JP6549867B2 - 締結具 - Google Patents

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Description

本発明は、管同士の接続部を固定する締結具に関する。
管同士の接続部を固定する締結具の一つとして、一般的に“ホースクランプ”又は“ホースバンド”と呼ばれる締結具がある。かかる締結具は、主にホースとパイプとの接続部やチューブとパイプとの接続部を固定する際に用いられる。具体的には、ホースクランプやホースバンドと呼ばれる締結具は、金属パイプや樹脂パイプの端部が挿入されたホースやチューブの端部の外周に被せられ、ホースやチューブの端部を締め付けてパイプの端部に固定する。すなわち、ホース端部やチューブ端部とパイプ端部との重複部分(オーバーラップ部分)を締め付けて両者を固定する。以下の説明では、この種の締結具を“ホースクランプ”と総称する。また、ホースクランプによって固定される一方の管(ホースやチューブ等)を“ホース”と総称し、他方の管(金属パイプや樹脂パイプ等)を“パイプ”と総称する。
ホースクランプは様々な場所で使用されるが、使用場所の一例として自動車のエンジンルームがある。エンジンルーム内には、ホース及びパイプによって様々な流路(ライン)が形成されている。例えば、ラジエタとサーモスタットの間で冷媒を循環させる冷媒流路が形成されており、また、オイルキャッチタンクとスカベンジポンプとの間で潤滑油を循環させる潤滑油流路が形成されている。このような流路を形成しているホースとパイプは随所において互いに接続されており、かかる接続部はホースクランプによって固定されている。
ここで、エンジンルーム内はエンジンから発せられる熱その他の熱により高温になる。一方、エンジンルーム内で流路を形成するホースにはラバーホースが用いられることが多く、ラバーホースは金属製のパイプや耐熱樹脂製のパイプに比べて熱に弱い。そこで、エンジンルーム内にホースを配置する際には、ホースに対する遮熱対策が必要となる。従来、エンジンルーム内に配置されるホースであって、遮熱対策が必要なホースには、ガラス繊維やアルミニウム等によって形成された遮熱チューブが被せられていた。また、エンジンルーム以外の場所に配置されるホースについても、遮熱対策が必要な場合には遮熱チューブが被せられていた。
特開2014−36557号公報
しかし、ホースとパイプの接続部がホースクランプによって固定されている場合、このホースクランプが邪魔になり、ホースの端部に遮熱チューブを被せることができなかった。例えば、上流側のパイプ及び下流側のパイプにそれぞれ接続されたホースの両端部がホースプランプによってパイプの端部に固定されている場合、ホース全長のうち、2つのホースクランプの間の部分には遮熱チューブを被せることができるが、それぞれのホースクランプよりも外側の部分には遮熱チューブを被せることができなかった。すなわち、ホースクランプよりも外側に突出しているホースのはみ出し部分に遮熱チューブを被せることができなかった。この場合、ホースのはみ出し部分を遮熱板等によって覆うことも考えられるが、ホースのはみ出し部分の長さは、ホースクランプの装着位置によって変化するので、長さが固定された遮熱板等によってはみ出し部分を過不足なく遮熱することは容易ではなかった。
本発明の目的は、管同士の接続部を固定することができ、かつ、その接続部を遮熱することもできる締結具を提供することである。
本発明の締結具は、管同士の接続部を固定する締結具であって、一方の管の端部が挿入された他方の管の端部に被せられる、直径が可変な環状部と、前記環状部に固定された第1遮熱板と、該第1遮熱板にスライド可能に連結された第2遮熱板とを備える遮熱板と、を有する。前記遮熱板は、前記環状部の直径が縮径されることに伴って前記第1遮熱板が弾性変形して該第1遮熱板に対する前記第2遮熱板のスライドが規制される。
本発明によれば、管同士の接続部を固定することができ、かつ、その接続部を遮熱することもできる締結具が実現される。
本発明が適用されたホースクランプの使用状態の一例を示す模式図である。 本発明が適用されたホースクランプの一例を示す斜視図である。 本発明が適用されたホースクランプの他の一例を示す斜視図である。 本発明が適用されたホースクランプの他の一例を示す斜視図である。 図4に示されるホースクランプの分解斜視図である。 本発明が適用されたホースクランプの他の一例を示す斜視図である。
(第1実施形態)
以下、本発明の締結具の第1実施形態について図面を参照しながら詳細に説明する。本実施形態に係る締結具は、管同士の接続部を固定する締結具である。具体的には、図1に示されるように、一方の管(本実施形態では金属パイプ1)と他方の管(本実施形態ではラバーホース2)との接続部を固定するために用いられるホースクランプ10である。図1に示されているラバーホース2の両端は、それぞれ別の金属パイプ1A,1Bに接続されている。すなわち、ラバーホース2上には2つの接続部があり、各接続部がホースクランプ10によってそれぞれ固定されている。また、ラバーホース2の全長(L)のうち、2つのホースクランプ10の間の領域(L1)は遮熱チューブ3に挿通されている。すなわち、ラバーホース2の全長(L)のうち、2つのホースクランプ10の間の領域(L1)は遮熱チューブ3によって覆われている。
もっとも、図1に示されている2つのホースクランプ10は、双方ともに本実施形態に係るホースクランプであって、同一の形状,構造及び寸法を有する。そこで、以下の説明では、図1の紙面左側に示されているホースクランプ10についてのみ説明し、図1の紙面右側に示されているホースクランプ10についての説明は省略する。
図2に示されるように、本実施形態に係るホースクランプ10は、環状部としてのバンド部20と、バンド部20と一体の遮熱板30と、を有する。図1に示されるように、ホースクランプ10のバンド部20は、金属パイプ1Aの端部が挿入されたラバーホース2の端部に被せられる。以下の説明では、ラバーホース2の端部に挿入されている金属パイプ1Aの端部を“挿入部分1a”と呼んで他の部分と区別する場合がある。また、金属パイプ1Aの挿入部分1aと重なっているラバーホース2の端部を“重複部分2a”と呼んで他の部分と区別する場合がある。すなわち、バンド部20は、金属パイプ1Aの挿入部分1aに被さっているラバーホース2の重複部分2aに巻装される。
再び図2を参照する。ホースクランプ10のバンド部20は、環状に丸められた帯状の金属板21と、重ね合わされた金属板21の端部同士を連結する調節機構22と、を備えている。金属板21には複数のスリット23が周方向に沿って所定ピッチで形成されている。調節機構22は、金属板21の一方の端部(固定端21a)に装着された本体24と、本体24に回転可能に保持された送り螺子25と、を備えている。金属板21の他方の端部(自由端21b)は、金属板21の固定端21aと調節機構22の本体24との間に差し入れられており、送り螺子25は、金属板21の自由端21bの上に配置されている。換言すれば、金属板21の自由端21bは、金属板21の固定端21aと送り螺子25との間に差し入れられており、送り螺子25がスリット23に係合している。送り螺子25が第1方向に回転すると、金属板21の自由端21bが固定端21aと送り螺子25との間に引き入れられる。換言すれば、送り螺子25を第1方向に回転させると、金属板21の固定端21aと自由端21bとがバンド部20の周方向に沿って互いに離反する方向に相対移動する。この結果、バンド部20の直径が小さくなる。つまり、バンド部20が縮径する。一方、送り螺子25が第1方向と反対の第2方向に回転すると、金属板21の自由端21bが固定端21aと送り螺子25との間から送り出される。換言すれば、送り螺子25を第2方向に回転させると、金属板21の固定端21aと自由端21bとがバンド部20の周方向に沿って互いに近接する方向に相対移動する。この結果、バンド部20の直径が大きくなる。つまり、バンド部20が拡径する。
上記のように、ホースクランプ10のバンド部20の直径は可変であり、また、バンド部20の直径は調節機構22によって調節可能である。尚、本実施形態におけるバンド部20の直径は、約20mm〜約30mmの範囲内で調節可能である。よって、図1に示されるように、拡径させたバンド部20をラバーホース2の重複部分2aに被せた後にバンド部20を縮径させると、重複部分2aが締め付けられて金属パイプ1Aの挿入部分1aに固定される。すなわち、金属パイプ1Aとラバーホース2との接続部が固定される。
再び図2を参照すると、ホースクランプ10のバンド部20には遮熱板30が取り付けられている。遮熱板30は、バンド部20の中心を挟んで調節機構22の反対側に取り付けられている。換言すれば、遮熱板30と調節機構22とは180度異なる位置に配置されている。
遮熱板30は、バンド部20の外周面に溶接された第1遮熱板31と、第1遮熱板31にスライド可能に連結された第2遮熱板32と、を備えている。第1遮熱板31及び第2遮熱板32は、バンド部20に倣って湾曲する略長方形の金属板である。第1遮熱板31及び第2遮熱板32の幅方向両側には、略円筒形の連結部31a,32aが曲げ加工によって一体成形されている。第1遮熱板31に設けられている連結部31aの内径は、第2遮熱板32に設けられている連結部32aの外径よりも僅かに大きく、連結部32aが連結部31aの内側に挿入されている。そこで、以下の説明では、第1遮熱板31に設けられている連結部31aを“外側連結部31a”と呼び、第2遮熱板32に設けられている連結部32aを“内側連結部32a”と呼ぶ場合がある。すなわち、第2遮熱板32に設けられている内側連結部32aが第1遮熱板31に設けられている外側連結部31aに挿入されることで、第2遮熱板32が第1遮熱板31にスライド可能に連結されている。そして、第2遮熱板32をスライドさせると、第1遮熱板31に対する第2遮熱板32の突出長が変化し、結果、遮熱板30の全長が変化(伸縮)する。つまり、遮熱板30の全長は可変である。
ホースクランプ10は図1に示される向きで金属パイプ1Aとラバーホース2との接続部に装着される。具体的には、遮熱板30がラバーホース2に沿って該ラバーホース2の端面2cに向かって延存する向きで接続部に装着される。このとき、遮熱板30の全長をバンド部20からラバーホース2の端面2cまでの距離(D)に応じて調節することにより、ラバーホース2の重複部分2aのうち、バンド部20よりも外側に突出している部分を遮熱板30によって過不足なく覆うことができる。もっとも、遮熱板30の全長を距離(D)よりも長くして遮熱板30をラバーホース2の端面2cよりも外側まで突出させることもできる。いずれにしても、遮熱板30の全長を必要に応じて調節した後にバンド部20を縮径させると、遮熱板30の全長が固定される。図2に示されるように、第1遮熱板31はバンド部20に固定されており、また、第1遮熱板31の剛性はバンド部20よりも低い。従って、バンド部20を縮径させると、これに伴って外側連結部31aを含む第1遮熱板31が弾性変形する(撓む)。すると、外側連結部31aの内周面と内側連結部32aの外周面とが圧接され、両者の摺動が規制される。これにより、第1遮熱板31に対する第2遮熱板32のスライドが規制され、調節された遮熱板30の全長が固定される。尚、本実施形態における遮熱板30の全長は、約5mm〜約20mmの範囲内で調節可能である。
尚、第1遮熱板31の剛性をバンド部20よりも低くするためには、両者を剛性の異なる金属材料によってそれぞれ形成する方法や、両者を剛性が同一の金属材料によって形成する一方、第1遮熱板31の厚みをバンド部20よりも薄くする方法等がある。また、第1遮熱板31の剛性がバンド部20よりも低ければ上記原理によって遮熱板30の全長を固定することができるが、第1遮熱板31及び第2遮熱板32の剛性がバンド部20よりも低い場合にも同様の原理で遮熱板30の全長を固定することができる。
図1に示されるように、本実施形態に係るホースクランプ10を用いて金属パイプ1Aとラバーホース2との接続部を固定すれば、ホースクランプ10よりも外側に突出しており、よって、遮熱チューブ3を被せることができないラバーホース端部の周方向一部を遮熱板30によって覆うことができる。本実施形態では、ラバーホース端部の周方向1/3前後を遮熱板30によって覆うことができる。
ここで、ホースクランプ10よりも外側に突出するラバーホース端部の長さは、ラバーホース2に対するホースクランプ10の装着位置によって変化する。しかし、ホースクランプ10が備える遮熱板30は、その全長が可変である。よって、ホースクランプ10よりも外側に突出しているラバーホース端部の長さに応じて遮熱板30の全長を調節すれば、ラバーホース端部を過不足なく遮熱板30で覆うことができる。
尚、図1に示される使用状態では、紙面下方に不図示の熱源が存在している。そこで、図1に示される使用状態では、遮熱板30がラバーホース2の下方に配置されるように、ラバーホース周方向におけるバンド部20(調節機構22)の位置が設定されている。しかし、ラバーホース2と熱源との相対的位置関係や熱源の大きさ等によっては、遮熱板30を図示されている位置とは異なる位置(例えば、ラバーホース2の側方や上方)に配置する必要が生じる場合もある。かかる場合には、遮熱板30がラバーホース2に対して所望の位置に配置されるように、ラバーホース周方向におけるバンド部20(調節機構22)の位置を変更すればよい。換言すれば、遮熱板30がラバーホース2に対して所望の位置に配置されるように、バンド部20をラバーホース端部の外周面に沿って回せばよい。
(第2実施形態)
以下、本発明の締結具の第2実施形態について図面を参照しながら詳細に説明する。本実施形態に係る締結具も管同士の接続部を固定する締結具であって、第1実施形態に係るホースクランプ10と同一の基本構成を有する。そこで、第1実施形態に係るホースクランプ10と同一又は実質的に同一の構成についての説明は省略し、第1実施形態に係るホースクランプ10との相違点についてのみ以下に説明する。
図3に示されるように、本実施形態に係るホースクランプ10もバンド部20及び遮熱板30を備える。しかし、第1実施形態に係るホースクランプ10が備える遮熱板30がバンド部20と一体であったのに対し、本実施形態に係るホースクランプ10が備える遮熱板30はバンド部20とは別体である。また、第1実施形態では遮熱板30の全長が連続的に変化したのに対し、本実施形態では遮熱板30の全長が段階的に変化する。
図3に示されるように、本実施形態に係るホースクランプ10が備える遮熱板30の幅方向両側には少なくとも2つの舌状の係合片33,34が設けられている。本実施形態では、遮熱板30の幅方向両側に係合片33,34が3つずつ(合計6つ)設けられている。遮熱板30の幅方向一方側に設けられている3つの係合片33a,33b,33cは、遮熱板30の長手方向に沿って一列に配置されており、遮熱板30の幅方向他方側に設けられている3つの係合片34a,34b,34cも遮熱板30の長手方向に沿って一列に配置されている。すなわち、遮熱板30は、その長手方向について異なる位置に設けられた複数の係合片33,34を備えている。
一方、本実施形態に係るホースクランプ10が備えるバンド部20には、係合片33,34が係合可能な2つの係合孔26が設けられている。
よって、バンド部20に設けられている係合孔26に係合させる係合片33,34を変更することによって遮熱板30の全長を段階的に変化させることができる。遮熱板30の幅方向両側に係合片33,34が3つずつ設けられている本実施形態では、遮熱板30の全長を3段階で調整することができる。具体的には、係合片33a,34aを係合孔26に係合させた場合に遮熱板30の全長は最長となり、係合片33c,34cを係合孔26に係合させた場合に遮熱板30の全長は最短となる。また、係合片33b,34bを係合孔26に係合させた場合の遮熱板30の全長は、最長と最短の間の中間的な長さとなる。尚、係合片33,34の数や配列ピッチは必要に応じて適宜変更することができる。
(第3実施形態)
以下、本発明の締結具の第3実施形態について図面を参照しながら詳細に説明する。本実施形態に係る締結具も管同士の接続部を固定する締結具であって、第1実施形態に係るホースクランプ10と同一の基本構成を有する。そこで、第1実施形態に係るホースクランプ10と同一又は実質的に同一の構成についての説明は省略し、第1実施形態に係るホースクランプ10との相違点についてのみ以下に説明する。
図4に示されるように、本実施形態に係るホースクランプ10もバンド部20及び遮熱板30を備える。しかし、第1実施形態に係るホースクランプ10が備える遮熱板30がバンド部20に固定されていたのに対し、本実施形態に係るホースクランプ10が備える遮熱板30は、バンド部20と一体ではあるが、バンド部20に固定されてはいない。また、第1実施形態では、バンド部20に対する遮熱板30の位置は不変であったのに対し、本実施形態ではバンド部20に対する遮熱板30の位置が可変である。
図5に示されるように、本実施形態に係るホースクランプ10が備えるバンド部20には、周方向に延在する円弧状の係止スリット27が形成されている。一方、本実施形態に係るホースクランプ10が備える遮熱板30には、係止スリット27にスライド可能に係止される一対の係止片35が形成されている。具体的には、遮熱板30の後端両側に、先端側に向かって折り返された舌状の係止片35が形成されている。それぞれの係止片35の内面は遮熱板30の内面と隙間36を介して対向しており、この隙間36はバンド部20を構成している金属板21の厚みよりも僅かに広い。
再び図4を参照する。遮熱板30に設けられている一対の係止片35は、バンド部20の外側から係止スリット27に差し入れられ、バンド部20の内周面(係止スリット27の縁)に引っ掛けられている。よって、遮熱板30は、該遮熱板30がラバーホース(不図示)に対して所望の位置に配置されるように、バンド部20の周方向に移動可能である。尚、遮熱板30を所望の位置に移動させた後にバンド部20を縮径させると、ラバーホースの外周面とバンド部20の内周面との間に係止片35が挟まれて固定される。すなわち、バンド部20及びラバーホース端部に対する遮熱板30の周方向位置が固定される。
本発明は前記の実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能である。例えば、図2等に示されている第2遮熱板32の先に第3遮熱板をスライド可能に追加することもできる。また、図3に示されている係合片33,34を増設し、遮熱板30の全長を4段階以上に調節可能とすることができる。一方、図3に示されている係合片33,34の一部を省略し、遮熱板30の全長を2段階に調節可能とすることもできる。さらに、図4,図5に示されている係止スリット27の前後に係止スリットを追加することもできる。この場合、係止片35を係止させる係止スリットを変更することで遮熱板30の全長を調節することができる。
図1〜図5に示されている環状部としてのバンド部20は、例えば図6に示されるバンド部20に置換可能である。図6に示されているバンド部20は、一対の摘み部28を備えている。一対の摘み部28を互いに近接する方向に操作すると、バンド部20は弾性変形によって拡径し、一対の摘み部28に対する操作を解除すると、バンド部20は弾性復元力によって縮径する。例えば、親指と人差し指とで一対の摘み部28を挟んでこれら摘み部28を互いに近接する方向に操作することができる。このようにして拡径させたバンド部20を不図示のラバーホースの重複部分に被せた後に摘み部28を放すと、バンド部20が自己の弾性復元力によって縮径し、重複部分が締め付けられる。
本発明の締結具は、金属パイプとラバーホースとの接続部のみでなく、樹脂パイプとラバーホースとの接続部やパイプとチューブとの接続部等の固定にも用いることができる。また、本発明の締結具が備える遮熱板は、接続部に泥や水や油等がかかることを防止する役割も果たす。
1,1A,1B 金属パイプ
1a 挿入部分
2 ラバーホース
2a 重複部分
2c 端面
3 遮熱チューブ
10 ホースクランプ
20 バンド部
21 金属板
21a 固定端
21b 自由端
22 調節機構
23 スリット
24 本体
25 送り螺子
26 係合孔
27 係止スリット
28 摘み部
30 遮熱板
31 第1遮熱板
31a 連結部(外側連結部)
32 第2遮熱板
32a 連結部(内側連結部)
33、33a,33b,33c 係合片
34,34a,34b,34c 係合片
35 係止片
36 隙間

Claims (5)

  1. 管同士の接続部を固定する締結具であって、
    一方の管の端部が挿入された他方の管の端部に被せられる、直径が可変な環状部と、
    前記環状部に固定された第1遮熱板と、該第1遮熱板にスライド可能に連結された第2遮熱板とを備える遮熱板と、を有し、
    前記遮熱板は、前記環状部の直径が縮径されることに伴って前記第1遮熱板が弾性変形して該第1遮熱板に対する前記第2遮熱板のスライドが規制される、
    締結具。
  2. 管同士の接続部を固定する締結具であって、
    一方の管の端部が挿入された他方の管の端部に被せられる、直径が可変な環状部と、
    長手方向について異なる位置に設けられた複数の係合片を備える遮熱板と、を有し、
    前記環状部は、前記係合片が係合される係合孔を備え
    前記係合孔に係合させる前記係合片を変更することにより、前記遮熱板の前記環状部に対する長さを変化させることができる、
    締結具。
  3. 請求項1記載の締結具において、
    前記環状部は、周方向に延在する係止スリットを備え、
    前記遮熱板は、前記係止スリットにスライド可能に係止される係止片を備える、
    締結具。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載の締結具において、
    前記環状部の直径を変化させる調節機構を備える、
    締結具。
  5. 請求項1〜3のいずれか1項に記載の締結具において、
    前記環状部は一対の摘み部を備えており、
    前記一対の摘み部を互いに近接する方向に操作すると、前記環状部が弾性変形によって拡径し、
    前記一対の摘み部に対する操作を解除すると、前記環状部が弾性復元力によって縮径する、
    締結具。
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