JP6507909B2 - 監視装置、監視方法、プログラム - Google Patents

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Description

本発明は、監視技術に関し、特にグループ内の端末装置間の通信を監視する監視装置、監視方法、プログラムに関する。
特定の地域の通行人や車両の流量調査を簡易にするために、特定範囲内の携帯端末の情報が、基地局装置によって収集され、位置情報データベースに蓄積される。移動情報サブシステムがそれを時系列に分析することで、携帯電話端末などの移動量や分布、通話の混み具合などを地図上に表示する(例えば、特許文献1)。
特開2005−18375号公報
携帯電話システムでは、基地局装置が端末装置にチャネルを割り当てることによって、通信がなされる。基地局装置に接続されている端末装置の数を監視することによって、携帯電話システムの混み具合の把握が可能である。業務用無線システムでは、複数の端末装置によってグループが形成されており、基地局装置は、グループに対してチャネルを割り当てる。このような業務用無線システムでは、グループ内の通話が主として使用され、1対多の通話形態になる。また、複数の基地局装置のそれぞれに、同一グループの端末装置が接続されており、通話が開始された場合、当該グループの端末装置が接続されている基地局装置のチャネルが、1チャネルずつ使用される。そのため、複数のグループが同時に通話を実行することにより、基地局装置に設定可能なチャネル数を超えて通話要求が発生した場合に、チャネルを割り当てることができないケース(以下、「ビジー」という)が発生する。1対多の通信形態では、1通話あたりの基地局装置のチャネルの使用や基地局装置間の通信量が、一般的な1対1通話よりも複雑になる。
本発明はこうした状況に鑑みてなされたものであり、その目的は、グループ内の通話がなされている場合の通信の状況を把握させる技術を提供することである。
上記課題を解決するために、本発明のある態様の監視装置は、複数の端末装置が含まれたグループが複数形成されるとともに、複数の基地局装置のそれぞれがグループ単位にチャネルを割り当てることによって、チャネルを割り当てたグループに含まれたひとつの端末装置から、当該グループに含まれた残りの端末装置への通信がなされる通信システムを監視する監視装置であって、各基地局装置に登録されたグループに関して、グループごとに発生したビジー数の情報を受けつける受付部と、少なくとも1つのグループを選択する選択部と、受付部において受けつけた情報をもとに、選択されたグループごとに発生したビジー数を、基地局装置ごとに表示するための表示データを作成する処理部と、を備える。
本発明の別の態様は、監視方法である。この方法は、複数の端末装置が含まれたグループが複数形成されるとともに、複数の基地局装置のそれぞれがグループ単位にチャネルを割り当てることによって、チャネルを割り当てたグループに含まれたひとつの端末装置から、当該グループに含まれた残りの端末装置への通信がなされている通信システムを監視する監視方法であって、各基地局装置に登録されたグループに関して、グループごとに発生したビジー数の情報を受けつけるステップと、少なくとも1つのグループを選択するステップと、受けつけた情報をもとに、選択されたグループごとに発生したビジー数を基地局装置ごとに表示するための表示データを作成するステップと、を含む
なお、以上の構成要素の任意の組合せ、本発明の表現を方法、装置、システム、記録媒体、コンピュータプログラムなどの間で変換したものもまた、本発明の態様として有効である。
本発明によれば、グループ内の通話がなされている場合の通信の状況を把握できる。
本発明の実施例1に係る業務用無線システムの構成を示す図である。 図1の業務用無線システムによる通信手順を示すシーケンス図である。 図1の監視装置の構成を示す図である。 図4(a)−(d)は、図3の受付部において受けつける情報のデータ構造を示す図である。 図3の記憶部において記憶されるデータベースのデータ構造を示す図である。 図3の表示部において表示されるグループ選択用の画面を示す図である。 図3の表示部において表示される画面を示す図である。 図8(a)−(b)は、本発明の実施例2に係る表示部において表示される画面を示す図である。 本発明の実施例3に係る監視装置の構成を示す図である。 図9の表示部において表示される画面を示す図である。 本発明の実施例3に係る業務用無線システムでのチャネル構成の一例を示す図である。 図11での一例に対応した画面を示す図である。 本発明の実施例4に係る表示部において表示される画面を示す図である。 本発明の実施例5に係る表示部において表示される別の画面を示す図である。
(実施例1)
本発明を具体的に説明する前に、まず概要を述べる。本発明の実施例1は、ネットワークに接続された複数の基地局装置と、各基地局装置に接続された複数の端末装置と、ネットワークに接続された監視装置を含む業務用無線システムに関する。業務用無線システムでは、複数の端末装置によってグループが形成される。基地局装置は、グループに対して、上りチャネルと下りチャネルを割り当てる。このような状況下において、グループ中のひとつの端末装置(以下、「送信装置」という)が、上りチャネルにて信号を送信し、グループ中の他の端末装置(以下、「受信装置」という)が、下りチャネルにて信号を受信する。なお、送信装置が接続された基地局装置とは異なった基地局装置も、当該グループに対して下りチャネルを割り当てるので、当該基地局装置に接続された受信装置も信号を受信できる。さらに、別のグループに対しても同様の処理がなされるが、基本的には異なったグループ間での通信はなされない。
業務用無線システムでは、チャネルの割当がグループ単位になされているので、前述のごとく、1通話あたりの基地局装置のチャネルの使用や基地局装置間の通信量が、端末装置数だけでは評価できず、複雑になる。グループ内の通話がなされている場合の通信の状況を把握するために、本実施例に係る業務用無線システムに含まれた監視装置は、次の処理を実行する。監視装置は、グループ単位に、各基地局装置で発生したビジー数を取得する。監視装置は、選択したグループに対して、各基地局装置で発生したビジー数を地図上に表示する。このように、地図上に各基地局装置でのグループ通話のビジー発生状況を一括で表示するので、システムリソースの不足、充足が判断されやすくなる。
図1は、本発明の実施例1に係る業務用無線システム100の構成を示す。業務用無線システム100は、基地局装置10と総称される第1基地局装置10a、第2基地局装置10b、第3基地局装置10c、第4基地局装置10d、端末装置12と総称される第1端末装置12a、第2端末装置12b、第3端末装置12c、第4端末装置12d、ネットワーク14、監視装置20を含む。第1基地局装置10aは、第1エリア16aを形成し、第2基地局装置10bは、第2エリア16bを形成し、第3基地局装置10cは、第3エリア16cを形成し、第4基地局装置10dは、第4エリア16dを形成する。ここで、第1エリア16a、第2エリア16b、第3エリア16c、第4エリア16dは、エリア16と総称される。なお、基地局装置10の数、端末装置12の数は、「4」に限定されない。
第1基地局装置10aから第4基地局装置10dは、ネットワーク14を介して接続される。基地局装置10は、複数のチャネルを設定可能であり、各チャネルをグループに割り当てる。チャネルには、公知の技術が使用されればよい。ここでは、一例として、FDMA(Frequency Division Multiple Access)/FDD(Frequency Division Duplex)によって複数のチャネルが多重化されている。例えば、第1基地局装置10aは、下りチャネルとして、Ch1、Ch3からCh6を設定し、上りチャネルとして、Ch2、Ch7からCh10を設定する。ここで、Ch1は、下り制御チャネルに使用され、Ch2は、上り制御チャネルに使用される。また、Ch3とCh7とが、ひとつの組合せとして同一のグループに割り当てられる。Ch4からCh6、Ch8からCh10も同様である。他の基地局装置10も、同様にチャネルを設定するが、設定可能なチャネル数は、基地局装置10ごとに異なっていてもよい。さらに、Ch1とCh2は、すべての基地局装置10にわたって共通に、下り制御チャネルと上り制御チャネルに使用されるものとする。
端末装置12は、基地局装置10を介して他の端末装置12と通信可能な無線端末である。ここでは、通信として通話がなされるものとする。なお、データ通信がなされてもよい。端末装置12は、エリア16に進入すると、当該エリア16を形成している基地局装置10に対して、位置登録を要求する。その際、使用するグループの登録も要求される。これらの要求は、Ch2の上り制御チャネルに含まれて送信される。上り制御チャネルは、ランダムアクセスによって送信される。基地局装置10は、要求に応じて、グループ単位に端末装置12を登録する。
ひとつの端末装置12において発呼が発生した場合、端末装置12は、Ch2において、発信要求が含まれた上り制御チャネルを送信する。上り制御チャネルを受信した基地局装置10は、当該端末装置12を前述の送信装置とし、送信装置が含まれたグループにチャネルを割り当てる。ここでのチャネルは、下りチャネルと上りチャネルとの総称である。基地局装置10は、他の基地局装置10に対して、当該グループに対してチャネルを割り当てることをネットワーク14経由で要求する。他の基地局装置10は、要求に応じて、当該グループが登録されているかを確認する。登録されている場合、他の基地局装置10は、当該グループにチャネルを割り当てる。
基地局装置10および他の基地局装置10は、割り当てたチャネルの情報が含まれた下り制御チャネルを端末装置12に送信する。当該グループに含まれた残りの端末装置12である受信装置と、送信装置とは、下り制御チャネルを受信することによって、割り当てられたチャネルを認識する。送信装置は、割り当てられた上りチャネルにて信号を基地局装置10へ送信する。当該信号には、デジタル化された音声信号が含まれている。基地局装置10は、送信装置が含まれたグループ内に受信装置が含まれている場合、割り当てた下りチャネルにて信号を受信装置へ送信する。また、基地局装置10は、受信した信号を他の基地局装置10へ送信する。他の基地局装置10は、割り当てた下りチャネルにて信号を受信装置へ送信する。受信装置は、受信した信号をもとに音声信号を再生して、スピーカから音声を出力する。
このように、複数の端末装置12が含まれたグループが複数形成されている。また、複数の基地局装置10のそれぞれがグループ単位にチャネルを割り当てる。その結果、チャネルを割り当てたグループに含まれたひとつの端末装置12から、当該グループに含まれた残りの端末装置12への通信がなされる。
なお、グループに含まれた複数の端末装置12の間で、送信装置と受信装置とが入れ替わってもよい。受信装置として動作した端末装置12において、送信すべき信号が発生した場合、当該端末装置12は、前述のごとく、発信要求が含まれた上り制御チャネルを送信することによって、送信装置に切り替わる。また、送信装置として動作した端末装置12は、信号の送信を終了すると、受信装置に切り替わる。このようなグループ通話は、ひとつの通話が発生した場合に、各基地局装置10のチャネルをひとつ使用する。そのため、同1グループに含まれた端末装置12が、広範囲の基地局装置10に登録されている場合、1通話で基地局装置10の数分のチャネルが使用される。以上の処理は、グループごとになされる。
図1では、グループ1の通話がなされている状況を示す。第2端末装置12bが送信装置に相当する。第2端末装置12bは、第2基地局装置10bのCh8を使用して信号を送信する。第1基地局装置10a、第3基地局装置10cには、グループ1が登録されている。そのため、第1端末装置12aは、第1基地局装置10aのCh3を使用して信号を受信し、第3端末装置12cは、第3基地局装置10cのCh3を使用して信号を受信する。一方、第4基地局装置10dには、グループ1が登録されていないので、第4基地局装置10dへは、第2端末装置12bからの信号が出力されない。
例えば、グループ1が第2基地局装置10bだけに登録されている場合、グループ1の通話が発生すると、第2基地局装置10bのCh8にて送信装置が信号を送信し、第2基地局装置10bのCh3にて受信装置が信号を受信する。そのため、ひとつの基地局装置10だけの1組のチャネルが使用される。また、グループ1がふたつの基地局装置10に登録されている場合、グループ1の通話が発生すると、ふたつの基地局装置10のそれぞれにおいて1組のチャネルが使用される。そのため、2組のチャネルが使用される。これは、携帯電話システムのような1対1通話と同じだけのチャネルの消費に相当する。さらに、グループ1が3つ以上の基地局装置10に登録されている場合、3組以上のチャネルが消費される。第3基地局装置10cのすべてのチャネルが他のグループに使用されている場合、第3基地局装置10cにおいてグループ1の通話がなされない。これは、ミスコールあるいはビジー状態に相当する。
ビジー状態には、この例のように、着側の基地局装置10のチャネル(リソース)が割り当てられないケースの他に、発側の第2端末装置12bの基地局装置10のチャネル(リソース)が割り当てられないケースがある。本実施例においては、発側の基地局装置10(例えば、第2基地局装置10b)のチャネルが割り当てられて、発呼が成功し、着側のある基地局装置10(例えば、第3基地局装置10c)のチャネルが割り当てられない場合、その基地局装置10(第3基地局装置10c)を除外して、グループ通話を成立させる。すなわち、着側の基地局装置10のみがビジー状態となる。ただし、この方式とは別に、着側の1つ以上の基地局装置10においてチャネルが割り当てられない場合、通話を全く成立させないようにしてもよい。その場合に、発側の基地局装置10を含めて、その通話リクエストに関係する全ての基地局装置10がビジー状態であるとみなしてもよい。本実施例では、このようなビジー状態が発生した回数に基づく値を「ビジー数」または「ビジーの数」と称する。
図2は、業務用無線システム100による通信手順を示すシーケンス図である。第2端末装置12bは、上り制御チャネルにて発信要求を送信する(S10)。第2基地局装置10bは、発信要求を第1基地局装置10aに通知する(S12)。第2基地局装置10bおよび第1基地局装置10aは、グループ1にチャネルを割り当てる(S14、S16)。第2基地局装置10bは、下り制御チャネルにて割当結果を送信する(S18)。第2端末装置12bは、上りデータを第2基地局装置10bへ送信する(S20)。第2基地局装置10bは、第1基地局装置10aへデータを送信する(S22)。第1基地局装置10aは、下り制御チャネルにて割当結果を送信する(S24)。第1基地局装置10aは、下りデータを第1端末装置12aへ送信する(S26)。
図3は、監視装置20の構成を示す。監視装置20は、受付部30、処理部32、記憶部34、選択部36、表示部38を含む。受付部30は、図1のネットワーク14に接続されている。受付部30は、ネットワーク14を介して、複数の基地局装置10のそれぞれからの情報を受けつける。情報は、各基地局装置10に登録されたグループに含まれた端末装置12が通話失敗したビジー数に相当する。端末装置12が通話失敗したビジー数は、発側の基地局装置10で1回ビジー状態になった場合、発側の基地局装置10のビジー数を「1」とカウントする。また、着側の基地局装置10で1回ビジー状態になった場合は、着側の基地局装置10のビジー数を「1」とカウントする。例えば、第2基地局装置10bに登録されているグループ1の第2端末装置12bが発呼し、第3基地局装置10cのチャネルが割り当てられない場合、第3基地局装置10cのグループ1のビジー数を「1」とする。なお、着側の基地局装置10の少なくとも1つがビジーになった時に、その通話を成立させずにビジーとする方式の場合、ビジーとなった着側の基地局装置10のビジー数を「1」とカウントし、その通話リクエストが成功したと仮定した場合に関係する基地局装置10の数(発側の基地局装置10と着側の基地局装置10の総数)を、発側の基地局装置10のビジー数としてもよい。
これは、通話リクエストの関係する基地局装置10の数が多いほど、通話不成立による損失が大きいとみなして、その損失の大きさをビジー数に反映させる考え方である。例えば、図1に示す例のように、グループ1の端末装置が、第1基地局装置10a〜第3基地局装置10cの3つの基地局装置10に登録されており、第2基地局装置10bに登録されているグループ1の第2端末装置12bが発呼し、第2基地局装置10bのチャネルが割り当てられたが、第3基地局装置10cのチャネルが割り当てられない場合、第1基地局装置10aのグループ1のビジー数を「0」、第2基地局装置10bのビジー数を「3」、第3基地局装置10cのビジー数を「1」とする。なおこの際に、通話リクエストの関係する基地局装置10の数を、発側の基地局装置10のビジー数に反映させるのではなく、ビジー状態となった着側の基地局装置10のビジー数に反映させてもよい。例えば、第2基地局装置10bに登録されているグループ1の第2端末装置12bが発呼し、第2基地局装置10bのチャネルが割り当てられたが、第1基地局装置10aおよび第3基地局装置10cのチャネルが割り当てられない場合、第1基地局装置10aのグループ1のビジー数を「3」、第2基地局装置10bのビジー数を「1」、第3基地局装置10cのビジー数を「3」とする。また、その通話リクエストが成功したと仮定した場合に関係する端末装置12の数をビジー数に反映させてもよい。例えば、関係する端末装置12の数の対数値など、端末装置12の数が多いほど大きくなる値を、その通話失敗の原因となった基地局装置10、またはその通話リクエストに関係する基地局装置10のビジー数としてもよい。
図4(a)−(d)は、受付部30において受けつける情報のデータ構造を示す。図4(a)は、第1基地局装置10aからの情報を示す。各グループに含まれる端末装置12が、通話に失敗したビジー数、登録されているすべてのグループで発生したビジー数の総数が示される。図4(b)−(d)も同様である。なお、これらの情報が各基地局装置10から受信されるのではなく、図示しないデータベースに一旦記憶されて、受付部30は、当該データベースから情報を受けつけてもよい。図3に戻る。
処理部32は、受付部30において受けつけた情報を記憶部34に出力する。記憶部34は、処理部32からの情報をデータベースとして記憶する。図5は、記憶部34において記憶されるデータベースのデータ構造を示す。記憶部34は、各基地局装置10に登録されているグループ、登録された各グループで発生したビジー数を時系列で記憶する。取得時刻は、情報を取得した時刻を示す。なお、時刻の単位は任意であり、時、分、秒、ミリ秒、マイクロ秒等を用いることができるが、本実施例では、簡略化のため、時、分を用いて、「12:30」(12時30分)等の表記を行う。また、この取得時刻は、年、月、日、曜日等の情報を含む、いわゆる「取得日時」であってもよく、以下では取得日時である場合も含めて、取得時刻と表記する。Group登録要素は、登録されたグループの番号を示し、登録Groupビジー発生数は、登録されたグループで、前回の取得日時から今回の取得日時までの間(例えば30分間)に発生したビジー数を示す。図3に戻る。
選択部36は、監視対象とするひとつのグループをユーザに選択させるためのインターフェイスである。処理部32は、グループを選択させるための表示データ(画面データ)を作成し、表示部38に表示させる。図6は、表示部38において表示されるグループ選択用の画面を示す。処理部32が、記憶部34からグループの一覧を取得し、一覧を「Group List」に表示するデータを作成する。ユーザは、キーボード、マウス等の操作部を使用して、「Selected Group」にグループを移動させることによって、グループを選択する。なお、グループを選択させるための画面は、ラジオボタン、プルダウンメニューによって構成されてもよい。図3に戻る。このように、選択部36は、複数のグループのうちの少なくともひとつを選択し、選択した結果を処理部32へ出力する。なお、複数のグループを任意に組み合せて選択してもよい。
処理部32は、選択部36からの選択結果を受けつける。処理部32は、記憶部34から、選択部36において選択したグループに対応するビジー数の合計を基地局装置10ごとに算出する。例えば、グループ1が選択された場合は、グループ1のビジー数を基地局装置10ごとに算出し、グループ1とグループ2が選択された場合は、グループ1のビジー数とグループ2のビジー数の合計を基地局装置10ごとに算出する。なおこの際に、記憶部34のデータベースから、ある取得時刻のデータを1つだけ読み出し、それに基づいて、ビジー数を算出してもよい。あるいは、複数の取得時刻のデータに基づいて、ビジー数を算出してもよい。複数の取得時刻のデータを用いる場合、例えば、ユーザに、使用する取得時刻の範囲を指定させてもよいし、直近の所定数(例えば10個)のデータを用いてもよいし、直近の所定時間(例えば過去24時間)のデータを用いてもよい。特定の処理部32は、算出したビジー数に応じた半径の円グラフを基地局装置10ごとに作成する。例えば、ビジー数が多くなるほど、円グラフの半径が大きくなる。処理部32は、各基地局装置10の位置が対応づけられた地図画像を保持しており、基地局装置10の位置に、当該基地局装置10に対応した円グラフを重畳する。各基地局装置10に対してこのような処理がなされる。処理部32は、円グラフが重畳された地図画像である表示データ(以下、これもまた「地図画像」という)を表示部38に表示させる。すなわち、処理部32が表示データを作成し、それを表示部38に表示させる。
なお、基地局装置10で発生したビジー数を示すために、ここでは、円グラフを使用しているが、円グラフに限定されるものではない。例えば、棒グラフ等の別のグラフであってもよい。その際、発生したビジー数が多くなるほど、棒が長くされることによって、発生したビジー数をユーザが認識可能なように表示される。また、円が別の形状であってもよく、例えば、四角等であってもよい。この場合も、発生したビジー数をユーザが認識可能なように表示される。さらに、地図画像が省略され、グラフだけが生成されてもよく、あるいは発生したビジー数(数字)だけが示されてもよいが、ここでは、地図画像が省略されないものとして説明する。
表示部38は、処理部32からの地図画像を表示する。つまり、表示部38は、選択部36において選択したグループで発生したビジー数を円グラフとして基地局装置10ごとに表示する。図7は、表示部38において表示される画面を示す。ここでは、グループ1が選択されている。図示のごとく、各基地局装置10の位置に、グループ1で発生したビジー数を半径とした円グラフが表示されている。このように、表示部38は、受付部30において受けつけた情報をもとに、少なくともひとつのグループで発生したビジー数を基地局装置10ごとに表示する。なお、表示部38を監視装置20に含めずに、監視装置20に表示装置(図示せず)を接続し、外部の表示装置に情報を表示させるように構成することも可能である。
監視装置20の構成は、ハードウエア的には、任意のコンピュータのCPU、メモリ、その他のLSIで実現でき、ソフトウエア的にはメモリにロードされたプログラムなどによって実現されるが、ここではそれらの連携によって実現される機能ブロックを描いている。したがって、これらの機能ブロックがハードウエアのみ、ソフトウエアのみ、またはそれらの組合せによっていろいろな形で実現できることは、当業者には理解されるところである。
本実施例によれば、各基地局装置に登録されたグループで発生したビジー数の情報をもとに、複数のグループで発生したビジー数の合計を基地局装置ごとに表示するので、当該複数のグループの通信の状況をまとめて把握できる。また、複数のグループのうちのひとつを選択し、選択したグループで発生したビジー数を基地局装置ごとに表示するので、ひとつのグループにおける通信の状況を容易に把握できる。また、グラフと地図画像によって、選択したグループで発生したビジー数を基地局装置ごとに表示するので、特定のグループにおけるビジー発生分布状況、基地局装置間通信のビジー発生エリアを容易に把握できる。また、円グラフの半径が大きいほど、ビジーが多く発生していることがわかるので、基地局装置のチャネルリソースの不足度合いを推測できる。なお、本実施例で説明したグループごとのビジー数に基づいて、グループの通話に係る料金を調整してもよい。例えば、ビジー数の多いグループを対象にして、使用料金を減額する等の措置を行ってもよい。
(実施例2)
次に、実施例2を説明する。実施例2は、実施例1と同様に、監視装置を含む業務用無線システムに関する。実施例1における監視装置は、選択したグループに対して、各基地局装置で発生したビジー数をグラフによって表示する。このような表示によって、ある特定の時刻における通信状況の把握が可能になる。一般的に通信状況は、時刻の経過とともに変化する。実施例2は、通信状況の変動をユーザに知らしめることを目的とする。実施例2に係る監視装置は、実施例1の表示を時系列で変化させながら表示する。その際の表示は、例えば、アニメーション表示のようになされる。実施例2に係る業務用無線システム100、監視装置20は、図1、3と同様のタイプである。ここでは、実施例1との差異を中心に説明する。
受付部30は、ネットワーク14を介して、複数の基地局装置10のそれぞれからの情報を順次受けつける。例えば、受付部30は情報を周期的に受けつける。順次受けつけた情報のそれぞれは、各基地局装置10に登録されたグループで発生したビジー数であって、かつ所定の時刻でのビジー数に相当する。処理部32は、選択部36からの選択結果を受けつける。処理部32は、選択部36において選択したグループで発生したビジー数を基地局装置10ごとに記憶部34から抽出する。処理部32は、前述のごとく、円グラフが重畳された地図画像(以下、これもまた「地図画像」という)を生成する。処理部32は、生成した円グラフを表示部38に表示させる。また、処理部32は、図5における取得時刻を変えながら、前述の処理を繰り返し実行する。その結果、処理部32は、時刻の経過とともに地図画像を更新する。地図画像は、現在日時の情報をリアルタイムに表示更新してもよいし、過去の情報をアニメーション的に短時間で表示してもよい。
表示部38は、受付部30において順次受けつけた情報に応じて、地図画像の表示を更新する。図8(a)−(b)は、本発明の実施例2に係る表示部38において表示される画面を示す。図8(a)は、所定の時刻(2013/11/27 12:00)における地図画像を示し、図7に相当する。図8(b)は、図8(a)の時刻よりも後の時刻(2013/11/27 13:00)における地図画像を示す。なお、ユーザが時刻や時刻の範囲を指定した場合に、表示部38は、指定された時刻の地図画像だけを表示してもよい。
また、図8に例示したように、表示部38で表示される画面上に「再生」ボタンを配置し、ユーザが「再生」ボタンを押すことにより、過去の取得時刻におけるビジー数の変化を示すアニメーションが再生されるようにしてもよい。またアニメーションを構成する各コマ(各グラフ)上に、各々のデータの取得時刻(取得日時)を重畳表示してもよい。このような再生機能により、実時間に比べて非常に短い時間で、各基地局装置に登録されたグループで発生したビジーの変化を把握できるため、ユーザの利便性が向上する。
また、処理部32は、取得時刻(取得日時)が異なる複数のデータを用いて、統計的な処理により新たなデータを算出し、これを表示部38に表示させてもよい。例えば、30分ごとの時刻(「12:00」、「12:30」など)に取得した30日分のデータを記憶部34のデータベースに格納しておく。そして、ある時刻(例えば、「12:00」)に該当する30個のデータの平均値を算出する。このように、1日(24時間)内の所定時刻ごとに算出した、基地局装置10に登録されたグループで発生したビジー数の平均値を、時刻情報と合わせて表示してもよい。このような平均値を算出すると、突発的な事象の影響を軽減することができるので、時刻の推移に伴うビジー数の時間変化の傾向をより高い精度で表示することができる。また、平均値以外に、中央値、最頻値、四分位値、最大値、最小値などの統計値(代表値など)を算出し、それらに基づくグラフを作成してもよい。
さらに、同一の曜日、かつ同一の時刻のデータを用いて平均値などの統計値を算出してもよい。例えば、記憶部34のデータベースから「金曜日の17:30」に該当する複数のデータを読み出し、それらの統計値を算出して表示してもよい。また、毎月の月初(1日の0時0分)からの経過時間ごとに統計値を算出して用いてもよい。例えば、データベースに12カ月分のデータを格納し、「2日 12:00」に該当する12個のデータから統計値を算出してもよい。なお、取得時刻が多少異なるデータを同一の時刻とみなして、演算処理を行ってもよい。また、このような統計値を算出して表示する場合、必ずしもアニメーション表示を行わなくてもよい。例えば、複数のデータからひとつの時刻(例えば、「12:00」)に対応する統計値を算出するだけでもよい。この場合、表示する画像がひとつしか生成されないので、アニメーションではなく、静止画として表示することになる。
本実施例によれば、表示を更新するので、ビジー数の時間変化を容易に把握できる。また、時間経過に応じたビジーの分布の遷移が示されるので、チャネルリソースの不足が一時的なものなのか、定常的に不足しているのかを容易に判断できる。
(実施例3)
次に、実施例3を説明する。実施例3は、これまでと同様に、監視装置を含む業務用無線システムに関する。実施例1および実施例2においては、選択したグループに対して、各基地局装置に登録されたグループで発生したビジー数をグラフによって表示する。複数のグループが選択された場合は、当該グループのビジー数の合計を表示する。一方、実施例3は、複数のグループを含めた場合のグループごとの通信状況をユーザに知らしめることを目的とする。実施例3に係る監視装置は、選択したグループの代わりに、すべてのグループで発生したビジーの総数をグラフによって表示する。また、監視装置は、基地局装置に設定されたグループごとのビジー数の割合も表示する。実施例3に係る業務用無線システム100は、図1と同様のタイプである。ここでは、これまでとの差異を中心に説明する。
図9は、本発明の実施例3に係る監視装置20の構成を示す。監視装置20は、受付部30、処理部32、記憶部34、表示部38を含む。処理部32は、ひとつの基地局装置10に登録されたすべてのグループで発生したビジーの総数を計算する。図5を例にすると、取得時刻「12:00」の第1基地局装置10aに対して、「登録Groupビジー発生数」に示された「3」、「1」、「0」、「5」、「1」の総数が計算される。処理部32は、総数に応じた半径の円グラフを作成する。例えば、総数が多くなるほど、円グラフの半径が大きくされる。
その際、グループごとのビジー発生数の割合に応じて、円グラフが分割される。例えば、ビジー発生数の割合が大きいグループに対しては、中心角の大きい扇形を形成するように、円グラフが分割される。処理部32は、これまでと同様に、各基地局装置10の位置を対応づけられた地図画像を保持しており、基地局装置10の位置に、当該基地局装置10に対応した円グラフを重畳する。各基地局装置10に対してこのような処理がなされる。処理部32は、円グラフが重畳された地図画像(以下、これもまた「地図画像」という)を表示部38に表示させる。なお、1つの取得時刻のデータを用いるだけでなく、複数の取得時刻のデータを用いて、グラフを作成してもよい。例えば、1日分や直近の所定数(12個など)の取得日時に対応するデータを用いて、基地局装置10およびグループごとのビジー数の合計値や平均値を算出し、その値に基づいて円グラフの半径と各々の中心角を決定してもよい。
表示部38は、処理部32からの地図画像を表示する。つまり、表示部38は、基地局装置10に登録されたグループで発生したビジーの総数と、基地局装置10に設定されたグループごとの発生したビジー数の割合とを基地局装置10ごとに表示する。図10は、表示部38において表示される画面を示す。前述のごとく、各基地局装置10に登録されているグループで発生したビジーの総数が円グラフの半径の大きさで表現されている。総数のうち、各グループの占める割合が扇形の角度として表現される。さらに、各グループを表す扇形は、グループごとに色分けされてもよい。また、基地局装置10に登録されていてビジーが発生していないグループ(ビジー数が「0」のグループ)については、円グラフに全く表示しなくてもよいし、そのグループ名を円グラフに関連させて表示するようにしてもよい。
ここでは、図11、図12をもとに、実施例3をさらに説明する。図11は、本発明の実施例3に係る業務用無線システム100でのチャネル構成の一例を示す。図11は、図1と同様であるが、表示を簡略化するために、下り制御チャネル、上り制御チャネル、上りチャネルを省略し、下りチャネルのみを示す。そのため、ここでは、下りチャネルと上りチャネルの組合せを1チャネルとして説明する。図12は、図11での一例に対応した画面を示す。
この場合、第1基地局装置10aと第2基地局装置10bで発生したビジーは、比較的少ないことがわかる。したがって第1基地局装置10aと第2基地局装置10bに対するチャネルリソースの増強の優先度は低いといえる。
一方、第3基地局装置10cと第4基地局装置10dでは、グループ通話におけるビジーが多く発生している。また、第3基地局装置10cと第4基地局装置10dで同一のグループでビジーが多く発生している。このことから、チャネルリソースの不足により、基地局装置間のグループ通話が成立しない状態が発生している、もしくは、各基地局装置に対する登録グループが多すぎる状態が発生していることがわかる。このように図12の表示が提供されることによって、ユーザは、基地局装置10のチャネルリソースの増強の必要性や端末装置12のグループ分布の偏りによる負荷状況を判断しやすくなる。
なお、図12に示す画面において、各基地局の円グラフに対応させて、それぞれの基地局の持つチャネルリソース(例えば、チャネル数)に関する情報を表示してもよい。例えば、図12における「第1基地局装置」の表示の代わりに「第1基地局装置(チャネル数=4)」といった表示をしてもよい。あるいは、円グラフの中心部分に、基地局の持つチャネルリソースに関する情報を表示してもよい。このような表示をすると、ユーザはシステムリソースの不足、充足をさらに容易に判断することができる。
また、図12に示す画面において、チャネルリソースに関する情報の代わりに、それぞれの基地局装置10で発生したグループ通話の通話成功総数に関する情報を表示してもよい。このような表示をすると、グループ通話が頻繁に行われたかどうかが判断することができ、通話成功総数が多くて、ビジー数も多い場合は、通話時間の短い通話が多く発生することによるビジーであることが推測でき、通話成功総数が少ないがビジー数が多い場合は、チャネルリソースを占有する、長時間の通話が多く発生していることが推測できる。なお、グループ通話の通話成功総数の代わりに、ビジー数を含めた通話リクエスト総数に関する情報を表示してもよい。
また、実施例2と同様に、図12に示す表示を時系列で変化させて表示してもよい。この際に、実時間(リアルタイム)で表示してもよいし、過去の取得時刻のデータを実時間とは異なる速さでアニメーション的に再生してもよい。
本実施例によれば、基地局装置に登録されたグループで発生したビジーの総数を表示するので、発呼が集中している時間帯や、発呼が集中している対象基地局装置を容易に把握できる。また、基地局装置に設定されたグループごとに発生したビジー数の割合を表示するので、どのグループ通話が通話失敗する傾向があるかを容易に把握できる。また、各基地局装置におけるすべてのグループのビジー数の分布が示されるので、基地局装置単位でのチャネルリソースの不足度合いを推測できる。
(実施例4)
次に、実施例4を説明する。実施例4は、これまでと同様に、監視装置を含む業務用無線システムに関する。実施例4は、着目する基地局装置において登録されているグループについて、複数の基地局装置においてどのようにビジーが発生しているかをユーザに知らしめることを目的とする。前述のごとく、グループ通話では、同一のグループが登録されている基地局装置間の通信がなされる。そのため、着目する基地局装置において登録されているグループに関し、複数の基地局装置においてどの程度のビジーが発生しているかを認識することによって、基地局装置間の通信が発生する経路が認識される。実施例4に係る監視装置は、選択した基地局装置に登録されたグループについて、複数の基地局装置において発生したビジー数を表示する。実施例4に係る業務用無線システム100、監視装置20は、図1、3と同様のタイプである。ここでは、これまでとの差異を中心に説明する。
選択部36は、ユーザからの指示にしたがって、ひとつの基地局装置10を選択する。これに先立って、ユーザは、キーボード、マウス等の操作部を使用して、複数の基地局装置10の中から、ひとつの基地局装置10を選択する。選択部36は、選択した結果を処理部32へ出力する。
処理部32は、選択部36からの選択結果を受けつける。処理部32は、選択部36において選択した基地局装置10において登録されたグループを記憶部34から特定する。例えば、第4基地局装置10dにグループ3、グループ4、グループ5が登録されている場合、第4基地局装置10dが選択されれば、処理部32は、グループ3、グループ4、グループ5を特定する。処理部32は、実施例3と同様に、第4基地局装置10dにおける、該当するグループのビジー数の総数を計算し、総数に応じた半径の円グラフを作成する。また、処理部32は、グループごとのビジー数の割合に応じて、円グラフを分割する。その結果、選択した基地局装置10に対して、実施例3と同様のグラフが生成される。
また、処理部32は、記憶部34に記憶されたデータベースを参照することによって、特定したグループが登録されている他の基地局装置10を検出する。検出される基地局装置10は、ひとつ以上であってもよい。処理部32は、検出された基地局装置10のそれぞれにおいて、特定したグループに対応するビジー数の総数を計算し、総数に応じた半径の円グラフを作成する。前述の例では、グループ3、グループ4、グループ5に含まれたビジー数の総数が、検出された基地局装置10ごとに計算される。さらに、処理部32は、グループごとのビジー数の割合に応じて、円グラフを分割する。
処理部32は、これまでと同様に、各基地局装置10の位置を対応づけられた地図画像を保持しており、基地局装置10の位置に、当該基地局装置10に対応した円グラフを重畳する。各基地局装置10に対してこのような処理がなされる。また、処理部32は、このような処理を他の基地局装置10に対しても実行する。処理部32は、円グラフが重畳された地図画像である表示データ(以下、これもまた「地図画像」という)を表示部38に表示させる。
表示部38は、処理部32からの地図画像を表示する。つまり、表示部38は、選択部36において選択した基地局装置10に登録されたグループに対応するビジー数の総数と、当該グループごとのビジー数の割合とを基地局装置10ごとに表示する。図13は、本発明の実施例4に係る表示部38において表示される画面を示す。ユーザによって第4基地局装置10dが選択され、選択した第4基地局装置10dに登録されている各グループに対応するビジー数の総数が円グラフの大きさで示される。また、周辺の他の基地局装置10に登録されているグループの中で、第4基地局装置10dに登録されているグループに対応するビジー数の総数も円グラフの大きさで示される。その際、第4基地局装置10dに登録されているグループのビジーが発生してない場合は、その旨がわかるように表示される。
例えば、図13に示す例では、第1基地局装置10aでは、第4基地局装置10dと共通するグループのビジーが発生していないため、円グラフの中心点(ドット)を第1の所定の色(例えば、青色)で表示する。また、第4基地局装置10dと共通するグループが登録されていない基地局装置は、その旨がわかるように表示される。例えば、円グラフの中心点(ドット)を第2の所定の色(例えば、黒色)で表示する。なお、第4基地局装置で登録されているグループでビジーが発生していないグループ番号の一覧などを、第4基地局装置、その他の基地局装置を示す地図上に表示してもよい。例えば、図13に示す例において、第4基地局装置10dに、図示されたG3〜G5の他に、グループ1(G1)、グループ2(G2)が登録されており、この2つのグループにビジーが発生していない場合、「ビジー無し=G1、G2」等の表示を第4基地局装置の円グラフの近傍に表示してもよい。また、第1基地局装置10aにグループ1とグループ2が登録されている場合に、第1基地局装置の円グラフの中心点の近傍に「ビジー無し=G1、G2」等を表示してもよい。さらに、各グループを表す扇形は、グループごとに色分けされてもよい。
本実施例によれば、選択した基地局装置に登録されたグループに対応するビジー数の総数と、当該グループごとのビジー数の割合とを基地局装置ごとに表示するので、選択した基地局装置に係るグループの問題点を発見しやすい。例えば、ある1つの基地局装置(基地局X)でビジー数が多く、当該グループが他の基地局装置に登録されていて、他の基地局装置でビジー数が少ない場合は、基地局Xのリソースが不足していると判断できる。
(実施例5)
次に、実施例5を説明する。実施例5は、実施例1の変形例に相当し、実施例1と同様に、監視装置を含む業務用無線システムに関する。実施例1における監視装置は、選択したグループに対して、各基地局装置で発生したビジー数をグラフによって表示する。具体的には、ビジー数に応じて円グラフの半径が調節されている。実施例5は、発生したビジー数以外の情報をグラフによってユーザに知らしめることを目的とする。実施例5に係る監視装置は、基地局装置の混雑度を示す指標を導出して、混雑度の値に応じてグラフを生成する。実施例5に係る業務用無線システム100、監視装置20は、図1、3と同様のタイプである。ここでは、これまでとの差異を中心に説明する。
処理部32は、選択部36からの選択結果を受けつける。処理部32は、選択部36において選択したグループで発生したビジー数を基地局装置10ごとに記憶部34から抽出する。処理部32は、抽出したビジー数と、基地局装置10に設定可能なチャネルの数との比率を基地局装置10ごとに導出する。ここでは、比率として、選択されたグループで発生したビジー数を基地局装置10のチャネル数で除算した値(以下、「指標1」という)が導出される。この指標1が円グラフの半径とされており、指標1が大きくなるほど、半径が大きくされる。
例えば、第1基地局装置10aと第2基地局装置10bとのそれぞれにおいて、所定のグループで発生したビジー数が同一であるとする。また、第1基地局装置10aで設定可能なチャネル数が「10」であり、第2基地局装置10bで設定可能なチャネル数が「20」であるとする。このような状況下では、第2基地局装置10bよりも第1基地局装置10aの方がチャネルリソース不足が顕著であるといえる。指標1は、基地局装置10の混雑度を示す指標ともいえるので、処理部32は、受付部30において受けつけた情報をもとに、各基地局装置10の混雑度を示す指標を導出している。
さらに、処理部32は、これまでと同様に、各基地局装置10の位置を対応づけられた地図画像を保持しており、基地局装置10の位置に、当該基地局装置10に対応した円グラフを重畳する。各基地局装置10に対してこのような処理がなされる。処理部32は、円グラフが重畳された地図画像である表示データ(以下、これもまた「地図画像」という)を表示部38に表示させる。
表示部38は、処理部32からの地図画像を表示する。つまり、表示部38は、選択部36において選択したグループに対して、処理部32において導出した指標1、つまり混雑度を示す指標を円グラフとして基地局装置10ごとに表示する。表示は、図7と同様である。なお、これまでと同様に、指標1を表示するために、円グラフに限らず、棒グラフなど他の形式のグラフが使用されてもよい。またグラフではなく、指標1の数値がそのまま表示されてもよい。図14は、本発明の実施例5に係る表示部38において表示される別の画面を示す。図示のごとく、各基地局装置10に対する指標1が棒グラフとして示されている。図14のように、グラフを地図画像に重畳せずに表示してもよい。
本実施例によれば、各基地局装置に登録されたグループで発生したビジー数の情報をもとに、各基地局装置の混雑度を示す指標を導出し、導出した指標を少なくともひとつのグループに対して基地局装置ごとに表示するので、混雑度が大きくなる基地局装置を把握できる。また、選択したグループで発生したビジー数と基地局装置に設定可能なチャネルの数との比率を基地局装置ごとに導出して表示するので、チャネルがビジーになりやすい基地局装置を特定できる。また、指標1を表示することにより、基地局装置の設備増強の必要性を容易に把握できる。
(実施例6)
次に、実施例6を説明する。実施例6は、実施例5と実施例2との組合せに相当し、これまでと同様に、監視装置を含む業務用無線システムに関する。実施例5における監視装置は、選択したグループに対して、基地局装置の混雑度を示す指標1をグラフによって表示している。実施例6に係る監視装置は、実施例5の表示を時系列で変化させながら表示する。その際の表示は、例えば、アニメーション表示のようになされる。実施例6に係る業務用無線システム100、監視装置20は、図1、3と同様のタイプである。ここでは、これまでとの差異を中心に説明する。
処理部32は、選択部36からの選択結果を受けつける。処理部32は、選択部36において選択したグループで発生したビジー数を基地局装置10ごとに記憶部34から抽出する。処理部32は、前述のごとく、指標1を導出することによって、円グラフが重畳された地図画像(以下、これもまた「地図画像」という)を生成する。処理部32は、生成した円グラフを表示部38に表示させる。また、処理部32は、図5における取得時刻を変えながら、前述の処理を繰り返し実行する。その結果、処理部32は、受付部30において順次受けつけた情報に応じて、指標1を順次導出する。表示部38は、処理部32において順次導出した指標1によって地図画像の表示を更新する。ここでの表示は、図8(a)−(b)と同様である。実施例2と同様に、地図画像は、現在日時の情報をリアルタイムに表示更新してもよいし、過去の情報をアニメーション的に短時間で表示してもよい。また、処理部32が取得時刻と導出した指標1とを関連付けて、記憶部34のデータベースに記憶させ、地図画像等の表示の際に、記憶部34のデータベースから所定の取得時刻の指標1を読み出すようにしてもよい。また、実施例2で説明したのと同様に、取得時刻(取得日時)が異なる複数のデータを用いて統計値を算出し、その統計値をもとに指標1を算出してもよい。
本実施例によれば、指標1の時間変化を容易に把握できる。
(実施例7)
次に、実施例7を説明する。実施例7は、実施例3の変形例に相当し、これまでと同様に、監視装置を含む業務用無線システムに関する。実施例3における監視装置は、すべてのグループで発生したビジーの総数をグラフによって表示するとともに、基地局装置に設定されたグループごとのビジー数の割合も表示する。実施例7は、ビジーの総数以外の情報をグラフによってユーザに知らしめることを目的とする。実施例7に係る監視装置は、基地局装置の混雑度を示す指標を導出して、混雑度の値に応じてグラフを生成する。実施例7に係る業務用無線システム100、監視装置20は、図1、9と同様のタイプである。ここでは、これまでとの差異を中心に説明する。
処理部32は、ひとつの基地局装置10に登録されたグループで発生したビジー数と基地局装置10に設定可能なチャネルの数との比率を導出する。ここでは、比率として、各基地局装置10において、グループで発生したビジー数の総和を基地局装置10のチャネル数で除算した値(以下、「指標2」という)が導出される。この指標2が円グラフの半径とされており、指標2が大きくなるほど、半径が大きくされる。また、グループごとのビジーの数の割合に応じて、円グラフが分割される。さらに、処理部32は、これまでと同様に、各基地局装置10の位置を対応づけられた地図画像を保持しており、基地局装置10の位置に、当該基地局装置10に対応した円グラフを重畳する。各基地局装置10に対してこのような処理がなされる。処理部32は、円グラフが重畳された地図画像である表示データ(以下、これもまた「地図画像」という)を表示部38に表示させる。
表示部38は、処理部32からの地図画像を表示する。つまり、表示部38は、処理部32において導出した指標2を基地局装置10ごとに表示するとともに、基地局装置10に設定されたグループごとのビジーの数の割合を基地局装置10ごとに表示する。表示は、図10と同様である。指標2の値が大きく、かつビジーが発生したグループ数が多い基地局装置10ほど、基地局装置10の設備増強の必要性が高いといえる。この指標2も、基地局装置10の混雑度を示す指標ともいえる。また、円グラフではなく、棒グラフなど他の形式のグラフを表示してもよい。例えば、指標2を棒グラフの高さとし、グループごとのビジーの数に応じて、棒グラフを分割した表示がなされてもよい。さらに、基地局装置10に設定されたグループごとのビジーの数の割合が表示されなくてもよい。
本実施例によれば、基地局装置に登録されたグループで発生したビジー数の総数と基地局装置に設定可能なチャネルの数との比率を基地局装置ごとに導出して表示するので、基地局装置の設備増強の必要性を容易に把握できる。また、基地局装置に設定されたグループごとのビジー数の割合を基地局装置ごとに表示するので、通話が頻繁に発生し、混雑しやすい基地局装置を特定できる。
(実施例8)
次に、実施例8を説明する。実施例8は、実施例7の変形例に相当する。実施例8の指標は、指標2と異なる。実施例8に係る業務用無線システム100、監視装置20は、図1、9と同様のタイプである。ここでは、これまでとの差異を中心に説明する。
処理部32は、ひとつの基地局装置10で発生したビジーの総数と、その基地局装置10に登録されたグループの数との比率を導出する。ここでは、比率として、各基地局装置10において発生したビジーの総数を基地局装置10に登録されたグループ数で除算した値(以下、「指標3」という)が導出される。この指標3が円グラフの半径あるいは棒グラフの高さとされている。なお、グループごとのビジーの数の割合に応じて、円グラフまたは棒グラフが分割されてもよいし、分割されなくてもよい。
一般的には、登録されたグループ数が多くなるほど、ビジー数も多くなる傾向にあるが、グループ数が少ないにも関わらず、ビジー数が多い場合もある。例えば、ある基地局に登録されたグループ数がチャネル数よりも多く、かつグループの通話パターンが、平均的なグループに比べて、単位時間当たりの発呼回数が非常に多い場合や、1回当たりの通話時間が非常に長い場合等である。指標3の値が大きい基地局装置10ほど、そのような特殊なグループが含まれている可能性が高いといえる。そのような場合、その基地局のリソースを増強するか、登録されたグループに対して通話パターンを平均的なものに近付けるように要請する必要がある。例えば、第1基地局装置10aのビジー数が「10」であり、登録されたグループ数が「5」であり、第2基地局装置10bのビジー数が「20」であり、登録されたグループ数が「2」であるとする。その場合、第1基地局装置10aの指標3は「2」であり、第2基地局装置10bの指標3は「10」である。第2基地局装置10bに比べて、第1基地局装置10aは設備増強の必要性やグループに対する通話パターン変更要請の必要性も高いと判断される。このような指標3も、基地局装置10の混雑度を示す指標ともいえる。
本実施例によれば、基地局装置において発生したビジーの総数と、基地局装置に登録されたグループの数との比率を基地局装置ごとに導出して表示するので、基地局装置の設備増強の必要性やグループに対する通話パターン変更要請の必要性を容易に把握できる。
(実施例9)
次に、実施例9を説明する。実施例9は、実施例7、8の変形例に相当する。実施例8の指標は、指標2、指標3と異なる。実施例9に係る業務用無線システム100、監視装置20は、図1、9と同様のタイプである。ここでは、これまでとの差異を中心に説明する。
処理部32は、基地局装置10に登録された各グループで発生したビジー総数と基地局装置10に設定可能なチャネルの数との比率と、基地局装置10に登録されたグループの数と基地局装置10に設定可能なチャネルの数との比率とをもとに指標を導出する。ここでは、式(1)または式(2)にしたがった「指標4」が導出される。式(1)および式(2)において、所定の基地局装置10のチャネル数が「C」とされ、基地局装置10に登録されたグループ数が「G」とされ、グループjのビジー数がD[j]とされ、指標4がZ[4]とされている。式(1)は、次のように示される。
Figure 0006507909
式(1)において、α1、α2は、α1>0、α2>0を満たす定数であり、λ1、λ2は、λ1>0、λ2>0を満たす定数である。また、Nはすべてのグループの数を示す。式(1)は、α1、α2を重み係数として、ふたつの項を加重平均しているといえる。α1に比べてα2が大きいほど、指標4におけるグループ数Gの影響力が大きくなる。また、λ1=λ2=1として、べき乗演算を行わないようにしてもよい。
式(2)は、次のように示される。
Figure 0006507909
式(2)において、βは、β>0を満たす定数であり、μ1、μ2は、μ1>0、μ2>0を満たす定数である。また、μ1=μ2=1としてべき乗の演算を行わないようにしてもよい。式(1)または式(2)にしたがって算出される指標4は、基地局装置10のチャネル数Cが小さいほど、かつグループ数Gが大きいほど、かつ各グループのビジー数の総和が大きいほど、大きな値になる。指標4が大きくなるほど、基地局装置10の設備増強の必要性が高いといえる。このような指標4も、基地局装置10の混雑度を示す指標ともいえる。この指標4を円グラフの半径あるいは棒グラフの高さに対応させて、基地局装置ごとに円グラフまたは棒グラフを表示する。なお、グループごとのビジーの数の割合に応じて、円グラフまたは棒グラフが分割されてもよいし、分割されなくてもよい。
本実施例によれば、指標4を基地局装置ごとに表示するので、基地局装置の設備増強の必要性を正確に把握できる。
以上、本発明を実施例をもとに説明した。この実施例は例示であり、それらの各構成要素や各処理プロセスの組合せにいろいろな変形例が可能なこと、またそうした変形例も本発明の範囲にあることは当業者に理解されるところである。
本発明の実施例3に実施例2を組み合わせてもよい。この場合、実施例3の表示が、時間経過とともに更新される。本変形例によれば、基地局装置全体のチャネルリソースの不足度合いが一時的なものかであるか、定常的なものであるかを判断できる。
本発明の実施例4に実施例2を組み合わせてもよい。この場合、実施例4の表示が、時間経過とともに更新される。本変形例によれば、選択された基地局装置に登録されているグループに関して、複数の基地局装置におけるビジー状況の変化が時間と共に遷移していくかどうかを把握できる。なお、選択された時点において選択された基地局装置に登録されているグループを特定し、その特定したグループのビジー状況の時間的な変化を表示してもよい。また、選択された基地局装置に登録されているグループが時間的に変化する場合に、その変化に追従させて表示するグループを時間と共に変更してもよい。
本発明の実施例7乃至9のいずれかに実施例6を組み合わせてもよい。この場合、実施例7乃至9の表示が、時間経過とともに更新される。本変形例によれば、指標2乃至4のいずれかの時間変化を容易に把握できる。
本発明の実施例5乃至9における指標1乃至4(指標Z[i](i=1〜4))において、定数a、bを用いて、a×Z[i]+bを算出し、それを新たな指標としてもよい。また、対数関数を用いてlog(Z[i])とした値や、平方根を用いてsqrt(Z[i])とした値を算出し、それらを新たな指標としてもよい。本変形例によれば、指標の数値を扱いやすい範囲(レンジ)に収めることができる。
本発明の実施例1乃至9において、監視装置20は、ネットワーク14に接続されている。しかしながらこれに限らず例えば、監視装置20は、いずれかの基地局装置10に内蔵されていてもよい。本変形例によれば、構成の自由度を向上できる。
本発明の実施例は、次の項目によって特徴付けられてもよい。
(項目1)
複数の端末装置が含まれたグループが複数形成されるとともに、複数の基地局装置のそれぞれがグループ単位にチャネルを割り当てることによって、チャネルを割り当てたグループに含まれたひとつの端末装置から、当該グループに含まれた残りの端末装置への通信がなされる通信システムを監視する監視装置であって、
各基地局装置に登録されたグループで発生したビジー数の情報を受けつける受付部と、
前記受付部において受けつけた情報をもとに、ビジー数を基地局装置ごとに表示するための表示データを作成する処理部と、
を備えることを特徴とする監視装置。
(項目2)
前記受付部で受けつけるビジー数は、端末装置から通信要求が発生し、基地局装置に係るリソースの不足に起因して通信がなされない場合の回数であることを項目1に記載の監視装置。
(項目3)
前記受付部で受けつけるビジー数は、端末装置から通信要求が発生し、基地局装置に係るリソースの不足に起因して通信がなされない場合における、通信要求に係る基地局装置の数、または通信要求に係る端末装置の数に基づく値であることを項目1に記載の監視装置。
(項目4)
複数のグループのうちのひとつを選択する選択部をさらに備え、
前記処理部は、前記選択部において選択されたグループで発生したビジー数を基地局装置ごとに表示するための表示データを作成することを特徴とする項目1に記載の監視装置。
(項目5)
前記処理部は、基地局装置に登録されたグループで発生したビジー数の総数と、基地局装置に登録されたグループごとのビジー数の割合とを基地局装置ごとに表示するための表示データを作成することを特徴とする項目1に記載の監視装置。
(項目6)
前記処理部は、基地局装置に登録されたグループで発生したビジー数の総数と、基地局装置に登録されたグループごとのビジー数の割合と、基地局装置に登録されたグループの数とを基地局装置ごとに表示するための表示データを作成することを特徴とする項目1に記載の監視装置。
(項目7)
ひとつの基地局装置を選択する選択部をさらに備え、
前記処理部は、前記選択部において選択した基地局装置に登録されたグループで発生したビジー数の総数と、当該グループごとのビジー数の割合とを基地局装置ごとに表示するための表示データを作成することを特徴とする項目1に記載の監視装置。
(項目8)
前記受付部は、各基地局装置に登録されたグループで発生したビジー数の情報を順次受けつけ、
前記処理部は、前記受付部において順次受けつけた情報に応じて、表示データを更新することを特徴とする項目1から7のいずれかに記載の監視装置。
(項目9)
前記受付部は、各基地局装置に登録されたグループで発生したビジー数の情報を順次受けつけ、
前記処理部は、前記受付部において順次受けつけた複数の情報を用いて、ビジー数に係る統計値を算出し、前記統計値を基地局装置ごとに表示するための表示データを作成することを特徴とする項目1から8のいずれかに記載の監視装置。
(項目10)
複数の端末装置が含まれたグループが複数形成されるとともに、複数の基地局装置のそれぞれがグループ単位にチャネルを割り当てることによって、チャネルを割り当てたグループに含まれたひとつの端末装置から、当該グループに含まれた残りの端末装置への通信がなされている通信システムを監視する監視方法であって、
各基地局装置に登録されたグループに含まれたで発生したビジー数の情報を受けつけるステップと、
受けつけた情報をもとに、ビジー数を基地局装置ごとに表示するための表示データを作成するステップと、
を備えることを特徴とする監視方法。
(項目11)
複数の端末装置が含まれたグループが複数形成されるとともに、複数の基地局装置のそれぞれがグループ単位にチャネルを割り当てることによって、チャネルを割り当てたグループに含まれたひとつの端末装置から、当該グループに含まれた残りの端末装置への通信がなされている通信システムを監視するプログラムであって、
各基地局装置に登録されたグループで発生したビジー数の情報を受けつけるステップと、
受けつけた情報をもとに、ビジー数を基地局装置ごとに表示するための表示データを作成するステップと、
をコンピュータに実行させることを特徴とするプログラム。
10 基地局装置、 12 端末装置、 14 ネットワーク、 16 エリア、 20 監視装置、 30 受付部、 32 処理部、 34 記憶部、 36 選択部、 38 表示部、 100 業務用無線システム。

Claims (8)

  1. 複数の端末装置が含まれたグループが複数形成されるとともに、複数の基地局装置のそれぞれがグループ単位にチャネルを割り当てることによって、チャネルを割り当てたグループに含まれたひとつの端末装置から、当該グループに含まれた残りの端末装置への通信がなされる通信システムを監視する監視装置であって、
    各基地局装置に登録されたグループに関して、グループごとに発生したビジー数の情報を受けつける受付部と、
    少なくとも1つのグループを選択する選択部と、
    前記受付部において受けつけた情報をもとに、前記選択されたグループごとに発生したビジー数を、基地局装置ごとに表示するための表示データを作成する処理部と、
    を備えることを特徴とする監視装置。
  2. 前記受付部で受けつけるビジー数は、端末装置から通信要求が発生し、基地局装置に係るリソースの不足に起因して通信がなされない場合の回数であることを請求項1に記載の監視装置。
  3. 前記受付部で受けつけるビジー数は、端末装置から通信要求が発生し、基地局装置に係るリソースの不足に起因して通信がなされない場合における、通信要求に係る基地局装置の数、または通信要求に係る端末装置の数に基づく値であることを請求項1に記載の監視装置。
  4. 前記受付部は、複数の時点それぞれにおけるビジー数の情報を受けつけ、
    前記処理部は、前記受付部において受けつけた情報をもとに、前記選択されたグループごとに発生したビジー数の時間変化を、基地局装置ごとに表示するための表示データを作成することを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の監視装置。
  5. 前記処理部は、基地局装置に登録されたグループで発生したビジー数の総数と、基地局装置に登録されたグループごとのビジー数の割合とを基地局装置ごとに表示するための表示データを作成することを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の監視装置。
  6. 前記選択部は、ユーザによって指定された1つの基地局装置に登録された各グループを選択することを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載の監視装置。
  7. 複数の端末装置が含まれたグループが複数形成されるとともに、複数の基地局装置のそれぞれがグループ単位にチャネルを割り当てることによって、チャネルを割り当てたグループに含まれたひとつの端末装置から、当該グループに含まれた残りの端末装置への通信がなされている通信システムを監視する監視方法であって、
    各基地局装置に登録されたグループに関して、グループごとに発生したビジー数の情報を受けつけるステップと、
    少なくとも1つのグループを選択するステップと、
    前記受けつけた情報をもとに、前記選択されたグループごとに発生したビジー数を基地局装置ごとに表示するための表示データを作成するステップと、
    含むことを特徴とする監視方法。
  8. 複数の端末装置が含まれたグループが複数形成されるとともに、複数の基地局装置のそれぞれがグループ単位にチャネルを割り当てることによって、チャネルを割り当てたグループに含まれたひとつの端末装置から、当該グループに含まれた残りの端末装置への通信がなされている通信システムを監視するプログラムであって、
    各基地局装置に登録されたグループに関して、グループごとに発生したビジー数の情報を受けつけるステップと、
    少なくとも1つのグループを選択するステップと、
    前記受けつけた情報をもとに、前記選択されたグループごとに発生したビジー数を基地局装置ごとに表示するための表示データを作成するステップと、
    をコンピュータに実行させることを特徴とするプログラム。
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