JP6481872B1 - 電子機器およびsimトレイ - Google Patents

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Abstract

【課題】電子機器に搭載可能な接続ポートを増やす。【解決手段】USB−TypeA規格に準拠するUSBレセプタクル205を備え、USBレセプタクル205内に、ナノSIMカード3を収容可能なSIM収容部10aが設けられている、電子機器。【選択図】図4

Description

本発明は、電子機器およびSIMトレイに関する。
通信技術の発展に伴い、例えばノートパソコンのような電子機器にもSIM収容部を搭載させることがユーザから求められる。このような要求に応えるため、従来から、下記特許文献1に示されるような、ナノSIMカードの収容部を側面に設けた電子機器が知られている。
特許第5969643号公報
一方、この種の電子機器では、USBポートなどの接続ポートがより多く、より多種搭載されていることも求められる。しかしながら、特に小型化や薄型化された電子機器では設計の都合上、接続ポートを設けるスペースを十分に確保できないおそれがある。
本発明はこのような事情を考慮してなされたもので、電子機器に搭載可能な接続ポートを増やすことを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の第1の態様に係る電子機器は、USB−TypeA規格に準拠するUSBレセプタクルを備え、前記USBレセプタクル内に、ナノSIMカードを収容可能なSIM収容部が設けられている。
上記第1の態様によれば、USBレセプタクル内にSIM収容部が設けられているため、従来のようにUSBレセプタクルおよびSIM収容部のそれぞれのためにスペースを確保する必要がなく、その代わりに別の接続ポートを搭載させることができる。したがって、小型化、薄型化された電子機器に対してもより多くの接続ポートを搭載できる。
本発明の上記態様によれば、電子機器に搭載可能な接続ポートを増やすことができる。
一つの実施形態に係るノートPCの斜視図である。 図1のノートPCのシステム筐体の左側面図である。 本実施形態に係るUSBレセプタクルの斜視図である。 レセプタクル本体からSIMトレイおよびナノSIMカードを取り出した状態を示す斜視図である。 (a)はSIMトレイの上面図である。(b)は(a)のV−V断面矢視図である。(c)はSIMトレイの下面図である。 レセプタクル本体の左側面図である。 図3のVII−VII断面矢視図である。 レバーの動作を説明する図であり、(a)はSIMトレイがレセプタクル本体に挿入された状態を示し、(b)はSIMトレイがレセプタクル本体から取り外された状態を示す。
以下、一つの実施形態について、図1〜図8を参照しながら説明する。なお、以下の説明に用いる各図面では、各部材を認識可能な大きさとするため縮尺を適宜変更している。また、本実施形態では、XYZ直交座標系を設定して各構成の位置関係を説明する。以下、X軸に沿う方向を左右方向といい、Y軸に沿う方向を前後方向といい、Z軸に沿う方向を上下方向という。また、X軸の矢印の先端側を右側、Y軸の矢印の先端側を後側、Z軸の矢印の先端側を上側として説明する。
(電子機器)
図1は、本実施形態に係る電子機器の一例としてのノートPC100の斜視図である。ノートPC100は、ディスプレイ103を収納するディスプレイ筐体101と、電子デバイスを搭載するシステム筐体105と、ディスプレイ筐体101およびシステム筐体105を互いに結合するヒンジ107a、107bと、を備えている。システム筐体105の内部には、マザーボード(回路基板)、放熱ファン、およびSSD(Solid State Drive)またはHDD(Hard Disk Drive)のような記憶装置などが収納されている。マザーボードには、CPU(Central Processing Unit)、チップセット、およびメイン・メモリなどが実装されるとともに、回路パターンが設けられている。また、システム筐体105の上面にはキーボード111が実装されている。
図2は、システム筐体105の左側面105aを拡大した側面図である。左側面105aには、ノートPCを外部機器と接続するためのインターフェースなどが設けられている。図2の例では、左側面105aに、AC/DCアダプタを接続する電源ジャック201、放熱ファンにより送られる風の排気口202、VGA(Video Graphics Array)レセプタクル203、HDMI(登録商標)(High-Definition Multimedia Interface)レセプタクル204、USB(Universal Serial Bus)レセプタクル205、およびミニDP(Display Port)レセプタクル206が設けられている。システム筐体105の左側面105aには、各インターフェースの挿入口の位置に対応する複数の開口が形成されている。さらに、左側面105aにおけるUSBレセプタクル205の近傍には、後述するイジェクタピンP(図8(b)参照)の挿入口となるピン孔105bが形成されている。
なお、USBレセプタクル205などのインターフェースは、システム筐体105の左側面105a以外の部分、例えば右側面または後側面に設けられていてもよい。また、ノートPC100は、USBレセプタクル205を複数備えていてもよく、上記したインターフェース以外のインターフェースを備えていてもよい。
(USBレセプタクル)
図3は、USBレセプタクル205単体の斜視図である。USBレセプタクル205は、USB−TypeA規格に準拠しており、USB2.0規格のUSBプラグおよびUSB3.0規格のUSBプラグのいずれも接続することができる。
USBレセプタクル205は、長方形状の開口を有するレセプタクル本体2と、レセプタクル本体2内に着脱自在に設けられたSIM(Subscriber Identity Module)トレイ1と、を備えている。USBレセプタクル205内にUSBプラグが挿入された際、SIMトレイ1は、USBプラグのシェルの内側に位置する。SIMトレイ1は、従来のUSB−TypeAのレセプタクル内において各端子が形成される舌状部材が配置される位置に、舌状部材とほぼ同一の外形状で形成される。そして、USBレセプタクル205内にUSBプラグが挿入された際に、SIMトレイ1はUSBプラグをUSBレセプタクル205内に固定する機能も有する。つまり、SIMトレイ1は、舌状部材の機能も兼ねている。
図4は、レセプタクル本体2からSIMトレイ1を取り出した状態を示す斜視図である。図4に示すように、USBレセプタクル205は、SIMトレイ1にナノSIMカード3をセットした状態で、SIMトレイ1をレセプタクル本体2に挿入可能となっている。すなわち、本実施形態のUSBレセプタクル205は、USB機器のインターフェースとしての機能に加えて、ナノSIMカード3のインターフェースとしての機能を備えている。
(SIMトレイ)
図5(a)はSIMトレイ1の上面図であり、図5(b)は図5(a)のV−V断面矢視図であり、図5(c)はSIMトレイ1の下面図である。図5(a)〜(c)に示すように、SIMトレイ1は、トレイ本体10と、複数のトレイ側SIM端子11と、複数のトレイ側USB端子12と、複数のトレイ側USB端子13と、を備えている。
図5(a)〜(c)に示すように、トレイ本体10は、前後方向および左右方向に延びる略長方形の板状に形成されている。トレイ本体10は、樹脂などの絶縁性を有する材質により形成されている。トレイ本体10の上面には、ナノSIMカード3を収容可能なSIM収容部10aが形成されている。SIM収容部10aは、トレイ本体10の上面から下方に向けて窪む、上面視で略矩形状の凹部である。図5(a)、(b)では図示を省略しているが、SIM収容部10aの底面には絶縁シート4が配置される(図4参照)。絶縁シート4には、複数の貫通孔4aが形成されている。絶縁シート4は、接着剤などによってSIM収容部10aの底面に固定されていてもよい。
なお、SIM収容部10aの形状は凹部に限られない。例えばトレイ本体10の上面に上方に向けて突出する複数の突起を設けて、複数の突起でナノSIMカード3を挟むことで、ナノSIMカード3を保持してもよい。この場合、複数の突起同士の間の空間がSIM収容部10aとなる。
図5(a)に示すように、トレイ本体10の右端部には、2つの第1係止部10bが、前後方向に間隔を空けて形成されている。第1係止部10bは、トレイ本体10の上面から下方に向けて窪む凹部である。第1係止部10bは、レセプタクル本体2の後述する第2係止部27に係止される部分である(図7参照)。なお、図5(b)に示すように、第1係止部10bの下端部は、横孔10eに連なっている。横孔10eは、左右方向に延びており、前後方向に間隔を空けて複数形成されている。横孔10eは、トレイ側SIM端子11を、SIM収容部10aの底部からトレイ本体10の右端部にかけて配置するために設けられている。
図5(a)、(b)に示すように、トレイ本体10には、下方に向かうに従って漸次左側に向けて延びる第1傾斜面10cと、下方に向かうに従って漸次右側に向けて延びる第2傾斜面10dと、が形成されている。第1傾斜面10cは、第1係止部10bにおける右側の内面である。第2傾斜面10dは、トレイ本体10の上面における右端縁に形成されている。第2傾斜面10dは、第1傾斜面10cよりも右側に位置している。
複数のトレイ側SIM端子11は、前後方向に並べて配置されている。複数のトレイ側SIM端子11は、金属などの導電体により形成されており、ナノSIMカード3のICチップと、後述する本体側SIM端子21と、を電気的に接続する役割を果たす。
各トレイ側SIM端子11は、SIM接触部11aと、左右方向に延びる直線部11bと、前後方向から見てC字状に湾曲した湾曲部11cと、第1接続部11dと、を有している。SIM接触部11aは、SIM収容部10aに収容されたナノSIMカード3のICチップに接触し、ナノSIMカード3の情報を読み取る部分である。SIM接触部11aは、直線部11bの左端部から上方に向けて突出する突起である。SIM接触部11aは、SIM収容部10aの底部、すなわちトレイ本体10の上面側に配置されている。絶縁シート4の複数の貫通孔4aは、SIM接触部11aの位置に合わせて配置されている(図4参照)。SIM接触部11aは、貫通孔4aを通して、絶縁シート4の上方に突出する。この構成により、トレイ側SIM端子11とナノSIMカード3とを接触させつつ、複数のトレイ側SIM端子11同士のショートを絶縁シート4によって抑止することができる。第1接続部11dは、本体側SIM端子21に接触する部分である。第1接続部11dは、トレイ本体10の下面側に配置されている。湾曲部11cは、直線部11bの右端部と第1接続部11dの右端部とを接続している。
トレイ側USB端子12はUSB2.0規格に対応する端子であり、トレイ側USB端子13はUSB3.0規格に対応する端子である。トレイ側USB端子12およびトレイ側USB端子13は、トレイ本体10の下面に配置されている。トレイ側USB端子12およびトレイ側USB端子13は、左右方向に延びるとともに、前後方向に交互に並べて配置されている。
トレイ側USB端子12の左端部にはトレイ本体10から下方に向けて突出するプラグ接触部12aが設けられており、トレイ側USB端子12の右端部には第2接続部12bが設けられている。プラグ接触部12aはUSBプラグのUSB2.0端子に接触し、第2接続部12bは本体側USB端子22(図6参照)に接触する。図5(c)に示すように、一部のトレイ側USB端子12の右端部には、右側に向けて延出した延出部12cが設けられている。延出部12cは、他のトレイ側USB端子12、13の右端部よりも、右側に位置している。本実施形態では、4つのトレイ側USB端子12のうち、前後方向の両端部に位置する2つのトレイ側USB端子12が、延出部12cを有している。延出部12cを有する2つのトレイ側USB端子12は、USB2.0規格またはUSB3.0規格における電源用端子として用いることができる。延出部12cを有していない2つのトレイ側USB端子12およびトレイ側USB端子13は、信号送受信用の端子として用いることができる。
トレイ側USB端子13の左端部にはプラグ接触部13aが設けられており、トレイ側USB端子13の右端部には第3接続部13bが設けられている。プラグ接触部13aはUSBプラグのUSB3.0端子に接触し、第3接続部13bは本体側USB端子23(図6参照)に接触する。
上記の通り、SIM接触部11aはトレイ本体10の上面側に配置されており、第1接続部11d、第2接続部12b、および第3接続部13bはトレイ本体10の下面側に配置されている。すなわち、第1接続部11d、第2接続部12b、および第3接続部13bは、トレイ本体10におけるSIM接触部11aが配置された面とは反対の面に配置されている。
(レセプタクル本体)
図6は、レセプタクル本体2を左側から見た側面図である。レセプタクル本体2は、シェル20と、複数の本体側SIM端子21と、複数の本体側USB端子22と、複数の本体側USB端子23と、を備えている。本体側USB端子22はUSB2.0規格に対応しており、本体側USB端子23はUSB3.0規格に対応している。複数の本体側SIM端子21は、前後方向に並べて配置されている。本体側USB端子22および本体側USB端子23は、前後方向に交互に並べて配置されている。本体側SIM端子21の前後方向における位置は、トレイ側SIM端子11の前後方向における位置に対応している。このため、本体側SIM端子21は、トレイ側SIM端子11を介して、ナノSIMカード3に電気的に接続可能となっている。本体側USB端子22および本体側USB端子23の前後方向における位置は、トレイ側USB端子12およびトレイ側USB端子13の前後方向における位置にそれぞれ対応している。このため、本体側USB端子22および本体側USB端子23は、トレイ側USB端子12およびトレイ側USB端子13に、それぞれ接触可能となっている。
シェル20は、板金によって略直方体の筒状に形成されており、左側面視で長方形状の開口を有している。シェル20は電磁シールドとしての役割と、USBレセプタクル205内にUSBプラグが挿入される際のガイドとしての役割と、を有している。また、シェル20がシステム筐体105に固定されることで、レセプタクル本体2のシステム筐体105に対する位置が定まる。
本体側SIM端子21、本体側USB端子22、本体側USB端子23は、金属製の板バネなどによって形成されており、弾性を有している。
図7に示すように、本体側SIM端子21は、トレイ側SIM端子11の第1接続部11dに接する第1接点21aを有している。第1接点21aは、シェル20の内部に位置している。第1接点21aは、本体側SIM端子21が有する弾性によって上方付勢された状態で第1接続部11dに接する。本体側SIM端子21の右端部21bは、シェル20の外部に位置しており、ノートPC100のマザーボードなどに電気的に接続される。この構成により、ナノSIMカード3が記憶する識別情報などが、トレイ側SIM端子11および本体側SIM端子21を介して、マザーボードなどに伝達される。
本体側USB端子23は、トレイ側USB端子13の第3接続部13bに接する第3接点23aを有している。第3接点23aは、シェル20の内部に位置している。第3接点23aは、本体側USB端子23が有する弾性によって上方付勢された状態で第3接続部13bに接する。本体側USB端子23の右端部23bは、シェル20の外部に位置しており、ノートPC100のマザーボードなどに電気的に接続される。この構成により、USBレセプタクル205内にUSB3.0規格のUSBプラグが接続されると、外部機器およびマザーボードなどが、トレイ側USB端子13および本体側USB端子23を介して電気的に接続される。
なお、図示は省略するが、本体側USB端子22も本体側USB端子23と同様の構成を有している。すなわち、本体側USB端子22は、上方付勢された状態でトレイ側USB端子12の第2接続部12bに接する、第2接点を有している。USBレセプタクル205にUSB2.0規格のUSBプラグが接続されると、外部機器およびマザーボードなどが、トレイ側USB端子12および本体側USB端子22を介して電気的に接続される。
(着脱機構)
レセプタクル本体2は、SIMトレイ1をレセプタクル本体2内の適切な位置に保持しつつ、必要に応じてSIMトレイ1をレセプタクル本体2から取り出すための着脱機構を備えている。着脱機構は、ピンガイド24、レール25、ホルダ26、係止片26a、レバー28、および軸29により構成されている(図4および図8(a)、(b)参照)。ピンガイド24、ホルダ26、および係止片26aは、樹脂などによって一体に形成されている。
図4に示すように、ピンガイド24は、シェル20の外側に配置されており、左右方向に延びる筒状に形成されている。ピンガイド24の中心軸の上下方向および前後方向における位置は、ノートPC100のシステム筐体105に設けられたピン孔105bの位置に対応している。ピンガイド24は、後述するイジェクタピンP(図8(b)参照)をガイドする。
図4および図6に示すように、レール25は、左側面視で下方に開口するC字状に形成されるとともに、左右方向に延びている。レール25が有する一対の側壁の下端部にはそれぞれ、前後方向の内側に向けて突出する保持部25aが設けられている。レール25は、板金によって形成されている。レール25は、シェル20内の空間のうち、上側の部分に配置されている。レール25は、SIMトレイ1がレセプタクル本体2内に挿入される際にSIMトレイ1をガイドし、SIMトレイ1の上下方向および前後方向の位置を決める。
図4に示すように、ホルダ26には上下方向に延びる孔が形成されており、この孔に軸29が圧入されている。このようにして、ホルダ26は軸29を保持している。図7に示すように、係止片26aは、左右方向に延びる板状に形成されており、ホルダ26と一体に形成されている。係止片26aは、ホルダ26から左側に向けて延びている。係止片26aは、弾性変形可能な材質により形成されており、根本部、すなわちホルダ26との接続部を基点として上下方向に弾性変形する。係止片26aの左端部には、下方に向けて突出する第2係止部27が設けられている。第2係止部27は、前後方向から見て略三角形状に形成されている。第2係止部27における右側の部分には、下方に向かうに従って漸次左側に向けて延びる第3傾斜面27aが形成されている。第2係止部27における左側の部分には、下方に向かうに従って漸次右側に向けて延びる第4傾斜面27bが形成されている。図8(a)に示すように、係止片26aは、前後方向に間隔を空けて2つ配置されている。
図7に示すように、第2係止部27は、トレイ本体10の第1係止部10b内に位置している。この構成により、例えばUSBレセプタクル205からUSBプラグを抜く際に、SIMトレイ1がレセプタクル本体2から抜けてしまうことが抑えられる。
第2係止部27の第3傾斜面27aは、SIMトレイ1の第1傾斜面10cと、上下方向において同等の位置にあり、左右方向で対向している。第2係止部27の第4傾斜面27bは、SIMトレイ1の第2傾斜面10dと、上下方向において同等の位置にある。
図8(a)、(b)に示すように、レバー28は、被押圧部28aと、揺動中心部28bと、トレイ押圧部28cと、を備えている。被押圧部28aはレバー28の一方の端部に設けられ、トレイ押圧部28cはレバー28の他方の端部に設けられている。揺動中心部28bは、被押圧部28aとトレイ押圧部28cとの間に設けられている。被押圧部28aは、後述するイジェクタピンPに押圧される部分である。揺動中心部28bには貫通孔が形成されており、この貫通孔に軸29が挿入されている。この構成により、揺動中心部28bは、レバー28の揺動の中心となる。トレイ押圧部28cは、SIMトレイ1のトレイ本体10を押圧する部分である。
次に、以上のように構成されたノートPC100の作用について説明する。
SIMトレイ1をレセプタクル本体2から取り外す際には、イジェクタピンPをシステム筐体105のピン孔105b(図2参照)内に挿入する。このとき、ピン孔105bとピンガイド24の中心軸との位置が一致しているため、イジェクタピンPはピンガイド24内に導入される。その結果、図8(b)に示すように、レバー28の被押圧部28aがイジェクタピンPに押圧され、軸29を中心とした回転力がレバー28に作用する。この回転力によって、レバー28のトレイ押圧部28cが、SIMトレイ1を左側に向けて押圧する。
ここで、SIMトレイ1が左側に向けて移動しようとすると、SIMトレイ1の第1傾斜面10cと第2係止部27の第3傾斜面27aとが当接する(図7参照)。この状態でさらにイジェクタピンPを押し込むと、第3傾斜面27aが第1傾斜面10c上を摺動する。このとき、第2係止部27には上方に向けた力が作用する。これにより、係止片26aは根本部を起点として上方に撓み、第2係止部27がSIMトレイ1の第1係止部10b内から上方に離脱する。このようにして、第2係止部27と第1係止部10bとの係止が解除され、トレイ押圧部28cによって押圧されたSIMトレイ1が左側に移動し、SIMトレイ1をレセプタクル本体2から取り外すことができる。
次に、SIMトレイ1のSIM収容部10aにナノSIMカード3をセットし、レセプタクル本体2内に挿入する際の各部の作用について説明する。レール25によって上下方向および前後方向の位置が決められた状態で、SIMトレイ1をレセプタクル本体2内に挿入すると、SIMトレイ1の第2傾斜面10dと第2係止部27の第4傾斜面27bとが当接する。この状態でさらにSIMトレイ1を右側に押し込むと、第4傾斜面27bが第2傾斜面10d上を摺動する。このとき、第2係止部27には上方に向けた力が作用し、係止片26aは根本部を起点として上方に撓む。そして、第1係止部10bが設けられた位置に第2係止部27が到達すると、係止片26aが下方に向けて復元変形し、第2係止部27が第1係止部10b内に進入する。このとき、第1接続部11dと第1接点21a、第2接続部12bと第2接点(不図示)、および第3接続部13bと第3接点23aが互いに接触する。そして、ナノSIMカード3に記憶された情報は、トレイ側SIM端子11および本体側SIM端子21を介して、ノートPC100内のマザーボードなどに伝達される。
以上説明したように、本実施形態によれば、USBレセプタクル205の内部に、SIM収容部10aが設けられている。この構成により、従来のようにUSBレセプタクル205とSIM収容部10aとを互いに離して配置した場合と比較して、ノートPC100などの電子機器を小型化することができる。特に本実施形態は、ノートPCなど、小型化の要望が大きく、かつ無線通信を行う電子機器に対して好適である。
また、USBレセプタクル205が、レセプタクル本体2内に着脱自在に設けられたSIMトレイ1と、SIMトレイ1をレセプタクル本体2内から取り外すレバー28と、を備えている。この構成により、ナノSIMカード3をノートPC100内にセットしたり、ナノSIMカード3をノートPC100内から取り出したりする操作が容易となる。さらに、レセプタクル本体2が、SIMトレイ1の第1係止部10bに係止する第2係止部27を有しているため、SIMトレイ1が不意にレセプタクル本体2から脱落してしまうことが抑えられる。
また、図5(c)に示すように、第1接続部11d、第2接続部12b、および第3接続部13bが、SIMトレイ1の下面側に配置されている。このように、各接続部11d、12b、13bをSIMトレイ1における同じ側の面に配置することで、レセプタクル本体2側の端子21〜23の配置をよりシンプルにすることができる。
また、トレイ側SIM端子11のうち、SIM接触部11aはSIMトレイ1の上面側に配置され、第1接続部11dはSIMトレイ1の下面側に配置されている。一方、トレイ側USB端子12については、プラグ接触部12aおよび第2接続部12bがいずれもSIMトレイ1の下面側に配置されている。同様に、トレイ側USB端子13については、プラグ接触部13aおよび第3接続部13bがいずれもSIMトレイ1の下面側に配置されている。この構成により、トレイ側USB端子12、13の長さを短くすることができる。このようにトレイ側USB端子12、13を短くすることは、トレイ側USB端子12、13による通信速度がトレイ側SIM端子11による通信速度よりも高速であることを考慮すると、EMI(Electro-Magnetic Interference)等の観点から有利である。
また、複数のトレイ側USB端子12のうちの一部が、他の端子12、13よりも右側に延出した延出部12cを有している。このため、USBレセプタクル205内にSIMトレイ1を挿入した際に、延出部12cを有するトレイ側USB端子12を、他の端子12、13よりも早く本体側USB端子22に電気的に接続させることができる。また、例えばUSBレセプタクル205に対するSIMトレイ1の固定が不十分な状態で、USBプラグをUSBレセプタクル205から引き抜くと、SIMトレイ1がUSBプラグとともにUSBレセプタクル205から抜けてしまう場合が考えられる。このような場合でも、延出部12cを有するトレイ側USB端子12と本体側USB端子22との電気的な接続の解除を、他の信号用の端子12、13の電気的な接続の解除よりも遅くすることができる。この構成により、信号送受信用のトレイ側USB端子12、13がマザーボードなどに接続され、かつ電源用のトレイ側USB端子12がマザーボードなどに接続されていない状態が生じるのを抑えることができる。
なお、本発明の技術的範囲は前記実施の形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることが可能である。
例えば、前記実施形態のUSBレセプタクル205はUSB3.0規格に対応しているが、USB3.0規格に対応していなくてもよい。この場合、SIMトレイ1はトレイ側USB端子13を備えていなくてもよく、レセプタクル本体2は本体側USB端子23を備えていなくてもよい。
また、前記実施形態では第1接続部11d、第2接続部12b、および第3接続部13bがいずれもSIMトレイ1の下面側に設けられていたが、これらの接続部11d、12b、13bはSIMトレイ1の上面側に設けられていてもよい。また、これらの接続部11d、12b、13bは、SIMトレイ1の互いに異なる面に設けられていてもよい。
その他、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、上記した実施の形態における構成要素を周知の構成要素に置き換えることは適宜可能であり、また、上記した実施形態や変形例を適宜組み合わせてもよい。
1…SIMトレイ 2…レセプタクル本体 3…ナノSIMカード 10…トレイ本体 10a…SIM収容部 11…トレイ側SIM端子 11a…SIM接触部 11d…第1接続部 12…トレイ側USB端子(USB2.0用) 12a…プラグ接触部 12b…第2接続部 21…本体側SIM端子 22…本体側USB端子(USB2.0用) 28…レバー 28a…被押圧部 28b…揺動中心部 28c…トレイ押圧部 100…ノートPC(電子機器) 205…USBレセプタクル

Claims (4)

  1. USB−TypeA規格に準拠するUSBレセプタクルを備え、
    前記USBレセプタクル内に、ナノSIMカードを収容可能なSIM収容部が設けられ
    前記USBレセプタクルは、長方形状の開口を有するレセプタクル本体と、前記レセプタクル本体内に着脱自在に設けられたSIMトレイと、を備え、
    前記SIMトレイは、
    前記SIM収容部が形成されたトレイ本体と、
    前記SIM収容部に収容された前記ナノSIMカードに接するトレイ側SIM端子と、
    前記レセプタクル本体内に挿入されたUSBプラグの端子に接するトレイ側USB端子と、を備えている、電子機器。
  2. 前記トレイ側SIM端子は、前記ナノSIMカードに接するSIM接触部と、前記レセプタクル本体が有する本体側SIM端子に接する第1接続部と、を有し、
    前記トレイ側USB端子は、前記USBプラグの前記端子に接するプラグ接触部と、前記レセプタクル本体が有する本体側USB端子に接する第2接続部と、を有し、
    前記第1接続部および前記第2接続部は、前記トレイ本体における前記SIM接触部が配置された面とは反対の面に配置されている、請求項に記載の電子機器。
  3. イジェクタピンに押圧される被押圧部と、
    前記SIMトレイを押圧するトレイ押圧部と、
    前記被押圧部と前記トレイ押圧部との間に位置する揺動中心部と、を有するレバーをさらに備える、請求項1または2に記載の電子機器。
  4. ナノSIMカードを収容するSIM収容部と、
    前記SIM収容部に収容された前記ナノSIMカードに接するトレイ側SIM端子と、
    USBプラグの端子に接するトレイ側USB端子と、を備えるSIMトレイ。
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