JP6548855B1 - 三角関数近似装置、三角関数近似方法、および三角関数近似プログラム - Google Patents
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Abstract
Description
rotational digital computer)が開示されている。CORDICは、電卓といった機器に広く用いられている。
非特許文献2には、簡易的な三角関数近似手法が開示されている。簡易的な三角関数近似手法の例として、剰余演算、減算、および絶対値演算の3演算のみで近似を実行する手法が開示されている。
また、特許文献1では、放物線信号と、予め記録した放物線信号と正弦波信号との誤差とに基づいて、正弦波を近似的に出力する技術が開示されている。
また、非特許文献2に開示されている三角関数近似手法では、近似精度の低さが課題となる。
また、特許文献1に開示されている技術では、放物線信号に対する正弦波信号の誤差を格納するメモリ量の大きさが実装上の課題となる。
前記位相信号を用いて、前記理想関数と同調する第1鋸波信号を生成する第1鋸波生成部を備える主生成部と、
前記理想関数と、前記第1鋸波信号から生成され、位相、周波数、および振幅が前記理想関数と同じ近似三角波信号との誤差を表した誤差関数を相殺する誤差補正信号を生成する誤差補正生成部と
を備え、
前記誤差補正生成部は、
前記位相信号を定数倍するとともに定数加算した調整信号を生成する調整部と、
前記調整信号を用いて、位相と周波数とが前記誤差補正信号と同じ三角波信号である第2三角波信号を生成する副生成部と、
前記第2三角波信号の波形の値域を調整し、前記誤差補正信号として生成する第2補正部と
を備え、
前記主生成部は、さらに、
前記第1鋸波信号と前記誤差補正信号とを加算し、補正鋸波信号として生成する加算部と、
前記補正鋸波信号を用いて、位相、周波数、および振幅が前記理想関数と同じ三角波信号を前記近似信号として生成する近似信号生成部とを備えた。
図2では、本実施の形態に係る三角関数近似装置10のハードウェア構成の一例を示す。
図3では、本実施の形態に係る三角関数近似装置10のハードウェア構成の他例を示す。
本実施の形態に係る三角関数近似装置10は、三角関数に入力される位相信号51を入力とし、三角関数の出力を近似信号52として出力する。位相信号51は、三角関数へ入力する入力信号である。すなわち、三角関数近似装置10は、位相信号51が入力された三角関数の出力を理想関数61とし(図5参照)、理想関数61に近似する近似信号52を生成する。
三角関数近似装置10は、位相信号51に対して、簡易な演算処理を加えることにより、近似信号52を生成する。より具体的には、三角関数近似装置10は、位相信号51に対して、剰余演算、減算、乗算、および絶対値演算の組み合わせで表現される処理を行う。これにより、三角関数近似装置10は、三角関数の出力を近似した近似信号52を、精度良く生成することができる。
三角関数近似装置10により行われる動作は、三角関数近似方法、および三角関数近似プログラムに相当する。
***構成の説明***
次に、図1、図2、および図3を用いて、三角関数近似装置10の機能構成例、およびハードウェア構成例を説明する。
Versatile Diskの略語である。
三角関数近似装置10がディジタル回路によって実現される場合、第1鋸波生成部111は、入力信号の小数部のみを抽出するビット抽出器701によって構成される。第2鋸波生成部1221は、ビット抽出器708によって構成される。加算部113は、加算器702によって構成される。第1折返波生成部112は、減算器703,705、および排他的論理和704によって構成される。第2第2折返波生成部1222は、減算器709,711、および排他的論理和710によって構成される。調整部121は、乗算器706、および加算器707によって構成される。第1補正部13は、減算器714、および乗算器715によって構成される。第2補正部123は、減算器712、および乗算器713によって構成される。なお、乗算器706,713,715は、それぞれ2のべき乗数の乗算を行うため、ビットシフトによる実装でも良い。
図4は、本実施の形態に係る三角関数近似処理S100のフロー図である。
図5は、本実施の形態に係る主生成処理を説明する図である。
図6は、本実施の形態に係る誤差補正信号を説明する図である。
図7は、本実施の形態に係る誤差補正生成処理を説明する図である。
図8は、本実施の形態に係る誤差補正生成処理を説明する図である。
図9は、本実施の形態に係る三角関数近似処理を説明する図である。
三角関数近似装置10では、位相信号51が、主生成部11と誤差補正生成部12に入力される。そして、三角関数近似装置10では、第1補正部13から近似信号52が出力される。
主生成部11は、位相信号51に対し、鋸波生成処理S101と加算処理S106と折返波生成処理S107とを実行し、第1三角波信号502を出力する。
ステップS101において、主生成部11の第1鋸波生成部111は、位相信号51を用いて、理想関数61と同調する第1鋸波信号501を生成する。具体的には、第1鋸波生成部111は、位相信号51を取得し、第1鋸波生成処理を実行する。第1鋸波生成部111は、位相信号51に対し、所望の三角関数の周波数に同調する第1鋸波信号501を形成する。所望の三角関数を理想関数61とする。理想関数61とは、位相信号51を入力する三角関数の出力である。図5では、理想関数61を点線で表し、第1鋸波信号501を実線で表している。
ここで、具体例を用いて説明する。位相信号51を、f=2πθで表される浮動小数点、あるいは固定小数点の信号とする。第1鋸波生成部111は、θの小数点部分を抽出する処理によって第1鋸波信号501を生成する。すなわち、第1鋸波生成部111は、θが1.0に達したタイミングでピークを持ち、値域が0.0から1.0である第1鋸波信号501を生成する。
この第1鋸波生成処理は、三角関数近似装置10がディジタル回路で実装され、かつ、位相信号51が固定小数点で実装されている場合、位相信号51の小数部に相当するビット列の抽出によって実現できる。すなわち、第1鋸波生成部111の第1鋸波生成処理は、ビット抽出器701によって実現される。上述のように、位相信号51、すなわち位相信号fは、2πとθの乗算で表される。このため、θが1.0に達するタイミングは位相信号fが2πの整数倍に達したタイミングと重なる。よって、第1鋸波生成部111から出力される第1鋸波信号501は、周期2πの三角関数に同調する。
主生成部11の加算部113は、第1鋸波信号501と誤差補正信号603とを加算し、補正鋸波信号501aを生成する。なお、加算処理S106については後述する。
第1折返波生成部112は、加算部113から出力された補正鋸波信号501aに対し、折返波生成処理を行うことにより、第1三角波信号502を生成する。なお、図5では、第1鋸波信号501に誤差補正信号603が加算されていない状態を説明する。すなわち、第1折返波生成部112が、第1鋸波生成部111から出力された第1鋸波信号501に対し、折返波生成処理を行う場合について説明する。加算部113から出力された補正鋸波信号501aに対して折返波生成処理を行う第1折返波生成処理S107については後述する。
具体的には、第1折返波生成部112は、第1鋸波信号501から0.5を減算し、さらに、絶対値演算をかけることで、折返波生成処理を実行する。
この折返波生成処理は、三角関数近似装置10がディジタル回路で実現される場合、0.5の減算は減算器703で実現する。また、絶対値演算は、減算器703の出力と符号ビットを入力に持つ排他的論理和704の出力と、減算器703の出力の符号ビットと排他的論理和704とを入力に持つ減算器705によって実現される。第1折返波生成部112の折返波生成処理は、θが0.5の整数倍に達するタイミングで信号を折り返す。すなわち、位相信号fがπの整数倍になるタイミングでの折り返しに相当するため、第1折返波生成部112の出力である第1三角波信号502は、理想関数61に完全に同調する。また、第1折返波生成部112の出力である第1三角波信号502は、値域が0.0から0.5となる。
第1補正部13は、第1三角波信号502の値域を、理想関数61と同じ−1.0から1.0に合わせるため、第1三角波信号502に対し、オフセットを加算し、定数を乗算する。主生成部11の出力である第1三角波信号502は、値域が0.0から0.5のため、ここでは−0.25を加算し、4を乗算する。三角関数近似装置10がディジタル回路で実装される場合、この動作は減算器714による0.25の減算と、乗算器715による0.5の乗算によって実現される。このように、第1補正部13は、第1三角波信号502に対し、オフセットを加算し、定数を乗算することにより、図6の近似三角波信号61xを生成する。なお、図6の近似三角波信号61xは、誤差補正信号603を第1鋸波信号501に加算していない状態での近似信号である。誤差補正信号603を第1鋸波信号501に加算した場合の近似信号52を出力する第1補正処理S108については後述する。
図6に示すように、誤差補正生成部12は、理想関数61と、誤差補正をしていない近似三角波信号61xとの誤差を表した誤差関数63を相殺する誤差補正信号603を生成する。近似三角波信号61xは、第1鋸波信号501から生成され、位相、周波数、および振幅が理想関数61と同じ三角波信号である。近似三角波信号61xおよび誤差関数63について、具体例を用いて以下に説明する。
(数式1) fa(θ)=−4θ+1
そのため、誤差関数ε(θ)は、以下の数式2で表される正弦関数となる。
(数式2) ε(θ)=cos(2πθ)+4θ−1
(数式4) θ=(2nπ+sin−1(2/π))/2π,n∈Z
誤差補正生成部12の調整部121は、位相信号51を定数倍するとともに定数加算した調整信号604を生成する。調整部121は、位相信号51に対して、定数倍および定数加算をすることで、後段出力の位相および周波数変調を実現する調整処理を実行する。
ステップS102において、調整部121は、図7に示すように、位相信号51を2倍し、さらに0.25を加算し、調整信号604を生成する。この調整部121による調整処理は、三角関数近似装置10がディジタル回路で実現される場合、乗算器706を用いた定数2の乗算と、加算器707を用いた0.25の加算で実現される。
次に、副生成部122は、調整信号604を用いて、位相と周波数とが誤差補正信号603と同じ三角波信号である第2三角波信号602を生成する。副生成部122の構成および機能は、主生成部11と同様である。第2鋸波生成部1221と第2折返波生成部1222は、主生成部11における第1鋸波生成部111と第1折返波生成部112と同様の構成および機能を有する。
ステップS103において、副生成部122の第2鋸波生成部1221は、調整部121により生成された調整信号604を取得する。図7に示すように、第2鋸波生成部1221は、調整信号604を用いて、位相が第1鋸波信号501の位相とずれており、かつ、周波数が第1鋸波信号501の2倍である第2鋸波信号601を生成する。第2鋸波生成部1221は、調整信号604に対して、小数部のみを抽出することで第2鋸波信号601を生成する。主生成部11と同様に、入力信号が0.5に達するタイミングで折り返された三角波信号を出力するために、副生成部122には、調整部121によって2倍された位相信号が入力される。よって、副生成部122は、主生成部11の出力に対して倍の周期を持つ出力を得ることができる。また、副生成部122は、振幅の1/4に相当する0.25を加算した位相信号が入力されることで、1/4周期位相シフトした出力を得られる。第2鋸波生成処理は、上述した鋸波生成処理と同様である。
ステップS104において、図8に示すように、副生成部122の第2折返波生成部1222は、第2三角波信号602を出力する。第2折返波生成部1222は、第2鋸波信号601を用いて、周波数が第2鋸波信号601と同じで、かつ、振幅が第2鋸波信号601の2分の1である第2三角波信号602を生成する。具体的には、第2折返波生成部1222は、第2鋸波信号601から0.5を減算し、絶対値演算を行うことにより、第2三角波信号602を生成する。第2折返波生成処理は、上述した折返波生成処理と同様である。
また、三角関数近似装置10がディジタル回路で実現される場合の副生成部122の動作は、主生成部11の動作と同様である。
ステップS105において、第2補正部123は、第2三角波信号602の波形の値域を調整し、誤差補正信号603として生成する第2補正処理を実行する。第2補正部123は、第2三角波信号602に対して乗算および減算を施すことで波形の値域を調整する。具体的には、第2補正部123は、値域が0.0から0.5である第2三角波信号602を、誤差関数ε(θ)の値域に合わせる。第2補正部123は、第2三角波信号602を誤差関数ε(θ)の値域に合わせるため、オフセットを加算し、定数を乗算する。第2補正部123は、オフセットを加算し、定数を乗算することにより、第2三角波信号602を誤差補正信号603として生成する。
具体的には、第2補正部123は、0.25を減算し、0.25を乗算することで、第2三角波信号602を値域が−0.0625から0.0625の信号にできる。この場合、厳密には誤差関数ε(θ)の値域と合致しないが、2のべき乗数による処理とすることで、ビットシフト演算が可能になり、演算コストを抑えることができる。三角関数近似装置10がディジタル回路で実装される場合、第2補正処理は、減算器712による0.25の減算と、乗算器713による0.25の乗算によって実現される。
誤差関数ε(θ)は、値域が−1.0から1.0の理想関数と、第1補正部13によってフィッティングされた補正無しの近似信号52との差分により表現される。一方、誤差補正信号603は、第1補正部13を通過する前、すなわち値域が0から0.5(幅は理想関数の4分の1)となる第1三角波信号502を生成する際に、第1鋸波信号に加算される。よって、誤差補正信号603の値域の幅は、0.5の4分の1となる必要がある。具体的には、第2補正部123は、第2三角波信号602の値域0から0.5を、減算器712により−0.25から0.25とする。そして、第2補正部123は、その値域を乗算器713により4分の1とし、−0.0625から0.0625とする。
ステップS106では、加算部113は、第1鋸波信号501と誤差補正信号603とを加算し、補正鋸波信号501aを生成する加算処理を行う。図9に示すように、誤差補正信号603は、位相が理想関数61と約4分の1ずれており、かつ、周波数が理想関数61の約2倍であり、かつ、振幅が理想関数61の約4分の1である。
第1折返波生成部112と第1補正部13とを近似信号生成部114とする。第1折返波生成処理と第1補正処理により、近似信号生成部114は、補正鋸波信号501aを用いて、位相、周波数、および振幅が理想関数61と同じ三角波信号を近似信号52として生成する。
ステップS107では、第1折返波生成部112は、加算部113から出力された補正鋸波信号501aに対し、上述した折返波生成処理を行う。第1折返波生成部112は、補正鋸波信号501aに対し折返波生成処理を行うことにより、図9の第1三角波信号502を生成する。
ステップS108において、第1補正部13は、第1三角波信号502の値域を、理想関数61と同じ−1.0から1.0に合わせるため、第1三角波信号502に対し、オフセットを加算し、定数を乗算する。主生成部11の出力である第1三角波信号502は、値域0.0から0.5である。よって、第1補正部13は、第1三角波信号502に対し、−0.25を加算し、4を乗算する。三角関数近似装置10がディジタル回路で実装される場合、この動作は減算器714による0.25の減算と、乗算器715による0.5の乗算によって実現される。このように、第1補正部13は、図9の第1三角波信号502に対し、オフセットを加算し、定数を乗算することにより、図9の近似信号52を生成する。
以上のように、本実施の形態に係る三角関数近似装置10では、主生成部が、入力された位相信号に対して、鋸波信号と三角波信号とを順次生成する。そして、主生成部は、所望の三角関数に同調する三角波信号を生成する。また、副生成部は、同じ位相信号を入力とし、乗算と加算を行い、調整信号を生成する。そして、副生成部は、調整信号に対して、同様に鋸波信号と三角波信号とを順次生成する。そして、副生成部は、三角波信号の値域を調整した誤差補正信号を生成する。そして、主生成部は、三角波信号の生成過程において誤差補正信号を鋸波信号に加算する。よって、本実施の形態に係る三角関数近似装置10によれば、所望の三角関数に同調し、かつ、より類似した誤差の小さい三角関数の近似信号を出力できる。
本実施の形態に係る三角関数近似装置は、主生成部の後段に第1補正部が配置されている。そして、第1補正部が、−1.0から1.0の値域を持ち、理想関数に類似する近似信号を出力する。しかし、主生成部の出力波形と第1補正部の出力波形の概形は相似関係にあるため、三角関数としての絶対値を要しない場合は、主生成部の出力を近似信号としてもよい。具体例としては、波動シミュレーションにおいて、複数の波源が作る複素振幅分布の位相分布を求める場合のように、三角関数を用いて導出される値同士の相対値が必要な場合には有効である。
なお、上述した実施の形態は、本質的に好ましい例示であって、本発明の範囲、本発明の適用物の範囲、および本発明の用途の範囲を制限することを意図するものではない。上述した実施の形態は、必要に応じて種々の変更が可能である。
Claims (8)
- 位相信号が入力された三角関数の出力を理想関数とし、前記理想関数に近似する近似信号を生成する三角関数近似装置において、
前記位相信号を用いて、前記理想関数と同調する第1鋸波信号を生成する第1鋸波生成部を備える主生成部と、
前記理想関数と、前記第1鋸波信号から生成され、位相、周波数、および振幅が前記理想関数と同じ近似三角波信号との誤差を表した誤差関数を相殺する誤差補正信号を生成する誤差補正生成部と
を備え、
前記誤差補正生成部は、
前記位相信号を定数倍するとともに定数加算した調整信号を生成する調整部と、
前記調整信号を用いて、位相と周波数とが前記誤差補正信号と同じ三角波信号である第2三角波信号を生成する副生成部と、
前記第2三角波信号の波形の値域を調整し、前記誤差補正信号として生成する第2補正部と
を備え、
前記主生成部は、さらに、
前記第1鋸波信号と前記誤差補正信号とを加算し、補正鋸波信号として生成する加算部と、
前記補正鋸波信号を用いて、位相、周波数、および振幅が前記理想関数と同じ三角波信号を前記近似信号として生成する近似信号生成部と
を備えた三角関数近似装置。 - 前記副生成部は、
前記調整信号を用いて、位相が前記第1鋸波信号の位相とずれており、かつ、周波数が前記第1鋸波信号の2倍である第2鋸波信号を生成する第2鋸波生成部と、
前記第2鋸波信号を用いて、周波数が前記第2鋸波信号と同じで、かつ、振幅が前記第2鋸波信号の2分の1の前記第2三角波信号を生成する第2折返波生成部と
を備えた請求項1に記載の三角関数近似装置。 - 前記誤差補正信号は、
位相が前記理想関数と4分の1ずれており、かつ、周波数が前記理想関数の2倍であり、かつ、振幅が前記理想関数の4分の1である請求項2に記載の三角関数近似装置。 - 前記第2鋸波生成部は、
前記調整信号の小数部を抽出することにより、前記第2鋸波信号を生成する請求項2または3に記載の三角関数近似装置。 - 前記第2折返波生成部は、
前記第2鋸波信号から0.5を減算し、絶対値演算を行うことにより、前記第2三角波信号を生成する請求項2から4のいずれか1項に記載の三角関数近似装置。 - 前記第2補正部は、
前記第2三角波信号に対して乗算および減算を施すことで波形の値域を調整する請求項2から5のいずれか1項に記載の三角関数近似装置。 - 位相信号が入力された三角関数の出力を理想関数とし、前記理想関数に近似する近似信号を生成する三角関数近似装置の三角関数近似方法において、
主生成部が、前記位相信号を用いて、前記理想関数と同調する第1鋸波信号を生成し、
調整部が、前記位相信号を定数倍するとともに定数加算した調整信号を生成し、
副生成部が、前記調整信号を用いて、位相と周波数とが、前記第1鋸波信号から生成され、位相、周波数、および振幅が前記理想関数と同じ近似三角波信号との誤差を表した誤差関数を相殺する誤差補正信号と同じ三角波信号である第2三角波信号を生成し、
第2補正部が、前記第2三角波信号の波形の値域を調整し、前記誤差補正信号を生成し、
加算部が、前記第1鋸波信号と前記誤差補正信号とを加算し、補正鋸波信号として生成し、
近似信号生成部が、前記補正鋸波信号を用いて、位相、周波数、および振幅が前記理想関数と同じ三角波信号を前記近似信号として生成する三角関数近似方法。 - 位相信号が入力された三角関数の出力を理想関数とし、前記理想関数に近似する近似信号を生成する三角関数近似装置の三角関数近似プログラムにおいて、
前記位相信号を用いて、前記理想関数と同調する第1鋸波信号を生成する第1鋸波生成処理と、
前記位相信号を定数倍するとともに定数加算した調整信号を生成する調整処理と、
前記調整信号を用いて、位相と周波数とが、前記第1鋸波信号から生成され、位相、周波数、および振幅が前記理想関数と同じ近似三角波信号との誤差を表した誤差関数を相殺する誤差補正信号と同じ三角波信号である第2三角波信号を生成する副生成処理と、
前記第2三角波信号の波形の値域を調整し、前記誤差補正信号を生成する第2補正処理と、
前記第1鋸波信号と前記誤差補正信号とを加算し、補正鋸波信号として生成する加算処理と、
前記補正鋸波信号を用いて、位相、周波数、および振幅が前記理想関数と同じ三角波信号を前記近似信号として生成する近似信号生成処理と
をコンピュータである前記三角関数近似装置に実行させる三角関数近似プログラム。
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2017
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