JP6483474B2 - センサデバイスからosを介したセンサイベントのサンプリングレートを調整するプログラム、装置及び方法 - Google Patents
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Description
アプリケーションは、システムマネージャとの間にサンプリングレート調整モジュールを含んでおり、
サンプリングレート調整モジュールは、
第1の所定期間の間、システムマネージャから受信したセンサイベント数をカウントするイベント数計測手段と、
単位時におけるセンサイベント数に基づくサンプリングレートを算出するサンプリングレート算出手段と、
第1の所定期間に続く第2の所定期間の間、システムマネージャからのセンサイベントを受け捨てると共に、サンプリングレートに基づく擬似的なセンサイベントを発生させる周期イベント発生手段と
してコンピュータを機能させることを特徴とする。
システムマネージャは、OS(Operating System)であり、センサデバイスから発生したセンサイベントをアプリケーション側へ出力する際に、処理負荷に基づく遅延に揺らぎが生じるものであることも好ましい。
第2の所定期間は、第1の所定期間よりも長く、
第1の所定期間及び第2の所定期間を交互に繰り返す、又は、第2の所定期間の最後に第1の所定期間を重ねて実行する
ようにコンピュータを機能させることも好ましい。
先の第1の所定期間によって算出されたサンプリングレートと、後の第1の所定期間によって算出されたサンプリングレートとを比較して、
同一の場合、後の第1の所定期間に続く第2の所定期間は、先の第2の所定期間よりも長く(又は同一に)設定し、
異なる場合、後の第1の所定期間に続く第2の所定期間は、先の第2の所定期間と同一に(又は短く)設定する
ようにコンピュータを機能させることも好ましい。
サンプリングレート調整モジュールは、自動的に、
第2の所定期間は、センサデバイスを停止させ、
第1の所定期間は、センサデバイスを起動させる
ようにコンピュータを機能させることも好ましい。
センサデバイスは、周期的にセンサイベントを発生する、加速度センサ、角速度センサ、地磁気センサ、温度・気圧センサ、照度センサ又はバッテリセンサであることも好ましい。
アプリケーションとシステムマネージャとの間にサンプリングレート調整モジュールを更に有し、
サンプリングレート調整モジュールは、
第1の所定期間の間、システムマネージャから受信したセンサイベント数をカウントするイベント数計測手段と、
単位時間におけるセンサイベント数に基づくサンプリングレートを算出するサンプリングレート算出手段と、
第1の所定期間に続く第2の所定期間の間、システムマネージャからのセンサイベントを受け捨てると共に、サンプリングレートに基づく擬似的なセンサイベントを発生させる周期イベント発生手段と
を有することを特徴とする。
装置は、アプリケーションとシステムマネージャとの間にサンプリングレート調整モジュールを更に有し、
装置のサンプリングレート調整モジュールは、
第1の所定期間の間、システムマネージャから受信したセンサイベント数をカウントする第1のステップと、
単位時間におけるセンサイベント数に基づくサンプリングレートを算出する第2のステップと、
第1の所定期間に続く第2の所定期間の間、システムマネージャからのセンサイベントを受け捨てると共に、サンプリングレートに基づく擬似的なセンサイベントを発生させる第3のステップと
を実行することを特徴とする。
尚、OS11は、一般的に、センサデバイス10から発生したセンサイベントをアプリケーション12側へ出力する際に、処理負荷や作り込みに基づく遅延や揺らぎが生じるものであるとする。
サンプリングレート(Hz)
=発生したセンサイベント数/サンプリングレート算出時間
サンプリング周期(s)
=サンプリングレート算出時間/発生したセンサイベント数
算出したサンプリングレートは、周期イベント発生部1213へ出力される。
SensorManager.registerListener(type, 50ms)
この命令を受けたOSのセンサ管理部は、センサデバイスへハードウェア的な信号によって命令する。その後、センサデバイスは、OSへ、50msのサンプリング周期で正確にセンサイベントの割り込みを発生し続ける。
Timer.schedule(1000)
OSは、一般にタイマ部を有し、指定時間でタイムアウトした際に、その旨をアプリケーションへ通知する。
サンプリングレート(Hz)
=発生したセンサイベント数/サンプリングレート算出時間
=20回/1秒
=20Hz
(サンプリング周期=50ms)
Timer.schedule(5000)
一方で、センサデバイスは、50ms毎に、センサイベントを継続して出力している。S33と同様に、そのセンサイベントは、OSの割り込みで処理され、アプリケーション12へ出力される。ここで、アプリケーションのサンプリングレート調整モジュール121の周期イベント発生部1213は、周期イベント発生期間中も、それらセンサイベントを受け捨てる。
図5は、本発明における第3のシーケンス図である。
(S41)最初に、アプリケーションが、OSに対して、センサイベントの発生開始を登録した直後は、センサデバイスの起動による不安定動作から、センサイベントの発生タイミングもばらつく場合がある。そのために、サンプリングレート算出時間の前段で、起動不安定時間を確保している。OSからセンサイベントを受信したアプリケーションのサンプリングレート調整モジュール121は、起動不安定時間中、それらセンサイベントを受け捨てるだけである。
10 センサデバイス
11 OS、システムマネージャ
12 アプリケーション
121 サンプリングレート調整モジュール
1211 イベント数計測部
1212 サンプリングレート算出部
1213 周期イベント発生部
Claims (8)
- センサデバイスを有する情報装置に搭載されたコンピュータを、センサデバイスの周期的なセンサイベントを利用するアプリケーションと、センサデバイスから発生したセンサイベントをアプリケーションへ出力するシステムマネージャとして機能させるプログラムにおいて、
前記アプリケーションは、システムマネージャとの間にサンプリングレート調整モジュールを含んでおり、
前記サンプリングレート調整モジュールは、
第1の所定期間の間、前記システムマネージャから受信したセンサイベント数をカウントするイベント数計測手段と、
単位時間における前記センサイベント数に基づくサンプリングレートを算出するサンプリングレート算出手段と、
第1の所定期間に続く第2の所定期間の間、前記システムマネージャからの前記センサイベントを受け捨てると共に、前記サンプリングレートに基づく擬似的なセンサイベントを発生させる周期イベント発生手段と
してコンピュータを機能させることを特徴とするプログラム。 - 前記システムマネージャは、OS(Operating System)であり、前記センサデバイスから発生したセンサイベントをアプリケーション側へ出力する際に、処理負荷に基づく遅延に揺らぎが生じるものである
ことを特徴とする請求項1に記載のプログラム。 - 第2の所定期間は、第1の所定期間よりも長く、
第1の所定期間及び第2の所定期間を交互に繰り返す、又は、第2の所定期間の最後に第1の所定期間を重ねて実行する
ようにコンピュータを機能させることを特徴とする請求項1又は2に記載のプログラム。 - 先の第1の所定期間によって算出されたサンプリングレートと、後の第1の所定期間によって算出されたサンプリングレートとを比較して、
同一の場合、後の第1の所定期間に続く第2の所定期間は、先の第2の所定期間よりも長く(又は同一に)設定し、
異なる場合、後の第1の所定期間に続く第2の所定期間は、先の第2の所定期間と同一に(又は短く)設定する
ようにコンピュータを機能させることを特徴とする請求項3に記載のプログラム。 - 前記サンプリングレート調整モジュールは、自動的に、
第2の所定期間は、前記センサデバイスを停止させ、
第1の所定期間は、前記センサデバイスを起動させる
ようにコンピュータを機能させることを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載のプログラム。 - 前記センサデバイスは、周期的にセンサイベントを発生する、加速度センサ、角速度センサ、地磁気センサ、温度・気圧センサ、照度センサ又はバッテリセンサであることを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載のプログラム。
- センサデバイスと、センサデバイスからの周期的なセンサイベントを利用するアプリケーションと、センサデバイスから発生したセンサイベントをアプリケーションへ出力するシステムマネージャとを有する装置において、
アプリケーションとシステムマネージャとの間にサンプリングレート調整モジュールを更に有し、
前記サンプリングレート調整モジュールは、
第1の所定期間の間、前記システムマネージャから受信したセンサイベント数をカウントするイベント数計測手段と、
単位時間における前記センサイベント数に基づくサンプリングレートを算出するサンプリングレート算出手段と、
第1の所定期間に続く第2の所定期間の間、前記システムマネージャからの前記センサイベントを受け捨てると共に、前記サンプリングレートに基づく擬似的なセンサイベントを発生させる周期イベント発生手段と
を有することを特徴とする装置。 - センサデバイスと、センサデバイスからの周期的なセンサイベントを利用するアプリケーションと、センサデバイスから発生したセンサイベントをアプリケーションへ出力するシステムマネージャとを有する装置のセンサイベント処理方法において、
前記装置は、アプリケーションとシステムマネージャとの間にサンプリングレート調整モジュールを更に有し、
前記装置の前記サンプリングレート調整モジュールは、
第1の所定期間の間、前記システムマネージャから受信したセンサイベント数をカウントする第1のステップと、
単位時間における前記センサイベント数に基づくサンプリングレートを算出する第2のステップと、
第1の所定期間に続く第2の所定期間の間、前記システムマネージャからの前記センサイベントを受け捨てると共に、前記サンプリングレートに基づく擬似的なセンサイベントを発生させる第3のステップと
を実行することを特徴とする装置のセンサイベント処理方法。
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JP2015036038A JP6483474B2 (ja) | 2015-02-26 | 2015-02-26 | センサデバイスからosを介したセンサイベントのサンプリングレートを調整するプログラム、装置及び方法 |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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Publications (2)
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JP2016156760A JP2016156760A (ja) | 2016-09-01 |
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Family
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JP2015036038A Active JP6483474B2 (ja) | 2015-02-26 | 2015-02-26 | センサデバイスからosを介したセンサイベントのサンプリングレートを調整するプログラム、装置及び方法 |
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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US6735539B2 (en) * | 2001-10-31 | 2004-05-11 | Agilent Technologies, Inc. | Fourier transform for timestamped network data |
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-
2015
- 2015-02-26 JP JP2015036038A patent/JP6483474B2/ja active Active
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