JP6489934B2 - 吸気弁交換容易なフィットチェッカー内蔵マスク - Google Patents
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Description
マスク内にフィットチェッカー機構を内蔵するということは,面体のフィルタコネクション部から面体内の吸気口までの限られた経路間で,吸気を遮断する機構を盛り込むということであるが,遮断する際,漏れがあってはならないため,その機構は複雑になり,かつ,必要な部品も多くなる。また複雑な機構を通気経路に設けるということは,通気面積を狭めるため,通気抵抗が高くなるなど性能の低下も懸念される。通気抵抗が高くなることへの対策としては,フィットチェッカー機構の分,通気経略を広くし,通気抵抗を下げるという方法もあるが,その場合,面体全体を外側か内側のどちらかに大きくする必要がある。外側に大きくした場合,面体の顔面からの張出量が大きくなるため,装着者の下方視野が悪くなることや作業の邪魔になることが予想できる。また,内側に大きくした場合,面体が装着者の顔面に近づくことになるため,接顔体ではない面体の一部が装着者の顔面に触れる可能性がある。特に吸気弁は吸気時に開き顔面に近づくため,装着者の口や鼻などに接触する可能性が大きい。その場合,装着者は非常に不快な思いをすることになる。
えるようにフィットチェッカー内蔵マスクを発明した(特許文献1)。このマスクは,フ
ィルタコネクション部から面体内の吸気口までの経路に機構を設ける必要がないため,通気経路がシンプルになり,通気面積が小さくなることなく容易に面体と顔面との密着性を確認することが出来る。また,このマスクにおいて重要な役割を果たす吸気弁は,本来マスクの必須部品の一つであり,この吸気弁をフィットチェッカー機構に利用することで,部品点数を削減することができる。さらに,通常の装着時は吸気弁押さえで吸気弁の開きを抑制することができるため,吸気弁の一部が装着者に接触することも防ぐことができる。 そのため,吸気弁の最大の開きを考慮することなく,装着者の顔面に面体を近づけることができるため,結果として,面体の張出量を小さくすることができ,フィットチェッカー機構として極めて有効な方法である。
しかしながら,消耗部品である吸気弁は劣化等の原因によって交換の必要が生じるが,吸気弁を押さえるための部品が存在するため,吸気弁の交換が難しくなるという問題もある。
この点に関し先に出願した特願2014−182152号(特開2016−54828号)で具体的に述べる。図5は前記特願2014−182152における伸縮性のある膜を使用したレバー部の構造断面図(通常装着時)であり、図6はフィットチェッカーのフィットチェック実施時の構造断面図である。図5において、レバー4は面体の内部から外部に伸びていて,少なくとも吸気弁押さえ5の開閉のために動かせなければならない。しかし,面体の内外はフィルタ2(図示していない)を通して以外は完全に遮断されていなければならず,レバー4の機構部も例外ではない。そこで、伸縮性があり,粉じんやガスを通さない素材でできた膜6をレバー4の軸及び面体に面体の内外を遮断するように繋いでいる。膜6には伸縮性があるため,フィットチェック時にはレバー4を軸方向に引っ張ることができ,吸気弁3を押さえて通気経路を遮断する。フィットチェック後は,膜6の伸縮性によって,通常装着時の位置にもどるため,力を加えない限りレバー4は動くことなく固定される。ところが、吸気弁3の交換時には少なくとも吸気弁押さえ5を外す必要があり、この操作が複雑であるため吸気弁の交換が難しいという問題があった。
本発明にかかるマスクの種類としては,粉じん用あるいは有毒ガス用の何れのマスクでもよく,使用するフィルタの種類や数によっても特に限定はされない。また,半面形や全面形等のマスクの形状・構造によっても限定されない。
本発明に係るマスクは面体内部に通じる吸気口を設け,該吸気口は吸気弁を有しており,該吸気弁を装着者側から押さえて吸気弁を閉じ通気経路を遮断するのである。通気経路を遮断する一例として次のような機構よりなっている。
即ち,フィルタから面体内部に通じる吸気口を設け,前記吸気口には吸気弁が設けられており,吸気弁は柔らかく弾性のあるゴムなどの素材が使用されている。吸気弁にはその外形を覆い,かつ,内側をくり抜いた孔のある形状の吸気弁押さえが取り付けられている。この孔の大きさとしては該孔を通して吸気弁が外せる程度の大きさであればよい。該吸気弁押さえの外周上にレバーを設け,該レバーは面体外部に延びている。通常の装着時は外部からの空気はフィルタを通過して吸気口に至る。本発明においては前記吸気弁を装着者側から押さえて閉じた状態で固定することで一時的に通気経路を遮断して面体と装着者の顔面との密着性を確認するのである。吸気弁を装着者側から押さえる手段としては,前記レバーを面体の外部方向に引っ張ることによって一時的に吸気弁を閉ざし,通気経路を遮断して外部からの漏れをチェックするのである。
吸気弁を交換する手段としては,吸気弁押さえの孔から,吸気弁を取り外し,新しい吸気弁を取り付けるのである。
図1は,本発明にかかるフィルタ2を1個付けたマスクの装着時の横断面図である。面体の正面にフィルタ2が取り付いており,そのコネクションと同軸上に吸気口が設けられ,吸気弁3及び孔7の空いた吸気弁押さえ5が取り付いている。吸気弁押さえ5の外周左右2か所にレバー4が面体1の外部まで伸びている。図は1例であり,フィルタ2の位置は中心に限らず上下及び左右のいずれの位置にも配置することができ,面体内の吸気口の位置もコネクションの軸上になくともよい。ただし,コネクションの同軸上に吸気口を配置しない場合は吸気経路を設ける必要があるため,フィルタ1個付きのマスクの場合はコネクションと吸気口は同軸上に配置することでよりシンプルな構造になるため好ましい。吸気弁を交換する手段としては,吸気弁押さえの孔7から,吸気弁を取り外し,新しい吸気弁を取り付ける。
図2は,図1に示したマスクのフィットチェック実施時の横断面図である。レバー4を面体から離れる方向に引っ張ることで,吸気弁押さえ5が吸気ロに近づき吸気弁3を閉じた状で固定するため、通気経路が遮断されることになる。
図4は,図3に示したマスクのフィットチェック実施時の横断面図である。レバー4を面体から離れる方向に引っ張ることで,吸気弁押さえ5が吸気口に近づき吸気弁3を閉じた状態で固定するため,通気経路が遮断されることになる。
5 吸気弁押さえ 6 膜 7 吸気弁押さえの孔
Claims (4)
- 面体内側に弾力性のある吸気弁と、該吸気弁の外形を覆い且つ中央部に貫通孔を設けた吸気弁押さえを有する吸気口を具備したフィットチェッカー内蔵マスクにおいて,前記吸気弁を前記吸気弁押さえで装着者側から面体側に押さえて,吸気弁を閉じた状態で固定することにより一時的に通気経路を遮断し,面体と顔面との密着性の確認を容易に行えるようにすると共に、吸気弁押さえの孔から吸気弁を取り出し容易に吸気弁を交換できることを特徴とするフィットチェッカー内蔵マスク。
- 吸気弁押さえの外周1か所または複数箇所から面体の外側に伸びたレバーにより一時的に通気経路を遮断する請求項1に記載のフィットチェッカー内蔵マスク。
- フィルタコネクションと同軸上に吸気弁と吸気弁押さえを配置した請求項1または請求項2に記載のフィットチェッカー内蔵マスク。
- フィルタコネクションと異軸上に吸気弁と吸気弁押さえを配置した請求項1または請求項2に記載のフィットチェッカー内蔵マスク。
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