JP6513662B2 - ネットワーク信頼性を向上させる、および/または、ビデオサービスの段階的な配備を可能にするための方法および装置 - Google Patents

ネットワーク信頼性を向上させる、および/または、ビデオサービスの段階的な配備を可能にするための方法および装置 Download PDF

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Description

分野
[0001]
本発明は、複数の代替のコンテンツ配信方法および/または複数の代替のコンテンツソースを使用して、コンテンツサービスの信頼性を増加させる、および/または、新たなサービス、例えば、ビデオサービスのロールアウトを促進させることに関連する方法および装置に関連している。
背景
[0002]
多くの顧客構内、例えば、ホーム、オフィスなどにおいて現在普通に見られるような、IP(インターネットプロトコル)デバイスをホームネットワーク上で使用することは、現在、比較的ありふれたことである。少なくともいくつかのIPコンテンツ配信システムは、MPEG−4エンコード技術を使用してコンテンツをエンコードし、その後、IPパケットストリームを介した配信のために、コンテンツをパケット化する。IPコンテンツ配信の重要性が高まっている一方、ケーブルネットワークコンテンツ配信システムのようなより古くからのシステムは、特定の周波数に対応する1つ以上のチャネルを介したコンテンツの配信に依拠することが多く、MPEG−2または別のコーディングフォーマットを介してエンコードされているコンテンツが、IPパケットを使用することなく、例えば、QAM(直角振幅変調)を使用して、チャネルを通して通信される。QAM変調を使用して非IPベースのコンテンツを配信するこのようなチャネルは、QAM変調を介したコンテンツ配信に対して使用されるので、ときにQAMチャネルと呼ばれる。QAMを使用して情報をIPパケットで通信することができるが、IPベースのコンテンツ配信は通常、コンテンツを配信するのにIPパケットとIP関連プロトコルとを使用することによって識別され、したがって、IPチャネルまたはIPストリームと呼ばれることが多い。本出願の目的のために、QAMチャネルは、その言語が使用される限り、ビデオまたはオーディオコンテンツを配信するのにIPパケットを使用せず、代わりに、異なるコンテンツ配信フォーマット、例えば、アナログ信号フォーマットまたはMPEG−2パケット、に依拠するチャネルのことを指すことを意図している。
[0003]
QAMチャネルを通して通信されたデータを復元するために、QAMチャネルに同調し、そして、通信されたコンテンツストリーム、例えば、MPEG2ビデオストリームまたは他の非IPベースのコンテンツストリームを復調およびデコードすることによって、データ、例えば、VOD(ビデオオンデマンド)コンテンツ、ブロードキャストプログラムコンテンツ、または、スイッチされたデジタルビデオコンテンツを復元する。コンテンツストリームが、エンコードされているデジタルビデオ、例えば、MPEG−2ビデオおよび/またはオーディオパケットである限りは、QAMチャネルを復元するために、デバイスは通常、同調器とともにQAM復調器を要求する。可能性があるブロードキャストチャネルおよび/または他のネットワークチャネルに同調して、復元するのに要求される同調器/復調器回路は、IPのみがベースのデバイスであるように意図されているデバイスにおいては通常欠けている。
[0004]
したがって、ホームネットワークに結合されているIPデバイス、例えば、セル電話機、IPセットトップボックスなどは、ケーブルネットワークのようなコンテンツ配信ネットワークの顧客構内、例えば、住宅にコンテンツを供給するQAMチャネル、例えば、ケーブルチャネルへの直接のアクセスを欠いていることが原因で、および/または、QAM同調器を欠いていることが原因で、非IPベースのケーブルネットワークブロードキャストおよびビデオオンデマンドチャネルからのコンテンツに直接アクセスすること、または直接取得することができないことが多い。このように、IP TVおよびIPプレーバックデバイスのようなIPデバイスは、IPパケットストリーム、例えば、エンドデバイスへのユニキャストパケットストリームを介してストリーミングしたコンテンツをプレーバックすることができる一方で、それらは、適切な同調器/復調器ハードウェアを欠いていることが理由で、ブロードキャストチャネル、VOD、および/または他のオンデマンドコンテンツを提供するために利用できることが多い既存の非IP QAMコンテンツ配信チャネルを利用できないことが多い。
[0005]
IPベースのコンテンツ配信の重要性は高まっており、多くの消費者プロダクトは、および新たなセットトップボックスでさえも、従来のケーブル同調器/復調器がないIPデバイスであるが、同じ場所に残っている既存のコンテンツ配信ネットワークは、多くの場合、あるフォーマット、例えば、MPEG−2フォーマットで、大量のコンテンツを配信することができ、これは、多くのケースにおいて、より最新のMPEG−4標準規格または類似するコーデックを使用するIPベースのコンテンツ配信ストリームによって提供されるのに相当する画像品質、またはより良好な画像品質を提供する。
[0006]
MPEG−4のようなより最新のコーデックは、MPEG−2エンコーダよりも高い圧縮レートを提示およびサポートする一方で、同一のブロードキャストにまたはスイッチされたデジタルビデオストリームに複数のデバイスがアクセスすることとは対照的に、各エンドユーザデバイスには別々のストリームが送られるので、ユニキャストIPベースのコンテンツ配信は、ネットワークリソースに重い負担をかけることがある。このように、MPEG−4は、高データ圧縮レートを提供することができる一方で、IPベースのコンテンツ配信ネットワーク上の全体的な負荷を管理するために、このようなIPベースのコンテンツを配信するのに使用される多くのIPネットワークに関係付けられている帯域幅制約および/またはベストエフォートトラフィック配信制約を、MPEG−4 IPコンテンツストリームが受けることが多いということを考慮に入れると、MPEG−2ベースのQAMチャネル配信方法と比較してビューアー画像品質が悪くなることがある。
[0007]
多くのネットワークオペレータは、既存のインフラストラクチャを利用することができないデバイス、例えば、セル電話機および/または他のIPデバイスに、ユニキャストIPコンテンツ配信をサポートすることを意図した機能性を追加する一方で、ケーブルQAMチャネル配信システムを含む非IPベースのコンテンツ配信システムの既存の配備や、比較的効率が良い態様で高品質のコンテンツを多数のユーザに配信するそれらの能力を考慮に入れると、非IPベースのコンテンツ配信システムに依拠し続ける。
[0008]
したがって、多数の既存のデバイスが既に配備されていることを考慮に入れると、非IPベースのコンテンツ配信技術を使用するケーブルネットワークおよび/またはコンテンツの他のプロバイダが、非IPベースのコンテンツ配信をサポートし続ける可能性があることを認識するべきである。さらに、このようなプロバイダは、IP配信ベースのアプローチを介して少なくともいくらかのコンテンツを供給する可能性もある。
[0009]
IPコンテンツ配信システムにアップグレードすることのコストを考慮に入れると、サービスプロバイダは、IPコンテンツ配信と、非IPコンテンツ配信、例えば、非IPケーブルネットワーク配信方法との混合を提供する可能性がある。現在、このようなサービスは、別々のサービスとして取り扱われることが多い。IPコンテンツ配信と非IPコンテンツ配信は、同一のサービスプロバイダ、例えば、ケーブルオペレータによって提供さるかもしれないが、配信されるコンテンツを供給するのに異なるハードウェアおよびリソースを使用することが多い。IP配信されるコンテンツと非IP配信されるコンテンツとの両方は、顧客構内への出口のポイントで配信ネットワーク、例えば、ケーブルネットワークの一部分を通過するかもしれないが、顧客構内までのハードウェアおよびコンテンツ配信パスの多くは別々で異なっているかもしれない。例えば、顧客は、同調器/復調器とMPEG−2デコーダとを備える従来のケーブルセットトップボックスにMPEG−2ブロードキャストコンテンツを提供する、顧客の家屋に入る同一のケーブルを介して、MPEG−4エンコードされIPパケット化されているコンテンツを含むIPデータを受信するが、顧客構内への配信のためにコンテンツをケーブルに供給するネットワーク中のサーバおよび他のデバイスは異なっていることが多い。
[0010]
サービスプロバイダの非IPベースの配信システムが老朽化するにしたがって、信頼性が低くなり、増加した量のサービスが、欠陥のあるエレメント、または、それらのサービス寿命の終わりに達しようとしているエレメントを置換するように要求する可能性がある。送信機および変調器のような非IPベースの配信システムは、本質的に領域的なことが多いので、QAMコンテンツ配信ネットワークのコンポーネントの置換または故障は、結果として、他の非IPベースのチャネルまたはサービスに必ずしも影響を及ぼすことなく、サービス領域に対応するいくつかの世帯に影響を及ぼす局所的な故障になる可能性がある。
[0011]
非IPベースのチャネルを提供するのに使用されるのとは異なる周波数およびハードウェアを使用して、IPベースのコンテンツ配信が提供されることが多いことを考慮に入れると、コンテンツ配信に対して非IPベースのチャネルに主に依拠するデバイスおよび/または世帯が、非IPベースのチャネルに関連するハードウェア故障および/またはサービス関連停止に関係付けられている時間期間中およびチャネルに対して、IPコンテンツ配信システムに負荷をかけすぎることなくIPベースのコンテンツ配信を利用できるのであれば望ましいだろう。
[0012]
サービス信頼性が重要な問題である一方で、顧客の期待は経時的に変化するので、新たなサービスおよび/またはプログラムチャネルを提供し続ける必要性が残る。既存の非IPベースのコンテンツ配信システムの性質と、例えば、ブロードキャストサーバおよびコンフィギュレーションセットアップの要件と、非IPベースのシステムによってサービスが提供される領域が比較的大きなサイズであることとが理由で、非IPベースのコンテンツ配信システムにおいて新たなサービスをロールアウトすることは、IPコンテンツサーバにおいて行うよりも労働集約的であることが多い。IPコンテンツサーバでは、単純明快な方針ルールにより、および/または、サーバが少数の顧客を担当していることにより、ユーザへのコンテンツの配信は比較的簡単に構成することができる。このように、IPシステムは、新たなサービスの試験に対する良好なプラットフォームである傾向があるが、たいていのケースでは、多数のユーザに帯域幅効率が良い態様でサービスを提供することが望ましいときに、非IPコンテンツ配信が長期間の配備の点から好まれる。
[0013]
システム信頼性を向上させるための方法および装置に加えて、たとえ、サービスを提供するための非IPベースのシステムが、直ちに利用可能でないとしても、および/または、新たなサービスをサポートする準備がサービス配備のときにできていないとしても、さまざまな領域中の複数のユーザにサービスを提供することができる、新たなサービスの配備を容易にする方法および装置が開発できれば望ましいだろう。
概要
[0014]
さまざまな特徴は、ユーザデバイスに供給されるコンテンツの代替のソース間の移行をサポートすることによって、例えば、顧客構内デバイスが自動的にまたはユーザ入力に応答して、代替のコンテンツソース間で移行することによって、顧客経験を向上させることに関連している。
[0015]
コンテンツを受信するデバイスは、例えば、受信しているコンテンツの悪い品質が理由で、または、コンテンツの受信における中断が理由で、のいずれかで、ネットワークデバイスから受信するコマンドに応答して、または、デバイスの自己主導で、複数の利用可能なコンテンツソース間で自動的にスイッチすることができる。あるコンテンツソースから別のコンテンツソースにスイッチする、デバイス、例えば、セットトップボックスは、スイッチに関する変更および理由を報告する信号を、ネットワーク中のサーバに送ってもよい。代替的に、ネットワーク中のデバイスによって、例えば、コンテンツに対する要求に応答してユニキャストコンテンツストリームでIPコンテンツをストリーミングするIPコンテンツサーバによって、スイッチを検出する。
[0016]
QAM配信チャネルから代替のIPコンテンツ配信ソースにスイッチする複数のデバイスの検出は、QAMチャネルを介するコンテンツの配信において使用されるハードウェア中の問題を示しているかもしれない。ネットワークヘッドエンド中のサーバは、他のデバイス、例えば、セットトップボックスおよび/または他のクライアントデバイスに対して、QAMチャネルの使用からIPコンテンツベースの配信にスイッチするように命令することができ、それにより、QAMチャネルコンテンツ配信問題を報告している顧客と同一のQAMチャネル機器におよび/またはハブに対応するサービスに対する可能性ある中断を避けることができる。QAMチャネルからIPベースのコンテンツ配信に顧客をスイッチさせることは、配信がIPコンテンツサーバにスイッチされた、プログラムまたはコンテンツの他の部分の視聴を中断することなく、QAMコンテンツ配信ハードウェアがサービスを提供することも可能にする。
[0017]
QAMチャネルのスイッチの間、ユーザはIPサーバに付加的な負荷を加えるかもしれないが、それは限定された領域ベースであり、すべてのQAMチャネルというわけではなく配信問題を経験しているチャネルに限定されるので、多くのケースにおいて、IPコンテンツサーバに過度に重い負担をかけることなくスイッチを実現することができる。
[0018]
さまざまな実施形態において、ソースの1つは、非IPベースのコンテンツソースであり、例えば、MPEG−2エンコードされているビデオデータを提供するチャネルであり、少なくとも1つの他のソースは、IPパケットを使用して通信されるコンテンツのソースである。
[0019]
代替のソースは、プログラムまたは映画の、異なるソースであってもよく、各ソースは、コンテンツを提供するが、コンテンツの他方のソースとは異なるフォーマットで、または少なくとも部分的に異なる通信パスを使用して提供する。
[0020]
いくつかの実施形態では、2つの代替のソースは両方ともIPソースであるが、一方はローカルソースであり、他方のソースは、ユニキャストIPコンテンツストリームをストリーミングするネットワークIPコンテンツサーバである。ローカルソースの例は、ホーム中に位置付けられているゲートウェイデバイスである。ゲートウェイデバイスによってサポートされているURLを介して、ゲートウェイデバイスを通してコンテンツを取得することができる。ゲートウェイは、QAMチャネルからコンテンツを受信し、IPパケットを使用するローカルネットワークを通した配信のために、コンテンツをトランスコードする。
[0021]
さまざまな実施形態において、ソースからのコンテンツを使用する個々のデバイス、例えば、個々のセットトップボックスまたはユーザデバイスは、コンテンツ、例えば、プログラムに対する可能性あるソースに関する情報を記憶する。QAMチャネルソースを介して、コンテンツをトランスコードしてコンテンツをIPパケットで供給できるゲートウェイデバイスのようなローカルIPストリーミングデバイスを介して入手可能なコンテンツを示す情報を、遠隔ソース、例えば、IPコンテンツサーバから入手可能なコンテンツを示す情報を、デバイスは取得する。デバイス、例えば、セットトップボックスは、個々のプログラムまたは映画を入手可能な異なる利用可能なソースを相関させる。このように、コンテンツの各可能性ある部分に対して、複数の可能性あるソースを示す情報をデバイスは記憶することができる。情報は、プログラムまたはコンテンツリスト中に記憶させることができ、デバイスは、1次ソースとして1つのソースを選択し、同一のコンテンツに対する2次ソースとして別のソースを選択する。コンテンツ、例えば、プログラムは、同一であるかもしれないが、コンテンツを提供するソースに依存して、異なるようにエンコードされているかもしれないし、通常は異なるようにエンコードされている。ローカルコンテンツサーバがソースとしてリストアップされているケースでは、オリジナルソースは、例えば、QAMチャネルであり、QAMチャネル上でコンテンツが受信され、ホームネットワークを介した配信のために、ゲートウェイデバイスがコンテンツをトランスコーディングおよび再パケット化する。このように、少なくともいくつかの実施形態では、個々のプログラムに対してリストアップされている複数のソースによりコンテンツを受信する、個々のセットトップボックス、ゲートウェイ、および/またはユーザデバイスによって受信された、チャネルリスト情報、プログラムガイド情報、および/またはサービス情報から、プログラムガイドが作成される。
[0022]
品質問題を検出することに応答して、期待されるコンテンツストリームの受信の失敗を検出することに応答して、または、通信ネットワーク中のデバイスからのコマンドに応答して、セットトップボックスまたは他のデバイスは、プログラム受信の間に、1番目のコンテンツソースから2番目のコンテンツソースにスイッチすることができ、スイッチが行われたポイントから、プログラムは受信され、デコードされ、出力される。このように、プログラムにおける移行がトリガされた場所から出力が継続することにより、ユーザ、例えば、ビューアーの観点からは、比較的トランスペアレントな移行を行うことができる。
[0023]
多くの実施形態において、セットトップボックスまたは他のデバイスによって非IPコンテンツソースをサポートすることができるときには、非IPコンテンツソースは、ユニキャストIPコンテンツソースよりも好まれる。このアプローチは、QAMケーブルチャネルからコンテンツを取得することができるときには、複数のユニキャストコンテンツ配信ストリームに対する必要性を避けることによって、ネットワーク上の負荷を低減させる。しかしながら、ネットワーク問題またはコンテンツ品質問題のケースにおいて、IPコンテンツストリームへのスイッチをサポートすることによって、このようなスイッチオーバーをサポートしない場合よりも、より大きな信頼性を達成することができる。
[0024]
さらに、ネットワークサービスより前に、または、特定のエリア中のデバイスが問題を示すことに応答して、ネットワークを介してスイッチオーバーをトリガすることができるので、多くのケースにおいて、エンドユーザに完全にトランスペアレントな態様でスイッチオーバーを実行することができる。ネットワーク問題が解決された後に、例えば、欠陥のあったネットワークエレメントが置換または修理点検された後に、2次コンテンツ配信ソースから1次コンテンツ配信ソースにスイッチバックするための、または、ソースのうちのどれを1次ソースおよび2次ソースと考えるかを変更するためのコマンドを、ネットワークサーバによって発行することができる。このように、ネットワークリソースを効率の良い方法で使用することができ、システムコンポーネントの置換の間でさえ、顧客に対するサービスの中断を最小限にすることができる。
[0025]
したがって、本願は、代替のソース間で、例えば、QAMケーブルブロードキャストチャネルまたはSDVチャネルのような、非IPチャネルのような1番目のソースからIPビデオストリーミングソースのような2番目のソースに、プログラム配信/受信を自動的に移行させるための方法および装置を記述していることを認識すべきである。非IPチャネルを介する配信に関して検出された問題によって、または、スケジューリングされたサービスの理由で、移行をトリガすることができる。移行は、デバイスに送られたコマンドに応答してのものかもしれないし、または、受信デバイスがコンテンツソースの1つに関する問題を検出して代替のコンテンツソースへの自動的なスイッチをトリガしたことが理由のものかもしれない。少なくともいくつかの実施形態において、異なるコンテンツソースは異なるコーディング方法に対応しており、例えば、非IPコンテンツ配信チャネルによって、MPEG−2エンコードされパケット化されているコンテンツが配信され、ユニキャストIPコンテンツ配信技術を使用して、MPEG−4が配信される。
[0026]
ここで記述する方法および装置は、ブロードキャストまたは他の非IPソースからの継続した配信をコンテンツ配信問題が妨げるときにも、ユーザがプログラムの終わりを視聴することを可能にすることによって、顧客の観点からの信頼性における向上を容易にする一方で、方法は、新たなサービスのロールアウトを容易にするために使用することもできる。
[0027]
いくつかの実施形態にしたがうと、初めに、サービスは領域ベースで提供され、IPコンテンツソースが1次ソースとして設定され、2次ソースは存在しない(利用できない)。サービスのロールアウトが進むにしたがって、新たなサービスに対してQAMコンテンツ配信チャネルが構成される。サービスに対するQAMチャネルが利用可能になったデバイスは、QAMチャネルを1次ソースとして、IPソースを2次ソースとして使用するように命令される。QAMチャネル、例えば、ブロードキャストチャネルは、さまざまな領域中でプロビジョニングされているので、経時的に、IPソースに依拠するデバイスがQAMベースの配信ソースに移行される。この態様で、たとえ、サービスの配備のときにいくつかの領域中で、サービスをサポートするための非IP QAMチャネル配信機器を構成する時間がなかった場合でも、広いエリアに渡ってサービスをロールアウトすることができる。多くのケースにおいてどのようにサービスが提供されているのかを、あるいは、QAMコンテンツ配信システムとIPコンテンツ配信システムとの両方によって経時的にサポートされるが、完全な2重化または利用可能性を達成するには時間がかかる配備の移行の性質を、コンテンツソース間の移行がユーザに認識させないことによって、ユーザは比較的影響を受けない。
[0028]
このように、少なくともいくつかの実施形態において、方法は、新たなサービスの配備を容易にし、最初にIPコンテンツ配信が領域ベースで配備され、徐々に非IPコンテンツ配信がロールアウトされる。
[0029]
本発明の方法および装置は、ケーブルシステムに限定されず、そして、1つはブロードキャスト配信方法であり別のものはオンデマンドIPベースのコンテンツ配信方法である、複数のコンテンツ配信オプションをサポートするシステム中で使用することができる。
[0030]
例えば、いくらかのユーザは、ビデオコンテンツを受信するための衛星システムを有しており、データサービスおよび/またはビデオオンデマンドサービスに対して衛星システムを補足するために、地上ベースのファイバまたはケーブル接続も有している。雨または他の天気関連の条件が原因でサテライト受信が失われる場合に、セットトップボックスは、2次接続を使用して、IPベースのコンテンツソースに一時的にスイッチすることができる。
[0031]
さまざまな例示的な実施形態および特徴を記述してきたが、以下に続く詳細な説明において、多数の追加の実施形態および特徴を記述する。
[0032] 図1は、本発明のいくつかの実施形態にしたがって実現される、例示的なシステムを図示している。 [0033] 図2は、いくつかの例示的な実施形態にしたがって実現される、例示的なゲートウェイ通信デバイスを図示している。 [0034] 図3は、1つの例示的な実施形態にしたがって実現される、第1のタイプの例示的なコンテンツプレーバックデバイス、例えば、セットトップボックス、を図示している。 [0035] 図4は、例示的な実施形態にしたがって実現される、第2のタイプの例示的なコンテンツプレーバックデバイス、例えば、セットトップボックス、を図示している。 [0036] 図5は、例示的な実施形態にしたがって実現される、第3のタイプの例示的なコンテンツプレーバックデバイス、例えば、セットトップボックス、を図示している。 [0037] 図6は、例示的な実施形態にしたがって実現される、第4のタイプの例示的なコンテンツプレーバックデバイス、例えば、セットトップボックス、を図示している。 [0038] 図7は、本発明の1つの実施形態にしたがって、例示的な顧客構内のいくつかの詳細を図示している。 [0039] 図8Aは、発明の1つの例示的な実施形態にしたがった装置によって実現される例示的な方法のステップを示している、例示的なフローチャートを図示している。 図8Bは、発明の1つの例示的な実施形態にしたがった装置によって実現される例示的な方法のステップを示している、例示的なフローチャートを図示している。
詳細な説明
[0040]
図1は、発明の1つの例示的な実施形態にしたがって実現される、例示的なシステム100を図示している。システム100は、顧客構内機器(CPE)、例えば、セットトップボックス、インターネットプロトコル(IP)能力があるTV、コンピュータ、タブレット、モバイルフォンなどへの、コンテンツの配信をサポートしている。例示的なシステムは、異なるロケーションに物理的に位置付けられている1つ以上のサブシステムを備えている。システム100中に示している1つ以上のサブシステムは、1つ以上の通信ネットワーク、例えば、ケーブルネットワーク、インターネットなどを通して、情報を通信および/または交換する。
[0041]
システム100は、コンテンツ供給者システム101と、ネットワークヘッドエンド102と、例えば、ハイブリッドファイバ同軸(HFC)ネットワークおよび/またはインターネットを含む、通信ネットワーク110と、IP能力があるコンテンツサーバ108と、ヘッドエンド102によって担当される、顧客構内を有する複数の領域104、106とを備えている。ヘッドエンド102は、図1において示しているコンポーネントを含むケーブルオフィスまたは他のロケーションに位置付けられているシステムであってもよい。さまざまな実施形態において、コンテンツ、例えば、マルチメディアコンテンツは、ヘッドエンド102および/またはIPコンテンツサーバ108から、通信ネットワーク110を通して、顧客構内104、106中の1つ以上のCPEに配信される。BFS120、SDVサーバ122、またはVODサーバ123から配信されるコンテンツは、顧客構内に供給され、顧客構内へのエントリにおいて同一のケーブルを通過するかもしれないが、コンテンツが異なるサーバによって供給されることに関して、個々の顧客構内へのパスの少なくとも一部分に対しては、異なる機器および/またはネットワークリンクが使用される。このことは、少なくともいくつかの実施形態において、特定の領域または世帯へのケーブルQAMチャネル、例えば、BFSチャネル、の分配をサポートするのに使用されるハードウェアの特定の領域または特定の部分に問題がある場合に、例えばIPコンテンツサーバ108へのスイッチをサポートすることによって、ネットワーク弾力性を向上させる機会を提供する。
[0042]
コンテンツ供給者システム101は、サービスプロバイダのネットワークヘッドエンド102と、IP能力があるコンテンツサーバ108のような1つ以上のIPコンテンツサーバとを含む複数の領域分配システムに、コンテンツ、例えば、映画および/または他のプログラミングコンテンツを供給する。IP能力があるコンテンツサーバ108は、MPEG−4にエンコードされているフォーマットで、または、別の最新のコーディングフォーマットで、コンテンツをユニキャストストリーム中でストリーミングすることができ、エンコードされているデータがIPパケットで送られる。ヘッドエンド102中のBFSおよび他のサーバは、コンテンツ、例えば、MPEG−2エンコードされMPEG−2パケット化されているコンテンツを、このようなコンテンツをそれらが受信、復調、およびデコードできるようにする同調器および復調器を有するデバイスに対して、非IPフォーマットで供給するのによく適している。MPEG−2コンテンツ配信システム、例えば、ブロードキャストまたはSDVは、ならびに、QAMベースのVODでさえも、コンテンツを受信することを望む各セットトップボックスまたはユーザデバイスに別々のユニキャストストリームを送信する必要なく、同一のコンテンツを単一のチャネル上で複数のシステムにブロードキャストおよび/または配信できるという点で効率が良い。一方、IP能力があるコンテンツサーバ108は、ユニキャストコンテンツ配信をサポートする。これは、特に、セル電話機およびIP TVのようなIP能力があるデバイスに対してよく適している。IP能力があるデバイスでは、コンテンツのオンデマンドストリーミングが望まれるが、たいていのケースにおいて、IPユニキャストストリームが複数のデバイスをサポートするという利点がなく、または、複数のデバイスによって共有されるという利点がなく、各ユニキャストストリームが帯域幅を要求するので、オンデマンドストリーミングは、システム全体のリソースに重い負担をかけていることがある。したがって、帯域幅の観点からは、ネットワークヘッドエンドおよび非IP QAM変調ケーブルチャネルを介してサービスを提供することが望ましい。しかしながら、少なくともいくつかのIPデバイスをサポートするために、配信されるコンテンツ、例えば、TVプログラムおよび/または映画の大部分に対して、両方の配信方法がサポートされている。
[0043]
図1において、ネットワークヘッドエンド102に対応し、ネットワークヘッドエンド102によって担当される領域104ないし106を、例として示している。実例の目的のために、例えば第1の領域に対応する単一のネットワークヘッドエンド102と、単一のIP能力があるコンテンツサーバ108とを示しているが、システム100は、異なる領域に対応する複数のネットワークヘッドエンドと、1つより多いIPコンテンツサーバ108とを備えていてもよく、いくつかの実施形態では備えていることを認識するべきである。
[0044]
コンテンツ供給者システム101は、エンコードされていないコンテンツソース112と、MPEG−2エンコーダ114と、MPEG−2パケタイザ116と、MPEG−4エンコーダ118とを備えている。エンコードされていないコンテンツソースは、コンテンツ、例えば、映画、TVプログラム、および/または他のプログラミング情報を、エンコードされていない形式で、図示しているコンテンツ供給者システム101中の異なるエンコーダに供給する。名称が示唆しているように、MPEG−2エンコーダ114が、MPEG−2準拠のフォーマットでプログラミングコンテンツをエンコードする一方で、MPEG−4エンコーダ118は、MPEG−4準拠のフォーマットでプログラミングコンテンツをエンコードする。MPEG−2パケタイザ116は、パケット化を行い、例えば、MPEG−2エンコーダから受け取ったエンコードされているプログラミングコンテンツに対応するパケットを発生させ、パケット化したコンテンツをヘッドエンド102に供給する。MPEG−4エンコーダは、MPEG−4準拠でエンコードされているコンテンツを、IP能力があるコンテンツサーバ108に供給する。
[0045]
ネットワークヘッドエンド102は、ヘッドエンド102によってサービスが提供される領域104、106に対応する顧客構内に、通信ネットワーク110を介してサービス、例えば、コンテンツ配信サービスを提供する。ヘッドエンド102は、複数の顧客構内を担当するケーブルネットワークオフィスまたはハブサイトにおいて実現してもよく、示しているように互いに結合されている複数のサーバおよびデータベースを備えている。図1の実施形態において、ヘッドエンド102は、コンテンツサーバ、例えば、ブロードキャストファイルサーバ(BFS)120、スイッチされたデジタルビデオ(SDV)コンテンツサーバ122、ビデオオンデマンド(VOD)サーバ123、コンテンツ記憶装置124、ネットワーク制御サーバ126、顧客データベース128、および企業管理サーバ130を備えている。ヘッドエンド102中に含まれるように示しているさまざまなサーバおよび/またはエレメントは、いくつかの実施形態では、ヘッドエンド102の外側に存在しており、例えば、分散した態様で、システム100中のどこに位置付けられていてもよいことを認識すべきである。図1の例において、ヘッドエンド102中に含まれるさまざまなサーバおよび他のエレメントは、ローカルネットワーク132によって互いに結合されている。ローカルネットワーク132は、1つ以上のネットワークインターフェース134を介して、他のネットワークおよび/またはデバイスに結合されている。例えば、ヘッドエンド102は、ネットワークインターフェース134を介して通信ネットワーク110に結合されており、1つ以上の他の外部ネットワークにも結合されているかもしれない。いくつかの実施形態では、システム100は、通信、例えば、コンテンツの配信および/または他のシグナリングをサポートする1つ以上の基地局(BS)を、セル電話機のような移動体デバイスとともに含む、1つ以上のモバイルネットワークも備えている。
[0046]
コンテンツサーバ120、例えば、とりわけブロードキャストファイルサーバ(BFS)は、領域104、106中の顧客構内における1つ以上のコンテンツプレーバックデバイスへの配信のために、プログラミングコンテンツおよび/または他の情報を通信する、例えば、ブロードキャストする、役割を果たす。スイッチされたデジタルビデオ(SDV)コンテンツサーバ122が、SDVコンテンツの受信をサポートする1つ以上のコンテンツプレーバックデバイスに、デジタルプログラミングコンテンツを提供する一方で、VODサーバ123は、1人以上の顧客によって注文されたビデオオンデマンドコンテンツを配信する役割を果たす。さまざまな実施形態において、コンテンツサーバ120、122、123は、コンテンツ記憶装置124からのプログラミングコンテンツにアクセスし、通信ネットワーク110を介したさまざまなCPデバイスへの配信に適した伝送ストリームを発生させる。コンテンツ記憶装置124は、コンテンツ、例えば、コンテンツ供給者システム101中のパケタイザ116から受信したオーディオ、ビデオ、および/または他のマルチメディアコンテンツ、例えば、パケット化されているエンコードされたMPEG−2コンテンツを記憶する。
[0047]
ネットワーク制御サーバ126は、顧客構内へのコンテンツの適切な配信を確認するためにネットワークを監視し、例えば、ネットワーク輻輳、ネットワークエレメントにおける障害、および/または他の問題が原因で、コンテンツ配信において問題が発生したか否かを決定するように構成されている。ネットワーク制御サーバ126は、品質またはコンテンツ配信の問題が原因で利用可能なコンテンツソースの間でスイッチすることを決定する顧客構内デバイス、例えば、セットトップボックスからのメッセージを受信することができ、いくつかの実施形態において受信する。いくつかの実施形態では、制御サーバ126は、この情報を使用して、代替のコンテンツ配信ソースにスイッチするデバイスと共通の配信機器を有する顧客構内デバイスを識別し、そのようなデバイスのうちの1つ以上に、特定のチャネルまたはプログラム上の問題に出くわす前に、代替の、例えば、2次のコンテンツ配信ソースにスイッチするように続けて命令する。
[0048]
このように、さまざまな実施形態において、ネットワーク制御サーバ126は、例えば、命令することによって、1番目のコンテンツソースからプログラムコンテンツを受信することから2番目のコンテンツソースにスイッチするように、顧客プレーバックデバイス、例えば、セットトップボックスまたは他のデバイスを制御するように構成されている。いくつかの実施形態の1つの特徴にしたがうと、問題、障害、またはネットワーク輻輳が検出されたときに、ネットワーク制御装置126は、コンテンツのこのような変更を実行するように1つ以上のデバイスにコマンドする。他のいくつかの実施形態では、これは、何らネットワーク輻輳および/または機器障害がなくても行われる。例えば、特定のコンテンツソースからの配信に干渉するかもしれない機器のサービスがスケジューリングされているときに行われ、または、サービスが、初めは、ケーブルコンテンツサーバ108を介して、いくつかのデバイスに提供されるかもしないが、いったんヘッドエンド中のサーバ120、122がサービスを提供するようにプロビジョニングされると、それらのサーバのうちの1つからのコンテンツを使用するようにそれらのデバイスがスイッチされる、新たなサービスのプロビジョニングの一部として行われる。
[0049]
ネットワーク制御サーバ126は、セットトップボックスおよびゲートウェイデバイスのようなデバイスに対して、可能なときには、プログラムに対する1次コンテンツソースとしてどのデバイスをそれらが使用すべきであるかを、ならびに、バックアップソースとして、例えば、2次ソースとして、または、いくつかの実施形態では3次ソースとしてさえも、どのコンテンツソースを使用すべきであるかを教える。プログラムごとのベースで、または、コンテンツの部分ごとのベースで、1次/2次コンテンツソース情報が提供されるかもしれない。代替的に、IP能力があるコンテンツサーバ108よりもむしろ、可能なときにはいつでも、コンテンツソースとしてBFS120またはSDVサーバ122を使用するように、あるいは、可能なときにはいつでも、顧客構内におけるゲートウェイデバイスによって発生されたそのようなコンテンツのトランスコードされているバージョンを使用するように、一般的な命令として示される。
[0050]
複数の顧客に対して、顧客データベース128は、顧客情報、アカウント情報、および、顧客構内にインストールされているデバイスに関する情報を含んでいる。いくつかの実施形態において、顧客アカウント情報は、例えば、顧客アカウント番号、顧客加入/サービス情報、顧客デバイス能力、および、請求に関連する他の情報を含んでいる。顧客データベース128は、顧客デバイス情報も、例えば、識別子、および/または、ヘッドエンド102によって担当されるさまざまな顧客構内においてインストールされている、ビデオゲートウェイ、STB、ケーブルモデムなどのような顧客デバイスに関する他の情報も、含んでいる。BM(企業管理)サーバ130は、ヘッドエンド102によってサービスが提供される顧客に対応する請求情報を処理する。これは、顧客に提供されているサービスにおける変更、アップグレード、オンデマンドコンテンツの購入、および/または他のアクティビティに応答して、請求料金情報を更新することを含んでいる。企業管理サーバ130は、サービス請求支払情報、例えば、請求支払取引、引き落としアカウントからの差引、メール請求も処理する、ならびに/あるいは、割り引きおよび/または他の情報も処理する。
[0051]
さまざまな実施形態において、IP能力があるコンテンツサーバ108は、IPコンテンツサーバ108によって担当される領域104、106中の顧客構内におけるさまざまなIP能力があるコンテンツプレーバックデバイスに、ユニキャストIPプログラムコンテンツストリームを供給する。IPコンテンツサーバ108は、エンコードされているコンテンツをMPEG−4エンコーダ118から受信するMPEG−4エンコードコンテンツ記憶装置136と、パケット化を行い、例えば、MPEG−4エンコードされているプログラミングコンテンツに対応するパケットを発生させ、領域104、106中の顧客構内中のさまざまなIP能力があるデバイスに、パケット化されているコンテンツを供給するIPパケタイザ138とを備えている。
[0052]
図1において示しているように、通信ネットワーク110を通過する通信リンク171、173が、領域1 104中の顧客構内および領域M 106中の顧客構内における顧客構内機器(CPE)をそれぞれ、ネットワークヘッドエンド102中に示しているさまざまなエレメント/サーバに結合させている一方で、リンク175、177が、領域1 104中の顧客構内および領域M 106中の顧客構内における顧客構内機器(CPE)を、IPコンテンツサーバ108に結合させている。通信リンク179は、IPコンテンツサーバ108をヘッドエンド102に結合させており、これを通して情報を交換することができる。
[0053]
通信ネットワーク110を介して、IPコンテンツサーバ108と、ネットワークヘッドエンド102中に示しているエレメントは、領域104、106中の顧客構内に位置付けられているデバイスにさまざまな情報を送ることができる、および/または、領域104、106中の顧客構内に位置付けられているデバイスとさまざまな情報を交換することができる。通信ネットワーク110は、領域1分配システム140ないし領域M分配システム146を含む複数の領域分配システムを備えている。領域1分配システム140は、第1の変調器142、例えば、ビデオ周波数帯域(VFB)変調器と、第2の変調器144、例えば、データ周波数帯域(DFB)変調器と、マルチプレクサ(MUX)145とを備えている。同様に、領域M分配システム146は、変調器148、例えば、ビデオ周波数帯域(VFB)変調器と、第2の変調器150、例えば、データ周波数帯域(DFB)変調器と、マルチプレクサ(MUX)151とを備えている。
[0054]
領域1 104が、ヘッドエンド102によって担当される顧客に対応する、顧客構内1 152ないしN 156を含んでいる一方で、領域M 106が、ヘッドエンド102によって担当される顧客に対応する、顧客構内1´160ないしN´166を含んでいる。領域1中の各顧客構内152、154、…、156、および、領域M 106中の各顧客構内160、162、…、166は、複数の顧客構内機器(CPE)、例えば、コンテンツプレーバックデバイスを含むデバイスを含んでいるかもしれない。さまざまな実施形態において、顧客構内に位置付けられているCPEには、例えば、ゲートウェイと、モデムと、ルータと、例えば、セットトップボックスや、インターネットプロトコルデバイスや、インターネットプロトコル能力があるTVや、パーソナルコンピュータや、ラップトップのような移動体デバイスや、iPad(登録商標)のようなタブレットデバイスや、iPhone(登録商標)のようなスマートフォンなどを含む、コンテンツプレーバックデバイスとが含まれる。
[0055]
図2は、例示的な、ゲートウェイ通信デバイス200、および、ゲートウェイデバイスのさまざまなエレメントを、より詳細に図示している。例示的なゲートウェイ通信デバイス200は、図1において示したさまざまな顧客構内中で使用することができ、いくつかの実施形態において使用されている。議論の目的のために、ゲートウェイデバイス200は、複数のプレーバックデバイスを含む顧客構内に位置付けられていると考える。複数のプレーバックデバイスには、通常はヘッドエンド102中のコンテンツサーバからコンテンツを受信するセットトップボックスや、IPコンテンツサーバ108からユニキャストIPストリームを介してコンテンツを受信するIP能力があるプレーバックデバイスが含まれる。
[0056]
さまざまな実施形態において、例示的なゲートウェイデバイス200は、ヘッドエンド102中のコンテンツサーバから、例えば、QAMブロードキャストチャネルや、VODおよび/またはSDVコンテンツ配信チャネルを介して、ヘッドエンド102からのプログラミングコンテンツを受信する。いくつかの実施形態の特徴にしたがうと、ゲートウェイデバイス200は、プログラミングコンテンツの少なくとも一部分を、例えば、ローカルホームネットワークを通して、顧客構内の同じ位置に位置付けられている1つ以上のプレーバックデバイスに配信する。いくつかの実施形態では、ゲートウェイデバイス200は、プログラミングコンテンツをプレーバックデバイスに配信する前に、トランスコーディングおよび/またはトランスレーティング動作を実行するように構成されている。いくつかの実施形態において、プロセスの一部として、ゲートウェイデバイスは、受信したプログラムコンテンツを復調および/またはデコードし、その後、コンテンツを再エンコードしてパケット化する。宛先プレーバックデバイスに基づいて、例えば、それらがサポートするコーデック、および/または、それらがサポートすることができる帯域幅やデータレートなどに基づいて、コンテンツを再エンコードすることができ、異なるプレーバックデバイスは、異なるようにコード化されているコンテンツを受信する。
[0057]
示しているように、ゲートウェイデバイス200は、バス210を介して互いに結合されている、ケーブルネットワークインターフェース202と、ローカルエリアネットワーク(LAN)インターフェース204と、プロセッサ206と、記憶デバイス、例えば、メモリ208とを備えている。ゲートウェイデバイス200のさまざまなエレメントは、バス210を通してデータおよび情報を交換することができる。
[0058]
ケーブルネットワークインターフェース202は、QAM同調器/復調器214を含む1つ以上の同調器/復調器ペアと、ケーブルモデム、例えば、DOCSISモデムとを含んでいる。インターフェース202を介して、ゲートウェイデバイス200は、他のデバイスと、および/または、ネットワークヘッドエンド102中のサーバのようなシステムエレメントと、通信ネットワーク110を通して信号および/または情報を交換することができる。ケーブルネットワークインターフェース202は、異なるサーバ、例えば、BFS、VODサーバ、SDVサーバなどから/への、コンテンツおよび/または他の情報の受信および/または送信をサポートする。さまざまな実施形態において、ケーブルネットワークインターフェース202は、通信ネットワーク110を通してコンテンツをそれぞれ受信および送信する、受信機および送信機を含んでいる。QAM同調器−復調器214は、プログラミングコンテンツを受信するための周波数帯域に同調し、受信したコンテンツおよび/または情報を復調することができる。同調器/復調器214は、プロセッサ206および同調器制御モジュール228の制御下で作動する。図示している実施形態では、ゲートウェイデバイス200は、IPコンテンツサーバ108からIPストリームを介してプログラミングコンテンツを受信することを可能にするケーブルDOCSIS215を備えており、プログラミングコンテンツはその後、記憶、処理、および/または、例えば、ホームネットワークを介して、1つ以上のセットトップボックスまたはIPデバイスに供給することができる。いくつかの実施形態では、ゲートウェイは、ケーブルモデム215を備えていない。このように、さまざまなインプリメンテーションが可能であり、ゲートウェイ200によって、幅広いさまざまなコンテンツプレーバックデバイスをサポートすることができることを認識すべきである。
[0059]
LANインターフェース204、例えば、ホームネットワークインターフェースを介して、ゲートウェイデバイス200は、例えば顧客構内の同じ位置に位置付けられているコンテンツプレーバックデバイスのような他のさまざまな顧客構内機器と、ローカルネットワーク、例えば、ホームネットワークを介して、信号および/または情報を交換することができる。LANインターフェース204は、さまざまな顧客構内機器から/への、ホームネットワークを通したコンテンツおよび/または他の情報の受信および/または送信をサポートする。いくつかの実施形態では、ホームネットワークは、例えば、イーサネット(登録商標)、WiFi、MoCA(同軸ケーブルマルチメディア)である。LANインターフェース204は、イーサネットインターフェース216と、一体型WiFiモデム218と、オプションのMoCAインターフェース220とを含んでいる。
[0060]
プロセッサ206、例えばCPUは、ルーチン222および1つ以上のモジュールを実行し、ゲートウェイデバイス200を、発明にしたがって動作するように制御する。プロセッサ206は、ゲートウェイデバイス200の一般的な動作を制御する役割を果たす。このように、ゲートウェイデバイス200を制御するために、プロセッサ206は、メモリ208中に記憶されている、情報、さまざまなモジュール、および/または、命令を含むルーチンを使用する。
[0061]
ルーチン222に加えて、メモリ208は、トランスコーディングおよびトランスレーティングモジュール224と、メッセージ処理モジュール226と、同調器制御モジュール228と、パケット発生モジュール230と、コンテンツ供給制御モジュール232と、プレーバックデバイスに対応する情報234と、記憶されているコンテンツ236とを含んでいる。
[0062]
ルーチン222は、通信ルーチンおよび/またはデバイス制御ルーチンを含んでいる。いくつかの実施形態では、ゲートウェイデバイス200は、プログラムコンテンツをコンテンツプレーバックデバイスに供給するより前に、コンテンツが、受信プレーバックデバイスによってサポートされているフォーマット(例えば、エンコーディングおよび/またはデータレート)であるように、プログラムコンテンツにおいてトランスコーディングおよびトランスレーティング動作を実行する必要がある。トランスコーディングおよびトランスレーティングモジュール224は、発明にしたがって、プログラムコンテンツにおいてトランスコーディングおよびトランスレーティング動作を実行するように構成されている。
[0063]
メッセージ処理モジュール226は、ゲートウェイデバイス200によって受信されたさまざまなメッセージおよび/または信号を処理するように構成されている。受信されたメッセージおよび/または信号は、ヘッドエンド102から、およびコンテンツプレーバックデバイス、例えば、STBから受信した、メッセージ、命令、および/または他の信号を含んでいる。例えば、いくつかの実施形態では、所定のチャネルに同調して、プログラムコンテンツの受信を開始し、ゲートウェイ200が位置付けられている顧客構内に位置付けられている1つ以上のプレーバックデバイスに、受信したプログラムコンテンツの少なくとも一部分を供給するためのメッセージを、メッセージ処理モジュール226は、ヘッドエンド102中のネットワーク制御サーバ126から受信する。ゲートウェイデバイス200は、受信したメッセージを処理し、プロセッサ206に、および/または、受信したメッセージに応答してさらなるアクションを行う1つ以上の他のモジュールに、情報を提供する。
[0064]
同調器制御モジュール228は、所定の時間においてプログラムコンテンツを受信するために、所定のチャネル、例えば、QAMブロードキャストチャネル、SDV配信チャネル、またはVOD配信チャネルのうちの1つに同調するのに必要とされる情報および/またはパラメータを、同調器−復調器214に提供することによって、同調器−復調器214を制御する。いくつかの実施形態では、同調の情報を含むメッセージをヘッドエンド102から受信して処理するメッセージ処理モジュール226から、同調器制御モジュール228は、同調の情報および/または他のパラメータを受信する。その後、同調の情報および/または他のパラメータは、同調器−復調器の動作を制御するために同調器制御モジュール228によって使用される。
[0065]
パケット発生モジュール230は、受信したプログラムコンテンツからユニキャストパケットを発生させる役割を果たす。さまざまな実施形態において、パケット発生モジュール230は、コーディングモジュール238とパケット化モジュール240とを含んでいる。コーディングモジュール238は、発生されたユニキャストパケットが提供されることになるコンテンツプレーバックデバイスによってサポートされているコーディング標準規格にしたがって、プログラムコンテンツをエンコードするように構成されている。例えば、第1のコーディング標準規格をサポートしている第1のプレーバックデバイスに対して、および、第2のコーディング標準規格をサポートしている第2のプレーバックデバイスに対して、ゲートウェイデバイス200がプログラムコンテンツを供給する場合、コーディングモジュール238は、第1のプレーバックデバイスに提供されることになるコンテンツを、第1のコーディング標準規格にしたがってエンコードする一方で、第2のプレーバックデバイスに提供されることになるコンテンツを、第2のコーディング標準規格にしたがってエンコードする。ゲートウェイ200が位置付けられている顧客構内におけるプレーバックデバイスに対応する、サポートされているコーディング標準規格、データレート、物理的なデバイスアドレスなどについての情報を含む、プレーバックデバイスに関する情報が、ゲートウェイデバイス200によって取得され、メモリ中に情報234として記憶される。パケット化モジュール240は、パケットが送信されることになるプレーバックデバイスによってサポートされているコーディング標準規格にしたがってコーディングモジュール238によってエンコードされているコンテンツを、パケット化するように構成されている。
[0066]
コンテンツ供給制御モジュール232は、LANインターフェース204を介し、ローカル、例えばホームネットワークを通しての、コンテンツプレーバックデバイスへのプログラムコンテンツの供給を制御する。コンテンツ供給制御モジュール232は、1つ以上のプレーバックデバイスに対する、LANインターフェース204を介しての、発生されたユニキャストパケットの少なくともいくつかの送信を制御する。例えば、第1の組のユニキャストパケットが第1のプレーバックデバイスに対して発生され、第2の組のユニキャストパケットが第2のプレーバックデバイスに対して発生された場合、コンテンツ供給モジュール232は、ホームネットワークを通しての、第1のプレーバックデバイスに対する、第1の組のユニキャストパケットの少なくともいくらかの送信と、第2のプレーバックデバイスに対する、第2の組のユニキャストパケットの少なくともいくつかの送信とを制御する。
[0067]
コンテンツ記憶装置236は、プログラムコンテンツを記憶する1つ以上のバッファを含んでいる。いくつかの実施形態では、QAMブロードキャストプログラムチャネル、SDVコンテンツ配信チャネル、またはVODコンテンツ配信チャネルのうちの1つを通して、ケーブルネットワーク202を介して受信したプログラムコンテンツを記憶するために、1つ以上のバッファを使用する。
[0068]
いくつかの実施形態において、ゲートウェイデバイス200および他のCPEデバイスは、DLNA(登録商標)をサポートしている、および/または、DLNA準拠デバイスである。いくつかの実施形態では、ゲートウェイデバイス200は、DSG(DOCSISセットトップゲートウェイ)エージェントを含み、CMTS(ケーブルモデム終端システム)として機能する、DOCSIS3.0互換性のあるゲートウェイデバイスである。顧客構内中に示しているが、ホームネットワークゲートウェイ108は、顧客構内の外側に、例えば、顧客構内を担当するハブサイトに、位置付けられていてもよく、いくつかの実施形態では顧客構内の外側に位置付けられている。しかしながら、たいていの実施形態では、ゲートウェイデバイス200は、例えば、ユーザのホーム中の顧客構内サイトにおいて位置付けられている住宅用のゲートウェイであり、住宅用のホームネットワークゲートウェイ108によってサービスが提供されるセットトップボックスおよび他のCPEデバイスが顧客構内サイトに対応する。さまざまな実施形態において、イーサネットがホームネットワークに対して使用されることが多いが、同軸ケーブル、ワイヤレス(例えば、WiFi)、ならびに/あるいは他のタイプのホームネットワークおよび/またはネットワークインターフェースをサポートすることができ、いくつかの実施形態においてサポートされている。
[0069]
図3は、1つの例示的な実施形態にしたがって実現される、第1のタイプの例示的なコンテンツプレーバックデバイス300、例えば、セットトップボックスを図示している。セットトップボックス300は、図1において示した顧客構内の任意の1つ中で使用してもよい。コンテンツプレーバックデバイス300は、ディスプレイデバイス、例えば、モニタおよび/またはテレビ(TV)に結合されていてもよく、いくつかの実施形態において結合されている。以下で詳細に議論するように、第1のタイプのSTB300は、IP能力と非IP能力との両方をサポートする。すなわち、第1のタイプのSTB300は、標準のQAMベースの通信チャネルを使用して通信するとともに、IPを通して外部デバイスと通信することができる。STB300は、バス309を介して互いに結合されている、ケーブルネットワークインターフェース302と、ローカルエリア、例えば、ホームネットワークインターフェース304と、コーデック(コーダ/デコーダ)306と、プロセッサ308と、メモリ310とを備えている。コンテンツプレーバックデバイス300のさまざまなエレメントは、バス309を通してデータおよび情報を交換することができる。
[0070]
ケーブルネットワークインターフェース302を介して、STB300は、他のデバイスと、および/または、ネットワークヘッドエンド102中のサーバのようなシステムエレメントと、通信ネットワーク110を通して信号および/または情報を交換することができる。このように、ケーブルネットワークインターフェース302は、異なるサーバ、例えば、BFS、SDVサーバなどから/への、コンテンツ、アプリケーションデータ、および/または他の情報の受信および/または送信をサポートする。ケーブルネットワークインターフェース302は、QAM同調器/復調器314を含んでいる。QAM同調器/復調器314は、STBデバイス300が同調するチャネルからプログラミングコンテンツを受信し、受信したコンテンツおよび/または情報を復調する。ケーブルネットワークインターフェース302は、IPコンテンツサーバ、例えば、IPコンテンツサーバ108から通信されたIPコンテンツパケットを受信することをサポートするケーブルモデム315をさらに含んでいる。このように、ケーブルネットワークインターフェース302のエレメントにより、標準のQAMベースの通信チャネルを使用する通信とともにIPを通した通信を、STB300がサポートすることが可能になることを認識すべきである。いくつかの実施形態において、インターフェース302は、例えば、ユーザ遠隔制御デバイスから信号を受信するための赤外信号受信機も含んでいる。このように、いくつかの実施形態では、インターフェース302は、ケーブルネットワークインターフェースに加えて、遠隔制御デバイスから信号を受信するためのIRまたは無線インターフェースを含んでいる。
[0071]
LAN、例えば、ホームインターフェース304を介して、図2において図示したゲートウェイデバイス200のような他のさまざまな顧客構内機器と、STB300は信号および/または情報を交換することができる。LANインターフェース304は、ゲートウェイデバイス200から/への、ローカルホームネットワーク、例えば、イーサネット、ワイヤレスおよび/またはMoCAなどを通した、コンテンツおよび/または他の情報の受信および/または送信をサポートする。例えば、いくつかの実施形態では、発明のさまざまな実施形態の特徴にしたがって、プログラムコンテンツの一部分が、ホームネットワークインターフェース304を介して、ホームネットワークを通して、ゲートウェイデバイス200によって、コンテンツプレーバックデバイス300に供給される。LANインターフェース304は、イーサネットインターフェース316と、一体型WiFiモデム318と、オプションのMoCAインターフェース320とを含んでいる。いくつかの実施形態において、LANインターフェース304中の各個々のインターフェースは、受信機および送信機を含んでおり、LAN(例えば、ホーム)ネットワークへのインターフェースを提供する。
[0072]
コーデック306は、送信されるメッセージをエンコードすることと、エンコードされている受信メッセージをデコードすることとのために使用することができ、使用されるコーダ/デコーダである。いくつかの実施形態において、エンコーダ/デコーダは、暗号化されている受信情報を解読する機能も実行する。プロセッサ308、例えば、CPUは、ルーチン322および1つ以上のモジュールを実行し、発明にしたがって、プレーバックデバイス300を動作するように制御する。プロセッサ308は、例えば、ディスプレイに対する情報および/またはプログラムの提示を含むデバイス300の一般的な動作を制御する役割を果たす。デバイス300を制御するために、プロセッサ308は、メモリ310中に記憶されている、情報、さまざまなモジュール、および/または、命令を含むルーチンを使用する。
[0073]
ルーチン322に加えて、メモリ310は、ユーザ入力検出モジュール324と、メッセージ処理モジュール326と、ソース選択モジュール328と、同調器制御モジュール330と、プログラムコンテンツ出力制御モジュール332と、コンテンツ品質監視モジュール334と、通信モジュール335と、情報更新モジュール336と、DLNAモジュール338と、記憶されている情報340と、デバイス識別情報342とを含んでいる。バス309により、バス309に結合されている、プロセッサ308と、コーデック306と、インターフェース302、304と、メモリ310との間の、情報の通信および交換が可能になる。
[0074]
ルーチン322は、通信ルーチンおよび/またはデバイス制御ルーチンを含んでいる。ユーザ入力検出モジュール324は、ユーザ入力、例えば、デバイス300によって受け取られたユーザからの入力を検出する。ユーザ入力は、遠隔制御装置のような制御デバイスによって、または、他の手段、例えば、デバイス上のボタンまたはタッチスクリーン上のアイコンを押すことによってオプションを選択することなどによって、送られるかもしれない。遠隔制御装置からのユーザ入力信号は、インターフェース302を介して受信することができる。ユーザ入力検出モジュール324は、入力の受信の際に、例えば、ユーザ入力を提供する制御信号の受信の際に、何のタイプの選択が、例えば、特定のチャネルに同調するように命令するチャネル選択、プログラムガイド選択、または別の入力が、ユーザによって行われたかを決定する。
[0075]
メッセージ処理モジュール326は、例えばインターフェース302、304を介してSTB300によって受信されたさまざまなメッセージおよび/または信号を処理するように構成されている。受信されたメッセージおよび/または信号は、ヘッドエンド102から、および、ゲートウェイデバイス、例えば、ゲートウェイ200から受信された、メッセージ、命令、および/または他の信号を含んでいる。メッセージ処理モジュール326は、受信したメッセージが変更または更新を示す情報を含んでいるときに、記憶されている情報340を更新するようにさらに構成されている。例えば、いくつかの実施形態では、メッセージ処理モジュール326は、第1のプログラムに対応するコンテンツの第1のソースと、第1のプログラムに対応するコンテンツの第2のソースとを示すコンテンツソース情報を、ヘッドエンド102から受信する。いくつかの実施形態において、コンテンツソース情報は、ソースの名称を、コンテンツを取得するためのチャネルに対応する周波数のような同調パラメータを、および/またはコンテンツソースのURLを示す。STB300は、受信したメッセージを処理し、プロセッサ308に、および/または、受信したメッセージに応答してさらなるアクションを行う1つ以上の他のモジュールに、情報を提供する。
[0076]
ソース選択モジュール328は、プログラムに対応するコンテンツを供給する複数の可能性あるコンテンツソースから、i)プログラムに対応するプログラムコンテンツを取得するための1次コンテンツソース、ii)プログラムに対応するプログラムコンテンツを取得するための2次コンテンツソース、および、iii)プログラムに対応するプログラムコンテンツを取得するための3次コンテンツソースを選択するように構成されている。さまざまな実施形態において、ソース選択モジュール328は、1つ以上の要因、例えば、ヘッドエンド102および/またはIPコンテンツサーバ108から受信したコンテンツソース情報や、所定のプログラムに対する1次ソースとしてどのコンテンツソースを使用するべきかを特定する、ネットワーク制御サーバからの命令などに基づいて、選択を実行する。
[0077]
同調器制御モジュール330は、視聴するプログラムチャネルに対応する周波数に同調するように同調器/復調器314を制御するように構成されている。これは、ユーザに選択されたチャネルであっても、または、ヘッドエンド102中のサーバによって命令されたときに同調するチャネルであってもよい。同調パラメータ、例えば、プログラムチャネルに対応する周波数は、コンテンツソース情報中で示される。
[0078]
プログラムコンテンツ出力制御モジュール332は、プレーバックデバイス300からユーザへの、例えば、ディスプレイデバイス上でのプログラムコンテンツの提示およびプレーバックを制御するように構成されている。コンテンツ品質監視モジュール334は、受信したプログラムコンテンツの品質を監視し、プログラムに対応する受信したコンテンツの品質が予め定められたしきい値を下回るか否かを決定するように構成されている。いくつかの実施形態において、コンテンツ品質監視モジュール334は、コンテンツソース、例えば、1次コンテンツソースからの、プログラムコンテンツの受信の失敗を検出するために監視するようにさらに構成されている。いくつかの実施形態において、1次コンテンツソースから受信したコンテンツの品質が許容可能でないときに、2次コンテンツソースとするように選択されているコンテンツソースへスイッチする(例えば、コンテンツを供給するための選択)ための制御信号をソース選択モジュール328に送るように、コンテンツ品質監視モジュール334は構成されている。いくつかの実施形態において、1次コンテンツソースからのコンテンツの受信の失敗を検出したときに、2次コンテンツソースとするように選択されているコンテンツソースへスイッチするための制御信号をソース選択モジュール328に送るように、コンテンツ品質監視モジュール334は構成されている。このように、1次コンテンツソースから受信したコンテンツの品質が許容可能でないこと、および/または、1次コンテンツソースからのコンテンツの受信において失敗が検出されたことが決定されたときに、2次コンテンツソースとするように選択されているコンテンツソースにスイッチするように、ソース選択モジュール328はさらに構成されている。いくつかの実施形態において、ソース選択モジュール328は、スイッチがなされた、第1のコンテンツソースと第2のコンテンツソースとのうちの一方のコンテンツソースを1次コンテンツソースに設定し、第1のコンテンツソースと第2のコンテンツソースとのうちの他方のコンテンツソースを2次コンテンツソースに設定するようにさらに構成されている。
[0079]
通信モジュール335は、1次コンテンツソースからのコンテンツの受信における困難性を示す情報を、ネットワーク制御デバイス、例えば、制御サーバ126に通信するように構成されている。したがって、いくつかの実施形態において、STB300は、通信モジュール335を使用して、選択したソースからのコンテンツの受信における問題および/または困難性を報告する。
[0080]
例えば、コンテンツの受信の失敗を、および/または、許容不可能な受信コンテンツ品質を、品質監視モジュール334が検出することに応答して、1次コンテンツソースとして選択したコンテンツソースの変更/スイッチがあるときに、記憶されている情報340の一部としてメモリ中に記憶されているコンテンツソース情報を更新するように、情報更新モジュール336が構成されている。したがって、1次コンテンツソースとして選択したコンテンツソースが変更され、別のコンテンツソース、例えば、2次または3次ソースが1次コンテンツソースになるときに、更新モジュール336は、変更を反映するように、記憶されている情報340を更新する。DLNAモジュール338は、コンテンツプレーバックデバイス300がDLNAクライアントになることを可能にするプログラミング命令を含んでいる。DLNAモジュール338は、DLNA関連解読も実行する。
[0081]
記憶されている情報340には、コンテンツソース情報、サービス関連情報、受信コンテンツ品質測定情報などが含まれる。デバイス識別情報342には、例えば、プレーバックデバイス300のメディアアクセス制御(MAC)アドレス、または、プレーバックデバイス300を識別する他の何らかの識別子が含まれる。いくつかの実施形態において、上述したさまざまなモジュールのうちの1つ以上が共同して作動して、例えば、機能を実行するように動作がマージされて、発明の例示的な方法にしたがって所望の出力を生成させる。
[0082]
図4は、1つの例示的な実施形態にしたがって実現される、第2のタイプの例示的なコンテンツプレーバックデバイス400、例えば、セットトップボックスを図示している。セットトップボックス400は、図1において示した顧客構内の任意の1つ中で使用してもよい。コンテンツプレーバックデバイス400は、ディスプレイデバイス、例えば、モニタおよび/またはテレビ(TV)、に結合されていてもよく、いくつかの実施形態において結合されている。第2のタイプのSTB400は、標準のQAMベースの通信チャネルを使用して、例えば、顧客構内の外部に位置付けられている外部デバイスと通信することができるが、サービスプロバイダのIPコンテンツサーバ108からIPパケットストリームを受信するためのケーブルモデムインターフェースを備えていない。
[0083]
STB400は、バス409を介して互いに結合されている、ケーブルネットワークインターフェース402と、ローカルエリア、例えば、ホームネットワークインターフェース404と、コーデック(コーダ/デコーダ)406と、プロセッサ408と、メモリ410とを備えている。コンテンツプレーバックデバイス400のさまざまなエレメントは、バス409を通してデータおよび情報を交換することができる。
[0084]
ルーチン422に加えて、メモリ410は、ユーザ入力検出モジュール424と、メッセージ処理モジュール426と、ソース選択モジュール428と、同調器制御モジュール430と、プログラムコンテンツ出力制御モジュール432と、コンテンツ品質監視モジュール434と、通信モジュール435と、情報更新モジュール436と、DLNAモジュール438と、記憶されている情報440と、デバイス識別情報442とを含んでいる。
[0085]
ケーブルネットワークインターフェース402を介して、STB400は、他のデバイスと、および/または、ネットワークヘッドエンド102中のサーバのようなシステムエレメントと、通信ネットワーク110を通して信号および/または情報を交換することができる。このように、ケーブルネットワークインターフェース402は、異なるサーバ、例えば、BFS、SDVサーバなどから/への、コンテンツ、アプリケーションデータ、および/または他の情報の受信および/または送信をサポートする。第1のタイプのSTB300とは対照的に、STB400のケーブルネットワークインターフェース402は、ケーブルモデムを含んでいない。したがって、ケーブルネットワークインターフェース402を介して、パケット化されているIPコンテンツを外部サーバから受信することは、第2のタイプのSTB400によってはサポートされていない。ケーブルネットワークインターフェース402は、QAM同調器/復調器414を含んでいる。QAM同調器/復調器414は、STB300のQAM同調器/復調器314に関して説明したのと類似する態様で作動し機能を実行する。いくつかの実施形態では、インターフェース402は、例えば、ユーザ遠隔制御デバイスから信号を受信するための赤外信号受信機も含んでいる。
[0086]
STB400中で示している他のさまざまなエレメントは、詳細に説明したSTB300の同様のエレメントと同一または類似の機能を実行する。例えば、モジュール424、426、428、430、432、434、435、436、438は、図3に関して説明したモジュール324、326、328、330、332、334、335、336、338と、同一または類似の機能を実行する。したがって、繰り返しを避けるために、例えば、ケーブルネットワークインターフェース402のような、異なっているエレメント、または内に異なるコンポーネントを含んでいるエレメントのみを説明して、相違を強調する。LANインターフェース404、コーデック406、プロセッサ408、および、メモリ410中に含まれるさまざまなモジュールは、STB300に関して説明したのと同一または類似の機能を実行し、したがって、再度詳細には説明しない。記憶されている情報440には、コンテンツソース情報、サービス関連情報、受信コンテンツ品質測定情報などが含まれる。デバイス識別情報442には、例えば、プレーバックデバイス400のメディアアクセス制御(MAC)アドレス、または、プレーバックデバイス400を識別する他の何らかの識別子が含まれる。
[0087]
図5は、1つの例示的な実施形態にしたがって実現される、第3のタイプの例示的なコンテンツプレーバックデバイス500、例えば、セットトップボックスを図示している。セットトップボックス500は、図1において示した顧客構内の任意の1つ中で使用してもよい。コンテンツプレーバックデバイス500は、ディスプレイデバイス、例えば、モニタおよび/またはテレビ(TV)に結合されていてもよく、いくつかの実施形態において結合されている。第3のタイプのSTB500は、インターフェース中に含まれているオプションのケーブルモデムを使用して、例えば、顧客構内の外部に位置付けられている外部デバイスと、IPを通して通信することができる。しかしながら、第3のタイプのSTB500は、標準のQAMベースの通信チャネルを使用する外部デバイスとの通信はサポートしていない。
[0088]
STB500は、バス509を介して互いに結合されている、ケーブルネットワークインターフェース502と、ローカルエリア、例えば、ホーム、ネットワークインターフェース504と、コーデック(コーダ/デコーダ)506と、プロセッサ508と、メモリ510とを備えている。コンテンツプレーバックデバイス500のさまざまなエレメントは、バス509を通してデータおよび情報を交換することができる。
[0089]
ルーチン522に加えて、メモリ510は、ユーザ入力検出モジュール524と、メッセージ処理モジュール526と、ソース選択モジュール528と、プログラムコンテンツ出力制御モジュール532と、コンテンツ品質監視モジュール534と、通信モジュール535と、情報更新モジュール536と、DLNAモジュール538と、記憶されている情報540と、デバイス識別情報542とを含んでいる。
[0090]
ケーブルネットワークインターフェース502を介して、STB500は、他のデバイスと、および/または、IPコンテンツサーバ108のようなシステムエレメントと、通信ネットワーク110を通して信号および/または情報を交換することができる。このように、ケーブルネットワークインターフェース502は、外部デバイスおよびサーバから/への、コンテンツ、アプリケーションデータ、および/または他の情報の受信および/または送信をサポートする。STB300および400のケーブルネットワークインターフェースとは対照的に、STB500のケーブルネットワークインターフェース502は、QAM同調器/復調器を含んでいない。したがって、ケーブルネットワークインターフェース502を介して、外部サーバからQAMチャネルを通してコンテンツを受信することは、第3のタイプのSTB500によってはサポートされていない。
[0091]
ケーブルネットワークインターフェース502中に含まれているケーブルモデム512は、通信ネットワーク110を通して、外部デバイス、例えば、IPコンテンツサーバ108とのIPを使用する双方向通信を容易にする。いくつかの実施形態では、インターフェース502は、例えば、ユーザ遠隔制御デバイスから信号を受信するための赤外信号受信機も含んでいる。
[0092]
STB500中で示している他のさまざまなエレメントは、詳細に説明したSTB300の同様のエレメントと同一または類似の機能を実行する。図3のエレメントと同一または類似である図5中のエレメントは、3の代わりに5で始まるが最後の2つの数字が同一である参照を使用して識別される。したがって、繰り返しを避けるために、例えば、ケーブルネットワークインターフェース502のような、異なっているエレメントのみを説明して、相違を強調する。LANインターフェース504、コーデック506、プロセッサ508、および、メモリ510中に含まれるさまざまなモジュールは、STB300に関して説明したのと同一または類似の機能を実行し、したがって、再度詳細には説明しない。ケーブルネットワークインターフェース502が異なっていることに加えて、図5から認識することができる別の相違は、STB300、400とは違い、STB500のメモリ510は、同調器制御モジュールを含んでいないことである。これは、STB500がケーブルネットワークインターフェース502中にQAM同調器/復調器を欠いており、したがって、制御を行うための同調器制御モジュールが必要とされていないという事実が原因である。
[0093]
記憶されている情報540には、コンテンツソース情報、サービス関連情報、受信コンテンツ品質測定情報などが含まれる。デバイス識別情報542には、例えば、プレーバックデバイス500のメディアアクセス制御(MAC)アドレス、または、プレーバックデバイス500を識別する他の何らかの識別子が含まれる。
[0094]
図6は、図5のセットトップボックスに類似しているが、ケーブルネットワークインターフェースなしのセットトップボックス600を図示している。図5のエレメントと同一または類似である図6中のエレメントは、5の代わりに6で始まるが、最後の2つの数字が、図5において示した同一の最後の2つの数字を有するエレメントと、同一または類似の機能性を有するデバイス/エレメントを識別するのに使用される参照を使用して識別される。図5において示したエレメントに対する、図6に示しているエレメントの類似性を考慮に入れると、図6のエレメントをさらには記述しない。
[0095]
図7は、図2〜6に関して先に記述したタイプの、ゲートウェイデバイス200と、4個の異なるタイプのセットトップボックス300、400、500、600とを備えている顧客構内、例えば、図1において示した顧客構内1 152を図示している図面700である。広範なデバイスおよびセットトップボックスが単一の顧客構内に存在してもよく、顧客構内において、ホームネットワーク132によってデバイスを互いに結合させることができることを示すように図7は意図されている。さまざまなタイプのデバイスと、ケーブルモデム712に加えてゲートウェイ200が存在することとによって、個々のセットトップボックスがコンテンツを受信することができる複数の代替方法が提供され、個々のセットトップボックスは、IPサーバ108からか、ヘッドエンド102のサーバ120、122、123から直接か、あるいは、ゲートウェイデバイス200が非IPケーブルチャネルを通して受信したコンテンツをトランスコードした後に、IPパケットストリームとして、ホームネットワークを通してゲートウェイデバイス200からか、のいずれかで、コンテンツを受信することができる。
[0096]
図8は、1つの例示的な実施形態にしたがって、装置、例えば、セットトップボックスによって実現される例示的な方法800のステップを図示している。セットトップボックスは、例えば、図7において示したセットトップボックス300、400、500、または600のうちの1つである。
[0097]
方法は、ステップ802において、例えば、セットトップボックスを電源投入することにより開始する。動作は、開始ステップ802から、コンテンツソース情報を受信する受信ステップ804に進む。方法を実現するセットトップボックスに利用可能なコンテンツのソースに依存して、プログラムガイド、ブロードキャストサービス情報の一部として、および/または、ソースの組み合わせから、コンテンツソース情報を受信することができる。受信される情報は、例えば、ブロードキャストサーバ120に対応するさまざまなQAMチャネル上で入手可能なプログラムについての、SDVサーバ122に対応するSDVチャネル上で入手可能なプログラムについての、または、IP能力があるコンテンツサーバ108から入手可能なプログラムについての情報である。ゲートウェイデバイスから入手可能なプログラムのケースでは、トランスコーディングおよびIPパケット化をゲートウェイデバイスがサポートするケースにおいて、コンテンツ情報は、ホームネットワーク710を介してゲートウェイデバイス200からどのプログラムが入手可能であるかについての情報も含んでいるかもしれない。さまざまなコンテンツソースの間で選択するオプションを、セットトップボックスが有していてもよいことを認識すべきである。ソースのうちの1つは、非IP QAMチャネルであってもよく、別のものは、顧客構内の外側のネットワーク中に位置付けられているIPコンテンツソース、例えば、コンテンツサーバ108か、あるいは、顧客構内において位置付けられているIPコンテンツソース、例えば、ゲートウェイデバイス200かのいずれかであってもよい。
[0098]
ステップ806、808、および810は、ステップ804の一部として実行してもよく、ときに実行する。ステップ806において、第1のプログラムに対応するコンテンツの第1のソースを示す第1の情報を受信する。例えば、同調器/復調器とケーブルネットワークへの接続とを含むセットトップボックス、例えば、STB300によって受信および復調することができる第1のプログラムを、BFS120がQAMチャネル上でブロードキャストすることを示す情報を受信する。その後、ステップ808において、第1のプログラムに対応するコンテンツの第2のソースを示す第2の情報を受信する。第2のソースは、例えば、ケーブルモデム315を介して、または、ホームネットワーク710に接続されているケーブルモデム712を介して、IPコンテンツサーバからコンテンツを取得するためにSTB300によって使用することができるURLを発行することができるIPコンテンツサーバ108であってもよい。オプションのステップ810では、第1のプログラムに対応するコンテンツの第3のソースを示す第3の情報を受信する。コンテンツの第3のソースは、第1のプログラムがブロードキャストされるQAMチャネルを介して、またはIPコンテンツサーバから、第1のプログラムを受信することができ、その後、ホームネットワーク710と、STB300中に含まれるLANインターフェース304とを介して、コンテンツをIPパケットの形態でセットトップボックス300にストリーミングすることができるゲートウェイデバイス200であってもよい。
[0099]
ステップ804では、第1のプログラムの複数の利用可能なソースを示す情報を受信するが、プログラムガイド中の各プログラムに対して、類似する情報を受信することができることを認識すべきである。いくつかの実施形態において、プログラムおよび/またはサービス情報を提供するサーバは、STB300が入手可能な複数の個々のプログラムの各々の複数の代替のソースを示す単一のファイルをSTB300に提供する。他の実施形態では、セットトップボックス300は、個々に異なるソースに対応するプログラムおよびソース情報を受信し、受信した情報を相関させて、コンテンツの各部分に対して、例えば、STB300が入手可能な各プログラムに対して、異なる利用可能なソースを識別する。
[0100]
動作は、ステップ804から、例えば、多くのケースにおいて複数の代替のソースを含む、コンテンツの利用可能なソースに関する情報を、メモリ中に記憶するステップ812に進む。
[0101]
オプションのステップ814において、セットトップボックス300は、第1のプログラムに対するコンテンツの1次ソースとして、コンテンツのどのソースを使用するべきかを特定するメッセージを、ネットワーク制御デバイス、例えば、ネットワーク制御サーバ126から受信する。メッセージは、可能なときにはいつでもBFSまたはSDVチャネルをコンテンツのソースとしてセットトップボックス300が使用すべきであることを示す、一般的なメッセージであってもよいし、あるいは、メッセージは、特定のプログラムに対して、または、特定の組のBFSチャネルまたはSDVチャネルから通常は入手可能であろうプログラムに対して、IPコンテンツサーバ108を使用すべきであることを示す、特定のメッセージの形態であってもよい。いくつかのプログラムまたはサービスがヘッドエンド102中のサーバからは入手可能でないがIPコンテンツサーバ108から取得することができる場合に、計画されているネットワークサービスが特定のチャネルまたはプログラムブロードキャストに影響を及ぼすことに応答して、セットトップボックス300と同一の領域中の別のセットトップボックスがチャネルまたはプログラムに関する問題を報告することに応答して、あるいは、新たなサービスのロールアウトの一部として、このようなメッセージを送ることができる。
[0102]
オプションのステップ816において、ステップ814において受信したメッセージ中に含まれる情報を、使用するコンテンツソースの選択の際に将来使用するために記憶する。ステップ816からステップ818に動作が進む。オプションのステップ814と816とをスキップする、または実行しない場合は、動作はステップ812からステップ818に直接進む。
[0103]
ステップ818において、方法を実現するセットトップボックス300は、第1のプログラムに対応するコンテンツを取得するための1次ソースとして使用するために、利用可能なコンテンツソースのうちの1つを選択する。選択した1次ソースは、1番目のソースと呼ぶ。STB300は、1次ソースからのコンテンツの受信に問題がある場合にコンテンツを取得するために使用する2次ソースも選択する。ステップ818において実行した1次ソースの選択は、受信したメッセージ中に含まれていた情報に基づいていてもよい。例えば、サブステップ820において示しているように、ステップ818は、第1のプログラムに対応するコンテンツに対する1次ソースとして、ステップ814において受信したメッセージ中で特定されるソースを選択することを含んでいてもよい。
[0104]
動作は、ステップ818から、接続ノード822を介してステップ824に進む。ステップ824において、STB300は、第1のプログラムコンテンツに対する1次ソースとして選択したコンテンツソースからの、第1のプログラムに対応するコンテンツの受信を開始する。動作はその後、例えば、第1のプログラムに対応するコンテンツの受信、処理、および出力の間に、並行して生じる監視ステップ826、829、および828に進む。
[0105]
ステップ826において、受信したコンテンツの品質を監視する。監視は、受信している第1のプログラムに対応するコンテンツの品質の表示である、欠落しているパケット、欠落しているフレーム、データレートなどの検出を伴うかもしれない。ステップ830において、受信した第1のプログラムコンテンツの品質がしきい値レベル、例えば、セットトップボックス300によって出力されるコンテンツを視聴する視聴者に許容可能であると考えられる品質レベルしきい値を下回っているか否かが決定される。コンテンツの品質が最小許容可能品質しきい値を下回らない場合は、動作は、1次ソースからのコンテンツの受信を継続するステップ832に進む。ステップ832からステップ826および828に進む動作が示され、受信したコンテンツの品質の監視が継続的に実行されることが示される。
[0106]
ステップ829において、STB300は、第1のプログラムを受信するのに使用しているコンテンツソースから別のコンテンツソースにスイッチするためのコマンドを監視する。このようなコマンドは、計画されているネットワークサービスに基づいて、報告されたネットワーク問題に基づいて、あるいは、サービスロールアウトがより効率が良いメカニズム、例えば、IPコンテンツサーバを介してよりむしろQAMチャネルを使用するBFSサーバを介してプログラムを現在提供することができるステージに達したとの理由から、制御サーバ126によって発行することができる。ステップ829においてコマンドを受信した場合は、動作は、受信したコマンドメッセージ中で示されているコンテンツソースにスイッチがなされるステップ834に進む。
[0107]
ステップ828において、STB300は、1次ソースからの、第1のプログラムに対応するコンテンツの受信の失敗を検出するように監視する。失敗は、2次ソース、例えば、IPコンテンツサーバ108からのコンテンツ配信に干渉しない、ネットワーク故障の結果であるかもしれない。
[0108]
ステップ831において、ネットワーク故障、またはコンテンツの受信における問題を、監視が検出したか否かを決定するチェックが行われる。ステップ831においてネットワーク故障または問題が検出された場合は、動作はステップ834に進む。そうでない場合には、動作はステップ836に進み、1次コンテンツソースを介してコンテンツの受信が継続される。
[0109]
ステップ834において、1次コンテンツソース、例えば、非IP QAMチャネルから、2次コンテンツソース、例えば、IPサーバ108のようなIPコンテンツソースに、スイッチがなされる。その後、ステップ838において、STB300は、2次コンテンツソースだったソースが1次コンテンツソースになったことと、1次ソースだったソースがバックアップまたは2次コンテンツソースとして現在は取り扱われるべきであることとを反映するように、STB300のメモリを更新する。オプションのステップ840において、あるコンテンツソースから別のコンテンツソースへのスイッチと、オプション的に、スイッチの理由、例えば、受信した信号の悪い品質、コンテンツの受信における困難性、および/または、コンテンツの受信の完全な失敗を示すメッセージを、ネットワーク制御デバイスに送ってもよい。制御サーバは、このようなメッセージ中の情報を、ネットワーク障害を検出するために、ならびに/あるいは、もしあれば、コンテンツソース間のスイッチを報告したセットトップボックスと同一の領域中の他のどのセットトップボックスに対して、第1のプログラムにおよび/または第1のプログラムと同一のハードウェアを使用して配信されるかもしれない他のプログラムに関するコンテンツソースをスイッチするように命令すべきかに関する決定を行うために、使用することができ、ときに使用する。
[0110]
コンテンツソース間のスイッチは、STBによるプログラムの提示の間に生じるかもしれないが、コンテンツソース間のスイッチが、高速に、ならびに、殆どまたはまったく分断なく生じるので、ビューは比較的影響を及ぼされない。
[0111]
ケーブルネットワークシステムの状況において記述したが、方法は、無線通信および衛星通信による使用に対しても特によく適していることを認識すべきである。ワイヤレス通信チャネルを通して、例えば、無線でまたは衛星を介して、受信することができるブロードキャスト送信を1次ソースとして取り扱い、無線ブロードキャストまたは衛星送信が許容不可能または利用不可能になったときには、地上線、光ファイバ、またはケーブルの接続を使用して、コンテンツを受信する。このようなシステムの一部として、無線を介して受信されたものとしてプログラムは視聴され始め、無線信号品質が許容不可能であること、または、無線チャネルを介してコンテンツを受信することができないことを、セットトップボックスが決定した後に、プログラムの終わりの部分は、ケーブルまたは光ファイバネットワークを通して配信される。セットトップボックスは、プログラムが失われた、または、信号品質が許容可能なしきい値を下回ったときの、プログラム内のそれの場所をシグナリングする要求を、IPコンテンツサーバに送ることができ、IPコンテンツサーバは、必ずしもプログラムの開始からではなく、プログラム中のそのポイントからコンテンツを配信する。
[0112]
一般的に、方法および装置は、同一のプログラムコンテンツを、しかしながら、異なるコーディングフォーマットで、異なるデータレートで、ならびに/あるいは異なる配信ネットワークまたはネットワークの一部分を介して供給することができる、広範な異なるコンテンツソースとともに使用することができる。方法および装置は、同一のプログラミングコンテンツが複数のソース、例えば、QAM通信チャネルを使用して配信されるコンテンツを供給するブロードキャストサーバのようなレガシーコンテンツ配信ネットワークまたはレガシーコンテンツサーバ、ならびに、プログラミングコンテンツを個々のデバイスにストリーミングするユニキャストIPサーバのようなよりモダンなタイプのコンテンツソース、から入手可能なシステムによく適している。いくつかの実施形態において、第1のプログラムコンテンツの第1のソースはブロードキャストコンテンツソースであり、第1のプログラムコンテンツの第2のソースはオンデマンドまたはユニキャストコンテンツソースである。したがって、STBは、第1のプログラムに対応するコンテンツをいずれかのソースから受信することができる。他の実施形態では、異なるソースは両方ともブロードキャストソースまたはユニキャストソースであるが、プログラムコンテンツは、プログラムコンテンツを異なるフォーマットでおよび/または異なるデータレートで供給する異なるデバイス、例えば、サーバによって供給される。少なくともいくつかのこのような実施形態において、異なるソース、例えば、サーバは、配信ネットワークのオーバーラップしない少なくとも何らかの部分を介して、または、完全に異なる配信ネットワークを介して、受信デバイスに結合されている。例えば、少なくとも1つの実施形態では、衛星ソースをプログラムコンテンツの1次ソースとして使用するが、ブロードキャスト衛星ソースからのコンテンツの受信における失敗の場合には、受信機は地上ベースのコンテンツソース、例えば、ユニキャストIPサーバにスイッチし、地上ベースのコンテンツソースが、衛星ブロードキャストによって配信され衛星受信に関する問題より前に受信されていたのと同一のプログラムに対応するコンテンツを供給する。
[0113]
プログラムの1次ソースおよび2次ソースは、チャネルであってもよく、例えば、同調され、受信され、復調され、エンコードされているフォーマットで受信されたときにはデコードされるQAM(直角振幅変調)チャネル、および/または、ユニキャストチャネルまたはブロードキャストチャネルを含むIP配信チャネルであってもよく、ならびに/あるいは、プログラムコンテンツの幅広いさまざまな他のソースであってもよいことを認識すべきである。QAMソース、例えば、QAMチャネルおよび/またはブロードキャストファイルサーバを含む実施形態において、受信機デバイスは通常、復調器回路およびデコーダ回路に結合されているまたは組み合わされている同調器回路を備えている。このようなQAM配信実施形態がサポートされている一方で、本発明の方法および装置は、QAMチャネルベースのコンテンツ配信方法に限定されておらず、1次プログラムソースとしてQAMチャネルを使用し、1次ソースから通常入手可能である同一のプログラムに対応するコンテンツを受信するのに使用することができる2次ソースとして、異なるタイプのソース、例えば、IPチャネルまたはユニキャストIPストリームを使用することを伴うことが多いことを認識すべきである。いくつかの実施形態において、たとえ、しばしば異なるコーディングフォーマットでおよび/または異なるデータレートででも、同一のプログラムコンテンツを取得するのに使用することができる複数のコンテンツソース、例えば、QAMチャネルおよびIPチャネルまたはサーバ、を示すプログラムガイド情報が、セットトップボックスに、および/または、テレビのような他の受信機装置に分配される。したがって、方法および装置は、1次ソースと2次ソースとの間のスイッチを容易にするだけでなく、同一のプログラムコンテンツ、例えば、映画またはテレビプログラムに対する複数の代替のソースをデバイスに通知する情報の配布をサポートする、および/または含む。いくつかの実施形態において、プログラムガイド情報は、分配されたプログラムガイド中にリストアップされているプログラムの大部分に対応するコンテンツに対して、2つ以上、例えば、3つの代替のソースを示す。例えば、50個のプログラムをリストアップしているプログラムガイドは、50個のリストアップされているプログラムのうちの40個に対して2つのソースを示してもよく、いくつかの実施形態では、複数のプログラムに対して3つ以上のソースがリストアップされる。いくつかの実施形態では、各プログラムに対して複数のIPソースがリストアップされる。他の実施形態では、ガイド中にリストアップされているプログラムの大部分に対して、少なくともIPソースと非IPソース、例えば、QAMチャネルとが示される。いくつかの実施形態において、プログラムガイドが表示されたとき、各プログラムの複数の代替のソースが表示され、ユーザが選択することが可能になり、それにより、ユーザが表示するために選択したプログラムに対して、どのソースを1次ソースとして使用すべきであるか、および、他のどのソースを2次ソースとして使用すべきであるか、または、3次ソースでさえ、セットトップボックスまたは受信機に示すことが可能になる。いくつかの実施形態において、プログラムに対する2つのソースのうちの少なくとも1番目のソースは、ブロードキャストファイルサーバ、地上または衛星の無線送信機またはチャネルのようなブロードキャストコンテンツソースであり、2番目のソースは、プログラムコンテンツを含むユニキャストIPコンテンツストリームを、そのようなコンテンツに対する要求に応答して、STBまたは受信機に供給するIPコンテンツソースのようなユニキャストコンテンツソースである。認識されるように、プログラムガイド情報中で示されるプログラムの異なるソースに対応する、送信機、および/または、コンテンツ配信ネットワークの一部分は、通常は異なっている。ユーザまたはネットワークエレメントによってデフォルトソースが設定されているいくつかの実施形態では、デフォルトプログラムソースのみに対するプログラムガイド情報が、ユーザに表示されるプログラムガイド中で表示される。このような実施形態では、表示されているプログラムガイドは、ユーザによって選択されるかもしれない、プログラムに対する代替のソース、例えば、チャネルおよび/またはサーバを示すことにより雑然としてはいない。1つのこのような実施形態において、セットトップボックスまたは受信機は、表示されているプログラムガイドからのプログラムのユーザ選択に応答して、可能なときにはデフォルトソースを使用する。
[0114]
いくつかの実施形態では、1次ソースと2次ソースは、両方ともIPチャネルソースであるが、異なるサイトに位置付けられており、したがって、ネットワークの異なる部分に対応している。IPプログラムチャネルは、ブロードキャストとして、例えば、マルチキャストチャネルまたはユニキャストチャネルとして実現してもよい。ユニキャストチャネルの場合には、1次および2次プログラムチャネル、例えば、ソースは、2つの別々のユニキャストコンテンツストリームとして実現され、別々のユニキャストコンテンツストリームは、異なるサーバおよび/またはネットワークロケーションからストリーミングすることができ、通常ストリーミングされる。認識されるように、ユニキャストコンテンツストリームは、発明にしたがって実現される、さまざまな方法、ならびに、IP STBまたは他の受信機デバイスで受信してもよい。IP実施形態および他のさまざまな実施形態では、セットトップボックスまたは受信機は、QAMチャネル同調器および復調器回路を備えていなくてもよく、さまざまな実施形態において備えていない。例えば、それぞれ1次プログラムチャネルおよび2次プログラムチャネルとして、2つのユニキャストIPストリームを使用する実施形態では、IPストリームを複数の方法で、例えば、1つはケーブルモデムを介して、別のものはワイヤレス受信機を介して受信する。
[0115]
1次チャネルと2次チャネルは、同一のタイプのもの、例えば、QAM通信チャネルを通して受信されるプログラムチャネルであってもよいが、1次プログラムチャネルと2次プログラムチャネルは、異なるタイプの伝送チャネルまたはネットワークに対応していてもよい。例えば、1次プログラムチャネルは、QAMチャネルを介して受信してもよく、2次プログラムチャネルは、IPベースのチャネルまたはネットワークを介して受信してもよい。例えば、第1のコンテンツソースが、コンテンツを配信するのに使用されるQAMケーブルチャネルのようなレガシーコンテンツソースであり、第2のソースが、IPコンテンツソース、例えば、ユニキャストコンテンツソースであるように、方法を使用してもよい。
[0116]
セットトップボックスを動作させる例示的な方法は、第1のプログラムに対応するコンテンツの第1のソースを示す第1の情報を受信することと、第1のプログラムに対応するコンテンツの第2のソースを示す第2の情報を受信することと、第1のプログラムに対応するコンテンツを取得するためにセットトップボックスによって使用される1次ソースとして、第1のソースと第2のソースとのうちの1番目のソースを選択し、第1のプログラムに対応するコンテンツの2次ソースとして使用される、第1のソースと第2のソースとのうちの2番目のソースを選択することと、第1のプログラムに対応するコンテンツの1次ソースとして、第1のソースと第2のソースとのうちのどちらを使用すべきかを示す情報を、メモリ中に記憶することとを含んでいる。
[0117]
いくつかの実施形態において、第1のソースは、第1のプログラムを非IPフォーマットで提供するソースであり、第2のソースは、第1のプログラムコンテンツをIPフォーマットで提供する。
[0118]
いくつかの実施形態において、第1のソースを示す第1の情報は、QAMチャネルに同調させるために使用されるチャネル同調情報を含み、第2のソースを示す第2の情報は、第2のソースに対応するURLを含んでいる。
[0119]
いくつかの実施形態において、第1のソースを示す第1の情報は、非IPフォーマットからIPパケットフォーマットにコンテンツをトランスコードおよびパケット化するホームゲートウェイデバイスに対応するURLを含み、第2のソースを示す第2の情報は、第1のプログラムを通信するIPパケットのネットワークソースに対応するURLを含み、IPパケットのネットワークソースは、ホームゲートウェイデバイスが位置付けられているホームの外側に位置付けられているソースである。
[0120]
いくつかの実施形態において、方法は、1次コンテンツソースとして選択したコンテンツソースから、第1のプログラムに対応するコンテンツを受信することと、第1のプログラムに対応する受信したコンテンツの品質を監視することと、受信したコンテンツの品質が許容可能であるか否かを決定することと、1次コンテンツソースから受信したコンテンツの品質が許容可能でないことを決定したときに、2次コンテンツソースとするように選択したコンテンツソースにスイッチすることとをさらに含んでいる。
[0121]
いくつかの実施形態において、例示的な方法は、1次コンテンツソースからの、第1のプログラムに対応するコンテンツの受信の失敗を検出するように監視することと、第1のプログラムに対応するコンテンツの受信の失敗を検出したときに、2次コンテンツソースとするように選択したコンテンツソースにスイッチすることとをさらに含んでいる。
[0122]
いくつかの実施形態において、例示的な方法は、スイッチがなされた、第1のコンテンツソースと第2のコンテンツソースとのうちの一方のコンテンツソースを1次コンテンツソースに設定し、第1のコンテンツソースと第2のコンテンツソースとのうちの他方のコンテンツソースを2次コンテンツソースに設定することをさらに含んでいる。
[0123]
いくつかの実施形態において、例示的な方法は、1次コンテンツソースからのコンテンツの受信における困難性を示す情報(例えば、STBの識別子、チャネルID、およびプログラムID)を、ネットワーク制御デバイスに通信することをさらに含んでいる。
[0124]
いくつかの実施形態において、例示的な方法は、第1のプログラムコンテンツに対する1次コンテンツソースとして、第1のコンテンツソースと第2のコンテンツソースとのうちのどちらのコンテンツソースを使用すべきかを特定するメッセージを、ネットワーク制御デバイスから受信することをさらに含んでいる。いくつかの実施形態において、第1のプログラムに対応するコンテンツを取得するためにセットトップボックスによって使用される1次ソースとして、第1のソースと第2のソースとのうちの1番目のソースを選択するステップを実行するより前に、メッセージを受信したときに、方法は、メッセージ中で1次ソースとして示された、第1のソースと第2のソースとのうちの一方のソースを選択することを含んでいる。
[0125]
上述した実施形態における多数のバリエーションが可能である。
[0126]
本発明の方法、ルーチン、およびサブルーチンの例示的な実施形態の処理ステップの論理シーケンスを示してきたが、シーケンスは例示的なものに過ぎず、ステップの順序を変化させてもよい。
[0127]
さまざまな実施形態の技術は、ソフトウェア、ハードウェア、および/またはソフトウェアとハードウェアとの組み合わせを使用して実現することができる。さまざまな実施形態は、装置、例えば、メディアコンテンツ分配システムに向けられている。さまざまな実施形態はまた、方法、例えば、メディアコンテンツ、例えば、ビデオオンデマンドオーディオおよび/またはビデオコンテンツの分配を制御する方法に向けられている。さまざまな実施形態はまた、方法の1つ以上のステップを実現するように機械を制御するための機械読み取り可能命令を含む一時的でない機械、例えば、コンピュータ、読み取り可能媒体、例えば、ROM、RAM、ソリッドステート記憶装置、シリコン記憶ディスク、CD、ハードディスクなどに向けられている。いくつかの実施形態において、さまざまな機能を実行するように構成されているデバイス、エレメント、および/またはモジュールは、回路として実現され、例えば、必ずしもすべてではないが、いくつかの実施形態では、各機能に対して異なる回路が実現される。
[0128]
本発明のさまざまな特徴は、モジュールを使用して実現される。例えば、開示したさまざまなルーチンおよび/またはサブルーチンの各々は、1つ以上のモジュールで実現してもよい。このようなモジュールは、ソフトウェアモジュールとして実現してもよく、いくつかの実施形態では実現されている。他の実施形態では、モジュールは、ハードウェアで、例えば、回路、ASIC、ICなどで実現される。さらに他の実施形態では、モジュールは、ソフトウェアとハードウェアとの組み合わせを使用して実現される。幅広い実施形態が、いくつかの実施形態を含めるように企図され、異なるモジュールは、異なるように、例えば、いくつかをハードウェアで、いくつかをソフトウェアで、いくつかをハードウェアとソフトウェアとの組み合わせを使用して、実現される。ルーチンおよび/またはサブルーチン、あるいは、このようなルーチンによって実行されるステップのいくつかは、汎用プロセッサ上で実行されるソフトウェアとは対照的に、専用ハードウェアで実現してもよいことにも着目すべきである。このような実施形態は、変わらず本発明の範囲内である。上述した方法または方法ステップの多くは、メモリデバイス、例えば、RAM、フロッピー(登録商標)ディスク、ソリッドステート記憶デバイス、シリコン記憶デバイスなどのような機械読み取り可能媒体中に含まれ、機械、例えば、追加のハードウェアを有するまたは有さない汎用コンピュータを制御するための、上述した方法のすべてまたは一部分を実現するための、ソフトウェアのような機械実行可能な命令を使用して実現することができる。したがって、とりわけ本発明は、上述した方法のステップの1つ以上を機械、例えば、プロセッサおよび関係するハードウェアに実行させるための機械実行可能な命令を含む機械読み取り可能媒体に向けられている。
[0129]
上述したさまざまな実施形態の方法および装置における多数の追加のバリエーションが、上記の記述を見た当業者に明白となろう。そのようなバリエーションは、発明の範囲内と考えられるべきである。
以下に、本願出願の当初の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
[1]装置を動作させる方法において、
前記方法は、
第1のプログラムに対応するコンテンツの第1のソースを示す第1の情報を受信することと、
前記第1のプログラムに対応するコンテンツの第2のソースを示す第2の情報を受信することと、
前記第1のプログラムに対応するコンテンツを取得するためにセットトップボックスによって使用される1次ソースとして、前記第1のソースと前記第2のソースとのうちの1番目のソースを選択し、前記第1のプログラムに対応するコンテンツの2次ソースとして使用される、前記第1のソースと前記第2のソースとのうちの2番目のソースを選択することと、
前記第1のプログラムに対応するコンテンツの前記1次ソースとして、前記第1のソースと前記第2のソースとのうちのどちらを使用すべきかを示す情報を、メモリ中に記憶することとを含む方法。
[2]前記第1のソースは、前記第1のプログラムを非IPフォーマットで提供するソースであり、
前記第2のソースは、前記第1のプログラムコンテンツをIPフォーマットで提供する[1]記載の方法。
[3]前記第1のソースを示す第1の情報は、QAMチャネルに同調させるために使用されるチャネル同調情報を含み、
前記第2のソースを示す第2の情報は、前記第2のソースに対応するURLを含む[2]記載の方法。
[4]前記第1のソースを示す第1の情報は、非IPフォーマットからIPパケットフォーマットにコンテンツをトランスコードおよびパケット化するホームゲートウェイデバイスに対応するURLを含み、
前記第2のソースを示す第2の情報は、前記第1のプログラムを通信するIPパケットのネットワークソースに対応するURLを含み、
前記IPパケットのネットワークソースは、前記ホームゲートウェイデバイスが位置付けられているホームの外側に位置付けられているソースである[1]記載の方法。
[5]前記1次コンテンツソースとして選択したコンテンツソースから、前記第1のプログラムに対応するコンテンツを受信することと、
前記第1のプログラムに対応する前記受信したコンテンツの品質を監視することと、
前記受信したコンテンツの品質が許容可能であるか否かを決定することと、
前記1次コンテンツソースから受信したコンテンツの品質が許容可能でないことを決定したときに、前記2次コンテンツソースとするように選択したコンテンツソースにスイッチすることとをさらに含む[2]記載の方法。
[6]前記スイッチがなされた、前記第1のコンテンツソースと前記第2のコンテンツソースとのうちの一方のコンテンツソースを前記1次コンテンツソースに設定し、前記第1のコンテンツソースと前記第2のコンテンツソースとのうちの他方のコンテンツソースを前記2次コンテンツソースに設定することをさらに含む[5]記載の方法。
[7]前記1次コンテンツソースからの、前記第1のプログラムに対応するコンテンツの受信の失敗を検出するように監視することと、
前記第1のプログラムに対応するコンテンツの受信の失敗を検出したときに、前記2次コンテンツソースとするように選択したコンテンツソースにスイッチすることとをさらに含む[6]記載の方法。
[8]前記スイッチがなされた、前記第1のコンテンツソースと前記第2のコンテンツソースとのうちの一方のコンテンツソースを前記1次コンテンツソースに設定し、前記第1のコンテンツソースと前記第2のコンテンツソースとのうちの他方のコンテンツソースを前記2次コンテンツソースに設定することをさらに含む[7]記載の方法。
[9]前記1次コンテンツソースからのコンテンツの受信における困難性を示す情報を、ネットワーク制御デバイスに通信することをさらに含む[6]記載の方法。
[10]前記第1のプログラムコンテンツに対する前記1次コンテンツソースとして、前記第1のコンテンツソースと前記第2のコンテンツソースとのうちのどちらのコンテンツソースを使用すべきかを特定するメッセージを、前記ネットワーク制御デバイスから受信することをさらに含む[9]記載の方法。
[11]前記第1のプログラムに対応するコンテンツを取得するためにセットトップボックスによって使用される1次ソースとして、前記第1のソースと前記第2のソースとのうちの1番目のソースを選択するステップを実行するより前に、前記メッセージを受信したときに、
前記方法は、前記メッセージ中で前記1次ソースとして示された、前記第1のソースと前記第2のソースとのうちの一方のソースを選択することを含む[10]記載の方法。
[12]エンコードされているコンテンツを受信および処理する装置において、
前記装置は、
第1のプログラムに対応するコンテンツの第1のソースを示す第1の情報と、前記第1のプログラムに対応するコンテンツの第2のソースを示す第2の情報とを受信するように構成されているインターフェースと、
前記第1のプログラムに対応するコンテンツを取得するためにセットトップボックスによって使用される1次ソースとして、前記第1のソースと前記第2のソースとのうちの1番目のソースを選択し、前記第1のプログラムに対応するコンテンツの2次ソースとして使用される、前記第1のソースと前記第2のソースとのうちの2番目のソースを選択するように構成されているソース選択モジュールと、
前記第1のプログラムに対応するコンテンツの前記1次ソースとして、前記第1のソースと前記第2のソースとのうちのどちらを使用すべきかを示す情報を記憶するメモリとを具備する装置。
[13]前記装置はセットトップボックスであり、
前記第1のソースは、前記第1のプログラムを非IPフォーマットで提供するソースであり、
前記第2のソースは、前記第1のプログラムコンテンツをIPフォーマットで提供する[12]記載の装置。
[14]前記第1のソースを示す第1の情報は、QAMチャネルに同調させるために使用されるチャネル同調情報を含み、
前記第2のソースを示す第2の情報は、前記第2のソースに対応するURLを含む[13]記載の装置。
[15]前記第1のソースを示す第1の情報は、非IPフォーマットからIPパケットフォーマットにコンテンツをトランスコードおよびパケット化するホームゲートウェイデバイスに対応するURLを含み、
前記第2のソースを示す第2の情報は、前記第1のプログラムを通信するIPパケットのネットワークソースに対応するURLを含み、
前記IPパケットのネットワークソースは、前記ホームゲートウェイデバイスが位置付けられているホームの外側に位置付けられているソースである[12]記載の装置。
[16]前記インターフェースは、前記1次コンテンツソースとして選択したコンテンツソースから、前記第1のプログラムに対応するコンテンツを受信するようにさらに構成されており、
前記第1のプログラムに対応する前記受信したコンテンツの品質を監視し、前記受信したコンテンツの品質が許容可能であるか否かを決定するように構成されている監視モジュールをさらに具備し、
前記選択モジュールは、前記1次コンテンツソースから受信したコンテンツの品質が許容可能でないことが決定されたときに、前記2次コンテンツソースとするように選択したコンテンツソースにスイッチするようにさらに構成されている[13]記載の装置。
[17]前記ソース選択モジュールは、前記スイッチがなされた、前記第1のコンテンツソースと前記第2のコンテンツソースとのうちの一方のコンテンツソースを前記1次コンテンツソースに設定し、前記第1のコンテンツソースと前記第2のコンテンツソースとのうちの他方のコンテンツソースを前記2次コンテンツソースに設定するようにさらに構成されている[16]記載の装置。
[18]前記ソース選択モジュールは、
前記1次コンテンツソースからの、前記第1のプログラムに対応するコンテンツの受信の失敗を検出し、
前記第1のプログラムに対応するコンテンツの受信の失敗を検出したときに、前記2次コンテンツソースとするように選択したコンテンツソースにスイッチするようにさらに構成されている[17]記載の装置。
[19]前記ソース選択モジュールは、前記スイッチがなされた、前記第1のコンテンツソースと前記第2のコンテンツソースとのうちの一方のコンテンツソースを前記1次コンテンツソースに設定し、前記第1のコンテンツソースと前記第2のコンテンツソースとのうちの他方のコンテンツソースを前記2次コンテンツソースに設定するようにさらに構成されている[18]記載の装置。
[20]前記1次コンテンツソースからのコンテンツの受信における困難性を示す情報を、ネットワーク制御デバイスに通信するように構成されている通信モジュールをさらに具備する[19]記載の装置。

Claims (20)

  1. 装置を動作させる方法において、
    前記方法は、
    第1のプログラムに対応するコンテンツの第1のソースを示す第1の情報を受信することと、
    前記第1のプログラムに対応するコンテンツの第2のソースを示す第2の情報を受信することと、
    前記第1のプログラムに対応するコンテンツを取得するために前記装置によって使用される1次ソースとして、前記第1のソースと前記第2のソースとのうちの1番目のソースを選択し、前記第1のプログラムに対応するコンテンツの2次ソースとして使用される、前記第1のソースと前記第2のソースとのうちの2番目のソースを選択することと、ここにおいて、前記1次ソースとして前記1番目のソースを選択することは、受信したメッセージ中に含まれる情報に基づいており、
    前記第1のプログラムに対応するコンテンツの前記1次ソースとして、前記第1のソースと前記第2のソースとのうちのどちらを使用すべきかを示す情報を、メモリ中に記憶することと、
    前記第1のプログラムに対応するコンテンツの前記1次ソースとして選択したコンテンツソースからの、前記第1のプログラムに対応するコンテンツの受信を開始することと、を含む方法。
  2. 前記第1のソースは、前記第1のプログラムを非IPフォーマットで提供するソースであり、
    前記第2のソースは、前記第1のプログラムに対応するコンテンツをIPフォーマットで提供する請求項1記載の方法。
  3. 前記第1のソースを示す第1の情報は、QAMチャネルに同調させるために使用されるチャネル同調情報を含み、
    前記第2のソースを示す第2の情報は、前記第2のソースに対応するURLを含む請求項2記載の方法。
  4. 前記第1のソースを示す第1の情報は、非IPフォーマットからIPパケットフォーマットにコンテンツをトランスコードおよびパケット化するホームゲートウェイデバイスに対応するURLを含み、
    前記第2のソースを示す第2の情報は、前記第1のプログラムを通信するIPパケットのネットワークソースに対応するURLを含み、
    前記IPパケットのネットワークソースは、前記ホームゲートウェイデバイスが位置付けられているホームの外側に位置付けられているソースである請求項1記載の方法。
  5. 前記1次ソースとして選択したコンテンツソースから、前記第1のプログラムに対応するコンテンツを受信することと、
    前記第1のプログラムに対応する前記受信したコンテンツの品質を監視することと、
    前記受信したコンテンツの品質が許容可能であるか否かを決定することと、
    前記1次ソースから受信したコンテンツの品質が許容可能でないことを決定したときに、前記2次ソースとするように選択したコンテンツソースにスイッチすることとをさらに含む請求項2記載の方法。
  6. 前記スイッチがなされた、前記第1のソースと前記第2のソースとのうちの一方のコンテンツソースを前記1次ソースに設定し、前記第1のソースと前記第2のソースとのうちの他方のコンテンツソースを前記2次ソースに設定することをさらに含む請求項5記載の方法。
  7. 前記1次ソースからの、前記第1のプログラムに対応するコンテンツの受信の失敗を検出するように監視することと、
    前記第1のプログラムに対応するコンテンツの受信の失敗を検出したときに、前記2次ソースとするように選択したコンテンツソースにスイッチすることとをさらに含む請求項6記載の方法。
  8. 前記スイッチがなされた、前記第1のソースと前記第2のソースとのうちの一方のコンテンツソースを前記1次ソースに設定し、前記第1のソースと前記第2のソースとのうちの他方のコンテンツソースを前記2次ソースに設定することをさらに含む請求項7記載の方法。
  9. 前記1次ソースからのコンテンツの受信における困難性を示す情報を、ネットワーク制御デバイスに通信することをさらに含む請求項6記載の方法。
  10. 前記第1のプログラムに対応するコンテンツに対する前記1次ソースとして、前記第1のソースと前記第2のソースとのうちのどちらのコンテンツソースを使用すべきかを特定するメッセージを、前記ネットワーク制御デバイスから受信することをさらに含む請求項9記載の方法。
  11. 前記第1のプログラムに対応するコンテンツを取得するために前記装置によって使用される1次ソースとして、前記第1のソースと前記第2のソースとのうちの1番目のソースを選択するステップを実行するより前に、前記メッセージを受信したときに、
    前記方法は、前記メッセージ中で前記1次ソースとして示された、前記第1のソースと前記第2のソースとのうちの一方のソースを選択することを含む請求項10記載の方法。
  12. エンコードされているコンテンツを受信および処理する装置において、
    前記装置は、
    第1のプログラムに対応するコンテンツの第1のソースを示す第1の情報と、前記第1のプログラムに対応するコンテンツの第2のソースを示す第2の情報とを受信するように構成されているインターフェースと、
    前記第1のプログラムに対応するコンテンツを取得するために前記装置によって使用される1次ソースとして、前記第1のソースと前記第2のソースとのうちの1番目のソースを選択し、前記第1のプログラムに対応するコンテンツの2次ソースとして使用される、前記第1のソースと前記第2のソースとのうちの2番目のソースを選択するように構成されているソース選択モジュールと、ここにおいて、前記1次ソースとして前記1番目のソースを選択することは、受信したメッセージ中に含まれる情報に基づいており、
    前記第1のプログラムに対応するコンテンツの前記1次ソースとして、前記第1のソースと前記第2のソースとのうちのどちらを使用すべきかを示す情報を記憶するメモリとを具備し、
    ここにおいて、前記インターフェースは、前記第1のプログラムに対応するコンテンツの前記1次ソースとして選択したコンテンツソースからの、前記第1のプログラムに対応するコンテンツの受信を開始するように構成されている、
    装置。
  13. 前記装置はセットトップボックスであり、
    前記第1のソースは、前記第1のプログラムを非IPフォーマットで提供するソースであり、
    前記第2のソースは、前記第1のプログラムに対応するコンテンツをIPフォーマットで提供する請求項12記載の装置。
  14. 前記第1のソースを示す第1の情報は、QAMチャネルに同調させるために使用されるチャネル同調情報を含み、
    前記第2のソースを示す第2の情報は、前記第2のソースに対応するURLを含む請求項13記載の装置。
  15. 前記第1のソースを示す第1の情報は、非IPフォーマットからIPパケットフォーマットにコンテンツをトランスコードおよびパケット化するホームゲートウェイデバイスに対応するURLを含み、
    前記第2のソースを示す第2の情報は、前記第1のプログラムを通信するIPパケットのネットワークソースに対応するURLを含み、
    前記IPパケットのネットワークソースは、前記ホームゲートウェイデバイスが位置付けられているホームの外側に位置付けられているソースである請求項12記載の装置。
  16. 前記インターフェースは、前記1次ソースとして選択したコンテンツソースから、前記第1のプログラムに対応するコンテンツを受信するようにさらに構成されており、
    前記第1のプログラムに対応する前記受信したコンテンツの品質を監視し、前記受信したコンテンツの品質が許容可能であるか否かを決定するように構成されている監視モジュールをさらに具備し、
    前記選択モジュールは、前記1次ソースから受信したコンテンツの品質が許容可能でないことが決定されたときに、前記2次ソースとするように選択したコンテンツソースにスイッチするようにさらに構成されている請求項13記載の装置。
  17. 前記ソース選択モジュールは、前記スイッチがなされた、前記第1のソースと前記第2のソースとのうちの一方のコンテンツソースを前記1次ソースに設定し、前記第1のソースと前記第2のソースとのうちの他方のコンテンツソースを前記2次ソースに設定するようにさらに構成されている請求項16記載の装置。
  18. 前記ソース選択モジュールは、
    前記1次ソースからの、前記第1のプログラムに対応するコンテンツの受信の失敗を検出し、
    前記第1のプログラムに対応するコンテンツの受信の失敗を検出したときに、前記2次ソースとするように選択したコンテンツソースにスイッチするようにさらに構成されている請求項17記載の装置。
  19. 前記ソース選択モジュールは、前記スイッチがなされた、前記第1のソースと前記第2のソースとのうちの一方のコンテンツソースを前記1次ソースに設定し、前記第1のソースと前記第2のソースとのうちの他方のコンテンツソースを前記2次ソースに設定するようにさらに構成されている請求項18記載の装置。
  20. 前記1次ソースからのコンテンツの受信における困難性を示す情報を、ネットワーク制御デバイスに通信するように構成されている通信モジュールをさらに具備する請求項19記載の装置。
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