JP6510535B2 - Pcrアッセイに使用される試薬のスクリーニング方法 - Google Patents

Pcrアッセイに使用される試薬のスクリーニング方法 Download PDF

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Description

発明の分野
本発明は、ポリメラーゼ連鎖反応(PCR)アッセイの実施に使用される試薬のスクリーニング方法に関する。本発明は、ジェノタイピング、病原体検出及びインビトロ診断への適用を有する。
発明の背景
核酸増幅技法の開発は、遺伝子分析及び遺伝子工学科学に革命をもたらした。例えば、ポリメラーゼ連鎖反応(PCR)は、選択されたプライマー核酸を用いて特定の標的核酸を増幅するために、例えば診断、法医学又は他の使用の一環として標的核酸の検出を促進するために、通常使用される。プライマーは通常、選択された標的領域をカバーするために、互いに向かって伸長するように設計されるペアで機能する。典型的なPCRサイクルは、二本鎖核酸の鎖がお互い分離する高温(例えば、85℃又はそれ以上)の変性工程、プライマーが分離された一本鎖にハイブリダイズする低温(例えば、45〜65℃)のアニーリング工程、及び核酸ポリメラーゼがプライマーを伸長する中温(例えば、72℃付近)の伸張工程を包含する。2つの温度の熱サイクル手順もまた利用される。それらは一般的に、高温変性工程及び低温アニール伸張工程を包含する。
増幅生成物を検出するための種々の方法が開発されており、そして最も広く使用される方法の1つは、5′ヌクレアーゼ又はTaqMan(登録商標)アッセイである。5′ヌクレアーゼアッセイは典型的には、PCRの間、5′ヌクレアーゼオリゴヌクレオチドプローブを切断するために特定のDNAポリメラーゼの5′→3′ヌクレアーゼ活性を利用する。このアッセイは一般的に、増幅された生成物の複数工程に頼ることなく、標的の増幅及び検出のための標識の放出の両方を可能にする。5′ヌクレアーゼプローブは典型的には、標識部分、例えば蛍光レポーター色素及び消光色素を含む。プローブが損なわれていない場合、消光色素へのレポーター色素の近接性が一般的に、レポーター蛍光の抑制をもたらす。5′ヌクレアーゼ反応の間、プローブの切断は、お互いからのレポーター色素及び消光色素を分離し、レポーターからの蛍光の検出できる上昇をもたらす。PCR生成物又はアンプリコンの蓄積は典型的には、リアルタイムでの蛍光のこの増加をモニターすることにより、間接的に検出される。
多くの試薬が、PCRアッセイを実施するために必要とされ、そして試薬、例えばDNAポリメラーゼ、デオキシリボヌクレオシド三リン酸(dNTP)、オリゴヌクレオチドプライマー、プローブ、及びpH−維持緩衝液中の塩(マグネシウム、カリウム、塩化物)(例えば、トリス−HCl)がしばしば、マスターミックスと呼ばれる溶液に予備混合される。特定の材料、例えばゼラチン、ウシ血清アルブミン(BSA)、硫酸アンモニウム及び非イオン性界面活性剤が安定化剤として作用し、そしてPCRアッセイの性能を改善することはまた、知られている。PCR混合物へのグリセロール(15〜20%)の添加がまた、DNAポリメラーゼの熱安定性を高めることにより、及びまた、鎖分離のために必要な温度を低下させることにより、PCR反応性能を増強することができる(Cheng, S. et al., Proc. Natl. Acad. Sci. USA, 91, 5695, 1994を参照のこと)。
発明の要約
グリセロールはPCRアッセイのための安定化剤として使用され、そしてしばしば、マスターミックス溶液に含まれているが、マスターミックス溶液中での「不良(bad)」のグリセロールサンプルの存在が失敗したPCRアッセイをもたらし、結果的に、増幅が鋳型核酸について観察されないことが観察されている。従って、「不良」なグリセロールサンプルを検出でき、そしてマスターミックス溶液へのその使用を回避できる方法を有することは非常に有用であろう。本発明は、ポリメラーゼ連鎖反応(PCR)アッセイを実施するためのマスターミックス溶液内への使用のために適したグリセロールサンプルについてのスクリーニング方法を提供し、ここで前記方法は、前記グリセロールサンプルを提供し;前記マスターミックス溶液を提供し;前記グリセロールサンプルと前記マスターミックス溶液とを混合して試験混合物を生じさせ;蛍光色素で標識されるオリゴヌクレオチドプローブを前記試験混合物に提供し;前記試験混合物を、約65℃で約16時間インキュベートし;前記試験混合物を、液体クロマトグラフィーシステムに添加し、ここで前記システムは蛍光検出器に連結されており;前記液体クロマトグラフィーシステムによって、前記オリゴヌクレオチドプローブの分解産物から前記オリゴヌクレオチドプローブを分離し;前記液体クロマトグラフィーシステムの分離された画分から蛍光シグナルを測定することを含んで成り、ここで、前記オリゴヌクレオチドプローブの分解産物に対応する画分からの蛍光シグナルの検出は、前記グリセロールサンプルがPCRアッセイを実施するためへの使用のために適していないことを示し、そして前記オリゴヌクレオチドプローブの分解産物に対応する画分からの蛍光シグナルの不在は、前記グリセロールサンプルがPCRアッセイを実施するための使用のために適することを示す。
本発明の方法に従って適用される分離工程は、超高性能溶液クロマトグラフィー(UPLC)システム又はカラムを使用して、特に実施される。
本発明の実施形態及び利点は、本発明の特定の記載及び図面に、より詳細に記載される。
図1Aは、実施例1に記載される条件下でUPLCカラムを通しての通過の後、異なったグリセロールサンプルを、それぞれ含む、13種のテキスト混合物からのFAM−標識されたオリゴヌクレオチドプローブからの蛍光ピークを示す。 図1Bは、実施例1に記載される条件下でUPLCカラムを通しての通過の後、異なったグリセロールサンプルを、それぞれ含む、13種のテキスト混合物からのFAM−標識されたオリゴヌクレオチドプローブからの蛍光ピークを示す。 図2は、「良好」なグリセロールサンプルに混合されたオリゴヌクレオチドプローブ1(バーA−F)、「不良」なグリセロールサンプルに混合されたオリゴヌクレオチドプローブ1(バーG)、及び「不良」なグリセロールサンプルに混合されたオリゴヌクレオチドプローブ2及び3(バーH及びI)を用いて、0.3〜0.8分・面積で観察される蛍光の棒グラフを示す。
定義:
特にことわらない限り、本明細書において使用される全ての技術的及び科学的用語は、当業者により通常理解される意味を有する。次の参考文献は、本発明で使用される用語の多くの一般的定義を、当業者に提供する:Singleton et al., Dictionary of Microbiology and Molecular Biology (2nd ed. 1994); The Cambridge Dictionary of Science and Technology (Walker ed., 1988); The Glossary of Genetics, 5th Ed., R. Rieger et al. (eds.), Springer Verlag (1991);及びHale & Marham, The Harper Collins Dictionary of Biology (1991)。本明細書において使用される場合、次の用語は、特にことわらない限り、それらに与えられた意味を有する。
用語「核酸(nucleic acid)」とは、直鎖状又は分岐鎖状の様式で一緒に共有結合されるヌクレオチドを含む、ヌクレオチドのポリマー(例えば、リボヌクレオチド、デオキシリボヌクレオチド、ヌクレオチド類似体、等)を言及し、そしてデオキシリボ核酸(DNA)、リボ核酸(RNA)、DNA−RNAハイブリッド、オリゴヌクレオチド、ポリヌクレオチド、アプタマー、ペプチド核酸(PNA)、PNA−DNA接合体、PNA−RNA接合体、等を包含する。核酸は典型的には、一本鎖又は二本鎖であり、そして一般的には、ホスホジエステル結合を含むが、但しある場合、別の主鎖、例えばホスホルアミド(Beaucage et al. (1993), Tetrahedron 49(10):1925)、ホスホロチオエート(Mag et al. (1991), Nucleic Acids Res. 19:1437; 及び米国特許第5,644,048号)、ホスホロジチオエート(Briu et al. (1989), J. Am. Chem. Soc. 111:2321)、O−メチルホスホルアミダイト結合(Eckstein, Oligonucleotides and Analogues: A Practical Approach, Oxford University Press (1992)を参照のこと)、及びペプチド核酸主鎖及び結合(Egholm (1992), J. Am. Chem. Soc. 114:1895を参照のこと)を有することができる核酸類似体が包含される。他の類似体核酸は、正に荷電された主鎖(Denpcy et al. (1995), Proc. Natl. Acad. Sci. USA 92: 6097);非イオン性主鎖(米国特許第5,386,023号、第5,637,684号、第5,602,240号、第5,216,141号及び第 4,469,863号)及び非リボース主鎖を有するそれら、例えば米国特許第5,235,033号及び第5,034,506号に記載されたそれらを包含する。1又は2以上の炭素環式糖を含む核酸もまた、核酸の定義内に包含され(Jenkins et al. (1995), Chem. Soc. Rev. pp. 169-176を参照のこと)、そして類似体はまた、例えばRawls, C & E News Jun. 2, 1997, 35頁に記載されている。リボース−リン酸主鎖の修飾は、追加の部分、例えば標識の付加を促進するか、又は生理学的環境下でそのような安定性及び半減期を変えるために行われ得る。
核酸に、典型的には見出される天然に存在する複素環式塩基(例えば、アデニン、グアニン、チミン、シストシン、及びウラシル)の他に、ヌクレオチド類似体はまた、天然に存在しない複素環式塩基、例えば、Seela et al. (1999), Helv. Chim. Acta 82:1640に記載されるそれらも包含することができる。ヌクレオチド類似体に使用される特定の塩基は、融点(Tm)モディファイアとして作用する。例えば、それらのいくつかは、7−デアザプリン(例えば、7−デアザグアニン、7−デアザアデニン、等)、ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン、プロピニル−dN(例えば、プロピニル−dU、プロピニル−dC、等)、及び同等のものを包含する。例えば、米国特許第5,990,303号を参照のこと。他の代表的な複素環式塩基は、例えば次のものを包含する:ヒポキサンチン、イノシン、キサンチン; 2−アミノプリン、2,6−ジアミノプリン、2−アミノ−6−クロロプリン、ヒポキサンチン、イノシン及びキサンチンの8−アザ誘導体;アデニン、グアニン、2−アミノプリン、2,6−ジアミノプリン、2−アミノ−6−クロロプリン、ヒポキサンチン、イノシン及びキサンチンの7−デアザ−8−アザ誘導体;6−アザシチジン; 5−フルオロシチジン; 5−クロロシチジン; 5−ヨードシチジン; 5−ブロモシチジン; 5−メチルシチジン; 5−プロピニルシチジン; 5−ブロモビニルウラシル; 5−フルオロウラシル;5−クロロウラシル; 5−ヨードウラシル;5−ブロモウラシル;5−トリフルオロメチルウラシル; 5−メトキシウラシル; 5−エチニルウラシル; 5−プロピニルウラシル、及び同等のもの。
「ヌクレオシド(nucleoside)」とは、糖部分(リボース糖又はデオキシリボース糖)、糖部分の誘導体、又は糖部分の機能的同等物(例えば、炭素環)に対して共有結合される塩基又は塩基性基(少なくとも1つの炭素環、少なくとも1つの複素環、少なくとも1つのアリール基、及び/又は同様のものを包含する)を含む核酸成分を意味する。例えば、ヌクレオシドが糖部分を含む場合、塩基は典型的には、糖部分の1′−位置に結合される。上記のように、塩基は、天然に存在する塩基又は天然に存在しない塩基であり得る。典型的にヌクレオシドは、リボヌクレオシド、デオキシリボヌクレオシド、ジデオキシリボヌクレオシド及び炭素環ヌクレオシドを包含する。
「ヌクレオチド(nucleotide)」とは、ヌクレオシドのエステル、例えばヌクレオシドの糖部分の5′位置に共有結合される、1,2,3又はそれ以上のリン酸基を有するヌクレオシドのリン酸エステルを言及する。
用語「ポリヌクレオチド(polynucleotide)」及び「オリゴヌクレオチド(oligonucleotide)」は、交換可能的に使用される。「オリゴヌクレオチド」は、より短いポリヌクレオチドを記載するために時々使用される用語である。オリゴヌクレオチドは、指定されたヌクレオチド配列の領域に対応する、少なくとも6個のヌクレオチド、例えば少なくとも約10〜12個のヌクレオチド、又は少なくとも約15〜30個のヌクレオチドを含んでも良い。
用語「増幅反応(amplification reaction)」とは、核酸の標的配列のコピーを増すための任意のインビトロ手段を意味する。
「増幅する(amplifying)」とは、増幅を可能にするのに十分な条件に溶液を提供する工程を意味する。増幅反応の成分は、例えばプライマー、ポリヌクレオチド鋳型、ポリメラーゼ、ヌクレオチド、dNTP及び同様のものを包含するが、但しそれらだけには限定されない。用語「増幅する」とは典型的には、標的核酸の「指数的(exponential)」上昇を意味する。しかしながら、「増幅する」とは、本明細書において使用される場合、核酸の選択標的配列の数の直線的上昇を意味するが、しかし1回の単一プライマー伸張工程とは異なる。
「ポリメラーゼ連鎖反応(polymerase chain reaction)」又は「PCR」とは、標的二本鎖DNAの特定セグメント又は下位配列が幾何学的成長下で増殖される方法を意味する。PCRは、当業者に良く知られており;例えば、米国特許第4,683,195号及び第4,683,202号;及びPCR Protocols: A Guide to Methods and Applications, Innis et al., eds, 1990を参照のこと。
用語「オリゴヌクレオチドプローブ(oligonucleotide probe)」とは、本明細書において使用される場合、目的の標的核酸にハイブリダイズできるか又はアニーリングできるポリヌクレオチド配列を意味し、そして標的核酸の特異的検出を可能にする。
用語「マスターミックス(mastermix)」又は「マスターミックス溶液(master mix solution)」とは、用語「試薬溶液(reagent solution)」と交換可能的に使用され、そしてPCRの発生のために必要なすべての又はほとんどの成分又は要因の混合物を意味し、そしていくつかの場合、鋳型、及びサンプル及びアンプリコン特異的であるプライマーのすべては除かれる。市販のマスターミックスは通常、濃縮された溶液である。マスターミックスは複数のサンプルに共通するすべての試薬を含むことができる。しかしそれはまた、1つのサンプルのみのために構成されても良い。マスターミックスの使用は、ピペットされる体積間の差異のために、サンプル間でのピペッティング誤差及び変動の低減を助ける。
用語「約(about)」とは、以下のように時間又は温度のおおよその範囲のことである。従って、「約16時間」とは、一定範囲の時間、例えば12時間〜20時間のことであり、そして「約65℃」とは、一定範囲の温度、例えば60℃〜70℃のことであり得る。
「核酸ポリメラーゼ(nucleic acid polymerase)」とは、核酸中へのヌクレオチドの組込みを触媒する酵素を意味する。典型的な核酸ポリメラーゼは、DNAポリメラーゼ、RNAポリメラーゼ、末端トランスフェラーゼ、逆転写酵素、テロメラーゼ及び同様のものを包含する。
「熱安定性DNAポリメラーゼ(thermostable DNA polymerase)」とは、選択された時間、高温に供される場合、安定し(すなわち、分解又は変性に対して耐性である)、そして十分な触媒活性を保持するDNAポリメラーゼのことである。例えば、熱安定性DNAポリメラーゼは、二本鎖核酸を変性するのに必要な時間、高温に供される場合、続くプライマー伸張反応をもたらすのに十分な活性を保持する。核酸変性のために必要な加熱条件は、当業界において良く知られており、そして米国特許第4,683,202号及び第4,683,195号に例示されている。本明細書において使用される場合、熱安定性ポリメラーゼは、典型的には、温度サイクリング反応、例えばポリメラーゼ連鎖反応(PCR)への使用のために適切である。熱安定性核酸ポリメラーゼの例は、サーマス・アクアティクス(Thermus aquaticus)Taq DNAポリメラーゼ、サーマスsp.Z05 ポリメラーゼ、サーマス・フラバス(Thermus flavus)ポリメラーゼ、サーモトガ・マリチマ(Thermotoga maritima)ポリメラーゼ、例えばTMA−25及びTMA−30ポリメラーゼ、Tth DNAポリメラーゼ、及び同様のものを包含する。
「修飾された(modified)」ポリメラーゼとは、少なくとも1つのモノマーが、参照配列とは異なるポリメラーゼ、例えば生来又は野生形のポリメラーゼ又は別の修飾された形のポリメラーゼを意味する。典型的な修飾は、モノマーの挿入、欠失及び置換を包含する。修飾されたポリメラーゼはまた、複数の親由来の識別可能な構成要素配列(例えば、構造的又は機能的ドメイン、等)を有するキメラポリメラーゼも包含する。参照配列の化学的修飾を含むそれらのポリメラーゼもまた、修飾されたポリメラーゼの定義内に包含される。修飾されたポリメラーゼの例は、G46E E678G CS5 DNAポリメラーゼ、G46E L329A E678G CS5 DNAポリメラーゼ、G46E L329A D640G S671F CS5 DNAポリメラーゼ、G46E L329A D640G S671F E678G CS5 DNAポリメラーゼ、G46E E678G CS6 DNAポリメラーゼ、Z05 DNAポリメラーゼ、ΔZ05 ポリメラーゼ、ΔZ05-ゴールドポリメラーゼ、 ΔZ05Rポリメラーゼ、E615G Taq DNA ポリメラーゼ、E678G TMA-25 ポリメラーゼ、E678G TMA-30 ポリメラーゼ、及び同様のものを包含する。
用語「5′→3′ヌクレアーゼ活性」又は「5′−3′ヌクレアーゼ活性」とは、典型的には、ヌクレオチド核酸鎖の5′末端から除去される、核酸鎖合成に関連する核酸ポリメラーゼの活性を意味し、例えばE.コリDNAポリメラーIはこの活性を有するが、クレノウ(Klenow)フラグメントは有さない。5′→3′ヌクレアーゼ活性を有するいくつかの酵素は、5′→3′エキソヌクレアーゼである。そのような5′→3′エキソヌクレアーゼの例は、次のものを包含する:B.サブチリス(B. subtilis)からのエキソヌクレアーゼ、脾臓からのホスホジエステラーゼ、ラムダエキソヌクレアーゼ、酵母由来のエキソヌクレアーゼII、酵母由来のエキソヌクレアーゼV、及びニュウロスポラ・クラサ(Neurospora crassa)からのエキソヌクレアーゼ。
5′→3′ヌクレアーゼ活性を利用しての標的核酸の検出は、米国特許第5,210,015号; 第5,487,972号; 及び第 5,804,375号;及びHolland et al., 1988, Proc. Natl. Acad. Sci. USA 88:7276-7280に記載されるように、「TaqMan(登録商標)」又は「5′−ヌクレアーゼアッセイ」により実施され得る。TaqMan(登録商標)においては、増幅された領域内でハイブリダイズする、標識された検出プローブは、増幅反応の間、存在する。プローブは、プローブがDNA合成のためのプライマーとして作用することを妨げるために修飾される。増幅は、5′→3′エキソヌクレアーゼ活性を有するDNAポリメラーゼを用いて実施される。増幅の各合成工程の間、伸張されるプライマーから下流の標的核酸にハイブリダイズする任意のプローブが、DNAポリメラーゼの5′→3′エキソヌクレアーゼ活性により分解される。従って、新規の標的鎖の合成はまた、プローブの分解をもたらし、そして分解性生物の蓄積は、標的配列の合成の指標を提供する。
分解産物の検出のために適切な何れかの方法が、5′ヌクレアーゼアッセイに使用され得る。しばしば、検出プローブは、2種の蛍光色素により標識され、それらの色素の1つは、他の色素の蛍光を消光することができる。色素は、典型的には、5′末端に結合されるレポーター又は検出体色素、及び内部部位に結合される消光色素と共に、プローブに結合され、結果的に、消光は、プローブがハイブリダイズされていない状態にある場合に発生し、そしてDNAポリメラーゼの5′→3′エキソヌクレアーゼ活性によるプローブの切断は、前記2種の色素の間で生じる。増幅は、消光の同時排除及び最初に消光された色素から観察できる蛍光の上昇を伴って、色素間のプローブの切断をもたらす。分解産物の蓄積は、反応蛍光の上昇を測定することによりモニターされる。米国特許第5,491,063号及び第5,571,673号は、増幅と同時に生じるプローブの分解を検出するための別の方法を記載している。
蛍光色素は、負に荷電される色素、例えばフルオレセインファミリーの色素、又は中性電荷である色素、例えばロータミンファミリーの色素、又は正に荷電される色素、例えばシアニンファミリーの色素を包含する。フルオレセインファミリーの色素は、例えば6−カルボキシ−フルオレセイン(FAM)、2′、4、4′、5′、7、7′−ヘキサクロロフルオレセイン(HEX)、TET、JOE、NAN及びZOEを包含する。ローダミンファミリーの色素は、例えばテキサス・レッド、ROX、R110、R6G及びTAMRA又はローダミン誘導体JA270を包含する(米国特許第6,184,379号を参照のこと)。FAM、 HEX、TET、JOE、NAN、ZOE、ROX、R110、R6G及びTAMRAは、例えばPerkin-Elmer, Inc. (Wellesley, MA, USA)から市販されており、そしてテキサス−レッドは、例えばMolecular Probes, Inc. (Eugene, OR)から市販されている。シアニンファミリーの色素は、例えばCy2、Cy3、Cy5、Cy5.5及びCy7を包含し、そして例えばAmersham Biosciences Corp. (Piscataway, NJ, USA)から市販されている。
標的核酸の検出のための5′ヌクレアーゼアッセイは、5′→3′エキソヌクレアーゼ活性を有する任意のポリメラーゼを使用することができる。従って、いくつかの実施形態によれば、5′−ヌクレアーゼ活性を有するポリメラーゼは、熱安定性及び熱活性核酸ポリメラーゼである。そのような熱安定性ポリメラーゼは、真正細菌族サーマス(Thermus)、サマートガ(Thermatoga)及びサーモシフォ(Thermosipho)の種々の種からのポリメラーゼの生来及び組換え形、及びそれらのキメラ型を包含するが、但し、それらだけには限定されない。例えば、本発明の方法に使用され得るサーマス種ポリメラーゼは、サーマス・アクアティクス(Thermus aquaticus)(Taq)DNAポリメラーゼ、サーマス・サーモフィラス(Thermus thermophilus)(Tth)DNAポリメラーゼ、サーマス種Z05(Z05)DNAポリメラーゼ、サーマス種sps17 (sps17)及びサーマス種Z05を包含する(米国特許第5,405,774号; 第5,352,600号; 第5,079,352号; 第4,889,818号; 第5,466,591号; 第5,618,711号; 第5,674,738号; 及び第5,795,762号に記載される)。本発明の方法に使用され得るサーマトガ(Thermatoga)ポリメラーゼは、例えばサーモトガ・マリチマ(Thermatoga maritima)DNAポリメラーゼ及びサーモトガ・ネアポリタナ(Thermatoga neapolitana)DNAポリメラーゼを包含し、そして使用されるサーモシフォ(Thermosipho)ポリメラーゼの例は、サーモシフォ・アフリカナス(thermosipho africanus)DNAポリメラーゼである。サーマトガ・マリチマ及びサーモシフォ・アフリカナスDNAポリメラーゼの配列は、国際公開第92/06200号に公開されている。サーマトガ・ネアポリタナの配列は、国際公開第97/09451号に見出され得る。
5′ヌクレアーゼアッセイにおいては、増幅検出は典型的には、増幅と同時である(すなわち、「リアルタイム (real-time)」)。いくつかの実施形態によれば、増幅検出は定量的であり、そして増幅検出はリアルタイムである。いくつかの実施形態によれば、増幅検出は定性的である(例えば、標的核酸の存在又は不在の終点検出)。いくつかの実施形態によれば、増幅検出は、増幅の後である。いくつかの実施形態によれば、増幅検出は定性的であり、そして増幅検出は増幅の後である。
次の実施例及び図は、本発明の理解を助けるために提供されており、真の範囲は添付の特許請求の範囲に記載されている。
液体クロマトグラフィー
液体クロマトグラフィーにおいては、サンプルは、適切な粒子(固定相)を含むカラム又はカートリッジ装置を通過する。それらの粒子は、クロマトグラフィー充填材料と呼ばれる。溶媒(移動相)が、その装置を通して流れる。固相抽出(SPE)においては、サンプルはカートリッジ上に負荷され、そして溶媒流が装置を通してサンプルを運ぶ。次に、サンプル中の異なった化合物が、装置を通して異なった個々の速度で移動することにより分離される。
カートリッジ形式が利用される場合、流れを達成するためのいくつかの手段が存在する。重力又は真空が、圧力に耐えるように設計されていないカラムのために使用され得る。典型的には、この場合の粒子は、流れに対する抵抗が低いよう、50ミクロン以上の大きさの直径である。さらに、典型的には、注射筒の形状をした小さなプラスチックカラムが、充填材料粒子により満たされ、そしてサンプル調製の実施のために使用される。これは、固相抽出(SPE)と呼ばれる。従って、カートリッジと呼ばれるクロマトグラフィー装置は通常、サンプルがさらに分析される前、非常に複雑なサンプルをクリーンアップするために、真空補助の流れで使用される。
より小さな粒子サイズ(10ミクロン以下)が、分離力を改善するために必要とされる。しかしながら、より小さな粒子は流れに対して高い抵抗を有し、結果的に、高い圧力が、所望する溶媒流速を創造するのに必要とされる。中位〜高い圧力がクロマトグラフィーカラムを通して溶媒を流すために使用される場合、この技法は、高性能液体クロマトグラフィー(HPLC)と呼ばれる。
HPLCは当初、高圧が液体クロマトグラフィーのために必要とされる流れを生成するために使用された事実を示唆した。初めに、ポンプは500psi(35バール)の圧力能力を単に有した。これは、高圧液体クロマトグラフィー又はHPLCと呼ばれた。新規HPLC装置は、6,000psi(400バール)の圧力まで高めることができ、そして改良された噴射器、検出器及びカラムを組込むことができた。性能の継続的な進歩は、より小さな粒子及びさらに高い圧力を用いることによりもたらされた。
高性能液体クロマトグラフィーは、現在、分析化学において、最も強力なツールの1つである。それは、液体に溶解され得る任意のサンプルに存在する化合物を分離し、同定し、そして定量化する能力を有する。最近、パート・パー・トリオン(ppt)ほどの低い微量濃度の化合物が容易に同定され得る。HPLCは、ほぼ何れかのサンプル、例えば医薬品、食品、栄養補助食品、化粧品、環境マトリックス、法医学的サンプル及び光学薬品に適用され得、そしてそれらに適用されて来た。
計装及びカラム技法のさらなる進歩が、液体クロマトグラフィーにおける分解能、速度、及び感度の非常に有意な増強を達成するためになされた。より小さな粒子(1.7ミクロン)、及び15,000psi(1,000バール)で移動相を送達するよう設計さらた特殊能力を備えた計測器を備えたカラムが、新規レベルの性能を達成するために必要とされた。
実施例1:超高性能液体クロマトグラフィー(UPLC)条件
UPLCを、フォトダイオードアレイ(PDA)検出器及び蛍光検出器を備えた、Waters Acquity(登録商標)UPLC装置(Empower2ソフトウェアを用いる)を用いて実施した。使用されるカラムは、1.7μMの粒子サイズ、2.1×50mmの内径を有するAcquity OST C18カラムであった。ビルトインカラムヒーターを、60℃の温度で設定した。移動相は、緩衝液Aのための100mMのトリエチルアンモニウムアセテート(TEAA)(pH7.0)及び緩衝液Bのための100%アセトニトリルから成る。PDA検出器は、254nmで、毎秒20点の吸光度に設定された。蛍光検出器は、495nmで励起波長及び510nmで発光波長を有する6−カルボキシ−フルオレセイン(FAM)についてのシグナルを読み取るために設定された。試験される各反応混合物のために、10μlがカラム中に注入され、そしてカラムを実行するために使用されるグラジエントが表1上に示される。
実施例2:13種の異なったグリセロールサンプルの試験
13種の異なったロットのグリセロールサンプル(サンプル番号1〜13)を、次の条件を用いて試験した。80%グリセロールサンプル250μlを、250μlの100mMのトリシン(pH8,3)緩衝液と共に混合した。その混合物を、十分な混合物のために激しく渦動した。次に、FAM−標識されたオリゴヌクレオチドプローブ(プローブ番号1)を、1μMの最終濃度で混合物に添加した。その混合物を、65℃で16時間インキュベートし、そして10μlを、実施例1に記載される条件を用いて、UPLCカラム中に注入した。図1は、蛍光により測定される場合、13種の試験されるロットのグリセロールサンプルについての溶出プロフィールを示す。1.00分の画分で溶出する蛍光ピークは、損なわれていないFAM標識されたプローブを表す。0.30分マークと0.80分との間に出現するグリセロールサンプル12及び13に見出される、より小さな蛍光シグナルは、分解されたオリゴヌクレオチドプローブを表す。それらの分解産物の存在は、グリセロールサンプル12及び13が、PCRアッセイのためのマスターミックスへの使用のために適切でないことを示唆する。
実施例3:異なったプローブを用いての「良好」及び「不良」グリセロールサンプルの試験
実施例2に記載される実験に使用される、FAM−標識されたオリゴヌクレオチドプローブ(プローブ番号1)を用いて、7種の異なったグリセロールサンプルを試験し、そして試験混合物A〜Gを生成した。試験混合物Gは、「不良」グリセロールサンプル(実施例2におけるサンプル2)を含んだ。さらに、「不良」グリセロールサンプル(サンプル12)を、2種の異なったFAM標識されたオリゴヌクレオチドプローブ、すなわちプローブ番号2、プローブ番号3と共に混合し、それぞれ試験混合物H及びIを生成した。すべての試験混合物を、実施例2に記載されるようにしてインキュベートし、実施例1に記載されるようにUPLCにより分析した。0.3分と0.8分との間の蛍光ピーク値を統合し、そして計算された蛍光ピーク領域を、図2上に示される棒グラフ上にバーとして転換した。予想通り、試験混合物G、H及びIにおいて試験された「不良」グリセロールサンプル(サンプル12)のみが、オリゴヌクレオチドプローブの分解産物の存在を示唆するピーク値を示した。

Claims (2)

  1. ポリメラーゼ連鎖反応(PCR)アッセイを実施するためのマスターミックス溶液内における使用のために適したグリセロールサンプルのスクリーニング方法であって、
    前記グリセロールサンプルを提供し;
    前記マスターミックス溶液を提供し;
    前記グリセロールサンプルと前記マスターミックス溶液とを混合して、試験混合物を生じさせ;
    蛍光色素で標識されるオリゴヌクレオチドプローブを前記試験混合物に提供し;
    前記試験混合物を、60℃〜70℃12時間〜20時間インキュベートし;
    前記試験混合物を、液体クロマトグラフィーシステムに添加し、ここで前記システムは蛍光検出器に連結されており;
    前記液体クロマトグラフィーシステムによって、前記オリゴヌクレオチドプローブの分解産物から前記オリゴヌクレオチドプローブを分離し;
    前記液体クロマトグラフィーシステムの分離された画分から蛍光シグナルを測定すること
    を含んで成り、
    ここで、前記オリゴヌクレオチドプローブの分解産物に対応する画分からの蛍光シグナルの検出は、前記グリセロールサンプルがPCRアッセイを実施するための使用のために適していないことを示し、そして
    前記オリゴヌクレオチドプローブの分解産物に対応する画分からの蛍光シグナルの不在は、前記グリセロールサンプルがPCRアッセイを実施するための使用のために適することを示す、前記方法。
  2. 前記分離工程が、超高性能液体クロマトグラフィーシステムを使用して実施される、請求項1に記載の方法。
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