JP6499241B2 - セルラネットワークのセルに位置するユーザデバイスに無線リソースブロックを割り当てるためのコントローラ - Google Patents

セルラネットワークのセルに位置するユーザデバイスに無線リソースブロックを割り当てるためのコントローラ Download PDF

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ここに記述される実施形態は、セルラネットワークのセルに位置するユーザデバイスに無線リソースブロックを割り当てるためのコントローラに関する。
高データレートの次世代ワイヤレスサービスに対処するために、マクロセルラセルは、全体システム容量と同様にスペクトル利用を増加させることを支援する、ピコセルおよびフェムトセルのようなより小さなサイズのセルに通常分割される。そのようなシステムでは、隣接セルは、高いスペクトル効率を達成するために同じ無線周波数を共有してもよい。しかし、これはセル間干渉(ICI)を生じさせうる。
セル間干渉は、多数の配置されたスモールセルおよびそれらのカバーエリアの重複に起因して、将来のスモール基地局シナリオにおける特に重要な問題である。適切なリソース割り当て方法がなければ、セルエッジユーザCEU(すなわち、地理的カバーエリアのセルのエリアの端に近接して位置するユーザ)は、隣接するセルからのシビアな干渉を経験するかもしれず、エッジユーザスループットを著しく減少させ、そしてユーザ供給停止という結果になる。
ICI問題を克服するための以前のアプローチは、主として合計容量の最大化に注目している。それによって、高スループットを有するセル中心ユーザCCU(すなわち、別のセルを備える境界に近接して位置しないユーザ)は、スペクトルリソースを割り当てるとき、より高い優先度が与えられる。それにもかかわらず、ユーザ公平性は、セル(CEU)の境界でのユーザに関する信頼できるサービスを保証することができるように考慮される必要がある。
フラクショナル周波数繰り返し(FFR)は、ICI問題を対処するためのもう1つの技術である。FFRでは、CEUおよびCCUのために割り当てられるチャネルの数(サブキャリアまたはリソースブロック)は、単一の隣接セルごとに独立して予め定められる。各セルはその後、それらのセルエッジユーザにチャネルの異なるサブセットを割り当てる。FFRでは、専用チャネルの部分は、良いセルエッジ性能を達成するためにセルエッジユーザ用に予約される。しかし、そのようにすると、低いスペクトル効率となり、これらのチャネルリソースが隣接セルのセル中心ユーザによって再利用されることができないので、全体のセルスループットが著しく減少する。一方、ソフト周波数繰り返し(SFR)は、CCUおよびCEUに関して異なるサブキャリア電力レベルを用いる。そこで、低い電力がCCUに用いられ、高い電力がCEUに用いられる。結果として、SFRは、FFRよりも高いスペクトル効率を達成する。
加えて、プロポーショナルフェア(PF)スケジューリングのような他の技術は、全てのユーザに少なくとも最低限レベルのサービスを許可する一方、全体のセルスループットを最大化するために提案されている。
PF、FFRおよびSFRのような技術は、ユーザ公平性および統合された(aggregated)ユーザスループットの両方を考慮するが、提案されるアルゴリズムの大半は、セルエッジユーザのスループットを保証できない。それぞれのセルにおける各サブキャリアの送信電力は、ユーザの任意の組に関して最適に割り当てられるべきであることが望ましく、これらの技術を用いるときはそうではない。
従って、セルエッジユーザのスループットを保証することを支援するとともに、ユーザ間で無線リソースを適正に分配するための技術を提供する必要がある。
図1Aは、実施形態を説明するのに用いられるセルラネットワークの例を示す。 図1Bは、図1Bに示されるユーザデバイスのそれぞれに関する支配的なダウンリンク隣接干渉セル(DDNIC)をリスト化するテーブルを示す。 図2は、実施形態を実装するためにふさわしいアルゴリズムの例を示す。 図3は、図2の実施形態において実装されるステップのフローチャートを示す。 図4は、第2の実施形態に実装されるステップのフローチャートを示す。 図5Aは、異なる電力レベルが、第2の実施形態に従うユーザデバイスとセルのうちの1つに位置する基地局との間の送信に用いられるセルラネットワークの例を示す。 図5Bは、図5Aの中で示される異なる電力レベルが、ネットワークの隣接するセルに位置するデバイスのユーティリティにどのように影響を及ぼすかの例を示す。 図6は、第3の実施形態に実装されるステップのフローチャートを示す。 図7は、実施形態に従って方法の性能をシミュレートするために用いられるネットワークのモデルを示す。 図8Aは、実施形態に従って方法を用いるとき、システムスループットのシミュレーションの結果を示す。 図8Bは、実施形態に従って方法を用いるとき、システムスループットのシミュレーションの結果を示す。 図9Aは、実施形態に従って方法を用いるとき、平均のセルスループットのシミュレーションの結果を示す。 図9Bは、実施形態に従って方法を用いるとき、平均セルエッジユーザスループットのシミュレーションの結果を示す。 図10Aは、実施形態に従って方法を用いるとき、セルスループットのシミュレーションの結果を示す。 図10Bは、実施形態に従って方法を用いるとき、セルエッジユーザスループットのシミュレーションの結果を示す。
第1の実施形態によれば、セルラネットワークのセルに位置するユーザデバイスに無線リソースブロックを割り当てる方法が提供され、前記セルは第1基地局を有し、前記方法は、前記第1基地局の範囲内にある複数のエッジユーザデバイスを識別し、前記エッジユーザデバイスは前記セルのエッジ領域に位置するユーザデバイスであり、前記複数のエッジユーザデバイスから、前記第1基地局が通信する予定である第1エッジユーザデバイスと、隣接するセルに位置する第2基地局と現在通信している第2エッジユーザデバイスとを識別し、前記第1エッジユーザデバイスと前記第1基地局との間の通信のためのリソースブロックを割り当てることによって、通信チャネルを前記第1エッジユーザデバイスに割り当て、割り当てられた前記リソースブロックは、前記第2エッジユーザデバイスと前記第2基地局との間の通信のために既に割り当てられるいくつかのリソースブロックと異なり、さらに前記第1エッジユーザデバイスに関して最も高い送信レートを提供するリソースブロックとして選択される。
いくつかの実施形態では、前記第2エッジユーザデバイスは、前記第1基地局の範囲内にありかつ隣接するセルに位置する基地局と現在通信している、識別された複数の第2エッジユーザデバイスの1つであり、前記第1エッジユーザデバイスと前記第1基地局との間の通信のために割り当てられるリソースブロックは、前記第2エッジユーザデバイスと前記第2基地局との間の通信のために既に割り当てられるいくつかのリソースブロックと異なり、さらに前記第1エッジユーザデバイスに関して最も高い送信レートを提供するリソースブロックとして提供されてもよい。
いくつかの実施形態では、前記第1エッジユーザデバイスは、前記第1基地局の範囲内にあり、かつ前記第1基地局が通信する予定である、識別された複数の第1エッジユーザデバイスの1つである。そのような実施形態では、方法は、各第1エッジユーザデバイスと前記第1基地局との間の通信のためにそれぞれリソースブロックを割り当てることによって、通信チャネルを前記第1エッジユーザデバイスのそれぞれに割り当てることを含んでもよく、前記第1エッジユーザデバイスのそれぞれに関し、割り当てられた前記リソースブロックは、前記第2エッジユーザデバイスと前記第2エッジユーザデバイスが現在通信している各基地局との間の通信のために既に割り当てられる問題となる前記ユーザデバイスに関して最も高い送信レートを提供するリソースブロックとして選択される。
いくつかの実施形態では、前記第1エッジユーザデバイスのそれぞれは、順に複数のリソースブロックが割り当てられる。いくつかの実施形態では、各第1ユーザデバイスに関し、前記リソースブロックが順に選ばれ、各ブロックは、前記第2エッジユーザデバイスと前記第2エッジユーザデバイスが現在通信している前記基地局との間の通信のために既に割り当てられるいくつかのリソースブロックと異なり、さらに前記第1エッジユーザデバイスに関する送信レートにおける最も大きな増加を提供するブロックとして選ばれる。
いくつかの実施形態では、前記第1デバイスのそれぞれ1つは、リソースブロックの同じ最小数が第1に割り当てられ、その後残りの利用可能なリソースブロックが、前記セルに関する最も高い送信をもたらすセルに位置するデバイスに割り当てられる。
いくつかの実施形態では、前記第2エッジユーザデバイスは、当該第2エッジユーザデバイスが現在通信している各基地局から受信した電力と、前記第1基地局から受信した前記電力との差分が所定の閾レベルよりも低いデバイスとして識別される。
第2の実施形態によれば、セルラネットワークにおけるユーザデバイスによって経験する干渉を軽減する方法が提供され、前記方法は、前記ユーザデバイスとセルを提供する第1基地局との間の通信のためのリソースブロックを割り当てることによって、前記ネットワークの前記セルに位置する第1ユーザデバイスに通信チャネルを割り当て、前記セルのエッジ領域に位置しかつ同じリソースブロックを用いる隣接するセルに位置する第2基地局と現在通信している、少なくとも1つの他のユーザデバイスを識別し、前記少なくとも1つの他のユーザデバイスでの送信によって引き起こされる前記干渉を低減するために、前記第1ユーザデバイスおよび前記第1基地局との間の送信の電力を調整することを具備する。
いくつかの実施形態では、前記第1ユーザデバイスと前記第1基地局との間の前記送信の電力は、複数のレベルを通じて変化する。各レベルに関して、性能基準が決定されてもよく、前記性能基準は、現在前記第1基地局の範囲内にある各ユーザデバイスの送信レートに基づく。前記方法は、前記性能基準に関する最良値となる電力レベルを選択することを具備してもよい。
いくつかの実施形態では、前記送信の電力は、最大値から最小値にインクリメントに変化する。各電力レベルでは、前記性能基準は、現在前記第1基地局の範囲内にある各ユーザデバイスの平均送信レートに少なくとも部分的に基づいて決定されてもよい。前記性能基準は、現在前記第1基地局の範囲内にある全てのユーザデバイスの最も低い送信レートを有するユーザデバイスの前記送信レートに少なくとも部分的に基づいて決定されてもよい。前記性能基準は、現在前記第1基地局の範囲内にある各ユーザデバイスの平均送信レートと、現在前記第1基地局の範囲内にある全てのユーザデバイスの最も低い送信レートを有するユーザデバイスの前記送信レートとの重み付け和を具備してもよい。
いくつかの実施形態では、各リソースブロックは、OFDMシステムにおけるサブキャリアである。
第3の実施形態によれば、第1および第2の実施形態のステップを含む方法が提供される。
第4の実施形態では、セルラネットワークのセルに位置するユーザデバイスに無線リソースブロックを割り当てるコントローラが提供され、前記セルは第1基地局を有し、前記コントローラは、前記第1基地局の範囲内にある複数のエッジユーザデバイスを識別する手段と、前記エッジユーザデバイスは前記セルのエッジ領域に位置するユーザデバイスであり、前記複数のエッジユーザデバイスから、前記第1基地局が通信する予定である第1エッジユーザデバイスと、隣接するセルに位置する第2基地局と現在通信している第2エッジユーザデバイスとを識別する手段と、前記第1エッジユーザデバイスと前記第1基地局との間の通信のためにリソースブロックを割り当てることによって、通信チャネルを前記第1エッジユーザデバイスに割り当てる手段と、を含み、前記割り当てる手段は、前記第2エッジユーザデバイスと前記第2基地局との間の通信のために既に割り当てられるいくつかのリソースブロックと異なり、さらに前記第1エッジユーザデバイスに関して最も高い送信レートを提供する前記リソースブロックを選択する。
第5の実施形態によれば、セルラネットワークにおけるユーザデバイスと基地局との間の送信の電力を制御するコントローラが提供され、前記コントローラは、前記ユーザデバイスとセルを提供する第1基地局との間の通信に関するリソースブロックを割り当てることによって、前記ネットワークの前記セルに位置する第1ユーザデバイスに通信チャネルを割り当てる手段と、前記セルのエッジ領域に位置しかつ同じリソースブロックを用いる隣接するセルに位置する第2基地局と現在通信している、少なくとも1つの他のユーザデバイスを識別する手段と、前記少なくとも1つの他のユーザデバイスでの前記送信によって引き起こされる前記干渉を低減するために、前記第1ユーザデバイスおよび前記第1基地局との間の送信の前記電力を調整する手段と、を含む。
第6の実施形態によれば、第4および第5の実施形態両方の特徴を有するコントローラが提供される。
第7の実施形態によれば、コンピュータ上で実行される場合、前記コンピュータに第1、第2または第3の実施形態のいずれか1つに係る方法を実行させるコンピュータ実行可能な指示を含むコンピュータ読み取り可能な記録媒体が提供される。
図1Aは、基地局BS、BSおよびBSのそれぞれで提供される3つのセルC、CおよびCを含むセルラネットワークのセクションを示す。コントローラ1は、各セルの基地局からそのセルに位置するユーザデバイスへの送信を調整するために用いられる。第1ユーザデバイスU は、セルCの端(エッジ)に位置し、そのセルの基地局BSと通信するためのチャネルを割り当てられる。第2ユーザデバイスU は、セルCに位置し、そのセルの基地局BSと通信するためのチャネルを割り当てられるとともに、第3ユーザデバイスU は、セルCに位置し、基地局BSと通信するためのチャネルを割り当てられる。
基地局BSが、セルCにおける基地局BSとユーザデバイスU との間の通信のために割り当てられたものと同様の周波数でブロードキャストするとき、セルCおよびC間の重複により、ユーザデバイスU は、第2セルCからの干渉を経験する可能性がある。同じことが第3ユーザデバイスU について当てはまる。第2基地局BSによって用いられる周波数が、セルCにおける第3ユーザデバイスU と基地局BSとの間の通信のために割り当てられたものと同様であるとき、第3ユーザデバイスU は干渉を経験する可能性がある。そのような経験を回避するために、適切なリソース割り当てメカニズムが要求される。
ここに記述される実施形態は、ユーザに無線リソースを適切に割り当てることによって、および/または、多重チャネルシステムにおいて適応的な電力割り当てを通して、ダウンリンク干渉を低減しようとするものである。各チャネルは、LTE(登録商標)またはWiMAX(登録商標)システムでのリソースブロック(RB)、またはOFDMに基づくシステムでのサブキャリアであってもよい。以下では、用語「リソースブロック」は、チャネルまたは1つ以上のサブキャリアのグループを表わすことが理解されうる。
第1の実施形態は、ダウンリンクユーザ公平性を高めるとともに、セル間干渉を緩和し、エッジユーザ停止を回避するような方法で、無線リソースが割り当てられることが記述される。ここで、M個のセルにおけるユーザデバイスへのN個のリソースブロックRBの割り当ては、M行N列の行列Uによってモデル化される。行列Uの各成分は、ユーザデバイスに割り当てられる必要があるセルにおける利用可能なリソースブロックを表す。多重リソースブロックRBは、同じユーザデバイスUEに割り当てられる。各スモールセルは、利用可能なスペクトルを表すリソースブロック(RB)の有限数、および、地理的サービスエリアのセルのエリア内にランダムに分布されるユーザデバイス(UE)の数を有すると仮定する。
本実施形態では、ユーザ公平性および平均セルスループットの両方の観点から最適化されるリソース割り当てを決定するために、行列Uに基づいて動作することができるアルゴリズムを提供する。セルエッジユーザは、低いSINRを有する傾向があり、隣接セルからの干渉を受ける可能性がよりありそうなので、エッジユーザ優先のスキームが用いられる。それによって、より良いユーザ公平性を達成するために、エッジユーザ(U)は、中心ユーザ(U)よりもリソースブロックを割り当てるときに高い優先度が与えられる。
本実施形態では、2つ以上の隣接する基地局からのデバイスで受信される信号電力を比較することにより、エッジユーザデバイスは識別される。隣接セルからの干渉を受けやすいエッジユーザiに対して、以下の条件が適用される。
ここで、Rp は、デバイスの現在提供中のセルからの受信電力であり、Rp は、隣接セルjの基地局からの受信電力であり、γは、予め定義された閾値である。(セル中心ユーザにとって、逆が真になる、つまり、Rp −Rp ≧γであることに留意する。)
さらに、Rp とRp との間の差分は、予め定義された閾値γよりも小さい場合、隣接セルjがユーザiに関する支配的ダウンリンク隣接干渉セル(DDNIC)の1つであるということになる(すなわち、j∈U inf、U infは、問題となるユーザデバイスに関するDDNICとして決定されるセルの集合である。)。隣接セルのどれがDDNICであるかを確証する上記方法が、ほんの一例としてここに提示される。当業者は、上述したもののほかに他の方法でも、例えばユーザのSINRがある隣接セルからの干渉を備えるかどうかを決定することでも、どのセルがDDNICであるかを決定するために用いられ得ることを理解する。
本実施形態では、リソース割り当て制約は、リソースの最小数が各ユーザに割り当てられることを保証するために用いられ、それによって、各ユーザにサービスの最低レベルを提供する。制約は式2に示される。
ここで、rは、i番目のユーザデバイスに割り当てられるリソースブロックの数であり、σは、各ユーザに割り当てられるものとするリソースブロックの最小数である。σの値は以下のように得られる。
ここで、Ωがj番目(j∈M)のセルのユーザの総数である一方、τは、全てのエッジユーザに等しく割り当てられうる利用可能なリソースブロックの総数である。τの値は、エッジユーザが別のエッジユーザのDDNICに位置する場合に異なるリソースまたはサブキャリアがそれらのエッジユーザに割り当てられなければならない条件を満たす必要がある。
各ユーザにσの値と等しいRBの数を割り当てた後、残っている利用可能なRB(N−σ×Ω)は、全セルスループットを増加させるために、比較的高いデータレートを有する中心ユーザに割り当てられる。
図1Bは、図1Aの中で示されるシナリオに関するDDNICを示す。ここで、セルCは、エッジユーザU およびU に関するDDNICであるとして決定され、エッジユーザU およびU の両方は基地局BSの範囲内にある。その一方で、エッジユーザU は、それ自身のサービング基地局BS2のみの範囲内にあるとき、DDNICを有さない。
別のセルに関するDDNICであるセルは、他のセルがそれ自身のエッジユーザに既にリソースブロックを割り当てたエッジユーザに、同じリソースブロックを割り当てることを避けるべきである。これは、図1Aを参照することにより理解されうる。ここで、コントローラ1は、セルCがセルCにおけるエッジユーザU に関するDDNICであり、さらにセルCにおけるエッジユーザU に関するDDNICであることを認識する。従って、基地局BSとユーザデバイスU との間の通信のためにサブキャリアまたはリソースブロックを割り当てるとき、コントローラ1は、割り当てられたリソースがU とU との間、およびそれらのそれぞれの基地局BSとBSとの間の通信のためにすでに割り当てられたリソースと異なることを保証するべきである。図1に示される例において、セルCがU に関するDDNICでなく、セルCがU に関するDDNICでないので、エッジユーザU およびU が両方とも同じリソースブロックを割り当てることができることに留意する。
本実施形態を実装するのに適した疑似コードの一例が、図2におけるアルゴリズム1に示され、図3のフローチャートに要約される。方法は、どのユーザデバイスがエッジユーザであるかおよびどのユーザが中心ユーザであるかを識別することによって、開始する(ステップS31)。値R(i,j) の集合をリスト化する行列Lが生成される。行列Lにおける各値R(i,j) は、ユーザに特定のリソースブロックkを割り当てるとき、セルjにおけるエッジセルユーザiのユーティリティを定義する(すなわち、ユーザが問題のリソースブロックを割り当てられるときのそのユーザの達成可能な送信レート)。同様の行列Lは、セル中心ユーザに関して生成される(ステップS32)。
図2におけるアルゴリズム1の14行では、特定のエッジユーザが選択される(ステップS33)。そのユーザに関する行列Lが初期化される。Lは、全N個のリソースブロックに関するユーザU(i*,j*)のユーティリティ配列である。同時に、σに関する値が決定され、σは、各ユーザに割り当てられなければならないリソースブロックの最少数である。
アルゴリズムの18行では、最も高いユーティリティ
を備える問題のエッジユーザU(i*,j*)を提供するリソースブロックkが識別される。エッジユーザが割り当てられるセルjが潜在的に任意の他のセルに関するDDNICである場合で、もしそうであるなら、リソースブロックkがそれらの他のセルのいずれか1つに割り当てられているかどうかを確かめるために、チェックがなされる。もしそうでなければ、
その後リソースブロックkは、ユーザU(i*,j*)に割り当てられうる。リソースブロックkが隣接セルによって既に割り当てられた1つと競合しない場合、その後隣接セルと競合しない次の最も高いユーティリティを有するリソースブロックが選択される(ステップS34)。選択されたユーティリティ値は、行列Lおよび1ずつ減少したσの値から取り除かれる。その後、問題のユーザU(i*,j*)がσと等しいリソースブロックの数を割り当てられるまで、処理は繰り返す(ステップS35)。その後、全てのエッジユーザがσ個のリソースブロックを割り当てられるまで、新しいエッジユーザが識別され、処理が繰り返される(ステップS36)。一旦エッジユーザがそれぞれσ個のリソースブロックを割り当てられたならば、セル中心ユーザは、ここで似たようなやり方でσ個のリソースブロックを割り当てられる(ステップS37)。
一旦σ個のブロックが各中心ユーザに割り当てられたならば、残っているリソースブロック(N−σ×Ω)は、全体の最大ユーティリティを提供するそれらのユーザ(エッジユーザまたは中心ユーザのどちらか)に割り当てられる(ステップS38)。
セル中心ユーザにリソースブロックを割り当てる場合(図3中のステップS37)、割り当てられたリソースブロックが、隣接セルにおけるエッジユーザに割り当てられたものと直交することを保証することは、非本質的である。これには2つの理由がある。1つは、利用可能なリソースブロックの数は制限があり(Nは有限数)、全てのユーザへの完全にスタッガーされたRB割り当てを形成することができないかもしれない。第2に、中心ユーザがエッジユーザに干渉を引き起こす場合、適応電力制御は、下記第2の実施形態で議論されるように、この問題を軽減するために用いられることができる。
平均ユーザスループットを増加させるため、適応電源制御方法がセル中心ユーザに関する適切な電力レベルを選択するために利用される第2の実施形態がここに記述される。第2の実施形態は、セルエッジユーザと比較して、セル中心ユーザが通常はるかに高いSINRを持つだろうという事実に依存する。従って、セル中心ユーザのために十分よいデータ送信を提供するが、エッジユーザに非常に少ない干渉となる減少した送信電力が選ばれうる。
本実施形態では、リソースブロックまたはサブキャリアの観点で適用的な電力割り当てメカニズムは、セル中心ユーザ関して最適化された送信電力を提供するために用いられうる。目的関数Fは、2つの目的で、すなわち、高いユーザ公平性を達成し、かつ平均ユーザスループットを増加させるため、適切な電力レベルを選択するために提案される。目的関数Fは以下のように定義することができる。
第2項は、より高い全体平均を達成することができる電力レベルを選択する。よって、適応電力割り当て方法は、ユーザ公平性を考慮するだけでなく、全体のセルユーティリティを改善することを目的とする。定数αは、重み付けパラメータである。
実際、電力割り当て方法の動作は、Kステップに基づいてもよい。Kは、システムで利用可能な送信電力レベルの総数である。例えば,最初のステップでは、基地局は、全てのユーザに関して同じ送信電力を用いてもよい。その後、いくつかの段階のそれぞれで、中心ユーザの送信電力が1レベルずつ減少してもよい。隣接するエッジユーザと同様に中心ユーザの対応するユーザユーティリティ(データレート)は、現在の電力レベルに関するFを計算するためにコントローラにフィードバックされる。その後、最終的な電力レベルは、どのレベルがFの最大値となるかを考慮することにより選択される。
図4は、第2の実施形態に係るスキームを実装するためのフローチャートを示す。プロセスは、セルエッジユーザへの干渉を引き起こしているセル中心ユーザCCUを識別することにより開始する(ステップS41)。次に、基地局がセル中心ユーザに送信する電力が、インクリメントによって減少する(ステップS42)。この点では、問題の電力レベルでFの値を計算するために、セルフィードバックは、各デバイスから収集され、目的関数Fに入力される(ステップS43)。処理はその後、K個の電力レベルのそれぞれ1つについて繰り返され(ステップS44)、その後、目的関数Fに関する最高値を提供する電力レベルが選択される(ステップS45)。処理はその後、残っている各セル中心ユーザに関して繰り返す。
図5は、第2の実施形態が実際にどのように機能するかを示す単純な例を示す。図5Aを参照すると、セルCにおけるセル中心ユーザU は、セルCにおけるセルエッジユーザU 、さらにセルCにおけるU と同じリソースブロックが割り当てられる。U のダウンリンク送信電力が減少するとき、それらがセルCの基地局からのより少ない干渉を経験するように、U とU とのユーティリティは増加する。図5Bのテーブルに示されるように、電力レベル3は、Fに関する最良値、つまり、ユーザ公平性および全体セルスループットの間の最適な妥協点を提供するように最終的に選択される(例に示されるユーティリティは例示の目的のみに選択されることに留意する)。
それゆえ、第2の実施形態の適用的な電力割り当てスキームは、ユーザ公平性および全体セルスループットの間の適当なバランスを実現するために、セル中心ユーザに送信するための適切な送信電力レベルを用いる。
第1および第2の実施形態の特徴を組み合わせた第3の実施形態が、ここに記述される。この実施形態のステップは、図6のフローチャートの中で概略的に示される。図6に見られるように、最初のステップs61−67は、第1実施形態の中で用いられるものと同じである。この場合、一旦リソースブロックの各々が割り当てられると(ステップS67)、方法は、第2の実施形態のステップを実装することにより継続する、すなわち、セルエッジユーザに対する干渉を軽減するためにセル中心ユーザに適用される電力を調整する(ステップS68−73)。
第3の実施形態では、セル中心ユーザによって引き起こされた干渉は、それらのユーザへの送信電力を調整することにより軽減される。これにより、セル中心ユーザが隣接セルにおけるユーザに直交するりソースを割り当てることを保証することは非本質的となる。その代わりに、送信の電力は、それらの送信の信号強度がセルのエッジ側で無視でき、従って、それらのエッジ近くに位置するユーザへの干渉を引き起こさないように調整されうる。
システム評価は、第3の実施形態に係る方法の性能を研究するために実行された。シミュレーションセットアップについては、ネットワークが、図7に示されるような19個のマクロセルでモデル化される。各マクロセルは3つのセクタを有し、サイトまたはマクロ基地局BS間距離(ISD)は、1732メートルである。各セクタにおいては、マクロセル中心に位置する4つのスモール基地局BSがある。各スモールBSは、2つの送信アンテナを備える。各スモールBSにおいて15ユーザが想定され、各ユーザは、2つの受信アンテナを備える。MRC MIMO受信器が想定される。スモールBSの約20%〜30%は、セルエッジユーザであると想定される。
図8Aは、重み付けパラメータαに関して異なる値を選ぶことによる、システムスループットへの影響を示す。αの値が小さいほど、全体スループットと比較されるユーザ公平性についての重要度が低くなる。αの値が増加する場合、ユーザ公平性が全体のスループットよりも重要となり、全体セルスループットにおける減少が観測されうる。反対に、図8Bを参照すると、ユーザスループット曲線傾きは、より高いユーザ公平性を示すαの値が増加するときに、急峻になる。
提案されたアルゴリズムを評価するために、プロポーショナルフェア(PF)アルゴリズム、フラクショナル周波数繰り返し(FFR)およびソフト周波数繰り返し(SFR)が、競争相手として選ばれる。図9Aおよび図9Bは、各技術に関し、平均セルスループットおよび平均セルエッジユーザスループットをそれぞれ示す。提案アルゴリズムが重み付けパラメータαが0.1に設定されるとき、0.5の場合と比較してより高い全体のセルスループットを達成できることが、図9Aから理解されうる。しかし、提案アルゴリズムは、FFRと比較して24.1%(α=0.1)および17.6%(α=0.5)よく、SFRと比較して10.7%(α=0.1)および5%(α=0.5)よい。一方、大きいα値(0.5)が用いられるとき、提案アルゴリズムはまた、図9Bから理解されるように、平均セルエッジユーザスループットの観点で、PF、FFRおよびSFRに対して最良となる。
図10Aおよび10Bは、累積分布関数(CDF)の観点で、セルスループットおよびユーザスループットのシステム性能をそれぞれ図示する。ここで、本実施形態の方法が、他の手法と比較してユーザスループットの著しい向上を提供することが理解されうる。また、ユーザ公平性の観点では、本実施形態は、PFと比較してより良く、FFRおよびSFRと比較して同様のエッジユーザ公平性を達成する。
それゆえ、ここに記述される実施形態は、各ユーザに等しい数のリソースブロックを割り当てることを目的とし、そのため、ユーザへの最小のサービスレベルを保証する。調整されたRB割り当ては、セルエッジユーザに適用され、隣接セルからの主なセル間干渉を軽減することができる。実施形態は、全体セルスループットの合計を増加させることを焦点とする以前のアプローチをしのぐ。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行なうことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。

Claims (17)

  1. セルラネットワークのセルに位置するユーザデバイスに無線リソースブロックを割り当てる方法であって、前記セルは第1基地局を有し、前記方法は、
    前記第1基地局の範囲内にある複数のエッジユーザデバイスを識別し、前記エッジユーザデバイスは前記セルのエッジ領域に位置するユーザデバイスであり、
    前記複数のエッジユーザデバイスから、前記第1基地局が通信する予定である第1エッジユーザデバイスと、隣接するセルに位置する第2基地局と現在通信している第2エッジユーザデバイスとを識別し、前記隣接するセルは、前記第1基地局のセルに対して支配的ダウンリンク隣接干渉セルであると決定されたセルであり、
    前記第1エッジユーザデバイスと前記第1基地局との間の通信のためのリソースブロックを割り当てることによって、通信チャネルを前記第1エッジユーザデバイスに割り当て、
    割り当てられた前記リソースブロックは、前記第2エッジユーザデバイスと前記第2基地局との間の通信のために既に割り当てられるいくつかのリソースブロックと異なり、さらに前記第1エッジユーザデバイスに関して最も高い送信レートを提供するリソースブロックとして選択され、
    前記セルの中心領域に位置する中心ユーザデバイスと前記第1基地局との間の通信に関するリソースブロックを割り当てることにより、前記中心ユーザデバイスに通信チャネルを割り当て、
    隣接するセルに位置する基地局と現在通信している前記第2エッジユーザデバイスの少なくとも1つを識別し、
    前記中心ユーザデバイスが第2エッジユーザデバイスに干渉を引き起こす場合、前記中心ユーザデバイスと前記第1基地局との間の送信の電力を調整することを具備し、
    前記中心ユーザデバイスと前記第2エッジユーザデバイスとは、同じリソースブロックが割り当てられ、
    前記第1エッジユーザデバイス及び前記中心ユーザデバイスには、少なくとも所定数のリソースブロックが割り当てられ、当該所定数のリソースブロックが割り当てられた後の残りの利用可能なリソースブロックは、前記中心ユーザデバイスに割り当てられ、
    前記送信の電力を調整することは、前記中心ユーザデバイスと前記第2エッジユーザデバイスとに関し、複数のセルの中で最低のデータレートを有するユーザデバイスのデータレートを増加させることを目的とする目的関数であってかつユーザ公平性および平均ユーザスループットに関する目的関数が最大となる電力レベルを決定することである方法。
  2. 前記第2エッジユーザデバイスは、前記第1基地局の範囲内にありかつ隣接するセルに位置する基地局と現在通信している、識別された複数の第2エッジユーザデバイスの1つであり、
    前記第1エッジユーザデバイスと前記第1基地局との間の通信のために割り当てられるリソースブロックは、前記第2エッジユーザデバイスと前記第2基地局との間の通信のために既に割り当てられるいくつかのリソースブロックと異なり、さらに前記第1エッジユーザデバイスに関して最も高い送信レートを提供するリソースブロックとして提供される請求項1に記載の方法。
  3. 前記第1エッジユーザデバイスは、前記第1基地局の範囲内にあり、かつ前記第1基地局が通信する予定である、識別された複数の第1エッジユーザデバイスの1つであり、前記方法は、
    各第1エッジユーザデバイスと前記第1基地局との間の通信のためにそれぞれリソースブロックを割り当てることによって、通信チャネルを前記第1エッジユーザデバイスのそれぞれに割り当て、
    前記第1エッジユーザデバイスのそれぞれに関し、割り当てられた前記リソースブロックは、前記第2エッジユーザデバイスと前記第2エッジユーザデバイスが現在通信している各基地局との間の通信のために既に割り当てられるいくつかのリソースブロックと異なり、さらに問題となる前記ユーザデバイスに関して最も高い送信レートを提供するリソースブロックとして選択される請求項1または請求項2に記載の方法。
  4. 前記第1エッジユーザデバイスのそれぞれは、順に複数のリソースブロックが割り当てられる請求項3に記載の方法。
  5. 各第1エッジユーザデバイスに関し、前記リソースブロックが順に選ばれ、各ブロックは、前記第2エッジユーザデバイスと前記第2エッジユーザデバイスが現在通信している前記基地局との間の通信のために既に割り当てられるいくつかのリソースブロックと異なり、さらに前記第1エッジユーザデバイスに関する送信レートにおける最も大きな増加を提供するブロックとして選ばれる請求項4に記載の方法。
  6. 前記第1エッジユーザデバイスのそれぞれ1つは、リソースブロックの同じ最小数が第1に割り当てられ、その後残りの利用可能なリソースブロックが、前記セルに関する最も高い送信レートをもたらすセルに位置するデバイスに割り当てられる請求項5に記載の方法。
  7. 前記第2エッジユーザデバイスは、当該第2エッジユーザデバイスが現在通信している各基地局から受信した電力と、前記第1基地局から受信した前記電力との差分が所定の閾レベルよりも低いデバイスとして識別される請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の方法。
  8. セルラネットワークにおけるユーザデバイスによって経験する干渉を軽減する方法であって、前記方法は、
    前記ユーザデバイスとセルを提供する第1基地局との間の通信のためのリソースブロックを割り当てることによって、前記セルラネットワークの前記セルの中心領域に位置する中心ユーザデバイスに通信チャネルを割り当て、
    前記セルのエッジ領域に位置しかつ同じリソースブロックを用いる隣接するセルに位置する第2基地局と現在通信している、少なくとも1つの他のユーザデバイスを識別し、前記隣接するセルは、前記第1基地局のセルに対して支配的ダウンリンク隣接干渉セルであると決定されたセルであり、
    前記中心ユーザデバイスでの送信によって引き起こされる前記少なくとも1つの他のユーザデバイスへの前記干渉を低減するために、前記中心ユーザデバイスおよび前記第1基地局との間の送信の電力を調整することを具備し、
    前記中心ユーザデバイス及び前記他のユーザデバイスには、少なくとも所定数のリソースブロックが割り当てられ、当該所定数のリソースブロックが割り当てられた後の残りの利用可能なリソースブロックは、前記中心ユーザデバイスに割り当てられ、
    前記送信の電力を調整することは、前記中心ユーザデバイスと前記他のユーザデバイスとに関し、複数のセルの中で最低のデータレートを有するユーザデバイスのデータレートを増加させることを目的とする目的関数であってかつユーザ公平性および平均ユーザスループットに関する目的関数が最大となる電力レベルを決定することである方法。
  9. 前記中心ユーザデバイスと前記第1基地局との間の前記送信の電力は、複数のレベルを通じて変化し、
    各レベルに関して、性能基準が決定され、前記性能基準は、現在前記第1基地局の範囲内にある各ユーザデバイスの送信レートに基づき、
    前記方法は、前記性能基準に関する最良値となる電力レベルを選択することを具備する請求項8に記載の方法。
  10. 前記送信の電力は、最大値から最小値にインクリメントに変化する請求項9に記載の方法。
  11. 各電力レベルで、前記性能基準は、現在前記第1基地局の範囲内にある各ユーザデバイスの平均送信レートに少なくとも部分的に基づいて決定される請求項9または請求項10に記載の方法。
  12. 前記性能基準は、現在前記第1基地局の範囲内にある全てのユーザデバイスの最も低い送信レートを有するユーザデバイスの前記送信レートに少なくとも部分的に基づいて決定される請求項9から請求項11のいずれか1項に記載の方法。
  13. 前記性能基準は、現在前記第1基地局の範囲内にある各ユーザデバイスの平均送信レートと、現在前記第1基地局の範囲内にある全てのユーザデバイスの最も低い送信レートを有するユーザデバイスの前記送信レートとの重み付け和を具備する請求項12に記載の方法。
  14. 各リソースブロックは、OFDMシステムにおけるサブキャリアである請求項1から請求項13のいずれか1項に記載の方法。
  15. セルラネットワークのセルに位置するユーザデバイスに無線リソースブロックを割り当てるコントローラであって、前記セルは第1基地局を有し、前記コントローラは、
    前記第1基地局の範囲内にある複数のエッジユーザデバイスを識別する手段と、前記エッジユーザデバイスは前記セルのエッジ領域に位置するデバイスのエッジユーザデバイスであり、
    前記複数のエッジユーザデバイスから、前記第1基地局が通信する予定である第1エッジユーザデバイスと、隣接するセルに位置する第2基地局と現在通信している第2エッジユーザデバイスとを識別する手段と、前記隣接するセルは、前記第1基地局のセルに対して支配的ダウンリンク隣接干渉セルであると決定されたセルであり、
    前記第1エッジユーザデバイスと前記第1基地局との間の通信のためにリソースブロックを割り当てることによって、通信チャネルを前記第1エッジユーザデバイスに割り当てる手段と、具備し、
    前記割り当てる手段は、前記第2エッジユーザデバイスと前記第2基地局との間の通信のために既に割り当てられるいくつかのリソースブロックと異なり、さらに前記第1エッジユーザデバイスに関して最も高い送信レートを提供する前記リソースブロックを選択し、前記コントローラはさらに、
    前記セルの中心領域に位置する中心ユーザデバイスと前記第1基地局との間の通信に関するリソースブロックを割り当てることにより、前記中心ユーザデバイスに通信チャネルを割り当てる手段と、
    隣接するセルに位置する基地局と現在通信している前記第2エッジユーザデバイスの少なくとも1つを識別する手段と、
    前記中心ユーザデバイスが第2エッジユーザデバイスに干渉を引き起こす場合、前記中心ユーザデバイスと前記第1基地局との間の送信の電力を調整する手段とを具備し、
    前記中心ユーザデバイスと前記第2エッジユーザデバイスとは、同じリソースブロックが割り当てられ、
    前記第1エッジユーザデバイス及び前記中心ユーザデバイスには、少なくとも所定数のリソースブロックが割り当てられ、当該所定数のリソースブロックが割り当てられた後の残りの利用可能なリソースブロックは、前記中心ユーザデバイスに割り当てられ、
    前記送信の電力を調整する手段は、前記中心ユーザデバイスと前記第2エッジユーザデバイスとに関し、複数のセルの中で最低のデータレートを有するユーザデバイスのデータレートを増加させることを目的とする目的関数であってかつユーザ公平性および平均ユーザスループットに関する目的関数が最大となる電力レベルを決定するコントローラ。
  16. セルラネットワークにおけるユーザデバイスと基地局との間の送信の電力を制御するコントローラであって、前記コントローラは、
    前記ユーザデバイスとセルを提供する第1基地局との間の通信に関するリソースブロックを割り当てることによって、前記セルラネットワークの前記セルの中心領域に位置する中心ユーザデバイスに通信チャネルを割り当てる手段と、
    前記セルのエッジ領域に位置しかつ同じリソースブロックを用いる隣接するセルに位置する第2基地局と現在通信している、少なくとも1つの他のユーザデバイスを識別する手段と、前記隣接するセルは、前記第1基地局のセルに対して支配的ダウンリンク隣接干渉セルであると決定されたセルであり、
    前記中心ユーザデバイスでの前記送信によって引き起こされる前記少なくとも1つの他のユーザデバイスへの干渉を低減するために、前記中心ユーザデバイスおよび前記第1基地局との間の送信の電力を調整する手段と、を具備し、
    前記中心ユーザデバイス及び前記他のユーザデバイスには、少なくとも所定数のリソースブロックが割り当てられ、当該所定数のリソースブロックが割り当てられた後の残りの利用可能なリソースブロックは、前記中心ユーザデバイスに割り当てられ、
    前記送信の電力を調整する手段は、前記中心ユーザデバイスと前記他のユーザデバイスとに関し、複数のセルの中で最低のデータレートを有するユーザデバイスのデータレートを増加させることを目的とする目的関数であってかつユーザ公平性および平均ユーザスループットに関する目的関数が最大となる電力レベルを決定するコントローラ。
  17. コンピュータ上で実行される場合、前記コンピュータに請求項1から請求項14のいずれか1項に記載の方法を実行させるコンピュータ実行可能な指示を具備するコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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