以下、遊技機としてのパチンコ遊技機の一実施形態を説明する。
図1に示すように、パチンコ遊技機には、遊技盤YBが備えられている。パチンコ遊技機には、発射ハンドルHDが備えられており、発射ハンドルHDの回動動作に応じて遊技盤YBへ遊技球が発射可能となる。パチンコ遊技機には、遊技者によって操作可能な演出用の操作手段としての演出用ボタンBTが配設されている。
遊技盤YBには、複数の発光部を有する第1特別図柄表示装置11が配設されている。この第1特別図柄表示装置11では、複数種類の特別図柄(第1特別図柄、図柄、第1図柄)を変動させて表示する変動ゲーム(図柄変動ゲーム、第1図柄変動ゲーム)が行われる。本実施形態では、第1特別図柄表示装置11で行われる変動ゲームを単に「第1変動ゲーム」と示す場合がある。
遊技盤YBには、複数の発光部を有する第2特別図柄表示装置12が配設されている。第2特別図柄表示装置12では、複数種類の特別図柄(第2特別図柄、図柄、第2図柄)を変動させて表示する変動ゲーム(図柄変動ゲーム、第2図柄変動ゲーム)が行われる。本実施形態では、第2特別図柄表示装置12で行われる変動ゲームを単に「第2変動ゲーム」と示す場合がある。第1変動ゲームと第2変動ゲームは、同時に実行されないように構成されている。
本実施形態において図柄表示手段としての第1特別図柄表示装置11と第2特別図柄表示装置12では、複数種類の特別図柄のうち大当り抽選の抽選結果に対応する1つの特別図柄が変動ゲームの終了に伴い停止表示される。特別図柄には、大当りを認識し得る大当り図柄(大当り表示結果)と、はずれを認識し得るはずれ図柄とが含まれている。大当り図柄が停止表示された場合、遊技者には、大当り遊技が付与される。
また、遊技盤YBには、第1特別図柄表示装置11及び第2特別図柄表示装置12とは別体で、演出画像を表示する第1演出表示装置16が配設されている。第1演出表示手段としての第1演出表示装置16では、変動ゲームに関連する表示演出が行われ、具体的には、複数種類の飾り図柄(演出図柄)を複数列で変動させる飾り図柄変動ゲームが行われる。
第1演出表示装置16では、変動ゲームが開始すると、予め定めた変動方向(縦スクロール方向)に沿って各列の飾り図柄が変動表示される。また、第1演出表示装置16では、飾り図柄が停止表示される前に、リーチの図柄組み合わせとなり、リーチ状態を形成する場合がある。リーチの図柄組み合わせとしては、第1演出表示装置16における複数列のうち特定列(本実施形態では左列と右列)の飾り図柄が同一種類となって停止表示され、特定列以外の列(本実施形態では中列)の飾り図柄が変動表示されている図柄組み合わせが規定されている。
第1演出表示装置16には、各特別図柄表示装置11,12の表示結果に応じた図柄組み合わせが停止表示される。より詳しくは、各特別図柄表示装置11,12に大当り図柄が停止表示される場合には、第1演出表示装置16にも大当りの図柄組み合わせが停止表示される。各特別図柄表示装置11,12にはずれ図柄が停止表示される場合には、第1演出表示装置16にもはずれの図柄組み合わせが停止表示される。なお、本実施形態において、大当りの図柄組み合わせ(大当り表示結果)としては、全列の飾り図柄が同一種類となる図柄組み合わせが、はずれの図柄組み合わせ(はずれ表示結果)としては、全列の飾り図柄が同一種類とならない図柄組み合わせがそれぞれ規定されている。
また、第1演出表示装置16は、第1特別図柄表示装置11及び第2特別図柄表示装置12と比較して大きい表示領域で構成され、飾り図柄は、特別図柄に比較して遥かに大きく表示される。このため、遊技者は、第1演出表示装置16に停止表示された図柄組み合わせから大当り又ははずれを認識できる。
遊技盤YBには、第1演出表示装置16とは別体で、演出画像を表示する第2演出表示装置17が配設されている。第2演出表示手段としての第2演出表示装置17は、第1演出表示装置16の下方で、第1演出表示装置16よりも前方(遊技者側)に配設されており、第2表示可動手段としての第2表示可動モータMOT2(図4参照)の駆動により所定方向(本実施形態では上下方向及び揺動)に可動される装置である。
遊技盤YBには、第1演出表示装置16及び第2演出表示装置17とは別体で、演出画像を表示する第3演出表示装置18が配設されている。第3演出表示手段としての第3演出表示装置18は、第1演出表示装置16の上方で、第1演出表示装置16よりも前方(遊技者側)に配設されており、第3表示可動手段としての第3表示可動モータMOT3(図4参照)の駆動により所定方向(本実施形態では上下方向及び揺動)に可動される装置である。
遊技盤YBには、遊技球が入球可能な第1始動入賞口21aを有する第1始動入賞装置21が配設されている。第1始動手段としての第1始動入賞装置21には、第1始動入賞口21aへ入球した遊技球を検知する第1始動センサSE1が配設されている。第1始動入賞口21aに入球した遊技球が第1始動センサSE1により検知されたことを契機に、第1変動ゲームの始動条件が付与され得るとともに、予め定めた個数の賞球としての遊技球の払出条件が付与される。
遊技盤YBには、遊技球が入球可能な第2始動入賞口22aを有する第2始動入賞装置22が配設されている。第2始動手段としての第2始動入賞装置22には、普通電動役物ソレノイドSOL2(図4参照)の作動により第2始動入賞口22aの開閉動作を行う開閉部材22b(普通電動役物)が配設されている。この開閉部材22bは、第2始動入賞装置22の第2始動入賞口22aに遊技球が入球不能な(入球が規制された)閉状態と、遊技球が入球可能な(入球が許容された)開状態とに動作する。開閉部材22bは、予め定めた開放条件が成立すると、所定の開放態様で開状態に動作する。
第2始動入賞装置22には、第2始動入賞口22aへ入球した遊技球を検知する第2始動センサSE2が設けられている。第2始動入賞口22aに入球した遊技球が第2始動センサSE2により検知されたことを契機に、第2変動ゲームの始動条件が付与され得るとともに、予め定めた個数の賞球としての遊技球の払出条件が付与される。
遊技盤YBには、遊技球が入球可能な大入賞口23aを有する大入賞装置23が配設されている。大入賞装置23には、大入賞口ソレノイドSOL1(図4参照)の作動により大入賞口23aの開閉動作を行う大入賞口扉23bが配設されている。この大入賞口扉23bは、大入賞口23aに遊技球が入球不能な(入球が規制された)閉状態と、遊技球が入球可能な(入球が許容された)開状態とに動作する。大入賞口扉23bは、予め定めた開放条件が成立すると、所定の開放態様で開状態に動作する。
大入賞装置23には、大入賞口23aへ入球した遊技球を検知するカウントセンサSE3が配設されている。大入賞口23aに入球した遊技球がカウントセンサSE3により検知されると、予め定めた個数の賞球としての遊技球の払出条件が付与される。
大当り遊技が付与されると、付与された大当り遊技の種類に応じて大入賞口扉23bが開状態となり、大入賞口23aが開状態に動作され、その動作により遊技球の入球が許容される。このため、遊技者は、多数の賞球を獲得できるチャンスを得ることができる。本実施形態において大当り遊技は、多数の賞球を獲得できるチャンスを得られることから、遊技者に有利な有利状態となる。そして、この大当り遊技は、内部抽選で大当りが決定され、変動ゲームにて大当り図柄が停止表示されることを契機に(予め定めた有利条件の成立により)付与される。
遊技盤YBには、各特別図柄表示装置11,12や各演出表示装置16〜18とは別体で、第1保留表示装置13が配設されている。保留表示手段(第1保留表示手段)としての第1保留表示装置13は、実行が保留されている第1変動ゲームの数を示すものである。具体的には、第1保留表示装置13は、第1始動入賞口21aに遊技球が入球することにより第1変動ゲームの始動条件が成立した一方で、第1変動ゲームの実行条件が未だ成立していないことから実行(開始)が保留されている第1変動ゲームの数、所謂、第1始動保留の記憶数(以下、第1保留記憶数)を示す。
遊技盤YBには、各特別図柄表示装置11,12や各演出表示装置16〜18とは別体で、第2保留表示装置14が配設されている。保留表示手段(第2保留表示手段)としての第2保留表示装置14は、実行が保留されている第2変動ゲームの数を示すものである。具体的には、第2保留表示装置14は、第2始動入賞口22aに遊技球が入球することにより第2変動ゲームの始動条件が成立した一方で、第2変動ゲームの実行条件が未だ成立していないことから実行(開始)が保留されている第2変動ゲームの数、所謂、第2始動保留の記憶数(以下、第2保留記憶数)を示す。なお、本実施形態において、第1保留記憶数が第1保留情報(保留情報)に、第2保留記憶数が第2保留情報(保留情報)にそれぞれ相当する。
遊技盤YBには、普通図柄表示装置15が配設されている。この普通図柄表示装置15では、複数種類の普通図柄(以下、「普図」と示す場合がある)を変動させて1つの普図を導出する普通図柄による普通図柄変動ゲーム(以下、「普図ゲーム」と示す場合がある)が行われる。
遊技者は、普図ゲームで最終的に表示された普図(普図ゲームで導出された表示結果)から普通当り又は普通はずれを認識できる。普通図柄表示装置15に停止表示された普図が普通当り図柄の場合には、普通当りを認識できる。普通当り図柄が停止表示された場合、遊技者には、普通当り遊技が付与される。また、普通図柄表示装置15に停止表示された普図が普通はずれ図柄である場合には、その普図から普通はずれを認識できる。
遊技盤YBには、作動ゲート25が配設されている。作動ゲート25には、入球(通過)した遊技球を検知するゲートセンサSE4が設けられている。作動ゲート25を通過した遊技球がゲートセンサSE4により検知されたことを契機に、普図ゲームの始動条件が付与され得る。普図ゲームは、第2始動入賞装置22の開閉部材22bを開状態とするか否か(第2始動入賞口22aに遊技球を入球可能とするか)の抽選結果を導出するために行われるものである。普図ゲームの抽選結果が普通当りとなり、普図当り遊技が付与されると、開閉部材22bが開放されて第2始動入賞口22aが開状態となり、遊技球を入球させることができる。即ち、普図当り遊技が付与されると、開閉部材22bの開放によって第2始動入賞口22aに遊技球を入球させやすくなり、遊技者は、変動ゲームの始動条件と賞球を容易に獲得できるチャンスを得ることができる。
また、本実施形態では、確率変動(以下、「確変」と示す)機能を備えている。確変機能は、大当り遊技の終了後に大当り抽選の抽選確率を低確率から高確率に変動させる確変状態(確率変動状態)を付与することができる機能である。本実施形態において確変状態は、予め決められた確変終了条件が成立するまで、付与される。確変状態は、大当り抽選の抽選確率が高確率に変動して大当りが生起され易くなるため、遊技者にとって有利な遊技状態となり得る。
また、本実施形態では、入球率向上機能を備えている。入球率向上機能は、大当り遊技の終了後に、遊技者に有利な入球率向上状態を付与することができる機能である。入球率向上状態では、普図当り抽選の抽選結果を導出する普図ゲームの変動時間が、入球率向上状態が付与されていないとき(非入球率向上状態)と比べて短縮される。また、入球率向上状態では、普通当り抽選に当選する確率が非入球率向上状態よりも高確率となる。また、入球率向上状態では、普図当り抽選に当選した際、1回の普図当り抽選に当選したことに基づく開閉部材22bの開放時間が、非入球率向上状態中に比して長くなる。また、入球率向上状態中は、変動ゲームの変動時間が非入球率向上状態中に比して短縮される場合があり、特に、はずれ表示結果が停止表示される変動ゲームの変動時間が短縮される場合が多い。
本実施形態において入球率向上状態は、予め決められた入球率向上終了条件が成立するまで、付与される。入球率向上状態は、開閉部材22bが遊技者にとって有利に動作し、単位時間あたりの第2始動入賞口22aへの入球率が通常よりも向上する遊技者にとって有利な遊技状態となり得る。なお、入球率向上状態は、確変状態中にも付与され得る。
なお、本実施形態では、第2演出表示装置17の下方に第1始動入賞口21aが配設されており、遊技盤YBの左側の第1流路Xを転動させたほうが、遊技盤YBの右側の第2流路Yを転動させるよりも遊技球が入球し易くなる。このため、第2始動入賞口22aに遊技球が入球し難い非入球率向上状態では、第1始動入賞口21aに遊技球を入球させるべく、第1流路Xを転動させるように遊技球を発射させる傾向がある。その一方で、第1演出表示装置16の右側方には、上方から順に、作動ゲート25、第2始動入賞口22a、大入賞口23aが配設されており、第2流路Yを転動させたほうが、第1流路Xを転動させるよりも遊技球が入球し易くなる。このため、第2始動入賞口22aに遊技球が入球し易い入球率向上状態においては第2始動入賞口22aに遊技球を入球させるべく、大当り遊技においては大入賞口23aに遊技球を入球させるべく、第2流路Yを転動させるように遊技球を発射させる傾向がある。
図2に示すように、本実施形態では、縦方向よりも横方向のほうが長い横長の画像表示部GH1〜GH3を有する。各演出表示装置16〜18が配設されている。第2演出表示装置17の画像表示部GH2と第3演出表示装置18の画像表示部GH3とは、同じようなサイズの表示領域であり、第1演出表示装置16の画像表示部GH1よりも小さいサイズの表示領域である。このため、一般的には、第1演出表示装置16が主演出表示装置として、第2演出表示装置17及び第3演出表示装置18が副演出表示装置として称されることがある。
本実施形態では、各演出表示装置16〜18としては、上方から第3演出表示装置18、第1演出表示装置16、第2演出表示装置17の順番で縦方向に沿って直線的に配設されている。このように、第2演出表示装置17と第3演出表示装置18とが第1演出表示装置を挟むように配設されている。
第2演出表示装置17及び第3演出表示装置18は、第1演出表示装置16の前方(遊技者側)を所定方向に変位可能であり、具体的に、原位置、第1位置、第2位置、及び第3位置(特別位置)に変位可能に構成されている。
図2(a)に示すように、各演出表示装置16〜18が原位置に配置されているときには、第2演出表示装置17の画像表示部GH2の上方周縁が第1演出表示装置16の画像表示部GH1の下方周縁に接し、第2演出表示装置17の画像表示部GH2が第1演出表示装置16の画像表示部GH1を覆い隠さないように配置されている。また、第3演出表示装置18の画像表示部GH3が第1演出表示装置16の画像表示部GH1の一部を覆い隠すように配置されている。
図2(b)に示すように、原位置を基準として第2演出表示装置17が上方に変位されることによって、各演出表示装置16〜18が第1位置に配置される。各演出表示装置16〜18が第1位置に配置されているときには、第2演出表示装置17の画像表示部GH2及び第3演出表示装置18の画像表示部GH3が第1演出表示装置16の画像表示部GH1の一部を覆い隠すように配置されている。
図2(c)に示すように、第1位置を基準として第2演出表示装置17が上方に、第3演出表示装置18が下方にそれぞれ変位されることによって、各演出表示装置16〜18が第2位置に配置される。各演出表示装置16〜18が第2位置に配置されているときには、第2演出表示装置17の画像表示部GH2及び第3演出表示装置18の画像表示部GH3が第1演出表示装置16の画像表示部GH1の一部を覆うように配置されており、第1位置よりも広い表示領域を覆い隠すように配置されている。
図2(d)に示すように、第2位置を基準として第2演出表示装置17が上方に、第3演出表示装置18が下方にそれぞれ更に変位されることによって、各演出表示装置16〜18が第3位置に配置される。各演出表示装置16〜18が第3位置に配置されているときには、第2演出表示装置17の画像表示部GH2及び第3演出表示装置18の画像表示部GH3が第1演出表示装置16の画像表示部GH1の一部を覆うように配置されており、第2位置よりも広い表示領域を覆い隠すように配置されている。また、第2演出表示装置17の画像表示部GH2の上方周縁と、第3演出表示装置18の画像表示部GH3の下方周縁とが隣接するように配置されている。
このように第2演出表示装置17及び第3演出表示装置18が各位置に変位可能となることによって、各演出表示装置16〜18の位置関係を変化させることができ、その変化に伴う各種の演出画像を表示させることによって演出効果を向上させることができる。
図3に示すように、第1演出表示装置16の前方に変位可能な可動演出部材としての可動体Kが配設されている。可動体Kは、「戦」文字を模った部材であり、左右に分割された左可動体KLと右可動体KRとから構成される。可動体Kは、第1演出表示装置16よりも前方(遊技者側)に配設されており、可動手段として可動体モータMOT1(図4参照)の駆動により所定方向(本実施形態では左右方向)に可動される装置である。具体的に、この可動体Kは、図3(a)に示す原位置と、図3(b)に示す変位位置との間で変位可能となる。
次に、本実施形態における大当り遊技について、説明する。
大当り遊技は、変動ゲームにて大当り図柄が停止表示されて該ゲームが終了した後、開始される。大当り遊技が開始すると、オープニング時間が開始される。このオープニング時間において、最初に大当り遊技の開始を示すオープニング演出が行われる。オープニング時間が終了すると、大入賞口23aが開状態となるラウンド遊技が、予め定めた規定ラウンド数を上限として複数回行われる。1回のラウンド遊技は、入球上限個数の遊技球が大入賞口23aに入賞するまでの間、又は規定時間が経過するまでの間、継続される。ラウンド遊技では、ラウンド演出が行われる。全てのラウンド遊技が終了すると、エンディング時間が設定される。このエンディング時間において、大当り遊技の終了を示すエンディング演出が行われる。また、エンディング時間が終了すると、大当り遊技は終了される。
本実施形態では、大当り抽選に当選した場合、複数種類の大当りの中から1つの大当りが決定され、その決定された大当りに対応する大当り遊技が付与されるようになっている。大当り抽選に当選した際に決定する特別図柄(大当り図柄)の種類に応じて、複数種類の大当りのうち何れの大当りが決定されるようになっている。
ここで、大当り抽選の当選確率や大当り遊技の内容などの所謂、パチンコ遊技機のスペックについて説明する。
本実施形態において、大当り判定(抽選)の当選確率としては、確変状態ではない非確変状態においては、164/65536(約1/399)が、確変状態においては、1010/65536(約1/65)がそれぞれ規定されている。第1始動センサSE1又は第2始動センサSE2が遊技球を検知したときにおける払出し賞球数としては「3個」が、カウントセンサSE3が遊技球を検知したときにおける払出し賞球数としては「14個」がそれぞれ規定されている。1回のラウンド遊技において入球させることができる遊技球の個数としては「9球」が、1回のラウンド遊技において入球上限個数の遊技球の入球がない場合における大入賞口扉23bの最大開放時間としては「25秒」が、それぞれ規定されている。1回の大当り遊技におけるラウンド遊技数としては大当りの種類に対応するように「4」と「8」と「16」とが規定されており、第1変動ゲームにおいては、30%の確率で「4」が、70%の確率で「8」が、第2変動ゲームにおいては、30%の確率で「8」が、70%の確率で「16」がそれぞれ決定される。
第1変動ゲームにおいて、ラウンド遊技数が「8」となる場合には、大当り遊技の終了後に確変状態が付与され、ラウンド遊技数が「4」となる場合には、大当り遊技の終了後に確変状態が付与されない。第2変動ゲームにおいて、ラウンド遊技数が「16」となる場合には、大当り遊技の終了後に確変状態が付与され、ラウンド遊技数が「8」となる場合には、大当り遊技の終了後に確変状態が付与されない。確変状態が付与される場合には、次回の大当り遊技が付与されるまで(以降、「次回まで」と示す)確変状態の付与が継続される。
第1変動ゲームにおいて、ラウンド遊技数が「8」となる場合には、大当り遊技の終了後に次回まで入球率向上状態が付与され、ラウンド遊技数が「4」となる場合には、大当り遊技の終了後に「100回」を上限として入球率向上状態が付与される。第2変動ゲームにおいて、ラウンド遊技数が「16」となる場合には、大当り遊技の終了後に次回まで入球率向上状態が付与され、ラウンド遊技数が「8」となる場合には、大当り遊技の終了後に「100回」を上限として入球率向上状態が付与される。
次に、図4に基づき、パチンコ遊技機の制御構成について説明する。
パチンコ遊技機の機裏側には、主制御基板30が装着されている。主制御基板30は、パチンコ遊技機に関する各種処理を実行し、該処理結果に応じて遊技を制御するための各種の制御信号(制御コマンド)を出力する。
パチンコ遊技機の機裏側には、演出制御基板31が装着されている。演出制御手段としての演出制御基板31は、主制御基板30が出力した制御信号(制御コマンド)に基づき、各演出表示装置16〜18の表示態様(図柄、背景、文字などの表示画像など)の決定に関する処理などを実行し、処理結果に応じて表示内容を制御する。また、演出制御基板31は、主制御基板30が出力した制御信号に基づき、装飾ランプLAの発光態様、スピーカSPの音声出力態様を制御する。演出制御基板31は、主制御基板30が出力した制御信号に基づき、可動体モータMOT1、第2表示可動モータMOT2、第3表示可動モータMOT3の駆動態様を制御する。演出制御基板31は、演出用ボタンBTからの操作信号に基づき、各種制御を実行する。
主制御基板30には、主制御用CPU30aが備えられている。主制御用CPU30aには、主制御用ROM30b及び主制御用RAM30cが接続されている。主制御用CPU30aには、第1始動センサSE1、第2始動センサSE2、カウントセンサSE3、及びゲートセンサSE4が接続されている。また、主制御用CPU30aには、各特別図柄表示装置11,12、各保留表示装置13,14、普通図柄表示装置15が接続されている。また、主制御用CPU30aには、大入賞口ソレノイドSOL1、普通電動役物ソレノイドSOL2が接続されている。
また、主制御用ROM30bには、パチンコ遊技機に関する各種処理を実行するためのメイン制御プログラムが記憶されている。また、主制御用ROM30bには、複数種類の変動パターンが記憶されている。変動パターンは、図柄(特別図柄)が変動を開始(変動ゲームが開始)してから図柄が停止表示(変動ゲームが終了)される迄の間の遊技演出(表示演出等)のベースとなるパターンを示すものである。すなわち、変動パターンは、少なくとも、特別図柄が変動開始してからその特別図柄が確定停止表示されるまでの演出時間(変動時間)を特定することができる。本実施形態における変動パターンでは、特別図柄が変動開始してからその特別図柄が確定停止表示されるまでの間の変動ゲームの演出内容(大当りの有無、リーチ演出の有無など)も特定することができる。
変動パターンには、大当り演出を特定する大当り変動パターンがある。変動パターンには、所定の演出(例えば、リーチ演出)が行われた後に最終的にはずれとするはずれリーチ演出を特定するはずれリーチ変動パターンと、リーチを形成せずにはずれとするはずれ演出を特定するはずれ変動パターンがある。なお、大当り変動パターンと、はずれリーチ変動パターンと、はずれ変動パターンには、それぞれ複数種類の変動パターンが規定されている。
大当り変動演出は、リーチ演出を経て最終的に大当りの図柄組み合わせを確定停止表示させるように展開される演出である。はずれリーチ変動演出は、リーチ演出を経て最終的にはずれの図柄組み合わせを確定停止表示させるように展開される演出である。はずれ変動演出は、リーチ演出を経ることなく最終的にはずれの図柄組み合わせを確定停止表示させるように展開される演出である。リーチ演出は、第1演出表示装置16の飾り図柄による飾り図柄変動ゲームにおいて、リーチの図柄組み合わせが形成されてから、大当りの図柄組み合わせ、又ははずれの図柄組み合わせが導出される迄の間に行われる演出である。
主制御用ROM30bには、各種の判定値が記憶されている。例えば、主制御用ROM30bには、大当り抽選で用いられる大当り判定値が記憶されている。確変状態が付与されているときの大当り判定値の個数は、確変状態が付与されていないときの大当り判定値の個数よりも多くなっている。主制御用ROM30bには、リーチ演出を実行するか否かを決定するリーチ抽選で用いられるリーチ判定値が記憶されている。
主制御用RAM30cには、パチンコ遊技機の動作中に適宜書き換えられる各種情報(乱数値、タイマ値、フラグ等)が記憶される。例えば、主制御用RAM30cには、確変状態が付与されているか否かを示す主確変フラグが記憶される。また、主制御用RAM30cには、入球率向上状態が付与されているか否かを示す主作動フラグが記憶される。
主制御基板30内では、当り判定用乱数や、特別図柄振分用乱数、リーチ演出判定用乱数、変動パターン振分用乱数として使用される各種乱数が生成される。当り判定用乱数は、大当り抽選に用いる乱数である。リーチ判定用乱数は、リーチ抽選に用いる乱数である。特別図柄振分用乱数は、特別図柄(大当りの種類)を決定する際に用いる乱数である。変動パターン振分用乱数は、変動パターンを決定する際に用いる乱数である。変動パターン振分用乱数の取り得る値は、はずれ変動パターン、はずれリーチ変動パターン及び大当り変動パターンの分類毎に、振り分けを異ならせている。なお、各種乱数として使用される乱数は、ハードウェア乱数であってもよいし、ソフトウェア乱数であってもよい。
演出制御基板31には、演出制御用CPU31aが備えられている。演出制御用CPU31aには、演出制御用ROM31b及び演出制御用RAM31cが接続されている。また、演出制御用RAM31cには、パチンコ遊技機の動作中に適宜書き換えられる各種情報(乱数値、タイマ値、フラグ等)が記憶される。例えば、演出制御用RAM31cには、確変状態が付与されているか否かを示す副確変フラグが記憶される。また、演出制御用RAM31cには、入球率向上状態が付与されているか否かを示す副作動フラグが記憶される。また、演出制御用CPU31aは、各種乱数の値を所定の周期毎に更新し、更新後の値を演出制御用RAM31cの設定領域に記憶(設定)して更新前の値を書き換えている。
また、演出制御用ROM31bには、遊技演出を実行させるための演出制御プログラムが記憶されている。演出制御用CPU31aは、各種制御コマンドを入力すると、当該演出制御プログラムに基づき各種制御を実行する。また、演出制御用ROM31bには、各種の画像データ(図柄、各種背景画像、文字、キャラクタなどの画像データ)が記憶されている。また、演出制御用CPU31aには、各演出表示装置16〜18が接続されており、各種制御コマンドを入力すると、演出制御プログラムに基づき、各演出表示装置16〜18の表示内容を制御する。また、演出制御用CPU31aには、装飾ランプLAが接続されている。また、演出制御用CPU31aは、スピーカSPが接続されている。また、演出制御用CPU31aには、各モータMOT1〜MOT3が接続されており、演出制御用CPU31aからの駆動信号の供給により可動体K、第2演出表示装置17、及び第3演出表示装置18を可動させる。また、演出制御用CPU31aには、演出用ボタンBTが接続されており、演出用ボタンBTが操作されたときに演出用ボタンBTから操作信号が入力される。
次に、主制御用CPU30aが、メイン制御プログラムに基づき実行する特別図柄入力処理や特別図柄開始処理などの各種処理について説明する。最初に、特別図柄入力処理を説明する。特別図柄入力処理は、主制御用CPU30aにより所定周期毎に実行されるようになっている。
まず、主制御用CPU30aは、第1始動入賞口21aに遊技球が入球したか否かを判定する第1保留判定を実行する。すなわち、主制御用CPU30aは、第1保留判定において、第1始動センサSE1によって第1始動入賞口21aへ入球された遊技球の検知を契機として出力される検知信号を入力したか否かを判定する。
第1保留判定の判定結果が肯定の場合(第1始動入賞口21aに遊技球が入球した場合)、主制御用CPU30aは、第1保留記憶数が上限値(本実施形態では「4」)よりも少ないか否かを判定する第1保留記憶数判定を実行する。第1保留記憶数判定の判定結果が肯定の場合(上限値に達していない場合)、主制御用CPU30aは、主制御用RAM30cに記憶される第1保留記憶数に「1」加算してその値を更新して記憶する。主制御用CPU30aは、更新後の第1保留記憶数を表示させるように第1保留表示装置13を制御する。また、主制御用CPU30aは、更新後の第1保留記憶数を指定する保留指定コマンドを出力する。主制御用CPU30aは、各種乱数の値を取得し、主制御用RAM30cの所定の記憶領域に取得した乱数値を第1保留記憶数と対応付けて記憶する。その一方で、第1保留判定の判定結果が否定の場合(第1始動入賞口21aに遊技球が入球しなかった場合)、又は、第1保留記憶数判定の判定結果が否定の場合(第1保留記憶数の上限値に達していた場合)、主制御用CPU30aは、上記処理を実行しない。
また、主制御用CPU30aは、第2始動入賞口22aに遊技球が入球したか否かを判定する第2保留判定を実行する。すなわち、主制御用CPU30aは、第2保留判定において、第2始動センサSE2によって第2始動入賞口22aへ入球された遊技球の検知を契機として出力される検知信号を入力したか否かを判定する。
第2保留判定の判定結果が肯定の場合(第2始動入賞口22aに遊技球が入球した場合)、主制御用CPU30aは、第2保留記憶数が上限値(本実施形態では「4」)よりも少ないか否かを判定する第2保留記憶数判定を実行する。第2保留記憶数判定の判定結果が肯定の場合(上限値に達していない場合)、主制御用CPU30aは、主制御用RAM30cに記憶される第2保留記憶数に「1」加算してその値を更新して記憶する。主制御用CPU30aは、更新後の第2保留記憶数を表示させるように第2保留表示装置14を制御する。また、主制御用CPU30aは、更新後の第2保留記憶数を指定する保留指定コマンドを出力する。主制御用CPU30aは、各種乱数の値を取得し、主制御用RAM30cの所定の記憶領域に取得した乱数値を第2保留記憶数と対応付けて記憶する。その一方で、第2保留判定の判定結果が否定の場合(第2始動入賞口22aに遊技球が入球しなかった場合)、又は、第2保留記憶数判定の判定結果が否定の場合(第2保留記憶数の上限値に達していた場合)、主制御用CPU30aは、上記処理を実行しない。
次に、特別図柄開始処理について説明する。主制御用CPU30aは、特別図柄開始処理を所定周期毎に実行するようになっている。
主制御用CPU30aは、大当り遊技中及び変動ゲームの実行中でない場合、第2保留記憶数を特定し、第2保留記憶数が「0」よりも大きいか否か判定する。第2保留記憶数が「0」の場合、主制御用CPU30aは、第1保留記憶数を特定し、第1保留記憶数が「0」よりも大きいか否か判定する。そして、第1保留記憶数が「0」の場合、主制御用CPU30aは、特別図柄開始処理を終了する。
一方、この判定結果が肯定の場合(第1保留記憶数が「0」よりも大きい場合)、主制御用CPU30aは、第1変動ゲームの実行条件が成立したと判定し、主制御用RAM30cの所定の記憶領域に記憶される特別図柄変動処理フラグに第1変動ゲームを実行することを示す値を設定する。なお、本実施形態では、大当り遊技中及び変動ゲームの実行中でない場合であって、第1保留記憶数が「0」よりも大きいとき(すなわち、実行が保留されている第1変動ゲームが存在するとき)に、第1変動ゲームの実行条件が成立する。
次に、主制御用CPU30aは、第1変動ゲームに係わる(第1変動ゲームに利用される)乱数値のうち、取得順序に従って最も早く実行される第1変動ゲームに係わる乱数値(当り判定用乱数、変動パターン振分用乱数、及び特別図柄振分用乱数の値)を取得する。具体的には、第1変動ゲームに係わる乱数値であって、まだ第1変動ゲームを実行させるために利用されていない乱数値のうち、最も早く取得された乱数値を取得する。主制御用CPU30aは、特定した第1保留記憶数を1減算し、当該第1保留記憶数を表すように第1保留表示装置13の表示内容を変更させる。主制御用CPU30aは、更新後の第1保留記憶数を示す保留指定コマンドを出力する。
主制御用CPU30aは、取得した当り判定用乱数の値が主制御用ROM30bに記憶されている大当り判定値と一致するか否かを判定して大当り判定(大当り抽選)を行う。大当り判定の判定結果が肯定の場合(大当りの場合)、主制御用CPU30aは、取得した特別図柄振分用乱数の値に基づき、大当り遊技の種類を決定すると共に、特別図柄による大当り図柄の中から第1特別図柄表示装置11(第2変動ゲームのときには、第2特別図柄表示装置12)にて停止表示される最終停止図柄を決定する。その後、主制御用CPU30aは、取得した変動パターン振分用乱数に基づき、大当り変動パターンの中から変動パターンを決定する。
変動パターン及び最終停止図柄を決定した主制御用CPU30aは、演出制御基板31(演出制御用CPU31a)に対し、所定の制御コマンドを所定のタイミングで出力する等、第1変動ゲームに関する各種処理(第2変動ゲームのときには第2変動ゲームに関する各種処理)を実行する。
具体的に言えば、主制御用CPU30aは、変動パターンを指定すると共に図柄変動の開始を指示する変動パターン指定コマンドを最初に出力する。なお、変動パターン指定コマンドには、第1変動ゲームと第2変動ゲームのいずれが実行されるかについての情報も指示する。主制御用CPU30aは、特別図柄を変動開始させるように第1特別図柄表示装置11(第2変動ゲームのときには第2特別図柄表示装置12)の表示内容を制御する。また、主制御用CPU30aは、第1変動ゲーム(又は第2変動ゲーム)の演出時間の計測を開始する。また、主制御用CPU30aは、最終停止図柄及び当り遊技の種類を指定するための特別図柄指定コマンド(当り種別指定コマンド)を出力する。そして、主制御用CPU30aは、特別図柄開始処理を終了する。
その後、特別図柄開始処理とは別の処理で、主制御用CPU30aは、前記指定した変動パターンに定められている演出時間(変動時間)に基づいて、決定した最終停止図柄を表示させるように第1特別図柄表示装置11(第2変動ゲームのときには第2特別図柄表示装置12)の表示内容を制御する。また、主制御用CPU30aは、前記指定した変動パターンに定められている演出時間に基づいて、飾り図柄の変動停止を指示し、図柄組み合わせを停止表示させるための全図柄停止コマンドを出力する。
一方、大当り判定の判定結果が否定の場合(大当りでない場合)、主制御用CPU30aは、リーチ演出を実行させるか否かを判定するリーチ判定を行う。本実施形態では、主制御用CPU30aは、主制御用RAM30cから取得したリーチ判定用乱数が、リーチ判定値に一致するか否かにより当選判定を行う。
リーチ判定の判定結果が肯定の場合(リーチ演出を行う場合)、主制御用CPU30aは、はずれ図柄を第1特別図柄表示装置11にて確定停止表示される最終停止図柄として決定する。次に、主制御用CPU30aは、取得した変動パターン振分用乱数の値に基づき、はずれリーチ変動パターンの中から変動パターンを決定する。
変動パターン及び最終停止図柄を決定した主制御用CPU30aは、大当りの場合と同じように、演出制御基板31(演出制御用CPU31a)に対し、所定の制御コマンドを所定のタイミングで出力する等、変動ゲームに関する各種処理を実行する。その後、主制御用CPU30aは、特別図柄開始処理を終了する。
一方、リーチ判定の判定結果が否定の場合(リーチ演出を行わない場合)、主制御用CPU30aは、はずれ図柄を第1特別図柄表示装置11にて確定停止表示される最終停止図柄として決定する。次に、主制御用CPU30aは、取得した変動パターン振分用乱数の値に基づき、はずれ変動パターンの中から変動パターンを決定する。
変動パターン及び最終停止図柄を決定した主制御用CPU30aは、大当りの場合と同じように、演出制御基板31(演出制御用CPU31a)に対し、所定の制御コマンドを所定のタイミングで出力する等、変動ゲームに関する各種処理を実行する。その後、主制御用CPU30aは、特別図柄開始処理を終了する。
一方、第2保留記憶数が「0」よりも大きい場合、主制御用CPU30aは、主制御用RAM30cの所定の記憶領域に記憶される特別図柄変動処理フラグに第2変動ゲームを実行することを示す値を設定する。なお、本実施形態では、大当り遊技中及び変動ゲームの実行中でない場合であって、第2保留記憶数が「0」よりも大きいとき(すなわち、実行が保留されている第2変動ゲームが存在するとき)に、第2変動ゲームの実行条件が成立する。
次に、主制御用CPU30aは、第2変動ゲームに係わる(第2変動ゲームに利用される)乱数値のうち、取得順序に従って最も早く実行される第2変動ゲームに係わる乱数値(当り判定用乱数、変動パターン振分用乱数、及び特別図柄振分用乱数の値)を取得する。具体的には、第2変動ゲームに係わる乱数値であって、まだ第2変動ゲームを実行させるために利用されていない乱数値のうち、最も早く取得された乱数値を取得する。また、主制御用CPU30aは、特定した第2保留記憶数を1減算し、当該第2保留記憶数を表すように第2保留表示装置14の表示内容を変更させる。また、主制御用CPU30aは、更新後の第2保留記憶数を示す保留指定コマンドを出力する。以下、取得した乱数に基づき、第2変動ゲームに係わる処理を実行するが、第1変動ゲームにおける処理と同様であるため、詳細な説明は省略する。また、このような特別図柄開始処理を実行することにより、第1変動ゲームと、第2変動ゲームとがいずれも始動保留されているとき、主制御用CPU30aは、第2変動ゲームを優先的に実行する。
そして、主制御用CPU30aは、大当りを決定した場合、決定した変動パターンに基づく変動ゲームの終了後、最終停止図柄に基づき特定された種類の大当り遊技の制御を開始し、演出制御基板31(演出制御用CPU31a)に対し、所定の制御コマンドを所定のタイミングで出力する。
具体的に、主制御用CPU30aは、大当り遊技の開始を契機としてオープニング時間の設定を開始する。また、主制御用CPU30aは、オープニング時間が開始したことを指示するオープニングコマンドを演出制御基板31に出力する。次に、主制御用CPU30aは、オープニング時間の終了後、各ラウンド遊技を制御する。すなわち、主制御用CPU30aは、各ラウンド遊技の開始時にラウンド遊技の開始を指示するラウンドコマンドを演出制御基板31に出力する。また、主制御用CPU30aは、ラウンド遊技毎に、大入賞口23aを開状態及び閉状態に制御する。すなわち、主制御用CPU30aは、入球上限個数の遊技球が入賞するまでの間、又はラウンド遊技毎に予め決められた規定時間が経過するまでの間、大入賞口23aを所定の開放態様で開状態に制御する。
そして、主制御用CPU30aは、ラウンド遊技が終了した場合には、大入賞口23aを閉状態に制御し、ラウンド遊技毎に予め決められたラウンドインターバル時間を経過するまで、大入賞口23aを閉状態に維持する。これらの一連の制御を、規定ラウンド数に達するまで実行する。なお、大入賞口23aを開状態に制御する場合、主制御用CPU30aは、演出制御基板31に対して大入賞口23aの開放を示す開放コマンドを出力する。また、大入賞口23aを閉鎖させる際には、主制御用CPU30aは、演出制御基板31に対して大入賞口23aの閉鎖を示す閉鎖コマンドを出力する。
規定ラウンド数のラウンド遊技が終了すると、主制御用CPU30aは、エンディング時間の設定を開始する。また、主制御用CPU30aは、エンディング時間が開始したことを指示するエンディングコマンドを演出制御基板31に出力する。そして、エンディング時間を経過すると、主制御用CPU30aは、大当り遊技を終了させる。
大当り遊技を終了する場合、主制御用CPU30aは、決定された大当りの種類(特別図柄の種類)に基づいて、確変状態を付与する場合には、主確変フラグに確変状態が付与されていることを示す値を設定する。その一方で、主制御用CPU30aは、確変状態を付与しない場合には、主確変フラグに確変状態が付与されていないことを示す値を設定する。なお、主制御用CPU30aは、大当り遊技が付与された場合、主確変フラグの値を一旦リセットする。
また、大当り遊技を終了する際、主制御用CPU30aは、主作動フラグに入球率向上状態が付与されていることを示す値を設定する。また、主制御用CPU30aは、大当りの種類(特別図柄の種類)に基づいて、入球率向上状態を付与する回数を示す値を主作動回数フラグに設定する。主作動回数フラグは、変動ゲームが実行される毎に「1」減算され、「0」となった場合、主制御用CPU30aは、主作動フラグの値をリセットする。また、主制御用CPU30aは、主作動回数フラグに設定された値を指定する作動回数指定コマンドを演出制御基板31に出力する。なお、主制御用CPU30aは、大当り遊技が付与された場合、主作動フラグ及び主作動回数フラグの値を一旦リセットする。なお、本実施形態において、このような処理を実行する主制御用CPU30aが遊技状態制御手段として機能する。
次に、演出制御基板31の演出制御用CPU31aが演出制御プログラムに基づき実行する各種処理について説明する。主制御用CPU30aから所定の制御コマンドを所定のタイミングで入力すると、演出制御用CPU31aは、それに応じて各種処理を実行する。
例えば、演出制御用CPU31aは、変動パターン指定コマンド及び特別図柄指定コマンドを入力すると、当該変動パターン指定コマンドにより指定された変動パターン及び特別図柄指定コマンドにより指定された最終停止図柄に基づき、確定停止表示させる飾り図柄による図柄組み合わせを決定する。
すなわち、演出制御用CPU31aは、特別図柄指定コマンドにより指定された最終停止図柄が大当り図柄である場合には、大当りの図柄組み合わせを決定する。また、演出制御用CPU31aは、指定された最終停止図柄が、はずれ図柄の場合であって、はずれリーチ変動パターンが指定された場合、はずれリーチの図柄組み合わせを決定する。また、演出制御用CPU31aは、指定された最終停止図柄が、はずれ図柄の場合であって、はずれ変動パターンが指定された場合、はずれの図柄組み合わせを決定する。
そして、演出制御用CPU31aは、変動パターン指定コマンドを入力すると、当該変動パターン指定コマンドにより指定された変動パターンに基づき、飾り図柄変動ゲームを実行させるように各演出表示装置16〜18を制御する。特に、演出制御用CPU31aは、飾り図柄について、原則として、第1演出表示装置16に表示させて、第2演出表示装置17及び第3演出表示装置18には表示させないように制御を行う。また、演出制御用CPU31aは、変動パターン指定コマンドを入力すると、当該変動パターン指定コマンドにより指定された変動パターンに基づき、変動ゲーム(飾り図柄変動ゲーム)に伴う演出を実行させるように装飾ランプLA、スピーカSP、各モータMOT1〜MOT3を制御する。その後、演出制御用CPU31aは、全図柄停止コマンドを入力すると、変動ゲームに伴う演出を終了させると共に、決定した図柄組み合わせを表示させる。
また、最終停止図柄として大当り図柄が指定された場合、演出制御用CPU31aは、大当り遊技の終了後に、大当り図柄に基づいて、確変状態が付与されるときには、副確変フラグに確変状態が付与されていることを示す値を設定する。その一方で、演出制御用CPU31aは、確変状態が付与されないときには、副確変フラグに確変状態が付与されていないことを示す値を設定する。
最終停止図柄として大当り図柄が指定された場合、演出制御用CPU31aは、副変短フラグに入球率向上状態が付与されていることを示す値を設定するとともに、副作動回数フラグの値に作動回数を設定する。また、演出制御用CPU31aは、作動回数指定コマンドによって指定される主作動回数フラグに設定された値に基づいて、副作動回数フラグの値を更新する。なお、大当り遊技が付与される場合、又は副作動回数フラグの値が「0」となった場合、副変短フラグから入球率向上状態が付与されていることを示す値を消去する。
次に、図5を参照して本実施形態のパチンコ遊技機における変動パターンについて説明する。
図5に示すように、本実施形態では、変動ゲームの変動時間を指定する変動パターンが設定されている。これら変動パターンは、主に、大当りとなるか否か、はずれとなる場合においてリーチ演出を実行するか否かによって選択される。具体的には、変動パターンP14,P22,P32,P41,P53が大当り変動用の変動パターンとして規定されている。また、変動パターンP13,P21,P31,P52がはずれリーチ変動用の変動パターンとして規定されている。また、変動パターンP11,P12,P51がはずれ変動用の変動パターンとして規定されている。
また、非入球率向上状態において選択可能な変動パターンとしては、変動パターンP11〜P14,P21,P22,P31,P32,P41が、入球率向上状態において選択可能な変動パターンとしては、変動パターンP51〜P53がそれぞれ規定されている。
非入球率向上状態において選択可能な変動パターンP12は、変動パターンP11の変動時間を短縮させる変動パターンである。また、入球率向上状態において選択可能な変動パターンP51は、非入球率向上状態において選択可能な変動パターンP12の変動時間を更に短縮させる変動パターンである。このため、入球率向上状態である場合には、非入球率向上状態である場合よりも、変動時間が短縮される変動パターンが決定されることとなる。
また、本実施形態において、1回の変動ゲーム中に1回又は複数回の変動サイクルが実行可能である。この変動サイクルとは、飾り図柄の変動表示の開始を1回とするサイクルであり、本実施形態においては、飾り図柄の変動表示の開始を契機として、飾り図柄が一旦停止表示されるまでを1回の変動サイクルとしている。また、1回の変動ゲーム中に実行される変動サイクルの回数(連続実行回数)によって、大当り期待度を示すことができ、特に、1回の変動ゲーム中に実行される変動サイクルの回数が大きくなると、大当り期待度が高まるように規定されている。このため、1回の変動ゲーム中において、次回の変動サイクルも継続して実行されることで、大当り期待度が高まることとなる。
具体的には、1回の変動ゲームに1回の変動サイクルが実行される変動パターンとしては、変動パターンP11〜P14,P51〜P53が規定されている。また、1回の変動ゲームに2回の変動サイクルが実行される変動パターンとしては、変動パターンP21,P22が、1回の変動ゲームに3回の変動サイクルが実行される変動パターンとしては、変動パターンP31,P32が、1回の変動ゲームに4回の変動サイクルが実行される変動パターンとしては、変動パターンP41がそれぞれ規定されている。
このように、1回の変動ゲームにおいて複数回の変動サイクルが実行されることによって、擬似的に複数回の変動ゲームが実行されたような演出となるため、このような演出が擬似連演出と一般的に称される。つまり、このような擬似連演出は、1回の変動ゲーム中において連続して実行可能な連続予告演出(特定演出)に相当する。
図6に示すように、本実施形態では、演出態様が異なる複数種類の擬似連演出が実行可能である。具体的に、擬似連演出の種類としては、斬撃擬似連演出、花擬似連演出、放水擬似連演出、スロット擬似連演出、アクション擬似連演出が含まれている。
斬撃擬似連演出は、飾り図柄の斬撃に応じて継続示唆する演出である。花擬似連演出は、花文字の合体に伴って継続示唆される演出である。放水擬似連演出は、すべり演出の対象となり得る飾り図柄に放水させて、すべり演出の対象となり得る飾り図柄が特定可能な演出である。スロット擬似連演出は、第2演出表示装置17の変位に伴って継続示唆する演出である。アクション擬似連演出は、可動体Kの可動に伴って継続示唆する演出である。
演出制御用CPU31aは、入力された変動パターン指定コマンドにより擬似連演出を含む変動パターンが指定された場合、複数種類の擬似連演出から何れか一つの擬似連演出を決定し、決定内容を示す情報を演出制御用RAM31cの所定領域にセットする。特に、演出制御用CPU31aは、大当りとなる変動パターンであるか否か、変動サイクルの連続実行回数によって異なる確率で、複数種類の擬似連演出から何れか一つを実行させる擬似連演出として決定する。また、演出制御用CPU31aは、決定した擬似連演出の種類に基づいて、最後以外の変動サイクルにおいて一旦停止表示させる飾り図柄を決定する。これによって、各演出表示装置16〜18において、決定された擬似連演出の種類に対応する演出画像が表示可能となる。
ここで、図7〜図17を参照して各擬似連演出の具体的な一例について説明する。なお、図7〜図17においては、発明の理解を容易とするために、実行中又は実行が保留されている保留画像が省略されている。
最初、図7及び図8を参照して斬撃擬似連演出について説明する。図7(a)に示すように、第1演出表示装置16の画像表示部GH1において、飾り図柄が確定停止表示されている。そして、図7(b)に示すように、変動ゲームの実行条件が成立すると、画像表示部GH1において、飾り図柄の変動表示が行われる。続いて、図7(c)に示すように、左列の飾り図柄と右列の飾り図柄とが一旦停止表示され、各種の擬似連演出が実行されない場合には、飾り図柄がリーチ状態を形成した後に、図7(d)に示すように、飾り図柄がはずれの図柄組み合わせとして確定停止表示される。このとき、第2演出表示装置17の画像表示部GH2や第3演出表示装置18の画像表示部GH3において、飾り図柄は表示されない。つまり、このような演出は、特別図柄に対応する飾り図柄を第1演出表示装置16に表示可能であるが他の演出表示装置17,18に表示されない通常表示演出に相当する。
次に、図7(e)に示すように、変動ゲームの実行条件が成立すると、画像表示部GH1において、飾り図柄の変動表示が行われ、図7(f)に示すように、左列の飾り図柄と右列の飾り図柄とが一旦停止表示され、リーチ状態が形成される。
そして、図7(g)に示すように、斬撃擬似連演出が実行される場合には、左列の飾り図柄と右列の飾り図柄とがリーチ状態を形成しつつ円を描きながら移動する。これによって、リーチ状態を形成した飾り図柄が、第1演出表示装置16の画像表示部GH1から第2演出表示装置17の画像表示部GH2へ、第2演出表示装置17の画像表示部GH2から第1演出表示装置16の画像表示部GH1へそれぞれ移動可能に表示される。また、リーチ状態を形成した飾り図柄が、第1演出表示装置16の画像表示部GH1から第3演出表示装置18の画像表示部GH3へ、第3演出表示装置18の画像表示部GH3から第1演出表示装置16の画像表示部GH1へそれぞれ移動可能に表示される。言い換えると、各演出表示装置16〜18の画像表示部GH1〜GH3を移動する場合に、各演出表示装置16〜18の画像表示部GH1〜GH3を跨いで、飾り図柄が表示可能である。つまり、このような演出は、特別図柄に対応する飾り図柄を各演出表示装置16〜18に表示可能な特殊表示演出に相当する。また、各演出表示装置16〜18の画像表示部GH1〜GH3を跨いで、1つのキャラクタ画像が表示され、「ボタン押せ!」というように演出用ボタンBTの操作を促す画像が表示される。
図7(h)に示すように、操作有効期間内に演出用ボタンBTが操作されると、表示されていたキャラクタによって飾り図柄が斬撃され、第1演出表示装置16の画像表示部GH1において、飾り図柄が継続示唆図柄組み合わせとして一旦停止表示され、1回目の変動サイクルが終了し、2回目の変動サイクルが継続して行われることが報知される。なお、本実施形態において、継続示唆図柄組み合わせとしては、例えば[344]などの継続図柄が相当する。
図8(a)に示すように、次回の変動サイクルでも同じように、第1演出表示装置16の画像表示部GH1において、飾り図柄の変動表示が開始され、飾り図柄がリーチ状態を形成した後に、各演出表示装置16〜18の画像表示部GH1〜GH3を跨いで、左列の飾り図柄と右列の飾り図柄とがリーチ状態を形成しつつ円を描きながら移動する。また、各演出表示装置16〜18の画像表示部GH1〜GH3を跨いで、1つのキャラクタ画像が表示され、「ボタン押せ!」というように演出用ボタンBTの操作を促す画像が表示される。
図8(b)に示すように、操作有効期間内に演出用ボタンBTが操作されると、表示されていたキャラクタによって飾り図柄が斬撃される。そして、各演出表示装置16〜18の画像表示部GH1〜GH3において、飾り図柄が継続示唆図柄組み合わせとして一旦停止表示され、2回目の変動サイクルが終了し、3回目の変動サイクルが継続して行われることが報知される。このように、通常時(通常表示演出の実行時)においては、第1演出表示装置16において飾り図柄が表示され、有効ラインが形成されていたが、特殊時(特殊表示演出の実行時)においては、各演出表示装置16〜18の画像表示部GH1〜GH3を跨いで有効ラインが形成可能となる。
図8(c)に示すように、次回の変動サイクルでも同じように、第1演出表示装置16の画像表示部GH1において、飾り図柄の変動表示が開始され、飾り図柄がリーチ状態を形成した後に、各演出表示装置16〜18の画像表示部GH1〜GH3を跨いで、左列の飾り図柄と右列の飾り図柄とがリーチ状態を形成しつつ円を描きながら移動する。また、各演出表示装置16〜18の画像表示部GH1〜GH3を跨いで、1つのキャラクタ画像が表示され、「ボタン押せ!」というように演出用ボタンBTの操作を促す画像が表示される。
図8(d)に示すように、操作有効期間内に演出用ボタンBTが操作されると、表示されていたキャラクタによって飾り図柄が斬撃されない。そして、第2演出表示装置17の画像表示部GH2と第3演出表示装置18の画像表示部GH3との両方において、飾り図柄が[3]として一旦停止表示され、第1演出表示装置16の画像表示部GH1に飾り図柄が変動表示される。このように、リーチ状態が形成されると、4回目の変動サイクルが行われずに、1回の変動ゲームにおいて3回の変動サイクルが行われることとなる。
図8(e)に示すように、複数の有効ライン上に同一の図柄が一旦停止表示されることによって、複数のリーチ状態が形成される場合がある。この場合、第1演出表示装置16において2列の飾り図柄が[3]として一旦停止表示され、もう1列の飾り図柄が変動表示されることによって[3]でリーチ状態が形成される。これに加えて、第2演出表示装置17の画像表示部GH2と、第3演出表示装置18の画像表示部GH3とにおいて飾り図柄が[1][2]として一旦停止表示され、第1演出表示装置16において飾り図柄が変動表示されることによって[1][2]でリーチ状態が形成される。つまり、リーチ状態を形成する有効ラインが1本から3本に増加されることとなる。また、各演出表示装置16〜18の画像表示部GH1〜GH3に表示された左右列(上下段)の飾り図柄が停止表示され、中列(中段)における1つの飾り図柄が変動表示されることによって、それら画像表示部GH1〜GH3を跨いで形成された3本の有効ラインにおいてリーチ図柄組み合わせとなる。このため、何れの飾り図柄でも大当りとなる可能性があり、それら飾り図柄に対する期待感を高揚させることができる。更にまた、飾り図柄の表示制御についての煩雑さを抑制することができるとともに、遊技者により有効ラインが特定し易くなる。
図8(f)に示すように、第1演出表示装置16の画像表示部GH1において変動表示されている飾り図柄が[1][2]で一旦停止表示されず、[3]でリーチ状態が形成されるのみとなる。つまり、リーチ状態を形成する有効ラインが3本から1本に減少されることとなる。そして、「ボタン押せ!」というように演出用ボタンBTの操作を促す画像が表示される。
図8(g)に示すように、操作有効期間内に演出用ボタンBTが操作されると、各演出表示装置16〜18の画像表示部GH1〜GH3を跨いで、縦長のカットイン画像が表示される。この場合、第1演出表示装置16の画像表示部GH1において、縦長のカットイン画像が表示されていない表示領域には、一旦停止表示されている飾り図柄や背景画像、キャラクタ画像などが表示可能である。このようにカットイン画像が表示されることによって、大当り期待度を示すカットイン予告演出が実行される。そして、図8(h)に示すように、第1演出表示装置16の画像表示部GH1において、飾り図柄が大当り図柄として確定停止表示され、大当りとなる。なお、本実施形態において、リーチ図柄組み合わせや継続示唆図柄組み合わせが特定の組み合わせに相当する。
次に、図9及び図10を参照して花擬似連演出について説明する。図9(a)に示すように、各演出表示装置16〜18が原位置に配置されている。第1演出表示装置16の画像表示部GH1において、飾り図柄が確定停止表示されている。そして、図9(b)に示すように、変動ゲームの実行条件が成立すると、画像表示部GH1において、飾り図柄の変動表示が行われ、図9(c)に示すように、リーチ状態が形成される。
続いて、図9(d)に示すように、第2演出表示装置17が上方に変位することによって、各演出表示装置16〜18が第1位置に配置される。第3演出表示装置18の画像表示部GH3と、第2演出表示装置17の画像表示部GH2とにおいて、「花」という文字が上下に分けられた継続示唆画像が表示されるとともに、「ボタン押せ!」というように演出用ボタンBTの操作を促す画像が表示される。このような継続示唆画像は、第1演出表示装置16において変動サイクルが継続されるといった演出画像の展開を示唆する展開示唆演出画像に相当する。
図9(e)に示すように、操作有効期間内に演出用ボタンBTが操作されると、第2演出表示装置17が上方に、第3演出表示装置18が下方にそれぞれ変位し、第2演出表示装置17の画像表示部GH2が上方と、第3演出表示装置18の画像表示部GH3が下方とが隣接する第3位置に、各演出表示装置16〜18が配置される。これによって、第2演出表示装置17の画像表示部GH2と、第3演出表示装置18の画像表示部GH3とを跨いで、「花」という文字が合体して光る継続確定画像が表示される。このような継続確定画像は、第1演出表示装置16において変動サイクルが継続されるといった演出画像の展開を確定的に報知する展開確定演出画像に相当する。
図9(f)に示すように、第2演出表示装置17が下方に、第3演出表示装置18が上方にそれぞれ変位し、各演出表示装置16〜18が第1位置に配置される。また、第2演出表示装置17の画像表示部GH2と第3演出表示装置18の画像表示部GH3とを跨いで表示されていた継続確定画像が、各演出表示装置16〜18の画像表示部GH1〜GH3を跨いで表示され、その後、第1演出表示装置16の画像表示部GH1で表示される。
図9(g)に示すように、第1演出表示装置16の画像表示部GH1において、飾り図柄が継続示唆図柄組み合わせとして一旦停止表示されるとともに、飾り図柄の背景として花画像が表示される。これによって、1回目の変動サイクルが終了し、2回目の変動サイクルが継続して行われることが報知される。
図9(h)に示すように、画像表示部GH1において、飾り図柄の変動表示が行われ、図10(a)に示すように、リーチ状態が形成される。
続いて、図10(b)に示すように、第3演出表示装置18の画像表示部GH3と、第2演出表示装置17の画像表示部GH2とにおいて、「花」という文字が上下に分けられた画像が表示されるとともに、「ボタン押せ!」というように演出用ボタンBTの操作を促す画像が表示される。
図10(c)に示すように、操作有効期間内に演出用ボタンBTが操作されると、第2演出表示装置17が下方に変位し、各演出表示装置16〜18が原位置に配置される。そして、第2演出表示装置17の画像表示部GH2と第3演出表示装置18の画像表示部GH3との両方において、「花」という文字が上下に分けられた画像の表示が消去される。続いて、左列と右列との飾り図柄が一旦停止表示され、リーチ状態が形成されると、3回目の変動サイクルが行われずに、1回の変動ゲームにおいて2回の変動サイクルが行われることとなる。そして、図10(d)に示すように、第1演出表示装置16の画像表示部GH1において、飾り図柄が大当り図柄として確定停止表示され、大当りとなる。
次に、図11〜図13を参照して放水擬似連演出について説明する。図11(a)に示すように、各演出表示装置16〜18が原位置に配置されている。第1演出表示装置16の画像表示部GH1において、飾り図柄が確定停止表示されている。そして、図11(b)に示すように、変動ゲームの実行条件が成立すると、画像表示部GH1において、飾り図柄の変動表示が行われ、図11(c)に示すように、左列の飾り図柄と右列の飾り図柄とが一旦停止表示され、リーチ状態が形成される。
また、図11(d)に示すように、第3演出表示装置18の画像表示部GH3において、右方向を向いた第1キャラクタ画像が表示される場合がある。そして、第2演出表示装置17の画像表示部GH2において、炎が立つ炎画像が表示されるとともに、第1演出表示装置16の画像表示部GH1において、右列の飾り図柄が炎に包まれる炎画像が表示される。このようなキャラクタ画像は、飾り図柄が再変動され、次回の変動サイクルが継続して実行されることを示唆する再変動示唆画像に相当する。
図11(e)に示すように、第3演出表示装置18において、第1キャラクタ画像が右列の飾り図柄に放水を行う画像が表示され、第1演出表示装置16の画像表示部GH1と、第2演出表示装置17の画像表示部GH2とに放水が行われる放水画像が表示される。つまり、第3演出表示装置18において表示される画像と、第1演出表示装置16において表示される画像と、第2演出表示装置17において表示される画像とに関連を持たせる画像が表示されることとなる。また、これによって、一旦停止表示されている右列の飾り図柄が再変動する可能性が示唆される。また、飾り図柄が上方から下方に変動表示されるため、変動表示される上流側である上方に配置される第3演出表示装置18においてキャラクタ画像が表示され、放水を行う画像が表示されることによって、飾り図柄が恰も再変動するという感覚を持たせ易くなる。このような放水画像が、再変動演出や再変動示唆画像に関連する再変動関連演出画像に相当する。
そして、図11(f)に示すように、第1演出表示装置16の画像表示部GH1において、一旦停止表示されていた右列の飾り図柄が再変動される再変動演出(所謂「すべり演出」)が実行され、中列と右列との飾り図柄が[4]として一旦停止表示され、飾り図柄が継続示唆図柄組み合わせとして一旦停止表示される。また、第1演出表示装置16の画像表示部GH1において、右列の飾り図柄における炎画像が消去されるとともに、第2演出表示装置17の画像表示部GH2における炎画像も消去される。これによって、1回目の変動サイクルが終了し、2回目の変動サイクルが継続して行われることが報知される。
図11(g)に示すように、第1演出表示装置16の画像表示部GH1において、飾り図柄の変動表示が行われ、図11(h)に示すように、左列の飾り図柄と右列の飾り図柄とが一旦停止表示され、リーチ状態が形成される。
また、図12(a)に示すように、第3演出表示装置18の画像表示部GH3において、左方向を向いた第2キャラクタ画像が表示される場合がある。そして、第2演出表示装置17の画像表示部GH2において、炎が立つ炎画像が表示されるとともに、第1演出表示装置16の画像表示部GH1において、左列の飾り図柄が炎に包まれる炎画像が表示される。
図12(b)に示すように、第3演出表示装置18において、第2キャラクタ画像が左列の飾り図柄に放水を行う画像が表示され、第1演出表示装置16の画像表示部GH1と、第2演出表示装置17の画像表示部GH2とに放水画像が表示される。つまり、第3演出表示装置18において表示される画像と、第1演出表示装置16において表示される画像と、第2演出表示装置17において表示される画像とに関連を持たせる画像が表示されることとなる。また、これによって、一旦停止表示されている左列の飾り図柄が再変動する可能性が示唆される。
そして、図12(c)に示すように、第1演出表示装置16の画像表示部GH1において、一旦停止表示されていた左列の飾り図柄が再変動され、左列の飾り図柄が[2]として、中列の飾り図柄が[3]としてそれぞれ一旦停止表示され、飾り図柄が継続示唆図柄組み合わせとして一旦停止表示される。また、第1演出表示装置16の画像表示部GH1において、左列の飾り図柄における炎画像が消去されるとともに、第2演出表示装置17の画像表示部GH2における炎画像も消去される。これによって、2回目の変動サイクルが終了し、3回目の変動サイクルが継続して行われることが報知される。
図12(d)に示すように、第1演出表示装置16の画像表示部GH1において、飾り図柄の変動表示が行われ、図12(e)に示すように、左列の飾り図柄と右列の飾り図柄とが一旦停止表示され、リーチ状態が形成される。
また、図12(f)に示すように、第3演出表示装置18の画像表示部GH3において、右方向を向いた第1キャラクタ画像と左方向を向いた第2キャラクタ画像とが表示される場合がある。そして、第2演出表示装置17の画像表示部GH2において、炎が立つ炎画像が表示されるとともに、第1演出表示装置16の画像表示部GH1において、左列の飾り図柄と右列の飾り図柄とが炎に包まれる炎画像が表示される。
図12(g)に示すように、第3演出表示装置18において、第1キャラクタ画像が右列の飾り図柄に放水を行う画像と、第2キャラクタ画像が左列の飾り図柄に放水を行う画像とが表示され、第1演出表示装置16の画像表示部GH1と、第2演出表示装置17の画像表示部GH2とに放水画像が表示される。つまり、第3演出表示装置18において表示される画像と、第1演出表示装置16において表示される画像と、第2演出表示装置17において表示される画像とに関連を持たせる画像が表示されることとなる。また、これによって、一旦停止表示されている左列の飾り図柄と右列の飾り図柄とが再変動する可能性が示唆される。
そして、図12(h)に示すように、第1演出表示装置16の画像表示部GH1において、一旦停止表示されていた左列の飾り図柄と右列の飾り図柄とが再変動され、飾り図柄が継続示唆図柄組み合わせ([455])として一旦停止表示される。また、第1演出表示装置16の画像表示部GH1において、左列の飾り図柄における炎画像と、右列の飾り図柄における炎画像とが消去されるとともに、第2演出表示装置17の画像表示部GH2における炎画像も消去される。これによって、3回目の変動サイクルが終了し、4回目の変動サイクルが継続して行われることが報知される。
図13(a)に示すように、第1演出表示装置16の画像表示部GH1において、飾り図柄の変動表示が行われ、図13(b)に示すように、左列の飾り図柄と右列の飾り図柄とが一旦停止表示され、リーチ状態が形成される。
また、図13(c)に示すように、第3演出表示装置18の画像表示部GH3において、右方向を向いた第1キャラクタ画像と左方向を向いた第2キャラクタ画像とが表示される場合がある。そして、図13(d)に示すように、第2演出表示装置17の画像表示部GH2と、第3演出表示装置18の画像表示部GH3とにおいて、炎画像が表示されることなく、第3演出表示装置18の画像表示部GH3において、第1キャラクタ画像と第2キャラクタ画像とが消去され、リーチ状態の形成が維持される。これによって、1回の変動ゲームにおいて4回の変動サイクルが行われることとなる。そして、図13(e)に示すように、第1演出表示装置16の画像表示部GH1において、飾り図柄が大当り図柄として確定停止表示され、大当りとなる。
次に、図14及び図15を参照してスロット擬似連演出について説明する。図14(a)に示すように、各演出表示装置16〜18が原位置に配置されている。第1演出表示装置16の画像表示部GH1において、飾り図柄が確定停止表示されている。そして、図14(b)に示すように、変動ゲームの実行条件が成立すると、画像表示部GH1において、飾り図柄の変動表示が行われ、図14(c)に示すように、左列の飾り図柄と右列の飾り図柄とが一旦停止表示され、リーチ状態が形成される。
図14(d)に示すように、第2演出表示装置17の画像表示部GH2において、ワニを模した画像が表示される。また、第1演出表示装置16の画像表示部GH1において、スロットマシンのリールを模した画像が表示される。このようなワニを模した画像が、擬似連演出が実行されていることを特定可能な連続予告演出画像、第2演出表示装置17の変位を示唆する変位態様示唆演出画像に相当する。
そして、図14(e)に示すように、第2演出表示装置17の上方への変位が開始されるとともに、その変位に伴って、第2演出表示装置17の画像表示部GH2に表示されていたワニが口を大きく開ける画像の表示が開始される。このようなワニが口を大きく開ける画像が、擬似連演出が実行されていることを特定可能な連続予告演出画像に相当する。そして、第2演出表示装置17が上方に変位して各演出表示装置16〜18が第1位置に配置されるまでに、各演出表示装置16〜18の画像表示部GH1〜GH3に跨ってワニが口を大きく開ける画像が表示される。また、ワニが口を大きく開ける画像が表示されたことに伴って、第1演出表示装置16の画像表示部GH1において、スロットマシンのリールを模した画像が上方に移動するように表示されるとともに、一旦停止表示された飾り図柄も上方に移動するように表示される。
続いて、図14(f)に示すように、第2演出表示装置17の上方への変位が開始されるとともに、第3演出表示装置18の下方への変位が開始される。そして、第2演出表示装置17が上方に、第3演出表示装置18が下方にそれぞれ変位して各演出表示装置16〜18が第2位置に配置される。また、それらの変位に伴って、各演出表示装置16〜18の画像表示部GH1〜GH3に跨って、ワニがスロットマシンのリールに噛み付く画像が表示される。また、ワニがスロットマシンのリールに噛み付く画像が表示されたことに伴って、第1演出表示装置16の画像表示部GH1において、スロットマシンのリールを模した画像の変動表示が開始されるとともに、一旦停止表示された左列の飾り図柄と右列の飾り図柄との再変動も開始される。
そして、図14(f)に示すように、第2演出表示装置17の下方への変位が開始されるとともに、第3演出表示装置18の上方への変位が開始される。そして、第2演出表示装置17が下方に、第3演出表示装置18が上方にそれぞれ変位して各演出表示装置16〜18が原位置に配置される。また、各演出表示装置16〜18の画像表示部GH1〜GH3に跨って表示されていたワニがスロットマシンのリールに噛み付く画像が消去され、第2演出表示装置17の画像表示部GH2にワニを模した画像が表示される。第1演出表示装置16の画像表示部GH1において、スロットマシンのリールを模した画像が表示され、左列のリールと右列のリールとでは再遊技図柄が表示され、左列の飾り図柄と右列の飾り図柄とが[3]で一旦停止表示され、リーチ状態が形成される。更には、第1演出表示装置16の画像表示部GH1において、「ボタン押せ!」というように演出用ボタンBTの操作を促す画像が表示される。
そして、図14(g)に示すように、操作有効期間内に演出用ボタンBTが操作されると、図14(h)に示すように、第1演出表示装置16の画像表示部GH1において、中列のリールが再遊技図柄として表示され、再遊技図柄が揃う。このように、再遊技図柄が表示されることによって変動サイクルが継続されることが特定し易くなる。このような再遊技図柄が揃う画像が、変動サイクルを継続して実行することを確定的に報知する連続確定演出画像に相当する。また、第1演出表示装置16の画像表示部GH1において、右列の飾り図柄が再変動され、中列の飾り図柄と右列の飾り図柄とが[4]で一旦停止表示され、飾り図柄が継続示唆図柄組み合わせとして一旦停止表示される。これによって、1回目の変動サイクルが終了し、2回目の変動サイクルが継続して行われることが報知される。
図15(a)に示すように、第1演出表示装置16の画像表示部GH1において、飾り図柄の変動表示が行われ、図15(b)に示すように、左列の飾り図柄と右列の飾り図柄とが一旦停止表示され、リーチ状態が形成される。
図15(c)に示すように、第2演出表示装置17の画像表示部GH2において、ワニを模した画像が表示される。また、第1演出表示装置16の画像表示部GH1において、スロットマシンのリールを模した画像が表示される。
そして、図15(d)に示すように、第2演出表示装置17の上方への変位が開始されるとともに、その変位に伴って、第2演出表示装置17の画像表示部GH2に表示されていたワニが口を大きく開ける画像の表示が開始される。そして、第2演出表示装置17が上方に変位して各演出表示装置16〜18が第1位置に配置されるまでに、各演出表示装置16〜18の画像表示部GH1〜GH3に跨ってワニが口を大きく開ける画像が表示される。また、ワニが口を大きく開ける画像が表示されたことに伴って、第1演出表示装置16の画像表示部GH1において、スロットマシンのリールを模した画像が上方に移動するように表示されるとともに、一旦停止表示された飾り図柄も上方に移動するように表示される。
続いて、図15(e)に示すように、第2演出表示装置17の上方への変位が開始されるとともに、第3演出表示装置18の下方への変位が開始される。そして、第2演出表示装置17が上方に、第3演出表示装置18が下方にそれぞれ変位して各演出表示装置16〜18が第2位置に配置される。また、それらの変位に伴って、各演出表示装置16〜18の画像表示部GH1〜GH3に跨って、ワニがスロットマシンのリールに噛み付く画像が表示される。また、ワニがスロットマシンのリールに噛み付く画像が表示されたことに伴って、第1演出表示装置16の画像表示部GH1において、スロットマシンのリールを模した画像の変動表示が開始されるとともに、一旦停止表示された左列の飾り図柄と右列の飾り図柄との再変動も開始される。
そして、図15(f)に示すように、第2演出表示装置17の下方への変位が開始されるとともに、第3演出表示装置18の上方への変位が開始される。そして、第2演出表示装置17が下方に、第3演出表示装置18が上方にそれぞれ変位して各演出表示装置16〜18が原位置に配置される。また、各演出表示装置16〜18の画像表示部GH1〜GH3に跨って表示されていたワニがスロットマシンのリールに噛み付く画像が消去され、第2演出表示装置17の画像表示部GH2にワニを模した画像が表示される。第1演出表示装置16の画像表示部GH1において、スロットマシンのリールを模した画像が表示され、左列のリールと右列のリールとでは再遊技図柄が表示され、左列の飾り図柄と右列の飾り図柄とが[3]で一旦停止表示され、リーチ状態が形成される。更には、第1演出表示装置16の画像表示部GH1において、「ボタン押せ!」というように演出用ボタンBTの操作を促す画像が表示される。
そして、図15(g)に示すように、操作有効期間内に演出用ボタンBTが操作されると、第1演出表示装置16の画像表示部GH1において、中列のリールがベル図柄として表示される。また、第1演出表示装置16の画像表示部GH1において、右列の飾り図柄が再変動されず、リーチ状態の形成が維持される。これによって、1回の変動ゲームにおいて2回の変動サイクルが行われることとなる。そして、図15(h)に示すように、第1演出表示装置16の画像表示部GH1において、飾り図柄が大当り図柄として確定停止表示され、大当りとなる。このように、スロット擬似連演出においては、飾り図柄以外にリールを模した画像が表示されることによって、他の擬似連演出などと比べても演出態様の多様化を図ることができる。
なお、本実施形態においては、第2演出表示装置17にワニを模した画像が表示された後に、第2位置には配置されずに原位置のまま配置される場合がある。各演出表示装置16〜18が原位置から第1位置に、第1位置から第2位置に、第2位置から第1位置に、第1位置から原位置に配置される変位態様が特定の変位態様に相当する。
次に、図16及び図17を参照してアクション擬似連演出について説明する。図16(a)に示すように、各演出表示装置16〜18が原位置に配置されている。第1演出表示装置16の画像表示部GH1において、飾り図柄が確定停止表示されている。そして、図16(b)に示すように、変動ゲームの実行条件が成立すると、画像表示部GH1において、飾り図柄の変動表示が行われ、図16(c)に示すように、左列の飾り図柄と右列の飾り図柄とが一旦停止表示され、リーチ状態が形成される。
図16(d)に示すように、第2演出表示装置17の画像表示部GH2にネコを模したキャラクタを示す画像が表示されるとともに、左可動体KLと右可動体KRとが原位置となる両側方から変位し、図16(e)に示すように、左可動体KLと右可動体KRとが接する変位位置まで変位される。このようなネコを模したキャラクタを示す画像が、擬似連演出が実行されていることを特定可能な連続予告演出画像に相当する。また、図16(f)に示すように、第1演出表示装置16の画像表示部GH1において、「ボタン押せ!」というように演出用ボタンBTの操作を促す画像が表示される。
そして、図16(g)に示すように、操作有効期間内に演出用ボタンBTが操作されると、各演出表示装置16〜18の画像表示部GH1〜GH3に跨って、キャラクタがパンチする画像が表示されるとともに、左可動体KLと右可動体KRとが離間するように側方に向かって変位が開始され、原位置まで変位する。このようなキャラクタがパンチする画像が、変動サイクルを継続して実行することを確定的に報知する連続確定演出画像に相当する。また、第1演出表示装置16の画像表示部GH1において、右列の飾り図柄が再変動され、中列の飾り図柄と右列の飾り図柄とが[4]で一旦停止表示され、飾り図柄が継続示唆図柄組み合わせとして一旦停止表示される。これによって、1回目の変動サイクルが終了し、2回目の変動サイクルが継続して行われることが報知される。
図16(h)に示すように、第1演出表示装置16の画像表示部GH1において、飾り図柄の変動表示が行われ、図17(a)に示すように、左列の飾り図柄と右列の飾り図柄とが一旦停止表示され、リーチ状態が形成される。
図17(b)に示すように、左可動体KLと右可動体KRとが両側方から変位し、図17(c)に示すように、左可動体KLと右可動体KRとが接する変位位置まで変位される。また、図17(d)に示すように、第1演出表示装置16の画像表示部GH1において、「ボタン押せ!」というように演出用ボタンBTの操作を促す画像が表示される。
そして、図17(e)に示すように、操作有効期間内に演出用ボタンBTが操作されると、各演出表示装置16〜18の画像表示部GH1〜GH3に跨って、キャラクタ画像が表示されることなく、ガラスが割れる画像が表示される。続いて、図17(f)に示すように、所定時間が経過した後に、左可動体KLと右可動体KRとが離間するように側方に向かって変位され、原位置まで変位する。第1演出表示装置16の画像表示部GH1において、右列の飾り図柄が再変動されず、リーチ状態の形成が維持される。これによって、1回の変動ゲームにおいて2回の変動サイクルが行われることとなる。そして、図17(g)に示すように、第1演出表示装置16の画像表示部GH1において、飾り図柄が大当り図柄として確定停止表示され、大当りとなる。
なお、本実施形態においては、演出用ボタンBTの操作を契機として可動体Kが原位置に変位する変位態様が特別の変位態様に相当し、特別の変位態様よりも遅れて可動体Kが原位置に変位する変位態様が非特別の変位態様に相当する。
また、本実施形態において、各演出表示装置16〜18を跨いで表示される画像が特定画像に相当する。特に、スロット擬似連演出の実行中に、各演出表示装置16〜18を跨いで表示される特定画像が特殊画像に相当し、アクション擬似連演出の実行中に、各演出表示装置16〜18を跨いで表示される特定画像が特別画像に相当する。
このような各種擬似連演出を実行させる制御について説明する。以下、各種擬似連演出について説明するが、各種擬似連演出の特徴的な制御について説明し、それ以外については説明を省略する。
最初に、変動パターン指定コマンドが入力して、斬撃擬似連演出を実行させると決定した場合、演出制御用CPU31aは、最後の変動サイクルにおいて形成される有効ラインのライン数自体やリーチ図柄組み合わせとなる有効ラインのライン数を増加させるように決定する。特に、演出制御用CPU31aは、特定した変動パターンが、大当りとなる変動パターンである場合には、はずれとなる変動パターンである場合よりも高い確率で、有効ラインのライン数自体やリーチ図柄組み合わせとなる有効ラインのライン数を増加させるように決定する。特に、演出制御用CPU31aは、特殊表示演出を実行させる場合には、各演出表示装置16〜18を跨いで有効ラインを形成させると決定可能である。
また、演出制御用CPU31aは、変動パターン指定コマンドにより指定された変動パターンに基づいて、最後の変動サイクルにおいて、リーチ演出の実行中にカットイン予告演出を実行させるか否かを決定する。カットイン予告演出を実行させる場合、演出制御用CPU31aは、特定した変動パターンが大当りとなる変動パターンであるかはずれとなる変動パターンであるか、変動サイクルの連続実行回数に基づいて、図18に示すカットイン予告演出テーブルから何れかの演出を決定し、決定結果を演出制御用RAM31cの所定領域に記憶する。
図18に示すように、カットイン予告演出テーブルには、複数種類のカットイン予告演出CI01〜CI04が含まれている。複数種類のカットイン予告演出CI01〜CI04には、背景色、表示領域が対応付けられている。具体的に、カットイン予告演出CI01には、背景色として青色が、表示領域として第1表示領域(横長)がそれぞれ対応付けられている。また、カットイン予告演出CI03には、背景色として赤色が、表示領域として第2表示領域(縦長)がそれぞれ対応付けられている。また、カットイン予告演出CI04には、背景色として虹色が、表示領域として第3表示領域(十字)がそれぞれ対応付けられている。
また、カットイン予告演出CI01〜CI04は、変動パターン指定コマンドに指定された変動パターンにより異なる確率で決定され、大当り期待度が異なり、カットイン予告演出CI01、カットイン予告演出CI02、カットイン予告演出CI03、カットイン予告演出CI04の順で、大当り期待度が高くなるように規定されている。特に、カットイン予告演出CI04は、はずれとなる場合には決定されないように規定されており、カットイン予告演出CI04が決定されることによって大当りとなることが確定することとなる。
図19(a)に示すように、各演出表示装置16〜18が配設されている場合、図19(b)に示す第1表示領域(横長)と、図19(c)に示す第2表示領域(縦長)と、図19(d)に示す第3表示領域(十字)とでカットイン画像が表示可能である。
具体的に、図19(b)に示すように、第1表示領域においては、第1演出表示装置16の画像表示部GH1の全部を用いて横長のカットイン画像が表示可能である。また、図19(c)に示すように、第2表示領域においては、第1演出表示装置16の画像表示部GH1の一部と、第2演出表示装置17の画像表示部GH2の全部と、第3演出表示装置18の画像表示部GH3の全部とを用いて縦長のカットイン画像が表示可能である。この縦長のカットイン画像は、第2演出表示装置17及び第3演出表示装置18の横幅分の画像であり、第1演出表示装置16においてカットイン画像が表示されていない領域では、飾り図柄などの他の画像が表示可能である。また、図19(d)に示すように、第3表示領域においては、各演出表示装置16〜18の画像表示部GH1〜GH3の全部を用いて十字形状のカットイン画像が表示可能である。
演出制御用CPU31aは、変動ゲームの開始を契機として、飾り図柄の変動表示を開始させ、リーチ状態を形成するように飾り図柄を一旦停止表示させる制御を行う。そして、演出制御用CPU31aは、第2表示可動モータMOT2を制御することによって、第2演出表示装置17を上方に変位させ、各演出表示装置16〜18を第1位置に配置させるとともに、各演出表示装置16〜18において、各演出表示装置16〜18を跨ぐ1つのキャラクタ画像を表示させる制御を行う。また、演出制御用CPU31aは、リーチ状態を形成した2列の飾り図柄を各演出表示装置16〜18で移動させるように表示させることによって、飾り図柄を変動表示させる制御を行う。
そして、演出制御用CPU31aは、演出用ボタンBTの操作を受付可能とする操作有効期間となったときには、演出用ボタンBTの操作を促す画像を表示させる。操作有効期間内に演出用ボタンBTから操作信号が入力された場合、次回の変動サイクルを継続して実行させるか否かに対応する制御を行う。
次回の変動サイクルを継続して実行させる場合には、演出制御用CPU31aは、表示されていたキャラクタによって飾り図柄が斬撃される画像を表示させ、各演出表示装置16〜18の画像表示部GH1〜GH3において、飾り図柄を継続示唆図柄組み合わせとして一旦停止表示させる。そして、次回の変動サイクルの開始を契機として、リーチ状態を形成する2列の飾り図柄を各演出表示装置16〜18で移動させるように表示させることによって、飾り図柄を変動表示させる制御を行う。
その一方で、次回の変動サイクルを継続して実行させない場合には、演出制御用CPU31aは、表示されていたキャラクタによって飾り図柄が斬撃される画像を表示させずに、各演出表示装置16〜18の画像表示部GH1〜GH3において、飾り図柄をリーチ図柄組み合わせとして継続して表示させる。
また、演出制御用CPU31aは、各演出表示装置16〜18で一又は複数の有効ラインを形成するように飾り図柄を表示させる制御を行う。特に、演出制御用CPU31aは、各演出表示装置16〜18において、両端(左右列及び上下段)の飾り図柄を一旦停止表示させるとともに、それに挟まれる(中列又は中段の)飾り図柄を変動表示させることによって、リーチ図柄組み合わせを形成する飾り図柄を表示可能に制御する。
また、演出制御用CPU31aは、カットイン予告演出を実行させると決定されている場合には、最後の変動サイクルにおいて、演出用ボタンBTの操作を受付可能とする操作有効期間となったときには、演出用ボタンBTの操作を促す画像を表示させる。そして、演出制御用CPU31aは、演出用ボタンBTの操作を受付可能とする操作有効期間となったときには、各演出表示装置16〜18において、決定された種類のカットイン予告演出を示す画像を表示させる制御を行う。
花擬似連演出を実行させると決定した場合、演出制御用CPU31aは、変動ゲームの開始を契機として、飾り図柄の変動表示を開始させ、リーチ状態を形成するように飾り図柄を一旦停止表示させる制御を行う。そして、演出制御用CPU31aは、第2表示可動モータMOT2を制御することによって、第2演出表示装置17を上方に変位させて、各演出表示装置16〜18を第1位置に配置させる。また、演出制御用CPU31aは、第3演出表示装置18の画像表示部GH3と、第2演出表示装置17の画像表示部GH2とにおいて、花文字が上下に分けられた継続示唆画像を表示させる制御を行う。このように、演出制御用CPU31aは、第2演出表示装置17及び第3演出表示装置18が特別位置に配置される前においては、第1演出表示装置16において変動サイクルが継続されるといった演出画像の展開を示唆する継続示唆画像(花文字)を第2演出表示装置17及び第3演出表示装置18に表示させる制御を行う。
そして、演出制御用CPU31aは、演出用ボタンBTの操作を受付可能とする操作有効期間となったときには、演出用ボタンBTの操作を促す画像を表示させる。操作有効期間内に演出用ボタンBTから操作信号が入力された場合、演出制御用CPU31aは、次回の変動サイクルを継続して実行させるか否かに対応する制御を行う。
次回の変動サイクルを継続して実行させるときには、演出制御用CPU31aは、第2表示可動モータMOT2と第3表示可動モータMOT3とを制御することによって、各演出表示装置16〜18を第3位置に配置させる。また、演出制御用CPU31aは、第2演出表示装置17の画像表示部GH2と第3演出表示装置18の画像表示部GH3とを跨いで、花文字が合体して光る継続確定画像を表示させる制御を行う。このように、演出制御用CPU31aは、第2演出表示装置17及び第3演出表示装置18が特別位置に配置された場合には、第1演出表示装置16において変動サイクルが継続されるといった演出画像の展開を確定的に報知する継続確定画像を第2演出表示装置17及び第3演出表示装置18に表示させる制御を行う。また、演出制御用CPU31aは、第1演出表示装置16の画像表示部GH1において、飾り図柄を継続示唆図柄組み合わせとして一旦停止表示させる。
そして、演出制御用CPU31aは、第2表示可動モータMOT2と第3表示可動モータMOT3とを制御することによって、各演出表示装置16〜18を第1位置に配置させる。このとき、演出制御用CPU31aは、花文字が合体して光る継続確定画像を各演出表示装置16〜18の画像表示部GH1〜GH3を跨いで表示させる制御を行い、最終的には、第1演出表示装置16の画像表示部GH1に表示させる制御を行う。このように、演出制御用CPU31aは、第2演出表示装置17及び第3演出表示装置18が特別位置に配置された後、第2演出表示装置17及び第3演出表示装置18が第1位置に変位するまでに、継続確定画像を各演出表示装置16〜18を跨いで表示させる制御を行う。そして、演出制御用CPU31aは、次回の変動サイクルの開始を契機として、飾り図柄の変動表示を開始させ、リーチ状態を形成するように飾り図柄を一旦停止表示させる制御を行う。
その一方で、次回の変動サイクルを継続して実行させないときには、演出制御用CPU31aは、各演出表示装置16〜18を第3位置に配置させずに、第1演出表示装置16の画像表示部GH1において、飾り図柄がリーチ図柄組み合わせを継続して表示させる。また、演出制御用CPU31aは、第2表示可動モータMOT2を制御することによって、各演出表示装置16〜18を原位置に配置させるとともに、第2演出表示装置17の画像表示部GH2と第3演出表示装置18の画像表示部GH3とを跨いで、花文字を消去させる制御を行う。
放水擬似連演出を実行させると決定した場合、演出制御用CPU31aは、最後以外の変動サイクルにおいて一旦停止表示させる飾り図柄を決定するとともに、最後以外の変動サイクルにおいて何れかの飾り図柄を再変動させるかを決定する。また、演出制御用CPU31aは、第1演出表示装置16における複数列の飾り図柄のうち再変動が行われる列の飾り図柄を示すキャラクタ画像の種類を決定し、決定結果を演出制御用RAM31cに記憶する。具体的に、演出制御用CPU31aは、右列の飾り図柄を再変動させる場合には、第1キャラクタ画像を、左列の飾り図柄を再変動させる場合には、第2キャラクタ画像を、左列の飾り図柄と右列の飾り図柄とを再変動させる場合には、第1キャラクタ画像及び第2キャラクタ画像をそれぞれ決定する。なお、演出制御用CPU31aは、飾り図柄を再変動させない場合であっても、所定の確率でキャラクタ画像を表示させるか否か、キャラクタ画像の種類を決定する。
演出制御用CPU31aは、変動ゲームの開始を契機として、飾り図柄の変動表示を開始させ、リーチ状態を形成するように飾り図柄を一旦停止表示させる制御を行う。そして、演出制御用CPU31aは、演出制御用CPU31aは、次回の変動サイクルを継続して実行させるか否かに対応する制御を行う。
次回の変動サイクルを継続して実行させる場合、演出制御用CPU31aは、再変動させる列の飾り図柄に対応するキャラクタ画像を第3演出表示装置18の画像表示部GH3に表示させる制御を行う。また、演出制御用CPU31aは、第1演出表示装置16において再変動させる飾り図柄と、第2演出表示装置17とにおいて、炎画像を表示させる制御を行う。
そして、演出制御用CPU31aは、第3演出表示装置18に表示されたキャラクタ画像から放水を行う画像を表示させるとともに、第1演出表示装置16において再変動させる列の飾り図柄と第2演出表示装置17とに放水画像を表示させ、第1演出表示装置16と第2演出表示装置17とにおいて炎画像を消去させる制御を行う。続いて、演出制御用CPU31aは、決定された列の飾り図柄を再変動させた後に、飾り図柄を継続示唆図柄組み合わせとして一旦停止表示させる制御を行う。そして、演出制御用CPU31aは、次回の変動サイクルの開始を契機として、飾り図柄の変動表示を開始させ、リーチ状態を形成するように飾り図柄を一旦停止表示させる制御を行う。
その一方で、次回の変動サイクルを継続して実行させない場合、演出制御用CPU31aは、キャラクタ画像を表示させると決定した場合には、決定した種類のキャラクタ画像を第3演出表示装置18の画像表示部GH3に表示させる制御を行う。そして、演出制御用CPU31aは、第3演出表示装置18においてキャラクタ画像が放水を行う画像等を表示させることなく、第1演出表示装置16の画像表示部GH1において、飾り図柄がリーチ図柄組み合わせを継続して表示させる。また、演出制御用CPU31aは、第3演出表示装置18の画像表示部GH3に表示されていたキャラクタ画像を消去させる制御を行う。
このように、演出制御用CPU31aは、再変動演出において飾り図柄が再変動される前に、その再変動演出において飾り図柄が再変動されてその再変動を契機として次回の変動サイクルが継続して実行されることを示唆するキャラクタ画像を第3演出表示装置18に表示させる制御を行う。
そして、再変動演出が実行される場合に、キャラクタ画像と関連する放水画像を、第1演出表示装置16における再変動演出として、更には、第2演出表示装置17において再変動演出やキャラクタ画像と関連する放水画像をそれぞれ表示させる制御を行う。
スロット擬似連演出を実行させると決定した場合、演出制御用CPU31aは、変動ゲームの開始を契機として、飾り図柄の変動表示を開始させ、リーチ状態を形成するように飾り図柄を一旦停止表示させる制御を行う。また、演出制御用CPU31aは、第2演出表示装置17の画像表示部GH2に、ワニを模した画像を表示させ、第1演出表示装置16の画像表示部GH1において、スロットマシンのリールを模した画像を表示させる制御を行う。
そして、演出制御用CPU31aは、第2表示可動モータMOT2を制御することによって、第2演出表示装置17を上方に変位させ、各演出表示装置16〜18を第1位置に配置させる。また、演出制御用CPU31aは、第2演出表示装置17の変位に伴って、各演出表示装置16〜18を跨いで、ワニが口を大きく開ける画像を表示させるとともに、第1演出表示装置16におけるスロットマシンのリールを模した画像を上方に移動するように表示させる制御を行う。
そして、演出制御用CPU31aは、第2表示可動モータMOT2及び第3表示可動モータMOT3を制御することによって、第2演出表示装置17を上方に、第3演出表示装置18を下方にそれぞれ変位させ、各演出表示装置16〜18を第2位置に配置させる。また、演出制御用CPU31aは、各演出表示装置16〜18の画像表示部GH1〜GH3に跨って、ワニがスロットマシンのリールに噛み付く画像を表示させるとともに、第1演出表示装置16におけるスロットマシンのリールを模した画像の変動表示と、一旦停止表示された飾り図柄の再変動とを開始させる制御を行う。
そして、演出制御用CPU31aは、第2表示可動モータMOT2及び第3表示可動モータMOT3を制御することによって、第2演出表示装置17を下方に、第3演出表示装置18を上方にそれぞれ変位させ、各演出表示装置16〜18を原位置に配置させる。また、演出制御用CPU31aは、各演出表示装置16〜18においてワニがスロットマシンのリールに噛み付く画像を消去させるとともに、第2演出表示装置17の画像表示部GH2にワニを模した画像を表示させる制御を行う。
そして、演出制御用CPU31aは、第1演出表示装置16の画像表示部GH1において、左列のリールと右列のリールとで再遊技図柄を表示させるとともに、飾り図柄をリーチ図柄組み合わせとして一旦停止表示させる制御を行う。
続いて、演出制御用CPU31aは、演出用ボタンBTの操作を受付可能とする操作有効期間となったときには、演出用ボタンBTの操作を促す画像を表示させる。操作有効期間内に演出用ボタンBTから操作信号が入力された場合、演出制御用CPU31aは、次回の変動サイクルを継続して実行させるか否かに対応する制御を行う。
次回の変動サイクルを継続して実行させるときには、演出制御用CPU31aは、第1演出表示装置16の画像表示部GH1において、中列のリールを再遊技図柄として表示させるとともに、飾り図柄を継続示唆図柄組み合わせとして一旦停止表示させる。そして、演出制御用CPU31aは、次回の変動サイクルの開始を契機として、飾り図柄の変動表示を開始させ、リーチ状態を形成するように飾り図柄を一旦停止表示させる制御を行う。
その一方で、操作有効期間内に演出用ボタンBTから操作信号が入力された場合、演出制御用CPU31aは、次回の変動サイクルを継続して実行させないときには、第1演出表示装置16の画像表示部GH1において、中列のリールをベル図柄として表示させるとともに、飾り図柄をリーチ図柄組み合わせとして継続して一旦停止表示させる。
このように、演出制御用CPU31aは、第1演出表示装置16において変動サイクルの連続実行回数によって大当り期待度を示す擬似連演出を実行させるとともに、その擬似連演出が実行されていることを特定可能な画像を第2演出表示装置17及び第3演出表示装置18に表示させる制御を行う。また、演出制御用CPU31aは、第2演出表示装置17及び第3演出表示装置18が特定の変位態様で変位されることを示唆する画像を第2演出表示装置17及び第3演出表示装置18に表示させる制御を行う。そして、次回の変動サイクルを継続して実行させる場合、演出制御用CPU31aは、第2演出表示装置17及び第3演出表示装置18を特定の変位態様で変位された後に、次回の変動サイクルを継続して実行させることを確定的に報知する確定画像を第1演出表示装置16に表示させる制御を行う。
アクション擬似連演出を実行させると決定した場合、演出制御用CPU31aは、変動ゲームの開始を契機として、飾り図柄の変動表示を開始させ、リーチ状態を形成するように飾り図柄を一旦停止表示させる制御を行う。そして、演出制御用CPU31aは、第2演出表示装置17の画像表示部GH2に、ネコを模したキャラクタを示す画像を表示させる。また、演出制御用CPU31aは、可動体モータMOT1を制御することによって、左可動体KLと右可動体KRとが原位置から変位位置まで変位させる制御を行う。
そして、演出制御用CPU31aは、演出用ボタンBTの操作を受付可能とする操作有効期間となったときには、演出用ボタンBTの操作を促す画像を表示させる。操作有効期間内に演出用ボタンBTから操作信号が入力された場合、演出制御用CPU31aは、次回の変動サイクルを継続して実行させるか否かに対応する制御を行う。
演出制御用CPU31aは、次回の変動サイクルを継続して実行させるときには、各演出表示装置16〜18に跨ってキャラクタがパンチする画像を表示させるとともに、可動体モータMOT1を制御することによって、左可動体KLと右可動体KRとを原位置に変位させる制御を行う。また、演出制御用CPU31aは、第1演出表示装置16の画像表示部GH1において、飾り図柄を継続示唆図柄組み合わせとして一旦停止表示させる。そして、演出制御用CPU31aは、次回の変動サイクルの開始を契機として、飾り図柄の変動表示を開始させ、リーチ状態を形成するように飾り図柄を一旦停止表示させる制御を行う。
その一方で、操作有効期間内に演出用ボタンBTから操作信号が入力された場合、演出制御用CPU31aは、次回の変動サイクルを継続して実行させないときには、ガラスが割れる画像を表示させる。また、第1演出表示装置16の画像表示部GH1において、飾り図柄をリーチ図柄組み合わせとして継続して一旦停止表示させる。そして、所定時間が経過した後に、左可動体KLと右可動体KRとを原位置に変位させる制御を行う。
このように、演出制御用CPU31aは、第1演出表示装置16において変動サイクルの連続実行回数によって大当り期待度を示す擬似連演出を実行させるとともに、その擬似連演出が実行されていることを特定可能な画像を第2演出表示装置17及び第3演出表示装置18に表示させる制御を行う。また、演出制御用CPU31aは、各演出表示装置16〜18において、各演出表示装置16〜18を跨ぐ画像を表示させる制御を行う。そして、次回の変動サイクルを継続して実行させる場合、演出制御用CPU31aは、可動体Kを特別の変位態様で変位された後に、次回の変動サイクルを継続して実行させることを確定的に報知する確定画像を各演出表示装置16〜18を跨いで表示させる制御を行う。
なお、本実施形態において、各演出表示装置16〜18の表示制御を行う演出制御用CPU31aが表示制御手段として機能する。また、可動体K、第2演出表示装置17、及び第3演出表示装置18の変位制御を行う演出制御用CPU31aが変位制御手段として機能する。
以上詳述したように、本実施形態は、以下の効果を有する。
(1)特別図柄に対応する飾り図柄を第1演出表示装置16に表示可能であるが第2演出表示装置17や第3演出表示装置18には表示させない通常表示演出と、各演出表示装置16〜18に飾り図柄を表示可能な特殊表示演出とが実行可能に制御される。このため、飾り図柄の表示態様について多様化を図ることができ、演出効果を向上させることによって、遊技に対する興趣の向上を図ることができる。
(2)第2演出表示装置17と第3演出表示装置18との両方でリーチ図柄組み合わせや継続示唆図柄組み合わせを形成する飾り図柄が表示可能に制御される。このため、これらのような組み合わせを形成する飾り図柄の表示態様について多様化を図ることができ、演出効果を向上させることによって、遊技に対する興趣の向上を図ることができる。
(3)第1演出表示装置16から第2演出表示装置17、第2演出表示装置17から第1演出表示装置16、第1演出表示装置16から第3演出表示装置18、及び第3演出表示装置18から第1演出表示装置16で飾り図柄が移動するように表示可能に制御される。このため、飾り図柄の表示態様について多様化を図ることができ、演出効果を向上させることによって、遊技に対する興趣の向上を図ることができる。
(4)また、特殊表示演出中において、各演出表示装置16〜18の少なくとも何れか一つの演出表示装置で、飾り図柄が所定の組み合わせを形成し得る有効ラインを形成しているときに、他の演出表示装置でも有効ラインを形成するように飾り図柄が表示可能に制御される。このため、飾り図柄の表示態様について多様化を図ることができ、演出効果を向上させることによって、遊技に対する興趣の向上を図ることができる。
(5)特殊表示演出中において、各演出表示装置16〜18で有効ラインが形成される有効ライン数を増減可能なように飾り図柄が表示可能に制御される。このため、飾り図柄の表示態様について多様化を図ることができるとともに、有効ライン数に対する注意を持たせることができ、演出効果を向上させることによって、遊技に対する興趣の向上を図ることができる。
(6)各演出表示装置16〜18で一つの有効ラインを形成するように飾り図柄が表示可能に制御される。このため、飾り図柄の表示態様について多様化を図ることができるとともに、各演出表示手段における関連性を持たせることができ、演出効果を向上させることによって、遊技に対する興趣の向上を図ることができる。
(7)特に、第2演出表示装置17と第3演出表示装置18とが第1演出表示装置16を挟むように配置可能であり、それら各演出表示装置16〜18で一つの有効ラインを形成するように飾り図柄が表示可能に制御される。このため、各演出表示装置16〜18において飾り図柄が表示可能に制御されることによって、直線状に有効ラインが形成可能となり、飾り図柄の表示態様について多様化を図ることができるとともに、各演出表示手段における関連性を持たせることができ、演出効果を向上させることによって、遊技に対する興趣の向上を図ることができる。
(8)特殊表示演出中において、一つの有効ラインにおける両端の飾り図柄を一旦停止表示させるとともに、それら両端の飾り図柄に挟まれる飾り図柄を変動させる制御が行われる。このため、飾り図柄の表示制御について煩雑な制御を行うことなく、更には有効ラインを特定し易くなり、演出効果を向上させることによって、遊技に対する興趣の向上を図ることができる。
(9)第2演出表示装置17と第3演出表示装置18との両方でリーチ状態を形成する飾り図柄が表示可能に制御される。このため、リーチ状態を形成する飾り図柄の表示態様について多様化を図ることができ、演出効果を向上させることによって、遊技に対する興趣の向上を図ることができる。
(10)第2演出表示装置17と第3演出表示装置18との両方で継続示唆図柄組み合わせを形成する飾り図柄が表示可能に制御される。このため、継続示唆図柄組み合わせを形成する飾り図柄の表示態様について多様化を図ることができ、演出効果を向上させることによって、遊技に対する興趣の向上を図ることができる。
(11)各演出表示装置16〜18において、各演出表示装置16〜18を跨ぐ特定画像が表示可能に制御される。このため、複数の演出表示装置を跨ぐ特定画像が表示されることによって、演出画像の表示態様について多様化を図ることができ、演出効果を向上させることによって、遊技に対する興趣の向上を図ることができる。
(12)各演出表示装置16〜18が隣接又は重畳する位置に配置可能であるので、特定画像を一体的に表示させることができ、演出効果を向上させることによって、遊技に対する興趣の向上を図ることができる。
(13)特定画像を表示させていない表示領域に、特定画像とは別に飾り図柄などの画像を表示可能であり、演出画像の表示態様について多様化を図ることができ、演出効果を向上させることによって、遊技に対する興趣の向上を図ることができる。
(14)第1演出表示装置16において表示される飾り図柄を用いた次回の変動サイクルが継続して実行されるか否かといった演出画像の展開を示唆する継続示唆画像が第2演出表示装置17及び第3演出表示装置18に表示可能に制御される。このため、飾り図柄の表示態様について多様化を図ることができるとともに、各演出表示装置16〜18における関連性を持たせることができ、演出効果を向上させることによって、遊技に対する興趣の向上を図ることができる。
(15)第2演出表示装置17及び第3演出表示装置18が第3位置に配置される前においては、第1演出表示装置16に表示される演出画像の展開を示唆する継続示唆画像が第2演出表示装置17及び第3演出表示装置18に表示可能に制御される。そして、第2演出表示装置17の変位の開始以降に、第1演出表示装置16に表示される演出画像の展開を確定的に報知する継続確定画像が第2演出表示装置17及び第3演出表示装置18に表示可能に制御され、第2演出表示装置17及び第3演出表示装置18が第3位置に配置される。そして、その後に、継続確定画像が各演出表示装置16〜18を跨いで表示可能に制御される。このため、第2演出表示装置17及び第3演出表示装置18に表示される演出画像と、第2演出表示装置17及び第3演出表示装置18の変位の開始や第3位置への配置に対する注意を持たせることができ、演出効果を向上させることによって、遊技に対する興趣の向上を図ることができる。
(16)また、第2演出表示装置17だけではなく第3演出表示装置18においても継続示唆画像が表示可能である。このため、飾り図柄の表示態様について多様化を図ることができるとともに、各演出表示装置16〜18における関連性を持たせることができ、演出効果を向上させることによって、遊技に対する興趣の向上を図ることができる。
(17)第2演出表示装置17及び第3演出表示装置18が変位可能であり、第2演出表示装置17及び第3演出表示装置18が隣接する第3位置に配置される場合に、第2演出表示装置17と第3演出表示装置18との両方において、第2演出表示装置17と第3演出表示装置18とを跨ぐ継続確定画像が表示可能に制御される。このため、第2演出表示装置17及び第3演出表示装置18が隣接する場合に、それら第2演出表示装置17と第3演出表示制御手段とを跨ぐ継続確定画像が表示可能となる。したがって、飾り図柄の表示態様について多様化を図ることができるとともに、各演出表示装置16〜18における関連性を持たせることができ、演出効果を向上させることによって、遊技に対する興趣の向上を図ることができる。
(18)第1演出表示装置16において一旦停止表示されていた飾り図柄が再変動される再変動演出が実行可能であり、再変動演出において飾り図柄が再変動される前に、再変動演出において飾り図柄が再変動されることを示唆するキャラクタ画像が第3演出表示装置18に表示可能に制御される。このため、飾り図柄の表示態様について多様化を図ることができるとともに、各演出表示装置16,18における関連性を持たせることができ、演出効果を向上させることによって、遊技に対する興趣の向上を図ることができる。
(19)再変動演出の実行を契機として、1回の変動ゲームにおいて次回の変動サイクルが実行可能に制御される。このため、キャラクタ画像が表示されることによって、再変動演出が実行されて次回の変動サイクルが行われる可能性があることが予測でき、大当り遊技の生起に対する期待感を高揚させることができ、遊技に対する興趣の向上を図ることができる。
(20)第1演出表示装置16における複数列の飾り図柄のうち少なくとも何れかの列で再変動演出が実行可能である。そして、再変動される列の飾り図柄を示唆するキャラクタ画像が第3演出表示装置18に表示可能に制御される。このため、第3演出表示装置18に表示されるキャラクタ画像から、第1演出表示装置16における複数列の飾り図柄のうち、再変動される飾り図柄を予測可能となり、演出効果を向上させることによって、遊技に対する興趣の向上を図ることができる。
(21)第1演出表示装置16における再変動演出が、第3演出表示装置18におけるキャラクタが放水する画像と関連するため、各演出表示装置16,18における関連性を持たせることができ、演出効果を向上させることによって、遊技に対する興趣の向上を図ることができる。
(22)更に、第2演出表示装置17と第3演出表示装置18とが第1演出表示装置16を挟むように配置可能であり、第1演出表示装置16において再変動演出が実行された後に、その再変動演出と関連する放水画像が第2演出表示装置17に表示可能に制御される。このため、各演出表示装置16〜18において実行される一連の演出画像の表示を直線状に実行させることができるとともに、各演出表示装置16〜18における関連性を持たせることができ、演出効果を向上させることによって、遊技に対する興趣の向上を図ることができる。
(23)飾り図柄が第1演出表示装置16に表示可能に制御され、所定の変動ゲームで大当り遊技が生起される大当り期待度を連続実行回数によって示す擬似連演出が実行されていることを特定可能な画像が第2演出表示装置17や第3演出表示装置18に表示可能に制御される。そして、擬似連演出が継続して実行される場合と、擬似連演出が継続して実行されない場合とでは異なる確率で、第2演出表示装置17や第3演出表示装置18を特定の変位態様で変位させる制御が行われる。このため、擬似連演出の実行に伴って、演出画像の表示態様について多様化を図ることができるとともに、第2演出表示装置17や第3演出表示装置18の変位態様に注意を持たせることができ、演出効果を向上させることによって、遊技に対する興趣の向上を図ることができる。
(24)第2演出表示装置17や第3演出表示装置18が特定の変位態様で変位された後に、擬似連演出を継続して実行させることを確定的に報知する継続確定画像(連続確定演出画像)が第1演出表示装置16に表示可能に制御される。このため、第2演出表示装置17が特定の変位態様で変位するだけではなく、第1演出表示装置16に継続確定画像が表示されることによって、演出効果を向上させることによって、遊技に対する興趣の向上を図ることができる。
(25)第2演出表示装置17が特定の変位態様で変位されることを示唆する変位示唆画像(変位態様示唆演出画像)が第2演出表示装置17に表示可能に制御される。このため、第2演出表示装置17が特定の変位態様で変位するだけではなく、その第2演出表示装置17に変位示唆画像が表示されることによって、第2演出表示装置17に対して更なる注意を持たせることができ、演出効果を向上させることによって、遊技に対する興趣の向上を図ることができる。
(26)スロット擬似連演出の実行中に、各演出表示装置16〜18において、各演出表示装置16〜18を跨ぐ特殊画像が表示可能に制御される。このため、複数の演出表示装置16〜18を跨ぐ特殊画像が表示されることによって、演出画像の表示態様について多様化を図ることができ、演出効果を向上させることによって、遊技に対する興趣の向上を図ることができる。
(27)飾り図柄が第1演出表示装置16に表示可能に制御され、所定の変動ゲームで大当り遊技が生起される大当り期待度を連続実行回数によって示す擬似連演出が実行されていることを特定可能な擬似連演出画像(連続予告演出画像)が少なくとも第2演出表示装置17や第3演出表示装置18に表示可能に制御される。そして、擬似連演出が継続して実行される場合と、擬似連演出が継続して実行されない場合とでは異なる確率で、可動体Kを特別の変位態様で変位させる制御が行われる。このため、擬似連演出の実行に伴って、演出画像の表示態様について多様化を図ることができるとともに、可動体Kの変位態様に注意を持たせることができ、演出効果を向上させることによって、遊技に対する興趣の向上を図ることができる。
(28)可動体Kが特別の変位態様で変位された後に、連続予告演出を継続して実行させることを確定的に報知する継続確定画像(連続確定演出画像)が各演出表示装置16〜18に表示可能に制御される。このため、可動体Kが特別の変位態様で変位するだけではなく、各演出表示装置16〜18に継続確定画像が表示されることによって、各演出表示装置16〜18に対して注意を持たせることができ、演出効果を向上させることによって、遊技に対する興趣の向上を図ることができる。
(29)アクション擬似連演出の実行中に、各演出表示装置16〜18において、各演出表示装置16〜18を跨ぐ特別画像が表示可能に制御される。このため、複数の演出表示装置16〜18を跨ぐ特別画像が表示されることによって、演出画像の表示態様について多様化を図ることができ、演出効果を向上させることによって、遊技に対する興趣の向上を図ることができる。
(30)演出用ボタンBTの操作に応じて、可動体Kが特別の変位態様で変位可能に制御される。このため、遊技者によって演出用ボタンBTが操作されることに応じて可動体Kが特別の変位態様で変位可能となり、遊技に積極的に参加する機会を提供することができ、演出効果を向上させることによって、遊技に対する興趣の向上を図ることができる。
なお、上記実施形態は、次のような別の実施形態(別例)にて具体化できる。
・上記実施形態において、例えば、両端となる飾り図柄が変動表示されてもよく、両端となる飾り図柄に挟まれる飾り図柄が一旦停止表示されることで、リーチ図柄組み合わせが形成され、継続示唆図柄組み合わせが示唆されてもよい。
・上記実施形態において、例えば、1つ、2つ、4つというように、複数段階で有効ラインが増減可能に制御されてもよい。また、例えば、1回の変動ゲーム中において、複数段階で有効ラインが増減可能であっても一段階で有効ラインが増減可能であってもよい。また、例えば、増減しないように制御されてもよい。
・上記実施形態において、例えば、各演出表示装置16〜18において、有効ラインを形成しない演出表示装置があってもよい。
・上記実施形態において、各演出表示装置16〜18において各列の飾り図柄を表示させて有効ラインを形成したが、これに限らない。具体的に、図20(a)に示すように、各演出表示装置16〜18で一つの有効ラインを形成して飾り図柄がリーチ図柄組み合わせとして表示可能としたが、これに限らない。例えば、図20(b)に示すように、第1演出表示装置16において一つの有効ラインを形成して飾り図柄がリーチ図柄組み合わせとして表示可能としつつ、第2演出表示装置17において一つの有効ラインを形成して飾り図柄がリーチ図柄組み合わせとして表示可能としてもよい。また、例えば、第3演出表示装置18において一つの有効ラインを形成して飾り図柄がリーチ図柄組み合わせとして表示可能としてもよく、これらの組み合わせであってもよい。また、例えば、図20(c)に示すように、第1演出表示装置16において、1つの有効ラインが形成され、飾り図柄がリーチ図柄組み合わせとして表示され、第2演出表示装置17において、1つの有効ラインが形成され、中列の飾り図柄が変動表示されてもよい。また、例えば、図20(d)に示すように、第2演出表示装置17に大当りとなる飾り図柄が、第3演出表示装置18にはずれとなる飾り図柄がそれぞれ表示され、第2演出表示装置17、第3演出表示装置18の変位により、飾り図柄が確定停止表示されてもよい。このように、有効ライン自体が各演出表示装置16〜18の少なくとも何れかを跨いでも跨いでいなくてもよく、複数の有効ラインを形成するか否かも問わない。つまり、各演出表示装置16〜18のうち少なくとも何れか一つの演出表示装置で有効ラインが形成されるとともに、その演出表示装置とは異なる一つ又は複数の演出表示装置で有効ラインが形成されておれば好ましく、このような有効ラインが形成されなくてもよい。
・上記実施形態において、有効ラインとしては、リーチ状態を形成するものに限らず、例えば、継続示唆図柄組み合わせ、はずれ図柄組み合わせ、大当り図柄組み合わせ、一列の飾り図柄のみが一旦停止表示されている図柄組み合わせなどの所定の組み合わせを形成するラインであればよい。
・上記実施形態において、有効ラインが直線的に形成されたが、これに限らず、例えば、山型、谷型などが含まれる有効ラインが形成されてもよい。
・上記実施形態において、飾り図柄の変動表示について、縦スクロールに限らず、例えば、横スクロールでであってもよい。つまり、飾り図柄について列に限らず、段であってもよく、複数の飾り図柄で構成されることが好ましい。
・上記実施形態において、飾り図柄の変動表示について、縦3個横3個などのマトリクス状に飾り図柄が配置され、その箇所で変動表示、一旦停止表示、確定停止表示されるように構成されてもよい。
・上記実施形態において、3列の飾り図柄から構成される有効ラインが形成されたが、これに限らず、例えば、4列以上、2列以下の飾り図柄から構成される有効ラインが形成されてもよい。
・上記実施形態において、例えば、各演出表示装置16〜18の変位に伴って有効ラインが変更されてもよい。具体的な一例としては、図8(e)に示すような状態において、第2演出表示装置17が右方向に、第3演出表示装置18が左方向に、それぞれ変位することによって、第2演出表示装置17と第3演出表示装置18とに、[7][1]が一旦停止表示され、有効ラインが変更されてもよい。つまり、各演出表示装置16〜18のうち少なくとも何れか一つの変位に伴って、形成される有効ラインが変更され、リーチ図柄組み合わせが変更されるように制御してもよい。また、例えば、斬撃擬似連演出とは異なる擬似連演出や、擬似連演出を伴わない変動ゲームにおいて、各演出表示装置16〜18の何れか一方と、何れか他方とで有効ラインが形成されてもよい。
・上記実施形態において、例えば、斬撃擬似連演出が実行される場合、演出用ボタンBTの操作を契機として所定時間が経過した後に飾り図柄を一旦停止表示させてもよい。また、例えば、演出用ボタンBTの操作に拘わらず、飾り図柄を一旦停止表示させてもよい。
・上記実施形態において、斬撃擬似連演出が実行される場合、飾り図柄を斬撃する演出を実行させたが、これに限らず、例えば、このような演出に伴って、大当り期待度を示す演出を実行させてもよい。具体的な一例としては、飾り図柄を斬撃する演出に伴って、大当り期待度を示す数値(斬撃数など)が決定され、表示されてもよい。この場合、例えば、演出用ボタンBTの1回の操作に応じて一つ又は複数の数値が表示されてもよく、演出用ボタンBTの複数回の操作に応じて一つ又は複数の数値が表示されてもよい。また、例えば、演出用ボタンBTの操作に応じて飾り図柄を斬撃する演出が実行される場合に、各演出表示装置16〜18を揺動させるように制御してもよい。
・上記実施形態において、例えば、斬撃擬似連演出が実行される場合、継続示唆図柄組み合わせやリーチ図柄組み合わせとして一旦停止表示される飾り図柄が、各演出表示装置16〜18の何れに表示されるかによって大当り期待度を示してもよい。具体的には、各演出表示装置16〜18を跨いで継続示唆図柄組み合わせやリーチ図柄組み合わせが形成される場合のほうが、各演出表示装置16〜18を跨がずに単一の演出表示装置よりも大当り期待度が高くなるように制御してもよく、その逆であってもよい。
・上記実施形態において、斬撃擬似連演出が実行される前に、飾り図柄をリーチ図柄組み合わせとして一旦停止表示させたが、これに限らず、例えば、継続示唆図柄組み合わせとして一旦停止表示させてもよい。また、例えば、飾り図柄を継続示唆図柄組み合わせとして一旦停止表示させるほうが、リーチ図柄組み合わせとして一旦停止表示させるよりも変動サイクルを継続して実行させる期待度が高くなるように制御してもよく、飾り図柄を継続示唆図柄組み合わせとして一旦停止表示させることで、変動サイクルの継続実行を確定させてもよい。
・上記実施形態において、各演出表示装置16〜18を移動する飾り図柄を表示させる場合、各演出表示装置16〜18を跨ぐように飾り図柄が表示可能であったが、これに限らず、例えば、各演出表示装置16〜18を跨ぐように飾り図柄が表示されなくてもよく、飾り図柄が各演出表示装置16〜18を移動されなくてもよい。
・上記実施形態において、特殊表示演出が実行される場合のほうが、通常表示演出が実行される場合よりも大当り期待度が高くなるように制御されるが、これに限らず、例えば、通常表示演出が実行される場合のほうが、特殊表示演出が実行される場合よりも大当り期待度が高くなるように制御されてもよく、例えば、同じ程度であってもよい。
・上記実施形態において、例えば、1回の変動ゲームにおける変動サイクル毎に、遊技者に有利となる度合いを示唆する演出が実行されてもよい。また、この遊技者に有利となる度合いとしては、例えば、確変期待度を示す演出モードであってもよく、この場合、変動サイクルの実行回数が多くなるほど、確変期待度が高い演出モードへの移行を示唆する演出が実行されることが好ましい。また、遊技者に有利となる度合いとしては、例えば、大当り期待度が高い期間(所謂、「高期待度ゾーン」)であってもよく、この場合、変動サイクルの実行回数が多くなるほど、大当り期待度が高い期間への移行を示唆する演出が実行されることが好ましい。また、遊技者に有利となる度合いとしては、例えば、実行中の変動ゲームにおける大当り期待度を示す各種演出(リーチ演出等)であってもよく、この場合、変動サイクルの実行回数が多くなるほど、大当り期待度が高いリーチ演出等を示唆する演出が実行されることが好ましい。
・上記実施形態において、花擬似連演出が実行される場合、第1演出表示装置16における演出画像の展開を示唆する展開示唆演出画像が、少なくとも第2演出表示装置17に表示された後に、その演出画像の展開を確定的に報知する展開確定演出画像が少なくとも第2演出表示装置17に表示されたが、これに限らない。例えば、展開確定演出画像が第2演出表示装置17に表示されずに、第1演出表示装置16や第3演出表示装置18に表示されてもよく、各演出表示装置16〜18に表示されなくてもよい。また、例えば、展開示唆演出画像が第2演出表示装置17に表示されずに、第1演出表示装置16や第3演出表示装置18に表示されてもよく、各演出表示装置16〜18に表示されなくてもよい。また、例えば、これら展開示唆演出画像、展開確定演出画像が各演出表示装置16〜18を跨いで表示されるか跨がずに表示されるかも問わない。また、例えば、これら展開示唆演出画像、展開確定演出画像が、可動演出部材の変位に伴って表示されるか否かも問わず、展開示唆演出画像、展開確定演出画像の表示に伴って、可動演出部材が変位するか否かも問わない。
・上記実施形態において、花擬似連演出が実行される場合、例えば、図21に示すように、第1演出表示装置16において実行されるリーチ演出の種類(図中では「A」〜「H」)が各演出表示装置16〜18で表示可能であってもよい。また、例えば、大当りとなるか否か、有利な大当りとなるか否か(図中では、大当り期待度が低い「はずれ」や「?」、大当り期待度が高い「熱」や、大当り期待度が最も高い「激」)が、各演出表示装置16〜18で表示可能であってもよい。また、例えば、背景画像等の各演出表示装置16〜18における演出画像の表示態様を示す演出モードの移行、その表示態様により確変期待度を示す演出モードの移行、大当り期待度の高い期間の移行について、演出の展開を示す画像として第2演出表示装置17に表示させてもよい。つまり、第1演出表示装置16における演出の展開を示す画像が、少なくとも第1演出表示装置16以外の演出表示装置で表示可能であればよい。
・上記実施形態において、放水擬似連演出が実行される場合、例えば、再変動させる飾り図柄の再変動を示唆するように演出画像が表示されてもよく、また、例えば、再変動させる飾り図柄を特定できないように演出画像が表示されてもよい。
・上記実施形態において、放水擬似連演出が実行される場合、例えば、中列の飾り図柄を再変動可能に制御してもよい。また、例えば、左列の飾り図柄と右列の飾り図柄とを再変動させないように制御しもてよく、これらの組み合わせであってもよい。
・上記実施形態において、放水擬似連演出が実行される場合、一旦停止表示された飾り図柄を再変動可能に制御したが、これに限らず、例えば、低速変動している飾り図柄や揺動している飾り図柄を再変動可能に制御してもよく、これらの組み合わせであってもよい。つまり、再変動を示唆する表示態様で表示された飾り図柄を再変動可能に制御しても問題ない。
・上記実施形態において、放水擬似連演出が実行される場合、例えば、次回の変動サイクルが継続して実行されることを示唆するように制御してもよい。また、例えば、特定のリーチ演出が実行されること、有効ラインが増加することなどを示唆及び確定するように制御してもよい。
・上記実施形態において、放水擬似連演出が実行される場合、第3演出表示装置18に飾り図柄が再変動することを示唆する再変動示唆画像が、第1演出表示装置16に再変動示唆画像と関連する表示態様の飾り図柄が、第2演出表示装置17に再変動示唆画像と関連する表示態様の演出画像が、それぞれ表示されたが、これに限らない。例えば、第1演出表示装置16や第2演出表示装置17に再変動示唆画像と関連しない表示態様の演出画像が表示されてもよい。また、例えば、第1演出表示装置16において再変動演出が実行されれば、第1演出表示装置16や第2演出表示装置17に再変動示唆画像の表示に伴う演出画像が表示されなくてもよく、第1演出表示装置16において再変動演出が実行されない場合があってもよい。また、例えば、再変動示唆画像、再変動関連演出画像が各演出表示装置16〜18を跨いで表示されるか跨がずに表示されるかも問わない。また、例えば、再変動示唆画像、再変動関連演出画像が、可動演出部材の変位に伴って表示されるか否かも問わず、再変動示唆画像、再変動関連演出画像の表示に伴って、可動演出部材が変位するか否かも問わない。また、例えば、各種キャラクタ画像などの再変動示唆画像の種類自体を示唆する画像が表示されてもよい。具体的な一例としては、キャラクタ画像の種類が特定可能となる前に、キャラクタ画像の種類が特定できないキャラクタの足元が表示されてもよい。また、例えば、再変動示唆画像の種類や、再変動される飾り図柄の列によって大当り期待度が異なるように制御されてもよい。具体的な一例としては、第1キャラクタ画像と第2キャラクタ画像との両方が表示される場合のほうが、第2キャラクタ画像が表示される場合よりも大当り期待度が高くなり、第2キャラクタ画像が表示される場合のほうが、第1キャラクタ画像が表示される場合よりも大当り期待度が高くなるように規定されてもよい。また、例えば、左列の飾り図柄と右列の飾り図柄とが再表示される場合のほうが、右列の飾り図柄が再表示される場合よりも大当り期待度が高くなり、右列の飾り図柄が再表示される場合のほうが、左列の飾り図柄が再表示される場合よりも大当り期待度が高くなるように規定されてもよい。また、飾り図柄が変動表示される上流側における第3演出表示装置18に再変動示唆画像が表示されたが、これに限らず、例えば、下流側である第2演出表示装置17に再変動示唆画像が表示されてもよく、それ以外であってもよい。また、例えば、飾り図柄が右から左などの横方向に変動表示されるときには、その上流側や下流側に配置される演出表示装置において再変動示唆画像が表示されてもよく、それ以外であってもよい。
・上記実施形態において、スロット擬似連演出が実行される場合、リールにおける図柄が変動表示されているときに、その図柄が一旦停止表示されることを示唆する演出画像が表示されてもよい。具体的な一例としては、リールにおける図柄が低速で変動する演出が実行されてもよい。また、例えば、リールにおける図柄が低速になる回数によって、次回の変動サイクルが継続して実行される期待度や、大当り期待度が示されてもよい。また、例えば、リールにおける図柄が低速になる演出が実行された後に、第2演出表示装置17と第3演出表示装置18とが特定の変位態様で変位可能なように制御してもよい。つまり、リールにおける図柄が低速になる演出は、第2演出表示装置17と第3演出表示装置18とを特定の変位態様で変位させることを示唆してもよい。
・上記実施形態において、スロット擬似連演出が実行される場合、第1演出表示装置16において、飾り図柄の他に、別の図柄を表示可能なリールが表示されたが、これに限らず、例えば、他の演出表示装置17,18において、リールが表示されてもよい。また、各演出表示装置16〜18を跨いでリールが表示されてもよく、リール自体が表示されなくてもよい。また、リールを停止表示させるための演出ではなく、飾り図柄自体を停止表示させるための演出が実行されてもよく、これらの組み合わせであってもよい。
・上記実施形態において、スロット擬似連演出が実行される場合、第2演出表示装置17と第3演出表示装置18とが特定の変位態様で変位されるときに、変動サイクルが継続して実行されることを示唆し、変位されないときに、変動サイクルが継続して実行されないことが確定したが、これに限らない。例えば、第2演出表示装置17と第3演出表示装置18とが特定の変位態様で変位されるときに、変動サイクルが継続して実行されることが確定してもよい。また、例えば、第2演出表示装置17と第3演出表示装置18とが特定の変位態様で変位される場合、変位されない場合よりも高い確率で、変動サイクルが継続して実行されるように規定されていてもよい。また、例えば、第2演出表示装置17と第3演出表示装置18とが変位されない場合、特定の変位態様で変位される場合よりも高い確率で、変動サイクルが継続して実行されないように規定されていてもよい。また、これらの確率が逆転していてもよい。また、例えば、第2演出表示装置17と第3演出表示装置18とが変位しないのではなく、非特定の変位態様で変位されてもよく、これらの組み合わせであってもよい。非特定の変位態様の一例としては、第2演出表示装置17にワニを模した画像が表示された後に、第2演出表示装置17が原位置から第1位置に変位するが、第1位置から原位置に変位される変位態様であってもよい。
・上記実施形態において、例えば、スロット擬似連演出が実行される場合、演出用ボタンBTの操作に応じて、第2演出表示装置17と第3演出表示装置18とが特定の変位態様で変位可能に制御してもよい。
・上記実施形態において、特定の変位態様、非特定の変位態様としては、規定値に変位することのみならず、変位タイミング、変位速度等が異なればよく、これらの組み合わせであってもよい。
・上記実施形態において、スロット擬似連演出が実行される場合、第2演出表示装置17と第3演出表示装置18とを可動させたが、これに限らず、例えば、第2演出表示装置17と第3演出表示装置18との何れかを可動させてもよく、第1演出表示装置16などの別の演出表示装置を可動させてもよい。
・上記実施形態において、スロット擬似連演出が実行される場合、第2演出表示装置17が特定の変位態様で変位されることを示唆する変位態様示唆演出画像を第2演出表示装置17に表示させたが、これに限らず、例えば、各演出表示装置16〜18の少なくとも何れかに表示させてもよく、変位態様示唆演出画像を表示させなくてもよい。
・上記実施形態において、スロット擬似連演出が実行される場合、連続予告演出の継続の確定を報知する連続確定演出画像を第1演出表示装置16に表示させたが、これに限らず、例えば、各演出表示装置16〜18の少なくとも何れかに表示させてもよく、連続確定演出画像を表示させなくてもよい。
・上記実施形態において、スロット擬似連演出が実行される場合、各演出表示装置16〜18を跨ぐように演出画像を表示させたが、これに限らず、例えば、各演出表示装置16〜18を跨がないように演出画像を表示させてもよい。
・上記実施形態において、アクション擬似連演出が実行される場合、可動体Kが特別の変位態様で変位されたときに、変動サイクルが継続して実行されることが確定し、非特別の変位態様で変位されたときに、変動サイクルが継続して実行されないことが確定したが、これに限らない。例えば、可動体Kが特別の変位態様で変位された場合、非特別の変位態様で変位された場合よりも高い確率で、変動サイクルが継続して実行されるように規定されていてもよい。また、例えば、可動体Kが非特別の変位態様で変位された場合、特別の変位態様で変位された場合よりも高い確率で、変動サイクルが継続して実行されないように規定されていてもよい。また、これらの確率が逆転していてもよい。また、例えば、可動体Kが非特別の変位態様ではなく、変位されないように構成されてもよく、これらの組み合わせであってもよい。
・上記実施形態において、例えば、アクション擬似連演出が実行される場合、演出用ボタンBTの操作に拘わらず、可動体Kが特別の変位態様で変位可能に制御してもよい。
・上記実施形態において、アクション擬似連演出が実行される場合、特別の変位態様、非特別の変位態様としては、規定位置に変位することのみならず、変位タイミング、変位速度等が異なればよく、これらの組み合わせであってもよい。
・上記実施形態において、アクション擬似連演出が実行される場合、可動体Kを可動演出部材として採用したが、これに限らず、例えば、各演出表示装置16〜18を可動演出部材として採用してもよい。
・上記実施形態において、アクション擬似連演出が実行される場合、各演出表示装置16〜18を跨ぐように演出画像を表示させたが、これに限らず、例えば、各演出表示装置16〜18を跨がないように演出画像を表示させてもよい。また、例えば、連続予告演出を継続して実行させることを確定的に報知する演出画像が表示されたが、これに限らず、このような画像が表示されなくてもよい。
・上記実施形態において、例えば、これら複数種類の擬似連演出の演出態様を組み合わせてもよく、これら複数種類の擬似連演出の演出態様で実行させないように制御してもよく、更には、例えば、何れかの擬似連演出自体を実行させないように制御してもよい。
・上記実施形態において、図19(b)に示す第1表示領域や、図19(c)に示す第2表示領域において、カットイン画像を表示させた場合、カットイン画像が表示される表示領域以外で、別の演出画像が表示可能であるが、カットイン画像と同じ表示態様であるか否かを問わない。
・上記実施形態において、カットイン画像の表示領域以外に、カットイン画像の枠や背景画像の表示色など表示態様によって、大当り期待度を示してもよい。また、カットイン画像の表示領域で、大当り期待度を示さなくても問題ない。
・上記実施形態において、第1〜第3表示領域のうち何れかでカットイン画像などの演出画像を表示させないように制御してもよい。
・上記実施形態において、例えば、1種類のカットイン画像が表示されるだけではなく、複数種類のカットイン画像が表示されてもよく、1回の変動ゲーム中に複数段階に亘って複数種類のカットイン画像が表示されてもよい。1段階目でカットイン予告演出CI01が、2段階目でカットイン予告演出CI02が、3段階目でカットイン予告演出CI03が、4段階目でカットイン予告演出CI04がそれぞれ実行されてもよく、カットイン画像が重畳されてもよい。
・上記実施形態において、例えば、リーチ状態が形成される前であっても、大当り遊技中であっても、各演出表示装置16〜18を跨ぐように演出画像を表示可能としてもよい。また、例えば、擬似連演出が実行されているときであっても、擬似連演出が実行されていないときであっても、各演出表示装置16〜18を跨ぐように演出画像を表示可能としてもよい。また、例えば、各種可動演出部材の変位に伴っても、各種可動演出部材の変位に伴わなくても、各演出表示装置16〜18を跨ぐように演出画像を表示可能としてもよい。
・上記実施形態において、例えば、各演出表示装置16〜18の何れかを跨がないように演出画像を表示させてもよく、各演出表示装置16〜18の何れかをも跨がないように演出画像を表示させてもよい。
・上記実施形態において、例えば、各種の擬似連演出として、変動サイクルの変動時間が長い通常擬似連演出と、変動サイクルの変動時間が短い短縮擬似連演出とが含まれていてもよく、この場合、それぞれの擬似連演出の種類に対応する変動パターンが決定可能に規定されていてもよい。具体的な一例としては、短縮擬似連演出として斬撃擬似連演出が採用された場合、飾り図柄が斬撃される演出が実行されることによって、リーチ図柄組み合わせを形成するか継続示唆図柄組み合わせを形成するかに対する注意を短い時間で持たせることができ、遊技に対する興趣の向上を図ることができる。
・上記実施形態において、1回の変動ゲームにおける変動サイクルの上限回数を4回として規定したが、これに限らず、例えば、3回以下や5回以上として規定してもよい。
・上記実施形態において、1回の変動ゲームにおいて1回又は複数回の変動サイクルを実行可能とする連続予告演出が実行されたが、これに限らず、例えば、複数回の変動ゲームを跨いで1回又は複数回実行可能とする連続予告演出が実行可能であってもよく、これらを示唆する演出が実行可能であってもよい。この場合、各始動入賞口21a,22aへの遊技球の入球を契機として取得された各種の乱数値に基づく情報を特定し、その情報に基づいて、実行が保留されている複数回の変動ゲームを跨いで1回又は複数回実行させるか否かを決定するように構成してもよい。つまり、連続予告演出が実行される場合、その連続予告演出の実行により示される大当り期待度は、実行中の変動ゲームであるか実行が保留されている変動ゲームであるかを問わない。つまり、連続予告演出は、所定の変動ゲームにおける大当り期待度を示す演出であればよい。
・上記実施形態において、可動体Kや各演出表示装置17,18を変位させるためにモータを用いたが、これに限らず、例えば、ソレノイド等を用いてもよい。つまり、可動体Kや各演出表示装置17,18を変位させるための駆動装置(アクチュエータ)を用いればよい。
・上記実施形態において、可動体Kを変位可能に制御したが、これに限らず、例えば、可動体Kのような構成を省略してもよく、可動演出部材として、第2演出表示装置17や第3演出表示装置18が採用されてもよい。
・上記実施形態において、各演出表示装置16〜18について、第2演出表示装置17と第3演出表示装置18とが第1演出表示装置16を挟むように配置されたが、これに限らない。例えば、第1演出表示装置16と第3演出表示装置18とが第2演出表示装置17を挟むように配置されてもよく、第1演出表示装置16と第2演出表示装置17とが第3演出表示装置18を挟むように配置されてもよい。
・上記実施形態において、各演出表示装置16〜18について、縦方向に直線状に配設されたが、これに限らず、例えば、横方向に直線状に配設されてもよく、直線状に配設されなくてもよい。
・上記実施形態において、第2演出表示装置17、第3演出表示装置18を直線的に変位させたが、これに限らず、例えば、第2演出表示装置17、第3演出表示装置18を曲線的に変位させてもよい。具体的な一例としては、第2演出表示装置17、第3演出表示装置18を曲線的に変位させ、第1演出表示装置16の前方(遊技者側)において、縦長のアスペクト比となるように側方に並んで配置されてもよい。また、例えば、第2演出表示装置17、第3演出表示装置18を移動させずに、その位置で揺動させてもよく、これらの組み合わせであってもよい。つまり、変位としては、移動だけではなく揺動等も含まれる。
・上記実施形態において、例えば、各演出表示装置16〜18について、隣接及び重畳しない位置に変位可能でなくても、近接する位置に変位可能であってもよく、遊技者により同じ視界に入る範囲であれば好ましい。
・上記実施形態において、例えば、第1演出表示装置16を変位可能に構成してもよく、また、例えば、第2演出表示装置17、第3演出表示装置18を変位させないように構成してもよく、これらの組み合わせであってもよい。
・上記実施形態において、各演出表示装置16〜18の演出画像の表示サイズについての大小関係も問わない。具体的な一例としては、第1演出表示装置16よりも、第2演出表示装置17や第3演出表示装置が大きい表示サイズ又は同じ表示サイズであってもよく、第2演出表示装置17よりも第3演出表示装置が小さい又は大きい表示サイズであってもよい。
・上記実施形態において、各演出表示装置16〜18の演出画像の表示サイズについてのアスペクト比も問わない。特に、各演出表示装置16〜18は、横長の画像表示部GH1〜GH3を有したが、縦長の画像表示部を有してもよく、縦長の画像表示部を有する各演出表示装置を用いて、横長の演出画像(例えば、カットイン画像など)を表示させてもよい。
・上記実施形態において、各特別図柄表示装置11,12や各保留表示装置13,14とは別体で、各演出表示装置16〜18が配設されたが、これに限らず、例えば、少なくとも何れか一つを一体に構成してもよく、各演出表示装置16〜18のうち何れかが配設されなくてもよい。
・上記実施形態において、演出図柄として飾り図柄を採用したが、これに限らず、例えば、飾り図柄とは別に、第1特別図柄や第2特別図柄が変動表示されているか確定停止表示されているかを示す図柄(所謂、第4図柄、第5図柄)であってもよい。
・上記実施形態において、大当り抽選に当選したことが有利条件に、大当り遊技が有利状態に相当したが、これに限らない。例えば、確変状態が付与される大当りに当選したことが有利条件に、確変状態が有利状態であってもよい。また、例えば、入球率向上状態が付与される大当りに当選したことが有利条件に、入球率向上状態が有利状態であってもよい。また、これらの組み合わせであってもよい。
・上記実施形態において、例えば、複数の変動ゲームのうち一方が優先的に実行されるか、入賞順に実行されるか、複数の変動ゲームが同時に実行されるかも問わない。また、1種類の変動ゲームが実行されてもよい。
・上記実施形態において、例えば、入球率向上状態(入球率向上状態)としては、普図ゲームの変動時間の短縮、普図当り抽選の抽選確率の向上、開閉部材22bの合計開放時間の増加、及び特別図柄による変動ゲームの変動時間の短縮のうち、少なくともいずれか1つを含んでいればよい。
・上記実施形態において、例えば、大入賞装置23内に確変通過領域が設けられ、確変通過領域を遊技球が通過したことにより、大当り遊技の終了後に確変状態が付与されるように構成してもよい。また、例えば、大入賞装置23内に、確変通過領域を遊技球が通過可能であるか否かを振り分ける振分手段が設けられ、特定ラウンド遊技において確変通過領域を遊技球が通過可能なように振分手段が制御されてもよい。また、例えば、大当りの種類によって、特定ラウンド遊技に大入賞口23aに1球の遊技球が入球しない程度、大入賞口扉23bを開状態とするか、大入賞口23aに1球以上の遊技球が入球可能な程度、大入賞口扉23bを開状態とするかを制御することによって、確変状態を付与するか否かが制御されてもよい。また、例えば、複数の大入賞装置が配設されてもよく、一方に確変通過領域が設けられ、他方に確変通過領域が設けられない構成としてもよい。また、例えば、確変状態の付与に上限回数を設けてもよい。
・上記実施形態において、主制御基板30と演出制御基板31とが配設され、各種機能が搭載されたが、これに限らず、例えば、一方の基板における機能が他方の基板における機能として搭載されてもよい。また、各演出表示装置16〜18の制御を行う演出制御手段が別々に備えられてもよい。また、このような2種類の基板に限らず、例えば、一体的な基板として構成されてもよく、3種類以上の基板として構成されてもよい。
・上記実施形態において、特別図柄指定コマンドにより、大当り遊技の種類を指定していたが、変動パターン指定コマンドや、その他専用の制御コマンドにより、大当り遊技の種類を指定するようにしても良い。
・上記実施形態において、変動ゲームに係わる各種乱数値は、保留記憶数に応じて設けられた記憶領域に記憶するようにしてもよい。この場合、変動ゲームが実行される毎に、乱数値がシフト処理され、保留記憶数が1減算された記憶領域に記憶する。
・上記実施形態において、演出制御基板31にて変動ゲームの変動時間が管理されていれば、図柄停止コマンドを出力しなくてもよい。
・上記実施形態において、所謂1種のパチンコ遊技機を採用したが、2種、3種、1種2種混合機等、パチンコ遊技機の種類には限られない。また、遊技盤の転動領域に配設された各種役物への遊技球の入球に基づく変動ゲームが実行されるパチンコ遊技機に限らず、例えば、遊技開始操作に応じて変動ゲームが実行されるスロット遊技機が採用されてもよい。また、この場合、停止操作に応じて変動ゲームにおける図柄を停止させるスロット遊技機か、所定時間の経過により変動ゲームにおける図柄を停止させるスロット遊技機かも問わない。また、スロット遊技機において、遊技開始操作を契機として当選役(例えば、ベル役、再遊技役等)が決定され、その当選役と停止操作の操作態様とに基づいて図柄が停止表示される。そして、停止表示される図柄が有利な組み合わせとなり易い状態(停止表示される図柄が有利な組み合わせとなる確率が高い状態や、停止表示される図柄が有利な組み合わせとなる停止操作態様が報知される確率が高い状態)が有利状態に相当する。また、例えば、複数の図柄を表示可能なリールが図柄表示手段として採用されてもよい。
次に、上記実施形態及び別例から把握できる技術的思想を以下に追記する。
(イ)図柄を変動させて行う図柄変動ゲームを実行する図柄表示手段を備え、前記図柄変動ゲームにおいて予め定めた有利条件が成立した場合に、遊技者に有利となる有利状態が生起される遊技機において、前記図柄表示手段とは別に演出画像を表示可能な第1演出表示手段と、前記図柄表示手段及び前記第1演出表示手段とは別に演出画像を表示可能な第2演出表示手段と、前記第1演出表示手段及び前記第2演出表示手段の表示制御を行う表示制御手段と、を備え、前記表示制御手段は、前記図柄表示手段に表示される図柄に対応する演出図柄を、前記第1演出表示手段に表示可能であるが前記第2演出表示手段には表示させない通常表示演出と、前記第1演出表示手段と前記第2演出表示手段との両方に前記演出図柄を表示可能な特殊表示演出とを実行可能に制御することを特徴とする。
(ロ)図柄を変動させて行う図柄変動ゲームにおいて予め定めた有利条件が成立した場合に、遊技者に有利となる有利状態が生起される遊技機において、演出画像を表示可能な第1演出表示手段と、前記第1演出表示手段とは別に演出画像を表示可能な第2演出表示手段と、前記第1演出表示手段及び前記第2演出表示手段の表示制御を行う表示制御手段と、を備え、前記表示制御手段は、前記第1演出表示手段と前記第2演出表示手段との両方において、前記第1演出表示手段と前記第2演出表示手段とを跨ぐ特定画像を表示可能に制御することを特徴とする。
(ハ)図柄を変動させて行う図柄変動ゲームにおいて予め定めた有利条件が成立した場合に、遊技者に有利となる有利状態が生起される遊技機において、演出画像を表示可能な第1演出表示手段と、前記第1演出表示手段とは別に演出画像を表示可能な第2演出表示手段と、前記第1演出表示手段及び前記第2演出表示手段の表示制御を行う表示制御手段と、を備え、前記表示制御手段は、前記第1演出表示手段において表示される演出画像の展開を示唆する展開示唆演出画像を前記第2演出表示手段に表示可能に制御することを特徴とする。
(ニ)図柄を変動させて行う図柄変動ゲームを実行する図柄表示手段を備え、前記図柄変動ゲームにおいて予め定めた有利条件が成立した場合に、遊技者に有利となる有利状態が生起される遊技機において、前記図柄表示手段とは別に演出画像を表示可能な第1演出表示手段と、前記図柄表示手段及び前記第1演出表示手段とは別に演出画像を表示可能な第2演出表示手段と、前記第1演出表示手段及び前記第2演出表示手段の表示制御を行う表示制御手段と、を備え、前記表示制御手段は、前記図柄表示手段に表示される図柄に対応する演出図柄を前記第1演出表示手段に表示可能であり、前記第1演出表示手段において演出図柄が再変動される再変動演出を実行可能であり、前記再変動演出において演出図柄が再変動される前に、前記再変動演出において演出図柄が再変動されることを示唆する再変動示唆画像を前記第2演出表示手段に表示可能に制御することを特徴とする。
(ホ)図柄を変動させて行う図柄変動ゲームを実行する図柄表示手段を備え、前記図柄変動ゲームにおいて予め定めた有利条件が成立した場合に、遊技者に有利となる有利状態が生起される遊技機において、前記図柄表示手段とは別に演出画像を表示可能な第1演出表示手段と、前記図柄表示手段及び前記第1演出表示手段とは別に演出画像を表示可能な第2演出表示手段と、前記第1演出表示手段及び前記第2演出表示手段の表示制御を行う表示制御手段と、前記第2演出表示手段を変位可能に制御する変位制御手段と、を備え、前記表示制御手段は、前記図柄表示手段に表示される図柄に対応する演出図柄を前記第1演出表示手段に表示可能に制御し、所定の図柄変動ゲームで有利状態が生起される期待度を連続実行回数によって示す連続予告演出が実行されていることを特定可能な連続予告演出画像を少なくとも前記第2演出表示手段に表示可能に制御し、前記変位制御手段は、前記連続予告演出が継続して実行される場合と、前記連続予告演出が継続して実行されない場合とでは異なる確率で、前記第2演出表示手段を特定の変位態様で変位させる制御を行うことを特徴とする。
(ヘ)図柄を変動させて行う図柄変動ゲームを実行する図柄表示手段を備え、前記図柄変動ゲームにおいて予め定めた有利条件が成立した場合に、遊技者に有利となる有利状態が生起される遊技機において、前記図柄表示手段とは別に演出画像を表示可能な第1演出表示手段と、前記図柄表示手段及び前記第1演出表示手段とは別に演出画像を表示可能な第2演出表示手段と、前記第1演出表示手段及び前記第2演出表示手段の表示制御を行う表示制御手段と、可動演出部材を変位可能に制御する変位制御手段と、を備え、前記表示制御手段は、前記図柄表示手段に表示される図柄に対応する演出図柄を前記第1演出表示手段に表示可能に制御し、所定の図柄変動ゲームで有利状態が生起される期待度を連続実行回数によって示す連続予告演出が実行されていることを特定可能な連続予告演出画像を少なくとも前記第2演出表示手段に表示可能に制御し、前記変位制御手段は、前記連続予告演出が継続して実行される場合と、前記連続予告演出が継続して実行されない場合とでは異なる確率で、前記可動演出部材を特別の変位態様で変位させる制御を行うことを特徴とする。
(ト)図柄を変動させて行う図柄変動ゲームを実行する図柄表示手段を備え、前記図柄変動ゲームにおいて予め定めた有利条件が成立した場合に、遊技者に有利となる有利状態が生起される遊技機において、前記図柄表示手段とは別に演出画像を表示可能な第1演出表示手段と、前記図柄表示手段及び前記第1演出表示手段とは別に演出画像を表示可能な第2演出表示手段と、前記第1演出表示手段及び前記第2演出表示手段の表示制御を行う表示制御手段と、を備え、前記表示制御手段は、前記図柄表示手段に表示される図柄に対応する演出図柄を、前記第1演出表示手段に表示可能であるが前記第2演出表示手段には表示させない通常表示演出と、前記第1演出表示手段と前記第2演出表示手段との両方に前記演出図柄を表示可能な特殊表示演出とを実行可能に制御し、前記特殊表示演出中において、前記第1演出表示手段と前記第2演出表示手段との少なくとも何れか一方で、演出図柄が所定の組み合わせを形成し得る有効ラインを形成しているときに、前記第1演出表示手段と前記第2演出表示手段との何れか他方でも有効ラインを形成するように演出図柄を表示可能に制御することを特徴とする。
(チ)前記表示制御手段は、前記演出図柄の変動開始を1回とする変動サイクルを1回の図柄変動ゲームにおいて1回又は複数回実行させる制御を行うとともに、1回の図柄変動ゲームにおいて実行される変動サイクルの回数によって図柄変動ゲームで有利状態が生起される期待度を示す特定演出を前記連続予告演出として実行させる制御を行うことを特徴とする。
(リ)前記表示制御手段は、連続する複数回の図柄変動ゲームを跨いで実行可能であり、連続実行回数によって所定の図柄変動ゲームで有利状態が生起される期待度を示す特殊演出を前記連続予告演出として実行させる制御を行うことを特徴とする。
(ヌ)前記変位制御手段は、前記連続予告演出が継続して実行される場合には、前記第2演出表示手段を特定の変位態様で変位させる制御を行う一方で、前記連続予告演出が継続して実行されない場合には、前記第2演出表示手段を非特定の変位態様で変位させる又は変位させない制御を行うことを特徴とする。