JP6543600B2 - 管理システム、及び管理方法 - Google Patents

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Description

本発明は、冗長構成をとる複数の通信装置に対する切替え制御に関連するものである。
キャリア通信網においては、コア網とアクセス網とをエッジルータ(以下、エッジの呼ぶ)で接続する構成が用いられる。当該構成では、高い信頼性を実現するために、予備エッジを用意しておき、現用エッジから予備エッジに切替えてサービスを提供することのできる機能が備えられている。例えば、予備エッジが複数存在するN+m冗長化方式では、N台の現用エッジに対して、m台の予備エッジが設置(N>m)され、エッジルータ管理システムにおける切替制御機能により切替え制御が行われる。
図1を参照して、現用エッジ故障時の動作例を説明する。図1に示す例では、従来のエッジルータ管理システム内の機能部であるエッジ冗長管理制御機能部が示されている。図1に示すように、エッジ冗長管理制御機能部には、各エッジのConfigバックアップが保持されている。現用のエッジ#1が故障すると、エッジ冗長管理制御機能部からエッジ#1のConfigが予備のエッジ#3に投入される。そして、予備エッジ#3において動的情報の生成が行われ、エッジ#1からエッジ#3への切替えが完了する。動的情報としては、例えば、プロトコルのセッション情報等、サービス機能に関連する情報がある。
なお、本願に関連する先行技術文献として、例えば、特許文献1〜3、非特許文献1、2がある。
特開2013-172393号公報 特開2013-34128号公報 特開2015-61229号公報
久保庭章子、奥川 徹、野久仁志、"エッジルータの装置間冗長化方式に関する一検討,B-6-83,2011 IEICE 中務他,"可用性、運用性を向上するサービスルータの冗長構成の検討" ,信学技報,NS2011-136(2011-12)
しかしながら、上述した従来技術においては、サービスを提供している運用系の現用エッジの故障発生時に、他のエッジに状態を引き継ぎ、当該エッジを新たな運用系のエッジとして動作を開始させるまでに時間がかかり過ぎるという課題がある。
なお、上記の課題は、冗長構成をとるエッジを備える通信システムに限らず、冗長構成をとる通信装置を備える通信システム全般に生じ得る課題である。
本発明は上記の点に鑑みてなされたものであり、冗長構成とる複数の通信装置を備える通信システムにおいて、現用通信装置の故障発生時に、切替え先の通信装置の動作が開始するまでの時間を短縮することを可能とする技術を提供することを目的とする。
本発明の実施の形態によれば、冗長構成をとる複数の通信装置を管理する複数の通信装置管理システムを備える管理システムであって、
各通信装置管理システムは、
各通信装置の設定情報を格納する格納手段と、
他の通信装置管理システムとの間で使用リソース情報を交換する交換手段と、
前記複数の通信装置のうちのある通信装置に故障が発生した場合に、前記交換手段により取得した使用リソース情報に基づき、前記複数の通信装置管理システムの中で、割り当て可能リソースが最も多い通信装置管理システムを検出する検出手段と、を備え、
前記割り当て可能リソースが最も多い通信装置管理システムが、前記故障した通信装置の切替え先の通信装置に対して設定情報を送信する
ことを特徴とする管理システムが提供される。
本発明の実施の形態によれば、冗長構成とる複数の通信装置を備える通信システムにおいて、現用通信装置の故障発生時に、切替え先の通信装置の動作が開始するまでの時間を短縮することを可能とする技術が提供される。
従来技術を説明するための図である。 本発明の実施の形態におけるシステムの全体構成図である。 エッジルータ管理システム100の概要構成を示す図である。 第1の実施の形態における詳細課題を説明するための図である。 第1の実施の形態におけるシステムの動作を説明するための図である。 第2〜第4の実施の形態における詳細課題を説明するための図である。 第2の実施の形態における従来技術を説明するための図である。 第2の実施の形態における故障発生前の動作を説明するための図である。 第2の実施の形態における故障発生時の動作を説明するための図である。 第3の実施の形態における故障発生前の動作を説明するための図である。 第3の実施の形態における故障発生時の動作を説明するための図である。 第4の実施の形態における方法1の故障発生前の動作を説明するための図である。 第4の実施の形態における方法1の故障発生時の動作を説明するための図である。 第4の実施の形態における方法1の故障発生時の動作を説明するための図である。 第4の実施の形態における方法1の故障発生時の動作を説明するための図である。 第4の実施の形態における方法2の故障発生前の動作を説明するための図である。 エッジルータ管理システム100の詳細構成を示す図である。 エッジルータの詳細構成を示す図である。 実施例1における処理手順を示す図である。 実施例2における処理手順を示す図である。 実施例3における処理手順を示す図である。 実施例4−1における処理手順を示す図である。 実施例4−1における周辺装置の死活確認と優先設定の動作を説明するための図である。 実施例4−2における処理手順を示す図である。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態(本実施の形態)を説明する。以下で説明する実施の形態は一例に過ぎず、本発明が適用される実施の形態は、以下の実施の形態に限られるわけではない。例えば、以下で説明する実施の形態では、切替え制御の対象をエッジとしているが、本発明の技術は、エッジに限らない通信装置全般に適用可能である。
(システム構成)
図2に、本実施の形態における通信システムの全体構成の例を示す。図2に示すように、本実施の形態における通信システムは、コア網300とアクセス網400を有し、これらがエッジ200で接続された構成を有する。また、エッジ200は冗長構成をとっており、現用エッジ#1〜#Nと予備エッジ#N+1〜#N+mが備えられている。図2の例では、ユーザ装置500が現用エッジ#1に接続されていることが示されている。
また、当該通信システムには、各エッジの管理・制御を行うエッジルータ管理システム100が備えられている。エッジルータ管理システム100は、各エッジとネットワーク(コア網でもよいし、別の網でもよい)により接続されており、エッジルータ管理システム100と各エッジ200との間で通信が可能である。
図2には、1つのエッジルータ管理システム100が示されているが、実際には複数のエッジルータ管理システム100が備えられる。以下では、基本的に、複数のエッジルータ管理システム100において、個々のエッジルータ管理システム100を区別して説明する場合には、例えば"エッジルータ管理システム#1"のように"#1"等の番号を付けて記載する。それ以外の場合は、基本的に"エッジルータ管理システム100"と記載する。
なお、エッジルータ管理システム100は、1つ又は複数の物理サーバにより、仮想サーバを使用しないで実現されてもよいし、1つ又は複数の仮想サーバにより実現されてもよい。また、複数のエッジルータ管理システム100が1つの物理サーバ内の複数の仮想サーバにより実現されてもよい。
また、各エッジ200についても、物理的な装置であってもよいし、物理サーバ内の仮想エッジであってもよい。
図3に、本実施の形態におけるエッジルータ管理システム100の概要構成を示す。図3に示すように、本実施の形態におけるエッジルータ管理システム100は、入出力部110、Config格納部120、エッジ冗長管理制御機能部130、エッジコマンド管理部140、エッジ装置管理機能部150、システムリソース管理部160、エッジSO設定機能部170を有する。各機能部の機能の概要は以下のとおりである。
入出力部110は、各エッジとの間で情報の入出力を行う。Config格納部120は、各エッジのConfig(加入者情報等)を格納する。エッジ冗長管理制御機能部130は、切替え先のエッジの設定等を行う。エッジコマンド管理部140は、エッジ設定情報における共通性、一致性の計算等を行う。エッジ装置管理機能部150は、エッジの装置情報の収集、管理等を行う。システムリソース管理部160は、システムリソースの収集、計算等を行う。エッジSO設定機能部170は、エッジ等へのSO(サービスオーダ)設定を行う。
各エッジ200の構成については、第4の実施の形態における方法2以外は、既存の構成を使用できる。第4の実施の形態における方法2を実現するためのエッジ200の詳細構成については後述する。
以下、課題を解決するための方法1〜4について、4つの実施の形態(第1〜第4の実施の形態)として説明する。第1〜第4の実施の形態の説明の後に、各実施の形態のより詳細な処理方法としての実施例1、2、3、4−1、4−2を説明する。なお、実施の形態の説明にあたっては、課題解決方法に対応する詳細課題について説明した後に、課題解決ための方法の内容を説明することとする。
(第1の実施の形態)
まず、第1の実施の形態について説明する。最初に、第1の実施の形態に対応する従来技術の詳細課題を図4を参照して説明する。図4は、従来技術において、各エッジルータ管理システムが、SO設定、切替え、装置管理等を行う状況を示している。図4に示すとおり、エッジルータ管理システム100は、各装置へのSO設定、各装置の管理等、装置切替え制御以外の処理も実施する。従って、エッジルータ管理システム100は、切替え制御に全リソースを利用できるわけではないため、十分なリソースをエッジ冗長管理制御機能部130が利用できず、エッジ切替えに時間がかかる。
そこで、第1の実施の形態では、エッジルータ管理システム100間で連携して、リソースの空き状況から最適なエッジルータ管理システム100を選択し、当該選択されたエッジルータ管理システム100がエッジ間冗長切替えを実施する。これにより、高速な切替えを実施することが可能となる。
具体的な処理方法の例として、複数のエッジルータ管理システム100が全て同じConfigの情報を保有する場合においては、故障発生時に割り当て可能リソースが最も多いエッジルータ管理システム100が自律的に設定を実施する。図5に示すように、各エッジルータ管理システム100のシステムリソース管理部160により、システム間でリソース情報を交換することで、各エッジルータ管理システム100のシステムリソース管理部160には、各エッジルータ管理システム100のリソース状況及び割り当て可能リソースが格納される。各エッジルータ管理システム100は、当該リソースの情報を参照することにより、自身が、割り当て可能リソースが最も多いエッジルータ管理システム100か否かを判断する。
また、複数のエッジルータ管理システム100が全て同じConfig情報を保有しない場合には、故障発生時に割り当て可能リソースが最も多いエッジルータ管理システム100に、他のエッジルータ管理システム100から予備エッジ情報等の設定情報を送信し、設定を実施する。図5はこの例を示している。
図5に示す例では、現用エッジ#1の故障発生時において、割り当て可能リソースが最も多いエッジルータ管理システム100は、エッジルータ管理システム#2である。この例では、エッジルータ管理システム#2は現用エッジ#1のConfig情報及び予備エッジ情報を保有せず、エッジルータ管理システム#1が現用エッジ#1のConfig情報及び予備エッジ情報を保有することを想定している。よって、エッジルータ管理システム#1がエッジルータ管理システム#2に現用エッジ#1のConfig情報及び予備エッジ情報(ここでは予備エッジ#1)を送信し、エッジルータ管理システム#2が当該Config情報を予備エッジ#1に設定する。
なお、上記の例では、冗長構成はN+1構成/N+m構成であるが、第1の実施の形態の技術は、全ACTの冗長構成(全エッジが現用エッジとして動作する構成)にも同様に適用可能である。また、以下で説明する第2〜第3の実施の形態のそれぞれと組み合わせて適用することも可能である。
(第2〜第4の詳細課題)
次に、第2〜第4の実施の形態を説明するが、その前に、第2〜第4の実施の形態に対応する詳細課題を図6(a)、(b)、図7を参照して説明する。
現用エッジから予備エッジへの切り替えを行う際に、現用エッジのConfigを切替え先のエッジに設定するが、エッジの大規模化によりConfigの情報量が増加することで、Config設定時間が増加し、サービス断時間が増大する。具体的には以下のとおりである。
<第2の実施の形態に対応する従来技術の詳細課題>
N+1構成/N+m構成において、従来の予備エッジには、最小限のConfigしか投入されていない。よって、N+1構成/N+m構成の例である図6(a)に示すように、エッジ冗長管理制御機能部130が現用エッジ#1の障害を検知して、予備エッジ#3への切り替えを行う際に、現用エッジ#1のConfigの全てを予備エッジ#3に送信するため、設定に時間がかかる。図7は、この課題をより具体的に示した図であり、エッジルータ管理システム#1が、故障の発生した現用エッジ#1のConfigを予備エッジ#1に送信する場合を示す。図7に示すように、エッジルータ管理システム#1は、現用エッジ#1のConfigの全てを予備エッジ#1に送信するため、切替時間が増加する。
<第3の実施の形態に対応する従来技術の詳細課題>
全エッジを現用エッジとして動作させる全ACT(act−act)の冗長構成においては、切替え先となる他の現用エッジにおけるConfig設定は、予備エッジと異なり一定でなく、変化する。よって、全ACT構成の例である図6(b)に示すように、最適な切替え先エッジを選択する必要がある。例えば、故障した現用エッジのConfigと大きな差分のあるConfigを有するエッジを切替え先として選択してしまうと、Config設定に時間がかかってしまう。よって、差分が小さい最適な切替え先エッジを選択する必要がある。
<第4の実施の形態に対応する従来技術の詳細課題>
従来技術では、切替え先のエッジが運用系として動作を開始するにあたり、サービス(例:IP電話サービス)に関連する設定とそれ以外の設定とを区別なく一律に設定が実施される。従って、図6(a)に示すように、ユーザへのサービス利用開始が遅くなる。特に、故障前にサービスを利用中だったユーザについては、サービス利用開始が遅くなることで、申告やクレームに繋がるため優先的にサービスの利用を開始させる必要がある。また災害時等はサービス提供に必要な周辺装置が利用できない場合もある。
以下、第2〜第4の実施の形態におけるそれぞれの処理方法について説明する。
(第2の実施の形態)
第2の実施の形態では、エッジルータ管理システム100が、複数の現用エッジで共通的に設定されている設定内容を抽出し、当該設定内容を予め予備エッジに設定しておくことで、切替時に必要なConfig設定量を削減し、引き継ぎ及び回復時間を短縮することとしている。具体例を図8、図9を参照して説明する。
図8の左側には、故障発生前のエッジルータ管理システム100におけるConfig格納部120に格納される情報、及び、エッジコマンド管理部140に格納される情報の例が示されている。
エッジコマンド管理部140は、Config格納部120から、複数の現用エッジで共通的に設定されている設定内容を抽出し、格納する。図8に示す例では、例えば、コマンドAのパラメータは全エッジで共通であるため、エッジコマンド管理部140は、コマンドA及びそのパラメータ1を、予備エッジに事前設定するものとして管理する。一方、例えば、コマンドYについては、現用エッジ間でパラメータが異なっている部分があるため、事前設定無しとする。
そして、図8の右側に示すように、エッジ冗長管理制御機能部130が、エッジコマンド管理部140において「事前設定」とされたConfig(この例ではコマンド)を予備エッジに事前に設定する。
図9は、現用エッジ#1に故障が発生した場合を示している。図9に示す例では、第1の実施の形態の技術により、エッジルータ管理システム#2が、切替え制御を行うエッジルータ管理システムとして選択されている。エッジルータ管理システム#2のエッジ冗長管理制御機能部130は、エッジコマンド管理部140に格納されている情報(図8)に基づいて、現用エッジ#1のConfigのうち、予備エッジ#1に事前設定されていないConfig(この場合、コマンドX(6)とコマンドY(5))をConfig格納部120から取得し、予備エッジ#1に設定する。
上記のように、第2の実施の形態では、故障時に予備エッジに設定するConfigの情報量を削減できるため、切替え時間が削減される。
(第3の実施の形態)
次に、第3の実施の形態を説明する。第3の実施の形態では、全Act構成(例:N+m構成において予備エッジ1〜mも現用として稼働している構成)において、設定されている情報をエッジ間で比較し、設定する情報が最も少ないエッジを、切替え先のエッジとして選択し、切替えを行うことで、回復時間の短縮化を実現する。
具体例を図10、図11を参照して説明する。図10は、故障発生前のエッジルータ管理システム100におけるConfig格納部120に格納される情報、及び、エッジコマンド管理部140に格納される情報の例を示す。
エッジコマンド管理部140は、Config格納部120を参照することで、複数の現用エッジで共通的に設定されている設定内容を抽出し、格納するとともに、全エッジでは一致しないが一部のエッジ間で一致する「部分一致」と分類されるConfig(コマンド)について、一致する複数エッジを選択し、部分一致情報として記録する。図10の例では、コマンドYについて、現用ルータ#1と現用ルータ#2が一致することが示されている。図10は、例として、コマンドYについて、現用ルータ#1と現用ルータ#2が一致することが示されているが、実際には、全ての現用ルータの組み合わせにおいて、このような部分一致情報を取得しておく。
図11は、現用エッジ#1に故障が発生した場合を示している。図11に示す例では、第1の実施の形態の技術により、エッジルータ管理システム#2が、切替え制御を行うエッジルータ管理システムとして選択されている。エッジルータ管理システム#2のエッジ冗長管理制御機能部130は、エッジコマンド管理部140に格納されている情報に基づいて、現用エッジ#1のConfigからの差分が最も小さいConfigを有する現用エッジ#2を切替え先として決定し、当該差分のConfig(ここでは、コマンドX(6))を現用エッジ#2に設定して、切替えを実施する。なお、本例では、上記のように、部分一致情報を使用することで、現用エッジ#1のConfigからの差分が最も小さいConfigを有する現用エッジ#2を判定しているが、これは一例であり、他の方法で差分が最も小さいConfigを有する現用エッジ#2を判定してもよい。
(第4の実施の形態)
次に、第4の実施の形態を説明する。第4の実施の形態では、事前に、サービスの利用中ユーザに関連する設定情報を優先付し、切替え先のエッジへのConfig設定時にその優先順序に従って設定を反映していくことにより、サービス利用中ユーザに対するサービス回復時間の短縮を実施する。なお、第4の実施の形態は、第1の実施の形態と組み合わせるとともに、第2の実施の形態(N+1構成/N+m構成の場合)、及び第3の実施の形態(全ACT構成の場合)と組み合わせて実施することができる。
以下、エッジルータ管理システム100で優先付を実施する方法を方法1として説明し、エッジ200で優先付を実施する方法を方法2として説明する。
<第4の実施の形態の方法1>
図12〜図15を参照して、方法1を説明する。図12は、故障発生前の処理内容を示しており、例として現用エッジ#1に関する処理が示されている。実際には、各現用エッジについて、同様の処理が行われる。
図12に示すように、現用エッジ#1の通信観測部230が、通信パケットの観測を行って、通信情報を取得し、当該通信情報をエッジルータ管理システム100に送信する。エッジルータ管理システム100のエッジコマンド管理部140が当該通信情報を取得し、格納する。なお、故障の発生する前の現時点において、エッジコマンド管理部140は、通信情報からサービス(例:IP電話)を利用中のユーザを特定し、当該ユーザに関するコマンドを高い優先度にする等の優先付をしてもよい。ここで付与した優先度は、下記の周辺装置の死活状態の確認に基づき、調整される。例えば、IP電話に関するコマンドを最優先にした場合でも、故障発生時にIP電話機能の死活確認の結果、IP電話が利用できないことがわかった場合には、IP電話に関するコマンドよりも、インターネット接続に関するコマンドを先に設定する。
エッジルータ管理システム100が、現用エッジ#1に故障が発生したことを検知したとすると、図13に示すとおり、エッジ冗長管理制御機能部130が、周辺装置の死活状態を確認し、周辺装置の死活情報をエッジコマンド管理部140に格納する。図13に示すように、周辺装置として、例えば、インターネット接続関連周辺装置、IP電話サービス周辺装置がある。
次に、エッジコマンド管理部140は、事前に決定していた優先順位と故障発生時の状態に基づいて優先度を決定する。すなわち、図14に示すように、エッジコマンド管理部140は、通信情報、周辺装置情報から利用中ユーザ、サービスに関連するコマンドに優先付を実施する。優先付の例として、「高:エッジサービス機能設定、中:利用中ユーザ設定、低:装置の監視等高中以外」のように、高、中、低の優先付をする例がある。エッジサービス機能設定とは、例えば、エッジルータが各種サービスを提供するための基本的な設定である。利用中ユーザ設定とは、例えば、通信情報から識別されたサービス利用中のユーザに関する設定(例:IPアドレスの設定)である。
次に、図14の下部に示すように、エッジコマンド管理部140は、Config格納部120に格納されているConfigと優先度とを関連付ける。
そして、図15に示すように、エッジルータ管理システム#2が、予備エッジ#1に設定すべきコマンドYとコマンドXのうち、高優先のコマンドであるコマンドYを先に設定する。
なお、上記の例では、コマンドに、周辺装置死活確認による調整済の優先度を付けた後に、コマンドの設定を行っているが、周辺装置死活確認を行いながら、高い優先度のコマンドを順次設定することとしてもよい。
<第4の実施の形態の方法2>
図16を参照して、第4の実施の形態の方法2を説明する。図16は、故障発生前の処理内容を示しており、例として現用エッジ#1に関する処理が示されている。実際には、各現用エッジについて、同様の処理が行われる。
まず、(a)に示すように、現用エッジ#1の通信観測部230が通信パケットを観測することにより通信情報を取得して、当該通信情報をエッジコマンド管理部210に格納する。次に、(b)に示すように、エッジコマンド管理部210が、コマンドの優先付を行う。優先付は、前述したように、「高:エッジサービス機能設定、中:利用中ユーザ設定、低:装置の監視等高中以外」のようにして行われる。また、(c)に示すように、Configと優先度との関連付けを行う。そして、(d)に示すように、優先度と関連付けされたConfigがエッジルータ管理システム100に送信され、Config格納部120に格納される。故障発生時の動作は方法1と同様である。図16に示した例では、既に付された優先度が、周辺装置死活確認の結果により調整され、調整後の優先度に基づいてコマンド設定がなされる。
(装置構成)
図17に、本発明の実施の形態におけるエッジルータ管理システム100の詳細な機能構成図を示す。なお、エッジSO設定機能部170については、図17に図示していない。
図17に示すとおり、エッジルータ管理システム100は、入出力部110、Config格納部120、エッジ冗長管理制御機能部130、エッジコマンド管理部140、エッジ装置管理機能部150、システムリソース管理部160を有する。
Config格納部120は、Configバックアップを格納するConfigバックアップ格納部121、Config情報の収集を行うConfig情報収集部122を有する。
エッジ冗長管理制御機能部130は、切替えエッジ情報を格納する切替えエッジ情報格納部121、切替えエッジの計算を行う切替えエッジ計算部132、切替えエッジの設定を行う切替えエッジ設定部133を有する。
エッジコマンド管理部140は、エッジ設定情報を格納するエッジ設定情報格納部141、エッジ設定情報の計算を行うエッジ設定情報計算部142、エッジ設定情報の収集を行うエッジ設定情報収集部143を有する。エッジ装置管理機能部150は、エッジ装置情報の収集を行うエッジ装置情報収集部151、エッジ装置情報を格納するエッジ装置情報格納部152を有する。
システムリソース管理部160は、リソース情報を格納するリソース情報格納部161、システムリソースの計算を行うシステムリソース計算部162、システムリソースを収集するシステムリソース収集部163を有する。
本実施の形態に係るエッジルータ管理システム100は、例えば、1つ又は複数のコンピュータに、本実施の形態で説明する処理内容を記述したプログラムを実行させることにより実現可能である。すなわち、エッジルータ管理システム100が有する機能は、当該コンピュータに内蔵されるCPUやメモリ、ハードディスクなどのハードウェア資源を用いて、エッジルータ管理システム100で実施される処理に対応するプログラムを実行することによって実現することが可能である。また、上記プログラムは、コンピュータが読み取り可能な記録媒体(可搬メモリ等)に記録して、保存したり、配布したりすることが可能である。また、上記プログラムをインターネットや電子メールなど、ネットワークを通して提供することも可能である。
図18に、第4の実施の形態の方法2におけるエッジ(エッジルータ)200の詳細な機能構成図を示す。
図18に示すように、エッジ200は、エッジコマンド管理部210、エッジConfig管理機能部220、通信観測機能部230、基本部240、装置情報管理部250、転送機能部260、サービス機能部270、パケット入出力部280、内部バス290、電源・空調部295を有する。
エッジコマンド管理部210は、エッジ設定情報を格納するエッジ設定情報格納部211、エッジ設定情報の計算を行うエッジ設定情報計算部212、エッジ設定情報を収集するエッジ設定情報収集部213を有する。
エッジConfig管理機能部220は、エッジConfig情報を格納するエッジConfig情報格納部221、エッジConfig情報を収集するエッジConfig情報収集部222を有する。通信観測機能部230は、エッジ通信情報を収集するエッジ通信情報収集部231、エッジ通信情報を格納するエッジ通信情報格納部232を有する。
基本部240は、全体の基本的な制御を行う基本制御部241を有する。装置情報管理部250は、装置情報を格納する装置情報格納部251を有する。転送機能部260は、パケット転送を行うパケット転送部261を有する。サービス機能部270は、パケット処理を行うパケット処理部271を有する。
本実施の形態に係るエッジ200は、例えば、コンピュータ(コンピュータの構成を含む通信装置を含む)に、本実施の形態で説明する処理内容を記述したプログラムを実行させることにより実現可能である。すなわち、エッジ200が有する機能は、当該コンピュータに内蔵されるCPUやメモリ、ハードディスクなどのハードウェア資源を用いて、エッジ200で実施される処理に対応するプログラムを実行することによって実現することが可能である。また、上記プログラムは、コンピュータが読み取り可能な記録媒体(可搬メモリ等)に記録して、保存したり、配布したりすることが可能である。また、上記プログラムをインターネットや電子メールなど、ネットワークを通して提供することも可能である。
以下、第1〜第4の実施の形態におけるより詳細な処理例を実施例1、実施例2、実施例3、実施例4−1、実施例4−2として説明する。
(実施例1)
まず、第1の実施の形態に対応する実施例1を図19を参照して説明する。
ステップS100において、各エッジルータ管理システム100のシステムリソース計算部160がシステムリソースを計算し、計算したシステムリソースをリソース情報格納部161へ格納する。
ステップS101では、各エッジルータ管理システム100において、システムリソース収集部163から他のエッジルータ管理システム100に情報取得信号を送信することにより、エッジルータ管理システム100間でシステムリソース情報の交換がなされる。
ステップS102において、各エッジルータ管理システム100は、自身のシステムリソース情報と他のエッジルータ管理システム100のシステムリソース情報をリソース情報格納部161へ格納し、システムリソース計算部163が、割り当て可能リソースから、設定を実施するエッジルータ管理システムを選択する。なお、この選択処理は、故障を検知した後に行うこととしてもよい。
ステップS103において、ある現用エッジで故障が発生し、各エッジルータ管理システム100は当該故障を検知する。
ステップS104−1は、全てのエッジルータ管理システム100が同じConfig情報を保有する場合に対応する。ステップS104−1において、システムリソース計算部162が、自身が割り当て可能リソースが最も多いエッジルータ管理システム100かどうかを判別し、割り当て可能リソースが最も多い場合に、当該エッジルータ管理システム100が、自律的に切替えConfigを抽出する。
ステップS104−2は、エッジルータ管理システム100間で保有するConfigに違いがある場合に対応する。ステップS104−2においては、故障した現用エッジのバックアップConfigを保有するエッジルータ管理システム100が、切替えConfigを抽出し、割り当て可能リソースが最も多いエッジルータ管理システム100へ送信する。
ステップS105において、切替えConfig保有するエッジルータ管理システム100が設定を実施する。
(実施例2)
次に、第2の実施の形態に対応する実施例2を図20を参照して説明する。
ステップS200において、例えば、システム管理者が、エッジルータ管理システム100に対してエッジ情報を設定し、切替えエッジ情報格納部131へ格納する。もしくは、エッジ冗長管理制御機能部130が、エッジ装置管理機能部150からエッジ情報を自動抽出し、予備エッジを把握し切替えエッジ情報格納部131へ格納する。
ステップS201において、Config情報収集部122が、各現用エッジのエッジルータのConfig情報を収集するために、各現用エッジに要求を送信する。ステップS202において、各現用エッジは、Config情報をエッジルータ管理システム100へ送信する。Config情報はConfigバックアップ格納部121に格納される。
ステップS203では、エッジルータ管理システム100において、エッジコマンド管理部140が、格納されたConfig情報を取得し、エッジ設定情報格納部141へ格納する。そして、エッジ設定情報計算部142が、現用エッジ間の共通設定Configを抽出し、当該共通設定Configをエッジ冗長管理制御機能部130へ送信する。共通設定Configは切替えエッジ情報格納部131に格納される。
ステップS204において、切替えエッジ設定部133は、切替えエッジ情報格納部131から予備エッジ情報及び共通設定Configを抽出し、共通設定Configを予備エッジへ設定する。ステップS205では、予備エッジから設定応答が送信される。
ステップS206で現用エッジに故障が発生し、エッジルータ管理システム100が当該故障を検知する。
ステップS207において、エッジ設定情報計算部142が、故障した現用エッジの一致無し&部分一致設定Configを抽出し、切替えConfigを生成する。生成された切替えConfigは、エッジ冗長管理制御機能部130に送信される。
ステップS208において、切替えエッジ設定部133が、切替えエッジ情報格納部131から切替え先予備エッジ情報を抽出し、切替えConfigを切替え先予備エッジへ設定する。そして、ステップS209において、予備エッジから設定応答が送信される。
(実施例3)
次に、第3の実施の形態に対応する実施例3を図21を参照して説明する。
ステップS300において、例えば、システム管理者が、エッジルータ管理システム100に対してエッジ情報を設定し、切替えエッジ情報格納部131へ格納する。もしくは、エッジ冗長管理制御機能部130が、エッジ装置管理機能部150からエッジ情報を自動抽出し、切替えエッジ情報格納部131へ格納する。
ステップS301において、Config情報収集部122が、各現用エッジのConfig情報を収集するために、各現用エッジに要求を送信する。ステップS302において、各現用エッジは、Config情報をエッジルータ管理システム100へ送信する。Config情報はConfigバックアップ格納部121に格納される。
ステップS303では、エッジルータ管理システム100において、エッジコマンド管理部140が、格納されたConfig情報を取得し、エッジ設定情報格納部141へ格納する。そして、エッジ設定情報計算部142が、部分一致設定Configを抽出し、当該部分一致設定Configをエッジ冗長管理制御機能部130へ送信する。また、切替えエッジ計算部132が部分一致情報から切替え先現用エッジを計算し、当該切替え先現用エッジの情報を切替えエッジ情報格納部131へ格納する。なお、切替え先現用エッジは、現用エッジ毎に計算される。
ステップS304で現用エッジに故障が発生し、エッジルータ管理システム100が当該故障を検知する。
ステップS305において、エッジ設定情報計算部142が、故障した現用エッジの一致無しConfigを抽出し、切替えConfigを生成する。生成された切替えConfigは、エッジ冗長管理制御機能部130に送信される。
ステップS306において、切替えエッジ設定部133が、切替えエッジ情報格納部131から切替え先現用エッジ情報を抽出し、切替えConfigを切替え先現用エッジへ設定する。そして、ステップS307において、予備エッジから設定応答が送信される。
(実施例4)
次に、第4の実施の形態における方法1に対応する実施例4−1を図22を参照して説明する。
<実施例4−1>
ステップS400において、現用エッジのエッジ通信情報収集部231が通信発生時に通信状況を収集し、エッジ通信情報格納部232へ格納する。
ステップS401において、Config情報収集部120が、各現用エッジのConfig情報を収集するために、各現用エッジに要求を送信する。ステップS402において、各現用エッジは、Config情報をエッジルータ管理システム100へ送信する。Config情報はConfigバックアップ格納部121に格納される。
ステップS403において、各現用エッジは、エッジ通信情報格納部232へ格納されている通信状況をエッジルータ管理システム100へ送信する。そして、ステップS404において、エッジルータ管理システム100は通信状況をエッジ設定情報格納部141へ格納し、各現用エッジへ応答を返す。
ステップS405において、エッジ設定情報計算部142が、格納した通信情報とバックアップconfigから、利用中ユーザ、及びサービスに関連するコマンドに優先付を実施し、優先付に基づいて、バックアップConfigに優先度を設定する。
ステップS406において、切替えエッジ設定部133は、切替えエッジ情報格納部131から予備エッジ情報及び共通設定Configを抽出し、共通設定Configを予備エッジへ設定する。ステップS406では、予備エッジから設定応答が送信される。
ステップS407で現用エッジに故障が発生し、エッジルータ管理システム100が当該故障を検知する。
ステップS408において、エッジルータ管理システム100のエッジ冗長管理制御機能部130は、周辺装置の状態を確認し、確認結果を元に、バックアップConfigに設定した優先度を調整する。
ステップS409において、エッジ設定情報計算部142は、故障した現用エッジの一致無し&部分一致設定Configを抽出し、優先度に基づきコマンドを並び替え、切替えConfigを生成し、当該切替えConfigを切替えエッジ設定部133へ送信する。切替えエッジ設定部133は、切替えエッジ情報格納部131から切替え先予備エッジ情報を抽出し、切替えConfigを切替え先予備エッジへ設定する。そして、ステップS410において切替え先予備エッジから設定応答が送信される。
<周辺装置の死活確認と優先設定の処理手順例>
次に、エッジ冗長管理制御機能部130が実行する周辺装置の状態の確認、及び確認に基づく設定の例を説明する。ここでは、一例として、図23のフローチャートに沿って、IP電話を最優先とする例を説明する。
エッジ冗長管理制御機能部130は、IP電話の優先設定を行うことを決定する(ステップS501)と、IP電話サーバへ通信可能かどうかを調べることを決定して(ステップS502)、IP電話サーバの死活確認を行う(ステップS503)。IP電話サーバの死活確認は、例えば、切替え先エッジからpingがIP電話サーバに届くか否かにより行うことができる。
IP電話サーバの死活確認が成功の場合、すなわち、IP電話サーバへの通信が可能である場合、ステップS504に進み、直前にIP電話を利用していた各ユーザのIP電話設定を優先して設定する。
次のステップS505では、IP電話を利用していなかったユーザのIP電話設定を優先して設定する。ステップS506において、インターネット接続設定が完了しているか否かを確認する。インターネット接続設定が完了していれば(ステップS506のYes)、切替え完了となる(ステップS512)。
一方、インターネット接続設定が完了していない場合(S506のNo)、インターネット優先設定を行うこととし(ステップS507)、インターネット接続装置へ通信が可能かどうかを調べることを決定して(ステップS508)、インターネット接続装置の死活確認を行う(ステップS509)。
インターネット接続装置の死活確認が成功の場合、すなわち、インターネット接続装置への通信が可能である場合、直前にインターネット接続を利用していたユーザのインターネット接続設定を優先して設定する(ステップS510)。次に、直前にインターネット接続を利用していなかったユーザのインターネット接続設定を優先して設定する(ステップS511)。
一方、ステップS503におけるIP電話サーバの死活確認が失敗でである場合、すなわち、IP電話サーバへの通信ができない場合、ステップS520に進み、インターネット接続設定が完了しているか否かの確認を行う。
インターネット接続設定が完了していない場合(ステップS520のNo)、インターネット優先設定を行うこととし(ステップS521)、インターネット接続装置へ通信可能かどうかを調べることを決定して(ステップS522)、インターネット接続装置の死活確認を行う(ステップS523)。
インターネット接続装置の死活確認が成功の場合、すなわち、インターネット接続装置への通信が可能である場合、ステップS524に進み、直前にインターネット接続を利用していたユーザのインターネット接続設定を優先して設定する(ステップS524)。次に、直前にインターネット接続を利用していなかったユーザのインターネット接続設定を優先して設定する(ステップS525)。そして、ステップS503に戻る。
<実施例4−2>
次に、第4の実施の形態における方法2に対応する実施例4−2を図24を参照して説明する。
ステップS600において、現用エッジのエッジ通信情報収集部231が通信発生時に通信状況を収集し、エッジ通信情報格納部232へ格納する。更に、エッジ設定情報計算部212が、格納した通信情報と保存Configから利用中ユーザ、及びサービスに関連するコマンドに優先付を実施し、当該優先付に基づいて、保存Configに優先度を設定する。
ステップS601において、Config情報収集部120が、各現用エッジのConfig情報を収集するために、各現用エッジに要求を送信する。ステップS602において、各現用エッジは、Config情報をエッジルータ管理システム100へ送信する。Config情報はConfigバックアップ格納部121に格納される。
ステップS603において、切替えエッジ設定部133は、切替えエッジ情報格納部131から予備エッジ情報及び共通設定Configを抽出し、共通設定Configを予備エッジへ設定する。ステップS604では、予備エッジから設定応答が送信される。
ステップS605で現用エッジに故障が発生し、エッジルータ管理システム100が当該故障を検知する。
ステップS606において、エッジルータ管理システム100のエッジ冗長管理制御機能部130は、周辺装置の状態を確認し、確認結果を元に、Configに設定してある優先度を調整する。
ステップS607において、エッジ設定情報計算部142は、故障した現用エッジの一致無し&部分一致設定Configを抽出し、優先度に基づきコマンドを並び替え、切替えConfigを生成し、当該切替えConfigを切替えエッジ設定部133へ送信する。切替えエッジ設定部133は、切替えエッジ情報格納部131から切替え先予備エッジ情報を抽出し、切替えConfigを切替え先予備エッジへ設定する。そして、ステップS608において、切替え先予備エッジから設定応答が送信される。
(実施の形態のまとめ)
以上、説明したとおり、第1の実施の形態に係る技術により、冗長構成をとる複数の通信装置(例:エッジ)を管理する複数の通信装置管理システムを備える管理システムが提供される。各通信装置管理システムは、各通信装置の設定情報を格納する格納手段(例:Config格納部120)と、他の通信装置管理システムとの間で使用リソース情報を交換する交換手段(例:システムリソース管理部160)と、前記複数の通信装置のうちのある通信装置に故障が発生した場合に、前記交換手段により取得した使用リソース情報に基づき、前記複数の通信装置管理システムの中で、割り当て可能リソースが最も多い通信装置管理システムを検出する検出手段(例:システムリソース管理部160)と、を備える。そして、前記割り当て可能リソースが最も多い通信装置管理システムが、前記故障した通信装置の切替え先の通信装置に対して設定情報を送信する。
前記割り当て可能リソースが最も多い通信装置管理システムが、前記切替え先の通信装置に対して送信するべき設定情報を保有しない場合においては、当該通信装置管理システムは、他の通信装置管理システムから当該設定情報を受信して、前記切替え先の通信装置に対して送信する。
第2の実施の形態に係る技術によれば、冗長構成をとる複数の通信装置を管理する通信装置管理システムであって、複数の現用通信装置の設定情報を格納する格納手段(例:Config格納部120)と、前記格納手段に格納されている設定情報から、複数の現用通信装置において共通に設定されている共通設定情報を抽出し、当該共通設定情報を予備通信装置に事前に設定する設定手段(例:エッジコマンド管理部140及びエッジ冗長管理制御機能部130)と、を備え、複数の現用通信装置のうちのある現用通信装置に故障が発生した場合に、前記設定手段は、当該故障が発生した現用通信装置の設定情報のうちの前記共通設定情報以外の設定情報を前記予備通信装置に送信することを特徴とする通信装置管理システムが提供される。
第3の実施の形態に係る技術により、冗長構成をとる複数の現用通信装置を管理する通信装置管理システムであって、複数の現用通信装置の設定情報を格納する格納手段(例:Config格納部120)と、前記格納手段に格納されている設定情報に基づいて、現用通信装置間の設定情報を比較する比較手段(例:エッジコマンド管理部140)と、複数の現用通信装置のうちのある現用通信装置に故障が発生した場合に、前記比較手段による比較結果に基づいて、複数の現用通信装置の中で、前記故障の発生した現用通信装置の設定情報との差分が最小の設定情報を有する現用通信装置を、前記故障の発生した現用通信装置の切替え先として決定し、当該切替え先の現用通信装置に設定情報を送信する設定手段(例:エッジ冗長管理制御機能部130)とを備えることを特徴とする通信装置管理システムが提供される。
また、第4の実施の形態の方法1に係る技術により、冗長構成をとる複数の通信装置を管理する通信装置管理システムであって、複数の通信装置の設定情報を格納する格納手段(例:Config格納部120)と、各通信装置において観測された通信情報を受信する受信手段(エッジコマンド管理部140)と、複数の通信装置のうちのある通信装置に故障が発生した場合に、前記通信情報に基づいて、前記故障が発生した通信装置の切替え先の通信装置に設定するべき設定情報に優先度を付与し、当該優先度に基づく順番で設定情報の設定を行う設定手段(例:エッジコマンド管理部140及びエッジ冗長管理制御機能部130)とを備えることを特徴とする通信装置管理システムが提供される。
また、第4の実施の形態の方法2に係る技術により、冗長構成をとる複数の通信装置を管理する通信装置管理システムであって、各通信装置において、通信情報に基づき優先度が付与された設定情報を受信する受信手段(例:Config格納部120)と、前記設定情報を格納する格納手段(例:Config格納部120)と、複数の通信装置のうちのある通信装置に故障が発生した場合に、当該故障が発生した通信装置の設定情報に付与された優先度に基づく順番で、当該故障が発生した通信装置の切替え先の通信装置に対して設定情報の設定を行う設定手段(例:エッジ冗長管理制御機能部130)とを備えることを特徴とする通信装置管理システムが提供される。
また、前記設定手段は、周辺装置の状態に基づき調整した優先度に基づく順番で、前記切替え先の通信装置に対して設定情報の設定を行うこととしてもよい。
(第1項)
冗長構成をとる複数の通信装置を管理する複数の通信装置管理システムを備える管理システムであって、
各通信装置管理システムは、
各通信装置の設定情報を格納する格納手段と、
他の通信装置管理システムとの間で使用リソース情報を交換する交換手段と、
前記複数の通信装置のうちのある通信装置に故障が発生した場合に、前記交換手段により取得した使用リソース情報に基づき、前記複数の通信装置管理システムの中で、割り当て可能リソースが最も多い通信装置管理システムを検出する検出手段と、を備え、
前記割り当て可能リソースが最も多い通信装置管理システムが、前記故障した通信装置の切替え先の通信装置に対して設定情報を送信する
ことを特徴とする管理システム。
(第2項)
前記割り当て可能リソースが最も多い通信装置管理システムが、前記切替え先の通信装置に対して送信するべき設定情報を保有しない場合において、当該通信装置管理システムは、他の通信装置管理システムから当該設定情報を受信して、前記切替え先の通信装置に対して送信する
ことを特徴とする第1項に記載の管理システム。
(第3項)
冗長構成をとる複数の通信装置を管理する通信装置管理システムであって、
複数の現用通信装置の設定情報を格納する格納手段と、
前記格納手段に格納されている設定情報から、複数の現用通信装置において共通に設定されている共通設定情報を抽出し、当該共通設定情報を予備通信装置に事前に設定する設定手段と、を備え、
複数の現用通信装置のうちのある現用通信装置に故障が発生した場合に、前記設定手段は、当該故障が発生した現用通信装置の設定情報のうちの前記共通設定情報以外の設定情報を前記予備通信装置に送信する
ことを特徴とする通信装置管理システム。
(第4項)
冗長構成をとる複数の現用通信装置を管理する通信装置管理システムであって、
複数の現用通信装置の設定情報を格納する格納手段と、
前記格納手段に格納されている設定情報に基づいて、現用通信装置間の設定情報を比較する比較手段と、
複数の現用通信装置のうちのある現用通信装置に故障が発生した場合に、前記比較手段による比較結果に基づいて、複数の現用通信装置の中で、前記故障の発生した現用通信装置の設定情報との差分が最小の設定情報を有する現用通信装置を、前記故障の発生した現用通信装置の切替え先として決定し、当該切替え先の現用通信装置に設定情報を送信する設定手段と
を備えることを特徴とする通信装置管理システム。
(第5項)
冗長構成をとる複数の通信装置を管理する通信装置管理システムであって、
複数の通信装置の設定情報を格納する格納手段と、
各通信装置において観測された通信情報を受信する受信手段と、
複数の通信装置のうちのある通信装置に故障が発生した場合に、前記通信情報に基づいて、前記故障が発生した通信装置の切替え先の通信装置に設定するべき設定情報に優先度を付与し、当該優先度に基づく順番で設定情報の設定を行う設定手段と
を備えることを特徴とする通信装置管理システム。
(第6項)
冗長構成をとる複数の通信装置を管理する通信装置管理システムであって、
各通信装置において、通信情報に基づき優先度が付与された設定情報を受信する受信手段と、
前記設定情報を格納する格納手段と、
複数の通信装置のうちのある通信装置に故障が発生した場合に、当該故障が発生した通信装置の設定情報に付与された優先度に基づく順番で、当該故障が発生した通信装置の切替え先の通信装置に対して設定情報の設定を行う設定手段と
を備えることを特徴とする通信装置管理システム。
(第7項)
前記設定手段は、周辺装置の状態に基づき調整した優先度に基づく順番で、前記切替え先の通信装置に対して設定情報の設定を行う
ことを特徴とする第5項又は第6項に記載の通信装置管理システム。
(第8項)
冗長構成をとる複数の通信装置を管理する複数の通信装置管理システムを備える管理システムにおいて実行される管理方法であって、
各通信装置管理システムが、他の通信装置管理システムとの間で使用リソース情報を交換し、
前記複数の通信装置のうちのある通信装置に故障が発生した場合に、各通信装置管理システムが、前記交換により取得した使用リソース情報に基づき、前記複数の通信装置管理システムの中で、割り当て可能リソースが最も多い通信装置管理システムを検出し、
前記割り当て可能リソースが最も多い通信装置管理システムが、前記故障した通信装置の切替え先の通信装置に対して設定情報を送信する
ことを特徴とする管理方法。
以上、本実施の形態について説明したが、本発明はかかる特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。
100 エッジルータ管理システム
170 エッジSO設定機能部
110 入出力部
120 Config格納部
130 エッジ冗長管理制御機能部
140 エッジコマンド管理部
150 エッジ装置管理機能部
160 システムリソース管理部
200 エッジ
210 エッジコマンド管理部
220 エッジConfig管理機能部
230 通信観測機能部
240 基本部
250 装置情報管理部
260 転送機能部
270 サービス機能部
280 パケット入出力部
290 内部バス
295 電源・空調部
300 コア網
400 アクセス網

Claims (3)

  1. 冗長構成をとる複数の通信装置を管理する複数の通信装置管理システムを備える管理システムであって、
    各通信装置管理システムは、
    各通信装置の設定情報を格納する格納手段と、
    他の通信装置管理システムとの間で使用リソース情報を交換する交換手段と、
    前記複数の通信装置のうちのある通信装置に故障が発生した場合に、前記交換手段により取得した使用リソース情報に基づき、前記複数の通信装置管理システムの中で、割り当て可能リソースが最も多い通信装置管理システムを検出する検出手段と、を備え、
    前記割り当て可能リソースが最も多い通信装置管理システムが、前記故障した通信装置の切替え先の通信装置に対して設定情報を送信する
    ことを特徴とする管理システム。
  2. 前記割り当て可能リソースが最も多い通信装置管理システムが、前記切替え先の通信装置に対して送信するべき設定情報を保有しない場合において、当該通信装置管理システムは、他の通信装置管理システムから当該設定情報を受信して、前記切替え先の通信装置に対して送信する
    ことを特徴とする請求項1に記載の管理システム。
  3. 冗長構成をとる複数の通信装置を管理する複数の通信装置管理システムを備える管理システムにおいて実行される管理方法であって、
    各通信装置管理システムが、他の通信装置管理システムとの間で使用リソース情報を交換し、
    前記複数の通信装置のうちのある通信装置に故障が発生した場合に、各通信装置管理システムが、前記交換により取得した使用リソース情報に基づき、前記複数の通信装置管理システムの中で、割り当て可能リソースが最も多い通信装置管理システムを検出し、
    前記割り当て可能リソースが最も多い通信装置管理システムが、前記故障した通信装置の切替え先の通信装置に対して設定情報を送信する
    ことを特徴とする管理方法。
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