JP6531577B2 - 制御方法、端末装置、及びプログラム - Google Patents

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Description

本発明は、制御方法、端末装置、及びプログラムに関する。
ビーコンから発信される電波の受信強度を、スマートフォンやタブレット端末等の携帯端末で測定して、測定された受信強度が閾値を超えたことで、携帯端末の利用者が特定のエリア内にいること(在圏)を検知する技術が従来から知られている。
また、携帯端末の利用者の在圏が検知された場合に、検知されたエリアに応じたアプリケーションを実行するサービスが知られている。
国際公開第2007/058301号 特開2008−39688号公報 特開2009−199431号公報
しかしながら、上記の従来技術では、例えば、携帯端末の利用者が特定のエリア内にいるにも関わらず、当該利用者がエリア内にいないと誤検知される場合がある。
例えば、携帯端末の利用者が物陰に移動した場合やビーコンから発信される電波に揺らぎが発生した場合等、様々な要因により、携帯端末が受信する電波の受信強度は変化する。このため、携帯端末の利用者がエリア内にいるにも関わらず、瞬間的に受信強度が閾値以下となり、当該利用者がエリア内にいないと誤検知されることがある。
その結果、携帯端末の利用者が特定のエリア内にいるにも関わらず、アプリケーションの実行が終了してしまう場合がある。
そこで、一側面では、本発明は、ビーコンを用いたアプリケーションサービスの質を向上させることを目的とする。
一態様によれば、ビーコン装置から受信した電波の受信強度を測定して、時系列の測定結果を示す第1の測定情報を作成し、作成された前記第1の測定情報と、前記ビーコン装置に応じた受信強度の時間変化パターンとに基づいて、アプリケーションを制御するか否かを判定し、判定結果に応じて前記アプリケーションを制御する、処理をコンピュータが実行することを特徴とする制御方法が提供される。
一側面によれば、ビーコンを用いたアプリケーションサービスの質を向上させることができる。
本実施形態に係るサービス提供システムの全体構成の一例を示す図である。 利用シーンの一例について説明する図である。 利用シーンに応じた受信強度の遷移パターンの一例について説明する図である。 本実施形態に係る携帯端末及び管理装置のハードウェア構成の一例を示す図である。 本実施形態に係るサービス提供システムの機能構成の一例を示す図である。 定型パターン情報テーブルの一例を模式的に示す図である。 リファレンスプロファイルテーブルの一例を模式的に示す図である。 本実施形態に係るリファレンスプロファイルの格納処理の一例を示す図である。 受信強度の遷移情報を平滑化して変化区間を検出するまでの処理を説明する図である。 本実施形態に係るリファレンスプロファイルの作成処理の流れを示す図である。 粗視化、ハミング距離の算出、及び利得の算出について説明する図である。 本実施形態に係るリファレンスプロファイルの格納処理の他の例を示す図である。 定型パターン選択画面を示す図である。 本実施形態に係るアプリケーションの制御処理の一例を示す図である。
以下、本発明の実施形態について添付の図面を参照しながら説明する。
まず、本実施形態に係るサービス提供システムの全体構成について、図1を参照しながら説明する。図1は、本実施形態に係るサービス提供システムの全体構成の一例を示す図である。
本実施形態に係るサービス提供システム1は、1以上の携帯端末10と、管理装置20と、1以上のビーコン30とを有する。また、携帯端末10と、管理装置20とは、例えば電話回線網やインターネット等のネットワークNを介して通信可能に接続されている。
携帯端末10は、例えば、スマートフォンやタブレット端末等の利用者が携帯可能な情報処理端末である。携帯端末10には、ビーコン30から発信された電波の受信強度に基づいて、当該携帯端末10が特定のエリア内に入ったこと(detect)及び特定のエリアから離れたこと(lost)を検知する在圏検知プログラム40がインストールされている。また、携帯端末10には、在圏検知プログラム40による検知結果に応じて実行が制御されるアプリケーション50がインストールされている。
携帯端末10は、在圏検知プログラム40が検知結果に応じてアプリケーション50の実行を制御することにより、当該携帯端末10の利用者に対して、当該アプリケーション50が実現する機能やコンテンツ等のサービスを提供することができる。
また、このとき、本実施形態に係る携帯端末10では、detect又はlostと検知される受信強度の遷移パターンを単純化したプロファイルに基づいて、アプリケーション50の実行を制御するか否かを判定する。このため、本実施形態に係る携帯端末10では、例えば、電波の揺らぎ等により、瞬間的にlostと検知される場合(又はdetectと検知される場合)に、アプリケーション50が終了(又は起動)することを防止できる。
管理装置20は、例えば、1以上の情報処理装置が含まれるサーバ装置である。管理装置20には、ビーコン30毎に、携帯端末10においてdetect又はlostと検知される受信強度の遷移パターンを単純化したプロファイルを管理する管理プログラム60がインストールされている。なお、管理装置20において管理されるプロファイルを「リファレンスプロファイル」と表す。
ビーコン30は、Wi−Fi(登録商標)やBLE(Bluetooth Low Energy)等を用いて電波(例えば、BLEを用いた場合、アドバタイズを示す信号が含まれる電波)を発信する発信装置である。ビーコン30には、当該ビーコン30を一意に識別する識別情報(ビーコンID)が付与されている。
なお、図1に示すサービス提供システム1では、携帯端末10と管理装置20とが異なる装置で実現されているが、例えば、管理装置20が有する機能を携帯端末10で実現することにより1台の装置で実現しても良い。
ここで、本実施形態に係るサービス提供システム1の利用シーンについて、図2を参照しながら説明する。図2は、利用シーンの一例について説明する図である。
図2(a)は、特定のエリアに設置されているビーコン30の受信強度に基づいてアプリケーション50の実行を制御する場合の利用シーンを示している。図2(a)では、例えば大学の教室等を示すエリアA及びエリアBには、それぞれビーコン30及びビーコン30が設置されている。このとき、ユーザUの携帯端末10は、在圏検知プログラム40により、ビーコン30及びビーコン30から受信した電波の受信強度を測定している。
携帯端末10のユーザUが、例えばエリアAに入った場合、当該携帯端末10は、在圏検知プログラム40により、ビーコン30から受信した電波の受信強度に基づいてエリアAに入ったこと(detect)を検知する。次に、携帯端末10は、在圏検知プログラム40により、ビーコン30から受信した受信強度の遷移を単純化したプロファイルと、detectと検知される場合のリファレンスプロファイルとに基づき、アプリケーション50の実行を制御するか否かを判定する。
そして、携帯端末10は、在圏検知プログラム40により、アプリケーション50の実行を制御すると判定した場合、当該エリアAに応じたアプリケーション50(エリアAに設置されたビーコン30に応じたアプリケーション50)を実行させる。
一方で、携帯端末10のユーザUが、例えばエリアAから出た(離れた)場合、当該携帯端末10は、在圏検知プログラム40により、ビーコン30から受信した電波の受信強度に基づいてエリアAから離れたこと(lost)を検知する。次に、携帯端末10は、在圏検知プログラム40により、ビーコン30から受信した受信強度の遷移を単純化したプロファイルと、lostと検知される場合のリファレンスプロファイルとに基づき、アプリケーション50の実行を制御するか否かを判定する。
そして、携帯端末10は、在圏検知プログラム40により、アプリケーション50の実行を制御すると判定した場合、当該エリアAに応じたアプリケーション50(エリアAに設置されたビーコン30に応じたアプリケーション50)を終了させる。
このように、本実施形態に係るサービス提供システム1は、ビーコン30が設置された特定のエリアに、携帯端末10のユーザが入った(又は出た)ことに応じて、当該エリアに設置されたビーコン30に対応するアプリケーション50を実行(又は終了)させる。これにより、本実施形態に係るサービス提供システム1では、当該アプリケーション50により、エリアに応じたコンテンツ等をユーザに提供することができる。
なお、図2(a)に示すように、予め特定のエリアにビーコン30を設置することを「場所指定的」であると言う。場所指定的にビーコン30が利用されている場合、携帯端末10が、当該ビーコン30が設置されている特定のエリアに入ったこと又は出たことで、当該携帯端末10はdetect又はlostを検知する。したがって、この場合、携帯端末10は、detect又はlostが検知されたことに応じて、場所(エリア)に応じたアプリケーション50の実行を制御する。
図2(b)は、特定のタイミングで電源がON又はOFFにされるビーコン30の受信強度に基づいてアプリケーション50の実行を制御する場合の利用シーンを示している。図2(b)では、例えば大学の教室等のエリアaにおいて、講師であるユーザVがビーコン30を所持しており、生徒であるユーザU〜Uがそれぞれ携帯端末10〜10を所持しているものとする。
このとき、講師であるユーザVが、例えば授業開始等のタイミングでビーコン30の電源をONにしたとする。すると、生徒であるユーザU〜Uの携帯端末10〜10は、在圏検知プログラム40により、ビーコン30から受信した電波の受信強度を測定し、当該ビーコン30の電源がONになったこと(detect)を検知する。次に、携帯端末10〜10は、在圏検知プログラム40により、ビーコン30から受信した受信強度の遷移を単純化したプロファイルと、detectと検知される場合のリファレンスプロファイルとに基づき、アプリケーション50の実行を制御するか否かを判定する。
そして、携帯端末10〜10は、在圏検知プログラム40により、アプリケーション50の実行を制御すると判定した場合、当該ビーコン30に応じたアプリケーション50を実行させる。
一方で、講師であるユーザVが、例えば授業終了等のタイミングでビーコン30の電源をOFFにしたとする。すると、生徒であるユーザU〜Uの携帯端末10〜10は、在圏検知プログラム40により、当該ビーコン30の電源がOFFになったこと(lost)を検知する。次に、携帯端末10〜10は、在圏検知プログラム40により、ビーコン30から受信した受信強度の遷移を単純化したプロファイルと、lostと検知される場合のリファレンスプロファイルとに基づき、アプリケーション50の実行を制御するか否かを判定する。
そして、携帯端末10〜10は、在圏検知プログラム40により、アプリケーション50の実行を制御すると判定した場合、当該ビーコン30に応じたアプリケーション50を終了させる。
このように、本実施形態に係るサービス提供システム1は、ビーコン30の電源ON又はOFFに応じて、当該ビーコン30に対応するアプリケーション50を実行又は終了させる。これにより、本実施形態に係るサービス提供システム1では、当該アプリケーション50により、状況に応じたコンテンツ等をユーザに提供することができる。
なお、図2(b)に示すように、特定のタイミングでビーコン30の電源をON又はOFFにすることを「状況指定的」であると言う。状況指定的にビーコン30が利用されている場合、当該ビーコン30の電源ON又はOFFに応じて、同一のエリア内にある携帯端末10はdetect又はlostを検知する。したがって、この場合、携帯端末10は、detect又はlostが検知されたことに応じて、電源ON又はOFF(すなわち、例えば、授業の開始又は終了等の状況)に応じたアプリケーション50の実行を制御する。
次に、ビーコン30が場所指定的及び状況指定的に利用される場合に、携帯端末10における受信強度の遷移パターンについて、図3を参照しながら説明する。図3は、利用シーンに応じた受信強度の遷移パターンの一例について説明する図である。
図3(a)は、場所指定的に利用されているビーコン30から受信した電波の受信強度において、携帯端末10のユーザが当該ビーコン30に近付くことでdetectと検知される場合の遷移パターンを示している。
図3(a)に示すように、ビーコン30が場所指定的に利用されている場合は、携帯端末10のユーザが、当該ビーコン30に近付くにつれて受信強度が強くなっていき、受信強度が所定の閾値を超えると、detectと検知される。したがって、場所指定的に利用されているビーコン30から受信した電波の受信強度でdetectと検知される場合の遷移パターンは、例えば、時間に応じて増加するシグモイド関数で表される。
図3(b)は、場所指定的に利用されているビーコン30から受信した電波の受信強度において、携帯端末10のユーザが当該ビーコン30から離れることでlostと検知される場合の遷移パターンを示している。
図3(b)に示すように、ビーコン30が場所指定的に利用されている場合は、携帯端末10のユーザが、当該ビーコン30から離れるにつれて受信強度が弱くなっていき、受信強度が所定の閾値以下になると、lostと検知される。したがって、場所指定的に利用されているビーコン30から受信した電波の受信強度でlostと検知される場合の遷移パターンは、例えば、時間に応じて減少するシグモイド関数で表される。
図3(c)は、状況指定的に利用されているビーコン30から受信した電波の受信強度において、当該ビーコン30の電源がONされたことでdetectと検知される場合の遷移パターンを示している。
図3(c)に示すように、ビーコン30が状況指定的に利用されている場合は、例えば時間tにおいてビーコン30の電源がONされると、当該時間tにおける受信強度が所定の閾値を超えて、detectと検知される。したがって、状況指定的に利用されているビーコン30から受信した電波の受信強度でdetectと検知される場合の遷移パターンは、例えば、電源ONの時間tで増加するステップ関数で表される。
図3(d)は、状況指定的に利用されているビーコン30から受信した電波の受信強度において、当該ビーコン30の電源がOFFされたことでlostと検知される場合の遷移パターンを示している。
図3(d)に示すように、ビーコン30が状況指定的に利用されている場合は、例えば、時間tにおいてビーコン30の電源がOFFされると、当該時間tにおける受信強度が所定の閾値以下となり、lostと検知される。したがって、状況指定的に利用されているビーコン30から受信した電波の受信強度でlostと検知される場合の遷移パターンは、例えば、電源OFFの時間tで減少するステップ関数で表される。
このように、ビーコン30の利用のされ方に応じて、携帯端末10においてdetect又はlostと検知される受信強度の遷移パターンが異なる。したがって、本実施形態に係るサービス提供システム1では、ビーコン30に応じて決定されるlost(又はdetect)と検知される場合の遷移パターンを単純化したリファレンスプロファイルに基づいて、アプリケーション50の実行を制御するか否かを判定する。
すなわち、本実施形態に係るサービス提供システム1では、携帯端末10においてlost(又はdetect)が検知された場合、当該lost(又はdetect)が検知された受信強度の遷移を単純化したプロファイルを作成する。そして、本実施形態に係るサービス提供システム1では、作成したプロファイルと、lost(又はdetect)が検知される場合の遷移パターンを単純化したリファレンスプロファイルとを比較して、比較結果に応じてアプリケーション50の実行を制御する。
これにより、例えば、ビーコン30から発信される電波に揺らぎが発生したこと等により、携帯端末10において瞬間的にlostが検知された場合でも、アプリケーション50の終了を防止することができる。すなわち、本実施形態に係るサービス提供システム1によれば、ビーコン30を用いて、アプリケーション50により各種機能やコンテンツの提供するサービスの質を向上させることができる。
なお、本実施形態に係るサービス提供システム1では、ビーコン30毎のリファレンスプロファイルを作成して管理装置20に格納する「準備フェーズ」と、リファレンスプロファイルに基づいてアプリケーション50の実行を制御する「運用フェーズ」とがある。
次に、本実施形態に係る携帯端末10及び管理装置20のハードウェア構成について、図4を参照しながら説明する。図4は、本実施形態に係る携帯端末及び管理装置のハードウェア構成の一例を示す図である。なお、携帯端末10及び管理装置20は、同様のハードウェア構成を有しているため、以降では、主に、携帯端末10のハードウェア構成について説明する。
携帯端末10は、入力装置11、表示装置12、外部I/F13、RAM(Random Access Memory)14、ROM(Read Only Memory)15、CPU(Central Processing Unit)16、通信装置17、及び記憶装置18を備える。これらの各ハードウェアは、それぞれがバスBで相互に接続されている。
入力装置11は、タッチパネル等であり、携帯端末10に各種の操作信号を入力するのに用いられる。入力装置11には、例えばキーボードやマウス等が含まれても良い。表示装置12は、ディスプレイ等であり、各種の処理結果を表示する。なお、管理装置20は、入力装置11及び/又は表示装置12を必要なときにバスBに接続して利用する形態であっても良い。
外部I/F13は、外部装置とのインタフェースである。外部装置には、記録媒体13a等がある。これにより、携帯端末10は、外部I/F13を介して記録媒体13aの読み取り及び/又は書き込みを行うことができる。なお、記録媒体13aには、例えば、SDメモリカード(SD memory card)、USBメモリ等がある。記録媒体13aには、これら以外にも、例えば、CD(Compact Disk)やDVD(Digital Versatile Disk)等が用いられても良い。
RAM14は、プログラムやデータを一時保存する揮発性の半導体メモリである。ROM15は、電源を切ってもデータを保持することができる不揮発性の半導体メモリである。CPU16は、例えば記憶装置18やROM15等からプログラムやデータをRAM14上に読み出して、各種処理を実行する演算装置である。
通信装置17は、携帯端末10をネットワークNに接続するためのインタフェースである。また、通信装置17は、例えばBLEチップ等であり、ビーコン30から電波を受信するためのインタフェースである。これにより、携帯端末10は、管理装置20と通信を行うことができるとともに、ビーコン30から電波を受信することができる。
記憶装置18は、プログラムやデータを格納している不揮発性のメモリである。記憶装置18に格納されるプログラムやデータには、基本ソフトウェアであるOS(Operating System)や各種プログラム(例えば、在圏検知プログラム40、アプリケーション50、管理プログラム60等)がある。
本実施形態に係る携帯端末10及び管理装置20は、図4に示すハードウェア構成により、後述する各種処理が実現される。
次に、本実施形態に係るサービス提供システム1の機能構成について、図5を参照しながら説明する。図5は、本実施形態に係るサービス提供システムの機能構成の一例を示す図である。
携帯端末10は、測定部410、平滑化部420、区間処理部430、作成要求部440、判定処理部450、通知部460、及び選択受付部470を有する。これら各部は、携帯端末10にインストールされた在圏検知プログラム40が、CPU16に実行させる処理により実現される。
測定部410は、ビーコン30から受信した電波の受信強度を測定して、当該受信強度の時系列に従った遷移を示す遷移情報を作成する。なお、ビーコン30から受信した電波には、当該ビーコン30のビーコンIDが含まれる。
平滑化部420は、測定部410により作成された遷移情報について、移動平均を算出することにより平滑化する。
区間処理部430は、平滑化部420により平滑化された遷移情報のうち、所定の閾値を跨ぐ受信強度の変化があった区間を抽出して、変化区間情報を作成する。なお、区間処理部430は、検出部431、及び抽出部432を有する。
検出部431は、平滑化された遷移情報のうち、所定の閾値を跨ぐ受信強度の変化がある場合、当該変化を検出する。すなわち、検出部431は、detect又はlostが検知される受信強度の変化を検出する。抽出部432は、検出部431により検出された受信強度の変化が含まれる変化区間を抽出して、変化区間情報を作成する。
なお、変化区間とは、detect又はlostが検知される受信強度の変化が含まれる区間であって、定常区間(平滑化された遷移情報のうち、受信強度の変化が所定の範囲内の区間)に挟まれた区間である。すなわち、変化区間情報とは、detect又はlostが検知される場合の受信強度の特定の区間における遷移を示す情報である。
作成要求部440は、「準備フェーズ」において、リファレンスプロファイルの作成要求を管理装置20に送信する。なお、当該作成要求には、区間処理部430により作成された変化区間情報が含まれる。
判定処理部450は、「運用フェーズ」において、区間処理部430により作成された変化区間情報に基づいてプロファイルを作成する。そして、判定処理部450は、「運用フェーズ」において、当該プロファイルと、リファレンスプロファイルとに基づいて、アプリケーション50の実行を制御するか否かを判定する。なお、判定処理部450は、取得要求部451、正規化部452、粗視化部453、算出部454、及び判定部455を有する。
取得要求部451は、測定部410により受信強度を測定したビーコン30のリファレンスプロファイルの取得要求を管理装置20に送信する。なお、当該取得要求には、測定部410により受信強度を測定したビーコン30のビーコンIDが含まれる。
正規化部452、区間処理部430により作成された変化区間情報を正規化する。すなわち、正規化部452は、変化区間情報の受信強度及び時間が、0以上1以下となるように正規化する。
粗視化部453は、正規化された変化区間情報を粗視化して、プロファイルを作成する。ここで、粗視化とは、正規化された変化区間情報の受信強度及び時間を、所定の範囲(所定のスケール)で離散化することを言う。換言すれば、粗視化部453は、正規化された変化区間情報に対して、所定の格子幅のモザイクを掛けて解像度(分解能、情報量)を下げることを言う。
ここで、正規化された変化区間情報をどれだけの解像度にまで下げるかは、分割パラメータにより決定される。例えば、分割パラメータが「4」である場合、粗視化部453は、正規化された変化区間情報を、2×2の4個の格子で表される解像度に粗視化する。また、例えば、分割パラメータが「16」である場合、粗視化部453は、正規化された変化区間情報を、4×4の16個の格子で表される解像度に粗視化する。
算出部454は、粗視化部453により作成されたプロファイルと、受信強度を測定したビーコン30のビーコンIDに対応するリファレンスプロファイルとのハミング距離を算出する。判定部455は、算出部454により算出されたハミング距離に基づいて、当該ビーコンIDに対応するアプリケーション50の実行を制御するか否かを判定する。
通知部460は、判定部455によりアプリケーション50の実行を制御すると判定された場合、該当のアプリケーション50に対して、当該アプリケーション50を実行させるためのイベント、又は実行を終了させるためのイベントを通知する。
すなわち、通知部460は、例えば、受信強度を測定したビーコン30のビーコンIDに基づいてアプリケーション50を特定して、当該特定したアプリケーション50にイベントを通知する。
選択受付部470は、「準備フェーズ」において、ビーコン30から受信した電波に含まれるビーコンIDと、ユーザにより選択された定型パターンのパターンIDとを受け付ける。ここで、定型パターンとは、ビーコン30の利用のされ方に応じて携帯端末10でdetect又はlostが検知される場合における受信強度の典型的な遷移パターンのことである。
このように、本実施形態に係るサービス提供システム1において、リファレンスプロファイルは、区間処理部430により作成された変化区間情報に基づいて作成する方法と、予め定義された定型パターンを選択する方法との2通りの方法がある。いずれの方法を用いるかは、ビーコン30毎に、携帯端末10のユーザやビーコン30の設置者、サービス提供システム1の管理者等により決定される。
管理装置20は、作成処理部610、及び管理部620を有する。これら各部は、管理装置20にインストールされた管理プログラム60が、CPU16に実行させる処理により実現される。
また、管理装置20は、定型パターン情報記憶部630、及びリファレンスプロファイル記憶部640を有する。これら各記憶部は、記憶装置18を用いて実現可能である。
作成処理部610は、「準備フェーズ」において、リファレンスプロファイルの作成要求を携帯端末10から受信すると、当該作成要求に含まれる変化区間情報に基づいてリファレンスプロファイルを作成する。なお、作成処理部610は、正規化部611、粗視化部612、算出部613、及び決定部614を有する。
正規化部611は、リファレンスプロファイルの作成要求に含まれる変化区間情報を正規化する。粗視化部612は、正規化部611により正規化された変化区間情報と、定型パターン情報記憶部630に記憶された定型パターン情報とを粗視化する。
また、粗視化部612は、決定部614により決定された分割パラメータを用いて、正規化された変化区間情報を粗視化して、リファレンスプロファイルを作成する。
算出部613は、粗視化部612により粗視化された変化区間情報と定型パターン情報との利得を算出する。
ここで、利得とは、粗視化により削減される変化区間情報の情報量と、変化区間情報における受信強度の遷移の識別性との割合を示す指標値である。したがって、利得は、粗視化部612により変化区間情報と定型パターン情報を粗視化した際の分割パラメータを、粗視化された変化区間情報と定型パターン情報のハミング距離で除算することで算出される。
決定部614は、算出部613により算出された利得に基づいて、リファレンスプロファイルの作成に用いる分割パラメータを決定する。決定部614により決定された分割パラメータを用いて、粗視化部612により粗視化された変化区間情報がリファレンスプロファイルとなる。
管理部620は、作成処理部610により作成されたリファレンスプロファイルを、リファレンスプロファイルの作成要求に含まれるビーコンIDと関連付けてリファレンスプロファイル記憶部640に格納する。また、管理部620は、携帯端末10からリファレンスプロファイルの取得要求を受信すると、当該取得要求に含まれるビーコンIDに対応するリファレンスプロファイルをリファレンスプロファイル記憶部640から取得する。
定型パターン情報記憶部630は、ビーコン30の利用され方に応じて携帯端末10でdetect又はlostが検知される場合の受信強度の典型的な遷移パターン示す定型パターン情報が格納された定型パターン情報テーブルを記憶する。
ここで、lostが検知される場合の定型パターン情報が格納された定型パターン情報テーブル630Dについて、図6を参照しながら説明する。図6は、定型パターン情報テーブルの一例を模式的に示す図である。
図6に示す定型パターン情報テーブル630Dは、データ項目として、パターンIDと、定型パターン情報とを有する。パターンIDは、定型パターン情報を一意に識別する識別情報である。図6に示す例では、定型パターン情報は、lostが検知される場合の受信強度の遷移パターンを示す情報である。
例えば、パターンID「P001」に関連付けられた定型パターン情報は、ビーコン30が場所指定的に利用されている場合にlostが検知される遷移パターンを示す情報である。
また、例えば、パターンID「P002」に関連付けられた定型パターン情報は、ビーコン30が状況指定的に利用されている場合にlostが検知される遷移パターンを示す情報である。
さらに、例えば、パターンID「P003」に関連付けられた定型パターン情報は、周囲が壁に囲まれたエリアに設置されたビーコン30が場所指定的に利用されている場合に、扉を開けてエリア外に出ることでlostが検知される遷移パターンを示す情報である。
以上のように、定型パターン情報記憶部630には、ビーコン30の利用のされ方に応じてdetect又はlostが検知される場合の典型的な遷移パターンを示す定型パターン情報が格納されている。
リファレンスプロファイル記憶部640は、作成処理部610により作成されたリファレンスプロファイルが格納されたリファレンスプロファイルテーブルを記憶する。
ここで、lostが検知される場合のリファレンスプロファイルが格納されたリファレンスプロファイルテーブル640Dについて、図7を参照しながら説明する。図7は、リファレンスプロファイルテーブルの一例を模式的に示す図である。
図7に示すリファレンスプロファイルテーブル640Dは、データ項目として、ビーコンIDと、リファレンスプロファイルとを有する。ビーコンIDは、ビーコン30を一意に識別する識別情報である。図7に示す例では、リファレンスプロファイルは、ビーコンIDに対応するビーコン30から受信した電波の受信強度に基づいてlostが検知される場合のリファレンスプロファイルである。
例えば、ビーコンID「B001」には、5×5の解像度で表されたリファレンスプロファイルが関連付けられている。また、ビーコンID「B002」には、4×4の解像度で表されたリファレンスプロファイルが関連付けられている。このように、リファレンスプロファイルは、detect又はlostが検知される場合の受信強度の遷移を示す変化区間情報を、分割パラメータに基づく解像度で粗視化したものである。
以上のように、リファレンスプロファイル記憶部640には、ビーコン30毎に、detect又はlostが検知される場合のリファレンスプロファイルが格納されている。
次に、本実施形態に係るサービス提供システム1の処理の詳細について説明する。まず、「準備フェーズ」において、携帯端末10で測定したビーコン30の電波の受信強度に基づいて、管理装置20でリファレンスプロファイルを作成及び格納する処理について、図8を参照しながら説明する。図8は、本実施形態に係るリファレンスプロファイルの格納処理の一例を示す図である。なお、以降では、携帯端末10でlostが検知される場合のリファレンスプロファイルを作成及び格納する場合について説明する。
まず、携帯端末10の測定部410は、ビーコン30から受信した電波の受信強度を測定して、受信強度の遷移情報を作成する(ステップS801)。ここで、測定部410は、図9(a)に示すような、時間t〜tまでの受信強度の遷移情報1000を作成したものとする。
次に、携帯端末10の平滑化部420は、遷移情報1000の受信強度の移動平均を算出して、図9(b)に示すように、遷移情報1000を平滑化した遷移情報1100を作成する(ステップS802)。なお、移動平均は、単純移動平均を算出すれば良いが、これに限られない。平滑化部420は、例えば、加重移動平均等の各種の移動平均を算出しても良い。
次に、携帯端末10の区間処理部430は、検出部431により、遷移情報1100に閾値を跨ぐ受信強度の変化(すなわち、lostが検知される受信強度の変化)がある場合、当該受信強度の変化を検出する。そして、区間処理部430は、閾値を跨ぐ受信強度の変化が検出された場合、ステップS804に進む。一方で、区間処理部430は、閾値を跨ぐ受信強度の変化が検出さなかった場合、ステップS801に戻る(ステップS803)。
携帯端末10の区間処理部430は、検出部431により閾値を跨ぐ受信強度の変化が検出されると、抽出部432により、当該検出された受信強度の変化が含まれる変化区間を抽出して、変化区間情報を作成する(ステップS804)。
すなわち、抽出部432は、遷移情報1100のうち、時間t〜tの区間(定常区間)と、時間t〜tの区間(定常区間)とで挟まれた時間t〜tの区間(変化区間)を抽出する。そして、抽出部432は、図9(c)に示すように、当該変化区間を示す変化区間情報1200を作成する。これにより、区間処理部430により、電波の受信強度を測定したビーコン30を用いた場合にlostが検知される受信強度の遷移を示す変化区間情報1200が作成される。
次に、携帯端末10の作成要求部440は、区間処理部430により作成された変化区間情報1200が作成されると、リファレンスプロファイルの作成要求を管理装置20に送信する(ステップS805)。なお、当該作成要求には、変化区間情報1200と、ステップS801で測定部410により受信強度が測定されたビーコン30のビーコンIDとが含まれる。
管理装置20の作成処理部610は、リファレンスプロファイルの作成要求を受信すると、正規化部611により、当該作成要求に含まれる変化区間情報1200を正規化する(ステップS806)。すなわち、正規化部611は、変化区間情報1200の時間及び受信強度が、例えば0以上1以下となるように正規化する。以降では、正規化部611により正規化された変化区間情報1200を、「変化区間情報1300」と表す。
このように、変化区間情報1200を正規化することにより、例えば、携帯端末10のユーザの歩行速度、電波の受信強度の絶対値等に依存しない変化区間情報1300が作成される。
次に、管理装置20の作成処理部610は、変化区間情報1300を粗視化して、リファレンスプロファイルを作成する(ステップS807)。なお、本ステップにおけるリファレンスプロファイルの作成処理の詳細については後述する。
管理装置20の管理部620は、作成処理部610により作成されたリファレンスプロファイルを、リファレンスプロファイルの作成要求に含まれるビーコンIDと関連付けてリファレンスプロファイルテーブル640Dに格納する(ステップS808)。これにより、本実施形態に係るサービス提供システム1の管理装置20において、ビーコン30毎に、リファレンスプロファイルが管理される。
なお、以上では、detectが検知される場合のリファレンスプロファイルの作成及び格納については、ステップS803において検出部431でdetectが検知される受信強度の変化を検出することにより、上記と同様の処理で実現することができる。
次に、上記のステップS807におけるリファレンスプロファイルの作成処理の詳細について、図10を参照しながら説明する。図10は、本実施形態に係るリファレンスプロファイルの作成処理の流れを示す図である。
まず、管理装置20の作成処理部610は、定型パターン情報記憶部630に記憶されている定型パターン情報テーブル630Dから定型パターン情報を1件取得する(ステップS1001)。
次に、管理装置20の作成処理部610は、分割パラメータの決定に用いる変数N(Nは自然数)を、N=2とする(ステップS1002)。
次に、管理装置20の作成処理部610は、粗視化部612により、変化区間情報1300と、定型パターン情報テーブル630Dから取得した定型パターン情報とを分割パラメータNで粗視化する(ステップS1003)。
次に、管理装置20の作成処理部610は、算出部613により、粗視化された変化区間情報1300と、粗視化された定型パターン情報とのハミング距離を算出する(ステップS1004)。
次に、管理装置20の作成処理部610は、算出部613により、利得を算出する(ステップS1005)。すなわち、算出部613は、分割パラメータNを、ステップS1004で算出したハミング距離で除算して、利得を算出する。
次に、管理装置20の作成処理部610は、変数Nに1を加算する(ステップS1006)。
続いて、管理装置20の作成処理部610は、変数Nが、予め設定された最大数Mを超えたか否かを判定する。そして、作成処理部610は、変数Nが最大数Mを超えていると判定された場合、ステップS1008に進む。一方で、作成処理部610は、変数Nが最大数Mを超えていないと判定された場合、ステップS1003に戻る(ステップS1007)。なお、最大数Mの値は、例えば、携帯端末10のユーザやビーコン30の設置者、サービス提供システム1の管理者等により決定される。
ここで、M=6である場合に、作成処理部610によりステップS1003〜ステップS1006の処理が実行された結果について、図11を参照しながら説明する。図11は、粗視化、ハミング距離の算出、及び利得の算出について説明する図である。
N=2である場合、分割パラメータNは「4」である。したがって、ステップS1003において粗視化部612は、変化区間情報1300と、定型パターン情報テーブル630Dから取得した定型パターン情報とを2×2の格子で表される解像度に粗視化する。
このとき、粗視化した変化区間情報1300及び粗視化した定型パターン情報の(i,j)成分の格子の値を、それぞれP(i,j)及びQ(i,j)とすると、各(i,j)に対してP(i,j)=Q(i,j)となる。したがって、算出部613により、ハミング距離及び利得は、ともに「0」と算出される。
N=3である場合、分割パラメータNは「9」である。したがって、ステップS1003において粗視化部612は、変化区間情報1300と、定型パターン情報テーブル630Dから取得した定型パターン情報とを3×3の格子で表される解像度に粗視化する。
このとき、P(1,2)≠Q(1,2)、P(2,1)≠Q(2,1)となる。したがって、算出部613により、ハミング距離は「2」、利得は「0.22」と算出される。
N=4である場合、分割パラメータNは「16」である。したがって、ステップS1003において粗視化部612は、変化区間情報1300と、定型パターン情報テーブル630Dから取得した定型パターン情報とを4×4の格子で表される解像度に粗視化する。
このとき、P(1,2)≠Q(1,2)、P(2,1)≠Q(2,1)、P(3,3)≠Q(3,3)、P(4,2)≠Q(4,2)となる。したがって、算出部613により、ハミング距離は「4」、利得は「0.25」と算出される。以降、N=5である場合及びN=6である場合も上記と同様にして利得が算出される。
このように、作成処理部610は、取得した定型パターン情報に対して、分割パラメータを変えながら当該定型パターン情報と変化区間情報1300とを粗視化して、分割パラメータ毎に利得を算出する。
次に、管理装置20の作成処理部610は、決定部614により、上記のステップS1003〜ステップS1006の処理が実行された結果のうち、利得が最大となる分割パラメータNを決定する(ステップS1008)。例えば、図11に示した算出結果では、N=5の場合の利得「0.32」が最大であるため、決定部614は、分割パラメータを「25」と決定する。このように、決定部614は、定型パターン情報テーブル630Dから取得した定型パターン情報毎に分割パラメータを決定する。
続いて、管理装置20の作成処理部610は、定型パターン情報テーブル630Dに次の定型パターン情報があるか否かを判定する。そして、作成処理部610は、次の定型パターン情報があると判定された場合、ステップS1001に戻る。一方、作成処理部610は、次の定型パターン情報がないと判定された場合、ステップS1010に進む(ステップS1009)。すなわち、作成処理部610は、定型パターン情報テーブル630Dに格納されている各定型パターン情報に対して、ステップS1001〜ステップS1008の処理を実行する。
管理装置20の作成処理部610は、決定部614により、定型パターン情報毎にステップS1008で決定された分割パラメータの平均を算出する(ステップS1010)。すなわち、例えば、定型パターン情報毎にステップS1008で決定された分割パラメータを、それぞれN(1),N(2),・・・,N(L)とすれば、{N(1)+N(2)+・・・+N(L)}/Lを算出する。なお、ここで、Lは、定型パターン情報テーブル630Dに格納されている定型パターン情報のレコード数である。
次に、管理装置20の作成処理部610は、決定部614により、ステップS1010で算出された平均に最も近い平方数を、リファレンスプロファイルの作成に用いる分割パラメータに決定する(ステップS1011)。なお、平均に最も近い平方数とは、例えば、当該平均との絶対値が最も小さい平方数のことである。
続いて、管理装置20の作成処理部610は、粗視化部612により、決定された分割パラメータを用いて変化区間情報1300を粗視化して、リファレンスプロファイルを作成する(ステップS1012)。
以上により、本実施形態に係るサービス提供システム1では、管理装置20において、リファレンスプロファイルが作成される。このように作成されたリファレンスプロファイルは、lost又はdetectが検知される場合の電波の受信強度の概形を示すものであるため、後述する「運用フェーズ」において、アプリケーション50の実行を制御するか否かを高速に判定することができる。
次に、「準備フェーズ」において、携帯端末10のユーザが定型パターンを選択して、選択された定型パターンに基づくリファレンスプロファイルを作成及び格納する処理について、図12を参照しながら説明する。図12は、本実施形態に係るリファレンスプロファイルの格納処理の他の例を示す図である。
携帯端末10の選択受付部470は、ビーコン30から受信した電波に含まれるビーコンIDを受け付ける(ステップS1201)。
次に、携帯端末10の選択受付部470は、ユーザにより選択された定型パターンを示すパターンIDを受け付ける(ステップS1202)。例えば、選択受付部470は、図13に示す定型パターン選択画面2000において、ユーザにより選択された定型パターンのパターンIDを受け付ける。
なお、携帯端末10は、図13に示す定型パターン選択画面2000に表示されるパターンID及び定型パターン情報を管理装置20から取得して、当該定型パターン選択画面2000を表示させれば良い。
次に、携帯端末10の作成要求部440は、選択受付部470によりビーコンID及びパターンIDが受け付けられると、リファレンスプロファイルの作成要求を管理装置20に送信する(ステップS1203)。なお、当該作成要求には、選択受付部470により受け付けられたビーコンIDとパターンIDとが含まれる。
管理装置20の作成処理部610は、粗視化部612により、当該作成要求に含まれるパターンIDの定型パターン情報を、予め設定された分割パラメータで粗視化して、リファレンスプロファイルを作成する(ステップS1204)。なお、分割パラメータは、例えば、ステップS1202の定型パターン選択画面2000において、ユーザが指定することができても良い。
次に、管理装置20の管理部620は、作成処理部610により作成されたリファレンスプロファイルを、リファレンスプロファイルの作成要求に含まれるビーコンIDと関連付けてリファレンスプロファイルテーブル640Dに格納する(ステップS1205)。これにより、本実施形態に係るサービス提供システム1の管理装置20において、ビーコン30毎に、ユーザにより選択された定型パターンに基づくリファレンスプロファイルが管理される。このように、例えば、ユーザがビーコン30の利用のされ方を予め知っているような場合には、定型パターンを選択することで、簡易にリファレンスプロファイルを作成することができる。
次に、「運用フェーズ」において、携帯端末10で測定したビーコン30の電波の受信強度に基づいて、当該携帯端末10にインストールされたアプリケーション50の実行を制御する処理について、図14を参照しながら説明する。図14は、本実施形態に係るアプリケーションの制御処理の一例を示す図である。
まず、携帯端末10の測定部410は、ビーコン30から受信した電波の受信強度を測定して、受信強度の遷移情報を作成する(ステップS1401)。
次に、携帯端末10の平滑化部420は、測定部410により作成された遷移情報の受信強度の移動平均を算出して、当該遷移情報を平滑化する(ステップS1402)。
次に、携帯端末10の区間処理部430は、検出部431により、平滑化された遷移情報に閾値を跨ぐ受信強度の変化がある場合、当該受信強度の変化を検出する、そして、区間処理部430は、閾値を跨ぐ受信強度の変化が検出された場合、ステップS1404に進む。一方で、区間処理部430は、閾値を跨ぐ受信強度の変化が検出されなかった場合、ステップS1401に戻る(ステップS1403)。
携帯端末10の区間処理部430は、検出部431により閾値を跨ぐ受信強度の変化が検出されると、抽出部432により、当該検出された受信強度の変化が含まれる変化区間を抽出して、変化区間情報を作成する(ステップS1404)。
なお、上記で説明したステップS1401〜ステップS1404の処理は、図8で説明したステップS801〜ステップS804の処理と同様の処理である。
次に、携帯端末10の判定処理部450は、取得要求部451により、リファレンスプロファイルの取得要求を管理装置20に送信する(ステップS1405)。なお、当該取得要求には、ステップS1401で測定部410により受信強度が測定されたビーコン30のビーコンIDが含まれる。
管理装置20の管理部620は、リファレンスプロファイルの取得要求を受信すると、当該取得要求に含まれるビーコンIDに関連付けられているリファレンスプロファイルを、リファレンスプロファイル記憶部640から取得する(ステップS1406)。
次に、管理装置20の管理部620は、取得したリファレンスプロファイルを、リファレンスプロファイルの取得要求の送信元の携帯端末10に返信する(ステップS1407)。
携帯端末10の判定処理部450は、正規化部452により、ステップS1404で作成された変化区間情報を正規化する(ステップS1408)。すなわち、正規化部452は、変化区間情報の時間及び受信強度が、例えば0以上1以下となるように正規化する。
次に、携帯端末10の判定処理部450は、粗視化部453により、正規化された変化区間情報を粗視化して、プロファイルを作成する(ステップS1409)。ここで、粗視化部453は、管理装置20から取得したリファレンスプロファイルと同様の分割パラメータを用いて、正規化された変化区間情報を粗視化して、プロファイルを作成する。
次に、携帯端末10の判定処理部450は、算出部454により、プロファイルとリファレンスプロファイルとのハミング距離を算出する(ステップS1410)。
次に、携帯端末10の判定処理部450は、判定部455により、算出されたハミング距離が所定値以下であるか否かを判定する。そして、判定処理部450は、ハミング距離が所定値以下であると判定された場合、ステップS1412に進む。一方、判定処理部450は、ハミング距離が所定値以下でないと判定された場合、ステップS1413に進む(ステップS1411)。なお、所定値は、例えば、携帯端末10のユーザや、サービス提供システム1の管理者等により決定される。
携帯端末10の通知部460は、判定部455によりハミング距離が所定値以下であると判定された場合、検出部431により検出されたdetect又はlostに応じたイベントをアプリケーション50に通知する(ステップS1412)。なお、通知部460は、例えば、ステップS1401で電波の受信強度を測定したビーコン30のビーコンIDに対応するアプリケーション50にイベントを通知する。
例えば、通知部460は、ステップS1403においてdetectが検知される受信強度の変化(すなわち、受信強度が閾値を超える変化)を検出した場合、アプリケーション50を実行させるためのイベントを当該アプリケーション50に通知する。
一方、例えば、通知部460は、ステップS1403においてlostが検知される受信強度の変化(すなわち、受信強度が閾値以下となる変化)を検出した場合、アプリケーション50を終了させるためのイベントを当該アプリケーション50に通知する。
なお、通知部460が通知するイベントは、該当のアプリケーション50を実行又は終了させるためのイベントに限られない。例えば、通知部460は、該当のアプリケーション50に所定の処理(例えば、画面遷移処理や画像の表示処理等)を実行させるためのイベントを通知しても良い。このように、通知部460は、実行中の該当のアプリケーション50の動作を制御するイベントを通知しても良い。
また、通知部460は、ステップS1403においてdetectが検知される受信強度の変化を検出した場合、アプリケーション50が格納されているサーバにイベントを通知して、当該アプリケーション50をダウンロードしても良い。一方、通知部460は、ステップS1403においてlostが検知される受信強度の変化を検出した場合、ダウンロードしたアプリケーション50を削除しても良い。
携帯端末10の判定処理部450は、判定部455によりハミング距離が所定値以下でないと判定された場合、所定の時間後に、受信強度が元のレベルに復帰したか否かを判定する。そして、判定処理部450は、受信強度が元のレベルに復帰したと判定された場合、ステップS1401に戻る。一方で、判定処理部450は、受信強度が元のレベルに復帰していないと判定された場合、ステップS1412に進む(ステップS1413)。
すなわち、判定処理部450は、ステップ1403においてdetectが検知される受信強度の変化を検出した場合、所定の時間後に、受信強度が閾値以下となったか否かを判定する。又は、判定処理部450は、ステップS1403においてlostが検知される受信強度の変化を検出した場合、所定の時間後に、受信強度が閾値を超えたか否かを判定する。換言すれば、判定処理部450は、ステップS1413瞬間的に閾値を超えた(又は瞬間的に閾値以下となった)場合であるか否かを判定する。なお、所定の時間とは、例えば、1秒ないし数秒程度が挙げられる。
以上のように、本実施形態に係るサービス提供システム1では、ビーコン30から受信した電波の受信強度の遷移の概形を示すプロファイルと、ビーコン30毎にdetect又はlostが検知される場合の遷移の概形を示すリファレンスプロファイルとを比較する。そして、本実施形態に係るサービス提供システム1では、プロファイルとリファレンスプロファイルとのハミング距離が所定値以下である場合に、携帯端末10において、アプリケーション50の実行を制御する。
このため、例えば、ビーコン30から発信された電波の揺らぎ等により、携帯端末10において瞬間的にdetect又はlostが検知されるような場合には、アプリケーション50の実行がされることを防止することができる。特に、例えば、携帯端末10において瞬間的にlostが検知されることで、アプリケーション50の実行が終了してしまうことを防止することができる。
したがって、本実施形態に係るサービス提供システム1では、ビーコン30を用いて、場所や状況に応じてアプリケーション50の実行を制御するサービスの質を向上させることができる。
以上、本発明の実施形態について詳述したが、本発明は斯かる特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。
以上の説明に関し、更に以下の項を開示する。
(付記1)
ビーコン装置から受信した電波の受信強度を測定して、時系列の測定結果を示す第1の測定情報を作成し、
作成された前記第1の測定情報と、前記ビーコン装置に応じた受信強度の時間変化パターンとに基づいて、アプリケーションを制御するか否かを判定し、
判定結果に応じて前記アプリケーションを制御する、
処理をコンピュータが実行することを特徴とする制御方法。
(付記2)
前記ビーコン装置から受信した電波の受信強度を測定して作成された第2の測定情報を、決定された第1の格子分割数で粗視化して前記時間変化パターンを作成して、記憶部に記憶する、
処理をコンピュータが実行し、
前記判定する処理は、
作成された前記第1の測定情報と、前記記憶部に記憶された前記時間変化パターンとに基づいて、アプリケーションを制御するか否かを判定する、
ことを特徴とする付記1に記載の制御方法。
(付記3)
前記第1の格子分割数は、予め定義された受信強度の時間変化を示す定型パターンと、前記第2の測定情報とを所定の第2の格子分割数で粗視化して、前記第2の格子分割数と、粗視化された前記定型パターン及び前記第2の測定情報のハミング距離との割合が最大となるように決定される、
ことを特徴とする付記2に記載の制御方法。
(付記4)
前記作成する処理は、
前記第1の測定情報から、受信強度の変化が所定の範囲内である区間に挟まれた変化区間を抽出し、抽出した前記変化区間を正規化した変化区間情報を作成し、
前記判定する処理は、
前記変化区間情報と、前記時間変化パターンとに基づいてハミング距離を算出し、算出した前記ハミング距離が所定値以下であるか否かに基づいて、前記アプリケーションを制御するか否かを判定する、
ことを特徴とする付記1ないし3のいずれかの付記に記載の制御方法。
(付記5)
ビーコン装置から受信した電波の受信強度を測定して、時系列の測定結果を示す第1の測定情報を作成する第1の作成部と、
作成された前記第1の測定情報と、前記ビーコン装置に応じた受信強度の時間変化パターンとに基づいて、アプリケーションを制御するか否かを判定する判定部と、
判定結果に応じて前記アプリケーションを制御する制御部と、
を有することを特徴とする端末装置。
(付記6)
前記ビーコン装置から受信した電波の受信強度を測定して作成された第2の測定情報を、決定された第1の格子分割数で粗視化して前記時間変化パターンを作成して、記憶部に記憶させる第2の作成部を有し、
前記判定部は、
作成された前記第1の測定情報と、前記記憶部に記憶された前記時間変化パターンとに基づいて、アプリケーションを制御するか否かを判定する、
ことを特徴とする付記5に記載の端末装置。
(付記7)
前記第1の格子分割数は、予め定義された受信強度の時間変化を示す定型パターンと、前記第2の測定情報とを所定の第2の格子分割数で粗視化して、前記第2の格子分割数と、粗視化された前記定型パターン及び前記第2の測定情報のハミング距離との割合が最大となるように決定される、
ことを特徴とする付記6に記載の端末装置。
(付記8)
前記第1の作成部は、
前記第1の測定情報から、受信強度の変化が所定の範囲内である区間に挟まれた変化区間を抽出し、抽出した前記変化区間を正規化した変化区間情報を作成し、
前記判定部は、
前記変化区間情報と、前記時間変化パターンとに基づいてハミング距離を算出し、算出した前記ハミング距離が所定値以下であるか否かに基づいて、前記アプリケーションを制御するか否かを判定する、
ことを特徴とする付記5ないし7のいずれかの付記に記載の端末装置。
(付記9)
ビーコン装置から受信した電波の受信強度を測定して、時系列の測定結果を示す第1の測定情報を作成し、
作成された前記第1の測定情報と、前記ビーコン装置に応じた受信強度の時間変化パターンとに基づいて、アプリケーションを制御するか否かを判定し、
判定結果に応じて前記アプリケーションを制御する、
処理をコンピュータに実行させることを特徴とするプログラム。
(付記10)
前記ビーコン装置から受信した電波の受信強度を測定して作成された第2の測定情報を、決定された第1の格子分割数で粗視化して前記時間変化パターンを作成して、記憶部に記憶する、
処理をコンピュータに実行させ、
前記判定する処理は、
作成された前記第1の測定情報と、前記記憶部に記憶された前記時間変化パターンとに基づいて、アプリケーションを制御するか否かを判定する、
ことを特徴とする付記9に記載のプログラム。
(付記11)
前記第1の格子分割数は、予め定義された受信強度の時間変化を示す定型パターンと、前記第2の測定情報とを所定の第2の格子分割数で粗視化して、前記第2の格子分割数と、粗視化された前記定型パターン及び前記第2の測定情報のハミング距離との割合が最大となるように決定される、
ことを特徴とする付記10に記載の制御方法。
(付記12)
前記作成する処理は、
前記第1の測定情報から、受信強度の変化が所定の範囲内である区間に挟まれた変化区間を抽出し、抽出した前記変化区間を正規化した変化区間情報を作成し、
前記判定する処理は、
前記変化区間情報と、前記時間変化パターンとに基づいてハミング距離を算出し、算出した前記ハミング距離が所定値以下であるか否かに基づいて、前記アプリケーションを制御するか否かを判定する、
ことを特徴とする付記9ないし11のいずれかの付記に記載の制御方法。
1 サービス提供システム
10 携帯端末
20 管理装置
30 ビーコン
40 在圏検知プログラム
50 アプリケーション
60 管理プログラム
410 測定部
420 平滑化部
430 区間処理部
431 検出部
432 抽出部
440 作成要求部
450 判定処理部
451 取得要求部
452 正規化部
453 粗視化部
454 算出部
455 判定部
460 通知部
470 選択受付部
610 作成処理部
611 正規化部
612 粗視化部
613 算出部
614 決定部
620 管理部
630 定型パターン情報記憶部
640 リファレンスプロファイル記憶部

Claims (6)

  1. ビーコン装置から受信した電波の受信強度を測定して、時系列の測定結果を示す第1の測定情報を作成し、
    前記ビーコン装置毎に該ビーコン装置の利用方法に応じた受信強度の時間変化パターンが記憶された記憶部を参照して、作成された前記第1の測定情報と、受信した電波の送信元のビーコン装置に対応する時間変化パターンとに基づいて、アプリケーションを制御するか否かを判定し、
    判定結果に応じて前記アプリケーションを制御する、
    処理をコンピュータが実行することを特徴とする制御方法。
  2. 前記ビーコン装置から受信した電波の受信強度を測定して作成された第2の測定情報を、決定された第1の格子分割数で粗視化して前記時間変化パターンを作成して、前記記憶部に記憶する、
    処理をコンピュータが実行し、
    前記判定する処理は、
    作成された前記第1の測定情報と、前記記憶部に記憶された前記時間変化パターンとに基づいて、アプリケーションを制御するか否かを判定する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の制御方法。
  3. 前記第1の格子分割数は、予め定義された受信強度の時間変化を示す定型パターンと、前記第2の測定情報とを所定の第2の格子分割数で粗視化して、前記第2の格子分割数と、粗視化された前記定型パターン及び前記第2の測定情報のハミング距離との割合が最大となるように決定される、
    ことを特徴とする請求項2に記載の制御方法。
  4. 前記作成する処理は、
    前記第1の測定情報から、受信強度の変化が所定の範囲内である区間に挟まれた変化区間を抽出し、抽出した前記変化区間を正規化した変化区間情報を作成し、
    前記判定する処理は、
    前記変化区間情報と、前記時間変化パターンとに基づいてハミング距離を算出し、算出した前記ハミング距離が所定値以下であるか否かに基づいて、前記アプリケーションを制御するか否かを判定する、
    ことを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載の制御方法。
  5. ビーコン装置から受信した電波の受信強度を測定して、時系列の測定結果を示す第1の測定情報を作成する作成部と、
    前記ビーコン装置毎に該ビーコン装置の利用方法に応じた受信強度の時間変化パターンが記憶された記憶部と、
    前記記憶部を参照して、作成された前記第1の測定情報と、受信した電波の送信元のビーコン装置に対応する時間変化パターンとに基づいて、アプリケーションを制御するか否かを判定する判定部と、
    判定結果に応じて前記アプリケーションを制御する制御部と、
    を有することを特徴とする端末装置。
  6. ビーコン装置から受信した電波の受信強度を測定して、時系列の測定結果を示す第1の測定情報を作成し、
    前記ビーコン装置毎に該ビーコン装置の利用方法に応じた受信強度の時間変化パターンが記憶された記憶部を参照して、作成された前記第1の測定情報と、受信した電波の送信元のビーコン装置に対応する時間変化パターンとに基づいて、アプリケーションを制御するか否かを判定し、
    判定結果に応じて前記アプリケーションを制御する、
    処理をコンピュータに実行させることを特徴とするプログラム。
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