JP6496485B2 - 出金又は振込処理方法、出金又は振込処理プログラムおよび出金又は振込処理装置 - Google Patents

出金又は振込処理方法、出金又は振込処理プログラムおよび出金又は振込処理装置 Download PDF

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本発明は、出金又は振込処理方法等に関する。
家族や知人の関係者を装って金銭の振込や手渡しを要求する、いわゆる振込詐欺による被害状況は依然として厳しく、振込詐欺を防止するための技術が求められている。例えば、口座所有者が自口座から金銭の振込を行う際に、第三者へメール等で振込の承認要求を通知し、第三者の承認を得られた場合に、振込処理を完了させることで、振込詐欺等を防止する技術がある。
特開2007−316959号公報
しかしながら、上述した従来技術では、承認を依頼する依頼者から依頼されたことに応じて行われる、複数人設定された第三者である依頼先による出金又は振込処理に対する承認を、承認を行った第三者以外の第三者が確認することができないという問題がある。
例えば、従来技術では、いずれかの第三者が承認すれば振込処理を行うことができるため、特定の第三者がむやみに承認を繰り返しても、この行為を他の第三者が確認することができない。
1つの側面では、承認を依頼する依頼者から依頼されたことに応じて行われる、複数人設定された第三者である依頼先による出金又は振込処理に対する承認を、承認を行った第三者以外の第三者が確認することができる出金又は振込処理方法、出金又は振込処理プログラムおよび出金又は振込処理装置を提供することを目的とする。
第1の案では、コンピュータが、下記の処理を実行する。コンピュータは、出金、又は、振込処理の実行に先立って承認を依頼する複数の依頼先が登録された口座について、出金又は振込処理の要求があると、複数の依頼先に出金又は振込処理の承認依頼を送信する。コンピュータは、複数の依頼先のうち、少なくともいずれかの依頼先において承認処理が実行されると、出金又は振込処理を実行する。コンピュータは、複数の依頼先のうち、承認処理が実行されていない依頼先、又は、承認処理が行われた最先ではなかった依頼先に対して、他の依頼先による承認が実行された旨を通知する。
本発明の1実施態様によれば、承認を依頼する依頼者から依頼されたことに応じて行われる、複数人設定された第三者である依頼先による出金又は振込処理に対する承認を、承認を行った第三者以外の第三者が確認することができるという効果を奏する。
図1は、本実施例に係るシステムの一例を示す図である。 図2は、本実施例に係る検知サーバの構成を示す機能ブロック図である。 図3は、承認管理テーブルのデータ構造の一例を示す図である。 図4は、承認者テーブルのデータ構造の一例を示す図である。 図5は、承認完了通知の一例を示す図である。 図6は、本実施例に係るシステムの処理手順を示すフローチャート(1)である。 図7は、本実施例に係るシステムの処理手順を示すフローチャート(2)である。 図8は、出金又は振込処理プログラムを実行するコンピュータの一例を示す図である。
以下に、本願の開示する出金又は振込処理方法、出金又は振込処理プログラムおよび出金又は振込処理装置の実施例を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施例によりこの発明が限定されるものではない。
図1は、本実施例に係るシステムの一例を示す図である。図1に示すように、このシステムは、利用者端末10、ATM11、営業店端末12、IB(Internet Banking)サーバ20、ATM(Automatic Teller Machine)サーバ21、営業店サーバ22、勘定系システム30を有する。また、このシステムは、承認端末40a,40b,40c、検知サーバ100を有する。検知サーバ100は、ネットワーク60を介して、承認端末40a,40b,40cに接続される。検知サーバ100は、出金又は振込処理装置の一例である。
利用者端末10は、検知サーバ100を介してIBサーバ20にアクセスし、利用者の指定した口座に対する出金又は振込要求を行う装置である。例えば、利用者端末10は、PC(Personal Computer)やスマートフォン、タブレット端末等に対応する。
例えば、利用者端末10は、利用者から口座に対する出金又は振込要求を受け付けた場合に、利用者に対する本人確認を行う。例えば、利用者端末10は、利用者を識別する利用者識別情報と、パスワードとを対応付けたテーブルを保持する。利用者端末10は、利用者から受け付ける利用者識別情報およびパスワードの組が、テーブルに保持されている場合に、本人確認がOKであると判定する。利用者端末10は、本人確認がOKである場合に、出金又は振込要求の情報を、検知サーバ100に送信する。
出金又は振込要求の情報には、出金又は振込を行う口座を特定する口座番号の情報、利用者識別情報が含まれる。以下に説明する出金又は振込要求の情報にも、同様の情報が含まれているものとする。
ATM11は、検知サーバ100を介してATMサーバ21にアクセスし、利用者の指定した口座に対する出金又は振込要求を行う装置である。
例えば、ATM11は、利用者から口座に対する出金又は振込要求を受け付けた場合に、利用者に対する本人確認を行う。例えば、ATM11は、利用者を識別する利用者識別情報と、パスワードとを対応付けたテーブルをATMサーバ21から取得して保持する。ATM11は、利用者から受け付ける利用者識別情報およびパスワードの組が、テーブルに保持されている場合に、本人確認がOKであると判定する。ATM11は、本人確認がOKである場合に、出金又は振込要求の情報を、検知サーバ100に送信する。
営業店端末12は、検知サーバ100を介して営業店サーバ22にアクセスし、利用者の指定した口座に対する出金又は振込要求を行う装置である。例えば、営業店端末12は、銀行営業店内に設置される。
例えば、営業店端末12は、営業端末のオペレータが、利用者から口座に対する出金又は振込要求の相談を受け付けた場合に、本人確認を行う。オペレータは、本人確認がOKである場合に、営業店端末12を操作して、出金又は振込要求の情報を、検知サーバ100に送信する。なお、オペレータは、認証装置を用いて、利用者の本人確認を実行しても良い。
IBサーバ20は、検知サーバ100を介して、利用者端末10からの出金又は振込要求を受け付けた場合に、指定された口座に対する出金又は振込処理を、勘定系システム30と協働して実行する装置である。
ATMサーバ21は、検知サーバ100を介して、ATM11から出金又は振込要求を受け付けた場合に、指定された口座に対する出金又は振込処理を、勘定系システム30と協働して実行する装置である。
営業店サーバ22は、検知サーバ100を介して、営業店端末12から出金又は振込要求を受け付けた場合に、指定された口座に対する出金又は振込処理を、勘定系システム30と協働して実行する装置である。
勘定系システム30は、金融機関での入金、出金や資金の決済、口座の管理を行う装置である。例えば、勘定系システム30は、IBサーバ20、ATMサーバ21、営業店サーバ22と協働して、利用者に指定された口座に対する出金又は振込処理を実行する。
承認端末40a,40b,40cは、承認担当者が利用する端末装置であり、例えば、PCやスマートフォン、タブレット端末等に対応する。以下の説明では、承認端末40a,40b,40cをまとめて適宜、承認端末40と表記する。
ここで、承認担当者は、例えば、利用者本人と関係があり善意の人物であることが確認されている人物とする。例えば、利用者の家族、後見人に対応する。
承認端末40は、後述する検知サーバ100から、口座に対する出金又は振込処理の承認依頼を受け付けた場合に、この承認依頼を表示する。そして、承認装置40は、承認担当者からの承認を受け付けた場合には、承認応答を検知サーバ100に送信する。例えば、承認応答には、承認担当者を一意に特定する承認者識別情報、口座番号等の情報が含まれる。
承認端末40は、検知サーバ100から、承認完了通知を受け付けた場合には、承認確認通知を表示する。この承認確認通知は、承認依頼を受け付けたいずれかの承認担当者が、利用者による口座に対する出金又振込要求に対する承認依頼を承認したことを示す情報である。
検知サーバ100は、利用者による口座に対する出金又振込要求に対する承認依頼を承認端末40に要求し、いずれかの承認担当者が承認した場合に、すべての承認端末40に対して、出金又は振込処理が承認されたことを通知する装置である。
具体的に、検知サーバ100は、利用者端末10、ATM11または営業店端末12から利用者の口座に対する出金又は振込要求を受け付けた場合に、口座に対応付けられた複数の承認担当者の承認装置40に、承認依頼を送信する。検知サーバ100は、承認依頼を送信した複数の承認端末40のうち、いずれかの承認端末40から承認依頼を承認する承認応答を受け付けた場合に、出金又は振込処理を実行する。検知サーバ100は、出金又は振込処理を実行した後に、複数の承認端末40のうち、承認依頼を承認した承認端末40または承認依頼を承認したが最先でなかった承認端末40に対して、他の承認担当者によって、承認がなされた旨の承認完了通知を送信する。なおここで、承認した承認端末40または行った承認が最先であった承認端末40に対しても、承認完了通知を送信してもよい。
図2は、本実施例に係る検知サーバの構成を示す機能ブロック図である。図2に示すように、この検知サーバ100は、通信部110、入力部120、表示部130、記憶部140、制御部150を有する。
通信部110は、利用者端末10、ATM11、営業店端末12、IBサーバ20、ATMサーバ21、営業店サーバ22、勘定系システム30、承認端末40とデータ通信を実行する処理部である。通信部110は、例えば、通信装置に対応する。後述する制御部150は、通信部110を介して、利用者端末10、ATM11、営業店端末12、IBサーバ20、ATMサーバ21、営業店サーバ22、勘定系システム30、承認端末40とデータをやりとりする。
入力部120は、各種の情報を端末装置100に入力するための入力装置である。例えば、入力部120は、キーボード、マウス、タッチパネル等に対応する。
表示部130は、制御部150から出力される情報を表示する表示装置である。例えば、表示部130は、液晶ディスプレイやタッチパネル等に対応する。
記憶部140は、承認管理テーブル140aおよび承認者テーブル140bを有する。例えば、記憶部140は、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、フラッシュメモリ(Flash Memory)などの半導体メモリ素子や、HDD(Hard Disk Drive)などの記憶装置に対応する。
承認管理テーブル140aは、口座に対して出金又は振込処理の要求を受け付けた場合に、係る処理を承認する承認担当者を特定するテーブルである。図3は、承認管理テーブルのデータ構造の一例を示す図である。図3に示すように、この承認管理テーブル140aは、口座番号と、承認者識別情報とを対応付ける。
例えば、図3に示す1段目のレコードでは、口座番号「123456789」と承認者識別情報「N201,N202,N204、・・・」とが対応付けられる。このため、口座番号「123456789」に対する出金又は振込処理を行う場合には、承認者識別情報「N201,N202,N204、・・・」の承認端末40に承認依頼を送信することになる。
承認者テーブル140bは、承認者に関する各種の情報を保持するテーブルである。図4は、承認者テーブルのデータ構造の一例を示す図である。図4に示すように、この承認者テーブル140bは、承認者識別情報、名前、連絡先を対応付ける。このうち、承認者識別情報は、承認担当者を一意に識別する情報である。名前は、承認担当者の名前である。連絡先は、承認担当者の連絡先であり、例えば、メールアドレスに対応する。当然ながら、承認担当者が利用するコンピュータに対して通知を送信できるアドレスであれば、メールアドレスに限る必要は無い。例えば、電子メールのアドレスの他、IPアドレスやMACアドレスなどのネットワークアドレスを採用することもできる。
制御部150は、送信部150a、実行部150b、通知部130cを有する。例えば、制御部150は、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)や、FPGA(Field Programmable Gate Array)などの集積装置に対応する。また、制御部150は、例えば、CPU(Central Processing Unit)やMPU(Micro Processing Unit)等の電子回路に対応する。
送信部150aは、利用者端末10、ATM11または営業店端末12から、出金又は振込処理の要求を受け付けた場合に、口座に対する出金又は振込処理の承認依頼を、該当する承認端末40に送信する処理部である。
送信部150aは、出金又は振込処理の要求の情報に含まれる口座番号と、承認管理テーブル140aと、承認者テーブル140bとを基にして、承認依頼の送信先を特定する。
例えば、送信部150aは、出金又は振込処理の要求に含まれる口座番号と、承認管理テーブル140aと比較して、口座番号に対応付けられる承認者識別番号を特定する。送信部150aは、特定した承認者識別番号と、承認者テーブル140bとを比較して、連絡先を特定し、特定した連絡先に、承認依頼を送信する。
実行部150bは、いずれかの承認端末40から、承認応答を受信した場合に、承認された口座に対する出金又は振込処理を実行する処理部である。そして、実行部150bは、処理結果を出金又は振込処理の要求元に通知する。
例えば、実行部150bは、利用者端末10から、出金又は振込要求の情報を取得し、出金又は振込要求が承認された場合には、IBサーバ20に、利用者端末10の出金又は振込処理の要求を送信することで、出金又は振込処理を実行する。
実行部150bは、ATM11から、出金又は振込要求の情報を取得し、出金又は振込要求が承認された場合には、ATMサーバ21に、ATM11の出金又は振込処理の要求を送信することで、出金又は振込処理を実行する。
実行部150bは、営業店端末12から、出金又は振込要求の情報を取得し、出金又は振込要求が承認された場合には、営業店サーバ22に、営業店端末12の出金又は振込処理の要求を送信することで、出金又は振込処理を実行する。
ところで、実行部150bは、送信部150aが連絡先となる承認端末40に承認依頼を送信してから所定時間経過しても、承認応答を受け付けない場合には、口座についての前記出金又は振込処理の実行を抑止する。実行部150bは、出金又は振込処理を中止した旨の処理結果を、出金又は振込処理の要求元に通知する。
通知部150cは、承認応答を受信した場合に、承認処理が実行されていない承認端末40および、承認処理が行われた最先でなかった承認端末40に対して、承認完了通知を送信する処理部である。
例えば、通知部150cは、承認応答に含まれる口座番号と、承認管理テーブル140aとを比較して、口座番号に対応付けられた承認者識別情報を特定する。通知部150cは、特定した承認者識別情報のうち、承認応答に含まれる承認者識別情報以外の承認者識別情報の連絡先を、承認者テーブル140bから特定する。通知部150cは、特定した連絡先に、承認完了通知を送信する。
図5は、承認完了通知の一例を示す図である。図5に示すように、例えば、承認完了通知5には、利用者、承認担当者を一意に特定する情報、口座を一意に特定する情報を含んでも良い。なお、適宜、口座番号の一部を黒塗り表示するなどして、情報漏洩を防止しても良い。
次に、本実施例に係るシステムの処理手順について説明する。図6および図7は、本実施例に係るシステムの処理手順を示すフローチャートである。なお、ここでは説明の便宜上、利用者が、利用者端末10を用いて、出金又は振込要求を行う場合について説明する。
図6に示すように、利用者端末10は、利用者に対する本人確認を実行し、本人確認OKであるか否かを判定する(ステップS101)。利用者端末10は、本人確認NGの場合には(ステップS101,No)、処理を終了する。
一方、利用者端末10は、本人確認OKである場合には(ステップS101,Yes)、出金又は振込要求を検知サーバ100に送信する(ステップS102)。検知サーバ100は、出金又は振込要求を受信する(ステップS103)。
検知サーバ100は、口座に紐付く承認担当者が存在するか否かを判定する(ステップS104)。検知サーバ100は、口座に紐付く承認担当者が存在しない場合には(ステップS104,No)、図7のステップS112に移行する。
一方、検知サーバ100は、口座に紐付く承認担当者が存在する場合には(ステップS104,Yes)、口座に紐付く承認担当者の承認端末40に一斉承認依頼を行う(ステップS105)。
承認端末40は、承認依頼を受信する(ステップS106)。承認端末40は、承認担当者の承認を受け付けた場合に、承認応答を検知サーバ100に送信する(ステップS107)。
検知サーバ100は、所定時間以内に承認応答を承認端末40から受け付けたか否かを判定する(ステップS108)。検知サーバ100は、所定時間以内に承認応答を受け付けていない場合には(ステップS108,No)、図7のステップS113に移行する。一方、検知サーバ100は、所定時間以内に承認応答を受け付けた場合には(ステップS108,Yes)、図7のステップS109に移行する。
図7の説明に移行する。検知サーバ100は、承認したが最早ではない承認担当者および承認していない承認担当者の承認端末40に、承認完了通知を送信する(ステップS109)。承認端末40は、承認完了通知を受信し(ステップS110)、承認完了通知を表示する(ステップS111)。
検知サーバ100は、出金又は振込処理を実行し(ステップS112)、処理結果を利用者端末10に送信する(ステップS113)。利用者端末10は、処理結果を受信する(ステップS114)。
次に、本実施例に係る検知サーバ100の効果について説明する。検知サーバ100は、利用者による出金又振込要求に対する承認依頼を承認端末40に要求し、いずれかの承認担当者が承認した場合に、すべての承認端末40に対して、出金又は振込処理が承認されたことを通知する。これによって、複数の承認担当者が設定された利用者が行う出金又は振込処理に対する承認を、承認を行った承認担当者以外の承認担当者が確認することができる。また、承認を行った承認担当者以外の承認担当者が確認することができることで、例えば、特定の承認担当者がやみくもに繰り返し承認を行うことを抑止することができる。
また、検知サーバ100は、利用者端末10、ATM11、営業店端末12による本人認証がOKとなった利用者の出金又は振込処理の要求を受け付ける。このため、適切な利用者による出金又は振込処理の要求についてのみ、承認要求を、承認端末40に送信することができる。
検知サーバ100は、送信部150aが連絡先となる承認端末40に承認依頼を送信してから所定時間経過しても、承認応答を受け付けない場合には、口座についての前記出金又は振込処理の実行を抑止する。このため、承認応答の遅延により、未完了の処理がそのまま放置されることを防止することができる。
ところで、本実施例に係る検知サーバ100は、利用者端末10から出金又は振込要求を受け付け、口座に紐付く承認担当者が存在する場合に、全承認担当者に承認依頼を一斉送信していたが、これに限定されるものではない。例えば、口座毎に出金又は振込の上限金額を予め設定しておき、検知サーバ100は、出金又は振込要求の金額がかかる上限金額以上である場合に、承認依頼を送信してもよい。
次に、上記実施例に示した検知サーバ100と同様の機能を実現する出金又は振込処理プログラムを実行するコンピュータの一例について説明する。図8は、出金又は振込処理プログラムを実行するコンピュータの一例を示す図である。
図8に示すように、コンピュータ200は、各種演算処理を実行するCPU201と、利用者からのデータの入力を受け付ける入力装置202と、ディスプレイ203を有する。また、コンピュータ200は、記憶媒体からプログラム等を読取る読み取り装置204と、ネットワークを介して他のコンピュータとの間でデータの授受を行うインターフェース装置205とを有する。また、コンピュータ200は、各種情報を一時記憶するRAM206と、ハードディスク装置207を有する。そして、各装置201〜207は、バス208に接続される。
ハードディスク装置207は、送信プログラム207a、実行プログラム207b、通知プログラム207cを有する。CPU201は、各プログラム207a〜207cを読み出してRAM206に展開する。
送信プログラム207aは、送信プロセス206aとして機能する。実行プログラム207bは、実行プロセス206bとして機能する。通知プログラム207cは、通知プロセス206cとして機能する。
例えば、送信プロセス206aは、送信部150aに対応する。実行プロセス206bは、実行部150bに対応する。通知プロセス206cは、通知部150cに対応する。
なお、各プログラム207a〜207cについては、必ずしも最初からハードディスク装置207に記憶させておかなくても良い。例えば、コンピュータ200に挿入されるフレキシブルディスク(FD)、CD−ROM、DVDディスク、光磁気ディスク、ICカードなどの「可搬用の物理媒体」に各プログラムを記憶させておく。そして、コンピュータ200がこれらから各プログラム207a〜207cを読み出して実行するようにしてもよい。
以上の各実施例を含む実施形態に関し、さらに以下の付記を開示する。
(付記1)コンピュータが実行する出金又は振込処理方法であって、
出金、又は、振込処理の実行に先立って承認を依頼する複数の依頼先が登録された口座について、出金又は振込処理の要求があると、前記複数の依頼先に前記出金又は振込処理の承認依頼を送信し、
前記複数の依頼先のうち、少なくともいずれかの依頼先において承認処理が実行されると、前記出金又は振込処理を実行し、
前記複数の依頼先のうち、前記承認処理が実行されていない依頼先、又は、承認処理が行われた最先ではなかった依頼先に対して、他の依頼先による承認が実行された旨を通知する
処理を実行することを特徴とする出金又は振込処理方法。
(付記2)前記出金又は振込処理の要求は、認証装置によって、本人認証が確認された場合に生ずることを特徴とする付記1に記載の出金又は振込処理方法。
(付記3)コンピュータが実行する出金又は振込処理方法であって、
出金、又は、振込処理の実行に先立って承認を依頼する複数の依頼先が登録された口座について、出金又は振込処理の要求があると、前記複数の依頼先に前記出金又は振込処理の承認依頼を送信し、
前記複数の依頼先のうち、いずれの依頼先においても承認処理が承認期間までに実行されない場合に、前記口座についての前記出金又は振込処理を実行しない
処理を実行することを特徴とする出金又は振込処理方法。
(付記4)コンピュータに、
出金、又は、振込処理の実行に先立って承認を依頼する複数の依頼先が登録された口座について、出金又は振込処理の要求があると、前記複数の依頼先に前記出金又は振込処理の承認依頼を送信し、
前記複数の依頼先のうち、少なくともいずれかの依頼先において承認処理が実行されると、前記出金又は振込処理を実行し、
前記複数の依頼先のうち、前記承認処理が実行されていない依頼先、又は、承認処理が行われた最先ではなかった依頼先に対して、他の依頼先による承認が実行された旨を通知する
処理を実行させることを特徴とする出金又は振込処理プログラム。
(付記5)前記出金又は振込処理の要求は、認証装置によって、本人認証が確認された場合に生ずることを特徴とする付記4に記載の出金又は振込処理プログラム。
(付記6)コンピュータに、
出金、又は、振込処理の実行に先立って承認を依頼する複数の依頼先が登録された口座について、出金又は振込処理の要求があると、前記複数の依頼先に前記出金又は振込処理の承認依頼を送信し、
前記複数の依頼先のうち、いずれの依頼先においても承認処理が承認期間までに実行されない場合に、前記口座についての前記出金又は振込処理を実行しない
処理を実行させることを特徴とする出金又は振込処理プログラム。
(付記7)出金、又は、振込処理の実行に先立って承認を依頼する複数の依頼先が登録された口座について、出金又は振込処理の要求があると、前記複数の依頼先に前記出金又は振込処理の承認依頼を送信する送信部と、
前記複数の依頼先のうち、少なくともいずれかの依頼先において承認処理が実行されると、前記出金又は振込処理を実行する実行部と、
前記複数の依頼先のうち、前記承認処理が実行されていない依頼先、又は、承認処理が行われた最先ではなかった依頼先に対して、他の依頼先による承認が実行された旨を通知する通知部と
を有することを特徴とする出金又は振込処理装置。
(付記8)前記出金又は振込処理の要求は、認証装置によって、本人認証が確認された場合に生ずることを特徴とする付記7に記載の出金又は振込処理装置。
(付記9)出金、又は、振込処理の実行に先立って承認を依頼する複数の依頼先が登録された口座について、出金又は振込処理の要求があると、前記複数の依頼先に前記出金又は振込処理の承認依頼を送信する送信部と、
前記複数の依頼先のうち、いずれの依頼先においても承認処理が承認期間までに実行されない場合に、前記口座についての前記出金又は振込処理を実行しない制御部と
を有することを特徴とする出金又は振込処理装置。
10 利用者装置
11 ATM
12 営業店端末
20 IBサーバ
21 ATMサーバ
22 営業店サーバ
30 勘定系システム
40a,40b,40c 承認端末
100 検知サーバ

Claims (7)

  1. コンピュータが実行する出金又は振込処理方法であって、
    出金、又は、振込処理の実行に先立って承認を依頼する複数の依頼先が登録された口座について、接続される複数種類の認証装置のうち、いずれか1つの認証装置から、本人認証が確認された出金又は振込処理の要求を受けつけた場合に、前記複数の依頼先に前記出金又は振込処理の承認依頼を送信し、
    前記複数の依頼先のうち、少なくともいずれかの依頼先において承認処理が実行されると、接続される複数の出金振込装置のうち、前記認証装置に対応する出金振込装置に対して、前記出金又は振込処理を要求するとともに、
    前記複数の依頼先のうち、前記承認処理が実行されていない依頼先、又は、承認処理が行われた最先ではなかった依頼先に対して、他の依頼先による承認が実行された旨を通知する
    処理を実行することを特徴とする出金又は振込処理方法。
  2. 前記出金又は振込処理の要求は、認証装置によって、本人認証が確認された場合に生ずることを特徴とする請求項1に記載の出金又は振込処理方法。
  3. コンピュータが実行する出金又は振込処理方法であって、
    接続される複数種類の認証装置のうち、いずれか1つの認証装置から、本人認証が確認された出金又は振込処理の要求を受け、前記出金又は振込処理に対応する口座が、出金、又は、振込処理の実行に先立って承認を依頼する複数の依頼先が登録された口座であるか否かを判定し、
    出金、又は、振込処理の実行に先立って承認を依頼する複数の依頼先が登録された口座である場合に、出金又は振込処理の要求があると、前記複数の依頼先に前記出金又は振込処理の承認依頼を送信し、
    前記複数の依頼先のうち、いずれの依頼先においても承認処理が承認期間までに実行されない場合に、前記認証装置に対応する出金振込装置に対して、前記出金又は振込処理を要求する処理を抑止し、
    出金、又は、振込処理の実行に先立って承認を依頼する複数の依頼先が登録された口座でない場合には、接続される複数の出金振込装置のうち、前記認証装置に対応する出金振込装置に対して、前記出金又は振込処理を要求する
    処理を実行することを特徴とする出金又は振込処理方法。
  4. コンピュータに、
    出金、又は、振込処理の実行に先立って承認を依頼する複数の依頼先が登録された口座について、接続される複数種類の認証装置のうち、いずれか1つの認証装置から、本人認証が確認された出金又は振込処理の要求を受けつけた場合に、前記複数の依頼先に前記出金又は振込処理の承認依頼を送信し、
    前記複数の依頼先のうち、少なくともいずれかの依頼先において承認処理が実行されると、接続される複数の出金振込装置のうち、前記認証装置に対応する出金振込装置に対して、前記出金又は振込処理を要求するとともに、
    前記複数の依頼先のうち、前記承認処理が実行されていない依頼先、又は、承認処理が行われた最先ではなかった依頼先に対して、他の依頼先による承認が実行された旨を通知する
    処理を実行させることを特徴とする出金又は振込処理プログラム。
  5. コンピュータに、
    接続される複数種類の認証装置のうち、いずれか1つの認証装置から、本人認証が確認された出金又は振込処理の要求を受け、前記出金又は振込処理に対応する口座が、出金、又は、振込処理の実行に先立って承認を依頼する複数の依頼先が登録された口座であるか否かを判定し、
    出金、又は、振込処理の実行に先立って承認を依頼する複数の依頼先が登録された口座である場合に、出金又は振込処理の要求があると、前記複数の依頼先に前記出金又は振込処理の承認依頼を送信し、
    前記複数の依頼先のうち、いずれの依頼先においても承認処理が承認期間までに実行されない場合に、接続される複数の出金振込装置のうち、前記認証装置に対応する出金振込装置に対して、前記出金又は振込処理を要求する処理を抑止し、
    出金、又は、振込処理の実行に先立って承認を依頼する複数の依頼先が登録された口座でない場合には、前記認証装置に対応する出金振込装置に対して、前記出金又は振込処理を要求する
    処理を実行させることを特徴とする出金又は振込処理プログラム。
  6. 出金、又は、振込処理の実行に先立って承認を依頼する複数の依頼先が登録された口座について、接続される複数種類の認証装置のうち、いずれか1つの認証装置から、本人認証が確認された出金又は振込処理の要求を受けつけた場合に、前記複数の依頼先に前記出金又は振込処理の承認依頼を送信する送信部と、
    前記複数の依頼先のうち、少なくともいずれかの依頼先において承認処理が実行されると、接続される複数の出金振込装置のうち、前記認証装置に対応する出金振込装置に対して、前記出金又は振込処理を要求する実行部と、
    前記複数の依頼先のうち、前記承認処理が実行されていない依頼先、又は、承認処理が行われた最先ではなかった依頼先に対して、他の依頼先による承認が実行された旨を通知する通知部と
    を有することを特徴とする出金又は振込処理装置。
  7. 接続される複数種類の認証装置のうち、いずれか1つの認証装置から、本人認証が確認された出金又は振込処理の要求を受け、前記出金又は振込処理に対応する口座が、出金、又は、振込処理の実行に先立って承認を依頼する複数の依頼先が登録された口座であるか否かを判定し、出金、又は、振込処理の実行に先立って承認を依頼する複数の依頼先が登録された口座である場合に、出金又は振込処理の要求があると、前記複数の依頼先に前記出金又は振込処理の承認依頼を送信する送信部と、
    前記複数の依頼先のうち、いずれの依頼先においても承認処理が承認期間までに実行されない場合に、前記認証装置に対応する出金振込装置に対して、前記出金又は振込処理を要求する処理を抑止し、出金、又は、振込処理の実行に先立って承認を依頼する複数の依頼先が登録された口座でない場合には、接続される複数の出金振込装置のうち、前記認証装置に対応する出金振込装置に対して、前記出金又は振込処理を要求する制御部と
    を有することを特徴とする出金又は振込処理装置。
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