JP6507062B2 - 電話番号の動的割当システム及び動的割当システム用のコンピュータプログラム - Google Patents

電話番号の動的割当システム及び動的割当システム用のコンピュータプログラム Download PDF

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Description

本発明は、電話番号の動的割当システム及びコンピュータプログラムに係り、ウェブページに表示される電話番号を閲覧者ごとに動的に割り当てる動的割当システムと動的割当システム用のコンピュータプログラムとに関する。
クッキーを使用して、同一の閲覧者によるウェブサイトへのアクセス動向をトラッキングする方法が従来から知られている。クッキーは、ウェブサーバによって生成され、閲覧者の端末に保存される識別情報を含むデータである。閲覧者の端末からその後に送信される閲覧要求に上記識別情報を含めることによって、ウェブサーバは、同一の閲覧者による一連のアクセスを特定することができ、閲覧者ごとのアクセスログが生成される。
上記アクセスログは、例えば、ウェブ広告の効果測定に使用される。ある閲覧者がウェブ広告をクリックしてウェブサイトを訪問した場合、当該閲覧者のその後のアクセスログにより、ウェブ広告の効果を測定することができる。特に、閲覧者がウェブサイト上の入力フォームを利用して問い合わせを行った場合、当該問い合わせを含むアクセスログをウェブ広告のクリック動作と結びつけることにより、ウェブ広告のクリックが問い合わせにつながる確率を測定することができる。
しかしながら、閲覧者が、ウェブページ上に表示されている電話番号を見て電話による問い合わせを行った場合、ウェブサーバは、当該問い合わせをアクセスログと結びつけることができず、ウェブ広告の効果測定も行うことができないという問題があった。そこで、閲覧者によって異なる電話番号を割り当ててアクセスログに記録し、電話による問い合わせの着信先電話番号を取得することにより、着信先電話番号に対応するアクセスログ及び問い合わせを対応づけることが考えられる。
なお、電話による問い合わせの回数をウェブ広告ごとに集計することができるシステムが従来から知られている(例えば、特許文献1)。特許文献1のシステムでは、問合先の電話番号の表示を含むウェブ広告をウェブサイトに掲載する場合に、問合先の電話番号をウェブサイトと広告主とにより構成される一組に対して付与することにより、問い合わせの回数をウェブ広告ごとに集計し、広告掲載の課金処理に利用している。従って、このシステムは、ウェブ広告に電話番号の表示が含まれている場合にしか利用することができない。また、このシステムは、閲覧者ごとに電話番号を割り当てておらず、閲覧者ごとのアクセスログを取得することもしていない。このように、このシステムは、電話による問い合わせをアクセスログに結びつけるものではない。
特開2007−148833号公報
閲覧者ごとに電話番号を異ならせるには、少なくとも同時刻にウェブサイトに来訪する閲覧者数以上の電話番号を用意する必要がある。さらに、ウェブサーバ側では、閲覧端末においてウェブページが閉じられたかどうかを判別する術がないので、全ての閲覧者に割り当てられた電話番号を一定時間維持する必要がある。そのため、膨大な数の電話番号を用意する必要があった。また、想定されるよりも多くの閲覧者がウェブサイトに来訪した場合には、用意した電話番号が不足してしまうことがあった。限られた電話番号を閲覧者に効率的に割り当てることにより、膨大な電話番号を用意せずとも閲覧者の問い合わせをアクセスログに対応づけられるのが好ましい。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、ウェブサイトにアクセスした閲覧者に限られた数の電話番号を効率的に割り当てることにより、より多くの閲覧者に異なる電話番号を割り当て可能にすることを目的とする。
また、本発明は、ウェブサイトへのアクセス後に電話による問い合わせを行った閲覧者の当該ウェブサイト上におけるアクセス動向を特定することを目的とする。
本発明の第1の態様による電話番号の動的割当システムは、閲覧端末からの閲覧要求に基づいて、問合先電話番号の表示を含むウェブページを提供するウェブページ提供部と、上記閲覧端末及び上記ウェブページ提供部間のセッションを管理するセッション管理部と、予め定められた2以上の第1の電話番号のいずれか1つを上記問合先電話番号として選択し、上記セッションに割り当てる電話番号割当部と、上記ウェブページのデータ内の記述により上記ウェブページの表示中に繰り返し送信される閲覧信号に基づいて、上記閲覧端末による上記ウェブページの閲覧状況を判別する閲覧状況判別部と、上記閲覧状況に基づいて、上記セッションに対する第1の電話番号の割り当てを解除する割当解除部とを備えて構成される。
このような構成を採用することにより、異なる問合先電話番号の表示を含むウェブページを提供することができる。また、ウェブページの表示中に送信される閲覧信号を用いることにより、閲覧端末におけるウェブページの閲覧状況に応じて問合先電話番号である第1の電話番号の割り当てを解除することができる。このため、ウェブページの閲覧を終了した閲覧者に第1の電話番号の割り当てが維持されることがなく、より多くの閲覧者に異なる第1の電話番号を割り当てることができる。
本発明の第2の態様による電話番号の動的割当システムは、上記構成に加えて、上記電話番号割当部が、新たな上記セッションに対し、他の上記セッションのいずれにも割り当てられていない第1の電話番号を割り当てるように構成される。
このような構成を採用することにより、第1の電話番号を閲覧者ごとに異なるように割り当てることができるので、割り当て中の第1の電話番号とアクセスログとを1対1で対応させることができる。
本発明の第3の態様による電話番号の動的割当システムは、上記構成に加えて、上記ウェブページの表示開始から最初の上記閲覧信号の送信までの時間間隔が、その後の上記閲覧信号の送信間隔よりも短いように構成される。
このような構成を採用することにより、ウェブページの表示開始からすぐにウェブページを閉じたことをより早い段階で検知することができる。これにより、問い合わせの可能性が低い閲覧者に対する第1の電話番号の割り当てをウェブページの表示開始からより早い段階で解除することができる。さらに、その後の閲覧信号の送信間隔をより長くすることにより、閲覧信号の送信が集中することを防止できる。
本発明の第4の態様による電話番号の動的割当システムは、上記構成に加えて、割当解除部が、第1の電話番号の割り当て後に、上記閲覧信号の送信間隔よりも長い上限割当時間が経過した上記セッションに対する第1の電話番号の割り当てを解除するように構成される。
このような構成を採用することにより、ウェブページを閲覧中であっても、上限割当時間の経過により第1の電話番号の割り当てを解除することができる。これにより、閲覧者がウェブページを閉じずに放置した場合等、閲覧信号が送信され続けている場合であっても、第1の電話番号の割り当てを解除することができ、割り当て可能な第1の電話番号が不足する状況を減少させることができる。
本発明の第5の態様による電話番号の動的割当システムは、上記構成に加えて、上記割当解除部が、全ての第1の電話番号のそれぞれが上記他のセッションに割り当てられているときに、第1の電話番号の割り当て後に優先割当時間が経過した上記他のセッションに対する第1の電話番号の割り当てを解除し、上記電話番号割当部が、上記新たなセッションに対し、当該第1の電話番号を割り当てるように構成される。
このような構成を採用することにより、全ての第1の電話番号のそれぞれが他のセッションに割り当てられていたとしても、新たなセッションに対して第1の電話番号を割り当てることができる。特に、第1の電話番号の割り当てから優先割当時間の経過したセッションの第1の電話番号の割り当てを解除することにより、ウェブページの表示から問い合わせへの期待値が下がった他のセッションの第1の電話番号を解除し、期待値の高い新たなセッションに第1の電話番号を割り当てることができる。
本発明の第6の態様による電話番号の動的割当システムは、上記構成に加えて、上記割当解除部が、全ての第1の電話番号のそれぞれが上記他のセッションに割り当てられているときに、第1の電話番号の割り当て後の経過時間が最も長い上記他のセッションに対する第1の電話番号の割り当てを解除し、上記電話番号割当部が、上記新たなセッションに対し、当該第1の電話番号を割り当てるように構成される。
このような構成を採用することにより、全ての第1の電話番号のそれぞれが他のセッションに割り当てられていたとしても、新たなセッションに対して第1の電話番号を割り当てることができる。特に、割り当てから最も時間の経過した第1の電話番号の割り当てを解除し、新たなセッションに割り当てるので、より問い合わせの期待値の高いセッションに電話番号を割り当てることができる。
本発明の第7の態様による電話番号の動的割当システムは、上記構成に加えて、上記電話番号割当部が、上記優先割当時間が経過した上記他のセッションがないときに、上記新たなセッションに対し、第1の電話番号とは異なり、2以上の上記セッションに重複して割り当て可能な第2の電話番号を上記問合先電話番号として割り当てるように構成される。
このような構成を採用することにより、セッションごとに異なる第1の電話番号を割り当てることができずとも、2以上のセッションに重複して割り当て可能な第2の電話番号を割り当てることができる。これにより、第1の電話番号の割り当てができない状況であっても、電話を用いた閲覧者の問い合わせを受け付けることができる。
本発明の第8の態様による電話番号の動的割当システムは、上記構成に加えて、上記電話番号割当部が、第1の電話番号の割り当ての解除後も上記セッション管理部により管理されている上記セッションにおいて上記ウェブページの再要求があり、当該セッションに対し、第1の電話番号のいずれか一つを新たに割り当てる際、当該セッションに対し最後に割り当てられていた第1の電話番号が上記他のセッションのいずれにも割り当てられていなければ、当該第1の電話番号を問合先電話番号として新たに割り当てるように構成される。
このような構成を採用することにより、第1の電話番号の割り当てが解除されていたとしても、ウェブページの再要求が行われることで、セッションに再度第1の電話番号が割り当てられる。これにより、問い合わせへの期待値の高い閲覧者に第1の電話番号を割り当てることができる。特に、再度割り当てられる第1の電話番号が直近に割り当てられていた電話番号と同じ第1の電話番号が割り当てられるので、表示される電話番号が変わることにより閲覧者が感じる違和感をなくすことができる。
本発明の第9の態様による電話番号の動的割当システムは、上記構成に加えて、上記問合先電話番号を含む上記セッションごとのアクセスログを保持するアクセスログ保持部と、電話による問い合わせを着信した着信先電話番号を含む着信履歴を保持する着信履歴保持部と、上記問合先電話番号及び上記着信先電話番号を照合することにより、上記アクセスログ及び上記着信履歴を対応づける着信照合部とを備えて構成される。
このような構成を採用することにより、閲覧者ごとに異なる問合先電話番号の表示を含むウェブページを提供することができる。このため、アクセスログに対応づけられた問合先電話番号と、着信履歴に含まれる着信先電話番号とを照合することにより、アクセスログ及び着信履歴を対応づけることができる。従って、ウェブサイトの閲覧後に電話による問い合わせを行った閲覧者の当該ウェブサイト上におけるアクセス動向を特定することができる。
本発明の第10の態様による電話番号の動的割当システム用のコンピュータプログラムは、閲覧端末からの閲覧要求に基づいて、問合先電話番号の表示を含むウェブページを提供するウェブページ提供部、上記閲覧端末及び上記ウェブページ提供部間のセッションを管理するセッション管理部、予め定められた2以上の第1の電話番号のいずれか一つを上記問合先電話番号として上記セッションに割り当てる電話番号割当部、上記ウェブページのデータ内の記述により上記ウェブページの表示中に繰り返し送信される閲覧信号に基づいて、上記閲覧端末による上記ウェブページの閲覧状況を判別する閲覧状況判別部、並びに、上記閲覧状況に基づいて、上記セッションに対する第1の電話番号の割り当てを解除する割当解除部としてコンピュータを機能させるように構成される。
本発明によれば、ウェブサイトにアクセスをした閲覧者に限られた数の電話番号を効率的に割り当てることにより、より多くの閲覧者に電話番号を割り当て可能にすることができる。また、ウェブサイトへのアクセス後に電話による問い合わせを行った閲覧者の当該ウェブサイト上におけるアクセス動向を特定することができる。
図1は、実施の形態1による電話番号の動的割当システム1の一構成例を示したシステム図である。 図2は、図1の動的割当システム1の動作の一例を模式的に示した説明図である。 図3は、図1のウェブサーバ2内の機能構成の一例を示したブロック図である。 図4は、図1の顧客情報管理サーバ3内の機能構成の一例を示したブロック図である。 図5は、図1の分析サーバ5内の機能構成の一例を示したブロック図である。 図6は、図3のウェブサーバ2の動作の一例を示したフローチャートである。 図7は、図3のウェブサーバ2におけるセッションIDの指定時の動作の一例を示したフローチャートである。 図8は、図3のウェブサーバ2における問合先番号の割当時の動作の一例を示したフローチャートである。 図9は、図3のウェブサーバ2における閲覧状況の監視時の動作の一例を示したフローチャートである。 図10は、実施の形態2による問合管理システム1aの一構成例を示したシステム図である。
実施の形態1.
<電話番号の動的割当システム1>
図1は、本発明の実施の形態1による電話番号の動的割当システム1の一構成例を示したシステム図である。動的割当システム1は、ウェブサイトの閲覧者からの電話による問い合わせを管理し、ウェブページに表示される電話番号を閲覧者ごとに動的に割り当てるシステムである。
例えば、動的割当システム1は、ウェブサイトを閲覧したサイト閲覧者が電話問合を行った場合に、ウェブサイトのアクセスログと電話問合時の着信履歴との関連づけを自動的に行うことにより、電話問合者のアクセス動向を特定し、或いは、ウェブ広告の効果測定を支援する。
この動的割当システム1は、ウェブサーバ2、顧客情報管理サーバ3、コールセンタ4及び分析サーバ5と、サイト閲覧者が使用する閲覧端末10及び電話機11とにより構成される。
閲覧端末10は、サイト閲覧者がウェブサイトを閲覧するのに使用する端末装置であり、ウェブページ等を表示する画面表示部と、各種の操作入力を受け付ける操作部とを備える。この閲覧端末10は、ウェブサイトにアクセスし、ウェブページを表示するためのブラウザを有し、インターネット6に接続されている。例えば、閲覧端末10は、パーソナルコンピュータであり、キーボード及びマウスからなる操作部を備える。なお、閲覧端末10は、タブレット端末、PDA(Personal Digital Assistant)等の携帯可能な端末装置であっても良い。
電話機11は、サイト閲覧者が問い合わせに使用する通信装置である。例えば、電話機11は、固定電話用の電話番号が割り当てられた固定電話機であり、公衆交換電話網7に接続されている。なお、電話機11は、無線通信によりセルラー基地局を介して移動体通信網に接続する携帯電話機であっても良い。
ウェブサーバ2は、閲覧端末10のブラウザからの要求に基づいて、インターネット6を介し、ウェブページを提供する情報処理装置である。インターネット6は、インターネットプロトコル(IP)技術を利用して、データを送受信するための通信ネットワークである。
ウェブページは、閲覧端末10に1ページ分の画像として表示されるコンテンツ情報であり、HTML(HyperText Markup Language)ドキュメントと、HTMLドキュメント内の表示オブジェクトを形成する画像情報と、他のウェブページ又は他のウェブサイトへのリンク情報等により構成される。ウェブサイトは、共通のドメイン名により互いに関連づけられた1又は2以上のウェブページにより構成され、URL(Uniform Resource Locator)により特定される。
このウェブサーバ2は、ウェブページ保持部21、アクセスログ保持部22及び電話番号マスタ保持部23を備え、閲覧端末10からの閲覧要求に基づいて、問合先電話番号を表示オブジェクトとして含むウェブページを提供する。
ウェブページ保持部21には、ウェブサイトを構成する1又は2以上のウェブページが保持される。アクセスログ保持部22には、サイト閲覧者のウェブサイト上におけるアクセスログが保持される。アクセスログは、サイト閲覧者ごとに管理される。電話番号マスタ保持部23には、予め定められた2以上の電話番号が保持される。
ウェブサーバ2は、閲覧端末10から閲覧要求があれば、電話番号マスタ保持部23に保持されている電話番号のいずれか一つを問合先電話番号として選択し、問合先電話番号に対応づけてアクセスログを記憶する。
閲覧端末10は、インターネット6上のウェブサイトにアクセスし、ウェブサーバ2からウェブページをダウンロードして画面表示する。サイト閲覧者は、閲覧端末10に表示されたウェブページを閲覧することにより、当該ウェブページを提供する広告主等への問合先電話番号を認識することができる。
コールセンタ4は、顧客からの電話による問い合わせを受け付ける窓口部門であり、オペレータが使用する電話機41及びオペレータ端末42を備える。電話機41は、オペレータが顧客からの電話による問い合わせに応答するための通信装置であり、公衆交換電話網7及び顧客情報管理サーバ3に接続されている。
オペレータ端末42は、オペレータが電話問合を行った者の属性を顧客情報として入力するのに使用する端末装置であり、入力フォーム等を表示する画面表示部と、各種の操作入力を受け付けるキーボード及びマウスからなる操作部とを備える。このオペレータ端末42は、顧客情報管理サーバ3に接続されている。
サイト閲覧者が問合先電話番号を電話機11に入力し、オフフック操作を行うことにより、コールセンタ4内において、当該問合先電話番号が割り当てられている電話機41に着信する。電話機41は、サイト閲覧者からの着信があれば、発信元電話番号、着信日時及び着信先電話番号を含む着信履歴を生成する。
発信元電話番号は、通信事業者によって発信元の電話機11に割り当てられている電話番号である。発信元電話番号及び着信日時は、公衆交換電話網7からの着信信号に基づいて、生成される。着信先電話番号は、通信事業者によって着信先の電話機41、すなわち、自局に割り当てられている電話番号であり、電話機41内に予め保持されている。オペレータ端末42は、顧客情報管理サーバ3を経由して電話機41の着信履歴を取得し、オペレータにより入力された顧客情報を顧客情報管理サーバ3へ送信する。
顧客情報管理サーバ3は、顧客情報を管理する情報処理装置であり、着信履歴保持部31及び顧客情報保持部32を備える。着信履歴保持部31には、電話機41から取得した着信履歴が保持される。顧客情報保持部32には、オペレータ端末42から取得した顧客情報が保持される。顧客情報は、着信先電話番号に関連づけて保持される。
分析サーバ5は、ウェブサイトを閲覧したサイト閲覧者が電話問合を行った場合に、当該ウェブサイト上のアクセスログと電話問合時の着信履歴とを対応づけ、電話問合者のアクセス動向を特定し、或いは、ウェブ広告の効果を測定するための情報処理装置である。
この分析サーバ5は、ウェブサーバ2及び顧客情報管理サーバ3に接続され、問合先電話番号及び着信先電話番号を照合することにより、ウェブサーバ2から取得したアクセスログと顧客情報管理サーバ3から取得した着信履歴及び顧客情報とを互いに対応づける。
図2は、図1の動的割当システム1の動作の一例を模式的に示した説明図である。図中には、閲覧端末10に表示されるウェブページ8,9a及び9bが示されている。ウェブページ8は、サイト閲覧者が第1のウェブサイトにアクセスすることによって表示されるウェブページである。
例えば、第1のウェブサイトは、検索エンジンを提供するB社によって運営される検索サイトである。ウェブページ8は、検索サイトのメインページ上で検索キーワード「小さな」を入力して検索を行った場合に表示される検索結果を示すウェブページである。このウェブページ8には、検索語を入力するための入力欄81と、ウェブ広告のバナーアイコン82と、検索結果が表示される表示欄83とが配置されている。
ウェブ広告は、インターネット6を介して提供される広告情報である。このウェブ広告は、検索エンジンによって表示され、検索サイトのウェブページに掲載されるリスティング広告である。リスティング広告は、検索連動型のウェブ広告である。また、ウェブ広告は、検索サイトとは異なるA社によって提供される。
バナーアイコン82は、広告情報を表示するとともに、クリック操作によって閲覧対象をリンク先ウェブページに移行させる表示オブジェクトである。バナーアイコン82には、ウェブ広告を特定するための広告特定情報が表示される。例えば、バナーアイコン82には、文字列「A社広告」と、検索キーワードを含む文字列「小さなXXX」とが広告特定情報として表示されている。なお、バナーアイコン82は、文字コード及びリンク情報により構成されるテキストリンクであっても良い。
ウェブページ9a及び9bは、第2のウェブサイトを運営するA社によって提供され、バナーアイコン82にリンク先として関連づけられたウェブページである。サイト閲覧者は、マウスポインタ12をウェブページ8のバナーアイコン82上に移動させた状態で、マウスをクリックすることにより、ウェブページ9a又は9bを表示させることができる。
具体的には、バナーアイコン82をクリック操作することにより、バナーアイコン82にリンク先として関連づけられているウェブサイトを宛先とするURLを含む閲覧要求が閲覧端末10のブラウザにより生成され、ウェブサーバ2へ送信される。ウェブサーバ2は、受信した閲覧要求に基づいて、接続を確立し、ウェブページ9a又は9bを要求元の閲覧端末10へ送信する。
ウェブページ9a及び9bには、問合先の電話番号が表示欄91に表示されている。例えば、問合先電話番号は、A社の窓口部門を問合先として問い合わせを行うための電話番号である。ウェブページ9aの表示欄91には、文字列「0120−B−B」が問合先電話番号として表示されている。一方、ウェブページ9bの表示欄91には、文字列「0120−C−C」が問合先電話番号として表示されている。
この動的割当システム1では、ウェブサーバ2が、閲覧端末10との間のセッションを管理し、セッションごとに異なる問合先電話番号を割り当てる。このため、サイト閲覧者S及びSがバナーアイコン82をクリック操作してウェブページ9a及び9bをそれぞれ表示させた場合、セッションが異なることから、ウェブページ9aとウェブページ9bとでは、異なる問合先電話番号が表示欄91に表示される。
このようにウェブ広告に対するクリック操作ごとに問合先電話番号を割り当てることにより、同じウェブサイトを閲覧する複数のサイト閲覧者を区別し、当該ウェブサイトのウェブページ内に表示される問合先電話番号をサイト閲覧者ごとに異ならせることができる。
<ウェブサーバ2>
図3は、図1のウェブサーバ2内の機能構成の一例を示したブロック図である。このウェブサーバ2は、ウェブページ保持部21、アクセスログ保持部22、電話番号マスタ保持部23、ウェブページ提供部24、セッション管理部25、電話番号割当部26、割当解除部27、閲覧状況判別部28及びアクセスログ送信部29により構成される。
ウェブページ保持部21は、ウェブサイトを構成する1又は2以上のウェブページを保持する記憶装置である。アクセスログ保持部22は、アクセスログを保持するデータベースである。電話番号マスタ保持部23は、問合先電話番号として公開可能な2以上の電話番号と、問合先電話番号として使用中であるか否かを示す使用中フラグとを保持する記憶装置である。例えば、42個のフリーダイヤル番号が電話番号マスタ保持部23に保持される。使用中フラグは、これらの電話番号に対応づけて保持される。
ウェブページ提供部24は、インターネット6に接続され、閲覧端末10からの閲覧要求に基づいて、ウェブページ保持部21からウェブページを読み出し、問合先電話番号の表示を含むウェブページを閲覧端末10に提供する。
セッション管理部25は、サイト閲覧者ごとに異なるセッションIDをセッションに指定することにより、閲覧端末10及びウェブページ提供部24間のセッションを管理する。セッションは、通信の接続を確立してから当該接続を切断するまでの一連の通信処理である。セッションIDは、セッションを識別するための識別情報である。
電話番号割当部26は、電話番号マスタ保持部23に保持されている電話番号のいずれか一つをウェブページに掲載される問合先電話番号として選択し、セッションに割り当てる。また、電話番号割当部26は、セッションに割り当てた電話番号に対応する使用中フラグを有効化する。
セッション管理部25は、セッションごとにアクセスログを生成し、電話番号割当部26により割り当てられた問合先電話番号に対応づけてアクセスログをアクセスログ保持部22に格納する。アクセスログは、サイト閲覧者のウェブサイト上におけるアクセス動向を示す情報である。例えば、アクセスログは、接続元のIPアドレスと、セッションID、接続の日時、リンク元のURL等により構成される。
また、セッション管理部25は、サイト閲覧者をウェブページに誘導したウェブ広告を特定する広告特定情報を取得し、広告特定情報を含むアクセスログを生成する。広告特定情報は、閲覧端末10のブラウザから取得される。また、セッション管理部25は、ウェブ広告がリスティング広告である場合に、検索キーワードを含む広告特定情報を取得してアクセスログを生成する。
アクセスログ送信部29は、分析サーバ5からの要求に基づいて、アクセスログ保持部22内に蓄積されたアクセスログを当該分析サーバ5へ送信する。なお、アクセスログ送信部29は、アクセスログ保持部22からアクセスログを定期的に読み出して分析サーバ5へ送信するような構成であっても良い。
<電話番号の動的割当の詳細>
閲覧端末10のブラウザは、ウェブサーバ2からダウンロードしたウェブページのデータ内の記述に基づいて、当該ウェブページの表示中に、閲覧信号をウェブサーバ2へ繰り返し送信する。閲覧信号は、予め定められたスケジュールに従って、定期的に送信される。
ウェブページの表示開始から最初の閲覧信号の送信までの時間間隔T1は、その後の閲覧信号の送信間隔T2よりも短い。例えば、T1=10秒であり、T2=30秒である。この様に初回の送信までの時間間隔T1を短くしておくことにより、直帰判定に要する時間を短縮することができる。
閲覧状況判別部28は、閲覧端末10からの閲覧信号に基づいて、閲覧端末10によるウェブページの閲覧状況を判別し、その判別結果を割当解除部27へ出力する。割当解除部27は、閲覧状況判別部28により判別された閲覧状況に基づいて、セッションに対する問合先電話番号の割り当てを解除し、該当する電話番号について、電話番号マスタ保持部23の使用中フラグを無効化する。
電話番号割当部26は、新たなセッションに対し、他のセッションのいずれにも割り当てられていない電話番号を問合先電話番号として割り当てる。接続中のセッションの数が電話番号マスタ保持部23に登録されている電話番号の数よりも少ない場合は、サイト閲覧者ごとに異なる電話番号を問合先電話番号として割り当てることができる。
割当解除部27は、電話番号の割り当てから上限割当時間Tmが経過したセッションについて、電話番号の割り当てを解除する。上限割当時間Tmは、閲覧信号の送信間隔よりも長い時間であり、予め定められる。例えば、上限割当時間Tm=30分である。上限割当時間Tmが経過したセッションに対する番号割当を解除することにより、接続中のセッション数が増えた場合であっても、割当番号が不足するのを抑制することができる。
また、割当解除部27は、電話番号マスタ保持部23に登録されている全ての電話番号が他のセッションにそれぞれ割り当てられている場合に、電話番号の割り当てから優先割当時間Taが経過した他のセッションについて、電話番号の割り当てを解除する。例えば、優先割当時間Ta=5分30秒である。電話番号割当部26は、新たなセッションに対し、優先割当時間Taが経過した他のセッションに割り当てられていた電話番号を割り当てる。優先割当時間Taが経過した他のセッションに対する番号割当を解除することにより、全ての登録番号が使用中であっても、新たなセッションに問合先電話番号を割り当てることができる。
なお、割当解除部27は、電話番号マスタ保持部23に登録されている全ての電話番号が他のセッションにそれぞれ割り当てられている場合に、電話番号の割り当て後の経過時間が最も長い他のセッションについて、電話番号の割り当てを解除するような構成であっても良い。
電話番号割当部26は、電話番号マスタ保持部23に登録されている全ての電話番号が他のセッションにそれぞれ割り当てられ、かつ、電話番号の割り当てから優先割当時間Taが経過した他のセッションが存在しない場合に、新たなセッションに対し、電話番号マスタ保持部23に登録されている電話番号(第1の電話番号)とは異なる電話番号(第2の電話番号)を問合先電話番号として割り当てる。
第2の電話番号は、2以上のセッションに重複して割り当て可能な電話番号であり、予め定められる。この様な第2の電話番号を第1の電話番号とは別個に用意しておくことにより、接続中のセッション数が増えた場合に、電話番号の割当漏れが生じるのを防止することができる。
電話番号割当部26は、電話番号の割り当ての解除後もセッション管理部25により管理されているセッションについて、ウェブページの再要求があり、電話番号を当該セッションに新たに割り当てる場合、当該セッションに最後に割り当てられていた電話番号が他のセッションのいずれにも割り当てられていなければ、当該電話番号を問合先電話番号として割り当てる。この様に構成することにより、ウェブページに掲載されている問合先電話番号がセッション中に変化するのを抑制することができる。
<顧客情報管理サーバ3>
図4は、図1の顧客情報管理サーバ3内の機能構成の一例を示したブロック図である。この顧客情報管理サーバ3は、着信履歴保持部31、顧客情報保持部32、問合状況入力部33、着信履歴取得部34、顧客情報入力部35及び着信履歴送信部36により構成される。
着信履歴保持部31は、着信先電話番号を含む着信履歴を保持するデータベースである。着信先電話番号は、電話による問い合わせを着信した電話機41に割り当てられている電話番号である。顧客情報保持部32は、電話問合ごとの顧客情報を保持するデータベースである。
問合状況入力部33は、オペレータ端末42に接続され、問い合わせがウェブページの閲覧中に行われたか否かを示す問合状況を受け付け、着信履歴取得部34へ出力する。着信履歴取得部34は、オペレータ端末42から着信履歴を取得し、着信履歴保持部31内に格納する。着信履歴保持部31には、問合状況に対応づけて、着信履歴が保持される。
顧客情報入力部35は、オペレータ端末42に接続され、電話による問い合わせを行った者の属性を顧客情報として受け付け、顧客情報保持部32内に格納する。顧客情報には、問合者の氏名、性別、住所、メールアドレス等がある。顧客情報保持部32には、着信先電話番号に対応づけて顧客情報が保持される。
着信履歴送信部36は、分析サーバ5からの要求に基づいて、着信履歴保持部31内に蓄積された着信履歴と、顧客情報保持部32内に蓄積された顧客情報とを当該分析サーバ5へ送信する。なお、着信履歴送信部36は、着信履歴保持部31及び顧客情報保持部32から着信履歴及び顧客情報を定期的に読み出して分析サーバ5へ送信するような構成であっても良い。
<分析サーバ5>
図5は、図1の分析サーバ5内の機能構成の一例を示したブロック図である。この分析サーバ5は、問合先電話番号と着信先電話番号とを照合することにより、アクセスログと着信履歴及び顧客情報とを対応づける着信照合部51と、アクセスログ、着信履歴及び顧客情報を互いに関連づけて保持する照合結果保持部52とにより構成される。この着信照合部51は、問合先番号抽出部511、着信先番号抽出部512及び比較部513により構成される。
問合先番号抽出部511は、ウェブサーバ2からアクセスログを取得して、問合先電話番号を抽出し、比較部513へ出力する。着信先番号抽出部512は、顧客情報管理サーバ3から着信履歴及び顧客情報を取得して、着信先電話番号を抽出し、比較部513へ出力する。
比較部513は、問合先電話番号と着信先電話番号とを比較し、その比較結果に基づいて、アクセスログと着信履歴及び顧客情報とを対応づけ、照合結果として照合結果保持部52内に格納する。分析サーバ5の管理者は、この様なデータベースを参照することにより、電話問合者のアクセス動向を特定し、或いは、ウェブ広告の効果測定を容易に行うことができる。
また、比較部513は、着信履歴に含まれる問合状況に基づいて、アクセスログと着信履歴とを対応づける。例えば、電話問合がウェブページの閲覧中に行われた場合に、アクセスログと着信履歴とを対応づける。一方、電話問合がウェブページの非閲覧中に行われた場合には、アクセスログ及び着信履歴の対応づけを行わない。この様に構成することにより、電話による問い合わせが、ウェブページの閲覧終了後に行われた場合に、着信履歴及びアクセスログが誤って対応づけられるのを防止することができる。
図6のステップS101〜S104は、図3のウェブサーバ2の動作の一例を示したフローチャートである。図中には、閲覧端末10から閲覧要求を受信した後の処理手順が示されている。まず、ウェブサーバ2のセッション管理部25は、閲覧要求に基づいて、セッションIDを指定し、接続を確立する(ステップS101)。
次に、電話番号割当部26は、電話番号マスタ保持部23内の電話番号のいずれか一つを問合先電話番号として選択し、セッションに割り当てる(ステップS102)。ウェブページ提供部24は、電話番号割当部26により選択された問合先電話番号を含むウェブページを要求元の閲覧端末10へ送信する(ステップS103)。次に、セッション管理部25は、セッションIDに基づいてアクセスログを生成し、問合先電話番号に対応づけてアクセスログ保持部22内に格納する(ステップS104)。
図7のステップS111〜S115は、図3のウェブサーバ2におけるセッションIDの指定時の動作の一例を示したフローチャートである。まず、セッション管理部25は、閲覧端末10から取得したクッキーを参照し、初回アクセスであるか否かを判別する(ステップS111,S112)。クッキーは、閲覧端末10のブラウザによって閲覧端末10内に保存されるセッションID等の識別情報を含むデータである。
閲覧端末10のブラウザは、初回アクセス時に、ウェブサーバ2によって生成されるセッションIDを含むクッキーをウェブサーバ2から取得し、ウェブサイトのURLに関連づけて保持する。
セッション管理部25は、ウェブサイトへのアクセスが初回アクセスであれば、新たにセッションIDを生成し、クッキーを更新する(ステップS114,S115)。例えば、セッションIDは、現在時刻をトリガとして発生させた乱数を利用して定められる。一方、セッション管理部25は、ウェブサイトへのアクセスが初回アクセスでない場合に、クッキーからセッションIDを抽出して使用する(ステップS113)。
図8のステップS121〜S128は、図3のウェブサーバ2における問合先番号の割当時の動作の一例を示したフローチャートである。まず、電話番号割当部26は、新たなセッションであれば(ステップS121)、電話番号マスタ保持部23に登録されている電話番号の中から使用中でない電話番号を問合先電話番号として選択し、使用中フラグを更新する(ステップS122〜S124)。
電話番号マスタ保持部23に登録されている全ての電話番号が使用中である場合、割当解除部27は、番号割当から優先割当時間Taが経過した他のセッションに対する電話番号の割り当てを解除する。電話番号割当部26は、この様な電話番号を抽出し(ステップS126)、該当する電話番号があれば、電話番号を問合先電話番号として選択し、使用中フラグを更新する(ステップS127,S123,S124)。電話番号割当部26は、該当する電話番号がなければ、電話番号マスタ保持部23に登録されている電話番号とは異なる重複可能な電話番号を問合先電話番号として指定する(ステップS128)。
一方、電話番号割当部26は、新たなセッションでない場合、セッションに割り当てられている電話番号が有効であるか否かを判別し、有効であれば、当該電話番号の使用を継続する(ステップS125)。例えば、サイト閲覧者がウェブページを閲覧していなければ、割当番号は無効である。或いは、他のセッションに割り当てられていれば、割当番号は無効である。割当番号が無効であれば、ステップS122の処理手順へ移行する。
図9のステップS201〜S210は、図3のウェブサーバ2における閲覧状況の監視時の動作の一例を示したフローチャートである。まず、電話番号割当部26は、閲覧端末10からの閲覧信号を監視し(ステップS201)、ウェブページの送信から第1時間T1が経過するまでの間に、閲覧信号を受信していれば、サイト閲覧者がウェブページを閲覧中であると判断し、割当番号に対応する使用中フラグを時刻情報とともに更新する(ステップS202〜S204)。
一方、電話番号割当部26は、第1時間T1が経過した時点で閲覧信号を受信していなければ、電話番号の割り当てを解除し、使用中フラグを無効化する(ステップS202,S203,S209)。
次に、電話番号割当部26は、セッションに割り当てられている電話番号が有効であるか否かを判別し(ステップS205)、割当番号が有効であれば、第2時間T2が経過するまで待機し(ステップS206)、第2時間T2が経過するまでの間に、閲覧信号を受信していれば、サイト閲覧者がウェブページを閲覧中であると判断し、ステップS204の処理手順へ移行する(ステップS207,S208)。
電話番号割当部26は、第2時間T2が経過した時点で閲覧信号を受信していなければ、電話番号の割り当てを解除し、使用中フラグを無効化する(ステップS207,S209)。また、電話番号割当部26は、第2時間T2が経過するまでの間に、割当番号が無効になれば、閲覧信号の停止要求を閲覧端末10へ送信し、この処理を終了する(ステップS210)。
次に、電話番号割当部26は、ウェブページの送信から上限割当時間Tmが経過すれば、電話番号の割り当てを解除し、使用中フラグを無効化してこの処理を終了する(ステップS208,S209)。
本実施の形態によれば、異なる問合先電話番号の表示を含むウェブページを提供することができる。また、ウェブページの表示中に送信される閲覧信号を用いることにより、閲覧端末10におけるウェブページの閲覧状況に応じて問合先電話番号である第1の電話番号の割り当てを解除することができる。
実施の形態2.
実施の形態1では、電話機11が閲覧端末10とは独立した別個の通信装置である場合の例について説明した。これに対し、本実施の形態では、サイト閲覧者がウェブサイトを閲覧するのに使用する閲覧端末10が通話機能を有する場合について説明する。
図10は、本発明の実施の形態2による問合管理システム1aの一構成例を示したシステム図である。この問合管理システム1aは、図1の動的割当システム1と比較すれば、閲覧端末10が携帯電話機であり、ウェブサーバ2が電話番号マスタ保持部23に代えて架電ログ保持部23aを備えている点で異なる。
閲覧端末10は、通話機能を有する端末装置であり、無線通信により、セルラー基地局73を介して移動体通信網72に接続する。移動体通信網72は、関門交換機71を介してインターネット6及び公衆交換電話網7に接続されている。従って、閲覧端末10は、移動体通信網72を経由してウェブサイトにアクセスする。例えば、閲覧端末10は、タッチパネルを備えたスマートフォンである。
この閲覧端末10のブラウザは、ウェブサーバ2からダウンロードしたウェブページの表示中に、ウェブページ内に掲載されている問合先電話番号に対し、タップ操作が行われた場合、当該タップ操作の操作記録を生成し、架電ログとして保持する。架電ログは、発信元の電話番号、発信日時、発信先の電話番号(問合先電話番号)、表示中のウェブページのURL、セッションID等を含む発信履歴である。発信元電話番号は、通信事業者により自局に割り当てられている電話番号である。
ウェブサーバ2は、閲覧端末10から架電ログを取得し、架電ログ保持部23a内に格納する。架電ログ保持部23aは、アクセスログに対応づけて、架電ログを保持するデータベースである。アクセスログと架電ログとは、セッションIDに基づいて、互いに関連づけられる。このウェブサーバ2は、閲覧端末10からの閲覧要求に対し、2以上のセッションに重複して割り当て可能な共通の電話番号を問合先電話番号として指定する。
閲覧端末10は、表示中のウェブページに対するタップ操作に基づいて、当該ウェブページ内の問合先電話番号を宛先として電話発信処理を行う。コールセンタ4の電話機41は、閲覧端末10から着信があれば、応答し、着信履歴を生成する。顧客情報管理サーバ3は、電話機41から着信履歴を取得するとともにオペレータ端末42から顧客情報を取得し、着信先電話番号に対応づけて保持する。
分析サーバ5は、架電ログから発信元電話番号及び発信日時を抽出する一方、着信履歴から発信元電話番号及び着信日時を抽出し、発信元電話番号、発信日時及び着信日時を照合することにより、アクセスログと着信履歴とを対応づける。
本実施の形態によれば、ウェブサイトへのアクセス後に電話による問い合わせを行ったサイト閲覧者の当該ウェブサイト上におけるアクセス動向を容易に特定することができる。具体的には、サイト閲覧者からの電話問合時に得られた着信履歴がサイト閲覧者ごとのアクセスログに自動的に対応づけられる。
なお、実施の形態1による動的割当システム1の機能は、コンピュータをウェブページ提供部24、セッション管理部25、電話番号割当部26、閲覧状況判別部28及び割当解除部27として機能させるコンピュータプログラムにより提供することができる。また、その様なコンピュータプログラムを記録した記録媒体によって提供することができる。
本発明の実施の形態による動的割当システム1の構成と対応する作用効果とを以下に整理してまとめる。
本発明の第1の態様による電話番号の動的割当システム1は、閲覧端末10からの閲覧要求に基づいて、問合先電話番号の表示を含むウェブページを提供するウェブページ提供部24と、閲覧端末10及びウェブページ提供部24間のセッションを管理するセッション管理部25と、予め定められた2以上の第1の電話番号のいずれか1つを問合先電話番号として選択し、セッションに割り当てる電話番号割当部26と、ウェブページのデータ内の記述によりウェブページの表示中に繰り返し送信される閲覧信号に基づいて、閲覧端末10によるウェブページの閲覧状況を判別する閲覧状況判別部28と、閲覧状況に基づいて、セッションに対する第1の電話番号の割り当てを解除する割当解除部27とを備えて構成される。
このような構成を採用することにより、異なる問合先電話番号の表示を含むウェブページを提供することができる。また、ウェブページの表示中に送信される閲覧信号を用いることにより、閲覧端末10におけるウェブページの閲覧状況に応じて問合先電話番号である第1の電話番号の割り当てを解除することができる。このため、ウェブページの閲覧を終了したサイト閲覧者に第1の電話番号の割り当てが維持されることがなく、より多くのサイト閲覧者に異なる第1の電話番号を割り当てることができる。
本発明の第2の態様による電話番号の動的割当システム1は、上記構成に加えて、電話番号割当部26が、新たなセッションに対し、他のセッションのいずれにも割り当てられていない第1の電話番号を割り当てるように構成される。
このような構成を採用することにより、第1の電話番号をサイト閲覧者ごとに異なるように割り当てることができるので、割り当て中の第1の電話番号とアクセスログとを1対1で対応させることができる。
本発明の第3の態様による電話番号の動的割当システム1は、上記構成に加えて、ウェブページの表示開始から最初の閲覧信号の送信までの時間間隔が、その後の閲覧信号の送信間隔よりも短いように構成される。
このような構成を採用することにより、ウェブページの表示開始からすぐにウェブページを閉じたことをより早い段階で検知することができる。これにより、問い合わせの可能性が低いサイト閲覧者に対する第1の電話番号の割り当てをウェブページの表示開始からより早い段階で解除することができる。さらに、その後の閲覧信号の送信間隔をより長くすることにより、閲覧信号の送信が集中することを防止できる。
本発明の第4の態様による電話番号の動的割当システム1は、上記構成に加えて、割当解除部27が、第1の電話番号の割り当て後に、閲覧信号の送信間隔よりも長い上限割当時間Tmが経過したセッションに対する第1の電話番号の割り当てを解除するように構成される。
このような構成を採用することにより、ウェブページを閲覧中であっても、上限割当時間Tmの経過により第1の電話番号の割り当てを解除することができる。これにより、サイト閲覧者がウェブページを閉じずに放置した場合等、閲覧信号が送信され続けている場合であっても、第1の電話番号の割り当てを解除することができ、割り当て可能な第1の電話番号が不足する状況を減少させることができる。
本発明の第5の態様による電話番号の動的割当システム1は、上記構成に加えて、割当解除部27が、全ての第1の電話番号のそれぞれが他のセッションに割り当てられているときに、第1の電話番号の割り当て後に優先割当時間Taが経過した他のセッションに対する第1の電話番号の割り当てを解除し、電話番号割当部26が、新たなセッションに対し、当該第1の電話番号を割り当てるように構成される。
このような構成を採用することにより、全ての第1の電話番号のそれぞれが他のセッションに割り当てられていたとしても、新たなセッションに対して第1の電話番号を割り当てることができる。特に、第1の電話番号の割り当てから優先割当時間Taの経過したセッションの第1の電話番号の割り当てを解除することにより、ウェブページの表示から問い合わせへの期待値が下がった他のセッションの第1の電話番号を解除し、期待値の高い新たなセッションに第1の電話番号を割り当てることができる。
本発明の第6の態様による電話番号の動的割当システム1は、上記構成に加えて、割当解除部27が、全ての第1の電話番号のそれぞれが他のセッションに割り当てられているときに、第1の電話番号の割り当て後の経過時間が最も長い他のセッションに対する第1の電話番号の割り当てを解除し、電話番号割当部26が、新たなセッションに対し、当該第1の電話番号を割り当てるように構成される。
このような構成を採用することにより、全ての第1の電話番号のそれぞれが他のセッションに割り当てられていたとしても、新たなセッションに対して第1の電話番号を割り当てることができる。特に、割り当てから最も時間の経過した第1の電話番号の割り当てを解除し、新たなセッションに割り当てるので、より問い合わせの期待値の高いセッションに電話番号を割り当てることができる。
本発明の第7の態様による電話番号の動的割当システム1は、上記構成に加えて、電話番号割当部26が、優先割当時間Taが経過した他のセッションがないときに、新たなセッションに対し、第1の電話番号とは異なり、2以上のセッションに重複して割り当て可能な第2の電話番号を問合先電話番号として割り当てるように構成される。
このような構成を採用することにより、セッションごとに異なる第1の電話番号を割り当てることができずとも、2以上のセッションに重複して割り当て可能な第2の電話番号を割り当てることができる。これにより、第1の電話番号の割り当てができない状況であっても、電話を用いた閲覧者の問い合わせを受け付けることができる。
本発明の第8の態様による電話番号の動的割当システム1は、上記構成に加えて、電話番号割当部26が、第1の電話番号の割り当ての解除後もセッション管理部25により管理されているセッションにおいてウェブページの再要求があり、当該セッションに対し、第1の電話番号のいずれか一つを新たに割り当てる際、当該セッションに対し最後に割り当てられていた第1の電話番号が他のセッションのいずれにも割り当てられていなければ、当該第1の電話番号を問合先電話番号として新たに割り当てるように構成される。
このような構成を採用することにより、第1の電話番号の割り当てが解除されていたとしても、ウェブページの再要求が行われることで、セッションに再度第1の電話番号が割り当てられる。これにより、問い合わせへの期待値の高い閲覧者に第1の電話番号を割り当てることができる。特に、再度割り当てられる第1の電話番号が直近に割り当てられていた電話番号と同じ第1の電話番号が割り当てられるので、表示される電話番号が変わることにより閲覧者が感じる違和感をなくすことができる。
本発明の第9の態様による電話番号の動的割当システム1は、上記構成に加えて、問合先電話番号を含むセッションごとのアクセスログを保持するアクセスログ保持部22と、電話による問い合わせを着信した着信先電話番号を含む着信履歴を保持する着信履歴保持部31と、問合先電話番号及び着信先電話番号を照合することにより、アクセスログ及び着信履歴を対応づける着信照合部51とを備えて構成される。
このような構成を採用することにより、サイト閲覧者ごとに異なる当該問合先電話番号の表示を含むウェブページを提供することができる。このため、アクセスログに対応づけられた問合先電話番号と、着信履歴に含まれる着信先電話番号とを照合することにより、アクセスログ及び着信履歴を対応づけることができる。従って、ウェブサイトの閲覧後に電話による問い合わせを行ったサイト閲覧者の当該ウェブサイト上におけるアクセス動向を特定することができる。
本発明の第10の態様による電話番号の動的割当システム用のコンピュータプログラムは、閲覧端末10からの閲覧要求に基づいて、問合先電話番号の表示を含むウェブページを提供するウェブページ提供部24、閲覧端末10及びウェブページ提供部24間のセッションを管理するセッション管理部25、予め定められた2以上の第1の電話番号のいずれか一つを問合先電話番号としてセッションに割り当てる電話番号割当部26、ウェブページのデータ内の記述によりウェブページの表示中に繰り返し送信される閲覧信号に基づいて、閲覧端末10によるウェブページの閲覧状況を判別する閲覧状況判別部28、並びに、閲覧状況に基づいて、セッションに対する第1の電話番号の割り当てを解除する割当解除部27としてコンピュータを機能させるように構成される。
次に、本発明の第1の態様による問合管理システムは、閲覧端末10からの閲覧要求に基づいて、問合先電話番号の表示を含むウェブページを提供するウェブページ提供部24と、閲覧端末10及びウェブページ提供部24間のセッションを管理するセッション管理部25と、予め定められた2以上の電話番号のいずれか一つを問合先電話番号として選択し、セッションに割り当てる電話番号割当部26と、問合先電話番号に対応づけて、セッションごとのアクセスログを保持するアクセスログ保持部22と、電話による問い合わせを着信した着信先電話番号を含む着信履歴を保持する着信履歴保持部31と、問合先電話番号及び着信先電話番号を照合することにより、アクセスログ及び着信履歴を対応づける着信照合部51とを備えて構成される。
このような構成を採用することにより、サイト閲覧者ごとに異なる問合先電話番号の表示を含むウェブページを提供することができる。このため、アクセスログに対応づけられた問合先電話番号と、着信履歴に含まれる着信先電話番号とを照合することにより、アクセスログ及び着信履歴を対応づけることができる。従って、ウェブサイトの閲覧後に電話による問い合わせを行ったサイト閲覧者の当該ウェブサイト上におけるアクセス動向を特定することができる。
本発明の第2の態様による問合管理システムは、上記構成に加えて、セッション管理部25が、サイト閲覧者をウェブページに誘導したウェブ広告を特定する広告特定情報を取得し、アクセスログが、広告特定情報を含むように構成される。
このような構成を採用することにより、サイト閲覧者をウェブページに誘導したウェブ広告を特定する広告特定情報をアクセスログに含めることができる。このため、ウェブ広告による誘導と電話による問い合わせとが対応づけられ、電話による問い合わせを考慮したウェブ広告の効果測定を行うことができる。
本発明の第3の態様による問合管理システムは、上記構成に加えて、セッション管理部25が、ウェブ広告が検索エンジンによって表示される検索キーワードに応じたリスティング広告である場合に、検索キーワードを含む広告特定情報を取得するように構成される。
このような構成を採用することにより、ウェブ広告がリスティング広告である場合に検索キーワードを含む広告特定情報をアクセスログに含めることができる。このため、リスティング広告の検索キーワードと電話による問い合わせとが対応づけられ、電話による問い合わせを考慮したリスティング広告の効果測定を行うことができる。
本発明の第4の態様による問合管理システムは、上記構成に加えて、問い合わせがウェブページの閲覧中に行われたか否かを示す問合状況を受け付ける問合状況入力部33を備え、着信履歴保持部31が、問合状況に対応づけて、着信履歴を保持し、着信照合部51が、問合状況に基づいて、アクセスログ及び着信履歴を対応づけるように構成される。
このような構成を採用することにより、電話による問い合わせが、ウェブページの閲覧終了後に行われた場合に、着信履歴及びアクセスログが誤って対応づけられるのを防止することができる。
本発明の第5の態様による問合管理システム用のコンピュータプログラムは、閲覧端末10からの閲覧要求に基づいて、問合先電話番号の表示を含むウェブページを提供するウェブページ提供部24と、閲覧端末10及びウェブページ提供部24間のセッションを管理するセッション管理部25と、予め定められた2以上の電話番号のいずれか一つを問合先電話番号として選択し、セッションに割り当てる電話番号割当部26と、問合先電話番号に対応づけて、セッションごとのアクセスログを保持するアクセスログ保持部22と、電話による問い合わせを着信した着信先電話番号を含む着信履歴を保持する着信履歴保持部31と、問合先電話番号及び着信先電話番号を照合することにより、アクセスログ及び着信履歴を対応づける着信照合部51としてコンピュータを機能させるように構成される。
1 電話番号の動的割当システム
2 ウェブサーバ
21 ウェブページ保持部
22 アクセスログ保持部
23 電話番号マスタ保持部
23a 架電ログ保持部
24 ウェブページ提供部
25 セッション管理部
26 電話番号割当部
27 割当解除部
28 閲覧状況判別部
29 アクセスログ送信部
3 顧客情報管理サーバ
31 着信履歴保持部
32 顧客情報保持部
33 問合状況入力部
34 着信履歴取得部
35 顧客情報入力部
36 着信履歴送信部
4 コールセンタ
41 電話機
42 オペレータ端末
5 分析サーバ
51 着信照合部
511 問合先番号抽出部
512 着信先番号抽出部
513 比較部
52 照合結果保持部
6 インターネット
7 公衆交換電話網
71 関門交換機
72 移動体通信網
73 セルラー基地局
8,9a,9b ウェブページ
81 検索語の入力欄
82 ウェブ広告のバナーアイコン
91 問合先電話番号の表示欄
10 閲覧端末
11 電話機
12 マウスポインタ

Claims (10)

  1. 閲覧端末からの閲覧要求に基づいて、問合先電話番号の表示を含むウェブページを提供するウェブページ提供部と、
    上記閲覧端末及び上記ウェブページ提供部間のセッションを管理するセッション管理部と、
    予め定められた2以上の第1の電話番号のいずれか一つを上記問合先電話番号として選択し、上記セッションに割り当てる電話番号割当部と、
    上記ウェブページのデータ内の記述により上記ウェブページの表示中に繰り返し送信される閲覧信号に基づいて、上記閲覧端末による上記ウェブページの閲覧状況を判別する閲覧状況判別部と、
    上記閲覧状況に基づいて、上記セッションに対する第1の電話番号の割り当てを解除する割当解除部とを備えたことを特徴とする電話番号の動的割当システム。
  2. 上記電話番号割当部は、新たな上記セッションに対し、他の上記セッションのいずれにも割り当てられていない第1の電話番号を割り当てることを特徴とする請求項1に記載の電話番号の動的割当システム。
  3. 上記ウェブページの表示開始から最初の上記閲覧信号の送信までの時間間隔は、その後の上記閲覧信号の送信間隔よりも短いことを特徴とする請求項2に記載の電話番号の動的割当システム。
  4. 上記割当解除部は、第1の電話番号の割り当て後に、上記閲覧信号の送信間隔よりも長い上限割当時間が経過した上記セッションに対する第1の電話番号の割り当てを解除することを特徴とする請求項2又は3に記載の電話番号の動的割当システム。
  5. 上記割当解除部は、全ての第1の電話番号のそれぞれが上記他のセッションに割り当てられているときに、第1の電話番号の割り当てから優先割当時間が経過した上記他のセッションに対する第1の電話番号の割り当てを解除し、
    上記電話番号割当部は、上記新たなセッションに対し、当該第1の電話番号を割り当てることを特徴とする請求項2〜4のいずれかに記載の電話番号の動的割当システム。
  6. 上記割当解除部は、全ての第1の電話番号のそれぞれが上記他のセッションに割り当てられているときに、第1の電話番号の割り当て後の経過時間が最も長い上記他のセッションに対する第1の電話番号の割り当てを解除し、
    上記電話番号割当部は、上記新たなセッションに対し、当該第1の電話番号を割り当てることを特徴とする請求項2〜5のいずれかに記載の電話番号の動的割当システム。
  7. 上記電話番号割当部は、上記優先割当時間が経過した上記他のセッションがないときに、上記新たなセッションに対し、第1の電話番号とは異なり、2以上の上記セッションに重複して割り当て可能な第2の電話番号を上記問合先電話番号として割り当てることを特徴とする請求項5に記載の電話番号の動的割当システム。
  8. 上記電話番号割当部は、第1の電話番号の割り当ての解除後も上記セッション管理部により管理されている上記セッションにおいて上記ウェブページの再要求があり、当該セッションに対し、第1の電話番号のいずれか一つを新たに割り当てる際、当該セッションに対し最後に割り当てられていた第1の電話番号が上記他のセッションのいずれにも割り当てられていなければ、当該第1の電話番号を問合先電話番号として新たに割り当てることを特徴とする請求項4〜7のいずれかに記載の電話番号の動的割当システム。
  9. 上記問合先電話番号を含む上記セッションごとのアクセスログを保持するアクセスログ保持部と、
    電話による問い合わせを着信した着信先電話番号を含む着信履歴を保持する着信履歴保持部と、
    上記問合先電話番号及び上記着信先電話番号を照合することにより、上記アクセスログ及び上記着信履歴を対応づける着信照合部とを備えたことを特徴とする請求項1〜8のいずれかに記載の電話番号の動的割当システム。
  10. 電話番号の動的割当システムとしてコンピュータを機能させるプログラムであって、
    閲覧端末からの閲覧要求に基づいて、問合先電話番号の表示を含むウェブページを提供するウェブページ提供部、
    上記閲覧端末及び上記ウェブページ提供部間のセッションを管理するセッション管理部、
    予め定められた2以上の第1の電話番号のいずれか一つを上記問合先電話番号として選択し、上記セッションに割り当てる電話番号割当部、
    上記ウェブページのデータ内の記述により上記ウェブページの表示中に繰り返し送信される閲覧信号に基づいて、上記閲覧端末による上記ウェブページの閲覧状況を判別する閲覧状況判別部、並びに、
    上記閲覧状況に基づいて、上記セッションに対する第1の電話番号の割り当てを解除する割当解除部としてコンピュータを機能させることを特徴とする電話番号の動的割当システム用のコンピュータプログラム。
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