JP6482112B2 - 情報処理装置、及びプログラム - Google Patents

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Description

この発明は、情報処理装置、及びプログラムに関する。
3以上の中継点を巡回する経路は、一般に複数存在する。それらの複数の経路のうち、巡回する時間又は巡回する際の移動距離が最も短い最短経路を導出する方法が研究・開発されている。複数の中継点とは、例えば、倉庫内に設置された複数の棚や、交通機関によって接続された複数の都市等を示す。
これに関し、遺伝的アルゴリズムを利用して、複数の既知の経路の中から最短経路を導出する方法が知られている(特許文献1参照)。
特開平08−202675号公報
しかしながら、従来の方法では、例えば、倉庫内における棚又は物品の配置が頻繁に変更されてしまうような場合、物品の配置が変更されるたびに、最短経路を導出する前に予め複数の経路を作成しておかなければならず、手間と時間を要してしまうという問題があった。
そこで本発明は、上記従来技術の問題に鑑みてなされたものであり、巡回のための複数の経路を容易に生成することができる情報処理装置、及びプログラムを提供する。
本発明の一態様は、経路の始点を示す情報と、前記経路の終点を示す情報と、前記経路を構成する線分の配置が禁止される配置禁止領域を示す情報とのうち、少なくとも前記配置禁止領域を示す情報を取得する情報取得部と、前記情報取得部が取得する情報に基づいて、前記始点と、前記終点と、前記配置禁止領域とを所定領域内に配置する情報配置部と、前記情報配置部が配置する前記配置禁止領域毎に、前記配置禁止領域に対して、当該配置禁止領域内のすべての領域を含み当該配置禁止領域の輪郭の形状に対応して拡大させた形状の輪郭を有する拡張領域を対応付け、対応付けたそれぞれの前記拡張領域の輪郭上に3以上の中継点を配置する中継点配置部と、前記始点と、前記終点と、前記3以上の前記中継点とのうちの2点間を結ぶ前記線分のうち、前記配置禁止領域に基づく領域を通過しない前記線分を生成し、前記配置禁止領域に基づく領域を通過する前記線分を生成しないことにより前記経路を生成する経路生成部と、を備える情報処理装置である。
また、本発明の他の態様は、上記に記載の情報処理装置であって、前記中継点配置部は、前記配置禁止領域の形状に基づいた数の前記中継点を配置する、情報処理装置である。
また、本発明の他の態様は、上記に記載の情報処理装置であって、前記経路生成部が生成するすべての前記経路において必ず経由しなければならない経由点を配置する経由点配置部を備え、前記経路生成部は、前記経路を生成する際、前記3以上の前記中継点及び前記経由点のうちの2点間を結ぶ前記経路のうち、前記配置禁止領域に基づく領域を通過しない前記経路を生成し、前記配置禁止領域に基づく領域を通過する前記経路を生成しない、情報処理装置である。
また、本発明の他の態様は、上記に記載の情報処理装置であって、前記経路生成部が生成する前記経路に基づいて、前記始点と前記終点とを繋ぐ最短の前記経路の組み合わせを導出する最短経路導出部を備える、情報処理装置である。
また、本発明の他の態様は、上記に記載の情報処理装置であって、前記最短経路導出部は、遺伝的アルゴリズムを用いて前記最短の前記経路の前記組み合わせを導出する、情報処理装置である。
また、本発明の他の態様はコンピューターに、経路の始点を示す情報と、前記経路の終点を示す情報と、前記経路を構成する線分の配置が禁止される配置禁止領域を示す情報とのうち、少なくとも前記配置禁止領域を示す情報を取得する情報取得ステップと、
前記情報取得ステップが取得する情報に基づいて、前記始点と、前記終点と、前記配置禁止領域とを所定領域内に配置する情報配置ステップと、前記情報配置ステップが配置する前記配置禁止領域毎に、前記配置禁止領域に対して、当該配置禁止領域内のすべての領域を含み当該配置禁止領域の輪郭の形状に対応して拡大させた形状の輪郭を有する拡張領域を対応付け、対応付けたそれぞれの前記拡張領域の輪郭上に3以上の中継点を配置する中継点配置ステップと、前記始点と、前記終点と、前記3以上の前記中継点とのうちの2点間を結ぶ前記線分のうち、前記配置禁止領域に基づく領域を通過しない前記線分を生成し、前記配置禁止領域に基づく領域を通過する前記線分を生成しないことにより前記経路を生成する経路生成ステップと、を実行させるためのプログラムである。
本発明によれば、巡回のための複数の経路を容易に生成することができる情報処理装置、及びプログラムを提供することができる。
情報処理装置1の機能構成の一例を示す図である。 制御部16が最短経路を導出する処理の流れの一例を示すフローチャートである。 所定領域P1の一例を示す図である。 図3に示した所定領域P1に対して中継点配置部23が配置禁止領域毎に複数の中継点を配置した状態の一例を示す図である。 図4に示した所定領域P1に対して経由点配置部24が1以上の経由点を配置した状態の一例を示す図である。 経路生成部25による部分経路生成処理について説明するための図である。 表示制御部21が表示部15に表示させる最短経路を示す情報を例示する図である。 2つの配置禁止領域が近接して配置された場合に中継点配置部23が中継点を配置する処理を説明するための図である。 所定領域P2の一例を示す図である。
<実施形態>
以下、本発明の実施形態について、図面を参照して説明する。
まず、本実施形態に係る情報処理装置1の概要について説明する。情報処理装置1は、ユーザーが通過する始点から終点までを繋ぐ経路を生成する。例えば、情報処理装置1のユーザーは、倉庫内から所望の商品を収集する作業を行う作業員である。この場合、ユーザーが通過する経路は、所望の商品が陳列された複数の棚を巡回する順によって複数存在する。情報処理装置1は、このような複数の経路を生成する。
このような複数の経路を生成するため、情報処理装置1は、ユーザーから受け付けた操作に基づいて、ある所定領域内に、経路の始点と、経路の終点と、経路を構成する線分の配置が禁止される配置禁止領域とを配置する。所定領域は、情報処理装置1のCPU(Central Processing Unit)によって算出される仮想的な領域であって、ユーザーが実際に巡回する領域(空間)を表す仮想的な領域を示す。配置禁止領域は、例えば、商品が陳列された棚を表し、ユーザーが所望の商品を収集する際に通過することが不可能な領域を示す。
情報処理装置1は、所定領域内に配置した配置禁止領域毎に3以上の中継点を、当該配置禁止領域から少なくとも所定距離だけ離れた位置であって、当該3以上の中継点のうちのある中継点から他の2つの中継点のそれぞれまでを結ぶ線分が配置禁止領域を通過しない位置であって、当該3以上の中継点を頂点とする多角形が表す領域内に配置禁止領域が含まれる位置に配置する。中継点とは、例えば、配置禁止領域が棚の場合、ユーザーが棚の周囲を移動する時にユーザーが必ず通過するであろう複数の位置を示す。
また、情報処理装置1は、始点から終点までの経路において、必ず通過(経由)しなければならない1以上の経由点を前述の所定領域内に配置する。経由点は、例えば、ユーザーが所望の商品を収集する際に必ず立ち寄る位置を示す。そして、情報処理装置1は、始点と、終点と、配置禁止領域毎に配置した3以上の中継点と、1以上の経由点とのうちの2点間を結ぶ線分のうち、配置禁止領域に基づく拡張領域を通過しない線分を生成し、当該拡張領域を通過する線分を生成しないことにより複数の経路を生成する。拡張領域については、後述する。なお、拡張領域は、配置禁止領域そのものであってもよい。拡張領域は、配置禁止領域に基づく領域の一例である。
ここで、始点と、終点と、配置禁止領域毎に配置した3以上の中継点と、1以上の経由点とのうちの2点間を結ぶ線分は、当該2点間をユーザーが通過する部分経路を示す。すなわち、始点と終点とを繋ぐ経路とは、始点と、終点と、配置禁止領域毎に配置した3以上の中継点と、1以上の経由点とのうちの2点間を結ぶ線分によって表される部分経路の組み合わせにより構成される。従って、複数の経路は、複数の部分経路の組み合わせのうちの一部又は全部が互いに異なる。以下では、説明の便宜上、始点と、終点と、配置禁止領域毎に配置した3以上の中継点と、1以上の経由点とを区別する必要が無い限り、まとめて通過点と称して説明する。
このように、情報処理装置1は、巡回のための複数の経路を容易に生成することができる。また、情報処理装置1は、生成した複数の経路に基づいて、始点から終点までの距離が最短となる最短経路を導出する。これにより、情報処理装置1は、導出した最短経路を示す情報を表示部に表示することができる。
以下、図1を参照することで、情報処理装置1の機能構成について説明する。図1は、情報処理装置1の機能構成の一例を示す図である。情報処理装置1は、図示しないCPU(Central Processing Unit)と、記憶部12と、入力受付部13と、表示部15と、制御部16を備える。
制御部16が備える機能部のうち一部又は全部は、例えば、図示しないCPUが、記憶部12に記憶された各種プログラムを実行することで実現される。また、これらの機能部のうち一部または全部は、LSI(Large Scale Integration)やASIC(Application Specific Integrated Circuit)等のハードウェア機能部であってもよい。
記憶部12は、例えば、HDD(Hard Disk Drive)やSSD(Solid State Drive)、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read−Only Memory)、ROM(Read−Only Memory)、RAM(Random Access Memory)等を含み、情報処理装置1が処理する各種情報や画像、プログラムを格納する。なお、記憶部12は、情報処理装置1に内蔵されるものに代えて、USB等のデジタル入出力ポート等によって接続された外付け型の記憶装置でもよい。
入力受付部13は、例えば、キーボードやマウス、タッチパッド、その他の入力装置である。なお、入力受付部13は、表示部15と一体になってタッチパネルを構成してもよい。
表示部15は、例えば、液晶ディスプレイパネル、あるいは、有機EL(ElectroLuminescence)ディスプレイパネルである。
制御部16は、情報処理装置1の全体を制御する。制御部16は、情報取得部20と、表示制御部21と、情報配置部22と、中継点配置部23と、経由点配置部24と、経路生成部25と、距離算出部26と、最短経路導出部27を備える。
情報取得部20は、表示制御部21により表示部15に表示されたGUI(Graphical User Interface)を介してユーザーから入力された始点を示す情報を入力受付部13から取得する。経路の始点を示す情報には、所定領域内における始点の位置を示す情報が含まれる。また、情報取得部20は、表示制御部21により表示部15に表示されたGUIを介してユーザーから入力された終点を示す情報を入力受付部13から取得する。経路の終点を示す情報には、所定領域内における終点の位置を示す情報が含まれる。
また、情報取得部20は、表示制御部21により表示部15に表示されたGUIを介してユーザーから入力された1以上の経由点それぞれを示す情報を入力受付部13から取得する。経由点を示す情報には、所定領域内における経由点の位置を示す情報が含まれる。また、情報取得部20は、表示制御部21により表示部15に表示されたGUIを介してユーザーから入力された1以上の配置禁止領域を示す情報を入力受付部13から取得する。配置禁止領域を示す情報には、例えば、所定領域内における配置禁止領域の重心の位置を示す情報と、配置禁止領域の輪郭(形状)を示す情報と、配置禁止領域の大きさを示す情報等が含まれる。
なお、情報取得部20は、経路の始点と、経路の終点と、1以上の経由点とのそれぞれの所定領域内における位置が予め決められている場合、情報取得部20が入力受付部13から取得する情報には、少なくとも配置禁止領域を示す情報が含まれていればよい。
表示制御部21は、ユーザーによる入力操作を補助するGUIを生成する。また、表示制御部21は、最短経路導出部27により導出された最短経路を示す情報を表示する画面を生成する。
情報配置部22は、情報取得部20が取得した始点を示す情報に基づいて、所定領域内に始点を配置する。なお、情報配置部22は、始点の所定領域内における位置が予め決められている場合、記憶部12から始点を示す情報を読み込み、読み込んだ始点を示す情報に基づいて所定領域内に始点を配置する。また、情報配置部22は、情報取得部20が取得した終点を示す情報に基づいて、所定領域内に終点を配置する。なお、情報配置部22は、終点の所定領域内における位置が予め決められている場合、記憶部12から終点を示す情報を読み込み、読み込んだ終点を示す情報に基づいて所定領域内に終点を配置する。
また、情報配置部22は、情報取得部20が取得した1以上の経由点それぞれを示す情報に基づいて、所定領域内に1以上の経由点それぞれを配置する。また、情報配置部22は、情報取得部20が取得した1以上の配置禁止領域それぞれを示す情報に基づいて、所定領域内に1以上の配置禁止領域それぞれを配置する。
中継点配置部23は、情報配置部22が配置した1以上の配置禁止領域のそれぞれ毎に、各配置禁止領域に対応する複数の中継点を配置する。
経由点配置部24は、情報取得部20が1以上の経由点を示す情報を取得した場合、情報配置部22が取得した1以上の経由点を示す情報に基づいて、所定領域内に1以上の経由点のそれぞれを配置する。なお、情報配置部22は、情報取得部20が経由点を示す情報を1つも取得しない場合、所定領域内に経由点を配置しない。
経路生成部25は、すべての通過点のうちの2点間を結ぶ線分のうち、配置禁止領域を通過しない線分を部分経路として生成し、配置禁止領域を通過する線分を部分経路として生成しないことにより複数の経路を生成する。
距離算出部26は、経路生成部25が生成した複数の部分経路それぞれの所定領域内における距離(すなわち、複数の線分それぞれにより結ばれた2点間の所定領域内における距離)を算出する。なお、所定領域内の距離は、キャリブレーション等により実空間内の距離と予め対応付けられていてもよい。
最短経路導出部27は、距離算出部26が算出した複数の部分経路それぞれの所定領域内における距離に基づいて、始点と終点とを繋ぐ複数の経路の中から、始点から終点までの距離が最も短い最短経路を導出する。
以下、図2を参照して、制御部16が最短経路を導出する処理について説明する。図2は、制御部16が最短経路を導出する処理の流れの一例を示すフローチャートである。なお、図2では、所定領域内における始点と、終点と、1以上の経由点とのそれぞれの位置が予め決められていない場合について説明する。まず、表示制御部21は、ユーザーによる入力操作を補助するGUIを生成する(ステップS100)。
次に、情報取得部20は、入力受付部13からGUIを介して始点を示す情報を取得する(ステップS110)。次に、情報配置部22は、ステップS110において情報取得部20が取得した始点を示す情報に基づいて所定領域内に始点を配置する(ステップS120)。
ここで、図3を参照して、情報配置部22が所定領域内に始点を配置する処理について説明する。図3は、所定領域P1の一例を示す図である。この一例において、始点は、所定領域P1内の円Sによって表すが、他の形状によって表されてもよい。以下では、説明の便宜上、円Sを始点Sと称して説明する。また、以下では、情報配置部22がある位置に始点Sを配置することを、情報配置部22がある位置に始点Sを表す円の中心の位置を一致させることを示す。すなわち、情報配置部22は、図3に示したように、ステップS110において情報取得部20が取得した始点を示す情報に基づいて、所定領域P1内のある位置に始点Sを配置する。なお、所定領域P1の一部又は全部は、表示制御部21が表示部15に表示させるGUI上に表示されてもよく、表示されなくてもよい。
次に、情報取得部20は、入力受付部13からGUIを介して終点を示す情報を取得する(ステップS130)。次に、情報配置部22は、ステップS130において情報取得部20が取得した終点を示す情報に基づいて所定領域内に終点を配置する(ステップS140)。
ここで、再び図3を参照して、情報配置部22が所定領域内に終点を配置する処理について説明する。この一例において、終点は、所定領域P1内の円Eによって表すが、他の形状によって表されてもよい。以下では、説明の便宜上、円Eを終点Eと称して説明する。また、以下では、情報配置部22がある位置に終点Eを配置することを、情報配置部22がある位置に終点Eを表す円の中心の位置を一致させることを示す。すなわち、情報配置部22は、図3に示したように、ステップS130において情報取得部20が取得した終点を示す情報に基づいて、所定領域P1内のある位置に終点Eを配置する。
次に、情報取得部20は、入力受付部13からGUIを介して1以上の配置禁止領域それぞれを示す情報を取得する(ステップS150)。次に、情報配置部22は、ステップS150において情報取得部20が取得した1以上の配置禁止領域を示す情報に基づいて所定領域内に1以上の配置禁止領域を配置する(ステップS160)。
ここで、再び図3を参照して、情報配置部22が所定領域内に配置禁止領域を配置する処理について説明する。この一例において、配置禁止領域は、所定領域P1内の長方形B1〜長方形B3のそれぞれによって表す。以下では、説明の便宜上、長方形B1を配置禁止領域B1と称し、長方形B2を配置禁止領域B2と称し、長方形B3を配置禁止領域B3と称して説明する。また、この一例において、配置禁止領域B1〜配置禁止領域B3のそれぞれは、同じ形状であり、且つ同じ大きさである場合について説明するが、互いに異なる形状であってもよく、互いに異なる大きさであってもよい。なお、配置禁止領域の形状や大きさは、情報取得部20が取得した配置禁止領域を示す情報に基づいて決定されるとするが、予め決められた形状や大きさであってもよい。
例えば、情報配置部22は、ステップS150において情報取得部20が取得した配置禁止領域B1を示す情報に基づいて、ある位置に配置禁止領域B1を配置する。ここで、情報配置部22がある位置に配置禁止領域B1を配置するとは、情報配置部22がある位置に配置禁止領域B1を表す長方形の重心の位置を一致させることを示す。情報配置部22は、配置禁止領域B1を配置する場合の処理と同様の処理を行うことにより、配置禁止領域B2と、配置禁止領域B3とをそれぞれ配置する。
このように、ステップS110からステップS160までの処理によって、情報配置部22は、所定領域P1に始点Sと、終点Eと、配置禁止領域B1〜配置禁止領域B3とのそれぞれを配置する。なお、図3において、所定領域P1は、平面領域として表されているが、これに代えて、3次元領域(空間)として表されてもよい。その場合、始点Sと、終点Eと、配置禁止領域B1〜配置禁止領域B3とのそれぞれは、仮想的な3次元物体として配置される。
また、ステップS110からステップS120までの処理と、ステップS130からステップS140までの処理と、ステップS150からステップS160までの処理とは、図2に示したフローチャートとは異なる順序で行われてもよく、並列で行われてもよい。また、ステップS110と、ステップS130と、ステップS150との3つの処理がすべて実行された後に、ステップS120と、ステップS140と、ステップS160との処理がある順に実行されてもよく、並列に実行されてもよい。
図2に戻る。次に、中継点配置部23は、情報配置部22が配置した1以上の配置禁止領域のそれぞれ毎に、各配置禁止領域に対応する中継点を配置する(ステップS170)。ここで、図4を参照して、中継点配置部23による中継点の配置処理について説明する。図4は、図3に示した所定領域P1に対して中継点配置部23が配置禁止領域毎に複数の中継点を配置した状態の一例を示す図である。
この一例において、中継点は、所定領域P1内の円R1〜円R12のそれぞれによって表すが、他の形状によって表されてもよい。以下では、説明の便宜上、円R1〜円R12を中継点R1〜中継点R12と称して説明する。また、以下では、情報配置部22がある位置にある中継点(例えば、中継点R1)を配置することを、情報配置部22がある位置にある中継点(例えば、中継点R1)を表す円の中心の位置を一致させることを示す。中継点配置部23は、ステップS160において情報配置部22が配置した配置禁止領域毎に、以下に示した配置条件1を満たすように複数の中継点を配置する。
配置条件1:各中継点の位置は、3以上の中継点を頂点とする多角形が表す領域内に配置禁止領域が含まれる位置であること
例えば、中継点配置部23は、上記の配置条件1を満たすため、以下に示した配置手順1〜配置手順2によって配置禁止領域毎に複数の中継点を配置する。
配置手順1:配置禁止領域毎に、配置禁止領域に基づく拡張領域を対応付ける
配置手順2:拡張領域の各頂点に中継点を配置する
拡張領域とは、例えば、配置禁止領域の形状の縦横比を保ったまま、拡張領域の輪郭と配置禁止領域の輪郭とが第1所定距離だけ離れるように拡大させた形状を有する領域を示す。なお、拡張領域は、配置禁止領域の全ての領域を含む多角形状又は円形状の領域であればよく、配置禁止領域の形状の縦横比を保ったまま、拡張領域の輪郭と配置禁止領域の輪郭とが第1所定距離だけ離れるように拡大させた形状である必要は無い。拡張領域の形状が、配置禁止領域の形状の縦横比を保ったまま、拡張領域の輪郭と配置禁止領域の輪郭とが第1所定距離だけ離れるように拡大させた形状であることは、あくまで一例である。また、この一例において、配置禁止領域B1〜配置禁止領域B3のそれぞれが同じ形状であり、且つ同じ大きさであるため、以下では、拡張領域と中継点に関する説明を、配置禁止領域B1を例にとって説明する。
図4に示したように、中継点配置部23は、配置禁止領域B1に対して拡張領域S1を対応付けている。この拡張領域S1の輪郭は、配置禁止領域B1の輪郭と第1所定距離L1だけ離れている。なお、第1所定距離L1は、所定領域P1内において50センチメートル程度の幅(例えば、人の肩幅の半分程度)であるが、これに代えて、他の距離であってもよい。
第1所定距離L1が50センチメートル程度の幅である理由は、中継点がユーザーの通過点を表しているからである。例えば、ユーザーが倉庫内の棚を巡回して商品を収集する場合、実際にユーザーが倉庫内を動く経路は、棚に沿った経路である可能性が高い。そのため、ユーザーが棚に沿って移動した際におけるユーザーの頭は、棚から人の肩幅の半分程度離れていると考えられる。第1所定距離L1は、このような理由から、50センチメートル程度とするのが望ましい。
中継点配置部23は、図4に示したように、拡張領域S1の各頂点の位置に中継点R1〜中継点R4のそれぞれを配置する。このように配置することにより、中継点配置部23は、中継点R1〜中継点R4を上記の配置条件1を満たすように配置することができる。また、図4に示したように中継点R1〜中継点R4のそれぞれを配置することにより、中継点配置部23は、配置禁止領域B1に対して配置された中継点R1〜中継点R4のそれぞれのうちのある1つの中継点と、他の2つの中継点のそれぞれまでを結ぶ線分が拡張領域の内側(拡張領域の輪郭線上は通過する)を通過しない位置に配置することができる。
例えば、中継点R1と、他の2つの中継点R2と中継点R4のうちのそれぞれまでを結ぶ線分は、両方ともに拡張領域S1の内側を通過しない。また、中継点R2と他の2つの中継点R1と中継点R3のうちのそれぞれまでを結ぶ線分は、両方ともに拡張領域S1を通過しない。中継点R3と中継点R4に関しても、中継点R1及び中継点R2と同様に拡張領域S1を通過しない。
また、図4において、中継点R5〜中継点R8は、上記の配置手順1〜配置手順2に従って中継点配置部23が配置禁止領域B2に対して配置した中継点を示す。また、中継点R9〜中継点R12は、上記の配置手順1〜配置手順2に従って中継点配置部23が配置禁止領域B3に対して配置した中継点を示す。なお、拡張領域S2は、配置禁止領域B2に対応付けられた拡張領域を示す。また、拡張領域S3は、配置禁止領域B3に対応付けられた拡張領域を示す。なお、この一例において、拡張領域の形状は、配置禁止領域の形状と相似である場合について説明したが、これに代えて、配置禁止領域の形状に応じた他の形状であってもよい。
図2に戻る。次に、情報取得部20は、入力受付部13からGUIを介して1以上の経由点を示す情報を取得する(ステップS180)。次に、経由点配置部24は、ステップS180において情報取得部20が取得した1以上の経由点それぞれを示す情報に基づいて所定領域内に1以上の経由点それぞれを配置する(ステップS190)。
ここで、図5を参照して、情報配置部22が所定領域内に1以上の経由点のそれぞれを配置する処理について説明する。図5は、図4に示した所定領域P1に対して経由点配置部24が1以上の経由点を配置した状態の一例を示す図である。
この一例において、経由点は、所定領域P1内の円V1〜円V4のそれぞれによって表すが、他の形状によって表されてもよい。以下では、説明の便宜上、円V1〜円V4を経由点V1〜経由点V4と称して説明する。また、以下では、経由点配置部24がある位置にある経由点(例えば、経由点V1)を配置することを、経由点配置部24がある位置にある経由点(例えば、経由点V1)を表す円の中心の位置を一致させることを示す。経由点配置部24は、ステップS180において情報取得部20が取得した1以上の経由点それぞれを示す情報に基づいて、所定領域P1内に経由点V1〜経由点V4のそれぞれを配置する。
図5に示した例では、経由点V1は、経由点配置部24により中継点R1と中継点R4を結ぶ直線上に配置されている。また、経由点V2は、経由点配置部24により中継点R5と中継点R8を結ぶ直線上に配置されている。また、経由点V3は、経由点配置部24により中継点R6と中継点R7を結ぶ直線上に配置されている。また、経由点V4は、経由点配置部24により中継点R9と中継点R12を結ぶ直線上に配置されている。なお、これらの経由点は、2つの中継点を結ぶ直線上(すなわち、拡張領域S1を示す点線上)に配置される必要は無く、拡張領域の輪郭線上を除く拡張領域の内側でなければ、他の任意の位置に配置されてもよい。また、この一例において、所定領域P1が平面領域として表されているため、これらの経由点は、配置禁止領域内に配置することはできない。
次に、制御部16は、入力受付部13からGUIを介して最短経路導出処理を開始する操作を受け付ける(ステップS200)。最短経路導出処理を開始する操作とは、例えば、GUI上に表示された最短経路導出処理を開始するボタンへのクリック等を示す。ステップS200において最短経路導出処理を開始する操作を受け付けた後、経路生成部25は、すべての通過点のうちの2点間毎に、当該2点間を結ぶ線分であって、配置禁止領域に基づく拡張領域を通過しない線分を、当該2点間の部分経路として生成する。一方、経路生成部25は、すべての通過点のうちの2点間毎に、当該2点間を結ぶ線分であって、配置禁止領域に基づく拡張領域を通過する線分を、当該2点間の部分経路として生成しない(ステップS210)。
ここで、図6を参照して、経路生成部25による部分経路生成処理について説明する。図6は、経路生成部25による部分経路生成処理について説明するための図である。図6には、配置禁止領域B1と、配置禁止領域B1に対して配置された中継点R1〜中継点R4と、経由点V1とを示す。一例として、中継点R1から経由点V1、中継点R2、中継点R3のそれぞれまでを結ぶ部分経路について説明する。中継点R1と経由点V1を結ぶ線分は、拡張領域S1の輪郭線上を除く拡張領域S1の内側の領域を通過しない。そのため、経路生成部25は、中継点R1と経由点V1を結ぶ線分X1を部分経路として生成する。また、中継点R1と中継点R2を結ぶ線分は、拡張領域S1の輪郭線上を除く拡張領域S1の内側の領域を通過しない。そのため、経路生成部25は、中継点R1と中継点R2を結ぶ線分X2を部分経路として生成する。
一方、中継点R1と中継点R3を結ぶ線分は、拡張領域S1の内側の領域を通過する。そのため、経路生成部25は、中継点R1と中継点R3を結ぶ線分X3を部分経路として生成しない。このように、経路生成部25は、すべての通過点のうちの2点間毎に、当該2点間を結ぶ線分であって、拡張領域を通過しない線分を、当該2点間の部分経路として生成する。なお、2点間を結ぶ線分は、直線に代えて、曲線であってもよいが、線分によって表される部分経路によって実際にユーザーが通過する部分経路に近い部分経路を表すためには、直線であることが望ましい。なお、経路生成部25は、すべての通過点のうちの2点間毎に、当該2点間を結ぶ線分であって、拡張領域を通過しない線分を、当該2点間の部分経路として生成し、拡張領域を通過する線分を、当該2点間の部分経路として生成しない構成に代えて、すべての通過点のうちの2点間毎に、当該2点間を結ぶ線分であって、配置禁止領域を通過しない線分を当該2点間の部分経路として生成し、配置禁止領域を通過する線分を当該2点間の部分経路として生成しない構成であってもよい。
ステップS210において経路生成部25が複数の部分経路を生成した後、距離算出部26は、部分経路毎に各部分経路によって結ばれる2点間の距離を算出する(ステップS220)。距離算出部26は、例えば、ダイクストラアルゴリズム等、既存のアルゴリズムによって、部分経路毎に各部分経路によって結ばれる2点間の距離を算出する。以下では、説明の便宜上、ある部分経路によって結ばれる2点間の距離を、ある部分経路の距離と称して説明する。
次に、最短経路導出部27は、ステップS220において距離算出部26により算出された各部分経路の距離に基づいて、始点からすべての経由点を経由して終点まで行き着く経路を構成する部分経路の組み合わせのうち、部分経路の距離の合計が最も短い経路を最短経路として導出する(ステップS230)。
ここで、最短経路導出部27による最短経路の導出処理について説明する。最短経路導出部27は、例えば、遺伝的アルゴリズム(Genetic Algorithm: GA)を用いて最短経路を導出する。なお、最短経路導出部27は、遺伝的アルゴリズムとは異なる他のアルゴリズムを用いて最短経路を導出する構成であってもよい。
遺伝的アルゴリズムに関しては、既知のアルゴリズムであるため、ここでは簡単に説明する。最短経路導出部27は、遺伝的アルゴリズムを用いるため、すべての通過点のそれぞれに対して、通過点を識別する通過点IDを対応付ける。以下では、遺伝的アルゴリズムにおいて導出する最短経路の候補となる複数の経路を、解の候補と称して説明する。また、以下では、説明の便宜上、遺伝的アルゴリズムのうち、単純交叉法を用いた場合について説明するが、他の方法を用いてもよい。
最短経路導出部27は、始点から終点まで部分経路を通過しながらすべての経由点を経由する経路を、通過点IDの順列によって表す。すなわち、遺伝的アルゴリズムにより導出される解(最短経路)の候補(複数の経路)は、通過点IDの順列によって表される。例えば、始点の通過点IDをs、終点の通過点IDをe、通過する中継点の通過点IDをr1、r2、経由点の通過点IDをv1とし、s→r1→v1→r2→eの順番に通過する経路は、(s、r1、v1、r2、e)という通過点IDの順列によって表される。
以下では、このように解の候補を通過点IDの順列によって表す表現を、パス表現と称して説明する。また、これらの解の候補、すなわち通過点IDの順列によって表された経路の遺伝的アルゴリズムにおける適応度は、各経路において通過する部分経路の距離の合計によって表される。
パス表現によって表された解の候補によって遺伝的アルゴリズムにおける交叉法を行うと、致死遺伝子を有する解の候補が生じてしまう。そこで、この一例において、最短経路導出部27は、パス表現によって表される解の候補を、順序表現に変換する。順序表現とは、次に巡回(通過)する点が、残りの点の中における何番目の点であるかを番号によって表したものである。以下では、説明の便宜上、順序表現によって表した解の各候補を、遺伝子と称して説明する。
従って、最短経路導出部27は、すべての経由点を経由し、且つ致死遺伝子を有しないという条件のもとに、始点から終点までの間の通過点をランダムに選択し、選択した通過点に基づいてパス表現によって表した解の候補を生成する。最短経路導出部27は、生成した解の候補のそれぞれを、順序表現によって表した遺伝子に変換する。そして、最短経路導出部27は、適応度が所定閾値未満の遺伝子が現れるまで、以下に示した手順1〜手順3を繰り返し行う。
手順1:各遺伝子の適応度(すなわち、遺伝子が表す経路において通過する部分経路の距離の合計)を算出する。
手順2:複数の遺伝子の中から、適応度(すなわち、距離)が短い遺伝子を上位から順に所定数だけ選択する。なお、所定数は、例えば、10個であるが、他の数であってもよい。
手順3:手順2において選択した遺伝子を交叉させる。
このような手順1〜手順3を繰り返すことにより、最短経路導出部27は、遺伝的アルゴリズムの解として最短経路を導出する。これにより、最短経路導出部27は、すべての解の候補について適応度を算出し、算出した適応度を比較して最短経路を導出する場合に比べて、最短経路の導出時間を短縮することができる。
図2に戻る。ステップS230において最短経路導出部27が最短経路を導出した後、表示制御部21は、最短経路を示す情報を表示部15に表示させる(ステップS240)。ここで、図7を参照して、表示制御部21が表示部15に表示させる最短経路を示す情報について説明する。図7は、表示制御部21が表示部15に表示させる最短経路を示す情報を例示する図である。
図7(A)には、表示部15に表示される最短経路を示す情報の一例を示す図である。図7(A)に示した例では、最短経路導出部27が導出した最短経路を示す情報は、ユーザーが巡回する場所の地図Z1上に重ねた最短経路を表す線分Y1によって表される。これにより、ユーザーは、ユーザー自身が通過すべき最短経路を視覚的に理解することができる。
また、図7(B)には、表示部15に表示される最短経路を示す情報の他の例を示す図である。図7(B)に示した例では、最短経路導出部27が導出した最短経路を示す情報は、ユーザー巡回する順に、始点と終点とを含む通過点を順番に表示したテキスト情報によって表される。また、円Z3によって囲まれた範囲には、始点からの距離が表示されている。また、円Z4によって囲まれた範囲には、それぞれの通過点の所定領域内におけるアドレスが表示されている。
また、図7(C)には、表示部15がウェラブル端末のディスプレイである場合の最短経路を示す情報の表示例を示す。図7(C)の表示例は、図7(C)に示した地図や、図7(C)に示したテキスト情報が、ウェラブル端末のディスプレイに表示されている状態を示す。これにより、ユーザーは、例えば、倉庫内の最短経路を視認しながら、倉庫内を巡回することができ、効率的な作業を行うことができる。すなわち、情報処理装置1は、ユーザーの作業効率を上げることができる。
<実施形態の変形例1>
以下、上記において説明した本実施形態の変形例1について、図面を参照して説明する。本実施形態の変形例1に係る中継点配置部23は、2つの配置禁止領域が近接して配置された場合に、それぞれの配置禁止領域に対応付けられた拡張領域を、1つの拡張領域に変換する。そして、中継点配置部23は、変換した1つの拡張領域に基づいて中継点を配置する。これにより、情報処理装置1は、ユーザーが通過することができないような狭い場所に対して部分経路が生成されてしまうことを抑制することができる。
図8は、2つの配置禁止領域が近接して配置された場合に中継点配置部23が中継点を配置する処理を説明するための図である。図8(A)には、2つの配置禁止領域が近接している状況の一例を示す。また、図8(B)には、2つの配置禁止領域が近接している場合に複数の中継点が配置された状況の一例を示す。
図8において、長方形B4と長方形B5は、それぞれ配置禁止領域を示す。以下では、長方形B4を、配置禁止領域B4と称し、長方形B5を、配置禁止領域B5と称して説明する。また、図8において、点線S4は、配置禁止領域B4の拡張領域を示し、点線S5は、配置禁止領域B5の拡張領域を示す。以下では、点線S4を、拡張領域S4と称し、点線S5を、拡張領域S5と称して説明する。
本実施形態において、2つの配置禁止領域B4と配置禁止領域B5が近接している状態とは、図8(A)に示したように、拡張領域S4の一部又は全部と、拡張領域S5の一部又は全部とが重なった状態を示す。ここで、図8(A)において、配置禁止領域B4と配置禁止領域B5は、距離L3だけ離れている。しかし、図8(A)に示したように、距離L3は、第1所定距離L1よりも短い。上記で説明したように、第1所定距離L1が、配置禁止領域が表す棚に沿ってユーザーが動くことを想定して50センチメートル程度と決められている場合、第1所定距離L1よりも短い距離L3しか離れていない配置禁止領域B4と配置禁止領域B5の間をユーザーが通過することは困難である。なお、ユーザーは、第1所定距離L1の2倍(すなわち、人の肩幅程度)よりも短い距離を移動することが困難であることを想定している。
そこで、図8(A)に示したような状況の場合、中継点配置部23は、2つの拡張領域S4と拡張領域S5を、図8(B)に示した拡張領域S6のように合成する。拡張領域S6は、拡張領域S4と拡張領域S5を重ねた場合に形成される外形(輪郭)を新たな拡張領域として設定されたものである。
中継点配置部23は、2つの拡張領域S4と拡張領域S5に基づいて、配置禁止領域B4及び配置禁止領域B5に対して拡張領域S6を新たに対応付ける。そして、中継点配置部23は、拡張領域S6の頂点のうち、拡張領域S6の内側から外側に向けて尖っている6つの頂点のそれぞれに対して中継点を配置する。図8において、これらの中継点を、中継点R14〜中継点R18によって示した。
このように中継点を配置することにより、経路生成部25は、拡張領域S6を通過する部分経路を生成しない。より具体的には、図8(B)に示したように、中継点R15と中継点R18を結ぶ線分X4は、拡張領域S6の両方を通過する。経路生成部25は、図8(B)に示したように、2つ以上の拡張領域を重ねた場合に形成される新たな拡張領域に対して配置された中継点同士を結ぶ部分経路に関しては、拡張領域を通過するような部分経路を生成しない。ただし、経路生成部25は、このような場合であっても、拡張領域の辺上に沿った部分経路は生成する。その結果、情報処理装置1は、すべての通過点のうちの2つの通過点を結ぶ部分経路を生成する際、ユーザーが通過することが困難な部分経路(すなわち、ユーザーが実際に通過しないであろう部分経路)を生成してしまうことを抑制することができる。
以上により、本実施形態の変形例1に係る情報処理装置1は、最短経路を導出する際、ユーザーが実際に通過する経路に近い最短経路を導出することができる。
<実施形態の変形例2>
以下、上記において説明した本実施形態の変形例2について、図面を参照して説明する。本実施形態の変形例2に係る経路生成部25は、すべての通過点のうちの2つの通過点を結ぶ部分経路を生成する際、所定配置領域の外に配置された配置禁止領域に対して配置された中継点を無視する。これにより、情報処理装置1は、より短い導出時間によって最短経路を導出することができる。
図9は、所定領域P2の一例を示す図である。所定領域P2は、図5に示した所定領域P1と比べて、配置されている始点Sの位置と、配置されている経由点の数が異なる。所定領域P2には、経由点V2〜経由点V4が配置されている。すなわち、所定領域P2には、配置禁止領域B2の近傍と、配置禁止領域B3の近傍とに対してのみ、経由点が配置されている。この場合、ユーザーは、始点Sと終点Eを配置する際、効率的な巡回を行うため、始点Sと終点Eのうちいずれか一方を配置禁止領域B2の近傍に配置し、他方を配置禁止領域B3の近傍に配置する可能性が高い。
図9に示した例は、始点Sが配置禁止領域B2の近傍に配置され、終点Eが配置禁止領域B3の近傍に配置されている。このような場合、始点Sと終点Eを対角線上の2つの頂点とする矩形領域W1の外側に配置された配置禁止領域B1の近傍は、ユーザーが始点Sから終点Eへ経由点V2〜V4を経由しながら移動する際に通過しない。そこで、経路生成部25は、図9に示した始点Sと終点Eの位置に基づく所定配置領域の外側に配置された配置禁止領域に対して配置された中継点と、当該は所定配置領域の内側に配置されている他の中継点とを結ぶ部分経路を生成しない(すなわち、無視する)。
なお、図9に示した矩形領域W1は、所定配置領域の一例に過ぎず、始点Sと終点Eの位置に基づく他の形状や他の大きさの領域であってもよい。例えば、所定配置領域は、始点Sと終点Eの位置を結ぶ線分を長径とする楕円形状であってもよい。また、情報処理装置1は、経路生成部25が、始点Sと終点Eの位置に基づく所定配置領域の外側に配置された配置禁止領域に対して配置された中継点と、当該は所定配置領域の内側に配置されている他の中継点とを結ぶ部分経路を生成しない構成に代えて、中継点配置部23が、始点Sと終点Eの位置に基づく所定配置領域の外側に配置された配置禁止領域に対して中継点を配置しない構成であってもよい。
以上により、本実施形態の変形例2に係る情報処理装置1は、生成される部分経路の数を抑制することができ、その結果、計算量を抑制することができ、より短い導出時間によって最短経路を導出することができる。
<実施形態の変形例3>
以下、上記において説明した本実施形態の変形例3について説明する。本実施形態の変形例3に係る経路生成部25は、すべての通過点のうちの2つの通過点を結ぶ部分経路を生成する際、複数の中継点と、1以上の経由点とを、複数のクラスターに分類する。そして、経路生成部25は、すべての通過点のうちの2つの通過点を結ぶ部分経路を生成する際、分類したクラスターのうち、経由点を含まないクラスターに含まれる中継点を無視する。これにより、情報処理装置1は、本実施形態の変形例2と同様な効果を得ることができる。
なお、経路生成部25は、情報取得部20が入力受付部13からGUIを介して取得したクラスターを示す情報に基づいて、中継点配置部23が所定領域内に配置した複数の中継点と、経由点配置部24が配置した1以上の経由点とを、複数のクラスターに分類するが、これに代えて、既知のクラスター検出方法によってクラスターを検出する構成であってもよい。
<実施形態の変形例4>
以下、上記において説明した本実施形態の変形例4について、図面を参照して説明する。本実施形態の変形例4に係る経路生成部25は、すべての通過点のうちの2つの通過点を結ぶ部分経路を生成する際、それらの部分経路のうちの一部又は全部に、情報取得部20が入力受付部13からGUIを介して取得した通過可能な方向を示す情報に基づいて通過可能な方向を対応付ける。
以下、再び図9を参照して、経由点配置部24による部分経路への通過可能な方向を示す情報の対応付け処理について説明する。ここで、中継点R6から経由点V3への部分経路と、経由点V3から中継点R7への部分経路とを例にとって説明する。
何らかの理由により、ユーザーが通過する経路の途中に一方通行の部分経路が存在する場合、経路生成部25は、情報取得部20が入力受付部13からGUIを介して取得した通過可能な方向を示す情報に基づいて、生成した部分経路のうちの一部又は全部に対して、通過可能な方向を対応付ける。
図9において、経路生成部25は、情報取得部20が入力受付部13からGUIを介して取得した通過可能な方向を示す情報に基づいて、中継点R6から経由点V3への部分経路に対して、通過可能な方向を対応付けている。図9では、通過可能な方向が対応付けられた部分経路であって、中継点R6から経由点V3への部分経路を、矢印W1によって示す。また、図9では、通過可能な方向が対応付けられた部分経路であって、経由点V3から中継点R7への部分経路を、矢印W2によって示す。
部分経路に通過可能な方向が対応付けられている場合、最短経路導出部27は、すべての経由点を経由し、且つ致死遺伝子を有せず、且つ通過不可能な方向への通過を含まないという条件のもとに、始点から終点までの間の通過点をランダムに選択し、選択した通過点に基づいてパス表現によって表した解の候補を生成する。そして、最短経路導出部27は、生成した解の候補に基づいて、最短経路を導出する。これにより、情報処理装置1は、経路を構成する部分経路の組み合わせの数を抑制することができ、その結果、最短経路を導出する計算時間を短縮することができる。
以上説明したように、本実施形態に係る情報処理装置1は、経路の始点を示す情報と、経路の終点を示す情報と、経路を構成する線分の配置が禁止される配置禁止領域を示す情報とのうち、少なくとも配置禁止領域を示す情報を取得し、取得した情報に基づいて、始点と、終点と、配置禁止領域とを所定領域内に配置し、配置した配置禁止領域毎に3以上の中継点を、当該配置禁止領域から少なくとも所定距離だけ離れた位置であって、3以上の中継点のうちのある中継点から他の2つの中継点のそれぞれまでを結ぶ線分が配置禁止領域を通過しない位置であって、3以上の中継点を頂点とする多角形が表す領域内に配置禁止領域が含まれる位置に配置し、始点と、終点と、3以上の中継点とのうちの2点間を結ぶ線分のうち、配置禁止領域に基づく拡張領域を通過しない線分を生成し、配置禁止領域に基づく拡張領域を通過する線分を生成しないことにより経路を生成する。これにより、情報処理装置1は、巡回のための複数の経路を容易に生成することができる。
以上、この発明の実施形態を、図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない限り、変更、置換、削除等されてもよい。
また、以上に説明した装置(例えば、情報処理装置1の制御部16)における任意の構成部の機能を実現するためのプログラムを、コンピューター読み取り可能な記録媒体に記録し、そのプログラムをコンピューターシステムに読み込ませて実行するようにしてもよい。なお、ここでいう「コンピューターシステム」とは、OS(Operating System)や周辺機器等のハードウェアを含むものとする。また、「コンピューター読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD(Compact Disk)−ROM等の可搬媒体、コンピューターシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。さらに「コンピューター読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムが送信された場合のサーバーやクライアントとなるコンピューターシステム内部の揮発性メモリーのように、一定時間プログラムを保持しているものも含むものとする。
また、上記のプログラムは、このプログラムを記憶装置等に格納したコンピューターシステムから、伝送媒体を介して、あるいは、伝送媒体中の伝送波により他のコンピューターシステムに伝送されてもよい。ここで、プログラムを伝送する「伝送媒体」は、インターネット等のネットワーク(通信網)や電話回線等の通信回線(通信線)のように情報を伝送する機能を有する媒体のことをいう。
また、上記のプログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであってもよい。さらに、上記のプログラムは、前述した機能をコンピューターシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるもの、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)であってもよい。
1 情報処理装置、12 記憶部、13 入力受付部、15 表示部、16 制御部、20 情報取得部、21 表示制御部、22 情報配置部、23 中継点配置部、24 経由点配置部、25 経路生成部、26 距離算出部、27 最短経路導出部

Claims (6)

  1. 経路の始点を示す情報と、前記経路の終点を示す情報と、前記経路を構成する線分の配置が禁止される配置禁止領域を示す情報とのうち、少なくとも前記配置禁止領域を示す情報を取得する情報取得部と、
    前記情報取得部が取得する情報に基づいて、前記始点と、前記終点と、前記配置禁止領域とを所定領域内に配置する情報配置部と、
    前記情報配置部が配置する前記配置禁止領域毎に、前記配置禁止領域に対して、当該配置禁止領域内のすべての領域を含み当該配置禁止領域の輪郭の形状に対応して拡大させた形状の輪郭を有する拡張領域を対応付け、対応付けたそれぞれの前記拡張領域の輪郭上に3以上の中継点を配置する中継点配置部と、
    前記始点と、前記終点と、前記3以上の前記中継点とのうちの2点間を結ぶ前記線分のうち、前記配置禁止領域に基づく領域を通過しない前記線分を生成し、前記配置禁止領域に基づく領域を通過する前記線分を生成しないことにより前記経路を生成する経路生成部と、
    を備える情報処理装置。
  2. 請求項1に記載の情報処理装置であって、
    前記中継点配置部は、前記配置禁止領域の形状に基づいた数の前記中継点を配置する、
    情報処理装置。
  3. 請求項1又は2に記載の情報処理装置であって、
    前記経路生成部が生成するすべての前記経路において必ず経由しなければならない経由点を配置する経由点配置部を備え、
    前記経路生成部は、前記経路を生成する際、前記3以上の前記中継点及び前記経由点のうちの2点間を結ぶ前記経路のうち、前記配置禁止領域に基づく領域を通過しない前記経路を生成し、前記配置禁止領域に基づく領域を通過する前記経路を生成しない、
    情報処理装置。
  4. 請求項1から3のうちいずれか一項に記載の情報処理装置であって、
    前記経路生成部が生成する前記経路に基づいて、前記始点と前記終点とを繋ぐ最短の前記経路の組み合わせを導出する最短経路導出部を備える、
    情報処理装置。
  5. 請求項4に記載の情報処理装置であって、
    前記最短経路導出部は、遺伝的アルゴリズムを用いて前記最短の前記経路の前記組み合わせを導出する、
    情報処理装置。
  6. コンピューターに、
    経路の始点を示す情報と、前記経路の終点を示す情報と、前記経路を構成する線分の配置が禁止される配置禁止領域を示す情報とのうち、少なくとも前記配置禁止領域を示す情報を取得する情報取得ステップと、
    前記情報取得ステップが取得する情報に基づいて、前記始点と、前記終点と、前記配置禁止領域とを所定領域内に配置する情報配置ステップと、
    前記情報配置ステップが配置する前記配置禁止領域毎に、前記配置禁止領域に対して、当該配置禁止領域内のすべての領域を含み当該配置禁止領域の輪郭の形状に対応して拡大させた形状の輪郭を有する拡張領域を対応付け、対応付けたそれぞれの前記拡張領域の輪郭上に3以上の中継点を配置する中継点配置ステップと、
    前記始点と、前記終点と、前記3以上の前記中継点とのうちの2点間を結ぶ前記線分のうち、前記配置禁止領域に基づく領域を通過しない前記線分を生成し、前記配置禁止領域に基づく領域を通過する前記線分を生成しないことにより前記経路を生成する経路生成ステップと、
    を実行させるためのプログラム。
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