JP6478402B2 - 情報処理装置、受信機、及びプログラム - Google Patents

情報処理装置、受信機、及びプログラム Download PDF

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Description

本発明は、情報処理装置、受信機、及びプログラムに関する。
放送と通信とを連携して提供するサービスであるHybridcast(登録商標)サービスとして、放送局が放送番組とアプリケーション用データとを送出するサービス(フェーズ1サービス)が提供されている。フェーズ1サービスの次の段階のサービスとして、放送局以外のサードパーティー事業者がアプリケーション用データを送出するサービス(フェーズ2サービス)が検討されている。
このとき、サードパーティー事業者が送出するアプリケーション用データを、放送局が送出する放送番組に同期させるためには、放送番組の時刻系を放送局より取得する必要がある。具体的には、放送局が送出する放送番組の提示時刻は、STC(System Time Clock)/PCR(Program Clock Reference)によって示される。STC/PCRは、放送装置のクロックのカウント値によって表される時刻系である。
非特許文献1には、サードパーティー事業者が送出するアプリケーション用データを、放送局が送出する放送番組に同期させるために、MPEG−2 TSのタイムラインを拡張し、PCRとNTP(Network Time Protocol)のマッピング情報を放送で伝送する技術が開示されている。
"超高精細度テレビジョン放送システムに関する中間報告(多重化方式)"、[online]、一般社団法人電波産業会、[2015年02月25日検索]、インターネット〈URL: http://www.soumu.go.jp/main_content/000262096.pdf〉
ところで、Hybridcastサービスを中継放送に適用することを考えた場合、動画像や音声等の放送素材と、アプリケーション用データとを中継現場から送信することが考えられる。中継現場から送信される動画像や音声等の放送素材は、放送局において放送番組に加工されて放送される。また、中継現場から送信されるアプリケーション用データは、通信を介して送信される。従って、放送素材と、アプリケーション用データとを同期させるには、中継現場から受信機までの伝送路の相違に基づく伝送遅延の相違を考慮しなくてはならない。しかしながら、従来は、伝送遅延の相違が十分に考慮されてこなかった。そのため、放送素材と、アプリケーション用データとを同期することができない場合があった。
本発明のいくつかの態様は、放送素材と、アプリケーション用データとを同期することができる情報処理装置、受信機、及びプログラムを提供することを目的の一つとする。
また、本発明の他の態様は、後述する実施形態に記載した作用効果を奏することを可能にする情報処理装置、受信機、及びプログラムを提供することを目的の一つとする。
(1)上述した課題を解決するために、本発明の一態様は、第1の時刻系と第2の時刻系との間の対応関係を取得する時刻系関係取得部と、前記第1の時刻系で表される第1の時刻が付与された番組素材に基づく番組と、前記第2の時刻系で表される時刻であって、当該番組を提示する第2の時刻とを、放送波を介して受信する番組受信部と、前記対応関係に基づいて、前記第1の時刻と前記第2の時刻との時刻系を、前記第1の時刻系又は前記第2の時刻系に統一する時刻系変換部と、前記時刻系変換部により統一された時刻系において、前記第1の時刻と前記第2の時刻との間の時間差を取得する時間差取得部と、を備える情報処理装置である。
(2)また、本発明の一態様は、(1)に記載の情報処理装置であって、前記時間差取得部は、前記番組素材に付与された第1の時刻を抽出して、前記第1の時刻と前記第2の時刻との間の時間差を算出する。
(3)また、本発明の一態様は、(1)に記載の情報処理装置であって、前記時刻系変換部により統一された時刻系における前記第1の時刻と前記第2の時刻とを表示する表示部、をさらに備え、前記時間差取得部は、前記第1の時刻と前記第2の時刻との間の時間差を入力する操作を受け付ける。
(4)また、本発明の一態様は、第1の時刻系で表される時刻であって、番組素材に付与される第1の時刻と、第2の時刻系で表される時刻であって、当該番組素材に基づく番組を提示する時刻を表す第2の時刻とについて、統一された時刻系における時間差を、通信回線を介して出力する時間差出力部、を備える情報処理装置である。
(5)また、本発明の一態様は、第1の時刻系と第2の時刻系との間の対応関係を取得する時刻系関係取得部と、前記第1の時刻系で表される第1の時刻が付与された番組素材に基づく番組と、前記第2の時刻系で表される時刻であって、当該番組を提示する第2の時刻とを、放送波を介して受信する番組受信部と、前記第1の時刻が付与された提示対象データを、通信回線を介して受信する提示対象データ受信部と、前記第1の時刻と前記第2の時刻との間の時間差を取得する時間差取得部と、前記対応関係と前記時間差とに基づいて、前記番組と前記提示対象データとを同期して提示する提示部と、を備える受信機である。
(6)また、本発明の一態様は、コンピュータに、第1の時刻系と第2の時刻系との間の対応関係を取得する第1ステップと、前記第1の時刻系で表される第1の時刻が付与された番組素材に基づく番組と、前記第2の時刻系で表される時刻であって、当該番組を提示する第2の時刻とを、放送波を介して受信する第2ステップと、前記対応関係に基づいて、前記第1の時刻と前記第2の時刻との時刻系を、前記第1の時刻系又は前記第2の時刻系に統一する第3ステップと、前記第3ステップにおいて統一された時刻系において、前記第1の時刻と前記第2の時刻との間の時間差を取得する第4ステップと、を実行させるためのプログラムである。
本発明によれば、放送通信データ同期システムは、放送素材と、アプリケーション用データとを同期してユーザに提示することができる。
本発明の第1の実施形態に係る放送通信データ同期システムの構成を示す概略ブロック図である。 同実施形態に係る番組素材送信装置の構成を示す概略ブロック図である。 同実施形態に係る提示対象データ送信装置の構成を示す概略ブロック図である。 同実施形態に係る放送装置の構成を示す概略ブロック図である。 同実施形態に係るデータ配信装置の構成を示す概略ブロック図である。 同実施形態に係るオフセット測定装置の構成を示す概略ブロック図である。 同実施形態に係る受信機の構成を示す概略ブロック図である。 同実施形態に係るコンピュータの構成を示す図である。 同実施形態に係るオフセット測定装置の動作を示すフローチャートである。 同実施形態に係る受信機の動作を示すフローチャートである。 本発明の第2の実施形態に係る放送通信データ同期システムの構成を示す概略ブロック図である。 同実施形態に係るオフセット測定装置の構成を示す概略ブロック図である。 同実施形態に係るオフセット測定装置の動作を示すフローチャートである。 本発明の第3の実施形態に係る放送通信データ同期システムの構成を示すブロック図である。 同実施形態に係る提示対象データ送信装置の構成を示す概略ブロック図である。 同実施形態に係る受信機の構成を示す概略ブロック図である。 本発明の第4の実施形態に係る放送通信データ同期システムの構成を示す。 同実施形態に係る放送装置の構成を示す概略ブロック図である。 同実施形態に係るデータ配信装置の構成を示す概略ブロック図である。 同実施形態に係るオフセット測定装置の構成を示す概略ブロック図である。
以下、本発明の一実施形態について、図面を参照して説明する。
[第1の実施形態]
〔放送通信データ同期システムの概要〕
本発明の第1の実施形態について説明する。
図1は、本実施形態に係る放送通信データ同期システム1の構成を示す概略ブロック図である。
本実施形態に係る放送通信データ同期システム1は、中継現場Vから送信される番組素材と提示対象データとを、受信機700において同期させて提示するシステムである。
番組素材とは、放送番組に用いられる動画像、音声等である。具体的には、番組素材は、例えば、ミュージシャンのライブやスポーツの試合等を撮像・集音した映像、音声である。
提示対象データとは、放送番組と同期、連動して情報を提示するアプリケーションにより利用されるアプリケーション用データの一例である。具体的には、提示対象データは、例えば、ライブに関するメタデータやスポーツの実況音声を表すデータ等である。また、提示対象データを利用するアプリケーションは、例えば、HTML5により記述されるウェブアプリである。
放送通信データ同期システム1は、UTC(協定世界時、Coordinated Universal Time)と、STC/PCRとの2つの時刻系を扱う。UTCは、放送通信データ同期システム1が備える任意の装置が参照可能な時刻系の一例である。放送通信データ同期システム1は、UTCに代えて、GMT(グリニッジ平均時、GreenwichMean Time)、標準時、又は他の時刻系を採用してもよい。放送通信データ同期システム1は、UTCとSTC/PCRとの対応関係を表す情報を管理しており、UTCとSTC/PCRとは、相互に変換可能である。
中継現場Vから送信される番組素材と提示対象データとには、UTCで表される現場時刻が付与される。また、番組素材は、放送局Bにおいて放送番組に加工される。そして、放送番組には、STC/PCRで表されるPTS(Presentation TimeStamp)が付与される。PTSとは、放送番組を提示する時刻を表す情報である。
なお、現場時刻とは、番組素材に関する時刻であり、例えば、中継現場Vから番組素材が送信されるときの時刻や、中継現場Vにおいて番組素材が撮像、集音等により取得されたときの時刻である。以下では、一例として、現場時刻が、番組素材が取得されたときの時刻である場合について説明する。
放送通信データ同期システム1において、番組素材と、提示対象データとは、異なる伝送路を介して中継現場Vから受信機へと伝送される。番組素材は、中継現場Vから放送局B、受信機700へと伝送される。中継現場Vから放送局Bへの伝送は、例えば、マイクロ波回線、人工衛星回線、ネットワーク等を介して行われる。また、放送局Bから受信機700への伝送は、放送波を介して行われる。これに対して、提示対象データは、中継現場Vからネットワークを介して受信機700へと伝送される。従って、番組素材と、当該番組素材に同期する提示対象データとが、同じタイミングで中継現場Vから送信された場合であっても、受信機700が放送番組と提示対象データとを受信するタイミングは異なる。そのため、このままでは放送番組と提示対象データとを同期して提示することができない。
そこで、本実施形態に係る放送通信データ同期システム1は、放送素材に付与された現場時刻と、該放送素材に基づく放送番組のPTSとの時間差をオフセットとして取得する。そして、提示対象データに付与された現場時刻に、取得したオフセットを加算した時刻において、提示対象データが表す情報を提示させる。
これにより、放送通信データ同期システム1は、放送素材に基づく放送番組と、提示対象データが表す情報とを同期させて提示することができる。
〔放送通信データ同期システムの構成〕
次に、放送通信データ同期システム1の構成について説明する。
放送通信データ同期システム1は、時刻サーバ100と、番組素材送信装置200と、提示対象データ送信装置300と、放送装置400と、データ配信装置500と、オフセット測定装置600と、受信機700と、を備える。このうち、番組素材送信装置200と、提示対象データ送信装置300とは、それぞれ、中継現場Vに設置される。また、放送装置400は、放送局Bに設置される。
図1に示す実線の矢印は、ネットワークを介した通信を表す。また、図1に示す一点鎖線の矢印は、放送波を介した伝送を表す。また、図1に示す二点鎖線の矢印は、マイクロ波回線、人工衛星回線、ネットワーク等を介した通信を表す。本実施形態に係るネットワークは、WAN(Wide Area Network)及びLAN(Local Area Network)等によって構成される情報通信ネットワークである。WANは、例えば、携帯電話網、PHS(Personal Handy-phone System)網、PSTN(Public Switched Telephone Network;公衆交換電話網)、専用通信回線網、及びVPN(Virtual Private Network)等によって構成される。
時刻サーバ100は、UTCで表される現在時刻を他の装置に通知するサーバ装置である。時刻サーバ100は、例えば、番組素材送信装置200と、提示対象データ送信装置300と、放送装置400と、データ配信装置500と、にUTCで表される現在時刻を通知する。
番組素材送信装置200は、番組素材を放送装置400に送信する装置である。この番組素材は、放送局Bにおいて、放送番組の制作に用いられる。本実施形態において、番組素材送信装置200が送信する番組素材には、現場時刻が付与される。本実施形態における現場時刻は、番組素材の取得時に、時刻サーバ100から通知された現在時刻である。本実施形態において、現場時刻は、例えば、番組素材に多重されたり、電子透かしとして埋め込まれたり、或いは、画像認識可能なようにテキストとして焼き込まれたりする等、後で電気的に抽出可能な形式で付与される。
提示対象データ送信装置300は、提示対象データをデータ配信装置500に送信する。データ配信装置500が送信する提示対象データには、現場時刻が付与される。この現場時刻は、時刻サーバ100から通知される現在時刻に基づいて付与される時刻であって、提示対象データの同期対象の番組素材に付与される現場時刻と同じ時刻である。
放送装置400は、放送番組と、当該放送番組のPTSとを多重した放送波を送出する。この放送番組は、番組素材送信装置200から取得した放送素材を含んで構成される。上述したようにPTSは、STC/PCRにより表される。STC/PCRは、放送装置200のクロックのカウント値によって表される時刻系の一例である。
放送装置400は、時刻サーバ100から通知された現在時刻と、自装置のクロックに基づくSTC/PCRとの対応関係を表すマッピング情報をデータ配信装置500に送信する。マッピング情報は、例えば、ある特定の時点を表すUTCの値と、STC/PCRの値とを対応付けたものである。
データ配信装置500は、提示対象データと、マッピング情報とを、他の装置に配信するサーバ装置である。
データ配信装置500は、提示対象データ送信装置300から受信した提示対象データを受信機700へ配信する。
また、データ配信装置500は、2種類のマッピング情報を他の装置に配信する。第1のマッピング情報は、放送装置400から取得するマッピング情報であり、UTCとSTC/PCRとの2つの時刻系の対応関係を表す情報(STC,UTC)である。第2のマッピング情報は、UTCとSTC/PCRとの2つの時刻系の対応関係に加え、現場時刻とPTSとの間の時間差をオフセットΔtとして含む情報(STC,UTC,Δt)である。
データ配信装置500は、第1のマッピング情報をオフセット測定装置600に送信する。オフセット測定装置600は、データ配信装置500から取得した第1のマッピング情報に基づいて、オフセットを測定する。データ配信装置500は、オフセット測定装置600が測定したオフセットを含む第2のマッピング情報を受信機700に配信する。
なお、データ配信装置500は、複数のサーバ装置の組み合わせによって構成されてもよい。例えば、提示対象データの配信とマッピング情報の配信とが、別個のサーバ装置によって実現されてもよい。
オフセット測定装置600は、オフセットを測定する装置である。オフセット測定装置600は、放送装置400から送信される放送波から、放送番組と、当該放送番組のPTSとを取得する。また、オフセット測定装置600は、放送番組を構成する放送素材に付与されている現場時刻を抽出する。オフセット測定装置600は、抽出した現場時刻と、PTSとの時間差をオフセットとして算出する。オフセット測定装置600は、算出したオフセットを表すオフセット情報をデータ配信装置500に送信する。
なお、オフセットは、番組素材が取得されてから、放送装置400によりPTSが付加されるまでの時間を表している。また、番組素材の伝送経路のうち、中継現場Vから放送局Bまでの経路が、中継現場Vに応じて異なる。つまり、中継現場Vから放送局Bまでの伝送に要する時間は、中継現場Vに応じて異なるが、同じ経路を用いた場合には、伝送に要する時間は概ね一定である。従って、オフセット測定装置600は、放送番組の中継現場Vと放送局Bとの対応関係ごとにオフセットを測定しておけば、該放送番組では、再度オフセットを測定する必要はない。
受信機700は、例えば、テレビジョン受信機、携帯端末装置、多機能携帯電話機等の電子機器である。受信機700は、放送装置400から送信される放送波から、放送番組と、当該放送番組のPTSとを取得する。また、受信機700は、データ配信装置500から提示対象データと、第2のマッピング情報を取得する。受信機700は、第2のマッピング情報に基づいて、放送番組と、提示対象データとを同期させて提示する。
〔番組素材送信装置の構成〕
次に、放送通信データ同期システム1が備える各装置の構成について説明する。
まず、番組素材送信装置200の構成について説明する。
図2は、本実施形態に係る番組素材送信装置200の構成を示す概略ブロック図である。
番組素材送信装置200は、UTC受信部201と、番組素材データ登録部202と、番組素材データ記憶部203と、番組素材データ送信部204と、を備える。
UTC受信部201は、時刻サーバ100から送信される現在時刻を受信する。この現在時刻は、UTCにより表される時刻である。
番組素材データ登録部202は、例えば、放送事業者により撮像、集音された放送素材データを番組素材データ記憶部203に登録する。番組素材データのフォーマットとしては、例えば、ASI(Asynchronous Serial Interface)フォーマット等を適用可能である。
番組素材データ記憶部203は、放送局Bに提供される放送素材データを記憶する。
番組素材データ送信部204は、番組素材データ記憶部203が記憶する番組素材データを放送装置400に送信する。
〔提示対象データ送信装置の構成〕
次に、提示対象データ送信装置300の構成について説明する。
図3は、本実施形態に係る提示対象データ送信装置300の構成を示す概略ブロック図である。
提示対象データ送信装置300は、UTC受信部301と、提示対象データ登録部302と、提示対象データ記憶部303と、提示対象データ送信部304と、を備える。
UTC受信部301は、時刻サーバ100から送信される現在時刻を受信する。この現在時刻は、UTCにより表される時刻である。
提示対象データ登録部302は、例えば、放送事業者、サードパーティー事業者等によって作成された提示対象データを提示対象データ記憶部303に登録する。
提示対象データ記憶部303は、番組素材送信装置200が送信する番組素材に同期して提示される提示対象データを記憶する。
提示対象データ送信部304は、提示対象データ記憶部303が記憶する提示対象データを、データ配信装置500に送信する。
〔放送装置の構成〕
次に、放送装置400の構成について説明する。
図4は、本実施形態に係る放送装置400の構成を示す概略ブロック図である。
放送装置400は、UTC受信部401と、クロック生成部402と、STC生成部403と、マッピング情報生成部404と、マッピング情報出力部405と、番組素材データ受信部406と、放送番組作成部407と、放送信号生成部408と、放送部409と、を備える。
UTC受信部401は、時刻サーバ100からUTCで表される現在時刻を取得する。
クロック生成部402は、所定の周波数のクロックを生成する。
STC生成部403は、クロック生成部402が生成したクロックを計数し、STC/PCRで表される現在時刻を特定する。
マッピング情報生成部404は、UTC受信部401が受信した時刻とSTC生成部403が特定した時刻とに基づいて、第1のマッピング情報を生成する。
マッピング情報出力部405は、マッピング情報生成部404が生成した第1のマッピング情報をデータ配信装置500に出力する。第1のマッピング情報の出力は、ネットワークを介してなされてもよいし、記録媒体を介してなされてもよい。
番組素材データ受信部406は、番組素材送信装置200から送信された番組素材データを受信する。
放送番組作成部407は、番組素材データ受信部406が受信した番組素材データに基づいて、放送番組を作成する。
放送信号生成部408は、放送番組作成部407が作成した放送番組にPTSを付与する。PTSは、STC生成部403が特定するSTC/PCRにおける現在時刻に基づいて設定される。そして、放送信号生成部408は、放送番組と当該放送番組のPTSとを含むMPEG−2 TS(Transport Stream)信号を生成する。
放送部409は、放送信号生成部408が生成したMPEG−2 TS信号を、放送波に多重して送信する。
〔データ配信装置の構成〕
次に、データ配信装置500の構成について説明する。
図5は、本実施形態に係るデータ配信装置500の構成を示す概略ブロック図である。
データ配信装置500は、マッピング情報取得部501と、オフセット情報取得部502と、マッピング情報記憶部503と、マッピング情報出力部504と、提示対象データ受信部505と、提示対象データ記憶部506と、提示対象データ送信部507と、を備える。
マッピング情報取得部501は、放送装置400から第1のマッピング情報を取得する。マッピング情報の取得は、ネットワークを介してなされてもよいし、記録媒体を介してなされてもよい。マッピング情報取得部501は、取得したマッピング情報をマッピング情報記憶部503に登録する。
オフセット情報取得部502は、オフセット測定装置600からオフセット情報を取得する。オフセット情報取得部502は、取得したオフセット情報をマッピング情報記憶部503に登録する。
マッピング情報記憶部503は、マッピング情報取得部501が取得した第1のマッピング情報と、オフセット情報取得部502が取得したオフセット情報とを記憶する。すなわち、マッピング情報記憶部503は、第1のマッピング情報を記憶するとともに、第1のマッピング情報とオフセット情報とを含んで構成される第2のマッピング情報を記憶する。マッピング情報記憶部503は、オフセット情報を、例えば放送素材の中継現場Vと放送局Bとの対応関係ごとに記憶する。
マッピング情報出力部504は、マッピング情報記憶部503が記憶する第1のマッピング情報を、要求元のオフセット測定装置600に送信する。また、マッピング情報出力部504は、例えば、受信機700からの要求に応じて、第2のマッピング情報を要求元の受信機700に送信する。
提示対象データ受信部505は、提示対象データ送信装置300から送信された提示対象データを受信する。
提示対象データ記憶部506は、提示対象データ受信部505が受信した提示対象データを記憶する。
提示対象データ送信部507は、受信機700からの要求に応じて、提示対象データを当該受信機700に送信する。
〔オフセット測定装置の構成〕
次に、オフセット測定装置の構成について説明する。
図6は、本実施形態に係るオフセット測定装置600の構成を示す概略ブロック図である。
オフセット測定装置600は、放送受信部601と、PTS取得部602と、現場時刻取得部603と、マッピング情報取得部604と、変換部605と、オフセット算出部606と、オフセット情報出力部607と、を備える。
放送受信部601は、放送装置400が送信する放送波を受信する。放送受信部601は、受信した放送波を復調し、放送番組と当該放送番組のPTSとを含むMPEG−2 TS信号を取得する。
PTS取得部602は、放送受信部601が取得したMPEG−2 TS信号から放送番組のPTSを抽出する。
現場時刻取得部603は、放送受信部601が取得した放送番組から、当該放送番組の番組素材に付与されている現場時刻を抽出する。
マッピング情報取得部604は、データ配信装置500から第1のマッピング情報を取得する。
変換部605は、PTS取得部602が取得したPTSと、現場時刻取得部603が取得した現場時刻との時刻系を、第1のマッピング情報に基づいて変換し、統一する。具体的には、変換部605は、STC/PCRで表されるPTSをUTCの値に変換したり、UTCで表される現場時刻をSTC/PCRの値に変換したりすることにより、PTSと現場時刻との時刻系をUTC又はSTC/PCRに揃える。
オフセット算出部606は、変換部605が統一した時刻系におけるPTSと現場時刻とを取得する。オフセット算出部606は、現場時刻からPTSまでの時間差をオフセットとして算出する。オフセット算出部606は、例えば、放送番組の中継現場Vと放送局Bとの対応関係ごとにオフセットを算出する。
オフセット情報出力部607は、オフセット算出部606が算出したオフセットを表すオフセット情報をデータ配信装置500に送信する。
〔受信機の構成〕
次に、受信機700の構成について説明する。
図7は、本実施形態に係る受信機700の構成を示す概略ブロック図である。
受信機700は、放送受信部701と、同期用クロック生成部702と、データ受信部703と、変換部704と、同期制御部705と、放送番組ディレイ調整部706と、符号化バッファ707と、デコーダ708と、データディレイ調整部709と、コンテンツキャッシュ710と、アプリケーション実行部711と、提示部712と、を備える。
放送受信部701は、放送装置400が送信する放送波を受信する。放送受信部701は、受信した放送波を復調し、放送番組と当該放送番組のPTSとを含むMPEG−2 TS信号を受信する。
同期用クロック生成部702は、放送受信部701が受信したMPEG−2 TS信号に基づいてSTC/PCRで表される同期用クロックを生成する。同期用クロック生成部702は、放送又は通信の遅延量に応じたクロックを生成する。
データ受信部703は、データ配信装置500から提示対象データと第2のマッピング情報とを取得する。
変換部704は、データ受信部703が受信した第2のマッピング情報に基づいて、提示対象データに付与されている現場時刻の時刻系をUTCからSTC/PCRに変換する。また、変換部704は、第2のマッピング情報に含まれるオフセットを現場時刻に加算した時刻を算出する。この時刻は、提示対象データの同期対象の放送番組(番組素材)のPTSに一致する。つまり、変換部704は、提示対象データの提示時刻を取得する。
同期制御部705は、放送受信部701が取得した放送番組のPTSと、変換部704が変換した提示対象データの提示時刻とに基づいて、放送番組と提示対象データの提示時刻を同期させるために必要な放送番組又は提示対象データの提示遅延量を特定する。同期制御部705は、提示遅延量を特定すると、取り出すべき放送番組の動画像データと音声データを放送番組ディレイ調整部706に指示するとともに、取り出すべき提示対象データをデータディレイ調整部709に指示する。
放送番組ディレイ調整部706は、同期制御部705の制御に基づいて、放送番組の提示時刻を遅延させる。具体的には、放送番組ディレイ調整部706は、同期制御部705が指示するデータを、符号化バッファ707から取り出してデコーダ708へ出力する。
符号化バッファ707は、デコーダ708によるデコードに必要な放送番組の動画像データと音声データとを蓄積する。
デコーダ708は、符号化バッファ707に蓄積された動画像データと音声データとをデコードする。
データディレイ調整部709は、同期制御部705の制御に基づいて、提示対象データの提示時刻を遅延させる。具体的には、データディレイ調整部709は、同期制御部705が指示する提示対象データを、コンテンツキャッシュ710から取り出してアプリケーション実行部711へ出力する。
コンテンツキャッシュ710は、アプリケーション実行部711に実行させる提示対象データを蓄積する。
アプリケーション実行部711は、コンテンツキャッシュ710が蓄積する提示対象データに基づいてアプリケーションプログラムを実行する。
提示部712は、同期用クロック生成部702が生成した同期用クロックに基づいて、該同期クロックが示す現在時刻をPTSとする放送番組と、該現在時刻を提示時刻とする提示対象データに基づくアプリケーションプログラムの実行結果とを表示装置に描画する。この放送番組は、デコーダ708がデコードしたものであり、アプリケーションプログラムの実行結果は、アプリケーション実行部711が処理したものである。
〔コンピュータの構成〕
次に、本実施形態に係るコンピュータの構成例について説明する。
例えば、時刻サーバ100と、番組素材送信装置200と、提示対象データ送信装置300と、放送装置400と、データ配信装置500と、オフセット測定装置600と、受信機700とは、内部にコンピュータ900を備える。
図8は、コンピュータ900の構成を示す概略ブロック図である。
コンピュータ900は、CPU901、主記憶装置902、補助記憶装置903、インタフェース904を備える。
上述した各装置が備える各種構成の動作は、例えば、プログラムの形式で補助記憶装置903に記憶されている。CPU901は、プログラムを補助記憶装置903から読み出して主記憶装置902に展開し、当該プログラムに従って上記処理を実行する。また、CPU901は、プログラムに従って、上述した各記憶部に対応する記憶領域を主記憶装置902又は補助記憶装置903に確保する。
なお、本実施形態において、補助記憶装置903は、一時的でない有形の媒体の一例である。一時的でない有形の媒体の他の例としては、インタフェース904を介して接続される磁気ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、DVD−ROM、半導体メモリ等が挙げられる。また、このプログラムが通信回線によってコンピュータ900に配信される場合、配信を受けたコンピュータ900が当該プログラムを主記憶装置902に展開し、上記処理を実行してもよい。
なお、上述した各装置が備える構成の一部又は全部は、LSI(Large Scale Integration)やASIC(Application Specific Integrated Circuit)等のハードウェアの集積回路として実現されてもよい。
〔オフセット測定装置の動作〕
次に、オフセット測定装置600の動作について説明する。
図9は、本実施形態に係るオフセット測定装置600の動作を示すフローチャートである。
オフセット測定装置600の放送受信部601は、放送装置400が送信する放送波を受信する。放送受信部601は、受信した放送波を復調し、MPEG−2 TS信号を取得する(ステップS100)。次に、現場時刻取得部603は、MPEG−2 TS信号から放送番組を取得し、放送番組の番組素材から現場時刻を抽出する(ステップS102)。次に、PTS取得部602は、MPEG−2 TS信号から放送番組のPTSを取得する(ステップS104)。次に、マッピング情報取得部604は、データ配信装置500から第1のマッピング情報を取得する(ステップS106)。
次に、変換部704は、現場時刻と、PTSとの時刻系を統一する。具体的には、変換部704は、第1のマッピング情報に基づいて、現場時刻の時刻系をUTCからSTC/PCRに変換したり、放送番組のPTSの時刻系をSTC/PCRからUTCに変換したりすることにより、現場時刻とPTSとの時刻系を揃える(ステップS108)。次に、オフセット算出部606は、現場時刻とPTSとの時間差をオフセットとして算出する(ステップS110)。そして、オフセット情報出力部607は、算出したオフセットを表すオフセット情報をデータ配信装置500に送信する(ステップS112)。
〔受信機の動作〕
次に、受信機700の動作について説明する。
図10は、本実施形態に係る受信機700の動作を示すフローチャートである。
受信機700の放送受信部701は、放送装置400が送信する放送波を受信する。放送受信部701は、受信した放送波を復調し、MPEG−2 TS信号を取得する(ステップS200)。また、データ受信部703は、データ配信装置500から提示対象データと、第2のマッピング情報を取得する(ステップS202)。次に、変換部704は、データ受信部703が受信した第2のマッピング情報に基づいて、提示対象データの提示時刻を取得する(ステップS204)。
次に、同期制御部705は、同じ時点において、放送受信部701が取得した放送番組のPTSと、変換部704が取得した提示対象データの提示時刻とを特定する(ステップS206)。同期制御部705は、特定した放送番組のPTSが提示対象データの提示時刻以前の時刻を示しているか否かを判定する(ステップS208)。放送番組のPTSが提示対象データの提示時刻以前の時刻を示している場合、つまり放送の遅延量が通信の遅延量以上である場合(ステップS208:YES)、同期制御部705は、想定される最大遅延量を算出し、当該最大遅延量に応じた量の提示対象データをコンテンツキャッシュ710に蓄積する(ステップS210)。
次に、同期用クロック生成部702は、MPEG−2 TS信号に含まれるPCRに基づいて、同期用クロックを生成する(ステップS212)。また、データディレイ調整部709は、同期制御部705からの指示に基づいて、提示対象データをコンテンツキャッシュ710に格納し、ディレイを調整する(ステップS214)。
他方、放送番組の提示時刻が提示対象データの提示時刻より後の時刻を示している場合、つまり通信の遅延量が放送の遅延量より大きい場合(ステップS208:NO)、同期制御部705は、想定される最大遅延量を算出し、当該最大遅延量に応じた量の動画像を符号化バッファ707に蓄積する(ステップS216)。
通信の遅延量が放送の遅延量より大きい場合、同期用クロック生成部702は、MPEG−2 TS信号に含まれるPCRに対応するSTCに、通信の遅延量を吸収可能な放送番組の最大遅延量に相当するクロック数を加算した同期用クロックを生成する(ステップS218)。また、放送番組ディレイ調整部706は、同期制御部705の指示に基づいて、放送番組の動画像データ及び音声データを符号化バッファ707に格納し、ディレイを調整する(ステップS220)。
ステップS214又はステップS220で提示時刻の遅延処理がなされると、デコーダ708は、符号化バッファ707に蓄積された動画像データ及び音声データをデコードする(ステップS222)。またアプリケーション実行部711は、コンテンツキャッシュ710が記憶する提示対象データに基づいてアプリケーションプログラムを実行する(ステップS224)。
そして、提示部712は、デコーダ708がデコードした動画像データ及び音声データとアプリケーション実行部711によるアプリケーションプログラムの実行結果とを、表示装置に描画する(ステップS226)。これにより、提示部712は、同期用クロックの時刻系(例えば、STC/PCR)において、提示時刻が同じ放送番組と提示対象データとを同時に提示する。
〔第1の実施形態のまとめ〕
以上説明してきたように、本実施形態に係るオフセット測定装置600(情報処理装置の一例)は、第1の時刻系(例えば、UTC)と第2の時刻系(例えば、STC/PCR)との間の対応関係(第1のマッピング情報)を取得するマッピング情報取得部604(時刻系関係取得部の一例)と、第1の時刻系で表される第1の時刻(例えば、現場時刻)が付与された番組素材に基づく放送番組と、第2の時刻系で表される時刻であって、当該番組を提示する第2の時刻(例えば、PTS)とを、放送波を介して受信する放送受信部601(番組受信部の一例)と、対応関係に基づいて、第1の時刻と第2の時刻との時刻系を、第1の時刻系又は第2の時刻系に統一する変換部605(時刻系変換部の一例)と、時刻系変換部により統一された時刻系において、第1の時刻と第2の時刻との間の時間差(例えば、オフセット)を取得するオフセット算出部606(時間差取得部の一例)と、を備える。
これにより、オフセット測定装置600は、第1の時刻と第2の時刻との時刻系が異なる場合であっても、第1の時刻と第2の時刻との間の時間差を取得することができる。従って、オフセット測定装置600は、放送素材と、該放送素材に対応する提示対象データとが異なる経路で伝送される場合であっても、当該放送素材と該提示対象データとの伝送において生じる時間差を吸収して同期させることができる。従って、放送通信データ同期システム1は、放送素材と、アプリケーション用データとを同期してユーザに提示することができる。
また、オフセット算出部606は、番組素材に付与された第1の時刻を抽出して、第1の時刻と第2の時刻との間の時間差を算出する。
これにより、オフセット測定装置600は、人手によらず、第1の時刻と第2の時刻との間の時間差を取得することができる。
また、本実施形態に係るデータ配信装置500(情報処理装置の一例)は、第1の時刻系で表される時刻であって、番組素材に付与される第1の時刻と、第2の時刻系で表される時刻であって、当該番組素材に基づく番組を提示する時刻を表す第2の時刻とについて、統一された時刻系における時間差を、通信回線を介して出力するマッピング情報出力部504(時間差出力部の一例)、を備える。
これにより、データ配信装置500は、第1の時刻と第2の時刻との間の時間差を他の装置に通知することができる。従って、例えば、受信機700は、第1の時刻と第2の時刻との間の時間差に基づいて、提示対象データの提示時刻を算出し、放送番組と提示対象データとを同期して提示することができる。
また、本実施形態に係る受信機700は、第1の時刻系と第2の時刻系との間の対応関係(例えば、第2のマッピング情報)を取得するデータ受信部703(時刻系関係取得部の一例)と、第1の時刻系で表される第1の時刻が付与された番組素材に基づく番組と、第2の時刻系で表される時刻であって、当該番組を提示する第2の時刻とを、放送波を介して受信する放送受信部701(番組受信部の一例)と、第1の時刻が付与された提示対象データを、通信回線を介して受信するデータ受信部703(提示対象データ受信部の一例)と、統一された時刻系における第1の時刻と第2の時刻との間の時間差を取得するデータ受信部703(時間差取得部の一例)と、対応関係と時間差とに基づいて、番組と提示対象データとを同期して提示する提示部712(提示部の一例)と、を備える。
これにより、受信機700は、放送番組と提示対象データとを同期して提示することができる。
[第2の実施形態]
〔放送通信データ同期システムの概要〕
本発明の第2の実施形態について説明する。以下では、上述した実施形態と同様の構成については、同一の符号を付し、説明を援用する。
本実施形態に係る放送通信データ同期システム1Aは、第1の実施形態に係る放送通信データ同期システム1と同様に、中継現場Vから送信される番組素材と提示対象データとを、受信機700において同期させて提示するシステムである。ただし、放送通信データ同期システム1では、オフセットは、オフセット測定装置600により機械的に算出されたのに対し、放送通信データ同期システム1Aでは、オフセットは、人手により設定される点が異なる。
〔放送通信データ同期システムの構成〕
次に、放送通信データ同期システム1Aの構成について説明する。
図11は、本実施形態に係る放送通信データ同期システム1Aの構成を示す概略ブロック図である。
放送通信データ同期システム1Aは、放送通信データ同期システム1が備えるオフセット測定装置600に代えて、オフセット測定装置600Aを備える。
なお、放送通信データ同期システム1Aでは、放送素材への現場時刻の付与方法が放送通信データ同期システム1とは異なる。本実施形態において、現場時刻は、人が確認可能な形式で放送素材に付与される。具体的には、現場時刻は、動画像の放送素材に対して、スーパーして焼き込まれる。
〔オフセット測定装置の構成〕
次に、オフセット測定装置600Aの構成について説明する。
図12は、本実施形態に係るオフセット測定装置600Aの構成を示す概略ブロック図である。
オフセット測定装置600Aは、オフセット測定装置600が備える現場時刻取得部603、オフセット算出部606を備えない。また、オフセット測定装置600Aは、オフセット測定装置600が備える変換部605に代えて、変換部605Aをそれぞれ備える。また、オフセット測定装置600Aは、オフセット測定装置600が備える各種構成に加えて、デコーダ608A、提示部609A、オフセット受付部610Aをさらに備える。
デコーダ608Aは、受信機700が備えるデコーダ708と同様に、MPEG−2 TS信号に含まれる放送番組の動画像データをデコードする。
変換部605Aは、マッピング情報取得部604が取得した第1のマッピング情報に基づいて、PTS取得部602が取得したPTSの時刻系をUTCの値に変換する。
オフセット受付部610Aは、オフセット測定装置600Aのユーザからオフセットの値の入力を受け付ける。
提示部609Aは、デコーダ608Aがデコードした動画像データに基づいて、放送番組を表示装置に表示させる。この放送番組の放送素材には、上述したように、現場時刻がスーパーして焼き込まれているため、オフセット測定装置600Aのユーザは、放送素材の現場時刻を確認することができる。また、提示部609Aは、変換部605Aが変換したPTSからオフセット受付部610Aが受け付けたオフセットの値を減じた時刻を表示装置に表示させる。つまり、オフセット測定装置600Aのユーザは、表示装置に表示されている現場時刻とPTSとが一致するようにオフセットを調整することにより、適切なオフセットを設定することができる。そして、オフセット情報出力部607は、オフセット測定装置600Aのユーザが設定したオフセットを表すオフセット情報をデータ配信装置500に送信する。
〔オフセット測定装置の動作〕
次に、オフセット測定装置600Aの動作について説明する。
図13は、本実施形態に係るオフセット測定装置600Aの動作を示すフローチャートである。
図13に示す処理のうち、ステップS120〜S126の処理は、それぞれ、図9に示すステップS100〜S126の処理と同様のため、説明を援用する。
ステップS126の処理の次に、オフセット測定装置600Aの変換部605Aは、PTSの時刻系をSTC/PCRからUTCに変換する(ステップS128)。次に、提示部609Aは、放送番組とPTSとを表示装置に表示させる。このとき、放送番組の放送素材には、現場時刻が焼き込まれている。つまり、提示部609Aは、現場時刻とPTSとを表示装置に表示させる(ステップS130)。
次に、オフセット受付部610Aは、オフセット測定装置600のユーザがオフセットの値を確定したか否かを判定する(ステップS132)。オフセットの値が確定された場合(ステップS132;YES)、オフセット情報出力部607は、確定したオフセットの値を表すオフセット情報をデータ配信装置500に送信する(ステップS134)。
他方、オフセットの値が確定されていない場合(ステップS132;NO)、オフセット受付部610Aは、オフセットの値が入力されたか否かを判定する(ステップS136)。オフセットの値が入力された場合(ステップS136;YES)、提示部609Aは、入力されたオフセットの値をPTSの値から減じて調整する(ステップS138)。その後、ステップS130に処理を戻す。また、オフセットの値が入力されていない場合(ステップS136;NO)、ステップS130に処理を戻す。
〔第2の実施形態のまとめ〕
以上説明してきたように、本実施形態に係るオフセット測定装置600Aは、変換部605A(時刻系変換部の一例)により統一された時刻系(例えば、STC/PCR)における第1の時刻(例えば、現場時刻)と第2の時刻(例えば、PTS)とを表示する提示部609A(表示部の一例)、をさらに備え、オフセット受付部610A(時間差取得部の一例)は、第1の時刻と第2の時刻との間の時間差(例えば、オフセット)を入力する操作を受け付ける。
これにより、オフセット測定装置600Aのユーザは、第1の時刻と第2の時刻とを視覚的に確認し、その時間差を適切に設定することができる。
[第3の実施形態]
〔放送通信データ同期システムの概要〕
本発明の第3の実施形態について説明する。上述した実施形態と同様の構成については、同一の符号を付し、説明を援用する。
第1の実施形態による放送通信データ同期システム1は、受信機700がUTCとSTCの変換を行うものである。これに対し、本実施形態に係る放送通信データ同期システム1Bは、提示対象データ送信装置300Bが、UTCとSTCの変換を行う。
〔放送通信データ同期システムの構成〕
次に、放送通信データ同期システム1Bの構成について説明する。
図14は、本実施形態に係る放送通信データ同期システム1Bの構成を示すブロック図である。
放送通信データ同期システム1Bは、放送通信データ同期システム1が備える提示対象データ送信装置300に代えて、提示対象データ送信装置300Bを備える。
〔提示対象データ送信装置の構成〕
次に、提示対象データ送信装置300Bの構成について説明する。
図15は、本実施形態に係る提示対象データ送信装置300Bの構成を示す概略ブロック図である。
提示対象データ送信装置300Bは、提示対象データ送信装置300が備える各種構成に加え、マッピング情報取得部305B、変換部306Bを備える。
マッピング情報取得部305Bは、データ配信装置500から第1のマッピング情報を受信する。
変換部306Bは、マッピング情報取得部305Bが受信した第1のマッピング情報に基づいて、提示対象データ記憶部303が記憶する提示対象データに付与されている提示時刻の時刻系をUTCからSTC/PCRに変換する。
つまり、第2の実施形態に係る提示対象データ送信装置300Bは、STC/PCRで表される現場時刻を含む提示対象データを、データ配信装置500に送信する。
図16は、本実施形態に係る受信機700Bの構成を示す概略ブロック図である。
受信機700Bは、受信機700が備える変換部704を備えない。これは、本実施形態では、データ配信装置500が、STC/PCRで表される現場時刻が付与された提示対象データを配信するため、受信機700Bにおいて提示対象データの現場時刻の時刻系を変換する必要がないためである。
つまり、受信機700Bが備える同期制御部705は、提示対象データに付与されている現場時刻に基づいて、放送番組と提示対象データとの提示時刻を同期させる。
〔第3の実施形態のまとめ〕
以上説明してきたように、本実施形態に係る放送通信データ同期システム1Bでは、提示対象データ送信装置300Bが提示対象データに付与された現場時刻の時刻系を変換する。
このように、放送通信データ同期システム1が備える各装置の任意の構成は、別の装置が備えてもよい。例えば、データ配信装置500が、提示対象データに付与された現場時刻の時刻系を、UTCからSTC/PCRに変換してもよい。また、放送通信データ同期システム1が備える各装置の任意の構成は、任意に組み合わせられてもよいし、分離して別々の装置に備えられてもよい。例えば、UTCとSTC/PCRとの対応関係は、データ配信装置500から受信機700に送信され、オフセットは、オフセット測定装置600から受信機700に送信されてもよい。
[第4の実施形態]
〔放送通信データ同期システムの概要〕
本発明の第4の実施形態について説明する。上述した実施形態と同様の構成については、同一の符号を付し、説明を援用する。
第1の実施形態による放送通信データ同期システム1において、第1のマッピング情報は、STC/PCRの時刻系とUTCの時刻系とを、放送装置400が動的に対応付けたものである。これに対し、本実施形態に係る放送通信データ同期システム1Cは、第1のマッピング情報として、固定的な時刻系の変換ルールを扱う点が異なる。
ここで、固定的な時刻系の変換ルールとは、例えば、UTCにおけるある任意の時点(例えば「西暦2000年1月1日0時0分」)におけるSTC/PCRの値をある特定の値(例えば「0」)と仮定したものである。また、例えば、固定的な時刻系の変換ルールとは、ある時点において、第1の実施形態に係る放送装置400が生成した第1のマッピング情報である。このように、固定的な時刻系の変換ルールとは、必ずしもUTCとSTC/PCRとの間における実時間(現実の時間、実際の時間、リアルタイム)における関係を表すものでなく、仮想的なものであってよい。
また、本実施形態に係るオフセットは、第1の実施形態に係るオフセットとは異なる。具体的には、本実施形態に係るオフセットは、UTCとSTC/PCRとの対応関係について、固定的な変換ルールと実際の対応関係との間のずれを含むものとして測定される。このオフセットを利用して、放送番組のPTSと提示対象データの提示時刻との時刻系を統一することにより、受信機700は、第1の実施形態と同様に、放送素材と提示対象データとを同期して提示することができる。
〔放送通信データ同期システムの構成〕
次に、放送通信データ同期システム1Bの構成について説明する。
図17は、本実施形態に係る放送通信データ同期システム1Cの構成を示すブロック図である。
放送通信データ同期システム1Cは、放送通信データ同期システム1が備える放送装置400、データ配信装置500、オフセット測定装置600に代えて、放送装置400C、データ配信装置500C、オフセット測定装置600Cをそれぞれ備える。また、時刻サーバ100は、放送装置400C及びデータ配信装置500Cと通信しなくてもよい。また、データ配信装置500は、放送装置400C及びオフセット測定装置600Cと通信しなくてもよい。
〔放送装置の構成〕
次に、放送装置400Cの構成について説明する。
図18は、本実施形態に係る放送装置400Cの構成を示す概略ブロック図である。
本実施形態では、リアルタイムに第1のマッピング情報を生成する必要がない。従って、放送装置400Cは、放送装置400が備えるUTC受信部401と、マッピング情報生成部404と、マッピング情報出力部405とを備えなくてもよい。
〔データ配信装置の構成〕
次に、データ配信装置500Cの構成について説明する。
図19は、本実施形態に係るデータ配信装置500Cの構成を示す概略ブロック図である。
データ配信装置500Cは、データ配信装置500が備えるマッピング情報取得部501を備えなくてよい。また、データ配信装置500Cは、データ配信装置500が備えるオフセット情報取得部502、マッピング情報記憶部503、マッピング情報出力部504に代えて、オフセット情報取得部502C、マッピング情報記憶部503C、マッピング情報出力部504Cをそれぞれ備える。
オフセット情報取得部502Cは、オフセット情報取得部502と同様に、オフセット測定装置600Cからオフセット情報を取得する。ただし、オフセット情報取得部502Cが取得するオフセットには、2種類の時間のずれが含まれることがオフセット情報取得部502とは異なる。第1の時間のずれは、番組素材が取得されてから、該番組素材の放送番組にPTSが付加されるまでに生じる時間のずれである。また、第2の時間のずれは、固定的な時刻系の変換ルールにおけるUTCとSTC/PCRとの対応関係と、実時間におけるUTCとSTC/PCRとの対応関係との間の時間のずれである。
マッピング情報記憶部503Cは、マッピング情報記憶部503と同様に第1のマッピング情報と、第2のマッピング情報とを記憶する。ただし、マッピング情報記憶部503Cが記憶する第1のマッピング情報及び第2のマッピング情報は、マッピング情報記憶部503が記憶する第1のマッピング情報及び第2のマッピング情報とは異なる。
具体的には、マッピング情報記憶部503Cは、固定的な時刻系の変換ルールとしての第1のマッピング情報を予め記憶する。また、マッピング情報記憶部503Cは、オフセット情報取得部502Cから取得したオフセットと、固定的な時刻系の変換ルールとを含んで構成される第2のマッピング情報を記憶する。
マッピング情報記憶部503Cは、マッピング情報記憶部503Cが記憶する第1のマッピング情報をオフセット測定装置600Cに出力する。また、マッピング情報記憶部503Cは、マッピング情報記憶部503Cが記憶する第2のマッピング情報を受信機700に送信する。
〔オフセット測定装置の構成〕
次に、オフセット測定装置600Cの構成について説明する。
図20は、本実施形態に係るオフセット測定装置600Cの構成を示す概略ブロック図である。
オフセット測定装置600Cは、オフセット測定装置600が備えるマッピング情報取得部604、オフセット算出部606、オフセット情報出力部607に代えて、マッピング情報取得部604C、オフセット算出部606C、オフセット情報出力部607Cをそれぞれ備える。
マッピング情報取得部604Cは、データ配信装置500Cから第1のマッピング情報を取得する。
オフセット算出部606Cは、オフセット算出部606と同様に、変換部605が統一した時刻系におけるPTSと現場時刻とを取得し、オフセットを算出する。ただし、本実施形態に係る変換部605は、固定的な時刻系の変換ルールに基づいて時刻系を統一するため、時刻系の統一後のPTSと現場時刻との対応関係は、実時間における対応関係と、必ずしも一致しない。しかしながら、時刻系統一後のPTSと現場時刻との対応関係が実際とはずれていたとしても、この統一された時刻系において、PTSと現場時刻との時間差を算出することで、オフセット算出部606Cは、このずれを含んだオフセットを算出することができる。
オフセット情報出力部607Cは、オフセット算出部606Cが算出したオフセットを表すオフセット情報をデータ配信装置500Cに出力する。
〔第3の実施形態のまとめ〕
以上説明してきたように、本実施形態に係る放送通信データ同期システム1Cにおいて、データ配信装置500Cは、固定的な時刻系の変換ルールと、該変換ルールと実時間との間におけるUTCとSTCとの対応関係の時間のずれを含むオフセットとを、第2のマッピング情報として受信機700に出力する。これにより、放送通信データ同期システム1Cは、放送装置400において、第1のマッピング情報を生成することなく、放送番組と提示対象データとを同期させることができる。
[変形例]
以上、この発明の実施形態について図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成は上述の実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計等も含まれる。
なお、上述した各実施形態において、オフセット測定装置600、600A、600Cが受信する放送波は、放送番組を実際に受信機700、700Bに放送する前のテスト信号であってもよい。
また、上述した各実施形態において、第2のマッピング情報の形式は、上述したものに限られない。第2のマッピング情報は、例えば、ある特定の時点を表すSTC/PCRの値と、該時点にオフセットΔtを予め加えたUTCの値とを対応付けたものであってもよい。この場合、第2のマッピング情報は、(STC,UTC+Δt)のように2つの値を対応付けた形式で配信される。この形式の第2のマッピング情報を用いる場合、受信機700、700Bの変換部704は、提示対象データの現場時刻にオフセットを加えずに提示時刻を取得することができる。
また、上述した各実施形態において、受信機700、700Bは、STC/PCRの時刻系に基づいて同期用クロックを生成したが、これには限られない。例えば、受信機700、700Bは、UTCの時刻系に基づいて同期用クロックを生成してもよい。この場合、受信機700、700Bの変換部704は、放送番組のPTSの時刻系をSTC/PCRからUTCに変換する。また、変換部704は、提示対象データの現場時刻を、UTCのままにしてオフセットを加えることにより、提示対象データの提示時刻を算出する。これにより、放送番組のPTSと、提示対象データの提示時刻とをUTCに揃え、同期を取ることができる。
また、上述した第4の実施形態において、固定的な時刻系の変換ルールは、データ配信装置500Cが予め記憶するとして説明したが、これには限られない。例えば、オフセット測定装置600Cが該変換ルールを予め記憶していてもよい。この場合、オフセット測定装置600Cは、該変換ルールを自装置の記憶部から読み出すことにより取得する。オフセット測定装置600Cは、取得した変換ルールに基づいて算出したオフセットと、該変換ルールとを含む第2のマッピング情報を、受信機700等の他の装置に出力してもよい。
また、上述の時刻サーバ100、番組素材送信装置200、提示対象データ送信装置300、300B、放送装置400、400C、データ配信装置500、500C、オフセット測定装置600、600A、600C、受信機700、700Bの機能を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することにより時刻サーバ100、番組素材送信装置200、提示対象データ送信装置300、300B、放送装置400、400C、データ配信装置500、500C、オフセット測定装置600、600A、600C、受信機700、700Bとしての処理を行ってもよい。ここで、「記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行する」とは、コンピュータシステムにプログラムをインストールすることを含む。ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。また、「コンピュータシステム」は、インターネットやWAN、LAN、専用回線等の通信回線を含むネットワークを介して接続された複数のコンピュータ装置を含んでもよい。
また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。このように、プログラムを記憶した記録媒体は、CD−ROM等の非一過性の記録媒体であってもよい。また、記録媒体には、当該プログラムを配信するために配信サーバからアクセス可能な内部または外部に設けられた記録媒体も含まれる。配信サーバの記録媒体に記憶されるプログラムのコードは、端末装置で実行可能な形式のプログラムのコードと異なるものでもよい。すなわち、配信サーバからダウンロードされて端末装置で実行可能な形でインストールができるものであれば、配信サーバで記憶される形式は問わない。なお、プログラムを複数に分割し、それぞれ異なるタイミングでダウンロードした後に端末装置で合体される構成や、分割されたプログラムのそれぞれを配信する配信サーバが異なっていてもよい。
さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、ネットワークを介してプログラムが送信された場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリ(RAM)のように、一定時間プログラムを保持しているものも含むものとする。また、上記プログラムは、上述した機能の一部を実現するためのものであってもよい。さらに、上述した機能をコンピュータシステムに既に記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるもの、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)であってもよい。
1、1A、1B、1C 放送通信データ同期システム
100 時刻サーバ
200 番組素材送信装置
300、300B 提示対象データ送信装置
400、400C 放送装置
500、500C データ配信装置
600、600A、600C オフセット測定装置
700、700B 受信機
201、301、401 UTC受信部
202 番組素材データ登録部
203 番組素材データ記憶部
204番組素材データ送信部
302 提示対象データ登録部
303提示対象データ記憶部
304 提示対象データ送信部
402 クロック生成部
403 STC生成部
404 マッピング情報生成部
405 マッピング情報出力部
406 番組素材データ受信部
407 放送番組作成部
408 放送信号生成部
409 放送部
501、305B マッピング情報取得部
502、502C オフセット情報取得部
503、503C マッピング情報記憶部
504、504C マッピング情報出力部
505 提示対象データ受信部
506 提示対象データ記憶部
507 提示対象データ送信部
601、701 放送受信部
602 PTS取得部
603 現場時刻取得部
604、604C マッピング情報取得部
605、605A、704、306B 変換部
606、606C オフセット算出部
607、607C オフセット情報出力部
610A オフセット受付部
702 同期用クロック生成部
703 データ受信部
705 同期制御部
706 放送番組ディレイ調整部
707 符号化バッファ
708、608A デコーダ
709 データディレイ調整部
710 コンテンツキャッシュ
711 アプリケーション実行部
712、609A 提示部

Claims (6)

  1. 第1の時刻系と第2の時刻系との間の対応関係を取得する時刻系関係取得部と、
    前記第1の時刻系で表される第1の時刻が付与された番組素材に基づく番組と、前記第2の時刻系で表される時刻であって、当該番組を提示する第2の時刻とを、放送波を介して受信する番組受信部と、
    前記対応関係に基づいて、前記第1の時刻と前記第2の時刻との時刻系を、前記第1の時刻系又は前記第2の時刻系に統一する時刻系変換部と、
    前記時刻系変換部により統一された時刻系において、前記第1の時刻と前記第2の時刻との間の時間差を取得する時間差取得部と、
    を備える情報処理装置。
  2. 前記時間差取得部は、前記番組素材に付与された第1の時刻を抽出して、前記第1の時刻と前記第2の時刻との間の時間差を算出する
    請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記時刻系変換部により統一された時刻系における前記第1の時刻と前記第2の時刻とを表示する表示部、をさらに備え、
    前記時間差取得部は、前記第1の時刻と前記第2の時刻との間の時間差を入力する操作を受け付ける
    請求項1に記載の情報処理装置。
  4. 第1の時刻系で表される時刻であって、番組素材に付与される第1の時刻と、第2の時刻系で表される時刻であって、当該番組素材に基づく番組を提示する時刻を表す第2の時刻とについて、統一された時刻系における時間差を、通信回線を介して出力する時間差出力部、
    を備える情報処理装置。
  5. 第1の時刻系と第2の時刻系との間の対応関係を取得する時刻系関係取得部と、
    前記第1の時刻系で表される第1の時刻が付与された番組素材に基づく番組と、前記第2の時刻系で表される時刻であって、当該番組を提示する第2の時刻とを、放送波を介して受信する番組受信部と、
    前記第1の時刻が付与された提示対象データを、通信回線を介して受信する提示対象データ受信部と、
    前記第1の時刻と前記第2の時刻との間の時間差を取得する時間差取得部と、
    前記対応関係と前記時間差とに基づいて、前記番組と前記提示対象データとを同期して提示する提示部と、
    を備える受信機。
  6. コンピュータに、
    第1の時刻系と第2の時刻系との間の対応関係を取得する第1ステップと、
    前記第1の時刻系で表される第1の時刻が付与された番組素材に基づく番組と、前記第2の時刻系で表される時刻であって、当該番組を提示する第2の時刻とを、放送波を介して受信する第2ステップと、
    前記対応関係に基づいて、前記第1の時刻と前記第2の時刻との時刻系を、前記第1の時刻系又は前記第2の時刻系に統一する第3ステップと、
    前記第3ステップにおいて統一された時刻系において、前記第1の時刻と前記第2の時刻との間の時間差を取得する第4ステップと、
    を実行させるためのプログラム。
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