JP6504972B2 - 冷暖風送風機 - Google Patents

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Description

本発明は、冷暖風送風機、すなわち、冷風又は暖風(若しくは温風)の送風機に関する。
体感温度を下げたり、上げたりする家庭用冷暖房装置として、エアコンが広く使用されている。しかしながら、エアコンは、室内機と室外機との組合せから構成され、両者をダクトで連結させるので、室内機も部屋の壁又は天井などに取り付ける必要があり、持ち運びができない欠点がある。持ち運び可能な小型装置としては、扇風機やヒーターがあるが、扇風機は体感温度を下げる機能のみで、体感温度を上げる機能を備えておらず、ヒーター(例えば、ファンヒーター)は、体感温度を上げる機能のみで、体感温度を下げる機能を備えていない。このように、体感温度を下げたり上げたりする機能を備えると共に、持ち運び可能な小型の冷暖房装置は知られていない。
簡易な冷却装置として、水を使用する冷風扇が提案されている(特許文献1)。しかしながら、この冷風扇は、熱交換器に加えて、貯水タンク及び氷水タンクを備えるため、装置全体が大型になり、それらのタンクに水を充填させると、全体重量が比較的重くなる。また、送風ファンによる空気流の中心が貯水タンク及び氷水タンクとは直接的に接触しない構造であるため、冷却効率も高くない。更に、氷水タンクを上部に備え、立設させて使用するので、特に、上部氷水タンクが充填状態となる初期段階には、安定性の点に問題がある。また、温水の使用を想定しておらず、仮に、冷水の代わりに温水を使用した場合には、この装置中に充満した蒸気が送風ファンによって装置外に流出することになり、湿気が好ましくない条件下では使用が制限される。
実開平04−20919号公報
従って、本発明の目的は、簡易な構造で小型化が可能であり、持ち運び可能で、一般家庭で容易に入手可能な種々の温度の水(温水、熱湯、冷水、又は氷水)を使用することができ、冷却効率又は暖房効率が高く、設置安定性に優れ、電気代を抑えることができ、火災の心配が無い冷暖風送風機を提供することにある。
前記の課題は、本発明により、
上面プレート、下面プレート、右側面プレート、及び左側面プレートを含み、正面開口部及び背面開口部を有する筒体;
前記筒体内の正面開口部と背面開口部との間に配置され、前記背面開口部から空気を流入させ、前記正面開口部側から空気を排出させることのできる送風ファン;
前記送風ファンと前記背面開口部との間に配置される第1熱交換器であって、その第1熱交換器が、複数の水装入用タンクから構成される第1列タンク群を含み、複数の水装入用タンクが、通気路を形成するように相互に間隔を隔て配置されており、そして隣接する水装入用タンクの間に、少なくとも一方の水装入用タンクに接続している熱交換用フィンが設けられている前記第1熱交換器;
前記送風ファンと前記正面開口部との間に配置される第2熱交換器であって、その第2熱交換器が、複数の水装入用タンクから構成される第2列タンク群を含み、複数の水装入用タンクが、通気路を形成するように相互に間隔を隔て配置されており、そして隣接する水装入用タンクの間に、少なくとも一方の水装入用タンクに接続している熱交換用フィンが設けられている前記第2熱交換器;
前記筒体の上面プレート、右側面プレート、又は左側面プレートに配置される供水口;
前記筒体の右側面プレート、左側面プレート、又は下面プレートに配置される排水口;
前記供水口から前記第1列タンク群及び第2列タンク群の各水装入用タンクに連絡する供水管;及び
前記第1列タンク群及び第2列タンク群の各水装入用タンクから前記排水口に連絡する排水管;を含む、冷暖風送風機によって、解決することができる。
本発明による冷暖風送風機の好ましい態様によれば、前記正面開口部及び/又は前記背面開口部に、少なくとも一部に通風メッシュ部を含む保護カバーを設けている。
本発明による冷暖風送風機の別の好ましい態様によれば、前記筒体の上面プレート、下面プレート、右側面プレート、及び左側面プレートの少なくとも一部が断熱材で覆われている。
本発明による冷暖風送風機の更に別の好ましい態様によれば、前記冷暖風送風機を立設状態とした場合に、前記第1列タンク群及び/又は前記第2列タンク群が、垂直方向に立設した複数の縦型水装入用タンクを相互に間隔を隔てて併設してなるか、平行方向に横臥する横型水装入用タンクを相互に間隔を隔てて積み重ねてなる。
本明細書において、位置関係を示す用語(例えば、正面、背面、上面、下面、右側面及び左側面)は、特に断らない限り、本発明による冷暖風送風機を通常の方法で使用している状態での位置関係について用いるものとする。
本明細書において、水とは、0℃〜100℃までの液状の水を意味し、氷(固体)や水蒸気(気体)を含まない。特に水温に注目する場合には、室温以下の温度の水を、冷水と称し、室温より高い温度の水を温水と称し、温水の中でも沸点に近い温度の水を特に熱水と称する。
本発明による冷暖風送風機は、簡易な構造で小型化が可能であるため、製造コストが安く、持ち運びにも便利である。一般家庭で容易に入手可能な冷水から熱水までの任意の温度の水を利用することができると共に、氷や水蒸気との併用も可能であり、家庭での廃熱(お風呂の残り湯や冷凍室の霜)を利用することもできる。上部に水装入用のタンクを備えておらず、しかも水を装入した際の全体の重心を、本発明冷暖風送風機の中央下部に存在させることができるので、転倒しにくく、設置安定性に優れる。更に、送風ファンが内部に収納されて露出しないので、安全である。また、送風ファンによる気流が水装入用タンク群と直接に接触する構造を有しているので、熱交換効率も高い。送風ファンを稼働するだけなので、電気代が扇風機と同程度で安価である。遠赤外線ヒーターや石油ストーブなどとは異なり、直火を使用しないので、火災の心配がない。電源として、電池又は充電式バッテリを使用することもできるので、屋外でも利用可能である。
本発明による冷暖風送風機は、例えば、家庭用エアコンなどの固定型冷暖紡装置の補助具としても利用することができる。
また、特に、本発明による冷暖風送風機を冷風送風機として利用する場合は、エアコンとは異なり、窓を開放した状態で使用可能で、部屋に快適な風の通り道をつくり体感温度を下げることができる。また、エアコンのクーラーのように、部屋の内外での気温差が大きくなりすぎて、体調をくずしてしまう症状(いわゆるエアコン症)を起こすこともない。
本発明による冷暖風送風機の斜視図である。なお、正面保護カバーは、全面がメッシュ構造を有しているが、その中央部のメッシュ構造を省略して示す。 図1の冷暖風送風機から、筒体の上面プレートを仮想的に取り除き、更に正面保護カバー及び背面保護カバーを取り外した状態の模式的斜視図である。 図1の冷暖風送風機の模式的分解斜視図である。 図1の冷暖風送風機において、筒体の上面プレートを仮想的に取り除いた状態の模式的平面図である。 本発明による冷暖風送風機に使用される隣接水装入用タンクの間に設けた熱交換用フィンの別の態様を示す部分断面図である。 本発明による冷暖風送風機に使用される横型水装入用タンクを相互に間隔を隔てて積み重ねてなるタンク群の別の態様を示す部分正面図である。
以下、本発明による冷暖風送風機を添付図面に沿って説明するが、本発明はこの添付図面に示す態様に限定されるものではない。
図1〜図4に示すように、本発明による冷暖風送風機10は、筒体1を含む。筒体1は、角筒状ハウジングであり、上面プレート11と下面プレート12と右側面プレート13と左側面プレート14とからなり、筒体1の正面及び背面には、それぞれ、正面開口部15及び背面開口部16を有し、後述するように、気流は、矢印Aに示すように背面開口部16から流入して、筒体1の内部を通過し、矢印Bに示すように正面開口部15から流出する。
本発明の冷暖風送風機10は、前記筒体1の内部に、送風ファン3と第1熱交換器4と第2熱交換器5と供水管63と排水管67とを収容して含み、更に供水口61と排水口65とを備えている。第1熱交換器4は、複数の縦型水装入用タンク43から構成される第1列タンク群41と複数の熱交換用フィン45とを含み、同様に、第2熱交換器5も、複数の縦型水装入用タンク53から構成される第2列タンク群51と複数の熱交換用フィン55とを含む。また、本発明の冷暖風送風機10は、供水口61を、筒体1の上面プレート11に備え、排水口65を、筒体1の右側面プレート13の下部に備えている。供水口61から第1列タンク群41及び第2列タンク群51の各水装入用タンク43,53までは、供水管63で連絡し、第1列タンク群41及び第2列タンク群51の各水装入用タンク43,53から排水口65までは、排水管67で連絡している。
前記筒体1は、前記の各要素を備えるハウジングとしての機能と、気流の通路を提供する機能とを果たす限り、特に形状や材質は限定されず、特には直方体状筐筒又は立方体状筐筒であり、金属製又はプラスチック製であることができる。筒体1の上面プレート11、下面プレート12、右側面プレート13、及び/又は左側面プレート14の少なくとも一部、好ましくは各プレート全体の内側及び/又は外側を断熱材で覆うこともできる。断熱材により、筒体1の内部の熱エネルギー(熱気又は冷気)が空気流以外の経路によって外部に放出されることを減少させることができる。
送風ファン3は、羽根31と回転軸32とモーター33と固定台34とを含む。送風ファン3は、正面開口部15及び背面開口部16との間で、筒体1の中央部に配置され、送風ファン3を稼働することによって、背面開口部16側から空気を筒体1の内部に流入させ、正面開口部15側から空気を排出させることができるように配置される。図1〜図4に示す態様では、1つの送風ファン3を備えるが、2つないし3つの送風ファンを併置させてもよい。
第1熱交換器4は、送風ファン3と背面開口部16との間に配置され、背面開口部16側から流入する空気流と、その流入直後に接触する。また、第2熱交換器5は、送風ファン3と正面開口部15との間に配置され、正面開口部15から流出する空気流と、その流出直前に接触する。図1〜図4に示す態様では、第1熱交換器4に含まれる第1列タンク群41は、6個の縦型タンク43a,43b,43c,43d,43e,43fから構成され、同様に、第2熱交換器5に含まれる第2列タンク群51は、6個の縦型タンク53a,53b,53c,53d,53e,53fから構成される。しかしながら、第1列タンク群41及び第2列タンク群51を構成する縦型タンクの数は、それぞれ限定されるものではなく、例えば、それぞれ、2〜10個程度の縦型タンク43,53からなることができる。
第1列タンク群41を構成する縦型タンク43及び第2列タンク群51を構成する縦型タンク53は、その中に水(すなわち、冷水又は温水ないし熱水)を装入ないし充填して含むことができる。各縦型タンク43,53は、厚さ(図3のT)が最も短く、奥行(図3のD)に対して幅(図3のW)が長い扁平な板状の直方体型容器であり、例えば、奥行(D)が厚さ(T)の約1.5〜10倍で、幅(W)が厚さ(T)の約2〜20倍であり、幅(W)/奥行(D)が約1.2〜3であることができる。
図1〜図4に示す実施態様において、扁平な板状の縦型タンク43,53の配置方向は、その最も広い表面(図3のL)が側面方向を向き、中間の広さの表面(図3のM)が正面方向及び背面方向を向き、最も狭い表面(図3のN)が上面と底面を形成するように配置する。また、2つの隣接する縦型タンクにおいて、一方の最も広い表面と、隣接するタンクの最も広い表面との間に空気流通路81を形成するように、相互に間隔を隔てて平行に併置される。なお、正面から観察して右端に配置される縦型タンク43a,53aは、右側面プレート13との間に空気流通路81を形成し、正面から観察して左端に配置される縦型タンク43f,53fは、左側面プレート14との間に空気流通路81を形成する。複数の縦型タンク間の間隔は、等間隔であることが好ましい。空気流通路81の幅(図3のS)は、特に限定されないが、例えば、縦型タンクの厚さ(T)の約0.5〜5倍であることができる。
縦型タンク43,53は、水の装入ないし充填用容器であり、金属(例えば、銅、アルミニウム、又はそれらの合金)やプラスチックから製造することができ、内部の装入水量ないし充填水量を外側から観察することができるように、透明又は半透明のプラスチック材料から製造することが好ましい。不透明材料から製造する場合は、縦型タンクの上部側壁部か天井壁部に水位観察用窓(図示せず)を設けることが好ましい。
第1列タンク群41において、隣接する各縦型タンク43の間に形成される空気流通路81には、複数の熱交換用フィン45を設ける。同様に、第2列タンク群51においても、隣接する各縦型タンク53の間に形成される空気流通路81に、複数の熱交換用フィン55を設ける。これらの熱交換用フィン45,55は、各縦型タンク43、53から供給される熱量(温熱又は冷熱)を空気流に供給して、空気流を温めたり、冷やしたりする機能を有する。
具体的には、個々の熱交換用フィン45,55は、その1端を縦型タンク43,53の最も広い表面(図3のL)から、空気流通路81に突出させて設ける。図1〜図4に示す実施態様においては、個々の熱交換用フィン45,55は、平板状フィンであり、一方の端部が縦型タンク43,53の最も広い表面(図3のL)と接触し、平板状フィンの広い表面が空気流と平行になるように固定され、もう一方の端部は、隣接する縦型タンク43,53の最も広い表面(図3のL)と接触し、平板状フィンの広い表面が空気流と平行になるように固定されている。また、複数の熱交換用フィン45,55によって個々の空気流通路81の内部に、正面視(又は背面視)V字の小通路81aを形成するように配置されている。熱交換用フィン45,55は、図5に示すように、個々の空気流通路81の内部に、正面視(又は背面視)U字の小通路81bを形成するように配置させることもできる。各縦型タンク43,53及び各熱交換用フィン45,55は、それらによって形成される空気流通路及び小通路を正面開口部15及び背面開口部16の全体にわたって均一化し、正面開口部15から流出する空気流の流量が正面開口部15の全体にわたって不均一にならないように配置するのが好ましい。なお、図示の熱交換用フィン45,55の形状や配置方法は、説明の便宜のために示すものであり、空気流通路81を通過する空気流と広い表面積で効果的に接触することが可能な形状や配置方法である限り、図示の態様に限定されるものではない。
第1列タンク群及び/又は第2列タンク群を構成する水装入用タンクは、図1〜図4に示す縦型タンクに限定されず、図6に示すように、横型タンク47を積み重ねて構成することもできる。図6に示すタンク群は、上面プレート11と下面プレート12との間に、それらに平行な5つの横型タンク47a,47b,47c,47d,47eを、相互に等間隔を隔てて積み重ねて、それらの間に空気流通路81を形成し、最上段横型タンク47aと上面プレート11との間、及び最下段横型タンク47eと下面プレート12との間にも空気流通路81を形成し、更に各空気流通路81の内部には、図1〜図4に示す熱交換用フィンと同様に、正面視V字型の熱交換用フィン45を設けて小通路81aを形成した例である。なお、図6では水装入用タンクの積み重ね状態を示すのが目的であるので、その他の要素、例えば、供水管63及び排水管67の図示を省略している。図6に示す実施態様では、水装入用タンクの形状や材質は特に限定されず、例えば、図1〜4に示す実施態様で用いる水装入用タンクと同じ形状のタンクを用いることができる。また、図6に示す横型タンク47は、右側面プレート13及び左側面プレート14の内側壁面に支持片83を設けて各横型タンク47を支持し、図1〜図4に示す縦型タンク43,53は、下面プレート12の内側低面に支持片84を設けて各縦型タンク43,53を支持することができる。
本発明による冷暖風送風機10の各水装入用タンクへの水の供給は、1つの供水口61から行う。供水口61の配置位置は、各水装入用タンクに水を供給することができる限り限定されず、筒体1の上面プレート11に供水口61を設けることができ、あるいは右側面プレート13又は左側面プレート14の上部位置に設けることもできる。供水管63は、前記供水口61からの水を各水装入用タンクに供給する配管系である。図1〜図4に示す実施態様では、供水口61から供水管63を各縦型タンクにそれぞれ直接連絡させる。図6に示す横型タンクの場合も、供水管63を各横型タンクにそれぞれ直接連絡させることができる。なお、前記供水口61と連絡する供水管63を、1つの縦型タンク又は横型タンクに直接連絡させ、その縦型タンク又は横型タンクから隣接する縦型タンク又は横型タンクに次々に供水管63を連絡させることもできる。各水装入用タンクへの水の供給は、自然落下によって行うのが好ましいが、ポンプ機能を用いることもできる。
本発明による冷暖風送風機10の各水装入用タンクからの水の排出は、1つの排水口65から行う。排水口65の配置位置は、各水装入用タンクから水を排除することができる限り限定されず、筒体1の下面プレート12に供水口61を設けることができるか、あるいは右側面プレート13又は左側面プレート14の下部位置に設けることもできる。排水管67は、各水装入用タンクからの水を排水口65に送る配管系である。図1〜図4に示す実施態様では、各縦型タンクから排水口65へ排水管67をそれぞれ直接連絡させる。図6に示す横型タンクの場合も、各横型タンクを排水管67にそれぞれ直接連絡させることができる。隣接する縦型タンク又は横型タンクを次々に排水管67によって連絡させ、最も下流の縦型タンク又は横型タンクからの排水管67を前記排水口65と連絡させることもできる。各水装入用タンクからの水の排出は、自然落下によって行うのが好ましいが、ポンプ機能を用いることもできる。
図1〜図4に示すように、正面開口部15及び/又は背面開口部16に、少なくとも一部に通風メッシュ部を含む保護カバー71を設けることができる。なお、図1〜図3に示す実施態様の保護カバー71は、全面が通風メッシュ部からなるが、図1〜図3では、中央部の通風メッシュ部を省略して図示している。保護カバー71は、着脱自在に取り付けることも、正面開口部15及び/又は背面開口部16に固定して取り付けることもできる。この保護カバー71を設けることによって、縦型第1タンク43及び縦型第2タンク53に熱水を入れた場合でも、熱くなった縦型第1タンク43及び縦型第2タンク53に誤って直接に触れて火傷をしないようにすることができる。
筒体1の移動を容易にするために、下面プレート12の四隅底面にそれぞれにキャスタ73を設けたり、筒体1の右側面プレート13及び左側面プレート14の上部に取手75を設けたりすることができる。
本発明による冷暖風送風機10は、電源として電灯線を使用することも、また、電池又は充電式バッテリを使用することもできる。
本発明による冷暖風送風機は、第2熱交換器5と正面開口部15との間に風向きを調整する手段(例えば、ルーバー)を設けることができる。
本発明による冷暖風送風機10は、以下のように使用することができる。
筒体1の上面プレート11に設けた供水口61から種々の温度を有する水(すなわち、冷水又は温水ないし熱水)を供給する。冷風送風機として使用する場合には、室温以下の温度の冷水を使用し、暖風送風機として使用する場合には、室温より高い温度の温水ないし熱水を使用する。また、家庭での廃熱(お風呂の残り湯や冷凍室の霜)の利用が簡易であり、冷風送風機として使用する場合には、氷や冷凍室の霜との併用が可能であり、暖風送風機として使用する場合には、お風呂の残り湯を利用することもできる。
水装入用タンクに水(すなわち、冷水又は温水ないし熱水)を装入(好ましくは充填)した後、送風ファン3を稼働すると、筒体1の背面開口部16から空気が取り込まれ、その空気は、筒体1の内部に設けた第1熱交換器4及び第2熱交換器5の空気通路を通過する間に、冷却されるか又は温められ、こうして温度が変化した空気流が、筒体1の正面開口部15から排出される。熱交換効率が低下した場合は、水装入用タンク内部の水を排水口65から排除し、新たな冷水又は温水ないし熱水を装入して、熱交換効率を向上させることができる。また、使用後は、水装入用タンク内部の水を排水口65から完全に排除することができる。
本発明によれば、構造が簡易で小型化可能な冷暖風送風機が提供される。本発明による冷暖風送風機は、設置安定性や操作安全性に優れ、熱交換効率も高い。また、家庭用エアコンの補助機としても利用することができる。
1・・・筒体;3・・・送風ファン;4・・・第1熱交換器;
5・・・第2熱交換器;10・・・冷暖風送風機;11・・・上面プレート;
12・・・下面プレート;13・・・右側面プレート;
14・・・左側面プレート;15・・・正面開口部;16・・・背面開口部;
31・・・羽根;32・・・回転軸;33・・・モーター;34・・・固定台;
41・・・第1列タンク群;43・・・縦型タンク;45・・・熱交換用フィン;
47・・・横型タンク;51・・・第2列タンク群;53・・・縦型タンク;
55・・・熱交換用フィン;61・・・供水口;63・・・供水管;
65・・・排水口;67・・・排水管;71・・・保護カバー;
73・・・キャスタ;75・・・取手;81・・・空気流通路;
81a・・・V字の小通路;81b・・・U字の小通路;
83・・・横型タンク用支持片;84・・・縦型タンク用支持片;

Claims (4)

  1. 上面プレート、下面プレート、右側面プレート、及び左側面プレートを含み、正面開口部及び背面開口部を有する筒体;
    前記筒体内の正面開口部と背面開口部との間に配置され、前記背面開口部から空気を流入させ、前記正面開口部側から空気を排出させることのできる送風ファン;
    前記送風ファンと前記背面開口部との間に配置される第1熱交換器であって、その第1熱交換器が、複数の水装入用タンクから構成される第1列タンク群を含み、複数の水装入用タンクが、通気路を形成するように相互に間隔を隔て配置されており、そして隣接する水装入用タンクの間に、少なくとも一方の水装入用タンクに接続している熱交換用フィンが設けられている前記第1熱交換器;
    前記送風ファンと前記正面開口部との間に配置される第2熱交換器であって、その第2熱交換器が、複数の水装入用タンクから構成される第2列タンク群を含み、複数の水装入用タンクが、通気路を形成するように相互に間隔を隔て配置されており、そして隣接する水装入用タンクの間に、少なくとも一方の水装入用タンクに接続している熱交換用フィンが設けられている前記第2熱交換器;
    前記筒体の上面プレート、右側面プレート、又は左側面プレートに配置される供水口;
    前記筒体の右側面プレート、左側面プレート、又は下面プレートに配置される排水口;
    前記供水口から前記第1列タンク群及び第2列タンク群の各水装入用タンクに連絡する供水管;及び
    前記第1列タンク群及び第2列タンク群の各水装入用タンクから前記排水口に連絡する排水管;
    を含む、冷暖風送風機。
  2. 前記正面開口部及び/又は前記背面開口部に、少なくとも一部に通風メッシュ部を含む保護カバーを設けた、請求項1に記載の冷暖風送風機。
  3. 前記筒体の上面プレート、下面プレート、右側面プレート、及び左側面プレートの少なくとも一部が断熱材で覆われている、請求項1又は2に記載の冷暖風送風機。
  4. 前記冷暖風送風機を立設状態とした場合に、前記第1列タンク群及び/又は前記第2列タンク群が、垂直方向に立設した複数の縦型水装入用タンクを相互に間隔を隔てて併設してなるか、平行方向に横臥する横型水装入用タンクを相互に間隔を隔てて積み重ねてなる、請求項1〜3のいずれか一項に記載の冷暖風送風機。
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