JP6483474B2 - センサデバイスからosを介したセンサイベントのサンプリングレートを調整するプログラム、装置及び方法 - Google Patents

センサデバイスからosを介したセンサイベントのサンプリングレートを調整するプログラム、装置及び方法 Download PDF

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Description

本発明は、センサデバイスから周期的に出力されるセンサイベントを用いるアプリケーションの技術に関する。
近年、様々なセンサデバイスを搭載したスマートフォンやタブレット端末が普及している。センサデバイスとしては、例えば加速度センサや角速度センサ、地磁気センサ、温度・気圧センサ、照度センサ、バッテリセンサのように様々なものがある。これらセンサデバイスには、それぞれの仕様に基づいてサンプリングレートを設定することができる。センサデバイスからそのサンプリングレートで発生するセンサイベントは、装置に搭載されたプロセッサ上で起動するプログラムによって利用される。サンプリングレートは、例えば1m秒〜1000m秒程度のサンプリング周期で自由に設定することができる。
従来、加速度や荷重等の物理量を測定するセンサの出力を、一定の時間間隔でサンプリングして取り出す技術がある(例えば特許文献1参照)。この技術によれば、A/D変換器を用いて、一端、記憶装置に集録したデータ群から、任意の周波数成分を解析することができる。
また、人の動き状態に応じて、サンプリング周波数を選択的にA/D変換回路に設定する技術もある(例えば特許文献2参照)。この技術によれば、異なる動き状態について、同一の検出信号からサンプリング周波数を切り換えて周波数成分を検出し、その検出対象となる動きの周波数エネルギー状態変化を検出することができる。
更に、電子機器の加速度センサに対して最適なサンプリング周期を設定することよって、当該電子機器の異常状態を検出する技術もある(例えば特許文献3及び4参照)。この技術によれば、電子機器自体の傾き変化や振動変化に対応できるように短いサンプリング周期で起動させているのに対し、それよりも長いサンプリング周期を用いて、メモリ量や演算処理量を低減させることができる。
特開2013−53883号公報 特開2012−225837号公報 特開2012−173200号公報 特開2012−173198号公報
従来、プロセッサによって起動されるプログラムは、センサデバイスに対してOS(Operating System)を介してサンプリングレートを設定し、周期的に発生するセンサイベントの割り込みを処理する。スマートフォンやタブレット端末のような情報装置の場合、アプリケーションプログラムは、OSを介してセンサデバイスから発生するセンサイベントを受信する。スマートフォンについて代表的なOSとしては、例えばAndroid(登録商標)やiOS(登録商標)がある。
しかしながら、センサデバイスが、設定されたサンプリングレートでセンサイベントを正確に出力するのに対し、OSの作り込みや処理負荷によっては、アプリケーションプログラムでは同一のサンプリング周期で受信されないという課題が生じた。
図1は、アプリケーションに発生するセンサイベントのタイミングに生じた遅延及び揺らぎを表すシーケンス図である。
図1によれば、アプリケーションプログラムが、例えば加速度センサのセンサイベントをOSを介して受信しているとする。アプリケーションプログラムは、20Hzのサンプリングレートで設定することによって、その加速度センサから、50ms毎のサンプリング周期のセンサイベントの発生を期待して待つこととなる。
しかしながら、センサデバイスからOSへ、50msのサンプリング周期で正確にセンサイベントが出力されているにも拘わらず、OSからアプリケーションプログラムへ出力するセンサイベントには、遅延と揺らぎが生じている。このような現象は、情報装置の作り込みによって変化し、特にスマートフォンの機種によって異なる場合がある。そのために、アプリケーションプログラムから見ると、同一のセンサデバイスに適用して実装していても、そのセンサデバイスが搭載された機種によっては適用できないという問題がある。結局、機種毎に、センサイベントの出力タイミングや揺らぎを予め計測し、その特性に対応させなければならないという課題があった。
また、同一センサデバイス及び同一OSであっても、OSの処理負荷が高い場合と低い場合とで、センサイベントを出力するタイミングに遅延や揺らぎが生じる場合がある。そのために、例えば、加速度センサを用いて歩行状態を検知するような比較的短い時間タイミングで処理する場合、センサイベントの出力タイミングの揺らぎによって、アプリケーションプログラムが正確に演算処理を実行することができないという課題もあった。
そこで、本発明は、アプリケーションプログラムの中で、センサデバイスからOSを介したセンサイベントの発生間隔を調整し、サンプリングレートの揺らぎを吸収することができるプログラム、装置及び方法を提供することを目的とする。
本発明によれば、センサデバイスを有する情報装置に搭載されたコンピュータを、センサデバイスの周期的なセンサイベントを利用するアプリケーションと、センサデバイスから発生したセンサイベントをアプリケーションへ出力するシステムマネージャとして機能させるプログラムにおいて、
アプリケーションは、システムマネージャとの間にサンプリングレート調整モジュールを含んでおり、
サンプリングレート調整モジュールは、
第1の所定期間の間、システムマネージャから受信したセンサイベント数をカウントするイベント数計測手段と、
単位時におけるセンサイベント数に基づくサンプリングレートを算出するサンプリングレート算出手段と、
第1の所定期間に続く第2の所定期間の間、システムマネージャからのセンサイベントを受け捨てると共に、サンプリングレートに基づく擬似的なセンサイベントを発生させる周期イベント発生手段と
してコンピュータを機能させることを特徴とする。
本発明のプログラムにおける他の実施形態によれば、
システムマネージャは、OS(Operating System)であり、センサデバイスから発生したセンサイベントをアプリケーション側へ出力する際に、処理負荷に基づく遅延に揺らぎが生じるものであることも好ましい。
本発明のプログラムにおける他の実施形態によれば、
第2の所定期間は、第1の所定期間よりも長く、
第1の所定期間及び第2の所定期間を交互に繰り返す、又は、第2の所定期間の最後に第1の所定期間を重ねて実行する
ようにコンピュータを機能させることも好ましい。
本発明のプログラムにおける他の実施形態によれば、
先の第1の所定期間によって算出されたサンプリングレートと、後の第1の所定期間によって算出されたサンプリングレートとを比較して、
同一の場合、後の第1の所定期間に続く第2の所定期間は、先の第2の所定期間よりも長く(又は同一に)設定し、
異なる場合、後の第1の所定期間に続く第2の所定期間は、先の第2の所定期間と同一に(又は短く)設定する
ようにコンピュータを機能させることも好ましい。
本発明のプログラムにおける他の実施形態によれば、
サンプリングレート調整モジュールは、自動的に、
第2の所定期間は、センサデバイスを停止させ、
第1の所定期間は、センサデバイスを起動させる
ようにコンピュータを機能させることも好ましい。
本発明のプログラムにおける他の実施形態によれば、
センサデバイスは、周期的にセンサイベントを発生する、加速度センサ、角速度センサ、地磁気センサ、温度・気圧センサ、照度センサ又はバッテリセンサであることも好ましい。
本発明によれば、センサデバイスと、センサデバイスからの周期的なセンサイベントを利用するアプリケーションと、センサデバイスから発生したセンサイベントをアプリケーションへ出力するシステムマネージャとを有する装置において、
アプリケーションとシステムマネージャとの間にサンプリングレート調整モジュールを更に有し、
サンプリングレート調整モジュールは、
第1の所定期間の間、システムマネージャから受信したセンサイベント数をカウントするイベント数計測手段と、
単位時間におけるセンサイベント数に基づくサンプリングレートを算出するサンプリングレート算出手段と、
第1の所定期間に続く第2の所定期間の間、システムマネージャからのセンサイベントを受け捨てると共に、サンプリングレートに基づく擬似的なセンサイベントを発生させる周期イベント発生手段と
を有することを特徴とする。
本発明によれば、センサデバイスと、センサデバイスからの周期的なセンサイベントを利用するアプリケーションと、センサデバイスから発生したセンサイベントをアプリケーションへ出力するシステムマネージャとを有する装置のセンサイベント処理方法において、
装置は、アプリケーションとシステムマネージャとの間にサンプリングレート調整モジュールを更に有し、
装置のサンプリングレート調整モジュールは、
第1の所定期間の間、システムマネージャから受信したセンサイベント数をカウントする第1のステップと、
単位時間におけるセンサイベント数に基づくサンプリングレートを算出する第2のステップと、
第1の所定期間に続く第2の所定期間の間、システムマネージャからのセンサイベントを受け捨てると共に、サンプリングレートに基づく擬似的なセンサイベントを発生させる第3のステップと
を実行することを特徴とする。
本発明のプログラム、装置及び方法によれば、アプリケーションプログラムの中で、センサデバイスからOSを介したセンサイベントの発生間隔を調整し、サンプリングレートの揺らぎを吸収することができる。
アプリケーションに発生するセンサイベントのタイミングに生じた遅延及び揺らぎを表すシーケンス図である。 本発明における情報装置の機能構成図である。 本発明における第1のシーケンス図である。 本発明における第2のシーケンス図である。 本発明における第3のシーケンス図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面を用いて詳細に説明する。
図2は、本発明における情報装置の機能構成図である。
図2によれば、情報装置1は、例えばスマートフォンやタブレット端末、パーソナルコンピュータであって、1つ以上のセンサデバイス10を搭載している。センサデバイス10は、例えば周期的にセンサイベントを発生する、加速度センサ、角速度センサ、地磁気センサ、温度・気圧センサ、照度センサ又はバッテリセンサのようなものである。これらセンサデバイス10は、予め設定されたサンプリングレートで、センサイベントを周期的に出力する。
情報装置1は、システムマネージャ11及びアプリケーション12として機能させるプログラムを、プロセッサ(コンピュータ)によって実行する。システムマネージャ11は、デバイスとアプリケーションとの間に介在する「OS」であって、例えばAndroid(登録商標)やiOS(登録商標)のような既存のものである。また、アプリケーション12は、センサデバイス10から発生するセンサイベントを利用するものである。
尚、OS11は、一般的に、センサデバイス10から発生したセンサイベントをアプリケーション12側へ出力する際に、処理負荷や作り込みに基づく遅延や揺らぎが生じるものであるとする。
本発明によれば、アプリケーション12は、OS11との間に、サンプリングレート調整モジュール121を含んでいる。図2によれば、サンプリングレート調整モジュール121は、イベント数計測部1211と、サンプリングレート算出部1212と、周期イベント発生部1213とを有する。
イベント数計測部1211は、第1の所定期間(サンプリングレート算出時間)の間、OS11(システムマネージャ)から受信したセンサイベント数をカウントする。カウントされたセンサイベント数は、サンプリングレート算出部1212へ出力される。
サンプリングレート算出部1212は、単位時間におけるセンサイベント数に基づくサンプリングレートを算出する。
サンプリングレート(Hz)
=発生したセンサイベント数/サンプリングレート算出時間
サンプリング周期(s)
=サンプリングレート算出時間/発生したセンサイベント数
算出したサンプリングレートは、周期イベント発生部1213へ出力される。
周期イベント発生部1213は、第1の所定期間(サンプリングレート算出時間)に続く第2の所定期間(周期イベント発生期間)の間、OS11からのセンサイベントを受け捨てると共に、サンプリングレートに基づく擬似的なセンサイベントをアプリケーション12へ発生させる。周期イベント発生部1213は、センサデバイスからOSを介したセンサイベントの発生間隔を調整し、サンプリングレートの揺らぎを吸収する。これによって、アプリケーション12から見て、予め設定したサンプリングレートのセンサイベントを正確に受信することができるようになる。
図3は、本発明における第1のシーケンス図である。
(S31)アプリケーションは、OSに対して、センサイベントの発生開始を登録する。例えば以下のように、センサイベントが、サンプリング周期50ms毎(サンプリングレート20Hz)にセンサイベントを発生するように命令する。
SensorManager.registerListener(type, 50ms)
この命令を受けたOSのセンサ管理部は、センサデバイスへハードウェア的な信号によって命令する。その後、センサデバイスは、OSへ、50msのサンプリング周期で正確にセンサイベントの割り込みを発生し続ける。
(S32)また、サンプリングレート調整モジュールのイベント数計測部1211は、OSに対して、サンプリングレート算出時間のタイマをスタートさせる。図3によれば、例えば、サンプリングレート算出時間として、1秒間を計測する。
Timer.schedule(1000)
OSは、一般にタイマ部を有し、指定時間でタイムアウトした際に、その旨をアプリケーションへ通知する。
(S33)センサデバイスは、50ms毎に、センサイベントを出力する。OSは、センサデバイスからのセンサイベントの割り込みを処理し、そのセンサイベントをアプリケーションへ出力する。このとき、OSが介在することによって、センサイベントには、遅延による揺らぎが生じる場合がある。OSからセンサイベントを受信したアプリケーションのサンプリングレート調整モジュール121は、サンプリングレート算出時間中、そのセンサイベントの発生数のみを計測し、それらセンサイベントは受け捨てる。
(S34)OSは、S32によって設定されたサンプリングレート算出時間の1秒がタイムアウトした際に、その旨を、アプリケーションのサンプリングレート調整モジュール121へ通知する。
(S35)OSからタイムアウトを受信したサンプリングレート調整ジュール121のサンプリングレート算出部1212は、サンプリングレート算出時間に発生したセンサイベント数から、当該センサイベントのサンプリングレートを算出する。
サンプリングレート(Hz)
=発生したセンサイベント数/サンプリングレート算出時間
=20回/1秒
=20Hz
(サンプリング周期=50ms)
(S36)次に、サンプリングレート調整モジュールの周期イベント発生部1213は、OSに対して、周期イベント発生時間のタイマをスタートさせる。例えば、周期イベント発生時間として、5秒間を計測する。
Timer.schedule(5000)
(S37)アプリケーションのサンプリングレート調整モジュール121の周期イベント発生部1213は、50ms毎に、擬似的なセンサイベントを正確にアプリケーション12へ発生する。これによって、アプリケーション12から見ると、遅延及び揺らぎの無いセンサイベントが、50msの周期毎に確実に受信される。
一方で、センサデバイスは、50ms毎に、センサイベントを継続して出力している。S33と同様に、そのセンサイベントは、OSの割り込みで処理され、アプリケーション12へ出力される。ここで、アプリケーションのサンプリングレート調整モジュール121の周期イベント発生部1213は、周期イベント発生期間中も、それらセンサイベントを受け捨てる。
(S38)OSは、S36によって設定された周期イベント発生時間の5秒がタイムアウトした際に、その旨を、アプリケーションのサンプリングレート調整モジュール121へ通知する。
周期イベント発生時間(第2の所定時間、S37)は、サンプリングレート算出時間(第1の所定時間、S33)よりも長く設定する。そして、周期イベント発生時間及びサンプリングレート算出時間を交互に繰り返す。
図4は、本発明における第2のシーケンス図である。
図5は、本発明における第3のシーケンス図である。
図4及び図5によれば、図3と比較して、以下の4つのシーケンスが異なる。
(S41)最初に、アプリケーションが、OSに対して、センサイベントの発生開始を登録した直後は、センサデバイスの起動による不安定動作から、センサイベントの発生タイミングもばらつく場合がある。そのために、サンプリングレート算出時間の前段で、起動不安定時間を確保している。OSからセンサイベントを受信したアプリケーションのサンプリングレート調整モジュール121は、起動不安定時間中、それらセンサイベントを受け捨てるだけである。
(S42)周期イベント発生時間(第2の所定時間、S37)の最後に、次のサンプリングレート算出時間(第1の所定時間、S33)を重ねて実行している。これによって、周期イベント発生時間及びサンプリングレート算出時間を交互に繰り返すことなく、常にサンプリングレートが調整されることとなる。図4によれば、周期イベント発生時間5秒間のうち、最後の1秒間では、周期イベント発生時間とサンプリングレート算出時間とが並行して実行されている。アプリケーションのサンプリングレート調整モジュール121は、擬似的なセンサイベントを正確にアプリケーション12へ発生すると共に、OSからのセンサイベントの発生数を計測し、それらセンサイベントは受け捨てる。
(S43)先のサンプリングレート算出時間(第1の所定時間)によって算出されたサンプリングレートと、後のサンプリングレート算出時間(第1の所定時間)によって算出されたサンプリングレートとを比較する。
図4によれば、先と後の両方のサンプリングレート算出時間について、異なるサンプリングレートが検出されている。先のサンプリングレートが22Hzであるのに対し、後のサンプリングレートが20Hzとなっている。この場合、後のサンプリングレート算出時間(第1の所定期間)に続く周期イベント発生時間(第2の所定時間)は、先の周期イベント発生時間(第2の所定時間)と同一に(又は短く)設定される。即ち、センサデバイスから発生するサンプリングレートが変動しているために、サンプリングレート算出時間を比較的短い時間間隔で起動し、その変動に対応しようとする。
一方で、図5によれば、先と後の両方のサンプリングレート算出時間について、同一のサンプリングレートが検出されている。先のサンプリングレートが20Hzであるのに対し、後のサンプリングレートも20Hzとなっている。この場合、後のサンプリングレート算出時間(第1の所定期間)に続く周期イベント発生時間(第2の所定時間)は、先の周期イベント発生時間(第2の所定時間)よりも長く(又は同一に)設定される。即ち、センサデバイスから発生するサンプリングレートが安定しているために、サンプリングレート算出時間を頻繁に起動しないようにする。
(S51)周期イベント発生時間(第2の所定時間)には、サンプリングレート調整モジュールから自動的に、センサデバイスを停止させる。また、サンプリングレート算出時間(第1の所定期間)の前に、サンプリングレート調整モジュールから自動的に、センサデバイスを起動させる。これによって、センサデバイスを間欠的に起動し、情報装置の消費電力を低減させることができる。
以上、詳細に説明したように、本発明のプログラム、装置及び方法によれば、アプリケーションプログラムの中で、センサデバイスからOSを介したセンサイベントの発生間隔を調整し、サンプリングレートの揺らぎを吸収することができる。センサイベントを単に擬似的に発生させたものではなく、あくまで実際に発生しているセンサイベントについて遅延及び揺らぎを調整しているために、センサイベントのリアルタイムな変化にも対応することができる。
前述した本発明の種々の実施形態について、本発明の技術思想及び見地の範囲の種々の変更、修正及び省略は、当業者によれば容易に行うことができる。前述の説明はあくまで例であって、何ら制約しようとするものではない。本発明は、特許請求の範囲及びその均等物として限定するものにのみ制約される。
1 情報装置、スマートフォン
10 センサデバイス
11 OS、システムマネージャ
12 アプリケーション
121 サンプリングレート調整モジュール
1211 イベント数計測部
1212 サンプリングレート算出部
1213 周期イベント発生部

Claims (8)

  1. センサデバイスを有する情報装置に搭載されたコンピュータを、センサデバイスの周期的なセンサイベントを利用するアプリケーションと、センサデバイスから発生したセンサイベントをアプリケーションへ出力するシステムマネージャとして機能させるプログラムにおいて、
    前記アプリケーションは、システムマネージャとの間にサンプリングレート調整モジュールを含んでおり、
    前記サンプリングレート調整モジュールは、
    第1の所定期間の間、前記システムマネージャから受信したセンサイベント数をカウントするイベント数計測手段と、
    単位時間における前記センサイベント数に基づくサンプリングレートを算出するサンプリングレート算出手段と、
    第1の所定期間に続く第2の所定期間の間、前記システムマネージャからの前記センサイベントを受け捨てると共に、前記サンプリングレートに基づく擬似的なセンサイベントを発生させる周期イベント発生手段と
    してコンピュータを機能させることを特徴とするプログラム。
  2. 前記システムマネージャは、OS(Operating System)であり、前記センサデバイスから発生したセンサイベントをアプリケーション側へ出力する際に、処理負荷に基づく遅延に揺らぎが生じるものである
    ことを特徴とする請求項1に記載のプログラム。
  3. 第2の所定期間は、第1の所定期間よりも長く、
    第1の所定期間及び第2の所定期間を交互に繰り返す、又は、第2の所定期間の最後に第1の所定期間を重ねて実行する
    ようにコンピュータを機能させることを特徴とする請求項1又は2に記載のプログラム。
  4. 先の第1の所定期間によって算出されたサンプリングレートと、後の第1の所定期間によって算出されたサンプリングレートとを比較して、
    同一の場合、後の第1の所定期間に続く第2の所定期間は、先の第2の所定期間よりも長く(又は同一に)設定し、
    異なる場合、後の第1の所定期間に続く第2の所定期間は、先の第2の所定期間と同一に(又は短く)設定する
    ようにコンピュータを機能させることを特徴とする請求項3に記載のプログラム。
  5. 前記サンプリングレート調整モジュールは、自動的に、
    第2の所定期間は、前記センサデバイスを停止させ、
    第1の所定期間は、前記センサデバイスを起動させる
    ようにコンピュータを機能させることを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載のプログラム。
  6. 前記センサデバイスは、周期的にセンサイベントを発生する、加速度センサ、角速度センサ、地磁気センサ、温度・気圧センサ、照度センサ又はバッテリセンサであることを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載のプログラム。
  7. センサデバイスと、センサデバイスからの周期的なセンサイベントを利用するアプリケーションと、センサデバイスから発生したセンサイベントをアプリケーションへ出力するシステムマネージャとを有する装置において、
    アプリケーションとシステムマネージャとの間にサンプリングレート調整モジュールを更に有し、
    前記サンプリングレート調整モジュールは、
    第1の所定期間の間、前記システムマネージャから受信したセンサイベント数をカウントするイベント数計測手段と、
    単位時間における前記センサイベント数に基づくサンプリングレートを算出するサンプリングレート算出手段と、
    第1の所定期間に続く第2の所定期間の間、前記システムマネージャからの前記センサイベントを受け捨てると共に、前記サンプリングレートに基づく擬似的なセンサイベントを発生させる周期イベント発生手段と
    を有することを特徴とする装置。
  8. センサデバイスと、センサデバイスからの周期的なセンサイベントを利用するアプリケーションと、センサデバイスから発生したセンサイベントをアプリケーションへ出力するシステムマネージャとを有する装置のセンサイベント処理方法において、
    前記装置は、アプリケーションとシステムマネージャとの間にサンプリングレート調整モジュールを更に有し、
    前記装置の前記サンプリングレート調整モジュールは、
    第1の所定期間の間、前記システムマネージャから受信したセンサイベント数をカウントする第1のステップと、
    単位時間における前記センサイベント数に基づくサンプリングレートを算出する第2のステップと、
    第1の所定期間に続く第2の所定期間の間、前記システムマネージャからの前記センサイベントを受け捨てると共に、前記サンプリングレートに基づく擬似的なセンサイベントを発生させる第3のステップと
    実行することを特徴とする装置のセンサイベント処理方法。
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