JP2019032800A - センサ管理ユニット、センサ装置、センサ管理方法及びセンサ管理プログラム - Google Patents

センサ管理ユニット、センサ装置、センサ管理方法及びセンサ管理プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】センシングデータを利用する際にセンサの利用形態を確認するのにかかる手間を低減するための技術を提供する。【解決手段】センサ管理ユニットは、センサ101により対象を観測することで得られたセンシングデータを取得するセンシングデータ取得部111と、センシングデータが得られた時点におけるセンサ101の属性であって、時間の経過に伴い動的に変化し得るセンサ101の利用形態に関する属性を示す動的メタデータを生成するメタデータ生成部112と、生成した動的メタデータをセンシングデータに関連付けて管理するメタデータ管理部114と、を備える。【選択図】図9

Description

本発明は、センサ管理ユニット、センサ装置、センサ管理方法及びセンサ管理プログラムに関する。
近年、IoT(Internet of Things)技術の進化により、様々なデータを蓄積し、蓄積したデータを解析して、得られた知見をフィードバックする仕組みが活用され始めている。これに伴い、センサにより得られたセンシングデータの需要性及び共有化へのニーズが高まってきており、センシングデータの流通性を高めるための技術開発が活発化してきている。
例えば、特許文献1では、センサにより得られたセンシングデータを、当該センサを管理するセンサ管理装置から利用者のアプリケーションに送信するためのシステムが提案されている。具体的には、特許文献1で提案されているシステムは、センサ側メタデータとアプリ側メタデータとを取得する。センサ側メタデータは、センシングデータを出力するセンサに関する情報である。アプリ側メタデータは、センシングデータデータを利用するアプリケーションに関する情報である。
当該システムは、センサ側メタデータ及びアプリ側メタデータのマッチングを行うことで、アプリケーションの要求を満たすセンシングデータを提供可能なセンサを抽出する。そして、当該システムは、センサを管理するセンサ管理装置に対して、マッチングにより抽出されたセンサとアプリケーションとを特定したデータフロー制御指令を送信する。これにより、センサにより得られたセンシングデータを、センサを管理するセンサ管理装置から利用者のアプリケーションに送信させることができる。
また、例えば、特許文献2では、センサから出力される出力データに、出力データを識別するための識別情報、出力データの種別を示す種別情報、出力データの形式を示す形式情報等を付加するシステムが提案されている。当該システムによれば、センサから出力される出力データに付加される各情報に基づいて、当該出力データを識別したり、出力データの種別及び形式を特定したりすることができる。
特許第5445722号公報 特開2005−242534号公報
上記のようなセンシングデータを流通させる従来の技術について、本件発明者は、次のような問題点を見出した。すなわち、センサの利用形態は、時間の経過に応じて変化し得る。例えば、センサ周囲の温度、センサの設置角度、及びセンサと観測対象との間の距離は、センサの設置状況に応じて変化する可能性がある。また、例えば、複数の利用者でセンサを共有する場合、ある利用者が所望するセンサの動作設定と他の利用者が所望するセンサの動作設定とは異なり得る。そのため、2つの異なる時点で採用されているセンサの動作設定が互いに相違する可能性がある。
センサの設置状況、動作設定等の利用形態に関する要素は、得られるセンシングデータの信頼性、有効性等に影響を及ぼすため、当該センシングデータを利用する際には、当該センサの利用形態を確認することが望まれる。しかしながら、従来のシステムでは、このようにセンサの利用形態が変化し得ることが想定されていなかった。そのため、センシングデータを利用する際に、センサの利用形態を確認するためには、センサにアクセスしたり、センサを管理する装置に問い合わせたりすることになり、これらの処理の分だけ手間がかかるという問題点があることを本件発明者は見出した。
本発明は、一側面では、このような実情を鑑みてなされたものであり、その目的は、センシングデータを利用する際にセンサの利用形態を確認するのにかかる手間を低減するための技術を提供することである。
本発明は、上述した課題を解決するために、以下の構成を採用する。
すなわち、本発明の一側面に係るセンサ管理ユニットは、センサにより対象を観測することで得られたセンシングデータを取得するセンシングデータ取得部と、前記センシングデータが得られた時点における前記センサの属性であって、時間の経過に伴い動的に変化し得る前記センサの利用形態に関する属性を示す動的メタデータを生成するメタデータ生成部と、生成した前記動的メタデータを前記センシングデータに関連付けて管理するメタデータ管理部と、を備える。
当該構成では、センシングデータの得られた時点におけるセンサの利用形態に関する情報を動的メタデータとして生成し、生成した動的メタデータを当該センシングデータに関連付けて管理する。これにより、センシングデータを利用する際に、関連付けられた動的メタデータを参照することで、利用するセンシングデータの得られた時点におけるセンサの利用形態を確認することができるようになる。したがって、当該構成によれば、センサの利用形態を確認するために、センサにアクセスしたり、センサを管理する装置に問い合わせたりする処理を省略することが可能となるため、センシングデータを利用する際にセンサの利用形態を確認するのにかかる手間を低減することができる。
なお、センサの種類は、特に限定されなくてもよく、実施の形態に応じて適宜選択されてよい。例えば、センサは、画像センサ、赤外線センサ、音センサ、光センサ、圧力センサ、気圧センサ、温度センサ等であってよい。また、例えば、センサは、環境センサ(気圧、温度、湿度、音圧、音、紫外線、照度、降雨量、ガス等)、バイタルセンサ(血圧、心拍、心電、体温、睡眠(マイクロ波)、活動量、血糖値等)、車載センサ(画像センサ、レーザセンサ、睡眠(マイクロ波)センサ、等)、ホームセキュリティセンサ(画像センサ、赤外線センサ、活性度(音声)センサ、ガス(CO2等)センサ、電流センサ、スマートメータ(家電、照明等の電力使用量を計測するセンサ)等)等であってよい。これに応じて、センシングデータは、例えば、画像データ、数値データ、音声データ、言語データ等であってよい。また、動的メタデータにより示されるセンサの利用形態に関する属性は、例えば、センサの動作設定に関する属性、センサの設置状況に関する属性等であってよい。センサの動作設定に関する属性は、例えば、計測範囲の設定値、計測範囲の分解能の設定値、サンプリング周波数の設定値等である。センサの設置状況に関する属性は、例えば、センサの設置角度、センサ周囲の温度、センサと観測対象との間の距離等である。
上記一側面に係るセンサ管理ユニットにおいて、前記メタデータ生成部は、取得した前記センシングデータを解析することで、前記センシングデータの特徴量に関する加工メタデータを更に生成してもよく、前記メタデータ管理部は、生成した前記加工メタデータを前記センシングデータに更に関連付けて管理してもよい。当該構成によれば、センシングデータを利用する際に、関連付けられた加工メタデータを参照することで、当該センシングデータの特徴量を特定することができる。そのため、センシングデータを利用する装置において、センシングデータの特徴量を導出する解析の処理を省略することができ、当該センシングデータの利用にかかる処理負荷を低減することができる。
なお、加工メタデータを生成する際の解析処理の種類は、特に限定されなくてもよく、実施の形態に応じて適宜選択されてよい。例えば、解析処理は、ラベリング処理、変化量を導出する演算処理、ベクトル値を導出する演算処理、単位、スケール等を揃えるための変換処理、センシングデータの真値以外のデータを除去するためのクレンジング処理、LPF(Low Pass Filter)、HPF(High Pass Filter)、BPF(Band Pass Filter)等のフィルタを利用したフィルタリング処理等であってよい。また、解析により加工メタデータとして得られる特徴量は、センシングデータの特徴を示すものである。特徴量の種類は、センシングデータの特徴を示すことができるのであれば、特に限定されなくてもよく、実施の形態に応じて適宜選択されてよい。例えば、特徴量は、ラベル、変化量、ベクトル値、外れ値等であってよい。
上記一側面に係るセンサ管理ユニットにおいて、前記メタデータ生成部は、時間が経過しても変化しない前記センサの仕様に関する属性を示す静的メタデータを更に生成してもよく、前記メタデータ管理部は、生成した前記静的メタデータを前記センシングデータに更に関連付けて管理してもよい。当該構成では、センサの仕様を示す静的メタデータがセンシングデータに関連付けられる。そのため、センサの仕様に基づいて、センシングデータを検索することができるようになる。よって、センシングデータの検索性を高めることができる。
なお、静的メタデータにより示されるセンサの仕様に関する属性は、例えば、センサの性能に関する属性、センサの機器情報に関する属性、センサの初期設置条件に関する属性等を含んでもよい。センサの性能に関する属性は、例えば、センサの感度限界、ダイナミックレンジ、空間分解能の設定可能範囲、サンプリング周波数の設定可能範囲等を含んでもよい。センサの機器情報に関する属性は、例えば、センサの名称、センサの説明等を含んでもよい。センサの初期設置条件に関する属性は、例えば、設置場所の固有名詞等の情報を含んでもよい。
上記一側面に係るセンサ管理ユニットは、前記センシングデータを外部装置に送信する第1通信部と、前記動的メタデータを前記外部装置に送信する第2通信部と、を更に備えてもよい。そして、前記第1通信部は、第1の通信ポートにより前記外部装置と通信してもよく、前記第2通信部は、前記第1の通信ポートとは異なる第2の通信ポートにより前記外部装置と通信してもよい。当該構成によれば、センシングデータ及び動的メタデータを送信するのにかかる通信負荷を分散することができる。
上記一側面に係るセンサ管理ユニットにおいて、前記メタデータ生成部は、サブセンサにより前記センサの利用形態を観測することで得られたセンシングデータに基づいて、前記動的メタデータを生成してもよい。当該構成によれば、動的メタデータを適切に生成することができる。なお、サブセンサの種類は、センサの利用形態を観測可能であれば、特に限定されなくてもよく、実施の形態に応じて適宜選択されてよい。例えば、サブセンサは、温度センサ、GPS(Global Positioning System)センサ、加速度センサ、気圧センサ、地磁気センサ、ジャイロセンサ等であってよい。
上記一側面に係るセンサ管理ユニットにおいて、前記センシングデータ取得部は、前記センサから出力される信号を処理することで、前記センシングデータを取得してもよい。当該構成によれば、センシングデータを適切に取得することができる。なお、センサから出力される信号を処理する方法は、特に限定されなくてもよく、実施の形態に応じて適宜選択されてよい。
また、本発明の一側面に係るセンサ装置は、上記いずれかの形態に係るセンサ管理ユニットと、前記センサと、を備える。当該構成によれば、対象を観測することで得られたセンシングデータを、センサの利用形態を確認するのにかかる手間を低減可能に出力するセンサ装置を提供することができる。
なお、上記各形態に係るセンサ管理ユニットの別の形態として、以上の各構成を実現する情報処理方法であってもよいし、プログラムであってもよいし、このようなプログラムを記憶した、コンピュータその他装置、機械等が読み取り可能な記憶媒体であってもよい。ここで、コンピュータ等が読み取り可能な記憶媒体とは、プログラム等の情報を、電気的、磁気的、光学的、機械的、又は、化学的作用によって蓄積する媒体である。
例えば、本発明の一側面に係るセンサ管理方法は、コンピュータが、センサにより対象を観測することで得られたセンシングデータを取得するステップと、前記センシングデータが得られた時点における前記センサの属性であって、時間の経過に伴い動的に変化し得る前記センサの利用形態に関する属性を示す動的メタデータを生成するステップと、生成した前記動的メタデータを前記センシングデータに関連付けるステップと、を実行する、情報処理方法である。
また、例えば、本発明の一側面に係るセンサ管理プログラムは、コンピュータに、センサにより対象を観測することで得られたセンシングデータを取得するステップと、前記センシングデータが得られた時点における前記センサの属性であって、時間の経過に伴い動的に変化し得る前記センサの利用形態に関する属性を示す動的メタデータを生成するステップと、生成した前記動的メタデータを前記センシングデータに関連付けるステップと、を実行させるための、プログラムである。
本発明によれば、センシングデータを利用する際にセンサの利用形態を確認するのにかかる手間を低減するための技術を提供することができる。
図1は、本発明が適用される場面の一例を模式的に例示する。 図2は、実施の形態に係るセンサ管理ユニットのハードウェア構成の一例を模式的に例示する。 図3は、実施の形態に係るネットワークサーバのハードウェア構成の一例を模式的に例示する。 図4は、実施の形態に係るユーザ端末のハードウェア構成の一例を模式的に例示する。 図5は、実施の形態に係るセンサ管理ユニットのソフトウェア構成の一例を模式的に例示する。 図6は、実施の形態に係るセンシングデータの提供者と利用者とのマッチングの処理手順の一例を例示する。 図7Aは、実施の形態に係る提供側データカタログの一例を模式的に例示する。 図7Bは、実施の形態に係る利用側データカタログの一例を模式的に例示する。 図8は、実施の形態に係るセンサ管理ユニットの処理手順の一例を例示する。 図9は、実施の形態に係るセンサ管理ユニットによるセンシングデータの管理過程の一例を例示する。 図10は、実施の形態に係る設定データの一例を模式的に例示する。 図11は、実施形態に係る(第1)センシングデータ及び各種メタデータの対応関係を模式的に例示する。 図12は、実施の形態に係る管理データの一例を模式的に例示する。
以下、本発明の一側面に係る実施の形態(以下、「本実施形態」とも表記する)を、図面に基づいて説明する。ただし、以下で説明する本実施形態は、あらゆる点において本発明の例示に過ぎない。本発明の範囲を逸脱することなく種々の改良や変形を行うことができることは言うまでもない。つまり、本発明の実施にあたって、実施形態に応じた具体的構成が適宜採用されてもよい。なお、本実施形態において登場するデータを自然言語により説明しているが、より具体的には、コンピュータが認識可能な疑似言語、コマンド、パラメータ、マシン語等で指定される。
§1 適用例
まず、図1を用いて、本発明が適用される場面の一例について説明する。図1は、本実施形態に係るセンサ装置100の利用場面の一例を模式的に例示する。図1の例では、本実施形態に係るセンサ装置100は、利用者のユーザ端末3にセンシングデータを提供する提供元として利用されている。ただし、本実施形態に係るセンサ装置100の利用方法は、このような例に限定される訳ではなく、実施の形態に応じて適宜決定されてよい。
本実施形態に係るセンサ装置100は、対象を観測する第1センサ101、第1センサ101の利用形態を観測する第2センサ102、及び各センサ(101、102)に接続されるセンサ管理ユニット1を備えている。第1センサ101は、本発明の「センサ」の一例であり、第2センサ102は、本発明の「サブセンサ」の一例である。各センサ(101、102)の種類は、観測対象に応じて適宜選択されてよい。
本実施形態に係るセンサ管理ユニット1は、第1センサ101により得られるセンシングデータ(後述する第1センシングデータ121)を管理するように構成された情報処理装置である。具体的に、センサ管理ユニット1は、第1センサ101により対象を観測することで得られたセンシングデータ(後述する第1センシングデータ121)を取得する。続いて、センサ管理ユニット1は、センシングデータが得られた時点における第1センサ101の属性であって、時間の経過に伴い動的に変化し得る第1センサ101の利用形態に関する属性を示す動的メタデータ(後述する動的メタデータ124)を生成する。
動的メタデータにより示される第1センサ101の利用形態に関する属性は、例えば、第1センサ101の動作設定に関する属性、第1センサ101の設置状況に関する属性等である。動的メタデータとして保持される情報は、その値が常に一定であるとは限られず、利用形態に応じて変化する可能性のある属性に関するものである。つまり、動的メタデータは、例えば、センシングデータの信頼性、有効性等を判定するために、第1センサ101の利用形態に関して、変化したか否かを確認(又は、追跡)する対象となり得る属性の情報を示す。
本実施形態に係るセンサ管理ユニット1は、このような動的メタデータを適宜生成する。本実施形態では、第2センサ102により、第1センサ101の利用形態が監視されている。そこで、動的メタデータを生成する一つの方法として、本実施形態に係るセンサ管理ユニット1は、第2センサ102により第1センサ101の利用形態を観測することで得られたセンシングデータ(後述する第2センシングデータ122)に基づいて、動的メタデータを生成する。そして、センサ管理ユニット1は、生成した動的メタデータをセンシングデータに関連付けて管理する。
本実施形態では、動的メタデータが関連付けられたセンシングデータは、ネットワークサーバ2を介してセンサ装置100から利用者のユーザ端末3に提供される。具体的には、ネットワークサーバ2には、ネットワーク(不図示)を介して複数のセンサ装置100及び複数のユーザ端末3が接続される。ネットワークの種類は、例えば、インターネット、無線通信網、移動通信網、電話網、専用網等から適宜選択されてよい。
ネットワークサーバ2は、センシングデータの提供元(センサ装置100)と利用先(ユーザ端末3で実行されるアプリケーションソフト等)とを後述する方法によりマッチングし、利用先の要求を満たすセンシングデータを提供可能な提供元を抽出する。そして、ネットワークサーバ2は、マッチングの成立したセンサ装置100とユーザ端末3との間でのセンシングデータの流通を許可する。これにより、本実施形態では、各センサ装置100から適切なユーザ端末3にセンシングデータが提供されるようになる。
以上のとおり、本実施形態に係るセンサ管理ユニット1は、センシングデータの得られた時点における第1センサ101の利用形態に関する情報を動的メタデータとして生成し、生成した動的メタデータを当該センシングデータに関連付けて管理する。そのため、センサ管理ユニット1は、第1センサ101により得られたセンシングデータと共に、当該センシングデータの得られた時点における第1センサ101の利用形態に関する情報を示す動的メタデータを各ユーザ端末3に提供することができる。
これにより、各ユーザ端末3では、センシングデータを利用する際に、関連付けられた動的メタデータを参照することで、利用するセンシングデータの得られた時点における第1センサ101の利用形態を確認することができるようになる。つまり、各ユーザ端末3において、第1センサ101の利用形態を確認するために第1センサ101にアクセスする、第1センサ101を管理するセンサ管理ユニット1に問い合わせる等の処理を省略することができる。したがって、本実施形態によれば、センシングデータを利用する際に第1センサ101の利用形態を確認するのにかかる手間を低減することができる。
§2 構成例
[ハードウェア構成]
<センサ管理ユニット(センサ装置)>
次に、図2を用いて、本実施形態に係るセンサ管理ユニット1のハードウェア構成の一例について説明する。図2は、本実施形態に係るセンサ管理ユニット1のハードウェア構成の一例を模式的に例示する。
図2に示されるとおり、本実施形態に係るセンサ管理ユニット1は、制御部11、記憶部12、通信インタフェース13、外部インタフェース14、入力装置15、出力装置16、及びドライブ17が電気的に接続されたコンピュータである。なお、図2では、通信インタフェース及び外部インタフェースをそれぞれ「通信I/F」及び「外部I/F」と記載している。
制御部11は、ハードウェアプロセッサであるCPU(Central Processing Unit)、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)等を含み、プログラム及び各種データに基づいて情報処理を実行するように構成される。記憶部12は、「メモリ」の一例であり、例えば、ハードディスクドライブ、ソリッドステートドライブ等で構成される。本実施形態では、記憶部12には、センサ管理プログラム81、第1センシングデータ121、第2センシングデータ122、静的メタデータ123、動的メタデータ124、加工メタデータ125、管理データ126、設定データ127等が記憶される。
第1センシングデータ121は、第1センサ101により対象を観測することで得られる。第2センシングデータ122は、第2センサ102により第1センサ101の利用形態を観測することで得られる。各メタデータ123〜125は、第1センサ101に関するものであり、第1センシングデータ121に関連付けられる。管理データ126は、当該関連付けによる第1センシングデータ121と各メタデータ123〜125との対応関係を示す情報を含む。設定データ127は、第1センサ101の動作設定を示す情報を含む。センサ管理プログラム81は、後述する第1センシングデータ121及び各メタデータ123〜125を管理するための情報処理(図8)をセンサ管理ユニット1に実行させる命令を含む。詳細は後述する。
通信インタフェース13は、例えば、有線LAN(Local Area Network)モジュール、無線LANモジュール等であり、ネットワークを介した有線又は無線通信を行うためのインタフェースである。センサ管理ユニット1は、この通信インタフェース13を介して、ネットワークサーバ2とデータ通信を行う。
外部インタフェース14は、例えば、USB(Universal Serial Bus)ポート、専用ポート等であり、外部装置と接続するためのインタフェースである。外部インタフェース14の種類及び数は、接続される外部装置の種類及び数に応じて適宜選択されてよい。本実施形態では、センサ管理ユニット1は、外部インタフェース14を介して、各センサ(101、102)と接続している。
第1センサ101の種類は、特に限定されなくてもよく、実施の形態に応じて適宜選択されてよい。第1センサ101は、例えば、画像センサ、赤外線センサ、音センサ、光センサ、圧力センサ、気圧センサ、温度センサ等であってよい。また、第1センサ101は、例えば、環境センサ、バイタルセンサ、車載センサ、ホームセキュリティセンサ等であってよい。環境センサは、気圧、温度、湿度、音圧、音、紫外線、照度、降雨量、ガス等に関する環境情報を計測又は検知可能に構成されたセンサである。バイタルセンサは、血圧、心拍、心電、体温、睡眠状態(マイクロ波)、活動量、血糖値等のバイタル情報を計測又は検知可能に構成されたセンサである。車載センサは、画像センサ、レーザセンサ、睡眠(マイクロ波)センサ等の車両に搭載されるセンサである。ホームセキュリティセンサは、画像センサ、赤外センサ、活性度(音声)センサ、ガス(CO2等)センサ、電流センサ、スマートメータ(家電、照明等の電力使用量を計測するセンサ)等のホームセキュリティに関する情報を計測又は検知可能に構成されたセンサである。これに応じて、第1センサ101により得られる第1センシングデータ121は、例えば、画像データ、数値データ、音声データ、言語データ等である。第1センサ101は、対象の状態を観測可能なように適宜配置される。
また、第2センサ102の種類は、第1センサ101の利用形態を観測可能であれば、特に限定されなくてもよく、実施の形態に応じて適宜選択されてよい。第2センサ102は、例えば、温度センサ、GPSセンサ、加速度センサ、気圧センサ、地磁気センサ、ジャイロセンサ等であってよい。この第2センサ102は、第1センサ101の利用形態を観測可能に適宜配置される。例えば、第2センサ102として温度センサを採用した場合、第1センサ101の近傍に第2センサ102を配置することで、当該第2センサ102により第1センサ101の周囲の温度を観測することができる。また、例えば、第2センサ102としてジャイロセンサを採用した場合、第1センサ101の筐体(不図示)に第2センサ102を取り付けることで、当該第2センサ102により第1センサ101の姿勢(例えば、向き)を観測することができる。
なお、図2の例では、センサ管理ユニット1には、1つの第1センサ101と1つの第2センサ102とが接続されている。しかしながら、センサ管理ユニット1に接続される第1センサ101及び第2センサ102それぞれの数は、1つに限られなくてもよく、2つ以上であってもよい。センサ管理ユニット1には、複数の第1センサ101が接続されてもよい。また、1つの第1センサ101の利用形態を観測するために、複数の第2センサ102が用いられてもよい。センサ管理ユニット1に接続される各センサ(101、102)の数は、実施の形態に応じて適宜決定されてよい。
入力装置15は、例えば、マウス、キーボード等の入力を行うための装置である。また、出力装置16は、例えば、ディスプレイ、スピーカ等の出力を行うための装置である。センシングデータの提供者となるユーザは、入力装置15及び出力装置16を利用して、センサ管理ユニット1を操作することができる。
ドライブ17は、例えば、CDドライブ、DVDドライブ等であり、記憶媒体91に記憶されたプログラムを読み込むためのドライブ装置である。ドライブ17の種類は、記憶媒体91の種類に応じて適宜選択されてよい。上記センサ管理プログラム81は、この記憶媒体91に記憶されていてもよい。
記憶媒体91は、コンピュータその他装置、機械等が記録されたプログラム等の情報を読み取り可能なように、当該プログラム等の情報を、電気的、磁気的、光学的、機械的又は化学的作用によって蓄積する媒体である。センサ管理ユニット1は、この記憶媒体91から、上記センサ管理プログラム81を取得してもよい。
ここで、図2では、記憶媒体91の一例として、CD、DVD等のディスク型の記憶媒体を例示している。しかしながら、記憶媒体91の種類は、ディスク型に限定される訳ではなく、ディスク型以外であってもよい。ディスク型以外の記憶媒体として、例えば、フラッシュメモリ等の半導体メモリを挙げることができる。
なお、センサ管理ユニット1の具体的なハードウェア構成に関して、実施形態に応じて、適宜、構成要素の省略、置換及び追加が可能である。例えば、制御部11は、複数のハードウェアプロセッサを含んでもよい。ハードウェアプロセッサは、マイクロプロセッサ、FPGA(field-programmable gate array)、DSP(digital signal processor)等で構成されてよい。記憶部12は、制御部11に含まれるRAM及びROMにより構成されてもよい。入力装置15及び出力装置16は省略されてもよい。各センサ(101、102)が通信インタフェースを備える場合、センサ管理ユニット1は、外部インタフェース14ではなく、通信インタフェース13を介して各センサ(101、102)と接続されてよい。この場合、外部インタフェース14は省略されてよい。また、図2では、センサ管理ユニット1は、1台の情報処理装置により構成されているが、複数台の情報処理装置により構成されてよい。センサ管理ユニット1が複数台の情報処理装置により構成される場合、各情報処理装置のハードウェア構成は、一致していてもよいし、一致していなくてもよい。また、センサ管理ユニット1は、サービス専用に設計された情報処理装置の他、汎用のデスクトップPC(Personal Computer)、タブレットPC、スマートフォン、スマートフォン以外の携帯電話、PLC(programmable logic controller)等であってよい。
<ネットワークサーバ>
次に、図3を用いて、本実施形態に係るネットワークサーバ2のハードウェア構成の一例について説明する。図3は、本実施形態に係るネットワークサーバ2のハードウェア構成の一例を模式的に例示する。
図3に示されるとおり、本実施形態に係るネットワークサーバ2は、制御部21、記憶部22、及び通信インタフェース23が電気的に接続されたコンピュータである。なお、図3では、図2と同様に、通信インタフェースを「通信I/F」と記載している。
制御部21は、上記制御部11と同様に、ハードウェアプロセッサであるCPU、RAM、ROM等を含み、プログラム及びデータに基づいて各種情報処理を実行するように構成される。記憶部22は、例えば、ハードディスクドライブ、ソリッドステートドライブ等で構成され、プログラム82、提供側データカタログ221、利用側データカタログ222等を記憶する。
プログラム82は、後述する提供元及び利用先をマッチングする情報処理(図6)をネットワークサーバ2に実行させる命令を含む。提供側データカタログ221は、提供元毎に用意され、各センサ装置100のセンサ(第1センサ101)により提供可能なセンシングデータ(第1センシングデータ121)を示す情報を含む。一方、利用側データカタログ222は、利用先毎に用意され、利用者の所望するセンシングデータを示す情報を含む。提供側データカタログ221及び利用側データカタログ222は、提供元及び利用先のマッチングに利用される。詳細は後述する。
通信インタフェース23は、上記通信インタフェース13と同様に、ネットワークを介した通信を行うためのインタフェースである。通信インタフェース23は、例えば、有線LANモジュール、無線LANモジュール等である。ネットワークサーバ2は、この通信インタフェース23を介して、各センサ装置100及び各ユーザ端末3とデータ通信を行う。
なお、ネットワークサーバ2の具体的なハードウェア構成に関して、実施の形態に応じて、適宜、構成要素の省略、置換及び追加が可能である。例えば、制御部21は、複数のハードウェアプロセッサを含んでもよい。ハードウェアプロセッサは、マイクロプロセッサ、FPGA等で構成されてよい。記憶部22は、制御部21に含まれるRAM及びROMにより構成されてもよい。ネットワークサーバ2は、ユーザインタフェースとして入力装置及び出力装置を更に備えてもよい。また、ネットワークサーバ2は、サービス専用に設計された情報処理装置の他、汎用のサーバ装置、汎用のPC等であってもよい。
<ユーザ端末>
次に、図4を用いて、本実施形態に係るユーザ端末3のハードウェア構成の一例について説明する。図4は、本実施形態に係るユーザ端末3のハードウェア構成の一例を模式的に例示する。
図4に示されるとおり、本実施形態に係るユーザ端末3は、制御部31、記憶部32、通信インタフェース33、入力装置34、及び出力装置35が電気的に接続されたコンピュータである。なお、図4では、図2及び図3と同様に、通信インタフェースを「通信I/F」と記載している。
制御部31は、上記各制御部(11、22)と同様に、ハードウェアプロセッサであるCPU、RAM、ROM等を含み、プログラム及びデータに基づいて各種情報処理を実行するように構成される。記憶部32は、例えば、ハードディスクドライブ、ソリッドステートドライブ等で構成され、アプリケーションプログラム83等を記憶する。
アプリケーションプログラム83は、所定の情報処理を制御部31に実行させる命令を含んでおり、各ユーザ端末3から提供されるセンシングデータ(第1センシングデータ121)を利用する。アプリケーションプログラム83の種類は、特に限定されなくてもよく、実施の形態に応じて適宜選択されてよい。
通信インタフェース33は、上記各通信インタフェース(13、23)と同様に、ネットワークを介した通信を行うためのインタフェースである。通信インタフェース33は、例えば、有線LANモジュール、無線LANモジュール等である。ユーザ端末3は、この通信インタフェース33を介して、ネットワークサーバ2とデータ通信を行う。
入力装置34は、上記入力装置15と同様に、例えば、マウス、キーボード等の入力を行うための装置である。また、出力装置35は、上記出力装置16と同様に、例えば、ディスプレイ、スピーカ等の出力を行うための装置である。センシングデータの利用者は、入力装置34及び出力装置35を利用して、ユーザ端末3を操作することができる。
なお、ユーザ端末3の具体的なハードウェア構成に関して、実施の形態に応じて、適宜、構成要素の省略、置換及び追加が可能である。例えば、制御部31は、複数のハードウェアプロセッサを含んでもよい。ハードウェアプロセッサは、マイクロプロセッサ、FPGA等で構成されてもよい。記憶部32は、制御部31に含まれるRAM及びROMにより構成されてもよい。また、ユーザ端末3は、サービス専用に設計された情報処理装置の他、汎用のデスクトップPC、タブレットPC、スマートフォン、スマートフォン以外の携帯電話等であってもよい。
[ソフトウェア構成]
次に、図5を用いて、本実施形態に係るセンサ管理ユニット1のソフトウェア構成の一例を説明する。図5は、本実施形態に係るセンサ管理ユニット1のソフトウェア構成の一例を模式的に例示する。
センサ管理ユニット1の制御部11は、記憶部12に記憶されたセンサ管理プログラム81をRAMに展開する。そして、制御部11は、RAMに展開されたセンサ管理プログラム81をCPUにより解釈し、各構成要素を制御しながら、当該解釈に基づいた情報処理を実行する。これにより、図5に示されるとおり、本実施形態に係るセンサ管理ユニット1は、ソフトウェアモジュールとして、センシングデータ取得部111、メタデータ生成部112、識別コード生成部113、メタデータ管理部114、第1通信部115、第2通信部116、及びカタログ変更部117を備えるコンピュータとして構成される。
センシングデータ取得部111は、第1センサ101により対象を観測することで得られた第1センシングデータ121を取得する。メタデータ生成部112は、第1センシングデータ121が得られた時点における第1センサ101の属性であって、時間の経過に伴い動的に変化し得る第1センサ101の利用形態に関する属性を示す動的メタデータ124を生成する。本実施形態では、メタデータ生成部112は、第2センサ102により第1センサ101の利用形態を観測することで得られた第2センシングデータ122等に基づいて、動的メタデータ124を生成する。
更に、本実施形態では、メタデータ生成部112は、動的メタデータ124の他に、静的メタデータ123及び加工メタデータ125を生成する。静的メタデータ123は、時間が経過しても変化しない第1センサ101の仕様に関する属性を示す。つまり、静的メタデータ123として保持される情報は、基本的には、その値が常に一定であり、利用形態に応じて変化する可能性のない属性に関するものである。また、加工メタデータ125は、取得した第1センシングデータ121の特徴量に関するものであり、取得した当該第1センシングデータ121を解析することで生成される。
識別コード生成部113は、第1センシングデータ121を識別するための第1識別コード(後述するセンシングデータID)、及び各メタデータ123〜125を識別するための第2識別コード(後述する静的メタデータID、動的メタデータID、及び加工メタデータID)を生成する。メタデータ管理部114は、生成した各メタデータ123〜125を第1センシングデータ121に関連付けて管理する。
第1通信部115は、第1センシングデータ121を各ユーザ端末3等の外部装置に送信する。一方、第2通信部116は、各メタデータ123〜125を外部装置に送信する。カタログ変更部117は、第1センサ101の利用形態の変更に伴い、ネットワークサーバ2に保存されている提供側データカタログ221の内容を変更する。
センサ管理ユニット1の各ソフトウェアモジュールに関しては後述する動作例で詳細に説明する。なお、本実施形態では、センサ管理ユニット1の各ソフトウェアモジュールがいずれも汎用のCPUにより実現される例について説明している。しかしながら、各ソフトウェアモジュールを実現する方法は、このような例に限定されなくてもよい。上記ソフトウェアモジュールの一部又は全部が、1又は複数の専用のプロセッサにより実現されてもよい。また、センサ管理ユニット1のソフトウェア構成に関して、実施の形態に応じて、適宜、ソフトウェアモジュールの省略、置換及び追加が行われてもよい。
§3 動作例
[マッチング処理]
次に、図6を用いて、ネットワークサーバ2による提供元及び利用先のマッチングに係る処理手順について説明する。図6は、本実施形態に係るネットワークサーバ2によるマッチングの処理手順の一例を示す。ただし、以下で説明するマッチングの処理手順は一例に過ぎず、各処理は可能な限り変更されてよい。また、以下で説明する処理手順について、実施の形態に応じて、適宜、ステップの省略、置換、及び追加が可能である。
(ステップS11及びS12)
まず、ステップS11では、ネットワークサーバ2の制御部21は、各センサ装置100により提供可能なセンシングデータを示す提供側データカタログ221を取得する。次のステップS12では、制御部21は、利用者の所望するセンシングデータを示す利用側データカタログ222を取得する。
図7Aは、本実施形態に係る提供側データカタログ221の一例を模式的に例示する。本実施形態に係る提供側データカタログ221は、カタログ番号、提供者情報、提供条件、提供期間、センサ仕様、観測内容、データ仕様、利用形態等の情報を含む。ステップS11では、制御部21は、提供側データカタログ221に登録する各種情報を取得することで、提供側データカタログ221を適宜生成してもよい。
具体的に、カタログ番号は、提供側データカタログ221を識別するための番号である。制御部21は、提供側データカタログ221を生成する際に、他の提供側データカタログ221に利用されていない任意の番号を適宜生成して、生成した番号をカタログ番号に設定してもよい。
また、提供者情報は、センシングデータの提供者を特定するための情報であり、例えば、提供者の名称(個人名又は組織名)、提供者の連絡先等を含んでもよい。提供条件の情報は、センシングデータの提供を許諾する諸条件を規定する。提供条件には、例えば、センシングデータの利用用途(営利/非営利/制限無)、提供範囲(第三者への提供可/不可)、アクセス権(複製不可/複製可/改変可/加工可)、個人情報の有無、匿名加工情報の有無、センシングデータの利用に対する費用の支払類型等の条件が含まれてもよい。提供期間の情報は、センシングデータの提供を許諾する期間(例えば、提供の開始日時及び終了日時)を規定する。制御部21は、提供側データカタログ221を生成する際に、各センサ装置100又はその他の情報処理装置を介して提供者からの入力又は指定を受け付けることで、提供者情報、提供条件、及び提供期間の各情報を取得してもよい。
また、センサ仕様の情報は、第1センサ101の仕様に関する属性を示し、例えば、第1センサ101の性能に関する情報、機器情報、初期設置条件に関する情報等を含んでもよい。第1センサ101の性能に関する情報は、例えば、第1センサ101の感度限界、ダイナミックレンジ、空間分解能の設定可能範囲、サンプリング周波数の設定可能範囲等の情報を含んでもよい。第1センサ101の機器情報は、例えば、第1センサ101の名称、第1センサ101の説明等の情報を含んでもよい。第1センサ101の初期設置条件に関する情報は、例えば、第1センサ101の設置場所の固有名詞等の情報を含んでもよい。
観測内容に関する情報は、第1センサ101を用いて行われる観測の属性を示し、例えば、観測の名称(例えば、環境観測)、観測に関する説明、観測の対象物の名称(例えば、A事業所)、観測の対象物に関する説明、観測指標の名称(例えば、温度、湿度等)、観測指標に関する説明等を含んでもよい。データ仕様の情報は、第1センサ101により得られる第1センシングデータ121の仕様に関する属性を示し、例えば、第1センシングデータ121により示される観測値の名称(温度値、最大消費電力値等)、観測値の説明、観測値の単位等の情報を含んでもよい。制御部21は、提供側データカタログ221を生成する際に、各センサ装置100の第1センサ101又は第1センシングデータ121に関連付けられた静的メタデータ123から、センサ仕様、観測内容及びデータ仕様の各情報を取得してもよい。
また、利用形態に関する情報は、利用形態に応じて変化し得る第1センサ101の属性を示し、例えば、第1センサ101の動作設定に関する情報、第1センサ101の設置状況に関する情報を含んでもよい。第1センサ101の動作設定に関する情報は、例えば、第1センサ101の計測範囲の設定値、計測範囲の分解能の設定値、サンプリング周波数の設定値等の情報を含んでもよい。また、第1センサ101の設置状況に関する情報は、例えば、第1センサ101の設置角度、第1センサ101の周囲の温度、第1センサ101と観測対象との間の距離等の情報を含んでもよい。制御部21は、提供側データカタログ221を生成する際に、各センサ装置100又は第1センシングデータ121に関連付けられた動的メタデータ124から、利用形態に関する情報を取得してもよい。
一方、図7Bは、本実施形態に係る利用側データカタログ222の一例を模式的に例示する。本実施形態に係る利用側データカタログ222は、カタログ番号、利用者情報、収受条件、利用期間、センサ仕様、観測内容、データ仕様、利用形態等の情報を含む。ステップS12では、制御部21は、各ユーザ端末3又はその他の情報処理装置を介して利用者からの入力又は指定を受け付け、利用側データカタログ222に登録する各種情報を取得することで、利用側データカタログ222を適宜生成してもよい。
カタログ番号は、提供側データカタログ221のカタログ番号と同様である。また、利用者情報、収受条件、利用期間、センサ仕様、観測内容、データ仕様、及び利用形態の各情報は、上記提供側データカタログ221の提供者情報、提供条件、提供期間、センサ仕様、観測内容、データ仕様、及び利用形態の各情報に対応する。
利用者情報は、センシングデータの利用者を特定するための情報である。収受条件の情報は、センシングデータの提供を受諾する諸条件を規定する。利用期間の情報は、センシングデータの提供を受ける又は提供を受けることを所望する期間(例えば、利用の開始日時及び終了日時)を規定する。センサ仕様の情報は、センシングデータの提供を所望するセンサの仕様に関する属性を示す。観測内容に関する情報は、センシングデータの提供を所望する観測の属性を示す。データ仕様の情報は、提供を所望するセンシングデータの仕様に関する属性を示す。利用形態に関する情報は、センシングデータの提供を所望するセンサの利用形態に応じて変化し得る属性を示す。利用者情報、収受条件、利用期間、センサ仕様、観測内容、データ仕様、及び利用形態の各情報で規定される項目は、上記提供側データカタログ221の提供者情報、提供条件、提供期間、センサ仕様、観測内容、データ仕様、及び利用形態の各情報と同様であってよい。
なお、提供側データカタログ221及び利用側データカタログ222の生成は、ネットワークサーバ2によって行われなくてもよい。提供側データカタログ221は、各センサ装置100又は提供者の他の情報処理装置により生成されてもよい。また、利用側データカタログ222は、各ユーザ端末3又は利用者の他の情報処理装置により生成されてもよい。この場合、制御部21は、各センサ装置100又は提供者の他の情報処理装置からネットワークを介して提供側データカタログ221を取得してもよい。また、制御部21は、各ユーザ端末3又は利用者の他の情報処理装置からネットワークを介して利用側データカタログ222を取得してもよい。
(ステップS13及びS14)
次のステップS13では、制御部21は、提供側データカタログ221の各項目と利用側データカタログ222の各項目とを照合することで、提供元と利用先とをマッチングする。次のステップS14では、当該マッチングの結果に基づいて、利用者の要求を満たすセンシングデータ(第1センシングデータ121)を提供可能なセンサ装置100(第1センサ101)を抽出する。
マッチングの方法の一例として、制御部21は、提供側データカタログ221の提供条件、提供期間、センサ仕様、観測内容、データ仕様、及び利用形態の各項目と利用側データカタログ222の収受条件、利用期間、センサ仕様、観測内容、データ仕様、及び利用形態の各項目とを照合し、各項目同士が適合するか否かを判定する。当該判定の結果、制御部21は、項目の全て又は一部が適合した場合に、提供側データカタログ221に対応するセンサ装置100を、利用側データカタログ222に対応する利用者の要求を満たすセンシングデータを提供可能なものとして抽出する。一方、そうではない場合、制御部21は、提供側データカタログ221に対応するセンサ装置100を、利用側データカタログ222に対応する利用者の要求を満たすセンシングデータを提供可能なものではないと判定する。ただし、マッチングの方法は、このような例に限定されなくてもよく、実施の形態に応じて適宜決定されてよい。
(ステップS15)
次のステップS15では、制御部21は、抽出したセンサ装置100から対象のユーザ端末3へのセンシングデータ(第1センシングデータ121)の流通を許可する。当該許可の処理の一例として、制御部21は、抽出したセンサ装置100に対して、対象のユーザ端末3へのセンシングデータの送信を許可することを示すデータフロー許可指令を送信する。これに応じて、各センサ装置100は、データフロー許可指令により指定された対象のユーザ端末3に対して、第1センサ101により対象を観測することで得られた第1センシングデータ121の送信を開始する。抽出したセンサ装置100に対するデータ流通の許可が完了すると、制御部21は、本動作例に係るマッチングの処理を終了する。
[センシングデータの管理処理]
次に、図8及び図9を用いて、センサ管理ユニット1による第1センシングデータ121を管理するための処理手順について説明する。図8は、本実施形態に係るセンサ管理ユニット1による第1センシングデータ121を管理するための処理手順の一例を示す。図9は、本実施形態に係るセンサ管理ユニット1による第1センシングデータ121の管理過程の一例を模式的に例示する。以下で説明する処理手順は、本発明の「センサ管理方法」の一例である。ただし、以下で説明する処理手順は一例に過ぎず、各処理は可能な限り変更されてよい。また、以下で説明する処理手順について、実施の形態に応じて、適宜、ステップの省略、置換、及び追加が可能である。
(ステップS101)
まず、ステップS101では、センサ管理ユニット1の制御部11は、センシングデータ取得部111として動作し、第1センサ101により対象を観測することで得られた第1センシングデータ121を取得する。
本実施形態では、センサ管理ユニット1は、第1センサ101の動作設定を示す設定データ127を保持している。そこで、制御部11は、設定データ127を参照し、第1センサ101の動作設定を特定する。
図10は、本実施形態に係る設定データ127の一例を模式的に例示する。設定データ127は、例えば、第1センサ101の動作設定を示す情報として、計測範囲の設定値、計測範囲の分解能の設定値、サンプリング周波数の設定値等の情報を含んでいる。制御部11は、これらの情報に基づいて、第1センサ101の動作を制御する。
具体的には、制御部11は、設定データ127により示される計測範囲の設定値及び分解能の設定値に基づいて、第1センサ101の動作を制御する。そして、制御部11は、設定データ127により示される設定値をサンプリング周波数に設定し、第1センサ101から出力される信号のサンプリング処理を行う。これにより、制御部11は、第1センシングデータ121を取得することができる。
ただし、第1センシングデータ121を取得する方法は、このような例に限定されなくてもよく、実施の形態に応じて適宜決定されてよい。例えば、上記第1センサ101の制御及びサンプリング処理は、他の情報処理装置により行われてもよい。この場合、制御部11は、当該他の情報処理装置から第1センシングデータ121を取得してもよい。第1センシングデータ121を取得すると、制御部11は、次のステップS102に処理を進める。
なお、第1センシングデータ121は、一定の時間幅を有する時系列データとなるように構成されてもよいし、一時点の観測結果を示すように構成されてもよい。第1センシングデータ121の構成は、特に限定されなくてもよく、実施の形態に応じて適宜決定されてよい。
(ステップS102)
次のステップS102では、制御部11は、識別コード生成部113として動作して、ステップS101で取得した第1センシングデータ121を識別するためのセンシングデータIDを生成する。センシングデータIDは、「第1識別コード」の一例である。
センシングデータIDの構成は、特に限定されなくてもよく、実施の形態に応じて適宜決定されてよい。例えば、制御部11は、他の第1センシングデータ121に付与していない、すなわち、他の第1センシングデータ121と対になっているセンシングデータIDの文字列とは異なる任意の文字列をセンシングデータIDとして適宜生成してもよい。制御部11は、生成したセンシングデータIDを、ステップS101で取得した第1センシングデータ121と対にする。これにより、センシングデータIDの生成が完了すると、制御部11は、次のステップS103に処理を進める。
(ステップS103)
次のステップS103では、制御部11は、メタデータ生成部112として動作し、静的メタデータ123、動的メタデータ124、及び加工メタデータ125を生成する。各メタデータ123〜125を生成すると、制御部11は、次のステップS104に処理を進める。
(1)静的メタデータ
静的メタデータ123は、上記のとおり、時間が経過しても変化しない第1センサ101の仕様に関する属性を示すように構成される。そのように構成される限り、静的メタデータ123の内容は、実施の形態に応じて適宜決定されてよい。静的メタデータ123は、例えば、第1センサ101の性能に関する属性、第1センサ101の機器情報に関する属性、第1センサ101の初期設置条件に関する属性等の情報を含んでもよい。制御部11は、第1センサ101又は第1センサ101の仕様に関する情報を保持する他の情報処理装置から各項目に対応する情報を取得し、取得した情報に基づいて静的メタデータ123を生成してよい。
(2)動的メタデータ
動的メタデータ124は、上記のとおり、第1センシングデータ121が得られた時点における第1センサ101の属性であって、時間の経過に伴い動的に変化し得る第1センサ101の利用形態に関する属性を示すように構成される。そのように構成される限り、動的メタデータ124の内容は、実施の形態に応じて適宜決定されてよい。動的メタデータ124により示される第1センサ101の利用形態に関する属性は、例えば、第1センサ101の動作設定に関する属性、第1センサ101の設置状況に関する属性等を含んでもよい。
第1センサ101の動作設定に関する属性は、例えば、計測範囲の設定値、計測範囲の分解能の設定値、サンプリング周波数の設定値等である。本実施形態では、第1センサ101の動作設定に関する情報は、設定データ127として記憶部12に記憶されている。そこで、制御部11は、設定データ127を参照することで、第1センサ101の動作設定に関する情報を取得し、取得した情報に基づいて、動的メタデータ124を生成してもよい。
また、第1センサ101の設置状況に関する属性は、例えば、第1センサ101の設置角度、第1センサ101の周囲の温度、第1センサ101と観測対象との間の距離等である。本実施形態では、センサ管理ユニット1に接続される第2センサ102によって、第1センサ101の利用形態が監視されている。そこで、制御部11は、第2センサ102により第1センサ101の利用形態を観測することで得られた第2センシングデータ122に基づいて、動的メタデータ124を生成してもよい。
具体例として、第2センサ102が温度センサであり、第1センサ101の近傍に配置されている場合、第2センサ102により得られる第2センシングデータ122は、第1センサ101の周囲の温度を示す。そこで、制御部11は、当該第2センシングデータ122を取得し、取得した第2センシングデータ122に基づいて、第1センサ101の周囲の温度を示すデータを動的メタデータ124として生成してもよい。
また、第2センサ102がジャイロセンサであり、第1センサ101の筐体に取り付けられている場合、第2センサ102により得られる第2センシングデータ122は、第1センサ101の傾きを示す。そこで、制御部11は、当該第2センシングデータ122を取得し、取得した第2センシングデータ122に基づいて、第1センサ101の設置角度を示すデータを動的メタデータ124として生成してもよい。
なお、動的メタデータ124の構成は、このような例に限定されなくてもよく、実施の形態に応じて適宜決定されてよい。例えば、上記第1センサ101の動作設定に関する属性の情報及び設置状況に関する属性の情報のうちの少なくとも一方は省略されてもよい。また、動的メタデータ124は、上記第1センサ101の動作設定に関する属性の情報及び設置状況に関する属性の情報以外の第1センサ101の利用形態に関する属性の情報を含んでもよい。
また、制御部11は、設定データ127及び第2センシングデータ122に依らず、動的メタデータ124を生成してもよい。例えば、制御部11は、第1センシングデータ121に基づいて、動的メタデータ124を生成してもよい。具体例として、第1センサ101が赤外線センサである場合、制御部11は、第1センシングデータ121を解析することで、第1センサ101と観測対象との間の距離を特定し、特定した距離を示すデータを動的メタデータ124として生成してもよい。
また、動的メタデータ124は、第1センシングデータ121が得られた時点における第1センサ101の利用形態に関する属性を示すように構成される。そのため、動的メタデータ124により示される第1センサ101の利用形態の時点と第1センシングデータ121が得られた時点とは一致しているのが好ましい。しかしながら、この「第1センシングデータ121が得られた時点」は、厳密でなくてもよい。
つまり、動的メタデータ124により示される第1センサ101の利用形態の時点と第1センシングデータ121が得られた時点とは、完全には一致していなくてもよく、動的メタデータ124の利用に致命的な影響を与えない限り、互いにずれていてもよい。この動的メタデータ124により示される第1センサ101の利用形態の時点と第1センシングデータ121が得られた時点とが動的メタデータ124の利用に致命的な影響を与えない程度に互いにずれている状態も、「第1センシングデータ121が得られた時点」に含まれるものとする。
したがって、制御部11は、動的メタデータ124の生成に利用する設定データ127及び第2センシングデータ122を、第1センシングデータ121と同一のタイミングで取得してもよいし、第1センシングデータ121とは異なるタイミングで取得してもよい。なお、第2センシングデータ122を取得する方法は、上記ステップS101における第1センシングデータ121を取得する方法と同様であってよい。
(3)加工メタデータ
加工メタデータ125は、上記のとおり、ステップS101で取得した第1センシングデータ121の特徴量を示すように構成される。そのように構成される限り、加工メタデータ125の内容は、実施の形態に応じて適宜決定されてよい。制御部11は、ステップS101で取得した第1センシングデータ121に対して所定の解析処理を実行することで、加工メタデータ125を生成することができる。
なお、加工メタデータ125を生成する際の所定の解析処理の種類は、特に限定されなくてもよく、実施の形態に応じて適宜選択されてよい。当該所定の解析処理は、例えば、ラベリング処理、変化量を導出する演算処理、ベクトル値を導出する演算処理、変換処理、クレンジング処理、フィルタリング処理等であってよい。変換処理は、単位、スケール等を揃えるための演算処理である。クレンジング処理は、センシングデータの真値以外のデータを除去するための演算処理である。フィルタリング処理は、LPF、HPF、BPF等のフィルタをセンシングデータに適用するための演算処理である。
また、解析処理により加工メタデータ125として得られる特徴量の種類は、ステップS101で取得した第1センシングデータ121の特徴を示すものであれば、特に限定されなくてもよく、実施の形態に応じて適宜選択されてよい。加工メタデータ125として得られる特徴量は、例えば、ラベル、変化量、ベクトル値、外れ値等であってよい。
(4)その他
なお、動的メタデータ124及び加工メタデータ125の内容は、第1センシングデータ121を取得するタイミング及び内容に依存する。そのため、制御部11は、ステップS101〜S103の処理を繰り返す度に、取得した第1センシングデータ121に対して動的メタデータ124及び加工メタデータ125を新たに生成する。
一方、静的メタデータ123の内容は、第1センシングデータ121には依存しない。そのため、制御部11は、静的メタデータ123を一度作成した後には、同一の第1センサ101に対して、静的メタデータ123を新たに生成しなくてもよい。つまり、制御部11は、本ステップS103を最初に実行する時のみ、静的メタデータ123を生成してもよい。
また、静的メタデータ123を生成するタイミングは、本ステップS103を実行するタイミングと異なっていてもよい。制御部11は、ステップS101を実行する前、例えば、第1センサ101をセンサ管理ユニット1に接続し、センサ管理ユニット1に第1センサ101を登録するための初期設定の際に、静的メタデータ123を生成してもよい。
(ステップS104)
次のステップS104では、制御部11は、識別コード生成部113として動作して、ステップS103で生成した静的メタデータ123、動的メタデータ124、及び加工メタデータ125それぞれを識別するための静的メタデータID、動的メタデータID、及び加工メタデータIDを生成する。各メタデータIDは、「第2識別コード」の一例である。
各メタデータIDの構成は、特に限定されなくてもよく、実施の形態に応じて適宜決定されてよい。例えば、制御部11は、上記センシングデータIDと同様に、各メタデータIDを生成することができる。制御部11は、生成した静的メタデータIDを、ステップS103で生成した静的メタデータ123と対にする。制御部11は、生成した動的メタデータIDを、ステップS103で生成した動的メタデータ124と対にする。制御部11は、生成した加工メタデータIDを、ステップS103で生成した加工メタデータ125と対にする。これにより、各メタデータIDの生成が完了すると、制御部11は、次のステップS105に処理を進める。
なお、上記のとおり、静的メタデータ123は、ステップS101を実行する前に生成されてもよい。そのため、静的メタデータIDを生成するタイミングは、本ステップS104を実行するタイミングと異なっていてもよい。制御部11は、ステップS101を実行する前、例えば、第1センサ101をセンサ管理ユニット1に接続し、センサ管理ユニット1に第1センサ101を登録するための初期設定の際に、静的メタデータIDを生成してもよい。
(ステップS105)
次のステップS105では、制御部11は、メタデータ管理部114として動作し、ステップS103で生成した各メタデータ123〜125を、ステップS101で取得した第1センシングデータ121に関連付ける。
本実施形態では、第1センシングデータ121に対してセンシングデータIDが生成されており、各メタデータ123〜125に対して各メタデータIDが生成されている。そこで、制御部11は、センシングデータID及び各メタデータIDを用いて、各メタデータ123〜125を第1センシングデータ121に関連付ける。
また、本実施形態では、当該関連付けによる第1センシングデータ121と各メタデータ123〜125との対応関係を示す情報は、管理データ126として記憶部12に記憶されている。そのため、制御部11は、当該関連付けの結果を管理データ126に追加することで、当該管理データ126を更新する。これにより、制御部11は、各メタデータ123〜125と第1センシングデータ121との対応関係を管理する。
図11及び図12を用いて、これらの処理の具体例を詳細に説明する。図11は、第1センシングデータ121及び各メタデータ123〜125の対応関係を模式的に例示する。図12は、本実施形態に係る管理データ126の一例を模式的に例示する。なお、図11及び図12では、動的メタデータ124及び加工メタデータ125は、第1センシングデータ121を取得する度に新たに生成されるのに対して、静的メタデータ123は、1度生成された後には新たに生成されない例を示す。
図11の例では、ステップS101が繰り返し実行されることで、「D0000」等の第1センシングデータ121が取得され、これに応じて、「ID_D0000」等のセンシングデータIDが各第1センシングデータ121に紐付けられている。また、ステップS103が繰り返し実行されることで、各第1センシングデータ121に対して、「DM0000」等の動的メタデータ124及び「PM0000」等の加工メタデータ125が生成されている。これに応じて、「ID_DM0000」等の動的メタデータIDが各動的メタデータ124に紐付けられ、「ID_PM0000」等の加工メタデータIDが各加工メタデータ125に紐付けられている。更に、静的メタデータ123「SM0000」が生成され、これに応じて、静的メタデータID「ID_SM0000」が当該静的メタデータ123に紐付けられている。
この場合、制御部11は、動的メタデータ124及び加工メタデータ125を、対応する第1センシングデータ121に関連付ける。図11の例では、動的メタデータ124「DM000n」及び加工メタデータ125「PM000n」は、第1センシングデータ121「D000n」に関連付けられている(nは、0〜5)。これに対して、制御部11は、静的メタデータ123を、各第1センシングデータ121に共通して関連付ける。図11の例では、静的メタデータ「SM0000」は、各第1センシングデータ121「D000n」に関連付けられている(nは、0〜5)。
制御部11は、これらの関連付けによる対応関係を示す情報を管理データ126として保存する。図12の例では、管理データ126の各レコード(行データ)は、各関連付けによる対応関係を示す。具体的には、管理データ126の各レコードは、センシングデータID、動的メタデータID、加工メタデータID、及び静的メタデータIDそれぞれを格納するフィールドを有している。制御部11は、関連付けした第1センシングデータ121及び各メタデータ123〜125の各IDを新たなレコードの各フィールドに格納することで、関連付けの結果を管理データ126に追加することができる。なお、図12の例では、管理データ126は、テーブル形式で表現されている。しかしながら、管理データ126のデータ形式は、このようなテーブル形式に限られなくてもよく、実施の形態に応じて適宜選択されてよい。
以上により、制御部11は、各メタデータ123〜125を第1センシングデータ121に関連付けることができる。また、当該関連付けによる対応関係は、管理データ126により管理された状態になる。これらの処理が完了した後、制御部11は、次のステップS106に処理を進める。
(ステップS106)
次のステップS106では、制御部11は、第1センシングデータ121及び各メタデータ123〜125を記憶部12に保存する。当該保存処理が完了した後、制御部11は、次のステップS107に処理を進める。
なお、本ステップS106による保存処理は、このタイミングで実行されなくてもよい。制御部11は、第1センシングデータ121を取得した後、任意のタイミングで当該第1センシングデータ121を記憶部12に保存してもよい。また、制御部11は、各メタデータ123〜125を生成した後、任意のタイミングで当該各メタデータ123〜125を記憶部12に保存してもよい。
(ステップS107)
次のステップS107では、制御部11は、第1通信部115として動作し、ネットワークサーバ2により流通を許可されたユーザ端末3に対して、ステップS101で取得した第1センシングデータ121を送信する。このとき、制御部11は、第1センシングデータ121と共にセンシングデータIDをユーザ端末3に送信してもよい。
また、制御部11は、第2通信部116として動作し、当該ユーザ端末3に対して、ステップS103で生成した各メタデータ123〜125を送信する。このとき、第1センシングデータ121と同様に、制御部11は、各メタデータ123〜125と共に各メタデータIDをユーザ端末3に送信してもよい。
なお、データ送信にかかる負荷を低減するため、第1通信部115は、第1の通信ポートにより外部装置(ユーザ端末3)と通信するのに対して、第2通信部116は、当該第1の通信ポートとは異なる第2の通信ポートにより外部装置と通信してもよい。つまり、制御部11は、第1の通信ポートにより第1センシングデータ121をユーザ端末3に送信するのに対して、第2の通信ポートにより各メタデータ123〜125をユーザ端末3に送信してもよい。
通信ポートは、データ通信を行うためのエンドポイントである。例えば、TCP(Transmission Control Protocol)又はUDP(User Datagram Protocol)で異なるポート番号を指定することにより、制御部11は、第1センシングデータ121と各メタデータ123〜125を異なる通信ポートで送信することができる。ただし、第1センシングデータ121及び各メタデータ123〜125を送信するポートは、このような例に限定されなくてもよく、同一であってもよい。
また、制御部11は、第1センシングデータ121及び各メタデータ123〜125を、ネットワークサーバ2を介して対象のユーザ端末3に送信するようにしてもよいし、ネットワークサーバ2を介さずに対象のユーザ端末3に直接送信するようにしてもよい。ネットワークサーバ2を介して送信する場合、当該ネットワークサーバ2は、各センサ管理ユニット1から受信した第1センシングデータ121及び各メタデータ123〜125を対象のユーザ端末3に転送する。
また、第1センシングデータ121を送信するタイミングと各メタデータ123〜125を送信するタイミングは、同時であってもよいし、互いに異なっていてもよい。更に、各メタデータ123〜125を送信するタイミングも、同時であってもよいし、互いに異なっていてもよい。第1センシングデータ121及び各メタデータ123〜125を送信するタイミングは、実施の形態に応じて適宜決定されてよい。
これにより、第1センシングデータ121及び各メタデータ123〜125の送信が完了すると、制御部11は、本動作例に係る一連の処理を終了する。ユーザ端末3では、アプリケーションプログラム83が、第1センシングデータ121及び各メタデータ123〜125を利用することができるようになる。本動作例に係る一連の処理を終了した後、制御部11は、上記ステップS101から処理を再度実行してもよい。すなわち、第1センサ101による対象の観測を終了するまで、制御部11は、上記ステップS101〜S107の一連の処理を繰り返し実行してもよい。
(補足)
なお、以上の本動作例に係るセンサ管理のための処理手順は可能な限り変更されてもよい。例えば、ステップS101〜S106の一連の処理とステップS107の処理とは異なるタイミングで実行されてもよい。ステップS102の処理は、ステップS103の処理よりも後に実行されてもよい。ステップS101〜S104の一連の処理を複数回実行した後に、制御部11は、ステップS105による関連付けの処理を実行してもよい。
また、ステップS101及びS103の処理を繰り返し実行している間に、動的メタデータ124の内容に変更が生じた場合、制御部11は、カタログ変更部117として動作し、提供側データカタログ221の利用形態の内容を、生成した動的メタデータ124の内容に適合するように変更する指令をネットワークサーバ2に送信してもよい。これにより、第1センサ101の最新の利用形態に関する情報を提供側データカタログ221に反映することができる。
ただし、提供側データカタログ221の利用形態の内容を更新する方法は、このような例に限定されなくてもよい。第1センシングデータ121及び各メタデータ123〜125がネットワークサーバ2を介して各ユーザ端末3に送信される場合、ネットワークサーバ2は、このような指令を待たず、各センサ管理ユニット1から受信した動的メタデータ124の内容に基づいて、対象の提供側データカタログ221の利用形態の情報を変更してもよい。
また、制御部11は、ネットワークサーバ2、各ユーザ端末3、又はその他の情報処理装置を介して、第1センサ101の動作設定の変更を利用者から受け付けてもよい。このとき、利用側データカタログ222の利用形態に関する情報が、第1センサ101の動作設定の変更内容の指定に用いられてもよい。すなわち、制御部11は、第1センサ101の動作設定の変更を指示する指令として、利用側データカタログ222の利用形態に関する情報を受信してもよい。
そして、制御部11は、利用者により指定された内容に設定データ127の内容を修正し、第1センシングデータ121を取得する際の第1センサ101の動作設定を変更してもよい。これにより、1つの第1センサ101を複数の利用者で共有する際に、各利用者の要望に応じて、第1センサ101の動作設定を変更することができる。
[特徴]
以上のとおり、本実施形態では、ステップS101〜S105の処理により、第1センシングデータ121の得られた時点における第1センサ101の利用形態に関する情報を動的メタデータ124として生成し、生成した動的メタデータ124を当該第1センシングデータ121に関連付けて管理する。そのため、ステップS107では、第1センサ101により得られた第1センシングデータ121と共に、当該第1センシングデータ121の得られた時点における第1センサ101の利用形態に関する情報を示す動的メタデータ124を各ユーザ端末3に提供することができる。
これにより、各ユーザ端末3では、第1センシングデータ121を利用する際に、関連付けられた動的メタデータ124を参照することで、利用する第1センシングデータ121の得られた時点における第1センサ101の利用形態を確認することができる。つまり、各ユーザ端末3において、第1センサ101の利用形態を確認するために第1センサ101にアクセスする、第1センサ101を管理するセンサ管理ユニット1に問い合わせる等の処理を省略することができる。したがって、本実施形態によれば、第1センシングデータ121を利用する際に第1センサ101の利用形態を確認するのにかかる手間を低減することができる。
なお、各ユーザ端末3は、動的メタデータ124を、第1センシングデータ121の信頼性、有効性等の判定に用いることができる。更に、各ユーザ端末3は、動的メタデータ124を継続的に取得することで、対象の第1センサ101の利用形態が変更されたか否かを追跡することができる。
また、本実施形態では、動的メタデータ124の他に、静的メタデータ123を生成し、生成した静的メタデータ123を第1センシングデータ121に関連付けている。これにより、各ユーザ端末3では、静的メタデータ123を取得することで、第1センサ101の仕様に基づいて、第1センシングデータ121を検索することができるようになる。よって、本実施形態によれば、静的メタデータ123を付与することで、第1センシングデータ121の検索性を高めることができる。
また、本実施形態では、動的メタデータ124の他に、加工メタデータ125を生成し、生成した加工メタデータ125を第1センシングデータ121に関連付けている。これにより、各ユーザ端末3では、第1センシングデータ121を利用する際に、関連付けられた加工メタデータ125を参照することで、所定の解析処理を実行しなくても、第1センシングデータ121の特徴量を取得することができる。よって、本実施形態によれば、各ユーザ端末3において、第1センシングデータ121の特徴量を導出する解析処理を省略することができ、当該第1センシングデータ121の利用にかかる処理負荷を低減することができる。
また、本実施形態では、第1センサ101の他に第2センサ102をセンサ管理ユニット1に接続し、当該第2センサ102によって、第1センサ101の利用形態を監視している。そのため、ステップS103では、第2センサ102により得られる第2センシングデータ122に基づいて、動的メタデータ124を適切に生成することができる。
§4 変形例
以上、本発明の実施の形態を詳細に説明してきたが、前述までの説明はあらゆる点において本発明の例示に過ぎない。本発明の範囲を逸脱することなく種々の改良や変形を行うことができることは言うまでもない。例えば、以下のような変更が可能である。なお、以下では、上記実施形態と同様の構成要素に関しては同様の符号を用い、上記実施形態と同様の点については、適宜説明を省略した。以下の変形例は適宜組み合わせ可能である。
<4.1>
上記実施形態では、センサ装置100(センサ管理ユニット1)は、ネットワークを介してネットワークサーバ2に接続され、ネットワークサーバ2によるマッチングの結果に従って、各利用者のユーザ端末3に第1センシングデータ121を送信する。しかしながら、第1センシングデータ121の提供方法は、このような例に限定されなくてもよく、実施の形態に応じて適宜決定されてよい。例えば、第1センシングデータ121及び各メタデータ123〜125は、記憶媒体に記憶されてもよく、当該記憶媒体を介して外部装置に提供されてもよい。この場合、第1通信部115及び第2通信部116の少なくとも一方は省略されてもよい。また、センサ管理ユニット1は、第1通信部115及び第2通信部116を備えるのではなく、第1センシングデータ121及び各メタデータ123〜125を送信する1つの通信部を備えてもよい。
<4.2>
上記実施形態のステップS103では、センサ管理ユニット1の制御部11は、第2センサ102により得られる第2センシングデータ122に基づいて、動的メタデータ124を生成することができる。しかしながら、動的メタデータ124の生成方法は、このような例に限定されなくてもよく、制御部11は、第2センシングデータ122に基づかないで、動的メタデータ124を生成してもよい。この場合、第2センサ102は省略されてもよい。
<4.3>
上記実施形態では、動的メタデータ124の他に、静的メタデータ123及び加工メタデータ125が生成され、第1センシングデータ121に関連付けられる。しかしながら、静的メタデータ123及び加工メタデータ125は必ずしも生成されなくてもよい。静的メタデータ123及び加工メタデータ125のうちの少なくとも一方は省略されてもよい。
<4.4>
上記実施形態では、提供側データカタログ221の内容を動的メタデータ124に基づいて変更するため、センサ管理ユニット1は、ソフトウェアモジュールとしてカタログ変更部117を備えている。しかしながら、このカタログ変更部117は、省略されてもよい。
また、上記実施形態では、第1センシングデータ121にセンシングデータIDが紐付けられ、各メタデータ123〜125に各メタデータIDが紐付けられている。これらのセンシングデータID及び各メタデータIDは、第1センシングデータ121と各メタデータ123〜125との関連付けに利用されている。しかしながら、第1センシングデータ121と各メタデータ123〜125とを関連付ける方法は、このような例に限定されなくてもよく、実施の形態に応じて適宜決定されてよい。センシングデータID及び各メタデータIDに依らずに、第1センシングデータ121と各メタデータ123〜125との関連付けが行われてもよい。この場合、センシングデータID及び各メタデータIDは省略されてもよい。
また、上記実施形態において、センサ装置100(センサ管理ユニット1)は、ユーザ端末3等の外部装置に対して、第1センシングデータ121と共に又は第1センシングデータ121に代えて、第2センシングデータ122を提供してもよい。この場合、センサ管理ユニット1は、第2センシングデータ122に対して各メタデータ123〜125を生成し、生成した各メタデータ123〜125を第2センシングデータ122に関連付けて管理してもよい。つまり、第2センシングデータ122が、第1センシングデータ121と共に又は第1センシングデータ121に代えて、本発明の「センシングデータ」として取り扱われてもよい。
また、上記実施形態において、動的メタデータ124は、利用形態に応じて変化する可能性のある属性に関するものであるのに対して、静的メタデータ123は、利用形態に応じて変化する可能性のない属性に関するものである。この変化する/変化しない期間は、センシングデータを提供する期間に限られてもよい。つまり、ネットワークサーバ2によるマッチングの結果、センサ管理ユニット1から対象のユーザ端末3に第1センシングデータ121が提供されている期間内に変化する可能性のある第1センサ101の属性が動的メタデータ124の対象として取り扱われ、その可能性のない第1センサ101の属性が静的メタデータ123の対象として取り扱われてよい。この場合、静的メタデータ123の示す属性は、第1センシングデータ121を提供する期間外に変化して(変更されて)もよい。
1…センサ管理ユニット、
11…制御部、12…記憶部、13…通信インタフェース、
14…外部インタフェース、15…入力装置、16…出力装置、
17…ドライブ、
100…センサ装置、
101…第1センサ(センサ)、102…第2センサ(サブセンサ)、
111…センシングデータ取得部、112…メタデータ生成部、
113…識別コード生成部、114…メタデータ管理部、
115…第1通信部、116…第2通信部、
117…カタログ変更部、
121…第1センシングデータ、122…第2センシングデータ、
123…静的メタデータ、124…動的メタデータ、
125…加工メタデータ、
126…管理データ、127…設定データ、
2…ネットワークサーバ、
21…制御部、22…記憶部、23…通信インタフェース、
221…提供側データカタログ、
222…利用側データカタログ、
3…ユーザ端末、
31…制御部、32…記憶部、33…通信インタフェース、
34…入力装置、35…出力装置、
81…センサ管理プログラム、
82…プログラム、83…プログラム、
91…記憶媒体

Claims (10)

  1. センサにより対象を観測することで得られたセンシングデータを取得するセンシングデータ取得部と、
    前記センシングデータが得られた時点における前記センサの属性であって、時間の経過に伴い動的に変化し得る前記センサの利用形態に関する属性を示す動的メタデータを生成するメタデータ生成部と、
    生成した前記動的メタデータを前記センシングデータに関連付けて管理するメタデータ管理部と、
    を備える、
    センサ管理ユニット。
  2. 前記動的メタデータにより示される前記センサの利用形態に関する属性は、前記センサの動作設定に関する属性を含む、
    請求項1に記載のセンサ管理ユニット。
  3. 前記動的メタデータにより示される前記センサの利用形態に関する属性は、前記センサの設置状況に関する属性を含む、
    請求項1又は2に記載のセンサ管理ユニット。
  4. 前記メタデータ生成部は、取得した前記センシングデータを解析することで、前記センシングデータの特徴量に関する加工メタデータを更に生成し、
    前記メタデータ管理部は、生成した前記加工メタデータを前記センシングデータに更に関連付けて管理する、
    請求項1から3のいずれか1項に記載のセンサ管理ユニット。
  5. 前記メタデータ生成部は、時間が経過しても変化しない前記センサの仕様に関する属性を示す静的メタデータを更に生成し、
    前記メタデータ管理部は、生成した前記静的メタデータを前記センシングデータに更に関連付けて管理する、
    請求項1から4のいずれか1項に記載のセンサ管理ユニット。
  6. 前記センシングデータを外部装置に送信する第1通信部と、
    前記動的メタデータを前記外部装置に送信する第2通信部と、
    を更に備え、
    前記第1通信部は、第1の通信ポートにより前記外部装置と通信し、
    前記第2通信部は、前記第1の通信ポートとは異なる第2の通信ポートにより前記外部装置と通信する、
    請求項1から5のいずれか1項に記載のセンサ管理ユニット。
  7. 前記メタデータ生成部は、サブセンサにより前記センサの利用形態を観測することで得られたセンシングデータに基づいて、前記動的メタデータを生成する、
    請求項1から6のいずれか1項に記載のセンサ管理ユニット。
  8. 請求項1から7のいずれか1項に記載のセンサ管理ユニットと、
    前記センサと、
    を備える、
    センサ装置。
  9. コンピュータが、
    センサにより対象を観測することで得られたセンシングデータを取得するステップと、
    前記センシングデータが得られた時点における前記センサの属性であって、時間の経過に伴い動的に変化し得る前記センサの利用形態に関する属性を示す動的メタデータを生成するステップと、
    生成した前記動的メタデータを前記センシングデータに関連付けるステップと、
    を実行する、
    センサ管理方法。
  10. コンピュータに、
    センサにより対象を観測することで得られたセンシングデータを取得するステップと、
    前記センシングデータが得られた時点における前記センサの属性であって、時間の経過に伴い動的に変化し得る前記センサの利用形態に関する属性を示す動的メタデータを生成するステップと、
    生成した前記動的メタデータを前記センシングデータに関連付けるステップと、
    を実行させるための、
    センサ管理プログラム。
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