JP6511475B2 - 化学蒸着修飾した多結晶ダイヤモンド - Google Patents

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Description

本開示は、特に無機材料を用いた研磨材工具作製プロセス、材料、または組成物に関し、また特にダイヤモンドインサートを用いたボーリングまたは地面を貫通することに関する。
石油抽出または採掘の目的のための地面への穴あけの間には、一般的に極端に高い温度及び圧力に遭遇する。ダイヤモンドは、地面への穴あけで使用するための切削エレメントまたは耐摩耗接触エレメントで適正に使用されるとき、その卓越した機械的特性により、もっとも効果的な材料である可能性がある。ダイヤモンドは群を抜いて硬く、研磨材表面との接触点から熱を取り去るように伝導し、かつかかる条件で他の利点を提供しうる。
多結晶形態のダイヤモンドは、ダイヤモンド結晶の無作為な分布に起因して単結晶ダイヤモンドに見出される特定の劈開の面が避けられるので、単結晶ダイヤモンドと比較して追加的な強靱性を有する。したがって、数多くの穴あけ用途ではPCDは多くの場合ダイヤモンドの好ましい形態である。PCDを利用するドリルビット切削エレメントは、一般的に多結晶ダイヤモンドカッター(PDC)と称される。それに応じて、PCD切削エレメントを組み込むドリルビットはPDCビットと称される場合がある。
ダイヤモンドの小さい粒子及び他の開始材料に超高圧及び超高温条件を供することによって、PCDエレメントをプレス加工で製造することができる。1つのPCD製造プロセスは、タングステンカーバイド基材などの基材の上に直接的にPCDテーブルを形成することを含む。このプロセスは基材を触媒と混合されたばらばらになっているダイヤモンド粒子とともに容器または缶の中へと配置することを含む。次いで、容器または缶は圧力伝達セルの中に配置され、そして高温高圧(HTHP)プレスサイクルに供される。高温及び高圧、ならびに触媒は、小さいダイヤモンド粒子から基材に密接に結合した一体化PCDテーブルを形成させる。しかしながら、触媒の特性は穴あけなどの数多くの用途で悪影響を有するので、PCDの使用の前に触媒を除去することが有用である。こうして、PCDの全体または一部から触媒結合剤を除去するためにPCDは溶出される場合がある。しかしながら、溶出するプロセスは、特に基材とPCDとの境界の近くで触媒が除去される場合、基材を損傷する可能性がある。基材が完全に除去される溶出プロセスは、結果としてしばしば新しい基材またはドリルビットに取り付けるのが困難なPCDをもたらす。
本実施形態及びその利点のより完全な理解は、本開示の特定の実施形態を示す添付の図面(その中で同様の数字は類似の構成要素を指す)と併せて以下の記述を参照することにより得られうる。
CVDダイヤモンド蒸着物を有するPCDテーブルの前面図を示す。 CVDダイヤモンド蒸着物を有する代替的なPCDテーブルの前面図を示す。 CVDダイヤモンド蒸着物を有する代替的なPCDテーブルの前面図を示す。 基材にろう付けしたCVDダイヤモンド蒸着物を有するPCDテーブルの断面側面図を示す。 基材に入ったCVDダイヤモンド蒸着物を有するPCDテーブルの断面側面図を示す。 CVDダイヤモンド蒸着物を含み、かつ基材にろう付けしたPCDディスク付きのPCDエレメントを含む地面ボーリングドリルビットを示す。 CVDダイヤモンド蒸着物付きのPCDテーブルを形成する方法を示す。 図1Aのパターンを有するマスクアセンブリの前面図を示す。 CVDダイヤモンド蒸着物付きのPCDテーブルをカッターに取り付ける方法を示す。
本開示は、多結晶ダイヤモンド(PCD)に関し、特に追加的なダイヤモンド蒸着物を含むように化学蒸着(CVD)によって修飾された熱的に安定な多結晶ダイヤモンド(TSP)に関する(かかる蒸着物は、本明細書では「CVDダイヤモンド」とも称される)。本開示は、かかるCVD修飾したPCDを含むカッターまたは地面ボーリングドリルビットの浸食制御エレメントなどのPCDエレメントにさらに関する。本開示は、かかるPCDエレメントを含む地面ボーリングドリルビットまたはダウンホール工具にさらに関する。加えて、本開示は、CVDを用いて形成された追加的なダイヤモンド蒸着物をPCD上に配置する方法、ならびにかかるPCDを基材に取り付ける方法に関する。
PCDをより熱的に安定にするために、PCDの形成で使用される金属触媒(例えば、コバルト、鉄、またはニッケルなどの第VIII属金属を含む実質的に純粋な金属または合金、または銅などの別の触媒金属などの材料)が、PCDの全体または一部から溶出する場合がある。PCDのすべてまたは実質的にすべてが溶出した場合、TSPと称される場合がある。TSPは一部の残留触媒を含んでもよいが、一部の実施形態ではTSPを形成するために本来PCD内にあった金属触媒の少なくとも70%が除去されている。他の実施形態では、本来PCD内にあった金属触媒の少なくとも85%、少なくとも90%、少なくとも95%、または少なくとも99%が除去されている。別の実施形態では、TSPは、大気圧にて、少なくとも750℃、またはさらに900℃の温度において熱的に安定である。さらに別の実施形態では、TSPは、熱膨張係数が典型的な金属触媒よりダイヤモンドの熱膨張係数に近い非金属触媒などの、少なくともいくつかの非金属触媒を用いて形成される。非金属触媒は、TSP内に残留する場合がある。非金属触媒としては、Li2CO3、Na2CO3、MgCO3、SrCO3、CaCO3、K2CO3などのアルカリ及びアルカリ土類炭酸塩、Na2SO4、MgSO4、及びCaSO4などのアルカリ及びアルカリ土類硫酸塩、ならびにMg(OH)2、Ca(OH)2などのアルカリまたはアルカリ土類水和物が挙げられる。
しかしながら、TSPは、しばしば基材または地面ボーリングドリルビットのビット本体などの他の材料に取り付けるのが困難である。実施形態については、濡れにくいことが従来のろう付けプロセスを用いた取り付けを妨害する場合がある。
図1に示す一実施形態によると、PCDテーブル100はPCD110及びCVDダイヤモンド120の両方を含んで形成されてもよい。PCDテーブル100は全体がTSPであってもよく、または部分的にTSPであってもよい。
一実施形態では、CVDダイヤモンド120は実質的に純粋なダイヤモンドである。別の実施形態では、CVDダイヤモンド120はろう付け材料への取り付けを容易にするためにドーパント材料を用いてドープされる。実施形態については、ろう付け材料を用いて、または金属もしくは合金を用いてドープされる場合がある。
一実施形態では、CVDダイヤモンドはろう付け材料への取り付けを容易にするために特定の結晶配向を有する。例えば、これは[100]>[111]>[110]配向であってもよい。
図1に示す実施形態では、CVDダイヤモンドはPCDの取り付け表面(作業面ではなく、最終的に基材またはドリルビットなどのデバイスに取り付けられる全表面)の一部分のみを覆う。より具体的な実施形態では、CVDダイヤモンドは、取り付け表面の10%以下、取り付け表面の25%以下、取り付け表面の50%以下、または取り付け表面の75%以下を覆う場合がある。
図1Aに示す実施形態では、CVDダイヤモンド120は不均一なサイズ及び形状の蒸着物で、不規則なパターンで蒸着されている。図1Bに示す実施形態では、CVDダイヤモンド120は不均一なサイズ及び形状の蒸着物で、不規則なパターンで蒸着されている。図1Cに示す実施形態では、CVDダイヤモンド120は不均一なサイズ及び形状の蒸着物で、規則的なパターンで蒸着されている。示してはいないが、CVDダイヤモンドに対して、規則的なパターンと不規則なパターン、均一なサイズと不均一なサイズ、及び均一な形状と不均一な形状のすべての組み合わせが可能である。規則的なサイズ、形状、及びパターンは形成するのがより困難である場合があるが、特定の方向での力に対する抵抗などの利点をもたらす場合があり、また後に続く取り付けプロセスの間に残留応力の管理を助ける可能性もある(ろう付け操作を用いる実施形態に対して)。使用時には、PCDは、特定の方向の力に対して抵抗する能力の利点を得られるように配向される場合がある。実施形態については、使用中に作業面にかけられる力にパターンが抵抗するように、180度対称な規則的なCVDダイヤモンドパターンを有するPCDを含むカッターがビット内に配向される場合がある。次いで、かかるカッターは作業面上に摩耗を呈し始めたときに180度回転される場合がある。
CVDダイヤモンド120は、それらの取り付け表面内でマイクロメートルからミリメートルの規模で、またはさらにセンチメートルの規模で異なる寸法を有する形状で蒸着される場合がある。
CVDダイヤモンド120は、PCD110上に数百または数千ほどの多くの異なる蒸着物で蒸着されてもよく、またはPCD110上に3個、5個、10個、もしくは20個ほどの少ない異なる蒸着物で蒸着されてもよい。
図2Aに関してさらに記述されるように、CVDダイヤモンド120は、PCDテーブル100を基材またはドリルビットなどの別の物体に取り付けるために使用されるいかなるろう付け材料の理想的な厚さよりも薄い厚さまたは高さをPCD110の上方に有する場合がある。図2Bを参照してさらに記述されるように、他の実施形態では、CVDダイヤモンド120はいかなるろう付け材料の厚さより厚い厚さを有する場合があり、また基材またはビットの凹部内に嵌合する場合がある。特定の実施形態では、CVDダイヤモンド120は千分の一インチ〜一万分の一インチの厚さまたは高さをPCD110の上方に有する。
一般に、CVDダイヤモンド120は、ろう付けのためのPCDテーブル100の合計ダイヤモンド表面積を高めるように設計された様式で構成及び蒸着される場合がある。CVDダイヤモンド120は、PCDテーブル100とろう付け材料との間の機械的相互係止を高めるように設計された様式で蒸着される場合がある。
図2を参照すると、PCDエレメント200は、さらに基材210に取り付けられるろう付け材料220に取り付けられるPCDテーブル100を含む。一実施形態によると、基材210はタングステンカーバイドなどの炭化物を含む。図2に示す実施形態によると、PCDエレメント200は地面ボーリングドリルビット用のカッターである。示されていない他の実施形態では、PCDテーブル100はドリルビットまたは他の物体に直接的にろう付けされる場合がある。例えば、PCDテーブル100は耐浸食エレメントであってもよく、または切削制御エレメントの深さであってもよい。
ろう付け材料220は、活性ろう付け材料のみを含んでもよく、不活性ろう付け材料のみを含んでもよく、または活性ろう付け材料と不活性ろう付け材料の組み合せを含んでもよい。ろう付け材料220は、PCDテーブル100と基材210との間にろう付け接続部を形成することができるいかなる材料で構成されてもよい。
活性ろう付け材料は、炭素の存在中で容易に炭化物を形成する材料を含む。かかるろう付け材料は、PCD110中(そしておそらくCVDダイヤモンド120中でも)のダイヤモンドの低い濡れ性を克服する能力の改善を呈し、また別の方法で不活性ろう付け材料と比較してろう付け材料のPCDテーブル100への結合を容易にする場合がある。
活性ろう付け材料の構成要素は、PCD110またはCVDダイヤモンド120の取り付け表面上の炭素と反応して、次いで不活性ろう付け材料またはより一般的なろう付け材料などの異なるろう付け材料とろう付けされる場合がある炭化物の層を形成する場合がある。活性ろう付け材料としては、チタン、ジルコニウム、バナジウム、クロム、及びマンガンなどの元素の合金が挙げられる場合がある。より一般的な不活性ろう付け材料としては、銀、銅、ニッケル、金、亜鉛、コバルト、鉄、またはパラジウムなどの元素が挙げられる場合がある。特定の実施形態では、不活性ろう付け材料としては、マンガン、アルミニウム、リン、ケイ素、または亜鉛の、ニッケル、銅、または銀との合金が挙げられる。
図2Aに図示されるように、CVDダイヤモンド120はろう付け材料220の厚さより低い高さを有してもよい。
図2Bに図示されるように、CVDダイヤモンドは、ろう付け材料220の厚さより大きい高さを有してもよく、また基材210中の凹部に対応して嵌合してもよい。この実施形態は、PCDテーブル100と基材210との間に追加的な機械的相互係止をさらに提供する。
図3に図示されるように、PCDテーブル100は、カッターの形態のPCDエレメント330を含む固定カッタードリルビット300などの地面ボーリングドリルビットに取り付けられてもよい。固定カッタードリルビット300はビット本体310を含み、複数のブレード320がビット本体310から延在する。ビット本体310は、鋼、鋼合金、マトリックス材料、または他の好適なビット本体材料から形成されてもよい。ビット本体310は、望ましい摩耗、浸食、及び他の特性(望ましい強度、強靭性、及び機械加工性など)を有するように形成されてもよい。PCDエレメントは、カッターとして、またはカッター以外のエレメント(耐浸食エレメントまたは切削深さ制御エレメント(図示せず)など)としてビット上に据え付けられてもよい。
ブレード320はカッター330を含んでもよい。ビット300はCVDダイヤモンドを使用して形成された複数のカッター330を有して示されるが、わずか1つのカッターがCVDダイヤモンドを含んでもよい。特定の実施形態では、ブレード320上の対応する場所にある一組のカッター330は、それぞれCVDダイヤモンドを含んでもよい。別の実施形態では、すべてのゲージカッターはCVDダイヤモンドを含んでもよい。別の実施形態では、すべての非ゲージカッターはCVDダイヤモンドを含んでもよい。さらに別の実施形態では、すべてのカッター330はCVDダイヤモンドを含んでもよい。一部の実施形態では、CVDダイヤモンドを含むカッターは、CVDダイヤモンドを含むカッターによってより良好に持ちこたえられる力または応力(剪断応力などの)が他のカッターの場所より高い場所によって選択されてもよい。同様に、耐浸食エレメント、切削深さ制御エレメント、またはPCDから形成される他のビット構成要素は、場所に基づいて力及び応力により良好に持ちこたえるために、CVDダイヤモンドを含むように選択されてもよい。
図3に示す実施形態に対しては、固定カッタードリルビット300は5つのブレード320を有する。一部の用途に対しては、本開示の教示に組み込まれる固定カッタードリルビット上に配置されるブレードの数は、4つ〜8つのブレードまたはそれ以上などと異なる場合がある。それぞれのジャンクスロット340は、隣接するブレード320の間に位置付けられる場合がある。坑井の底部から対応する坑井表面への掘削流体、形成切削物、及びダウンホール岩屑の流れを最適化するために、ブレード320及びジャンクスロット340の数、サイズ、及び構成は選択されてもよい。
ドリルビット300に関連付けられた掘削動作は、坑井の底部(明示的に図示せず)に対してビット本体310が回転すると、ドリルストリング(明示的に図示せず)の回転に応じて発生する場合がある。組み込まれたブレード330上に配置された少なくとも一部のカッター330は、掘削の間、ダウンホールの形成(明示的に図示せず)と隣接する部分に接触する場合がある。関連付けられた坑井の内径は、一般にブレード330のそれぞれのゲージ部分350によって決定される組み合わせられた外径またはゲージ径によって少なくとも部分的に画定される場合がある。カッター330は、PCDが形成に接触するように配向される。図1Cに示すようにCVDダイヤモンド120が特定のパターンで蒸着される実施形態では、PCDエレメントは、パターンが掘削の間、抵抗応力または抵抗力を補助するように配向される場合がある。パターンが対称である場合、少なくとも一方の側が摩耗したとき、PCDエレメントを回転してもよい。
本開示は、図4に図示されるように、CVDダイヤモンド蒸着物を有するPCDテーブルを形成する方法400にさらに関する。工程410では、マスク510は図5にさらに図示されるようにPCD110(図示せず)上に配置される。マスク510は、PCD110の区域をCVDダイヤモンド蒸着から保護するパターンを有し、一方で他の区域の上には蒸着することができる。工程420では、図5に示すように、マスクされたPCDアセンブリ500で、CVDダイヤモンド120が蒸着されるようにCVDプロセスは実行される。CVDプロセスは、ダイヤモンドを蒸着することができることが知られている任意のプロセスとしてもよい。
一実施形態では、CVDプロセスは、PCD110及びマスク510を炭化水素気体の存在下で、気体からのダイヤモンドの蒸着を発生するための十分なエネルギー供給源の存在下で配置することによって実施される。
一部の実施形態では、気体は、CVDプロセスの間、非ダイヤモンド炭素を除去する水素気体を含む。特定の一実施形態では、炭化水素気体の水素気体に対する比は、1:50以下、1:99以下、または1:200以下である。一部の実施形態では、炭化水素気体は、本質的にメタンから成る場合がある。
一部の実施形態では、CVDプロセスは30kPa以下、または100kPa以下の圧力で実施される。
一部の実施形態では、エネルギー供給源はマイクロ波動力、高温フィラメントなどの熱供給源、アーク放電、溶接トーチ、レーザー、または電子ビームであってもよい。一部の実施形態では、CVDプロセスは、300℃〜1000℃、より具体的には300℃〜700℃の温度で実施される。
一部の実施形態では、マスク510が配置されるPCD110の取り付け表面は、CVDプロセスの前にクリーニングされるか、または他の方法でCVDのために準備される。このクリーニングまたは他の準備はマスク510の配置の前に行われてもよく、または後で行われてもよい。
PCD110の取り付け表面の調製、使用する気体、混合気体、圧力、エネルギー供給源及びエネルギー供給源のパラメータを含むCVDプロセスのパラメータは、CVDダイヤモンド120の特定の結晶配向を得るために、制御される場合がある。
一部の実施形態では、CVDプロセスはCVDチャンバ内で行われてもよい。チャンバがケイ素またはホウ素を含む場合、これらの元素がCVDダイヤモンド120中に組み込まれる場合がある。
マスク510は、フォトリソグラフィーの使用のために好適な任意の材料で形成されてもよい。しかしながら、金属もしくは合金、二酸化ケイ素、またはホウ素系の材料などのフォトリソグラフィーマスクに使用される一部の材料は、結果としてケイ素、ホウ素、または他の元素のCVDダイヤモンド120中への混入をもたらす場合がある。当業者は、CVDダイヤモンド120中への他の元素の組み込みが望ましいかまたは回避を許容されるか、及び選択されたCVDプロセスでの温度及びエネルギー供給源をその材料が許容することができるかどうかに基づいて、好適なマスク材料を選択することができる。一般に、CVDダイヤモンド120は、周辺効果または他の規模が小さいことに基づくフォトリソグラフィーの複雑化に考慮が必要なそのように小さい蒸着物には蒸着されないことになる。
一実施形態では、マスク510は、上述のように特にろう付けを容易にするためまたは他の特性を付与するように材料がCVDダイヤモンド120内でドーパントとなるように、特定の材料から形成されてもよい。CVDダイヤモンド120も、CVDのプロセス中にB26、SiH4、またはTiCl4などの気体の形態のドーパントを供給するなどの従来の方法を用いてドープされてもよい。
工程430では、マスク510はマスクアセンブリ500から除去される。これはマスク510の機械的除去により、または化学的分解によって達成されてもよい。実施形態については、マスクアセンブリ500全体を単にマスク510を溶解することができる薬品中に溶解されるまで配置する。マスク510、PCD110、またはCVDダイヤモンド120に対する許容できないレベルの損傷なしに達成することができる場合、マスク510を再使用できるので、機械的除去が好ましい場合がある。
図6は、カッターなどのPCDエレメントを形成するためにPCDテーブルをろう付け材料及び基材に取り付ける方法600を図示する。先ず工程610では、PCDテーブルと基材との間にろう付け材料が配置される。ろう付け材料は、任意の形状で提供しうるが、特定の実施形態では、薄い箔もしくはワイヤ、またはペーストとしてもよい。
次に、工程620では、ろう付け材料は、PCDテーブル及び基材の両方に取り付けることができるようにろう付け温度まで加熱される。実施形態については、ろう付け温度は、制御された雰囲気下でのTSPのグラファイト化温度である1100℃〜1200℃より低くてもよい。PCDテーブルがTSPではない一部のPCDを含む場合、ろう付け温度はより低い場合がある。ろう付けプロセスは、典型的にはろう付け材料が十分に溶融し、かつ活性ろう付け材料の場合、PCDテーブルの表面上での炭素との反応が発生しうる温度で行われる。
一旦形成されると、PCDエレメントをドリルビットに基材を介して取り付けることができる。ある特定の方法を使用するとき、濡れ性などの材料特性の差異に起因して、典型的には基材が別の表面と結合するのはダイヤモンドが別の表面と結合するのより容易である。実施形態については、PCDエレメントをその基材においてドリルビットにハンダ付けまたはろう付けを介して取り付けることができるが、一方で基材を有しないPCDは、掘削の条件で持ちこたえるために十分な強度でドリルビットに容易に結合することができない。ハンダ付け及びろう付けは、エレメントのPCD部分が安定なままである比較的低い温度で実行されてもよく、このためPCD部分はビットへの接合のプロセスによって悪影響を受けない。あるいは、ハンダ付けまたはろう付けを介する実施形態については、上述のようにPCTテーブルは基材を介在することなくドリルビットに直接的に取り付けられてもよい。
具体的な一実施形態では、本開示は、基材と、PCDテーブル取り付け表面を有するPCDテーブルと、マスクによって画定されたパターンで化学蒸着(CVD)を使用して取り付け表面上に蒸着したCVDダイヤモンドと、PCDテーブル取り付け表面及び基材の基材取り付け表面に取り付けられたろう付け材料と、を含む多結晶ダイヤモンド(PCD)デバイスを提供する。CVDダイヤモンドは事前選択された結晶配向を有してもよい。CVDダイヤモンドはドープされていてもよい。PCDテーブルは熱的に安定な多結晶ダイヤモンド(TSP)を含んでもよい。ろう付け材料は活性ろう付け材料を含んでもよい。ろう付け材料は不活性ろう付け材料を含んでもよい。
別の特定の実施形態では、本開示は、ビット本体と、多結晶ダイヤモンド(PCD)デバイスと、を含むドリルビットを提供する。多結晶ダイヤモンド(PCD)デバイスは、基材と、PCDテーブル取り付け表面を有するPCDテーブルと、マスクによって画定されたパターンで化学蒸着(CVD)を使用して取り付け表面上に蒸着したCVDダイヤモンドと、PCDテーブル取り付け表面及び基材の基材取り付け表面に取り付けられたろう付け材料と、を含む。CVDダイヤモンドは事前選択された結晶配向を有してもよい。CVDダイヤモンドはドープされていてもよい。PCDテーブルは熱的に安定な多結晶ダイヤモンド(TSP)を含んでもよい。ろう付け材料は活性ろう付け材料を含んでもよい。ろう付け材料は不活性ろう付け材料を含んでもよい。
別の特定の実施形態では、本開示は、多結晶ダイヤモンド(PCD)取り付け表面またはPCD上にマスクを配置することであって、マスクがパターンを有することと、化学蒸着(CVD)ダイヤモンドをPCD取り付け表面上に有するPCDテーブルを含むPCDアセンブリを形成するためにCVDダイヤモンドをマスクによって画定されたパターンでPCD上に蒸着するようにCVDプロセスを実行することと、によってPCDデバイスを形成する方法を提供する。方法は、PCDテーブルを残すためにPCDアセンブリからマスクを除去すること、をさらに含んでもよい。方法は、ろう付け材料をPCD取り付け表面と基材の基材取り付け表面との間に配置することと、PCDエレメントを形成するためにろう付け材料のPCD取り付け表面と基材取り付け表面とへの取り付けができる十分な温度までろう付け材料を加熱することと、をさらに含んでもよい。CVDプロセスは、PCD及びマスクを水素及び炭化水素気体の存在下でチャンバ内に配置することと、PCD上にダイヤモンドの蒸着を生じさせるために十分なエネルギー供給源を供給することと、を含んでもよい。CVDプロセスは300℃〜1000℃の温度で行ってもよい。CVDプロセスはドーパント供給源を供給することをさらに含んでもよい。ろう付け材料は活性ろう付け材料を含んでもよく、また加熱することは活性ろう付け材料がPCD取り付け表面上で炭素と反応することができるようになる十分な温度まで加熱することを含む。方法は、PCDテーブルを直接的にまたは基材を介してドリルビットに取り付けることをさらに含んでもよい。
本発明の例示的な実施形態のみを具体的に上述したが、当然のことながら本発明の趣旨及び意図される範囲から逸脱することなくこれらの実施形態の修正及び変形が可能である。例えば、他の産業用デバイス上でのPCDエレメントの適正な配置及び配向は、ドリルビットの実施形態を参照して画定されてもよい。さらに、図に示されたPCD、PCDテーブル、及びPCDエレメントは平板状のディスクの形態であるが、非平面状表面及び他の形状も使用されてもよい。さらに、PCDテーブルの基材またはビットへの取り付け方法の実施形態としてろう付けが記述されているが、ハンダ付けまたは溶接などの他の方法も使用されてもよい。
本発明のまた別の態様は、以下のとおりであってもよい。
〔1〕多結晶ダイヤモンド(PCD)デバイスであって、
基材と、
PCDテーブル取り付け表面付きのPCDテーブルと、
化学蒸着(CVD)を使用して前記取り付け表面上にマスクによって画定されたパターンで蒸着されたCVDダイヤモンドと、
前記PCDテーブル取り付け表面及び前記基材の基材取り付け表面に取り付けられたろう付け材料と
を備える前記PCDデバイス。
〔2〕前記CVDダイヤモンドが事前選択された結晶配向を有する、前記〔1〕に記載のPCDデバイス。
〔3〕前記CVDダイヤモンドがドープされている、前記〔1〕に記載のPCDデバイス。
〔4〕前記PCDテーブルが熱的に安定な多結晶ダイヤモンド(TSP)を含む、前記〔1〕に記載のPCDデバイス。
〔5〕前記ろう付け材料が活性ろう付け材料を含む、前記〔1〕に記載のPCDデバイス。
〔6〕前記ろう付け材料が不活性ろう付け材料を含む、前記〔1〕に記載のPCDデバイス。
〔7〕ドリルビットであって、
ビット本体と、
多結晶ダイヤモンド(PCD)デバイスであって、
基材と、
PCDテーブル取り付け表面付きのPCDテーブルと、
化学蒸着(CVD)を使用して前記取り付け表面上にマスクによって画定されたパターンで蒸着されたCVDダイヤモンドと、
前記PCDテーブル取り付け表面及び前記基材の基材取り付け表面に取り付けられたろう付け材料と、を備えるPCDデバイスと
を備える、前記ドリルビット。
〔8〕前記CVDダイヤモンドが事前選択された結晶配向を有する、前記〔7〕に記載のビット。
〔9〕前記CVDダイヤモンドがドープされている、前記〔7〕に記載のビット。
〔10〕前記PCDテーブルが熱的に安定な多結晶ダイヤモンド(TSP)を含む、前記〔7〕に記載のビット。
〔11〕前記ろう付け材料が活性ろう付け材料を含む、前記〔7〕に記載のビット。
〔12〕前記ろう付け材料が不活性ろう付け材料を含む、前記〔7〕に記載のビット。
〔13〕多結晶ダイヤモンド(PCD)デバイスを形成するための方法であって、
PCD取り付け表面またはPCD上に、パターンを有するマスクを配置することと、
化学蒸着(CVD)プロセスを実行して前記マスクによって画定されたパターンでCVDダイヤモンドを前記PCD上に蒸着し、前記PCD取り付け表面上にCVDダイヤモンドを有するPCDテーブルを含むPCDアセンブリを形成することと
を含む方法。
〔14〕前記PCDアセンブリから前記マスクを除去して前記PCDテーブルを残すことをさらに含む、前記〔13〕に記載の方法。
〔15〕前記PCD取り付け表面と基材の基材取り付け表面との間にろう付け材料を配置することと、
前記ろう付け材料の前記PCD取り付け表面及び前記基材取り付け表面への取り付けを可能にするために十分な温度まで前記ろう付け材料を加熱し、PCDエレメントを形成することと
をさらに含む、前記〔14〕に記載の方法。
〔16〕前記CVDプロセスが、
前記PCD及びマスクを水素及び炭化水素気体の存在下でチャンバ内に配置することと、
前記PCD上でのダイヤモンドの蒸着を発生させるために十分なエネルギー供給源を供給することと
を含む、前記〔13〕に記載の方法。
〔17〕前記CVDプロセスを300℃と1000℃との間の温度で行う、前記〔13〕に記載の方法。
〔18〕前記CVDプロセスがドーパント供給源を供給することをさらに含む、前記〔13〕に記載の方法。
〔19〕前記ろう付け材料が活性ろう付け材料を含み、また加熱することは前記活性ろう付け材料がPCD取り付け表面上の炭素と反応することができる十分な温度まで加熱することを含む、前記〔15〕に記載の方法。
〔20〕前記PCDテーブルを直接的にまたは基材を介してドリルビットに取り付けることをさらに含む、前記〔14〕に記載の方法。
本発明のまた別の態様は、以下のとおりであってもよい。
〔1'〕多結晶ダイヤモンド(PCD)デバイスであって、
基材と、
PCDテーブル取り付け表面付きのPCDテーブルと、
化学蒸着(CVD)を使用して前記PCDテーブル取り付け表面上にマスクによって画定されたパターンで蒸着されたCVDダイヤモンドと、
前記PCDテーブル取り付け表面及び前記基材の基材取り付け表面に取り付けられたろう付け材料と
を備える前記PCDデバイス。
〔2'〕前記CVDダイヤモンドが事前選択された結晶配向を有する、前記〔1'〕に記載のPCDデバイス。
〔3'〕前記CVDダイヤモンドがドープされている、前記〔1'〕に記載のPCDデバイス。
〔4'〕前記PCDテーブルが熱的に安定な多結晶ダイヤモンド(TSP)を含む、前記〔1'〕に記載のPCDデバイス。
〔5'〕前記ろう付け材料が活性ろう付け材料を含む、前記〔1'〕に記載のPCDデバイス。
〔6'〕前記ろう付け材料が不活性ろう付け材料を含む、前記〔1'〕に記載のPCDデバイス。
〔7'〕ドリルビットであって、
ビット本体と、
多結晶ダイヤモンド(PCD)デバイスであって、
基材と、
PCDテーブル取り付け表面付きのPCDテーブルと、
化学蒸着(CVD)を使用して前記PCDテーブル取り付け表面上にマスクによって画定されたパターンで蒸着されたCVDダイヤモンドと、
前記PCDテーブル取り付け表面及び前記基材の基材取り付け表面に取り付けられたろう付け材料と、を備えるPCDデバイスと
を備える、前記ドリルビット。
〔8'〕前記CVDダイヤモンドが事前選択された結晶配向を有する、前記〔7'〕に記載のビット。
〔9'〕前記CVDダイヤモンドがドープされている、前記〔7'〕に記載のビット。
〔10'〕前記PCDテーブルが熱的に安定な多結晶ダイヤモンド(TSP)を含む、前記〔7'〕に記載のビット。
〔11'〕前記ろう付け材料が活性ろう付け材料を含む、前記〔7'〕に記載のビット。
〔12'〕前記ろう付け材料が不活性ろう付け材料を含む、前記〔7'〕に記載のビット。
〔13'〕多結晶ダイヤモンド(PCD)デバイスを形成するための方法であって、
PCDテーブルのPCD取り付け表面に、パターンを有するマスクを配置することと、 化学蒸着(CVD)プロセスを実行して前記マスクによって画定されたパターンでCVDダイヤモンドを前記PCD上に蒸着し、前記PCD取り付け表面上にCVDダイヤモンドを有するPCDテーブルを含むPCDアセンブリを形成することと、
前記PCD取り付け表面から前記マスクを除去することと、
前記PCD取り付け表面と基材の基材取り付け表面との間にろう付け材料を配置することと、
前記ろう付け材料の前記PCD取り付け表面及び前記基材取り付け表面への取り付けを可能にするために十分な温度まで前記ろう付け材料を加熱し、PCDデバイスを形成することと
を含む方法。
〔14'〕前記CVDプロセスが、
前記PCD及びマスクを水素及び炭化水素気体の存在下でチャンバ内に配置することと、
前記PCD上でのダイヤモンドの蒸着を発生させるために十分なエネルギー供給源を供給することと
を含む、前記〔13'〕に記載の方法。
〔15'〕前記CVDプロセスを300℃と1000℃との間の温度で行う、前記〔13'〕に記載の方法。
〔16'〕前記CVDプロセスがドーパント供給源を供給することをさらに含む、前記〔13'〕に記載の方法。
〔17'〕前記ろう付け材料が活性ろう付け材料を含み、また加熱することは前記活性ろう付け材料がPCD取り付け表面上の炭素と反応することができる十分な温度まで加熱することを含む、前記〔13'〕に記載の方法。
〔18'〕前記PCDテーブルを基材を介してドリルビットに取り付けることをさらに含む、前記〔13'〕に記載の方法。
〔19'〕前記事前選択された結晶配向が、[100]>[111]>[110]配向である、前記〔2'〕に記載のPCDデバイス。
〔20'〕前記事前選択された結晶配向が、[100]>[111]>[110]配向である、前記〔8'〕に記載のPCDデバイス。

Claims (15)

  1. 多結晶ダイヤモンド(PCD)デバイスであって、
    基材と、
    PCDテーブル取り付け表面を有するPCDテーブルと、
    化学蒸着(CVD)を使用して前記PCDテーブル取り付け表面上にマスクによって画定されたパターンで蒸着されたCVDダイヤモンドと、
    前記CVDダイヤモンドが蒸着されたPCDテーブル取り付け表面と前記基材の基材取り付け表面との間に配置されたろう付け材料と
    を備え、
    前記PCDテーブルが、熱的に安定な多結晶ダイヤモンド(TSP)を含み、前記PCD内に本来あった金属触媒の少なくとも70%が除去されており、
    前記CVDダイヤモンドが、純粋ダイヤモンドであるかまたはドープされていることを特徴とする、PCDデバイス。
  2. 前記CVDダイヤモンドが事前選択された結晶配向を有する、請求項1に記載のPCDデバイス。
  3. 前記ろう付け材料が活性ろう付け材料を含む、請求項1に記載のPCDデバイス。
  4. 前記ろう付け材料が不活性ろう付け材料を含む、請求項1に記載のPCDデバイス。
  5. ドリルビットであって、
    ビット本体と、
    多結晶ダイヤモンド(PCD)デバイスであって、
    基材と、
    PCDテーブル取り付け表面を有するPCDテーブルと、
    化学蒸着(CVD)を使用して前記PCDテーブル取り付け表面上にマスクによって画定されたパターンで蒸着されたCVDダイヤモンドと、
    前記CVDダイヤモンドが蒸着されたPCDテーブル取り付け表面と前記基材の基材取り付け表面との間に配置されたろう付け材料と、を備えるPCDデバイスと
    を備え、
    前記PCDテーブルが、熱的に安定な多結晶ダイヤモンド(TSP)を含み、前記PCD内に本来あった金属触媒の少なくとも70%が除去されており、
    前記CVDダイヤモンドが、純粋ダイヤモンドであるかまたはドープされていることを特徴とする、ドリルビット。
  6. 前記CVDダイヤモンドが事前選択された結晶配向を有する、請求項5に記載のビット。
  7. 前記ろう付け材料が活性ろう付け材料を含む、請求項5に記載のビット。
  8. 前記ろう付け材料が不活性ろう付け材料を含む、請求項5に記載のビット。
  9. 多結晶ダイヤモンド(PCD)デバイスを形成するための方法であって、
    PCDテーブルのPCD取り付け表面に、パターンを有するマスクを配置することと、
    化学蒸着(CVD)プロセスを実行して前記マスクによって画定されたパターンでCVDダイヤモンドを前記PCD上に蒸着し、前記PCD取り付け表面上にCVDダイヤモンドを有するPCDテーブルを含むPCDアセンブリを形成することと、
    前記PCD取り付け表面から前記マスクを除去することと、
    前記CVDダイヤモンドが蒸着されたPCD取り付け表面と基材の基材取り付け表面との間にろう付け材料を配置することと、
    前記ろう付け材料の前記CVDダイヤモンドが蒸着されたPCD取り付け表面及び前記基材取り付け表面への取り付けを可能にするために十分な温度まで前記ろう付け材料を加熱し、PCDデバイスを形成することと
    を含み、
    前記PCDテーブルが、熱的に安定な多結晶ダイヤモンド(TSP)を含み、前記PCD内に本来あった金属触媒の少なくとも70%が除去されており、
    前記CVDプロセスが、ドーパント供給源を供給することをさらに含むことを特徴とする、方法。
  10. 前記CVDプロセスが、
    前記PCD及びマスクを水素及び炭化水素気体の存在下でチャンバ内に配置することと、
    前記PCD上でのダイヤモンドの蒸着を発生させるために十分なエネルギー供給源を供給することと
    を含む、請求項9に記載の方法。
  11. 前記CVDプロセスを300℃〜1000℃の温度で行う、請求項9に記載の方法。
  12. 前記ろう付け材料が活性ろう付け材料を含み、また加熱することは前記活性ろう付け材料がPCD取り付け表面上の炭素と反応することができる十分な温度まで加熱することを含む、請求項9に記載の方法。
  13. 前記PCDテーブルを基材を介してドリルビットに取り付けることをさらに含む、請求項9に記載の方法。
  14. 前記事前選択された結晶配向が、[100]>[111]>[110]配向である、請求項2に記載のPCDデバイス。
  15. 前記事前選択された結晶配向が、[100]>[111]>[110]配向である、請求項6に記載のビット
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