JP6492849B2 - ユーザプロファイル作成装置、動画像分析装置、動画像再生装置、及びユーザプロファイル作成プログラム - Google Patents

ユーザプロファイル作成装置、動画像分析装置、動画像再生装置、及びユーザプロファイル作成プログラム Download PDF

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Description

本発明は、ユーザプロファイル作成装置、動画像分析装置、動画像再生装置、及びユーザプロファイル作成プログラムに関する。
特許文献1には、デジタル放送を受信・蓄積し再生する蓄積再生方法であって、入力ストリームを動画及び音声に分離するストリーム処理部と、前記ストリーム処理部の処理したストリームを受け取り蓄積ストリームを作成する蓄積ストリーム作成部と、前記ストリーム処理部の分離した動画を復号する動画処理部と、前記ストリーム処理部の分離した音声を復号する音声処理部と、前記動画処理部の復号した動画の特徴量を抽出する動画特徴量抽出部と、前記音声処理部の復号した音声の特徴量を抽出する音声特徴量抽出部と、前記蓄積ストリーム作成部の作成した蓄積ストリームと、前記動画特徴量抽出部及び前記音声特徴量抽出部の抽出した動画特徴量及び音声特徴量とを蓄積する蓄積装置と、ユーザの特殊再生指示を受信し、操作のタイミングの前後一定期間のストリームの持つ特徴量を前記蓄積装置から読み出し、特徴量のパターンを検出すると共に検出された特徴量のパターンを前記蓄積装置にユーザの好みのパラメタパターンとしてパラメタパターン検出部とを有することを特徴とするデジタル放送蓄積・再生方法が開示されている。
特許文献2には、複数のユーザによりそれぞれ撮影された画像データからそれぞれ抽出された複数の第1のメタ情報と、当該各複数の第1のメタ情報が解析されてそれぞれ導出された複数の第2のメタ情報とが、統計処理されることで生成され、前記第2のメタ情報毎の、当該第2のメタ情報の導出元となった前記各第1のメタ情報の頻度を示す統計情報を記憶する第1の記憶部と、推薦対象となる商品コンテンツまたはサービスコンテンツを示す複数の異なるコンテンツ情報を記憶する第2の記憶部と、前記複数のユーザのうち一のユーザのクライアント装置から、当該クライアント装置において前記複数の第1のメタ情報から導出された前記第2のメタ情報を受信する通信部と、前記受信された第2のメタ情報と、前記記憶された統計情報とを基に、前記記憶された複数のコンテンツ情報から、前記受信された第2のメタ情報について、所定頻度以上の前記頻度を有する前記第1のメタ情報に関連するコンテンツ情報を選択し、当該選択されたコンテンツ情報を前記クライアント装置へ送信するように前記通信部を制御する制御部とを具備するサーバ装置が開示されている。
特許文献3には、携帯電話、PDAなどの携帯端末を利用してテキスト、静止画、動画像を受信するモバイル環境下で、番組の経過にしたがって番組映像およびその番組映像と関連する番組関連情報から前記携帯端末へ配信するための番組関連コンテンツを生成して提示する番組関連コンテンツ生成・提示方法であって、前記番組映像および番組関連情報を入力して、予め定義された木構造に基づいて前記番組関連コンテンツを生成し、予め携帯端末を有する個々の利用者がそれぞれ視聴リクエストとして設定した視聴データ量に基づいて、前記利用者毎に前記番組関連コンテンツの木構造中のリーフノードを提示候補として選択し、前記木構造のルートから開始して前記提示候補となったリーフノードを順に辿っていく提示経路を提示シナリオとして利用者毎に生成し、生成した提示シナリオを該当する利用者の携帯端末へ送出することを特徴とする番組関連コンテンツ生成・提示方法が開示されている。
非特許文献1には、ユーザの個人的な写真ライブラリの内容を解析して個々の好みを考慮したユーザ適応型ビデオ要約システムが開示されている。この技術では、写真ライブラリを複数のカテゴリに分類し、各カテゴリに属する写真の数によってユーザの嗜好を推測する。また、この技術では、ビデオの各セグメントについても同様に複数のカテゴリに分類し、推測されたユーザの嗜好に基づいて各セグメントに重要度を割り当て、重要性が低いと推測されるセグメントを削除することでビデオ要約を行う。
特開2007−27880号公報 特開2011−215964号公報 特開2003−32654号公報
Yuichiro Takeuchi, Masanori Sugimoto, "User-Adaptive Home Video Summarization using Personal Phot Libraries", the 6th ACM international conference on Image and video retrieval (CIVR), Amsterdam, The Netherlands, 2007 July 9-11 (conference duration), Pages 472-479.
本発明は、ユーザの関心度を表すユーザプロファイルを木構造を用いずに作成した場合と比較して、ユーザの関心度が精度良く反映されたユーザプロファイルを作成することができるユーザプロファイル作成装置、動画像分析装置、動画像再生装置、及びユーザプロファイル作成プログラムを提供することを目的とする。
請求項1に係るユーザプロファイル作成装置は、複数の参照画像の各々の特徴量から求めた前記複数の参照画像の相互間の類似度を用いて、前記複数の参照画像の各々の関係性を木構造で表した木構造情報を作成する第1作成手段と、ユーザが保有する複数の対象画像の各々の特徴量と前記木構造の葉ノードに対応する前記参照画像の各々の特徴量とを用いて、前記ユーザの関心度を前記木構造の各ノードに割り当てたユーザプロファイルを作成する第2作成手段と、を備えている。
請求項2に係るユーザプロファイル作成装置は、請求項1記載の発明において、前記類似度は、視覚的特徴から求められる視覚的類似度、文語的特徴から求められる文語的類似度、及び、前記ユーザと前記複数の参照画像の各々との関連性から求められる社会的類似度のうち、少なくとも2つを含む。
請求項3に係る動画像分析装置は、動画像を複数の時間帯に分割した分割動画像毎に、請求項1又は2記載のユーザプロファイル作成装置により作成された前記ユーザプロファイルと、前記分割動画像に含まれるフレームの各々の特徴量とを用いて前記ユーザプロファイルと前記分割動画像との類似度を計算し、計算した類似度に応じて、前記分割動画像の再生優先度を算出する算出手段を備えている。
請求項4に係る動画像分析装置は、請求項3記載の発明において、前記算出手段により算出された前記分割動画像の再生優先度を、前記分割動画像の前後に隣接する前記分割動画像の再生優先度に基づいて調整する調整手段を更に備えている。
請求項5に係る動画像分析装置は、請求項4記載の発明において、調整対象とする前記分割動画像である対象分割動画像の再生優先度、及び前記対象分割動画像の前に隣接する分割動画像の再生優先度の第1の差と、前記対象分割動画像の再生優先度、及び前記対象分割動画像の後に隣接する分割動画像の再生優先度の第2の差と、が共に予め定めた閾値以上である場合は、前記第1の差及び前記第2の差が前記閾値未満となるように、前記分割動画像の再生優先度を調整する。
請求項6に係る動画像再生装置は、請求項3〜5の何れか1項記載の動画像分析装置と、前記算出手段により算出された前記分割動画像の再生優先度に応じて、前記分割動画像の再生速度を調整しながら前記動画像を再生する再生手段と、を備えている。
請求項7に係るユーザプロファイル作成プログラムは、コンピュータを、請求項1又は2の何れか1項に記載のユーザプロファイル作成装置を構成する各手段として機能させる。
請求項1、7の発明によれば、ユーザの関心度を表すユーザプロファイルを木構造を用いずに作成した場合と比較して、ユーザの関心度が精度良く反映されたユーザプロファイルを作成することができる。
請求項2の発明によれば、視覚的特徴から求められる視覚的類似度のみから複数の参照画像の相互間の類似度を算出した場合と比較して、複数の参照画像の相互間の類似度をより精度良く算出することができる。
請求項3の発明によれば、木構造情報として作成されたユーザプロファイルを用いずに、分割動画像の再生優先度を算出した場合と比較して、ユーザの関心度が精度良く反映された再生優先度を算出することができる。
請求項4の発明によれば、動画像を再生する際、前後に隣接する分割動画像の再生優先度の関わらず、分割動画像の再生優先度を固定とした場合と比較して、動画像をより滑らかに再生することができる。
請求項5の発明によれば、直前及び直後の分割動画像の再生優先度が共に低い分割動画像の再生優先度を高いままとした場合、又は、直前及び直後の分割動画像の再生優先度が共に高い分割動画像の再生優先度を低いままとした場合と比較して、動画像をより滑らかに再生することができる。
請求項6の発明によれば、木構造情報として作成されたユーザプロファイルを用いずに算出された分割動画像の再生優先度を算出して再生する場合と比較して、ユーザの関心度が精度良く反映された再生優先度で動画像を再生することができる。
実施形態に係る動画像再生装置の電気的な構成を示すブロック図である。 実施形態に係る画像ファイルの構成を示す模式図である。 実施形態に係るユーザプロファイル作成処理のプログラムの処理の流れを示すフローチャートである。 実施形態に係る参照画像の一例を示す模式図である。 実施形態に係る動画像再生装置により複数の参照画像の相互間の類似度を算出する式で用いられる各係数とnDCGとの関係を示すグラフである。 実施形態に係る複数の参照画像の各々の関係性を表す木構造情報の一例を示す模式図である。 実施形態に係る対象画像の一例を示す模式図である。 実施形態に係るユーザプロファイルの一例を示す模式図である。 実施形態に係る動画像再生処理のプログラムの処理の流れを示すフローチャートである。 実施形態に係る参照画像の一例を示す模式図である。 実施形態に係る分割動画像の一例を示す模式図である。 実施形態に係る各分割動画像の再生優先度を調整する前における各分割動画像の再生優先度の一例、及び調整した後における各分割動画像の再生優先度の一例を示す模式図である。 実施形態に係る動画像再生装置において再生対象の動画像の表示例を示す模式図である。 実施形態に係る動画像再生装置において再生対象の動画像を表示する際、分割動画像の再生優先度が変更された場合の表示例を示す模式図である。 複数の参照画像の相互間の類似度をランダムとした場合、視覚的類似度のみとした場合、文語的類似度のみとした場合、社会的類似度のみとした場合、及び、実施形態のように各類似度を加算した場合における各々のnDCGの平均値を示す表である。 複数の参照画像の相互間の類似度をランダムとした場合、視覚的類似度のみとした場合、文語的類似度のみとした場合、社会的類似度のみとした場合、及び、実施形態のように各類似度を加算した場合における各々のnDCGの平均値を示したである。 従来法Bによる分割動画像の再生優先度を設定する手法を示す模式図である。 従来法Aで分割動画像の再生優先度を算出した場合、従来法Bで分割動画像の再生優先度を算出した場合、実施形態の手法で分割動画像の再生優先度を算出した場合におけるnDCGの値を示すグラフである。
以下、添付図面を参照して、本発明の実施形態について詳細に説明する。
まず、本実施形態に係る動画像再生装置について説明する。
図1に示すように、本実施形態に係る動画像再生装置10は、装置全体を制御するコントローラ12を備えている。また、コントローラ12は、後述する画像評価処理を含む各種処理を実行するCPU(Central Processing Unit)14、及び、CPU14の処理に使用されるプログラム及び各種情報を記憶するROM(Read Only Memory)16を備えている。また、コントローラ12は、CPU14の作業領域として一時的に各種データを記憶するRAM(Random Access Memory)18、及び、CPU14の処理に使用される各種情報を記憶する不揮発性メモリ20を備えている。更に、コントローラ12は、動画像再生装置10に接続された外部装置に対するデータの入出力を行うI/Oインタフェース22を備えている。
I/Oインタフェース22には、ユーザにより操作される操作部24、各種情報を表示する表示部26、及び、外部サーバ30を含む外部装置との通信を行う通信部28が接続されている。
また、動画像再生装置10には、通信部28を介して外部サーバ30が接続されている。外部サーバ30には、複数のユーザが保有する多数の画像ファイルが記憶されている。これらの多数の画像ファイルは、動画像再生装置10を含む複数のクライアント端末から外部サーバ30に送信された画像ファイルである。
画像ファイル40では、一例として図2に示すように、画像を示す画像情報40Aに、撮影日時、撮影者、撮影場所、撮影対象物等を示すタグ情報40Bが付加されている。なお、撮影対象物は、被写体の種類を表す単語であり、例えば猫を撮影した画像であれば、撮影対象物は「猫」となる。
そして、外部サーバ30に記憶されている画像をクライアント端末で閲覧する際に、クライアント端末により特定の単語がキーワードとして指定されたとする。この場合、外部サーバ30は、タグ情報40Bを参照して、キーワードに対応する画像ファイルを抽出し、抽出した画像ファイルクライアント端末に送信する。これにより、所望のキーワードに対応する自分の画像又は他のユーザの画像を、各ユーザがクライアント端末で閲覧可能となる。
このように、外部サーバ30には複数のユーザの多数の画像が記憶されている。本実施形態では、各々のユーザが保有する複数の画像の各々の特徴量を分析し、ユーザの関心度が反映されたユーザプロファイルを作成する。作成したユーザプロファイルは、様々な分野の様々な技術に適用可能となる。
本実施形態に係る動画像再生装置10は、複数の画像(参照画像)の各々の特徴量から求められる相互間の類似度を用いて、複数の参照画像の各々の関係性を木構造で表した木構造情報を作成する。また、動画像再生装置10は、ユーザが保有する複数の画像(対象画像)の各々の特徴量と木構造の葉ノードに対応する参照画像の各々とを用いて、ユーザの関心度を木構造の各ノードに割り当てたユーザプロファイルを作成する。そして、動画像再生装置10は、作成したユーザプロファイルを利用し、各々のユーザに適した再生方法で動画像の再生を行う。
次に、本実施形態に係る動画像再生装置10のCPU14が実行するユーザプロファイル作成処理を行う際の処理の流れを、図3に示すフローチャートを参照して説明する。
なお、本実施形態では、ユーザプロファイル作成処理のプログラムは予め不揮発性メモリ20に記憶されているが、これに限らない。例えば、ユーザプロファイル作成処理のプログラムは処理のプログラムは、外部装置から通信部28を介して受信して実行されても良い。また、CD−ROM等の記録媒体に記録されたユーザプロファイル作成処理のプログラムがCD−ROMドライブ等でI/Oインタフェース22を介して読み込まれることにより、ユーザプロファイル作成処理が実行されるようにしてもよい。
例えば、ユーザプロファイル作成処理のプログラムは、操作部24により実行の指示が入力された場合に、実行される。あるいは、ユーザプロファイル作成処理のプログラムは、外部サーバ30に対して画像ファイルを送信したタイミングで、実行されても良い。
ステップS101では、複数の参照画像を示す画像情報を取得する。本実施形態では、外部サーバ30から、複数のユーザが保有する予め定められた数(例えば、1000)の画像ファイルを取得する。一例として図4に示すように、複数の参照画像には、建物が建ち並んだ街並みを撮影した風景画像42A、42B、42E、42H、及び、橋を撮影した風景画像42C、42D、42F、42G等が含まれる。
ステップS103では、取得した画像情報の各々によって示される複数の参照画像の相互間の類似度を算出する。本実施形態では、視覚的特徴から求められる視覚的類似度、文語的特徴から求められる文語的類似度、及び、前記複数の参照画像の各々の保有者と前記複数の参照画像の各々との関連性から求められる社会的類似度を算出する。そして、算出した各々の類似度を加算することにより、複数の参照画像の相互間の類似度を算出する。
まず、i番目の参照画像Iiとj番目の参照画像Ijの視覚的類似度VS(Ii, Ij)は、下記の(1)式により求められる。なお、Xiはi番目の参照画像の特徴量であり、Xjはj番目の参照画像の特徴量であり、σはi番目の参照画像の特徴量とj番目の参照画像の特徴量との差分の平均値である。
また、参照画像Iiと参照画像Ijの文語的類似度TS(Ii,Ij)は、下記の(2)式及び(3)式により求められる類似度Sim(ti,tj)の平均値として求められる。下記の(2)式及び(3)式の各パラメータは、参照画像Ii及び参照画像Ijの各々のタグ情報40Bに含まれる撮影対象物を表す単語をワードネットに当てはめることにより求められる。
なお、ワードネットは、公知の概念辞書(意味辞書)であり、多数の単語が上位・下位の関係によって定義された階層構造を持つ木構造情報としてデータベース化された概念辞書である。下記の(2)式のlso(ti,tj)は、ワードネットにおける単語ti及び単語tjの双方の親ノードとなる単語であり、hypo(t)は、単語tの子ノードの数であり、deep(t)は、単語tの階層数である。また、nodemaxは、ワードネットにおけるノードの最大数であり、deepmaxはノードの階層の最大数であり、kは定数である。
また、類似度Sim(ti,tj)を算出する方法としては、公知の方法が適用され、例えば下記の参考文献1に記載の方法が用いられる。
(参考文献1)International Journal of Multimedia and Ubiquitous Engineering Vol.9, No.8 (2014), pp.39-50, "Obtaining Information Content of Concepts: An Overview", Lingling Meng.
なお、本実施形態では、ワードネットを用いて文語的類似度TS(Ii,Ij)を算出する場合について説明したが、これに限らない。多数の単語が上位・下位の関係によって定義された階層構造を持つ木構造情報としてデータベース化された何れかの辞書を用いて、文語的類似度TS(Ii,Ij)を算出すれば良い。
また、参照画像Iiと参照画像Ijの社会的類似度SS(Ii,Ij)は、eを単位ベクトルとし、Wを各々のユーザと各々の参照画像との関係を表す行列とし、cを定数として、下記の(4)式乃至(6)式により求められる。なお、下記の(5)式は、例えば下記の参考文献2に記載されたRandom walk with restartの方法を用いた式である。
(参考文献2)DEIM Forum 2011 D3-1, "Efficient Top-k Search for Random Walk with Restart", Yasuhiro FUJIWARA.
そして、本実施形態で用いる、参照画像Iiと参照画像Ijの各々の相互間の類似度は、α、β、γ(α+β+γ=1)を定数とすると、下記の(7)式により求められる。
なお、(7)式における定数α、β、γは、評価対象に正しい順位付けがなされている程、値が大きくなる指標であるnDCG(normalized Discounted Cumulated Gain)の値を用いて決定される。一例として図5に、α及びβの組み合わせ毎にnDCGの値を算出した際の、定数α及びβの組み合わせとnDCGとの関係を示すグラフを示した。図5に示すように、nDCGの値が最大となる定数α、βの組み合わせにより、定数α、βの値が決定される。また、決定されたα、βの値を用いて、γ=1−α−βを計算することにより、γの値が決定される。
なお、nDCGの値は、下記の(8)式及び(9)式により求められる。kは、順位付けを行う最大数であり、relは、i番目の順位付けの対象物の類似度であり、idealDCは、DCGの最大値である。
ステップS105では、算出した複数の参照画像の相互間の類似度から、階層的なクラスタ解析を行う。クラスタ解析を行う方法としては、最短距離法、最長距離法、群平均法、Ward法等の公知の技術を用いると良い。
ステップS107では、階層的なクラスタ解析の結果に応じて、参照画像の各々を葉ノードとした、参照画像の各々の関係性を表す木構造情報を作成する。一例として図6に示すように、木構造情報において、根ノードn1は、動物のノードn2、及び風景のノードn3に分岐している。動物のノードn2は、更に、犬の葉ノードn4、及び猫のノードn5に分岐し、猫のノードn5は、更に、猫の種類によって、猫Aの葉ノードn6、及び猫Bの葉ノードn7に分岐している。風景のノードn3は、エッフェル塔の葉ノードn8、及び街並みの葉ノードn9に分岐している。
また、猫Bの葉ノードn7には参照画像42Iが対応付けられていて、猫Aの葉ノードn6には参照画像42Jが対応付けられている。また、犬の葉ノードn4には参照画像42Kが対応付けられていて、エッフェル塔の葉ノードn8には参照画像42Lが対応付けられていて、街並みの葉ノードn9には参照画像42Mが対応付けられている。
ステップS109では、複数の対象画像を示す画像情報を取得する。本実施形態では、外部サーバ30から、分析対象とするユーザが保有する予め定めた数(例えば、100)の画像ファイルを取得する。一例として図7に示すように、複数の対象画像には、猫の画像44A乃至44Fが含まれる。このことから、これらの対象画像を保有するユーザは猫に対して関心度が高いことがわかる。
ステップS111では、図6に示す木構造情報において、対象画像の各々の特徴量と葉ノードの参照画像の各々の特徴量とを比較し、比較結果に基づいて、対象画像の各々を葉ノードの参照画像の何れかに対応付ける。この対応付けには、例えば公知のK近傍法が用いられる。そして、各々の葉ノードの参照画像に対応付けられた対象画像の数を計数する。
ステップS113では、各ノードに、ユーザの関心度を割り当てる。まず、各々の葉ノードに対してユーザの関心度を割り当てる。関心度は、例えばすべての対象画像の枚数に対する、葉ノードの参照画像に対応付けられた対象画像の枚数の割合とする。すなわち、葉ノードに対応付けられた対象画像の枚数が多い程、関心度が高くなる。次に、葉ノードの1つ上の親ノードに関心度を割り当てる。具体的には、例えば親ノードから分岐した全ての葉ノードに対して割り当てられた関心度を全て加算した値を親ノードの関心度として割り当てる。この関心度の割り当てを根ノードまで繰り返すことにより、各ノードに関心度が割り当てられる。
一例として図8に示すように、猫Bの参照画像42Iに対象画像が40枚、猫Aの参照画像42Jに対象画像が20枚、犬の参照画像42Kに対象画像が15枚対応付けられたとする。また、エッフェル塔の参照画像42Lに対象画像が15枚、街並みの参照画像42Mに対象画像が10枚対応付けられたとする。
この場合、犬の葉ノードn4に0.15、エッフェル塔の葉ノードn8に0.15、街並みの葉ノードn9に0.1が関心度として割り当てられる。また、猫Aの葉ノードn6及び猫Bの葉ノードn7を子孫ノードとして持つ猫のノードn5には、猫Aの葉ノードn6の関心度0.4と、猫Bの葉ノードn7の関心度0.2とが加算された0.6が関心度として割り当てられる。さらに、犬の葉ノードn4及び猫のノードn5を子孫ノートとして持つ動物のノードn2には、犬のノードn4の関心度0.15と、猫のノードn5の関心度0.6とが加算された0.75が関心度として割り当てられる。
一方、エッフェル塔の葉ノードn8及び街並みの葉ノードn9を子孫ノードとして持つ風景のノードn3には、エッフェル塔の葉ノードn8の関心度0.15と、街並みの葉ノードn9の関心度0.1とが加算された0.25が関心度として割り当てられる。そして、動物のノードn2及び風景のノードn3を子ノードとして持つ根ノードn1には、動物のノードn2の関心度0.75と、風景のノードn3の関心度0.25とが加算された1が関心度として割り当てられる。このように、猫のノードn5の関心度が、犬の葉ノードn4、風景のノードn3と比較して高いことからも、これらの対象画像を保有するユーザは猫に対して関心度が高いことがわかる。
ステップS115では、各ノードに関心度が割り当てられた木構造情報をユーザプロファイルとして不揮発性メモリ20に記憶して、本ユーザプロファイル作成処理プログラムの実行を終了する。
このようなユーザプロファイル作成処理をユーザ毎に行い、ユーザ毎のユーザプロファイルを作成して記憶しておくことで、各々のユーザプロファイルが様々な状況において利用される。本実施形態では、作成したユーザプロファイルが、ユーザに適した動画像再生処理を行う際に利用される場合について説明する。
次に、本実施形態に係る動画像再生装置10のCPU14が操作部24により実行指示が入力された場合に実行される動画像再生処理を行う際の処理の流れを、図9に示すフローチャートを参照して説明する。
なお、本実施形態では、動画像再生処理のプログラムは予め不揮発性メモリ20に記憶されているが、これに限らない。例えば、外部装置から通信部28を介して動画像再生処理のプログラムを受信して不揮発性メモリ20に記憶しても良い。また、CD−ROM等の記録媒体に記録された動画像再生処理のプログラムをCD−ROMドライブ等でI/Oインタフェース22を介して読み込むことにより、動画像再生処理が実行されるようにしてもよい。
ステップS201では、再生対象の動画像を示す画像情報を取得する。本実施形態では、外部サーバ30に記憶されている画像情報を通信部28を介して取得する。
ステップS203では、取得した画像情報によって示される動画像を複数の時間帯に分割した分割動画像を生成する。動画像を分割する方法としては、動画像を予め定めた時間毎に分割する方法、動画像を構成する各フレームの特徴量の変化からシーンの切り替わりを抽出してシーン毎に分割する方法等、公知の技術を用いると良い。
ステップS205では、各分割動画像の特徴量を抽出する。まず、ユーザプロファイルと分割動画像との類似度から求められる類似度点数S1を算出する。具体的には、分割動画像に含まれる各フレームを対象画像として図3に示すユーザプロファイル作成処理を実行し、分割動画像の木構造情報を作成する。そして、ユーザプロファイルと分割動画像の木構造情報との各ノードについて、コサイン類似により求められる類似度を類似度点数S1として算出する。
コサイン類似による類似度は、0〜1までの数値で表され、1に近い程、類似していることを示す。類似度cos(x,y)は、木構造情報の各ノードに設定されている関心度をベクトルVで表し、ユーザプロファイルにおけるベクトルVのi番目の関心度xiとし、分割動画像におけるベクトルVのi番目の関心度yiとして、下記の(10)式により求められる。
次に、画像の顕著性マップ(サリエンシーマップ)を用いて求められる顕著性点数S2を算出する。画像の顕著性マップは、視覚的な顕著性を画像の各画素について計算したものである。本実施形態では、例えば分割動画像に含まれる各フレームについて公知の方法を用いて顕著性マップを作成し、作成した各顕著性マップの対応する各画素の平均値を算出することで分割動画像の顕著性マップを作成する。なお、本実施形態では、各フレームの顕著性マップから顕著性点数S2を直接取得するが、この際、後述するように、顕著性マップの各画素にガウシアン・カーネルを適用することによりノイズを減少させている。
顕著性点数S2は、作成した分割動画像の顕著性マップに基づいて、2つの要素で表される。1つ目の要素は、顕著性マップの各画素の加重和である。加重和Sum(smap,Q)は、下記の(11)式により求められる。なお、(11)式におけるsmap(i,j)は、顕著性マップのガウシアン・カーネルを適用する前の座標(i,j)における画素値であり、Q(i,j)は、顕著性マップ上に設定されたガウシアン・カーネルである。
2つ目の要素は、人間が画像の中心に焦点を当てがちであることに基づくものである。画像の中心における理想的な分布を正規分布で表した理想分布Pと、顕著性マップ上に設定されたガウシアン・カーネルQとの相違を表す情報量DKLは、公知の計算方法であるKLD(Kullback-Leibler divergence)を用いて、下記の(12)式により求められる。なお、(12)式におけるp(u)は、理想分布Pの分布密度であり、q(u)は、ガウシアン・カーネルQの分布密度である。
フレームFの顕著性点数AS(F)は、1つ目の要素である顕著性マップの加重和Sum(smap,Q)、及び2つ目の要素である理想分布Pとガウシアン・カーネルQとの相違を表す情報量DKLを用いて、下記の(13)式で求められる。なお、(13)式におけるsmapは、フレームFにおける画素値smap(i,j)であり、Qは、フレームFにおけるガウシアン・カーネルQである。
本実施形態では、顕著性点数S2を、各フレームFの顕著性点数AS(F)の平均値ASiとする。平均値ASiは、i番目のフレームFiとすると、下記の(14)式によりにより求められる。
なお、上述した各フレームFの顕著性点数AS(F)の平均値ASiの算出方法は、公知の手法であり、例えば下記の参考文献3に具体的に記載されている。
(参考文献3)H. J. Seo and P. Milanfar. Static and space-time visual saliency detection by self-resemblance. Journal of vision, 2009.
ステップS207は、ユーザプロファイルと分割動画像との類似度Sを算出する。本実施形態では、上述した類似度点数S1と上述した顕著性点数S2とを加算した値を、ユーザプロファイルと分割動画像との類似度Sとして算出する。なお、類似度点数S1及び顕著性点数S2を加算する際には、少なくとも一方に重みづけを行った上で加算しても良い。
ステップS209では、ユーザプロファイルと分割動画像との類似度Sに応じて、分割動画像の再生優先度を設定する。本実施形態では、ユーザプロファイルと分割動画像との類似度Sが高い程、再生優先度が高くなるように、各分割動画像の再生優先度を設定する。
例えば、一例として図10に示す橋を撮影した画像44Gのような橋の画像をユーザが多数保有しているとする。この場合には、一例として図11に示すように、複数の分割動画像P1乃至P4のうち、橋が撮影された画像を含む分割動画像P2の類似性が高くなる。従って、橋が撮影された画像を含む分割動画像P2の再生優先度が高く、橋が撮影された画像を含まない分割動画像P1、P3、P4の再生優先度が低くなるように、各分割動画像P1乃至P4の再生優先度を設定する。
ステップS211では、各々の分割動画像について、前後に隣接する分割動画像の再生優先度に基づいて、分割動画像の再生優先度を調整する。本実施形態では、調整対象とする分割動画像である対象分割動画像の再生優先度、及び対象分割動画像の前に隣接する分割動画像の再生優先度の第1の差を算出する。また、対象分割動画像の再生優先度、及び対象分割動画像の後に隣接する分割動画像の再生優先度の第2の差を算出する。そして、第1の差及び第2の差が共に予め定めた閾値以上である場合は、第1の差及び第2の差が閾値未満となるように、分割動画像の再生優先度を調整する。なお、上記予め定めた閾値は、再生対象の動画像が滑らかに再生されるか否かを判定するための閾値であり、例えば、各分割動画像に設定されている再生優先度の最高値及び最低値の差分より小さい値とし、当該差分の半分の値より大きい値とする。また、調整の際には、対象分割動画像に、前に隣接する分割動画像の再生優先度、及び後に隣接する分割動画像の再生優先度の何れか一方を設定すると良い。あるいは、対象分割動画像に、前に隣接する分割動画像の再生優先度、及び後に隣接する分割動画像の再生優先度の平均値を設定しても良い。
例えば、各分割動画像に再生優先度として「高い」又は「低い」を設定する場合、再生優先度が高い分割動画像であっても、直前及び直後の分割動画像の再生優先度が共に低い場合には、その分割動画像の再生優先度が低くなるように再生優先度を調整する。また、再生優先度が低い分割動画像であっても、直前及び直後の分割動画像の再生優先度が共に高い場合には、その分割動画像の再生優先度が高くなるように再生優先度を調整する。
一例として図12に示すように、再生優先度が高い分割動画像46が連続する時間帯においては、それらの分割動画像46の再生優先度を高いままとする。一方、再生優先度が高い分割動画像46が連続しない場合には、その分割動画像46の再生優先度が低くなるように調整する。同様に、再生優先度が低い分割動画像46が連続する時間帯においては、それらの分割動画像46の再生優先度を低いままとするが、再生優先度が低い分割動画像46が連続しない場合には、その分割動画像46の再生優先度が高くなるように調整する。これにより、再生対象の動画像が滑らかに再生される。
ステップS213では、動画像の再生画面を表示するように表示部26を制御する。一例として図13Aに示すように、再生対象とする動画像を、再生優先度を表す再生矢印46A、46Bを付した状態で分割動画像毎に表示させる。なお、1つの矢印で表された再生矢印46Aは、再生優先度が高いことを表し、3つの矢印で表された再生矢印46Bは、再生優先度が低いことを表す。
本実施形態では、ユーザが操作部24により何れかの分割動画像の再生優先度を変更する指示を入力した場合、指示された分割動画像の再生優先度を変更する。一例として図13Bに示すように、操作部24により再生優先度が低い分割動画像の再生優先度を高くする変更が指示された場合、その分割動画像の再生優先度が高くなるように再生優先度を変更する。
ステップS215では、動画像の再生が指示されたか否かを判定する。本実施形態では、操作部24により再生指示が入力された場合に、動画像の再生が指示されたと判定する。
ステップS215で動画像の再生が指示されたと判定した場合(S215,Y)はステップS217に移行する。また、ステップS215で動画像の再生が指示されていないと判定した場合(S215,N)は、動画像の再生が指示されたと判定されるまでステップS215の処理を繰り返す。
ステップS217では、動画像の再生処理を行う。本実施形態では、動画像の再生処理において、再生優先度が高い分割動画像については、通常の再生速度で再生し、再生優先度が低い分割動画像については、通常の再生速度より速い再生速度で再生する。これにより、ユーザの好みの映像でないと推測される分割動画像が自動的に早送りされる。
なお、本実施形態では、分割動画像の再生優先度に応じて各分割動画像の再生速度を変更する場合について説明したが、これに限らない。例えば、再生優先度が高い分割動画像のみを再生させても良い。これにより、ユーザの好みの映像であると推測される分割動画像のみが自動的に選択されて再生される。
図14に、参照画像の各々の相互間の類似度をランダムとした場合、視覚的類似度のみとした場合、文語的類似度のみとした場合、社会的類似度のみとした場合、及び、本発明のように各類似度を加算した場合における各々のnDCGの平均値を示した。なお、本実施形態では、上述したように、視覚的類似度、文語的類似度、及び、社会的類似度を加算することにより、複数の参照画像の相互間の類似度を算出する。
図14によると、nDCGの平均値は、本発明のように各類似度を加算した場合が最も高いことがわかる。すなわち、複数の参照画像の相互間の類似度を、視覚的類似度、文語的類似度、及び、社会的類似度を加算することにより算出した場合が最も正しく順位付けが行われていると言える。
図15に、分割動画像の再生優先度をランダムとした場合、従来法Aで分割動画像の再生優先度を算出した場合、従来法Bで分割動画像の再生優先度を算出した場合、本発明の手法で分割動画像の再生優先度を算出した場合におけるnDCGの平均値を示した。このnDCGの平均値は、20人のユーザにより評価されたnDCGの平均値である。
従来法Aは、分割動画像に含まれる各フレームについてパターンマッチング等により対象画像との類似度を算出して、算出した類似度に基づいて各分割動画像の再生優先度を設定する手法である。また、従来法Bは、一例として図16に示すように、対象画像及び参照画像の各々について、例えばK近傍法により特徴量を抽出し、各々の参照画像に対応付けられた対象画像の枚数を算出し、その枚数の情報を関心度としたユーザプロファイルを作成する。また、分割動画像に含まれる各フレームについても、例えばK近傍法により特徴量を抽出し、各々の参照画像に対応付けられた対象画像の枚数を算出する。そして、算出した対象画像の枚数をユーザプロファイルと比較することにより、各分割動画像の再生優先度を設定する手法である。
図15によると、nDCGの平均値は、本発明の手法で分割動画像の再生優先度を算出した場合が最も高いことがわかる。すなわち、本発明の手法で分割動画像の再生優先度を算出した場合が最も正しく順位付けが行われていると言える。
図17に、従来法Aで分割動画像の再生優先度を算出した場合、従来法Bで分割動画像の再生優先度を算出した場合、本発明の手法で分割動画像の再生優先度を算出した場合におけるnDCGの値を示した。図17によると、20人中の16人のユーザが、本発明の手法で分割動画像の再生優先度を算出した場合に最も正しく順位付けが行われていると評価していることがわかる。
なお、本実施形態では、作成したユーザプロファイルを動画像再生処理に適用する場合について説明したが、これに限らない。例えば、作成したユーザプロファイルは、マルチメディア、画像検索勧告、パーソナライズビデオ要約、人工知能、ヒューマンコンピュータインタラクション、強制コンピューティング等、様々な分野の様々な技術に適用される。
また、本実施形態では、動画像再生装置10で図3のユーザプロファイル作成処理、図9の動画像再生処理を行う場合について説明したが、これに限らない。例えば、外部サーバ30がユーザプロファイル作成処理を行い、動画像再生装置が外部サーバ30から動画像情報を取得する際に、ユーザプロファイルを示す情報を動画像情報と併せて取得しても良い。あるいは、動画像再生装置が外部サーバ30から動画像情報を取得する際に、再生優先度を示す情報が付加された動画像情報を取得しても良い。
10 装置
12 コントローラ
14 CPU
16 ROM
18 RAM
20 不揮発性メモリ
22 I/Oインタフェース
24 操作部
26 表示部
28 通信部
40B タグ情報
42A乃至42M 参照画像
44A乃至44F 対象画像

Claims (7)

  1. 複数の参照画像の各々の特徴量から求めた前記複数の参照画像の相互間の類似度を用いて、前記複数の参照画像の各々の関係性を木構造で表した木構造情報を作成する第1作成手段と、
    ユーザが保有する複数の対象画像の各々の特徴量と前記木構造の葉ノードに対応する前記参照画像の各々の特徴量とを用いて、前記ユーザの関心度を前記木構造の各ノードに割り当てたユーザプロファイルを作成する第2作成手段と、
    を備えたユーザプロファイル作成装置。
  2. 前記類似度は、視覚的特徴から求められる視覚的類似度、文語的特徴から求められる文語的類似度、及び、前記ユーザと前記複数の参照画像の各々との関連性から求められる社会的類似度のうち、少なくとも2つを含む
    請求項1記載のユーザプロファイル作成装置。
  3. 動画像を複数の時間帯に分割した分割動画像毎に、請求項1又は2記載のユーザプロファイル作成装置により作成された前記ユーザプロファイルと、前記分割動画像に含まれるフレームの各々の特徴量とを用いて前記ユーザプロファイルと前記分割動画像との類似度を計算し、計算した類似度に応じて、前記分割動画像の再生優先度を算出する算出手段
    を備えた動画像分析装置。
  4. 前記算出手段により算出された前記分割動画像の再生優先度を、前記分割動画像の前後に隣接する前記分割動画像の再生優先度に基づいて調整する調整手段を更に備えた
    請求項3記載の動画像分析装置。
  5. 前記調整手段は、調整対象とする前記分割動画像である対象分割動画像の再生優先度、及び前記対象分割動画像の前に隣接する分割動画像の再生優先度の第1の差と、前記対象分割動画像の再生優先度、及び前記対象分割動画像の後に隣接する分割動画像の再生優先度の第2の差と、が共に予め定めた閾値以上である場合は、前記第1の差及び前記第2の差が前記閾値未満となるように、前記分割動画像の再生優先度を調整する
    請求項4記載の動画像分析装置。
  6. 請求項3〜5の何れか1項記載の動画像分析装置と、
    前記算出手段により算出された前記分割動画像の再生優先度に応じて、前記分割動画像の再生速度を調整しながら前記動画像を再生する再生手段と、
    を備えた動画像再生装置。
  7. コンピュータを、請求項1又は2記載のユーザプロファイル作成装置の各手段として機能させるためのプログラム。
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