JP6532898B2 - 調節可能な縫合糸ノット - Google Patents

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Description

(関連出願の相互参照)
本出願は、2014年7月3日出願の米国仮出願第62/020,765号の優先権を主張し、その全内容を参照により本明細書に組み込む。
縫合糸、及び縫合糸を縛りかつ固定するためのノットは、何千年にもわたって利用されている。多くのノットは固定ノットであり、一般に「一方向」であることを意味し、すなわち、このようなノットは、ほどかない限り、固定解除することはできない。そのような静的ノット(例えば、外科結び)は、開放手術環境に使用される主なノットである。しかしながら、一部の適用例において、外科結びを固定解除する能力が外科医の補助になる場合がある。
関節鏡視野内では、固定解除可能な2、3種類の固定ノットが採用される。例えば、テネシースライダー(Tennessee Slider)ノット、SMCノット、及びローダー(Roeder)ノットである。しかしながらそのようなスライド式のノットは、通常、カニューレを通して送達される。更に、スライド式のノットは、張力デバイス(例えば、エンドボタン)も組み込むことがある。
本開示に従って構築された例示的なノットの模式図である。 図1に示すノットの形成を示す模式図である。 図1に示すノットの形成を示す模式図である。 図1に示すノットの形成を示す模式図である。 図1に示すノットの形成を示す模式図である。 図1に示すノットに使用するための例示的な調節ループを示す模式図である。 図1に示すノット内に受容された例示的な調節ループを示す模式図である。 図1に示すノットに使用するための例示的な調節ループを示す模式図である。 本開示に従って構築されたノットの別の実施形態を示す模式図である。 本開示に従って使用するための例示的なノットの形成を示す模式図を示す。 本開示に従って使用するための例示的なノットの形成を示す模式図を示す。 本開示に従って使用するための例示的なノットの形成を示す模式図を示す。 本開示に従って使用するための例示的なノットの形成を示す模式図を示す。 本開示に従って使用するための例示的なノットの形成を示す模式図を示す。 図10A〜10Eに示すノットの固定及び固定解除機能の模式図を示す。 図10A〜10Eに示すノットの固定及び固定解除機能の模式図を示す。 図10A〜10Eに示すノットの固定及び固定解除機能の模式図を示す。 図10A〜10Eに示すノットの固定及び固定解除機能の模式図を示す。 図10A〜10Eに示すノットの固定及び固定解除機能の模式図を示す。 図10A〜10Eに示すノットの例示的な使用の模式図を示し、このノットにより、軟組織を骨に接合することが補助される。 図10A〜10Eに示すノットの例示的な使用の模式図を示し、このノットにより、軟組織を骨に接合することが補助される。 図10A〜10Eに示すノットの例示的な使用の模式図を示し、このノットにより、軟組織を骨に接合することが補助される。 手術環境中での本明細書に示されるノットの例示的な使用の模式図を示す。 手術環境中での本明細書に示されるノットの例示的な使用の模式図を示す。 手術環境中での本明細書に示されるノットの例示的な使用の模式図を示す。 本開示に従って構築されたノットの別の実施形態の模式図を示す。
本明細書に開示し請求する発明概念の少なくとも一実施形態について詳細に説明する前に、本明細書に開示し請求する発明概念が、その用途において、以下の説明で述べられるか若しくは図面に示される、構造の細部、実験、例示的データ、及び/又は構成要素の配置に限定されないことを理解されたい。本明細書に開示し請求する発明概念は、他の実施形態が可能であり、又は様々な方法で実施若しくは実行することが可能である。また、本明細書で用いる表現及び用語は、説明を目的としたものであって、限定と見なされるべきではないことも理解されたい。
発明概念の実施形態についての以下の詳細な説明において、発明概念がより完全に理解されるように、多数の具体的な詳細を記述している。しかしながら、本開示の範囲内の発明概念は、これらの具体的な詳細を伴わずに実施されてもよいことが、当業者には明白となるであろう。他の例では、特定の良く知られた特徴については、本開示が不必要に複雑になることを避けるため、詳細に説明しないことがある。
本明細書で使用するとき、「備える又は含む(comprises)」、「備えている又は含んでいる(comprising)」、「含む(includes)」、「含んでいる(including)」、「有する(has)」、「有している(having)」という用語、又はこれらのその他全ての変化形は、非排他的に包含されるものとする。例えば、一連の要素を含むプロセス、方法、物品、又は装置は、必ずしもそれらの要素のみに限定されるものではなく、明示的に列挙されない又はそれに本来存在しない他の要素を含んでもよい。
相反する明示的な記載がない限り、「又は」は包括的な「又は」を指すものであり、排他的な「又は」を指すものではない。例えば、条件A又はBは:Aが真であり(又は存在し)及びBが偽である(又は存在しない)場合、Aが偽であり(又は存在せず)かつBが真である(又は存在する)場合、並びにA及びBの両方が真である(又は存在する)場合、のいずれか一つによって充足される。
本明細書で使用するとき、「及びそれらの組み合わせ」という用語は、その用語の前に列挙された項目の全ての順列又は組み合わせを指す。例えば、「A、B、C、及びそれらの組み合わせ」は、A、B、C、AB、AC、BC、又はABCのうち少なくとも1つを含むものとし、特定の文脈において順序が重要な場合は、BA、CA、CB、CBA、BCA、ACB、BAC、又はCABも含むものとする。引き続き前記の例に関して、BB、AAA、AAB、BBC、AAABCCCC、CBBAAA、CABABB等のような、1つ又は2つ以上の項目又は用語の繰り返しを含む組み合わせが明示的に含まれる。当業者であれば、文脈から明白でない限り、一般的に、任意の組み合わせにおける項目又は用語の数には制限がないことを理解するであろう。
それに加えて、「ある(「a」又は「an」)」の使用は、本明細書における実施形態の要素及び構成要素について記載するために用いられるものである。これは、単に便宜を図るため、また発明概念の一般的な意味を与えるためになされるものである。この記載は、1つ又は少なくとも1つを含むように読み取られるべきであり、単数形は、そうでないことを意味することが明白でない限り、複数形も含む。
「少なくとも1つ」及び「1つ又は2つ以上」という用語の使用は、1及び1より大きい任意の数量を含み、2、3、4、5、10、15、20、30、40、50、100、並びに全ての整数及び分数のそれぞれ、並びに該当する場合はそれらの間を含むが、これらに限定されないことが理解されるであろう。用語「少なくとも1つ」及び「1つ又は2つ以上」は、それに続く用語に応じて、100又は1000又はそれ以上にまで拡大されることがある。更に、前記100/1000の数量は限定的に見なすべきものではなく、これを上回る限度であっても、満足のいく結果を生み出し得る。
更に、本明細書で使用するとき、「一実施形態」又は「実施形態」に対するあらゆる言及は、当該実施形態に関連して記載されている特定の要素、特徴、構造、又は特性が、少なくとも1つの実施形態に含まれることを意味する。「一実施形態では」という語句が本明細書の様々な箇所に見られるが、これらは必ずしも全てが同じ実施形態を指しているわけではない。
本明細書で使用するとき、「約」、「およそ」、及び「ほぼ」などの修飾語は、修飾されている項目がその特定された正確な値に限定されず、むしろ、例えば測定誤差、製造公差、多様な部品に加えられる応力、摩滅、及びそれらの組み合わせによって引き起こされる、その正確な値からの何らかのわずかな変動又は偏差を含むことを表すものとする。
本明細書で使用するとき、「患者」という用語は、軟組織及び骨を有する任意の種を含めて、生死に関わらず、全ての生物体を含むものとする。例えば、本明細書に開示する発明概念による方法は、生きたヒト、ウマ、雌ウシ、ヒツジ、ネコ、イヌなどにおける軟組織剥離の傷害を修復するのに使用されてもよい。別の例では、本明細書に開示する発明概念による方法は、医療従事者に外科技術を身につけさせるため、死んでいる生物体で使用されてもよい。更に別の例として、本開示による方法は、置換用の関節、ペースメーカーなどの医療用デバイスを使用して、かかるデバイス骨に固定することによって生物体に埋め込むことができる。更に別の例として、本明細書に開示する発明概念による方法は、靱帯結合を修復するのに、あるいは、様々な膝、肘、股関節、手首、足首、又は他の軟組織の剥離並びに腱、関節及び/又は靱帯の損傷を修復するのに使用されてもよい。
ここで図、特に図1を参照すると、この図に示されているのは、本開示に従って形成されたノット10である。ノット10は通例、スリップノット12、ハーフヒッチノット14、及びアクティブループ16を含む。ノット10は更に、1つ又は2つ以上の固定解除及び/又は弛緩要素を含み得る。例えば、図1のノット10は、ノット10の固定解除及び/又は弛緩を補助になるための調節ループ18を含む。調節ループ18は、スリップノット12とハーフヒッチノット14との間に配置され得る。
図1及び2を参照して、ノット10は、1本又は2本以上の可撓性材料のストランド20で形成され得る。可撓性材料には、縫合糸、糸、ワイヤー、ケーブル、紐、縄、及び/又は帯が挙げられるがこれらに限定されない。各ストランド20は、ノット10の遠位端を画定する2つ以上の自由端を有し得る。例えば、図2において、ストランド20は自由端22及び24を含む。ストランド20は、図1に示すように、ノット10のスリップノット12、ハーフヒッチノット14、及びアクティブループ16を形成し得る。
図2〜4は、図1のノット10のスリップノット12及びアクティブループ16の一般的な形成を示す。図2及び3を参照して、ストランド20は、U字形湾曲26を形成するように配置されてよく、これによって自由端22及び24が互いに隣接して整列している。U字形湾曲26は、ストランド20に対して折り曲げられ、これによって2つの対称的ループ28及び30を形成し得る。
図3及び4を参照して、自由端22及び24は、各対称的ループ28及び30に糸通しすることができる。自由端22及び24を各対称的ループ28及び30に通すことによって、スリップノット12及びアクティブループ16が形成される。
図5を参照して、自由端22及び24は、ハーフヒッチノット14を形成するのに使用することができる。図1及び5においてはハーフヒッチノット14がノット10に使用されているが、任意の止め結びが使用可能であることが理解されよう。ハーフヒッチノット14の形成において、スリップノット12とハーフヒッチノット14との間に移行ループ32が形成され得る。
図6を参照して、スリップノット12、ハーフヒッチノット14、及びアクティブループ16は、異なるベクトル(すなわちベクトルA、ベクトルB、及びベクトルC)に沿って自由端22及び24を引っ張ることにより、締めることができる。例えば、自由端22及び24をベクトルAの方向に引っ張ることにより、アクティブループ16を締めることができる(すなわち、サイズが小さくなる)。別の例において、自由端22及び24をベクトルB又はベクトルCの方向に引っ張ることにより、アクティブループ16が締まり、かつハーフヒッチノット14が締まって、スリップノット12を固定し得る。
ノット10は徐々に締められ固定することができる一方、ノット10は更に、本明細書で詳しく述べるように、固定解除及び/又は弛緩され得る。
ノット10は、別のストランドで形成された1つ又は2つ以上の調節ループを含み得る。例えば、図6は、別のストランド20a及び20bでそれぞれ形成された2つの調節ループ18a及び18bを示す。ストランド20a及び20bは、可撓性材料で形成され得る。可撓性材料には、縫合糸、糸、ワイヤー、ケーブル、紐、縄、及び/又は帯が挙げられるがこれらに限定されない。いくつかの実施形態において、ストランド20、20a、及び/又は20bは、類似の材料で形成され得る。いくつかの実施形態において、ストランド20、20a、及び/又は20bは、異なる材料で形成され得る。
図1及び6に示されているノット10は、2つの調節ループ18a及び18bを含んでいるが、単一の調節ループを含めて、任意の数の調節ループを使用できることが理解されよう。記述を簡潔にするため、本明細書では2つの調節ループ18a及び18bが記述される。
調節ループ18a及び18bは、移行ループ32内でスリップノット12とハーフヒッチノット14との間に配置され得る。例えば、図6に示すように、いくつかの実施形態において、調節ループ18a及び18bは、移行ループ32上の対向する点P及びPに配置され得る。いくつかの実施形態において、複数の調節ループが、対向する点P及び/又はPのそれぞれに配置され得る。いくつかの実施形態において、複数の調節ループが、スリップノット12とハーフヒッチノット14との間の長さにわたってストランド20に沿って配置され得る。例えば、複数の調節ループが、ストランド20に沿って複数の点(例えば、P、P...P)に配置され得る。いくつかの実施形態において、複数の点は、各点Pが、調節ループを有する移行ループ32の上にそれに沿って対向する点を有するように、配置され得る。いくつかの実施形態において、複数の点は、移行ループ32に沿ってランダムであってよい。
各調節ループ18a及び18bの各ストランド20a及び20bは、それぞれ、U字形パターン内の湾曲によって連結される自由端を含み得る。例えば、図6において、調節ループ18aのストランド20aは、湾曲38aによって連結される自由端34a及び36aを含む。同様に、調節ループ18bのストランド20bは、湾曲38bによって連結される自由端34b及び36bを含む。
各調節ループ18a及び18bの各湾曲38a及び38bは、移行ループ32でストランド20に重なり合ってよい。例えば、湾曲38aはストランド20に重なり合ってよく、これによって湾曲38aが移行ループ32でストランド20の周りで屈曲し、自由端34a及び36aが互いに隣接して配置される。同様に、湾曲38bはストランド20に重なり合ってよく、これによって湾曲38bが移行ループ32でストランド20の周りで屈曲し、自由端34b及び36bが互いに隣接して配置される。
調節ループ18a及び18bは、ノット10の固定解除及び/又は弛緩を補助するために使用することができる。より具体的には、調節ループ18a及び18bは、ノット10のハーフヒッチノット14の固定解除及び/又は弛緩に使用することができる。
本明細書で記述されるように、自由端22及び24をベクトルB又はベクトルCの方向に引っ張ることにより、アクティブループ16が締まり、かつハーフヒッチノット14も締まって、スリップノット12を固定し得る。ハーフヒッチノット14の弛緩及び/又は固定解除を行うために、各調節ループ18a及び18bは、ハーフヒッチノット14に向かって引っ張られ、これによって各調節ループがハーフヒッチノット14に力を作用させ、ハーフヒッチノット14の弛緩及び/又は固定解除を行うことができる。例えば、図6に示すように、自由端34a及び36a、並びに自由端34b及び36bは、それぞれベクトルD及び/又はEの方向に引っ張られ、これによってハーフヒッチノット14の弛緩及び/又は固定解除を行うことができる。
図7は、ストランド20を貫通して縫い付けられるか又は通過している1つ又は2つ以上の調節ループを有するノット10aの、別の例示的一実施形態を示す。例えば、図7に示されているノット10aは、2つの調節ループ18c及び18dを貫通するストランド20を含む。いくつかの実施形態において、ノット10aは、単一の調節ループ18cを貫通するストランド20を含み得る。記述を簡潔にするため、本明細書では2つの調節ループ18c及び18dを貫通するストランド20が記述される。
各調節ループ18c及び18dの各ストランド20c及び20dは、U字形パターン内の湾曲によって連結される自由端を含み得る。例えば、図7において、調節ループ18cのストランド20cは、湾曲38cによって連結される自由端34c及び36cを含む。同様に、調節ループ18dのストランド20dは、湾曲38bによって連結される自由端34b及び36bを含む。
調節ループ18c及び18dのストランド20c及び20dはそれぞれ、移行ループ32のスリップノット12とハーフヒッチノット14との間で、ストランド20に沿った1つ又は2つ以上の点で、ストランド20を受容し得る。例えば、図7に示すように、いくつかの実施形態において、調節ループ18c及び18dは、移行ループ32上の点P及びPで、ストランド20を受容し得る。この例において、ストランド20はシャトルストランドとして認識されてよく、ストランド20c及び20dはグラウンドストランドとして認識されてよい。他の実施形態において、ストランド20は、各対向する点P及び/若しくはPで又はこれに隣接して、あるいは、スリップノット12とハーフヒッチノット14との間の長さにわたってストランド20に沿って、複数の調節ループを貫通してもよい。例えば、複数の調節ループが、複数の点(例えば、P、P...P)でストランド20を受容する。いくつかの実施形態において、複数のグラウンドストランドがこのシャトルストランド20を受容し、これにより各点Pは、シャトルストランド20を受容する丸いストランドを有する移行ループ32に沿った対向する点を有することができる。
調節ループ18c及び18dは、ノット10aの固定解除及び/又は弛緩を補助するために使用することができる。より具体的には、調節ループ18c及び18dは、ノット10aのハーフヒッチノット14の固定解除及び/又は弛緩に使用することができる。
本明細書で記述されるように、自由端22及び24をベクトルB又はベクトルCの方向に引っ張ることにより、アクティブループ16が締まり、かつハーフヒッチノット14が締まって、スリップノット12を固定し得る。各調節ループ18c及び18dは、ハーフヒッチノット14に向かって引っ張られ、これによって各調節ループがハーフヒッチノット14に力を作用させ、ハーフヒッチノット14の弛緩及び/又は固定解除を行うことができる。例えば、図7に示すように、自由端34c及び36c、並びに自由端34d及び36dは、それぞれベクトルD及び/又はEの方向に引っ張られてよく、これによってハーフヒッチノット14の弛緩及び/又は固定解除を行うことができる。
図8は、ハーフヒッチノット14内に配置された1つ又は2つ以上の調節ループ40を有するノット10bの別の例示的実施形態を示す。一般に、ハーフヒッチノット14は近位側ループ42及び遠位側ループ44を含み得る。1つ又は2つ以上の調節ループ40は、ハーフヒッチノット14の近位側ループ42上に配置されてよく、調節ループ40は、ハーフヒッチノット14に向かって近位側方向に引っ張られてよく、これによってハーフヒッチノット14の弛緩及び/又は固定解除を行うことができる。
図8を参照して、調節ループ40は、ストランド20とは別のストランド20cで形成され得る。ストランド20cは、可撓性材料で形成され得る。可撓性材料には、縫合糸、糸、ワイヤー、ケーブル、紐、縄、及び/又は帯が挙げられるがこれらに限定されない。いくつかの実施形態において、ストランド20cは、ストランド20とは異なる材料で形成され得る。
ストランド20cは、自由端46及び48を含み得、U字形湾曲50がこれらの自由端を連結している。湾曲50は、ハーフヒッチノット14の近位側ループ42でストランド20に重なり合ってよい。例えば、湾曲50はストランド20に重なり合ってよく、これによって湾曲50が近位側ループ42を中心にしてストランド20の周りで屈曲し、自由端46及び48が互いに隣接して配置される。
本明細書で記述されるように、自由端22及び24をベクトルB又はベクトルCの方向に引っ張ることにより、アクティブループ16が締まり、かつハーフヒッチノット14が締まって、スリップノット12を固定し得る。ハーフヒッチノット14の弛緩及び/又は固定解除を行うために、調節ループ40は、ハーフヒッチノット14に向かって遠位側方向に引っ張られ、これによって調節ループがハーフヒッチノット14に力を作用させ、ハーフヒッチノット14の弛緩及び/又は固定解除を行うことができる。例えば、図8に示すように、自由端46及び48はベクトルFの方向に引っ張られてよく、これによってハーフヒッチノット14の弛緩及び/又は固定解除を行うことができる。
図9は、ノット60の実施形態を示し、ストランド62は、図4に示すスリップノット12及びアクティブループ16の形成と同様の、スリップノット12a及びアクティブループ16aを形成する。しかしながら、図9に示すように、スリップノット12aとアクティブループ16aの形成後に、自由端22a及び24aを再び、スリップノット12の対称的ループ28a及び30aに通すことができる。自由端22a及び24aをスリップノット12の対称的ループ28a及び30aに再び通すことにより、第2のループ64を形成することができる。いくつかの実施形態において、本明細書で詳しく述べるように、第2のループ64の形成後に、自由端22a及び24aは、ハーフヒッチノット65を形成するように作製することもできる。
自由端22a及び24aをベクトルGの方向に引っ張ることによって、アクティブループ16aと第2のループ64が両方とも締まるか、及び/又はサイズが小さくなり得る。いくつかの実施形態において、第2のループ64は、アクティブループ16aを拡大することなしに、弛緩され得る。例えば、第2のループ64でストランド20dに張力をかけ、スリップノット12から離れる方向に引っ張ることによって、第2のループ64が弛緩され得る。
一例において、ノット60は、整形外科手術用途で実施することができ、その際、2つ又はそれ以上のアンカーが骨内に配置される。例えば、第1のアンカーを頸骨内に配置することができ、第2のアンカーを腓骨内に配置することができる。このために、ノット60の第2のループ64は頸骨内の第1のアンカーに取り付けることができ、ノット60のアクティブループ16aは腓骨内の第2のアンカーに取り付けることができる。自由端22a及び24bを引っ張ることにより、第2のループ64とアクティブループ16aが潰れる(すなわち、サイズが小さくなる)。頸骨内の第1のアンカーに取り付けられている第2のループ64は、アクティブループ16aを拡大することなしに、弛緩され得る。これが、縮小の容易化を提供し得る。
図9において、ノット10bは、ハーフヒッチノット65内に配置される調節ループ40aを有するよう示されている。一般的に、ハーフヒッチノット65は近位側ループ42a及び遠位側ループ44aを含み得る。調節ループ40aは、ハーフヒッチノット65の近位側ループ42a上に配置されてよく、調節ループ40aは、ハーフヒッチノット65に向かって近位側方向に引っ張られてよく、これによってハーフヒッチノット65の弛緩及び/又は固定解除を行うことができる。
一実施形態において、調節ループ40aは、ノットプッシャー66に連結され得る(図9に模式的に示されている)。一実施形態において、ノットプッシャー66は、管状本体67と、管状本体67の遠位端から延在するプッシャーヘッド68とを含み得る。プッシャーヘッド68は、調節ループ40aの湾曲を受容し支持するための、1本又は2本以上の溝69が設けられている。調節ループ40aの自由端は、管状本体67を通過させ、好適な様相で管状本体67の近位端に取り外し可能に連結することができ、これによって、調節ループ40aは、望ましいときに、ハーフヒッチノット65から取り外すことができる。一実施形態において、調節ループ40aの端部は、ノットプッシャー66のハンドル上にあるボルト部材の頭部(図示なし)の下に捕捉され得る。このボルトを緩めると、調節ループ40aがハーフヒッチノット65から除去できるよう解放される。別の態様では、調節ループ40aの端部は、ノットプッシャー66のハンドル上にあるクリート(図示なし)に捕捉され得る。更に別の態様では、調節ループ40aの端部は、ノットプッシャー66のハンドルに結び付けるか又は接着することができる。調節ループ40aをハーフヒッチノット65から解放するには、調節ループ40aを切断することができる。
ノットプッシャー66を押し、自由端22a及び24aをベクトルG方向に引っ張ることにより、アクティブループ16aと第2のループ64が両方とも締まるか、及び/又はサイズが小さくなり得、ハーフヒッチノット65が締まってスリップノット12aを固定し得る。ハーフヒッチノット65の弛緩及び/又は固定解除を行うために、調節ループ40aは、ノットプッシャー66で引っ張ることにより、ハーフヒッチノット65に向かって遠位側方向に引っ張られ、これによって調節ループがハーフヒッチノット65に力を作用させ、ハーフヒッチノット65の弛緩及び/又は固定解除を行うことができる。ハーフヒッチノット65は、次に再び締め直すことができる。最終的な調節が得られたら、調節ループ40を近位側ループ42aから除去することができる。
図10A〜10Eは、ステッチ固定ノット70の形成を示す。ステッチ固定ノット70は、本開示に従って、固定と固定解除を繰り返して行うことができる。
図10Aを参照して、ステッチ固定ノット70は、ストランド72で形成され得る。ストランド72は、U字形湾曲74を形成するように配置されてよく、これによって自由端76及び78が互いに隣接して整列している。本明細書において、自由端76は、用語「張力ストランド」と互換可能に使用することができ、用語「張力ストランド」と自由端78は、用語「固定ストランド」と互換可能に使用することができる。
図10Bを参照して、ステッチループ80とアクティブループ82が、ストランド72に形成され得る。ステッチループ80は、領域86で、ストランド78にストランド76を刺し通し又は貫通させることによって形成され得る。ストランド76は次に、図10Bに示すように、ループ80を通過させることができる。
図10Cに示すように、止め結びループ88をストランド72に形成することができる。止め結びループ88は、張力ストランド76を中心にして固定ストランド78をループさせて湾曲90を形成することにより形成することができる。湾曲90は、張力ストランド76を中心にして屈曲し得る。止め結びループ88の遠位側で、固定ストランド78と張力ストランド76は互いに隣接して配置され得る。
図10Dを参照して、一般に、ステッチ固定ノット70はステッチループ80と止め結びループ88を含む。ステッチ固定ノット70の張力ストランド76は、アクティブループ82のサイズ及び/又は張力を制御するのに使用することができる。例えば、図11A及び11Bに示すように、ステッチノット80が固定解除されると、張力ストランド76はステッチループ80を通って自由にスライドできるようになり、これによって止め結びループ88は、アクティブループ82のサイズを大きく又は小さくすることができるようになり得る。例えば、ステッチ固定ノット70が固定解除されている状態で、張力ストランド76がベクトルGの方向に引っ張られ、アクティブループ82のサイズが小さくなる。
図10E及び11Cを参照して、ステッチ固定ノット70を固定するために、固定ストランド78に張力を印加することができる。例えば、張力は、ベクトルHの方向で固定ストランド78に印加することができる。張力が固定ストランド78に印加されると、例えば、止め結びループが図10Eに示すように逆さまになって、逆転ループ92を形成し得る。逆転ループ92は、張力ストランド76を曲がりくねった経路内に配置し、ステッチ固定ノット70を固定する。
図11Dを参照して、ステッチ固定ノット70は、張力ストランド76に張力を印加することによって固定解除され得る。例えば、張力ストランド76に対してベクトルGの方向に張力を印加することによって、止め結びループを逆転させ、固定されているステッチ固定ノット70を固定解除することができる。図11Eは、固定解除状態にあるステッチ固定ノット70を示し、ここでアクティブループ82はサイズを調節することができる。この例において、アクティブループ82に対してベクトルIの方向に張力を印加することにより、アクティブループ82のサイズを大きくすることができる。
いくつかの実施形態において、ステッチ固定ノット70は、様々な膝、肘、股関節、手首、足首、又は他の軟組織の剥離並びに腱、関節及び/又は靱帯の損傷を修復するのに使用されてもよい。例えば、図12A〜12Cは、縫合糸アンカー100を備えたステッチ固定ノット70を用いて、軟組織102を骨104に取り付ける、あるいは骨を骨に取り付けるための、例示的な方法を示す。図12Aは、骨104内に配置された縫合糸アンカー100を示す。固定ストランド78は、縫合糸アンカー100に取り付けることができる。例えば、いくつかの実施形態において、固定ストランド78は、縫合糸アンカー100の一部に糸通しすることができる。固定ストランド78は、予備形成されたステッチループ80を含み得る。張力ストランド76は、軟組織102に取り付けることができる。例えば、張力ストランド76は、軟組織102に糸通しすることができる。
図12Bを参照して、張力ストランド76は、固定ストランド78上の予備形成されたステッチループ80に糸通しして、アクティブループ82を形成することができる。本明細書に記述されるように、次にハーフヒッチループ(hatch-hitch loop)88を形成し、ステッチ固定を形成することができる。張力ストランド76を引っ張って、アクティブループ82のサイズを小さくし、軟組織102を骨104に隣接させることができる。本明細書で詳しく述べられているように、ステッチ固定ノット70を更に締め、固定し、固定解除し、及び/又は調節することができる。
図13A〜13Cは、別の例示的な整形外科用張力インプラント(tension implant)を示し、ノット10、10a、10b、60、及び70が、軟組織を骨に、又は骨を骨に取り付けるために使用され得る。例えば、ステッチ固定ノット70は、図13A及び13Bに示すようにボタン110と共に使用することができ、ここにおいて1つ又は2つ以上のボタン110が、アクティブループ82内に配置され得る。あるいは、ステッチ固定ノット70は、アクティブループ82内に配置されたボタン110とアンカー114を備えた、ボタン−アンカー構築体と共に使用することができる。ステッチ固定ノット70は、提供されている例に限定されることが意図されるものではなく、ステッチ固定ノット70の固定及び固定解除が手術中の整復又は手技の補助になり得るような、任意の成形外科用張力インプラント又は手術用途に組み込むことが可能であることに、注意されたい。
図14は、図10Dに示すステッチ固定ノット70に類似の、ステッチループ122及び止め結びループ124を有するノット120の例示的な実施形態を示す。ノット120は更に、コネクターループ126を含む。コネクターループ126は、定着の指示点として機能するよう形成され、あるいは、定着のための他のコネクター及び/又は固定器を補助することができるように形成され得る。コネクターループ126は、アクティブループ128への追加として機能する。一例において、コネクターループ126は、図14に示すように、静的なステッチループを用いて形成され得る。別の一例において、コネクターループ126は、もやい結び及び/又はもやいループによって形成され得る。
図10Dに示すステッチ固定ノット70と同様に、図14のノット120は、張力ストランド130及び固定ストランド132を含み得る。ノット120の固定解除と固定は、本明細書で詳しく述べられているように、張力ストランド130と固定ストランド132に対して張力を与えることにより実施することができる。
上述の説明により、本明細書に開示し特許請求する発明概念が、目的を実施するため、並びに本明細書で言及した利点及び本発明に固有の利点を達成するため、十分に適合されていることは明白である。発明概念の例示的な実施形態について本開示において説明してきたが、当業者には容易に連想され、添付の特許請求の範囲で開示されかつ/又は定義されるような発明概念の趣旨の範囲で達成される多数の変更がなされ得ることが理解されよう。
〔実施の態様〕
(1) ノットであって、
遠位端を画定する2つの自由端を有する可撓性材料の第1のストランドであって、該第1のストランドが、スリップノット、該スリップノットの遠位側に配置されるハーフヒッチノット、及び該スリップノットの近位側に配置されるアクティブループの形態である、第1のストランドと、
可撓性材料の第2のストランドであって、該第2のストランドに印加された張力が、該第1のストランドの該ハーフヒッチノットを弛緩させるような方法で、該スリップノットの遠位側で該第1のストランドに連結されている、第2のストランドと、
を含む、ノット。
(2) 前記第2のストランドが、前記ハーフヒッチノットの近位側で前記第1のストランドの周りに配置された湾曲を形成する、実施態様1に記載のノット。
(3) 可撓性材料の第3のストランドを更に含み、該第3のストランドが、前記ハーフヒッチノットの近位側で、かつ前記第2のストランドに対向する関係で、前記可撓性材料の第1のストランドの周りに配置された湾曲を形成する、実施態様2に記載のノット。
(4) 前記第1のストランドが、前記ハーフヒッチノットの近位側で前記第2のストランドを貫通して延在する、実施態様1に記載のノット。
(5) 可撓性材料の第3のストランドを更に含み、前記第1のストランドが、前記ハーフヒッチノットの近位側で、かつ前記第2のストランドに対向する関係で、該第3のストランドを貫通して延在する、実施態様4に記載のノット。
(6) 前記ハーフヒッチノットが、遠位側ループ及び近位側ループを含み、前記可撓性材料の第2のストランドが、前記ハーフヒッチノットの前記遠位側ループの周りに配置されている、実施態様1に記載のノット。
(7) ノットプッシャーを更に含み、前記第2のストランドが該ノットプッシャーに連結されている、実施態様6に記載のノット。
(8) 前記ノットプッシャーが、管状本体と、該管状本体の遠位端から延出するプッシャーヘッドとを有し、該プッシャーヘッドはその中に形成された1本又は2本以上の溝を有し、前記第2のストランドは、該プッシャーヘッドの該溝内に受容され、かつ該管状本体に取り外し可能に連結されている、実施態様7に記載のノット。
(9) 前記第1のストランドが、前記スリップノットの遠位側に形成されたもう1つのアクティブループを有する、実施態様1に記載のノット。
(10) 前記ハーフヒッチノットが、遠位側ループ及び近位側ループを含み、前記可撓性材料の第2のストランドが、前記ハーフヒッチノットの前記遠位側ループの周りに配置されている、実施態様9に記載のノット。
(11) ノットプッシャーを更に含み、前記第2のストランドが該ノットプッシャーに連結されている、実施態様10に記載のノット。
(12) 前記ノットプッシャーが、管状本体と、該管状本体の遠位端から延出するプッシャーヘッドとを有し、該プッシャーヘッドはその中に形成された1本又は2本以上の溝を有し、前記第2のストランドは、該プッシャーヘッドの該溝内に受容され、かつ該管状本体に取り外し可能に連結されている、実施態様11に記載のノット。
(13) 骨に軟組織を接続する方法であって、
少なくとも1本の縫合糸アンカーを該骨内に挿入する工程であって、該縫合糸アンカーが、それ自体に取り付けられた縫合糸を有し、該縫合糸は、遠位端を画定する2つの自由端を備えた可撓性材料のストランドを含み、該可撓性材料のストランドは、スリップノットと、該スリップノットの近位側のアクティブループとを形成している、工程と、
該ストランドの該自由端の一方を、該軟組織を貫通して通す工程と、
該ストランドの該自由端を該スリップノットの中を通す工程と、
ハーフヒッチノットを形成する工程と、
該ストランドの該自由端に張力を印加する工程と、
該ストランドに力を印加することにより、該ハーフヒッチノット(half stitch knot)を弛緩させる工程と、
該ストランドの該自由端に再び張力を印加する工程と、
を含む、方法。
(14) 前記ストランドが第1のストランドであり、該第1のストランドに前記力を印加する前記工程が、前記スリップノットと前記ハーフヒッチノットとの間で該第1のストランドの周りに配置された、可撓性材料の第2のストランドに張力を印加する工程を含む、実施態様13に記載の方法。
(15) 前記第1のストランドに前記力を印加する前記工程が、前記スリップノットと前記ハーフヒッチノットとの間で該第1のストランドの第2の部分の周りに配置された、可撓性材料の第3のストランドに張力を印加する工程を含む、実施態様14に記載の方法。
(16) 前記ストランドが第1のストランドであり、該第1のストランドに前記力を印加する前記工程が、可撓性材料の第2のストランドに張力を印加することを含み、該第1のストランドの第1の部分が、該第2のストランドを通して前記スリップノットと前記ハーフヒッチノットとの間で縫い付けられている、実施態様13に記載の方法。
(17) 前記第1のストランドに前記力を印加する前記工程が、可撓性材料の第3のストランドに張力を印加する工程を含み、該第1のストランドの第2の部分が、該第3のストランドを通して前記スリップノットと前記ハーフヒッチノットとの間で縫い付けられている、実施態様16に記載の方法。
(18) 前記ハーフヒッチノットが遠位側ループ及び近位側ループを含み、前記ストランドが第1のストランドであり、該第1のストランドに前記力を印加する前記工程が、該ハーフヒッチノットの該遠位側ループの周りに配置された、可撓性材料の第2のストランドに張力を印加する工程を含む、実施態様13に記載の方法。
(19) 前記第2のストランドをノットプッシャーに連結する工程を更に含む、実施態様18に記載の方法。
(20) 前記ノットプッシャーが、管状本体と、該管状本体の遠位端から延出するプッシャーヘッドとを有し、前記第2のストランドを該ノットプッシャーに連結する工程が、該第2のストランドを該プッシャーヘッドの溝内に配置する工程と、該ストランドの少なくとも1つの端を該管状本体に取り外し可能に連結する工程とを含む、実施態様19に記載の方法。

Claims (12)

  1. ノットであって、
    遠位端を画定する2つの自由端を有する可撓性材料の第1のストランドであって、該第1のストランドが、スリップノット、該スリップノットの遠位側に配置されるハーフヒッチノット、及び該スリップノットの近位側に配置されるアクティブループの形態である、第1のストランドと、
    可撓性材料の第2のストランドであって、該第2のストランドに印加された張力が、該第1のストランドの該ハーフヒッチノットを弛緩させるような方法で、該スリップノットの遠位側で該第1のストランドに連結されている、第2のストランドと、
    を含む、ノット。
  2. 前記第2のストランドが、前記ハーフヒッチノットの近位側で前記第1のストランドの周りに配置された湾曲を形成する、請求項1に記載のノット。
  3. 可撓性材料の第3のストランドを更に含み、該第3のストランドが、前記ハーフヒッチノットの近位側で、かつ前記第2のストランドに対向する関係で、前記可撓性材料の第1のストランドの周りに配置された湾曲を形成する、請求項2に記載のノット。
  4. 前記第1のストランドが、前記ハーフヒッチノットの近位側で前記第2のストランドを貫通して延在する、請求項1に記載のノット。
  5. 可撓性材料の第3のストランドを更に含み、前記第1のストランドが、前記ハーフヒッチノットの近位側で、かつ前記第2のストランドに対向する関係で、該第3のストランドを貫通して延在する、請求項4に記載のノット。
  6. 前記ハーフヒッチノットが、遠位側ループ及び近位側ループを含み、前記可撓性材料の第2のストランドが、前記ハーフヒッチノットの前記遠位側ループの周りに配置されている、請求項1に記載のノット。
  7. ノットプッシャーを更に含み、前記第2のストランドが該ノットプッシャーに連結されている、請求項6に記載のノット。
  8. 前記ノットプッシャーが、管状本体と、該管状本体の遠位端から延出するプッシャーヘッドとを有し、該プッシャーヘッドはその中に形成された1本又は2本以上の溝を有し、前記第2のストランドは、該プッシャーヘッドの該溝内に受容され、かつ該管状本体に取り外し可能に連結されている、請求項7に記載のノット。
  9. 前記第1のストランドが、前記スリップノットの遠位側に形成されたもう1つのアクティブループを有する、請求項1に記載のノット。
  10. 前記ハーフヒッチノットが、遠位側ループ及び近位側ループを含み、前記可撓性材料の第2のストランドが、前記ハーフヒッチノットの前記遠位側ループの周りに配置されている、請求項9に記載のノット。
  11. ノットプッシャーを更に含み、前記第2のストランドが該ノットプッシャーに連結されている、請求項10に記載のノット。
  12. 前記ノットプッシャーが、管状本体と、該管状本体の遠位端から延出するプッシャーヘッドとを有し、該プッシャーヘッドはその中に形成された1本又は2本以上の溝を有し、前記第2のストランドは、該プッシャーヘッドの該溝内に受容され、かつ該管状本体に取り外し可能に連結されている、請求項11に記載のノット。
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