JP6537107B2 - 電気接続箱 - Google Patents

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Description

本発明は、収容本体部と、収容本体部の開口を塞ぐように嵌合する蓋部と、を有する電気接続箱に関する。
従来、例えば、自動車のバッテリー、あるいは、オルタネータ等の電源から供給される電力を各電装品に分配するためのモジュールとして電気接続箱を用いる。
このような電気接続箱は、電気電子部品、あるいは、端子金具付き電線の端子金具を電気的に接続する部分を内部に収容し、電線引き出し口から電線を引き出すようになっている。
例えば、特許文献1には、カバーとロック結合されるケースに排水穴による排水性能を高めるようにした電気接続箱が記載されている。
特開2004―96968号公報
しかしながら、電気接続箱の内部で導電部材を介して2本の端子金具付き電線の互いの端子金具を接続する場合、各端子金具を導電部材にボルトで締結しなければならない。すなわち、2本のボルトによって各端子金具を導電部材に締結する必要があり、部品点数が増加してしまうという問題があった。
この問題を解消するために、電気接続箱の内部で2本の端子金具付き電線の互いの端子金具を直接接続することが考えられる。
例えば、図10(a)に示すように、電気接続箱100が2本の端子金具付き電線CWの互いの端子金具Cに形成した板状接続部C1を重ね合わせて1本のボルトBによって接続固定した部分を収容する収容本体部120と、収容本体部120の開口120aを塞ぐように嵌合する蓋部130と、を有する収容部110に形成した2本の端子金具付き電線CWのそれぞれの電線引き出し口140からシール部材Eによって電線引き出し口140と電線Wとの隙間を封止した状態で電線Wを引き出すものとする。
このような電気接続箱100は、2つの板状接続部C1を重ね合わせるため、板状接続部C1の板厚分だけ2つの電線引き出し口140に段差Sが生じる。このため、段差Sの影響によって一方の電線引き出し口140に設けたシール部材Eがはみ出してしまい、収容本体部120に蓋部130を組み付けることができなくなるという問題があった(図10(a)参照)。
この問題を解消する一つの方法として、はみ出す側のシール部材Eをはみ出さないような形状に調整する、あるいは、端子金具C1の形状を工夫して段差Sを吸収する(図10(b)参照)ことも考えられるが、シール部材E、あるいは、端子金具Cの種類が増え、結果的に、部品点数が増加してしまうという問題があった。
また、この問題を解消するもう一つの方法として、図10(c)に示す電気接続箱200のように、2つの電線引き出し口を重ね合わせた板状接続部C1の板厚によって生じた段差Sに対応して板状接続部C1の重ね合わせ方向にずらした位置に形成しつつ、収容本体部150および蓋部160の嵌合側端縁面150a、160aを、段差Sに対応して一方の電線引き出し口140側から他方の電線引き出し口140側に向けて段状に変化させることも考えられるが、収容本体部150と蓋部160との嵌合部分に段状に変化する部分が形成されるため、嵌合部分の封止性能が低下し、結果的に、防水性能を低下させてしまうおそれがあった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、部品点数を削減しつつ、内部で互いの端子金具を電気的に接続固定する二つの端子金具付き電線のそれぞれの電線を防水性能を低下させることなく各電線引き出し口から引き出すことができる電気接続箱を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明の請求項1に係る電気接続箱は、2本の端子金具付き電線の互いの端子金具に形成した板状接続部を重ね合わせて1本のボルトによって接続固定した部分を収容する収容本体部と、前記収容本体部の開口を塞ぐように嵌合する蓋部と、を有する収容部に形成した前記2本の端子金具付き電線のそれぞれの電線引き出し口からシール部材によって該電線引き出し口との隙間を封止した状態で電線を引き出す電気接続箱であって、前記電線引き出し口のそれぞれを封止する2つの前記シール部材は、同一部品であり、前記収容部は、2つの前記電線引き出し口を重ね合わせた前記板状接続部の板厚よって生じた段差に対応して前記板状接続部の重ね合わせ方向にずらした位置に形成しつつ、前記収容本体部および前記蓋部の嵌合側端縁面を、前記段差に対応して一方の前記電線引き出し口側から他方の前記電線引き出し口側に向けて前記重ね合わせ方向に漸次変化させることを特徴とする。
また、本発明の請求項2に係る電気接続箱は、上記の発明において、前記収容部は、前記収容本体部および前記蓋部の前記嵌合側端縁面を、一方の前記電線引き出し口側から他方の前記電線引き出し口側に向けて傾斜状に変化させることを特徴とする。
また、本発明の請求項3に係る電気接続箱は、上記の発明において、前記蓋部は、前記開口に向かい合う壁を該蓋部の前記嵌合側端縁面に対応して一方の前記電線引き出し口側から他方の前記電線引き出し口側に向けて前記重ね合わせ方向に漸次変化させることを特徴とする。
本発明の請求項1に係る電気接続箱は、1本の前記ボルトによって前記2本の端子金具付き電線の互いの前記板状接続部を重ね合わせて接続固定することができるとともに、前記2本の端子金具付き電線のそれぞれの電線を引き出す前記電線引き出し口にセットする前記シール部材が同一部品であり、しかも、前記収容本体部および前記蓋部の前記嵌合側端縁面が前記板状接続部の板厚よって生じた段差に対応して一方の前記電線引き出し口側から他方の前記電線引き出し口側に向けて前記重ね合わせ方向に漸次変化させるようになっているので、前記収容本体部と前記蓋部との嵌合部分が段状に重なることを避けることができ、嵌合部分の封止性が低下することを防ぐことができるので、結果的に、部品点数を削減しつつ、内部で互いの端子金具を電気的に接続固定する二つの端子金具付き電線のそれぞれの電線を防水性能を低下させることなく各電線引き出し口から引き出すことができる。
本発明の請求項2に係る電気接続箱は、前記収容本体部および前記蓋部の前記嵌合側端縁面を、一方の前記電線引き出し口側から他方の前記電線引き出し口側に向けて傾斜状に変化させるようにしているので、前記段差の影響をできるだけ少なくして前記収容本体部と前記蓋部との嵌合部分の封止性の低下を防ぐことができ、結果的に、防水性能の低下をより確実に防ぐことができる。
本発明の請求項3に係る電気接続箱は、前記蓋部の前記開口に向かい合う壁を前記段差に応じて前記重ね合わせ方向に漸次変化させるようにしているので、前記段差によって低い側に位置する前記電線引き出し口側が、前記段差によって高い側に位置する前記電線引き出し口側に比して幅が小さくなるので、前記段差に応じたコンパクトな寸法にすることができる。
図1は、本発明の実施例に係る電気接続箱の蓋部を収容本体部に組み付ける前の蓋部および収容本体部を側方から視た図である。 図2は、本発明の実施例に係る電気接続箱を側方から視た図である。 図3は、図1に示した電気接続箱の収容本体部を断面図で示すとともに2本の端子金具付き電線を仮想線で示した図である。 図4は、図1に示した電気接続箱を一方の電線引き出し口側から視た図である。 図5は、収容本体部を開口側からみた斜視図である。 図6は、収容本体部を開口側から視た平面図である。 図7は、蓋部の斜視図である。 図8は、変形例1の電気接続箱を側方から視た図である。 図9は、変形例2の電気接続箱の蓋部を収容本体部に組み付ける前の蓋部および収容本体部を側方から視た図である。 図10は、従来技術の問題点を説明するための図である。
以下、図面を参照して、本発明に係る電気接続箱の好適な実施例を詳細に説明する。
図1は、本発明の実施例に係る電気接続箱1の蓋部30を収容本体部20に組み付ける前の蓋部30および収容本体部20を側方から視た図である。図2は、本発明の実施例に係る電気接続箱1を側方から視た図である。図3は、図1に示した電気接続箱1の収容本体部20を断面図で示すとともに2本の端子金具付き電線50を仮想線で示した図である。図4は、図1に示した電気接続箱1を一方の電線引き出し口60側から視た図である。図5は、収容本体部20を開口20a側からみた斜視図である。図6は、収容本体部20を開口20a側から視た平面図である。図7は、蓋部30の斜視図である。
本発明の実施例に係る電気接続箱1は、例えば、自動車のバッテリー、あるいは、オルタネータ等の電源から供給される電力を各電装品に分配するためのモジュールとして用いられるものである。
この電気接続箱1は、2本の端子金具付き電線50の互いの端子金具51に形成した板状接続部52を重ね合わせて1本のボルトBによって接続固定した部分を収容する収容本体部20と、収容本体部20の開口20aを塞ぐように嵌合する蓋部30と、を有する収容部10に形成した2本の端子金具付き電線50のそれぞれの電線引き出し口60からシール部材40によって電線引き出し口60との隙間を封止した状態で電線Wを引き出すようになっている。
まず、2本の端子金具付き電線50について説明する。
2本の端子金具付き電線50は、それぞれ電線Wの端末部に同一の端子金具51を取り付けている。すなわち、この実施例では、端子金具51の部品点数を削減することができるようになっている。
端子金具51は、例えば、導電性金属板を抜き打ち加工および曲げ加工を施すことによって形成したものであり、図3に示すように、電線Wの端末部に圧着されるバレル状の圧着部53と、電気的に接続する相手との接続部分となる板状の板状接続部52と、を有する。
板状接続部52は、ボルトBを挿通するためのボルト挿通孔52aを形成し、このボルト挿通孔52aにボルトBを挿通することによってボルトBと不図示のナットとによる締結が可能になっている。
次に、シール部材40について説明する。
シール部材40は、ゴム材等の弾性材からなり、いわゆるグロメットによって実現する。
なお、各電線引き出し口60のそれぞれにセットするシール部材40は、同一部品である。
このシール部材40は、端子金具付き電線50の電線Wの外周方向に沿って密着される部分を形成した電線挿通部41と、後述するシール部材固定部24bによって固定する部分となる固定部42と、を有する。
なお、シール部材40は、上述したものに限定せず、電線引き出し口60と電線Wとの隙間を封止することができればその他のものであっても構わない。
次に、収容部10について説明する。
収容部10は、2つの電線引き出し口60を重ね合わせた板状接続部52の板厚によって生じた段差Sに対応して板状接続部52の重ね合わせ方向にずらした位置に形成しつつ、収容本体部20および蓋部30の嵌合側端縁面26a、35aを、段差Sに対応して一方の電線引き出し口60側から他方の電線引き出し口60側に向けて板状接続部52の重ね合わせ方向に漸次変化させている。
収容本体部20は、絶縁性合成樹脂材からなり、内部に収容空間を形成した箱型形状をなす。
より具体的には、収容本体部20は、矩形状の底面を形成する底壁21と、底壁21の端縁面に沿って立設した側壁22とを有し、底壁21に向かい合う面に開口20aを形成した箱型形状をなす。
この収容本体部20は、2本の端子金具付き電線50の板状接続部52を接続固定するためのボルトBを埋設することによって固定するボルト固定部23と、2本の端子金具付き電線50のそれぞれの電線Wを引き出すための2つの電線引き出し口60を蓋部30と合わせて形成する部分となる2つの本体側電線引き出し部24と、蓋部30に設けた4つの係合孔34aに係合することによって蓋部30を固定する4つの係合突起25と、を有する。
ボルト固定部23は、1本のボルトBを、一部を収容本体部20の底壁21に埋設しつつ、ネジ部分を開口側に向けて露出した状態で底壁21の略中央位置に立設する部分である。
このようなボルト固定部23は、2本の端子金具付き電線50の板状接続部52のそれぞれのボルト挿通孔52aにボルトBを挿通し、板状接続部52を重ね合わせた状態で不図示のナットとボルトBとを締結することによって、2本の端子金具付き電線50がそれぞれの板状接続部52を重ね合わせた状態で固定されるようになっている。
すなわち、2本の端子金具付き電線50は、ボルト固定部23で1本のボルトBによって電気的に接続固定されるようになっている。
本体側電線引き出し部24は、ボルト固定部23で固定した2本の端子金具付き電線50の電線Wの引き出し方向で向かい合う1対の側壁22、22に設けている。
この本体側電線引き出し部24は、蓋部30を組み付けることによって蓋部30と合わせて電線Wの外周を囲う電線引き出し口60の開口内縁面24aを形成し、その開口内縁面24aにシール部材40の外周に形成された凹凸部分42aと嵌め合わさるシール部材固定部24bを形成している。
本体側電線引き出し部24は、このシール部材固定部24bにシール部材40の凹凸部分42aを嵌め込むことによって、電線引き出し口60と電線Wとの隙間を封止するようにシール部材40を固定するようになっている。
また、2つの本体側電線引き出し部24は、重ね合わせた板状接続部52のうち、上側の板状接続部52の端子金具付き電線50の電線Wが下側の板状接続部52の端子金具付き電線50の電線Wに比べて下側の板状接続部52の板厚分だけの段差Sを付けて各電線Wを引き出すようになっている。
より具体的には、2つの本体側電線引き出し部24は、2つのシール部材40の電線挿通部41の軸C(図3参照)が下側の板状接続部52の板厚分だけ段差Sを付けた位置で各シール部材40を固定するようになっている。
また、収容本体部20は、蓋部30と嵌合する部分となる本体側嵌合部26を有する。
本体側嵌合部26は、側壁22の蓋部30との嵌合側端部を構成する部分である。この本体側嵌合部26は、開口20aに沿って形成し、後述する蓋側嵌合部35の内側に重なる部分である。
また、本体側嵌合部26は、図1および図3に示すように、嵌合側端縁面26aを、段差Sに対応して一方の本体側電線引き出し部24側から他方の本体側電線引き出し部24側に向けて板状接続部52の重ね合わせ方向Dに漸次変化するようになっている。
より具体的には、本体側嵌合部26は、嵌合側端縁面26aを、段差Sに対応して一方の本体側電線引き出し部24側から他方の本体側電線引き出し部24側に向けて傾斜状に変化するようになっている。
このため、本体側嵌合部26の嵌合側端縁面26aは、電線Wの引き出し方向に沿って、段差Sに対応した傾斜面を形成している。
さらに具体的には、本体側嵌合部26は、嵌合側端縁面26aを、段差Sによって低い側に位置する本体側電線引き出し部24側から、段差Sによって高い側に位置する本体側電線引き出し部24側に向けて上り傾斜状の傾斜面になるように形成している。
蓋部30は、絶縁性合成樹脂材からなり、収容本体部20の開口20aに対応した略矩形板状をなし、開口20aに向かい合う壁となる天板壁31と、天板壁31の端縁面に沿って立設した側壁32と、2本の端子金具付き電線50のそれぞれの電線Wを引き出すための2つの電線引き出し口60を収容本体部20と合わせて形成する部分となる2つの蓋側電線引き出し部33と、収容本体部20の4つの係合突起25のそれぞれに係合する係合孔34aを形成した4つの係合片部34と、を有する。
蓋側電線引き出し部33は、2本の端子金具付き電線50の電線Wの引き出し方向で向かい合う1対の側壁32に設けている。
この蓋側電線引き出し部33は、収容本体部20に組み付けることによって収容本体部20と合わせて電線Wの外周を囲う電線引き出し口60の開口内縁面33aを形成している。
より具体的には、蓋側電線引き出し部33は、開口内縁面33aをシール部材40の電線挿通部41の外周面に沿った円弧状に形成することによって、本体側電線引き出し部24と合わせてシール部材40に密接してシール部材40を固定するようになっている。
また、蓋部30は、収容本体部20と嵌合する部分となる蓋側嵌合部35を有する。
蓋側嵌合部35は、側壁32の収容本体部20との嵌合側端部を構成する部分である。 この蓋側嵌合部35は、図1および図3に示すように、嵌合側端縁面35aを段差Sに対応して一方の蓋側電線引き出し部33側から他方の蓋側電線引き出し部33側に向けて板状接続部52の重ね合わせ方向Dに漸次変化させるようになっている。
より具体的には、蓋側嵌合部35は、嵌合側端縁面35aを、段差Sに対応して一方の蓋側電線引き出し部33側から他方の蓋側電線引き出し部33側に向けて傾斜状に変化させるようになっている。
このため、蓋側嵌合部35の嵌合側端縁面35aは、電線Wの引き出し方向に沿って、段差Sに対応した傾斜面を形成している。
さらに具体的には、蓋側嵌合部35は、嵌合側端縁面35aを、段差Sによって低い側に位置する蓋側電線引き出し部33側から、段差Sによって高い側に位置する蓋側電線引き出し部33側に向けて上り傾斜状に傾斜面を形成している。
また、蓋部30は、天板壁31が蓋側嵌合部35の嵌合側端縁面35aに対応して、一方の蓋側電線引き出し部33側から他方の蓋側電線引き出し部33側に向けて重ね合わせ方向Dに漸次変化させるようになっている。
より具体的には、天板壁31は、一方の蓋側電線引き出し部33側から他方の蓋側電線引き出し部33側に向けて傾斜状に変化させるようになっている。
このため、電気接続箱1は、収容本体部20に蓋部30を組み付けた状態では、図2に示すように、段差Sによって低い側に位置する電線引き出し口60側が、段差Sによって高い側に位置する電線引き出し口60側に比して幅が小さくなっている。
本発明の実施例に係る電気接続箱1は、1本のボルトBによって2本の端子金具付き電線50の互いの板状接続部52を重ね合わせて接続固定することができるとともに、2本の端子金具付き電線50のそれぞれの電線Wを引き出す電線引き出し口60にセットするシール部材40が同一部品であり、しかも、収容本体部20および蓋部30の嵌合側端縁面26a、35aが板状接続部52の板厚よって生じた段差Sに対応して一方の電線引き出し口60側から他方の電線引き出し口60側に向けて重ね合わせ方向Dに漸次変化させるようになっているので、収容本体部20と蓋部30との嵌合部分が段状に重なることを避けることができ、嵌合部分の封止性が低下することを防ぐことができるので、結果的に、部品点数を削減しつつ、内部で互いの端子金具を電気的に接続固定する二つの端子金具付き電線のそれぞれの電線を防水性能を低下させることなく各電線引き出し口から引き出すことができる。
また、本発明の実施例に係る電気接続箱1は、収容本体部20および蓋部30の嵌合側端縁面26a、35aを、一方の電線引き出し口60側から他方の前記電線引き出し口60側に向けて傾斜状に変化させるようにしているので、段差Sの影響をできるだけ少なくして収容本体部20と蓋部30との嵌合部分の封止性の低下を防ぐことができ、結果的に、防水性能の低下をより確実に防ぐことができる。
また、本発明の実施例に係る電気接続箱1は、蓋部30の開口20aに向かい合う天板壁31を段差Sに応じて重ね合わせ方向Dに漸次変化させるようにしているので、段差Sによって低い側に位置する電線引き出し口60側が、段差Sによって高い側に位置する電線引き出し口60側に比して幅が小さくなるので、段差Sに応じたコンパクトな寸法にすることができる。
(変形例1)
次に、図8を用いて本発明の実施例に係る電気接続箱1の変形例1について説明する。
図8は、変形例1の電気接続箱2を側方から視た図である。
この変形例1の電気接続箱2は、天板壁31の高さが一定である点で実施例の電気接続箱1と異なる。
なお、その他の構成は実施例と同様であり、実施例と同一構成部分には同一符号を付している。
この変形例1の電気接続箱2は、実施例の電気接続箱1と同様に、1本のボルトBによって2本の端子金具付き電線50の互いの板状接続部52を重ね合わせて接続固定することができるとともに、2本の端子金具付き電線50のそれぞれの電線Wを引き出す電線引き出し口60にセットするシール部材40が同一部品であり、しかも、収容本体部20および蓋部30の嵌合側端縁面26a、35aが板状接続部52の板厚よって生じた段差Sに対応して一方の電線引き出し口60側から他方の電線引き出し口60側に向けて重ね合わせ方向Dに漸次変化させるようになっているので、収容本体部20と蓋部30との嵌合部分が段状に重なることを避けることができ、嵌合部分の封止性が低下することを防ぐことができるので、結果的に、部品点数を削減しつつ、内部で互いの端子金具を電気的に接続固定する二つの端子金具付き電線のそれぞれの電線を防水性能を低下させることなく各電線引き出し口から引き出すことができる。
(変形例2)
次に、図9を用いて本発明の実施例に係る電気接続箱1の変形例2について説明する。
図9は、変形例2の電気接続箱3の蓋部80を収容本体部70に組み付ける前の蓋部80および収容本体部70を側方から視た図である。
この変形例2の電気接続箱3は、収容本体部70および蓋部80の嵌合側端縁面76a、85aが電線Wの引き出し方向に沿って段差Sに対応した曲面を形成している点で実施例の電気接続箱1と異なる。
なお、その他の構成は実施例と同様であり、実施例と同一構成部分には同一符号を付している。
この変形例2の電気接続箱3は、収容本体部70および蓋部80の嵌合側端縁面76a、85aを、段差Sに対応して一方の電線引き出し口60側から他方の電線引き出し口60側に向けて重ね合わせ方向Dに曲面形状で漸次変化させている。
この変形例2の電気接続箱3は、実施例の電気接続箱1と同様に、1本のボルトBによって2本の端子金具付き電線50の互いの板状接続部52を重ね合わせて接続固定することができるとともに、2本の端子金具付き電線50のそれぞれの電線Wを引き出す電線引き出し口60にセットするシール部材40が同一部品であり、しかも、収容本体部70および蓋部80の嵌合側端縁面76a、85aが板状接続部52の板厚よって生じた段差Sに対応して一方の電線引き出し口60側から他方の電線引き出し口60側に向けて重ね合わせ方向Dに漸次変化させるようになっているので、収容本体部20と蓋部30との嵌合部分が段状に重なることを避けることができ、嵌合部分の封止性が低下することを防ぐことができるので、結果的に、部品点数を削減しつつ、内部で互いの端子金具を電気的に接続固定する二つの端子金具付き電線のそれぞれの電線を防水性能を低下させることなく各電線引き出し口から引き出すことができる。
以上、本発明者によってなされた発明を、上述した発明の実施例に基づき具体的に説明したが、本発明は、上述した発明の実施例に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々変更可能である。
1、2、3 電気接続箱
10 収容部
20、70 収容本体部
20a 開口
21 底壁
22 側壁
23 ボルト固定部
24 本体側電線引き出し部
24a 開口内縁面
24b シール部材固定部
25 係合突起
26 本体側嵌合部
26a、76a 嵌合側端縁面
30、36、80 蓋部
31、37 天板壁
32 側壁
33 蓋側電線引き出し部
33a 開口内縁面
34 係合片部
34a 係合孔
35 蓋側嵌合部
35a、85a 嵌合側端縁面
40 シール部材
41 電線挿通部
42 固定部
42a 凹凸部分
50 端子金具付き電線
51 端子金具
52 板状接続部
52a ボルト挿通孔
53 圧着部
60 電線引き出し口
C 軸
W 電線
B ボルト

Claims (3)

  1. 2本の端子金具付き電線の互いの端子金具に形成した板状接続部を重ね合わせて1本のボルトによって接続固定した部分を収容する収容本体部と、前記収容本体部の開口を塞ぐように嵌合する蓋部と、を有する収容部に形成した前記2本の端子金具付き電線のそれぞれの電線引き出し口からシール部材によって該電線引き出し口との隙間を封止した状態で電線を引き出す電気接続箱であって、
    前記電線引き出し口のそれぞれを封止する2つの前記シール部材は、
    同一部品であり、
    前記収容部は、
    2つの前記電線引き出し口を重ね合わせた前記板状接続部の板厚よって生じた段差に対応して前記板状接続部の重ね合わせ方向にずらした位置に形成しつつ、前記収容本体部および前記蓋部の嵌合側端縁面を、前記段差に対応して一方の前記電線引き出し口側から他方の前記電線引き出し口側に向けて前記重ね合わせ方向に漸次変化させる
    ことを特徴とする電気接続箱。
  2. 前記収容部は、
    前記収容本体部および前記蓋部の前記嵌合側端縁面を、一方の前記電線引き出し口側から他方の前記電線引き出し口側に向けて傾斜状に変化させることを特徴とする請求項1に記載の電気接続箱。
  3. 前記蓋部は、
    前記開口に向かい合う壁を該蓋部の前記嵌合側端縁面に対応して一方の前記電線引き出し口側から他方の前記電線引き出し口側に向けて前記重ね合わせ方向に漸次変化させる
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の電気接続箱。
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