JP6522561B2 - 予測装置、予測方法及びプログラム - Google Patents

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Description

本発明は、空間的な広がりを有する統計量(人の流れ、交通の流れ、雨量、大気の化学物質量など)がある時間間隔で観測される時空間データにおいて、現在の時刻から過去のある時刻までに観測された時空間データを用いて、現在の時刻から近未来の時刻までの任意地点における時空間変数値を予測する予測装置に関する。
現在からある一定期間遡った時間と空間にわたる統計量(人の流れ、交通の流れ、雨量、大気の化学物質量など)に基づき現在からある一定期間先の将来の値を予測する問題は、時空間統計解析のための要素技術として重要である。このような時空間予測問題の既存技術として、クリギングやガウス過程回帰に基づく手法がこれまで多数提案されている(非特許文献1)。
Noel Cressie and Christopher K. Wikle: Statistics for spatio-temporal data, Wiley, 2011
しかしながら、非特許文献1に記載される従来手法は、空間内挿法としては有効であるが、時空間データの定常性を仮定しているため、将来予測には適用限界がある。なお、ここでの「定常性」とは、統計量の平均値及び分散が一定であって、且つ空間的相関及び時間的相関が特定の空間及び時刻に依らず一定であるという性質である。従って、イベント会場のようにある時刻において大勢の人々がある場所から別の場所に一斉に移動するような非定常的な時空間データでの近未来予測に上述した従来手法が適用されると、人数の急激な変化にほとんど追随できないという問題があった。
上述した問題点に鑑み、本発明の課題は、非定常的な時空間データに対しても任意地点の近未来の時空間変数値を高精度に推定可能な予測装置、予測方法及びプログラムを提供することである。
上記課題を解決するため、本発明の一態様は、逐次観測される時空間データに基づき推定される回帰係数により時空間変数値を予測する予測装置であって、逐次更新される各観測期間において観測された時空間データに対して空間内挿推定を実行することによって、前記観測期間における所定の地点での時空間変数値を推定する空間内挿推定部と、前記観測期間において観測された時空間データと推定された時空間変数値とに対して空間回帰分析を実行することによって、前記観測期間における任意地点での時空間変数値を決定するための回帰関数を推定する空間回帰分析部と、前記推定された回帰関数の回帰係数から前記観測期間の将来時点の回帰係数を推定し、前記推定した将来時点の回帰係数による前記回帰関数に従って将来時点における任意地点での時空間変数値を予測する時空間変数予測部と、を有する予測装置に関する。
本発明によると、非定常的な時空間データに対しても任意地点の近未来の時空間変数値を高精度に推定することができる。
図1は、本発明の一実施例による予測装置の機能構成を示すブロック図である。 図2は、本発明の一実施例による時空間変数オンライン予測処理の流れを示す説明図である。 図3は、本発明の一実施例によるカーネルパラメータの推定を示す説明図である。 図4は、本発明の一実施例による過去の回帰係数群からの回帰係数の推定を示す説明図である。 図5は、本発明の一実施例による時空間変数予測に用いる学習データを示す説明図である。 図6は、本発明の一実施例による時空間変数オンライン予測処理を示すフロー図である。 図7は、本発明と従来技術との予測精度比較を示す図である。 図8は、本発明の一実施例による予測装置のハードウェア構成を示すブロック図である。
以下、図面に基づいて本発明の実施の形態を説明する。
以下の実施例では、逐次観測される時空間データに基づき推定される回帰係数により時空間変数値をオンライン予測する予測装置が開示される。
まず、図1〜5を参照して、本発明の一実施例による予測装置の構成を説明する。図1は、本発明の一実施例による予測装置の機能構成を示すブロック図である。
図1に示されるように、予測装置100は、空間内挿推定部110、空間回帰分析部120及び時空間変数予測部130を有し、時空間変数予測部130は、分解部131、分解行列決定部132及び回帰係数予測部133を有する。以下の実施例では、時刻が離散時間で表現されているとし、現時点をtとし、現時点tから過去のτ期間まで(t,t−1,...,t−τ+1)の時空間データから将来時点の時空間変数値を予測する予測装置100を説明する。
空間内挿推定部110は、逐次更新される各観測期間において観測された時空間データに対して空間内挿推定を実行することによって、当該観測期間における所定の地点での時空間変数値を推定する。空間的に広がりを有する時空間データの場合、観測対象領域の全ての場所で観測することは実用上困難であり、実際には、図2(a)に示されるように、少数の観測地点で観測することになる。そのため、非観測地点における時空間変数値を何らかの方法で推定する必要がある。例えば、空間内挿推定部110は、クリギング又はガウス過程回帰に基づき、観測地点で観測された時空間データから非観測地点における時空間変数値を推定してもよい。クリギング及びガウス過程回帰は、当該技術分野において公知の手法であり(非特許文献1)、それらの詳細についてはここでは割愛する。これら公知の手法の何れかを用いることによって、空間内挿推定部110は、図2(b)に示されるように、観測地点での時空間データから非観測地点での時空間変数値を推定することが可能である。
具体的には、空間内挿推定部110は、t=t,t−1,...,t−τ+1の各時点で独立に、所定の非観測地点に対する空間内挿推定を実行する。当該空間内挿推定は、t=t,t−1,...,t−τ+1の各時点で独立に実行されるため、並列処理が可能となる。ただし、非観測地点の位置は当該観測期間にわたって共通とされる。観測点数及び非観測点数の総数をnとすると、当該空間内挿推定によって、x,...,xの各地点(通常は、2次元座標により表現される)での時空間変数値が、
Figure 0006522561
として得られる。
空間回帰分析部120は、観測期間において観測された時空間データと推定された時空間変数値とに対して空間回帰分析を実行することによって、当該観測期間における任意地点での時空間変数値を決定するための回帰関数を推定する。すなわち、空間回帰分析部120は、空間内挿推定部110により内挿補完された時空間データに基づく関数回帰によって空間全体にわたって時空間変数を位置の関数として回帰する。具体的には、図2(c)に示されるように、地点xでの時空間変数値f(x)を、中心位置パラメータμ及びカーネル幅パラメータβを有するm個のカーネル関数K(x;θ)(ただし、j=1,...,m)の線形和
Figure 0006522561
として回帰する。例えば、カーネル関数として、Radial Basis Function(RBF)カーネル
Figure 0006522561
が用いられてもよい。ここで、θ=(μ,β)は未知のパラメータであり、μは中心位置パラメータであり、βはカーネル幅パラメータである。すなわち、2次元平面の場合、カーネル回帰とは、2次元平面上の値をm個のカーネル関数K(x;θ),...,K(x;θ)の線形和で近似する線形回帰分析であり、μは2次元ベクトルとなる。図2(c)において、各三角錐が1つのカーネル関数に相当し、三角錐の位置及び幅がそれぞれ中心位置及びカーネル幅に相当する。
まず、中心位置パラメータμは、例えば、以下の手順で推定できる。現在時点tから過去のτ期間までに観測された時空間変数(時空間観測データ)から将来の時空間変数値を推定する場合、図3に示されるように、τ<τ"なる時間幅の観測データを学習データとする。μは後述される重み付きk平均法により求められる。
具体的には、空間回帰分析部120はまず、
Figure 0006522561
に従って、時間パラメータiのそれぞれについて、時空間変数値の時間方向の分散を算出する。ここで、
Figure 0006522561
は、地点xでの期間τ"にわたる時空間変数値の平均値
Figure 0006522561
である。
次に、空間回帰分析部120は、目的関数
Figure 0006522561
を最小化するm個の中心位置パラメータμ,...,μを求める。ただし、
Figure 0006522561
であり、γは正の定数である。式(4)を最小化する中心位置パラメータμ,...,μを求めることは、直感的には、時空間変数値の時間変動の大きな位置に可能な限り多数のカーネルを配置することと等価である。
なお、式(4)の最小化問題は、公知の重み付きk平均法と呼ばれるクラスタリング手法と同様の解法で解くことができる。当該手法の詳細については、例えば、J.B. MacQueen: Some methods for classification and analysis of multivariate observations, Proceedings of 5th Berkeley Symposium on Mathematical Statistics and Probability, Berkeley University Press, vol.1, pp.281-297,1967を参照されたい。
具体的には、空間回帰分析部120は、中心位置パラメータμ,...,μを適切に初期化し、ボロノイ分割及び重み付き重心計算
Figure 0006522561
を収束するまで反復してもよい。ここで、Cはボロノイ分割した際に第k分割クラスタに属するxの集合を表す。σ=1のとき、これは通常のk平均法となるのは明らかであろう。ここで、重みσを導入するのは、カーネル関数の代表位置を時空間変数値の分散の大きな位置に可能な限り多くのカーネル関数を配置し、回帰精度を向上させるためである。なお、m個のカーネル関数の中心位置パラメータμ,...,μは、時点tから時点t−τ"+1までの期間にわたって同一である。
次に、カーネル幅パラメータβは、以下の手順で推定できる。空間回帰分析部120は、取得した中心位置パラメータμ,...,μの位置関係から各中心位置でのカーネル幅を決定する。具体的には、空間回帰分析部120は、μに対して、当該μを除く中心位置パラメータμにk番目に近い中心位置パラメータとのユークリッド距離をβとする。すなわち、μj'をμにk番目に近い中心位置パラメータとすると、空間回帰分析部120は、
Figure 0006522561
を求めることになる。各位置についてβを直接最適化するのは高コストであるが、上述した手法では、m個のカーネルのカーネル幅が、1つのハイパーパラメータkのみに依存する形で位置毎に適応的に求められる。なお、最適なハイパーパラメータkの求め方は、以降において説明される。
このようにして、空間回帰分析部120は、時点t−τ"+1からtまでにわたる共通のカーネル関数を取得でき、すなわち、m個のカーネルの中心位置パラメータμ及びカーネル幅パラメータβは、時点t−τ"+1からtまでの期間にわたって同一である。
次に、カーネル回帰係数wは、以下の手順で推定できる。空間回帰分析部120は、各時点について独立にカーネル回帰係数wを推定する。時点tでのカーネル回帰係数をwとしたとき、空間回帰分析部120は、時点tについて空間内挿推定部110により取得された時空間変数値
Figure 0006522561
を用いて、
Figure 0006522561
により表される正則化項付き自乗誤差の最小化によって、時点tでの回帰係数を求める。ただし、
Figure 0006522561
であり、Tはベクトルの転置を表し、λは正則化パラメータ(正の定数)であり、Kはn×m行列を表し、その第(i,j)要素はカーネル関数値K(x;θ)である。式(7)を最小化するwをw とすると、
Figure 0006522561
となる。ここで、Iはm次元単位行列を表す。このようにして、tからt−τ"+1までの各時点tについて最適なカーネル関数回帰を実現できる。tからt−τ"+1までの期間においてカーネル関数は共通であるが、カーネル回帰係数については時点t毎に最適な値が推定される。
上記説明から理解されるように、カーネル回帰を実施するためには、上述したハイパーパラメータkを適切に設定する必要がある。通常、ハイパーパラメータkを設定するため、交差検定(Cross-Validation: CV)法、特に、Leave-one-out CV(LOOCV)法が多用される。これらの詳細については、例えば、K. P. Murphy: Machine learning, MIT press, 2012を参照されたい。しかしながら、LOOCV法では、(k,m,λ)の各候補値の組に対して上述したカーネル回帰推定の計算が必要となるため、計算時間がかかり、本発明によるオンライン処理には適していない。
この問題に対して、カーネル回帰の場合、LOOCV法と比較してはるかに効率的な一般化交差検定(Generalized CV: GCV)法が適用可能であることが理論的に示すことができるため、空間回帰分析部120は、GCV法によりハイパーパラメータkを推定する。なお、GCV法の詳細については、例えば、P. Craven and G. Wahba: Smoothing noisy data with spline functions, Numerical Mathematics, Vo.31, pp.377-403, 1979を参照されたい。
具体的には、空間回帰分析部120は、(k,m,λ)の候補値の組に対して、
Figure 0006522561
を最小化する(k,m,λ)を選択する。ここで、
Figure 0006522561
は、ある(k,m,λ)の候補値の組について推定した推定値である。また、Hiiは、カーネル回帰における平滑化行列
Figure 0006522561
の第(i,i)要素を表す。GCV法では、
Figure 0006522561
の推定は、各(k, m, λ)に対して1回実行すればよく、LOOCV法と比較して計算量が1/nτとなる。
時空間変数予測部130は、推定された回帰関数の回帰係数から観測期間の将来時点の回帰パラメータを推定し、推定した将来時点の回帰係数に基づく回帰関数に従って将来時点における任意地点での時空間変数値を予測する。具体的には、時空間変数予測部130は、図4に示されるように、現時点及び現時点から過去のτ期間までの既知の回帰係数
Figure 0006522561
を用いて、現時点からτ'期間先の将来時点の回帰係数
Figure 0006522561
を予測する。この予測問題に対して、時空間変数予測部130は、第j番目のカーネル関数の時点tからτ'期間先の将来時点の回帰係数を、現時点tから過去のτ期間までの全カーネル関数の回帰係数の線形和、すなわち、
Figure 0006522561
により近似する。ここで、εは誤差項であり、
Figure 0006522561
は未知の線形重みパラメータである。
さらに、式(11)は時点tに依らず任意時点でも成立すると仮定し、τm次元の説明変数ベクトル
Figure 0006522561
と、それの各要素の回帰係数を時間lだけシフトした
Figure 0006522561
とが類似している場合、前者に対する目的変数の値
Figure 0006522561
と後者に対する目的変数の値
Figure 0006522561
とが類似しているという仮定に基づき、時空間変数予測部130は、図5に示されるように、現時点から過去のτ"期間までの既知の回帰係数学習データを用いて、未知の線形重みパラメータを学習する。当該未知の線形重みパラメータはj=1,...,m毎に独立であるため、時空間変数予測部130は、各パラメータj毎に独立に線形重み未知パラメータの学習を並列に実行可能である。
ここで、式(11)は、τm次元の説明変数(x,...,xτm)とスカラーyとの関係式
Figure 0006522561
と数学的に等価である。表記の簡単化のため、以下では式(12)を用いて未知パラメータθj,pの推定法を説明する。
n個の学習データの組を
Figure 0006522561
とする。明らかに、
Figure 0006522561
は上述した回帰係数に相当し、y (i)は予測対象の将来時点の回帰係数に相当する。これらが式(12)を満たすことから、
Figure 0006522561
が成り立つ。ここで、Yは第(i,j)要素がy (i)であるn×m行列を表し、Xは第(i,k)要素がx (i)であるn×τm行列を表し、Θは第(k,j)要素がθj,kであるτm×m行列を表し、Eは全ての列ベクトルが同じであって、(ε・・・ε)であるn×m行列を表す。
未知パラメータθは、最小自乗法により
Figure 0006522561
として解析的に求められるが、学習データ数nがn<<τmであるとき、XXの逆行列が特異となるという問題が生じる。
この問題を回避するため、分解部131は、m×r行列A及びτm×r行列Bを用いて、
Figure 0006522561
と行列Θを低ランク(ランクr)行列に分解する。すなわち、分解部131は、将来の回帰係数を表す行列Yが過去の回帰係数を表す行列Xと未知パラメータを表す行列Θとの積を用いて表現可能であるとき、所定のランクを有する2つの低ランク行列A,Bによって行列Θを分解する。
ここで、
Figure 0006522561
のΘに関する最小化問題は、
Figure 0006522561
の制約の下、
Figure 0006522561
を最小化するA,Bを求める問題となる。分解行列決定部132は、行列の積XΘと行列Yとの差分を最小化する低ランク行列A,Bを決定する。当該最適化問題について、未知パラメータ決定部132は、
Figure 0006522561
とし、さらに、τm×τm行列
Figure 0006522561
の固有ベクトル行列を
Figure 0006522561
とし(vは第j番目の固有値に対する固有ベクトル(m次元列ベクトル)である)、A,Bの最適解を、
Figure 0006522561
として求めることができる。
回帰係数予測部133は、決定された低ランク行列から将来の回帰係数を予測する。具体的には、回帰係数予測部133は、求められた低ランク行列A,Bの最適解から式(11)の未知パラメータを求めることができ、式(11)を用いて将来時点での回帰係数wを取得できる。
このようにして、時空間変数予測部130は、取得した将来時点での回帰係数wを式(1)に適用し、適用後の式(1)を用いて任意地点での将来時点における時空間変数値を予測することができる。
なお、分解部131、分解行列決定部132及び回帰係数予測部133は、必ずしも予測装置100に内蔵される必要はなく、時空間変数値を決定するための回帰関数の過去の回帰係数から将来の回帰係数を予測する独立した予測装置として構成されてもよい。
上述した空間内挿推定部110、空間回帰分析部120及び時空間変数予測部130による処理は、現時点から過去の一定の期間までの時間ウィンドウに対して実行された。時間の経過に従って当該時間ウィンドウもまた移動し、例えば、時点tからt−τ+1までの時間ウィンドウは、次に時点t+1からt−τ+2までの時間ウィンドウに移動するなどである。これら各時間ウィンドウに対して空間内挿推定部110、空間回帰分析部120及び時空間変数予測部130による上記処理が繰り返され、直近の時間ウィンドウに対して新たな将来時点での回帰係数wが逐次求められる。このようにして、直近の学習データに基づき算出された回帰係数wに基づき、直近の学習データを反映した時空間変数値をオンライン予測することができる。
次に、図6を参照して、本発明の一実施例によるオンライン予測処理を説明する。図6は、本発明の一実施例による時空間変数オンライン予測処理を示すフロー図である。
図6に示されるように、ステップS101において、予測装置100は、観測対象エリアの観測地点から観測された時空間データを取得する。例えば、予測装置100は、通信ネットワークを介し各観測地点に設置された計測手段から観測データを受信する。
ステップS102において、予測装置100は、受信した観測データを時空間データとして記憶する。具体的には、予測装置100は、受信した観測データを送信元の計測手段の位置情報及び観測時間と関連付けて記憶する。
ステップS103において、予測装置100は、記憶した時空間データに対して空間内挿推定を実行する。具体的には、予測装置100は、ある観測期間内の各時点において観測された時空間データに対して空間内挿推定を実行する。例えば、当該空間内挿推定は、クリギング又はガウス過程回帰などの何れか適切な公知技術に基づくものであってもよい。
ステップS104において、予測装置100は、所定の非観測地点について内挿補完された時空間データを取得する。典型的には、当該所定の地点は当該観測期間の各時点にわたって固定的に設定された共通の位置である。
ステップS105において、予測装置100は、観測地点及び非観測地点の時空間データに対して空間回帰分析を実行し、当該観測期間における任意地点での時空間変数値を決定するための回帰関数を推定する。例えば、当該空間回帰分析は、回帰関数としてカーネル関数を用いてもよいし、あるいは、k平均法を用いたクラスタリング手法により回帰関数(カーネル関数)の中心位置パラメータに関する目的変数を最小化することであってもよい。
ステップS106において、予測関数100は、推定された回帰係数を保持する。上述した実施例では、回帰係数はカーネル関数のカーネル回帰係数wである。
ステップS107において、予測関数100は、推定された過去の回帰係数に対して時空間回帰分析を実行する。具体的には、予測関数100は、式(13)に関して上述したように、将来の回帰係数を表す行列Yが過去の回帰係数を表す行列Xと未知パラメータを表す行列Θとの積を用いて表現可能であるとき、所定のランクを有する2つの分解行列A,Bによって行列Θを分解する。その後、予測関数100は、
Figure 0006522561
を最小化する分解行列A,Bを決定し、上述した最適化問題の式(18)及び(19)により表される最適解から、式(11)を用いて将来の回帰係数を予測する。
ステップS108において、予測装置100は、予測した将来の回帰係数を保持すると共に、これを適用した式(1)に従って将来時点における任意地点の時空間変数値を予測する。
ステップS109において、予測装置100は、次の時間ウィンドウに対してステップS101〜S108の処理を実行するか判断し、当該処理を継続する場合、すなわち、次の観測期間に基づき回帰係数を更新する場合、ステップS101に戻る。他方、当該処理を停止する場合、予測装置100は当該処理を終了する。これにより、予測装置100は、直近の時間ウィンドウに対して新たな将来時点での回帰係数wを逐次求めることができ、直近の学習データに基づき算出された回帰係数wに基づき時空間変数値をオンライン予測することができる。
図7は、本発明と従来技術との予測精度比較を示す図である。図示されるデータは、あるイベント会場での来場者のカウントデータを用いた実験結果を示す。当該データは、会場に設置された24カ所のWiFiアクセスポイントにおいて、1分毎に観測された合計で400分からなるデータである。上述した実施例において、τ=10、τ"=50とし、τ'=5,10,20,30に対する24カ所での予測精度を評価した。実験評価では、誤差の評価尺度して、平均相対誤差
Figure 0006522561
を用いた。ここで、
Figure 0006522561
は現在時点tに対する将来時点t+τ'での時空間変数の予測値を表し、yt+τ'は真値を表す。上記のMRPEを24カ所について算出し、当該24カ所での平均値及び標準偏差によって評価した。なお、既存手法としてガウス過程と比較した。図6の実験結果から理解されるように、近未来予測(τ'=5)では、両者に顕著な差はないが、τ'=10以降では、本発明がガウス過程と比較して予測精度及び安定性(予測精度のばらつき)の観点で顕著な優位性を有することが確認された。
次に、図8を参照して、本発明の一実施例による予測装置のハードウェア構成を説明する。図8は、本発明の一実施例による予測装置のハードウェア構成を示すブロック図である。
図8に示されるように、予測装置100は、典型的には、サーバにより実現されてもよく、例えば、バスを介し相互接続されるドライブ装置101、補助記憶装置102、メモリ装置103、プロセッサ104、インタフェース装置105及び通信装置106から構成される。予測装置100における上述した各種機能及び処理を実現するプログラムを含む各種コンピュータプログラムは、CD−ROM(Compact Disk−Read Only Memory)、DVD(Digital Versatile Disk)、フラッシュメモリなどの記録媒体107によって提供されてもよい。プログラムを記憶した記録媒体107がドライブ装置101にセットされると、プログラムが記録媒体107からドライブ装置101を介して補助記憶装置102にインストールされる。但し、プログラムのインストールは必ずしも記録媒体107により行う必要はなく、ネットワークなどを介し何れかの外部装置からダウンロードするようにしてもよい。補助記憶装置102は、インストールされたプログラムを格納すると共に、必要なファイルやデータなどを格納する。メモリ装置103は、プログラムの起動指示があった場合に、補助記憶装置102からプログラムやデータを読み出して格納する。プロセッサ104は、メモリ装置103に格納されたプログラムやプログラムを実行するのに必要なパラメータなどの各種データに従って、予測装置100の各種機能及び処理を実行する。インタフェース装置105は、ネットワーク又は外部装置に接続するための通信インタフェースとして用いられる。通信装置106は、インターネットなどのネットワークと通信するための各種通信処理を実行する。しかしながら、上述したハードウェア構成は単なる一例であり、予測装置100は、上述したハードウェア構成に限定されるものでなく、他の何れか適切なハードウェア構成により実現されてもよい。
なお、上述した予測装置100の各部及びステップS101〜S109は、コンピュータのメモリ装置103に記憶されたプログラムをプロセッサ104が実行することによって実現されてもよい。
以上、本発明の実施例について詳述したが、本発明は上述した特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。
100 予測装置
110 空間内挿推定部
120 空間回帰分析部
130 時空間変数予測部
131 分解部
132 分解行列決定部
133 回帰係数予測部

Claims (9)

  1. 逐次観測される時空間データに基づき推定される回帰係数により時空間変数値を予測する予測装置であって、
    逐次更新される各観測期間において観測された時空間データに対して空間内挿推定を実行することによって、前記観測期間における所定の地点での時空間変数値を推定する空間内挿推定部と、
    前記観測期間において観測された時空間データと推定された時空間変数値とに対して空間回帰分析を実行することによって、前記観測期間における任意地点での時空間変数値を決定するための回帰関数を推定する空間回帰分析部と、
    前記推定された回帰関数の回帰係数から前記観測期間の将来時点の回帰係数を推定し、前記推定した将来時点の回帰係数による前記回帰関数に従って将来時点における任意地点での時空間変数値を予測する時空間変数予測部と、
    を有し、
    前記空間内挿推定は、クリギング又はガウス過程回帰に基づく予測装置。
  2. 逐次観測される時空間データに基づき推定される回帰係数により時空間変数値を予測する予測装置であって、
    逐次更新される各観測期間において観測された時空間データに対して空間内挿推定を実行することによって、前記観測期間における所定の地点での時空間変数値を推定する空間内挿推定部と、
    前記観測期間において観測された時空間データと推定された時空間変数値とに対して空間回帰分析を実行することによって、前記観測期間における任意地点での時空間変数値を決定するための回帰関数を推定する空間回帰分析部と、
    前記推定された回帰関数の回帰係数から前記観測期間の将来時点の回帰係数を推定し、前記推定した将来時点の回帰係数による前記回帰関数に従って将来時点における任意地点での時空間変数値を予測する時空間変数予測部と、
    を有し、
    前記空間回帰分析は、前記回帰関数としてカーネル関数を用いる予測装置。
  3. 逐次観測される時空間データに基づき推定される回帰係数により時空間変数値を予測する予測装置であって、
    逐次更新される各観測期間において観測された時空間データに対して空間内挿推定を実行することによって、前記観測期間における所定の地点での時空間変数値を推定する空間内挿推定部と、
    前記観測期間において観測された時空間データと推定された時空間変数値とに対して空間回帰分析を実行することによって、前記観測期間における任意地点での時空間変数値を決定するための回帰関数を推定する空間回帰分析部と、
    前記推定された回帰関数の回帰係数から前記観測期間の将来時点の回帰係数を推定し、前記推定した将来時点の回帰係数による前記回帰関数に従って将来時点における任意地点での時空間変数値を予測する時空間変数予測部と、
    を有し、
    前記空間回帰分析は、k平均法を用いたクラスタリング手法により前記回帰関数の中心位置パラメータに関する目的変数を最小化する予測装置。
  4. 時空間変数値を決定するための回帰関数の過去の回帰係数から将来の回帰係数を予測する予測装置であって、
    前記将来の回帰係数を表す第1の行列が前記過去の回帰係数を表す第2の行列と未知パラメータを表す第3の行列との積を用いて表現可能であるとき、所定のランクを有する2つの低ランク行列によって前記第3の行列を分解する分解部と、
    前記第2の行列と前記第3の行列との積と前記第1の行列との差分を最小化する前記2つの低ランク行列を決定する分解行列決定部と、
    前記決定された低ランク行列から前記将来の回帰係数を予測する回帰係数予測部と、
    を有する予測装置。
  5. 逐次観測される時空間データに基づき推定される回帰係数により時空間変数値を予測する予測装置により実行される予測方法であって、
    逐次更新される各観測期間において観測された時空間データに対して空間内挿推定を実行することによって、前記観測期間における所定の地点での時空間変数値を推定するステップと、
    前記観測期間において観測された時空間データと推定された時空間変数値とに対して空間回帰分析を実行することによって、前記観測期間における任意地点での時空間変数値を決定するための回帰関数を推定するステップと、
    前記推定された回帰関数の回帰係数から前記観測期間の将来時点の回帰係数を推定し、前記推定した将来時点の回帰係数による前記回帰関数に従って将来時点における任意地点での時空間変数値を予測するステップと、
    を有し、
    前記空間内挿推定は、クリギング又はガウス過程回帰に基づく予測方法。
  6. 逐次観測される時空間データに基づき推定される回帰係数により時空間変数値を予測する予測装置により実行される予測方法であって、
    逐次更新される各観測期間において観測された時空間データに対して空間内挿推定を実行することによって、前記観測期間における所定の地点での時空間変数値を推定するステップと、
    前記観測期間において観測された時空間データと推定された時空間変数値とに対して空間回帰分析を実行することによって、前記観測期間における任意地点での時空間変数値を決定するための回帰関数を推定するステップと、
    前記推定された回帰関数の回帰係数から前記観測期間の将来時点の回帰係数を推定し、前記推定した将来時点の回帰係数による前記回帰関数に従って将来時点における任意地点での時空間変数値を予測するステップと、
    を有し、
    前記空間回帰分析は、前記回帰関数としてカーネル関数を用いる予測方法。
  7. 逐次観測される時空間データに基づき推定される回帰係数により時空間変数値を予測する予測装置により実行される予測方法であって、
    逐次更新される各観測期間において観測された時空間データに対して空間内挿推定を実行することによって、前記観測期間における所定の地点での時空間変数値を推定するステップと、
    前記観測期間において観測された時空間データと推定された時空間変数値とに対して空間回帰分析を実行することによって、前記観測期間における任意地点での時空間変数値を決定するための回帰関数を推定するステップと、
    前記推定された回帰関数の回帰係数から前記観測期間の将来時点の回帰係数を推定し、前記推定した将来時点の回帰係数による前記回帰関数に従って将来時点における任意地点での時空間変数値を予測するステップと、
    を有し、
    前記空間回帰分析は、k平均法を用いたクラスタリング手法により前記回帰関数の中心位置パラメータに関する目的変数を最小化する予測方法。
  8. 時空間変数値を決定するための回帰関数の過去の回帰係数から将来の回帰係数を予測する予測装置により実行される予測方法であって、
    前記将来の回帰係数を表す第1の行列が前記過去の回帰係数を表す第2の行列と未知パラメータを表す第3の行列との積を用いて表現可能であるとき、所定のランクを有する2つの低ランク行列によって前記第3の行列を分解するステップと、
    前記第2の行列と前記第3の行列との積と前記第1の行列との差分を最小化する前記2つの低ランク行列を決定するステップと、
    前記決定された低ランク行列から前記将来の回帰係数を予測するステップと、
    を有する予測方法。
  9. 請求項1乃至何れか一項記載の予測装置の各部としてプロセッサを機能させるためのプログラム。
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