JP6528208B2 - ガスタービン収納パッケージ - Google Patents

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本発明は、ガスタービン収納パッケージに関する。
従来、ガスタービンと発電機とを収納したパッケージが、非常用発電装置としてビルなどの建物の中や地下、屋上、屋外に設置されている。パッケージには、外部の空気を吸気口から吸入してガスタービンに接続される接続口へ流通させる吸気通路が配設されている。ガスタービンに供給される空気中に塵挨等の異物が混入していると動作不良を生じるため、通常、吸気通路には異物を除去するためにエアフィルタ等が設けられている。
例えば特許文献1によれば、ガスタービン吸気系設備において、鳥や昆虫などの比較的大きな異物が吸気配管に侵入するのを防ぐため、吸気口に網が設けられている。また、網の下流側には、雨又は雪が吸気配管に侵入するのを防ぐため、ウェザールーバーが設けられている。さらに、ウェザールーバーの下流側には、塵挨等の異物が吸気配管に侵入するのを防ぐため、エアフィルタが設けられている。
特開平11−311131号公報
しかしながら、特許文献1の技術では特にエアフィルタの目を細かくすればガスタービンへの異物侵入は防止できるが、圧力損失が大きくなるため燃料消費率は悪化する。もしくは、エアフィルタの目を細かくした場合、圧力損失が大きくならないように設計すると、装置が大型化するので好ましくない。逆に、エアフィルタの目を粗くすれば圧力損失は小さくなるが、ガスタービンへの異物侵入は防ぎきれない。
本発明は、ガスタービンを収納するガスタービン収納パッケージにおいて、吸気通路で空気中の異物を回収しつつ圧力損失を抑えることを目的とする。
ガスタービンを収納するガスタービン収納パッケージにおいて、外部の空気を吸気口から吸入してガスタービンに接続される接続口へ流通させる吸気通路を備え、前記吸気通路は、前記接続口の上流側近傍に吸入空気の流通方向を曲げる曲部を有し、前記吸気通路内における前記接続口の外周部に、異物を回収する異物回収部を設けるとともに、前記吸気通路は、略水平に配置された水平通路と、前記曲部を介して該水平通路から下方へ延びて下端に前記接続口が形成される下方通路とを有し、前記異物回収部は、前記吸気通路内における前記接続口の外周部と前記接続口との間に略垂直方向に設けられた異物回収用壁を有し、前記異物回収用壁の上端は、前記水平通路の床面より低い構成とした。
また、ガスタービン収納パッケージにおいて、前記吸気通路の床面に第2異物回収部を設けた。
ガスタービン収納パッケージによれば、吸気通路内における接続口の外周部に異物を回収する異物回収部を設けることにより、吸気通路で空気中の異物を回収しつつ圧力損失を抑えることができる。
また、ガスタービン収納パッケージによれば、吸気通路が水平通路と下方通路とを有する構成の場合、吸気通路内における接続口の外周部と接続口との間に異物回収用壁を設置するだけで容易に異物回収部を設けることができる。また、異物回収用壁の上端を水平通路の床面より低くすることにより、水平通路の床面付近を流れる吸入空気に含まれる軽い異物を、より確実に回収することができる。
また、ガスタービン収納パッケージによれば、吸気通路の床面に第2異物回収部を設けることにより、吸気通路の床面を転がる重い異物を回収することができる。
一実施形態の発電装置の正面図である。 一実施形態の発電装置の右側面図である。 一実施形態の発電装置の縦断面図である。 図3のC−D部分の拡大図である。 図1のB−B線断面図である。 他の一例の第1吸気通路の一部を示す断面図である。 他の一例の第1吸気通路の一部を示す断面図である。 他の一例の第1吸気通路の一部を示す断面図である。
以下の実施形態では、ガスタービン収納パッケージの使用例として、パッケージにガスタービンと発電機とを収納した非常用の発電装置を例に説明する。この発電装置は病院等の建物の内外に設置される。なお、ガスタービン収納パッケージは、少なくともガスタービンを収納するパッケージに広く利用することができる。
図1は、発電装置の正面図、図2は、発電装置の右側面図、図3は、発電装置の縦断面図、図4は、図3のC−D部分の拡大図、図5は、図1のB−B線断面図である。図3ではパッケージ部分の断面を示している。また、図3において矢印は空気の流れる方向を示している。
発電装置1は、図1〜図2に示すように、外観がパッケージ2で覆われ、図3に示すように、パッケージ2の内部に3組のガスタービン3及び発電機4が収納されて構成される。発電装置1には、他にも図示しないガス供給ユニット、ガスバルブユニット、発電機4により発電された電力を供給すべく外部機器と接続可能な高圧盤等の関連機器が設置されている。パッケージ2にガスタービン3及び発電機4を収納することで防音効果が得られる。また、発電装置1を屋外に設置した場合、パッケージ2には機器を雨水等から保護する役割もある。
パッケージ2の外観は複数のパネルや扉で構成され、主に右側筐体2aと左側筐体2bとで構成される。パッケージ2の右側筐体2aは、正面に4枚の扉20、右側面に2枚の扉20を備えている。各扉20からガスタービン3又は発電機4に容易にアクセスでき、メンテナンスを行うことができる。
図2に示すように、パッケージ2の右側筐体2aの右側面には、上段の左右に配置された2つの第1吸気口210と、中段の左右に配置された2つの第2吸気口220と、下段の左右に配置された2つの第3吸気口230とが設けられる。第1吸気口210はガスタービン3の燃焼用空気を取り入れるための吸気口であり、第2及び第3吸気口220、230はガスタービン3及び発電機4の冷却用空気を取り入れるための吸気口である。各吸気口には比較的大きな異物が侵入するのを防ぐため、網が取り付けられている。例えば、網のピッチを10mm、網目の大きさは8mm程度とすることができる。この網によれば、直径約9mm以上の異物(鉄に換算すると約3g)を捕獲できる。
パッケージ2の左側筐体2bの左側面の上部には、ガスタービン3からの排気を外部に排出するための第1排気口240が設けられる。パッケージ2の上面には、ガスタービン3及び発電機4の冷却用空気を排気するための第2排気口250が設けられる。第2排気口250には各吸気口と同様に網が取り付けられている。
図3に示すように、パッケージ2内は隔壁により区画されており、上段に第1吸気通路21、中段に第2吸気通路22、下段に機器収納室23、機器収納室23の左側方に第1排気通路(図示せず)、第1吸気通路21及び機器収納室23の上方に第2排気通路25がそれぞれ配置される。第1排気通路はパッケージ2の左側筐体2b内に形成される。
第1吸気通路21は、筒状の空気の通路であり、一端に外部の空気を吸入する第1吸気口210が形成され、他端にガスタービン3に接続される3つの接続口211(図5参照)が形成されている。第1吸気通路21は、外部の空気を第1吸気口210から吸入して接続口211を通じてガスタービン3内へ流通させる。第1吸気通路21の一部は、図5に示すように、隔壁212によって手前側の通路と奥側の通路とに仕切られている。
第1吸気通路21は、吸入空気の流通方向を曲げる曲部213を有する。そして、第1吸気通路21は、曲部213の吸入空気の流通方向上流側に略水平に配置された水平通路21aと、曲部213を介して水平通路21aから下方へ延びて下端に接続口211が形成された下方通路21bとで構成される。
また、第1吸気通路21には、吸入空気に含まれる異物を回収する第1及び第2異物回収部214、215が設けられている。第1及び第2異物回収部214、215の詳細については後述する。
第2吸気通路22は、筒状の空気の通路であり、一端に外部の空気を吸入する第2吸気口220が形成され、機器収納室23に繋がる他端にラジエータ221が配設されている。第2吸気通路22は、外部の空気を第2吸気口220から吸入し、ラジエータ221を通して機器収納室23へ流通させる。
機器収納室23は、並設された3組のガスタービン3及び発電機4を収納している。機器収納室23は、右側パネルに外部の空気を吸入する第3吸気口230が形成され、左側パネルに第1排気通路に接続される接続口231が形成され、上側の隔壁に第2排気通路25に接続される接続口232が形成されている。接続口231にはガスタービン3の排気管31が挿通されている。機器収納室23は、第2吸気通路22及び第3吸気口230から吸入した空気を流通させ、接続口232を通じて第2排気通路25へ排出させる。
ガスタービン3は、圧縮空気と燃料ガスの混合物を燃焼させ、その際に発生する高温高圧の燃焼ガスによって回転動力を得るものであって、圧縮機、燃焼室及びタービンから構成される。圧縮機には吸気管32の一端が接続されている。一方、吸気管32の他端は接続口211に接続されている。発電機4は、ガスタービン3の出力軸に接続され、出力軸から伝達される回転動力によって発電するものである。ガスタービン3及び発電機4は、ベース233上に配置される共通台床234上に防振ゴム等を介して防振支持される。
第1排気通路は、一端に排気管31が挿通される接続口(図示せず)が形成され、他端に第1排気口240が形成されている。第1排気通路は、排気管31からの排気を流通させ、第1排気口240から外部へ排出させる。
第2排気通路25は、機器収納室23の接続口232に繋がる一端にファン251が配設され、外部に繋がる他端に第2排気口250が形成されている。第2排気通路25のファン251が配設される部分は2つの円筒状の通路に分岐しており(図5参照)、両通路にファン251が配設されている。第2排気通路25は、ファン251の駆動によって機器収納室23から吸入した空気を流通させ、第2排気口250から外部へ排出させる。
次に、発電装置1の運転について説明する。ガスタービン3は、ミキサ(図示せず)で燃料ガスと空気が混合されることによって起動される。ガスタービン3の圧縮機が作動すると、第1吸気通路21内に負圧が発生する。これにより、第1吸気口210から外部の空気が取り込まれ、第1吸気通路21及び吸気管32を通って圧縮機に供給される。圧縮機で圧縮された空気は燃焼室で燃料ガスと混合されて燃焼し、その高温高圧の燃焼ガスによってタービンが回転する。この回転動力は、出力軸を介して発電機4に伝達され、発電機4で発電に用いられる。
そして、タービンを通った燃焼ガスは排気管31及び第1排気通路を通じて外部に排出される。また、発電装置1の運転中は適宜ファン251が駆動される。ファン251の駆動により、第2吸気口220及び第3吸気口230から外部の空気が取り込まれる。第2吸気口220から取り込まれた空気は、第2吸気通路22内を流通し、ラジエータ221を通って機器収納室23へ供給される。一方、第3吸気口230から取り込まれた空気は、直接機器収納室23へ供給される。そして、機器収納室23に供給された空気は、ガスタービン3及び発電機4の熱を吸収する。昇温した空気はファン251によって第2排気通路25に導かれ、第2排気口250から外部へ排出される。
次に、図4を参照して第1及び第2異物回収部214、215の詳細について説明する。第1及び第2異物回収部214、215は、第1吸気口210の網で回収されずに第1吸気通路21に侵入した吸入空気中の小さな異物(例えば、直径9mm未満の異物)を回収するものである。
第1吸気口210から吸入された空気は、水平通路21aに沿って水平に流れ、下方通路21bに沿って下方へ曲がり、接続口211を通じて吸気管32へ導かれる。このとき、空気中に含まれる重い異物は、水平通路21aの途中で落下し、水平通路21aの床面上を転がるようにして進む(図4の矢印E参照)。第2回収部215は、このような重い異物を堆積させることで回収する。ここでいう重い異物とは、例えば1g以上の異物を指す。
一方、空気中に含まれる異物のうち、水平通路21aに落下しなかった軽い異物は、吸入空気が下方通路21bに沿って下方へ曲がる際に、その異物の慣性力がはたらく方向、つまり略水平方向に進みながら落下する(図4の矢印F参照)。第1回収部214は、このような軽い異物を堆積させることで回収する。ここでいう軽い異物とは、例えば1g未満の異物を指す。
このようにして異物を回収できるように、第1及び第2異物回収部214、215は以下のような形状、配置等とする。
第1異物回収部214は、第1吸気通路21内における曲部213の吸入空気の流通方向下流側であって、吸入空気中の異物にはたらく慣性力の方向上に設けられる。換言すると、第1異物回収部214は、第1吸気通路21内における曲部213の下流側の外周部に設けられる、ともいえる。例えば、第1異物回収部214は、下方通路21bの壁面のうち、曲部213の下流側の外周部に相当する(吸入空気中の異物にはたらく慣性力の方向上にある)壁面216と接続口211との間に設けられる。第1異物回収部214を接続口211の水平通路21aとは反対側に設けることにより、第1異物回収部214は吸入空気の流通の抵抗になりにくい。
また、異物の回収率の観点から、第1異物回収部214は、第1吸気通路21内の幅方向(吸入空気の流通方向に対して垂直な方向)全体に亘って設けられることが好ましい。
第1異物回収部214は、壁面216と接続口211との間に、壁面216に対向するように略垂直方向に設けられた異物回収用壁217を有する。異物回収用壁217は、例えば、図4に示すように、アングル(軽山形鋼)で形成される。このような構成によれば、壁面216と異物回収用壁217との間に第1異物回収部214が形成される。図3に示すように、壁面216の左側は第2排気通路25を配置するための空間となっているので、壁面216を左方に移動させれば第1異物回収部214を拡大することができる。なお、異物回収用壁217は、略垂直方向の壁部を有していれば、その形状に特に限定はなく、チャンネル(軽溝形鋼)など、様々な形状の部材を用いることができる。
異物回収用壁217の上端は水平通路21aの床面より低いことが好ましい。すなわち、第1異物回収部214は水平通路21aより低い位置に設けられることが好ましい。水平通路21aに落下しなかった軽い異物は、矢印Fに示したように略水平方向に進みながら落下するので、第1異物回収部214を水平通路21aより低い位置に設けることで、水平通路21aの床面付近を流れる吸入空気に含まれる軽い異物を遮ることなく、より確実に回収することができる。
なお、第1異物回収部214は複数設けてもよい。また、接続口211の全周に亘って異物回収用壁217を設けてもよい。これらにより、さらに異物の回収率を向上させることができる。
次に、第2異物回収部215は、第1吸気通路21内の床面に設けられる。例えば、第2異物回収部215は、曲部213近傍の床面に設けられる。第2異物回収部215は、第1吸気通路21の下流寄りに設けることにより、空気中に含まれる重い異物は第2異物回収部215の手前で落下することになるので、より確実に異物を回収することができる。
異物の回収率の観点から、第2異物回収部215は、第1吸気通路21内の幅方向(吸入空気の流通方向に対して垂直な方向)全体に亘って設けられることが好ましい。また、第2異物回収部215を図4のように、曲部213の下流側であって、下方通路21bの傾斜面に設けることにより、吸入空気の流通の抵抗になりにくい。
第2異物回収部215は、例えば、図4に示すように、チャンネルで形成される。なお、第2異物回収部215は、略垂直方向の壁部を有していれば、その形状に特に限定はなく、アングルなど、様々な形状の部材を用いることができる。なお、第2異物回収部215は複数設けてもよい。
このように、第1及び第2異物回収部214、215は、吸入空気中の異物を回収してガスタービン3への異物の侵入を防ぐとともに、吸入空気の流通をほとんど阻害しないので、第1吸気通路21における圧力損失は抑えられ、燃料消費率の悪化要因とはならない。したがって、従来のようにエアフィルタを用いる場合と比較すると、燃料消費率が向上し、燃料費を抑えることができる。また、エアフィルタの定期交換作業が不要となり、メンテナンスが容易になる。
第1及び第2異物回収部214、215は上記のパッケージ2の形態以外にも適用できる。図6〜図8を参照して、第1及び第2異物回収部214、215が適用できるパッケージの他の形態例について説明する。
図6は、他の一例の第1吸気通路の一部を示す断面図である。この第1吸気通路5は、湾曲形状を有している。第1吸気通路5は、吸入空気の流通方向を曲げる曲部53を有する。そして、第1吸気通路5は、曲部53の吸入空気の流通方向上流側に略水平に配置された水平通路5aと、曲部53を介して水平通路5aから湾曲しながら下方へ延びて下端に接続口51が形成された下方通路5bとで構成される。第1吸気通路5には、第1及び第2異物回収部214、215が設けられている。
図7は、他の一例の第1吸気通路の一部を示す断面図である。この第1吸気通路6は、略T字形状を有している。第1吸気通路6は、吸入空気の流通方向を曲げる曲部63を有する。そして、第1吸気通路6は、略水平に配置された水平通路5aと、水平通路6aの途中で分岐し、曲部63を介して下方へ延びて下端に接続口51が形成された下方通路5bとで構成される。第1吸気通路5には、第1及び第2異物回収部214、215が設けられている。
図8は、他の一例の第1吸気通路の一部を示す断面図である。この第1吸気通路7は、階段形状を有している。第1吸気通路7は、吸入空気の流通方向を曲げる2つの曲部73、74を有する。そして、第1吸気通路7は、略水平に配置された水平通路7aと、曲部73を介して水平通路7aから下方へ延びる下方通路7bと、下方通路7bの下端から略水平方向に延びる水平通路7cと、曲部74を介して水平通路7cから下方へ延びて下端に接続口71が形成された下方通路7dとで構成される。第1吸気通路7には、第1及び第2異物回収部214、215がそれぞれ2つ設けられている。
図6〜図8に示したような形態の第1吸気通路においても、吸入空気中の異物を回収してガスタービンへの異物の侵入を防ぐとともに、第1吸気通路における圧力損失を抑えることができる。
また他の形態として、第1〜第3吸気口210、220、230の外側を覆うフードを設けてもよい。フードは下端に開口部を有し、ここから吸気される。フードの下端から上方へ吸気することにより、異物は重力に逆らって上昇しなければならないため、吸入空気に異物が混入しにくくなる。また、フードには屋外に設置される際に雨除けの役割もある。
なお、上記の各形態において、第1吸気通路の曲部は通路を水平方向から下方へ曲げる形状としたが、その曲げ方向には特に限定はなく、例えば、水平方向から上方や左右へ曲げる形状であってもよいし、垂直方向から水平方向へ曲げる形状であってもよい。第1吸気通路がこのような曲部を少なくとも1つ有することにより、吸入空気の流通方向に対して異物にはたらく慣性力の方向が一致しなくなるので、吸入空気の流通方向から外れた異物にはたらく慣性力の方向上(吸気通路内における曲部の下流側の外周部)に第1異物回収部を配設することで、第1吸気通路における圧力損失を抑えつつ、効率よく異物を回収できる。
1 発電装置
2 パッケージ(ガスタービン収納パッケージ)
21 第1吸気通路(吸気通路)
21a 水平通路
21b 下方通路
210 第1吸気口(吸気口)
211 接続口
213 曲部
214 第1異物回収部(異物回収部)
215 第2異物回収部
216 壁面
217 異物回収用壁

Claims (2)

  1. ガスタービンを収納するガスタービン収納パッケージにおいて、
    外部の空気を吸気口から吸入してガスタービンに接続される接続口へ流通させる吸気通路を備え、
    前記吸気通路は、前記接続口の上流側近傍に吸入空気の流通方向を曲げる曲部を有し、
    前記吸気通路内における前記接続口の外周部に、異物を回収する異物回収部を設けるとともに、
    前記吸気通路は、略水平に配置された水平通路と、前記曲部を介して該水平通路から下方へ延びて下端に前記接続口が形成される下方通路とを有し、
    前記異物回収部は、前記吸気通路内における前記接続口の外周部と前記接続口との間に略垂直方向に設けられた異物回収用壁を有し、
    前記異物回収用壁の上端は、前記水平通路の床面より低い
    ことを特徴とするガスタービン収納パッケージ。
  2. 記吸気通路の床面に第2異物回収部を設けた
    ことを特徴とする請求項1に記載のガスタービン収納パッケージ。
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