JP6489707B2 - 緑内障のリスクレベルの判定補助方法、緑内障のリスクレベルを判定するための判定装置および判定プログラム - Google Patents
緑内障のリスクレベルの判定補助方法、緑内障のリスクレベルを判定するための判定装置および判定プログラム Download PDFInfo
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Description
第一のRLに関するHFについての適正範囲の下限値としては、その下限値未満と後述する第一のRLに関するLFの上限値超とで設定される数値範囲に、対象者データが3%未満、好ましくは1%未満、最も好ましくは0%となるように設定される。該適正範囲の下限値として、限定するものではないが、30(ms2)を用いることができる。
第一のRLに関するLFについての適正範囲の上限値としては、その上限値超と前記第一のRLに関するHFの下限値未満とで設定される数値範囲に、対象者データが3%未満、好ましくは1%未満、最も好ましくは0%となるように設定される。該適正範囲の上限値として、限定するものではないが、325(ms2)を用いることができる。
第一のRLに関するLF/HFについての適正範囲の上限値としては、対象者群の平穏時のLF/HF比と、緑内障発症時のLF/HF比との間の値が用いられる。該適正範囲の上限値として、限定するものではないが、2を用いることができる。
第一のRLに関するRMSSDについての適正範囲の上限値としては、HFについての適正範囲の上限値超(例えば、HF>550)の対象者データにおけるRMSSDの最低値未満であって、該最低値に近い値が用いられる。該適正範囲の上限値としては、限定するものではないが、58を用いることができる。
第一のRLに関するHF/RMSSDについての適正範囲の上限値としては、HFについての適正範囲の上限値超(例えば、HF>550)の対象者データにおけるHF/RMSSDの最低値未満であって、該最低値に近い値が用いられる。該適正範囲の上限値としては、限定するものではないが、8を用いることができる。
第一のRLに関するSDNNについての適正範囲の下限値としては、HFについての適正範囲の下限値未満(例えば、HF<30)の対象者データを除いた対象者群のSDNNデータのうち、その下限値以上に少なくとも95%が含まれる値が用いられる。該適正範囲の下限値としては、限定するものではないが、12を用いることができる。
第一のRLに関するTPについての適正範囲の上限値としては、HFについての適正範囲の上限値超(例えば、HF>550)の対象者データにおけるTPの最低値未満であって、該最低値に近い値が用いられる。該適正範囲の上限値としては、限定するものではないが、1600を用いることができる。
1)視野検査時、視力は矯正0.5以上であること。固視良好であること。偽陽性・偽陰性が20%未満であること。眼瞼下垂の影響がないこと。視野異常があること。
2)対象期間(最終視野検査日−初回視野検査日)が、36ヶ月以上であること。
3)対象期間中に5回以上の適正視野があること。
4)第一のランク割り当てにおいて、「適正(U)」に属していること。
1)連続5回の平均眼圧差≧2.0
2){2>連続5回の平均眼圧差≧1.0}∧連続5回一方の眼圧が高い時
以上においては、非進行眼選択。
3)1.0>連続5回の平均眼圧差
4){2>連続5回の平均眼圧差≧1.0}∧連続して5回は一方の眼圧が高くない時
以上においては、進行眼選択。ただし、対象期間中で長期的に判断をする。
ユーザが入力部16を使用して、制御部11に対する指示および必要な情報(識別情報およびパラメータ値を含む)を入力する(図8)。図9で示される入力画面の例によれば、氏名、ID番号、検査日を含む識別情報と、[1]年齢(識別情報として入力されてもよい)、[2]眼圧および[28]m−HRTを含む緑内障進行度関連パラメータの値と、[24]LFを含む心拍変動パラメータの値とを入力する。制御部11のプロセッサは、入力部16を介してユーザからの指示および識別情報およびパラメータ値の入力があると、第一のRLの算出を行う(図10)。
図11は、第一のRL算出ステップ(S11)における第一のRLの算出を示すフローチャートである。実行されたRL算出プログラムは、ユーザが入力した心拍変動パラメータを参照し、データベース14に格納された対応する心拍変動パラメータに関する適正範囲データを取得する(S31)。
ユーザが入力部16を使用して、制御部11に対する指示および必要な情報を入力する(図8)。この例では、記憶装置13は、上記したアプリケーションプログラムに加えて、GRMを算出するGRM算出プログラム、データベース14に格納されている閾値データから閾値GRMを取得する閾値GRM取得プログラムを更に含む。
この態様において、第一のRLの算出ステップ、第二のRLの算出ステップ、GRMの算出ステップ、心拍変動パラメータ群および各心拍変動パラメータならびにそれらの適正範囲、緑内障進行度関連パラメータ群および各緑内障進行度関連パラメータならびにそれらのうち進行群パラメータ、非進行群パラメータに関する境界値、閾値RLおよび閾値GRMなどの要素に関する特徴は、このよう態様に係る当該要素にも適用される。
緑内障患者128名を対象者として、心拍変動データ(LF、HF、LF/HF、RMSSD、HF/RMSSD、SDNNおよびTP)を、安静時、5分間仰臥位にてMedicore社製のSA−3000P(HRV mode)を使用して取得した。心拍変動測定中の、体動および咳による影響時の心拍変動測定の結果は除外した。
HFについての適正範囲の上限値は、その上限値以下に対象者データの少なくとも95%が含まれる値を用いた。該適正範囲の上限値として550(ms2)を用いた場合、124名分のデータ(約97%)が含まれた。
LFについての適正範囲の下限値は、その下限値以上に対象者データの少なくとも95%が含まれる値を用いた。該適正範囲の下限値として10(ms2)を用いた場合、124名分のデータ(約97%)が含まれた。
LF/HFについての適正範囲の下限値は、その下限値以上に対象者データの少なくとも95%が含まれる値を用いた。該適正範囲の下限値として0.2を用いた場合、122名分のデータ(約95%)が含まれた。
LF/HFについての適正範囲の上限値は、128名の対象者の平穏時のLF/HF比は0.95±0.87であり、発症時のLF/HF比は2.63±1.22であった。該適正範囲の上限値として、平穏時のLF/HF比と発症時のLF/HF比から2.0とした。
RMSSDについての適正範囲の下限値は、HFについての適正範囲の下限値未満(HF<30)の対象者データを除いた98名分の対象者データのうちその下限値以上に少なくとも95%が含まれる値を用いた。該適正範囲の下限値として10を用いた場合、94名分のデータ(約96%)が含まれた。
RMSSDについての適正範囲の上限値は、HFについての適正範囲の上限値超の対象者データにおけるRMSSDの最低値未満であって、該最低値に近い値を用いた。HFについての適正範囲の上限値超(HF>550)の対象者データにおけるRMSSDの最低値は59.793であった。RMSSDについての適正範囲の上限値として58を用いた。
HF/RMSSDについての適正範囲の下限値は、HFについての適正範囲の下限値未満(HF<30)の対象者データを除いた98名分の対象者データのうちその下限値以上に少なくとも95%が含まれる値を用いた。該適正範囲の下限値として2.4を用いた場合、94名分のデータ(約96%)が含まれた。
HF/RMSSDについての適正範囲の上限値は、HFについての適正範囲の上限値超の対象者データにおけるHF/RMSSDの最低値未満であって、該最低値に近い値を用いた。HFについての適正範囲の上限値超(HF>550)の対象者データにおけるHF/RMSSDの最低値は8.201であった。HF/RMSSDについての適正範囲の上限値は8とした。
SDNNについての適正範囲の上限値は、その上限値以下に対象者データの少なくとも95%が含まれる値を用いた。該適正範囲の上限値として54を用いた場合、122名分のデータ(約95%)が含まれた。
SDNNについての適正範囲の下限値は、HFについての適正範囲の下限値未満(HF<30)の対象者データを除いた98名分の対象者データのうちその下限値以上に少なくとも95%が含まれる値を用いた。該適正範囲の下限値として12を用いた場合、96名分のデータ(約98%)が含まれた。
TPについての適正範囲の下限値は、HFについての適正範囲の下限値未満(HF<30)の対象者データを除いた98名分の対象者データのうちその下限値以上に少なくとも95%が含まれる値を用いた。該適正範囲の下限値として100を用いた場合、95名分のデータ(約97%)が含まれた。
TPについての適正範囲の上限値は、HFについての適正範囲の上限値超の対象者データにおけるTPの最低値未満であって、該最低値に近い値を用いた。HFについての適正範囲の上限値超(HF>550)の対象者データにおけるTPの最低値は1617であった。TPについての適正範囲の上限値は1600とした。
図1aは、横軸をHF値とし、縦軸をLF値とした散布図であり、HF、LFについての適正範囲の上限値および下限値に基づいてエリア分けしたマトリックス図である。HFの適正範囲の下限値未満のエリアを低範囲(L)とし、適正範囲の下限値以上かつ上限値以下のエリアを適正範囲(N)とし、適正範囲の上限値超のエリアを高範囲(H)とした。HFの各エリアに関して、LFの適正範囲の上限値超のエリアはそれぞれL1、N1およびH1とし、LFの適正範囲の上限値以下で、かつ下限値以上のエリアはそれぞれL2、N2およびH2とし、LFの適正範囲の下限値未満のエリアはそれぞれL3、N3およびH3とした。
HFについての適正範囲の下限値未満であり、かつLFについての適正範囲の上限値超の対象データ(図1a、L1エリア)が1%未満となるよう、該下限値および該上限値を設定する。HFについての適正範囲の下限値を30とし、LFについての適正範囲の上限値を325とした場合、L1エリアに入る対象データは無かった(0%)(図1b)。
同様に、LF値325を境界値として2つのグループに分けた場合、両グループが有意に異なるグループであることが示された。したがって、LFの適正範囲の上限値を325としたことは、対象者群を区別するための境界値として妥当であることが示された。
対象者のLF値およびHF値が、表10で示すそれらに関する適正範囲の下限値以上かつ上限値以下の場合に「適正(U)」を割り当て、LF値またはHF値もしくはその両方が当該下限値未満の場合に「適正外(G1)」を割り当て、及び当該上限値超の場合に「適正外(G2)」を割り当てた。
対象者のLF/HFが、表10で示す該適正範囲の上限値超の場合に「高い(H)」を割り当て、下限値以上かつ上限値以下の場合に「正常(N)」を割り当て、及び下限値未満の場合に「低い(L)」を割り当てた。
LF、HF、LF/HF、RMSSD、HF/RMSSD、SDNNおよびTPからなる心拍変動パラメータ群より選択され、かつLFまたはHFもしくはその両方を含む少なくとも4種の心拍変動パラメータ値が、各心拍変動パラメータに関して設定された適正範囲の上限値と下限値との間の範囲を3等分した数値範囲の、中央の数値範囲にある場合に「非活性・非抑制(N)」を割り当て、その上限側の数値範囲にある場合に「活性(K)」を割り当て、及びその下限側の数値範囲にある場合に「抑制(Y)」を割り当てた(表11)。
上記で取得した第一〜第三のランク割り当ての組合せ(第一、第二、第三のランク割り当て)について、以下の対応表に従って、該組合せをスコア化し、第一のリスクレベル(RL)を取得した。
上記緑内障患者30名を対象者として、[1]年齢(Age)は問診にて取得し、[2]眼圧(以下「IOP」)は圧平眼圧計にて測定し、心拍変動パラメータは安静時、5分間仰臥位にてMedicore社製のSA−3000P(HRV mode)を使用して測定した。問診結果および測定結果を用いて、以下の各パラメータ、[3]Age/IOP、[4]Age×IOP、[5]SDNN、[6]PSI、[7]TSRD、[8]超低周波/age(以下「VLF/age」とする。)、[9]Age/(LF/HF)、[10]HF、[11]LF/(HF/RMSSD)、[12]HF/RMSSD、[13](HF/RMSSD)/(LF/HF)、[14]RMSSD/(LF/HF)、[15]HF/SDNN、[16]SDNN/(HF/RMSSD)、[17]TP/LF、[18]HF/TP、[19]TP×(LF/HF)、[20](HF/RMSSD)/SRD、[21](HF/RMSSD)/ApEn、[22]Age/(HF/RMSSD)、[23]Age×RMSSD、[24]LF、[25]LF/HF、[26]RMSSD、[27]TP、[28]m−HRTおよび[29]ApEnを取得した。これらの29種のパラメータを、非進行群パラメータ([1]〜[21])と進行群パラメータ([9]〜[29])とに分けた。
非進行群パラメータと進行群パラメータでは、パラメータ[9]〜[21]が重複している。重複する各パラメータに関して、当該非進行対象群の上限値が対応する進行対象群の上限値よりも大きく、且つ当該非進行対象群の下限値が対応する進行対象群の下限値よりも大きい場合、非進行群パラメータの境界値はその進行対象群の上限値超の値を用いた。当該非進行対象群の上限値が対応する進行対象群の上限値よりも小さく、且つ当該非進行対象群の下限値が対応する進行対象群の下限値よりも小さい場合、非進行群パラメータの境界値はその進行対象群の下限値未満の値を用いた。
取得した上記緑内障患者30名の各緑内障進行度関連パラメータのうち、非進行群パラメータ[1]〜[17]の境界値を超える緑内障進行度関連パラメータの数を計数した(非進行群パラメータ計数値)。同様にして、進行群パラメータ[9]〜[29]の境界値を超える緑内障進行度関連パラメータの数を計数した(進行群パラメータ計数値)。進行群パラメータ計数値から非進行群パラメータ計数値を減じて、得られた減算値について、以下の対応表に従ってスコア化し、第二のリスクレベル(RL)を取得した。
以上のように取得した第一のRLと第二のRLとを乗じて、30名分の緑内障リスクマーカー(GRM)値をそれぞれ算出した。本明細書における実施例において、GRM値は最大値1から最小値0.025の範囲をとり、GRM値が高いほど(「1」に近いほど)緑内障の進行度が速い傾向を示し、GRM値が低いほど(「0.025」に近いほど)緑内障の進行度が緩やか又は遅い傾向を示す。閾値GRMとして、第一のRL「0.625」×第二のRL「0.5」=0.3125を用いた。
30名分の対象者の各緑内障進行度関連パラメータ値が、表13に示した各緑内障進行度関連パラメータ[1]〜[29]の境界値を超えるか否かを評価した(表15)。表15において、各対象者の各緑内障進行度関連パラメータ値が非進行群パラメータ[1]〜[21]の境界値を超えた場合は「○」で示し、進行群パラメータ[9]〜[29]の境界値を超えた場合は「●」で示した。各対象者の「○」の数を計数し(非進行群パラメータ計数値)、同様に各対象者の「●」の数を計数した(進行群パラメータ計数値)。次いで、進行群パラメータ計数値(●の個数)から非進行群パラメータ計数値(○の個数)を減じて、減算値を得た(表15)。得られた減算値を、表14に示した対応表に従ってスコア化し、各対象者の第二のRLを取得した。例えば、対象者No.1の減算値は「−10」であるから、表14に従って、第二のRL「0.075」が得られた。
対象者No.1のGRM値は0.0413であり、閾値GRM未満であった。従って、対象者No.1は緑内障の進行度が緩やか又は遅い傾向を示すことが示唆された。該対象者No.1のMDスロープ値は−0.324であり、緑内障の進行については非進行であると判断された。
表15から、各対象者のGRM値とMDスロープ値との間には相関関係があると考えられ、該30名の緑内障対象者のGRM値と各対象者のMDスロープ値との相関関係を調べた(図3)。GRMの値が大きくなるにつれてMDスロープ値は低下し(図3)、GRM値とMDスロープ値との間には、−0.553(P=0.0015)の相関関係がみられた。したがって、本発明に係るGRM値は、MDスロープ値に相当し得る緑内障の進行度の指標となり得ることが示唆された。
12年間の長期に渡って緑内障治療を受けている緑内障患者のMDスロープ値を算出した。MDスロープ値は−0.348であった(図4a)。MDスロープ値から、この緑内障患者は非進行と判定される。該対象者の治療開始前(12年前)と現在の7種の心拍変動パラメータ(LF、HF、LF/HF、RMSSD、HF/RMSSD、SDNNおよびTP)の値から、それぞれの第一のRL(図4b、黒棒)およびGRM値(図4b、白棒)を算出した。
治療開始前のGRM値は0.40625であり、現在のGRM値は0.15であった。治療開始前のGRM値は閾値GRM「0.3125」以上であり、緑内障の進行度が速いと判定された。現在のGRM値は閾値GRM未満であり、緑内障進行度が緩やかと判定された。
急性緑内障を発症した患者(70歳)の眼圧を、圧平眼圧計にて測定した。急性緑内障発症前24日の該患者の眼圧は11/13であった。急性緑内障発症時の眼圧は9/66であった。グリセオール(glycerin)(登録商標)を急速点滴し、サンピロ(pilocarpine hydrochloride)(登録商標)およびチモプトール(timolol maleate)(登録商標)を点眼して、眼圧を下げる処置を行った。処置開始後1.5時間の眼圧は6/49に下がった。当該患者のバイタルと心拍変動パラメータを計測した(表16)。
治療開始1.5時間後の眼圧は、以前として片眼で高値(49mmHg)を示したが、本発明に係る第一のRLおよびGRM値は、緑内障の処置内容が適切であり得ることを示唆した。
緑内障患者(63歳)に点眼処方を施した。点眼処方当初は、全身症状に特に変化はなかった。経過観察を続けたところ、治療開始4カ月後「血圧低下感、しんどい、頭がふらっとする、動悸がする、気分が悪い」などの訴え(気分不良発症)があった。点眼処方を中止し、1週間後には「非常に調子が良い」と述べ、気分不良は軽快していた。
点眼処方での治療中に第一のRLは、約6週間の間に、即ち発症の80日前(第一のRL:0.9)から37日前(第一のRL:0.5)の43日間で、緑内障の進行度が速いから進行度が緩やかへと変化した。緑内障リスクレベル(第一のRL)は、当該患者が気分不良を訴えた際に、再度、進行度が速い(第一のRL:0.9)状態にあることを示唆した。点眼処方中止後7日で第一のRLは0.625に低下していた。
発明者は、7種の心拍変動パラメータ(LF、HF、LF/HF、RMSSD、HF/RMSSD、SDNNおよびTP)のうち少なくともHFおよびLFを含むパラメータの数値が、各パラメータについての適正範囲(表10)内外への変動することをモニタすることによって、緑内障のリスクレベルの変化を補足的に評価できることを見出した。この心拍変動パラメータの変動に基づく評価は、実施例4および5で実証された本発明に係る第一のRLおよびGRM値の2つの時点間の各数値の変化に基づく緑内障のリスクレベル変化の評価を補足するものである。
発明者は、29種の緑内障進行度関連パラメータのうち、非進行群パラメータ[1]〜[21]と進行群パラメータ[9]〜[29]とで重複するパラメータ[9]〜[21]に関して、各パラメータの数値と、各パラメータについての境界値との関係を総合的に評価することで、緑内障のリスクレベルを補足的に評価できることを見出した。
Claims (12)
- 対象における緑内障のリスクレベルの判定を補助する方法であって、
前記対象から得られた心拍変動パラメータである低周波(以下「LF」)および高周波(以下「HF」)に基づく第一のランク割り当てを行う工程、
前記対象から得られた心拍変動パラメータLF/HFに基づく第二のランク割り当てを行う工程、
前記対象から得られた、LF、HF、LF/HF、The square Root of the Mean of the Sum of the Square of Differences between adjacent NN interval(以下「RMSSD」)、HF/RMSSD、Standard Deviation of all NN interval(以下「SDNN」)およびトータルパワー(以下「TP」)を含む心拍変動パラメータ群から選択される心拍変動パラメータに基づく第三のランク割り当てを行う工程、
得られた第一〜第三のランク割り当ての組合せに対応して予め定められた第一のリスクレベル(第一のRL)を取得する工程、および
前記第一のRLをそれに関する閾値(閾値RL)と比較し、緑内障の発症リスク又はその進行度を判定する工程を含む、判定補助方法。 - 前記第一のランク割り当てでは、LF値およびHF値のそれぞれが、それらに関して予め設定された下限値以上かつ上限値以下の場合に「適正(U)」が割り当てられ、LF値またはHF値もしくはその両方が、当該下限値未満の場合に「適正外(G1)」が割り当てられ、または当該上限値超の場合に「適正外(G2)」が割り当てられ;
前記第二のランク割り当てでは、LF/HFが上限値超の場合に「高い(H)」が割り当てられ、下限値以上かつ上限値以下の場合に「正常(N)」が割り当てられ、及び下限値未満の場合に「低い(L)」が割り当てられ;および
前記第三のランク割り当てでは、前記心拍変動パラメータ群から選択される、LFまたはHFもしくはその両方を含む少なくとも4種の心拍変動パラメータの各パラメータ値が、各心拍変動パラメータに関して予め設定された適正範囲の上限値と下限値との間の範囲を3等分した数値範囲の、中央の数値範囲にある場合に「非活性・非抑制(N)」が割り当てられ、その上限側の数値範囲にある場合に「活性(K)」が割り当てられ、及びその下限側の数値範囲にある場合に「抑制(Y)」が割り当てられる、請求項1に記載の判定補助方法。 - 前記閾値RLが第一の閾値RLを含み、
第一のRLの値が増加するにつれて、緑内障の発症リスクが高い又はその進行度が速いと判定されるよう第一のRL値を設定した場合、前記判定工程において、前記第一のRLが第一の閾値RL以上の場合に、緑内障の発症リスクがある又はその進行度が速いと判定される、請求項1または2に記載の判定補助方法。 - 緑内障リスクマーカー(GRM)値を算出する工程、および
前記GRM値をそれに関する閾値(閾値GRM)と比較し、緑内障の発症リスク又はその進行度をさらに判定する工程を含み、
GRM値は、
前記対象から得られた、Age、眼圧(以下「IOP」)、Age/IOP、Age×IOP、SDNN、超低周波/age、Age/(LF/HF)、HF、LF/(HF/RMSSD)、HF/RMSSD、(HF/RMSSD)/(LF/HF)、RMSSD/(LF/HF)、HF/SDNN、SDNN/(HF/RMSSD)、TP/LF、HF/TP、TP×(LF/HF)、Age/(HF/RMSSD)、Age×RMSSD、LF、LF/HF、RMSSD、TP、及びm−HRTを含む緑内障進行度関連パラメータ群より選択される少なくとも9種の緑内障進行度関連パラメータに基づいて、緑内障の第二のリスクレベル(第二のRL)を取得し、
得られた第二のRL値と前記第一のRL値とを乗じて得られ、
第二のRLは、
前記少なくとも9種の緑内障進行度関連パラメータのうち、非進行群パラメータであるAge、IOP、Age/IOP、Age×IOP、SDNN、超低周波/age、Age/(LF/HF)、HF、LF/(HF/RMSSD)、HF/RMSSD、(HF/RMSSD)/(LF/HF)、RMSSD/(LF/HF)、HF/SDNN、SDNN/(HF/RMSSD)、TP/LF、HF/TP、又はTP×(LF/HF)に関して予め設定された各境界値を超える緑内障進行度関連パラメータの数を計数して、非進行群パラメータ計数値を算出し、
前記少なくとも9種の緑内障進行度関連パラメータのうち、進行群パラメータであるAge/(LF/HF)、HF、LF/(HF/RMSSD)、HF/RMSSD、(HF/RMSSD)/(LF/HF)、RMSSD/(LF/HF)、HF/SDNN、SDNN/(HF/RMSSD)、TP/LF、HF/TP、TP×(LF/HF)、Age/(HF/RMSSD)、Age×RMSSD、LF、LF/HF、RMSSD、TP、又はm−HRTに関して予め設定された各境界値を超える緑内障進行度関連パラメータの数を計数して、進行群パラメータ計数値を算出し、
進行群パラメータ計数値から非進行群パラメータ計数値を減じた減算値に対応して予め定められた値(第二のRL)を取得し、
前記少なくとも9種の緑内障進行度関連パラメータが、Age、Age/IOP、HF、HF/RMSSD、およびage/(HF/RMSSD)からなる群より選択される少なくとも5種の緑内障進行度関連パラメータを含む、請求項1〜3のいずれか一項に記載の判定補助方法。 - 前記閾値GRMが第一の閾値GRMを含み、
GRMの値が増加するにつれて、緑内障の発症リスクが高い又はその進行度が速いと判定されるようGRM値が設定された場合、前記さらなる判定工程において、前記GRM値が第一の閾値GRM以上の場合に緑内障の発症リスクがある又はその進行度が速いと判定される、請求項4に記載の判定補助方法。 - 前記対象における緑内障の発症リスク又は進行度の改善または悪化を判定する工程をさらに含み、
改善・悪化判定工程が、少なくともHFおよびLFを含む心拍変動パラメータが各パラメータの適正範囲内にあるかを評価(第一の評価)し、その評価後に同パラメータが各パラメータの適正範囲内にあるかを評価(第二の評価)し、
前記改善・悪化判定工程において、第一の評価が適正範囲外であり、第二の評価が適正範囲内である場合に「改善」と判定され、第一の評価が適正範囲内であり、第二の評価が適正範囲外である場合に「悪化」と判定され、第一の評価及び第二の評価が共に適正範囲外または内である場合に「不定」と判定される、請求項1〜5のいずれか一項に記載の判定補助方法。 - 対象における緑内障のリスクレベルの判定装置であって、
LF、HF、LF/HF、RMSSD、HF/RMSSD、SDNNおよびTPを含む心拍変動パラメータ群から選択される心拍変動パラメータに対応する適正範囲に関するデータ(適正範囲データ)と、第一のRLに関するデータ(第一のRLスコアデータ)と、RLに関する閾値のデータ(閾値RLデータ)とを格納した、データベースと、
対象から得られた前記心拍変動パラメータ群から選択される心拍変動パラメータの値と、前記適正範囲データと、第一のRLスコアデータとを用いて、緑内障の進行度又はその発症リスクに関する第一のリスクレベル(第一のRL)を算出する算出部と、
前記第一のRLと、前記閾値RLデータから取得された閾値RLとを比較して、前記対象が緑内障の進行度が速い又はその発症リスクが高いかを判定(第一の判定)する判定部と、
前記判定部の判定結果を表示する表示部と、
を備え、
前記算出部は、
前記対象から得られた心拍変動パラメータLF値およびHF値と、前記適正範囲データ内のそれらに対応する各適正範囲とに基づいて第一のランク割り当てを行い、
前記対象から得られた心拍変動パラメータLF/HF値と、前記適正範囲データ内のそれに対応する適正範囲とに基づいて第二のランク割り当てを行い、
前記対象から得られた前記心拍変動パラメータ群から選択されるLFまたはHFもしくはその両方を含む少なくとも4種の心拍変動パラメータの各値と、前記適正範囲データ内のそれらに対応する各適正範囲とに基づいて第三のランク割り当てを行い、
前記閾値RLデータから、前記第一〜第三のランク割り当ての組合せに対応する第一のRLを取得する、判定装置。 - 前記データベースは、非進行群パラメータであるAge、IOP、Age/IOP、Age×IOP、SDNN、超低周波/age、Age/(LF/HF)、HF、LF/(HF/RMSSD)、HF/RMSSD、(HF/RMSSD)/(LF/HF)、RMSSD/(LF/HF)、HF/SDNN、SDNN/(HF/RMSSD)、TP/LF、HF/TP、及びTP×(LF/HF)のそれぞれに対応する境界値に関するデータ(非進行群境界値データ);進行群パラメータであるAge/(LF/HF)、HF、LF/(HF/RMSSD)、HF/RMSSD、(HF/RMSSD)/(LF/HF)、RMSSD/(LF/HF)、HF/SDNN、SDNN/(HF/RMSSD)、TP/LF、HF/TP、TP×(LF/HF)、Age/(HF/RMSSD)、Age×RMSSD、LF、LF/HF、RMSSD、TP、及びm−HRTのそれぞれに対応する境界値に関するデータ(進行群境界値データ);第二のRLに関するデータ(第二のRLスコアデータ);および閾値GRMに関するデータ(閾値GRMデータ)をさらに格納し、
前記算出部は、
前記対象から得られた、Age、IOP、Age/IOP、Age×IOP、SDNN、超低周波/age、Age/(LF/HF)、HF、LF/(HF/RMSSD)、HF/RMSSD、(HF/RMSSD)/(LF/HF)、RMSSD/(LF/HF)、HF/SDNN、SDNN/(HF/RMSSD)、TP/LF、HF/TP、TP×(LF/HF)、Age/(HF/RMSSD)、Age×RMSSD、LF、LF/HF、RMSSD、TP、及びm−HRTを含む緑内障進行度関連パラメータ群より選択される少なくとも9種の緑内障進行度関連パラメータ値と、非進行群境界値データと、進行群境界値データと、第二のRLスコアデータとに基づいて緑内障の第二のリスクレベル(第二のRL)を算出し、
前記第一のRLと該第二のRLとを乗じて緑内障リスクマーカー(GRM)値を算出し、
前記判定部は、
前記GRM値と、閾値GRMデータから取得された閾値GRMとを比較して、前記対象が緑内障の進行度が早い又はその発症リスクが高いかをさらに判定(第二の判定)する、請求項7に記載の判定装置。 - 前記算出部は、
前記少なくとも9種の緑内障進行度関連パラメータのうち、非進行群パラメータに分類される緑内障進行度関連パラメータの値と、前記非進行群境界値データ内の対応する境界値とを用いて、該境界値を超える緑内障進行度関連パラメータの数を計数し(非進行群パラメータ計数値)、
前記少なくとも9種の緑内障進行度関連パラメータのうち、進行群パラメータに分類される緑内障進行度関連パラメータの値と、前記進行群境界値データ内の対応する境界値とを用いて、該境界値を超える緑内障進行度関連パラメータの数を計数し(進行群パラメータ計数値)、
前記進行群パラメータ計数値から前記非進行群パラメータ計数値を減じ(減算値)、
前記第二のRLスコアデータから、前記減算値に対応する第二のRLを取得し、
前記少なくとも9種の緑内障進行度関連パラメータがAge、Age/IOP、HF、HF/RMSSD、およびage/(HF/RMSSD)からなる群より選択される少なくとも5種の緑内障進行度関連パラメータを含む、請求項8に記載の判定装置。 - コンピュータ読み取り可能な、対象における緑内障のリスクレベルの判定するプログラムであって、コンピュータに、
対象から得られたLF、HF、LF/HF、RMSSD、HF/RMSSD、SDNNおよびTPを含む心拍変動パラメータ群から選択される心拍変動パラメータを取得するステップと、
前記取得した心拍変動パラメータに基づいて、緑内障の進行度又はその発症リスクに関する第一のリスクレベル(第一のRL)を算出するステップと、
第一のRLに関する閾値(閾値RL)を取得するステップと、
前記算出した第一のRLと取得した閾値RLとを比較して、前記対象が緑内障の進行度が速い又はその発症リスクが高いかを判定するステップと、
前記判定の結果に基づいて対象の緑内障のリスクレベルを示す情報を表示手段に表示させるステップと、
を実行させ、
前記第一のRLを算出するステップが、
前記心拍変動パラメータのそれぞれに対応する各適正範囲を取得するステップと
前記取得された心拍変動パラメータLFおよびHFと、それらに対応する各適正範囲とに基づいて第一のランク割り当てを行うステップと、
前記取得された心拍変動パラメータLF/HFと、それに対応する適正範囲とに基づいて第二のランク割り当てを行うステップと、
前記心拍変動パラメータ群から選択されるLFまたはHFもしくはその両方を含む少なくとも4種の心拍変動パラメータと、それらに対応する各適正範囲とに基づいて第三のランク割り当てを行うステップと、
前記第一〜第三のランク割り当ての組合せに対応する第一のRLを取得するステップと、
を含む、プログラム。 - 前記対象から得られたAge、IOP、Age/IOP、Age×IOP、SDNN、超低周波/age、Age/(LF/HF)、HF、LF/(HF/RMSSD)、HF/RMSSD、(HF/RMSSD)/(LF/HF)、RMSSD/(LF/HF)、HF/SDNN、SDNN/(HF/RMSSD)、TP/LF、HF/TP、TP×(LF/HF)、Age/(HF/RMSSD)、Age×RMSSD、LF、LF/HF、RMSSD、TP、及びm−HRTを含む緑内障進行度関連パラメータ群より選択される少なくとも9種の緑内障進行度関連パラメータを取得するステップと、
前記取得した少なくとも9種の緑内障進行度関連パラメータに基づいて緑内障の第二のリスクレベル(第二のRL)を算出するステップと、
前記第一のRLと該第二のRLとを乗じて緑内障リスクマーカー(GRM)値を算出するステップと、
GRMに関する閾値(閾値GRM)を算出するステップと、
前記GRM値と取得した閾値GRMとを比較して、前記対象が緑内障の進行度が早い又はその発症リスクが高いかをさらに判定するステップと、
を含み、
前記少なくとも9種の緑内障進行度関連がAge、Age/IOP、HF、HF/RMSSD、およびage/(HF/RMSSD)からなる群より選択される少なくとも5種の緑内障進行度関連パラメータを含む、請求項10に記載のプログラム。 - 前記第二のRLを算出するステップが、
前記少なくとも9種の緑内障進行度関連パラメータのそれぞれに対応する、非進行群パラメータ境界値および進行群パラメータ境界値をそれぞれ取得するステップと、
前記少なくとも9種の緑内障進行度関連パラメータのうち、取得した非進行群パラメータ境界値を超える緑内障進行度関連パラメータの数を計数して、非進行群パラメータ計数値を算出するステップと、
前記少なくとも9種の緑内障進行度関連パラメータのうち、取得した進行群パラメータ境界値を超える緑内障進行度関連パラメータの数を計数して、進行群パラメータ計数値を算出するステップと、
算出した進行群パラメータ計数値から算出した非進行群パラメータ計数値を減じた減算値に対応して予め定められた値(第二のRL)を取得するステップと、を含み、
前記非進行群パラメータ境界値が、非進行群パラメータであるAge、IOP、Age/IOP、Age×IOP、SDNN、超低周波/age、Age/(LF/HF)、HF、LF/(HF/RMSSD)、HF/RMSSD、(HF/RMSSD)/(LF/HF)、RMSSD/(LF/HF)、HF/SDNN、SDNN/(HF/RMSSD)、TP/LF、HF/TP、及びTP×(LF/HF)のそれぞれに対応する境界値であり、
前記進行群パラメータ境界値が、Age/(LF/HF)、HF、LF/(HF/RMSSD)、HF/RMSSD、(HF/RMSSD)/(LF/HF)、RMSSD/(LF/HF)、HF/SDNN、SDNN/(HF/RMSSD)、TP/LF、HF/TP、TP×(LF/HF)、Age/(HF/RMSSD)、Age×RMSSD、LF、LF/HF、RMSSD、TP、及びm−HRTのそれぞれに対応する境界値である、請求項11に記載のプログラム。
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