JP6499064B2 - 回転電機用固定子の製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、回転電機用固定子の製造方法に関する。
回転電機では、固定子巻線に交流電力を供給することで回転磁界を発生させ、この回転磁界により回転子を回転させる。このような回転電機において、長方形断面の平角線によるセグメント導体を複数接続した波巻きコイルを、固定子巻線として使用するものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
セグメント導体は略U字形状を成し、その両端部は隣接するセグメント導体の端部に溶接にて接続される。溶接時に、溶融した部分は表面張力によって丸くなるため、固まった後の溶接部は玉形状となるのが一般的である。
特開2011−151975号公報
この種の回転電機を自動車に搭載する場合、狭く限られた空間に取り付けられるため、小型化が要求される。例えば、固定子に関しては低コイルエンド化が要求される。そのため、コイルエンドの高さを小さくし、狭く限られた空間の中で安定した絶縁距離を確保することが必要とされている。
本発明による第1の形態によれば、複数のスロットが形成された固定子鉄心と、前記スロットに挿通される長方形断面のセグメント導体を複数接続して成る固定子コイルと、を備える回転電機用固定子の製造方法であって、前記固定子鉄心の内周側に配置された一対のセグメント導体のうち外周側のセグメント導体の端部と、前記固定子鉄心の外周側に配置された一対のセグメント導体のうち内周側のセグメント導体の端部との隙間に、スペーサを配置し、前記外周側に配置された一対の前記セグメント導体の端部を、前記スペーサが配置された状態で第一の切断ツールにより前記外周側から挟み込んで切断することで、前記外周側に配置された一対の前記セグメント導体の端部の先端を、稜線と前記稜線から下り勾配の斜面とを有する山形状にそれぞれ加工し、前記内周側に配置された一対の前記セグメント導体の端部を、前記スペーサが配置された状態で第二の切断ツールにより前記内周側から挟み込んで切断することで、前記内周側に配置された一対の前記セグメント導体の端部の先端を、稜線と前記稜線から下り勾配の斜面とを有する山形状にそれぞれ加工し、前記内周側に配置されて先端が前記山形状に加工された一対の前記セグメント導体の端部同士と、前記外周側に配置されて先端が前記山形状に加工された一対の前記セグメント導体の端部同士とをそれぞれ溶接して、複数の前記セグメント導体が直列に接続された前記固定子コイルを形成する
本発明によれば、固定子のコイルエンド高さを低減することができる。
図1は、本実施の形態に係る固定子を備える回転電機の断面図である。 図2は、固定子の斜視図である。 図3は、固定子鉄心の斜視図である。 図4は、回転子および固定子鉄心の断面を示す図である。 図5は、固定子コイルを示す斜視図である。 図6は、スター結線を示す図である。 図7は、セグメント導体を説明する図である。 図8は、U相コイルを示す図である。 図9は、U1相コイルを示す図である。 図10は、U2相コイルを示す図である。 図11は、溶接側コイルエンドにおける、曲げ加工後の端部の配置を示す図である。 図12は、セグメント導体の端部先端加工を説明する図である。 図13は、セグメント導体の端部先端加工を説明する図である。 図14は、端部溶接後の溶接側コイルエンドを示す図である。 図15は、セグメント導体の端部の形状を説明する図である。 図16は、セグメント導体の矩形断面形状において、周方向寸法よりも径方向寸法の方が長い場合を示す図である。 図17は、スロット内にセグメント導体を6本配置した場合を示す図である。 図18は、図17の場合の端部切断を説明する図である。 図19は、四輪駆動を前提としたハイブリッド自動車のパワートレインの概略構成を示す模式図である。 図20は、変形例を示す図である。
以下、図を参照して本発明を実施するための形態について説明する。本実施形態における回転電機は、自動車の走行に使用するのが好適な回転電機である。ここで、回転電機を使用するいわゆる電気自動車には、エンジンと回転電機の両方を備えるハイブリッドタイプの電気自動車(HEV)と、エンジンを用いないで回転電機のみで走行する純粋な電気自動車(EV)とがある。以下に説明する回転電機は両方のタイプに利用できるので、ここでは代表してハイブリッドタイプの自動車に用いられる回転電機に基づいて説明する。
また、以下の説明において、「軸方向」は回転電機の回転軸に沿った方向を指す。周方向は回転電機の回転方向に沿った方向を指す。「径方向」は回転電機の回転軸を中心としたときの動径方向(半径方向)を指す。「内周側」は径方向内側(内径側)を指し、「外周側」はその逆方向、すなわち径方向外側(外径側)を指す。
(車両の概略構成)
まず、図19を参照して、回転電機が搭載される車両の概略構成を説明する。図19は、四輪駆動を前提としたハイブリッド自動車のパワートレインの概略構成を示す模式図である。前輪側の主動力として、エンジンENGと回転電機10を有する。エンジンENGと回転電機10の発生する動力は、変速機TRにより変速され、前輪側駆動輪FWに動力を伝えられる。また、後輪の駆動においては、後輪側に配置された回転電機10と後輪側駆動輪RWを機械的に接続され、動力が伝達される。前輪側の動力源である回転電機10は、エンジンENGと変速機TRの間に配置される。
回転電機10は、エンジンの始動を行い、また、車両の走行状態に応じて、駆動力の発生と、車両減速時のエネルギーを電気エネルギーとして回収する発電力の発生を切り換える。回転電機10の駆動,発電動作は、車両の運転状況に合わせ、トルクおよび回転数が最適になるように電力変換装置INVにより制御される。回転電機10の駆動に必要な電力は、電力変換装置INVを介してバッテリBATから供給される。また、回転電機10が発電動作のときは、電力変換装置INVを介してバッテリBATに電気エネルギーが充電される。
この回転電機10は、永久磁石内蔵型の三相同期モータである。回転電機10は、固定子コイルに三相交流電流が供給されることで、回転子を回転させる電動機として作動する。また、回転電機10は、エンジンによって駆動されると、発電機として作動して三相交流の発電電力を出力する。つまり、回転電機10は、電気エネルギーに基づいて回転トルクを発生する電動機としての機能と、機械エネルギーに基づいて発電を行う発電機としての機能の両方を有しており、車両の走行状態によって上記機能を選択的に利用することができる。
(回転電機10の説明)
図1は、本発明に係る回転電機10の断面図である。本実施の形態においては、回転電機10は、液冷ジャケット130の内部に配設されている。液冷ジャケット130は、エンジンのケースや変速機のケースによって構成される。回転電機10は、固定子20、固定子20を保持するハウジング50および回転子11を備えている。
ハウジング50の外周側には、液冷ジャケット130が固定されている。液冷ジャケット130の内周壁とハウジング50の外周壁とで、油などの液状の冷媒RFの冷媒通路153が構成され、この冷媒通路154は液漏れしないように形成されている。回転子11が固定されるシャフト13は、液冷ジャケット130に設けられた軸受144,145により回転自在に支持されている。そのため、液冷ジャケット130は、軸受ブラケットとも称されている。
なお、直接液体冷却の場合、冷媒RFは、冷媒(油)貯蔵空間150に溜まった液体が冷媒通路153を通り、冷媒通路154,155から固定子20へ向けて流出し、固定子20を冷却する。
ハウジング50の内周側には、固定子20が固定されている。固定子20の内周側には、回転子11が回転可能に支持されている。ハウジング50は、炭素鋼など鉄系材料の切削により、または、鋳鋼やアルミニウム合金の鋳造により、または、プレス加工によって円筒状に成形され、回転電機10の外被を構成している。ハウジング50は、枠体或いはフレームとも称されている。
ハウジング50は、厚さ2〜5mm程度の鋼板(高張力鋼板など)を絞り加工により円筒形状に形成されている。ハウジング50には、液冷ジャケット130に取り付けられる複数のフランジ(不図示)が設けられている。複数のフランジは、円筒状のハウジング50の一端面周縁において、径方向外方に突設されている。なお、フランジは、絞り加工時に形成される端部において、フランジ以外の部分を切除して形成されるものであり、ハウジング50と一体となっている。なお、ハウジング50を設けずに、固定子20をケースである液冷ジャケット130に直接固定するようにしても良い。
図2は固定子20の斜視図である。固定子20は、固定子鉄心132と、固定子コイル60とによって構成されている。図3は固定子鉄心132の斜視図であり、固定子鉄心132は、珪素鋼板の薄板が積層されて作られている。固定子コイル60は、固定子鉄心132の内周部に多数個設けられているスロット420に巻回されている。固定子コイル60からの発熱は、固定子鉄心132を介して、液冷ジャケット130に伝熱され、液冷ジャケット130内を流通する冷媒RFにより、放熱される。
回転子11は、回転子鉄心12と、シャフト13とから構成されている。図4は、回転子11および固定子鉄心132の断面を示す図である。なお、図4ではシャフト13の図示を省略した。回転子鉄心12は、珪素鋼板の薄板が積層されて作られている。シャフト13は、回転子鉄心12の中心に固定されている。シャフト13は、図1に示すように液冷ジャケット130に取り付けられた軸受144,145により回転自在に保持されており、固定子20内の所定の位置で、固定子20に対向した位置で回転する。また、図示を省略したが回転子11には、永久磁石18と、エンドリング19が設けられている。
固定子鉄心132には、固定子鉄心132の軸方向に平行な複数のスロット420が周方向に等間隔となるように形成されている。スロット420の数は、例えば本実施の形態では72個であり、スロット420に上記した固定子コイル60が収容される。各スロット420の内周側は開口とされ、この開口の周方向の幅は、固定子コイル60が装着される各スロット420のコイル装着部とほぼ同等もしくは、コイル装着部よりも若干小さくなっている。
スロット420間にはティース430が形成されており、それぞれのティース430は環状のコアバック440と一体となっている。つまり、固定子鉄心132は、各ティース430とコアバック440とが一体成形された一体型コアとされている。ティース430は、固定子コイル60によって発生した回転磁界を回転子11に導き、回転子11に回転トルクを発生させる働きをする。
固定子鉄心132は、厚さ0.05〜1.0mm程度の電磁鋼板を打ち抜き加工により成形し、成形された円環形状の電磁鋼板を複数枚積層してなる。溶接部200は、TIG溶接やレーザー溶接などにより、円筒状の固定子鉄心132の外周部において、固定子鉄心132の軸方向に平行に設けられている。なお、溶接部200を設けずにカシメなどで固定して、固定子鉄心132をケースに直接挿入して固定するようにしても良い。
回転子鉄心12には、矩形形状の磁石が挿入される磁石挿入孔810が等間隔に形成されており、各磁石挿入孔810には永久磁石18が埋め込まれ、接着剤や粉体樹脂やモールドなどで固定されている。磁石挿入孔810の円周方向の幅は、永久磁石18の円周方向の幅よりも大きく設定されており、永久磁石18の両側には磁気的空隙156が形成されている。この磁気的空隙156は接着剤を埋め込んでも良いし,成形樹脂で永久磁石18と一体に固めても良い。永久磁石18は回転子11の界磁極を形成する作用をなす。この実施例では一つの永久磁石で1つの磁極を形成する構成としているが、各磁極を構成する磁石を複数に増やしても良く、永久磁石18を増やすことで、永久磁石が発せする各磁極の磁束密度が大きくなり、磁石トルクを増大することができる。
永久磁石18の磁化方向は径方向を向いており、界磁極毎に磁化方向の向きが反転している。すなわち、ある磁極を形成するための永久磁石18の固定子側面がN極、軸側の面がS極に磁化されていたとすると、隣の磁極を形成する永久磁石18の固定子側面はS極、軸側の面はN極となるように磁化されている。これらの永久磁石18が円周方向に磁極毎に交互に磁化方向が変わるように磁化されて、配置されている。本実施の形態では、各永久磁石18は等間隔に12個配置しており、回転子11は12極の磁極を形成している。
ここで、永久磁石18には、ネオジウム系、サマリウム系の焼結磁石やフェライト磁石、ネオジウム系のボンド磁石などを用いることができる。本実施形態では、磁極を形成する各永久磁石18間に補助磁極160が形成されている。この補助磁極160は、固定子コイル60が発生するq軸の磁束の磁気抵抗が小さくなるように作用する。そして、この補助磁極160により、q軸の磁束の磁気抵抗がd軸の磁束の磁気抵抗に比べて非常に小さくなるため、大きなリラクタンストルクが発生することになる。
図5は、固定子コイル60を示す斜視図である。本実施の形態では、固定子コイル60は、図6に示すような、2つのスター結線が並列接続された2スター構成の固定子コイルが採用されている。すなわち、固定子コイル60は、U1相コイル60U1、V1相コイル60V1およびW1相コイル60W1のスター結線と、U2相コイル60U2、V2相コイル60V2およびW2相コイル60W2のスター結線とを備えている。N1およびN2はそれぞれのスター結線の中性点である。
固定子コイル60は、断面が丸形状であっても、四角形状であってもよい。ただし、スロット420の内部の断面をできるだけ有効に利用し、スロット内の空間が少なくなるような構造とすることが効率の向上につながる傾向にあるため、断面が四角形状の方が効率向上の点で望ましい。なお、四角形状断面の各辺の長さは、固定子鉄心132の径方向が長く設定されていても良いし、逆に周方向が長く設定されていても良い。
本実施形態の固定子コイル60は長方形断面の平角線が使用されており、長方形断面の長辺はスロット420内において固定子鉄心132の周方向に並んでおり、短辺は固定子鉄心132の径方向に並んでいる。平角線は、外周が絶縁被膜で覆われている。固定子コイル60には無酸素銅や有酸素銅を用いられる。例えば、有酸素銅の場合は、酸素含有率がおよそ10ppm以上から1000ppm程度である。
図7は、セグメント導体28を説明する図である。U1相コイル60U1、V1相コイル60V1、W1相コイル60W1、U2相コイル60U2、V2相コイル60V2およびW2相コイル60W2は、図7(a)に示すようなセグメント導体28を複数接続して形成された波巻きのコイルである。図7(a)は、固定子鉄心132に装着する前のセグメント導体28の形状を示したものである。セグメント導体28は平角線で形成されており、一対の脚部28Bと、それらを連結する頭頂部28Cとを有する略U字形状に形成されている。
セグメント導体28同士を接続して各相コイルを形成する場合、図7(b)に示すように、セグメント導体28の一対の脚部28Bを、固定子鉄心132の軸方向一方の側から異なるスロット420にそれぞれ挿入する。その後、固定子鉄心132の軸方向他方の側に突出した脚部28Bを、接続すべきセグメント導体方向に折り曲げて、脚部28Bの端部28Eを他方のセグメント導体28の端部28Eに溶接する。
図5に示すように、固定子鉄心132の一方の側に突出する頭頂部28Cの集合は、固定子コイル60の一方の側のコイルエンド61を構成している。固定子鉄心132の他方の側に突出する端部28Eの集合は、固定子コイル60の他方の側のコイルエンド62を構成している。以下では、コイルエンド62を溶接側コイルエンド62と呼び、コイルエンド61を反溶接側コイルエンド61と呼ぶことにする。
反溶接側コイルエンド61の側には、U1相コイル60U1の一端に接続された口出し線41U1と、U2相コイル60U2の一端に接続された口出し線41U2とが引き出されている。口出し線41U1と口出し線41U2とは、交流端子42Uにより1つに纏められている。同様に。反溶接側コイルエンド61の側には、V1相コイル60V1およびV2相コイル60V2の一端に接続された口出し線41V1,41V2が交流端子42Vにより1つに纏められ、W1相コイル60W1およびW2相コイル60W2の一端に接続された口出し線41W1,41W2が交流端子42Wにより1つに纏められている。
また、反溶接側コイルエンド61の側には、中性点結線用導体40N1,40N2が配置されている。中性点結線用導体40N1は一方のスター結線の中性点N1(図6参照)に関するものであり、中性点結線用導体40N2は他方のスター結線の中性点N2に関するものである。
固定子コイル60は分布巻の方式で巻かれている。分布巻とは、複数のスロット420(図3参照)を跨いで離間した二つのスロット420に相巻線が収納されるように、相巻線が固定子鉄心132に巻かれる巻線方式である。本実施形態では、巻線方式として分布巻を採用しているので、形成される磁束分布は集中巻きに比べて正弦波に近く、リラクタンストルクを発生しやすい特徴を有している。そのため、この回転電機10は、弱め界磁制御やリラクタンストルクを活用する制御の制御性が向上し、低回転速度から高回転速度までの広い回転速度範囲に亘って利用が可能であり、電気自動車に適した優れたモータ特性を得ることができる。
図8は、図5に示した固定子コイル60の一相分であるU相コイル60Uを示す図である。図6に示したように、U相コイル60Uは、一方のスター結線のU1相コイル60U1と他方のスター結線のU2相コイル60U2とで構成される。図9はU1相コイル60U1を示す図であり、図10はU2相コイル60U2を示す図である。図9,10に示すように、中性点結線用導体40N1はU1相コイル60U1の他端に接続され、中性点結線用導体40N2はU2相コイル60U2の他端に接続されている。
(固定子の製造方法)
−曲げ加工−
次に、本実施の形態における固定子20の製造方法について説明する。前述したように、図7(a)の状態のセグメント導体28を固定子鉄心132のスロット内に挿入した後、図7(b)のように脚部28Bを接続すべき他のセグメント導体28の方向に曲げ加工する。
図11は、溶接側コイルエンド62における、曲げ加工後の端部28E1〜28E4の配置を示す図である。図11(a)は溶接側コイルエンド62の斜視図であり、図11(b)は溶接側コイルエンド62を軸方向から見た平面図である。
スロット420内には径方向に4列のセグメント導体28が挿通されており、スロット420内に挿通される脚部28Bには、スロットライナー310が配設されている。スロットライナー310を設けることにより、セグメント導体28の相互間およびセグメント導体28とスロット420の内面との間の絶縁耐圧が向上する。なお、接続が行われる端部28E1〜28E4の部分は、絶縁被膜が除去されていて導体が剥き出しになっている。
また、溶接側コイルエンド62には、径方向に並ぶように配置された4列のセグメント導体28の間に絶縁紙300が配設されている。絶縁紙300は、溶接側コイルエンド62における相間絶縁、導体間絶縁の向上のためにセグメント導体28間に環状に配設される。なお、絶縁紙300は、固定子コイル60の全体又は一部に樹脂部材(例えば、ポリエステルやエポキシ液体ワニス)を滴下したときの、たれ落ち防ぐ保持部材としても機能する。
このように、スロット内側やコイルエンドに絶縁紙300およびスロットライナー310が配設されているため、セグメント導体28の絶縁被膜が傷ついたり劣化したりしても、必要な絶縁耐圧を保持できる。なお、絶縁紙300は、例えば耐熱ポリアミド紙の絶縁シートであり、厚さは0.1〜0.5mm程である。
各スロット420から引き出された各脚部28Bは、4列の配置を維持しつつ接続すべきセグメント導体28の方向に曲げられる。例えば、スロット420内の内周側1列目に挿通されている脚部28B1は周方向左側に曲げられる。一方。脚部28B1の端部28E1に接続される端部28E2を有する脚部28B2は、図示していないが、端部28E2よりも図示左側のスロット420の内周側2列目に挿通されており、スロット420から周方向右側に曲げ加工されている。そして、端部28E1,28E2は径方向に隣接するように配置される。さらに、端部28E2の外周側には、互いに接続される端部28E3,28E4が順に径方向に配置されている。
−端部先端加工−
次いで、端部28E1〜28E4の先端の高さを揃えたりコイルエンド高さを抑えたりするために、端部28E1〜28E4の切断加工を行う。図12,13は、端部28E1〜28E4の部分を先端方向から見た図である。ここでは、一例として、図12,13に示すような切断ツール890を用いて、セグメント導体28を切断する。切断ツール890は開閉自在な一対の刃890a,890bを備えており、一対の刃890a,890bの間に導体を挟んで、刃890a,890b同士を突き合わせるように閉じることにより導体を切断する。
図12(a)のように、互いに接続される一対の端部28E1,28E2の先端部分を下側の切断ツール890で切断し、互いに接続される一対の端部28E3,28E4の先端部分を上側の別の切断ツール890で切断する。2つの切断ツール890による切断は同時に行われる。
切断を行う際には、まず、端部28E2と端部28E3との隙間にスペーサ880を配置する。次に、一方の切断ツール890により端部28E3,28E4を外周側から挟み込み、他方の切断ツール890により端部28E1,28E2を内周側から挟み込む。図11に示すように、脚部28B1と脚部28B2との間、および脚部28B3と脚部28B4との間には絶縁紙300が配置されている。そのため、端部28E1と端部28E2との間、および端部28E3と端部28E4との間には隙間Gが空いている。
切断ツール890による切断動作を行うと、端部28E1は外周方向に、端部28E4は内周方向に付勢される(図12(a),図13(a)参照)。その結果、端部28E1,28E4が変形して、端部28E1は端部28E2に押圧され、端部28E4は端部28E3に押圧される。このとき、スペーサ880を設けたことにより、端部28E2と端部28E3との間隔は維持され、端部28E1,28E4の端部28E2,28E3への押圧を効果的に行わせることができる。
図13(b)は、図13(a)に示す切断ツールおよび端部28E2をスペーサ880側から見た図である。銅の平角線が用いられるセグメント導体28は硬いため、切断ツール890を閉じるときに刃890a,890bが先端方向に逃げて、切断部を側面形状は破線280で示すような略二等辺三角形になる。すなわち、切断部の先端側に凸の山形状(屋根形状)になる。
次いで、図14に示すように端部先端を溶接することにより、端部28E1と端部28E2とを接続し、端部28E3と端部28E4とを接続する。端部28E1,28E2および端部28E3,28E4には、母材が溶けて固まった溶接部800がそれぞれ形成される。溶接方法としては、アーク溶接のTIG溶接やプラズマ溶接などでセグメント導体28の母材を溶融して接続する。シールドガスにはアルゴンやヘリウム、さらにアルゴンとヘリウムの混合ガスなどが使用される。
図15は端部28E1〜28E4の形状を説明する図であり、従来の一般的な切断形状((a)と(d))、本実施形態の切断後の形状((b)と(e))および溶接後の形状((c)と(f))を示す。図15(a)、(d)に示す従来の形状の場合、端部先端がほぼ平らな形状に切断される。
従来は、端部28E1〜28E4の先端がほぼ平らになっているので、溶接時のアークの飛ぶ位置が一定に定まらない。そのため、必要とされる溶接性能を確保するために、先端平面の全域を溶かすような形で溶接が行われる。さらに、図15(a)に示すように、端部28E1,28E2間および端部28E3,28E4間に隙間が生じているので、その隙間を埋めて端部同士が接合されるように、より多くの母材を溶かす必要がある。その結果、破線で示すように先端が球状になり、溶接部の高さが高くなってコイルエンド高さ低減に対して障害となる。
一方、本実施の形態では、図15(b),(e)に示すように、端部28E1〜18E4の先端は、稜線901と、稜線901から下り勾配の斜面900とを有する山形状に形成されている。このように、端部先端に尖った稜線901を形成することで、アークが端部28E1〜18E4の稜線901に飛んで行くので安定した溶接ができ、安定した溶接面積を確保することができる。
図15(c),(f)は溶接後の端部形状を示したものである。稜線901の部分が尖った形状なのでアークが稜線901に飛びやすく、稜線901の部分から徐々に溶けるので、空気を巻き込みにくい。その結果、ボイドの発生を抑えることができ、安定した溶接強度を確保することができる。また、稜線901の部分から徐々に溶けるので、端部28E1〜18E4の先端が球状にならずに裾野形状部830を有する山状の溶接部800となり、角部811が溶けずに残る。このように、球状ではなく山状の溶接部800が形成されるのが、本実施の形態の固定子コイル60の特徴である。すなわち、溶接を行う前に、端部28E1〜18E4の先端に稜線901と、稜線901から下り勾配の斜面900とを形成することで、図15(c),(f)に示すように、溶接部800において脚部導体の周方向側面281と接する裾野形状部830が、溶接部中央に向けて上り勾配の斜面となる。溶接部800が球状ではなく山状となることで、溶接部800の高さすなわちコイルエンド高さを抑えることができる。
さらに、本実施の形態では、切断ツール890で端部28E1〜28E4の先端部分を切断する際に、端部28E1,28E4が端部28E2,28E3に押しつけられるように変形する。そのため、接続前にあらかじめ隣接する端部同士を接触させるための事前の調整が不要となり、TIG溶接やプラズマ溶接、レーザー溶接後工程の溶接作業が容易となり生産性が向上する。そのため、安定した接合面積が確保することが可能となる。さらに、溶接前のコイルの位置関係が安定するため剥離長さ(端部28E1〜28E4の長さ)を短くすることもできる。
図16は、セグメント導体28の矩形断面形状において、周方向寸法よりも径方向寸法の方が長い場合を示す図である。図16の(a)〜(f)は、図15の(a)〜(f)に対応する図であり、図15の場合と同様の形態となる。
図17は、図15の場合と同様の断面形状を有するセグメント導体28を、スロット420内に6本配置した場合を示す。図17の(a)〜(f)は、図15の(a)〜(f)に対応する図であり、図15の場合と同様の形態となる。この場合、端部28E1〜28E6の切断は、例えば、図18のように行われる。図18に示す例では、右側の切断ツール890により一対の端部28E1,28E2を切断し、左側の切断ツール890により一対の端部28E3,28E4および他の一対の端部28E5,28E6を同時に切断する。
上述した実施の形態によれば、次の作用効果が得られる。
(1)上述のように、複数のスロット420が形成された固定子鉄心132と、スロット420に挿通される長方形断面のセグメント導体28を複数接続して成る固定子コイル60と、を備える回転電機用の固定子20の製造方法において、互いに接続される一対のセグメント導体28の端部28E1〜28E4の先端を、稜線901と稜線901から下り勾配の斜面900とを有する山形状に加工し、山形状に加工された端部28E1を他のセグメント導体28の端部28E2に溶接して、複数のセグメント導体28が直列に接続された固定子コイル60を形成する。
このように、溶接を行う前に、端部28E1〜18E4の先端に稜線901と、稜線901から下り勾配の斜面900とを形成することで、図15(c),(f)に示すように、脚部導体の周方向側面281と接する裾野形状部830が、溶接部中央に向けて上り勾配の斜面となる。溶接部800が球状ではなく山状となることで、溶接部800の高さすなわちコイルエンド高さを抑えることができる。
(2)例えば、図11,図15(b),(e)および図16(b),(e)に示すように、互いに溶接される一対の端部28E1,18E2は、固定子鉄心132の径方向に沿って配置され、稜線901は固定子鉄心132の径方向に延在し、端部28E1,18E2の先端には、下り勾配の斜面900が稜線901を境界として一対形成されているのが好ましい。
図12に示すような切断ツール890を用いて端部28E1,18E2を径方向に切断すると、端部28E1は端部28E2に押圧されて接近する。そのため、溶接の際の端部28E1,18E2の位置決めが容易となり、溶接の作業性向上を図ることができる。
なお、上述した実施形態では、稜線901が径方向に沿って形成されている場合について説明したが、図20に示す変形例のように、稜線902が周方向に沿って形成されていても良い。図20(a)は、コイルエンド部分の平面図であり、図20(b)は、互いに接続される一対の端部28E1,18E2の斜視図である。稜線902は、端部28E1,18E2の互いに対向する側面の先端に形成され、各稜線902から下りこう配の斜面903が形成されている。このような稜線902と斜面903とを有する山形状の端部先端であっても、上述した実施の形態と同様の効果を奏することができる。
(3)また、端部28E1〜28E4における断面形状は、図15に示すように固定子鉄心132の周方向に長い長方形でも良いし、図16に示すように固定子鉄心132の径方向に長い長方形でも良い。
(4)また、回転子11と、固定子コイル60が装着された固定子20と、を備える回転電機10において、固定子コイル60は、屈曲導体である頭頂部28Cおよび頭頂部28Cの両端から伸延する一対の脚部28Bを有すると共に断面形状が矩形のセグメント導体28を、複数接続して成る波巻きコイルであって、複数のセグメント導体28の各々は、脚部28Bの端部28E1が他のセグメント導体28の脚部28Bの端部28E2に溶接されており、上述のように、端部先端を山形状に切断した後に溶接を行うことで、互いに溶接された一対の端部28E1,28E2の先端に形成される山状の溶接部800は、脚部28Bの周方向側面281と接する領域に、溶接部中央に向けて上り勾配の斜面である裾野形状部830が形成される。その結果、コイルエンド高さの低減を図ることができる。
上記では、種々の実施の形態および変形例を説明したが、本発明はこれらの内容に限定されるものではない。本発明の技術的思想の範囲内で考えられるその他の態様も本発明の範囲内に含まれる。
10…回転電機、11…回転子、20…固定子、28…セグメント導体、28B,28B1〜28B4…脚部、28C…頭頂部、28E,28E1〜28E6…端部、60…固定子コイル、132…固定子鉄心、281…周方向側面、420…スロット、800…溶接部、830…裾野形状部、880…スペーサ、890…切断ツール、900,903…斜面、901,902…稜線

Claims (4)

  1. 複数のスロットが形成された固定子鉄心と、前記スロットに挿通される長方形断面のセグメント導体を複数接続して成る固定子コイルと、を備える回転電機用固定子の製造方法であって、
    前記固定子鉄心の内周側に配置された一対のセグメント導体のうち外周側のセグメント導体の端部と、前記固定子鉄心の外周側に配置された一対のセグメント導体のうち内周側のセグメント導体の端部との隙間に、スペーサを配置し、
    前記外周側に配置された一対の前記セグメント導体の端部を、前記スペーサが配置された状態で第一の切断ツールにより前記外周側から挟み込んで切断することで、前記外周側に配置された一対の前記セグメント導体の端部の先端を、稜線と前記稜線から下り勾配の斜面とを有する山形状にそれぞれ加工し、
    前記内周側に配置された一対の前記セグメント導体の端部を、前記スペーサが配置された状態で第二の切断ツールにより前記内周側から挟み込んで切断することで、前記内周側に配置された一対の前記セグメント導体の端部の先端を、稜線と前記稜線から下り勾配の斜面とを有する山形状にそれぞれ加工し、
    前記内周側に配置されて先端が前記山形状に加工された一対の前記セグメント導体の端部同士と、前記外周側に配置されて先端が前記山形状に加工された一対の前記セグメント導体の端部同士とをそれぞれ溶接して、複数の前記セグメント導体が直列に接続された前記固定子コイルを形成する、回転電機用固定子の製造方法。
  2. 請求項1に記載の回転電機用固定子の製造方法において、
    前記第一の切断ツールによる前記外周側に配置された一対の前記セグメント導体の端部の切断と、前記第二の切断ツールによる前記内周側に配置された一対の前記セグメント導体の端部の切断とを、同時に行う、回転電機用固定子の製造方法。
  3. 請求項1または2に記載の回転電機用固定子の製造方法において、
    互いに溶接される一対の前記端部は、前記固定子鉄心の径方向に沿って配置され、
    前記稜線は前記固定子鉄心の径方向に延在し、
    前記端部の先端には、前記下り勾配の斜面が前記稜線を境界として一対形成されている、回転電機用固定子の製造方法。
  4. 請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の回転電機用固定子の製造方法において、
    前記端部における断面形状は、前記固定子鉄心の径方向に長い長方形または前記固定子鉄心の周方向に長い長方形である、回転電機用固定子の製造方法。
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