JP6516361B2 - 導電性手袋 - Google Patents
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Description
図1には本発明の導電性手袋の一実施形態である導電性手袋1の斜視図が示されており、図2には図1に示す導電性手袋1を手の甲側から平面視した導電性手袋1の平面図が示されており、図3には図1に示す導電性手袋1を掌側から平面視した導電性手袋1の平面図が示されている。また、図4には、図1に示すIV−IV線断面図が示されている。本実施形態の導電性手袋1(以下、単に「手袋1」ともいう。)は、図1及び図4に示すように、手の甲側のシート部材2の周縁部2eと掌側のシート部材3の周縁部3eとが固定されてなる手袋本体10に配された導電剤を通して導電する導電性手袋である。そして、本実施形態においては、手袋1は、手袋本体10が、手の甲側のシート部材2の周縁部2eと掌側のシート部材3の周縁部3eとが熱融着により固定されてなる無縫の手袋である。ここで、無縫の手袋とは、例えばミシンにより糸及び針を用いて縫製する方法を一切採らずに、超音波融着、高周波融着、或いは熱融着により固着する方法により製造された手袋を意味する。好適には、本実施形態の手袋1は、図4に示すように、手の甲側のシート部材2の周縁部2eと掌側のシート部材3の周縁部3eとが融着用フィルム4を介して固着されて形成されている。
手の甲側のシート部材2(手の甲側の手形の生地)及び掌側のシート部材3(手の平側の手形の生地)としては、織物、不織布、編み物、革等が挙げられ、これらを組み合わせたものを用いることもできる。織物、不織布、編み物の素材としては、ポリエステル繊維、ナイロン繊維、ポリプロプレン繊維、ポリエチレン繊維、ポリアミド繊維、アクリル繊維、ポリウレタン繊維、レーヨン繊維、アセテート繊維などの合成樹脂繊維;綿、羊毛、絹、麻などの天然繊維;等が挙げられる。革としては、牛革や豚革などの天然皮革;ウレタン樹脂製、塩化ビニル樹脂製などの合成皮革、人工皮革;またはこれらを組合せたもの等が挙げられる。尚、周縁突起部5の強度向上の観点からは、融着性のある素材が好ましく、具体的にはポリウレタン繊維が好ましく用いられ、ポリウレタン繊維の混繊された混紡繊維が特に好ましく用いられる。
図5には、手袋1の製造方法に用いる好ましい一実施形態の製造装置100の概略図が示されている。製造装置100は、図6に示すように、手袋1の輪郭形状に倣って形成された金型シール部11及びカッター刃12を備えている。また、金型シール部11及びカッター刃12は、周縁導電塗工部72にも倣って形成されているが、周縁導電塗工部72の輪郭よりも大きく形成されている。そして、カッター刃12は、金型シール部11の幅内に配されている。具体的には、金型シール部11は、手首を含む5本指を有する手の形状に倣って形成された金属製の金型である。カッター刃12も同様に、手首を含む5本指を有する手の形状に倣って形成されている。金型シール部11及びカッター刃12は、図5に示すように、公知の融着機14の有するプレスシリンダー13の下端に取り付けられて、金型シール部11及びカッター刃12と間隔を空けて対向配置されるフラットな金属製のプレート15と共に使用されるものである。金型シール部11及びカッター刃12は、プレスシリンダー13によって、上下方向に昇降可能になっている。融着機14に取り付けられた金型シール部11は、本実施形態の製造装置100においては、加熱可能となっている。また、カッター刃12は、図6に示すように、金型シール部11の幅内の幅方向中央部分に配され、金型シール部11の外周縁に沿って配されている。従って、金型シール部11は、図7に示すように、その幅方向に沿って断面視して、カッター刃12よりも内側の部分111と、カッター刃12よりも外側の部分112とに区分されている。
図5に示す製造装置100は、手の甲側のシート部材2(手の甲側の手形の生地)の原反20と掌側のシート部材3(手の平側の手形の生地)の原反30との間に融着用フィルム4の原反40を配した複合体70に、金型シール部11を用いて手袋1の輪郭形状の周縁固着部5の前駆体5aを形成した後、カッター刃12を用いて手袋1の前駆体1aを形成する無縫の手袋1の製造装置である。
10 手袋本体
1M 手の挿入口
1e 周縁部
1a 手袋の前駆体
2 手の甲側のシート部材(手の甲側の手形の生地)
2e 周縁部
3 掌側のシート部材(手の平側の手形の生地)
3e 周縁部
4 融着用フィルム
5 周縁突起部
5a 周縁突起部の前駆体
6 指袋
71 線状導電塗工部
72 周縁導電塗工部
100 製造装置
11 金型シール部
111 カッター刃よりも内側の部分
11o 外側外壁
11i 内側内壁
11f シール面
11c1 先端内側角部
11c2 先端外側角部
112 カッター刃よりも外側の部分
12 カッター刃
13 プレスシリンダー
14 融着機
15 プレート
20 手の甲側のシート部材2(手の甲側の手形の生地)の原反
30 掌側のシート部材3(手の平側の手形の生地)の原反
40 融着用フィルム4の原反
70 複合体
Claims (7)
- 手の甲側のシート部材の周縁部と掌側のシート部材の周縁部とが固定されてなる手袋本体に配された導電剤を通して導電する導電性手袋であって、
前記導電剤は、導電性粉体を含有して形成されており、
前記手袋本体における指を収容する指袋の先端部と前記手袋本体の手の挿入口とに亘って前記導電剤が連続して塗工されてなる線状の線状導電塗工部を備え、
前記手袋本体の周縁部に亘って前記導電剤が連続して塗工された周縁導電塗工部を備え、
前記周縁導電塗工部と前記線状導電塗工部とが接している導電性手袋。 - 前記指袋は、5本の指の形に分枝して、親指部分、人差指部分、中指部分、薬指部分及び小指部分を有しており、
前記線状導電塗工部は、前記親指部分、前記人差指部分、前記中指部分、前記薬指部分及び前記小指部分の内の少なくとも1つの先端部から前記手の挿入口に亘って配されている請求項1に記載の導電性手袋。 - 手の甲側のシート部材の周縁部と掌側のシート部材の周縁部とが固定されてなる手袋本体に配された導電剤を通して導電する導電性手袋であって、
前記導電剤は、導電性粉体を含有して形成されており、
前記手袋本体における指を収容する指袋の先端部と前記手袋本体の手の挿入口とに亘って前記導電剤が連続して塗工されてなる線状の線状導電塗工部を備え、
前記手袋本体の周縁部に亘って前記導電剤が連続して塗工された周縁導電塗工部を備え、
前記指袋は、5本の指の形に分枝して、親指部分、人差指部分、中指部分、薬指部分及び小指部分を有しており、
前記線状導電塗工部は、前記親指部分、前記人差指部分、前記中指部分、前記薬指部分及び前記小指部分の先端部から前記手の挿入口に亘って、それぞれ、複数本配されており、
前記周縁導電塗工部と複数本の前記線状導電塗工部とが接している導電性手袋。 - 前記線状導電塗工部は、前記手の甲側のシート部材及び前記掌側のシート部材の少なくとも一方に配されている請求項1〜3の何れか1項に記載の導電性手袋。
- 前記線状導電塗工部は、前記手の甲側のシート部材及び前記掌側のシート部材の少なくとも一方の肌対向面に配されている請求項4に記載の導電性手袋。
- 前記線状導電塗工部は、前記手の甲側のシート部材及び前記掌側のシート部材の少なくとも一方の非肌対向面に配されている請求項4に記載の導電性手袋。
- 前記手袋本体は、前記手の甲側のシート部材の周縁部と前記掌側のシート部材の周縁部とが熱融着により固定されてなる無縫の手袋である請求項1〜6の何れか1項に記載の導電性手袋。
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