JP6506264B2 - 開創器 - Google Patents

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Description

本発明は、請求項1のプレアンブルに記載の(着脱可能な開創器クランクを備える)開創器に関する。
多くの心臓外科手術において、患者の胸骨は長手方向に分断されなければならず、そこから延出する肋骨を含む胸骨のそれぞれ半分は、執刀医が心臓を施術することを可能にするために、広げられなければならない。手術開口部を広げることを目的として、開創器(ブロッカまたはスプレッダとも呼ばれる)が使用される。
執刀医が、開創器により開かれたままとされる手術領域において数時間にわたって作業することも起こり得る。開創器自体が干渉するまたは妨害することを回避するため、開創器は、患者の上に可能な限り平らに置かれなければならない。経験から分かるとおり、執刀医が、手首を保護するために自身の手の付け根を開創器フレームの上に置くことがよくある。特に、フレームの輪郭が少しでも角度が付いていたり、または不自然な態様で突出しているとそれが如何なる形状によっても、手を置く際の妨げになる。
さらに、開創器は、外科用の糸および縫合材料が巻き込まれるまたは引っかかる原因となり得る如何なる外形も有してはならない。これが、全ての幾何学的形状が滑らかかつ平らであるように設計されるべき理由である。
通常、長手方向に調節可能なクロスバーを形成する1つまたは複数のラックと、クロスバーの長手方向端部上に形成されるかその上に固定される2つの弁腕と、およびクロスバーに取り付けられた駆動装置ボックスからなる開創器のフレームは、特筆すべき寸法上の問題を呈しない。このような開創器は、全ての公知の実施形態において比較的平らである。
市場で入手可能な全ての開創器について、全ての執刀医に面倒であると常に考えられている唯一の部品は、駆動クランクで、このクランクにより胸骨を広げるためのクロスバーの長手方向変位が手動で実施される。駆動クランクは、良好に把持され、かつある程度人間工学的に手にフィットし得るように、十分な大きさでなくてはならない。これにより、駆動クランクは、平らな駆動装置ボックスから数センチメートル突出し、開創器の平らなシルエットから突出する唯一の部品となる。
実際には非常に小さい、省スペースのクランクがあまり干渉しないであろうが、取扱い上実用的ではないため、着脱可能なクランクがこれまでのところ最良の技術的解決策である。欧州特許第1471831B1号明細書は、本発明のタイプのブロッカの駆動装置であって、クランクが開創器に関連する駆動装置から取り外し可能な駆動装置を開示する。これは、開創器に取り付けられた駆動装置ボックスから角シャフトが突出する駆動装置である。対応して嵌合する雌角シャフトを備えるクランクが、前記角シャフトに形状係止形式で嵌合する。場合により、その2つの要素はまた、組み立てられた状態を確保するための掛け止め位置として、掛け止め要素、例えばボール押圧片および嵌合機構を備える。
しかしながら、欧州特許第1471831B1号明細書による着脱可能なクランクは、確かに、取り外されると駆動装置の干渉する輪郭は減少するが、それを完全になくすことはないという欠点を有する。角シャフトまたは他の任意の形状のボルトは常に存在し、かつ執刀医により不都合であると考えられ得る。特に、組み立てられた状態のクランクは、通常は、このような駆動装置の角シャフトに確実には適合されない。形状係止差込接続は、1つの平面においてのみ効果がある。クランクを駆動装置から(角シャフトから)取り外すこと、すなわち差込プロセスの逆は、全く妨げられないか、ボール押圧片または同様の掛け止め要素により、この場合においては力による係止方式で、非常に低い程度でのみ妨げられる場合がある。いずれの場合も、掛け止め要素は自律的な作動手段を有さず、すなわち、掛け止め要素はクランクをクランクスタッドから引き抜く際に自動的に作動され、したがって弱い抵抗しか呈さない。これが、システムにより決められたクランクが、取り付けられるのと同程度に容易に引き抜かれ得る理由である。しかしながら使用の際、執刀医は、クランクに、半径方向の力だけでなく、意図しない圧縮力および張力を角シャフト軸の長手方向にかける。これが、クランクが、固定が不十分な場合に組み立てられた状態から緩んで、開創器での作業を妨げることがある理由である。
基本的に、例えばシャフトナットにより、クランクを角シャフトに固定する場合がある。角シャフト(クランクスタッド)からの如何なる意図しないクランクの抜けも防止する副子または同様の固定要素を設けることもまた可能である。しかしながら、軸方向固定のこの形態には、常に第2の手、および/または第2の組立/解体ステップが必要であり、開創器の機能性が低下する。
したがって、上で言及された先行技術に対してより高い機能性を有する開創器を提供することが本発明の目的である。
本発明の目的の1つは、使用時の開創器の扱い易さを改善することである。
本発明のさらなる目的は、開創器の作動上の安全を高めることである。特に、本発明は、作動要素を含み、開創器駆動装置から取り外すことができるクランクであって、望まないまたは意図しない方法で駆動装置から緩むことなく、かつ取り外されたときに、如何なる突き出た外形もない本当に平らな駆動装置ボックス/駆動装置ケースを生じるクランクを提供することを目的とする。
結果として、本発明による開創器は、執刀医へのいかなる障害も呈することがないことになり、外科用の糸および縫合材料が駆動装置の領域で巻き込まれるまたは引っかかるという事態が、最大限に排除され得る。
上記の目的は、請求項1の特徴を備える開創器により解決される。本発明の有利な構成は、従属請求項の主題である。
本発明の基本的な考え方は、第1に、駆動装置ケースの外側に対し突出部がない、または軽微な突出部しかないことを達成するために、開創器に強固に取り付けられた駆動装置の伝動装置入力要素(入力ディスク)を、駆動装置ケース内へ後退させる点において、開創器の機能性を高めることである。これは好ましくは、先行技術に従って回転部品として形成されかつ支持される伝動装置入力要素が、その面を伝動装置ケースの外部に向かって露出させており、前記伝動装置ケースは、例えばクランク/レバーなどの作動要素からトルクを伝達するために適合された少なくとも1つの凹部を伝動装置入力部品/要素上に備えて実現または設けられており、一方、着脱可能なクランクが、少なくとも1つの凹部に耐トルク的(torque−proof)方法で挿入可能な少なくとも1つの突出部を備えて形成または設けられるという点で達成される。
これにより、クランクと伝動装置入力要素との間の耐トルク的接続が、言わば、クランクから伝動装置入力要素内へ、したがって駆動装置ケース内へ移動させられる。換言すると、先行技術において公知の角シャフトまたは他の任意の方法で形成されたトルク伝達車輪/ボルトは、伝動装置入力要素上に配置されず、クランクを取り外した後でさえ干渉する態様でそこに残るであろうが、本発明では、クランク上に設けられ、したがってそれと共に取り外される。
十分なトルクを伝達することを可能にするために、表面圧力により用いられた材料を引っ張りすぎないように、伝動装置入力部品(入力ディスク)上の力を加える領域を可能な限り大きくすることが求められる、またはこれに対する代替形態として、大きなレバーアームが伝動装置入力要素上に製造されるように、トルク伝達手段を設計することが求められる。
したがって、少なくとも2つの開創器アームと駆動ユニット(伝動ギア)を備える開創器を提供することが好ましい。少なくとも2つの開創器アームは、その基端部分が、開創器アーム間の横断距離の調節のために、長手方向に調節可能なクロスバーの両端部上に固定されるまたは一体的に形成されている。駆動ユニット(伝動ギヤ)は、そのケースがクロスバーに取り付けられ、かつその伝動装置(歯車伝動装置)が、ケース内に可動に挿入された、好ましくはその中に回転可能に挿入された伝動装置入力要素と係合可能である別個の作動要素(クランク)により手動で作動されるように、クロスバーの長さ調節機構と作動的に接続しており、この目的のために、この伝動装置入力要素はケースの少なくとも1つの外側の外部からアクセス可能である。上記で既に説明したとおり、伝動装置入力要素は、ケースの外側と実質的に同一平面にあるか(軽微な突出部を備えてもよい)、またはケースの外側に対して、ケース内側へ後退させるように設計される。このようにして、縫合糸などのOP材料が引っかかり得るエッジも同様の障害物もなくなる。駆動装置ケースの表面は全体に平坦であるように実現され、その結果、開創器の扱い易さが同様に改善され得る。
独立して請求可能である本発明の態様によると、伝動装置入力要素は、伝動装置ケース内に回転可能に保持され、外部に向かって露出した面に少なくとも1つの凹部を備えており、凹部は作動要素のための力/トルク導入部材として適合されるようになっている。これは、伝動装置入力要素のどの部分もケースから(一時的にさえも)突出しないことを意味する。凹部は、回転方向に作動要素(クランク)と確動係止嵌合で受容されるために、例として図示された円形状とは異なる形状(例えば、多エッジプロファイルなど)を有していてもよい。この場合、少なくとも1つの凹部は、伝動装置入力要素上に回転移動に対して中心に配置される。代替的にまたは加えて、好ましくは円状の伝動装置入力要素の周方向および/または径方向に間隔を空けて配置されたいくつか(複数)の凹部が設けられ、それらの凹部は、作動要素のための力/トルク導入部材として設けられ、かつ凹部の互いの距離に起因して一種のレバーアームをもたらす。これにより、より高いトルクを伝動装置入力要素へ導入することおよび/または伝動装置入力要素内の個々の凹部の貫通の寸法および深さをより小さくすることが可能となる。これにより同様に、伝動装置入力要素にプレート形状またはディスク形状設計(その直径に対して平ら)を与え、したがって、それに応じてスリムな設計の伝動装置ケースを実現することが可能となる。このことは、開創器の使い易さのさらなる改善を意味する。
作動要素が、一種のクランクまたはラチェットとして実装されると好ましい。クランクまたはラチェットのその一方の端部にハンドルが設けられ、他方の端部にトルクを伝動装置入力要素へ移すために、少なくとも2つの凹部に同時に挿入可能である少なくとも1つの、好ましくは2つの突出部を備える係合ヘッド(クランクヘッド)が設けられている。
独立して請求可能である本発明の態様によると、駆動ユニット側の少なくとも1つの凹部が、軸方向に作用するアンダーカットを備えて形成され、また作動要素側の少なくとも1つの突出部が、軸方向に作用する戻り止めエッジを備えて形成され、戻り止めエッジが、少なくとも1つの突出部を少なくとも1つの凹部へ挿入するとアンダーカットに係合し、このようにして、突出部が意図せずに凹部から引き抜かれることを防止する/妨げるようになっている。
好ましくは、戻り止めエッジを備える少なくとも1つの突出部は、凹部内へ/からの突出部の挿入/滑動に関するその動きに関係なく、アンダーカットに対して、少なくとも1つの係合解除位置に手動でもたらされ得るように、ロックイン方向(伝動装置入力要素の回転移動に対して半径方向)に、およびそれとは逆に移動し得るようになっている。これは、本発明によると、掛け止めの解放には独立した別個の手動作動が必要であるため、先行技術において提供される、作動要素が伝動装置入力要素から滑り落ちることに起因する掛け止めの自動作動が、本発明によって防止されることを意味する。これにより、作動要素が使用中に意図せずに滑り落とされることが防止される。
本発明は、好ましい例示的な実施形態に基づいて、添付の図面を参照して以下でより詳細に説明されるが、図により説明されない代替的設計にも言及する。
本発明の好ましい例示的な実施形態による開創器の斜視図を示す。 図1による開創器の駆動ユニットを拡大図において示す。 開創器側駆動ユニットの伝動装置入力要素を備える、係止されたすなわち係合された位置にある、本発明の好ましい例示的な実施形態によるクランクなどの作動要素の断面図を示す。 別々にかつ個々にもたらされる係合解除位置にある図2の作動要素の断面図を伝動装置入力要素とともに示す。
図1によると、本発明による開創器1は実質的に、2つの開創器アーム1.1であって、それらの末端自由端部に患者係合手段(さらなる詳細を図示せず)を有して設けられるまたは設けられ得、かつそれらの基端部が長手方向に調節可能なクロスバーまたは長手方向に調節可能な機構を備えるクロスバーへ接続される2つの開創器アーム1.1からなる。その基端部が、このようなクロスバーになるように形成されることもまた可能である。具体的には、2つの開創器アーム1.1は各々、角度をなす要素を画定しており、前記角度をなす要素は、開創器アームを表す患者係合脚と、それに対して直角に延在しクロスバーの一部を表すクロスバー脚とを備える。クロスバー脚の少なくとも1つは、(長さ調節機構として)ラック歯部を備えて形成され、2つのクロスバー脚は、互いに対して長手方向にシフト可能であるように保持される。さらに、2つのクロスバー脚により構成されるクロスバーの中央部分は、そこに取り付けられた駆動ユニット1.2を有する。前記駆動ユニット1.2は、少なくとも1つのラック歯部へ作用し、したがって一方のクロスバー脚を他方のクロスバー脚に対して長手方向にシフトする伝動装置(さらなる詳細は図示せず)を備える。伝動装置(図示せず)は、歯部なしで実現されたクロスバー脚へ固定された駆動装置ボックスまたはケース1.3内に収容される。
図2によると、開創器1の駆動ユニット1.2は、本発明の場合、上方/正面ディスク形の伝動装置入力要素1.4を備える。前記伝動装置入力要素1.4は、その中心軸の周りに回転可能であるように、駆動装置ボックス/駆動装置ケース1.3内に保持され、駆動装置ボックス1.3の外側に露出された/外側から自由に接近可能である(平らな)面を備える。平らな面は、駆動装置ボックス1.3と、少なくとも前記外側で本質的に同一平面であり、そこから突出しないまたは軽微な程度しか突出しない。本発明の場合、伝動装置入力要素1.4の露出された(円状)外側には、好ましくは等しい角距離で間隔を空けて配置されており、平らな面に垂直になるよう整列され、かつ、本発明の場合、伝動装置入力要素1.4の円状上側の四角の角点を呈する穴の形で実現される複数の(4つの)凹部1.5が設けられる。凹部1.5は、作動要素2、すなわちクランクまたはラチェットから、伝動装置入力要素1.4へトルクを移すためのトルク入力手段を構成する。この目的のために、凹部1.5は、一種の架空のレバーアームであって、その長さが正反対に位置する2つの凹部1.5の距離に等しい一種の架空のレバーアームを生じる。
図1によると、駆動ユニット1.2から分離するよう形成された作動要素2は、同様に、その一端に要素ヘッド(以下ではクランクヘッドと呼ばれる)2.9が設けられるハンドルレバーを備える。本発明の場合において図3および4によると、前記要素ヘッドは、そこにハンドルレバー3に対して垂直に形成され、以下でより詳細に説明されるとおり、正反対にある2つの凹部1.5に選択的に挿入され得る2つの係合突出部またはピン(係合要素)2.1を備える。このようにして、クランク2は、駆動ユニット1.2/伝動装置入力要素1.4上に、凹部1.5の数に応じて、異なる角度位置に置かれ得る。
図1において、作動要素/クランク2が据え付けられ/取り付けられ、かつこの場合において、クランク2の突出部/ピン/スタッドなど2.1が、トルクを伝動装置入力要素1.4へ移すために、伝動装置入力要素1.4の側の凹部1.5(図1においては見えない)に挿入されている、本発明による開創器1が示される。この挿入された状態は図3および4において断面図で示され、以下でより詳細に説明される。
図3、4によると、凹部1.5(最少で1つの凹部)の各々は、凹部1.5の軸方向に作用するアンダーカット1.6を備え、一方、凹部1.5に挿入されることになる作動要素(クランク/ラチェット)2の突出部すなわちピン2.1は、突出部2.1が凹部1.5から引き抜かれるのを防止するために、突出部2.1を凹部1.5内へ挿入した際に、アンダーカット1.6と軸方向に作用する係止係合をさせられ得る対応する戻り止めエッジ(フック形戻り止め突起部)3.1を備えて実現される。
各戻り止めエッジ/戻り止め突起部3.1または戻り止めエッジ3.1を備える各突出部2.1は、手動でかつ別々に、すなわち、突出部2.1が凹部1.5内に挿入される位置に関わらず、係止された位置(対応するアンダーカット1.6との係合がなされる、またはなされ得る位置、図3参照)から係合解除位置(図4参照)へ移動され得る。この目的のために、本発明の例示的な実施形態によるクランク2の突出部2.1は、関連するアンダーカット1.6へ、およびそこから離れるように(伝動装置入力要素1.4の半径方向に)例えば蟻継ぎ案内で可動であるように、クランクヘッド2.9内を形状係止方式で案内される(図3参照)。この点において、正反対にある2つ凹部1.5それぞれのアンダーカット1.6は、互いの方を向くように位置づけられる、すなわち、クランク側突出部2.1の戻り止めエッジ3.1が、半径方向に互いに反対側を向き、したがって、それぞれのアンダーカット1.6に向かって方向づけられ、その結果、突出部2.1は、その(半径方向)係合解除移動の場合には、互いに向かって移動しなければならないことに留意されたい。
結果として、ばね要素2.2は、クランクヘッド2.9上に配置され、直径方向に配置される2つの突出部2.1間に挿入され、2つの突出部2.1を互いから径方向に外に向く方向に(掛け止め位置へ)押し離す。突出部2.1は、傾斜部または面取り部2.3を、それぞれのアンダーカット1.6に面する下側の戻り止めエッジ3.1の領域に備え、その結果、突出部2.1が、アンダーカット1.6上での軸方向滑動移動中に、ディスク形状の伝動装置入力要素1.4の凹部1.5へ挿入されると、突出部2.1は、ばね力とは逆に径方向内側に自動的にシフト/移動させられ、クランク2をディスク形状伝動装置入力要素1.4上に置いた後、ばねで付勢された方式で、凹部1.5のアンダーカット1.6内の適所に掛け止めされ得る。
この形状係止掛け止め構成は、クランク2の如何なる望まれないまたは意図しない解放も防止し、かつ、単なる引き抜きプロセスによっては解放され得ない。
クランク2を駆動ユニット1.2から取り外す、または解放するためには、執刀医は、クランク2上の作動要素2.4を作動させなければならない。本発明の例示的な実施形態において、作動要素2.4は押しボタンまたはキーとして設計され、ハンドルレバー3またはクランクヘッド2.9の水平面にある突出部(係合要素)2.1の移動方向をそれに垂直な押しボタン2.4の移動へ変換する。換言すると、押しボタン2.4は、2つの突出部2.1間のクランクヘッド2.9の実質的に中心で、突出部2.1から離れる方向に面するボールヘッド側で、軸方向にシフト可能であるように支持され、したがって、突出部2.1の長手方向に移動し得る。さらに、押しボタン2.4は、力伝達システムにより両方の突出部2.1と作動的に接続しており、それにより、押しボタン2.4の軸方向移動は、それに垂直な(すなわち径方向の)2つの突出部2.1の移動へ変換される。
押しボタン2.4が押されると、両方の突出部2.1(係合要素)が、ディスク形状伝動装置入力要素1.4に対して径方向内側に係合解除位置へ、同時にかつ対称的にばね力に抗して移動する。この作動位置において、突出部2.1はアンダーカット1.6への如何なる接触も有さず、クランク2を持ち上げることにより、凹部1.5内を案内されるか、そこから引き出され得る。
この目的のために、力/移動伝達システムは、以下の通り設計される。
押しボタン2.4は、その長手方向または作動方向に延在し、作動方向に鋭角で分岐し、一種の案内部品を呈する2つの滑動エッジまたは表面2.6を備える。さらに、各突出部2.1は、アクチュエータボタン2.4のそれぞれ面している滑動エッジ2.6に当接するドッグまたは横断ピン2.5を備える。アクチュエータボタン2.4が押されると、滑動エッジ2.6が、それぞれの当接横断ピン2.5上をスライドする。しかしながら、滑動エッジ2.6は、ボタン2.4の作動方向に対して完全に平行に延在せず、それに対して鋭角をなしているため、滑動エッジ2.6の長手方向移動は、横断ピン2.5の滑動エッジ2.6への滑動接触に起因する突出部2.1の重ね合わせ(superimposing)横断移動をもたらす、すなわち、滑動エッジ2.6は、ばね2.2に対して突出部2.1へ伸張または圧縮力をかける楔の機能を有している。
突出部(係合要素)2.1間のばね2.2、突出部(係合要素)2.1内の横断ピン2.5および押しボタン2.4の下方領域における斜めの滑動面であって、横断ピン2.5が当接する滑動面2.6により、押しボタン2.4自体がまた弾性的に支持され、作動後に図3によるその初期位置Aに戻る。図4による作動位置Bは、2つの突出部(係合要素)2.1が中心に来て止まると画定され得、そこまで押しボタン2.4が押され得る、または垂直に移動され得るという位置を表す。
押しボタン2.4が手動で作動されない場合に、ばね2.2に起因して存在する初期位置Aは、押しボタン2.4上の上向きに作用するストッパまたは突出部(係合要素)2.1上の外側に作用するストッパにより画定されなければならない。
アクチュエータボタン2.4に対して直角に、ピン2.7をクランクヘッド2.9へ挿入することで、省スペースかつ費用効果を得られる可能性があり、ピン2.7は、押しボタン2.4の長尺状穴2.8を貫通し、長尺状穴のそれぞれの端部が、押しボタン2.4の最大作動位置と非作動位置とを画定する。結果として、押しボタン2.4は作動されると、ばね助勢方式でクランクヘッドから(図3によると、垂直に上向きに)出るように、長尺状穴2.8の端部がピン2.7に到達するまで移動する。これが、初期位置が確立される時である。ピン2.7はまた、ハンドルレバー3をクランクヘッド2.9へ取り付ける働きもする。
ここで、前述の特徴の代替として、またはそれに加えて考えられるいくつかの変形例が言及される。
図示の例示的な実施形態は、2つのクランク側突出部であって、各々に戻り止めエッジが設けられる2つのクランク側突出部を備え、したがって、クランクヘッド上を可動に案内されなければならない。基本的に、突出部の一方のみが戻り止めエッジを有する場合でも十分である。この場合、前記1つの突出部は、2つのさらなる突出部間の好ましくは中心に配置され、滑り落ちることを防止する機能を満たすだけであり得る(トルクの伝達なし)。
突出部が可動形式で支持されておらず、戻り止めエッジのみが関係する突出部上に可動に支持され、一方、突出部自体がクランクヘッド上に動かないように保持され/形成されることもまた考えられる。最後に、突出部の枢動移動も、突出部のシフト移動の代わりに提供されてもよい。
冒頭で既に記述のとおり、いくらかの間隔を空けて配置された凹部(クランクのための係合ポイント)の編成は、伝動装置入力要素上の大きな有効なレバーアームを提供し、その結果、凹部が小さくかつ浅い深さを有するように形成され得、かつ依然として高いトルクを伝達することができる。これにより、伝動装置入力要素に平らで、ディスク形状の設計を与えることが可能となる。しかしながら、中央の凹部ただ1つである場合、それを非円形状で実現し、このようにして、クランクの挿入された突出部との耐トルク的形状嵌合をもたらすことが考えられる。
要約すると、本開示は、少なくとも2つの開創器アームであって、その基端部分が、開創器アーム間の横断距離を調節するために、長手方向に調節可能なクロスバーの反対側端部上に固定されるまたは一体的に形成される少なくとも2つの開創器アームと、駆動ユニットであって、そのケースがクロスバーに取り付けられ、かつ、その伝動装置が、ケース内に可動に挿入された、好ましくはその中に回転可能に挿入された伝動装置入力要素と係合するようにされ得る別個の作動要素により手動で作動されるように、クロスバーの長さ調節機構と作動的に接続しており、この伝動装置入力要素がこの目的のためにケースの少なくとも1つの外側の外部から接近可能である、駆動ユニットと、を備える開創器に関する。本発明によると、伝動装置入力要素は、ケースの外側と実質的に同一平面であるかまたはケースの外側に対してケース内部に凹んでいるように(ディスク形状に)設計される。伝動装置入力要素の露出された側に凹部が設けられており、凹部の少なくとも1つは、如何なる意図しない抜けも防止するために、凹部へ力伝達突出部を挿入する間に、戻り止めエッジを備える作動要素の力伝達突出部との手動で着脱可能な掛け止め係合に入るアンダーカットを含む。
以下の項目は、国際出願時の特許請求の範囲に記載の要素である。
[項目1]
少なくとも2つの開創器アーム(1.1)と駆動ギヤユニット(1.2)を備える開創器であって、
前記少なくとも2つの開創器アーム(1.1)の基端部分が、前記開創器アーム(1.1)間の横断距離を調節するために、長手方向に調節可能なクロスバーの両端部上に固定または一体的に形成されており、前記駆動ギヤユニット(1.2)のケース(1.3)が、前記クロスバーに取り付けられており、前記駆動ギヤユニット(1.2)の伝動装置が、前記ケース(1.3)内に可動に挿入された、好ましくはその中に回転可能に挿入された伝動装置入力要素(1.4)と係合可能である別個の作動要素(2)により手動で作動されるように、好ましくはギヤラックの形態の前記クロスバーの長さ調節機構と作動的に接続しており、この目的のために、前記伝動装置入力要素(1.4)は前記ケースの少なくとも1つの外側の外部からアクセス可能であって、
前記伝動装置入力要素(1.4)が実質的に前記ケースの前記外側と同一平面であるまたは前記ケースの前記外側に対して前記ケース内側に凹んでいることを特徴とする、開創器。
[項目2]
前記伝動装置ケース(1.3)内に回転可能に保持される前記伝動装置入力要素(1.4)が、外部に向かって露出した面に少なくとも1つの凹部(1.5)を備えており、前記凹部が、好ましくは形状係止方式で作用する前記作動要素(2)のための力/トルク導入部材として機能するように適合されていることを特徴とする、項目1に記載の開創器。
[項目3]
前記伝動装置ケース(1.3)内に回転可能に保持される前記伝動装置入力要素(1.4)が、外部に向かって露出した面に、その回転方向に対して周方向および/または径方向に間隔をあけて配置され、前記作動要素(2)のための力/トルク導入手段として設けられた複数の凹部(1.5)を備えることを特徴とする、項目1または2に記載の開創器。
[項目4]
前記作動要素(2)が、レバーまたはクランクを備え、前記レバーまたはクランクの一方の端部にハンドル(3)が設けられ、他方の端部にクランクヘッド(2.9)が設けられており、前記クランクヘッド(2.9)は前記少なくとも2つの凹部(1.5)の距離に応じて有効なトルクをレバーアームにより前記伝動装置入力要素(1.4)へ移すために、前記凹部(1.5)の少なくとも2つに同時に挿入可能である少なくとも2つの突出部または係合要素(2.1)を備えていることを特徴とする、項目3に記載の開創器。
[項目5]
少なくとも1つの凹部(1.5)がアンダーカット(1.6)を備えて形成されており、少なくとも1つの突出部(2.1)が戻り止めエッジ(3.1)を備えて形成されており、前記少なくとも1つの突出部(2.1)を前記少なくとも1つの凹部(1.5)内へ挿入すると、前記戻り止めエッジ(3.1)が前記アンダーカット(1.6)に係合することを特徴とする、項目2〜4のいずれか一項に記載の開創器。
[項目6]
前記戻り止めエッジ(3.1)を備えて形成された前記少なくとも1つの突出部(2.1)が、前記凹部(1.5)への挿入位置に関係なく、前記アンダーカット(1.6)に対して、少なくとも1つの係合解除位置に手動でもたらされ得るように、好ましくはその長手方向延在部に対し直角に、ロックイン方向におよびそれとは逆に移動または旋回可能であることを特徴とする、項目5に記載の開創器。
[項目7]
前記戻り止めエッジ(3.1)を備えて形成された前記少なくとも1つの突出部(2.1)が、前記ロックイン方向に予圧を加えられているまたは予圧を加えられることが可能であることを特徴とする、項目5または6に記載の開創器。
[項目8]
戻り止めエッジ(3.1)を備える前記少なくとも1つの突出部(2.1)と作動的に接続している前記作動要素(2)上のアクチュエータボタンまたはキー(2.4)を備えることを特徴とする、項目7に記載の開創器。
[項目9]
少なくとも2つの突出部(2.1)が戻り止めエッジ(3.1)を備えて形成され、前記戻り止めエッジ(3.1)が互いに離れる方向を向くように、前記少なくとも2つの突出部(2.1)は前記伝動装置入力要素(1.4)の回転方向に対し径方向において対向するように配置されており、予圧手段(2.2)が前記2つの突出部(2.1)の間に配置され、前記2つの突出部(2.1)を互いに離して係合解除位置へ付勢することを特徴とする、項目7に記載の開創器。
[項目10]
前記アクチュエータボタンまたはキー(2.4)が、前記作動要素(2)、好ましくはクランクヘッド(2.9)上で、前記少なくとも2つの突出部(2.1)の移動方向に直角に動作可能であるように支持され、その作動方向に延在しかつ互いから鋭角に分岐する2つの係合エッジ(2.6)を備えており、前記2つの係合エッジ(2.6)が、前記ボタンまたはキー(2.4)の作動中に、駆動体ピン(2.5)に沿って滑動し、それらの角度方向に応じて、前記駆動体ピン(2.5)すなわち前記突出部(2.1)を前記ばね予圧に対して互いに向かって引くまたは押すように、前記突出部(2.1)上の前記駆動体ピン(2.5)と滑動接触することを特徴とする、項目8に記載の開創器。

Claims (8)

  1. 少なくとも2つの開創器アーム(1.1)と駆動ギヤユニット(1.2)を備える開創器であって、
    前記少なくとも2つの開創器アーム(1.1)の基端部分が、前記開創器アーム(1.1)間の横断距離を調節するために、長手方向に調節可能なクロスバーの両端部上に固定または一体的に形成されており、前記駆動ギヤユニット(1.2)のケース(1.3)が、前記クロスバーに取り付けられており、前記駆動ギヤユニット(1.2)の伝動装置が、前記ケース(1.3)の中に回転可能に挿入された伝動装置入力要素(1.4)と係合可能である前記開創器の別個の作動要素(2)により手動で作動されるように、ギヤラックの形態の前記クロスバーの長さ調節機構と作動的に接続しており、この目的のために、前記伝動装置入力要素(1.4)は前記ケースの少なくとも1つの外側の外部からアクセス可能であり、前記伝動装置入力要素(1.4)が実質的に前記ケースの前記外側と同一平面であるまたは前記ケースの前記外側に対して前記ケース内側に凹んでおり、前記伝動装置ケース(1.3)内に回転可能に保持される前記伝動装置入力要素(1.4)が、外部に向かって露出した面に少なくとも1つの凹部(1.5)を備えており、前記凹部が、少なくとも1つの突出部(2.1)を備える前記作動要素(2)のための、形状係止方式で作用する、力/トルク導入部材として機能するように適合されており、
    前記駆動ギヤユニット(1.2)側の少なくとも1つの凹部(1.5)が軸方向に作用するアンダーカット(1.6)を備えて形成されており、前記作動要素(2)側の少なくとも1つの突出部(2.1)が軸方向に作用する戻り止めエッジ(3.1)を備えて形成されており、前記少なくとも1つの突出部(2.1)を前記少なくとも1つの凹部(1.5)内へ挿入すると、前記戻り止めエッジ(3.1)が前記アンダーカット(1.6)に係合し、このようにして前記突出部(2.1)が意図せずに前記凹部(1.5)から引き抜かれることを防止する/妨げることを特徴とする、開創器。
  2. 前記伝動装置ケース(1.3)内に回転可能に保持される前記伝動装置入力要素(1.4)が、外部に向かって露出した面に、その回転方向に対して周方向および/または径方向に間隔をあけて配置され、前記作動要素(2)のための力/トルク導入手段として設けられた複数の凹部(1.5)を備えることを特徴とする、請求項1に記載の開創器。
  3. 前記作動要素(2)が、レバーまたはクランクを備え、前記レバーまたはクランクの一方の端部にハンドル(3)が設けられ、他方の端部にクランクヘッド(2.9)が設けられており、前記クランクヘッド(2.9)は前記少なくとも2つの凹部(1.5)の距離に応じて有効なトルクをレバーアームにより前記伝動装置入力要素(1.4)へ移すために、前記凹部(1.5)の少なくとも2つに同時に挿入可能である少なくとも2つの突出部または係合要素(2.1)を備えていることを特徴とする、請求項2に記載の開創器。
  4. 前記戻り止めエッジ(3.1)を備えて形成された前記少なくとも1つの突出部(2.1)が、前記凹部(1.5)への挿入位置に関係なく、前記アンダーカット(1.6)に対して、少なくとも1つの係合解除位置に手動でもたらされ得るように、その長手方向延在部に対し直角に、ロックイン方向におよびそれとは逆に移動または旋回可能であることを特徴とする、請求項1〜3のいずれかに記載の開創器。
  5. 前記戻り止めエッジ(3.1)を備えて形成された前記少なくとも1つの突出部(2.1)が、前記ロックイン方向に予圧を加えられているまたは予圧を加えられることが可能であることを特徴とする、請求項1〜4のいずれかに記載の開創器。
  6. 戻り止めエッジ(3.1)を備える前記少なくとも1つの突出部(2.1)と作動的に接続している前記作動要素(2)上のアクチュエータボタンまたはキー(2.4)を備えることを特徴とする、請求項5に記載の開創器。
  7. 少なくとも2つの突出部(2.1)が戻り止めエッジ(3.1)を備えて形成され、前記戻り止めエッジ(3.1)が互いに離れる方向を向くように、前記少なくとも2つの突出部(2.1)は前記伝動装置入力要素(1.4)の回転方向に対し径方向において対向するように配置されており、予圧手段(2.2)が前記2つの突出部(2.1)の間に配置され、前記2つの突出部(2.1)を互いに離して係合位置へ付勢することを特徴とする、請求項5に記載の開創器。
  8. 前記アクチュエータボタンまたはキー(2.4)が、クランクヘッド(2.9)上で、前記少なくとも2つの突出部(2.1)の移動方向に直角に動作可能であるように支持され、その作動方向に延在しかつ互いから鋭角に分岐する2つの係合エッジ(2.6)を備えており、前記2つの係合エッジ(2.6)が、前記ボタンまたはキー(2.4)の作動中に、駆動体ピン(2.5)に沿って滑動し、それらの角度方向に応じて、前記駆動体ピン(2.5)すなわち前記突出部(2.1)を前記ばね予圧に対して互いに向かって引くまたは押すように、前記突出部(2.1)上の前記駆動体ピン(2.5)と滑動接触することを特徴とする、請求項6に記載の開創器。
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