JP6487493B2 - 画像処理システム - Google Patents

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Description

本発明は、対象物の像の特徴を表すモデルパターンに基づいて入力形状情報から対象物の像を検出する画像処理システムに関する。
従来、撮像装置等により取得した入力形状情報(入力画像)から対象物の像を検出する技術において、対象物の像をモデル化したモデルパターンやテンプレート等の基準情報と入力形状情報のマッチングを行って合致度が所定のレベルを越えたときに対象物が検出されたと判断する技術が知られている。この種の技術に関するものとして特許文献1〜3がある。
特許文献1には、入力画像におけるマスク領域以外の領域を背景画像として学習することで、前景画像と背景画像を分離する画像処理技術について記載されている。特許文献2には、ユーザが生成したテンプレートモデルと入力画像から抽出した特徴量のマッチングを行い、テンプレートモデルを構成する代表点の位置を修正する技術について記載されている。特許文献3には、画像中の対象物体を検出するために、入力画像と学習用画像に施す画像処理のパラメータで最適なものを探索し、そのパラメータに基づき学習用画像と入力画像に画像処理を施す技術について記載されている。
非特許文献1には、モデルパターンを構成する特徴点として入力画像からエッジ点を抽出する法について記載されている。エッジ点は画像中での輝度変化が大きな点である。一般に対象物の輪郭線の像は輝度勾配が大きくなるので、エッジ点を特徴量として使うことで対象物の輪郭線形状のマッチングを行う。例えば、検出すべき対象物を含む画像から抽出したエッジ点群をモデルパターンとして記憶しておき、撮像装置によって取得された入力画像から抽出されたエッジ点群とモデルパターンのエッジ点群の合致度に基づいて対象物を検出する。この類の手法として一般化ハフ変換等が知られている。また、エッジ点以外にもモデルパターンを構成する要素を抽出する方法を開示するものとして非特許文献2がある。非特許文献2では入力画像からSIFT特徴点を抽出する方法について記載されている。
特開2011−209966号公報 特開2000−215319号公報 特開2014−137756号公報
「コンピュータビジョン」(David A. Forsyth (著), Jean Ponce (著), 大北 剛 (翻訳) 共立出版)2007.1 "Object Recognition from Local Scale-Invariant Features", David G. Lowe, Proc. of the International Conference on Computer Vision, Corfu (Sept. 1999)
ところで、入力画像から生成されたモデルパターンが対象物の特徴を適切に表していない場合がある。例えば、入力画像には、輪郭線等のように検出に適したエッジ点以外にも輪郭線以外の濃淡変化等のように検出に適さないエッジ点が含まれることも多い。そのため、入力画像からモデルパターンを生成するときに検出すべきでない部分も同時に検出されてしまうことがある。鋳物の部品を検出する場合では、鋳肌は輪郭線の個体差がある上、鋳肌面のテクスチャもエッジ点として抽出されることが多く、機械加工した部分の輪郭線を検出する方がマッチング精度の観点から好ましい。
このような検出に適さない要素はユーザの操作により、モデルパターンから除外できる。例えば、入力画像から生成したモデルパターンにおいて、特定の箇所にマスクをして該マスクの範囲内の要素はモデルパターンの要素として含まれないようにすることもできる。また、モデルパターンを構成する要素は、削除するだけでなく新たに追加することもできるし、既存の要素の位置を変更することもできる。しかし、ユーザが手作業でモデルパターンを修正する作業は煩雑であり、マッチングに使用できる良いモデルパターンに修正するためには知識が必要となる。入力画像から最適なモデルパターンが学習により自動的に生成されることが望ましい。
この点、特許文献1の技術では人物の位置をユーザが指定することで前景画像と背景画像の分離を学習しているものの、モデルパターンを生成する方法を学習しているわけではない。また、特許文献2の方法では、モデルパターンを構成する特徴点の位置は自動的に修正されるが、修正された位置が正しいのか否かを判断した要素が含まれない。特許文献3における学習は対象物を検出するための辞書を作成する作業であり、上述のようなモデルパターンを構成する要素が適切でなかったときに行われる修正が反映されない。このように、従来技術は、マッチングに使用されるモデルパターンの生成の過程で行われた修正を反映させることができず、モデルパターンを生成する方法を学習するものではなかった。
本発明は、入力形状情報から取得されるモデルパターンの生成過程で行われた修正を学習することにより、別の入力形状情報に対して適切なモデルパターンを自動で生成できる画像処理システムを提供することを目的とする。
(1)本発明は、対象物(例えば、後述の対象物2)の像の特徴を表すモデルパターン(例えば、後述のモデルパターン50)に基づいて入力形状情報(例えば、後述の入力画像5、CADデータ、三次元点群データ)から前記対象物の像を検出する画像処理システム(例えば、後述の画像処理システム1,201,301)であって、前記入力形状情報から生成された前記モデルパターンを取得するモデルパターン取得部(例えば、後述のモデルパターン取得部31)と、前記モデルパターン取得部によって取得された前記モデルパターンを修正するモデルパターン修正部(例えば、後述の操作盤35)と、前記モデルパターン修正部によって修正された前記モデルパターンの修正情報と前記入力形状情報を関連付けた学習データの集まりを用いた教師あり学習により、前記入力形状情報から前記モデルパターンを生成するための生成情報を生成する機械学習器(例えば、後述の機械学習器40)と、を備え、入力された入力形状情報と前記生成情報を用いて学習結果が反映されたモデルパターンを生成可能な画像処理システムに関する。
(2)(1)に記載の画像処理システムにおいて、前記入力形状情報は、視覚センサ(例えば、後述の視覚センサ11)により撮像された画像情報であってもよい。
(3)(1)に記載の画像処理システムにおいて、前記入力形状情報は、CADデータであってもよい。
(4)(1)に記載の画像処理システムにおいて、前記入力形状情報は、3次元点群データであってもよい。
(5)(1)から(4)の何れかに記載の画像処理システムにおいて、前記修正情報は、前記モデルパターンを構成する要素に設定された重みの情報であり、前記生成情報は、前記要素に重み情報を設定するための情報であり、前記入力形状情報から生成された前記要素の重みが前記生成情報に基づいて設定されてもよい。
(6)(1)から(4)の何れかに記載の画像処理システムにおいて、前記修正情報は、前記入力形状情報中の前記モデルパターンとする領域として指定された情報であり、前記生成情報は、前記入力画像中の前記モデルパターンとする領域を指定するための情報であり、前記入力形状情報から前記モデルパターンの領域が前記生成情報に基づいて指定されてもよい。
(7)(1)から(4)の何れかに記載の画像処理システムにおいて、前記修正情報は、前記モデルパターンを構成する要素の位置、姿勢、明るさ等の物理量であり、前記生成情報は前記要素の物理量を設定するための情報であり、前記入力形状情報から取得された前記要素の物理量が前記生成情報に基づいて設定されてもよい。
(8)(1)から(4)の何れかに記載の画像処理システムにおいて、前記修正情報は、前記モデルパターンそのものを示す情報であり、前記生成情報は、前記入力形状情報から前記モデルパターンを生成するための情報であり、前記入力形状情報から前記生成情報に基づいて前記モデルパターンが生成されてもよい。
(9)(1)から(8)の何れかに記載の画像処理システムにおいて、前記機械学習器は前記入力形状情報を取得する複数の入力形状情報取得部(例えば、後述の視覚センサ11、画像処理装置10)から前記学習データの集まりを取得して教師あり学習を行ってもよい。
(10)(9)に記載の画像処理システムにおいて、前記入力形状情報取得部は画像処理を行う画像処理装置(例えば、後述の画像処理装置10)であり、各画像処理装置は、前記機械学習器の教師あり学習によって得られた学習結果を利用可能であってもよい。
本発明の画像処理システムによれば、入力形状情報から取得されるモデルパターンの生成過程で行われた修正を学習することにより、別の入力形状情報に対して適切なモデルパターンを自動で生成できる。
本実施形態の画像処理システムが適用される視覚センサの位置が固定される装置の例を示す模式図である。 本実施形態の画像処理システムが適用される視覚センサの位置が移動する装置の例を示す模式図である。 本実施形態の画像処理システムの機能ブロック図である。 モデルパターンを作成する手順を示すフローチャートである。 画像にモデルパターン指定領域を指定した様子を示す図である。 複数の特徴点から構成されるモデルパターンを示す図である。 モデルパターンの修正処理における不要な特徴点を削除する様子を示す図である。 モデルパターンの修正処理における特徴点を追加する様子を示す図である。 モデルパターンの修正処理における特徴点の位置、姿勢及び明るさ等の物理量を修正する様子を示す図である。 モデルパターンの学習の手順を示すフローチャートである。 全体画像にマスクをかけて不要な特徴点を削除する様子を示す図である。 本発明の一実施形態に係る複数の視覚センサが接続される画像処理システムの例を模式的に示す図である。 本発明の一実施形態に係る複数の画像処理装置が接続される画像処理システムの例を模式的に示す図である。
以下、本発明の好ましい実施形態について、図面を参照しながら説明する。本発明の一実施形態に係る画像処理システム1は、対象物2の像の特徴を表すモデルパターン50に基づいて入力画像5から前記対象物の像を検出するためのシステムである。まず、本実施形態の画像処理システム1が適用される装置について2つの例を説明する。
図1は、本実施形態の画像処理システム1が適用される視覚センサ11の位置が固定される装置6の例を示す模式図である。図1に示すように、対象物2は作業台4に設置されている。視覚センサ11は、対象物2を撮像するためのカメラである。視覚センサ11は、支持手段(図示省略)により対象物2を撮像できる位置に固定される。視覚センサ11が取得した画像情報は画像処理装置10に送信される。画像処理装置10は、視覚センサ11から受信した入力画像5(図5参照)に基づいて後述する画像処理により対象物2の像を検出する。
図1では、視覚センサ11の位置が固定される例を説明した。次に、視覚センサ11の位置が移動する場合について図2を参照して説明する。図2は、本実施形態の画像処理システム1が適用される視覚センサ11の位置が移動する装置7の例を示す模式図である。なお、図1を参照して説明した装置6の構成と共通又は同様の構成については同じ符号を付してその説明を省略する場合がある。
図2には、先端にロボットハンド21が装着されるアーム型のロボット20が示される。この例の視覚センサ11はロボット20の手先となるロボットハンド21に固定される。ロボットハンド21は、ロボット20や自身の機構により移動する可動部である。従って、視覚センサ11の位置も移動することになる。画像処理を行う画像処理装置10は、ロボット20の動き等を制御するロボット制御装置25と通信可能に構成されており、画像処理装置10とロボット20の間で相互に情報のやり取りが行えるようになっている。画像処理装置10は、ロボット20及びロボットハンド21の移動や状態を考慮しながら視覚センサ11からの入力画像5(図5参照)に基づいて後述する画像処理により対象物2の像の検出を行う。
以上説明したように、本実施形態の画像処理システム1は、視覚センサ11の位置が固定型の装置6及び視覚センサ11の位置が可動型の装置7の何れにも適用できる。次に、画像処理システム1による画像処理について説明する。図3は、本実施形態の画像処理システム1の機能ブロック図である。
図3に示すように、本実施形態の画像処理システム1は、画像処理を行うコンピュータである画像処理装置10と、入力画像5を取得する視覚センサ11と、操作者が入力画像5から生成したモデルパターン50の修正等を行う操作盤(操作部)35と、入力画像5やモデルパターン50等の画像情報を表示する表示装置(出力部)36と、を備える。
画像処理装置10は、CPUや所定のソフトウェアを記憶する記憶媒体等を備えるコンピュータにより実現される。本実施形態の画像処理装置10は、モデルパターン取得部31と、状態観測部32と、記憶部33と、機械学習器40と、を含んで構成される。
モデルパターン取得部31は、視覚センサ11が取得した入力画像5から生成されたモデルパターン50及びモデルパターン50の修正に関する修正情報を取得する。状態観測部32は、入力データとして入力画像5を取得する。本実施形態の修正情報は、操作者によって修正されたときの操作者生成情報が修正情報として取得される。
記憶部33は、画像処理装置10に関する各種の情報を記憶される。本実施形態の記憶部33は、モデルパターン50及び修正情報に入力画像5を関連付けた組情報を学習データとして複数記憶する。以下、記憶部33に記憶される学習データの集まりを学習データセットと称して説明する。
機械学習器40は、記憶部33に記憶された学習データセットに基づいて入力画像5からモデルパターン50を適切に生成するための生成情報を出力するように機械学習を行って学習モデルを取得する。取り出される出力が推定の対象となる生成情報に一致するように機械学習器40に入力と出力との関係を学習させておくことにより、入力画像5に応じて生成情報を推定することができる。本実施形態では、多層ニューラルネットワークを含むニューラルネットワークにより構築された学習モデルに従って機械学習が行われる。入力層,出力層,そして中間層を含むニューラルネットワークにより構築された学習モデルは適宜の方式を用いることができる。例えば、CNN(Convolutional Neural Network)を適用することもできる。
本実施形態では、対象物2、視覚センサ11及び画像処理装置10を環境とし、操作者が操作盤35を使用してモデルパターン50を修正したときの修正情報と入力画像5のペア(組)を正解データ(教師データ)とする。修正情報は、修正後のモデルパターン50や、モデルパターン50を生成するときに指定されるモデルパターン指定領域60や、モデルパターン50を構成する要素(後述する特徴点)の物理量の修正量や重み等である。機械学習器40は、学習データの集合を用いて機械学習を行うことにより、入力画像(入力データ)から目標のデータ(生成情報)を写像する関数を取得する。
次に、モデルパターン50の作成例について説明する。図4は、モデルパターン50を作成する手順を示すフローチャートである。図5は、画像にモデルパターン指定領域60を指定した様子を示す図である。図6は、複数の特徴点P_iから構成されるモデルパターン50を示す図である。
図5に示すように、モデルパターン50として教示したい対象物2を視覚センサ11の視野内に配置して当該対象物2の画像を撮像し、対象物2が含まれる入力画像5を取得する(ステップS101)。このとき、視覚センサ11と対象物2の位置関係は、実際の使用時に対象物2を検出するときの位置関係と同じ位置関係になるように行うことが好ましい。
撮像した画像において、対象物2が映った領域をモデルパターン50の領域として指定する(ステップS102)。以下、このステップS102で指定した領域をモデルパターン指定領域60と称する。本実施形態のモデルパターン指定領域60は、対象物2を囲むように矩形や円形で指定される。後述するように、このモデルパターン指定領域60を修正情報(操作者生成情報)として記憶し、機械学習に用いることもできる。
次に、特徴点の抽出を行う(ステップS103)。特徴点は、モデルパターン50を構成するものである。モデルパターン指定領域60から複数の特徴点P_i(i=1〜NP)が抽出される。特徴点P_iの抽出方法としては、種々の方法を用いることができる。本実施形態では、画像中で輝度勾配が大きな点であり、対象物の輪郭形状を取得するために使用できるエッジ点を特徴点P_iとして用いる。
エッジ点の物理量は、そのエッジ点の位置、輝度勾配方向、輝度勾配の大きさ等がある。エッジ点の輝度勾配の方向を特徴点の姿勢と定義すると、位置とあわせて特徴点の位置姿勢を定義することができる。特徴点の物理量としてエッジ点の物理量、即ちエッジ点の位置、姿勢(輝度勾配の方向)、輝度勾配の大きさを記憶する。
モデルパターン座標系51を定義し、モデルパターン座標系51及び原点Oに基づいて特徴点P_iの姿勢ベクトルv_Piや位置ベクトルt_Pi等で表現する。モデルパターン座標系51に設定される原点Oは、例えば、モデルパターン50を構成する全ての特徴点P_iの重心が原点Oとして定義される。なお、原点Oの定義方法は、特徴点P_iから任意の1点を選択する等、適宜の方法を採用できる。また、モデルパターン座標系51を用いる方法も一例であり、他の方法を利用して特徴点P_iの位置や姿勢を表すこともできる。また、モデルパターン座標系51の軸方向(姿勢)は、例えば、モデルパターン50を構成する特徴点P_iから任意の2点を選択して、その一方から他方に向かう方向がX軸方向となるように定義し、当該X軸方向に直交する方向をY軸方向と定義してもよい。また、モデルパターン50の作成を行った画像において画像座標系とモデルパターン座標系51が平行になるように定義することもできる。このように、モデルパターン座標系51及び原点Oの設定は、事情に応じて適宜変更できる。なお、特徴点としてエッジ点を抽出する方法自体は、非特許文献1にも記載される公知な技術であり、その他の詳細な説明については省略する。
次に、抽出された特徴点P_iの物理量に基づいてモデルパターン50の生成を行う(ステップS104)。抽出された特徴点P_iの物理量が、モデルパターン50を構成する特徴点P_iとして記憶部33に記憶される。本実施形態では、モデルパターン指定領域60内にモデルパターン座標系51を定義し、特徴点P_iの位置や姿勢を、画像座標系70(図5参照)で表現された値から、モデルパターン座標系51(図6参照)で表現された値で記憶される。
モデルパターン50を修正する必要がある場合、モデルパターンの修正を行う(ステップS105)。このステップS105におけるモデルパターン50の修正は、操作者によって行われる。このステップS105で操作された情報が、修正情報として記憶部33に記憶される。なお、修正を行わなかった場合も、修正が行われなかった情報を修正情報として記憶することも可能である。
次に、ステップS105において記憶される修正情報の例について説明する。まず、不要な特徴点P_iを削除する例について説明する。以下の説明において不要な特徴点P_iを不要な特徴点Dとして説明する。
図7は、モデルパターン50の修正処理における不要な特徴点Dをマスク55した様子を示す図である。図7に示すように、モデルパターン50の生成過程において、不要な特徴点Dが抽出される場合がある。操作者は、表示装置36の操作画面上で不要な特徴点Dを含むようにマスク55を掛けるように操作盤35を操作する。そして、マスク55を掛けた領域内の特徴点D(特徴点P_i)を削除する。特徴点Dが削除された複数の特徴点P_iからなるモデルパターン50が修正後のモデルパターン50として記憶部33に記憶される。この方法では、マスク55を掛けた領域を0、マスク55を掛けない領域を1とするマスク画像を修正情報(教師データ)として記憶することができる。また、不要な特徴点Dを削除した後のモデルパターン50自体を修正情報(教師データ)として記憶してもよい。
次に、モデルパターン50を構成する複数の特徴点P_iの重みを変更した情報を修正情報として機械学習に用いる例について説明する。特徴点P_iの重みを示す重み情報は、モデルパターン50の特徴点P_iと入力画像5の特徴点のマッチングするときの一致度の計算に使用することができる情報である。例えば、図7において特徴点Dの重みを0にすれば、その特徴点Dは削除したものと見なすことができ、モデルパターン50を構成する特徴点P_iから不要な特徴点Dを削除することは、重みの付与と捉えることができる。デフォルトではモデルパターン50の特徴点P_iの重みを1とし、操作者が重みを変更する箇所をマスク55で指定する等して重みを変更ができる。この方法では、重みに比例する整数値を各画素値とする重み画像、又は重み付与後のモデルパターン50を修正情報として記憶することができる。
次に、モデルパターン50に必要な特徴点P_iを追加する例について説明する。以下の説明において追加する特徴点P_iを追加する特徴点Aとして説明する。図8は、モデルパターン50の修正処理における特徴点Aを追加する様子を示す図である。図8に示すように、抽出されるべき特徴点P_iが抽出されない場合があり、特徴点Aを追加したい場合がある。
操作者は、操作画面上で特徴点P_iを追加したい箇所に線分56を配置する(図8の一点鎖線参照)。この線分56上に適当な間隔で特徴点Aを配置する。そして、特徴点Aが追加されたモデルパターン50が記憶部33に記憶される。この方法では、追加した線分56、追加した特徴点A及び特徴点Aが追加されたモデルパターン50等を修正情報として記憶することができる。
次に、モデルパターン50の特徴点P_iの位置、姿勢及び明るさ等の物理量を修正する例について説明する。図9は、モデルパターン50の修正処理における特徴点P_iの位置、姿勢及び明るさ等の物理量を修正する様子を示す図である。以下の説明において修正後の特徴点P_iを修正後の特徴点Cとして説明する。また、図9では、修正対象の特徴点P_iが破線で示される。
図9に示すように、特徴点P_iの位置、姿勢、明るさを修正したい場合がある。操作者は、操作画面上で特徴点P_iの位置を修正する。そして、修正対象の特徴点P_iが修正後の特徴点Cに置き換えられたモデルパターン50を新たなモデルパターン50として記憶部33に記憶する。この場合には、修正後の特徴点C、位置修正が反映された後のモデルパターン50等を修正情報として記憶すればよい。
以上、記憶部33に学習データとして記憶される修正情報の例について説明した。次に、本実施形態の画像処理装置10による機械学習の処理について説明する。図10は、モデルパターン50の学習の手順を示すフローチャートである。
入力画像5を取得する(ステップS201)。ここで取得される入力画像5は、モデルパターン指定領域60内の部分的な画像であってもよい。取得された入力画像5は記憶部33に記憶される。
モデルパターン50を教示し、必要に応じてモデルパターン50の修正を行う(ステップ202)。ステップS201とステップS202の処理により、入力データである入力画像5と、正解データである修正情報と、のペア(組)を1つ取得でき、これらの情報が記憶される。学習データのペアをN個取得するためにステップS201とステップS202の処理をN回繰り返す。ステップS201,ステップS202の処理がN回実行されることで、複数(N個)の学習データが取得される。これらのN個の学習データの集まりが学習データセットとなる。
N個の学習データの集まりである学習データセットを用いて学習を行う(ステップS203)。モデルパターン50を生成するために、入力画像5を取得する(ステップS204)。機械学習器40に新たな入力画像を入力し、モデルパターン生成情報を生成する(S205)。入力画像5とモデルパターン生成情報から学習結果が反映されたモデルパターン50が生成される(S206)。
次に、ステップS203の処理の一例として操作者によるマスク55を用いた修正処理を修正情報として学習する場合について説明する。学習処理は以下の手順で行われる。
(1)取得されたN個の学習データセットから学習データを1つ取り出す。
(2)次に、学習データの入力画像5から、修正情報の中のモデルパターン指定領域60に含まれる画像を切り抜く。
(3)学習モデルに入力画像5の各画素値を入力し、マスク55の画像の生成を行う。
(4)修正情報(学習データ)のマスク画像と生成されたマスク55の画像の誤差を計算する。
(5)学習モデルで誤差逆伝播法により誤差を逆伝搬して学習モデルのパラメータを更新する。

(1)〜(5)の処理では、入力画像を入力データとし、編集したマスク55の画像をラベルとした教師データを用いて機械学習器40による機械学習が行われることになる。
次に、マスク55を用いた修正処理を学習した学習モデルを用いたモデルパターン50の生成について説明する。この処理はステップS204、S205の処理に該当し、以下の手順で行われる。
(1)操作者が入力画像5上で、モデルパターン指定領域60を指定する。
(2)モデルパターン指定領域60から部分画像を切り抜く。
(3)部分画像から通常の処理でモデルパターン50を生成する。
(4)学習モデルに部分画像(入力画像)を入力し、部分画像に適したマスク55の画像(生成情報)を得る。
(5)生成したモデルパターン50にマスク画像を適用し、マスク55がかかっている範囲の特徴点Dが削除される。
(1)〜(5)の処理を経ることにより、学習した機械学習器40に入力画像5を入れると、学習結果が反映されたマスク55の画像が自動で出力されることになり、マスク55の範囲の不要な特徴点Dが自動的に削除される。これによって最終的に学習結果が反映されたモデルパターン50が生成されることになる。
図11は、全体画像にマスク55をかけて不要な特徴点D’を削除する様子を示す図である。図11に示すように、部分画像を切り抜く処理を省略し、入力画像5の全体を使用することも可能である。この方法では、モデルパターン指定領域60以外にマスク55が掛かるように入力画像5全体に処理をすればよい。この場合の処理は以下の手順で行われる。
(1)学習モデルに入力画像5を入力し、マスク画像を得る。
(2)入力画像5から通常の処理でモデルパターン50を生成する。
(3)生成したモデルパターン50にマスク55の画像を適用し、マスク55がかかっている特徴点D’が削除される。
(1)〜(3)の処理を経ることによっても、自動的に不要な特徴点D’が削除されることになり、最終的に学習結果が反映されたモデルパターン50が生成されることになる。
上記実施形態によれば、以下のような効果を奏する。
画像処理システム1は、入力画像5から生成されたモデルパターン50を取得するモデルパターン取得部31と、モデルパターン取得部31によって取得されたモデルパターン50を修正する操作盤(モデルパターン修正部)35と、操作盤35によって修正されたモデルパターン50の修正情報と入力画像5を関連付けた学習データの集まりを用いた教師あり学習により、入力画像5からモデルパターン50を生成するためのモデルパターン生成情報を生成する機械学習器40と、を備え、新たに入力された入力画像5とモデルパターン生成情報を用いて学習結果が反映されたモデルパターンを生成可能である。これにより、様々な入力画像5に対して適切なモデルパターン50を取得するために操作者が行った作業工程が学習され、未知の画像であってもユーザによる操作なしで学習結果が反映された適切なモデルパターン50を取得することができる。
また、本実施形態では、入力画像5は視覚センサ11により撮像された画像情報である。これにより、視覚センサ11によって撮像された実際の入力画像を利用することで、より実作業に応じた学習モデルを取得することができる。
また、本実施形態では、修正情報は、モデルパターン50を構成する特徴点(要素)P_iに設定された重みの情報であり、モデルパターン生成情報は、モデルパターン50を構成する特徴点P_iに重み情報を設定するための情報とすることができる。この場合、入力画像5から生成されたモデルパターン50を構成する特徴点P_iの重みが生成情報に基づいて設定される。これにより、複数の特徴点P_iのうち、どの特徴点P_iが重要か、または不要かが学習され、学習に使用していない別の画像を用いた場合でも、操作者による操作なしで不要な特徴点Dが削除されたモデルパターン50を取得することができる。
また、本実施形態では、修正情報は、入力画像5中のモデルパターン50とする領域として指定された情報であり、モデルパターン生成情報は、入力画像5中のモデルパターン50とする領域を指定するための情報とすることができる。この場合、入力画像5からモデルパターンの領域がモデルパターン生成情報に基づいて指定される。これにより、入力画像5のうち、モデルパターン50を抽出するための範囲をどの程度の大きさに設定すべきかが学習され、操作者による操作なしでモデルパターン50を抽出するためのモデルパターン指定領域60が自動で指定されるようになり、適切な範囲で特徴点P_iが抽出されるようになって適切なモデルパターン50の生成が可能となる。
また、本実施形態では、修正情報は、モデルパターン50を構成する特徴点P_iの位置、姿勢、明るさ等の物理量であり、モデルパターン生成情報はモデルパターン50を構成する特徴点P_iの物理量を設定するための情報とすることができる。この場合、入力画像5から取得されたモデルパターン50を構成する特徴点P_iの物理量がモデルパターン生成情報に基づいて設定される。これにより、特徴点P_iの位置、姿勢、明るさ等の物理量の操作者による修正が学習される。また、特徴点Aを追加するために編集した図形が教師データとして機械学習される場合、新たに入力画像5が機械学習器40に入力されると必要な部分に特徴点Aの追加が反映された適切な図形のモデルパターン50が出力されることになる。
また、本実施形態では、修正情報は、モデルパターン50そのものを示す情報であり、モデルパターン生成情報は、入力画像5からモデルパターン50を生成するための情報(例えば、関数やアルゴリズム)とすることができる。この場合、入力画像5からモデルパターン生成情報に基づいて最終的なモデルパターン50が生成される。これにより、入力画像5を入力とし操作者により最終的に生成されたモデルパターン50を教師データとして機械学習器40が学習を行うことにより、操作者による操作なしで機械学習器40に入力画像5を入力することにより、適切なモデルパターン50を自動で生成できる。
上記実施形態では、モデルパターン50を構成する特徴点としてエッジ点を用いた例を説明したが、この構成に限定されない。次に、モデルパターン50を生成する方法として、上記実施形態と異なる方法を用いた場合について説明する。
まず、エッジ点以外の方法で特徴点を抽出する方法について説明する。特徴点は、エッジ点以外にも種々の方法で検出することができる。例えば、SIFT(Scale-Invariant Feature Transform)のような特徴点を使用してもよい。なお、画像からSIFT特徴点を抽出する方法自体は、非特許文献2に記載される公知の技術であり、その詳細な説明を省略する。
また、画像に写った対象物2の輪郭線に合うように線分、矩形、円等の幾何図形を配置することでモデルパターン50を作成してもよい。この場合、輪郭線を構成する幾何図形上に適当な間隔で特徴点を設けることで、モデルパターン50を作成すればよい。また、モデルパターンは各画素から構成される画像を用いることもできる。
上記実施形態では、視覚センサ(カメラ)11によって検出された画像を入力画像5としたが、その他の手段で取得した画像であってもよい。例えば、入力画像5にCADデータを用いることもできる。2次元CADデータの場合、上述の幾何図形を使った方法と同じ方法でモデルパターンを作成することができる。また、3次元CADデータの場合、CADデータで表現された対象物2の形状を画像上に投影し、投影された像から特徴点を抽出すればよい。
CADデータを用いたモデルパターン50の作成は以下のように行われる。
(1)視覚センサ(カメラ)11で撮像した画像(撮像面)上に原点Oを置くローカル座標系を定義する。
(2)予め、視覚センサ(カメラ)11をキャリブレーションしておくことで、ローカル座標系で表現された3次元点を撮像した画像上の2次元点に変換することができる。
(3)ローカル座標系にCADデータとして表現された対象物2を仮想的に配置する。配置されたCADデータはローカル座標系で表現される。視覚センサ(カメラ)11と対象物2の相対関係は、実際に対象物の検出を行うときの相対関係と略同じになるように設定する。
(4)輪郭線から所定の間隔で輪郭線上の3次元点群を取得する。必要があれば、CADデータの中からモデルパターンとして使う輪郭線を指定する。
(5)3次元点群を視覚センサ(カメラ)11で撮像した画像上に投影し、画像座標系上の2次元点群を求める。CADデータ上で明暗の向きを指定すれば、輝度勾配の方向も付加することができる。ここで、明暗の向きとは、輪郭線を境界とする二つの領域のどちらが明るいかを示すものである。
(6)求められた画像座標系上の2次元点群をモデル座標系で表現するように変換し、特徴点として記憶部33に記憶する。
以上説明したように、入力画像5は、CADデータに基づいて生成された画像情報であってもよい。このように、入力画像5には種々の方式を利用することができる。例えば、距離画像や3次元点群データを入力画像5として用いることもできる。
また、上記実施形態では、単独の視覚センサ11が接続される画像処理装置10によって構成される画像処理システム1を例に説明したが、この構成に限定されるわけではない。次に、上記実施形態とは異なる構成の画像処理システムについて説明する。なお、以下の例において、上記実施形態と同様の構成については同じ符号を付してその詳細な説明を省略する。
図12は、本発明の一実施形態に係る複数の視覚センサ11が接続される画像処理システム201の例を模式的に示す図である。図12には、入力画像取得部としてN個の視覚センサ11がネットワークバス110を介してセルコントローラ100に接続されている。セルコントローラ100は、上述の画像処理装置10と同様の機能を有し、N個の視覚センサ11のそれぞれから取得される入力画像5を取得する。図12では、図示を省略しているが、ネットワークバス110には1又は複数の操作部が接続されており、この操作部を介してモデルパターン50の修正が可能になっている。操作部での操作により生成された修正情報は対応する入力画像5との組にされ、学習データとしてセルコントローラ100に記憶される。
このように、図12に示す画像処理システム201では、機械学習器40はセルコントローラ100に記憶された学習データの集まりを取得して教師あり学習が行われることになる。この例では、学習処理を逐次オンラインで処理していくこともできる。
図13は、本発明の一実施形態に係る複数の画像処理装置10が接続される画像処理システム301の例を模式的に示す図である。図13には、入力画像取得部としてm個の画像処理装置10がネットワークバス110を介してセルコントローラ100に接続されている。画像処理装置10のそれぞれには視覚センサ11が1又は複数接続されている。画像処理システム301全体としては合計n個の視覚センサ11を備えている。
このように、図13に示す例では、画像処理装置10のそれぞれで取得された修正情報が入力画像5とともにセルコントローラ100に自動又は手動で送信される。セルコントローラ100は複数の画像処理装置10から送られてきた学習データの集まりを学習データセットとして記憶し、機械学習を行って学習モデルを構築する。学習モデルは、各画像処理装置10で利用可能となる。
図13に示す画像処理システム301は、入力画像取得部としての複数の画像処理装置10を備え、各画像処理装置10は、機械学習器40の教師あり学習によって得られた学習結果を相互に利用できる。この例においても、学習処理を逐次オンラインで処理することができる。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明は、上述の実施形態に制限されるものではなく、適宜変更が可能である。
例えば、モデルパターン50の修正に対して行った操作者の操作そのものを修正情報として記録してもよい。この場合、モデルパターン50を編集するための操作の系列が教師データとして機械学習器40が学習することになり、学習した機械学習器40に入力画像5が入力されると、モデルパターン50を編集する操作の系列が出力されることになる。
上記実施形態では、特徴点の集合によって構成されるモデルパターンを例として説明したが、入力画像から切り抜いた部分画像をモデルパターンとしてもよいし、線分などの図形を組み合わせたものをモデルパターンとしてもよい。種々の方法で入力形状情報から生成されるものであればよく、モデルパターンの生成方法は適宜の方法を採用することができる。
上記実施形態では、モデルパターン修正部として操作盤35による操作者の修正を例として説明したが、この構成に限定されない。マッチングの結果、自動で行われる修正処理を修正情報として機械学習することも可能である。この場合、修正処理を行うソフトウェアやデバイスがモデルパターン修正部となる。
上記実施形態では、入力形状情報として入力画像5を用いる例を主に説明したが、入力形状情報は、CADデータや3次元点群データであってもよい。即ち、必ずしも画像そのものである必要はなく、形状を示す情報であれば画像を介さない場合であっても本発明を適用することができる。
上記実施形態では、説明の便宜上、画像処理システム1,201,301と画像処理装置10を区別して説明したが、システムや装置の名称にとらわれるものではなく、単独の画像処理装置であっても本発明の要件を備えれば画像処理システムに該当する。
1,201,301 画像処理システム
5 入力画像(入力形状情報)
10 画像処理装置(入力画像取得部)
11 視覚センサ(入力画像取得部)
31 モデルパターン取得部
35 操作盤(モデルパターン修正部)
40 機械学習器
50 モデルパターン

Claims (10)

  1. 対象物の像の特徴を表すモデルパターンに基づいて入力形状情報から前記対象物の像を検出する画像処理システムであって、
    前記入力形状情報から生成された前記モデルパターンを取得するモデルパターン取得部と、
    前記モデルパターン取得部によって取得された前記モデルパターンを修正するモデルパターン修正部と、
    前記モデルパターン修正部によって修正された前記モデルパターンの修正情報と前記入力形状情報を関連付けた学習データの集まりを用いた教師あり学習により、前記入力形状情報から前記モデルパターンを生成するための生成情報を生成する機械学習器と、
    を備え、
    入力された入力形状情報と前記生成情報を用いて学習結果が反映されたモデルパターンを生成可能な画像処理システム。
  2. 前記入力形状情報は、視覚センサにより撮像された画像情報である請求項1に記載の画像処理システム。
  3. 前記入力形状情報は、CADデータである請求項1に記載の画像処理システム。
  4. 前記入力形状情報は、3次元点群データである請求項1に記載の画像処理システム。
  5. 前記修正情報は、前記モデルパターンを構成する要素に設定された重みの情報であり、
    前記生成情報は、前記要素に重み情報を設定するための情報であり、
    前記入力形状情報から生成された前記要素の重みが前記生成情報に基づいて設定される請求項1から4の何れかに記載の画像処理システム。
  6. 前記修正情報は、前記入力形状情報中の前記モデルパターンとする領域として指定された情報であり、
    前記生成情報は、前記入力形状情報中の前記モデルパターンとする領域を指定するための情報であり、
    前記入力形状情報から前記モデルパターンの領域が前記生成情報に基づいて指定される請求項1から4の何れかに記載の画像処理システム。
  7. 前記修正情報は、前記モデルパターンを構成する要素の位置、姿勢、明るさ等の物理量であり、
    前記生成情報は前記要素の物理量を設定するための情報であり、
    前記入力形状情報から取得された前記要素の物理量が前記生成情報に基づいて設定される請求項1から4の何れかに記載の画像処理システム。
  8. 前記修正情報は、前記モデルパターンそのものを示す情報であり、
    前記生成情報は、前記入力形状情報から前記モデルパターンを生成するための情報であり、
    前記入力形状情報から前記生成情報に基づいて前記モデルパターンが生成される請求項1から4の何れかに記載の画像処理システム。
  9. 前記機械学習器は前記入力形状情報を取得する複数の入力形状情報取得部から前記学習データの集まりを取得して教師あり学習を行う請求項1から8の何れかに記載の画像処理システム。
  10. 前記入力形状情報取得部は画像処理を行う画像処理装置であり、
    各画像処理装置は、前記機械学習器の教師あり学習によって得られた学習結果を利用可能な請求項9に記載の画像処理システム。
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