JP6514509B2 - バイマテリアル適応性冷却通路を備えるタービンコンポーネント - Google Patents

バイマテリアル適応性冷却通路を備えるタービンコンポーネント Download PDF

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Description

本出願およびその結果として生じる特許は、概して、ガスタービンエンジンに関し、より具体的には、異なる融点を有する2つ以上の材料で充填されるバイマテリアル(bi−material)適応性冷却通路を備え、それによって少なくとも1つの材料が、それを通して補助的冷却フローを提供するために、所定の温度の上方で解放され得るようになっているガスタービンエンジンに関する。
一般的に説明すると、ガスタービンは、支持ローターディスクから外向きに延在するバケットを備える多数の段を含む。それぞれのバケットは、エーロフォイルを含み、エーロフォイルの上を高温燃焼ガスが流れる。エーロフォイルは、燃焼ガスによって作り出される高温に耐えるように冷却されなければならない。不十分な冷却は、エーロフォイルの上に過度の応力および酸化を結果として生じさせる可能性があり、疲労および/または損傷につながる可能性がある。したがって、エーロフォイルは、一般的に中空であり、多数の冷却孔などにつながる1つまたは複数の内部冷却フロー回路を備えている。冷却空気は、冷却孔を通して吐出され、エーロフォイルの外側表面に膜冷却を提供する。他のタイプの高温ガス流路コンポーネント、および、他のタイプのタービンコンポーネントは、同様の方式で冷却することが可能である。
所与のコンポーネントが現場で作動される前に、多くのモデルおよびシミュレーションを実施することが可能であるが、コンポーネントまたはその任意の領域が到達し得る正確な温度は、コンポーネント特有の高温および低温の場所に起因して、大きく変化する可能性がある。具体的には、コンポーネントは、過熱によって悪影響を及ぼされ得る温度依存性の特性を有する可能性がある。結果として、多くのタービンコンポーネントは、コンポーネントの上に発達し得る局所的な高温スポットを補償するために過剰冷却され得る。しかし、そのような過度の過剰冷却は、全体的なガスタービンエンジン出力および効率にマイナスの影響を与える可能性がある。
したがって、エーロフォイル、および、他のタイプの高温ガス流路タービンコンポーネントに関する改善設計への要求が存在している。そのような改善設計は、最小化された量の補助的冷却空気によって、局所的な高温スポットに対処することが可能である。また、そのような改善設計は、全体的なガスタービン効率および出力を妥協することなく、コンポーネント寿命時間の拡張を促進することが可能である。
米国特許出願公開第2013/0104517号公報
したがって、本出願およびその結果として生じる特許は、ガスタービンエンジンの高温ガス流路の中で使用するためのタービンコンポーネントを提供する。タービンコンポーネントは、外側表面と、内部冷却回路と、内部冷却回路に連通し、外側表面を通って延在する適応性冷却通路と、適応性冷却通路の中に位置付けされている、2つ以上の材料を有する冷却プラグとを含むことが可能である。冷却プラグは、局所的な所定の温度に到達すると、それを通して冷却媒体を供給するように解放することが可能である。
本出願およびその結果として生じる特許は、高温ガス流路の中で動作するタービンコンポーネントを冷却する方法をさらに提供する。方法は、タービンコンポーネントの外側表面の中に適応性冷却通路を位置付けするステップと、適応性冷却通路の中にマルチマテリアル(multi−material)冷却プラグを位置付けするステップと、マルチマテリアル冷却プラグの外側材料が所定の温度に到達または超過した場合に、マルチマテリアル冷却プラグを解放するステップと、少なくとも外側表面の局所的な部分を冷却するために、適応性冷却通路を通して冷却媒体を流すステップとを含むことが可能である。
本出願およびその結果として生じる特許は、ガスタービンエンジンの高温ガス流路の中で使用するための高温ガス流路コンポーネントをさらに提供する。エーロフォイルコンポーネントは、外側表面と、内部冷却回路と、内部冷却回路に連通し、外側表面を通って延在する冷却通路と、内部冷却回路に連通し、外側表面を通って延在する適応性冷却通路と、適応性冷却通路の中に位置付けされているバイマテリアル冷却プラグとを含むことが可能である。バイマテリアル冷却プラグは、より低い温度の外側材料、および、より高い温度の内側材料を含むことが可能である。バイマテリアル冷却プラグは、局所的な所定の温度に到達すると、それを通して冷却媒体を供給するように解放することが可能である。
これらの特徴および他の特徴、ならびに、本出願およびその結果として生じる特許の改善は、いくつかの図面および添付の特許請求の範囲を併用して、以下の詳細な説明を精査して読むと、当業者に明らかになることとなる。
圧縮機、燃焼器、およびタービンを示すガスタービンエンジンの概略ダイアグラムである。 タービンバケットなどの公知のタービンコンポーネントの例の斜視図である。 本明細書で説明され得るようなタービンコンポーネントの一部分の斜視図である。 本明細書で説明され得るような適応性冷却通路の中にバイマテリアル冷却孔プラグを備えている図3のタービンコンポーネントの一部分の側断面図である。 図4のバイマテリアル冷却孔プラグの断面図である。 バイマテリアル冷却孔プラグのより高い温度の内側材料が解放された状態の、図3のタービンコンポーネントの一部分の側断面図である。 本明細書で説明され得るようなバイマテリアル冷却孔プラグの代替的な実施形態の側断面図である。 本明細書で説明され得るようなバイマテリアル冷却孔プラグの代替的な実施形態の側断面図である。
ここで図面を参照すると、図面において、同様の参照数字は、いくつかの図を通して、同様のエレメントを参照しており、図1は、本明細書で使用され得るようなガスタービンエンジン10の概略図を示している。ガスタービンエンジン10は、圧縮機15を含むことが可能である。圧縮機15は、流入する空気20のフローを圧縮する。圧縮機15は、圧縮された空気20のフローを燃焼器25へ送達する。燃焼器25は、圧縮された空気20のフローを加圧された燃料30のフローと混合し、混合物を点火し、燃焼ガス35のフローを生成させる。単一の燃焼器25だけが示されているが、ガスタービンエンジン10は、任意の数の燃焼器25を含むことが可能である。そして、燃焼ガス35のフローは、タービン40に送達される。燃焼ガス35のフローは、機械的な仕事を作り出すようにタービン40を駆動する。タービン40の中で作り出された機械的な仕事は、シャフト45を介して、圧縮機15、および、発電機などの外部負荷50を駆動する。
ガスタービンエンジン10は、天然ガス、液体燃料、様々なタイプの合成ガス、ならびに/または、他のタイプの燃料およびそのブレンドを使用することが可能である。ガスタービンエンジン10は、Schenectady、NewYorkのGeneral Electric Companyなどによって提供されるいくつかの異なるガスタービンエンジンのうちの任意の1つとすることが可能である。ガスタービンエンジン10は、異なる構成を有することが可能であり、他のタイプのコンポーネントを使用することが可能である。また、本明細書では、他のタイプのガスタービンエンジンを使用することも可能である。また、本明細書では、複数のガスタービンエンジン、他のタイプのタービン、および他のタイプの発電機器を一緒に使用することも可能である。
図2は、タービン40などの高温ガス流路56の中で使用され得るタービンバケット55の例を示している。一般的に説明すると、タービンバケット55は、エーロフォイル60と、シャンク部分65と、エーロフォイル60とシャンク部分65との間に配設されているプラットフォーム70とを含むことが可能である。エーロフォイル60は、一般的に、プラットフォーム70から半径方向上向きに延在しており、前縁部72および後縁部74を含む。また、エーロフォイル60は、正圧側面76を画定する凹形表面と、負圧側面78を画定する反対側の凸形表面とを含むことが可能である。プラットフォーム70は、実質的に水平方向に平面的とすることが可能である。シャンク部分65は、プラットフォーム70から半径方向下向きに延在することが可能であり、プラットフォーム70が、一般的に、エーロフォイル60とシャンク部分65との間のインターフェースを画定するようになっている。シャンク部分65は、その中にシャンクキャビティー80を含むことが可能である。また、シャンク部分65は、1つまたは複数のエンジェルウィング82、および、ダブテールなどのルート構造部84を含むことが可能である。ルート構造部84は、タービンバケット55をシャフト45に固定するように構成させることが可能である。任意の数のタービンバケット55を、シャフト45の周りに円周方向に配置させることが可能である。また、本明細書では、他のコンポーネントおよび他の構成を使用することも可能である。
タービンバケット55は、1つまたは複数の冷却回路86を含むことが可能であり、冷却回路86は、圧縮機15または別の供給源から、空気などの冷却媒体88を流すために、タービンバケット55を通って延在している。また、本明細書では、蒸気および他のタイプの冷却媒体88を使用することも可能である。冷却回路86および冷却媒体88は、少なくとも、エーロフォイル60、シャンク部分65、およびプラットフォーム70の一部分を通って、任意の順序、方向、またはルートで循環することが可能である。本明細書では、多くの異なるタイプの冷却回路および冷却媒体を、任意の配向で使用することが可能である。冷却回路86は、エーロフォイル60または他の場所の周りの膜冷却のために、多数の冷却孔90または他のタイプの冷却通路につながることが可能である。他のタイプの冷却方法を使用することが可能である。また、本明細書では、他のコンポーネントおよび他の構成を使用することも可能である。
図3は、本明細書で説明され得るようなタービンコンポーネント100の一部分の例を示している。この例では、タービンコンポーネント100は、エーロフォイル110、および、より具体的には、その側壁部とすることが可能である。エーロフォイル110は、ブレードまたはベーンなどの一部とすることが可能である。また、タービンコンポーネント100は、シャンク、プラットフォーム、または、任意のタイプの高温ガス流路コンポーネントを含む任意のタイプの空気冷却式のコンポーネントとすることが可能である。本明細書では、他のタイプのコンポーネントおよび他の構成を使用することが可能である。
上記に説明されているものと同様に、エーロフォイル110は、前縁部120および後縁部130を含むことが可能である。同様に、エーロフォイル110は、正圧側面140および負圧側面150を含むことが可能である。また、エーロフォイル110は、その中に1つまたは複数の内部冷却回路160を含むことが可能である。冷却回路160は、多数の冷却孔175などの多数の冷却通路170につながることが可能である。冷却孔175は、エーロフォイル110の外側表面180または他の場所を通って延在することが可能である。冷却回路160および冷却孔175は、エーロフォイル110およびそのコンポーネントを、その中の冷却媒体190で冷やす役割を果たす。本明細書では、空気、蒸気などの任意のタイプの冷却媒体190は、任意の供給源から使用することが可能である。冷却孔175は、任意のサイズ、形状、または構成を有することが可能である。本明細書では、任意の数の冷却孔175を使用することが可能である。本明細書では、他のタイプの冷却通路170を使用することが可能である。本明細書では、他のコンポーネントおよび他の構成を使用することが可能である。
また、図4に示されているように、エーロフォイル110は、多数の適応性冷却通路200を含むことが可能である。この例では、適応性冷却通路200は、多数の適応性冷却孔210の形態とすることが可能である。適応性冷却孔210が、冷却孔175と同様の様式で、外側表面180を通って延在することが可能である。また、適応性冷却孔210は、冷却回路160のうちの1つまたは複数に連通することが可能である。適応性冷却孔210は、バイマテリアル冷却プラグ220で充填することが可能である。図4および図5に示されているように、バイマテリアル冷却プラグ220は、異なる融点を有する2つ以上の材料を含み、冷却孔210を充填およびプラグすることが可能である。バイマテリアル冷却プラグ220は2つの異なる金属を使用することが可能であるが、本明細書では、任意の2つの異なる材料を使用することが可能である。そのうえ、本明細書では、2つ以上の材料は、それらのそれぞれの特性を維持し、すなわち、合金などは生成されない。むしろ、合金は、本明細書で使用される2つ以上の材料のうちの1つまたは複数とすることが可能である。
具体的には、バイマテリアル冷却プラグ220は、より低い温度の外側材料230、および、より高い温度の内側材料240を含むことが可能である。「より低い」および「より高い」の用語は、互いに対して相対的な意味で使用されている。本明細書では、任意の溶融温度または解放温度の材料を使用することが可能である。より低い温度の外側材料230は、低い温度のろう付け材料などとすることが可能である。例として、より低い温度の外側材料230は、ガラスと同様の様式で、軟化および溶融し、灰に変わり、もしくは、そうでなければ酸化し、および/または、所定の低い温度250で体積的に変化することが可能である。この例では、所定の低い温度は、華氏約900〜約1900度(摂氏約482〜約1038度)とすることが可能である。本明細書では、他の所定の温度を使用することが可能である。より低い温度の外側材料230の例は、AMS4764、および、他のタイプの銅ベースのろう付け充填剤を含むことが可能である。そのような材料は、華氏約1600〜約1700度の(摂氏約871〜約927度)の固相線−液相線温度をおおよそ有することが可能である。本明細書では、他のタイプの材料を使用することが可能である。
より高い温度の内側材料240は、所定の高い温度260を含むことが可能である。この例では、所定の高い温度は、華氏約1901〜約2400度(摂氏約1038〜約1316度)とすることが可能である。本明細書では、他の所定の高い温度260を使用することが可能である。より高い温度の内側材料240は、高い温度のろう付け材料などとすることが可能である。より高い温度の内側材料240の例は、AMS4779、および、他のタイプのニッケル合金ベースのろう付け充填剤を含むことが可能である。そのような材料は、華氏約1800〜約1900度(摂氏約982〜約1038度)の固相線−液相線温度をおおよそ有することが可能である(メルトアウト(melt out)は、これらの温度を超える可能性があるが)。本明細書では、他のタイプの材料を使用することが可能である。
使用時に、冷却孔170、210は、ドリルで孔を開けられるか、またはそうでなければ、タービンコンポーネント100の中へ挿入され得る。タービンコンポーネント100は、従来の遮熱コーティングなどでコーティングすることが可能である。適応性冷却孔210は、バイマテリアル冷却プラグ220で充填することが可能である。具体的には、バイマテリアル冷却プラグ220のより低い温度の外側材料230は、その中により高い温度の内側材料240を備えた状態で、冷却孔210に接合することが可能である。
タービンコンポーネント100の任意の領域の表面温度が、例えば、高温スポットから、設計温度に到達または超過する場合には、バイマテリアル冷却プラグ220のより低い温度の外側材料230は、所定の低い温度250に到達または超過した時点で、溶融し、燃焼し、または、そうでなければ解放することが可能である。より低い温度の外側材料230の完全性が損なわれると、タービンコンポーネント100の中の高い圧力が、残りのより高い温度の内側材料240を冷却孔210から押し出すことが可能である。したがって、バイマテリアル冷却プラグ220の除去は、適応性冷却孔210を開放し、そのような冷却フローを必要とする領域に冷却機構を提供する。図5は、バイマテリアル冷却プラグ220が解放されたときの適応性冷却孔210を示している。より低い温度の外側材料230の薄い層だけが残り得る。バイマテリアル冷却プラグ220が解放されたときには、冷却媒体190の補助的体積195が使用され、コンポーネント100を冷却することが可能である。そのような冷却媒体190の補助的体積195は、破砕および酸化、または他の有害な高温効果などの、局所的な問題を緩和することが可能である。
したがって、バイマテリアル冷却プラグ220は、タービンコンポーネント100の局所的な表面温度が、高温スポットが発生するなどの設計温度を超えるときに、追加の冷却を可能にする。同様に、バイマテリアル冷却プラグ220は、全体的な設計フェイルセーフとしての機能を果たすことが可能である。バイマテリアル冷却プラグ220は、予測モデルまたはシミュレーションに頼ることとは反対に、必要とされる場所に正確に追加の冷却を提供することが可能である。それどころか、この冷却戦略は、ガスタービンエンジン10および特定のタービンコンポーネント100の実際の動作条件に適合する。そのようなことを考えると、全体的なエンジン試験を低減させることが可能である。局所的な温度が、冷却空気が必要とされる点に到達するときのみ、バイマテリアル冷却プラグ220が開放され得るので、バイマテリアル冷却プラグ220は、受動的に適応性または「自己回復的な」熱的設計を提供する。予測される高温スポットが実際に高温である場合には、バイマテリアル冷却プラグ220は開放することが可能である。そうでない場合には、バイマテリアル冷却プラグ220は閉じたままであることが可能である。そのようなことを考えると、より低い冷却フローが、より低いコンポーネントリスクおよび/または故障を伴って、より高い燃焼温度において提供され得る。したがって、冷却フローの全体量を減少させることが可能である。そのうえ、そのような単一の材料プラグは、その中央にピンホールリークを形成しようとし、それを通る所望の量の冷却フローを防止するようになっているという点において、バイマテリアル冷却プラグ220は、単一の材料プラグに対して利益を有することが可能である。
図7は、本明細書で説明され得るようなバイマテリアル冷却プラグ270の代替的な実施形態を示している。この例では、より高い温度の内側材料240を取り囲むより低い温度の外側材料230の代わりに、それぞれの材料230、240は、代わりに、渦巻き状の構成280となるように巻かれている。より低い温度の外側材料230は、再び、冷却孔210に接合することが可能であり、所定の低い温度250に到達または超過すると、溶融するか、または、そうでなければ、消散もしくは解放することが可能である。また、より低い温度の外側材料230は、より高い温度の内側材料240の中に延在し、内部の高い圧力に関して、より高い温度の内側材料240の除去を促進するようになっている。本明細書では、他のコンポーネントおよび他の構成を使用することが可能である。
また、適応性冷却通路200は、冷却媒体190の使用の最小化を可能にする。具体的には、適応性冷却通路200は、タービンコンポーネント100またはその領域が、所定の低い温度に到達するときだけ、冷却媒体190の補助的体積195のために開放され得る。そうであるので、適応性冷却通路200は、設計時間の低減、および、現場での変化の減少につながることが可能である。また、タービンコンポーネント100の全体的な寿命時間も増加するはずである。具体的には、コンポーネント100が動作することが可能である期間の数を、増加させることが可能である。同様に、必要とされる適応性冷却通路200だけが、冷却媒体190の補助的体積195のために開放され得るという点において、冷却媒体190の量を低減させることが可能である。そのうえ、過熱の心配がないものとして、新しい冷却戦略を用いることが可能である。
図8は、本明細書で説明され得るようなバイマテリアル冷却プラグ290の代替的な実施形態を示している。この例では、より高い温度の内側材料240を取り囲むより低い温度の外側材料230の代わりに、それぞれの材料230、240の位置を逆にすることが可能である。そのようなことを考えると、バイマテリアル冷却プラグ290は、より低い温度の内側材料310を取り囲む、より高い温度の外側材料300を有することが可能である。より低い温度の内側材料310は、所定の低い温度250に到達または超過すると、溶融するか、または、そうでなければ、消散もしくは解放することが可能である。したがって、より低い温度の内側材料310の喪失は、局所的な温度および他のパラメーターに基づいて、可変の直径冷却孔を生成させることが可能である。本明細書では、冷却孔の直径は、変化することが可能である。したがって、バイマテリアル冷却プラグ290は、原位置での維持可能性(in−situ tenability)の増加(すなわち、内側の低温溶融)を提供し、プラグの完全な除去(すなわち、外側の低温溶融)を提供する。本明細書では、他のコンポーネントおよび他の構成を使用することが可能である。
先述のものは、本出願およびその結果として生じる特許の特定の実施形態のみに関するということが明らかであるはずである。本明細書では、以下の特許請求の範囲およびその均等物によって規定されているような、本発明の全体的な趣旨および範囲から逸脱することなく、当業者によって、多数の変形および修正を行うことが可能である。
10 ガスタービンエンジン
15 圧縮機
20 空気
25 燃焼器
30 燃料
35 燃焼ガス
40 タービン
45 シャフト
50 負荷
55 バケット
56 高温ガス流路
60 エーロフォイル
65 シャンク
70 プラットフォーム
72 前縁部
74 後縁部
76 正圧側面
78 負圧側面
80 シャンクキャビティー
82 ウィング
84 ルート構造部
86 冷却回路
88 冷却媒体
90 冷却孔
100 タービンコンポーネント
110 エーロフォイル
120 前縁部
130 後縁部
140 正圧側面
150 負圧側面
160 冷却回路
170 冷却孔
175 冷却通路
180 外側表面
190 冷却媒体
195 補助的冷却体積
200 適応性冷却通路
210 受動的な冷却孔
220 バイマテリアル冷却プラグ
230 より低い温度の内側材料
240 より高い温度の外側材料
250 所定の低い温度
260 所定の高い温度
270 バイマテリアル冷却プラグ
280 渦巻き状の構成
290 バイマテリアル冷却プラグ
300 より高い温度の外側材料
310 より低い温度の内側材料

Claims (6)

  1. ガスタービンエンジンの高温ガス流路の中で使用するためのタービンコンポーネントであって、
    外側表面と、
    内部冷却回路と、
    前記内部冷却回路に連通し、前記外側表面を通って延在する適応性冷却通路と、
    前記適応性冷却通路の中に位置付けされている冷却プラグと
    を含み、
    前記冷却プラグは、第1及び第2の材料を含み、前記第1の材料が前記第2の材料よりも低い所定の溶融温度を有し、前記第1及び第2の材料が、渦巻き状の構成を有している、タービンコンポーネント。
  2. 前記第1の材料が、前記第2の材料を取り囲む、請求項1に記載のタービンコンポーネント。
  3. 前記タービンコンポーネントが、エーロフォイルを含む、請求項1または2に記載のタービンコンポーネント。
  4. 前記適応性冷却通路が、前記エーロフォイルの外側表面に配置された複数の適応性冷却通路を含み、前記冷却プラグが、複数の冷却プラグを含み、
    前記内部冷却回路に連通し、前記外側表面を通って延在する、複数の冷却孔をさらに含む、請求項3に記載のタービンコンポーネント。
  5. 高温ガス流路の中で動作するタービンコンポーネントを冷却する方法であって、
    前記タービンコンポーネントの外側表面と内部冷却回路を介して流体連通する適応性冷却通路を位置付けするステップと、
    前記適応性冷却通路の中にマルチマテリアル冷却プラグを位置付けするステップであって、前記マルチマテリアル冷却プラグは、第1及び第2の材料を含み、前記第1の材料が前記第2の材料よりも低い所定の溶融温度を有し、前記第1及び第2の材料が、渦巻き状の構成を有している、前記ステップと、
    前記マルチマテリアル冷却プラグの外側材料が所定の温度に到達または超過した場合に、前記マルチマテリアル冷却プラグを解放するステップと、
    前記外側表面の局所的な部分を冷却するために、前記適応性冷却通路を通して冷却媒体を流すステップと
    を含む、方法。
  6. 前記第1の材料が、前記第2の材料を取り囲む、請求項5に記載の方法。
JP2015002720A 2014-01-10 2015-01-09 バイマテリアル適応性冷却通路を備えるタービンコンポーネント Active JP6514509B2 (ja)

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