向となす角度である。ターゲット追尾画像G4ZI〜G6ZIは、この角度を打ち消す方向に視点が回転されることによって補正される。これにより、ターゲット追尾画像G4ZI〜G6ZIは、図8(c)に示されるように、ターゲットTの移動方向が一定方向(水平方向)を保つものとなり、ターゲットTのみを注視して追尾するのに適したものとなる。
[図6のS19(ターゲット追尾画像の表示)]
本処理ステップS19では、処理ステップS17(ターゲット追尾画像の補正)又は処理ステップS18(ターゲット追尾画像の補正)にて補正されたターゲット追尾画像が表示装置16やUI部18Cに表示される。次いで、図6に示される動画像作成処理は、処理ステップS13(ターゲットのパターン認識)に戻る。例えばターゲットの変更操作や追尾停止操作等が行われない限り、処理ステップS13〜S17及びS19又は処理ステップS13〜S16、S18及びS19のループが実行される。ループが実行されることにより、ターゲットを追尾する動画像が表示装置16やUI部18Cに表示される。
以上が本発明の例示的な実施形態の説明である。本発明の実施形態は、上記に説明したものに限定されず、本発明の技術的思想の範囲において様々な変形が可能である。例えば明細書中に例示的に明示される実施形態等又は自明な実施形態等を適宜組み合わせた内容も本発明の実施形態に含まれる。
上記の実施形態では、図6の処理ステップS16(ターゲットの大きさ判定)において、ターゲット追尾画像内に写るターゲットの大きさが所定の大きさを超えるか否かが判定されているが、これに代えて、別の実施形態では、全天球パノラマ動画像の画角が所定値未満(望遠側)であるか否かが判定されてもよい。
10 編集システム
12 編集装置
14 撮影装置
16 表示装置
18 操作部

Claims (8)

  1. パノラマ動画像の中から追尾対象となる被写体を選択する選択手段と、
    選択された被写体に合わせて前記パノラマ動画像内の視点が移動する動画像を該パノラマ動画像から切り出す切り出し手段と、
    切り出された動画像の視点を前記被写体に応じて補正する補正手段と、
    を備え
    前記補正手段は、
    前記切り出し手段により切り出された動画像内に写る前記被写体の大きさが所定の大きさを超えるか否かによって該動画像の視点を補正する、
    動画像作成システム。
  2. 前記補正手段は、
    少なくとも、前記パノラマ動画像の撮影時の撮影装置の姿勢情報に基づき、前記切り出し手段により切り出された動画像の視点を補正する、
    請求項1に記載の動画像作成システム。
  3. 前記補正手段は、
    前記切り出し手段により切り出された動画像内に写る前記被写体の大きさが所定の大きさを超える場合に、該動画像内における被写体の移動方向を推定し、
    推定される移動方向が水平方向となす角度を算出し
    前記切り出し手段により切り出された動画像内において前記被写体の移動方向が一定方向となるように、該動画像の視点を、算出された角度を打ち消す方向に回転させることによって補正する、
    請求項に記載の動画像作成システム。
  4. 前記補正手段は、
    前記パノラマ動画像の画角が所定値未満である場合に、該動画像内における被写体の移動方向を推定し、
    推定される移動方向が水平方向となす角度を算出し
    前記切り出し手段により切り出された動画像内において前記被写体の移動方向が一定方向となるように、該動画像の視点を、算出された角度を打ち消す方向に回転させることによって補正する、
    請求項に記載の動画像作成システム。
  5. 前記切り出し手段は、
    前記選択手段により選択された被写体を、前記パノラマ動画像を構成する各パノラマ画像の中からパターン認識によって認識する、
    請求項1から請求項の何れか一項に記載の動画像作成システム。
  6. 前記補正手段は、
    前記姿勢情報と前記パターン認識によって認識された被写体に基づき、前記切り出し手段により切り出された動画像の視点を補正する、
    請求項2から請求項4の何れか一項を引用する、請求項に記載の動画像作成システム。
  7. コンピュータに実行させる動画作成方法であって、
    パノラマ動画像の中から追尾対象となる被写体を選択するステップと、
    選択された被写体に合わせて前記パノラマ動画像内の視点が移動する動画像を該パノラマ動画像から切り出すステップと、
    切り出された動画像の視点を前記被写体に応じて補正するステップと、
    を含み、
    前記補正するステップにて、
    前記切り出すステップで切り出された動画像内に写る前記被写体の大きさが所定の大きさを超えるか否かによって該動画像の視点を補正する
    動画像作成方法。
  8. 請求項に記載の動画像作成方法をコンピュータに実行させるための動画像作成プログラム。
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