JP6509590B2 - 商品に対するユーザの感情分析装置及びプログラム - Google Patents

商品に対するユーザの感情分析装置及びプログラム Download PDF

Info

Publication number
JP6509590B2
JP6509590B2 JP2015042561A JP2015042561A JP6509590B2 JP 6509590 B2 JP6509590 B2 JP 6509590B2 JP 2015042561 A JP2015042561 A JP 2015042561A JP 2015042561 A JP2015042561 A JP 2015042561A JP 6509590 B2 JP6509590 B2 JP 6509590B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
evaluation item
emotion analysis
evaluation
product name
emotion
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2015042561A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2016162357A (ja
Inventor
マイケ エルドマン
マイケ エルドマン
服部 元
元 服部
滝嶋 康弘
康弘 滝嶋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
KDDI Corp
Original Assignee
KDDI Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by KDDI Corp filed Critical KDDI Corp
Priority to JP2015042561A priority Critical patent/JP6509590B2/ja
Publication of JP2016162357A publication Critical patent/JP2016162357A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6509590B2 publication Critical patent/JP6509590B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Description

本発明は、ネットワーク上でユーザが公開する情報を収集して、商品に対するユーザの感情を分析する技術に関する。
近年、商品を購入したユーザが、その商品に関するコメントをインターネット上に公開したりしている。これらコメントは、例えば、商品に関する専用の評価サイトや、ソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)上で公開されている。なお、評価サイトは、例えば、商品の製造者、販売者、その製品に関する情報を提供する事業者等により運営されている。これらのユーザによる商品に関するコメントは、当該商品の購入を検討している他のユーザや、当該商品の設計者、製造者等にとっては貴重な情報である。
これらインターネット上で公開される、商品に対するユーザの感情を表すコメントを分析するため、感情分析技術が用いられている。通常、商品に関するユーザの感情分析においては、商品そのものに好印象を抱いているユーザと、好印象を抱いていないユーザの数が分析される。これに対して、商品全体の評価ではなく、商品に対する評価項目(Feature)毎に、ユーザの感情を分析する、"評価項目ベースの感情分析"が非特許文献1及び2に開示されている。ここで、評価項目とは、例えば、商品がスマートフォンであると、電池寿命や、ディスプレイサイズや、カメラ等であり、商品が車であると、燃費や、外観や、エンジン等である。
従来、感情分析技術を利用した商品に対するユーザの感情分析は、評価サイトに公開されているユーザのコメントを分析することにより主に行われてきた。これは、評価サイトがそもそも商品の評価を目的としたものであって、文章もフォーマルな記述であることが多く、よって、書込まれるユーザの文章の解析が容易であり、ユーザがその商品に対して高評価を与えているのか否かの分析が容易でることがその理由である。しかしながら、商品を購入したユーザの内、その評価を評価サイトに書込むユーザより、SNS上でその商品の感想を述べるユーザの方が多い。このため、SNSで配布されたメッセージから商品の感情分析を行う構成を非特許文献3は開示している。また、様々な言語で公開された、ユーザの商品に関するコメントを分析する構成を非特許文献4は開示している。
B.Liu,L.Zhang,"A Survey of Opinion Mining and Sentiment Analysis",Mining Text Data,2012年 N.Naveed,T.Gottron,S.Staab,"Feature Sentiment Diversification of User Generated Reviews:The FREuD Approach",International AAAI Conference on Weblogs and Social Media,ICWSM,2013年 S.M.Mohammad,S.Kiritchenko,X.Zhu,"NRC−Canada:Building the State−of−art in Sentiment Analysis of Tweets",International Workshop on Semantic Evaluation Exercises,2013年 H.Guo,H.Zhu,Z.Guo,X.Zhang,"OpinionIt:A Text Mining System for Cross−Lingual Opinion Analysis",Proceedings of the ACM international Conference on Information and knowledge management,2010年
非特許文献3は、SNSで配布されたメッセージから商品の感情分析を行う構成を開示しているが、この感情分析は、所謂、"評価項目ベースの感情分析"(Feature Based Sentiment Analysis)ではなく、商品全体に対するユーザの感情分析である。これは、SNSで配布されるメッセージは、商品の評価というよりは、商品に対するユーザの感情を示すものが多く、短く砕けた表現が多用され、よって、評価項目の抽出が困難であるからである。
本発明は、評価サイトのみならず、ネットワーク上で公開される、ユーザの商品に関するメッセージから評価項目ベースの感情分析を行える感情分析装置及びプログラムを提供するものである。
本発明の一側面によると、感情分析装置は、商品名によりデータベース又はネットワーク上のサイトを検索して前記商品名を含む記事を収集し、収集した記事から前記商品名が示す商品についての評価項目を抽出する抽出手段と、ネットワーク上で公開される、前記商品名及び前記抽出した評価項目を含むメッセージを収集して、前記商品名が示す商品の前記抽出した評価項目についての感情分析を行う分析手段と、を備え、前記分析手段は、前記商品名及び前記抽出した評価項目を含むメッセージの内、感情表現を含まないメッセージ及び前記商品名と前記評価項目との間の文字数又は単語数が所定数以上のメッセージの少なくとも1つを除いたメッセージにより感情分析を行うことを特徴とする。
ネットワーク上で公開されるユーザの商品に関するメッセージから評価項目ベースの感情分析を行うことができる。
一実施形態によるシステム構成図。 一実施形態による感情分析装置の構成図。 一実施形態による抽出された評価項目の例を示す図。 一実施形態による言語別の感情比率の例を示す図。
以下、本発明の例示的な実施形態について図面を参照して説明する。なお、以下の実施形態は例示であり、本発明を実施形態の内容に限定するものではない。また、以下の各図においては、実施形態の説明に必要ではない構成要素については図から省略する。
図1は、本実施形態によるシステム構成図である。感情分析装置1は、インターネット2と接続しており、入力された商品の名前(商品名)に基づき、インターネット2の各ウェブサイトにアクセスして、インターネット2上で公開されている当該商品についての記事を収集し、収集した記事から当該商品の評価項目(Feature)を抽出する。さらに、感情分析装置1は、商品名及び抽出した評価項目を含む、SNSのメッセージを収集して評価項目毎の感情分析を行い、評価項目毎に、良い感情を抱いているユーザと悪い感情を抱いているユーザの比率を求める。
図2は、感情分析装置1の概略的な構成図である。商品名保持部11は、操作者が商品名を、ある言語、例えば、日本語で入力すると、辞書データ12を使用して、入力された商品名を各言語、例えば、英語等に変換する。入力された言語での商品名と、他の言語に変換した商品名は商品名保持部11に保存されると共に、評価項目生成部13に出力される。なお、商品名保持部11は、辞書データ12により商品名を他の言語に変換するのではなく、インターネット2上の翻訳サイトを利用して商品名を他の言語に変換する構成とすることもできる。さらに、商品名については、操作者が直接、使用する各言語での商品名を入力する構成であっても良い。
評価項目生成部13は、ネットワーク上の評価サイトにアクセスして、各言語で記載された、商品名についての記事を取得する。なお、アクセスする評価サイトについては、予め評価項目生成部13に設定しておく構成とすることができる。また、例えば、各言語での"商品名"と、同じ言語での"評価"又は"仕様"等、評価サイトに関連する単語をキーワードとして、検索サイトで検索することで、評価サイトを動的に判定する構成とすることもできる。具体的には、日本語の商品名が"あかさ"であり、英語の商品名が"ABC"である商品について、"あかさ"+"評価"で検索サイトを検索して日本語での記事を取得し、"ABC"+"REVIEW"で検索サイトを検索して英語での記事を取得する構成とすることができる。以後の処理は、特に断りのない限り、各言語それぞれについて独立して実行する。
評価項目生成部13は、評価項目の候補(以下、評価項目候補と呼ぶ。)を抽出するための抽出パターンである複数の正規表現を保持している。例えば、"AAA"を評価対象の製品名とすると、"AAA(の、内の)*"や、"AAAは*を(持つ、有する)"が正規表現である。ここで、()内は、その中の何れの単語でも良いことを示し、"*"は評価項目候補に対応する。例えば、"AAAのディスプレイ"や、"AAA内のプロセッサ"との表現は、正規表現"AAA(の、内の)*"に適合する文であり、評価項目候補はそれぞれ"ディスプレイ"や、"プロセッサ"になる。評価項目生成部13は、収集した記事から正規表現に基づき商品についての評価項目候補を抽出する。
続いて、評価項目生成部13は、抽出した評価項目候補と商品との関連性の高さを示す指標を計算し、関連性の高さに応じて評価項目を順位付けする。例えば、収集した記事に対してtf−idfアルゴリズムを適用して算出される値(tf−idf値)を、関連性の高さを示す指標として使用することができる。また、収集した記事に対してPMI(Pointwise Mutual Information)アルゴリズムを適用して算出される値(PMI値)を指標として使用することができる。なお、tf−idf値及びPMI値は、その値が高い程、商品との関連性の高くなる。さらに、収集した記事の文章中の評価項目候補の位置と、当該文章に現れる感情表現、例えば、"好き"、"嫌い"、"良い"、"悪い"といった用語との位置関係に基づく値の積算値(距離値)を指標として使用することがきる。例えば、商品"ABC"の評価項目"Camera"に関し、英語で"The Camera of my ABC is good"との文章がある場合、評価項目"Camera"と、感情表現である"good"との間には、3つの単語が存在するため、距離は、間に存在する単語数に1を加えた4とすることができる。なお、評価項目を示す単語と感情表現を示す単語との間の文字数により距離を判定しても良い。距離値は、評価項目候補と感情表現に対応する用語との間の距離が短い程、高くなる値とする。なお、感情表現に対応する単語は、感情表現データベース16に予め保存されている。本実施形態では、tf−idf値、PMI値及び距離値の合計を指標とし、評価項目候補の順位付けを行う。
続いて、評価項目生成部13は、収集した記事の評価項目候補を含む文に基づき、新たな正規表現を生成する。例えば、商品名を"AAA"とし、評価項目候補として"BBB"が存在する場合において、収集した記事に"AAA%BBB"の文が存在すると、"AAA%*"が新たな正規表現として生成される。ここで、"%"は任意の文字列である。なお、新たな正規表現の生成に使用する評価項目候補は、例えば、上位所定数又は上位所定順位の評価項目候補を使用する。そして、評価項目生成部13は、新たに生成した正規表現を用いて、評価項目候補を抽出する。但し、予め設定した正規表現とは異なり、感情分析装置1内にて生成した正規表現を用いて抽出した評価項目候補については、商品との関連性が薄い場合があるため、フィルタリングにより感情分析装置1内で生成した正規表現については絞り込みを行う。例えば、新たな正規表現に対応する文の、収集した記事における出現回数が最低回数に満たないものは新たな正規表現として評価項目候補の抽出に使用しない様にする。また、例えば、新たな正規表現における商品名と評価項目候補との距離、つまり、上記例における"%"の文字数又は単語数の長さが所定値以上のものは、新たな正規表現として評価項目候補の抽出に使用しない様にする。さらには、新たな正規表現により抽出した評価項目候補のtf−idf値を、収集した記事から求め、このtf−idf値が最低値未満であるものは、新たな正規表現として評価項目候補の抽出に使用しない様にする。評価項目生成部13は、フィルタ後の新たな正規表現で評価項目候補を抽出する。この新たな正規表現を生成する処理と、新たに生成した正規表現を用いて評価項目候補を抽出する処理は、所定数の評価項目候補が抽出されるまで繰り返す。最後に、評価項目生成部13は、上位所定数又は上位所定順位の評価項目候補を、評価項目に決定する。なお、この際、抽出された評価項目候補のうち、表現は異なるが同じものを指している単語については1つに纏める。例えば、スマートフォンやパソコンが評価対象である場合において、評価項目候補として"ディスプレイ"と"スクリーン"が抽出されている場合、例えば、"ディスプレイ"に纏める。
図3は、評価項目生成部13が抽出した評価項目とその順位の例を示している。なお、図3(A)は、日本語の記事から取得した評価項目とその順位の例であり、図3(B)は、英語の記事から取得した評価項目とその順位の例である。図3の例に示す様に、各言語の処理は独立しているため、抽出される評価項目やその順位は言語毎に異なる。評価項目生成部13は、抽出した評価項目を、その順位と共にメッセージ収集部14に出力する。
メッセージ収集部14は、商品名と、評価項目生成部13から入力された評価項目の少なくとも1つを含むメッセージを、ネットワーク上のSNSサイトから収集し、収集したメッセージを分析部15に出力する。分析部15は、メッセージ収集部14が収集したメッセージに対してフィルタ処理を行う。フィルタ処理においては、まず、宣伝等を目的としたメッセージを削除する。例えば、ウェブサイトのURLを含むメッセージは、宣伝目的の可能性が高いため、URLを含むメッセージを削除する。また、感情表現を含まないメッセージについても削除する。さらに、感情表現を含むメッセージであっても評価項目と製品名との距離が離れているメッセージは、評価項目についての感情を表していない可能性が高いため、評価項目と製品名との距離が所定の閾値以上離れているメッセージについても削除する。なお、距離は、評価項目と製品名との間の文字数や単語数である。なお、分析部15は、フィルタ処理を行わない構成とすることもできる。さらに、上述したフィルタ処理のいずれかのみを実行する構成とすることもできる。
その後、分析部15は、各評価項目について、フィルタ後のメッセージから、良い感情表現を含むメッセージ数と、悪い感情表現を含むメッセージの数をそれぞれ集計して、評価項目毎の感情比率を求める。なお、感情表現のそれぞれが、良い感情表現であるのか悪い感情表現であるかについても感情表現データベース16に記録されている。図4は、分析部15が生成する、各評価項目についての感情比率の例である。なお、図4(A)は、日本語で表現されたメッセージに基づいて生成した感情比率の例であり、図4(B)は、英語で表現されたメッセージに基づいて生成した感情比率の例である。なお、感情表現を含むメッセージの判定には、公知の感情分析アルゴリズムを使用できる。
最後に、評価項目重要度算出部17は、各言語での評価項目を集約して、各評価項目の重要度を付与する。例えば、日本語と英語により処理を実行し、日本語では、図4(A)に示す"カメラ"、"ディスプレイ"、"電池"の3つの評価項目を取得し、英語では、図4(B)に示す"Battery"(電池)、"Price"(価格)、"Camera"(カメラ)の3つの評価項目を取得したものとする。この場合、重要度を付与する対象となる評価項目は、"カメラ"、"ディスプレイ"、"電池"、"価格"の4つとなる。なお、評価項目の言語間での異同は、辞書データ12を使用して判定する。辞書データ12を使用するのではなく、インターネット2上の翻訳サイトを使用しても良い。また、本実施形態では、分析部15が出力する各言語での評価項目のうち、対応する内容を1つに纏めることで集約し、集約後の評価項目を重要度の付与対象とするが、各言語で共通して存在する評価項目のみを重要度の付与対象としても良い。
重要度は、各評価項目について、生起スコア、感情比率スコア、言語間生起差分スコア、言語間感情差分スコアを求め、これら4つのスコアの合計により求める。ある評価項目の生起スコアは、当該評価項目が感情表現と共に含まれていたメッセージの数が大きくなる程高くするスコアである。なお、スコアの生成に使用するメッセージは、分析部15でのフィルタ前のものであっても、フィルタ後のものであっても良い。なお、生起スコアは、例えば、使用した言語数の平均値とすることができる。ここで、メッセージの数が大きくなる程、スコアを高くするのは、メッセージ数が大きい程、当該評価項目に関心を抱いているユーザが多いと考え得られるからである。一例として、3つの言語L1、L2、L3を使用し、分析部15によるフィルタ後の言語L1、言語L2及び言語L3のメッセージの内、それぞれ、40%、80%及び0%が評価項目#Aに言及していたものとする。この場合、例えば、(0.4+0.8+0)/3=0.4を評価項目#Aの生起スコアとすることができる。
また、ある評価項目の感情比率スコアは、当該評価項目の感情比率がバランスしていないほど、つまり、好印象と悪印象の差が大きい程高くなるスコアである。一例として、3つの言語L1、L2、L3を使用し、評価項目#Aについての言語L1及び言語L2での良い感情比率がそれぞれ80%及び20%であり、言語Cについては、評価項目#Aを評価項目生成部13が出力せず評価されなかったものとする。この場合、例えば、2×(|0.5−0.8|+|0.5−0.2|)/3=0.4を評価項目#Aの感情比率スコアとすることができる。なお、絶対値内は、良い感情の比率がその中心値である0.5とどれだけ乖離しているかを計算するものである。また、言語での平均値を2倍にするのは、各絶対値内の最大値を1にすることが目的、つまり、他のスコアとの重みの調整のためである。しかしながら、重点を置くスコアに応じ、重みは任意の値に設定できる。なお、感情比率がバランスしていないほど、スコアを高くするのは、ユーザの評価が明確であるからである。
また、ある評価項目の言語間生起差分スコアは、当該評価項目が感情表現と共に含まれていたメッセージの数の言語間での差が大きくなる程高くするスコアである。一例として、3つの言語L1、L2、L3を使用し、分析部15によるフィルタ後の言語L1、言語L2及び言語L3のメッセージの内、それぞれ、40%、80%及び0%が評価項目#Aに言及していたものとする。この場合、評価項目#Aの言語間生起差分スコアは、評価項目#Aに言及しているメッセージの割合の最大値と最小値の差として求めることができる。つまり、本例では、0.8−0=0.8を評価項目#Aの言語間生起差分スコアとすることができる。メッセージの数の言語間での差が大きくなる程、スコアを高くするのは、言語の違いにより、ユーザの評価が大きく分かれており、言語間での差を評価することは、例えば、マーケティング等に有用な情報となるからである。
また、ある評価項目の言語間感情差分スコアは、当該評価項目の感情比率の言語間での差が大きくなる程高くするスコアである。一例として、3つの言語L1、L2、L3を使用し、評価項目#Aについての言語L1及び言語L2での良い感情比率がそれぞれ80%及び20%であり、言語Cについては、評価項目#Aを評価項目生成部13が出力せず評価されなかったものとする。この場合、評価項目#Aの言語間感情差分スコアは、良い感情比率の最大値と最小値の差として求めることができる。つまり、本例では、0.8−0.2=0.6を評価項目#Aの言語間感情差分スコアとすることができる。感情比率の言語間での差が大きくなる程、スコアを高くするのは、言語の違いにより、ユーザの評価が大きく分かれており、言語間での差を評価することは、例えば、マーケティング等に有用な情報となるからである。
評価項目重要度算出部17は、評価項目の各スコアの単純な、或いは、重み付き合計値を、当該評価項目の重要度とし、分析部15が生成した感情比率と共に、評価項目の重要度を出力する。この出力は、例えば、インターネット2で公開することができる。また、当該商品の製造者や販売者等に提供される。なお、各スコアを合計する際に、各スコアには異なる重みを適用することができる。さらに、生起スコア、感情比率スコア、言語間生起差分スコア、言語間感情差分スコアの4つを総て使用するのではなく、任意の1つ以上を使用する構成であっても良い。例えば、言語間での評価の違いに重点を置く場合、言語間生起差分スコア、言語間感情差分スコアのみを用いる構成や、言語間生起差分スコア、言語間感情差分スコアのいずれかのみを用いる構成とすることができる。
以上、本実施形態では、評価サイトから評価項目を抽出し、抽出した評価項目によりSNS等のメッセージを収集して感情分析を行う。この構成により、SNS等のメッセージを使用した、評価項目ベースの感情分析が可能になる。また、本実施形態では、言語毎に、評価項目ベースの感情分析を行う。これにより、言語間での、評価項目毎の感情の違いを比較することができ、マーケティング等に有用な情報を得ることができる。さらに、本実施形態では、評価項目に重要度を付与する。この重要度は、言語間の感情分析結果が異なるものほど高くする。したがって、この重要度により、言語間で結果が異なる評価項目を特定することができ、マーケティング等に有用な情報を得ることができる。
なお、上記実施形態では、インターネット2から情報を収集したが、インターネット以外のネットワークであっても良い。また、上記実施形態において、評価項目生成部13は、インターネット2のサイトから商品名を含む記事を収集したが、例えば、商品名に関する記事を含む、インターネット2とは接続していないデータベースから商品名を含む記事を収集する構成とすることもできる。このデータベースは、例えば、商品に関するアンケートの結果のデータベースとすることができる。また、メールを解析したデータベースとすることができる。
なお、本発明による感情分析装置1は、プロセッサ及び記憶部を含むコンピュータを上記感情分析装置1として動作させるプログラムにより実現することができる。これらコンピュータプログラムは、コンピュータが読み取り可能な記憶媒体に記憶されて、又は、ネットワーク経由で配布が可能なものである。プログラムは、記憶部に記憶され、プロセッサは、当該プログラムを実行することで、図2の各部の機能が実現される。

Claims (16)

  1. 商品名によりデータベース又はネットワーク上のサイトを検索して前記商品名を含む記事を収集し、収集した記事から前記商品名が示す商品についての評価項目を抽出する抽出手段と、
    ネットワーク上で公開される、前記商品名及び前記抽出した評価項目を含むメッセージを収集して、前記商品名が示す商品の前記抽出した評価項目についての感情分析を行う分析手段と、
    を備え、
    前記分析手段は、前記商品名及び前記抽出した評価項目を含むメッセージの内、感情表現を含まないメッセージ及び前記商品名と前記評価項目との間の文字数又は単語数が所定数以上のメッセージの少なくとも1つを除いたメッセージにより感情分析を行うことを特徴とする感情分析装置。
  2. 商品名によりデータベース又はネットワーク上のサイトを検索して前記商品名を含む記事を収集し、収集した記事から前記商品名が示す商品についての評価項目を抽出する抽出手段と、
    ネットワーク上で公開される、前記商品名及び前記抽出した評価項目を含むメッセージを収集して、前記商品名が示す商品の前記抽出した評価項目についての感情分析を行う分析手段と、
    を備え、
    前記抽出手段は、収集した記事と予め設定された抽出パターンとを比較することで、前記評価項目の候補である評価項目候補を抽出することを特徴とする感情分析装置。
  3. 前記抽出手段は、前記商品名及び所定の単語をキーワードとしてネットワークを検索することで、前記記事を収集するネットワーク上のサイトを決定することを特徴とする請求項1又は2に記載の感情分析装置。
  4. 前記分析手段は、SNSサービス上で公開されるメッセージを収集することを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の感情分析装置。
  5. 前記抽出手段は、収集した記事と予め設定された抽出パターンとを比較することで、前記評価項目の候補である評価項目候補を抽出することを特徴とする請求項1に記載の感情分析装置。
  6. 前記抽出手段は、前記予め設定された抽出パターンにより抽出された前記評価項目候補と前記収集した記事とに基づき、新たな抽出パターンを生成する生成処理を行い、前記収集した記事と前記新たな抽出パターンとを比較することで、前記評価項目候補をさらに抽出する抽出処理を行うことを特徴とする請求項2又は5に記載の感情分析装置。
  7. 前記生成処理においては、前記収集した記事における出現頻度が所定頻度以上のパターン或いは、前記収集した記事における前記評価項目候補と前記商品名との間の単語数又は文字数が所定数未満の文に基づくパターンが前記新たな抽出パターンとして生成されることを特徴とする請求項6に記載の感情分析装置。
  8. 前記抽出手段は、前記評価項目候補が所定数に達するまで、前記生成処理と、前記抽出処理とを繰り返し、前記所定数の評価項目候補から前記評価項目を選択することを特徴とする請求項に記載の感情分析装置。
  9. 前記抽出手段は、複数の言語それぞれについて、各言語での商品名によりデータベース又はネットワーク上のサイトを検索して、前記商品名が示す商品の評価項目を言語別に抽出し、
    前記分析手段は、前記複数の言語それぞれについて、前記商品名及び前記抽出した評価項目を含むメッセージを収集して、言語別に感情分析を行うことを特徴とする請求項1から8のいずれか1項に記載の感情分析装置。
  10. 言語別の感情分析の結果から、評価項目に重要度を付与する付与手段をさらに備えていることを特徴とする請求項9に記載の感情分析装置。
  11. 前記分析手段は、評価項目について良い印象を有するユーザと悪い印象を有するユーザの比を前記感情分析の結果として求めることを特徴とする請求項10に記載の感情分析装置。
  12. 前記付与手段は、評価項目について良い印象を有するユーザの割合の言語間での差が大きい程、当該評価項目の重要度を高くすることを特徴とする請求項10又は11に記載の感情分析装置。
  13. 前記付与手段は、評価項目について良い印象を有するユーザと悪い印象を有するユーザの比の差が大きい程、当該評価項目の重要度を高くすることを特徴とする請求項10から12のいずれか1項に記載の感情分析装置。
  14. 前記付与手段は、感情分析に使用した評価項目を含むメッセージの数が多い程、当該評価項目の重要度を高くすることを特徴とする請求項10から13のいずれか1項に記載の感情分析装置。
  15. 前記付与手段は、感情分析に使用した評価項目を含むメッセージの数の言語間での差が多い程、当該評価項目の重要度を高くすることを特徴とする請求項10から14のいずれか1項に記載の感情分析装置。
  16. 請求項1から15のいずれか1項に記載の感情分析装置としてコンピュータを機能させることを特徴とするプログラム。
JP2015042561A 2015-03-04 2015-03-04 商品に対するユーザの感情分析装置及びプログラム Active JP6509590B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015042561A JP6509590B2 (ja) 2015-03-04 2015-03-04 商品に対するユーザの感情分析装置及びプログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015042561A JP6509590B2 (ja) 2015-03-04 2015-03-04 商品に対するユーザの感情分析装置及びプログラム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016162357A JP2016162357A (ja) 2016-09-05
JP6509590B2 true JP6509590B2 (ja) 2019-05-08

Family

ID=56845203

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015042561A Active JP6509590B2 (ja) 2015-03-04 2015-03-04 商品に対するユーザの感情分析装置及びプログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6509590B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109885670A (zh) * 2019-02-13 2019-06-14 北京航空航天大学 一种面向话题文本的交互注意力编码情感分析方法
CN113688202B (zh) * 2021-07-30 2024-03-15 杭州网易云音乐科技有限公司 情感极性分析方法、装置、电子设备以及计算机存储介质
JP7248844B1 (ja) 2022-05-13 2023-03-29 ヤフー株式会社 情報処理装置、情報処理方法および情報処理プログラム

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007041869A (ja) * 2005-08-03 2007-02-15 Digital Garage Inc 投資支援システム及び方法
JP2007219880A (ja) * 2006-02-17 2007-08-30 Fujitsu Ltd 評判情報処理プログラム、方法及び装置
WO2009060888A1 (ja) * 2007-11-08 2009-05-14 Nec Corporation 著者影響判定システム、著者影響判定方法、及びプログラム
JP4683394B2 (ja) * 2008-09-26 2011-05-18 Necビッグローブ株式会社 情報処理装置、情報処理方法およびプログラム
JP6289989B2 (ja) * 2014-04-28 2018-03-07 Kddi株式会社 商品に対するユーザの感情分析装置及びプログラム

Also Published As

Publication number Publication date
JP2016162357A (ja) 2016-09-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6511487B2 (ja) 情報プッシュ用の方法及び装置
US9946775B2 (en) System and methods thereof for detection of user demographic information
CN106557558B (zh) 一种数据分析方法及装置
Barbosa et al. Evaluating hotels rating prediction based on sentiment analysis services
US9311372B2 (en) Product record normalization system with efficient and scalable methods for discovering, validating, and using schema mappings
US9075870B2 (en) System, method and apparatus for detecting related topics and competition topics based on topic templates and association words
KR101540683B1 (ko) 감정어의 극성을 분류하는 방법 및 서버
Dhingra et al. Spam analysis of big reviews dataset using Fuzzy Ranking Evaluation Algorithm and Hadoop
TW201501058A (zh) 用於實現評論搜尋引擎排序的方法和裝置
JP6529133B2 (ja) 複数地域でのトピックの評価を分析する装置、プログラム及び方法
JP6289989B2 (ja) 商品に対するユーザの感情分析装置及びプログラム
CN112100396A (zh) 一种数据处理方法和装置
TW201719569A (zh) 社交業務特徵用戶的識別方法和裝置
JP6509590B2 (ja) 商品に対するユーザの感情分析装置及びプログラム
US20140108439A1 (en) Interest Expansion Using A Taxonomy
Nirmala et al. Twitter data analysis for unemployment crisis
Rathan et al. Every post matters: a survey on applications of sentiment analysis in social media
Soliman et al. Utilizing support vector machines in mining online customer reviews
Mangnoesing et al. An empirical study for determining relevant features for sentiment summarization of online conversational documents
Danone et al. Visualizing reviews summaries as a tool for restaurants recommendation
KR20220117425A (ko) 빅데이터를 활용한 시장성 분석 및 사업화방법론 분석 시스템
Cherichi et al. Big data analysis for event detection in microblogs
JP2017151574A (ja) ユーザ情報処理サーバ及びユーザ情報の処理方法
Jiang et al. Conducting product comparative analysis to outperform competitor’s product using Teardown JST Model
Kumar et al. Enterprise analysis through opinion mining

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20170817

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20180731

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A132

Effective date: 20180817

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20181001

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A132

Effective date: 20190118

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190306

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20190318

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20190403

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6509590

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150