以下、発明の実施の形態を通じて本発明を説明するが、以下の実施形態は特許請求の範囲にかかる発明を限定するものではない。また、実施形態の中で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。
図1は、カメラシステム5の一例を模式的に示す。カメラシステム5は、カメラ10と、携帯機器100とを備える。カメラ10は、撮像装置の一例としての一眼レフレックスカメラである。携帯機器100は、外部機器の一例としての携帯電話端末である。携帯機器100は、いわゆるスマートフォンである。
カメラ10は、携帯機器100と通信する機能を有する。携帯機器100は、カメラ10と通信する機能を有する。具体的には、カメラ10は、無線通信により、携帯機器100と通信する。携帯機器100は、無線通信によりカメラ10通信する。携帯機器100は、無線LANによりカメラ10通信する。無線通信としては、IEEE802.11規格に基づく無線通信の他、IEEE802.15規格に基づくBluetooth(登録商標)等の近距離無線通信を適用できる。なお、本実施形態で説明するカメラ10と携帯機器100との間の情報の送受信は、特に断らない限り、無線通信で行われる。そのため、無線通信での送信を単に「送信」等と省略する場合がある。また、無線通信での受信を単に「受信」等と省略する場合がある。
カメラ10は、撮影指示に応じて撮像動作で生成した画像データを、外部メモリ180に画像ファイルとして格納する。カメラ10は、携帯機器100に送信される予定の画像ファイルをユーザに指定させる。カメラ10は、ユーザが指定した画像ファイルの格納場所を示す格納情報を含む送信予約リストを、後述する外部メモリ180に記録する。送信予約リストに含まれる画像ファイルの格納場所の情報には、ユーザが指定した送信対象の画像ファイルのファイル名と、当該画像ファイルが格納されているディレクトリ名とを含む。カメラ10は、ユーザが画像ファイルを指定する毎に、外部メモリ180に記録されている送信予約リストに、指定された画像ファイルの格納場所の情報を追加して、送信予約リストを更新する。
携帯機器100は、カメラ10から画像ファイルを取得するようユーザから指示されると、送信予約リストを携帯機器100へ送信する旨の送信予約リスト要求をカメラ10に要求する。携帯機器100は、送信予約リストをカメラ10から取得した場合、送信予約リストに含まれるファイル名およびディレクトリ名を示す格納情報を含む画像データ送信要求をカメラ10に送信する。カメラ10は、携帯機器100から受信した画像データ送信要求で特定される画像ファイルを外部メモリ180から読み出して、読み出した画像ファイルのデータを携帯機器100へ送信する。携帯機器100は、カメラ10から受信した画像ファイルのデータを後述する記録媒体240に格納する。
携帯機器100は、送信予約リストをカメラ10に要求した後、カメラ10から送信予約リストが受信できなかった場合は、外部メモリ180に格納されている画像データの一覧情報をカメラ10に要求して、カメラ10から一覧情報を受信する。画像データの一覧情報は、各画像ファイルのファイル名およびディレクトリ名の一覧と、各画像データのサムネイル画像データとを含む。携帯機器100は、サムネイル画像データに基づいてサムネイル画像を表示部280に表示して、カメラ10から携帯機器100に送信するべき画像ファイルをユーザに選択させる。携帯機器100は、ユーザによって選択された画像ファイルのファイル名およびディレクトリ名を示す情報を含む画像データ送信要求を、カメラ10に送信する。カメラ10は、携帯機器100から受信した画像データ送信要求で特定された場所に格納されている画像ファイルを外部メモリ180から読み出して、読み出した画像ファイルのデータを携帯機器100へ送信する。携帯機器100は、カメラ10から受信した画像ファイルのデータを、後述する記録媒体240に格納する。
カメラシステム5によれば、ユーザは、カメラ10上の操作で、携帯機器100へ送信するべき画像ファイルを選択することができる。そのため、カメラ10がサムネイル画像データ等の一覧情報を携帯機器100に送信しなくても、ユーザが所望する画像ファイルだけを携帯機器100へ送信できる。外部メモリ180に格納されている画像ファイル数が多くなるが一覧情報を携帯機器100に送信するのに要する時間も長くなるが、カメラシステム5によれば、一覧情報の送信に要する時間を省略できる。また、一覧情報を携帯機器100に送信するための通信量も削減できる。
また、カメラ10によれば、送信予約情報を外部メモリ180に記録するので、ユーザは所望のタイミングで画像ファイルを選択することができる。例えば、ユーザは、携帯機器100への送信対象となる画像ファイルを指定した後、カメラ10で新たに撮影して得られた新たな画像ファイルを、送信予約リストに追加して記録させることができる。このように、画像ファイルを指定する操作の間に撮影操作を挟んで、指定した画像ファイルを一括して送信することができる。また、画像ファイルを指定する操作の間撮影の他にも、カメラ10の動作設定の変更操作や画像データの編集操作等を、画像ファイルを指定する操作の間に挟んで、指定した画像ファイルを一括して送信することができる。そのため、画像ファイルを指定している間に他の操作をする必要が生じた場合でも、その操作を行った後、再び最初から像ファイルの指定操作をする必要がない。
図2は、カメラ10のシステム構成の一例を外部メモリ180とともに示す。カメラ10は、カメラ本体130と、レンズユニット120とを備える。カメラ10は、一眼レフレックスカメラである。レンズユニット120は交換レンズであり、カメラ本体130に対して着脱可能である。図2は、レンズユニット120がカメラ本体130に装着されたカメラ10全体のブロック構成を示す。
レンズユニット120は、レンズマウント接点121を有するレンズマウントを備える。カメラ本体130は、カメラマウント接点131を有するカメラマウントを備える。レンズマウントとカメラマウントとが係合してレンズユニット120とカメラ本体130とが一体化されると、レンズマウント接点121とカメラマウント接点131とが接続される。レンズMPU123は、レンズマウント接点121およびカメラマウント接点131を介してカメラMPU140と接続され、相互に通信しつつ協働してレンズユニット120を制御する。
レンズユニット120は、レンズ群122、レンズ駆動部124およびレンズMPU123を有する。被写体光は、レンズユニット120が有する光学系としてのレンズ群122を透過して、カメラ本体130に入射する。メインミラー145およびサブミラー146を含むミラーユニットは、レンズ群122の光軸を中心とする被写体光束中に進出した進出位置と、被写体光束から退避した退避位置とを取り得る。サブミラー146は、メインミラー145の変位に連動して変位する。メインミラー145が被写体光束中から退避した位置にある場合に、サブミラー146も被写体光束から退避した位置にある。メインミラー145が被写体光束中に進出した位置にある場合に、サブミラー146も被写体光束中に進出した位置にある。レリーズボタンが押し込まれると、ミラーユニットは進出位置からアップして退避位置に変位し、撮像素子132による撮像動作が完了すると、ミラーユニットは退避位置からダウンして進出位置に戻る。
ミラーユニットが進出位置にある場合、メインミラー145は、レンズ群122を通過した被写体光束の一部を反射する。具体的には、メインミラー145の一部領域には、ハーフミラーが形成されている。メインミラー145のハーフミラー領域に入射した被写体光束の一部は透過し、他の一部は反射する。メインミラー145により反射された被写体光束は、ピント板161、透過型表示パネル160、ペンタプリズム147、接眼光学系162およびファインダ窓163を通じて、被写体像としてユーザに提示される。ユーザは、提示された被写体像に基づいて構図等を確認することができる。透過型表示パネル160は、被写体光束に基づく被写体像とともに、撮像動作の設定状態を示す情報等を含む種々の情報をユーザに提示する。透過型表示パネル160は、カメラMPU140の制御に従って、被写体光束に基づく被写体像に重畳して、種々の情報をユーザに提示する。
メインミラー145のハーフミラー領域を透過した被写体光束の一部は、サブミラー146で反射されて、AFユニット142へ導かれる。AFユニット142は、被写体光束を受光する複数の光電変換素子列を有する。光電変換素子列は、合焦状態にある場合には位相が一致した信号を出力し、前ピン状態または後ピン状態にある場合には、位相ずれした信号を出力する。位相のずれ量は、焦点状態からのずれ量に対応する。AFユニット142は、光電変換素子列の出力を相関演算することで位相差を検出して、位相差を示す位相差信号をカメラMPU140へ出力する。
レンズ群122の焦点状態は、カメラMPU140等の制御により、AFユニット142からの位相差信号を用いて調節される。例えば、位相差信号から検出された焦点状態に基づき、カメラMPU140によってレンズ群122が含むフォーカスレンズの目標位置が決定され、決定された目標位置に向けてレンズMPU123の制御によってフォーカスレンズの位置が制御される。具体的には、レンズMPU123は、一例としてフォーカスレンズモータを含むレンズ駆動部124を制御して、レンズ群122を構成するフォーカスレンズを移動させる。このように、メインミラー145が進出位置にダウンしてミラーユニットが進出位置にある場合に、位相差検出方式でレンズ群122の焦点状態が検出されて焦点調節が行われる。AFユニット142には、撮像素子132による撮像範囲内の複数の焦点調節位置のそれぞれにおいて焦点状態を調節すべく、複数の焦点調節位置にそれぞれ対応する複数の位置にそれぞれ光電変換素子が設けられる。
測光素子144は、被写体光を測光する測光部の一例である。測光素子144は、ペンタプリズム147に導かれた光束の一部の光束を受光する光電変換素子を有する。測光素子144が有する光電変換素子で検出された被写体の輝度情報は、カメラMPU140に測光値として出力される。カメラMPU140は、測光素子144から取得した輝度情報に基づき、各部を制御する。例えば、カメラMPU140は、当該輝度情報に基づきAE評価値を算出して、AE評価値に基づいて露出制御を行う。カメラMPU140は、記録範囲が設定されている場合、測光素子144が有する複数の光電変換素子のうち、記録範囲内に対応する範囲内に位置する光電変換素子で検出された輝度情報に基づいて、AE評価値を算出してよい。
メインミラー145が被写体光束から退避すると、サブミラー146はメインミラー145に連動して被写体光束から退避する。撮像素子132のレンズ群122側には、フォーカルプレーンシャッタ143が設けられる。フォーカルプレーンシャッタ143は、一例としてメカニカルシャッタである。ミラーユニットが退避位置にあり、フォーカルプレーンシャッタ143が開状態にある場合、レンズ群122を透過した被写体光束は、撮像素子132の受光面に入射する。フォーカルプレーンシャッタ143は、撮像素子132へ入射する被写体光の光路を開閉することで露光を制御する。
撮像素子132は、撮像部として機能する。撮像素子132は、レンズ群122を通過した被写体光束により被写体を撮像する。撮像素子132としては、例えばCMOSセンサ、CCDセンサ等の固体撮像素子を例示することができる。撮像素子132は、被写体光束を受光する複数の光電変換素子を有しており、複数の光電変換素子でそれぞれ生じた蓄積電荷量に応じたアナログ信号をアナログ処理部133へ出力する。アナログ処理部133は、撮像素子132から出力されたアナログ信号に対して、増幅処理、OBクランプ処理等のアナログ処理を施して、A/D変換器134へ出力する。A/D変換器134は、アナログ処理部133から出力されたアナログ信号を、画像データを表すデジタル信号に変換して出力する。撮像素子132、アナログ処理部133およびA/D変換器134は、カメラMPU140からの指示を受けた駆動部148により駆動される。
A/D変換器134からデジタル信号で出力したデジタル信号は、画像データとしてASIC135に入力される。ASIC135は、画像処理機能に関連する回路等を一つにまとめた集積回路である。ASIC135は、揮発性メモリの一例としてのRAM136の少なくとも一部のメモリ領域を、画像データを一時的に記憶するバッファ領域として使用して、RAM136に記憶させた画像データに対して種々の画像処理を施す。ASIC135による画像処理としては、ノイズリダクション処理、欠陥画素補正、ホワイトバランス調節、色補間処理、色補正、ガンマ補正、輪郭強調処理、画像データの圧縮処理等を例示することができる。
撮像素子132が連続して撮像した場合、順次に出力される画像データはバッファ領域に順次に記憶される。撮像素子132が連続して撮像することにより得られた複数の画像データは、連続する静止画の画像データ、または、動画を構成する各画像の画像データとして、バッファ領域に順次に記憶される。RAM136は、ASIC135において動画データを処理する場合にフレームを一時的に記憶するフレームメモリとしても機能する。
ASIC135における画像処理としては、記録用の画像データを生成する処理の他、表示用の画像データを生成する処理、自動焦点調節(AF)用の画像データ処理を例示できる。また、ASIC135における画像処理としては、AF処理用のコントラスト量を検出する処理等を含む。具体的には、ASIC135は、画像データからコントラスト量を検出してカメラMPU140に供給する。例えば、ASIC135は、光軸方向の異なる位置にフォーカスレンズを位置させて撮像することにより得られた複数の画像データのそれぞれからコントラスト量を検出する。カメラMPU140は、検出されたコントラスト量とフォーカスレンズの位置とに基づいて、レンズ群122の焦点状態を調節する。例えば、カメラMPU140は、コントラスト量を増大させるようフォーカスレンズの目標位置を決定して、レンズMPU123に、決定された目標位置に向けてフォーカスレンズの位置を制御させる。このように、メインミラー145がアップして退避位置にある場合に、コントラスト検出方式でレンズ群122の焦点状態が検出されて焦点調節が行われる。このように、カメラMPU140は、ASIC135およびレンズMPU123と協働して、レンズ群122の焦点調節を行う。
ASIC135は、A/D変換器134から出力された画像データを記録する場合、規格化された画像フォーマットの画像データに変換する。例えば、ASIC135は、静止画の画像データを、JPEG等の規格に準拠した符号化形式で符号化された静止画データを生成するための圧縮処理を行う。また、ASIC135は、複数のフレームを、QuickTime、H.264、MPEG2、Motion JPEG等の規格に準拠した符号化方式で符号化された動画データを生成するための圧縮処理を行う。ASIC135が生成した記録用の静止画データ、動画データ等の画像データは、RAM136から記録媒体IF152を通じて、外部メモリ180へ転送される。
外部メモリ180は、記録媒体コネクタ151に装着される。外部メモリ180は、カメラ本体130に着脱可能である。外部メモリ180は、不揮発性の記録媒体の一例である。外部メモリ180は、例えばフラッシュメモリ等の半導体メモリで構成される。外部メモリ180は、メモリカードであってよい。外部メモリ180に記録されている画像データは、記録媒体IF152を通じてRAM136へ転送されRAM136に記憶される。
ASIC135は、記録用の画像データの生成に並行して、表示用の画像データを生成する。例えば、ASIC135は、いわゆるライブビュー動作時に、表示部138に表示させる表示用の画像データを生成する。また、画像の再生時においては、ASIC135は、外部メモリ180から読み出された画像データから表示用の画像データを生成する。生成された表示用の画像データは、表示制御部137の制御に従ってアナログの信号に変換され、液晶ディスプレイ等の表示部138に表示される。また、撮像により得られた画像データに基づく画像表示と共に、当該画像データに基づく画像表示をすることなく、カメラ10の各種設定に関する様々なメニュー項目も、ASIC135および表示制御部137の制御により表示部138に表示される。
外部機器コネクタ153には、外部の機器と通信するための通信ケーブルが装着される。通信ケーブルとしては、USBケーブル、HDMI(登録商標)ケーブル等を例示できる。カメラMPU140は、RAM136に記憶されている画像データを、外部機器コネクタ153を介して通信可能に接続されている外部の機器へ送信させることができる。なお、RAM136に記憶されている画像データとは、記録媒体IF152を通じて外部メモリ180からRAM136に転送された画像データであってよく、撮像素子132の撮像動作に応じてASIC135が生成しRAM136に記憶されている画像データであってよい。
また、カメラMPU140は、外部機器コネクタ153および外部通信IF154を介して外部の機器から画像データを受信して、RAM136に記憶することができる。外部機器から受信してRAM136に記憶された画像データは、記録媒体IF152の制御により外部メモリ180に記録されてよい。表示制御部137は、当該画像データに基づく画像を表示部138に表示させてよい。
無線通信モジュール150は、外部の機器と無線通信を行う。例えば、無線通信モジュール150は、携帯機器100と無線通信を行う。具体的には、無線通信モジュール150は、画像データを送信する旨の画像データ送信要求を携帯機器100から受信する。無線通信モジュール150が画像データを送信する旨の要求を携帯機器100から受信した場合、カメラMPU140は、記録媒体IF152を通じて外部メモリ180から画像データをRAM136に読み出して、RAM136に読み出された画像データを無線通信モジュール150から携帯機器100へ無線で送信させる。
また、無線通信モジュール150は、カメラ10で撮像する旨の撮像要求を携帯機器100から受信する。カメラMPU140は、撮像要求を受信した場合、撮像素子132等を制御して撮像動作を行い、撮像素子132の撮像動作に応じてASIC135が生成しRAM136に記憶された画像データを無線通信モジュール150から携帯機器100へ無線で送信させる。
操作入力部141は、ユーザ操作を受け付ける。操作入力部141は、レリーズボタン、コマンドダイヤル、マルチセレクタ、メニューボタン、撮影モードダイヤル、ライブビュースイッチ、電源スイッチ等の各種操作部材等を含む。また、操作入力部141は、タッチパネル等として表示部138と一体に実装されたタッチセンサを含んでよい。
カメラMPU140は、操作入力部141が操作されたことを検知して、操作に応じた動作を実行する。例えば、カメラMPU140は、レリーズボタンが押し込まれた場合に、撮像動作を実行するようにカメラ10の各部を制御する。また、カメラMPU140は、タッチパネルとして実装された入力部材が操作された場合に、表示部138に表示させたメニュー項目および操作内容に応じた動作をするよう、カメラ10の各部を制御する。このように、カメラMPU140は、操作入力部141に対する操作に基づきユーザ指示を特定して、特定したユーザ指示に基づき動作を実行する。
カメラ10は、上記に説明した制御を含めて、カメラMPU140およびASIC135により直接的または間接的に制御される。カメラ10の動作に必要な定数、変数等のパラメータ、プログラム等は、システムメモリ139に格納される。システムメモリ139は、電気的に消去・記憶可能な不揮発性メモリであり、例えばフラッシュROM、EEPROM等により構成される。システムメモリ139は、パラメータ、プログラム等を、カメラ10の非動作時にも失われないように格納する。システムメモリ139に記憶されたパラメータ、プログラム等は、RAM136に展開され、カメラ10の制御に利用される。ASIC135、RAM136、システムメモリ139、表示制御部137、カメラMPU140、記録媒体IF152、外部通信IF154、無線通信モジュール150は、バス等の接続インタフェース149により相互に接続され、各種のデータをやりとりする。
カメラ本体130の各部、レンズユニット120の各部および外部メモリ180は、電源回路192を介して電源190から電力供給を受ける。電源190としては、カメラ本体130に対して着脱できるリチウムイオン電池等の二次電池、系統電源等を例示することができる。二次電池は電池の一例であり、電池とは、実質的に充電することができない一次電池を含む。カメラMPU140は、電源回路192を制御することにより、電源190からカメラ10の各部への電力供給を制御する。
図3は、カメラ10のカメラMPU140のブロック構成の一例を示す。カメラMPU140は、指示取得部330と、送信予約リスト記録部300と、送信予約リスト送信部340と、画像データ送信部350と、送信予約リスト更新部310と、受信完了通知取得部320とを有する。
指示取得部330は、画像データを指定する指示をユーザから取得する。指示取得部330は、操作入力部141の操作に基づいて、画像データを指定する指示をユーザから取得する。
送信予約リスト記録部300は、指示取得部330が指示をユーザから取得した場合に、ユーザが指定した画像データを特定する情報を含む送信予約リストを、外部メモリ180に記録する。ディレクトリ名やファイル名などの画像ファイルの格納情報は、画像データを特定する情報の一例である。
送信予約リスト送信部340は、外部メモリ180に記録されている送信予約リストを、携帯機器100へ送信する。送信予約リスト送信部340は、無線通信モジュール150が携帯機器100から送信された受信送信予約リスト要求を受信すると、記録媒体IF152を制御して外部メモリ180から送信予約リストを読み出して、読み出した送信予約リストのデータを携帯機器100へ送信する。
画像データ送信部350は、送信予約リストに基づいて指定された画像データの送信要求を携帯機器100から受信した場合に、画像データを携帯機器100へ送信する画像データ送信部350は、無線通信モジュール150が携帯機器100から送信された画像データ送信要求を受信すると、記録媒体IF152を制御して外部メモリ180から画像ファイルを読み出して、読み出した画像ファイルのデータを携帯機器100へ送信する。
送信予約リスト記録部300は、第1画像データを指定する旨の第1の指示を指示取得部330がユーザから取得した場合に、第1画像データを特定する第1情報を含む送信予約リストを外部メモリ180に記録する。そして、第1情報を含む送信予約リストを外部メモリ180に記録した後に撮像して得られた第2画像データを指定する旨の第2の指示を指示取得部330がユーザから取得した場合に、送信予約リスト記録部300は、第2画像データを特定する第2情報を送信予約リストに追加して、第1情報および第2情報を含む送信予約リストを外部メモリ180に記録する。画像データ送信部350は、携帯機器100から送信予約リストに基づいて第1画像データおよび第2画像データを指定して送信するよう要求された場合に、第1画像データおよび第2画像データを携帯機器100へ送信する。このように、カメラ10によれば、外部メモリ180に送信予約リストを記録しているので、ユーザが送信予約をしている途中で、撮像動作等の他の操作を行うことができる。
受信完了通知取得部320は、画像データ送信部350が画像データを携帯機器100へ送信する毎に、携帯機器100が画像データの受信を完了した旨の受信完了通知を携帯機器100から取得する。送信予約リスト更新部310は、受信完了通知取得部320が受信完了通知を携帯機器100から取得した場合に、携帯機器100から通知された画像データを特定する情報を送信予約リストから削除する。このように、送信予約リスト更新部310は、外部メモリ180に記録されている送信予約リストで特定される画像データを画像データ送信部350が携帯機器100へ送信する毎に、携帯機器100への送信が完了した画像データを特定する情報を送信予約リストから削除して、外部メモリ180に記録されている送信予約リストを更新する。
なお、ASIC135は、ユーザから取得した画像再生指示に応じて、カメラ10に格納されている画像データに基づく画像を表示部138に表示させる。この場合、カメラMPU140は、ASIC135を制御して、表示部138に表示される画像の画像データを特定する情報を送信予約リストが含む場合に、表示部138に表示される画像の画像データが他の機器へ送信されるべき画像データとして指定されている旨を、画像とともに表示部138に表示させる。
図4は、携帯機器100のシステム構成の一例を示す。携帯機器100は、携帯機器MPU210、RAM220、システムメモリ230、記録媒体240、操作入力部250、無線モジュール270、表示部280およびバス290を備える。バス290は、携帯機器MPU210、RAM220、システムメモリ230、記録媒体240、操作入力部250、無線モジュール270および表示部280と結合され、各部から出力された各種データ、制御信号等を相互に伝送する。
携帯機器MPU210は、中央処理装置であり、携帯機器100の制御全般を司る。システムメモリ230は、電気的に消去・記憶可能な不揮発性メモリであり、例えばフラッシュROM等により構成される。システムメモリ230は、携帯機器100の動作に必要な定数、変数等の制御用のパラメータ、プログラム等を、携帯機器100の非動作時にも失われないように記憶している。システムメモリ230に記憶された定数、変数、プログラム等は、システムメモリ230からRAM220に展開され、携帯機器100の各部の制御に利用される。RAM220としては、SDRAM等を適用できる。
記録媒体240は、不揮発性の記録媒体である。記録媒体240としては、フラッシュメモリ等の半導体メモリ等を適用できる。表示部280は、液晶ディスプレイ等の表示デバイスを適用できる。操作入力部250は、ユーザ操作を受け付ける。操作入力部250としては、スイッチやボタン等の操作部材や、表示部280とタッチパネルとして一体に組み込まれたタッチセンサを含んでよい。無線モジュール270は、無線通信を担い、カメラ10との間で各種のデータを送受信する。
携帯機器MPU210は、送信予約リスト要求部410と、画像データ要求部420と、画像情報要求部430と、選択制御部440とをブロック構成として有する。
送信予約リスト要求部410は、カメラ10から画像ファイルを取得する場合に、送信予約リストを送信するようカメラ10に要求する。具体的には、送信予約リスト要求部410は、無線モジュール270を制御して、送信予約リスト要求をカメラ10へ送信させる。
画像データ要求部420は、カメラ10から取得した送信予約リストに基づいて、画像ファイルの送信要求をカメラ10に送信する。具体的には、画像データ要求部420は、無線モジュール270を制御して、画像データ送信要求をカメラ10へ送信させる。画像データ要求部420は、送信予約リストに含まれる格納情報を含む画像データ送信要求を、カメラ10へ送信する。このため、カメラ10は、画像データ送信要求で要求された場所に格納されている画像ファイルを携帯機器100すればよい。
なお、画像情報要求部430は、ユーザが指定した画像データを特定する情報を含む送信予約リストをカメラ10から取得できなかった場合に、カメラ10に格納されている1以上の画像データの画像情報と当該1以上の画像データを特定する情報とを送信するようカメラ10に要求する。例えば、画像情報要求部430は、無線モジュール270を制御して、サムネイル情報要求をカメラ10へ送信する。
選択制御部440は、カメラ10から取得した画像情報に基づく画像を表示部280に表示させて、カメラ10から携帯機器100へ送信されるべき画像データをユーザに選択させる。選択制御部440は、画像の表示位置と、操作入力部250に対するユーザの操作とに基づいて、ユーザがどの画像データを指定したかを判断する。画像データ要求部420は、ユーザが指定した画像データを特定する情報を含む送信予約リストをカメラ10から取得できなかった場合、選択制御部440により選択された画像データを特定する情報に基づいて、選択制御部440により選択された画像データの送信要求をカメラ10に送信する。このように、画像データ要求部420は、カメラ10上で選択された画像データだけでなく、携帯機器100上でユーザが選択した画像データも取得することができる。
図5は、送信予約リストに格納される格納情報の一例を模式的に示す。図5に示す送信予約リストには、3つの画像ファイルが送信対象画像ファイルとして指定されていることを示す。
送信予約リストの予約番号1に対応して記録されている格納情報は、外部メモリ180の「100NK」という名前のディレクトリ内の「DSC_0002.JPG」という名前のファイルが送信対象画像ファイルとして指定されていることを示す。送信予約リストの予約番号2に記録されている格納情報は、外部メモリ180の「100NK」という名前のディレクトリ内の「DSC_0003.JPG」という名前のファイルが送信対象画像ファイルとして指定されていることを示す。送信予約リストの予約番号3に記録されている格納情報は、外部メモリ180の「100NK」という名前のディレクトリ内の「DSC_0005.JPG」という名前のファイルが送信対象画像ファイルとして指定されていることを示す。
本実施形態では、送信予約リストは、外部メモリ180の第1階層のディレクトリであるルートディレクトリに格納される。送信予約リストは、ファイルとして格納される。なお、「100NK」は、外部メモリ180のルートディレクトリに所属する第2階層のディレクトリである。「DSC_0002.JPG」等の画像ファイルは、「100NK」のディレクトリに格納されている。なお、送信予約リストは、画像ファイルが格納されているディレクトリまたは当該ディレクトリより下位階層のディレクトリに格納されてよい。また、画像ファイルが単一の特定のディレクトリに格納される場合は、送信予約リストの格納情報にはディレクトリ名が含まれていなくてよい。
図6から図11にかけて、ユーザが送信対象画像ファイルとして画像ファイルを追加または削除する場合の処理を、画面を用いて説明する。初期状態においては、図5に示す送信予約リストが格納された状態であるとして説明する。
図6は、画像の再生画面600の一例を示す。再生画面600では、再生モードにおいて、外部メモリ180に記録された画像データに基づく画像が表示部138に表示される。再生画面600は、外部メモリ180に格納されている画像ファイルのうちユーザが選択した1つの画像ファイル「DSC_0006.JPG」に基づく画像が表示されている状態を示す。
「DSC_0006.JPG」の画像ファイルは、送信予約リストには含まれていない。再生画面600が表示されている状態で、ユーザが操作入力部141に対して画像編集メニューを表示させる操作を行うと、カメラMPU140は、図7に示すメニュー画面700を表示部138に表示させる。
図7は、現在選択されている1つの画像ファイル「DSC_0006.JPG」に対するメニュー画面700である。メニュー画面700は、「外部機器への送信指定/解除」の選択項目710を含む。操作入力部141の操作により、選択項目710が選択された状態で選択確定操作が行われると、カメラMPU140の指示取得部330は、ユーザが「DSC_0006.JPG」を送信対象画像ファイルに指定したと判断する。送信予約リスト記録部300は、ファイル名「DSC_0006.JPG」およびディレクトリ名「100NK」の格納情報を、送信予約リストに追加する。これにより、送信予約リストには、4つの画像ファイルの格納情報が書き込まれた状態になる。このように、ユーザは、メニュー画面700が表示されている状態で、操作入力部141に対して予め定められた操作をすることで、画像ファイル「DSC_0006.JPG」を送信対象画像ファイルとして追加することができる。
図8は、「DSC_0006.JPG」が送信対象画像ファイルとして指定された後の再生画面800の一例を示す。再生画面800は、送信対象画像ファイルとして指定されている状態を示すマーク810を含む。ASIC135は、「DSC_0006.JPG」の画像ファイルに基づく画像に重畳して、マーク810を表示させる。
再生画面800が表示されている状態でレリーズボタンが半押しされると、カメラ10は再生モードから撮影待機モードに遷移するが、送信予約リストは、4つの画像ファイルの情報が書き込まれた状態が維持される。また、再生画面800が表示された状態でカメラ10の動作設定を行う操作が行われると、カメラ10は再生モードから設定モードに遷移するが、送信予約リストには、4つの画像ファイルの情報が書き込まれた状態が維持される。そのため、送信対象画像ファイルを選択している途中で、カメラ10が他の動作モードに遷移しても、送信予約リストの情報は失われない。
なお、再生画面800が表示されている状態から図7のメニュー画面700を表示させ、「外部機器への送信指定/解除」の選択項目710が選択されると、送信予約リスト記録部300は、「DSC_0006.JPG」の情報を送信予約リストから削除する。そのため、送信予約リストの内容は、図5に示す内容に戻される。
図6から図8においては、再生モードにおける処理として説明した。本再生画面に関連して説明した処理と同様の処理は、撮影モードにおいて、撮影後に表示部138に撮影された画像を一定時間表示している場合の表示画面にも、適用できる。
次に、図9から図11に関連して、複数の画像ファイルを連続的に送信対象画像ファイルに指定する場合を説明する。
図9は、画像データに対する処理を選択するメニュー画面900の一例を示す。メニュー画面900は、ユーザがメニューボタンを押し込んだ後、画像編集メニュー980が選択された場合に表示部138に表示される。
メニュー画面900は、「外部機器への送信指定/解除」の選択項目910を含む。操作入力部141の操作により、選択項目910が選択された状態で選択確定操作が行われると、カメラMPU140は、図10に示す指定画面1000を表示部138に表示させる。
図10は、送信対象の画像ファイルを指定する指定画面1000の一例である。指定画面1000は、6つの画像ファイルの画像データに基づくサムネイル画像1001、サムネイル画像1002、サムネイル画像1003、サムネイル画像1004、サムネイル画像1005およびサムネイル画像1006と、カーソル1020とを含む。
指定画面1000を表示させる場合、カメラMPU140は、ASIC135を制御して、「DSC_0002.JPG」に対応するサムネイル画像1002に重畳して、対応する画像ファイルが送信対象画像ファイルとして指定されていることを示すマーク1012を表示させる。同様に、カメラMPU140は、「DSC_0003.JPG」に対応するサムネイル画像1003に重畳して、対応する画像ファイルが送信対象画像ファイルとして指定されていることを示すマーク1013を表示させる。また、カメラMPU140は、「DSC_0005.JPG」に対応するサムネイル画像1005に重畳して、対応する画像ファイルが送信対象画像ファイルとして指定されていることを示すマーク1015を表示させる。
これに対し、「DSC_0001.JPG」に対応するサムネイル画像1001、「DSC_0004.JPG」に対応するサムネイル画像1004、「DSC_0006.JPG」に対応するサムネイル画像1006の近傍には、送信対象画像ファイルとして指定されていることを示すマークは表示されていない。
カメラMPU140は、現在選択されているサムネイル画像に対応する位置にカーソル1020を表示させる。カーソル1020は、現在選択されているサムネイル画像を囲う枠として表示される。指定画面1000は、サムネイル画像1006が現在選択されている状態を示す。
指定画面1000が表示されている状態で、ユーザが操作入力部141に対して選択確定操作を行うと、カメラMPU140の指示取得部330は、ユーザが「DSC_0006.JPG」を送信対象画像ファイルに指定したと判断する。送信予約リスト記録部300は、ファイル名「DSC_0006.JPG」およびディレクトリ名「100NK」の情報を、送信予約リストに追加する。これにより、送信予約リストには、4つの画像ファイルの格納情報が書き込まれた状態になる。
図11は、「DSC_0006.JPG」が送信対象画像ファイルとして指定された後の指定画面1100の一例を示す。指定画面1100は、送信対象画像ファイルとして指定されている状態を示すマーク1016を含む。ASIC135は、サムネイル画像1006に重畳して、対応する画像ファイルが送信対象画像ファイルとして指定されていることを示すマーク1016を表示させる。
続いて、カーソル1020を移動する操作がなされ、例えば「DSC_0001.JPG」に対応するサムネイル画像1001が選択された状態で選択確定操作が行われると、カメラMPU140の指示取得部330は、ユーザが「DSC_0001.JPG」を送信対象画像ファイルに指定したと判断する。送信予約リスト記録部300は、ファイル名「DSC_0001.JPG」およびディレクトリ名「100NK」の格納情報を、送信予約リストに追加する。これにより、送信予約リストには、5つの画像ファイルの格納情報が書き込まれた状態になる。このようにして、ユーザは、連続的に送信対象画像ファイルを指定することができる。
なお、指定画面1000が表示された状態で選択確定操作が行われると、送信予約リスト記録部300は、「DSC_0006.JPG」の情報を送信予約リストから削除する。そのため、送信予約リストの内容は、図5に示す内容に戻される。
図12は、携帯機器100の表示部280に表示される画像取得画面1200の一例を示す。携帯機器MPU210は、カメラ10から画像データを取得することを指示する操作が操作入力部250に対してなされた場合、画像取得画面1200を表示部280に表示させる。画像取得画面1200は、カメラ10に撮影させて画像ファイルを取得する場合に選択されるボタン1210と、カメラ10に現在格納されている画像ファイルを取得する場合に選択されるボタン1220とを含む。
携帯機器100とカメラ10とが無線により接続状態にある場合、画像取得画面1200においてボタン1210が選択されると、携帯機器MPU210は、無線モジュール270からカメラ10宛に撮影指示を送信させる。カメラ10が撮像指示を受信すると、カメラMPU140は撮影動作を行わせ、撮影動作で得られた画像ファイルを外部メモリ180に格納するとともに、当該画像ファイルのデータを無線通信モジュール150から携帯機器100に送信する。携帯機器MPU210は、無線モジュール270で画像ファイルのデータを受信すると、受信したデータに基づいて画像ファイルを記録媒体240に格納するとともに、受信したデータに基づく画像を表示部280に表示させる。
携帯機器100とカメラ10とが無線により接続状態にある場合、画像取得画面1200においてボタン1220が選択されると、携帯機器MPU210は、無線モジュール270からカメラ10宛に送信予約リスト要求を送信する。カメラ10が送信予約リスト要求を受信すると、カメラMPU140は外部メモリ180に格納されている送信予約リストを携帯機器100宛に送信する。携帯機器MPU210は、送信予約リストを取得すると、送信リストに従って、画像データ送信要求をカメラ10に順次に送信する。カメラ10は、画像データ送信要求に従って画像ファイルのデータを無線通信モジュール150から携帯機器100宛に送信する。携帯機器MPU210は、無線モジュール270で画像ファイルのデータを受信すると、受信したデータに基づいて画像ファイルを記録媒体240に格納する。
図13および図14において、携帯機器100における動作を、フローを用いて説明する。図15から図17において、カメラ10における動作を、フローを用いて説明する。
図13は、携帯機器100がカメラ10との間で送信予約リストおよび画像データの送受信に係る機能を持つ携帯機器側アプリケーションプログラムの動作フローの一例を示す。本フローは、携帯機器側アプリケーションプログラムの起動から終了までの動作フローを示す。本フローは、携帯機器側アプリケーションプログラムの起動が指示された場合に開始される。本フローは、携帯機器MPU210が主体となって携帯機器100の各部を制御することにより実行される。
ステップS1302において、携帯機器側アプリケーションプログラムの立ち上げを行う。無線通信モジュール150と無線モジュール270との間で無線通信が確立している場合、ステップS1302の一部の処理として、カメラ10において送信予約リストおよび画像データの送受信に係る機能を持つカメラ側アプリケーションプログラムとの間で、アプリケーションレベルの接続を確立する。アプリケーションレベルの接続を確立する場合に、携帯機器MPU210は、カメラ10の機種を示す情報をカメラ10から取得する。
ステップS1304において、携帯機器MPU210は、操作入力部250に対する操作を判断する。ここでは、携帯機器側アプリケーションプログラムの終了を指示する操作と、カメラ10からの画像データの取得を指示する操作と、他の操作とを取り上げて説明する。
ステップS1304において、ユーザ操作がカメラ10からの画像データの取得を指示する操作であると判断された場合、ステップS1306に処理を進める。ユーザ操作が他の操作であると判断された場合、ステップS1316に処理を進める。ユーザ操作が携帯機器側アプリケーションプログラムの終了を指示する操作であると判断された場合、ステップS1318に処理を進める。
ステップS1306においては、携帯機器MPU210は、図12に例示した画像取得画面1200を表示部280に表示する(ステップS1306)。
続いて、ボタン1210およびボタン1220のいずれが選択されたかを判断する(ステップS1308)。「観る」ボタン1220が選択された場合、ステップS1310に進み、「撮る」ボタン1210が選択された場合、ステップS1314に進む。
ステップS1310においては、カメラ10から画像ファイルを取得する処理を行う。ステップS1310の処理については、図14に関連して説明する。ステップS1310の処理が完了すると、カメラ10から取得して記録媒体240に格納された画像の一覧を表示部280に表示し(ステップS1312)、ステップS1304に処理を移行する。
ステップS1314においては、図12に関連して説明したようにカメラ10に撮影指示を送信し、カメラ10で撮像した画像ファイルを取得して表示する処理を行う。本処理の詳細については説明を省略する。ステップS1314の処理が完了すると、ステップS1304に処理を移行する。
ステップS1316においては、ステップS1304で判断された操作に応じた処理を行い、ステップS1304に処理を移行する。ステップS1318においては、アプリケーションプログラムを終了する動作を行い、本フローを終了する。
図14は、携帯機器100がカメラ10から画像データを取得する場合の動作フローの一例を示す。本動作フローは、図13のステップS1310の処理に適用できる。なお、ここでは、カメラ10で動作するカメラ側アプリケーションプログラムとの間で、アプリケーションレベルの接続が確立されているとする。
ステップS1402において、携帯機器MPU210は、カメラ10が送信予約リストを記録する機能を有するか否かを判断する。例えば、携帯機器MPU210は、カメラ10の機種に基づいて、カメラ10が送信予約リストを記録する機能を有するか否かを判断する。具体的には、携帯機器MPU210は、カメラ10の機種が、送信予約リストを記録する機能を有する機種であるか否かを判断する。
ステップS1402において、カメラ10が送信予約リストを記録する機能を有する場合はステップS1404に進む。カメラ10が送信予約リストを記録する機能を有していない場合はステップS1432に進む。
ステップS1404において、携帯機器MPU210は、無線モジュール270から送信予約リスト要求を送信する。続いて、画像ファイル情報を含む送信予約リストの有無を判断する(ステップS1406)。例えば、画像ファイル情報を含む送信予約リストがカメラ10に無い旨の通知をカメラ10から受信した場合は、ステップS1406の判断はNとなる。送信予約リストをカメラ10から受信できなかった場合も、ステップS1406の判断はNとなる。画像ファイル情報を含む送信予約リストが無いと判断された場合は、ステップS1432に進む。
送信予約リストが有る場合は、ステップS1408において送信予約リストをカメラ10から受信する。続いて、ステップS1410からステップS1420において、受信した送信予約リストに従って、カメラ10から画像ファイルのデータを取得する。
ステップS1410において、携帯機器MPU210は、送信予約リストに存在する画像ファイルの格納情報の中から、1つの画像ファイルの格納情報を選択する。そして、選択した画像ファイルの格納情報をカメラ10に送信することにより画像ファイルの送信を要求する(ステップS1412)。
続いて、ステップS1414において、画像ファイルのデータを受信できたか否かを判断する。画像ファイルのデータを受信できなかった場合は、ステップS1420に処理を進める。通信エラーが生じた場合に画像ファイルのデータを受信できなかったと判断される。この場合、この画像ファイルは受信処理が行われていない画像ファイルとみなして、この画像ファイルの受信処理を予め定められた回数を上限としてリトライしてよい。
画像ファイルのデータを受信できた場合、受信したデータに基づいて生成した画像ファイルを記録媒体240に格納する(ステップS1416)。ステップS1416が完了すると、画像ファイルの取得が完了した旨の受信完了通知をカメラ10に送信する(ステップS1418)。ステップS1418では、画像ファイルの取得が完了した旨の通知を、画像ファイルの格納情報とともにカメラ10に送信してよい。
ステップS1420において、送信予約リストに格納情報が存在する全画像ファイルについて受信処理を行ったか否かを判断する。全画像ファイルについて受信処理が完了した場合は、本フローの動作を終了する。全画像ファイルについて受信処理が完了していない場合はステップS1410に進み、ステップS1410では、次の受信処理の対象とする画像ファイルとして、これまでに受信処理を行った画像ファイル以外の画像ファイルの中から1つの画像ファイルが選択される。
ステップS1432においては、サムネイル情報の送信を要求するサムネイル情報要求をカメラ10に送信し、続いて、カメラ10からサムネイル情報を受信する(ステップS1434)。サムネイル情報には、サムネイル画像データと、サムネイル画像データに対応する画像ファイルの格納情報とを含む。
サムネイル情報を受信すると、サムネイル画像データに基づいてサムネイル画像を表示部280に表示する(ステップS1436)。続いて、表示部280に表示したサムネイル画像の中から、カメラ10から取得するべき画像ファイルに対応するサムネイル画像を、ユーザに選択させる(ステップS1438)。ユーザが選択したサムネイル画像に対応する格納情報に基づいて、受信対象リストを生成する(ステップS1440)。受信対象リストには、送信予約リストに格納される情報と同様の情報が格納される。
続いて、ステップS1442において、受信対象リストに従って、カメラ10から画像ファイルのデータを取得する。ステップS1442の処理については、ステップS1410からステップS1420までの処理と同様の処理を適用できるので、説明を省略する。ステップS1442の処理が完了すると、本フローの動作を終了する。
図15は、カメラ10の起動から終了までの動作フローの一例を示す。本フローは、電源スイッチがOFF位置からON位置に切り替えられた場合に、開始される。本フローは、カメラMPU140が主体となってカメラ10の各部を制御することにより実行される。
ステップS1502において、カメラMPU140は、カメラ10の初期設定を開始する。例えば、カメラMPU140は、カメラ10を制御するための各種パラメータ等を、システムメモリ139からRAM136に展開する。カメラMPU140は、例えば展開された各種のシステムパラメータに基づき、カメラ10の初期設定を行う。例えば、撮影条件に関するシステムパラメータに基づき、デフォルトの撮像条件を設定する。また、無線通信モジュール150の動作がONに設定されている場合、初期設定の一部として、カメラ側アプリケーションプログラムを立ち上げる処理を行う。
続いて、ステップS1504において、カメラMPU140は、初期設定で設定された内容を表示部138等に表示させる。例えば、カメラMPU140は、決定したデフォルトの撮像条件等の情報を、アイコン表示等の種々の形式で表示部138に表示させる。ここで、カメラ10は、レリーズボタンや動画記録ボタンを通じて撮影指示を受け付けることができる撮影待機モードに遷移する。
続いて、ステップS1506において、発生したイベントを特定する。ここでは、イベントとして、設定ボタンの操作により生じる設定イベントと、レリーズボタンや動画記録ボタンが押し込まれることにより生じる撮影イベントと、メニューボタンを通じて再生メニューが押し込まれることにより生じる再生イベントと、メニューボタンを通じて画像編集メニューが選択されることにより生じる画像編集イベントと、電源オフイベントとを取り上げる。
電源オフイベントは、電源スイッチがOFF位置に切り換えられた場合や、予め定められた期間にわたって操作入力部141の操作がなかった場合に生じる。
設定イベントが生じた場合、設定モードに遷移して、ユーザ操作に応じた設定処理を行う(ステップS1510)。設定処理としては、撮像条件を設定する処理、画像データの記録条件を設定する処理を例示できる。また、設定処理として、無線通信モジュール150による無線通信機能のONまたはOFFを設定する処理等を例示できる。無線通信モジュール150の動作がOFFからONに変更されると、カメラ側アプリケーションプログラムを立ち上げる処理を行う。無線通信モジュール150の動作がONからOFFに変更されると、カメラ側アプリケーションプログラムの動作を終了させる処理を行う。
設定処理において設定が変更された場合、変更された設定に応じてシステムパラメータが変更される。設定モードは、レリーズボタンの押し込み操作等の予め定められた操作を検出した場合に終了して、撮影待機モードに遷移する。
ステップS1506において、撮影イベントが生じたと判断された場合、撮影動作を行う(ステップS1512)。ステップS1512の処理には、静止画や動画の撮像動作、静止画や動画の画像データに対する画像処理、画像処理された画像データを外部メモリ180に記録する処理が含まれる。
ステップS1506において、再生イベントが生じたと判断された場合、再生モードに遷移して、ユーザ操作に応じた再生動作を行う(ステップS1514)。再生処理としては、外部メモリ180に記録されている画像データに基づきサムネイルを表示する処理、ユーザにより選択された画像データを再生する処理等を例示することができる。ステップS1514の処理については、図16に関連して説明する。再生モードの動作は、レリーズボタンの押し込み操作等の予め定められた操作を検出した場合に終了して、撮影待機モードに遷移する。
ステップS1506において、画像編集イベントが生じたと判断された場合、画像編集モードに遷移して、ユーザ操作に応じた画像編集動作を行う(ステップS1514)。画像編集動作の一部として、図9から図11に関連して説明した、送信対象画像ファイルの指定に関する動作を行う。画像編集モードの動作は、レリーズボタンの押し込み操作等の予め定められた操作を検出した場合に終了して、撮影待機モードに遷移する。
ステップS1510、ステップS1512、ステップS1514、ステップS1516の処理が終了した場合、ステップS1506に処理を移行する。ステップS1506において、電源オフイベントが生じたと判断された場合、カメラ10の動作を停止するための予め定められた終了処理を行い(ステップS1522)、本フローを終了する。
図16は、再生モードにおけるカメラ10の動作フローの一例を示す。本動作フローは、図15のステップS1514の処理に適用できる。
ステップS1602において、送信予約リストを外部メモリ180から読み出す。続いて、現在の画像表示モードがサムネイル表示モードであるか単画像表示モードであるかを判断する(ステップS1604)。単画像表示モードである場合、現在選択されている1つの画像ファイルに対応する画像を表示部138に表示して(ステップS1606)、ステップS1610に進む。サムネイル表示モードである場合、現在選択されている1つの画像ファイルに対応するサムネイル画像を含む予め定められた数のサムネイル画像を表示部138に表示して(ステップS1608)、ステップS1610に進む。なお、ステップS1606、ステップS1608において、送信対象画像ファイルとして指定されている画像ファイルに対応する画像を表示する場合は、その旨のマークを当該画像に重畳して表示する。
ステップS1610において、ユーザの操作を判断する。ここでは、ユーザからの操作として、画像編集メニューの表示を指示する操作、画像ファイルの削除を指示する操作、現在選択している画像ファイルの変更を指示する操作、再生モードの終了を指示する操作を取り上げて説明する。
ステップS1610において、画像編集メニューの表示を指示する操作が行われたと判断した場合、画像編集メニューを表示する(ステップS1612)。例えば、図7に例示したメニュー画面700を表示部138に表示する。続いて、ユーザのメニュー操作を判断する(ステップS1614)。メニュー操作が「外部機器への送信指定/解除」を選択する操作であった場合、送信予約リストを変更する(ステップS1616)。
ステップS1616では、現在選択されている画像ファイルが送信対象画像ファイルとして指定されていない場合は、現在選択されている画像ファイルの格納情報を送信予約リストに追加する。現在選択されている画像ファイルが送信対象画像ファイルとして指定されている場合は、現在選択されている画像ファイルの格納情報を送信予約リストから削除する。ステップS1616の処理が完了すると、送信対象画像ファイルとして指定されている旨のマークの表示状態を更新し(ステップS1618)、ステップS1610に進む。
ステップS1614の判断において、ユーザのメニュー操作が「外部機器への送信指定/解除」以外の操作であった場合は、メニュー操作に応じた処理を行い(ステップS1620)、ステップS1610に進む。
ステップS1610において、画像ファイルの削除を指示する操作が行われたと判断した場合、画像ファイルの削除を行う(ステップS1632)。続いて、削除対象の画像ファイルが送信対象画像ファイルとして指定されているか否かを判断し(ステップS1634)、削除対象の画像ファイルが送信対象画像ファイルとして指定されている場合には、送信予約リストから画像ファイルの格納情報を削除して(ステップS1636)、ステップS1638に処理を進める。削除対象の画像ファイルが送信対象画像ファイルとして指定されていない場合には、ステップS1638に処理を進める。ステップS1638において、現在選択されている画像ファイルを次の画像ファイルに変更して、ステップS1610に進める。
ステップS1610において、現在選択している画像ファイルの変更を指示する操作が行われたと判断した場合、現在の画像ファイルを変更する表示を行い(ステップS1642)、ステップS1610に進む。ステップS1642においては、現在の画像表示モードがサムネイル表示モードである場合はカーソルの位置を変更し、単画像表示モードである場合は表示部138に表示する画像を変更する。
ステップS1610において、再生モードの終了を指示する操作が行われたと判断した場合、本フローを終了する。
図17は、カメラ側アプリケーションプログラムに基づいて行われる動作フローの一例である。本フローは、カメラ側アプリケーションプログラムの立ち上げが完了した場合に開始される。本フローは、主としてカメラMPU140が主体となって動作することで実行される。
ステップS1702において、カメラMPU140は、発生したイベントを特定する。ここでは、イベントとして、送信予約リスト要求の受信に応じて生じる送信予約リスト要求イベントと、サムネイル情報要求の受信に応じて生じるサムネイル情報要求イベントと、画像データ送信要求の受信に応じて生じる画像データ送信要求イベントと、終了イベントとを取り上げる。終了イベントは、無線通信モジュール150による無線通信機能をONからOFFに変更された場合に生じる。
ステップS1702において、送信予約リスト要求イベントが発生したと判断した場合、送信予約リストに1以上の画像ファイルの格納情報が格納されているか否かを判断する(ステップS1704)。送信予約リストに1以上の画像ファイルの格納情報が格納されている場合は、送信予約リストを携帯機器100へ送信し(ステップS1706)、ステップS1702に進む。送信予約リストに画像ファイルの格納情報が格納されていない場合は、画像ファイル情報を含む送信予約リストがカメラ10に無い旨を携帯機器100へ送信し(ステップS1708)、ステップS1702に進む。
ステップS1702において、サムネイル情報要求イベントが発生したと判断した場合、サムネイル情報を携帯機器100へ送信し(ステップS1712)、ステップS1702に進む。
ステップS1702において、画像データ送信要求イベントが発生したと判断した場合、携帯機器100から受信した格納情報で特定される画像ファイルを外部メモリ180から読み出して、携帯機器100へ送信する(ステップS1722)。続いて、画像ファイルを受信できた旨の通知をカメラ10から受信するのを待つ(ステップS1724)。画像ファイルを受信できた旨の通知を受信すると、対応する格納情報を送信予約リストから削除して(ステップS1726)、ステップS1702に進む。画像ファイルを受信できた旨の通知を受信しなかった場合は、対応する格納情報を送信予約リストから削除することなく、ステップS1702に進む。
ステップS1702において、終了イベントが発生したと判断した場合、プログラムの終了動作を行って(ステップS1732)、本フローを終了する。
本実施形態において、カメラ10と携帯機器100とは無線通信により送信予約リストや画像データの送受信を行うとした。しかし、カメラ10と携帯機器100とは、有線通信で送信予約リストや画像データの送受信を行ってよい。例えば、カメラ10と携帯機器100とは有線LANで送信予約リストや画像データの送受信を行ってよい。また、カメラ10と携帯機器100とは、USB通信で送信予約リストや画像データの送受信を行ってよい。USB通信をする場合、携帯機器100がUSBホストとして通信し、カメラ10がUSBデバイスとして通信してよい。
本実施形態では、画像ファイルおよび送信予約リストは、カメラ本体130に対して着脱可能な外部メモリ180に格納される。外部メモリ180は、不揮発性の記録媒体の一例である。画像ファイルおよび送信予約リストを格納する記録媒体は、カメラ本体130に着脱可能でなくてよい。画像ファイルおよび送信予約リストは、カメラ本体130に内蔵された不揮発性の記録媒体に格納されてよい。送信予約リストは、画像ファイルを格納する記録媒体に格納されることが好ましいが、画像ファイルを格納する記録媒体とは別の記録媒体に送信予約リストを格納してもよい。なお、外部メモリ180等の着脱可能な記録媒体に画像ファイルを格納する場合は少なくとも、画像ファイルおよび送信予約リストを同一の外部メモリ180に格納することが好ましい。画像ファイルおよび送信予約リストを同一の記録媒体に格納している場合、記録媒体を別のカメラ等の他の電子機器に装着して、当該電子機器から送信予約リストおよび画像データを携帯機器100に送信することが容易になる。
また、本実施形態では、送信予約リストをファイルとして外部メモリ180に格納する。しかし、ユーザから指定された画像ファイルに格納してもよい。例えば、JPEG形式の画像ファイルであれば、JPEGファイルのヘッダー情報内のベンダー領域に、送信対象画像ファイルとして指定されているか否かを示す情報を記録してよい。
上記の説明において、カメラMPU140の動作として説明した処理は、カメラMPU140がプログラムに従ってカメラ10が有する各ハードウェアを制御することにより実現される。同様に、上記の説明においてASIC135により実現される処理は、プロセッサによって実現することができる。このように、本実施形態のカメラ10に関連して説明したカメラ10の処理は、プロセッサがプログラムに従って動作して各ハードウェアを制御することにより、プロセッサ、メモリ等を含む各ハードウェアとプログラムとが協働して動作することにより実現することができる。すなわち、当該処理を、いわゆるコンピュータによって実現することができる。同様に、携帯機器100に関連して説明した携帯機器100の処理を、いわゆるコンピュータによって実現することができる。コンピュータは、上述した処理の実行を制御するプログラムをロードして、読み込んだプログラムに従って動作して、当該処理を実行してよい。コンピュータは、当該プログラムを記憶しているコンピュータ読取可能な記録媒体から当該プログラムをロードすることができる。
本実施形態において、撮像装置の一例として、レンズユニット120およびカメラ本体130を備えるカメラ10を取り上げた。しかし、撮像装置とは、レンズユニット120を備えないカメラ本体130を含む概念である。撮像装置は、一眼レフレックスカメラ等のレンズ交換式カメラであってよいし、レンズ非交換式カメラであってもよい。撮像装置は、ビデオカメラであってよい。撮像装置とは、撮像機能付きの携帯電話機、撮像機能付きの携帯情報端末等、撮像機能を有する種々の機器を含む概念である。
また、本実施形態において、外部機器の一例として、携帯電話端末である携帯機器100を取り上げた。しかし、携帯機器100は、携帯電話端末の他に、携帯情報端末、携帯音楽プレーヤ、デジタルフォトフレーム等であってよい。また、外部機器とは、パーソナルコンピュータ、プリンタ等の機器であってよい。
以上、本発明を実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範囲には限定されない。上記実施の形態に、多様な変更または改良を加えることが可能であることが当業者に明らかである。その様な変更または改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、特許請求の範囲の記載から明らかである。
特許請求の範囲、明細書、および図面中において示した装置、システム、プログラム、および方法における動作、手順、ステップ、および段階等の各処理の実行順序は、特段「より前に」、「先立って」等と明示しておらず、また、前の処理の出力を後の処理で用いるのでない限り、任意の順序で実現しうることに留意すべきである。特許請求の範囲、明細書、および図面中の動作フローに関して、便宜上「まず、」、「次に、」等を用いて説明したとしても、この順で実施することが必須であることを意味するものではない。