上述のデータ・サービス・スイッチをオフにする実装方法では、本発明者らは、従来技術には少なくとも次の問題があることを見出している。すなわち、UEのデータ・サービス・スイッチがオフにされると、アップリンクのデータ・パケットのみを中止することができ、UEに対してアップリンクのデータ使用料は発生しない。しかし、ダウンリンクのデータ・パケットは依然として送信され、UEに対して不必要なデータ使用料が発生する可能性があり、データ使用の無駄という問題が生じる。
本発明の実装形態は、データ・サービスを実装するためのデバイス及び方法を提供し、それにより、UEのデータ・サービス・スイッチがオフにされた後に不必要なデータ使用料の発生を回避し、さらにデータ使用の無駄を回避する。
上述の目的を達成するために、以下の技術的解決法が本発明の実装形態で採用される。
第1の態様によれば、第1のネットワーク側デバイスが提供され、この第1のネットワーク側デバイスは、
UEのデータ・サービス・スイッチの状態を判定するように構成された判定ユニットであって、UEは、すでにネットワークに登録されたユーザ機器であり、データ・サービス・スイッチの状態は、データ・サービス・スイッチがオンになっていること、又はデータ・サービス・スイッチがオフになっていることを含む、判定ユニットと、
判定ユニットがUEのデータ・サービス・スイッチがオフになっていると判定した場合、第1の通知メッセージを第2のネットワーク側デバイスに送信するように構成された第1の送信ユニットであって、第1の通知メッセージは、第1の命令情報及びUEの識別情報を含み、第1の命令情報は、第2のネットワーク側デバイスを通って流れるUEのデータ・パケットに対する課金を省略するように第2のネットワーク側デバイスに命令するために使用され、UEのデータ・パケットは、ダウンリンク・データ・パケット、又はアップリンク・データ・パケット及びダウンリンク・データ・パケットを含む、第1の送信ユニットとを含む。
第1の態様に関連して、第1の態様の第1の可能な実装方式では、第1のネットワーク側デバイスは、
第2のネットワーク側デバイスによってUEに送信されたダウンリンク・データ・パケットを受信するように構成された第1の受信ユニットと、
判定ユニットがUEのデータ・サービス・スイッチがオフになっていると判定した場合に、第1の受信ユニットが、第2のネットワーク側デバイスによってUEに送信されたダウンリンク・データ・パケットを受信すると、IP(Internet Protocol,IP)管理に使用されるダウンリンク・データ・パケットをUEに送信し、IP管理に使用されるダウンリンク・データ・パケット以外のダウンリンク・データ・パケットを破棄するように構成された第2の送信ユニットと、をさらに備える。
第1の態様又は第1の態様の第1の可能な実装方式に関連して、第1の態様の第2の可能な実装方式では、第1の送信ユニットはさらに、
判定ユニットがUEのデータ・サービス・スイッチがオフになっていると判定した場合、第2の通知メッセージを第2のネットワーク側デバイスに送信するように構成され、第2の通知メッセージは第2の命令情報及びUEの識別情報を含み、第2の命令情報は、ポリシー及び課金規則機能ユニット(Policy and Charging Rules Function,PCRF)を使用して、データ・サービスを提供するサーバに、UEへのダウンリンク・データ・パケットの送信を中止するように通知することを、第2のネットワーク側デバイスに命令するために使用される。
第1の態様に関連して、第1の態様の第3の可能な実装方式では、
第1の送信ユニットはさらに、第1の通知メッセージを第2のネットワーク側デバイスに送信した後に、判定ユニット101がUEのデータ・サービス・スイッチがオンになっていると判定した場合、第3の通知メッセージを第2のネットワーク側デバイスに送信するように構成され、第3の通知メッセージは第3の命令情報及びUEの識別情報を含み、第3の命令情報は、第2のネットワーク側デバイスを通って流れるUEのデータ・パケットに対して課金するように第2のネットワーク側デバイスに命令するために使用される。
第1の態様の第1の可能な実装方式に関連して、第1の態様の第4の可能な実装方式では、
第2の送信ユニットはさらに、IP管理に使用されるダウンリンク・データ・パケットをUEに送信し、IP管理に使用されるダウンリンク・データ・パケット以外のダウンリンク・データ・パケットを破棄した後、判定ユニットがUEのデータ・サービス・スイッチがオンになっていると判定した場合に、第1の受信ユニットが第2のネットワーク側デバイスによってUEに送信されたダウンリンク・データ・パケットを受信すると、そのダウンリンク・データ・パケットをUEに送信するように構成される。
第1の態様の第2の可能な実装方式に関連して、第1の態様の第5の可能な実装方式では、
第1の送信ユニットはさらに、第2の通知メッセージを第2のネットワーク側デバイスに送信した後に、判定ユニットがUEのデータ・サービス・スイッチがオンになっていると判定した場合、第4の通知メッセージを第2のネットワーク側デバイスに送信するように構成され、第4の通知メッセージは第4の命令情報及びUEの識別情報を含み、第4の命令情報は、データ・サービスを提供するサーバにUEへのダウンリンク・データ・パケットの送信を再開するようにPCRFを使用して通知することを、第2のネットワーク側デバイスに命令するために使用される。
第1の態様、又は第1の態様の第1の可能な実装方式から第1の態様の第5の可能な実装方式のいずれか1つに関連して、第1の態様の第6の可能な実装方式では、第1のネットワーク側デバイスは、
UEから送信されたアップリンク・データ・パケットを受信するように構成された第2の受信ユニットをさらに備え、
判定ユニットは、具体的には、
第2の受信ユニットが、UEによって送信されたアップリンク・データ・パケットを事前に設定された継続時間内に受信するかどうかを判定し、事前に設定された継続時間は、UEのハートビート・パケット間隔の継続時間以上であり、
第2の受信ユニットが、UEによって送信されたアップリンク・データ・パケットを事前に設定された継続時間内に受信しない場合、UEのデータ・サービス・スイッチがオフになっていると判定し、
UEのデータ・サービス・スイッチがオフになっていると判定した後に、第2の受信ユニットがUEから送信されたアップリンク・データ・パケットを受信した場合、UEのデータ・サービス・スイッチがオンになっていると判定する、ように構成される。
第1の態様の第6の可能な実装方式に関連して、第1の態様の第7の可能な実装方式では、第1のネットワーク側デバイスは計時ユニットをさらに備え、この計時ユニットは、
第2の受信ユニットがUEによって送信されたアップリンク・データ・パケットを事前に設定された継続時間内に受信した場合、事前に設定された継続時間の計時が終了した後に、事前に設定された継続時間の計時を再度開始するか、又は、
第2の受信ユニットがUEによって送信されたアップリンク・データ・パケットを事前に設定された継続時間内に受信した場合、UEによって送信されたアップリンク・データ・パケットを受信した時に、事前に設定された継続時間の計時を再度開始する、ように構成される。
第2の態様によれば、第2のネットワーク側デバイスが提供され、この第2のネットワーク側デバイスは、
第1のネットワーク側デバイスによって送信された第1の通知メッセージを受信するように構成された受信ユニットであって、第1の通知メッセージは、第1のネットワーク側デバイスがUEのデータ・サービス・スイッチがオフになっていると判定すると、第2のネットワーク側デバイスに送信され、第1の通知メッセージは、第1の命令情報及びUEの識別情報を含み、第1の命令情報は、第2のネットワーク側デバイスを通って流れるUEのデータ・パケットに対する課金を省略するように第2のネットワーク側デバイスに命令するために使用され、UEのデータ・パケットは、ダウンリンク・データ・パケット、又はアップリンク・データ・パケット及びダウンリンク・データ・パケットを含む、受信ユニットと、
受信ユニットによって受信された第1の通知メッセージに従って、第2のネットワーク側デバイスを通って流れるUEのデータ・パケットに対する課金を省略するように構成された課金ユニットとを含む。
第2の態様に関連して、第2の態様の第1の可能な実装方式では、課金ユニットは具体的には、
受信ユニットによって受信された第1の通知メッセージに従ってポリシー制御及び課金(Policy Control and Charging,PCC)ポリシーを無視し、第2のネットワーク側デバイスを通って流れるUEのデータ・パケットに対する課金を直接省略するように構成され、又は、
第2のネットワーク側デバイスが送信ユニットをさらに備え、この送信ユニットは、受信ユニットによって受信された第1の通知メッセージに従って第2の通知メッセージをPCRFに送信するように構成され、第2の通知メッセージは第2の命令情報及びUEの識別情報を含み、第2の命令情報は、事前に設定された非課金PCCポリシーをUEに使用するようにPCRFに命令するために使用される。
第2の態様又は第2の態様の第1の可能な実装方式に関連して、第2の態様の第2の可能な実装方式では、受信ユニットはさらに、
第1のネットワーク側デバイスによって送信された第3の通知メッセージを受信するように構成され、第3の通知メッセージは、第1のネットワーク側デバイスがUEのデータ・サービス・スイッチがオフになっていると判定すると第2のネットワーク側デバイスに送信され、第3の通知メッセージは第3の命令情報及びUEの識別情報を含み、第3の命令情報は、データ・サービスを提供するサーバにUEへのダウンリンク・データ・パケットの送信を中止するようにPCRFを使用して通知することを、第2のネットワーク側デバイスに命令するために使用され、
第2のネットワーク側デバイスは送信ユニットをさらに備え、この送信ユニットは、受信ユニットによって受信された第3の通知メッセージに従って第4の通知メッセージをPCRFに送信するように構成され、第4の通知メッセージは第4の命令情報及びUEの識別情報を含み、第4の命令情報は、データ・サービスを提供するサーバに、UEへのダウンリンク・データ・パケットの送信を中止するように通知することを、PCRFに命令するために使用される。
第2の態様又は第2の態様の第1の可能な実装方式に関連して、第2の態様の第3の可能な実装方式では、受信ユニットはさらに、
第1のネットワーク側デバイスによって送信される第5の通知メッセージを受信するように構成され、第5の通知メッセージは、第1のネットワーク側デバイスが第1の通知メッセージを送信した後に、第1のネットワーク側デバイスがUEのデータ・サービス・スイッチがオンになっていると判定した場合に、第2のネットワーク側デバイスに送信され、第5の通知メッセージは第5の命令情報及びUEの識別情報を含み、第5の命令情報は、第2のネットワーク側デバイスを通って流れるUEのデータ・パケットに対して課金するように第2のネットワーク側デバイスに命令するために使用され、
課金ユニットはさらに、受信ユニットによって受信された第5の通知メッセージに従って、第2のネットワーク側デバイスを通って流れるUEのデータ・パケットに対して課金するように構成される。
第2の態様の第3の可能な実装方式に関連して、第2の態様の第4の可能な実装方式では、課金ユニットは、具体的には、
無視したPCCポリシーを使用して、受信ユニットによって受信された第5の通知メッセージに従って、第2のネットワーク側デバイスを通って流れるUEのデータ・パケットに対して課金するように構成され、又は、
送信ユニットはさらに、受信ユニットによって受信された第5の通知メッセージに従って第6の通知メッセージをPCRFに送信するように構成され、第6の通知メッセージは第6の命令情報及びUEの識別情報を含み、第6の命令情報は、事前に設定された課金PCCポリシーをUEに使用するようにPCRFに命令するために使用される。
第2の態様の第2の可能な実装方式に関連して、第2の態様の第5の可能な実装方式では、受信ユニットはさらに、
第1のネットワーク側デバイスによって送信された第7の通知メッセージを受信するように構成され、第7の通知メッセージは、第1のネットワーク側デバイスが第3の通知メッセージを送信した後に、第1のネットワーク側デバイスがUEのデータ・サービス・スイッチがオンになっていると判定した場合に、第2のネットワーク側デバイスに送信され、第7の通知メッセージは第7の命令情報及びUEの識別情報を含み、第7の命令情報は、データ・サービスを提供するサーバにUEへのダウンリンク・データ・パケットの送信を再開するようにPCRFを使用して通知することを、第2のネットワーク側デバイスに命令するために使用され、
送信ユニットはさらに、受信ユニットによって受信された第7の通知メッセージに従って第8の通知メッセージをPCRFに送信するように構成され、第8の通知メッセージは第8の命令情報及びUEの識別情報を含み、第8の命令情報は、データ・サービスを提供するサーバにUEへのダウンリンク・データ・パケットの送信を再開するように通知することを、PCRFに命令するために使用される。
第3の態様によれば、第3のネットワーク側デバイスが提供され、この第3のネットワーク側デバイスは、
UEのデータ・サービス・スイッチの状態を判定するように構成された判定ユニットであって、UEは、すでにネットワークに登録されたユーザ機器であり、データ・サービス・スイッチの状態は、データ・サービス・スイッチがオンになっていること、又はデータ・サービス・スイッチがオフになっていることを含む、判定ユニットと、
判定ユニットがUEのデータ・サービスがオフになっていると判定した場合、第3のネットワーク側デバイスを通って流れるUEのデータ・パケットに対する課金を省略するように構成された課金ユニットとを含む。
第3の態様に関連して、第3の態様の第1の可能な実装方式では、課金ユニットは具体的には、
PCCポリシーを無視し、第3のネットワーク側デバイスを通って流れるUEのデータ・パケットに対する課金を直接省略するように構成されるか、又は、
第3のネットワーク側デバイスが第1の送信ユニットをさらに備え、この第1の送信ユニットは、判定ユニットがUEのデータ・サービスがオフになっていると判定した場合、第1の通知メッセージをPCRFに送信するように構成され、第1の通知メッセージは、第1の命令情報及びUEの識別情報を含み、第1の命令情報は、事前に設定された非課金PCCポリシーをUEに使用するようにPCRFに命令するために使用される。
第3の態様又は第3の態様の第1の可能な実装方式に関連して、第3の態様の第2の可能な実装方式では、第3のネットワーク側デバイスは、
データ・サービスを提供するサーバによってUEに送信されたダウンリンク・データ・パケットを受信するように構成された第1の受信ユニットと、
判定ユニットがUEのデータ・サービス・スイッチがオフになっていると判定した場合に、第1の受信ユニットが、データ・サービスを提供するサーバによってUEに送信されたダウンリンク・データ・パケットを受信すると、IP管理に使用されるダウンリンク・データ・パケットをUEに送信し、IP管理に使用されるダウンリンク・データ・パケット以外のダウンリンク・データ・パケットを破棄するように構成された第2の送信ユニットとをさらに備える。
第3の態様、又は第3の態様の第1の可能な実装方式、又は第3の態様の第2の可能な実装方式に関連して、第3の態様の第3の可能な実装方式では、第3のネットワーク側デバイスは、
判定ユニットがUEのデータ・サービスがオフになっていると判定した場合、第2の通知メッセージをPCRFに送信するように構成された第1の送信ユニットをさらに備え、第2の通知メッセージは第2の命令情報及びUEの識別情報を含み、第2の命令情報は、データ・サービスを提供するサーバに、UEへのダウンリンク・データ・パケットの送信を中止するように通知することをPCRFに命令するために使用される。
第3の態様、又は第3の態様の第1の可能な実装方式に関連して、第3の態様の第4の可能な実装方式では、課金ユニットはさらに、
第3のネットワーク側デバイスを通って流れるUEのデータ・パケットに対する課金を省略した後、判定ユニットがUEのデータ・サービス・スイッチがオンになっていると判定した場合、第3のネットワーク側デバイスを通って流れるUEのデータ・パケットに対して課金するように構成される。
第3の態様の第4の可能な実装方式に関連して、第3の態様の第5の可能な実装方式では、課金ユニットは具体的には、
無視したPCCポリシーを使用して、第3のネットワーク側デバイスを通って流れるUEのデータ・パケットに対して課金するように構成されるか、又は、
第1の送信ユニットがさらに、第3の通知メッセージをPCRFに送信するように構成され、第3の通知メッセージは第3の命令情報及びUEの識別情報を含み、第3の命令情報は、事前に設定された課金PCCポリシーをUEに使用するようにPCRFに命令するために使用される。
第3の態様の第2の可能な実装方式に関連して、第3の態様の第6の可能な実装方式では、第2の送信ユニットはさらに、
IP管理に使用されるダウンリンク・データ・パケットをUEに送信し、IP管理に使用されるダウンリンク・データ・パケット以外のダウンリンク・データ・パケットを破棄した後、判定ユニットがUEのデータ・サービス・スイッチがオンになっていると判定した場合に、第1の受信ユニットが、データ・サービスを提供するサーバによってUEに送信されたダウンリンク・データ・パケットを受信すると、そのダウンリンク・データ・パケットをUEに送信するように構成される。
第3の態様の第3の可能な実装方式に関連して、第3の態様の第7の可能な実装方式では、第1の送信ユニットはさらに、
第2の通知メッセージをPCRFに送信した後に、判定ユニットがUEのデータ・サービス・スイッチがオンになっていると判定した場合、第4の通知メッセージをPCRFに送信するように構成され、第4の通知メッセージは第4の命令情報及びUEの識別情報を含み、第4の命令情報は、データ・サービスを提供するサーバにUEへのダウンリンク・データ・パケットの送信を再開するように通知することをPCRFに命令するために使用される。
第3の態様又は第3の態様の第1の可能な実装方式から第3の態様の第7の可能な実装方式のいずれか1つに関連して、第3の態様の第8の可能な実装方式では、第3のネットワーク側デバイスは、
UEによって送信されたアップリンク・データ・パケットを受信するように構成された第2の受信ユニットをさらに備え、
判定ユニットは具体的には、
第2の受信ユニットが、UEによって送信されたアップリンク・データ・パケットを事前に設定された継続時間内に受信するかどうかを判定し、事前に設定された継続時間は、UEのハートビート・パケット間隔の継続時間以上であり、
第2の受信ユニットが、UEによって送信されたアップリンク・データ・パケットを事前に設定された継続時間内に受信しない場合、UEのデータ・サービス・スイッチがオフになっていると判定し、
UEのデータ・サービス・スイッチがオフになっていると判定した後に、第2の受信ユニットがUEによって送信されたアップリンク・データ・パケットを受信した場合、UEのデータ・サービス・スイッチがオンになっていると判定する、ように構成される。
第3の態様の第8の可能な実装方式に関連して、第3の態様の第9の可能な実装方式では、第3のネットワーク側デバイスは計時ユニットをさらに備え、この計時ユニットは、
第2の受信ユニットがUEによって送信されたアップリンク・データ・パケットを事前に設定された継続時間内に受信した場合、事前に設定された継続時間の計時が終了した後に、事前に設定された継続時間の計時を再度開始するか、又は、
第2の受信ユニットがUEによって送信されたアップリンク・データ・パケットを事前に設定された継続時間内に受信した場合、UEによって送信されたアップリンク・データ・パケットを受信した時に、事前に設定された継続時間の計時を再度開始する、ように構成される。
第4の態様によれば、ポリシー及び課金規則機能ユニットが提供され、このポリシー及び課金規則機能ユニットは、
第2のネットワーク側デバイス又は第3のネットワーク側デバイスによって送信された第1の通知メッセージを受信するように構成された受信ユニットであって、第1の通知メッセージは、第1のネットワーク側デバイスがUEのデータ・サービス・スイッチがオフになっていると判定すると、第1のネットワーク側デバイスに命令された第2のネットワーク側デバイスによってPCRFに送信されるか、又は、第1の通知メッセージは、第3のネットワーク側デバイスがUEのデータ・サービス・スイッチがオフになっていると判定するとPCRFに送信され、第1の通知メッセージは、第1の命令情報及びUEの識別情報を含み、第1の命令情報は、事前に設定された非課金PCCポリシーをUEに使用するようにPCRFに命令するために使用され、事前に設定された非課金PCCポリシーは、第2のネットワーク側デバイス又は第3のネットワーク側デバイスを通って流れるUEのデータ・パケットに対する課金を省略するポリシーであり、UEのデータ・パケットは、ダウンリンク・データ・パケット、又はアップリンク・データ・パケット及びダウンリンク・データ・パケットを含む、受信ユニットと、
受信ユニットによって受信された第1の通知メッセージに従って、事前に設定された非課金PCCポリシーをUEに使用するように構成されたポリシー・ユニットと、
事前に設定された非課金PCCポリシーを第2のネットワーク側デバイス又は第3のネットワーク側デバイスに送信するように構成された第1の送信ユニットと、を含む。
第4の態様に関連して、第4の態様の第1の可能な実装方式では、受信ユニットはさらに、
第2のネットワーク側デバイス又は第3のネットワーク側デバイスによって送信された第2の通知メッセージを受信するように構成され、第2の通知メッセージは、第1のネットワーク側デバイスがUEのデータ・サービス・スイッチがオフになっていると判定すると、第1のネットワーク側デバイスに命令された第2のネットワーク側デバイスによってPCRFに送信されるか、又は、第2の通知メッセージは、第3のネットワーク側デバイスがUEのデータ・サービス・スイッチがオフになっていると判定するとPCRFに送信され、第2の通知メッセージは第2の命令情報及びUEの識別情報を含み、第2の命令情報は、データ・サービスを提供するサーバに、UEへのダウンリンク・データ・パケットの送信を中止するように通知することをPCRFに命令するために使用され、
ポリシー及び課金規則機能ユニットは、第2の送信ユニットをさらに備え、第2の送信ユニットは、受信ユニットによって受信された第2の通知メッセージに従って第3の通知メッセージを、データ・サービスを提供するサーバに送信するように構成され、第3の通知メッセージは第3の命令情報及びUEの識別情報を含み、第3の命令情報は、データ・サービスを提供するサーバにUEへのダウンリンク・データ・パケットの送信を中止するように命令するために使用される。
第4の態様に関連して、第4の態様の第2の可能な実装方式では、受信ユニットはさらに、
第2のネットワーク側デバイス又は第3のネットワーク側デバイスによって送信された第4の通知メッセージを受信するように構成され、第4の通知メッセージは、第1のネットワーク側デバイスがUEのデータ・サービス・スイッチがオフになっていると判定した後に、第1のネットワーク側デバイスがUEのデータ・サービス・スイッチがオンになっていると判定した場合に、第1のネットワーク側デバイスに命令された第2のネットワーク側デバイスによって送信されるか、又は、第4の通知メッセージは、第3のネットワーク側デバイスがUEのデータ・サービス・スイッチがオフになっていると判定した後に、第3のネットワーク側デバイスがUEのデータ・サービス・スイッチがオンになっていると判定した場合に送信され、第4の通知メッセージは第4の命令情報及びUEの識別情報を含み、第4の命令情報は、事前に設定された課金PCCポリシーをUEに使用するようにPCRFに命令するために使用され、事前に設定された課金PCCポリシーは、第2のネットワーク側デバイス又は第3のネットワーク側デバイスを通って流れるUEのデータ・パケットに対して課金するポリシーであり、
ポリシー・ユニットはさらに、受信ユニットによって受信された第4の通知メッセージに従って、事前に設定された課金PCCポリシーをUEに使用するように構成され、
第1の送信ユニットはさらに、事前に設定された課金PCCポリシーを第2のネットワーク側デバイス又は第3のネットワーク側デバイスに送信するように構成される。
第4の態様の第1の可能な実装方式に関連して、第4の態様の第3の可能な実装方式では、受信ユニットはさらに、
第2のネットワーク側デバイス又は第3のネットワーク側デバイスによって送信された第5の通知メッセージを受信するように構成され、第5の通知メッセージは、第1のネットワーク側デバイスがUEのデータ・サービス・スイッチがオフになっていると判定した後に、第1のネットワーク側デバイスがUEのデータ・サービス・スイッチがオンになっていると判定した場合に、第1のネットワーク側デバイスに命令された第2のネットワーク側デバイスによって送信されるか、又は、第5の通知メッセージは、第3のネットワーク側デバイスがUEのデータ・サービス・スイッチがオフになっていると判定した後に、第3のネットワーク側デバイスがUEのデータ・サービス・スイッチがオンになっていると判定した場合に送信され、第5の通知メッセージは第5の命令情報及びUEの識別情報を含み、第5の命令情報は、データ・サービスを提供するサーバにUEへのダウンリンク・データ・パケットの送信を再開するように通知することをPCRFに命令するために使用され、
第2の送信ユニットはさらに、受信ユニットによって受信された第5の通知メッセージに従って、第6の通知メッセージを、データ・サービスを提供するサーバに送信するように構成され、第6の通知メッセージは第6の命令情報及びUEの識別情報を含み、第6の命令情報は、データ・サービスを提供するサーバにUEへのダウンリンク・データ・パケットの送信を中止するように命令するために使用される。
第5の態様によれば、サーバが提供され、このサーバは、UEにデータ・サービスを提供するように構成され、
PCRFによって送信された第1の通知メッセージを受信するように構成された受信ユニットであって、第1の通知メッセージは、第1のネットワーク側デバイスがUEのデータ・サービス・スイッチがオフになっていると判定すると、第1のネットワーク側デバイスに命令された第2のネットワーク側デバイスによって、PCRFを使用して送信されるか、又は、第1の通知メッセージは、第3のネットワーク側デバイスがUEのデータ・サービス・スイッチがオフになっていると判定すると、PCRFを使用して送信され、第1の通知メッセージは、第1の命令情報及びUEの識別情報を含み、第1の命令情報は、UEへのダウンリンク・データ・パケットの送信を中止するようにサーバに命令するために使用される、受信ユニットと、
受信ユニットによって受信された第1の通知メッセージに従って、UEへのダウンリンク・データ・パケットの送信を中止するように構成された送信ユニットとを含む。
第5の態様に関連して、第5の態様の第1の可能な実装方式では、受信ユニットはさらに、
PCRFによって送信された第2の通知メッセージを受信するように構成され、第2の通知メッセージは、第1のネットワーク側デバイスがUEのデータ・サービス・スイッチがオフになっていると判定した後に、第1のネットワーク側デバイスがUEのデータ・サービス・スイッチがオンになっていると判定した場合に、第1のネットワーク側デバイスに命令された第2のネットワーク側デバイスによって、PCRFを使用して送信されるか、又は、第2の通知メッセージは、第3のネットワーク側デバイスがUEのデータ・サービス・スイッチがオフになっていると判定した後に、第3のネットワーク側デバイスがUEのデータ・サービス・スイッチがオンになっていると判定した場合に、PCRFを使用して送信され、第2の通知メッセージは第2の命令情報及びUEの識別情報を含み、第2の命令情報は、サーバに、UEへのダウンリンク・データ・パケットの送信を再開するように命令するために使用され、
送信ユニットはさらに、受信ユニットによって受信された第2の通知メッセージに従って、UEへのダウンリンク・データ・パケットの送信を再開するように構成される。
第6の態様によれば、第1のネットワーク側デバイスに適用されて、データ・サービスを実装する方法が提供され、この方法は、
UEのデータ・サービス・スイッチの状態を判定するステップであって、UEは、すでにネットワークに登録されたユーザ機器であり、データ・サービス・スイッチの状態は、データ・サービス・スイッチがオンになっていること、又はデータ・サービス・スイッチがオフになっていることを含む、判定することと、
UEのデータ・サービス・スイッチがオフになっている場合、第1の通知メッセージを第2のネットワーク側デバイスに送信するステップとを含み、第1の通知メッセージは、第1の命令情報及びUEの識別情報を含み、第1の命令情報は、第2のネットワーク側デバイスを通って流れるUEのデータ・パケットに対する課金を省略するように第2のネットワーク側デバイスに命令するために使用され、UEのデータ・パケットは、ダウンリンク・データ・パケット、又はアップリンク・データ・パケット及びダウンリンク・データ・パケットを含む。
第6の態様に関連して、第6の態様の第1の可能な実装方式では、上記方法は、
UEのデータ・サービス・スイッチがオフになっている場合に、第2のネットワーク側デバイスからUEに送信されたダウンリンク・データ・パケットを受信すると、IP管理に使用されるダウンリンク・データ・パケットをUEに送信し、IP管理に使用されるダウンリンク・データ・パケット以外のダウンリンク・データ・パケットを破棄するステップをさらに含む。
第6の態様又は第6の態様の第1の可能な実装方式に関連して、第6の態様の第2の可能な実装方式では、上記方法は、
UEのデータ・サービス・スイッチがオフになっている場合、第2の通知メッセージを第2のネットワーク側デバイスに送信するステップをさらに含み、第2の通知メッセージは第2の命令情報及びUEの識別を含み、第2の命令情報は、データ・サービスを提供するサーバにUEへのダウンリンク・データ・パケットの送信を中止するようにPCRFを使用して通知することを、第2のネットワーク側デバイスに命令するために使用される。
第6の態様に関連して、第6の態様の第3の可能な実装方式では、第1の通知メッセージを第2のネットワーク側デバイスに送信する前記ステップの後、上記方法は、
UEのデータ・サービス・スイッチがオンにされた場合、第3の通知メッセージを第2のネットワーク側デバイスを送信するステップをさらに含み、第3の通知メッセージは第3の命令情報及びUEの識別情報を含み、第3の命令情報は、第2のネットワーク側デバイスを通って流れるUEのデータ・パケットに対して課金するように第2のネットワーク側デバイスに命令するために使用される。
第6の態様の第1の可能な実装方式に関連して、第6の態様の第4の可能な実装方式では、IP管理に使用されるダウンリンク・データ・パケットをUEに送信し、IP管理に使用されるダウンリンク・データ・パケット以外のダウンリンク・データ・パケットを破棄する前記ステップの後、上記方法は、
UEのデータ・サービス・スイッチがオンになっている場合に、第2のネットワーク側デバイスによってUEに送信されたダウンリンク・データ・パケットを受信すると、そのダウンリンク・データ・パケットをUEに送信するステップをさらに含む。
第6の態様の第2の可能な実装方式に関連して、第6の態様の第5の可能な実装方式では、第2の通知メッセージを第2のネットワーク側デバイスに送信する前記ステップの後、上記方法は、
UEのデータ・サービス・スイッチがオンにされた場合、第4の通知メッセージを第2のネットワーク側デバイスに送信するステップをさらに含み、第4の通知メッセージは第4の命令情報及びUEの識別情報を含み、第4の命令情報は、データ・サービスを提供するサーバにUEへのダウンリンク・データ・パケットの送信を再開するようにPCRFを使用して通知することを、第2のネットワーク側デバイスに命令するために使用される。
第6の態様、又は第6の態様の第1の可能な実装方式から第6の態様の第5の可能な実装方式のいずれか1つに関連して、第6の態様の第6の可能な実装方式では、UEのデータ・サービス・スイッチの状態を判定する前記ステップは、
UEによって送信されたアップリンク・データ・パケットが、事前に設定された継続時間内に受信されるかどうかを判定することであって、事前に設定された継続時間は、UEのハートビート・パケット間隔の継続時間以上である、判定するステップと、
UEから送信されたアップリンク・データ・パケットが事前に設定された継続時間内に受信されない場合、UEのデータ・サービス・スイッチがオフになっていると判定するステップと、
UEのデータ・サービス・スイッチがオフになっていると判定した後に、UEから送信されたアップリンク・データ・パケットが受信された場合、UEのデータ・サービス・スイッチがオンになっていると判定するステップと、をさらに含む。
第6の態様の第6の可能な実装方式に関連して、第6の態様の第7の可能な実装方式では、上記方法は、
UEから送信されたアップリンク・データ・パケットが事前に設定された継続時間内に受信された場合、事前に設定された継続時間の計時が終了した後に、事前に設定された継続時間の計時を再度開始するステップ、又は、
UEから送信されたアップリンク・データ・パケットが事前に設定された継続時間内に受信された場合、UEから送信されたアップリンク・データ・パケットを受信した時に、事前に設定された継続時間の計時を再度開始するステップとをさらに含む。
第7の態様によれば、第2のネットワーク側デバイスに適用されて、データ・サービスを実装する方法が提供され、この方法は、
第1のネットワーク側デバイスによって送信された第1の通知メッセージを受信するステップであって、第1の通知メッセージは、第1のネットワーク側デバイスがUEのデータ・サービス・スイッチがオフになっていると判定すると、第2のネットワーク側デバイスに送信され、第1の通知メッセージは、第1の命令情報及びUEの識別情報を含み、第1の命令情報は、第2のネットワーク側デバイスを通って流れるUEのデータ・パケットに対する課金を省略するように第2のネットワーク側デバイスに命令するために使用され、UEのデータ・パケットは、ダウンリンク・データ・パケット、又はアップリンク・データ・パケット及びダウンリンク・データ・パケットを含む、受信するステップと、
第1の通知メッセージに従って、第2のネットワーク側デバイスを通って流れるUEのデータ・パケットに対する課金を省略するステップとを含む。
第7の態様に関連して、第7の態様の第1の可能な実装方式では、第1の通知メッセージに従って、第2のネットワーク側デバイスを通って流れるUEのデータ・パケットに対する課金を省略する前記ステップは、
第1の通知メッセージに従ってPCCポリシーを無視し、第2のネットワーク側デバイスを通って流れるUEのデータ・パケットに対する課金を直接省略するステップ、又は
第1の通知メッセージに従って第2の通知メッセージをPCRFに送信するステップを含み、第2の通知メッセージは第2の命令情報及びUEの識別情報を含み、第2の命令情報は、事前に設定された非課金PCCポリシーをUEに使用するようにPCRFに命令するために使用される。
第7の態様又は第7の態様の第1の可能な実装方式に関連して、第7の態様の第2の可能な実装方式では、上記方法は、
第1のネットワーク側デバイスによって送信された第3の通知メッセージを受信するステップであって、第3の通知メッセージは、第1のネットワーク側デバイスがUEのデータ・サービス・スイッチがオフになっていると判定すると、第2のネットワーク側デバイスに送信され、第3の通知メッセージは第3の命令情報及びUEの識別情報を含み、第3の命令情報は、データ・サービスを提供するサーバにUEへのダウンリンク・データ・パケットの送信を中止するようにPCRFを使用して通知することを、第2のネットワーク側デバイスに命令するために使用される、受信するステップと、
第3の通知メッセージに従って第4の通知メッセージをPCRFに送信するステップとをさらに含み、第4の通知メッセージは第4の命令情報及びUEの識別情報を含み、第4の命令情報は、データ・サービスを提供するサーバに、UEへのダウンリンク・データ・パケットの送信を中止するように通知することを、PCRFに命令するために使用される。
第7の態様又は第7の態様の第1の可能な実装方式に関連して、第7の態様の第3の可能な実装方式では、上記方法は、
第1のネットワーク側デバイスによって送信された第5の通知メッセージを受信するステップであって、第5の通知メッセージは、第1のネットワーク側デバイスが第1の通知メッセージを送信した後に、第1のネットワーク側デバイスがUEのデータ・サービス・スイッチがオンになっていると判定した場合に、第2のネットワーク側デバイスに送信され、第5の通知メッセージは第5の命令情報及びUEの識別情報を含み、第5の命令情報は、第2のネットワーク側デバイスを通って流れるUEのデータ・パケットに対して課金するように第2のネットワーク側デバイスに命令するために使用される、受信するステップと、
第5の通知メッセージに従って、第2のネットワーク側デバイスを通って流れるUEのデータ・パケットに対して課金するステップとをさらに含む。
第7の態様の第3の可能な実装方式に関連して、第7の態様の第4の可能な実装方式では、第5の通知メッセージに従って、第2のネットワーク側デバイスを通って流れるUEのデータ・パケットに対して課金する前記ステップは、
無視したPCCポリシーを使用して、第5の通知メッセージに従って、第2のネットワーク側デバイスを通って流れるUEのデータ・パケットに対して課金するステップ、又は、
第5の通知メッセージに従って第6の通知メッセージをPCRFに送信するステップをさらに含み、第6の通知メッセージは第6の命令情報及びUEの識別情報を含み、第6の命令情報は、事前に設定された課金PCCポリシーをUEに使用するようにPCRFに命令するために使用される。
第7の態様の第2の可能な実装方式に関連して、第7の態様の第5の可能な実装方式では、上記方法は、
第1のネットワーク側デバイスによって送信された第7の通知メッセージを受信するステップであって、第7の通知メッセージは、第1のネットワーク側デバイスが第3の通知メッセージを送信した後に、第1のネットワーク側デバイスがUEのデータ・サービス・スイッチがオンになっていると判定した場合に、第2のネットワーク側デバイスに送信され、第7の通知メッセージは第7の命令情報及びUEの識別情報を含み、第7の命令情報は、データ・サービスを提供するサーバにUEへのダウンリンク・データ・パケットの送信を再開するようにPCRFを使用して通知することを、第2のネットワーク側デバイスに命令するために使用される、受信するステップと、
第7の通知メッセージに従って第8の通知メッセージをPCRFに送信するステップとをさらに含み、第8の通知メッセージは第8の命令情報及びUEの識別情報を含み、第8の命令情報は、データ・サービスを提供するサーバにUEへのダウンリンク・データ・パケットの送信を再開するように通知することを、PCRFに命令するために使用される。
第8の態様によれば、第3のネットワーク側デバイスに適用されて、データ・サービスを実装する方法が提供され、この方法は、
UEのデータ・サービス・スイッチの状態を判定するステップであって、UEは、すでにネットワークに登録されたユーザ機器であり、データ・サービス・スイッチの状態は、データ・サービス・スイッチがオンになっていること、又はデータ・サービス・スイッチがオフになっていることを含む、判定するステップと、
UEのデータ・サービスがオフになっている場合、第3のネットワーク側デバイスを通って流れるUEのデータ・パケットに対する課金を省略するステップとを含む。
第8の態様に関連して、第8の態様の第1の可能な実装方式では、第3のネットワーク側デバイスを通って流れるUEのデータ・パケットに対する課金を省略する前記ステップは、
PCCポリシーを無視し、第3のネットワーク側デバイスを通って流れるUEのデータ・パケットに対する課金を直接省略するステップ、又は、
第1の通知メッセージをPCRFに送信するステップを含み、第1の通知メッセージは、第1の命令情報及びUEの識別情報を含み、第1の命令情報は、事前に設定された非課金PCCポリシーをUEに使用するようにPCRFに命令するために使用される。
第8の態様又は第8の態様の第1の可能な実装方式に関連して、第8の態様の第2の可能な実装方式では、上記方法は、
UEのデータ・サービス・スイッチがオフになっている場合に、データ・サービスを提供するサーバによってUEに送信されたダウンリンク・データ・パケットを受信すると、IP管理に使用されるダウンリンク・データ・パケットをUEに送信し、IP管理に使用されるダウンリンク・データ・パケット以外のダウンリンク・データ・パケットを破棄するステップをさらに含む。
第8の態様、又は第8の態様の第1の可能な実装方式又は第8の態様の第2の可能な実装方式に関連して、第8の態様の第3の可能な実装方式では、上記方法は、
UEのデータ・サービスがオフになっている場合、第2の通知メッセージをPCRFに送信するステップをさらに含み、第2の通知メッセージは第2の命令情報及びUEの識別情報を含み、第2の命令情報は、データ・サービスを提供するサーバに、UEへのダウンリンク・データ・パケットの送信を中止するように通知することを、PCRFに命令するために使用される。
第8の態様又は第8の態様の第1の可能な実装方式に関連して、第8の態様の第4の可能な実装方式では、第3のネットワーク側デバイスを通って流れるUEのデータ・パケットに対する課金を省略する前記ステップの後、上記方法は、
UEのデータ・サービス・スイッチがオンにされた場合、第3のネットワーク側デバイスを通って流れるUEのデータ・パケットに対して課金するステップをさらに含む。
第8の態様の第4の可能な実装方式に関連して、第8の態様の第5の可能な実装方式では、第3のネットワーク側デバイスを通って流れるUEのデータ・パケットに対して課金する前記ステップは、
無視したPCCポリシーを使用して、第3のネットワーク側デバイスを通って流れるUEのデータ・パケットに対して課金するステップ、又は、
第3の通知メッセージをPCRFに送信するステップを含み、第3の通知メッセージは第3の命令情報及びUEの識別情報を含み、第3の命令情報は、事前に設定された課金PCCポリシーをUEに使用するようにPCRFに命令するために使用される。
第8の態様の第2の可能な実装方式に関連して、第8の態様の第6の可能な実装方式では、IP管理に使用されるダウンリンク・データ・パケットをUEに送信し、IP管理に使用されるダウンリンク・データ・パケット以外のダウンリンク・データ・パケットを破棄する前記ステップの後、上記方法は、
UEのデータ・サービス・スイッチがオンにされた場合に、データ・サービスを提供するサーバによってUEに送信されたダウンリンク・データ・パケットを受信すると、そのダウンリンク・データ・パケットをUEに送信するステップをさらに含む。
第8の態様の第3の可能な実装方式に関連して、第8の態様の第第7の可能な実装方式では、第2の通知メッセージをPCRFに送信する前記ステップの後に、上記方法は、
UEのデータ・サービス・スイッチがオンにされた場合、第4の通知メッセージをPCRFに送信するステップをさらに含み、第4の通知メッセージは第4の命令情報及びUEの識別情報を含み、第4の命令情報は、データ・サービスを提供するサーバにUEへのダウンリンク・データ・パケットの送信を再開するように通知することを、PCRFに命令するために使用される。
第8の態様、又は第8の態様の第1の可能な実装方式から第8の態様の第7の可能な実装方式のいずれか1つに関連して、第8の態様の第8の可能な実装方式では、UEのデータ・サービス・スイッチの状態を判定する前記ステップは、
UEによって送信されたアップリンク・データ・パケットが事前に設定された継続時間内に受信されるかどうかを判定するステップであって、事前に設定された継続時間は、UEのハートビート・パケット間隔の継続時間以上である、判定するステップと、
UEによって送信されたアップリンク・データ・パケットが事前に設定された継続時間内に受信されない場合、UEのデータ・サービス・スイッチがオフになっていると判定するステップと、
UEのデータ・サービス・スイッチがオフにされた後に、UEによって送信されたアップリンク・データ・パケットが受信された場合、UEのデータ・サービス・スイッチがオンになっていると判定するステップとを含む。
第8の態様の第8の可能な実装方式に関連して、第8の態様の第9の可能な実装方式では、上記方法は、
UEによって送信されたアップリンク・データ・パケットが事前に設定された継続時間内に受信された場合、事前に設定された継続時間の計時が終了した後に、事前に設定された継続時間の計時を再度開始するステップ、又は、
UEによって送信されたアップリンク・データ・パケットが事前に設定された継続時間内に受信された場合、UEによって送信されたアップリンク・データ・パケットが受信された時に、事前に設定された継続時間の計時を再度開始するステップをさらに含む。
第9の態様によれば、PCRFに適用されて、データ・サービスを実装する方法が提供され、この方法は、
第2のネットワーク側デバイス又は第3のネットワーク側デバイスによって送信された第1の通知メッセージを受信するステップであって、第1の通知メッセージは、第1のネットワーク側デバイスがUEのデータ・サービス・スイッチがオフになっていると判定すると、第1のネットワーク側デバイスに命令された第2のネットワーク側デバイスによってPCRFに送信されるか、又は、第1の通知メッセージは、第3のネットワーク側デバイスがUEのデータ・サービス・スイッチがオフになっていると判定するとPCRFに送信され、第1の通知メッセージは、第1の命令情報及びUEの識別情報を含み、第1の命令情報は、事前に設定された非課金PCCポリシーをUEに使用するようにPCRFに命令するために使用され、事前に設定された非課金PCCポリシーは、第2のネットワーク側デバイス又は第3のネットワーク側デバイスを通って流れるUEのデータ・パケットに対する課金を省略するポリシーであり、UEのデータ・パケットは、ダウンリンク・データ・パケット、又はアップリンク・データ・パケット及びダウンリンク・データ・パケットを含む、受信するステップと、
第1の通知メッセージに従って、事前に設定された非課金PCCポリシーをUEに使用するステップと、
事前に設定された非課金PCCポリシーを第2のネットワーク側デバイス又は第3のネットワーク側デバイスに送信するステップとを含む。
第9の態様に関連して、第9の態様の第1の可能な実装方式では、上記方法は、
第2のネットワーク側デバイス又は第3のネットワーク側デバイスによって送信された第2の通知メッセージを受信するステップであって、第2の通知メッセージは、第1のネットワーク側デバイスがUEのデータ・サービス・スイッチがオフになっていると判定すると、第1のネットワーク側デバイスに命令された第2のネットワーク側デバイスによってPCRFに送信されるか、又は、第2の通知メッセージは、第3のネットワーク側デバイスがUEのデータ・サービス・スイッチがオフになっていると判定するとPCRFに送信され、第2の通知メッセージは第2の命令情報及びUEの識別情報を含み、第2の命令情報は、データ・サービスを提供するサーバに、UEへのダウンリンク・データ・パケットの送信を中止するように通知することを、PCRFに命令するために使用される、受信するステップと、
第2の通知メッセージに従って第3の通知メッセージを、データ・サービスを提供するサーバに送信するステップとをさらに含み、第3の通知メッセージは第3の命令情報及びUEの識別情報を含み、第3の命令情報は、データ・サービスを提供するサーバにUEへのダウンリンク・データ・パケットの送信を中止するように命令するために使用される。
第9の態様に関連して、第9の態様の第2の可能な実装方式では、上記方法は、
第2のネットワーク側デバイス又は第3のネットワーク側デバイスによって送信された第4の通知メッセージを受信するステップであって、第4の通知メッセージは、第1のネットワーク側デバイスがUEのデータ・サービス・スイッチがオフになっていると判定した後に、第1のネットワーク側デバイスがUEのデータ・サービス・スイッチがオンになっていると判定した場合に、第1のネットワーク側デバイスに命令された第2のネットワーク側デバイスによって送信されるか、又は、第4の通知メッセージは、第3のネットワーク側デバイスがUEのデータ・サービス・スイッチがオフになっていると判定した後に、第3のネットワーク側デバイスがUEのデータ・サービス・スイッチがオンになっていると判定した場合に送信され、第4の通知メッセージは第4の命令情報及びUEの識別情報を含み、第4の命令情報は、事前に設定された課金PCCポリシーをUEに使用するようにPCRFに命令するために使用され、事前に設定された課金PCCポリシーは、第2のネットワーク側デバイス又は第3のネットワーク側デバイスを通って流れるUEのデータ・パケットに対して課金するポリシーである、受信するステップと、
第4の通知メッセージに従って、事前に設定された課金PCCポリシーをUEに使用するステップと、
事前に設定された課金PCCポリシーを第2のネットワーク側デバイス又は第3のネットワーク側デバイスに送信するステップとをさらに含む。
第9の態様の第1の可能な実装方式に関連して、第9の態様の第3の可能な実装方式では、上記方法は、
第2のネットワーク側デバイス又は第3のネットワーク側デバイスによって送信された第5の通知メッセージを受信するステップであって、第5の通知メッセージは、第1のネットワーク側デバイスがUEのデータ・サービス・スイッチがオフになっていると判定した後に、第1のネットワーク側デバイスがUEのデータ・サービス・スイッチがオンになっていると判定した場合に、第1のネットワーク側デバイスに命令された第2のネットワーク側デバイスによって送信されるか、又は、第5の通知メッセージは、第3のネットワーク側デバイスがUEのデータ・サービス・スイッチがオフになっていると判定した後に、第3のネットワーク側デバイスがUEのデータ・サービス・スイッチがオンになっていると判定した場合に送信され、第5の通知メッセージは第5の命令情報及びUEの識別情報を含み、第5の命令情報は、データ・サービスを提供するサーバにUEへのダウンリンク・データ・パケットの送信を再開するように通知することを、PCRFに命令するために使用される、受信するステップと、
第5の通知メッセージに従って、第6の通知メッセージを、データ・サービスを提供するサーバに送信するステップとをさらに含み、第6の通知メッセージは第6の命令情報及びUEの識別情報を含み、第6の命令情報は、データ・サービスを提供するサーバにUEへのダウンリンク・データ・パケットの送信を中止するように命令するために使用される。
第10の態様によれば、サーバに適用されて、データ・サービスを実装する方法が提供され、サーバはUEにデータ・サービスを提供するように構成され、方法は、
PCRFによって送信された第1の通知メッセージを受信するステップであって、第1の通知メッセージは、第1のネットワーク側デバイスがUEのデータ・サービス・スイッチがオフになっていると判定すると、第1のネットワーク側デバイスに命令された第2のネットワーク側デバイスによって、PCRFを使用して送信されるか、又は、第1の通知メッセージは、第3のネットワーク側デバイスがUEのデータ・サービス・スイッチがオフになっていると判定すると、PCRFを使用して送信され、第1の通知メッセージは、第1の命令情報及びUEの識別情報を含み、第1の命令情報は、UEへのダウンリンク・データ・パケットの送信を中止するようにサーバに命令するために使用される、受信するステップと、
第1の通知メッセージに従って、UEへのダウンリンク・データ・パケットの送信を中止するステップとを含む。
第10の態様に関連して、第10の態様の第1の可能な実装方式では、上記方法は、
PCRFによって送信された第2の通知メッセージを受信するステップであって、第2の通知メッセージは、第1のネットワーク側デバイスがUEのデータ・サービス・スイッチがオフになっていると判定した後に、第1のネットワーク側デバイスがUEのデータ・サービス・スイッチがオンになっていると判定した場合に、第1のネットワーク側デバイスに命令された第2のネットワーク側デバイスによって、PCRFを使用して送信されるか、又は、第2の通知メッセージは、第3のネットワーク側デバイスがUEのデータ・サービス・スイッチがオフになっていると判定した後に、第3のネットワーク側デバイスがUEのデータ・サービス・スイッチがオンになっていると判定した場合に、PCRFを使用して送信され、第2の通知メッセージは第2の命令情報及びUEの識別情報を含み、第2の命令情報は、サーバに、UEへのダウンリンク・データ・パケットの送信を再開するように命令するために使用される、受信するステップと、
第2の通知メッセージに従って、UEへのダウンリンク・データ・パケットの送信を再開するステップとをさらに含む。
第11の態様によれば、第1のネットワーク側デバイスが提供され、この第1のネットワーク側デバイスは、
UEのデータ・サービス・スイッチの状態を判定するように構成されたプロセッサであって、UEは、すでにネットワークに登録されたユーザ機器であり、データ・サービス・スイッチの状態は、データ・サービス・スイッチがオンになっていること、又はデータ・サービス・スイッチがオフになっていることを含む、プロセッサと、
プロセッサがUEのデータ・サービス・スイッチがオフになっていると判定した場合、第1の通知メッセージを第2のネットワーク側デバイスに送信するように構成された第1の送信器であって、第1の通知メッセージは、第1の命令情報及びUEの識別情報を含み、第1の命令情報は、第2のネットワーク側デバイスを通って流れるUEのデータ・パケットに対する課金を省略するように第2のネットワーク側デバイスに命令するために使用され、UEのデータ・パケットは、ダウンリンク・データ・パケット、又はアップリンク・データ・パケット及びダウンリンク・データ・パケットを含む、第1の送信器と、を含む。
第11の態様に関連して、第11の態様の第1の可能な実装方式では、第1のネットワーク側デバイスは、
第2のネットワーク側デバイスによってUEに送信されたダウンリンク・データ・パケットを受信するように構成された第1の受信器と、
プロセッサがUEのデータ・サービス・スイッチがオフになっていると判定した場合に、第1の受信器が第2のネットワーク側デバイスによってUEに送信されたダウンリンク・データ・パケットを受信すると、IP管理に使用されるダウンリンク・データ・パケットをUEに送信し、IP管理に使用されるダウンリンク・データ・パケット以外のダウンリンク・データ・パケットを破棄するように構成された第2の送信器と、をさらに備える。
第11の態様又は第11の態様の第1の可能な実装方式に関連して、第11の態様の第2の可能な実装方式では、第1の送信器はさらに、
プロセッサがUEのデータ・サービス・スイッチがオフになっていると判定した場合、第2の通知メッセージを第2のネットワーク側デバイスに送信するように構成され、第2の通知メッセージは第2の命令情報及びUEの識別情報を含み、第2の命令情報は、データ・サービスを提供するサーバにUEへのダウンリンク・データ・パケットの送信を中止するようにPCRFを使用して通知することを、第2のネットワーク側デバイスに命令するために使用される。
第11の態様に関連して、第11の態様の第3の可能な実装方式では、
第1の送信器はさらに、第1の通知メッセージを第2のネットワーク側デバイスに送信した後に、プロセッサがUEのデータ・サービス・スイッチがオンになっていると判定した場合、第3の通知メッセージを第2のネットワーク側デバイスに送信するように構成され、第3の通知メッセージは第3の命令情報及びUEの識別情報を含み、第3の命令情報は、第2のネットワーク側デバイスを通って流れるUEのデータ・パケットに対して課金するように第2のネットワーク側デバイスに命令するために使用される。
第11の態様の第1の可能な実装方式に関連して、第11の態様の第4の可能な実装方式では、
第2の送信器はさらに、IP管理に使用されるダウンリンク・データ・パケットをUEに送信し、IP管理に使用されるダウンリンク・データ・パケット以外のダウンリンク・データ・パケットを破棄した後、プロセッサがUEのデータ・サービス・スイッチがオンになっていると判定した場合に、第1の受信器が第2のネットワーク側デバイスによってUEに送信されたダウンリンク・データ・パケットを受信すると、そのダウンリンク・データ・パケットをUEに送信するように構成される。
第11の態様の第2の可能な実装方式に関連して、第11の態様の第5の可能な実装方式では、
第1の送信器はさらに、第2の通知メッセージを第2のネットワーク側デバイスに送信した後に、プロセッサがUEのデータ・サービス・スイッチがオンになっていると判定した場合、第4の通知メッセージを第2のネットワーク側デバイスに送信するように構成され、第4の通知メッセージは第4の命令情報及びUEの識別情報を含み、第4の命令情報は、データ・サービスを提供するサーバにUEへのダウンリンク・データ・パケットの送信を再開するようにPCRFを使用して通知することを、第2のネットワーク側デバイスに命令するために使用される。
第11の態様又は第11の態様の第1の可能な実装方式から第11の態様の第5の可能な実装方式のいずれか1つに関連して、第11の態様の第6の可能な実装方式では、第1のネットワーク側デバイスは、
UEによって送信されたアップリンク・データ・パケットを受信するように構成された第2の受信器をさらに備え、
プロセッサは、具体的には、
第2の受信器が、UEによって送信されたアップリンク・データ・パケットを、事前に設定された継続時間内に受信するかどうかを判定し、事前に設定された継続時間は、UEのハートビート・パケット間隔の継続時間以上であり、
第2の受信器が、UEによって送信されたアップリンク・データ・パケットを事前に設定された継続時間内に受信しない場合、UEのデータ・サービス・スイッチがオフになっていると判定し、
UEのデータ・サービス・スイッチがオフになっていると判定した後に、第2の受信器がUEによって送信されたアップリンク・データ・パケットを受信した場合、UEのデータ・サービス・スイッチがオンになっていると判定する、ように構成される。
第11の態様の第6の可能な実装方式に関連して、第11の態様の第7の可能な実装方式では、プロセッサはさらに、
第2の受信器がUEによって送信されたアップリンク・データ・パケットを事前に設定された継続時間内に受信した場合、事前に設定された継続時間の計時が終了した後に、事前に設定された継続時間の計時を再度開始するか、又は、
第2の受信器がUEによって送信されたアップリンク・データ・パケットを事前に設定された継続時間内に受信した場合、UEによって送信されたアップリンク・データ・パケットを受信した時に、事前に設定された継続時間の計時を再度開始する、ように構成される。
第12の態様によれば、第2のネットワーク側デバイスが提供され、この第2のネットワーク側デバイスは、
第1のネットワーク側デバイスによって送信された第1の通知メッセージを受信するように構成された受信器であって、第1の通知メッセージは、第1のネットワーク側デバイスがUEのデータ・サービス・スイッチがオフになっていると判定すると、第2のネットワーク側デバイスに送信され、第1の通知メッセージは、第1の命令情報及びUEの識別情報を含み、第1の命令情報は、第2のネットワーク側デバイスを通って流れるUEのデータ・パケットに対する課金を省略するように第2のネットワーク側デバイスに命令するために使用され、UEのデータ・パケットは、ダウンリンク・データ・パケット、又はアップリンク・データ・パケット及びダウンリンク・データ・パケットを含む、受信器と、
受信器によって受信された第1の通知メッセージに従って、第2のネットワーク側デバイスを通って流れるUEのデータ・パケットに対する課金を省略するように構成されたプロセッサとを含む。
第12の態様に関連して、第12の態様の第1の可能な実装方式では、プロセッサは具体的には、
受信器によって受信された第1の通知メッセージに従ってPCCポリシーを無視し、第2のネットワーク側デバイスを通って流れるUEのデータ・パケットに対する課金を直接省略するように構成され、又は、
第2のネットワーク側デバイスが送信器をさらに備え、この送信器は、受信器によって受信された第1の通知メッセージに従って第2の通知メッセージをPCRFに送信するように構成され、第2の通知メッセージは第2の命令情報及びUEの識別情報を含み、第2の命令情報は、事前に設定された非課金PCCポリシーをUEに使用するようにPCRFに命令するために使用される。
第12の態様又は第12の態様の第1の可能な実装方式に関連して、第12の態様の第2の可能な実装方式では、受信器はさらに、
第1のネットワーク側デバイスによって送信された第3の通知メッセージを受信するように構成され、第3の通知メッセージは、第1のネットワーク側デバイスがUEのデータ・サービス・スイッチがオフになっていると判定すると、第2のネットワーク側デバイスに送信され、第3の通知メッセージは第3の命令情報及びUEの識別情報を含み、第3の命令情報は、データ・サービスを提供するサーバにUEへのダウンリンク・データ・パケットの送信を中止するようにPCRFを使用して通知することを、第2のネットワーク側デバイスに命令するために使用され、
第2のネットワーク側デバイスは送信器をさらに備え、この送信器は、受信器によって受信された第3の通知メッセージに従って第4の通知メッセージをPCRFに送信するように構成され、第4の通知メッセージは第4の命令情報及びUEの識別情報を含み、第4の命令情報は、データ・サービスを提供するサーバに、UEへのダウンリンク・データ・パケットの送信を中止するように通知することを、PCRFに命令するために使用される。
第12の態様又は第12の態様の第1の可能な実装方式に関連して、第12の態様の第3の可能な実装方式では、受信器はさらに、
第1のネットワーク側デバイスによって送信された第5の通知メッセージを受信するように構成され、第5の通知メッセージは、第1のネットワーク側デバイスが第1の通知メッセージを送信した後に、第1のネットワーク側デバイスがUEのデータ・サービス・スイッチがオンになっていると判定した場合に、第2のネットワーク側デバイスに送信され、第5の通知メッセージは第5の命令情報及びUEの識別情報を含み、第5の命令情報は、第2のネットワーク側デバイスを通って流れるUEのデータ・パケットに対して課金するように第2のネットワーク側デバイスに命令するために使用され、
プロセッサはさらに、受信器によって受信された第5の通知メッセージに従って、第2のネットワーク側デバイスを通って流れるUEのデータ・パケットに対して課金するように構成される。
第12の態様の第3の可能な実装方式に関連して、第12の態様の第4の可能な実装方式では、プロセッサは具体的には、
無視したPCCポリシーを使用して、受信器によって受信された第5の通知メッセージに従って、第2のネットワーク側デバイスを通って流れるUEのデータ・パケットに対して課金するように構成され、又は、
送信器はさらに、受信器によって受信された第5の通知メッセージに従って第6の通知メッセージをPCRFに送信するように構成され、第6の通知メッセージは第6の命令情報及びUEの識別情報を含み、第6の命令情報は、事前に設定された課金PCCポリシーをUEに使用するようにPCRFに命令するために使用される。
第12の態様の第2の可能な実装方式に関連して、第12の態様の第5の可能な実装方式では、受信器はさらに、
第1のネットワーク側デバイスによって送信された第7の通知メッセージを受信するように構成され、第7の通知メッセージは、第1のネットワーク側デバイスが第3の通知メッセージを送信した後に、第1のネットワーク側デバイスがUEのデータ・サービス・スイッチがオンになっていると判定した場合に、第2のネットワーク側デバイスに送信され、第7の通知メッセージは第7の命令情報及びUEの識別情報を含み、第7の命令情報は、データ・サービスを提供するサーバにUEへのダウンリンク・データ・パケットの送信を再開するようにPCRFを使用して通知することを、第2のネットワーク側デバイスに命令するために使用され、
送信器はさらに、受信器によって受信された第7の通知メッセージに従って第8の通知メッセージをPCRFに送信するように構成され、第8の通知メッセージは第8の命令情報及びUEの識別情報を含み、第8の命令情報は、データ・サービスを提供するサーバにUEへのダウンリンク・データ・パケットの送信を再開するように通知することを、PCRFに命令するために使用される。
第13の態様によれば、第3のネットワーク側デバイスが提供され、この第3のネットワーク側デバイスは、
UEのデータ・サービス・スイッチの状態を判定するように構成されたプロセッサであって、UEは、すでにネットワークに登録されたユーザ機器であり、データ・サービス・スイッチの状態は、データ・サービス・スイッチがオンになっていること、又はデータ・サービス・スイッチがオフになっていることを含み、
プロセッサはさらに、UEのデータ・サービスがオフになっている場合、第3のネットワーク側デバイスを通って流れるUEのデータ・パケットに対する課金を省略するように構成される。
第13の態様に関連して、第13の態様の第1の可能な実装方式では、プロセッサは具体的には、
PCCポリシーを無視し、第3のネットワーク側デバイスを通って流れるUEのデータ・パケットに対する課金を直接省略するように構成され、又は、
第3のネットワーク側デバイスが第1の送信器をさらに備え、この第1の送信器は、プロセッサがUEのデータ・サービスがオフになっていると判定した場合、第1の通知メッセージをPCRFに送信するように構成され、第1の通知メッセージは、第1の命令情報及びUEの識別情報を含み、第1の命令情報は、事前に設定された非課金PCCポリシーをUEに使用するようにPCRFに命令するために使用される。
第13の態様又は第13の態様の第1の可能な実装方式に関連して、第13の態様の第2の可能な実装方式では、第3のネットワーク側デバイスは、
データ・サービスを提供するサーバによってUEに送信されたダウンリンク・データ・パケットを受信するように構成された第1の受信器と、
プロセッサがUEのデータ・サービス・スイッチがオフになっていると判定した場合に、第1の受信器が、データ・サービスを提供するサーバによってUEに送信されたダウンリンク・データ・パケットを受信すると、IP管理に使用されるダウンリンク・データ・パケットをUEに送信し、IP管理に使用されるダウンリンク・データ・パケット以外のダウンリンク・データ・パケットを破棄するように構成された第2の送信器とをさらに備える。
第13の態様又は第13の態様の第1の可能な実装方式又は第13の態様の第2の可能な実装方式に関連して、第13の態様の第3の可能な実装方式では、第3のネットワーク側デバイスは、
プロセッサがUEのデータ・サービスがオフになっていると判定した場合、第2の通知メッセージをPCRFに送信するように構成された第1の送信器をさらに備え、第2の通知メッセージは第2の命令情報及びUEの識別情報を含み、第2の命令情報は、データ・サービスを提供するサーバに、UEへのダウンリンク・データ・パケットの送信を中止するように通知することを、PCRFに命令するために使用される。
第13の態様又は第13の態様の第1の可能な実装方式に関連して、第13の態様の第4の可能な実装方式では、プロセッサはさらに、
第3のネットワーク側デバイスを通って流れるUEのデータ・パケットに対する課金を省略した後、プロセッサがUEのデータ・サービス・スイッチがオンになっていると判定した場合、第3のネットワーク側デバイスを通って流れるUEのデータ・パケットに対して課金する、ように構成される。
第13の態様の第4の可能な実装方式に関連して、第13の態様の第5の可能な実装方式では、プロセッサは具体的には、
無視したPCCポリシーを使用して、第3のネットワーク側デバイスを通って流れるUEのデータ・パケットに対して課金するように構成され、又は、
第1の送信器がさらに、第3の通知メッセージをPCRFに送信するように構成され、第3の通知メッセージは第3の命令情報及びUEの識別情報を含み、第3の命令情報は、事前に設定された課金PCCポリシーをUEに使用するようにPCRFに命令するために使用される。
第13の態様の第2の可能な実装方式に関連して、第13の態様の第6の可能な実装方式では、第2の送信器はさらに、
IP管理に使用されるダウンリンク・データ・パケットをUEに送信し、IP管理に使用されるダウンリンク・データ・パケット以外のダウンリンク・データ・パケットを破棄した後、プロセッサがUEのデータ・サービス・スイッチがオンになっていると判定した場合に、第1の受信器がデータ・サービスを提供するサーバによってUEに送信されたダウンリンク・データ・パケットを受信すると、そのダウンリンク・データ・パケットをUEに送信するように構成される。
第13の態様の第3の可能な実装方式に関連して、第13の態様の第7の可能な実装方式では、第1の送信器はさらに、
第2の通知メッセージをPCRFに送信した後に、プロセッサがUEのデータ・サービス・スイッチがオンになっていると判定した場合、第4の通知メッセージをPCRFに送信するように構成され、第4の通知メッセージは第4の命令情報及びUEの識別情報を含み、第4の命令情報は、データ・サービスを提供するサーバにUEへのダウンリンク・データ・パケットの送信を再開するように通知することを、PCRFに命令するために使用される。
第13の態様又は第13の態様の第1の可能な実装方式から第13の態様の第7の可能な実装方式のいずれか1つに関連して、第13の態様の第8の可能な実装方式では、第3のネットワーク側デバイスは、
UEによって送信されたアップリンク・データ・パケットを受信するように構成された第2の受信器をさらに備え、
プロセッサは具体的には、
第2の受信器が、UEによって送信されたアップリンク・データ・パケットを事前に設定された継続時間内に受信するかどうかを判定し、事前に設定された継続時間は、UEのハートビート・パケット間隔の継続時間以上であり、
第2の受信器が、UEによって送信されたアップリンク・データ・パケットを事前に設定された継続時間内に受信しない場合、UEのデータ・サービス・スイッチがオフになっていると判定し、
UEのデータ・サービス・スイッチがオフになっていると判定した後に、第2の受信器が、UEによって送信されたアップリンク・データ・パケットを受信した場合、UEのデータ・サービス・スイッチがオンになっていると判定する、ように構成される。
第13の態様の第8の可能な実装方式に関連して、第13の態様の第9の可能な実装方式では、プロセッサはさらに、
第2の受信器がUEによって送信されたアップリンク・データ・パケットを事前に設定された継続時間内に受信した場合、事前に設定された継続時間の計時が終了した後に、事前に設定された継続時間の計時を再度開始するか、又は、
第2の受信器がUEによって送信されたアップリンク・データ・パケットを事前に設定された継続時間内に受信した場合、UEによって送信されたアップリンク・データ・パケットを受信した時に、事前に設定された継続時間の計時を再度開始する、ように構成される。
第14の態様によれば、ポリシー及び課金規則機能ユニットが提供され、このポリシー及び課金規則機能ユニットは、
第2のネットワーク側デバイス又は第3のネットワーク側デバイスによって送信された第1の通知メッセージを受信するように構成された受信器であって、第1の通知メッセージは、第1のネットワーク側デバイスがUEのデータ・サービス・スイッチがオフになっていると判定すると、第1のネットワーク側デバイスに命令された第2のネットワーク側デバイスによってPCRFに送信されるか、又は、第1の通知メッセージは、第3のネットワーク側デバイスがUEのデータ・サービス・スイッチがオフになっていると判定すると、PCRFに送信され、第1の通知メッセージは、第1の命令情報及びUEの識別情報を含み、第1の命令情報は、事前に設定された非課金PCCポリシーをUEに使用するようにPCRFに命令するために使用され、事前に設定された非課金PCCポリシーは、第2のネットワーク側デバイス又は第3のネットワーク側デバイスを通って流れるUEのデータ・パケットに対する課金を省略するポリシーであり、UEのデータ・パケットは、ダウンリンク・データ・パケット、又はアップリンク・データ・パケット及びダウンリンク・データ・パケットを含む、受信器と、
受信器によって受信された第1の通知メッセージに従って、事前に設定された非課金PCCポリシーをUEに使用するように構成されたプロセッサと、
事前に設定された非課金PCCポリシーを第2のネットワーク側デバイス又は第3のネットワーク側デバイスに送信するように構成された第1の送信器と、を含む。
第14の態様に関連して、第14の態様の第1の可能な実装方式では、受信器はさらに、
第2のネットワーク側デバイス又は第3のネットワーク側デバイスによって送信された第2の通知メッセージを受信するように構成され、第2の通知メッセージは、第1のネットワーク側デバイスがUEのデータ・サービス・スイッチがオフになっていると判定すると、第1のネットワーク側デバイスに命令された第2のネットワーク側デバイスによってPCRFに送信されるか、又は、第2の通知メッセージは、第3のネットワーク側デバイスがUEのデータ・サービス・スイッチがオフになっていると判定すると、PCRFに送信され、第2の通知メッセージは第2の命令情報及びUEの識別情報を含み、第2の命令情報は、データ・サービスを提供するサーバに、UEへのダウンリンク・データ・パケットの送信を中止するように通知することを、PCRFに命令するために使用され、
ポリシー及び課金規則機能ユニットは、第2の送信器をさらに備え、この第2の送信器は、受信器によって受信された第2の通知メッセージに従って第3の通知メッセージを、データ・サービスを提供するサーバに送信するように構成され、第3の通知メッセージは第3の命令情報及びUEの識別情報を含み、第3の命令情報は、データ・サービスを提供するサーバにUEへのダウンリンク・データ・パケットの送信を中止するように命令するために使用される。
第14の態様に関連して、第14の態様の第2の可能な実装方式では、受信器はさらに、
第2のネットワーク側デバイス又は第3のネットワーク側デバイスによって送信された第4の通知メッセージを受信するように構成され、第4の通知メッセージは、第1のネットワーク側デバイスがUEのデータ・サービス・スイッチがオフになっていると判定した後に、第1のネットワーク側デバイスがUEのデータ・サービス・スイッチがオンになっていると判定した場合に、第1のネットワーク側デバイスに命令された第2のネットワーク側デバイスによって送信されるか、又は、第4の通知メッセージは、第3のネットワーク側デバイスがUEのデータ・サービス・スイッチがオフになっていると判定した後に、第3のネットワーク側デバイスがUEのデータ・サービス・スイッチがオンになっていると判定した場合に送信され、第4の通知メッセージは第4の命令情報及びUEの識別情報を含み、第4の命令情報は、事前に設定された課金PCCポリシーをUEに使用するようにPCRFに命令するために使用され、事前に設定された課金PCCポリシーは、第2のネットワーク側デバイス又は第3のネットワーク側デバイスを通って流れるUEのデータ・パケットに対して課金するポリシーであり、
プロセッサはさらに、受信器によって受信された第4の通知メッセージに従って、事前に設定された課金PCCポリシーをUEに使用するように構成され、
第1の送信器はさらに、事前に設定された課金PCCポリシーを第2のネットワーク側デバイス又は第3のネットワーク側デバイスに送信するように構成される。
第14の態様の第1の可能な実装方式に関連して、第14の態様の第3の可能な実装方式では、受信器はさらに、
第2のネットワーク側デバイス又は第3のネットワーク側デバイスによって送信された第5の通知メッセージを受信するように構成され、第5の通知メッセージは、第1のネットワーク側デバイスがUEのデータ・サービス・スイッチがオフになっていると判定した後に、第1のネットワーク側デバイスがUEのデータ・サービス・スイッチがオンになっていると判定した場合に、第1のネットワーク側デバイスに命令された第2のネットワーク側デバイスによって送信されるか、又は、第5の通知メッセージは、第3のネットワーク側デバイスがUEのデータ・サービス・スイッチがオフになっていると判定した後に、第3のネットワーク側デバイスがUEのデータ・サービス・スイッチがオンになっていると判定した場合に送信され、第5の通知メッセージは第5の命令情報及びUEの識別情報を含み、第5の命令情報は、データ・サービスを提供するサーバにUEへのダウンリンク・データ・パケットの送信を再開するように通知することを、PCRFに命令するために使用され、
第2の送信器はさらに、受信器によって受信された第5の通知メッセージに従って、第6の通知メッセージを、データ・サービスを提供するサーバに送信するように構成され、第6の通知メッセージは第6の命令情報及びUEの識別情報を含み、第6の命令情報は、データ・サービスを提供するサーバにUEへのダウンリンク・データ・パケットの送信を中止するように命令するために使用される。
第15の態様によれば、サーバが提供され、このサーバは、データ・サービスをUEに提供するように構成され、
PCRFによって送信された第1の通知メッセージを受信するように構成された受信器であって、第1の通知メッセージは、第1のネットワーク側デバイスがUEのデータ・サービス・スイッチがオフになっていると判定すると、第1のネットワーク側デバイスに命令された第2のネットワーク側デバイスによって、PCRFを使用して送信されるか、又は、第1の通知メッセージは、第3のネットワーク側デバイスがUEのデータ・サービス・スイッチがオフになっていると判定すると、PCRFを使用して送信され、第1の通知メッセージは、第1の命令情報及びUEの識別情報を含み、第1の命令情報は、UEへのダウンリンク・データ・パケットの送信を中止するようにサーバに命令するために使用される、受信器と、
受信器によって受信された第1の通知メッセージに従って、UEへのダウンリンク・データ・パケットの送信を中止するように構成された送信器とを含む。
第15の態様に関連して、第15の態様の第1の可能な実装方式では、受信器はさらに、
PCRFによって送信された第2の通知メッセージを受信するように構成され、第2の通知メッセージは、第1のネットワーク側デバイスがUEのデータ・サービス・スイッチがオフになっていると判定した後に、第1のネットワーク側デバイスがUEのデータ・サービス・スイッチがオンになっていると判定した場合に、第1のネットワーク側デバイスに命令された第2のネットワーク側デバイスによって、PCRFを使用して送信されるか、又は、第2の通知メッセージは、第3のネットワーク側デバイスがUEのデータ・サービス・スイッチがオフになっていると判定した後に、第3のネットワーク側デバイスがUEのデータ・サービス・スイッチがオンになっていると判定した場合に、PCRFを使用して送信され、第2の通知メッセージは第2の命令情報及びUEの識別情報を含み、第2の命令情報は、サーバに、UEへのダウンリンク・データ・パケットの送信を再開するように命令するために使用され、
送信器はさらに、受信器によって受信された第2の通知メッセージに従って、UEへのダウンリンク・データ・パケットの送信を再開するように構成される。
本発明の実装形態は、データ・サービスを実装するためのデバイス及び方法を提供する。UEのデータ・サービス・スイッチの状態が判定され、UEのデータ・サービス・スイッチがオフになっている場合には、第1の通知メッセージが第2のネットワーク側デバイスに送信され、第1の通知メッセージは、第1の命令情報及びUEの識別情報を含み、第1の命令情報は、第2のネットワーク側デバイスを通って流れるUEのデータ・パケットに対する課金を省略するように第2のネットワーク側デバイスに命令するために使用される。UEのデータ・サービス・スイッチがオフになっているかどうかが判定され、UEのデータ・サービス・スイッチがオフになっている場合には、第1の通知メッセージが第2のネットワーク側デバイスに送信されて、第2のネットワーク側デバイスを通って流れるUEのデータ・パケットに対する課金を省略するように第2のネットワーク側デバイスに命令する。したがって、UEのデータ・サービス・スイッチがオフにされた後、UEのデータ・パケットに対して課金は行われない。これにより、UEに対する不必要なデータ使用料の発生を回避し、さらにデータ使用の無駄を回避し、また、UEのデータ・サービス・スイッチがオフにされた後に、UEに対して不必要なデータ使用料が発生する可能性があるためにデータ使用の無駄があるという、従来技術の問題を解決する。
本発明の実装形態又は従来技術の技術的解決法をより明確に説明するために、以下で、実装形態又は従来技術を説明するために必要とされる添付図面を簡単に説明する。明らかであるように、以下の説明における添付図面は、本発明の一部の実装形態を示すに過ぎず、当業者は、創造のための努力を要さずにそれらの添付図面からなお他の図面を導き出すことができる。
以下に、本発明の実装形態における添付図面を参照して本発明の実装形態における技術的解決法を明確且つ完全に説明する。明らかであるように、説明される実装形態は、本発明の実装形態のすべてではなく一部に過ぎない。当業者が創造のための努力を要さずに本発明の実装形態に基づいて得られるすべての他の実装形態は、本発明の保護範囲の中に含まれるものとする。
主流の通信技術であるLTEは、世界中で急速に発展している。また、LTEは、より高度な技術を導入しており、例えば、LTEは、直交周波数分割多重化(Orthogonal Frequency Division Multiplexing,OFDM)及び多入力多出力(Multi−input Multi−output,MIMO)などの基幹的な送信技術を導入し、スペクトル効率とデータ送信レートを大幅に改善することができる。LTEは、複数帯域幅の割り当てに対応できるだけでなく、世界的に主流となっている2G/3Gの周波数帯及びいくつかの新たな周波数帯にも対応することが可能であり、そのため、スペクトル割り当てがより柔軟になり、システム容量及び被覆が大幅に向上される。LTEはオールIPネットワークであり、従来の3G技術のハンドオーバー問題を効果的に防止することができる。LTEシステムのネットワーク・アーキテクチャは、より平坦化され、単純化されている。LTEは、ネットワーク・ノード及びシステムの複雑性を低減し、その結果、システム遅延が低減し、ネットワークの開発及び維持費用が低減する。上述のLTEの特徴により、LTEは、従来の2G/3Gネットワークよりもユーザ体験が良好である。
実際の通信プロセスでは、UEがLTEサービスをあらかじめ取得し、事業者によって展開されるプラットフォーム間標準形式(Encapsulated PostScript,EPS)のネットワークにアタッチされる必要がある。EPSのアタッチ・プロセスでは、デフォルトEPSベアラ、すなわちデフォルトのセキュリティ性能を持つユーザ・ベアラを、端末から、アクセス・ネットワーク、及びコア・ネットワーク、そして外部のPDNまで設定することができる。勿論、他の専用ベアラ、すなわち特殊なセキュリティ性能及び伝送性能を持つユーザ・ベアラも、ユーザのサービス要件に応じて設定される場合がある。一人のLTEユーザのすべてのデータ・サービスのデータ・パケットのアップリンク又はダウンリンク送信は、設定されたEPSベアラ・チャネルで行われる。
LTEネットワークでは、現在、異なるモードにある複数のUEが存在し、それらのモードは、例えば、デュアルスタンバイ・モード、回線交換フォールバック(Circuit Switched Fallback,CSFB)モード、及びLTEを介した音声(Voice over LTE,VoLTE)モードなどである。異なるモードにあるUEは、異なる音声サービス・ベアラを有する(例えば、デュアルスタンバイ・モード及びCSFBモードのUEは、従来の2G/3Gネットワークの回線交換(Circuit Switched,CS)領域にある音声サービス・ベアラを有する。VoLTEモードのUEは、LTEネットワークのEPS領域にある音声サービス・ベアラを有する)が、LTEネットワーク内では同じデータ・サービス・ベアラ、すなわちEPSベアラを有する。したがって、種々のモードにある現在のUEはすべて、LTEネットワークによって提供される高度な高速データ・サービスを享受することができる。
ユーザの誤操作や悪意あるソフトウェアなどの要因によって発生する不必要なデータ使用の損失を回避するために、データ・サービス・スイッチが大半のUEに設置されており、それを使用してUEのデータ・サービス機能を有効化又は無効化する。ユーザがデータ・サービスを行う必要がない時は、このスイッチをオフにすることができる。ユーザがデータ・サービスを行う必要がある時には、このスイッチをオンにすることができる。UEがデータ・サービス・スイッチをオフにした後、既存のEPSベアラは除去されない。すなわち、UEがデータ・サービス・スイッチをオフにした後も、既存のEPSベアラは依然として存在する。データ・パケットを送信する必要がある場合には、データ・パケットはなおそのEPSベアラ・チャネルで送信することができる。
実装形態1
本発明の実装形態1は、第1のネットワーク側デバイス10を提供する。第1のネットワーク側デバイス10は、発展型NodeB(evolved Node B,eNB)、又はサービング・ゲートウェイ(Serving Gateway,SGW)であり得る。図1を参照すると、第1のネットワーク側デバイス10は、
UEのデータ・サービス・スイッチの状態を判定するように構成された判定ユニット101であって、UEは、すでにネットワークに登録されたユーザ機器であり、データ・サービス・スイッチの状態は、データ・サービス・スイッチがオンになっていること、又はデータ・サービス・スイッチがオフになっていることを含む、判定ユニット101と、
判定ユニット101がUEのデータ・サービス・スイッチがオフになっていると判定した場合、第1の通知メッセージを第2のネットワーク側デバイスに送信するように構成された第1の送信ユニット102であって、第1の通知メッセージは、第1の命令情報及びUEの識別情報を含み、第1の命令情報は、第2のネットワーク側デバイスを通って流れるUEのデータ・パケットに対する課金を省略するように第2のネットワーク側デバイスに命令するために使用され、UEのデータ・パケットは、ダウンリンク・データ・パケット、又はアップリンク・データ・パケット及びダウンリンク・データ・パケットを含む、第1の送信ユニット102と、を含むことができる。
第2のネットワーク側デバイスは、UEにサービスするパケット・データ・ネットワーク・ゲートウェイ(PDN Gateway,PGW)であってよいことに留意されたい。
さらに、図2を参照すると、第1のネットワーク側デバイス10は、
第2のネットワーク側デバイスによってUEに送信されたダウンリンク・データ・パケットを受信するように構成された第1の受信ユニット103と、
判定ユニット101がUEのデータ・サービス・スイッチがオフになっていると判定した場合に、第1の受信ユニット103が、第2のネットワーク側デバイスによってUEに送信されたダウンリンク・データ・パケットを受信すると、IP管理に使用されるダウンリンク・データ・パケットをUEに送信し、IP管理に使用されるダウンリンク・データ・パケット以外のダウンリンク・データ・パケットを破棄するように構成された第2の送信ユニット104とをさらに備えることができる。
さらに、第1の送信ユニット102はさらに、判定ユニット101がUEのデータ・サービス・スイッチがオフになっていると判定した場合、第2の通知メッセージを第2のネットワーク側デバイスに送信するように構成することができ、第2の通知メッセージは第2の命令情報及びUEの識別情報を含み、第2の命令情報は、データ・サービスを提供するサーバにUEへのダウンリンク・データ・パケットの送信を中止するようにPCRFを使用して通知することを、第2のネットワーク側デバイスに命令するために使用される。
さらに、第1の送信ユニット102はさらに、第1の通知メッセージを第2のネットワーク側デバイスに送信した後に、判定ユニット101がUEのデータ・サービス・スイッチがオンになっていると判定した場合、第3の通知メッセージを第2のネットワーク側デバイスに送信するように構成することができ、第3の通知メッセージは第3の命令情報及びUEの識別情報を含み、第3の命令情報は、第2のネットワーク側デバイスを通って流れるUEのデータ・パケットに対して課金するように第2のネットワーク側デバイスに命令するために使用される。
さらに、第2の送信ユニット104はさらに、IP管理に使用されるダウンリンク・データ・パケットをUEに送信し、IP管理に使用されるダウンリンク・データ・パケット以外のダウンリンク・データ・パケットを破棄した後、判定ユニット101がUEのデータ・サービス・スイッチがオンになっていると判定した場合に、第1の受信ユニット103が第2のネットワーク側デバイスによってUEに送信されたダウンリンク・データ・パケットを受信すると、そのダウンリンク・データ・パケットをUEに送信するように構成することができる。
さらに、第1の送信ユニット102はさらに、第2の通知メッセージを第2のネットワーク側デバイスに送信した後に、判定ユニット101がUEのデータ・サービス・スイッチがオンになっていると判定した場合、第4の通知メッセージを第2のネットワーク側デバイスに送信するように構成することができ、第4の通知メッセージは第4の命令情報及びUEの識別情報を含み、第4の命令情報は、データ・サービスを提供するサーバにUEへのダウンリンク・データ・パケットの送信を再開するようにPCRFを使用して通知することを、第2のネットワーク側デバイスに命令するために使用される。
さらに、第1のネットワーク側デバイス10は、
UEによって送信されたアップリンク・データ・パケットを受信するように構成された第2の受信ユニット105、をさらに含むことができ、
判定ユニット101は具体的には、さらに、
第2の受信ユニット105が、UEによって送信されたアップリンク・データ・パケットを事前に設定された継続時間内に受信するかどうかを判定し、事前に設定された継続時間は、UEのハートビート・パケット間隔の継続時間以上であり、
第2の受信ユニット105が、UEによって送信されたアップリンク・データ・パケットを事前に設定された継続時間内に受信しない場合、UEのデータ・サービス・スイッチがオフになっていると判定し、
UEのデータ・サービス・スイッチがオフになっていると判定した後に、第2の受信ユニット105がUEによって送信されたアップリンク・データ・パケットを受信した場合、UEのデータ・サービス・スイッチがオンになっていると判定する、ように構成することができる。
さらに、図2を参照すると、第1のネットワーク側デバイス10は計時ユニット106をさらに含むことができ、計時ユニット106は、
第2の受信ユニット105がUEによって送信されたアップリンク・データ・パケットを事前に設定された継続時間内に受信した場合、事前に設定された継続時間の計時が終了した後に、事前に設定された継続時間の計時を再度開始するか、又は、
第2の受信ユニット105がUEによって送信されたアップリンク・データ・パケットを事前に設定された継続時間内に受信した場合、UEによって送信されたアップリンク・データ・パケットを受信した時に、事前に設定された継続時間の計時を再度開始する、ように構成される。
計時ユニット106はタイマであってよいことに留意されたい。計時ユニット106の種類は本発明では限定されず、実際の要件に応じて決定されてよい。
本発明のこの実装形態は、第1のネットワーク側デバイス10を提供する。第1のネットワーク側デバイス10は、UEのデータ・サービス・スイッチの状態を判定し、UEのデータ・サービス・スイッチがオフになっている場合、第1の通知メッセージを第2のネットワーク側デバイスに送信し、第1の通知メッセージは、第1の命令情報及びUEの識別情報を含み、第1の命令情報は、第2のネットワーク側デバイスを通って流れるUEのデータ・パケットに対する課金を省略するように第2のネットワーク側デバイスに命令するために使用される。第1のネットワーク側デバイス10は、UEのデータ・サービス・スイッチがオフになっていると判定し、第1の通知メッセージを第2のネットワーク側デバイスに送信して、第2のネットワーク側デバイスを通って流れるUEのデータ・パケットに対する課金を省略するように第2のネットワーク側デバイスに命令する。したがって、UEのデータ・サービス・スイッチがオフにされた後、UEは課金されない。これにより、UEに対する不必要なデータ使用料の発生を回避し、さらにデータ使用の無駄を回避し、また、UEのデータ・サービス・スイッチがオフにされた後に、UEに対して不必要なデータ使用料が発生する可能性があるためにデータ使用の無駄があるという、従来技術の問題を解決する。
実装形態2
本発明の実装形態2は、第2のネットワーク側デバイス30を提供する。第2のネットワーク側デバイスは、UEにサービスするPGWであってよい。図3を参照すると、第2のネットワーク側デバイス30は、
第1のネットワーク側デバイスによって送信された第1の通知メッセージを受信するように構成された受信ユニット301であって、第1の通知メッセージは、第1のネットワーク側デバイスがUEのデータ・サービス・スイッチがオフになっていると判定すると第2のネットワーク側デバイス30に送信され、第1の通知メッセージは、第1の命令情報及びUEの識別情報を含み、第1の命令情報は、第2のネットワーク側デバイス30を通って流れるUEのデータ・パケットに対する課金を省略するように第2のネットワーク側デバイス30に命令するために使用され、UEのデータ・パケットは、ダウンリンク・データ・パケット、又はアップリンク・データ・パケット及びダウンリンク・データ・パケットを含む、受信ユニット301と、
受信ユニット301によって受信された第1の通知メッセージに従って、第2のネットワーク側デバイス30を通って流れるUEのデータ・パケットに対する課金を省略するように構成された課金ユニット302と、を含むことができる。
さらに、課金ユニット302は、具体的には、
受信ユニット301によって受信された第1の通知メッセージに従ってPCCポリシーを無視し、第2のネットワーク側デバイス30を通って流れるUEのデータ・パケットに対する課金を直接省略するように構成することができ、又は、
図4を参照すると、第2のネットワーク側デバイス30は送信ユニット303をさらに含むことができ、送信ユニット303は、受信ユニット301によって受信された第1の通知メッセージに従って第2の通知メッセージをPCRFに送信するように構成され、第2の通知メッセージは第2の命令情報及びUEの識別情報を含み、第2の命令情報は、事前に設定された非課金PCCポリシーをUEに使用するようにPCRFに命令するために使用される。
さらに、受信ユニット301はさらに、
第1のネットワーク側デバイスによって送信された第3の通知メッセージを受信するように構成することができ、第3の通知メッセージは、第1のネットワーク側デバイスがUEのデータ・サービス・スイッチがオフになっていると判定すると、第2のネットワーク側デバイスに送信され、第3の通知メッセージは第3の命令情報及びUEの識別情報を含み、第3の命令情報は、データ・サービスを提供するサーバにUEへのダウンリンク・データ・パケットの送信を中止するようにPCRFを使用して通知することを、第2のネットワーク側デバイスに命令するために使用され、
それに対応して、送信ユニット303はさらに、受信ユニット301によって受信された第3の通知メッセージに従って第4の通知メッセージをPCRFに送信するように構成することができ、第4の通知メッセージは第4の命令情報及びUEの識別情報を含み、第4の命令情報は、データ・サービスを提供するサーバに、UEへのダウンリンク・データ・パケットの送信を中止するように通知することを、PCRFに命令するために使用される。
さらに、受信ユニット301はさらに、
第1のネットワーク側デバイスによって送信された第5の通知メッセージを受信するように構成することができ、第5の通知メッセージは、第1のネットワーク側デバイスが第1の通知メッセージを送信した後に、第1のネットワーク側デバイスがUEのデータ・サービス・スイッチがオンになっていると判定した場合に、第2のネットワーク側デバイス30に送信され、第5の通知メッセージは第5の命令情報及びUEの識別情報を含み、第5の命令情報は、第2のネットワーク側デバイス30を通って流れるUEのデータ・パケットに対して課金するように第2のネットワーク側デバイス30に命令するために使用され、
課金ユニット302はさらに、受信ユニット301によって受信された第5の通知メッセージに従って、第2のネットワーク側デバイス30を通って流れるUEのデータ・パケットに対して課金するように構成することができる。
さらに、課金ユニット302は具体的には、
無視したPCCポリシーを使用して、受信ユニット301によって受信された第5の通知メッセージに従って、第2のネットワーク側デバイス30を通って流れるUEのデータ・パケットに対して課金するように構成されるか、又は
送信ユニット303はさらに、受信ユニット301によって受信された第5の通知メッセージに従って第6の通知メッセージをPCRFに送信するように構成することができ、第6の通知メッセージは第6の命令情報及びUEの識別情報を含み、第6の命令情報は、事前に設定された課金PCCポリシーをUEに使用するようにPCRFに命令するために使用される。
さらに、受信ユニット301はさらに、
第1のネットワーク側デバイスによって送信された第7の通知メッセージを受信するように構成することができ、第7の通知メッセージは、第1のネットワーク側デバイスが第3の通知メッセージを送信した後に、第1のネットワーク側デバイスがUEのデータ・サービス・スイッチがオンになっていると判定した場合に、第2のネットワーク側デバイス30に送信され、第7の通知メッセージは第7の命令情報及びUEの識別情報を含み、第7の命令情報は、データ・サービスを提供するサーバにUEへのダウンリンク・データ・パケットの送信を再開するようにPCRFを使用して通知することを、第2のネットワーク側デバイス30に命令するために使用され、
それに対応して、送信ユニット303はさらに、受信ユニット301によって受信された第7の通知メッセージに従って第8の通知メッセージをPCRFに送信するように構成することができ、第8の通知メッセージは第8の命令情報及びUEの識別情報を含み、第8の命令情報は、データ・サービスを提供するサーバにUEへのダウンリンク・データ・パケットの送信を再開するように通知することを、PCRFに命令するために使用される。
本発明のこの実装形態は、第2のネットワーク側デバイス30を提供する。第2のネットワーク側デバイス30は、第1のネットワーク側デバイスによって送信された第1の通知メッセージを受信し、第1の通知メッセージは、第1の命令情報及びUEの識別情報を含み、第1の命令情報は、第2のネットワーク側デバイスを通って流れるUEのデータ・パケットに対する課金を省略するように第2のネットワーク側デバイスに命令するために使用され、第2のネットワーク側デバイス30は、第1の通知メッセージの命令に従って、第2のネットワーク側デバイスを通って流れるUEのデータ・パケットに対する課金を省略する。第1の通知メッセージは、第1のネットワーク側デバイスがUEのデータ・サービス・スイッチがオフになっていると判定すると送信されるので、UEは、UEのデータ・サービス・スイッチがオフにされた後は課金されない。これにより、UEに対する不必要なデータ使用料の発生を回避し、さらにデータ使用の無駄を回避し、また、UEのデータ・サービス・スイッチがオフにされた後にUEに対して不必要なデータ使用料が発生する可能性があるためにデータ使用の無駄があるという、従来技術の問題を解決する。
実装形態3
本発明の実装形態3は、第3のネットワーク側デバイス50を提供する。第3のネットワーク側デバイスは、UEにサービスするPGWであってよい。図5を参照すると、第3のネットワーク側デバイス50は、
UEのデータ・サービス・スイッチの状態を判定するように構成された判定ユニット501であって、UEは、すでにネットワークに登録されたユーザ機器であり、データ・サービス・スイッチの状態は、データ・サービス・スイッチがオンになっていること、又はデータ・サービス・スイッチがオフになっていることを含む、判定ユニット501と、
判定ユニット501がUEのデータ・サービスがオフになっていると判定した場合、第3のネットワーク側デバイス50を通って流れるUEのデータ・パケットに対する課金を省略するように構成された課金ユニット502と、を含むことができる。
選択的に、課金ユニット502は具体的には、
PCCポリシーを無視し、第3のネットワーク側デバイス50を通って流れるUEのデータ・パケットに対する課金を直接省略するように構成することができ、又は
図6に示すように、第3のネットワーク側デバイス50は第1の送信ユニット503をさらに備えることができ、第1の送信ユニット503は、判定ユニット501がUEのデータ・サービスがオフになっていると判定した場合、第1の通知メッセージをPCRFに送信するように構成され、第1の通知メッセージは、第1の命令情報及びUEの識別情報を含み、第1の命令情報は、事前に設定された非課金PCCポリシーをUEに使用するようにPCRFに命令するために使用される。
さらに、図6を参照すると、第3のネットワーク側デバイス50は、
データ・サービスを提供するサーバによってUEに送信されたダウンリンク・データ・パケットを受信するように構成された第1の受信ユニット504と、
判定ユニット501がUEのデータ・サービス・スイッチがオフになっていると判定した場合に、第1の受信ユニット504が、データ・サービスを提供するサーバによってUEに送信されたダウンリンク・データ・パケットを受信すると、IP管理に使用されるダウンリンク・データ・パケットをUEに送信し、IP管理に使用されるダウンリンク・データ・パケット以外のダウンリンク・データ・パケットを破棄するように構成された第2の送信ユニット505と、をさらに備えることができる。
さらに、第1の送信ユニット503はさらに、判定ユニット501がUEのデータ・サービスがオフになっていると判定した場合、第2の通知メッセージをPCRFに送信するように構成することができ、第2の通知メッセージは第2の命令情報及びUEの識別情報を含み、第2の命令情報は、データ・サービスを提供するサーバに、UEへのダウンリンク・データ・パケットの送信を中止するように通知することを、PCRFに命令するために使用される。
さらに、課金ユニット502はさらに、
第3のネットワーク側デバイス50を通って流れるUEのデータ・パケットに対する課金を省略した後、判定ユニット501がUEのデータ・サービス・スイッチがオンになっていると判定した場合、第3のネットワーク側デバイス50を通って流れるUEのデータ・パケットに対して課金する、ように構成することができる。
選択的に、課金ユニット502は具体的には、
無視したPCCポリシーを使用して、第3のネットワーク側デバイス50を通って流れるUEのデータ・パケットに対して課金するように構成することができ、又は、
第1の送信ユニット503はさらに、第3の通知メッセージをPCRFに送信するように構成することができ、第3の通知メッセージは第3の命令情報及びUEの識別情報を含み、第3の命令情報は、事前に設定された課金PCCポリシーをUEに使用するようにPCRFに命令するために使用される。
さらに、第2の送信ユニット505はさらに、
IP管理に使用されるダウンリンク・データ・パケットをUEに送信し、IP管理に使用されるダウンリンク・データ・パケット以外のダウンリンク・データ・パケットを破棄した後、判定ユニット501がUEのデータ・サービス・スイッチがオンになっていると判定した場合に、第1の受信ユニット504が、データ・サービスを提供するサーバによってUEに送信されたダウンリンク・データ・パケットを受信すると、そのダウンリンク・データ・パケットをUEに送信するように構成することができる。
さらに、第1の送信ユニット503はさらに、
第2の通知メッセージをPCRFに送信した後に、判定ユニット501がUEのデータ・サービス・スイッチがオンになっていると判定した場合、第4の通知メッセージをPCRFに送信するように構成することができ、第4の通知メッセージは第4の命令情報及びUEの識別情報を含み、第4の命令情報は、データ・サービスを提供するサーバにUEへのダウンリンク・データ・パケットの送信を再開するように通知することをPCRFに命令するために使用される。
さらに、第3のネットワーク側デバイス50は、
UEによって送信されたアップリンク・データ・パケットを受信するように構成された第2の受信ユニット506をさらに備え、
それに対応して、判定ユニット501は具体的には
第2の受信ユニット506が、UEによって送信されたアップリンク・データ・パケットを事前に設定された継続時間内に受信するかどうかを判定し、事前に設定された継続時間は、UEのハートビート・パケット間隔の継続時間以上であり、
第2の受信ユニット506が、UEによって送信されたアップリンク・データ・パケットを事前に設定された継続時間内に受信しない場合、UEのデータ・サービス・スイッチがオフになっていると判定し、
UEのデータ・サービス・スイッチがオフになっていると判定した後に、第2の受信ユニット506がUEによって送信されたアップリンク・データ・パケットを受信した場合、UEのデータ・サービス・スイッチがオンになっていると判定する、ように構成される。
さらに、図6を参照すると、第3のネットワーク側デバイス50は計時ユニット507をさらに備えることができ、計時ユニット507は、
第2の受信ユニット506がUEによって送信されたアップリンク・データ・パケットを事前に設定された継続時間内に受信した場合、事前に設定された継続時間の計時が終了した後に、事前に設定された継続時間の計時を再度開始し、又は、
第2の受信ユニット506がUEによって送信されたアップリンク・データ・パケットを事前に設定された継続時間内に受信した場合、UEによって送信されたアップリンク・データ・パケットを受信した時に、事前に設定された継続時間の計時を再度開始する、ように構成される。
計時ユニット507はタイマであってよいことに留意されたい。計時ユニット507の種類は本発明では限定されず、実際の要件に応じて決定されてよい。
本発明のこの実装形態は、第3のネットワーク側デバイス50を提供する。第3のネットワーク側デバイス50は、UEのデータ・サービス・スイッチの状態を判定し、UEのデータ・サービス・スイッチがオフになっている場合は、第3のネットワーク側デバイスを通って流れるUEのデータ・パケットに対する課金を省略する。したがって、UEのデータ・サービス・スイッチがオフにされた後、UEは課金されない。これにより、UEに対する不必要なデータ使用料の発生を回避し、さらにデータ使用の無駄を回避し、また、UEのデータ・サービス・スイッチがオフにされた後に、UEに対して不必要なデータ使用料が発生する可能性があるためにデータ使用の無駄があるという、従来技術の問題を解決する。
実装形態4
本発明の実装形態4は、ポリシー及び課金規則機能ユニット70を提供する。図7を参照すると、ポリシー及び課金規則機能ユニット70は、
第2のネットワーク側デバイス又は第3のネットワーク側デバイスによって送信された第1の通知メッセージを受信するように構成された受信ユニット701であって、第1の通知メッセージは、第1のネットワーク側デバイスがUEのデータ・サービス・スイッチがオフになっていると判定すると、第1のネットワーク側デバイスに命令された第2のネットワーク側デバイスによってPCRFに送信されるか、又は、第1の通知メッセージは、第3のネットワーク側デバイスがUEのデータ・サービス・スイッチがオフになっていると判定すると、PCRFに送信され、第1の通知メッセージは、第1の命令情報及びUEの識別情報を含み、第1の命令情報は、事前に設定された非課金PCCポリシーをUEに使用するようにPCRFに命令するために使用され、事前に設定された非課金PCCポリシーは、第2のネットワーク側デバイス又は第3のネットワーク側デバイスを通って流れるUEのデータ・パケットに対する課金を省略するポリシーであり、UEのデータ・パケットは、ダウンリンク・データ・パケット、又はアップリンク・データ・パケット及びダウンリンク・データ・パケットを含む、受信ユニット701と、
受信ユニット701によって受信された第1の通知メッセージに従って、事前に設定された非課金PCCポリシーをUEに使用するように構成されたポリシー・ユニット702と、
事前に設定された非課金PCCポリシーを第2のネットワーク側デバイス又は第3のネットワーク側デバイスに送信するように構成された第1の送信ユニット703とを含むことができる。
さらに、受信ユニット701はさらに、
第2のネットワーク側デバイス又は第3のネットワーク側デバイスによって送信された第2の通知メッセージを受信するように構成することができ、第2の通知メッセージは、第1のネットワーク側デバイスがUEのデータ・サービス・スイッチがオフになっていると判定すると、第1のネットワーク側デバイスに命令された第2のネットワーク側デバイスによってPCRFに送信されるか、又は、第2の通知メッセージは、第3のネットワーク側デバイスがUEのデータ・サービス・スイッチがオフになっていると判定すると、PCRFに送信され、第2の通知メッセージは第2の命令情報及びUEの識別情報を含み、第2の命令情報は、データ・サービスを提供するサーバに、UEへのダウンリンク・データ・パケットの送信を中止するように通知することをPCRFに命令するために使用され、
さらに、図8に示すように、ポリシー及び課金規則機能ユニット70は、第2の送信ユニット704をさらに備えることができ、第2の送信ユニット704は、受信ユニット701によって受信された第2の通知メッセージに従って第3の通知メッセージを、データ・サービスを提供するサーバに送信するように構成され、第3の通知メッセージは第3の命令情報及びUEの識別情報を含み、第3の命令情報は、データ・サービスを提供するサーバにUEへのダウンリンク・データ・パケットの送信を中止するように命令するために使用される。
さらに、受信ユニット701はさらに、
第2のネットワーク側デバイス又は第3のネットワーク側デバイスによって送信された第4の通知メッセージを受信するように構成することができ、第4の通知メッセージは、第1のネットワーク側デバイスがUEのデータ・サービス・スイッチがオフになっていると判定した後に、第1のネットワーク側デバイスがUEのデータ・サービス・スイッチがオンになっていると判定した場合に、第1のネットワーク側デバイスに命令された第2のネットワーク側デバイスによって送信されるか、又は、第4の通知メッセージは、第3のネットワーク側デバイスがUEのデータ・サービス・スイッチがオフになっていると判定した後に、第3のネットワーク側デバイスがUEのデータ・サービス・スイッチがオンになっていると判定した場合に送信され、第4の通知メッセージは第4の命令情報及びUEの識別情報を含み、第4の命令情報は、事前に設定された課金PCCポリシーをUEに使用するようにPCRFに命令するために使用され、事前に設定された課金PCCポリシーは、第2のネットワーク側デバイス又は第3のネットワーク側デバイスを通って流れるUEのデータ・パケットに対して課金するポリシーであり、
ポリシー・ユニット702はさらに、受信ユニット701によって受信された第4の通知メッセージに従って、事前に設定された課金PCCポリシーをUEに使用するように構成することができ、
第1の送信ユニット703はさらに、事前に設定された課金PCCポリシーを第2のネットワーク側デバイス又は第3のネットワーク側デバイスに送信するように構成することができる。
さらに、受信ユニット701はさらに、
第2のネットワーク側デバイス又は第3のネットワーク側デバイスによって送信された第5の通知メッセージを受信するように構成することができ、第5の通知メッセージは、第1のネットワーク側デバイスがUEのデータ・サービス・スイッチがオフになっていると判定した後に、第1のネットワーク側デバイスがUEのデータ・サービス・スイッチがオンになっていると判定した場合に、第1のネットワーク側デバイスに命令された第2のネットワーク側デバイスによって送信されるか、又は、第5の通知メッセージは、第3のネットワーク側デバイスがUEのデータ・サービス・スイッチがオフになっていると判定した後に、第3のネットワーク側デバイスがUEのデータ・サービス・スイッチがオンになっていると判定した場合に送信され、第5の通知メッセージは第5の命令情報及びUEの識別情報を含み、第5の命令情報は、データ・サービスを提供するサーバにUEへのダウンリンク・データ・パケットの送信を再開するように通知することをPCRFに命令するために使用され、
第2の送信ユニット704はさらに、受信ユニット701によって受信された第5の通知メッセージに従って第6の通知メッセージを、データ・サービスを提供するサーバに送信するように構成することができ、第6の通知メッセージは第6の命令情報及びUEの識別情報を含み、第6の命令情報は、データ・サービスを提供するサーバに、UEへのダウンリンク・データ・パケットの送信を中止するように通知するために使用される。
本発明のこの実装形態はポリシー及び課金規則機能ユニット70を提供する。ポリシー及び課金規則機能ユニット70は、第2のネットワーク側デバイス又は第3のネットワーク側デバイスによって送信された第1の通知メッセージを受信し、第1の通知メッセージは、第1のネットワーク側デバイスがUEのデータ・サービス・スイッチがオフになっていると判定すると、第1のネットワーク側デバイスに命令された第2のネットワーク側デバイスによってPCRFに送信されるか、又は、第1の通知メッセージは、第3のネットワーク側デバイスがUEのデータ・サービス・スイッチがオフになっていると判定すると、PCRFに送信され、第1の通知メッセージは、第1の命令情報及びUEの識別情報を含み、第1の命令情報は、事前に設定された非課金PCCポリシーをUEに使用するようにPCRFに命令するために使用され、事前に設定された非課金PCCポリシーは、第2のネットワーク側デバイス又は第3のネットワーク側デバイスを通って流れるUEのデータ・パケットに対する課金を省略するポリシーであり、ポリシー及び課金規則機能ユニット70は、第1の通知メッセージに従って、事前に設定された非課金PCCポリシーをUEに使用し、ポリシー及び課金規則機能ユニット70は、事前に設定された非課金PCCポリシーを、第2のネットワーク側デバイス又は第3のネットワーク側デバイスに送信する。第1の通知メッセージは、第1のネットワーク側デバイスがUEのデータ・サービス・スイッチがオフになっていると判定した場合に、第1のネットワーク側デバイスに命令された第2のネットワーク側デバイスによってPCRFに送信されるか、又は、第1の通知メッセージは、第3のネットワーク側デバイスがUEのデータ・サービス・スイッチがオフになっていると判定するとPCRFに送信されるので、UEのデータ・サービス・スイッチがオフにされた後、UEは課金されない。これにより、UEに対する不必要なデータ使用料の発生を回避し、さらにデータ使用の無駄を回避し、また、UEのデータ・サービス・スイッチがオフにされた後に、UEに対して不必要なデータ使用料が発生する可能性があるためにデータ使用の無駄があるという、従来技術の問題を解決する。
実装形態5
本発明の実装形態5は、サーバ90を提供する。サーバ90は、UEにデータ・サービスを提供するように構成される。図9を参照すると、サーバ90は、
PCRFによって送信された第1の通知メッセージを受信するように構成された受信ユニット901であって、第1の通知メッセージは、第1のネットワーク側デバイスがUEのデータ・サービス・スイッチがオフになっていると判定すると、第1のネットワーク側デバイスに命令された第2のネットワーク側デバイスによって、PCRFを使用して送信されるか、又は、第1の通知メッセージは、第3のネットワーク側デバイスがUEのデータ・サービス・スイッチがオフになっていると判定すると、PCRFを使用して送信され、第1の通知メッセージは、第1の命令情報及びUEの識別情報を含み、第1の命令情報は、サーバ90に、UEへのダウンリンク・データ・パケットの送信を中止するように命令するために使用される、受信ユニット901と、
受信ユニット901によって受信された第1の通知メッセージに従って、UEへのダウンリンク・データ・パケットの送信を中止するように構成された送信ユニット902とを含むことができる。
さらに、受信ユニット901はさらに、
PCRFによって送信された第2の通知メッセージを受信するように構成することができ、第2の通知メッセージは、第1のネットワーク側デバイスがUEのデータ・サービス・スイッチがオフになっていると判定した後に、第1のネットワーク側デバイスがUEのデータ・サービス・スイッチがオンになっていると判定した場合に、第1のネットワーク側デバイスに命令された第2のネットワーク側デバイスによって、PCRFを使用して送信されるか、又は、第2の通知メッセージは、第3のネットワーク側デバイスがUEのデータ・サービス・スイッチがオフになっていると判定した後に、第3のネットワーク側デバイスがUEのデータ・サービス・スイッチがオンになっていると判定した場合に、PCRFを使用して送信され、第2の通知メッセージは第2の命令情報及びUEの識別情報を含み、第2の命令情報は、サーバに、UEへのダウンリンク・データ・パケットの送信を再開するように命令するために使用され、
送信ユニット902はさらに、受信ユニット901によって受信された第2の通知メッセージに従って、UEへのダウンリンク・データ・パケットの送信を再開するように構成することができる。
本発明のこの実装形態は、サーバ90を提供する。サーバ90は、PCRFによって送信された第1の通知メッセージを受信し、第1の通知メッセージは、第1のネットワーク側デバイスがUEのデータ・サービス・スイッチがオフになっていると判定すると、第1のネットワーク側デバイスに命令された第2のネットワーク側デバイスによって、PCRFを使用して送信されるか、又は、第1の通知メッセージは、第3のネットワーク側デバイスがUEのデータ・サービス・スイッチがオフになっていると判定すると、PCRFを使用して送信され、第1の通知メッセージは、第1の命令情報及びUEの識別情報を含み、第1の命令情報は、サーバに、UEへのダウンリンク・データ・パケットの送信を中止するように命令するために使用され、サーバ90は、第1の通知メッセージに従って、UEへのダウンリンク・データ・パケットの送信を中止する。第1の通知メッセージは、第1のネットワーク側デバイスがUEのデータ・サービス・スイッチがオフになっていると判定すると、第1のネットワーク側デバイスに命令された第2のネットワーク側デバイスによって、PCRFを使用して送信されるか、又は、第1の通知メッセージは、第3のネットワーク側デバイスがUEのデータ・サービス・スイッチがオフになっていると判定すると、PCRFを使用して送信されるので、サーバは、UEのデータ・サービス・スイッチがオフにされた後は、UEへのダウンリンク・データ・パケットの送信を中止する。サーバは、UEのデータ・サービス・スイッチがオフにされた後は、UEへのダウンリンク・データ・パケットの送信を中止するので、これにより、UEに対する不必要なデータ使用料の発生を回避し、さらにデータ使用の無駄を回避し、また、UEのデータ・サービス・スイッチがオフにされた後にUEに対して不必要なデータ使用料が発生する可能性があるためにデータ使用の無駄があるという、従来技術の問題を解決する。
実装形態6
本発明の実装形態6は、データ・サービスを実装する方法を提供し、この方法は第1のネットワーク側デバイスに適用され、第1のネットワーク側デバイスは、eNBであっても、又はSGWであってもよい。図10に示すように、方法は以下のステップを含むことができる。
S1001。UEのデータ・サービス・スイッチの状態を判定する。
UEは、すでにネットワークに登録されたユーザ機器であり、データ・サービス・スイッチの状態は、データ・サービス・スイッチがオンになっていること、又はデータ・サービス・スイッチがオフになっていることを含むことができる。
好ましくは、UEのデータ・サービス・スイッチの状態を判定することは、具体的には以下のステップA〜Cを含むことができる。
A。UEによって送信されたアップリンク・データ・パケットが、事前に設定された継続時間内に受信されるかどうかを判定する。
アップリンク・データ・パケットは、UEからネットワーク側に送信されるデータ・パケットであり、これらに限定されないが、アップリンクのサービス・データ・パケット、ハートビート・パケット、又はIMS登録シグナリングを含む可能性がある。アップリンク・データ・パケットの形態は本発明では特に限定されない。
アップリンクのサービス・データ・パケットは、UEがデータ・サービスを開始する時に、UEからネットワーク側に送信されるデータ・パケットである(例えばブラウザを開くことを要求する、又はファイルのダウンロードを要求する)。
ハートビート・パケットは、2つの通信関係者のどちらかが相手に自分の状態を周期的に通知するために使用され、ある間隔で相手に送信される種類のデータ・パケットである。本発明におけるハートビート・パケットは、ネットワーク側との通信のプロセス中に周期的にUEからネットワーク側に送信されて、UEの状態をネットワーク側に通知するデータ・パケットである。状態が、UEのデータ・サービス・スイッチがオンになっているという状態であるとき、UEは、事前に設定されたハートビート・パケット間隔でハートビート・パケットをネットワーク側に送信する。状態が、UEのデータ・サービス・スイッチがオフになっているという状態であるとき、UEはアップリンク・データ・パケットを送信せず、したがってネットワーク側へのハートビート・パケットの送信は中止される。
IMS登録シグナリングは、登録に使用されるシグナリングであり、UEがIPマルチメディア・サブシステム(IP Multimedia Subsystem,IMS)へのサービス要求を開始する前に、UEからIMSに送信される。このシグナリングは、IPデータ・パケットの形態でUEとIMSの間で交換される。
好ましくは、事前に設定された継続時間は、UEのハートビート・パケット間隔の継続時間以上である。ハートビート・パケット間隔の継続時間は、デフォルトでシステムによって設定されても、又は種々の要件に従って設定されてもよく、本発明では特に限定されない。
事前に設定された継続時間は、規定された固定の継続時間であり、事前に設定された継続時間はUEのハートビート・パケット間隔の継続時間以上であることに留意されたい。事前に設定された継続時間は、本発明では特に限定されない。実際の応用例では、事前に設定された継続時間は、特定のサービス要件に応じて設定することができる。具体的には、事前に設定された継続時間がより短く設定されると、UEのデータ・サービス・スイッチの状態が、時間的により適切に判定される。
事前に設定された継続時間は計時により実現可能であることにも留意されたい。具体的には、事前に設定された継続時間は、タイマによって実現することができる。事前に設定された継続時間の実現方式は、本発明では特に限定されない。
さらに、事前に設定された継続時間の開始時間は任意の時であってよく、本発明では特に限定されない。例えば、事前に設定された継続時間の計時は、UEの登録が完了した時から開始することができ、又は事前に設定された時点から開始することができる。
選択的に、事前に設定された継続時間は周期的でも又は非周期的でもよく、具体的には次の2つの方式のいずれかを含むことができる。
第1の方式では、事前に設定された継続時間は周期的である。
UEによって送信されたアップリンク・データ・パケットが事前に設定された継続時間以内に受信された場合、事前に設定された継続時間の計時は、事前に設定された継続時間の計時が終了した後に再度開始される。
第1の方式で説明したように事前に設定された継続時間が周期的であるとき、UEによって送信されたアップリンク・データ・パケットが事前に設定された継続時間以内に受信された場合、事前に設定された継続時間の計時は、事前に設定された継続時間の計時が終了した後に再度開始することができ、又は、UEによって送信されたアップリンク・データ・パケットが事前に設定された継続時間以内に受信された場合、次の事前に設定された継続時間の計時は、事前に設定された継続時間の計時が終了した後に開始できることに留意されたい。すべての事前設定された継続時間(事前設定された継続時間及び/又は次の設定された継続時間)の時間長は同じである。周期的な事前設定された継続時間を実現する方式は、本発明では特に限定されない。
第2の方式では、事前設定された継続時間は非周期的である。
UEによって送信されたアップリンク・データ・パケットが、事前に設定された継続時間以内に受信された場合、事前に設定された継続時間の計時は、UEによって送信されたアップリンク・データ・パケットを受信した時に再度開始される。
すなわち、UEによって送信されたアップリンク・データ・パケットが、事前に設定された継続時間以内に受信された場合には、事前に設定された継続時間が繰り上げて終了し、事前に設定された継続時間の計時は、UEによって送信されたアップリンク・データ・パケットを受信した時に再度開始される。
例えば、事前に設定された継続時間は10秒であり、事前に設定された継続時間の計時は00:00:00から開始される。
UEから送信されたアップリンク・データ・パケットが00:00:02に受信されると、事前に設定された継続時間が繰り上げて終了し、事前に設定された継続時間の計時は00:00:02から再度開始される。
B。UEによって送信されたアップリンク・データ・パケットが事前に設定された継続時間以内に受信されない場合は、UEのデータ・サービス・スイッチがオフになっていると判定する。
具体的には、状態がUEのデータ・サービス・スイッチがオンになっているという状態である場合には、UEがデータ・サービスを使用しているかどうかに関係なく、UEは、ハートビート・パケットを周期的にネットワーク側デバイスに送信する。したがって、事前に設定された継続時間がUEのハートビート・パケット間隔の継続時間以上であるときに、UEによって送信されたアップリンク・データ・パケット(上述のハートビート・パケットを含む)が事前に設定された継続時間以内に受信されない場合は、UEのデータ・サービス・スイッチがすでにオフになっていると判定することができる。UEによって送信されたアップリンク・データ・パケットが事前に設定された継続時間以内に受信された場合は、UEのデータ・サービス・スイッチがオフにされていないと判定することができる。
例えば、システムのデフォルト設定は、UEがハートビート・パケットをネットワーク側に10秒の間隔で送信するというものである。この場合、事前に設定された継続時間は10秒であっても又は10秒より長くてもよい。例えば、事前に設定された継続時間は12秒である。UEによって送信されたアップリンク・データ・パケットが12秒以内に受信されない場合は、UEのデータ・サービス・スイッチがすでにオフになっていると判定される。UEによって送信されたアップリンク・データ・パケットが12秒以内に受信される場合は、UEのデータ・サービス・スイッチがオフにされていないと判定される。
C。UEのデータ・サービス・スイッチがオフになっていると判定した後に、UEによって送信されたアップリンク・データ・パケットが受信された場合は、UEのデータ・サービス・スイッチがオンになっていると判定する。
UEのデータ・サービス・スイッチの状態を判定するには、上述のステップA〜Cに記載した方法に加えて、他の方式も使用できることに留意されたい。例えば、UEは、UEがデータ・サービス・スイッチをオン又はオフにしたことを通知するために使用される通知シグナリングを送信し、そのシグナリングが、ネットワーク内のデバイス(例えば移動性管理エンティティ(Mobility Management Entity,MME))によって第1のネットワーク側デバイスに転送される。第1のネットワーク側デバイスは、そのシグナリングに従って、UEのデータ・サービス・スイッチの状態を判定する。UEのデータ・サービス・スイッチの状態を判定するために使用される具体的な方法は本発明では限定されない。
S1002。UEのデータ・サービス・スイッチがオフになっている場合、第1の通知メッセージを第2のネットワーク側デバイスに送信する。
第1の通知メッセージは、第1の命令情報及びUEの識別情報を含み、第1の命令情報は、第2のネットワーク側デバイスを通って流れるUEのデータ・パケットに対する課金を省略するように第2のネットワーク側デバイスに命令するために使用される。
選択的に、第2のネットワーク側デバイスは、UEにサービスするPGWであってよい。
選択的に、UEのデータ・パケットは、ダウンリンク・データ・パケット、又はアップリンク・データ・パケット及びダウンリンク・データ・パケットを含むことができる。
本発明のすべての実装形態における通知メッセージは、実際の応用例ではシグナリングの形態であってよく、又は勿論他の形態であってもよいことに留意されたい。これは、本発明のこの実装形態では特に限定されない。
さらに、通知メッセージがシグナリングの形態である場合、通知メッセージは、シグナリングの一部である場合も、又はすべてである場合もある。
さらに、通知メッセージがシグナリングの形態である場合、既存のシグナリングを実装に使用しても、又は新しいシグナリングを定義してもよい。これも本発明では特に限定されない。
さらに、通知メッセージがシグナリングの形態である場合、シグナリング内の通知メッセージの具体的な場所も実際の要件に従って決定することができる。これも本発明では特に限定されない。
具体的には、第1の命令情報を使用して、第2のネットワーク側デバイスを通って流れるUEのデータ・パケットに対する課金を省略するように第2のネットワーク側デバイスに命令する。第1の命令情報の形態及び第1の命令情報に対応する意味は、前もって通信関係者(すなわち第1のネットワーク側デバイスと第2のネットワーク側デバイス)によって取り決めておくことができる。
例えば、第1の命令情報は、コードの形態、例えば「0」又は「1」とすることができる。第1の命令情報は、文字列の形態、例えば「YES」又は「NO」であってもよい。勿論、第1の命令情報は他の形態で指示されてもよい。これは本発明では特に限定されない。
第1の命令情報は、コンピュータ言語の形態でデバイスに記憶できることに留意されたい。
選択的に、第1の命令情報及び第1の命令情報に対応する意味は、通信関係者のデバイスに記憶することができ、例えば、第1のネットワーク側デバイス及び第2のネットワーク側デバイスに記憶される。
例えば、表1を参照すると、表1は、第1の命令情報と第1の命令情報に対応する意味の対応関係を示している。この対応関係を、表の形態で、第1のネットワーク側デバイス及び第2のネットワーク側デバイスのデバイスに記憶することができる。勿論、第1の命令情報と第1の命令情報に対応する意味の対応関係は、他の形態で第1のネットワーク側デバイス及び第2のネットワーク側デバイスのデバイスに記憶されてもよい。これは本発明では特に限定されない。
表1は、説明のために単に例を使用して第1の命令情報と第1の命令情報に対応する意味の対応関係を説明しており、第1の命令情報の形態及び内容を特に限定するものではないことに留意されたい。
具体的には、UEの識別情報は、UEの一意の識別情報である。UEは、UEの識別情報に従って、一意且つ正確に特定されることが可能である。
例えば、UEの識別情報は、UEのIPアドレスとすることができ、又は、勿論、UEの番号若しくはUEを一意に特定可能な別の識別情報であってもよい。これは本発明では特に限定されない。
例えば、UE1の識別情報がIPアドレス1であるとすると、第1のネットワーク側デバイスと第2のネットワーク側デバイスは、「0」が第1の命令情報として使用されて、第2のネットワーク側デバイスを通って流れるUEのデータ・パケットに対する課金を省略するように第2のネットワーク側デバイスに命令することを取り決める。第1のネットワーク側デバイスが、UE1のデータ・サービス・スイッチがオフになっていると判定すると、第1のネットワーク側デバイスは、通知メッセージA、<IPアドレス1,0>を第2のネットワーク側デバイスに送信し、この通知メッセージAが使用されて、第2のネットワーク側デバイスを通って流れるUE1のデータ・パケットに対する課金を省略するように第2のネットワーク側デバイスに命令し、その結果、第2のネットワーク側デバイスは、第2のネットワーク側デバイスを通って流れるUE1のデータ・パケットに対する課金を省略する。
通知メッセージ内の命令情報とUEの識別情報の順序は、本発明のすべての実装形態で限定されず、受信側と送信側によって通知メッセージが取り決められ、規定されることが保証される限り、実際の要件に応じて決定されてよいことに留意されたい。
選択的に、第2のネットワーク側デバイスを通って流れるUEのデータ・パケットに対する課金を省略するように第2のネットワーク側デバイスに命令するために第1の命令情報が使用される方式は、これらに限定されないが、以下の2つの場合を含むことができる。
第1の場合、第1の命令情報は、第2のネットワーク側デバイスを通って流れるUEのデータ・パケットに対する課金を省略するように第2のネットワーク側デバイスに通知するだけであり、第2のネットワーク側デバイスが課金を省略する具体的な方法は指示しない。
第2の場合、第1の命令情報は、第2のネットワーク側デバイスを通って流れるUEのデータ・パケットについてどのように課金を省略するかを、具体的に第2のネットワーク側デバイスに命令する。以下の2つの方式が含まれる可能性がある。
第1の方式では、第1の命令情報が使用されて、第2のネットワーク側デバイスを通って流れるUEのデータ・パケットについてPCCポリシーを無視し、直接課金を省略するように第2のネットワーク側デバイスに命令する。
PCCポリシーは、第2のネットワーク側デバイスを通って流れるUEのデータ・パケットに関して、PCRFのためにカスタマイズされた課金方法である。
第1の命令情報が使用されて、第2のネットワーク側デバイスを通って流れるUEのデータ・パケットについてPCCポリシーを無視し、直接課金を省略するように第2のネットワーク側デバイスに命令するとき、第1の通知メッセージを受信した第2のネットワーク側デバイスは、PCCポリシーを参照せず、第2のネットワーク側デバイスを通って流れるUEのデータ・パケットに対する課金を直接省略し、UEは、第1の通知メッセージに含まれるUEの識別情報に対応するユーザ機器である。
好ましくは、UEのデータ・サービス・スイッチがオフになっている時には、UEはアップリンク・データ・パケットを送信しないので、第2のネットワーク側デバイスを通って流れるUEのダウンリンク・データ・パケットについてPCCポリシーを無視し、直接課金を省略するように第2のネットワーク側デバイスに命令するために第1の命令情報が使用される可能性がある場合、第1の通知メッセージを受信した第2のネットワーク側デバイスは、以後PCCポリシーを参照せず、第2のネットワーク側デバイスを通って流れるUEのダウンリンク・データ・パケットに対する課金を直接省略し、UEは、第1の通知メッセージに含まれるUEの識別情報に対応するユーザ機器である。
第2の方式では、第1の命令情報が使用されて、事前に設定された非課金PCCポリシーをUEに使用するようにPCRFに通知することを第2のネットワーク側デバイスに命令し、事前に設定された非課金PCCポリシーは、第2のネットワーク側デバイスを通って流れるUEのデータ・パケットに対する課金を省略するポリシーである。
PCRFは、サービス・データ・フローとIPベアラ・リソースに関するポリシー及び課金制御ポリシー決定点である。PCRFは、ポリシー及び課金実装機能ユニット(Polocy and Charging Enforcement Function,PCEF)のために、利用可能なポリシー及び課金制御の決定を選択して提供する。
本発明のすべての実装形態における事前に設定された非課金PCCポリシーは、あらかじめPCRFの中に事前設定しておくことができ、又は第1の通知メッセージに従ってカスタマイズできることに留意されたい。事前に設定された非課金PCCポリシー及び具体的な内容を生成する時間は、本発明では限定されない。
第1の命令情報が使用されて、事前に設定された非課金PCCポリシーをUEに使用するようにPCRFに通知することを第2のネットワーク側デバイスに命令すると、第1の通知メッセージを受信した第2のネットワーク側デバイスは、通知メッセージの形で、事前に設定された非課金PCCポリシーをUEに使用するようにPCRFに通知することができ、UEは、通知メッセージに含まれるUEの識別情報に対応するUEである。第1の通知メッセージを受信した第2のネットワーク側デバイスは、PCCポリシーに従って引き続きUEに課金し、すなわち、事前に設定された非課金PCCポリシーに従ってUEに課金する。したがって、UEには料金が発生しない。
事前に設定された非課金PCCポリシーは、第2のネットワーク側デバイスを通って流れるUEのデータ・パケットに対する課金を省略するポリシーであるので、第1の通知メッセージを受信した第2のネットワーク側デバイスが、事前に設定された非課金PCCポリシーに従ってUEに課金する時、UEに料金は発生しない。第2のネットワーク側デバイスは、第2のネットワーク側デバイスを通って流れるUEのデータ・パケットに対する課金を省略する。
選択的に、第2のネットワーク側デバイスは、通知メッセージの形で、事前に設定された非課金PCCポリシーをUEに使用するようにPCRFに通知することができる。使用される通知メッセージの形態については、第1の通知メッセージを参照することができる。勿論、他の形態の通知も使用することができる。これは本発明では特に限定されない。
本発明のこの実装形態は、データ・サービスを実装する方法を提供し、この方法は第1のネットワーク側デバイスに適用される。第1のネットワーク側デバイスは、UEのデータ・サービス・スイッチの状態を判定し、UEのデータ・サービス・スイッチがオフになっている場合、第1の通知メッセージを第2のネットワーク側デバイスに送信し、第1の通知メッセージは、第1の命令情報及びUEの識別情報を含み、第1の命令情報は、第2のネットワーク側デバイスを通って流れるUEのデータ・パケットに対する課金を省略するように第2のネットワーク側デバイスに命令するために使用される。第1のネットワーク側デバイスは、UEのデータ・サービス・スイッチの状態を判定し、UEのデータ・サービス・スイッチがオフになっている場合、第1の通知メッセージを第2のネットワーク側デバイスに送信して、第2のネットワーク側デバイスを通って流れるUEのデータ・パケットに対する課金を省略するように第2のネットワーク側デバイスに命令する。したがって、UEのデータ・サービス・スイッチがオフにされた後、UEのデータ・パケットに対して課金は行われない。これにより、UEに対する不必要なデータ使用料の発生を回避し、さらにデータ使用の無駄を回避し、また、UEのデータ・サービス・スイッチがオフにされた後に、UEに対して不必要なデータ使用料が発生する可能性があるためにデータ使用の無駄があるという、従来技術の問題を解決する。
実装形態7
本発明の実装形態7は、データ・サービスを実装する別の方法を提供し、この方法は第1のネットワーク側デバイスに適用され、第1のネットワーク側デバイスは、eNBであっても、又はSGWであってもよい。図11に示すように、この方法は以下のステップを含むことができる。
S1101。第1のネットワーク側デバイスがUEのデータ・サービス・スイッチの状態を判定する。
UEは、すでにネットワークに登録されたユーザ機器であり、データ・サービス・スイッチの状態は、データ・サービス・スイッチがオンになっていること、又はデータ・サービス・スイッチがオフになっていることを含むことができる。
UEのデータ・サービス・スイッチの状態の判定については、すでにステップS1001で詳細に説明しており、ここでは繰り返し説明しないことに留意されたい。
第1のネットワーク側デバイスが、UEのデータ・サービス・スイッチの状態が、データ・サービス・スイッチがオフになっている状態であると判定した場合、第1のネットワーク側デバイスは、ステップS1102を行う。
第1のネットワーク側デバイスがステップS1101でUEのデータ・サービス・スイッチの状態が、データ・サービス・スイッチがオンになっている状態であると判定した場合は、第2のネットワーク側デバイスは引き続き、第2のネットワーク側デバイスを通って流れるUEのデータ・パケットに課金することに留意されたい。これは従来技術と同じであり、ここでは繰り返し説明しない。
S1102。UEのデータ・サービス・スイッチがオフになっている場合、第1のネットワーク側デバイスは第1の通知メッセージを第2のネットワーク側デバイスに送信し、その結果、第2のネットワーク側デバイスは、第2のネットワーク側デバイスを通って流れるUEのデータ・パケットに対する課金を省略する。
第1の通知メッセージは、第1の命令情報及びUEの識別情報を含み、第1の命令情報は、第2のネットワーク側デバイスを通って流れるUEのデータ・パケットに対する課金を省略するように第2のネットワーク側デバイスに命令するために使用される。
このステップの内容は、ステップS1002の内容と同じであり、ここでは繰り返し説明しない。
第1のネットワーク側デバイスがUEのデータ・サービス・スイッチがオフになっていると判定すると、ステップS1102を行ってUEの課金を省略するのに加えて、第1のネットワーク側デバイスはさらにステップS1103及び/又はS1104を行ってUEに対する使用料の発生をさらに回避してもよいことに留意されたい。
S1103。UEのデータ・サービス・スイッチがオフになっている場合に、第1のネットワーク側デバイスが、第2のネットワーク側デバイスからUEに送信されたダウンリンク・データ・パケットを受信すると、第1のネットワーク側デバイスは、IP管理に使用されるダウンリンク・データ・パケットをUEに送信し、IP管理に使用されるダウンリンク・データ・パケット以外のダウンリンク・データ・パケットを破棄する。
ダウンリンク・データ・パケットは、ネットワーク側からUEに送信されるデータ・パケットであり、一般にはダウンリンクのサービス・データ・パケット及びIP管理に使用されるダウンリンク・データ・パケットを含むことができる。ダウンリンク・データ・パケットの種類は本発明では特に限定されない。
ダウンリンクのサービス・データ・パケットは、UEがデータ・サービスを開始した後に、UEの要求に応答して、例えばウェブ・ページ要求に応答して、又はダウンロード要求に応答して、ネットワーク側からUEに送信されるデータ・パケットである(例えばブラウザを開くことを要求する、又はファイルのダウンロードを要求する)。
IP管理に使用されるダウンリンク・データ・パケットは、IPアドレスの管理、IPアドレスの割り当てなどに使用されるデータ・パケットであり、例えば、自動的にIPアドレスを割り当てるために使用される動的ホスト構成プロトコル(Dynamic Host Configuration Protocol,DHCP)データ・パケットである可能性がある。
具体的には、データ・パケットがIP管理に使用されるデータ・パケットであるかどうかは、データ・パケットを解析することにより、ポート番号や何らかの特別なフィールドなどの情報に従って判定することができる。勿論、判定は他の方式に従って行われてもよく、本発明では特に限定されない。
例えば、第1のネットワーク側デバイスが第2のネットワーク側デバイスによってUEに送信されたデータ・パケット1を受信し、データ・パケット1の解析により、データ・パケット1に対応するポート番号UDP67/68を得た場合、データ・パケット1はDHCPデータ・パケットであると判定することができる。
S1104。UEのデータ・サービス・スイッチがオフになっている場合、第1のネットワーク側デバイスは第2の通知メッセージを第2のネットワーク側デバイスに送信し、その結果、第2のネットワーク側デバイスはPCRFを使用して、データ・サービスを提供するサーバに、UEへのダウンリンク・データ・パケットの送信を中止するように通知する。
第2の通知メッセージは第2の命令情報及びUEの識別情報を含み、第2の命令情報は、データ・サービスを提供するサーバにUEへのダウンリンク・データ・パケットの送信を中止するようにPCRFを使用して通知することを、第2のネットワーク側デバイスに命令するために使用される。
具体的には、第2の命令情報の形態及び第2の命令情報に対応する意味は、通信関係者(すなわち第1のネットワーク側デバイスと第2のネットワーク側デバイス)によって取り決めておくことができる。
例えば、第2の命令情報は、コードの形態、例えば「0」又は「1」とすることができる。第2の命令情報は、文字列の形態、例えば「YES」又は「NO」であってもよい。勿論、第2の命令情報は他の形態で指示されてもよい。これは本発明では特に限定されない。
第2の命令情報は、コンピュータ言語の形態でデバイスに記憶できることに留意されたい。
選択的に、第2の命令情報及び第2の命令情報に対応する意味は、通信関係者のデバイスに記憶することができ、例えば、第1のネットワーク側デバイス及び第2のネットワーク側デバイスに記憶される。
例えば、表2を参照すると、表2は、第2の命令情報と第2の命令情報に対応する意味の対応関係を示している。この対応関係を、表の形態で、第1のネットワーク側デバイス及び第2のネットワーク側デバイスのデバイスに記憶することができる。勿論、第2の命令情報と第2の命令情報に対応する意味の対応関係は、他の形態で第1のネットワーク側デバイス及び第2のネットワーク側デバイスのデバイスに記憶されてもよい。これは本発明では特に限定されない。
表2は、説明のために単に例を使用して第2の命令情報と第2の命令情報に対応する意味の対応関係を説明しており、第2の命令情報の形態及び内容を特に限定するものではないことに留意されたい。
具体的には、UEの識別情報は、UEの一意の識別情報である。UEは、UEの識別情報に従って、一意且つ正確に特定されることが可能である。
例えば、UEの識別情報は、UEのIPアドレスとすることができ、又は、勿論、UEの番号若しくはUEを一意に特定可能な別の識別情報であってもよい。これは本発明では特に限定されない。
例えば、UE2の識別情報がIPアドレス2であるとすると、第1のネットワーク側デバイスと第2のネットワーク側デバイスは、「STOP」が第2の命令情報として使用されて、データ・サービスを提供するサーバにUEへのダウンリンク・データ・パケットの送信を中止するようにPCRFを使用して通知することを第2のネットワーク側デバイスに命令することを取り決める。第1のネットワーク側デバイスが、UE2のデータ・サービス・スイッチがオフになっていると判定すると、第1のネットワーク側デバイスは、通知メッセージB、<IPアドレス 2,STOP>を第2のネットワーク側デバイスに送信し、この通知メッセージBが使用されて、データ・サービスを提供するサーバにUE2へのダウンリンク・データ・パケットの送信を中止するようにPCRFを使用して通知することを第2のネットワーク側デバイスに命令し、その結果、第2のネットワーク側デバイスはPCRFを使用して、データ・サービスを提供するサーバにUE2へのダウンリンク・データ・パケットの送信を中止するように通知する。
第2のネットワーク側デバイスがPCRFを使用して、データ・サービスを提供するサーバに、UEへのダウンリンク・データ・パケットの送信を中止するように通知する時には、ある形態の通知メッセージが使用されて、データ・サービスを提供するサーバに通知を行うことができる。通知メッセージの形態については、ステップS1104の第2の通知メッセージを参照することができる。勿論、他の形態の通知メッセージがデータ・サービスを提供するサーバへの通知に使用されてもよい。これは本発明では特に限定されない。
実際の応用例では、ステップS1102で第1のネットワーク側デバイスから第2のネットワーク側デバイスに送信される第1の通知メッセージと、ステップS1104で第1のネットワーク側デバイスから第2のネットワーク側デバイスに送信される第2の通知メッセージは、1つの通知メッセージを使用して実現できることに留意されたい。通知メッセージは、第2のネットワーク側デバイスを通って流れるUEのデータ・パケットに対する課金を省略するように第2のネットワーク側デバイスに命令するために使用される命令情報と、データ・サービスを提供するサーバにUEへのダウンリンク・データ・パケットの送信を中止するようにPCRFを使用して通知することを第2のネットワーク側デバイスに命令するために使用される命令情報と、UEの識別情報とを含む。勿論、第2のネットワーク側デバイスを通って流れるUEのデータ・パケットに対する課金を省略するように第2のネットワーク側デバイスに命令するために使用される命令情報と、データ・サービスを提供するサーバにUEへのダウンリンク・データ・パケットの送信を中止するようにPCRFを使用して通知することを第2のネットワーク側デバイスに命令するために使用される命令情報も、1つの命令情報を使用して実現することができる。これは本発明では特に限定されない。
例えば、UE3の識別情報がIPアドレス3であるとすると、第1のネットワーク側デバイスと第2のネットワーク側デバイスは、「0」が使用されて、第2のネットワーク側デバイスを通って流れるUEのデータ・パケットに対する課金を省略するように第2のネットワーク側デバイスに命令し、「1」が使用されて、データ・サービスを提供するサーバにUEへのダウンリンク・データ・パケットの送信を中止するようにPCRFを使用して通知することを第2のネットワーク側デバイスに命令することを取り決める。第1のネットワーク側デバイスが、UE3のデータ・サービス・スイッチがオフになっていると判定した場合、第1のネットワーク側デバイスは、通知メッセージC、<IPアドレス 3,0,1>を第2のネットワーク側デバイスに送信し、その結果、第2のネットワーク側デバイスは、第2のネットワーク側デバイスを通って流れるUEのデータ・パケットに対する課金を省略し、また、データ・サービスを提供するサーバにUEへのダウンリンク・データ・パケットの送信を中止するように、PCRFを使用して通知する。それに代えて、第1のネットワーク側デバイスがUE3のデータ・サービス・スイッチがオフになっていると判定した場合、第1のネットワーク側デバイスは通知メッセージC、<IPアドレス 3,01>を第2のネットワーク側デバイスに送信し、その結果、第2のネットワーク側デバイスは、第2のネットワーク側デバイスを通って流れるUEのデータ・パケットに対する課金を省略し、またPCRFを使用して、データ・サービスを提供するサーバに、UEへのダウンリンク・データ・パケットの送信を中止するように通知する。
上記では1つの通知メッセージを使用して第1の通知メッセージと第2の通知メッセージを実現する方式を説明するために単なる例を例示し、1つの通知メッセージを使用して第1の通知メッセージと第2の通知メッセージを実現する方式は特にそれに限定されないことに留意されたい。
1つの通知メッセージに含まれる複数の命令情報及びUEの識別情報の順序は本発明のすべての実装形態で限定されず、受信側と送信側によって通知メッセージが取り決められ、決定されることが保証される限り、実際の要件に応じて決定されてよいことに留意されたい。
また、ステップS1102、S1103、及びS1104は、実際の応用例のプロセスでは、同時に行われても、又は順次行われてもよいことにも留意されたい。これは本発明では特に限定されない。図11には、ステップS1102、S1103、及びS1104が同時に行われる場合のみを示すが、ステップS1102、S1103、及びS1104を行う順序を特に限定するものではない。
ステップS1102の後、UEがデータ・サービス・スイッチをオンにすると、第1のネットワーク側デバイスは、UEのデータ・サービス・スイッチの状態がデータ・サービス・スイッチがオンになっている状態であると判定し、それは、UEを使用しているユーザがデータ・サービスを要求していることを示唆する。その場合、第1のネットワーク側デバイスはステップS1105を行う必要がある。
S1105。UEのデータ・サービス・スイッチがオンになっている場合、第1のネットワーク側デバイスは第3の通知メッセージを第2のネットワーク側デバイスに送信し、その結果、第2のネットワーク側デバイスは、第2のネットワーク側デバイスを通って流れるUEのデータ・パケットに対して課金する。
第3の通知メッセージは第3の命令情報及びUEの識別情報を含む。
具体的には、第3の命令情報は、第2のネットワーク側デバイスを通って流れるUEのデータ・パケットに対して課金するように第2のネットワーク側デバイスに命令するために使用される。第3の命令情報の形態及び第3の命令情報に対応する意味は、前もって通信関係者(すなわち第1のネットワーク側デバイスと第2のネットワーク側デバイス)によって取り決めておくことができる。
例えば、第3の命令情報は、コードの形態、例えば「0」又は「1」とすることができる。第3の命令情報は、文字列の形態、例えば「YES」又は「NO」であってもよい。勿論、第3の命令情報は他の形態で指示されてもよい。これは本発明では特に限定されない。
第3の命令情報は、コンピュータ言語の形態でデバイスに記憶できることに留意されたい。
選択的に、第3の命令情報及び第3の命令情報に対応する意味は、通信関係者のデバイスに記憶することができ、例えば、第1のネットワーク側デバイス及び第2のネットワーク側デバイスに記憶される。
例えば、表3を参照すると、表3は、第3の命令情報と第3の命令情報に対応する意味の対応関係を示している。この対応関係を、表の形態で、第1のネットワーク側デバイス及び第2のネットワーク側デバイスのデバイスに記憶することができる。勿論、第3の命令情報と第3の命令情報に対応する意味の対応関係は、他の形態で第1のネットワーク側デバイス及び第2のネットワーク側デバイスのデバイスに記憶されてもよい。これは本発明では特に限定されない。
表3は、説明のために単に例を使用して第3の命令情報と第3の命令情報に対応する意味の対応関係を説明しており、第3の命令情報の形態及び内容を特に限定するものではないことに留意されたい。
具体的には、UEの識別情報は、UEの一意の識別情報である。UEは、UEの識別情報に従って、一意且つ正確に特定されることが可能である。
例えば、UEの識別情報は、UEのIPアドレスとすることができ、又は、勿論、UEの番号若しくはUEを一意に特定可能な別の識別情報であってもよい。これは本発明では特に限定されない。
例えば、UE4の識別情報がIPアドレス4であるとすると、第1のネットワーク側デバイスと第2のネットワーク側デバイスは、「1」が第1の命令情報として使用されて、第2のネットワーク側デバイスを通って流れるUEのデータ・パケットに対して課金するように第2のネットワーク側デバイスに命令することを取り決める。第1のネットワーク側デバイスがUE4のデータ・サービス・スイッチがオフになっていると判定した場合、第1のネットワーク側デバイスは、通知メッセージD、<IPアドレス 4,1>を第2のネットワーク側デバイスに送信し、この通知メッセージDが使用されて、第2のネットワーク側デバイスを通って流れるUE4のデータ・パケットに対して課金するように第2のネットワーク側デバイスに命令し、その結果、第2のネットワーク側デバイスは、第2のネットワーク側デバイスを通って流れるUE4のデータ・パケットに対して課金する。
選択的に、第3の命令メッセージが、第2のネットワーク側デバイスを通って流れるUEのデータ・パケットに対して課金するように第2のネットワーク側デバイスに命令することは、以下の2つの場合のどちらかを含んでもよい。
第1の場合、第3の命令情報は、第2のネットワーク側デバイスを通って流れるUEのデータ・パケットに対して課金するように第2のネットワーク側デバイスに命令するだけであり、課金の具体的な方式は指示しない。
第1の場合、第3の命令情報は、第2のネットワーク側デバイスを通って流れるUEのデータ・パケットに対して課金するように第2のネットワーク側デバイスに命令するだけである。課金の具体的な方式は、ステップS1102で第2のネットワーク側デバイスを通って流れるUEのデータ・パケットに対する課金を省略するように第2のネットワーク側デバイスに命令する方式に対応する。
例えば、ステップS1102で、第1の命令情報が第2のネットワーク側デバイスに、PCCポリシーを無視し、第2のネットワーク側デバイスを通って流れるUEのデータ・パケットに対する課金を直接省略するように命令する場合に、第2のネットワーク側デバイスが第3の通知メッセージを受信すると、無視したPCCポリシーを参照して、第2のネットワーク側デバイスを通って流れるUEのデータ・パケットに対して課金が行われる。
第2の場合は、第1の命令情報が第2のネットワーク側デバイスに、第2のネットワーク側デバイスを通って流れるUEのデータ・パケットに対する課金を省略するように命令する方式が少なくとも2つある。第3の命令情報が、第2のネットワーク側デバイスを通って流れるUEのデータ・パケットに対して課金するように第2のネットワーク側デバイスに命令することも、それに対応して以下の2つの方式のどちらかを含む可能性がある。
第1の方式では、第2のネットワーク側デバイスに送信された第1の通知メッセージが、第2のネットワーク側デバイスに、PCCポリシーを無視し、第2のネットワーク側デバイスを通って流れるUEのデータ・パケットに対する課金を直接省略するように命令する場合、第1の通知メッセージが送信された後に、第1のネットワーク側デバイスがUEのデータ・サービス・スイッチがオンになっていると判定すると、第2のネットワーク側デバイスに送信される第3の通知メッセージは、第2のネットワーク側デバイスに、第2のネットワーク側デバイスを通って流れるUEのデータ・パケットに対して再度課金するように、すなわち、無視したPCCポリシーを参照して、第2のネットワーク側デバイスを通って流れるUEのデータ・パケットに対して課金を行うように命令する。
第2の方式では、第2のネットワーク側デバイスに送信された第1の通知メッセージが、事前に設定された非課金PCCポリシーをUEに使用するようにPCRFに通知することを第2のネットワーク側デバイスに命令する場合、ここで、事前に設定された非課金PCCポリシーは、第2のネットワーク側デバイスを通って流れるUEのデータ・パケットに対する課金を省略するポリシーであり、その場合に、第1の通知メッセージが送信された後に、第1のネットワーク側デバイスがUEのデータ・サービス・スイッチがオンになっていると判定すると、第2のネットワーク側デバイスに送信される第3の通知メッセージは、事前に設定された課金PCCポリシーをUEに使用するようにPCRFに通知することを第2のネットワーク側デバイスに命令し、事前に設定された課金PCCポリシーは、第2のネットワーク側デバイスを通って流れるUEのデータ・パケットに対して課金するポリシーである。
本発明のすべての実装形態における事前に設定された課金PCCポリシーは、あらかじめPCRFの中に事前設定しておくことができ、又は第3の通知メッセージに従ってカスタマイズできることに留意されたい。事前に設定された課金PCCポリシー及び具体的な内容を生成する時間は、本発明では限定されない。
ステップS1103の後、UEがデータ・サービス・スイッチをオンにすると、第1のネットワーク側デバイスはUEのデータ・サービス・スイッチがオンになっていると判定し、それは、UEを使用しているユーザがデータ・サービスを要求していることを示唆する。その場合、第1のネットワーク側デバイスはステップS1106を行う必要がある。
S1106。UEのデータ・サービス・スイッチがオンになっている場合に、第1のネットワーク側デバイスが、第2のネットワーク側デバイスからUEに送信されたダウンリンク・データ・パケットを受信すると、第1のネットワーク側デバイスはそのダウンリンク・データ・パケットをUEに送信する。
ステップS1104の後、UEがデータ・サービス・スイッチをオンにすると、第1のネットワーク側デバイスはUEのデータ・サービス・スイッチがオンになっていると判定し、それは、UEを使用しているユーザがデータ・サービスを要求していることを示唆する。その場合、第1のネットワーク側デバイスはさらにステップS1107を行う必要がある。
S1107。UEのデータ・サービス・スイッチがオンになっている場合、第1のネットワーク側デバイスは、第4の通知メッセージを第2のネットワーク側デバイスに送信し、その結果、第2のネットワーク側デバイスは、PCRFを使用して、データ・サービスを提供するサーバにUEへのダウンリンク・データ・パケットの送信を再開するように通知する。
第4の通知メッセージは第4の命令情報及びUEの識別情報を含む。
具体的には、第4の命令情報は、データ・サービスを提供するサーバにUEへのダウンリンク・データ・パケットの送信を再開するようにPCRFを使用して通知することを、第2のネットワーク側デバイスに命令するために使用される。第4の命令情報の形態及び第4の命令情報に対応する意味は、前もって通信関係者(すなわち第1のネットワーク側デバイスと第2のネットワーク側デバイス)によって取り決めておくことができる。
例えば、第4の命令情報は、コードの形態、例えば「0」又は「1」とすることができる。第4の命令情報は、文字列の形態、例えば「YES」又は「NO」であってもよい。勿論、第4の命令情報は他の形態で指示されてもよい。これは本発明では特に限定されない。
第4の命令情報は、コンピュータ言語の形態でデバイスに記憶できることに留意されたい。
選択的に、第4の命令情報及び第4の命令情報に対応する意味は、通信関係者のデバイスに記憶することができ、例えば、第1のネットワーク側デバイス及び第2のネットワーク側デバイスに記憶される。
例えば、表4を参照すると、表4は、第4の命令情報と第4の命令情報に対応する意味の対応関係を示している。この対応関係を、表の形態で、第1のネットワーク側デバイス及び第2のネットワーク側デバイスのデバイスに記憶することができる。勿論、第4の命令情報と第4の命令情報に対応する意味の対応関係は、他の形態で第1のネットワーク側デバイス及び第2のネットワーク側デバイスのデバイスに記憶されてもよい。これは本発明では特に限定されない。
表4は、説明のために単に例を使用して第4の命令情報と第4の命令情報に対応する意味の対応関係を説明しており、第4の命令情報の形態及び内容を特に限定するものではないことに留意されたい。
具体的には、UEの識別情報は、UEの一意の識別情報である。UEは、UEの識別情報に従って、一意且つ正確に特定されることが可能である。
例えば、UEの識別情報は、UEのIPアドレスとすることができ、又は、勿論、UEの番号若しくはUEを一意に特定可能な別の識別情報であってもよい。これは本発明では特に限定されない。
例えば、UE5の識別情報がIPアドレス5であるとすると、第1のネットワーク側デバイスと第2のネットワーク側デバイスは、「BEGIN」が第1の命令情報として使用されて、データ・サービスを提供するサーバにUEへのダウンリンク・データ・パケットの送信を再開するようにPCRFを使用して通知することを第2のネットワーク側デバイスに命令することを取り決める。第1のネットワーク側デバイスがUE5のデータ・サービス・スイッチがオンになっていると判定した場合、第1のネットワーク側デバイスは、通知メッセージE、<IPアドレス 5,BEGIN>を第2のネットワーク側デバイスに送信し、この通知メッセージEが使用されて、データ・サービスを提供するサーバにUE5へのダウンリンク・データ・パケットの送信を再開するようにPCRFを使用して通知することを第2のネットワーク側デバイスに命令し、その結果、第2のネットワーク側デバイスはPCRFを使用して、データ・サービスを提供するサーバにUE5へのダウンリンク・データ・パケットの送信を再開するように通知する。
実際の応用例では、ステップS1105で第1のネットワーク側デバイスから第2のネットワーク側デバイスに送信される第3の通知メッセージと、ステップS1107で第1のネットワーク側デバイスから第2のネットワーク側デバイスに送信される第4の通知メッセージは、1つの通知メッセージを使用して実現できることに留意されたい。通知メッセージは、第2のネットワーク側デバイスを通って流れるUEのデータ・パケットに対して課金するように第2のネットワーク側デバイスに命令するために使用される命令情報と、データ・サービスを提供するサーバにUEへのダウンリンク・データ・パケットの送信を再開するようにPCRFを使用して通知することを第2のネットワーク側デバイスに命令するために使用される命令情報と、UEの識別情報とを含む。勿論、第2のネットワーク側デバイスを通って流れるUEのデータ・パケットに対して課金するように第2のネットワーク側デバイスに命令するために使用される命令情報と、データ・サービスを提供するサーバにUEへのダウンリンク・データ・パケットの送信を再開するようにPCRFを使用して通知することを第2のネットワーク側デバイスに命令するために使用される命令情報も、1つの命令情報を使用して実現することができる。これは本発明では特に限定されない。
ステップS1105、S1106、及びS1107は、実際の応用例のプロセスでは、同時に行われても、又は順次行われてもよいことに留意されたい。これは本発明では特に限定されない。図11には、ステップS1105、S1106、及びS1107が同時に行われる場合のみを示すが、ステップS1105、S1106、及びS1107を行う順序を特に限定するものではない。
本発明のこの実装形態は、データ・サービスを実装する方法を提供する。第1のネットワーク側デバイスが、UEのデータ・サービス・スイッチの状態を判定し、UEのデータ・サービス・スイッチがオフになっている場合、第1の通知メッセージを第2のネットワーク側デバイスに送信する。第1のネットワーク側デバイスが、第2のネットワーク側デバイスによってUEに送信されたダウンリンク・データ・パケットを受信すると、第1のネットワーク側デバイスは、IP管理に使用されるダウンリンク・データ・パケットをUEに送信し、IP管理に使用されるダウンリンク・データ・パケット以外のダウンリンク・データ・パケットを破棄する。そして、第1のネットワーク側デバイスは、第2の通知メッセージを第2のネットワーク側デバイスに送信する。UEは、すでにネットワークに登録されたユーザ機器であり、第1の通知メッセージは、第1の命令情報及びUEの識別情報を含み、第1の命令情報は、第2のネットワーク側デバイスを通って流れるUEのデータ・パケットに対する課金を省略するように第2のネットワーク側デバイスに命令するために使用される。第2の通知メッセージは、第2の命令情報及びUEの識別情報を含み、第2の命令情報は、データ・サービスを提供するサーバにUEへのダウンリンク・データ・パケットの送信を中止するようにPCRFを使用して通知することを第2のネットワーク側デバイスに命令するために使用される。第1のネットワーク側デバイスは、UEのデータ・サービス・スイッチの状態を判定し、UEのデータ・サービス・スイッチがオフになっている場合、第2のネットワーク側デバイスを通って流れるUEのデータ・パケットに対する課金を省略するように第2のネットワーク側デバイスに命令する。第1のネットワーク側デバイスが、第2のネットワーク側デバイスからUEに送信されたダウンリンク・データ・パケットを受信すると、第1のネットワーク側デバイスは、IP管理に使用されるダウンリンク・データ・パケットをUEに送信し、IP管理に使用されるダウンリンク・データ・パケット以外のダウンリンク・データ・パケットを破棄する。第1のネットワーク側デバイスはまた、データ・サービスを提供するサーバにUEへのダウンリンク・データ・パケットの送信を中止するようにPCRFを使用して通知することを、第2のネットワーク側デバイスに命令する。課金を省略し、IP管理に使用されるダウンリンク・データ・パケット以外のダウンリンク・データ・パケットを破棄するように命令し、データ・サービスを提供するサーバにUEにダウンリンク・データ・パケットを送信しないように命令することにより、この実装形態は、UEのデータ・サービス・スイッチがオフにされた後にUEに対する不必要なデータ使用料の発生を回避し、さらにデータ使用の無駄を回避し、また、UEのデータ・サービス・スイッチがオフにされた後に、UEに対して不必要なデータ使用料が発生する可能性があるためにデータ使用の無駄があるという、従来技術の問題を解決する。
実装形態8
本発明の実装形態8は、データ・サービスを実装するさらに別の方法を提供し、この方法は第2のネットワーク側デバイスに適用される。図12に示すように、方法は以下のステップを含むことができる。
S1201。第2のネットワーク側デバイスが、第1のネットワーク側デバイスによって送信された第1の通知メッセージを受信する。
第1の通知メッセージは、第1の命令情報及びUEの識別情報を含む。第1の通知メッセージは、第1のネットワーク側デバイスがUEのデータ・サービス・スイッチがオフになっていると判定すると、第2のネットワーク側デバイスに送信される。第1の命令情報は、第2のネットワーク側デバイスを通って流れるUEのデータ・パケットに対する課金を省略するように第2のネットワーク側デバイスに命令するために使用される。
選択的に、第2のネットワーク側デバイスは、UEにサービスするPGWであってよい。
具体的には、第1の通知メッセージの形態及び内容は、ステップS1001の第1の通知メッセージと同じであり、ここでは繰り返し説明しない。
S1202。第2のネットワーク側デバイスは、第1の通知メッセージに従って、第2のネットワーク側デバイスを通って流れるUEのデータ・パケットに対する課金を省略する。
UEのデータ・パケットは、ダウンリンク・データ・パケット、又はアップリンク・データ・パケット及びダウンリンク・データ・パケットを含むことができる。
選択的に、第2のネットワーク側デバイスが第1の通知メッセージに従って、第2のネットワーク側デバイスを通って流れるUEのデータ・パケットに対する課金を省略する方式は、第1の通知メッセージの命令内容に関係し、具体的には次の2つの場合を含む可能性がある。
第1の場合、第1の通知メッセージは、第2のネットワーク側デバイスを通って流れるUEのデータ・パケットに対する課金を省略するように第2のネットワーク側デバイスに通知するだけであり、課金を省略する具体的な方法は指示しない。第1の通知メッセージを受信した第2のネットワーク側デバイスは、第2のネットワーク側デバイスを通って流れるUEのデータ・パケットに対する課金を省略する具体的な方式を自身で決定する。
第2の場合、第1の通知メッセージは、第2のネットワーク側デバイスを通って流れるUEのデータ・パケットに対する課金を省略するように第2のネットワーク側デバイスに通知し、課金を省略する具体的な方法を指示する。第1の通知メッセージを受信した第2のネットワーク側デバイスは、第1の通知メッセージに指示される方式に従って、第2のネットワーク側デバイスを通って流れるUEのデータ・パケットに対する課金を省略する。
上述の2つの場合のいずれでも、第2のネットワーク側デバイスは、次の2つの方式を使用して、第2のネットワーク側デバイスを通って流れるUEのデータ・パケットに対する課金を省略することができる。
第1の方式では、第2のネットワーク側デバイスは、第1の通知メッセージに従ってPCCポリシーを無視し、第2のネットワーク側デバイスを通って流れるUEのデータ・パケットに対する課金を直接省略し、UEは、第1の通知メッセージに含まれるUEの識別情報に対応するユーザ機器である。
好ましくは、UEは、UEのデータ・サービス・スイッチがオフになっている時にはアップリンク・データ・パケットを送信しないので、第1の命令情報が使用されて、第2のネットワーク側デバイスを通って流れるUEのダウンリンク・データ・パケットについてPCCポリシーを無視し、直接課金を省略するように第2のネットワーク側デバイスに命令することができ、第1の通知メッセージを受信した第2のネットワーク側デバイスは、以後PCCポリシーを参照せず、第2のネットワーク側デバイスを通って流れるUEのダウンリンク・データ・パケットに対する課金を直接省略する。
第2の方式では、第2のネットワーク側デバイスが、第1の通知メッセージに従って第2の通知メッセージをPCRFに送信する。
第2の通知メッセージは、第2の命令情報及びUEの識別情報を含む。
具体的には、第2の命令情報は、事前に設定された非課金PCCポリシーをUEに使用するようにPCRFに命令するために使用される。第2の命令情報の形態及び第2の命令情報に対応する意味は、前もって通信関係者(すなわち第2のネットワーク側デバイスとPCRF)によって取り決めておくことができる。
例えば、第2の命令情報は、コードの形態、例えば「0」又は「1」とすることができる。第2の命令情報は、文字列の形態、例えば「YES」又は「NO」であってもよい。勿論、第2の命令情報は他の形態で指示されてもよい。これは本発明では特に限定されない。
第2の命令情報は、コンピュータ言語の形態でデバイスに記憶できることに留意されたい。
選択的に、第2の命令情報及び第2の命令情報に対応する意味は、通信関係者のデバイスに記憶することができ、例えば、第2のネットワーク側デバイス及びPCRFに記憶される。
例えば、表5を参照すると、表5は、第2の命令情報と第2の命令情報に対応する意味の対応関係を示している。この対応関係を、表の形態で、第2のネットワーク側デバイス及びPCRFのデバイスに記憶することができる。勿論、第2の命令情報と第2の命令情報に対応する意味の対応関係は、他の形態で第2のネットワーク側デバイス及びPCRFのデバイスに記憶されてもよい。これは本発明では特に限定されない。
表5は、説明のために単に例を使用して第2の命令情報と第2の命令情報に対応する意味の対応関係を説明しており、第2の命令情報の形態及び内容を特に限定するものではないことに留意されたい。
具体的には、UEの識別情報は、UEの一意の識別情報である。UEは、UEの識別情報に従って、一意且つ正確に特定されることが可能である。
例えば、UEの識別情報は、UEのIPアドレスとすることができ、又は、勿論、UEの番号若しくはUEを一意に特定可能な別の識別情報であってもよい。これは本発明では特に限定されない。
例えば、UE6の識別情報がIPアドレス6であるとすると、第2のネットワーク側デバイスとPCRFは、「0」が第2の命令情報として使用されて、事前に設定された非課金PCCポリシーをUEに使用するようにPCRFに命令することを取り決め、事前に設定された非課金PCCポリシーは、第2のネットワーク側デバイスを通って流れるUEのデータ・パケットに対する課金を省略するポリシーである。第1のネットワーク側デバイスがUE6のデータ・サービス・スイッチがオフになっていると判定した場合、第2のネットワーク側デバイスは、第1のネットワーク側デバイスから送信された通知メッセージを受信し、この通知メッセージが使用されて、事前に設定された非課金PCCポリシーをUE6に使用するようにPCRFに通知することを第2のネットワーク側デバイスに命令する。第2のネットワーク側デバイスは、通知メッセージに従って、通知メッセージF、<IPアドレス 6,0>をPCRFに送信し、この通知メッセージFが使用されて、事前に設定された非課金PCCポリシーをUE6に使用するようにPCRFに命令し、事前に設定された非課金PCCポリシーは、第2のネットワーク側デバイスを通って流れるUE6のデータ・パケットに対する課金を省略するポリシーであり、そのため、第2のネットワーク側デバイスは、第2のネットワーク側デバイスを通って流れるUE6のデータ・パケットに対する課金を省略する。
本発明のこの実装形態は、データ・サービスを実装する方法を提供し、この方法は第2のネットワーク側デバイスに適用される。第2のネットワーク側デバイスは、第1のネットワーク側デバイスによって送信された第1の通知メッセージを受信し、第1の通知メッセージは、第1の命令情報及びUEの識別情報を含み、第1の命令情報は、第2のネットワーク側デバイスを通って流れるUEのデータ・パケットに対する課金を省略するように第2のネットワーク側デバイスに命令するために使用され、第2のネットワーク側デバイスは、第1の通知メッセージの命令に従って、第2のネットワーク側デバイスを通って流れるUEのデータ・パケットに対する課金を省略する。第1の通知メッセージは、第1のネットワーク側デバイスがUEのデータ・サービス・スイッチがオフになっていると判定すると送信されるので、これにより、UEのデータ・サービス・スイッチがオフにされた後にUEに対する不必要なデータ使用料の発生を回避し、さらにデータ使用の無駄を回避し、また、UEのデータ・サービス・スイッチがオフにされた後にUEに対して不必要なデータ使用料が発生する可能性があるためにデータ使用の無駄があるという、従来技術の問題を解決する。
実装形態9
本発明の実装形態9は、データ・サービスを実装するさらに別の方法を提供し、この方法は第2のネットワーク側デバイスに適用され、第2のネットワーク側デバイスは、UEにサービスするPGWであってよい。図13に示すように、方法は以下のステップを含むことができる。
S1301。第2のネットワーク側デバイスが、第1のネットワーク側デバイスによって送信された第1の通知メッセージを受信する。
第1の通知メッセージは、第1の命令情報及びUEの識別情報を含み、第1の命令情報は、第2のネットワーク側デバイスを通って流れるUEのデータ・パケットに対する課金を省略するように第2のネットワーク側デバイスに命令するために使用される。
このステップの内容はステップS1201の内容と同じであり、ここでは繰り返し説明しない。
S1302。第2のネットワーク側デバイスが、第1の通知メッセージに従って、第2のネットワーク側デバイスを通って流れるUEのデータ・パケットに対する課金を省略する
選択的に、第2のネットワーク側デバイスが第1の通知メッセージに従って、第2のネットワーク側デバイスを通って流れるUEのデータ・パケットに対する課金を省略する方式は、第1の通知メッセージの命令内容に関係し、具体的には次の2つの場合を含む可能性がある。
第1の場合、第1の通知メッセージは、第2のネットワーク側デバイスを通って流れるUEのデータ・パケットに対する課金を省略するように第2のネットワーク側デバイスに通知するだけであり、課金を省略する具体的な方式は指示しない。第1の通知メッセージを受信した第2のネットワーク側デバイスは、第2のネットワーク側デバイスを通って流れるUEのデータ・パケットに対する課金を省略する具体的な方式を自身で決定する。
第2の場合、第1の通知メッセージは、第2のネットワーク側デバイスを通って流れるUEのデータ・パケットに対する課金を省略するように第2のネットワーク側デバイスに通知し、課金を省略する具体的な方式を指示する。第1の通知メッセージを受信した第2のネットワーク側デバイスは、第1の通知メッセージに指示される方式に従って、第2のネットワーク側デバイスを通って流れるUEのデータ・パケットに対する課金を省略する。
上述の2つの場合のいずれでも、第2のネットワーク側デバイスは、次の2つの方式を使用して、第2のネットワーク側デバイスを通って流れるUEのデータ・パケットに対する課金を省略することができる。
第1の方式では、第2のネットワーク側デバイスは、第1の通知メッセージに従ってPCCポリシーを無視し、第2のネットワーク側デバイスを通って流れるUEのデータ・パケットに対する課金を直接省略し、UEは、第1の通知メッセージに含まれるUEの識別情報に対応するユーザ機器である。
好ましくは、UEは、UEのデータ・サービス・スイッチがオフになっている時にはアップリンク・データ・パケットを送信しないので、第1の命令情報が使用されて、第2のネットワーク側デバイスを通って流れるUEのダウンリンク・データ・パケットについてPCCポリシーを無視し、直接課金を省略するように第2のネットワーク側デバイスに命令することができ、第1の通知メッセージを受信した第2のネットワーク側デバイスは、以後PCCポリシーを参照せず、第2のネットワーク側デバイスを通って流れるUEのダウンリンク・データ・パケットに対する課金を直接省略する。
第2の方式では、第2のネットワーク側デバイスが、第1の通知メッセージに従って第2の通知メッセージをPCRFに送信する。
第2の通知メッセージは、第2の命令情報及びUEの識別情報を含む。第2の命令情報は、事前に設定された非課金PCCポリシーをUEに使用するようにPCRFに命令するために使用される。
S1303。第2のネットワーク側デバイスが、第1のネットワーク側デバイスによって送信された第3の通知メッセージを受信する。
第3の通知メッセージは、第3の命令情報及びUEの識別情報を含む。第3の通知メッセージは、第1のネットワーク側デバイスがUEのデータ・サービス・スイッチがオフになっていると判定すると、第2のネットワーク側デバイスに送信される。第3の命令情報は、データ・サービスを提供するサーバにUEへのダウンリンク・データ・パケットの送信を中止するようにPCRFを使用して通知することを、第2のネットワーク側デバイスに命令するために使用される。
具体的には、第3の通知メッセージの形態及び内容は、ステップS1104の第2の通知メッセージと同じであり、ここでは繰り返して説明しない。
ステップS1301とS1303は同時に行われても、又は順次行われてもよいことに留意されたい。これは、第1のネットワーク側デバイスが第1の通知メッセージ及び第3の通知メッセージを送信する方式に応じて決まる。図13には、ステップS1301とS1303が順次行われる場合のみを示すが、第2のネットワーク側デバイスが第1の通知メッセージと第3の通知メッセージを受信する順序を特に限定するものではない。
また、実際の応用例では、ステップS1301で第1のネットワーク側デバイスから第2のネットワーク側デバイスに送信される第1の通知メッセージと、ステップS1303で第1のネットワーク側デバイスから第2のネットワーク側デバイスに送信される第3の通知メッセージは1つの通知メッセージを使用して実現できることにも留意されたい。通知メッセージは、第2のネットワーク側デバイスを通って流れるUEのデータ・パケットに対する課金を省略するように第2のネットワーク側デバイスに命令するために使用される命令情報と、データ・サービスを提供するサーバにUEへのダウンリンク・データ・パケットの送信を中止するようにPCRFを使用して通知することを第2のネットワーク側デバイスに命令するために使用される命令情報と、UEの識別情報とを含む。勿論、第2のネットワーク側デバイスを通って流れるUEのデータ・パケットに対する課金を省略するように第2のネットワーク側デバイスに命令するために使用される命令情報と、データ・サービスを提供するサーバにUEへのダウンリンク・データ・パケットの送信を中止するようにPCRFを使用して通知することを第2のネットワーク側デバイスに命令するために使用される命令情報も、1つの命令情報を使用して実現することができる。これは本発明では特に限定されない。
S1304。第2のネットワーク側デバイスは、第3の通知メッセージに従って、第4の通知メッセージをPCRFに送信し、その結果、PCRFが、データ・サービスを提供するサーバに、UEへのダウンリンク・データ・パケットの送信を中止するように通知する。
第4の通知メッセージは第4の命令情報及びUEの識別情報を含む。
具体的には、第4の命令情報は、データ・サービスを提供するサーバに、UEへのダウンリンク・データ・パケットの送信を中止するように通知することを、PCRFに命令するために使用される。第4の命令情報の形態及び第4の命令情報に対応する意味は、前もって通信関係者(すなわち第2のネットワーク側デバイスとPCRF)によって取り決めておくことができる。
例えば、第4の命令情報は、コードの形態、例えば「0」又は「1」とすることができる。第4の命令情報は、文字列の形態、例えば「YES」又は「NO」であってもよい。勿論、第4の命令情報は他の形態で指示されてもよい。これは本発明では特に限定されない。
第4の命令情報は、コンピュータ言語の形態でデバイスに記憶できることに留意されたい。
選択的に、第4の命令情報及び第4の命令情報に対応する意味は、通信関係者のデバイスに記憶することができ、例えば、第2のネットワーク側デバイス及びPCRFに記憶される。
例えば、表6を参照すると、表6は、第4の命令情報と第4の命令情報に対応する意味の対応関係を示している。この対応関係を、表の形態で、第2のネットワーク側デバイス及びPCRFのデバイスに記憶することができる。勿論、第4の命令情報と第4の命令情報に対応する意味の対応関係は、他の形態で第2のネットワーク側デバイス及びPCRFのデバイスに記憶されてもよい。これは本発明では特に限定されない。
表6は、説明のために単に例を使用して第4の命令情報と第4の命令情報に対応する意味の対応関係を説明しており、第4の命令情報の形態及び内容を特に限定するものではないことに留意されたい。
具体的には、UEの識別情報は、UEの一意の識別情報である。UEは、UEの識別情報に従って、一意且つ正確に特定されることが可能である。
例えば、UEの識別情報は、UEのIPアドレスとすることができ、又は、勿論、UEの番号若しくはUEを一意に特定可能な別の識別情報であってもよい。これは本発明では特に限定されない。
例えば、UE7の識別情報がIPアドレス7であるとすると、第2のネットワーク側デバイスとPCRFは、「STOP」が第4の命令情報として使用されて、データ・サービスを提供するサーバにUEへのダウンリンク・データ・パケットの送信を中止するよう通知することをPCRFに命令することを取り決める。第1のネットワーク側デバイスが、UE7のデータ・サービス・スイッチがオフになっていると判定した場合、第2のネットワーク側デバイスは、第1のネットワーク側デバイスから送信される通知メッセージを受信し、この通知メッセージが使用されて、データ・サービスを提供するサーバにUE7へのダウンリンク・データ・パケットの送信を中止するようにPCRFを使用して通知することを、第2のネットワーク側デバイスに命令する。第2のネットワーク側デバイスは、通知メッセージに従って、通知メッセージG、<IPアドレス 7,STOP>をPCRFに送信し、この通知メッセージGが使用されて、データ・サービスを提供するサーバにUE7へのダウンリンク・データ・パケットの送信を中止するように通知することをPCRFに命令し、そのため、第2のネットワーク側デバイスはPCRFを使用して、データ・サービスを提供するサーバにUE7へのダウンリンク・データ・パケットの送信を中止するように通知する。
ステップS1302とS1304は同時に行われても、又は順次行われてもよいことに留意されたい。これは本発明では特に限定されない。図13には、ステップS1302とS1304が順次行われる場合のみを示すが、具体的な実装方式を限定するものではない。
実際の応用例では、ステップS1302の第2の方式で第2のネットワーク側デバイスからPCRFに送信される第2の通知メッセージと、ステップS1304で第2のネットワーク側デバイスからPCRFに送信される第4の通知メッセージは、1つの通知メッセージを使用して実現できることに留意されたい。通知メッセージは、事前に設定された非課金PCCポリシーをUEに使用するようにPCRFに命令するために使用される命令情報と、データ・サービスを提供するサーバに、UEへのダウンリンク・データ・パケットの送信を中止するように通知することをPCRFに命令するために使用される命令情報と、UEの識別情報とを含む。勿論、事前に設定された非課金PCCポリシーをUEに使用するようにPCRFに命令するために使用される命令情報と、データ・サービスを提供するサーバに、UEへのダウンリンク・データ・パケットの送信を中止するように通知することをPCRFに命令するために使用される命令情報も、1つの命令情報を使用して実現することができる。これは本発明では特に限定されない。
ステップS1301の後、UEがデータ・サービス・スイッチをオンにした場合、第1のネットワーク側デバイスは、UEのデータ・サービス・スイッチがオンになっていると判定し、それは、UEを使用しているユーザがデータ・サービスを要求していることを示唆する。その場合、第1のネットワーク側デバイスは、第2のネットワーク側デバイスに、第2のネットワーク側デバイスを通って流れるUEのデータ・パケットに対して課金するように通知することができる。その場合、第2のネットワーク側デバイスはステップS1305を行う必要がある。
S1305。第2のネットワーク側デバイスは、第1のネットワーク側デバイスによって送信された第5の通知メッセージを受信する。
第5の通知メッセージは、第5の命令情報及びUEの識別情報を含む。第5の通知メッセージは、第1のネットワーク側デバイスが第1の通知メッセージを送信した後に、第1のネットワーク側デバイスがUEのデータ・サービス・スイッチがオンになっていると判定した場合に、第2のネットワーク側デバイスに送信される。第5の命令情報は、第2のネットワーク側デバイスを通って流れるUEのデータ・パケットに対して課金するように第2のネットワーク側デバイスに命令するために使用される。
具体的には、第5の通知メッセージの形態及び内容は、ステップS1105の第3の通知メッセージと同じであり、ここでは繰り返して説明しない。
選択的に、第5の命令情報が、第2のネットワーク側デバイスを通って流れるUEのデータ・パケットに対して課金するように第2のネットワーク側デバイスに命令することは、これらに限定されないが、次の2つの場合を含むことができる。
第1の場合、第5の命令情報は、第2のネットワーク側デバイスを通って流れるUEのデータ・パケットに対して課金するように第2のネットワーク側デバイスに通知するだけであり、第2のネットワーク側デバイスによる課金の具体的な方法は指示しない。
第2の場合、第5の命令情報は、第2のネットワーク側デバイスを通って流れるUEのデータ・パケットについてどのように課金するかを具体的に第2のネットワーク側デバイスに命令する。次の2つの方式が含まれる可能性がある。
第1の方式では、第5の命令情報は、無視したPCCポリシーを使用して、第2のネットワーク側デバイスを通って流れるUEのデータ・パケットに対して課金するように第2のネットワーク側デバイスに命令する。
第2の方式では、第5の命令情報は、事前に設定された課金PCCポリシーをUEに使用するようにPCRFに通知することを第2のネットワーク側デバイスに命令し、事前に設定された課金PCCポリシーは、第2のネットワーク側デバイスを通って流れるUEのデータ・パケットに対して課金するポリシーである。
S1306。第2のネットワーク側デバイスが、第5の通知メッセージに従って、第2のネットワーク側デバイスを通って流れるUEのデータ・パケットに対して課金する。
選択的に、第2のネットワーク側デバイスが、第5の通知メッセージに従って第2のネットワーク側デバイスを通って流れるUEのデータ・パケットに対して課金する方式は、第5の通知メッセージの命令内容に関係し、具体的には次の2つの場合を含む可能性がある。
第1の場合、第5の通知メッセージは、第2のネットワーク側デバイスを通って流れるUEのデータ・パケットに対して課金するように第2のネットワーク側デバイスに通知するだけであり、課金の具体的な方式は指示しない。第5の通知メッセージを受信した第2のネットワーク側デバイスは、第2のネットワーク側デバイスを通って流れるUEのデータ・パケットに対して課金する具体的な方式を自身で決定する。
第2の場合、第5の通知メッセージは、第2のネットワーク側デバイスを通って流れるUEのデータ・パケットに対して課金するように第2のネットワーク側デバイスに通知し、課金の具体的な方式を指示する。第5の通知メッセージを受信した第2のネットワーク側デバイスは、第5の通知メッセージに指示される方式に従って、第2のネットワーク側デバイスを通って流れるUEのデータ・パケットに対して課金する。
上述の2つの場合のいずれでも、第2のネットワーク側デバイスは、次の2つの方式を使用して、第2のネットワーク側デバイスを通って流れるUEのデータ・パケットに対して課金することができる。
第1の方式では、第2のネットワーク側デバイスは、無視したPCCポリシーを使用し、第5の通知メッセージに従って、第2のネットワーク側デバイスを通って流れるUEのデータ・パケットに対して課金し、UEは、第5の通知メッセージに含まれるUEの識別情報に対応するユーザ機器である。
第2の方式では、第2のネットワーク側デバイスは、第5の通知メッセージに従って第6の通知メッセージをPCRFに送信する。
第6の通知メッセージは、第6の命令情報及びUEの識別情報を含む。
具体的には、第6の命令情報は、事前に設定された課金PCCポリシーをUEに使用するようにPCRFに命令するために使用される。第6の命令情報の形態及び第6の命令情報に対応する意味は、前もって通信関係者(すなわち第2のネットワーク側デバイスとPCRF)によって取り決めておくことができる。
例えば、第6の命令情報は、コードの形態、例えば「0」又は「1」とすることができる。第6の命令情報は、文字列の形態、例えば「YES」又は「NO」であってもよい。勿論、第6の命令情報は他の形態で指示されてもよい。これは本発明では特に限定されない。
第6の命令情報は、コンピュータ言語の形態でデバイスに記憶できることに留意されたい。
選択的に、第6の命令情報及び第6の命令情報に対応する意味は、通信関係者のデバイスに記憶することができ、例えば、第2のネットワーク側デバイス及びPCRFに記憶される。
例えば、表7を参照すると、表7は、第6の命令情報と第6の命令情報に対応する意味の対応関係を示している。この対応関係を、表の形態で、第2のネットワーク側デバイス及びPCRFのデバイスに記憶することができる。勿論、第6の命令情報と第6の命令情報に対応する意味の対応関係は、他の形態で第2のネットワーク側デバイス及びPCRFのデバイスに記憶されてもよい。これは本発明では特に限定されない。
表7は、説明のために単に例を使用して第6の命令情報と第6の命令情報に対応する意味の対応関係を説明しており、第6の命令情報の形態及び内容を特に限定するものではないことに留意されたい。
具体的には、UEの識別情報は、UEの一意の識別情報である。UEは、UEの識別情報に従って、一意且つ正確に特定されることが可能である。
例えば、UEの識別情報は、UEのIPアドレスとすることができ、又は、勿論、UEの番号若しくはUEを一意に特定可能な別の識別情報であってもよい。これは本発明では特に限定されない。
例えば、UE8の識別情報がIPアドレス8であるとすると、第2のネットワーク側デバイスとPCRFは、「1」が第6の命令情報として使用されて、事前に設定された課金PCCポリシーをUE に使用するようにPCRFに命令すると取り決める。第1のネットワーク側デバイスが、UE8のデータ・サービス・スイッチがオフになっていると判定した後に、第1のネットワーク側デバイスがUE8のデータ・サービス・スイッチがオンになっていると判定した場合、第2のネットワーク側デバイスは、第1のネットワーク側デバイスによって送信される通知メッセージを受信し、その通知メッセージが使用されて、事前に設定された課金PCCポリシーをUE8に使用するようにPCRFに通知することを、第2のネットワーク側デバイスに命令する。第2のネットワーク側デバイスは、通知メッセージに従って、通知メッセージH、<IPアドレス 8,1>をPCRFに送信し、この通知メッセージHが使用されて、事前に設定された課金PCCポリシーをUE8に使用するようにPCRFに命令し、その結果、第2のネットワーク側デバイスは、第2のネットワーク側デバイスを通って流れるUE8のデータ・パケットに対して課金する。
ステップS1303の後、UEがデータ・サービス・スイッチをオンにした場合、第1のネットワーク側デバイスは、UEのデータ・サービス・スイッチがオンになっていると判定し、それは、UEを使用しているユーザがデータ・サービスを要求していることを示唆する。その場合、第1のネットワーク側デバイスは、データ・サービスを提供するサーバにUEへのダウンリンク・データ・パケットの送信を再開するようにPCRFを使用して通知することを、第2のネットワーク側デバイスに通知することができる。その場合、第2のネットワーク側デバイスはステップS1307を行う必要がある。
S1307。第2のネットワーク側デバイスが、第1のネットワーク側デバイスによって送信された第7の通知メッセージを受信する。
第7の通知メッセージは第7の命令情報及びUEの識別情報を含む。第7の通知メッセージは、第1のネットワーク側デバイスが第3の通知メッセージを送信した後に、第1のネットワーク側デバイスがUEのデータ・サービス・スイッチがオンになっていると判定した場合に第2のネットワーク側デバイスに送信される。第7の命令情報は、データ・サービスを提供するサーバにUEへのダウンリンク・データ・パケットの送信を再開するようにPCRFを使用して通知することを、第2のネットワーク側デバイスに命令するために使用される。
具体的には、第7の通知メッセージの形態及び内容は、ステップS1107の第4の通知メッセージと同じであり、ここでは繰り返し説明しない。
ステップS1305とS1307は同時に行われても、又は順次行われてもよいことに留意されたい。これは、第1のネットワーク側デバイスが第5の通知メッセージと第7の通知メッセージを送信する方式に応じて決まる。図13は、ステップS1305とS1307が順次行われる場合のみを示すが、第2のネットワーク側デバイスが第5の通知メッセージ及び第7の通知メッセージを受信する順序を特に限定するものではない。
実際の応用例では、ステップS1305で第1のネットワーク側デバイスから第2のネットワーク側デバイスに送信される第5の通知メッセージと、ステップS1307で第1のネットワーク側デバイスから第2のネットワーク側デバイスに送信される第7の通知メッセージは、1つの通知メッセージを使用して実現できることに留意されたい。通知メッセージは、第2のネットワーク側デバイスを通って流れるUEのデータ・パケットに対して課金するように第2のネットワーク側デバイスに命令するために使用される命令情報と、データ・サービスを提供するサーバにUEへのダウンリンク・データ・パケットの送信を再開するようにPCRFを使用して通知することを第2のネットワーク側デバイスに命令するために使用される命令情報と、UEの識別情報とを含む。勿論、第2のネットワーク側デバイスを通って流れるUEのデータ・パケットに対して課金するように第2のネットワーク側デバイスに命令するために使用される命令情報と、データ・サービスを提供するサーバに、UEへのダウンリンク・データ・パケットの送信を再開するようにPCRFを使用して通知することを第2のネットワーク側デバイスに命令するために使用される命令情報も、1つの命令情報を使用して実現することができる。これは本発明では特に限定されない。
S1308。第2のネットワーク側デバイスが、第7の通知メッセージに従って第8の通知メッセージをPCRFに送信し、その結果、PCRFは、データ・サービスを提供するサーバにUEへのダウンリンク・データ・パケットの送信を再開するように通知する。
第8の通知メッセージは第8の命令情報及びUEの識別情報を含む。
具体的には、第8の命令情報は、データ・サービスを提供するサーバにUEへのダウンリンク・データ・パケットの送信を再開するように通知することを、PCRFに命令するために使用される。第8の命令情報の形態及び第8の命令情報に対応する意味は、前もって通信関係者(すなわち第2のネットワーク側デバイスとPCRF)によって取り決めておくことができる。
例えば、第8の命令情報は、コードの形態、例えば「0」又は「1」とすることができる。第8の命令情報は、文字列の形態、例えば「YES」又は「NO」であってもよい。勿論、第8の命令情報は他の形態で指示されてもよい。これは本発明では特に限定されない。
第8の命令情報は、コンピュータ言語の形態でデバイスに記憶できることに留意されたい。
選択的に、第8の命令情報及び第8の命令情報に対応する意味は、通信関係者のデバイスに記憶することができ、例えば、第2のネットワーク側デバイス及びPCRFに記憶される。
例えば、表8を参照すると、表8は、第8の命令情報と第8の命令情報に対応する意味の対応関係を示している。この対応関係を、表の形態で、第2のネットワーク側デバイス及びPCRFのデバイスに記憶することができる。勿論、第8の命令情報と第8の命令情報に対応する意味の対応関係は、他の形態で第2のネットワーク側デバイス及びPCRFのデバイスに記憶されてもよい。これは本発明では特に限定されない。
表8は、説明のために単に例を使用して第8の命令情報と第8の命令情報に対応する意味の対応関係を説明しており、第8の命令情報の形態及び内容を特に限定するものではないことに留意されたい。
具体的には、UEの識別情報は、UEの一意の識別情報である。UEは、UEの識別情報に従って、一意且つ正確に特定されることが可能である。
例えば、UEの識別情報は、UEのIPアドレスとすることができ、又は、勿論、UEの番号若しくはUEを一意に特定可能な別の識別情報であってもよい。これは本発明では特に限定されない。
例えば、UE9の識別情報がIPアドレス9であるとすると、第2のネットワーク側デバイスとPCRFは、「BEGIN」が第8の命令情報として使用されて、データ・サービスを提供するサーバにUEへのダウンリンク・データ・パケットの送信を再開するように通知することをPCRFに命令すると取り決める。第1のネットワーク側デバイスがUE9のデータ・サービス・スイッチがオフになっていると判定した後に、第1のネットワーク側デバイスがUE9のデータ・サービス・スイッチがオンになっていると判定した場合、第2のネットワーク側デバイスは、第1のネットワーク側デバイスによって送信される通知メッセージを受信し、その通知メッセージが使用されて、データ・サービスを提供するサーバにUE9へのダウンリンク・データ・パケットの送信を再開するようにPCRFを使用して通知することを、第2のネットワーク側デバイスに命令する。第2のネットワーク側デバイスは、通知メッセージに従って、通知メッセージI、<IPアドレス 9,BEGIN>をPCRFに送信し、この通知メッセージIが使用されて、データ・サービスを提供するサーバにUE9へのダウンリンク・データ・パケットの送信を再開するように通知することをPCRFに命令し、その結果、第2のネットワーク側デバイスはPCRFを使用して、データ・サービスを提供するサーバにUE9へのダウンリンク・データ・パケットの送信を再開するように通知する。
実際の応用例では、ステップS1306で第2のネットワーク側デバイスからPCRFに送信される第6の通知メッセージと、ステップS1308で第2のネットワーク側デバイスからPCRFに送信される第8の通知メッセージは、1つの通知メッセージを使用して実現できることに留意されたい。通知メッセージは、事前に設定された課金PCCポリシーをUEに使用するようにPCRFに命令するために使用される命令情報と、データ・サービスを提供するサーバにUEへのダウンリンク・データ・パケットの送信を再開するように通知することをPCRFに命令するために使用される命令情報と、UEの識別情報とを含む。勿論、事前に設定された課金PCCポリシーをUEに使用するようにPCRFに命令するために使用される命令情報と、データ・サービスを提供するサーバにUEへのダウンリンク・データ・パケットの送信を再開するように通知することをPCRFに命令するために使用される命令情報も、1つの命令情報を使用して実現することができる。これは本発明では特に限定されない。
本発明のこの実装形態は、データ・サービスを実装する方法を提供し、この方法は第2のネットワーク側デバイスに適用される。第2のネットワーク側デバイスは、第1のネットワーク側デバイスによって送信される第1の通知メッセージ及び第3の通知メッセージを受信し、第1の通知メッセージは、第1のネットワーク側デバイスがUEのデータ・サービス・スイッチがオフになっていると判定すると、第2のネットワーク側デバイスに送信され、第1の通知メッセージは、第1の命令情報及びUEの識別情報を含み、第1の命令情報は、第2のネットワーク側デバイスを通って流れるUEのデータ・パケットに対する課金を省略するように第2のネットワーク側デバイスに命令するために使用され、第3の通知メッセージは、第1のネットワーク側デバイスがUEのデータ・サービス・スイッチがオフになっていると判定すると、第2のネットワーク側デバイスに送信され、第3の通知メッセージは第3の命令情報及びUEの識別情報を含み、第3の命令情報は、UEのデータ・サービス・スイッチがオフになっていると判定されたときに、データ・サービスを提供するサーバにUEへのダウンリンク・データ・パケットの送信を中止するようにPCRFを使用して通知することを命令するために使用される。第2のネットワーク側デバイスは、第1の通知メッセージの命令に従って、第2のネットワーク側デバイスを通って流れるUEのデータ・パケットに対する課金を省略し、また、第3の通知メッセージの命令に従って、PCRFを使用して、データ・サービスを提供するサーバに、UEへのダウンリンク・データ・パケットの送信を中止するように通知する。第1の通知メッセージと第3の通知メッセージは、第1のネットワーク側デバイスがUEのデータ・サービス・スイッチがオフになっていると判定すると第2のネットワーク側デバイスに送信されるので、UEのデータ・サービス・スイッチがオフにされた後、UEは課金されず、データ・サービスを提供するサーバは、UEへのダウンリンク・データ・パケットの送信を中止するように通知される。これにより、UEに対する不必要なデータ使用料の発生を回避し、さらにデータ使用の無駄を回避し、また、UEのデータ・サービス・スイッチがオフにされた後に、UEに対して不必要なデータ使用料が発生する可能性があるためにデータ使用の無駄があるという、従来技術の問題を解決する。
実装形態10
本発明の実装形態10は、データ・サービスを実装するさらに別の方法を提供し、この方法は第3のネットワーク側デバイスに適用され、第3のネットワーク側デバイスは、UEにサービスするPGWであってよい。図14を参照すると、方法は以下のステップを含むことができる。
S1401。UEのデータ・サービス・スイッチの状態を判定する。
UEは、すでにネットワークに登録されたユーザ機器であり、データ・サービス・スイッチの状態は、データ・サービス・スイッチがオンになっていること、又はデータ・サービス・スイッチがオフになっていることを含む。
UEのデータ・サービス・スイッチの状態を判定する具体的な方式についてはすでに実装形態6で詳細に説明しており、実装形態6のステップS1001で説明したUEのデータ・サービス・スイッチの状態を判定する方法と同じであることに留意されたい。したがって、詳細はここでは繰り返して説明しない。
S1402。UEのデータ・サービスがオフになっている場合、第3のネットワーク側デバイスを通って流れるUEのデータ・パケットに対する課金を省略する。
具体的には、第3のネットワーク側デバイスを通って流れるUEのデータ・パケットに対する課金を省略することは、次の2つの方式のいずれかを含むことができる。
第1の方式は、PCCポリシーを無視し、第3のネットワーク側デバイスを通って流れるUEのデータ・パケットに対する課金を直接省略するものである。
第2の方式は、第1の通知メッセージをPCRFに送信するものであり、第1の通知メッセージは、第1の命令情報及びUEの識別情報を含み、第1の命令情報は、事前に設定された非課金PCCポリシーをUEに使用するようにPCRFに命令するために使用される。
ステップS1402の第1の通知メッセージの形態及び内容は、ステップS1202の第2の通知メッセージと同じであり、ここでは繰り返し説明しないことに留意されたい。
本発明のこの実装形態は、データ・サービスを実装する方法を提供し、この方法は第3のネットワーク側デバイスに適用される。第3のネットワーク側デバイスは、UEのデータ・サービス・スイッチの状態を判定し、UEのデータ・サービスがオフになっている場合には、第3のネットワーク側デバイスを通って流れるUEのデータ・パケットに対する課金を省略する。したがって、UEのデータ・サービス・スイッチがオフにされた後、UEのデータ・パケットに課金は行われない。これにより、UEに対する不必要なデータ使用料の発生を回避し、さらにデータ使用の無駄を回避し、また、UEのデータ・サービス・スイッチがオフにされた後に、UEに対して不必要なデータ使用料が発生する可能性があるためにデータ使用の無駄があるという、従来技術の問題を解決する。
実装形態11
本発明の実装形態11は、データ・サービスを実装するさらに別の方法を提供し、この方法は第3のネットワーク側デバイスに適用され、第3のネットワーク側デバイスは、UEにサービスするPGWであってよい。図15を参照すると、方法は以下のステップを含むことができる。
S1501。第3のネットワーク側デバイスが、UEのデータ・サービス・スイッチの状態を判定する。
UEは、すでにネットワークに登録されたユーザ機器であり、データ・サービス・スイッチの状態は、データ・サービス・スイッチがオンになっていること、又はデータ・サービス・スイッチがオフになっていることを含む。
ステップS1501はステップS1401と同じであり、ここでは繰り返し説明しないことに留意されたい。
S1502。UEのデータ・サービス・スイッチがオフになっている場合、第3のネットワーク側デバイスは、第3のネットワーク側デバイスを通って流れるUEのデータ・パケットに対する課金を省略する。
選択的に、第3のネットワーク側デバイスを通って流れるUEのデータ・パケットに対する課金を省略することは、以下の2つの方式のどちらかを含むことができる。
第1の方式は、PCCポリシーを無視し、第3のネットワーク側デバイスを通って流れるUEのデータ・パケットに対する課金を直接省略するものである。
第2の方式は、第1の通知メッセージをPCRFに送信するものである。
第1の通知メッセージは、第1の命令情報及びUEの識別情報を含み、第1の命令情報は、事前に設定された非課金PCCポリシーをUEに使用するようにPCRFに命令するために使用される。
第3のネットワーク側デバイスがUEのデータ・サービス・スイッチがオフになっていると判定した場合、ステップS1502を行ってUEの課金を省略するのに加えて、第3のネットワーク側デバイスはさらにステップS1503及び/又はS1504を行って、UEに対する使用料の発生をさらに回避してもよいことに留意されたい。
S1503。UEのデータ・サービス・スイッチがオフになっている場合に、第3のネットワーク側デバイスがデータ・サービスを提供するサーバによってUEに送信されたダウンリンク・データ・パケットを受信すると、第3のネットワーク側デバイスは、IP管理に使用されるダウンリンク・データ・パケットをUEに送信し、IP管理に使用されるダウンリンク・データ・パケット以外のダウンリンク・データ・パケットを破棄する。
ダウンリンク・データ・パケットについてはすでに実装形態7のステップS1103で詳細に説明しており、ここでは繰り返し説明しないことに留意されたい。
S1504。UEのデータ・サービス・スイッチがオフになっている場合、第3のネットワーク側デバイスは第2の通知メッセージをPCRFに送信し、その結果、PCRFは、UEへのダウンリンク・データ・パケットの送信を中止するようにデータ・サービスを提供するサーバに通知する。
第2の通知メッセージは第2の命令情報及びUEの識別情報を含み、第2の命令情報は、データ・サービスを提供するサーバに、UEへのダウンリンク・データ・パケットの送信を中止するように通知することを、PCRFに命令するために使用される。
ステップS1504の第2の通知メッセージの形態及び内容は、実装形態9のステップS1304で説明した第4の通知メッセージと同じであり、ここでは繰り返し説明しないことに留意されたい。
また、ステップS1502、S1503、及びS1504は、実際の応用例のプロセスでは、同時に行われても、又は順次行われてもよいことにも留意されたい。これは本発明では特に限定されない。図15には、ステップS1502、S1503、及びS1504が同時に行われる場合のみを示すが、ステップS1502、S1503、及びS1504を行う順序を特に限定するものではない。
ステップS1502の後、UEがデータ・サービス・スイッチをオンにすると、第3のネットワーク側デバイスは、UEのデータ・サービス・スイッチの状態が、データ・サービス・スイッチがオンになっているものと判定し、それは、UEを使用しているユーザがデータ・サービスを要求していることを示唆する。その場合、第3のネットワーク側デバイスはステップS1505を行う必要がある。
S1505。UEのデータ・サービス・スイッチがオンになっている場合、第3のネットワーク側デバイスは、第3のネットワーク側デバイスを通って流れるUEのデータ・パケットに対して課金する。
選択的に、第3のネットワーク側デバイスが第3のネットワーク側デバイスを通って流れるUEのデータ・パケットに対して課金することは、以下の2つの方式のどちらかを含むことができる。
第1の方式では、第3のネットワーク側デバイスが、無視したPCCポリシーを使用して、第3のネットワーク側デバイスを通って流れるUEのデータ・パケットに対して課金する。
第2の方式では、第3のネットワーク側デバイスが第3の通知メッセージをPCRFに送信する。
第3の通知メッセージは第3の命令情報及びUEの識別情報を含み、第3の命令情報は、事前に設定された課金PCCポリシーをUEに使用するようにPCRFに命令するために使用される。
ステップS1505の第3の通知メッセージの形態及び内容は、実装形態9のステップS1306で説明した第6の通知メッセージと同じであり、ここでは繰り返し説明しないことに留意されたい。
ステップS1503の後、UEがデータ・サービス・スイッチをオンにした場合、第3のネットワーク側デバイスはUEのデータ・サービス・スイッチがオンになっていると判定し、それは、UEを使用しているユーザがデータ・サービスを要求していることを示唆する。その場合、第3のネットワーク側デバイスはステップS1506を行う必要がある。
S1506。UEのデータ・サービス・スイッチがオンになっている場合に、第3のネットワーク側デバイスが、データ・サービスを提供するサーバによってUEに送信されたダウンリンク・データ・パケットを受信すると、第3のネットワーク側デバイスは、ダウンリンク・データ・パケットをUEに送信する。
ステップS1504の後、UEがデータ・サービス・スイッチをオンにすると、第3のネットワーク側デバイスはUEのデータ・サービス・スイッチがオンになっていると判定し、それは、UEを使用しているユーザがデータ・サービスを要求していることを示唆する。その場合、第3のネットワーク側デバイスはさらにステップS1507を行う必要がある。
S1507。UEのデータ・サービス・スイッチがオンになっている場合、第3のネットワーク側デバイスは第4の通知メッセージをPCRFに送信し、その結果、PCRFは、データ・サービスを提供するサーバにUEへのダウンリンク・データ・パケットの送信を再開するように通知する。
第4の通知メッセージは第4の命令情報及びUEの識別情報を含み、第4の命令情報は、データ・サービスを提供するサーバにUEへのダウンリンク・データ・パケットの送信を再開するように通知することを、PCRFに命令するために使用される。
ステップS1507の第4の通知メッセージの形態及び内容は、実装形態9のステップS1308で説明した第8の通知メッセージと同じであり、ここでは繰り返し説明しないことに留意されたい。
本発明のこの実装形態は、データ・サービスを実装する方法を提供し、この方法は第3のネットワーク側デバイスに適用される。第3のネットワーク側デバイスは、UEのデータ・サービス・スイッチの状態を判定し、UEのデータ・サービス・スイッチがオフになっている場合、第3のネットワーク側デバイスは、第3のネットワーク側デバイスを通って流れるUEのデータ・パケットに対する課金を省略し、第3のネットワーク側デバイスが、データ・サービスを提供するサーバによってUEに送信されたダウンリンク・データ・パケットを受信すると、第3のネットワーク側デバイスは、IP管理に使用されるダウンリンク・データ・パケットをUEに送信し、IP管理に使用されるダウンリンク・データ・パケット以外のダウンリンク・データ・パケットを破棄し、第1の通知メッセージをPCRFに送信し、UEは、すでにネットワークに登録されたユーザ機器であり、第1の通知メッセージは、第1の命令情報及びUEの識別情報を含み、第1の命令情報は、データ・サービスを提供するサーバに、UEへのダウンリンク・データ・パケットの送信を中止するように通知することをPCRFに命令するために使用される。UEのデータ・サービス・スイッチがオフになっていると判定された場合、第3のネットワーク側デバイスは、第3のネットワーク側デバイスを通って流れるUEのデータ・パケットに対する課金を省略し、第3のネットワーク側デバイスがUEに送信されたダウンリンク・データ・パケットを受信すると、第3のネットワーク側デバイスは、IP管理に使用されるダウンリンク・データ・パケットをUEに送信し、IP管理に使用されるダウンリンク・データ・パケット以外のダウンリンク・データ・パケットを破棄し、データ・サービスを提供するサーバに、UEへのダウンリンク・データ・パケットの送信を中止するように通知することをPCRFに命令する。課金を省略し、IP管理に使用されるダウンリンク・データ・パケット以外のダウンリンク・データ・パケットを破棄し、データ・サービスを提供するサーバにUEにダウンリンク・データ・パケットを送信しないように命令することにより、この実装形態は、UEのデータ・サービス・スイッチがオフにされた後にUEに対する不必要なデータ使用料の発生を回避し、さらにデータ使用の無駄を回避し、また、UEのデータ・サービス・スイッチがオフにされた後に、UEに対して不必要なデータ使用料が発生する可能性があるためにデータ使用の無駄があるという、従来技術の問題を解決する。
実装形態12
本発明の実装形態12は、データ・サービスを実装するさらに別の方法を提供し、この方法はPCRFに適用される。図16に示すように、方法は以下のステップを含むことができる。
S1601。PCRFが、第2のネットワーク側デバイス又は第3のネットワーク側デバイスによって送信された第1の通知メッセージを受信する。
第1の通知メッセージは、第1の命令情報及びUEの識別情報を含む。第1の通知メッセージは、第1のネットワーク側デバイスがUEのデータ・サービス・スイッチがオフになっていると判定すると、第1のネットワーク側デバイスに命令された第2のネットワーク側デバイスによってPCRFに送信されるか、又は、第1の通知メッセージは、第3のネットワーク側デバイスがUEのデータ・サービス・スイッチがオフになっていると判定するとPCRFに送信される。
第1の通知メッセージは、第1の命令情報及びUEの識別情報を含む。第1の命令情報は、事前に設定された非課金PCCポリシーをUEに使用するようにPCRFに命令するために使用される。事前に設定された非課金PCCポリシーは、第2のネットワーク側デバイス又は第3のネットワーク側デバイスを通って流れるUEのデータ・パケットに対する課金を省略するポリシーである。UEのデータ・パケットは、ダウンリンク・データ・パケット、又はアップリンク・データ・パケット及びダウンリンク・データ・パケットを含む。
具体的には、第1の通知メッセージの形態及び内容はステップS1202の第2の通知メッセージと同じであり、ここでは繰り返し説明しない。
選択的に、第2のネットワーク側デバイスは、UEにサービスするPGWであってよく、第3のネットワーク側デバイスも、UEにサービスするPGWであってよい。
S1602。PCRFが、第1の通知メッセージに従って、事前に設定された非課金PCCポリシーをUEに使用する。
事前に設定された非課金PCCポリシーの内容は実際の要件に応じて決定されてよいことに留意されたい。ポリシーの内容は本発明では特に限定されない。
S1603。PCRFが、事前に設定された非課金PCCポリシーを第2のネットワーク側デバイス又は第3のネットワーク側デバイスに送信する。
本発明のこの実装形態は、データ・サービスを実装する方法を提供し、この方法はPCRFに適用される。PCRFが、第2のネットワーク側デバイス又は第3のネットワーク側デバイスによって送信された第1の通知メッセージを受信し、第1の通知メッセージは、第1のネットワーク側デバイスがUEのデータ・サービス・スイッチがオフになっていると判定すると、第1のネットワーク側デバイスに命令された第2のネットワーク側デバイスによってPCRFに送信されるか、又は、第1の通知メッセージは、第3のネットワーク側デバイスがUEのデータ・サービス・スイッチがオフになっていると判定するとPCRFに送信され、第1の通知メッセージは、第1の命令情報及びUEの識別情報を含み、第1の命令情報は、事前に設定された非課金PCCポリシーをUEに使用するようにPCRFに命令するために使用され、事前に設定された非課金PCCポリシーは、第2のネットワーク側デバイス又は第3のネットワーク側デバイスを通って流れるUEのデータ・パケットに対する課金を省略するポリシーであり、PCRFは、第1の通知メッセージに従って、事前に設定された非課金PCCポリシーをUEに使用し、PCRFは、事前に設定された非課金PCCポリシーを第2のネットワーク側デバイス又は第3のネットワーク側デバイスに送信する。第1の通知メッセージは、第1のネットワーク側デバイスがUEのデータ・サービス・スイッチがオフになっていると判定した場合に、第1のネットワーク側デバイスに命令された第2のネットワーク側デバイスによって送信されるか、又は、第1の通知メッセージは、第3のネットワーク側デバイスがUEのデータ・サービス・スイッチがオフになっていると判定すると送信されるので、UEのデータ・サービス・スイッチがオフにされた後、UEは課金されない。これにより、UEに対する不必要なデータ使用料の発生を回避し、さらにデータ使用の無駄を回避し、また、UEのデータ・サービス・スイッチがオフにされた後に、UEに対して不必要なデータ使用料が発生する可能性があるためにデータ使用の無駄があるという、従来技術の問題を解決する。
実装形態13
本発明の実装形態13は、データ・サービスを実装するさらに別の方法を提供し、この方法はPCRFに適用される。図17に示すように、この方法は以下のステップを含むことができる。
S1701。PCRFが、第2のネットワーク側デバイス又は第3のネットワーク側デバイスによって送信された第1の通知メッセージを受信する。
ステップS1701はステップS1601と同じであり、ここでは繰り返し説明しないことに留意されたい。
S1702。PCRFが、第1の通知メッセージに従って、事前に設定された非課金PCCポリシーをUEに使用する。
ステップS1702はステップS1602と同じであり、ここでは繰り返し説明しないことに留意されたい。
S1703。PCRFが、事前に設定された非課金PCCポリシーを第2のネットワーク側デバイス又は第3のネットワーク側デバイスに送信する。
S1704。PCRFが、第2のネットワーク側デバイス又は第3のネットワーク側デバイスによって送信された第2の通知メッセージを受信する。
第2の通知メッセージは第2の命令情報及びUEの識別情報を含む。第2の通知メッセージは、第1のネットワーク側デバイスがUEのデータ・サービス・スイッチがオフになっていると判定すると、第1のネットワーク側デバイスに命令された第2のネットワーク側デバイスによってPCRFに送信されるか、又は、第2の通知メッセージは、第3のネットワーク側デバイスがUEのデータ・サービス・スイッチがオフになっていると判定するとPCRFに送信される。第2の命令情報は、データ・サービスを提供するサーバに、UEへのダウンリンク・データ・パケットの送信を中止するように通知することをPCRFに命令するために使用される。
具体的には、第2の通知メッセージの形態及び内容は、ステップS1304の第4の通知メッセージと同じであり、ここでは繰り返し説明しない。
ステップS1701及びS1704は、同時に行われても、又は順次行われてもよいことに留意されたい。これは、第2のネットワーク側デバイス又は第3のネットワーク側デバイスが第1の通知メッセージ及び第2の通知メッセージを送信する方式に応じて決まる。図17は、ステップS1701及びS1704が順次行われる場合のみを示すが、これは、PCRFが第1の通知メッセージ及び第2の通知メッセージを受信する順序を特に限定するものではない。
実際の応用例では、ステップS1701で第2のネットワーク側デバイス又は第3のネットワーク側デバイスによって送信され、PCRFに受信される第1の通知メッセージと、ステップS1704で第2のネットワーク側デバイス又は第3のネットワーク側デバイスによって送信され、PCRFに受信される第2の通知メッセージは、1つの通知メッセージを使用して実現できることに留意されたい。通知メッセージは、事前に設定された非課金PCCポリシーをUEに使用するようにPCRFに命令するために使用される命令情報と、データ・サービスを提供するサーバに、UEへのダウンリンク・データ・パケットの送信を中止するように通知することをPCRFに命令するために使用される命令情報と、UEの識別情報とを含む。勿論、事前に設定された非課金PCCポリシーをUEに使用するようにPCRFに命令するために使用される命令情報と、データ・サービスを提供するサーバに、UEへのダウンリンク・データ・パケットの送信を中止するように通知することをPCRFに命令するために使用される命令情報も、1つの命令情報を使用して実現することができる。これは本発明では特に限定されない。
S1705。PCRFが、第2の通知メッセージに従って、データ・サービスを提供するサーバに第3の通知メッセージを送信し、その結果、データ・サービスを提供するサーバは、UEへのダウンリンク・データ・パケットの送信を中止する。
第3の通知メッセージは第3の命令情報及びUEの識別情報を含む。
具体的には、第3の命令情報は、データ・サービスを提供するサーバにUEへのダウンリンク・データ・パケットの送信を中止するように命令するために使用される。第3の命令情報の形態及び第3の命令情報に対応する意味は、前もって通信関係者(すなわちPCRFとデータ・サービスを提供するサーバ)によって取り決めておくことができる。
例えば、第3の命令情報は、コードの形態、例えば「0」又は「1」とすることができる。第3の命令情報は、文字列の形態、例えば「YES」又は「NO」であってもよい。勿論、第3の命令情報は他の形態で指示されてもよい。これは本発明では特に限定されない。
第3の命令情報は、コンピュータ言語の形態でデバイスに記憶できることに留意されたい。
選択的に、第3の命令情報及び第3の命令情報に対応する意味は、通信関係者のデバイスに記憶することができ、例えば、PCRF及びデータ・サービスを提供するサーバに記憶される。
例えば、表9を参照すると、表9は、第3の命令情報と第3の命令情報に対応する意味の対応関係を示している。この対応関係を、表の形態で、PCRF及びデータ・サービスを提供するサーバに記憶することができる。勿論、第3の命令情報と第3の命令情報に対応する意味の対応関係は、他の形態でPCRF及びデータ・サービスを提供するサーバに記憶されてもよい。これは本発明では特に限定されない。
表9は、説明のために単に例を使用して第3の命令情報と第3の命令情報に対応する意味の対応関係を説明しており、第3の命令情報の形態及び内容を特に限定するものではないことに留意されたい。
具体的には、UEの識別情報は、UEの一意の識別情報である。UEは、UEの識別情報に従って、一意且つ正確に特定されることが可能である。
例えば、UEの識別情報は、UEのIPアドレスとすることができ、又は、勿論、UEの番号若しくはUEを一意に特定可能な別の識別情報であってもよい。これは本発明では特に限定されない。
例えば、UE10の識別情報がIPアドレス10であるとすると、第2のネットワーク側デバイスとPCRFは、「STOP」が第3の命令情報として使用されて、データ・サービスを提供するサーバに、UEへのダウンリンク・データ・パケットの送信を中止するように命令することを取り決める。第1のネットワーク側デバイスが、UE10のデータ・サービス・スイッチがオフになっていると判定すると、第1のネットワーク側デバイスは、データ・サービスを提供するサーバにUE10へのダウンリンク・データ・パケットの送信を中止するようにPCRFを使用して通知することを、第2のネットワーク側デバイスに通知する。PCRFは、第2のネットワーク側デバイスによって送信される通知メッセージを受信し、この通知メッセージが使用されて、データ・サービスを提供するサーバにUE10へのダウンリンク・データ・パケットの送信を中止するように通知することをPCRFに命令する。PCRFは、通知メッセージに従って、通知メッセージJ、<IPアドレス10,STOP>を、データ・サービスを提供するサーバに送信し、この通知メッセージJが使用されて、データ・サービスを提供するサーバにUE10へのダウンリンク・データ・パケットの送信を中止するように命令する。
ステップS1701の後、UEがデータ・サービス・スイッチをオンにした場合、第1のネットワーク側デバイス又は第3のネットワーク側デバイスは、UEのデータ・サービス・スイッチがオンになっていると判定し、それは、UEを使用しているユーザがデータ・サービスを要求していることを示唆する。第1のネットワーク側デバイスは、事前に設定された課金PCCポリシーをUEに使用するようにPCRFに通知することを第2のネットワーク側デバイスに命令するか、又は第3のネットワーク側デバイスは、事前に設定された課金PCCポリシーをUEに使用するようにPCRFに通知する。この場合、PCRFはさらにステップS1706を行う必要がある。
S1706。PCRFが、第2のネットワーク側デバイス又は第3のネットワーク側デバイスによって送信された第4の通知メッセージを受信する。
第4の通知メッセージは第4の命令情報及びUEの識別情報を含む。第4の通知メッセージは、第1のネットワーク側デバイスがUEのデータ・サービス・スイッチがオフになっていると判定した後に、第1のネットワーク側デバイスがUEのデータ・サービス・スイッチがオンになっていると判定した場合に、第1のネットワーク側デバイスに命令された第2のネットワーク側デバイスによって送信されるか、又は、第4の通知メッセージは、第3のネットワーク側デバイスがUEのデータ・サービス・スイッチがオフになっていると判定した後に、第3のネットワーク側デバイスがUEのデータ・サービス・スイッチがオンになっていると判定した場合に送信される。第4の命令情報は、事前に設定された課金PCCポリシーをUEに使用するようにPCRFに命令するために使用される。事前に設定された課金PCCポリシーは、第2のネットワーク側デバイス又は第3のネットワーク側デバイスを通って流れるUEのデータ・パケットに対して課金するポリシーである。
具体的には、第4の通知メッセージの形態及び内容は、ステップS1306の第6の通知メッセージと同じである。
S1707。PCRFが、第4の通知メッセージに従って、事前に設定された課金PCCポリシーをUEに使用する。
事前に設定された課金PCCポリシー及びその内容を生成する時間は実際の要件に応じて決定されてよいことに留意されたい。ポリシー及びその内容を生成する時間は、本発明では特に限定されない。
S1708。PCRFが、事前に設定された課金PCCポリシーを第2のネットワーク側デバイス又は第3のネットワーク側デバイスに送信する。
ステップS1704の後、UEがデータ・サービス・スイッチをオンにすると、第1のネットワーク側デバイス又は第3のネットワーク側デバイスは、UEのデータ・サービス・スイッチがオンになっていると判定し、それは、UEを使用しているユーザがデータ・サービスを要求していることを示唆する。第1のネットワーク側デバイスは、データ・サービスを提供するサーバにUEへのダウンリンク・データ・パケットの送信を再開するようにPCRFを使用して通知することを第2のネットワーク側デバイスに命令することができ、又は、第3のネットワーク側デバイスは、PCRFを使用して、データ・サービスを提供するサーバにUEへのダウンリンク・データ・パケットの送信を再開するように通知することができる。この場合、PCRFはさらにステップS1709を行う必要がある。
S1709。PCRFが、第2のネットワーク側デバイス又は第3のネットワーク側デバイスによって送信された第5の通知メッセージを受信する。
第5の通知メッセージは第5の命令情報及びUEの識別情報を含む。第5の通知メッセージは、第1のネットワーク側デバイスがUEのデータ・サービス・スイッチがオフになっていると判定した後に、第1のネットワーク側デバイスがUEのデータ・サービス・スイッチがオンになっていると判定した場合に、第1のネットワーク側デバイスに命令された第2のネットワーク側デバイスによって送信されるか、又は、第5の通知メッセージは、第3のネットワーク側デバイスがUEのデータ・サービス・スイッチがオフになっていると判定した後に、第3のネットワーク側デバイスがUEのデータ・サービス・スイッチがオンになっていると判定した場合に送信される。第5の命令情報は、データ・サービスを提供するサーバにUEへのダウンリンク・データ・パケットの送信を再開するように通知することをPCRFに命令するために使用される。
具体的には、第5の通知メッセージの形態及び内容は、ステップS1308の第8の通知メッセージと同じであり、ここでは繰り返して説明しない。
ステップS1706とS1709は同時に行われても、又は順次行われてもよいことに留意されたい。これは、第2のネットワーク側デバイス又は第3のネットワーク側デバイスが第4の通知メッセージ及び第5の通知メッセージを送信する方式に応じて決まる。図17は、ステップS1706とS1709が順次行われる場合のみを示すが、これは、PCRFが第4の通知メッセージ及び第5の通知メッセージを受信する順序を特に限定するものではない。
実際の応用例では、ステップS1706で第2のネットワーク側デバイス又は第3のネットワーク側デバイスによって送信され、PCRFによって受信される第4の通知メッセージと、ステップS1709で第2のネットワーク側デバイス又は第3のネットワーク側デバイスによって送信され、PCRFによって受信される第5の通知メッセージは、1つの通知メッセージを使用して実現できることに留意されたい。通知メッセージは、事前に設定された課金PCCポリシーをUEに使用するようにPCRFに命令するために使用される命令情報と、データ・サービスを提供するサーバにUEへのダウンリンク・データ・パケットの送信を再開するように通知することをPCRFに命令するために使用される命令情報と、UEの識別情報とを含む。勿論、事前に設定された課金PCCポリシーをUEに使用するようにPCRFに命令するために使用される命令情報と、データ・サービスを提供するサーバにUEへのダウンリンク・データ・パケットの送信を再開するように通知することをPCRFに命令するために使用される命令情報も、1つの命令情報を使用して実現することができる。これは本発明では特に限定されない。
S1710。PCRFが、第5の通知メッセージに従って、データ・サービスを提供するサーバに第6の通知メッセージを送信し、その結果、データ・サービスを提供するサーバがUEへのダウンリンク・データ・パケットの送信を再開する。
第6の通知メッセージは第6の命令情報及びUEの識別情報を含む。
具体的には、第6の命令情報は、データ・サービスを提供するサーバにUEへのダウンリンク・データ・パケットの送信を再開するように命令するために使用される。第6の命令情報の形態及び第6の命令情報に対応する意味は、前もって通信関係者(すなわちPCRFとサーバ)によって取り決めておくことができる。
例えば、第6の命令情報は、コードの形態、例えば「0」又は「1」とすることができる。第6の命令情報は、文字列の形態、例えば「YES」又は「NO」であってもよい。勿論、第6の命令情報は他の形態で指示されてもよい。これは本発明では特に限定されない。
第6の命令情報は、コンピュータ言語の形態でデバイスに記憶できることに留意されたい。
選択的に、第6の命令情報及び第6の命令情報に対応する意味は、通信関係者のデバイスに記憶することができ、例えば、PCRF及びデータ・サービスを提供するサーバに記憶される。
例えば、表10を参照すると、表10は、第6の命令情報と第6の命令情報に対応する意味の対応関係を示している。この対応関係を、表の形態で、PCRF及びデータ・サービスを提供するサーバに記憶することができる。勿論、第6の命令情報と第6の命令情報に対応する意味の対応関係は、他の形態でPCRF及びデータ・サービスを提供するサーバに記憶されてもよい。これは本発明では特に限定されない。
表10は、説明のために単に例を使用して第6の命令情報と第6の命令情報に対応する意味の対応関係を説明しており、第6の命令情報の形態及び内容を特に限定するものではないことに留意されたい。
具体的には、UEの識別情報は、UEの一意の識別情報である。UEは、UEの識別情報に従って、一意且つ正確に特定されることが可能である。
例えば、UEの識別情報は、UEのIPアドレスとすることができ、又は、勿論、UEの番号若しくはUEを一意に特定可能な別の識別情報であってもよい。これは本発明では特に限定されない。
例えば、UE11の識別情報がIPアドレス11であるとすると、PCRFとデータ・サービスを提供するサーバは、「BEGIN」が第6の命令情報として使用されて、データ・サービスを提供するサーバにUEへのダウンリンク・データ・パケットの送信を再開するように命令することを取り決める。第1のネットワーク側デバイスがUE11のデータ・サービス・スイッチがオフになっていると判定した後に、第1のネットワーク側デバイスがUE11のデータ・サービス・スイッチがオンになっていると判定した場合、第1のネットワーク側デバイスは、データ・サービスを提供するサーバにUE11へのダウンリンク・データ・パケットの送信を再開するようにPCRFを使用して通知することを、第2のネットワーク側デバイスに通知する。PCRFは、第2のネットワーク側デバイスによって送信される通知メッセージを受信し、この通知メッセージが使用されて、データ・サービスを提供するサーバにUE11へのダウンリンク・データ・パケットの送信を再開するように通知することをPCRFに命令する。PCRFは、通知メッセージに従って、通知メッセージK、<IPアドレス11,BEGIN>を、データ・サービスを提供するサーバに送信し、この通知メッセージKが使用されて、データ・サービスを提供するサーバにUE11へのダウンリンク・データ・パケットの送信を再開するように命令する。
本発明のこの実装形態は、データ・サービスを実装する方法を提供し、この方法はPCRFに適用される。PCRFは、第2のネットワーク側デバイス又は第3のネットワーク側デバイスによって送信された第1の通知メッセージ及び第2の通知メッセージを受信し、第1の通知メッセージは、第1の命令情報及びUEの識別情報を含み、第1の命令情報は、事前に設定された非課金PCCポリシーをUEに使用するようにPCRFに命令するために使用され、事前に設定された非課金PCCポリシーは、第2のネットワーク側デバイス又は第3のネットワーク側デバイスを通って流れるUEのデータ・パケットに対する課金を省略するポリシーであり、第2の通知メッセージは第2の命令情報及びUEの識別情報を含み、第2の命令情報は、データ・サービスを提供するサーバに、UEへのダウンリンク・データ・パケットの送信を中止するように通知することをPCRFに命令するために使用され、PCRFは、第1の通知メッセージに従って、事前に設定された非課金PCCポリシーをUEに使用し、PCRFは、事前に設定された非課金PCCポリシーを第2のネットワーク側デバイス又は第3のネットワーク側デバイスに送信し、PCRFは、第2の通知メッセージに従って、データ・サービスを提供するサーバに第3の通知メッセージを送信し、その結果、データ・サービスを提供するサーバは、UEへのダウンリンク・データ・パケットの送信を中止する。第1の通知メッセージ及び第2の通知メッセージは、第1のネットワーク側デバイスがUEのデータ・サービス・スイッチがオフになっていると判定すると、第1のネットワーク側デバイスに命令された第2のネットワーク側デバイスによって送信されるか、又は、第3のネットワーク側デバイスがUEのデータ・サービス・スイッチがオフになっていると判定すると送信される。したがって、UEのデータ・サービス・スイッチがオフにされた後、UEは課金されず、データ・サービスを提供するサーバは、UEへのダウンリンク・データ・パケットの送信を中止するように命令される。これにより、UEに対する不必要なデータ使用料の発生を回避し、さらにデータ使用の無駄を回避し、また、UEのデータ・サービス・スイッチがオフにされた後に、UEに対して不必要なデータ使用料が発生する可能性があるためにデータ使用の無駄があるという、従来技術の問題を解決する。
実装形態14
本発明の実装形態14は、データ・サービスを実装するさらに別の方法を提供し、この方法はサーバに適用され、サーバは、UEにデータ・サービスを提供するように構成される。図18に示すように、この方法は以下のステップを含むことができる。
S1801。サーバが、PCRFによって送信された第1の通知メッセージを受信する。
第1の通知メッセージは、第1の命令情報及びUEの識別情報を含む。第1の通知メッセージは、第1のネットワーク側デバイスがUEのデータ・サービス・スイッチがオフになっていると判定すると、第1のネットワーク側デバイスに命令された第2のネットワーク側デバイスによって、PCRFを使用して送信されるか、又は、第1の通知メッセージは、第3のネットワーク側デバイスがUEのデータ・サービス・スイッチがオフになっていると判定すると、PCRFを使用して送信される。第1の命令情報は、UEへのダウンリンク・データ・パケットの送信を中止するようにサーバに命令するために使用される。
具体的には、第1の通知メッセージの形態及び内容は、ステップS1705の第3の通知メッセージと同じであり、ここでは繰り返し説明しない。
S1802。サーバが、第1の通知メッセージに従って、UEへのダウンリンク・データ・パケットの送信を中止する。
UEへのダウンリンク・データ・パケットの送信を中止するとは、第1の通知メッセージが受信された後、第1の通知メッセージに含まれるUEの識別情報に対応するUEにダウンリンク・データ・パケットが送信されなくなることを意味する。
例えば、UE12が、100Mのサイズのデータ・パケットのダウンロードを要求する。データ・パケットの一部(40M)がUE12に送信されると、第1の通知メッセージが受信され、それ以上UE12にダウンリンク・データ・パケットを送信しないようにサーバに命令する。この場合、残りの60Mのデータ・パケットは、それ以上UE12に送信されない。
さらに、ステップS1802でUEへのダウンリンク・データ・パケットの送信を中止した後、上記方法は、PCRFによって送信された第2の通知メッセージを受信することをさらに含むことができ、
第2の通知メッセージは、第2の命令情報及びUEの識別情報を含み、第2の通知メッセージは、第1のネットワーク側デバイスがUEのデータ・サービス・スイッチがオフになっていると判定した後に、第1のネットワーク側デバイスがUEのデータ・サービス・スイッチがオンになっていると判定した場合に、第1のネットワーク側デバイスに命令された第2のネットワーク側デバイスによって、PCRFを使用して送信されるか、又は、第2の通知メッセージは、第3のネットワーク側デバイスがUEのデータ・サービス・スイッチがオフになっていると判定した後に、第3のネットワーク側デバイスがUEのデータ・サービス・スイッチがオンになっていると判定した場合に、PCRFを使用して送信され、第2の命令情報は、サーバにUEへのダウンリンク・データ・パケットの送信を再開するように命令するために使用され、方法は、第2の通知メッセージに従って、UEへのダウンリンク・データ・パケットの送信を再開することを含む。
具体的には、UEへのダウンリンク・データ・パケットの送信を再開するとは、UEの要求に従って通常通りにUEにダウンリンク・データ・パケットを配信することを意味する。
具体的には、第2の通知メッセージの形態及び内容は、ステップS1710の第6の通知メッセージと同じであり、ここでは繰り返し説明しない。
本発明のこの実装形態は、データ・サービスを実装する方法を提供し、この方法はサーバに適用される。サーバは、PCRFによって送信された第1の通知メッセージを受信し、第1の通知メッセージは、第1のネットワーク側デバイスがUEのデータ・サービス・スイッチがオフになっていると判定すると、第1のネットワーク側デバイスに命令された第2のネットワーク側デバイスによって、PCRFを使用して送信されるか、又は、第1の通知メッセージは、第3のネットワーク側デバイスがUEのデータ・サービス・スイッチがオフになっていると判定すると、PCRFを使用して送信され、第1の通知メッセージは、第1の命令情報及びUEの識別情報を含み、第1の命令情報は、サーバにUEへのダウンリンク・データ・パケットの送信を中止するように命令するために使用され、サーバは、第1の通知メッセージに従って、UEへのダウンリンク・データ・パケットの送信を中止する。第1の通知メッセージは、第1のネットワーク側デバイスがUEのデータ・サービス・スイッチがオフになっていると判定すると、第1のネットワーク側デバイスに命令された第2のネットワーク側デバイスによって、PCRFを使用して送信されるか、又は、第1の通知メッセージは、第3のネットワーク側デバイスがUEのデータ・サービス・スイッチがオフになっていると判定すると、PCRFを使用して送信されるので、サーバは、UEのデータ・サービス・スイッチがオフにされた後は、UEへのダウンリンク・データ・パケットの送信を中止する。UEのデータ・サービス・スイッチがオフにされた後は、サーバがUEへのダウンリンク・データ・パケットの送信を中止するので、これにより、UEに対する不必要なデータ使用料の発生を回避し、さらにデータ使用の無駄を回避し、また、UEのデータ・サービス・スイッチがオフにされた後に、UEに対して不必要なデータ使用料が発生する可能性があるためにデータ使用の無駄があるという、従来技術の問題を解決する。
実装形態15
本発明の実装形態15は、データ・サービスを実装するさらに別の方法を提供する。EPSネットワーク内で、第1のネットワーク側デバイスがSGWであり、UEがユーザ機器Aであり、第2のネットワーク側デバイスがユーザ機器AにサービスするPGWであるとする。SGW、PGW、PCRF、及びデータ・サービスを提供するサーバの間の対話のプロセスを例として使用して、データ・サービスを実装する方法を詳細に説明する。図19A、図19B、及び図19Cに示すように、方法は以下のステップを含むことができる。
S1901。SGWが、ユーザ機器Aのデータ・サービス・スイッチの状態を判定する。
例えば、SGWは、ユーザ機器Aのデータ・サービス・スイッチの状態を、ユーザ機器Aによって送信されたアップリンク・データ・パケットが事前に設定された継続時間以内に受信されるかどうかを判定することによって判定する。
SGWが、ユーザ機器Aによって送信されたアップリンク・データ・パケットを事前に設定された継続時間以内に受信しない場合、SGWは、ユーザ機器Aのデータ・サービス・スイッチがオフになっていると判定し、ステップS1902、S1903、及びS1904を行う。
S1902。SGWが、ユーザ機器AにサービスしているPGWに通知メッセージ1を送信する。
通知メッセージ1は、<ユーザ機器AのIP,0>であり、通知メッセージ1中の「0」は命令情報である。
例えば、表11は、命令情報とその命令情報に対応する意味との対応関係であり、これはSGWとPGWによって取り決められている。
表11から分かるように、通知メッセージ1が使用されて、PGWを通って流れるユーザ機器Aのデータ・パケットに対する課金を省略するようにPGWに命令する。
S1903。SGWが、PGWによってユーザ機器Aに送信されたダウンリンク・データ・パケットを受信すると、SGWは、IP管理に使用されるダウンリンク・データ・パケットをユーザ機器Aに送信し、IP管理に使用されるダウンリンク・データ・パケット以外のダウンリンク・データ・パケットを破棄する。
S1904。SGWが、ユーザ機器AにサービスしているPGWに通知メッセージ2を送信する。
通知メッセージ2は、<ユーザ機器AのIP,STOP−1>であり、通知メッセージ2中の「STOP−1」は命令情報である。
例えば、表12は、命令情報とその命令情報に対応する意味との対応関係であり、これはSGWとPGWによって取り決められている。
表12から分かるように、通知メッセージ2が使用されて、データ・サービスを提供するサーバにユーザ機器Aへのダウンリンク・データ・パケットの送信を中止するようにPCRFを使用して通知することを、PGWに命令する。
ステップS1902、S1903、及びS1904を行う順序は限定されないことに留意されたい。
S1905。PGWが、通知メッセージ1に従ってPCCポリシーを無視し、PGWを通って流れるユーザ機器Aのデータ・パケットに対する課金を直接省略する。
S1906。PGWが通知メッセージ2に従って、PCRFに通知メッセージ3を送信する。
通知メッセージ3は、<ユーザ機器AのIP,STOP−2>であり、通知メッセージ3中の「STOP−2」は命令情報である。
例えば、表13は、命令情報とその命令情報に対応する意味との対応関係であり、これはPGWとPCRFによって取り決められている。
表13から分かるように、通知メッセージ3が使用されて、データ・サービスを提供するサーバにユーザ機器Aへのダウンリンク・データ・パケットの送信を中止するように通知することを、PCRFに命令する。
S1907。PCRFが、通知メッセージ3に従って、データ・サービスを提供するサーバに通知メッセージ4を送信する。
通知メッセージ4は<ユーザ機器AのIP,STOP−3>であり、通知メッセージ4中の「STOP−3」は命令情報である。
例えば、表14は、命令情報とその命令情報に対応する意味との対応関係であり、これはRCRFとデータ・サービスを提供するサーバによって取り決められている。
表14から分かるように、通知メッセージ4が使用されて、データ・サービスを提供するサーバに、ユーザ機器Aへのダウンリンク・データ・パケットの送信を中止するように命令する。
S1908。データ・サービスを提供するサーバが、通知メッセージ4に従って、ユーザ機器Aへのダウンリンク・データ・パケットの送信を中止する。
さらに、ステップS1902、S1903、及びS1904の後で、SGWが、ユーザ機器Aによって送信されたアップリンク・データ・パケットを受信した場合、SGWは、ユーザ機器Aのデータ・サービス・スイッチがオンになっていると判定する。この場合、方法はステップS1909〜S1914をさらに含むことができる。
S1909。SGWが、ユーザ機器AにサービスしているPGWに通知メッセージ5を送信する。
通知メッセージ5は、<ユーザ機器AのIP,1>であり、通知メッセージ5中の「1」は命令情報である。
表11から分かるように、通知メッセージ5が使用されて、PGWを通って流れるユーザ機器Aのデータ・パケットに対して課金するようにPGWに命令する。
S1910。SGWが、PGWによってユーザ機器Aに送信されたダウンリンク・データ・パケットを受信すると、SGWは、そのダウンリンク・データ・パケットをユーザ機器Aに送信する。
S1911。SGWが、ユーザ機器AにサービスしているPGWに通知メッセージ6を送信する。
通知メッセージ6は、<ユーザ機器AのIP,BEGIN−1>であり、通知メッセージ6中の「BEGIN−1」は命令情報である。
表12から分かるように、通知メッセージ6が使用されて、データ・サービスを提供するサーバにユーザ機器Aへのダウンリンク・データ・パケットの送信を再開するようにPCRFを使用して通知することを、PGWに命令する。
ステップS1909、S1910、及びS1911を行う順序は限定されないことに留意されたい。
S1912。PGWが、無視したPCCポリシーを使用し、通知メッセージ5に従って、PGWを通って流れるユーザ機器Aのデータ・パケットに対して課金する。
S1913。PGWが、通知メッセージ6に従って、PCRFに通知メッセージ7を送信する。
通知メッセージ7は、<ユーザ機器AのIP,BEGIN−2>であり、通知メッセージ7中の「BEGIN−2」は命令情報である。
表13から分かるように、通知メッセージ7が使用されて、データ・サービスを提供するサーバにユーザ機器Aへのダウンリンク・データ・パケットの送信を再開するように通知することをPCRFに命令する。
S1914。PCRFが、通知メッセージ7に従って、データ・サービスを提供するサーバに通知メッセージ8を送信する。
通知メッセージ8は、<ユーザ機器AのIP,BEGIN−3>であり、通知メッセージ8中の「BEGIN−3」は命令情報である。
表14から分かるように、通知メッセージ8が使用されて、データ・サービスを提供するサーバに、ユーザ機器Aへのダウンリンク・データ・パケットの送信を再開するように命令する。
S1915。データ・サービスを提供するサーバが、通知メッセージ8に従って、ユーザ機器Aへのダウンリンク・データ・パケットの送信を再開する。
ステップS1901〜S1915が行われることによりデータ・サービスを実装する方法のプロセスが完了することに留意されたい。前述のステップS1901〜S1915は、この実装形態で説明されるデータ・サービスを実装する方式の例に過ぎず、それらのステップを行う順序はそれに限定されない。
本発明のこの実装形態は、データ・サービスを実装する方法を提供する。SGWが、UEのデータ・サービス・スイッチの状態を、UEによって送信されたアップリンク・データ・パケットが事前に設定された継続時間以内に受信されるかどうかを判定することによって判定し、SGWが、UEのデータ・サービス・スイッチがオフになっていると判定した場合、SGWは、UEにサービスしているPGWに第1の通知メッセージを送信し、SGWが、PGWによってUEに送信されたダウンリンク・データ・パケットを受信すると、SGWは、IP管理に使用されるダウンリンク・データ・パケットをUEに送信し、IP管理に使用されるダウンリンク・データ・パケット以外のダウンリンク・データ・パケットを破棄し、第2の通知メッセージをPGWに送信し、UEは、すでにネットワークに登録されたユーザ機器であり、第1の通知メッセージは、第1の命令情報及びUEの識別情報を含み、第1の命令情報は、PGWを通って流れるUEのデータ・パケットに対する課金を省略するようにPGWに命令するために使用され、第2の通知メッセージは、第2の命令情報及びUEの識別情報を含み、第2の命令情報は、データ・サービスを提供するサーバにUEへのダウンリンク・データ・パケットの送信を中止するようにPCRFを使用して通知することを、PGWに命令するために使用される。SGWは、UEによって送信されたアップリンク・データ・パケットが事前に設定された継続時間以内に受信されるかどうかを判定することによって、UEのデータ・サービス・スイッチがオフになっているかどうかを判定し、UEから送信されたアップリンク・データ・パケットが事前に設定された継続時間内に受信されない場合は、UEのデータ・サービス・スイッチがすでにオフになっていると判定する。この場合、SGWは、UEにサービスしているPGWに、PGWを通って流れるUEのデータ・パケットに対する課金を省略するように命令する。PGWによってUEに送信されたダウンリンク・データ・パケットを受信すると、SGWは、IP管理に使用されるダウンリンク・データ・パケットをUEに送信し、IP管理に使用されるダウンリンク・データ・パケット以外のダウンリンク・データ・パケットを破棄し、データ・サービスを提供するサーバにUEへのダウンリンク・データ・パケットの送信を中止するようにPCRFを使用して通知することを、PGWに命令する。課金を省略し、IP管理に使用されるダウンリンク・データ・パケット以外のダウンリンク・データ・パケットを破棄するように命令し、データ・サービスを提供するサーバに、UEにダウンリンク・データ・パケットを送信しないように命令することにより、この実装形態は、UEのデータ・サービス・スイッチがオフにされた後にUEに対する不必要なデータ使用料の発生を回避し、さらにデータ使用の無駄を回避し、また、UEのデータ・サービス・スイッチがオフにされた後に、UEに対して不必要なデータ使用料が発生する可能性があるためにデータ使用の無駄があるという、従来技術の問題を解決する。
実装形態16
本発明の実装形態16は、第1のネットワーク側デバイス10を提供する。第1のネットワーク側デバイス10は、eNB又はSGWとすることができる。図20を参照すると、第1のネットワーク側デバイス10は、
少なくとも1つのプロセッサ2001と、装置間の接続及び相互通信を実現するように構成された少なくとも1つの通信バス2002と、第1の送信器2003とを含むことができる。
通信バス2002は、業界標準アーキテクチャ(Industry Standard Architecture,略してISA)バス、周辺コンポーネント相互接続(Peripheral Component,PCI)バス、拡張業界標準アーキテクチャ(Extended Industry Standard Architecture,略してEISA)バス等とすることができる。バス2002は、アドレス・バス、データ・バス、制御バスなどとして分類することができる。表現を容易にするために、バスは図20では太線のみで示しているが、1つのバス又は1種類のバスだけが存在することを意味するものではない。
プロセッサ2001は、中央演算処理装置(Central Processing Unit,略してCPU)、若しくは特定用途集積回路(Application Specific Integrated Circuit,ASIC)とすることができ、又は本発明のこの実装形態を実装するための1つ又は複数の集積回路として構成される。
プロセッサ2001は、UEのデータ・サービス・スイッチの状態を判定するように構成され、UEは、すでにネットワークに登録されたユーザ機器であり、データ・サービス・スイッチの状態は、データ・サービス・スイッチがオンになっていること、又はデータ・サービス・スイッチがオフになっていることを含む。
第1の送信器2003は、プロセッサ2001がUEのデータ・サービス・スイッチがオフになっていると判定した場合、第1の通知メッセージを第2のネットワーク側デバイスに送信するように構成され、第1の通知メッセージは、第1の命令情報及びUEの識別情報を含み、第1の命令情報は、第2のネットワーク側デバイスを通って流れるUEのデータ・パケットに対する課金を省略するように第2のネットワーク側デバイスに命令するために使用され、UEのデータ・パケットは、ダウンリンク・データ・パケット、又はアップリンク・データ・パケット及びダウンリンク・データ・パケットを含む。
さらに、図21を参照すると、第1のネットワーク側デバイス10は、
第2のネットワーク側デバイスによってUEに送信されたダウンリンク・データ・パケットを受信するように構成された第1の受信器2004と、
プロセッサ2001がUEのデータ・サービス・スイッチがオフになっていると判定した場合に、第1の受信器2004が第2のネットワーク側デバイスによってUEに送信されたダウンリンク・データ・パケットを受信すると、IP管理に使用されるダウンリンク・データ・パケットをUEに送信し、IP管理に使用されるダウンリンク・データ・パケット以外のダウンリンク・データ・パケットを破棄するように構成された第2の送信器2005とをさらに備えることができる。
さらに、第1の送信器2003はさらに、プロセッサ2001がUEのデータ・サービス・スイッチがオフになっていると判定した場合、第2の通知メッセージを第2のネットワーク側デバイスに送信するように構成することができ、第2の通知メッセージは第2の命令情報及びUEの識別情報を含み、第2の命令情報は、データ・サービスを提供するサーバにUEへのダウンリンク・データ・パケットの送信を中止するようにPCRFを使用して通知することを、第2のネットワーク側デバイスに命令するために使用される。
さらに、第1の送信器2003はさらに、第1の通知メッセージを第2のネットワーク側デバイスに送信した後に、プロセッサ2001がUEのデータ・サービス・スイッチがオンになっていると判定した場合、第3の通知メッセージを第2のネットワーク側デバイスに送信するように構成することができ、第3の通知メッセージは第3の命令情報及びUEの識別情報を含み、第3の命令情報は、第2のネットワーク側デバイスを通って流れるUEのデータ・パケットに対して課金するように第2のネットワーク側デバイスに命令するために使用される。
さらに、第2の送信器2005はさらに、IP管理に使用されるダウンリンク・データ・パケットをUEに送信し、IP管理に使用されるダウンリンク・データ・パケット以外のダウンリンク・データ・パケットを破棄した後、プロセッサ2001がUEのデータ・サービス・スイッチがオンになっていると判定した場合に、第1の受信器2004が第2のネットワーク側デバイスによってUEに送信されたダウンリンク・データ・パケットを受信すると、そのダウンリンク・データ・パケットをUEに送信するように構成することができる。
さらに、第1の送信器2003はさらに、第2の通知メッセージを第2のネットワーク側デバイスに送信した後に、プロセッサ2001がUEのデータ・サービス・スイッチがオンになっていると判定した場合、第4の通知メッセージを第2のネットワーク側デバイスに送信するように構成することができ、第4の通知メッセージは第4の命令情報及びUEの識別情報を含み、第4の命令情報は、データ・サービスを提供するサーバにUEへのダウンリンク・データ・パケットの送信を再開するようにPCRFを使用して通知することを、第2のネットワーク側デバイスに命令するために使用される。
さらに、図21を参照すると、第1のネットワーク側デバイス10はさらに、
UEによって送信されたアップリンク・データ・パケットを受信するように構成された第2の受信器2006をさらに備えることができ、
プロセッサ2001は具体的にはさらに、
第2の受信器2006が、UEによって送信されたアップリンク・データ・パケットを、事前に設定された継続時間内に受信するかどうかを判定し、事前に設定された継続時間は、UEのハートビート・パケット間隔の継続時間以上であり、
第2の受信器2006が、UEによって送信されたアップリンク・データ・パケットを事前に設定された継続時間内に受信しない場合、UEのデータ・サービス・スイッチがオフになっていると判定し、
UEのデータ・サービス・スイッチがオフになっていると判定した後に、第2の受信器2006がUEによって送信されたアップリンク・データ・パケットを受信した場合、UEのデータ・サービス・スイッチがオンになっていると判定する、ように構成することができる。
選択的に、プロセッサ2001はさらに、
第2の受信器2006が、UEによって送信されたアップリンク・データ・パケットを事前に設定された継続時間内に受信した場合、事前に設定された継続時間の計時が終了した後に、事前に設定された継続時間の計時を再度開始するか、又は、
第2の受信器2006が、UEによって送信されたアップリンク・データ・パケットを事前に設定された継続時間内に受信した場合、UEによって送信されたアップリンク・データ・パケットを受信した時に、事前に設定された継続時間の計時を再度開始する、ように構成することができる。
本発明のこの実装形態は、第1のネットワーク側デバイス10を提供する。第1のネットワーク側デバイス10は、UEのデータ・サービス・スイッチの状態を判定し、UEのデータ・サービス・スイッチがオフになっている場合は、第1の通知メッセージを第2のネットワーク側デバイスに送信し、第1の通知メッセージは、第1の命令情報及びUEの識別情報を含み、第1の命令情報は、第2のネットワーク側デバイスを通って流れるUEのデータ・パケットに対する課金を省略するように第2のネットワーク側デバイスに命令するために使用される。第1のネットワーク側デバイス10は、UEのデータ・サービス・スイッチがオフになっていると判定し、第1の通知メッセージを第2のネットワーク側デバイスに送信して、第2のネットワーク側デバイスを通って流れるUEのデータ・パケットに対する課金を省略するように第2のネットワーク側デバイスに命令する。したがって、UEのデータ・サービス・スイッチがオフにされた後、UEは課金されない。これにより、UEに対する不必要なデータ使用料の発生を回避し、さらにデータ使用の無駄を回避し、また、UEのデータ・サービス・スイッチがオフにされた後に、UEに対して不必要なデータ使用料が発生する可能性があるためにデータ使用の無駄があるという、従来技術の問題を解決する。
実装形態17
本発明の実装形態17は、第2のネットワーク側デバイス30を提供する。第2のネットワーク側デバイスは、UEにサービスするPGWであってよい。図22を参照すると、第2のネットワーク側デバイス30は、
少なくとも1つのプロセッサ2201と、装置間の接続及び相互通信を実現するように構成された少なくとも1つの通信バス2202と、受信器2203とを含むことができる。
通信バス2202は、業界標準アーキテクチャ(Industry Standard Architecture,略してISA)バス、周辺コンポーネント相互接続(Peripheral Component,PCI)バス、拡張業界標準アーキテクチャ(Extended Industry Standard Architecture,略してEISA)バス等とすることができる。バス2202は、アドレス・バス、データ・バス、制御バスなどとして分類することができる。表現を容易にするために、バスは図22では太線のみで示しているが、1つのバス又は1種類のバスだけが存在することを意味するものではない。
プロセッサ2201は、中央演算処理装置(Central Processing Unit,略してCPU)、若しくは特定用途集積回路(Application Specific Integrated Circuit,ASIC)とすることができ、又は本発明のこの実装形態を実装するための1つ又は複数の集積回路として構成される。
受信器2203は、第1のネットワーク側デバイスによって送信された第1の通知メッセージを受信するように構成され、第1の通知メッセージは、第1のネットワーク側デバイスがUEのデータ・サービス・スイッチがオフになっていると判定すると、第2のネットワーク側デバイス30に送信され、第1の通知メッセージは、第1の命令情報及びUEの識別情報を含み、第1の命令情報は、第2のネットワーク側デバイス30を通って流れるUEのデータ・パケットに対する課金を省略するように第2のネットワーク側デバイス30に命令するために使用され、UEのデータ・パケットは、ダウンリンク・データ・パケット、又はアップリンク・データ・パケット及びダウンリンク・データ・パケットを含む。
プロセッサ2201は、受信器2203によって受信された第1の通知メッセージに従って、第2のネットワーク側デバイス30を通って流れるUEのデータ・パケットに対する課金を省略するように構成される。
選択的に、プロセッサ2201は、具体的には、
受信器2203によって受信された第1の通知メッセージに従ってPCCポリシーを無視し、第2のネットワーク側デバイス30を通って流れるUEのデータ・パケットに対する課金を直接省略するように構成されるか、又は、
図23を参照すると、第2のネットワーク側デバイス30は送信器2204をさらに備えることができ、この送信器2204は、受信器2203によって受信された第1の通知メッセージに従って第2の通知メッセージをPCRFに送信するように構成され、第2の通知メッセージは第2の命令情報及びUEの識別情報を含み、第2の命令情報は、事前に設定された非課金PCCポリシーをUEに使用するようにPCRFに命令するために使用される。
さらに、受信器2203はさらに、
第1のネットワーク側デバイスによって送信された第3の通知メッセージを受信するように構成することができ、第3の通知メッセージは、第1のネットワーク側デバイスがUEのデータ・サービス・スイッチがオフになっていると判定すると第2のネットワーク側デバイスに送信され、第3の通知メッセージは第3の命令情報及びUEの識別情報を含み、第3の命令情報は、データ・サービスを提供するサーバにUEへのダウンリンク・データ・パケットの送信を中止するようにPCRFを使用して通知することを、第2のネットワーク側デバイスに命令するために使用され、
それに対応して、送信器2204はさらに、受信器2203によって受信された第3の通知メッセージに従って第4の通知メッセージをPCRFに送信するように構成することができ、第4の通知メッセージは第4の命令情報及びUEの識別情報を含み、第4の命令情報は、データ・サービスを提供するサーバに、UEへのダウンリンク・データ・パケットの送信を中止するように通知することを、PCRFに命令するために使用される。
さらに、受信器2203はさらに、
第1のネットワーク側デバイスによって送信された第5の通知メッセージを受信するように構成することができ、第5の通知メッセージは、第1のネットワーク側デバイスが第1の通知メッセージを送信した後に、第1のネットワーク側デバイスがUEのデータ・サービス・スイッチがオンになっていると判定した場合に、第2のネットワーク側デバイス30に送信され、第5の通知メッセージは第5の命令情報及びUEの識別情報を含み、第5の命令情報は、第2のネットワーク側デバイス30を通って流れるUEのデータ・パケットに対して課金するように第2のネットワーク側デバイス30に命令するために使用され、
プロセッサ2201はさらに、受信器2203によって受信された第5の通知メッセージに従って、第2のネットワーク側デバイス30を通って流れるUEのデータ・パケットに対して課金するように構成することができる。
さらに、プロセッサ2201は具体的には、
無視したPCCポリシーを使用し、受信器2203によって受信された第5の通知メッセージに従って、第2のネットワーク側デバイス30を通って流れるUEのデータ・パケットに対して課金するように構成されるか、又は、
送信器2204はさらに、受信器2203によって受信された第5の通知メッセージに従って第6の通知メッセージをPCRFに送信するように構成され、第6の通知メッセージは第6の命令情報及びUEの識別情報を含み、第6の命令情報は、事前に設定された課金PCCポリシーをUEに使用するようにPCRFに命令するために使用される。
さらに、受信器2203はさらに、
第1のネットワーク側デバイスによって送信された第7の通知メッセージを受信するように構成することができ、第7の通知メッセージは、第1のネットワーク側デバイスが第3の通知メッセージを送信した後に、第1のネットワーク側デバイスがUEのデータ・サービス・スイッチがオンになっていると判定した場合に、第2のネットワーク側デバイス30に送信され、第7の通知メッセージは第7の命令情報及びUEの識別情報を含み、第7の命令情報は、データ・サービスを提供するサーバにUEへのダウンリンク・データ・パケットの送信を再開するようにPCRFを使用して通知することを、第2のネットワーク側デバイス30に命令するために使用され、
それに対応して、送信器2204はさらに、受信器2203によって受信された第7の通知メッセージに従って第8の通知メッセージをPCRFに送信するように構成することができ、第8の通知メッセージは第8の命令情報及びUEの識別情報を含み、第8の命令情報は、データ・サービスを提供するサーバにUEへのダウンリンク・データ・パケットの送信を再開するように通知することを、PCRFに命令するために使用される。
本発明のこの実装形態は、第2のネットワーク側デバイス30を提供する。第2のネットワーク側デバイス30は、第1のネットワーク側デバイスによって送信された第1の通知メッセージを受信し、第1の通知メッセージは、第1の命令情報及びUEの識別情報を含み、第1の命令情報は、第2のネットワーク側デバイスを通って流れるUEのデータ・パケットに対する課金を省略するように第2のネットワーク側デバイスに命令するために使用され、第2のネットワーク側デバイス30は、第1の通知メッセージの命令に従って、第2のネットワーク側デバイスを通って流れるUEのデータ・パケットに対する課金を省略する。第1の通知メッセージは、第1のネットワーク側デバイスがUEのデータ・サービス・スイッチがオフになっていると判定すると送信されるので、UEのデータ・サービス・スイッチがオフにされた後、UEは課金されない。これにより、UEに対する不必要なデータ使用料の発生を回避し、さらにデータ使用の無駄を回避し、また、UEのデータ・サービス・スイッチがオフにされた後にUEに対して不必要なデータ使用料が発生する可能性があるためにデータ使用の無駄があるという、従来技術の問題を解決する。
実装形態18
本発明の実装形態18は第3のネットワーク側デバイス50を提供する。第3のネットワーク側デバイス50は、UEにサービスするPGWであってよい。図24を参照すると、第3のネットワーク側デバイス50は、
少なくとも1つのプロセッサ2401と、装置間の接続及び相互通信を実現するように構成された少なくとも1つの通信バス2402とを含むことができる。
通信バス2402は、業界標準アーキテクチャ(Industry Standard Architecture,略してISA)バス、周辺コンポーネント相互接続(Peripheral Component,PCI)バス、拡張業界標準アーキテクチャ(Extended Industry Standard Architecture,略してEISA)バス等とすることができる。バス2402は、アドレス・バス、データ・バス、制御バスなどとして分類することができる。表現を容易にするために、バスは図24では太線のみで示しているが、1つのバス又は1種類のバスだけが存在することを意味するものではない。
プロセッサ2401は、中央演算処理装置(Central Processing Unit,略してCPU)、若しくは特定用途集積回路(Application Specific Integrated Circuit,ASIC)とすることができ、又は本発明のこの実装形態を実装するための1つ又は複数の集積回路として構成される。
プロセッサ2401は、UEのデータ・サービス・スイッチの状態を判定するように構成され、UEは、すでにネットワークに登録されたユーザ機器であり、データ・サービス・スイッチの状態は、データ・サービス・スイッチがオンになっていること、又はデータ・サービス・スイッチがオフになっていることを含む。
プロセッサ2401はさらに、UEのデータ・サービスがオフになっている場合、第3のネットワーク側デバイス50を通って流れるUEのデータ・パケットに対する課金を省略するように構成することができる。
選択的に、プロセッサ2401は具体的には、
PCCポリシーを無視し、第3のネットワーク側デバイス50を通って流れるUEのデータ・パケットに対する課金を直接省略するように構成され、又は、
図25に示すように、第3のネットワーク側デバイス50が第1の送信器2403をさらに備えることができ、第1の送信器2403は、プロセッサ2401がUEのデータ・サービスがオフになっていると判定した場合、第1の通知メッセージをPCRFに送信するように構成され、第1の通知メッセージは、第1の命令情報及びUEの識別情報を含み、第1の命令情報は、事前に設定された非課金PCCポリシーをUEに使用するようにPCRFに命令するために使用される。
さらに、第3のネットワーク側デバイス50はさらに、
データ・サービスを提供するサーバによってUEに送信されたダウンリンク・データ・パケットを受信するように構成された第1の受信器2404と、
プロセッサ2401がUEのデータ・サービス・スイッチがオフになっていると判定した場合に、第1の受信器2404が、データ・サービスを提供するサーバによってUEに送信されたダウンリンク・データ・パケットを受信すると、IP管理に使用されるダウンリンク・データ・パケットをUEに送信し、IP管理に使用されるダウンリンク・データ・パケット以外のダウンリンク・データ・パケットを破棄するように構成された第2の送信器2405とをさらに備えることができる。
さらに、第1の送信器2403はさらに、プロセッサ2401がUEのデータ・サービスがオフになっていると判定した場合、第2の通知メッセージをPCRFに送信するように構成することができ、第2の通知メッセージは第2の命令情報及びUEの識別情報を含み、第2の命令情報は、データ・サービスを提供するサーバに、UEへのダウンリンク・データ・パケットの送信を中止するように通知することを、PCRFに命令するために使用される。
さらに、プロセッサ2401はさらに、
第3のネットワーク側デバイス50を通って流れるUEのデータ・パケットに対する課金を省略した後、プロセッサ2401がUEのデータ・サービス・スイッチがオンになっていると判定した場合、第3のネットワーク側デバイス50を通って流れるUEのデータ・パケットに対して課金する、ように構成することができる。
選択的に、プロセッサ2401は具体的には、
無視したPCCポリシーを使用して、第3のネットワーク側デバイス50を通って流れるUEのデータ・パケットに対して課金するように構成することができ、又は、
第1の送信器2403はさらに、第3の通知メッセージをPCRFに送信するように構成することができ、第3の通知メッセージは第3の命令情報及びUEの識別情報を含み、第3の命令情報は、事前に設定された課金PCCポリシーをUEに使用するようにPCRFに命令するために使用される。
さらに、第2の送信器2405はさらに、
IP管理に使用されるダウンリンク・データ・パケットをUEに送信し、IP管理に使用されるダウンリンク・データ・パケット以外のダウンリンク・データ・パケットを破棄した後、プロセッサ2401がUEのデータ・サービス・スイッチがオンになっていると判定した場合に、第1の受信器2404が、データ・サービスを提供するサーバによってUEに送信されたダウンリンク・データ・パケットを受信すると、そのダウンリンク・データ・パケットをUEに送信する、ように構成することができる。
さらに、第1の送信器2403はさらに、
第2の通知メッセージをPCRFに送信した後に、プロセッサ2401がUEのデータ・サービス・スイッチがオンになっていると判定した場合、第4の通知メッセージをPCRFに送信するように構成することができ、第4の通知メッセージは第4の命令情報及びUEの識別情報を含み、第4の命令情報は、データ・サービスを提供するサーバにUEへのダウンリンク・データ・パケットの送信を再開するように通知することを、PCRFに命令するために使用される。
さらに、第3のネットワーク側デバイス50は、
UEによって送信されたアップリンク・データ・パケットを受信するように構成された第2の受信器2406をさらに備え、
それに対応して、プロセッサ2401は具体的には、
第2の受信器2406が、UEによって送信されたアップリンク・データ・パケットを事前に設定された継続時間内に受信するかどうかを判定し、事前に設定された継続時間は、UEのハートビート・パケット間隔の継続時間以上であり、
第2の受信器2406が、UEによって送信されたアップリンク・データ・パケットを事前に設定された継続時間内に受信しない場合、UEのデータ・サービス・スイッチがオフになっていると判定し、
UEのデータ・サービス・スイッチがオフになっていると判定した後に、第2の受信器2406が、UEによって送信されたアップリンク・データ・パケットを受信した場合、UEのデータ・サービス・スイッチがオンになっていると判定する、ように構成される。
さらに、プロセッサ2401はさらに、
第2の受信器2406が、UEによって送信されたアップリンク・データ・パケットを事前に設定された継続時間内に受信した場合、事前に設定された継続時間の計時が終了した後に、事前に設定された継続時間の計時を再度開始するか、又は、
第2の受信器2406が、UEによって送信されたアップリンク・データ・パケットを事前に設定された継続時間内に受信した場合、UEによって送信されたアップリンク・データ・パケットを受信した時に、事前に設定された継続時間の計時を再度開始する、ように構成することができる。
本発明のこの実装形態は、第3のネットワーク側デバイス50を提供する。第3のネットワーク側デバイス50は、UEのデータ・サービス・スイッチの状態を判定し、UEのデータ・サービス・スイッチがオフになっている場合は、第3のネットワーク側デバイスを通って流れるUEのデータ・パケットに対する課金を省略する。したがって、UEのデータ・サービス・スイッチがオフにされた後、UEは課金されない。これにより、UEに対する不必要なデータ使用料の発生を回避し、さらにデータ使用の無駄を回避し、また、UEのデータ・サービス・スイッチがオフにされた後に、UEに対して不必要なデータ使用料が発生する可能性があるためにデータ使用の無駄があるという、従来技術の問題を解決する。
実装形態19
本発明の実装形態19は、ポリシー及び課金規則機能ユニット70を提供する。図26を参照すると、ポリシー及び課金規則機能ユニット70は、
少なくとも1つのプロセッサ2601と、装置間の接続及び相互通信を実現するように構成された少なくとも1つの通信バス2602と、受信器2603と、第1の送信器2604とを含むことができる。
通信バス2602は、業界標準アーキテクチャ(Industry Standard Architecture,略してISA)バス、周辺コンポーネント相互接続(Peripheral Component,PCI)バス、拡張業界標準アーキテクチャ(Extended Industry Standard Architecture,略してEISA)バス等とすることができる。バス2602は、アドレス・バス、データ・バス、制御バスなどとして分類することができる。表現を容易にするために、バスは図26では太線のみで示しているが、1つのバス又は1種類のバスだけが存在することを意味するものではない。
プロセッサ2601は、中央演算処理装置(Central Processing Unit,略してCPU)、若しくは特定用途集積回路(Application Specific Integrated Circuit,ASIC)とすることができ、又は本発明のこの実装形態を実装するための1つ又は複数の集積回路として構成される。
受信器2603は、第2のネットワーク側デバイス又は第3のネットワーク側デバイスによって送信された第1の通知メッセージを受信するように構成され、第1の通知メッセージは、第1のネットワーク側デバイスがUEのデータ・サービス・スイッチがオフになっていると判定すると、第1のネットワーク側デバイスに命令された第2のネットワーク側デバイスによってPCRFに送信されるか、又は、第1の通知メッセージは、第3のネットワーク側デバイスがUEのデータ・サービス・スイッチがオフになっていると判定すると、PCRFに送信され、第1の通知メッセージは、第1の命令情報及びUEの識別情報を含み、第1の命令情報は、事前に設定された非課金PCCポリシーをUEに使用するようにPCRFに命令するために使用され、事前に設定された非課金PCCポリシーは、第2のネットワーク側デバイス又は第3のネットワーク側デバイスを通って流れるUEのデータ・パケットに対する課金を省略するポリシーであり、UEのデータ・パケットは、ダウンリンク・データ・パケット、又はアップリンク・データ・パケット及びダウンリンク・データ・パケットを含む。
プロセッサ2601は、受信器2603によって受信された第1の通知メッセージに従って、事前に設定された非課金PCCポリシーをUEに使用するように構成される。
第1の送信器2604は、事前に設定された非課金PCCポリシーを第2のネットワーク側デバイス又は第3のネットワーク側デバイスに送信するように構成される。
さらに、受信器2603はさらに、
第2のネットワーク側デバイス又は第3のネットワーク側デバイスによって送信された第2の通知メッセージを受信するように構成することができ、第2の通知メッセージは、第1のネットワーク側デバイスがUEのデータ・サービス・スイッチがオフになっていると判定すると、第1のネットワーク側デバイスに命令された第2のネットワーク側デバイスによってPCRFに送信されるか、又は、第2の通知メッセージは、第3のネットワーク側デバイスがUEのデータ・サービス・スイッチがオフになっていると判定すると、PCRFに送信され、第2の通知メッセージは第2の命令情報及びUEの識別情報を含み、第2の命令情報は、データ・サービスを提供するサーバに、UEへのダウンリンク・データ・パケットの送信を中止するように通知することを、PCRFに命令するために使用され、
さらに、図27に示すように、ポリシー及び課金規則機能ユニット70は第2の送信器2605をさらに備えることができ、第2の送信器2605は、受信器2603によって受信された第2の通知メッセージに従って第3の通知メッセージを、データ・サービスを提供するサーバに送信するように構成され、第3の通知メッセージは第3の命令情報及びUEの識別情報を含み、第3の命令情報は、データ・サービスを提供するサーバに、UEへのダウンリンク・データ・パケットの送信を中止するように命令するために使用される。
さらに、受信器2603はさらに、
第2のネットワーク側デバイス又は第3のネットワーク側デバイスによって送信された第4の通知メッセージを受信するように構成することができ、第4の通知メッセージは、第1のネットワーク側デバイスがUEのデータ・サービス・スイッチがオフになっていると判定した後に、第1のネットワーク側デバイスがUEのデータ・サービス・スイッチがオンになっていると判定した場合に、第1のネットワーク側デバイスに命令された第2のネットワーク側デバイスによって送信されるか、又は、第4の通知メッセージは、第3のネットワーク側デバイスがUEのデータ・サービス・スイッチがオフになっていると判定した後に、第3のネットワーク側デバイスがUEのデータ・サービス・スイッチがオンになっていると判定した場合に送信され、第4の通知メッセージは第4の命令情報及びUEの識別情報を含み、第4の命令情報は、事前に設定された課金PCCポリシーをUEに使用するようにPCRFに命令するために使用され、事前に設定された課金PCCポリシーは、第2のネットワーク側デバイス又は第3のネットワーク側デバイスを通って流れるUEのデータ・パケットに対して課金するポリシーである。
さらに、プロセッサ2601はさらに、受信器2603によって受信された第4の通知メッセージに従って、事前に設定された課金PCCポリシーをUEに使用するように構成することができる。
さらに、第1の送信器2604はさらに、事前に設定された課金PCCポリシーを第2のネットワーク側デバイス又は第3のネットワーク側デバイスに送信するように構成することができる。
さらに、受信器2603はさらに、
第2のネットワーク側デバイス又は第3のネットワーク側デバイスによって送信された第5の通知メッセージを受信するように構成することができ、第5の通知メッセージは、第1のネットワーク側デバイスがUEのデータ・サービス・スイッチがオフになっていると判定した後に、第1のネットワーク側デバイスがUEのデータ・サービス・スイッチがオンになっていると判定した場合に、第1のネットワーク側デバイスに命令された第2のネットワーク側デバイスによって送信されるか、又は、第5の通知メッセージは、第3のネットワーク側デバイスがUEのデータ・サービス・スイッチがオフになっていると判定した後に、第3のネットワーク側デバイスがUEのデータ・サービス・スイッチがオンになっていると判定した場合に送信され、第5の通知メッセージは第5の命令情報及びUEの識別情報を含み、第5の命令情報は、データ・サービスを提供するサーバにUEへのダウンリンク・データ・パケットの送信を再開するように通知することを、PCRFに命令するために使用される。
さらに、第2の送信器2605はさらに、受信器2603によって受信された第5の通知メッセージに従って、第6の通知メッセージを、データ・サービスを提供するサーバに送信するように構成することができ、第6の通知メッセージは第6の命令情報及びUEの識別情報を含み、第6の命令情報は、データ・サービスを提供するサーバに、UEへのダウンリンク・データ・パケットの送信を中止するように命令するために使用される。
本発明のこの実装形態は、ポリシー及び課金規則機能ユニット70を提供する。ポリシー及び課金規則機能ユニット70は、第2のネットワーク側デバイス又は第3のネットワーク側デバイスによって送信された第1の通知メッセージを受信し、第1の通知メッセージは、第1のネットワーク側デバイスがUEのデータ・サービス・スイッチがオフになっていると判定すると、第1のネットワーク側デバイスに命令された第2のネットワーク側デバイスによってPCRFに送信されるか、又は、第1の通知メッセージは、第3のネットワーク側デバイスがUEのデータ・サービス・スイッチがオフになっていると判定するとPCRFに送信され、第1の通知メッセージは、第1の命令情報及びUEの識別情報を含み、第1の命令情報は、事前に設定された非課金PCCポリシーをUEに使用するようにPCRFに命令するために使用され、事前に設定された非課金PCCポリシーは、第2のネットワーク側デバイス又は第3のネットワーク側デバイスを通って流れるUEのデータ・パケットに対する課金を省略するポリシーであり、ポリシー及び課金規則機能ユニット70は、第1の通知メッセージに従って、事前に設定された非課金PCCポリシーをUEに使用し、ポリシー及び課金規則機能ユニット70は、事前に設定された非課金PCCポリシーを第2のネットワーク側デバイス又は第3のネットワーク側デバイスに送信する。第1の通知メッセージは、第1のネットワーク側デバイスがUEのデータ・サービス・スイッチがオフになっていると判定すると、第1のネットワーク側デバイスに命令された第2のネットワーク側デバイスによってPCRFに送信されるか、又は、第1の通知メッセージは、第3のネットワーク側デバイスがUEのデータ・サービス・スイッチがオフになっていると判定するとPCRFに送信されるので、UEのデータ・サービス・スイッチがオフにされた後、UEは課金されない。これにより、UEに対する不必要なデータ使用料の発生を回避し、さらにデータ使用の無駄を回避し、また、UEのデータ・サービス・スイッチがオフにされた後に、UEに対して不必要なデータ使用料が発生する可能性があるためにデータ使用の無駄があるという、従来技術の問題を解決する。
実装形態20
本発明の実装形態20はサーバ90を提供する。サーバ90は、UEにデータ・サービスを提供するように構成される。図28を参照すると、サーバ90は、
少なくとも1つのプロセッサ2801と、装置間の接続及び相互通信を実現するように構成された少なくとも1つの通信バス2802と、受信器2803と、送信器2804とを含むことができる。
通信バス2802は、業界標準アーキテクチャ(Industry Standard Architecture,略してISA)バス、周辺コンポーネント相互接続(Peripheral Component,PCI)バス、拡張業界標準アーキテクチャ(Extended Industry Standard Architecture,略してEISA)バス等とすることができる。バス2802は、アドレス・バス、データ・バス、制御バスなどとして分類することができる。表現を容易にするために、バスは図28では太線のみで示しているが、1つのバス又は1種類のバスだけが存在することを意味するものではない。
プロセッサ2801は、中央演算処理装置(Central Processing Unit,略してCPU)、若しくは特定用途集積回路(Application Specific Integrated Circuit,ASIC)とすることができ、又は本発明のこの実装形態を実装するための1つ又は複数の集積回路として構成される。
受信器2803は、PCRFによって送信された第1の通知メッセージを受信するように構成され、第1の通知メッセージは、第1のネットワーク側デバイスがUEのデータ・サービス・スイッチがオフになっていると判定すると、第1のネットワーク側デバイスに命令された第2のネットワーク側デバイスによって、PCRFを使用して送信されるか、又は、第1の通知メッセージは、第3のネットワーク側デバイスがUEのデータ・サービス・スイッチがオフになっていると判定すると、PCRFを使用して送信され、第1の通知メッセージは、第1の命令情報及びUEの識別情報を含み、第1の命令情報は、サーバ90に、UEへのダウンリンク・データ・パケットの送信を中止するように命令するために使用される。
送信器2804は、受信器2803によって受信された第1の通知メッセージに従って、UEへのダウンリンク・データ・パケットの送信を中止するように構成される。
さらに、受信器2803はさらに、
PCRFによって送信された第2の通知メッセージを受信するように構成することができ、第2の通知メッセージは、第1のネットワーク側デバイスがUEのデータ・サービス・スイッチがオフになっていると判定した後に、第1のネットワーク側デバイスがUEのデータ・サービス・スイッチがオンになっていると判定した場合に、第1のネットワーク側デバイスに命令された第2のネットワーク側デバイスによって、PCRFを使用して送信されるか、又は、第2の通知メッセージは、第3のネットワーク側デバイスがUEのデータ・サービス・スイッチがオフになっていると判定した後に、第3のネットワーク側デバイスがUEのデータ・サービス・スイッチがオンになっていると判定した場合に、PCRFを使用して送信され、第2の通知メッセージは第2の命令情報及びUEの識別情報を含み、第2の命令情報は、サーバに、UEへのダウンリンク・データ・パケットの送信を再開するように命令するために使用される。
さらに、送信器2804はさらに、受信器2803によって受信された第2の通知メッセージに従って、UEへのダウンリンク・データ・パケットの送信を再開するように構成することができる。
本発明のこの実装形態はサーバ90を提供する。サーバ90は、PCRFによって送信された第1の通知メッセージを受信し、第1の通知メッセージは、第1のネットワーク側デバイスがUEのデータ・サービス・スイッチがオフになっていると判定すると、第1のネットワーク側デバイスに命令された第2のネットワーク側デバイスによって、PCRFを使用して送信されるか、又は、第1の通知メッセージは、第3のネットワーク側デバイスがUEのデータ・サービス・スイッチがオフになっていると判定すると、PCRFを使用して送信され、第1の通知メッセージは、第1の命令情報及びUEの識別情報を含み、第1の命令情報は、サーバに、UEへのダウンリンク・データ・パケットの送信を中止するように命令するために使用され、サーバ90は、第1の通知メッセージに従って、UEへのダウンリンク・データ・パケットの送信を中止する。第1の通知メッセージは、第1のネットワーク側デバイスがUEのデータ・サービス・スイッチがオフになっていると判定すると、第1のネットワーク側デバイスに命令された第2のネットワーク側デバイスによって、PCRFを使用して送信されるか、又は、第1の通知メッセージは、第3のネットワーク側デバイスがUEのデータ・サービス・スイッチがオフになっていると判定すると、PCRFを使用して送信されるので、サーバは、UEのデータ・サービス・スイッチがオフにされた後は、UEへのダウンリンク・データ・パケットの送信を中止する。サーバは、UEのデータ・サービス・スイッチがオフにされた後は、UEへのダウンリンク・データ・パケットの送信を中止するので、これにより、UEに対する不必要なデータ使用料の発生を回避し、さらにデータ使用の無駄を回避し、また、UEのデータ・サービス・スイッチがオフにされた後にUEに対して不必要なデータ使用料が発生する可能性があるためにデータ使用の無駄があるという、従来技術の問題を解決する。
当業者には、説明を利便で簡潔にするために、前述のシステム、装置、及びユニットの詳細な動作プロセスについては、前述の方法実装形態の対応するプロセスを参照することができ、詳細はここでは繰り返し説明しないことが明瞭に理解できよう。
本願で提供されるいくつかの実装形態では、開示されるシステム、装置、及び方法は他の方式でも実装可能であることを理解されたい。例えば、ここに記載される装置実装形態は例示的なものに過ぎない。例えば、ユニットの分割は、論理的な機能分割に過ぎず、実際の実装では他の分割が可能である。例えば、複数のユニット又はコンポーネントを組み合わせるか、若しくは統合して別のシステムとするか、又は一部の機能を無視する、若しくは行わないことも可能である。また、図示される、又は論じられる相互の結合若しくは直接の結合又は通信接続は、何らかのインターフェースを通じて実装することができる。装置又はユニット間の間接的な結合又は通信接続は、電子形態又は他の形態で実装することができる。
別個の部分として説明されるユニットは、物理的に別個である場合も、そうでない場合もあり、ユニットとして図示される部分は、物理的なユニットである場合もそうでない場合もあり、また1つの場所にある場合も、又は複数のネットワーク・ユニットに分散される場合もある。ユニットの一部又はすべては、実際の必要性に応じて選択して、実装形態の解決法の目的を達成することができる。
また、本発明の実装形態における機能ユニットは、統合して1つの処理ユニットにすることができ、若しくはユニットそれぞれが物理的に単独で存在することができ、又は2つ以上のユニットが統合されて1つのユニットとされる。統合されたユニットは、ハードウェアの形態で実装されることも、又はソフトウェア機能ユニットに加えてハードウェアの形態で実装されることも可能である。
前述の統合ユニットがソフトウェア機能ユニットの形態で実装される場合、統合ユニットは、コンピュータ可読記憶媒体に記憶することができる。ソフトウェア機能ユニットは、記憶媒体に記憶され、コンピュータ・デバイス(パーソナル・コンピュータ、サーバ、又はネットワーク・デバイスである可能性がある)に、本発明の実装形態に記載される方法のステップの一部を行うように命令するいくつかの命令を含む。上述の記憶媒体には、USBフラッシュ・ドライブ、取り外し可能ハード・ディスク、読出し専用メモリ(Read−Only Memory,ROM)、ランダム・アクセス・メモリ(Random Access Memory,RAM)、磁気ディスク、又は光学ディスクなど、プログラム・コードを記憶することができる任意の媒体が含まれる。
最後に、前述の実装形態は本発明の技術的解決法を説明することのみを目的とし、本発明を制限するものではないことに留意されたい。本発明について前述の実装形態を参照して詳細に説明したが、当業者は、本発明の実装形態の技術的解決法の主旨及び範囲から逸脱することなく、前述の実装形態に記載される技術的解決法に変更を加えること、又はその技術的特徴の一部に同等の置き換えを加えることがなお可能であることを理解されたい。