以下で、本発明の実施形態における添付の図面に関連して、本発明の実施形態における技術的解決策を明確かつ十分に説明する。明らかに、説明される実施形態は本発明の実施形態の全部ではなく一部であるにすぎない。本発明の実施形態に基づいて当業者によって難なく得られる他のすべての実施形態は、本発明の保護範囲内に含まれるものとする。
本明細書に記載されるセルラネットワークは様々な通信システム、例えば、現在の第2世代移動通信技術(Second Generation、2G)および第3世代移動通信技術(third Generation、3G)の通信システムや次世代通信システム、例えば、モバイル通信用グローバルシステム(Global System for Mobile communication、GSM(登録商標))、符号分割多元接続(Code Division Multiple Access、CDMA)システム、時分割多元接続(Time Division Multiple Access、TDMA)システム、広帯域符号分割多元接続(Wideband Code Division Multiple Access、WCDMA(登録商標))、周波数分割多元接続(Frequency Division Multiple Addressing、FDMA)システム、直交周波数分割多元接続(Orthogonal Frequency−Division Multiple Access、OFDMA)システム、シングルキャリアFDMA(SC−FDMA)システム、汎用パケット無線サービス(General Packet Radio Service、GPRS)システム、LTEシステム、および他の通信システムなどとすることができる。
本明細書では、端末および/または基地局および/または基地局ノードに関連して様々な態様について説明する。
ユーザ機器は無線端末であっても有線端末であってもよい。無線端末は、ユーザに音声および/またはデータ接続を提供するデバイス、無線接続機能を備えるハンドヘルドデバイス、あるいは無線モデムに接続された別の処理装置を指していてよい。無線端末は無線アクセスネットワーク(例えば、Radio Access Network、RAN)を用いて1つまたは複数のコアネットワークと通信してよい。無線端末は、携帯電話機(「セルラ」電話機ともいう)や移動端末を備えるコンピュータといった移動端末とすることができ、例えば、携帯型、ポケットサイズ、ハンドヘルド型、コンピュータ内蔵型、または車載型のモバイル装置とすることができ、無線アクセスネットワークと音声および/またはデータを交換する。例えば、無線端末は、パーソナル通信サービス(Personal Communication Service、PCS)電話機、コードレス電話セット、セッション開始プロトコル(SIP)電話機、ワイヤレス・ローカル・ループ(Wireless Local Loop、WLL)局、あるいは携帯情報端末(Personal Digital Assistant、PDA)といったデバイスとすることができる。無線端末は、システム、加入者ユニット(Subscriber Unit)、加入者局(Subscriber Station)、移動局(Mobile Station)、移動端末(Mobile)、リモート局(Remote Station)、リモート端末(Remote Terminal)、アクセス端末(Access Terminal)、ユーザ端末(User Terminal)、ユーザエージェント(User Agent)、あるいはユーザ機器(User Equipment)とも呼ばれうる。
基地局(例えばアクセスポイント)は、アクセスネットワークのエアインターフェースにおける1つまたは複数のセクタによって無線端末と通信するデバイスを指していてよい。基地局は、受信される無線通信経由のフレームおよびインターネットプロトコル(Internet Protocol、IP)パケットを相互に変換し、無線端末とアクセスネットワークの残りの部分との間のルータとして働くように構成されていてよく、アクセスネットワークの残りの部分はIPネットワークを含んでいてよい。基地局はエアインターフェースの属性管理を調整することができる。例えば、基地局は、GSM(登録商標)またはCDMAにおける基地局(Base Transceiver Station、BTS)であってもよく、WCDMA(登録商標)における基地局(NodeB)であってもよく、あるいはLTEにおける進化型ノードB(evolutional Node B、NodeB、eNB、またはe−NodeB)であってもよく、これについては本出願では限定されない。
加えて、「システム」という用語と「ネットワーク」という用語は本明細書では区別なく用いられる場合がある。本明細書における「および/または」という用語は、関連付けられる対象を記述するための結合関係を記述するにすぎず、3つの関係が存在しうることを表す。例えば、Aおよび/またはBは、Aのみが存在する、AとBの両方が存在する、およびBのみが存在する、という3つの場合を表すことができる。加えて、本明細書における文字「/」は一般に、関連付けられる対象間の「または」の関係を示す。
モバイル事業者は、セルラネットワークと非セルラネットワークとの間のネットワーク間協調によって現在のセルラネットワークにかかる負担を軽減する。セルラネットワークと非セルラネットワークとの間のネットワーク間協調を実施するプロセスにおいては、まずサービスオフロードを実施する必要があることは周知である。サービスオフロード時に考慮される1つの重要な点は、現在の無線アクセス技術(Radio Access Technology、RAT)にかかるネットワーク負担を軽減し、よりよいユーザ体感を提供するために、ユーザの全部または一部のサービスをあるRATから別のRATにいつオフロードすべきかである。しかし、ユーザのサービスがあるRATから別のRATに切り替わった後には、ユーザのサービスを処理のためにオフロード前のRATに統合することができない。したがって、ユーザサービス継続性を保証することができず、サービス品質が低下するため、ユーザ体感に影響を与える。
したがって、セルラネットワークと非セルラネットワークとの間のネットワーク間協調を実施するプロセスにおいて、よりよいユーザ体感を提供するには、サービスオフロードを実施する必要があるだけでなく、ユーザに引き続きサービスし、それによってユーザサービス継続性を保証し、ユーザ体感をさらに改善するように、サービスオフロードを実施した後でオフロード前のネットワーク上でサービスを再度統合する必要もあることがわかる。
セルラネットワークと非セルラネットワークとの間のネットワーク間協調は本発明の実施形態で提供される技術的解決策において実現することができる。具体的には、非セルラネットワークがセルラネットワークの一部または全部のモバイル・データ・トラフィックを担うプロセスにおいて、サービス品質およびユーザ体感を改善するためにユーザサービス継続性が保証される。当業者の理解の便宜を図るために、本発明で提供される技術的解決策の具体的な実施プロセスについて、本発明で提供される以下の実施形態を参照されたい。
本発明の一実施形態はダウンリンクのオフロードおよび統合の方法を提供し、本方法はセルラ無線アクセスデバイスおよび非セルラ無線アクセスデバイスを含む無線通信システムに適用される。図1に示すように、本方法は以下のステップを含むことができる。
101.セルラ無線アクセスデバイスは、セルラ無線アクセスデバイスによってサービスされているUEのセルラネットワークにおけるデータを非セルラネットワークにオフロードすることを決定する。
セルラ無線アクセスデバイスは、事前構成ポリシに従って、セルラ無線アクセスデバイスによってサービスされているUEのセルラネットワークにおけるデータを非セルラネットワークにオフロードすることが必要かどうか判定することができる。
例えば、セルラ無線アクセスデバイスは、セルラ無線アクセスデバイスによってサービスされているUEのセルラネットワークにおけるデータを非セルラネットワークにオフロードすることが必要かどうか判定するために、事前設定ポリシに従ってセルラネットワークがサービス過負荷状態にあるかどうか判定することができる。例えば、セルラ無線アクセスデバイスは、主要性能指標(Key Performance Indicator、KPI)および/または測定情報と対応する事前設定閾値との間の関係に従って、セルラネットワークがサービス過負荷状態にあるかどうか判定することができる。1つの可能な実施態様においては、KPIおよび/または測定情報が対応する事前設定閾値より大きい場合に、セルラネットワークはサービス過負荷状態にあるとみなされうる。この場合には、セルラ無線アクセスデバイスは、セルラ無線アクセスデバイスによってサービスされているUEのセルラネットワークにおけるデータを非セルラネットワークにオフロードすることが必要であると決定してよい。
KPIおよび/または測定情報は、測定によってセルラ無線アクセスデバイスが獲得してもよく、UEまたはAPが獲得し、セルラ無線アクセスデバイスへ送信してもよい。本発明の本実施形態はKPIおよび/または測定情報の具体的獲得方法に特定の制限を課すものではない。KPIは、サービスの関連付け成功率、再関連付け成功率、パケット損失率などの性能指標とすることができる。測定情報は、平均伝送遅延、WLANダウンリンク信号強度、干渉、WLAN速度制限、許容されるWLANアクセス持続期間、あるいはUE移動状況といった性能指標とすることができる。
加えて、セルラ無線アクセスデバイスによってサービスされているUEのセルラネットワークにおけるデータを非セルラネットワークにオフロードすることが必要であると決定した後で、セルラ無線アクセスデバイスは、セルラ無線アクセスデバイスの負荷状況およびエアインターフェースチャネル条件に従って、オフロードを行うためにセルラ無線アクセスデバイスのカバレッジを有する適正な非セルラ無線アクセスデバイスを選択することができる。負荷状況は、総チャネル時間に対するチャネルが使用中である持続期間の割合、残りのバックホール容量、残りのダイナミックホスト設定プロトコル(Dynamic host configuration protocol、DHCP)リソース、あるいは残りのドメイン・ネーム・サーバ(Domain Name Server、DNS)リソースといった状況とすることができる。
102.セルラ無線アクセスデバイスは、非セルラ無線アクセスデバイスを用いて、セルラ無線アクセスデバイスによってサービスされているUEへデータフレームを送信する。
データフレームは、セルラ無線アクセスデバイスがUEへ送信する必要のあるデータパケットと、データパケットがセルラネットワークのデータパケットであることを指示するのに用いられる指示情報とを含み、指示情報はUEによって、指示情報に従ってセルラ・ネットワーク・プロトコルを用いてデータパケットを処理するのに用いられる。
具体的には、セルラ無線アクセスデバイスによってサービスされているUEのセルラネットワークにおけるデータを非セルラネットワークにオフロードすることを決定し、セルラ無線アクセスデバイスのカバレッジ内の適切な非セルラ無線アクセスデバイスを選択した後で、セルラ無線アクセスデバイスは、選択された非セルラ無線アクセスデバイスを用いて、セルラ無線アクセスデバイスによってサービスされているUEへデータフレームを送信することができる。データフレームを受信した後で、UEは、サービス継続性を保証するように、データフレームに含まれる指示情報に従ってセルラ・ネットワーク・プロトコルを用いてデータフレーム内のデータパケットを処理することができる。
本発明の本実施形態で提供されるダウンリンクのオフロードおよび統合の方法によれば、セルラ無線アクセスデバイスによってサービスされているUEのセルラネットワークにおけるデータを非セルラネットワークにオフロードすることを決定した後で、セルラ無線アクセスデバイスは、非セルラ無線アクセスデバイスを用いて、セルラ無線アクセスデバイスによってサービスされているUEへデータフレームを送信する。データフレームは、データパケットがセルラネットワークのデータパケットであることを指示するのに用いられる指示情報を含むため、データフレームを受信した後で、UEは指示情報に従ってセルラ・ネットワーク・プロトコルを用いてデータパケットを処理することができる。指示情報は、UEがセルラ・ネットワーク・プロトコルを用いてデータパケットを処理するように、データパケットがセルラネットワークのデータパケットであることを指示するのに用いられる。したがって、サービス継続性が保証され、それによってサービス品質およびユーザ体感が改善される。
本発明の別の実施形態はダウンリンクのオフロードおよび統合の方法を提供し、本方法はセルラ無線アクセスデバイスおよび非セルラ無線アクセスデバイスを含む無線通信システムに適用される。図2に示すように、本方法は以下のステップを含むことができる。
201.アクセスコントローラ(Access Controller、AC)が、セルラ無線アクセスデバイスによって送信された、セルラ無線アクセスデバイスがUEへ送信する必要のあるデータパケットを受信する。
セルラ無線アクセスデバイスによってサービスされているUEのセルラネットワークにおけるデータを非セルラネットワークにオフロードすることが必要であると決定した後で、セルラ無線アクセスデバイスはACへ、セルラ無線アクセスデバイスがUEへ送信する必要のあるデータパケットを送信することができる。この場合には、ACは、セルラ無線アクセスデバイスによって送信された、セルラ無線アクセスデバイスがUEへ送信する必要のあるデータパケットを受信することができる。
202.ACは、非セルラ無線アクセスデバイスを用いてUEへデータフレームを送信する。
データフレームは、セルラ無線アクセスデバイスがUEへ送信する必要のあるデータパケットと、データパケットがセルラネットワークのデータパケットであることを指示するのに用いられる指示情報とを含み、指示情報はUEによって、指示情報に従ってセルラ・ネットワーク・プロトコルを用いてデータパケットを処理するのに用いられる。
具体的には、セルラ無線アクセスデバイスによって送信された、UEへ送信される必要のあるデータパケットを受信した後で、ACは、データフレームに、データパケットと、データパケットがセルラネットワークのデータパケットであることを指示するのに用いられる指示形成とを付加し、UEが、サービス継続性を保証するために、データフレームで搬送された指示情報に従ってセルラ・ネットワーク・プロトコルを用いてデータパケットを処理するように、非セルラ無線アクセスデバイスを用いてUEへデータフレームを送信することができる。
本発明の本実施形態で提供されるダウンリンクのオフロードおよび統合の方法によれば、セルラ無線アクセスデバイスによって送信された、セルラ無線アクセスデバイスがUEへ送信する必要のあるデータパケットを受信した後で、ACは、データフレームに、データパケットと、データパケットがセルラネットワークのデータパケットであることを指示するのに用いられる指示形成とを付加し、非セルラ無線アクセスデバイスを用いてUEへデータフレームを送信することができる。データフレームは、データパケットがセルラネットワークのデータパケットであることを指示するのに用いられる指示情報を含むため、データフレームを受信した後で、UEは指示情報に従ってセルラ・ネットワーク・プロトコルを用いてデータパケットを処理することができる。指示情報は、UEがセルラ・ネットワーク・プロトコルを用いてデータパケットを処理するように、データパケットがセルラネットワークのデータパケットであることを指示するのに用いられる。したがって、サービス継続性が保証され、それによってサービス品質およびユーザ体感が改善される。
本発明の別の実施形態はアップリンクのオフロードおよび統合の方法を提供し、本方法はセルラ無線アクセスデバイスおよび非セルラ無線アクセスデバイスを含む無線通信システムに適用される。図3に示すように、本方法は以下を含むことができる。
301.UEがセルラネットワークにおけるUEのデータを非セルラネットワークにオフロードすることを決定したときに、UEは、非セルラ無線アクセスデバイスを用いてセルラ無線アクセスデバイスへデータフレームを送信する。
データフレームは、UEがセルラ無線アクセスデバイスへ送信する必要のあるデータパケットと、データパケットがセルラネットワークのデータパケットであることを指示するのに用いられる指示情報とを含み、指示情報はセルラ無線アクセスデバイスによって、セルラ・ネットワーク・プロトコルを用いてデータパケットを処理するのに用いられる。
具体的には、UEは、事前構成ポリシに従って、セルラネットワークにおけるUEのデータを非セルラネットワークにオフロードする必要があるかどうか判定することができ、あるいは、UEは、セルラ無線アクセスデバイスによって送信された、セルラネットワークにおけるUEのデータを非セルラネットワークにオフロードすることが必要であることを指示するのに用いられる指示情報に従って、セルラネットワークにおけるUEのデータを非セルラネットワークにオフロードすることが必要であると決定することができる。本発明の本実施形態では、UEが、事前構成ポリシに従って、セルラネットワークにおけるUEのデータを非セルラネットワークにオフロードすることが必要かどうか判定する具体的実施態様については、本発明の別の実施形態における、セルラ無線アクセスデバイスがセルラ無線アクセスデバイスによってサービスされるUEのセルラネットワークにおけるデータを非セルラネットワークにオフロードすることが必要かどうか判定する具体的実施態様を参照することができる。本発明の本実施形態では詳細を説明しない。
UEがセルラネットワークにおけるUEのデータを非セルラネットワークにオフロードすることが必要であると決定したときに、UEは、データフレームに、セルラ無線アクセスデバイスへ送信される必要のあるデータパケットと、データパケットがセルラネットワークのデータパケットであることを指示するのに用いられる指示情報とを付加し、非セルラ無線アクセスデバイスを用いてセルラ無線アクセスデバイスへデータフレームを送信することができる。データパケットはセルラネットワークのデータパケットであるため、データフレームを受信した後で、セルラ無線アクセスデバイスは、サービス継続性を保証するように、セルラ・ネットワーク・プロトコルを用いてデータパケットを処理することができる。
本発明の本実施形態で提供されるアップリンクのオフロードおよび統合の方法によれば、セルラネットワークにおけるUEのデータを非セルラネットワークにオフロードすることを決定したときに、UEは非セルラ無線アクセスデバイスを用いてセルラ無線アクセスデバイスへデータフレームを送信し、データフレームはデータパケットと、データパケットがセルラネットワークのデータパケットであることを指示するのに用いられる指示情報とを搬送する。データフレームは、データパケットがセルラネットワークのデータパケットであることを指示するのに用いられる指示情報を含むため、データフレームを受信した後で、セルラ無線アクセスデバイスはセルラ・ネットワーク・プロトコルを用いてデータパケットを処理する。指示情報は、セルラ無線アクセスデバイスがセルラ・ネットワーク・プロトコルを用いてデータパケットを処理するように、データパケットがセルラネットワークのデータパケットであることを指示するのに用いられる。したがって、サービス継続性が保証され、それによってサービス品質およびユーザ体感が改善される。
本発明の別の実施形態はダウンリンクのオフロードおよび統合の方法を提供し、本方法はセルラ無線アクセスデバイスおよび非セルラ無線アクセスデバイスを含む無線通信システムに適用される。図4に示すように、本方法は以下のステップを含むことができる。
401.UEが非セルラ無線アクセスデバイスを用いてセルラ無線アクセスデバイスによって送信されたデータフレームを受信する。
データフレームは、セルラ無線アクセスデバイスがセルラネットワークにおけるUEのデータを非セルラネットワークにオフロードすることを決定した後で送信される。データフレームは、セルラ無線アクセスデバイスがUEへ送信する必要のあるデータパケットと、データパケットがセルラネットワークのデータパケットであることを指示するのに用いられる指示情報とを含む。
402.UEは、指示情報に従ってデータパケットはセルラネットワークのデータパケットであると決定する。
403.UEは、セルラ・ネットワーク・プロトコルを用いてデータパケットを処理する。
本発明の本実施形態で提供されるダウンリンクのオフロードおよび統合の方法によれば、セルラ無線アクセスデバイスによってサービスされているUEのセルラネットワークにおけるデータを非セルラネットワークにオフロードすることを決定した後で、セルラ無線アクセスデバイスは、非セルラ無線アクセスデバイスを用いて、セルラ無線アクセスデバイスによってサービスされているUEへデータフレームを送信する。データフレームは、データパケットがセルラネットワークのデータパケットであることを指示するのに用いられる指示情報を含むため、データフレームを受信した後で、UEは、指示情報に従ってデータパケットはセルラネットワークのデータパケットであると決定し、セルラ・ネットワーク・プロトコルを用いてデータパケットを処理することができる。指示情報は、UEがセルラ・ネットワーク・プロトコルを用いてデータパケットを処理するように、データパケットがセルラネットワークのデータパケットであることを指示するのに用いられる。したがって、サービス継続性が保証され、それによってサービス品質およびユーザ体感が改善される。
本発明の別の実施形態はダウンリンクのオフロードおよび統合の方法を提供し、本方法はセルラ無線アクセスデバイスおよび非セルラ無線アクセスデバイスを含む無線通信システムに適用される。図5に示すように、本方法は以下のステップを含むことができる。
501.UEが、非セルラ無線アクセスデバイスを用いてACによって送信されたデータフレームを受信する。
データフレームは、ACがセルラ無線アクセスデバイスによって送信された、セルラ無線アクセスデバイスがUEへ送信する必要のあるデータパケットを受信した後で送信される。データフレームは、セルラ無線アクセスデバイスがUEへ送信する必要のあるデータパケットと、データパケットがセルラネットワークのデータパケットであることを指示するのに用いられる指示情報とを含む。
502.UEは、指示情報に従ってデータパケットはセルラネットワークのデータパケットであると決定する。
503.UEは、セルラ・ネットワーク・プロトコルを用いてデータパケットを処理する。
本発明の本実施形態で提供されるダウンリンクのオフロードおよび統合の方法によれば、セルラ無線アクセスデバイスによって送信された、セルラ無線アクセスデバイスがUEへ送信する必要のあるデータパケットを受信した後で、ACは、データフレームに、データパケットと、データパケットがセルラネットワークのデータパケットであることを指示するのに用いられる指示形成とを付加し、非セルラ無線アクセスデバイスを用いてUEへデータフレームを送信することができる。データフレームは、データパケットがセルラネットワークのデータパケットであることを指示するのに用いられる指示情報を含むため、データフレームを受信した後で、UEは、指示情報に従ってデータパケットはセルラネットワークのデータパケットであると決定し、セルラ・ネットワーク・プロトコルを用いてデータパケットを処理することができる。指示情報は、UEがセルラ・ネットワーク・プロトコルを用いてデータパケットを処理するように、データパケットがセルラネットワークのデータパケットであることを指示するのに用いられる。したがって、サービス継続性が保証され、それによってサービス品質およびユーザ体感が改善される。
本発明の別の実施形態はアップリンクのオフロードおよび統合の方法を提供し、本方法はセルラ無線アクセスデバイスおよび非セルラ無線アクセスデバイスを含む無線通信システムに適用される。図6に示すように、本方法は以下のステップを含むことができる。
601.セルラ無線アクセスデバイスは非セルラ無線アクセスデバイスを用いてUEによって送信されたデータフレームを受信する。
データフレームは、UEがセルラネットワークにおけるUEのデータを非セルラネットワークにオフロードすることを決定したときに送信される。データフレームは、UEがセルラ無線アクセスデバイスへ送信する必要のあるデータパケットと、データパケットがセルラネットワークのデータパケットであることを指示するのに用いられる指示情報とを含む。
602.セルラ無線アクセスデバイスはセルラ・ネットワーク・プロトコルを用いてデータパケットを処理する。
本発明の本実施形態で提供されるアップリンクのオフロードおよび統合の方法によれば、セルラネットワークにおけるUEのデータを非セルラネットワークにオフロードすることを決定したときに、UEは非セルラ無線アクセスデバイスを用いてセルラ無線アクセスデバイスへデータフレームを送信し、データフレームはデータパケットと、データパケットがセルラネットワークのデータパケットであることを指示するのに用いられる指示情報とを搬送する。データフレームは、データパケットがセルラネットワークのデータパケットであることを指示するのに用いられる指示情報を含むため、データフレームを受信した後で、セルラ無線アクセスデバイスはセルラ・ネットワーク・プロトコルを用いてデータパケットを処理する。指示情報は、セルラ無線アクセスデバイスがセルラ・ネットワーク・プロトコルを用いてデータパケットを処理するように、データパケットがセルラネットワークのデータパケットであることを指示するのに用いられる。したがって、サービス継続性が保証され、それによってサービス品質およびユーザ体感が改善される。
本発明の別の実施形態はアップリンクのオフロードおよび統合の方法を提供し、本方法はセルラ無線アクセスデバイスおよび非セルラ無線アクセスデバイスを含む無線通信システムに適用される。図7に示すように、本方法は以下のステップを含むことができる。
701.ACが、非セルラ無線アクセスデバイスを用いてUEによって送信されたデータフレームを受信する。
データフレームは、UEがセルラネットワークにおけるUEのデータを非セルラネットワークにオフロードすることを決定したときに送信される。データフレームは、UEがセルラ無線アクセスデバイスへ送信する必要のあるデータパケットと、データパケットがセルラネットワークのデータパケットであることを指示するのに用いられる指示情報とを含み、指示情報はセルラ無線アクセスデバイスによって、セルラ・ネットワーク・プロトコルを用いてデータパケットを処理するのに用いられる。
702.指示情報に従ってデータパケットがセルラネットワークのデータパケットであると決定した後で、ACはデータフレームをセルラ無線アクセスデバイスへ送信し、または、ACは、指示情報に従ってデータパケットがセルラネットワークのデータパケットであると決定した後で非セルラ無線アクセスデバイスによってACへ送信されたデータフレームをセルラ無線アクセスデバイスへ送信する。
1つの可能な実施態様においては、非セルラ無線アクセスデバイスを用いてUEによって送信されたデータフレームを受信した後で、ACは、データフレームに含まれる指示情報に従ってデータフレームに含まれるデータパケットがセルラネットワークのデータパケットであるかどうか判定し、データパケットはセルラネットワークのデータパケットであると決定した後で、セルラ無線アクセスデバイスがセルラ・ネットワーク・プロトコルを用いてデータフレームに含まれるデータパケットを処理するように、セルラ無線アクセスデバイスへデータフレームを送信することができる。
別の可能な実施態様においては、ACによって受信され、非セルラ無線アクセスデバイスを用いてUEによって送信されたデータフレームが、非セルラ無線アクセスデバイスがデータフレームに含まれる指示情報に従ってデータフレームに含まれるデータパケットはセルラネットワークのデータパケットであると決定した後で非セルラ無線アクセスデバイスによってACへ送信された場合には、ACは、セルラ無線アクセスデバイスがセルラ・ネットワーク・プロトコルを用いてデータフレームに含まれるデータパケットを処理するように、セルラ無線アクセスデバイスへデータフレームを直接送信することができる。
本発明の本実施形態で提供されるアップリンクのオフロードおよび統合の方法によれば、非セルラ無線アクセスデバイスを用いてUEによって送信されたデータフレームを受信した後で、ACは、指示情報に従ってデータパケットがセルラネットワークのデータパケットであると決定した後でデータフレームをセルラ無線アクセスデバイスへ送信することができ、あるいは、データフレームをセルラ無線アクセスデバイスへ直接送信することができる。データフレームは、ACまたは非セルラ無線アクセスデバイスがデータフレームに含まれるデータパケットはセルラネットワークのデータパケットであると決定した後でセルラ無線アクセスデバイスへ送信されるため、データフレームを受信した後で、セルラ無線アクセスデバイスはセルラ・ネットワーク・プロトコルを用いてデータパケットを処理する必要がある。指示情報は、セルラ無線アクセスデバイスがセルラ・ネットワーク・プロトコルを用いてデータパケットを処理することができるように、データパケットがセルラネットワークのデータパケットであることを指示するのに用いられる。したがって、サービス継続性が保証され、それによってサービス品質およびユーザ体感が改善される。
当業者の理解の便宜を図るために、WLANネットワーク(非セルラネットワーク)とLTEネットワーク(セルラネットワーク)との間のネットワーク間協調を本発明における説明の例として用いる。加えて、本発明で提供される技術的解決策の実施プロセスについても、LTEネットワークにおけるeNBが本発明におけるセルラ無線アクセスデバイスとして用いられ、WLANネットワークにおけるAPが本発明における非セルラ無線アクセスデバイスとして用いられる例を用いて説明する。具体的には、LTEネットワークに過負荷がかかっているときに、WLANネットワークを用いてLTEネットワーク上のサービスをオフロードすることができる。すなわち、eNBによってサービスされているUEのLTEネットワークにおけるデータがWLANネットワークにオフロードされる。サービス継続性を保証するために、オフロード後に、サービスは処理のためにLTEネットワーク上で再度統合される必要がある。加えて、本発明の実施形態では、UEはLTEネットワークとWLANネットワークの両方で動作することができるものと仮定する。本発明におけるWLANネットワークのアーキテクチャはインフラストラクチャー(infrastructure)アーキテクチャである。すなわち、UEはアクセスポイント(Access Point、AP)を用いてのみWLANネットワークにアクセスすることができる。本発明で提供される技術的解決策がWLANネットワークとLTEネットワークとの間のネットワーク間協調に適用される実施プロセスについては、本発明の以下の実施形態の詳細な説明を参照することができる。
本発明の別の実施形態はダウンリンクのオフロードおよび統合の方法を提供し、本方法はeNB(セルラ無線アクセスデバイス)およびAP(非セルラ無線アクセスデバイス)を含む無線通信システムに適用される。加えて、データパケットがセルラネットワークのデータパケットであることを指示するのに用いられる指示情報がデータパケットのタイプコードであることを、本発明の本実施形態における詳細な説明のための例として用いる。データパケットは、eNBがUEへ送信する必要のあるデータパケットである。図8に示すように、本方法は以下のステップを含むことができる。
801.eNBはeNBによってサービスされているUEのセルラネットワークにおけるデータを非セルラネットワークにオフロードすることを決定する。
本発明の本実施形態のステップ801でeNBがeNBによってサービスされているUEのセルラネットワークにおけるデータを非セルラネットワークにオフロードすることを決定する具体的な実施プロセスについては、本発明の別の実施形態のステップ101の対応する内容の詳細な説明を参照することができることに留意すべきである。本発明の本実施形態では詳細を説明しない。
eNBによってサービスされているUEのセルラネットワークにおけるデータを非セルラネットワークにオフロードすることを決定した後で、eNBによってサービスされているUEへデータパケットを送信することが必要になったときに、eNBはデータパケットを搬送するデータフレームを生成することができる。
例えば、eNBは、802.3フレームと無線アクセスポイントの制御およびプロビジョニング(Control And Provisioning of Wireless Access Points、CAPWAP)ヘッダとを組み合わせることによってデータフレームを生成することができる。
802.3フレームは、データパケットと、UEへ送信される必要のあるデータパケットがセルラネットワークのデータパケットであることを指示するのに用いられる指示情報とを含み、指示情報はデータパケットのタイプコードとすることができる。802.3フレームは、UEの媒体アクセス制御(Media Access Control、MAC)アドレスおよびeNBのMACアドレスをさらに含み、CAPWAPヘッダはAPのMACアドレスを含む。セルラネットワークのデータパケットはパケットデータ統合プロトコル(Packet Data Convergence Protocol、PDCP)データパケットまたは無線リンク制御(Radio Link Control、RLC)データパケットを含むことができる。加えて、データパケットがPDCPデータパケットである場合には、指示情報は具体的にはPDCPデータパケットに対応するタイプコードであり、データパケットがRLCデータパケットである場合には、指示情報は具体的にはRLCデータパケットに対応するタイプコードである。データパケットとタイプコードとの間の対応関係はeNBに事前に記憶されていてよい。例えば、PDCPデータパケットに対応するタイプコードは08−XXであり、RLCデータパケットに対応するタイプコードは08−YYである。
具体的には、eNBはまず、データパケットの暗号化といった処理を行い、次いで、米国電気電子技術者協会(Institute of Electrical and Electronic Engineers、IEEE)802.3規格の規定に従って、宛先アドレス、送信元アドレス、データパケット、および指示情報を含む802.3フレームを生成し、802.3フレームとCAPWAPヘッダとを組み合わせることによってデータフレームを生成することができる。生成されたデータフレームのフォーマットが図9に示されている。宛先アドレスはUEのMACアドレスであり、送信元アドレスはeNBのMACアドレスである。
CAPWAPヘッダの詳細なフォーマットが図10に示されている。CAPWAPヘッダはAPのMACアドレスを含み、APのMACアドレスは無線MACアドレスフィールドに記入されていてよい。図10に示すCAPWAPヘッダにおいて、CAPWAPプリアンブル(CAPWAP Preamble)フィールドは、このフィールドに続いてヘッダタイプを指示するのに用いられ、ヘッダ長(header length、HLEN)フィールドは、CAPWAPヘッダの長さを指示するのに用いられ、無線識別子(Radio identifier、RID)フィールドは、データフレームと関連付けられた無線デバイスを指示するのに用いられ、無線バインディング識別子(wireless binding identifier、WBID)フィールドは、無線デバイスと関連付けられた無線パケットのタイプを指示するのに用いられ、タイプ(type、T)フィールドは、ペイロードで送信されるフレームのフォーマットを指示するのに用いられ、フラグメント(Fragment、F)フィールドは、フラグメントが無線パケットのフラグメントであるかどうか指示するのに用いられ、最終(Last、L)フィールドは、フラグメントが最終フラグメントであるかどうか指示するのに用いられ、
無線(wireless、W)フィールドは、CAPWAPヘッダが無線詳細情報(wireless specific information)フィールドを含むかどうか指示するのに用いられ、無線MAC(Radio MAC、M)フィールドは、CAPWAPヘッダが無線MACアドレス(Radio MAC Address)フィールドを含むかどうか指示するのに用いられ、キープアライブ(Keep−Alive、K)フィールドは、パケットがデータ・チャネル・キープアライブ(Data Channel Keep−Alive)パケットであることを指示するのに用いられ、フラグ(Flag)フィールドは、今後のフラグのための予約ビットであり、フラグメントID(Fragment ID)は、フラグメントを識別するのに用いられ、フラグメントオフセット(Fragment Offset、Frag Offset)は、再組み合わせ時のペイロードにおけるフラグメントの関係を指示するのに用いられ、予約済み(Reserved、Rsvd)フィールドは今後の使用のために予約されており、無線MACアドレスフィールドは、パケットを受信する無線デバイスのMACアドレスを指示するのに用いられる。
802.3フレーム内の指示情報は、IEEE802.3規格で規定されている802.3フレームにおけるタイプ・コード・フィールドであってもよく、802.3フレームにおける新しく付加されたフィールドであってもよいことに留意すべきである。802.3フレーム内の指示情報がIEEE802.3規格で規定されている802.3フレームにおけるタイプ・コード・フィールドである場合、タイプ・コード・フィールドはデータパケットに対応するタイプコードに変更される必要がある。例えば、データパケットがPDCPデータパケットである場合には、PDCPデータパケットに対応するタイプコードが802.3フレームのタイプ・コード・フィールドに記入される。802.3フレームにおける指示情報が新しく付加されたフィールドである場合には、データパケットに対応するタイプコードが新しく付加されたフィールドに記入される。
本発明の本実施形態で提供されるデータフレームのフォーマットの概略図では、データフレームに含めることのできるフィールドのみを記載しており、各フィールドの長さに対する特定の制限を課していないことに留意すべきである。図9に示す各フィールドの長さは例にすぎない。すなわち、データフレームに含まれるフィールドのタイプおよび各フィールドの長さは本発明の本実施形態では特に制限されない。具体的には、データフレームに含まれるフィールドのタイプおよび各フィールドの長さは、実際の応用シナリオの要件に従って設定されてよい。加えて、本発明の本実施形態で提供されるCAPWAPヘッダのフォーマットの概略図でも、CAPWAPヘッダに含めることのできるフィールドのみを記載しており、各フィールドの長さに対する特定の制限を課していない。図10に示す各フィールドの長さは例にすぎない。すなわち、CAPWAPヘッダに含まれるフィールドのタイプおよび各フィールドの長さは本発明の本実施形態では特に制限されない。具体的には、CAPWAPヘッダに含まれるフィールドのタイプおよび各フィールドの長さは、実際の応用シナリオの要件に従って設定されてよい。
加えて、本発明の本実施形態では、eNBは複数のオフロード方法をサポートすることができる。例えば、eNBはPDCP層でのオフロードおよびRLC層でのオフロードをサポートする。eNBがPDCP層でのオフロードを行う場合には、データパケットのタイプはPDCPデータパケットであり、eNBがRLC層でオフロードを行う場合には、データパケットのタイプはRLCデータパケットである。すなわち、eNBが、eNBによってサービスされているUEのセルラネットワークにおけるデータを非セルラネットワークにオフロードすることが必要であると決定した後に、eNBがeNBによってサービスされているUEへ送信する必要のあるデータパケットは異なるタイプのデータパケットとなる場合がある。この場合には、eNBは、異なるタイプのデータパケットおよび対応するコードタイプを含むマッピングテーブルを事前に記憶し、eNBによってサービスされているUEへデータパケットを送信することが必要になったときに、データパケットに対応するタイプコードを取得し、タイプコードを指示情報に記入するために、実際に送信される必要のあるデータパケットのタイプに従ってマッピングテーブルを探索することができる。eNBはただ1つのオフロード方法をサポートしていてもよい。すなわち、eNBが、eNBによってサービスされているUEのセルラネットワークにおけるデータを非セルラネットワークにオフロードする必要があると決定した後に、eNBがeNBによってサービスされているUEへ送信する必要のあるデータパケットはただ1つのタイプのデータパケットとなる。例えば、eNBはPDCP層でのオフロードまたはRLC層でのオフロードだけをサポートし、その場合、eNBによってサービスされているUEへデータパケットを送信することが必要になったときに、eNBはデータパケットに対応するタイプコードを指示情報に直接記入してよい。当然ながら、データパケットによって用いられる(オフロード方法に対応する)プロトコルのプロトコル番号と対応するタイプコードとの間の対応関係が、現在の規格中のIEEE802.3からIEEE802.11の変換テーブルに付加されていてよい。例えば、eNBがPDCP層でのオフロードおよびRLC層でのオフロードをサポートする場合、PDCP層でのオフロード時にデータパケット
によって用いられるプロトコルのプロトコル番号PDCPおよび対応するタイプコード、ならびにRLC層でのオフロード時にデータパケットによって用いられるプロトコルのプロトコル番号RLCおよび対応するタイプコードが、表1に示すように、対応関係テーブルに付加されていてよい。
本発明の本実施形態では、さらに、UEに少なくとも1つの無線ベアラがあるときに、少なくとも1つの無線ベアラに含まれる、データパケットを搬送する無線ベアラを指示するのに用いられるベアラ情報を、図9に示すデータフレームに付加する必要がある。ベアラ情報は、少なくとも1つの無線ベアラに含まれる、データパケットを搬送する無線ベアラに対応するマッピング値とすることができる。1つの可能な実施態様においては、少なくとも1つの無線ベアラに含まれる、データパケットを搬送する無線ベアラを指示するのに用いられる(マッピング値といった)ベアラ情報はCAPWAPヘッダに付加されてよい。具体的には、マッピング値は図10に示すフィールドに記入されてよい。例えば、Reservedの値が拡張されてもよく、すなわち、データパケットを搬送する無線ベアラに対応するマッピング値はReservedフィールドに記入されてもよく、あるいは、wireless specific informationフィールドのdataフィールドが拡張されてもよい。別の可能な実施態様においては、新しいフィールドが802.3フレームに付加されてよく、このフィールドは、少なくとも1つの無線ベアラに含まれる、データパケットを搬送する無線ベアラを指示するのに用いられるベアラ情報を含む。別の可能な実施態様においては、少なくとも1つの無線ベアラに含まれる、データパケットを搬送する無線ベアラを指示するのに用いられるベアラ情報は、802.3フレーム内のアドレスフィールドに付加されてよい。例えば、8つのMACアドレスが拡張され、無線ベアラとMACアドレスとの間でマッピングが行われ、次いで、少なくとも1つの無線ベアラに含まれる、データパケットを搬送する無線ベアラを指示するのに用いられるベアラ情報がアドレスフィールドに記入される。ベアラ情報がマッピング値である場合には、マッピング値はMACアドレス、またはデータパケットを搬送する無線ベアラを一意に識別することのできる別の値とすることができる。データパケットがPDCPデータパケットである場合には、ベアラ情報はデータベアラ識別子(Data Radio Bearer Identifier、DRB ID)とすることができ、データパケットがRLCデータパケットである場合には、ベアラ情報は論理チャネル識別子(logical channel identity、LC ID)とすることができる。加えて、eNBは、ベアラ情報と、少なくとも1つの無線ベアラに含まれる、データパケットを搬送する無線ベアラとの間のマッピング関係を、エア・インターフェース・メッセージを用いてUEへさらに送信することもできる。
802.eNBは、APを用いて、eNBによってサービスされているUEへデータフレームを送信する。
eNBが、eNBによってサービスされているUEのセルラネットワークにおけるデータを非セルラネットワークにオフロードすることを決定し、eNBによってサービスされているUEへデータパケットを送信することが必要になったときにデータフレームを生成した後で、eNBはまず、CAPWAPヘッダに含まれるAPのMACアドレスに従って、eNBとAPとの間のCAPWAPトンネルインターフェースまたはインターフェースZ(interface−Z)を用いてAPへデータフレームを送信することができる。eNBとAPとの間のデータ伝送時のデータカプセル化フォーマットはAPとUEとの間のデータ伝送時のデータカプセル化フォーマットと異なる。したがって、eNBによって送信されたデータフレームを受信した後で、APはデータフレームのカプセル化フォーマットを変換する必要があり、変換後にデータフレームをUEへ送信する。具体的には、データフレームはUEのワイヤレスフィデリティ(Wireless Fidelity、WiFi)モジュールへ送信されてよい。
例えば、APは、APの識別情報と、データフレームに含まれるUEのMACアドレスおよびeNBのMACアドレスとを組み合わせることによって802.11フレームのMACヘッダを生成し、生成された802.11フレームのMACヘッダと、データフレームに含まれる識別情報およびデータパケットとを再度組み合わせることによってデータフレームを生成し、次いでデータフレームをUEへ送信することができる。
受信したデータフレームに従って、APは、データフレームの802.3フレームに含まれるUEのMACアドレスおよびeNBのMACアドレスをコピーし、IEEE802.11規格の規定に従ってUEのMACアドレスと、eNBのMACアドレスと、APの識別情報とを組み合わせることによって802.11フレームのMACヘッダを生成することができる。802.11フレームのMACヘッダのフォーマットが図11に示されている。具体的には、APは、データフレームに含まれる802.3フレーム内の宛先アドレス、すなわち、UEのMACアドレスを、802.11フレームのMACヘッダ内のアドレスビット1にコピーし、データフレームに含まれる802.3フレーム内の送信元アドレス、すなわち、eNBのMACアドレスを、802.11フレームのMACヘッダ内のアドレスビット3にコピーし、データフレームの送信側として用いられるAPの識別情報を802.11フレームのMACヘッダ内のアドレスビット2に記入し、APはデータフレームの送信機として用いられ、IEEE802.11規格の規定に従って、図11に示すフレーム制御(Frame control)、持続期間(Duration)、シーケンス制御(Sequence control)、アドレスビット4、およびサービス品質制御(Quality of Service control、QoS control)といった他のフィールドをさらに記入することにより、802.11フレームのMACヘッダを最終的に生成することができる。APの識別情報はAPのMACアドレス、APの基本サービスセット識別子(Basic Service Set Identifier、BSSID)、またはAPのサービスセット識別子(Service Set Identifier、SSID)とすることができ、これについては本発明の本実施形態では限定されない。
加えて、802.11フレームのMACヘッダを生成した後で、APは、IEEE802.11規格の規定に従って、802.11フレームのMACヘッダと、データフレームに含まれる指示情報と、802.3フレームに含まれるデータパケットとを再度組み合わせることによってデータフレームを生成することができる。具体的には、この場合に生成されるデータフレームは図11に示す802.11フレームの構造を用いることができ、すなわち、データフレームに含まれる指示情報は図11に示す指示情報フィールドにコピーされてよく、データパケットは図11に示すデータパケットフィールドにコピーされてよい。加えて、図11に示すデータフレームは、宛先サービス・アクセス・ポイント(destination service access point、DSAP)フィールド、送信元サービス・アクセス・ポイント(source service access point、SSAP)フィールド、制御フィールド、およびイーサネット(登録商標)トンネル(Ethernet Tunnel)フィールドをさらに含む。
本発明の本実施形態で提供される図11に示すデータフレームのフォーマットの概略図では、データフレームに含めることのできるフィールドのみを記載しており、各フィールドの長さに対する特定の制限を課していないことに留意すべきである。図11に示す各フィールドの長さは例にすぎない。すなわち、図11に示すデータフレームに含まれるフィールドのタイプおよび各フィールドの長さは本発明の本実施形態では特に制限されない。具体的には、図11に示すデータフレームに含まれるフィールドのタイプおよび各フィールドの長さは、実際の応用シナリオの要件に従って設定されてよい。
さらに、UEに少なくとも1つの無線ベアラがあるときに、図9に示すデータフレームに含まれる、少なくとも1つの無線ベアラに含まれる、データパケットを搬送する無線ベアラを指示するのに用いられるベアラ情報は、図11に示すデータフレームにマップされる必要がある。少なくとも1つの無線ベアラに含まれる、データパケットを搬送する無線ベアラを指示するのに用いられる(マッピング値といった)ベアラ情報がCAPWAPヘッダに付加されるときに、APはベアラ情報を802.11フレームのMACヘッダにマップすることができ、例えば、ベアラ情報を、802.11フレームのMACヘッダのフレーム制御フィールド内のタイプ予約済みフィールドにマップすることができる。先行技術では、reservedフィールドには0000から1111までの16の任意選択値があり、DRB IDには8つの任意選択値がある。例えば、無線ベアラに対応するタイプ/サブタイプ(Type/subType)値または範囲が提供されてよい。例えば、DRB ID0は0000に対応している。少なくとも1つの無線ベアラに含まれる、データパケットを搬送する無線ベアラを指示するのに用いられるベアラ情報が802.3フレーム内の新しく付加されたフィールドに含まれる場合には、新しいフィールドが図11に示すデータフレームに付加されてよく、ベアラ情報は新しく付加されたフィールドにマップされる。少なくとも1つの無線ベアラに含まれる、データパケットを搬送する無線ベアラを指示するのに用いられる(マッピング値といった)ベアラ情報が802.3フレームのアドレスフィールドに付加される場合には、ベアラ情報は802.11フレームのMACヘッダのアドレスフィールドにマップされてよい。APはUEに、ベアラ情報と、少なくとも1つの無線ベアラに含まれる、データパケットを搬送する無線ベアラとの間のマッピング関係を通知することができる。
803.UEはAPを用いてeNBによって送信されたデータフレームを受信する。
804.UEは、指示情報に従ってデータパケットはセルラネットワークのデータパケットであると決定する。
例えば、UEのWiFiモジュールは、APを用いてeNBによって送信されたデータフレームを受信し、データフレームを受信した後でデータフレーム内の802.11フレームのMACヘッダを除去し、指示情報に従ってデータパケットがセルラネットワークのデータパケットであるかどうか判定し、すなわち、タイプコードに従ってデータパケットがセルラネットワークのデータパケットであるかどうか判定し、データパケットがセルラネットワークのデータパケットであると決定した後で、データパケットをUEのLTEモジュールへ送ることができる。例えば、指示情報がPDCPデータパケットに対応するタイプコードである場合には、WiFiモジュールは、指示情報に従ってデータパケットはPDCPデータパケット、すなわち、セルラネットワークのデータパケットであると決定することができ、したがって、データパケットをUEのLTEモジュールへ送ることができる。UEのWiFiモジュールが、データパケットはセルラネットワークのデータパケットではないと決定した場合、WiFiモジュールはデータパケットを処理のためにUEのプロセッサへ直接送ってよい。
さらに、UEに少なくとも1つの無線ベアラがあるときに、データフレームは、少なくとも1つの無線ベアラに含まれる、データパケットを搬送する無線ベアラを指示するのに用いられるベアラ情報をさらに含む。したがって、セルラ・ネットワーク・プロトコルを用いてデータパケットを処理する前に、UEはまず、ベアラ情報と、少なくとも1つの無線ベアラに含まれる、データパケットを搬送する無線ベアラとの間のマッピング関係を受信することができ、マッピング関係はエア・インターフェース・メッセージを用いてeNBによって送信される。次いで、UEのWiFiモジュールは、マッピング関係およびベアラ情報に従って無線ベアラに対応するUEのLTEモジュールへデータパケットを送る。
805.UEは、セルラ・ネットワーク・プロトコルを用いてデータパケットを処理する。
UEのLTEモジュールはセルラ・ネットワーク・プロトコルを用いてデータパケットを処理することができ、例えば、データパケットがPDCPデータパケットである場合、PDCP層プロトコルを用いてデータパケットを処理し、そうではなくデータパケットがRLCデータパケットである場合、RLC層プロトコルを用いてデータパケットを処理する。
本発明の本実施形態ではeNBがセルラ無線アクセスデバイスである例だけを用いて本発明の技術的解決策を説明しているが、セルラ無線アクセスデバイスを限定していないことに留意すべきである。セルラ無線アクセスデバイスは、統合型アクセス・ネットワーク・コーディネータ(Single Ran Coordinator、SRC)、RNC、あるいは無線ネットワークコントローラといったネットワークノードとすることができる。本発明の本実施形態では、本発明のセルラ無線アクセスデバイスに特定の制限を課していない。
本発明の本実施形態では、eNBはACの機能と統合されていること、すなわち、eNBとACとは同じノードまたは同じ物理エンティティであることに留意すべきである。
eNBがACの機能と統合されていないとき、すなわち、eNBとACとが同じノードでも同じ物理エンティティでもないときには、eNBはACを用いてAPへデータフレームを送信してよく、APはデータフレームをUEへ送信する。
別の応用シナリオでは、本発明の本実施形態は別のダウンリンクのオフロードおよび統合の方法を提供する。eNBが、APを用いて、eNBによってサービスされているUEへデータフレームを送信するプロセスにおいて、APによって受信され、eNBによって送信されたデータフレームは、eNBがUEへ送信する必要のあるデータパケットを含むが、データパケットがセルラネットワークのデータパケットであることを指示するのに用いられる指示情報を含まない。この場合には、eNBによって送信されたデータフレームを受信した後で、APは、データフレームに、データパケットがセルラネットワークのデータパケットであることを指示するのに用いられる指示情報を付加し、次いで、UEが指示情報に従ってセルラ・ネットワーク・プロトコルを用いてデータパケットを処理するように、UEへ指示情報を搬送するデータフレームを送信することができる。セルラネットワークのデータパケットはPDCPデータパケットまたはRLCデータパケットを含むことができる。
さらに、データフレームに、データパケットがセルラネットワークのデータパケットであることを指示するのに用いられる指示情報を付加し、UEへデータフレームを送信する前に、APはまず、eNBによって送信された指示情報を受信することができる。
この応用シナリオでのダウンリンクのオフロードおよび統合の具体的な実施プロセスと本発明の本実施形態のステップ801からステップ805の実施プロセスとの違いは、APは、データフレームに、データパケットがセルラネットワークのデータパケットであることを指示するのに用いられる指示情報を付加するが、eNBは指示情報を付加しないことであることに留意すべきである。別の実施プロセスは、ステップ801からステップ805の対応する内容の実施プロセスと同じである。したがって、この応用シナリオでの実施プロセスの詳細な説明については、本発明の本実施形態のステップ801からステップ805の対応する内容の詳細な説明を参照することができる。本発明の本実施形態では詳細を説明しない。
別の応用シナリオでは、本発明の本実施形態は別のダウンリンクのオフロードおよび統合の方法を提供する。この応用シナリオでは、eNBはIP層でのオフロードをサポートし、この場合には、データパケットはIPデータパケットである。具体的には、UEはAPを用いてeNBによって送信されたデータフレームを受信し、この場合には、データフレームは、eNBがUEへ送信する必要のあるデータパケットを含み、データパケットは送信元IPアドレスおよび宛先IPアドレスを含む。加えて、この場合には、データフレームは、eNBがUEへ送信する必要のあるデータパケットがセルラネットワークのデータパケットであることを指示するのに用いられる指示情報を含まない。APを用いてeNBによってUEへ転送されたデータパケットに含まれる宛先IPアドレス(すなわち、UEのIPアドレス)はコア・ネットワーク・ゲートウェイによって割り当てられており、APによってUEへ直接送信されたデータパケットに含まれる宛先IPアドレス(すなわち、UEのIPアドレス)はAPによって割り当てられている。したがって、データパケットを含むデータフレームを受信した後で、UEは、データパケットに含まれる宛先IPアドレスに従って、宛先IPアドレスがコア・ネットワーク・ゲートウェイによって割り当てられているかどうか判定することができる。宛先IPアドレスがコア・ネットワーク・ゲートウェイによって割り当てられている場合、UEにはセルラ・ネットワーク・プロトコルを用いてデータパケットを処理する必要があり、そうではなく宛先IPアドレスがコア・ネットワーク・ゲートウェイによってではなくAPによって割り当てられている場合には、UEはデータパケットを直接処理する。これは具体的には、UEのWiFiモジュールが、データパケットに含まれる宛先IPアドレスに従って、宛先IPアドレスがコア・ネットワーク・ゲートウェイによって割り当てられているかどうか判定することである。宛先IPアドレスがコア・ネットワーク・ゲートウェイによって割り当てられている場合、UEのWiFiモジュールはデータパケットをUEのLTEモジュールへ送り、UEのLTEモジュールはセルラ・ネットワーク・プロトコルを用いてデータパケットを処理し、そうではなく、宛先IPアドレスがコア・ネットワーク・ゲートウェイによってで
はなくAPによって割り当てられている場合には、UEのプロセッサはデータパケットを直接処理することができる。あるいは、データフレームを受信した後で、UEは宛先IPアドレスがコア・ネットワーク・ゲートウェイあるいはAPによって割り当てられているかどうか判定することができない。この場合には、APを用いてeNBによってUEへ転送されたデータパケット内の送信元IPアドレスはセルラサービスを運ぶのに用いられたアドレスであるが、APによってUEへ直接送信されたデータパケット内の送信元IPアドレスはAPサーバアドレスである。したがって、UEは、データパケットに含まれる送信元IPアドレスに従って、送信元IPアドレスがセルラサービスを運ぶのに用いられたアドレスであるかどうか判定することができる。送信元IPアドレスがセルラサービスを運ぶのに用いられたアドレスである場合、UEはセルラ・ネットワーク・プロトコルを用いてデータパケットを処理する必要がある。これは具体的には、UEのWiFiモジュールが、データパケットに含まれる送信元IPアドレスに従って、送信元IPアドレスがセルラサービスを運ぶのに用いられたアドレスであるかどうか判定することである。送信元IPアドレスがセルラサービスを運ぶのに用いられたアドレスである場合、UEのWiFiモジュールはデータパケットをUEのLTEモジュールへ送り、UEのLTEモジュールはセルラ・ネットワーク・プロトコルを用いてデータパケットを処理する。前述のシナリオにおけるデータパケットはIPデータパケットを指している。データパケットがIPデータパケットであり、UEに少なくとも1つの無線ベアラがあるときには、データパケットを搬送する無線ベアラのベアラ情報をデータフレームに付加する必要がある。この場合には、ベアラ情報は無線アクセスベアラ識別子(EUTRAN−Radio Access Bearer Identifier、E−RABID)またはトンネルエンドポイント識別子(Tunnel Endpoint Identifier、TEID)とすることができる。
データパケットがIPデータパケットであるときには、UEはIP層プロトコルを用いてデータパケットを特に処理することに留意すべきである。
この応用シナリオでのダウンリンクのオフロードおよび統合の具体的な実施プロセスと本発明の本実施形態のステップ801からステップ805の実施プロセスとの違いは、eNBは指示情報を付加せず(すなわち、データフレームはデータパケットがセルラネットワークのデータパケットであることを指示するのに用いられる指示情報を含まず)、UEが、受信データパケットに含まれるIPアドレスに従って、セルラ・ネットワーク・プロトコルを用いてデータパケットを処理することが必要かどうか判定することであることに留意すべきである。別の実施プロセスは、ステップ801からステップ805の対応する内容の実施プロセスと同じである。したがって、この応用シナリオでの実施プロセスの詳細な説明については、本発明の本実施形態のステップ801からステップ805の対応する内容の詳細な説明を参照することができる。本発明の本実施形態では詳細を説明しない。
別の応用シナリオでは、本発明の本実施形態は別のダウンリンクのオフロードおよび統合の方法を提供する。この応用シナリオでは、eNBはIP層でのオフロードをサポートし、この場合には、データパケットはIPデータパケットIPデータパケットである。具体的には、APはeNBによって送信されたデータフレームを受信し、この場合には、データフレームは、eNBがUEへ送信する必要のあるデータパケットを含み、データパケットは送信元IPアドレスおよび宛先IPアドレスを含む。加えて、この場合には、データフレームは、UEへ送信する必要のあるデータパケットがセルラネットワークのデータパケットであることを指示するのに用いられる指示情報を含まない。したがって、データパケットを含むデータフレームを受信した後で、APは、データパケットに含まれる送信元IPアドレスに従って、送信元IPアドレスがセルラサービスを運ぶのに用いられたアドレスであるかどうか判定することができる。送信元IPアドレスがセルラサービスを運ぶのに用いられたアドレスである場合、APは、UEがセルラ・ネットワーク・プロトコルを用いてデータパケットを処理するように、UEへデータフレームを送信し(具体的には、送信元IPアドレスがセルラサービスを運ぶのに用いられたアドレスであると決定したときに、APはUEのWiFiモジュールを用いてUEのLTEモジュールへデータフレームを送信することができ)、そうではなく、送信元IPアドレスがセルラサービスを運ぶのに用いられたアドレスではない場合には、APはデータパケットをUEのWiFiモジュールへ直接送信し、UEのプロセッサがデータパケットを処理する。あるいは、データパケットを含むデータフレームを受信した後で、APは、データパケットに含まれる宛先IPアドレスに従って、宛先IPアドレスがコア・ネットワーク・ゲートウェイによって割り当てられているかどうか判定してもよい。宛先IPアドレスがコア・ネットワーク・ゲートウェイによって割り当てられている場合、APは、UEがセルラ・ネットワーク・プロトコルを用いてデータパケットを処理するように、UEへデータフレームを送信し(具体的には、宛先IPアドレスがコア・ネットワーク・ゲートウェイによって割り当てられていると決定したときに、APは、UEのLTEモジュールがセルラ・ネットワー
ク・プロトコルを用いてデータパケットを処理するように、UEのWiFiモジュールを用いてUEのLTEモジュールへデータフレームを送信することができ)、そうではなく、宛先IPアドレスがコア・ネットワーク・ゲートウェイによって割り当てられていない場合には、APはデータパケットをUEのWiFiモジュールへ直接送信し、UEのプロセッサがデータパケットを処理する。前述のシナリオにおけるデータパケットはIPデータパケットを指している。
データパケットがIPデータパケットであるときには、UEはIP層プロトコルを用いてデータパケットを特に処理することに留意すべきである。
この応用シナリオでのダウンリンクのオフロードおよび統合の具体的な実施プロセスと本発明の本実施形態のステップ801からステップ805の実施プロセスとの違いは、eNBは指示情報を付加せず(すなわち、データフレームはデータパケットがセルラネットワークのデータパケットであることを指示するのに用いられる指示情報を含まず)、APが、受信データパケットに含まれるIPアドレスに従ってデータパケットがセルラネットワークのデータパケットであるかどうか判定することであることに留意すべきである。別の実施プロセスは、ステップ801からステップ805の対応する内容の実施プロセスと同じである。したがって、この応用シナリオでの実施プロセスの詳細な説明については、本発明の本実施形態のステップ801からステップ805の対応する内容の詳細な説明を参照することができる。本発明の本実施形態では詳細を説明しない。
本発明の本実施形態で提供されるダウンリンクのオフロードおよび統合の方法によれば、セルラ無線アクセスデバイスによってサービスされているUEのセルラネットワークにおけるデータを非セルラネットワークにオフロードすることを決定した後で、セルラ無線アクセスデバイスは、非セルラ無線アクセスデバイスを用いて、セルラ無線アクセスデバイスによってサービスされているUEへデータフレームを送信する。データフレームは、データパケットがセルラネットワークのデータパケットであることを指示するのに用いられる指示情報を含むため、データフレームを受信した後で、UEは指示情報に従ってセルラ・ネットワーク・プロトコルを用いてデータパケットを処理することができる。指示情報は、UEがセルラ・ネットワーク・プロトコルを用いてデータパケットを処理するように、データパケットがセルラネットワークのデータパケットであることを指示するのに用いられる。したがって、サービス継続性が保証され、それによってサービス品質およびユーザ体感が改善される。
本発明の別の実施形態はダウンリンクのオフロードおよび統合の方法を提供し、本方法はeNB(セルラ無線アクセスデバイス)およびAP(非セルラ無線アクセスデバイス)を含む無線通信システムに適用される。加えて、データパケットがセルラネットワークのデータパケットであることを指示するのに用いられる指示情報がデータパケットのタイプコードであることを、本発明の本実施形態における詳細な説明のための例として用いる。データパケットは、eNBがUEへ送信する必要のあるデータパケットである。図12に示すように、本方法は以下のステップを含むことができる。
901.ACが、eNBによって送信された、eNBがUEへ送信する必要のあるデータパケットを受信する。
データパケットは、eNBがeNBによってサービスされているUEのセルラネットワークにおけるデータを非セルラネットワークにオフロードすることを決定した後で送信される。具体的には、事前設定ポリシに従ってLTEネットワークがサービス過負荷状態にあると決定した後で、すなわち、eNBによってサービスされているUEのセルラネットワークにおけるデータを非セルラネットワークにオフロードすることが必要であると決定した後で、eNBによってサービスされているUEへデータパケットを送信することが必要になったときに、eNBはまずデータパケットの暗号化といった処理を行い、次いで処理されたデータパケットをACへ送信することができる。具体的には、eNBは、eNBとACとの間のCAPWAPトンネルインターフェースまたはinterface−Zを用いてACへデータパケットを送信することができる。
さらに、eNBは802.3規格に従ってデータパケットを802.3フレームにカプセル化し(加えて、802.3フレームは、UEへ送信される必要のあるデータパケットがセルラネットワークのデータパケットであることを指示するのに用いられる指示情報を含む場合もあり、UEへ送信される必要のあるデータパケットがセルラネットワークのデータパケットであることを指示するのに用いられる指示情報を含まない場合もある)、データパケットがカプセル化されている802.3フレームをACへ送信することができる。当然ながら、eNBは新しいフレームフォーマットを用いてデータパケットをカプセル化してもよく、これについては本発明の本実施形態では限定されない。
902.ACはeNBによって送信されたAPの識別情報を受信する。
識別情報はACによってAPを決定するのに用いられる。APの識別情報は、APのMACアドレス、APのBSSID、またはAPのSSIDとすることができ、これについては本発明の本実施形態では限定されない。例えば、eNBは、eNBの負荷状況およびインターフェースチャネル条件に従って、オフロードを行うべきeNBのカバレッジ内の適正なAPを選択し、適正なAPを選択した後で、ACが受信したAPの識別情報に従ってAPを決定するように、APの識別情報をACへ送信することができる。
eNBによって送信された、eNBがUEへ送信する必要のあるデータパケットと、eNBによって送信されたAPの識別情報とを受信した後で、ACはデータパケットを搬送するデータフレームを生成することができる。例えば、ACは802.3フレームとCAPWAPヘッダとを組み合わせることによってデータフレームを生成することができる。802.3フレームは、データパケットと、eNBがUEへ送信する必要のあるデータパケットがセルラネットワークのデータパケットであることを指示するのに用いられる指示情報とを含む。802.3フレームはUEのMACアドレスおよびeNBのMACアドレスをさらに含み、CAPWAPヘッダはAPのMACアドレスを含む(APのMACアドレスは受信したAPの識別情報に従ってACによって決定されうる)。さらに、eNBによって送信され、ACによって受信された、eNBがUEへ送信する必要のあるデータパケットが802.3フレームに含まれている場合、ACが802.3フレームとCAPWAPヘッダとを組み合わせることによってデータフレームを生成することは、具体的には、ACが、データフレームに、CAPWAPヘッダと、802.3フレームに含まれるデータパケット、UEのMACアドレス、およびeNBのMACアドレスとを付加すること、とすることができる。
903.ACはAPを用いてUEへデータフレームを送信する。
データフレームはeNBがUEへ送信する必要のあるデータパケットと、データパケットがセルラネットワークのデータパケットであることを指示するのに用いられる指示情報とを含み、指示情報はUEによって、指示情報に従ってセルラ・ネットワーク・プロトコルを用いてデータパケットを処理するのに用いられる。ACはまず、CAPWAPヘッダに含まれるAPのMACアドレスに従って、ACとAPとの間のCAPWAPトンネルインターフェースを用いてAPへデータフレームを送信することができる。ACとAPとの間のデータ伝送時のデータカプセル化フォーマットは、APとUEとの間のデータ伝送時のデータカプセル化フォーマットと異なる。したがって、ACによって送信されたデータフレームを受信した後で、APはデータフレームのカプセル化フォーマットを変換する必要があり、変換後にデータフレームをUEへ送信する。具体的には、データフレームはUEのWiFiモジュールへ送信されうる。
セルラネットワークのデータパケットはPDCPデータパケットまたはRLCデータパケットを含む。
例えば、APは、APの識別情報と、データフレームに含まれるUEのMACアドレスおよびeNBのMACアドレスとを組み合わせることによって802.11フレームのMACヘッダを生成し、802.11フレームのMACヘッダと、データフレームに含まれる識別情報およびデータパケットとを再度組み合わせることによってデータフレームを生成し、次いでデータフレームをUEへ送信することができる。
さらに、UEに少なくとも1つの無線ベアラがあるときに、データフレームは、少なくとも1つの無線ベアラに含まれる、データパケットを搬送する無線ベアラを指示するのに用いられるベアラ情報をさらに含む。加えて、ACは、ベアラ情報と、少なくとも1つの無線ベアラに含まれる、データパケットを搬送する無線ベアラとの間のマッピング関係を、eNBを用いてUEへ送信することもできる。
904.UEはAPを用いてACによって送信されたデータフレームを受信する。
905.UEは指示情報に従ってデータパケットはセルラネットワークのデータパケットであると決定する。
さらに、UEに少なくとも1つの無線ベアラがあるときに、データフレームは、少なくとも1つの無線ベアラに含まれる、データパケットを搬送する無線ベアラを指示するのに用いられるベアラ情報をさらに含む。したがって、セルラ・ネットワーク・プロトコルを用いてデータパケットを処理する前に、UEはまず、ベアラ情報と、少なくとも1つの無線ベアラに含まれる、データパケットを搬送する無線ベアラとの間のマッピング関係を受信することができ、マッピング関係はeNBを用いてACによって送信される。次いで、UEのWiFiモジュールは、マッピング関係およびベアラ情報に従って無線ベアラに対応するUEのLTEモジュールへデータパケットを送る。
906.UEは、セルラ・ネットワーク・プロトコルを用いてデータパケットを処理する。
本発明の本実施形態ではeNBがセルラ無線アクセスデバイスである例だけを用いて本発明の技術的解決策を説明しているが、セルラ無線アクセスデバイスを限定していないことに留意すべきである。セルラ無線アクセスデバイスは、SRC、RNC、あるいは無線ネットワークコントローラといったネットワークノードとすることができる。本発明の本実施形態では、本発明のセルラ無線アクセスデバイスに特定の制限を課していない。
本発明の本実施形態のステップ901からステップ906の内容の詳細な説明については、本発明の別の実施形態のステップ801からステップ805の対応する内容の詳細な説明を参照することができることに留意すべきである。本発明の本実施形態では詳細を説明しない。
別の応用シナリオでは、本発明の本実施形態は別のダウンリンクのオフロードおよび統合の方法を提供する。ACが、APを用いて、eNBによってサービスされているUEへデータフレームを送信するプロセスにおいて、APによって受信され、ACによって送信されたデータフレームは、eNBがUEへ送信する必要のあるデータパケットを含むが、データパケットがセルラネットワークのデータパケットであることを指示するのに用いられる指示情報を含まない。ACによって送信されたデータフレームを受信した後で、APは、データフレームに、データパケットがセルラネットワークのデータパケットであることを指示するのに用いられる指示情報を付加し、次いで、UEが指示情報に従ってセルラ・ネットワーク・プロトコルを用いてデータパケットを処理するように、UEへ指示情報を搬送するデータフレームを送信することができる。セルラネットワークのデータパケットはPDCPデータパケットまたはRLCデータパケットを含むことができる。
さらに、データフレームに、データパケットがセルラネットワークのデータパケットであることを指示するのに用いられる指示情報を付加し、UEへデータフレームを送信する前に、APはまず、eNBによって送信された指示情報を受信することができる。
この応用シナリオでのダウンリンクのオフロードおよび統合の具体的な実施プロセスと本発明の本実施形態のステップ901からステップ906の実施プロセスとの違いは、APは、データフレームに、データパケットがセルラネットワークのデータパケットであることを指示するのに用いられる指示情報を付加するが、ACは指示情報を付加しないことであることに留意すべきである。別の実施プロセスは、ステップ901からステップ906の対応する内容の実施プロセスと同じである。したがって、この応用シナリオでの実施プロセスの詳細な説明については、本発明の本実施形態のステップ901からステップ906の対応する内容の詳細な説明を参照することができる。本発明の本実施形態では詳細を説明しない。
別の応用シナリオでは、本発明の本実施形態は別のダウンリンクのオフロードおよび統合の方法を提供する。この応用シナリオでは、eNBはIP層でのオフロードをサポートし、この場合には、データパケットはIPデータパケットIPデータパケットである。具体的には、UEはAPを用いてACによって送信されたデータフレームを受信し、この場合には、データフレームは、eNBがUEへ送信する必要のあるデータパケットを含み、データパケットは送信元IPアドレスおよび宛先IPアドレスを含む。加えて、この場合には、データフレームは、eNBがUEへ送信する必要のあるデータパケットがセルラネットワークのデータパケットであることを指示するのに用いられる指示情報を含まない。ACおよびAPを用いてeNBによってUEへ転送されたデータパケットに含まれる宛先IPアドレス(すなわち、UEのIPアドレス)はコア・ネットワーク・ゲートウェイによって割り当てられており、APによってUEへ直接送信されたデータパケットに含まれる宛先IPアドレス(すなわち、UEのIPアドレス)はAPによって割り当てられている。したがって、データパケットを含むデータフレームを受信した後で、UEは、データパケットに含まれる宛先IPアドレスに従って、宛先IPアドレスがコア・ネットワーク・ゲートウェイによって割り当てられているかどうか判定することができる。宛先IPアドレスがコア・ネットワーク・ゲートウェイによって割り当てられている場合、UEにはセルラ・ネットワーク・プロトコルを用いてデータパケットを処理する必要があり、そうではなく宛先IPアドレスがコア・ネットワーク・ゲートウェイによってではなくAPによって割り当てられている場合には、UEはデータパケットを直接処理する。これは具体的には、UEのWiFiモジュールが、データパケットに含まれる宛先IPアドレスに従って、宛先IPアドレスがコア・ネットワーク・ゲートウェイによって割り当てられているかどうか判定することである。宛先IPアドレスがコア・ネットワーク・ゲートウェイによって割り当てられている場合、UEのWiFiモジュールはデータパケットをUEのLTEモジュールへ送り、UEのLTEモジュールはセルラ・ネットワーク・プロトコルを用いてデータパケットを処理し、そうではなく、宛先IPアドレスがコア・ネットワー
ク・ゲートウェイによってではなくAPによって割り当てられている場合には、UEのプロセッサはデータパケットを直接処理することができる。あるいは、データフレームを受信した後で、UEは宛先IPアドレスがコア・ネットワーク・ゲートウェイあるいはAPによって割り当てられているかどうか判定することができない。この場合には、ACおよびAPを用いてeNBによってUEへ転送されたデータパケット内の送信元IPアドレスはセルラサービスを運ぶのに用いられたアドレスであるが、APによってUEへ直接送信されたデータパケット内の送信元IPアドレスはAPサーバアドレスである。したがって、UEは、データパケットに含まれる送信元IPアドレスに従って、送信元IPアドレスがセルラサービスを運ぶのに用いられたアドレスであるかどうか判定することができる。送信元IPアドレスがセルラサービスを運ぶのに用いられたアドレスである場合、UEはセルラ・ネットワーク・プロトコルを用いてデータパケットを処理する必要がある。これは具体的には、UEのWiFiモジュールが、データパケットに含まれる送信元IPアドレスに従って、送信元IPアドレスがセルラサービスを運ぶのに用いられたアドレスであるかどうか判定することである。送信元IPアドレスがセルラサービスを運ぶのに用いられたアドレスである場合、UEのWiFiモジュールはデータパケットをUEのLTEモジュールへ送り、UEのLTEモジュールはセルラ・ネットワーク・プロトコルを用いてデータパケットを処理する。前述のシナリオにおけるデータパケットはIPデータパケットを指している。データパケットがIPデータパケットであり、UEに少なくとも1つの無線ベアラがあるときには、データパケットを搬送する無線ベアラに対応するベアラ情報をデータフレームに付加する必要がある。この場合には、ベアラ情報はE−RABIDまたはTEIDとすることができる。
この応用シナリオでのダウンリンクのオフロードおよび統合の具体的な実施プロセスと本発明の本実施形態のステップ901からステップ906の実施プロセスとの違いは、eNBは指示情報を付加せず(すなわち、データフレームはデータパケットがセルラネットワークのデータパケットであることを指示するのに用いられる指示情報を含まず)、UEが、受信データパケットに含まれるIPアドレスに従って、セルラ・ネットワーク・プロトコルを用いてデータパケットを処理することが必要かどうか判定することであることに留意すべきである。別の実施プロセスは、ステップ901からステップ906の対応する内容の実施プロセスと同じである。したがって、この応用シナリオでの実施プロセスの詳細な説明については、本発明の本実施形態のステップ901からステップ906の対応する内容の詳細な説明を参照することができる。本発明の本実施形態では詳細を説明しない。
本発明の本実施形態で提供されるダウンリンクのオフロードおよび統合の方法によれば、セルラ無線アクセスデバイスによって送信された、セルラ無線アクセスデバイスがUEへ送信する必要のあるデータパケットを受信した後で、ACは、データフレームに、データパケットと、データパケットがセルラネットワークのデータパケットであることを指示するのに用いられる指示形成とを付加し、非セルラ無線アクセスデバイスを用いてUEへデータフレームを送信することができる。データフレームは、データパケットがセルラネットワークのデータパケットであることを指示するのに用いられる指示情報を含むため、データフレームを受信した後で、UEは指示情報に従ってセルラ・ネットワーク・プロトコルを用いてデータパケットを処理することができる。指示情報は、UEがセルラ・ネットワーク・プロトコルを用いてデータパケットを処理するように、データパケットがセルラネットワークのデータパケットであることを指示するのに用いられる。したがって、サービス継続性が保証され、それによってサービス品質およびユーザ体感が改善される。
本発明の別の実施形態はダウンリンクのオフロードおよび統合の方法を提供し、本方法はeNB(セルラ無線アクセスデバイス)およびAP(非セルラ無線アクセスデバイス)を含む無線通信システムに適用される。加えて、UEへ送信される必要のあるデータパケットがセルラネットワークのデータパケットであることを指示するのに用いられる指示情報がeNBのアドレス情報であることを、本発明の本実施形態における説明の例として用いる。図13に示すように、本方法は以下のステップを含むことができる。
1001.eNBはeNBによってサービスされているUEのセルラネットワークにおけるデータを非セルラネットワークにオフロードすることを決定する。
eNBによってサービスされているUEのセルラネットワークにおけるデータを非セルラネットワークにオフロードすることを決定した後で、eNBによってサービスされているUEへデータパケットを送信することが必要になったときに、eNBはデータパケットを搬送するデータフレームを生成することができる。
例えば、eNBは802.3フレームとCAPWAPヘッダとを組み合わせることによってデータフレームを生成することができる。
802.3フレームは、データパケットと、UEへ送信される必要のあるデータパケットがセルラネットワークのデータパケットであることを指示するのに用いられる指示情報とを含み、指示情報はeNBのアドレス情報である。本発明の本実施形態では、eNBは少なくとも2つのMACアドレスをサポートし、各MACアドレスと各MACアドレスの機能情報との間にはマッピング関係がある。例えば、eNBは2つのMACアドレスをサポートし、MACアドレス1の機能はInternetローカルブレイクアウト(localbreakout)であり、MACアドレス2の機能はオフロードおよび統合である。加えて、UEに、無線リソース制御(Radio Resource Control、RRC)接続再構成メッセージを用いて、各MACアドレスと各MACアドレスの機能情報との間のマッピング関係を通知してもよい。
具体的には、eNBによってサービスされているUEのセルラネットワークにおけるデータを非セルラネットワークにオフロードすることを決定した後で、eNBはまず、データパケットの暗号化といった処理を行い、次いで、IEEE802.3規格の規定に従って、宛先アドレス、指示情報(指示情報はIEEE802.3規格において指定された送信元アドレスとして用いられうる)、およびデータパケットを含む802.3フレームを生成し、802.3フレームとCAPWAPヘッダとを組み合わせることによってデータフレームを生成することができる。802.3フレーム内の宛先アドレスはUEのMACアドレスである。データパケットは非セルラネットワークにオフロードする必要のあるデータパケットであり、すなわち、データパケットは、オフロードおよび統合の処理を施された後で初めてeNBからUEへ送信することができる。したがって、802.3フレーム内の指示情報は、オフロードおよび統合である機能情報に対応するMACアドレスである。
さらに任意選択で、CAPWAPヘッダはAPのMACアドレスを含んでいてよい。
本発明の本実施形態では、さらに、UEに少なくとも1つの無線ベアラがあるときに、少なくとも1つの無線ベアラに含まれる、データパケットを搬送する無線ベアラを指示するのに用いられるベアラ情報をデータフレームに付加する必要がある。ベアラ情報は、少なくとも1つの無線ベアラに含まれる、データパケットを搬送する無線ベアラに対応するマッピング値とすることができる。1つの可能な実施態様においては、少なくとも1つの無線ベアラに含まれる、データパケットを搬送する無線ベアラを指示するのに用いられる(マッピング値といった)ベアラ情報はCAPWAPヘッダに付加されてよい。具体的には、マッピング値は図10に示すフィールドに記入されてよい。例えば、Reservedの値が拡張されてもよく、すなわち、データパケットを搬送する無線ベアラに対応するマッピング値はReservedフィールドに記入されてもよく、あるいは、wireless specific informationフィールドのdataフィールドが拡張されてもよい。別の可能な実施態様においては、新しいフィールドが802.3フレームに付加されてよく、このフィールドは、少なくとも1つの無線ベアラに含まれる、データパケットを搬送する無線ベアラを指示するのに用いられるベアラ情報を含む。別の可能な実施態様においては、少なくとも1つの無線ベアラに含まれる、データパケットを搬送する無線ベアラを指示するのに用いられるベアラ情報は、802.3フレームのアドレスフィールドに付加されてよい。例えば、8つのMACアドレスが拡張され、無線ベアラとMACアドレスとの間でマッピングが行われ、次いで、少なくとも1つの無線ベアラに含まれる、データパケットを搬送する無線ベアラを指示するのに用いられるベアラ情報がアドレスフィールドに記入される。
1002.eNBは、APを用いて、eNBによってサービスされているUEへデータフレームを送信する。
eNBが、eNBによってサービスされているUEのセルラネットワークにおけるデータを非セルラネットワークにオフロードすることを決定し、eNBによってサービスされているUEへデータパケットを送信することが必要になったときにデータフレームを生成した後で、eNBはまず、CAPWAPトンネルインターフェースまたはinterface−Zを用いてAPへデータフレームを送信することができる。eNBとAPとの間のデータ伝送時のデータカプセル化フォーマットはAPとUEとの間のデータ伝送時のデータカプセル化フォーマットと異なる。したがって、eNBによって送信されたデータフレームを受信した後で、APはデータフレームのカプセル化フォーマットを変換する必要があり、変換後にデータフレームをUEへ送信する。
例えば、APは、APの識別情報とデータフレームに含まれるUEの指示情報およびMACアドレスとを組み合わせることによって802.11フレームのMACヘッダを生成し、生成された802.11フレームのMACヘッダとデータフレームに含まれるデータパケットとを再度組み合わせることによってデータフレームを生成し、次いでデータフレームをUEへ送信することができる。
受信したデータフレームに従って、APは、データフレームに含まれる802.3フレーム内のUEのMACアドレス、および、eNBのアドレス情報(その機能がオフロードおよび統合であるMACアドレス)である指示情報をコピーし、IEEE802.11規格の規定に従ってUEのMACアドレスと、eNBのアドレス情報と、APの識別情報とを組み合わせることによって802.11フレームのMACヘッダを生成することができる。802.11フレームのMACヘッダのフォーマットが図11に示されている。具体的には、APは、データフレームに含まれる802.3フレーム内の宛先アドレス、すなわち、UEのMACアドレスを、802.11フレームのMACヘッダ内のアドレスビット1にコピーし、データフレームに含まれる802.3フレーム内の指示情報、すなわち、eNBのアドレス情報を、802.11フレームのMACヘッダ内のアドレスビット3にコピーし、データフレームの送信側として用いられるAPの識別情報を802.11フレームのMACヘッダ内のアドレスビット2に記入し、APはデータフレームの送信機として用いられ、IEEE802.11規格の規定に従って他のフィールドをさらに記入することにより、802.11フレームのMACヘッダを最終的に生成することができる。APの識別情報は、APのMACアドレス、APのBSSID、またはAPのSSIDとすることができ、これについては本発明の本実施形態では限定されない。
加えて、802.11フレームのMACヘッダを生成した後で、APは、IEEE802.11規格の規定に従って、802.11フレームのMACヘッダと、データフレームに含まれる802.3フレーム内のデータパケットとを再度組み合わせることによってデータフレームを生成することができる。
さらに、UEに少なくとも1つの無線ベアラがあるときに、図9に示すデータフレームに含まれる、少なくとも1つの無線ベアラに含まれる、データパケットを搬送する無線ベアラを指示するのに用いられるベアラ情報は、図11に示すデータフレームにマップされる必要がある。少なくとも1つの無線ベアラに含まれる、データパケットを搬送する無線ベアラを指示するのに用いられる(マッピング値といった)ベアラ情報がCAPWAPヘッダに付加されるときに、APはベアラ情報を802.11フレームのMACヘッダにマップすることができ、例えば、ベアラ情報を、802.11フレームのMACヘッダのフレーム制御フィールド内のタイプ予約済みフィールドにマップすることができる。先行技術では、reservedフィールドには0000から1111までの16の任意選択値があり、DRB IDには8つの任意選択値がある。例えば、無線ベアラに対応するタイプ/サブタイプ(Type/subType)値または範囲が提供されてよい。例えば、DRB ID0は0000に対応している。少なくとも1つの無線ベアラに含まれる、データパケットを搬送する無線ベアラを指示するのに用いられるベアラ情報が802.3フレーム内の新しく付加されたフィールドに含まれる場合には、新しいフィールドが図11に示すデータフレームに付加されてよく、ベアラ情報は新しく付加されたフィールドにマップされる。少なくとも1つの無線ベアラに含まれる、データパケットを搬送する無線ベアラを指示するのに用いられる(マッピング値といった)ベアラ情報が802.3フレームのアドレスフィールドに付加される場合には、ベアラ情報は802.11フレームのMACヘッダのアドレスフィールドにマップされてよい。
1003.UEはAPを用いてeNBによって送信されたデータフレームを受信する。
1004.UEは、指示情報に従ってデータパケットはセルラネットワークのデータパケットであると決定する。
例えば、UEのWiFiモジュールは、APを用いてeNBによって送信されたデータフレームを受信し、データフレームを受信した後で、データフレーム内の802.11フレームのMACヘッダ内の送信元アドレス(すなわち、指示情報)およびMACアドレスとMACアドレスの機能との間のマッピング関係に従ってデータパケットがセルラネットワークのデータパケットであるかどうか判定し、すなわち、802.11フレームのMACヘッダ内の送信元アドレスが、その機能がオフロードおよび統合であるeNBのMACアドレスであるかどうか判定し、データパケットはセルラネットワークのデータパケットであると決定した後で(すなわち、送信元アドレスはその機能がオフロードおよび統合であるeNBのMACアドレスであると決定した後で)、データパケットをUEのLTEモジュールへ送ることができる。UEのWiFiモジュールが、データパケットはセルラネットワークのデータパケットではない(すなわち、送信元アドレスはその機能がオフロードおよび統合であるeNBのMACアドレスではない)と決定した場合、WiFiモジュールはデータパケットを処理のためにUEのプロセッサへ直接送ってよい。
eNBは、各MACアドレスと各MACアドレスの機能との間のマッピング関係をUEに事前に通知してよい。
さらに、UEに少なくとも1つの無線ベアラがあるときに、データフレームは、少なくとも1つの無線ベアラに含まれる、データパケットを搬送する無線ベアラを指示するのに用いられるベアラ情報をさらに含む。したがって、セルラ・ネットワーク・プロトコルを用いてデータパケットを処理する前に、UEはまず、ベアラ情報と、少なくとも1つの無線ベアラに含まれる、データパケットを搬送する無線ベアラとの間のマッピング関係を受信することができ、マッピング関係はエア・インターフェース・メッセージを用いてeNBによって送信される。次いで、UEのWiFiモジュールは、マッピング関係およびベアラ情報に従って無線ベアラに対応するUEのLTEモジュールへデータパケットを送る。
1005.UEは、セルラ・ネットワーク・プロトコルを用いてデータパケットを処理する。
本発明の本実施形態では、さらに、eNBが3つ以上のMACアドレスをサポートするときに、eNBがこの場合に複数のオフロード方法をサポートする場合には、eNBは各オフロード方法に1つの対応するMACアドレスを割り当てることができる。例えば、eNBは3つのMACアドレスをサポートし、2つのオフロード方法、すなわち、PDCP層オフロードおよびRLC層オフロードをサポートする。この場合には、MACアドレス1の機能はlocalbreakoutであり、MACアドレス2の機能はPDCPオフロードおよび統合であり、MACアドレス3の機能はRLCオフロードおよび統合であると定義することができる。このようにして、eNBが、eNBによってサービスされているUEのセルラネットワークにおけるデータを非セルラネットワークにオフロードすることが必要であると決定したときに、データフレームに含まれる802.3フレーム内の指示情報をデータパケットのタイプに従って決定することができる。例えば、データパケットがPDCPデータパケットであるとき、この場合に802.3フレームに含まれる指示情報はeNBのアドレス情報として用いられるMACアドレス2である。
本発明の本実施形態では、eNBはACの機能と統合されていること、すなわち、eNBとACとは同じノードまたは同じ物理エンティティであることに留意すべきである。
eNBがACの機能と統合されていないとき、すなわち、eNBとACとが同じノードでも同じ物理エンティティでもないときには、eNBはACを用いてAPへデータフレームを送信してよく、APはデータフレームをUEへ送信する。
本発明の本実施形態ではeNBがセルラ無線アクセスデバイスである例だけを用いて本発明の技術的解決策を説明しているが、セルラ無線アクセスデバイスを限定していないことに留意すべきである。セルラ無線アクセスデバイスは、SRC、RNC、あるいは無線ネットワークコントローラといったネットワークノードとすることができる。本発明の本実施形態では、本発明のセルラ無線アクセスデバイスに特定の制限を課していない。
本発明の本実施形態のステップ1001からステップ1005の内容の詳細な説明については、本発明の別の実施形態のステップ801からステップ805の対応する内容の詳細な説明を参照することができることに留意すべきである。
本発明の本実施形態で提供されるダウンリンクのオフロードおよび統合の方法によれば、セルラ無線アクセスデバイスによってサービスされているUEのセルラネットワークにおけるデータを非セルラネットワークにオフロードすることを決定した後で、セルラ無線アクセスデバイスは、非セルラ無線アクセスデバイスを用いて、セルラ無線アクセスデバイスによってサービスされているUEへデータフレームを送信する。データフレームは、データパケットがセルラネットワークのデータパケットであることを指示するのに用いられる指示情報を含むため、データフレームを受信した後で、UEは指示情報に従ってセルラ・ネットワーク・プロトコルを用いてデータパケットを処理することができる。指示情報は、UEがセルラ・ネットワーク・プロトコルを用いてデータパケットを処理するように、データパケットがセルラネットワークのデータパケットであることを指示するのに用いられる。したがって、サービス継続性が保証され、それによってサービス品質およびユーザ体感が改善される。
本発明の別の実施形態はダウンリンクのオフロードおよび統合の方法を提供し、本方法はeNB(セルラ無線アクセスデバイス)およびAP(非セルラ無線アクセスデバイス)を含む無線通信システムに適用される。加えて、データパケットがセルラネットワークのデータパケットであることを指示するのに用いられる指示情報がeNBのアドレス情報であることを、本発明の本実施形態における説明の例として用いる。データパケットは、eNBがUEへ送信する必要のあるデータパケットである。図14に示すように、本方法は以下のステップを含むことができる。
1101.ACが、eNBによって送信された、eNBがUEへ送信する必要のあるデータパケットを受信する。
データパケットは、eNBがeNBによってサービスされているUEのセルラネットワークにおけるデータを非セルラネットワークにオフロードすることを決定した後で送信される。具体的には、事前設定ポリシに従ってLTEネットワークがサービス過負荷状態にあると決定した後で、すなわち、eNBによってサービスされているUEのセルラネットワークにおけるデータを非セルラネットワークにオフロードすることが必要であると決定した後で、eNBによってサービスされているUEへデータパケットを送信することが必要になったときに、eNBはまず、データパケットの暗号化といった処理を行い、次いでIEEE802.3規格の規定に従って処理されたデータパケットをカプセル化し(カプセル化には新しく作成されたフレームフォーマットが用いられてよい)、カプセル化されたデータパケットを、CAPWAPトンネルインターフェースまたはinterface−Zを用いてACへ送信することができる。当然ながら、データパケットの暗号化といった処理を行った後で、eNBは、eNBとACとの間のCAPWAPトンネルインターフェースまたはinterface−Zを用いてACへ処理されたデータパケットを直接送信してもよい。
1102.ACはeNBによって送信されたAPの識別情報を受信する。
識別情報はACによってAPを決定するのに用いられる。APの識別情報は、APのMACアドレス、APのBSSID、またはAPのSSIDとすることができ、これについては本発明の本実施形態では限定されない。例えば、eNBは、eNBの負荷状況およびインターフェースチャネル条件に従って、オフロードを行うべきeNBのカバレッジ内の適正なAPを選択し、適正なAPを選択した後で、ACが受信したAPの識別情報に従ってAPを決定するように、APの識別情報をACへ送信することができる。
eNBによって送信された、eNBがUEへ送信する必要のあるデータパケットと、eNBによって送信されたAPの識別情報とを受信した後で、ACはデータパケットを搬送するデータフレームを生成することができる。例えば、ACは802.3フレームとCAPWAPヘッダとを組み合わせることによってデータフレームを生成することができる。802.3フレームは、データパケットと、UEへ送信する必要のあるデータパケットがセルラネットワークのデータパケットであることを指示するのに用いられる指示情報とを含む。指示情報はeNBのアドレス情報である。802.3フレームはUEのMACアドレスをさらに含み、CAPWAPヘッダはAPのMACアドレスを含む。
さらに、eNBによって送信され、ACによって受信された、eNBがUEへ送信する必要のあるデータパケットが802.3フレームに含まれている場合、ACが802.3フレームとCAPWAPヘッダとを組み合わせることによってデータフレームを生成することは、具体的には、ACが、データフレームに、CAPWAPヘッダと、802.3フレームに含まれるデータパケット、指示情報、およびUEのMACアドレスとを付加すること、とすることができる。
1103.ACはAPを用いてUEへデータフレームを送信する。
データフレームはeNBがUEへ送信する必要のあるデータパケットと、データパケットがセルラネットワークのデータパケットであることを指示するのに用いられる指示情報(指示情報はeNBのアドレス情報である)とを含み、指示情報はUEによって、指示情報に従ってセルラ・ネットワーク・プロトコルを用いてデータパケットを処理するのに用いられる。ACはまず、CAPWAPヘッダに含まれるAPのMACアドレスに従って、ACとAPとの間のCAPWAPトンネルインターフェースを用いてAPへデータフレームを送信することができる。ACとAPとの間のデータ伝送時のデータカプセル化フォーマットは、APとUEとの間のデータ伝送時のデータカプセル化フォーマットと異なる。したがって、ACによって送信されたデータフレームを受信した後で、APはデータフレームのカプセル化フォーマットを変換する必要があり、変換後にデータフレームをUEへ送信する。具体的には、データフレームはUEのWiFiモジュールへ送信されうる。セルラネットワークのデータパケットはPDCPデータパケットまたはRLCデータパケットを含む。
例えば、APは、APの識別情報とデータフレームに含まれるUEの指示情報(指示情報はeNBのアドレス情報である)およびMACアドレスとを組み合わせることによって802.11フレームのMACヘッダを生成し、生成された802.11フレームのMACヘッダとデータフレームに含まれるデータパケットとを再度組み合わせることによってデータフレームを生成し、次いでデータフレームをUEへ送信することができる。
さらに、UEに少なくとも1つの無線ベアラがあるときに、データフレームは、少なくとも1つの無線ベアラに含まれる、データパケットを搬送する無線ベアラを指示するのに用いられるベアラ情報をさらに含む。加えて、ACは、ベアラ情報と、少なくとも1つの無線ベアラに含まれる、データパケットを搬送する無線ベアラとの間のマッピング関係を、eNBを用いてUEへ送信することもできる。
1104.UEはAPを用いてACによって送信されたデータフレームを受信する。
1105.UEは指示情報に従ってデータパケットはセルラネットワークのデータパケットであると決定する。
さらに、UEに少なくとも1つの無線ベアラがあるときに、データフレームは、少なくとも1つの無線ベアラに含まれる、データパケットを搬送する無線ベアラを指示するのに用いられるベアラ情報をさらに含む。したがって、セルラ・ネットワーク・プロトコルを用いてデータパケットを処理する前に、UEはまず、ベアラ情報と、少なくとも1つの無線ベアラに含まれる、データパケットを搬送する無線ベアラとの間のマッピング関係を受信することができ、マッピング関係はeNBを用いてACによって送信される。次いで、UEのWiFiモジュールは、マッピング関係およびベアラ情報に従って無線ベアラに対応するUEのLTEモジュールへデータパケットを送る。
1106.UEは、セルラ・ネットワーク・プロトコルを用いてデータパケットを処理する。
本発明の本実施形態ではeNBがセルラ無線アクセスデバイスである例だけを用いて本発明の技術的解決策を説明しているが、セルラ無線アクセスデバイスを限定していないことに留意すべきである。セルラ無線アクセスデバイスは、SGW、PGW、RNCといったネットワークノードとすることができる。本発明の本実施形態では、本発明のセルラ無線アクセスデバイスに特定の制限を課していない。
本発明の本実施形態のステップ1101からステップ1106の内容の詳細な説明については、本発明の別の実施形態のステップ1001からステップ1005の対応する内容の詳細な説明を参照することができることに留意すべきである。
本発明の本実施形態で提供されるダウンリンクのオフロードおよび統合の方法によれば、セルラ無線アクセスデバイスによってサービスされているUEのセルラネットワークにおけるデータを非セルラネットワークにオフロードすることを決定した後で、セルラ無線アクセスデバイスは、非セルラ無線アクセスデバイスを用いて、セルラ無線アクセスデバイスによってサービスされているUEへデータフレームを送信する。データフレームは、データパケットがセルラネットワークのデータパケットであることを指示するのに用いられる指示情報を含むため、データフレームを受信した後で、UEは指示情報に従ってセルラ・ネットワーク・プロトコルを用いてデータパケットを処理することができる。指示情報は、UEがセルラ・ネットワーク・プロトコルを用いてデータパケットを処理するように、データパケットがセルラネットワークのデータパケットであることを指示するのに用いられる。したがって、サービス継続性が保証され、それによってサービス品質およびユーザ体感が改善される。
本発明の別の実施形態はアップリンクのオフロードおよび統合の方法を提供し、本方法はeNB(セルラ無線アクセスデバイス)およびAP(非セルラ無線アクセスデバイス)を含む無線通信システムに適用される。加えて、データパケットがセルラネットワークのデータパケットであることを指示するのに用いられる指示情報がデータパケットのタイプコードであることを、本発明の本実施形態における詳細な説明のための例として用いる。データパケットは、UEがeNBへ送信する必要のあるデータパケットである。図15に示すように、本方法は以下のステップを含むことができる。
1201.UEがセルラネットワークにおけるUEのデータを非セルラネットワークにオフロードすることを決定したときに、UEはAPを用いてeNBへデータフレームを送信する。
データフレームはUEがeNBへ送信する必要のあるデータパケットと、データパケットがセルラネットワークのデータパケットであることを指示するのに用いられる指示情報とを含み、指示情報はeNBによって、セルラ・ネットワーク・プロトコルを用いてデータパケットを処理するのに用いられる。セルラネットワークのデータパケットはPDCPデータパケットまたはRLCデータパケットを含む。UEは、事前構成ポリシに従って、セルラネットワークにおけるUEのデータを非セルラネットワークにオフロードする必要があるかどうか判定することができ、あるいは、UEは、eNBによって送信された、セルラネットワークにおけるUEのデータを非セルラネットワークにオフロードすることが必要であることを指示するのに用いられる指示情報に従って、セルラネットワークにおけるUEのデータを非セルラネットワークにオフロードすることが必要であると決定することができる。
ステップ1201の具体的実施態様については、本発明の別の実施形態のステップ801の対応する内容の詳細な説明を参照することができることに留意すべきである。本発明の本実施形態では詳細を説明しない。
セルラネットワークにおけるUEのデータを非セルラネットワークにオフロードすることを決定し、eNBへデータパケットを送信することが必要になったときに、UEはデータパケットを搬送するデータフレームを生成し、生成したデータフレームを、APを用いてeNBへ送信することができる。
例えば、UEは、802.11フレームのMACヘッダと、指示情報と、データパケットとを組み合わせることによってデータフレームを生成することができる。802.11フレームのMACヘッダのフォーマットが図11に示されている。具体的には、UEは、宛先アドレス、すなわち、eNBのMACアドレスを、802.11フレームのMACヘッダ内のアドレスビット3に記入し、送信元アドレス、すなわち、UEのMACアドレスを、802.11フレームのMACヘッダ内のアドレスビット2に記入し、APの識別情報を802.11フレームのMACヘッダ内のアドレスビット1に記入し、IEEE802.11規格の規定に従って他のフィールドを記入することにより、802.11フレームのMACヘッダを最終的に生成することができ、次いで、IEEE802.11規格の規定に従って、802.11フレームのMACヘッダと、指示情報と、データパケットとを組み合わせることによって図11に示すデータフレームを生成することができる。
データフレームに含まれる指示情報の詳細な説明については、本発明の別の実施形態のステップ801の対応する内容の詳細な説明を参照することができることに留意すべきである本発明の本実施形態では詳細を説明しない。
本発明の本実施形態では、さらに、UEに少なくとも1つの無線ベアラがあるときに、少なくとも1つの無線ベアラに含まれる、データパケットを搬送する無線ベアラを指示するのに用いられるベアラ情報を図11に示すデータフレームに付加する必要がある。ベアラ情報は、少なくとも1つの無線ベアラに含まれる、データパケットを搬送する無線ベアラに対応するマッピング値とすることができる。1つの可能な実施態様においては、少なくとも1つの無線ベアラに含まれる、データパケットを搬送する無線ベアラを指示するのに用いられる(マッピング値といった)ベアラ情報は802.11フレームのMACヘッダに付加されてよい。具体的には、ベアラ情報は802.11フレームのMACヘッダ内のフィールドに記入されてよい。例えば、ベアラ情報は802.11フレームのMACヘッダのフレーム制御フィールドのタイプ予約済みフィールドに記入される。先行技術では、reservedフィールドには0000から1111までの16の任意選択値があり、DRB IDには8つの任意選択値がある。例えば、無線ベアラに対応するタイプ/サブタイプ(Type/subType)値または範囲が提供されてよい。例えば、DRB ID0は0000に対応している。別の可能な実施態様においては、新しいフィールドがデータフレームに付加されてよく、このフィールドは、少なくとも1つの無線ベアラに含まれる、データパケットを搬送する無線ベアラを指示するのに用いられるベアラ情報を含む。別の可能な実施態様においては、少なくとも1つの無線ベアラに含まれる、データパケットを搬送する無線ベアラを指示するのに用いられるベアラ情報は、802.11フレームのMACヘッダ内のアドレスフィールドに付加されてよい。例えば、8つのMACアドレスが拡張され、無線ベアラとMACアドレスとの間でマッピングが行われ、次いで、少なくとも1つの無線ベアラに含まれる、データパケットを搬送する無線ベアラを指示するのに用いられるベアラ情報がアドレスフィールドに記入される。
UEとAPとの間のデータ伝送時のデータカプセル化フォーマットはAPとeNBとの間のデータ伝送時のデータカプセル化フォーマットと異なる。したがって、UEによって送信されたデータフレームを受信した後で、APはデータフレームのカプセル化フォーマットを変換する必要があり、変換後にデータフレームをeNBへ送信する。
例えば、APは、データフレームに含まれるeNBのMACアドレスと、UEのMACアドレスと、データパケットと、指示情報とを組み合わせることによって802.3フレームを生成し、生成された802.3フレームとCAPWAPヘッダとを再度組み合わせることによってデータフレームを生成し、次いでデータフレームをeNBへ送信することができる。
受信したデータフレームに従って、APは、データフレームに含まれる802.11フレームのMACヘッダ内の宛先アドレス、すなわちeNBのMACアドレスと、送信元アドレス、すなわちUEのMACアドレスと、データフレームに含まれる指示情報とをコピーし、IEEE802.3規格の規定に従ってeNBのMACアドレスと、UEのMACアドレスと、データパケットと、指示情報とを組み合わせることによって802.3フレームを生成することができる。具体的には、APは、802.11フレームのMACヘッダ内のアドレスビット3に記入されているeNBのMACアドレスを図9に示す802.3フレーム内の宛先アドレスフィールドにコピーし、802.11フレームのMACヘッダ内のアドレスビット2に記入されているUEのMACアドレスを図9に示す802.3フレーム内の送信元アドレスフィールドにコピーし、データフレームに含まれる指示情報を図9に示す802.3フレーム内の指示情報フィールドにコピーし、データパケットを図9に示す802.3フレーム内のデータパケットフィールドにコピーすることによって、802.3フレームを最終的に生成することができる。802.3フレームを生成した後で、APは、802.3フレームとCAPWAPヘッダとを再度組み合わせることによって図9に示すデータフレームを生成し、CAPWAPヘッダはAPのMACアドレスを含むことができる。
さらに、UEに少なくとも1つの無線ベアラがあるときに、図11に示すデータフレームに含まれる、少なくとも1つの無線ベアラに含まれる、データパケットを搬送する無線ベアラを指示するのに用いられるベアラ情報は、図9に示すデータフレームにマップされる必要がある。少なくとも1つの無線ベアラに含まれる、データパケットを搬送する無線ベアラを指示するのに用いられる(マッピング値といった)ベアラ情報が802.11フレームのMACヘッダに付加される場合には、APはベアラ情報を図10に示すCAPWAPヘッダに含まれるフィールドにマップすることができる。例えば、ベアラ情報をReservedフィールドにマップすることができるようにReservedの値が拡張されてもよく、wireless specific informationフィールド内のdataフィールドが拡張されてもよい。データフレームに新しいフィールドが付加され、そのフィールドが少なくとも1つの無線ベアラに含まれる、データパケットを搬送する無線ベアラを指示するのに用いられるベアラ情報を含む場合には、802.3フレームに新しいフィールドが付加されてよく、ベアラ情報は802.3フレーム内の新しく付加されたフィールドにマップされる。少なくとも1つの無線ベアラに含まれる、データパケットを搬送する無線ベアラを指示するのに用いられるベアラ情報が802.11フレームのMACヘッダ内のアドレスフィールドに付加される場合には、ベアラ情報は802.3フレーム内のアドレスフィールドにマップされてよい。ベアラ情報はMACアドレス、またはデータパケットを搬送する無線ベアラを一意に識別することができる別の値とすることができる。
本発明の本実施形態では、さらに任意選択で、UEによって送信されたデータフレームを受信した後で、APは、データフレームに含まれる指示情報に従ってデータフレームに含まれるデータパケットがセルラネットワークのデータパケットであるかどうか判定することができる。データフレームに含まれるデータパケットがセルラネットワークのデータパケットである場合、APはeNBへデータフレームを送信することができ、そうではなくデータフレームに含まれるデータパケットがセルラネットワークのデータパケットではない場合には、APはインターネット(Internet)へデータフレームを直接送信することができる。
APは、APとeNBとの間のCAPWAPトンネルインターフェースまたはinterface−Zを用いて、データフレームに含まれるCAPWAPヘッダに含まれるAPのMACアドレスに従って、eNBへデータフレームを送信することができる。
1202.eNBはAPを用いてUEによって送信されたデータフレームを受信する。
1203.eNBは、指示情報に従ってデータパケットはセルラネットワークのデータパケットであると決定する。
例えば、eNBのWiFiモジュールは、APを用いてUEによって送信されたデータフレームを受信し、データフレームを受信した後で、データフレームの802.3フレーム内の指示情報に従ってデータパケットがセルラネットワークのデータパケットであるかどうか判定し、すなわち、タイプコードに従ってデータパケットがセルラネットワークのデータパケットであるかどうか判定し、データパケットがセルラネットワークのデータパケットであると決定した後で、データパケットをeNBのLTEモジュールへ送ることができる。eNBのWiFiモジュールがデータパケットはセルラネットワークのデータパケットではないと決定した場合、WiFiモジュールはデータパケットをInternetへ直接送信してよい。
さらに、UEに少なくとも1つの無線ベアラがあるときに、データフレームは、少なくとも1つの無線ベアラに含まれる、データパケットを搬送する無線ベアラを指示するのに用いられるベアラ情報をさらに含む。したがって、eNBのWiFiモジュールは、ベアラ情報、およびベアラ情報と、少なくとも1つの無線ベアラに含まれる、データパケットを搬送する無線ベアラとの間のマッピング関係に従って無線ベアラに対応するeNBのLTEモジュールへデータパケットを送ることができる。
本発明の本実施形態では、さらに任意選択で、UEによって送信されたデータフレームを受信した後で、APはまず、データフレームに含まれる指示情報に従ってデータフレームに含まれるデータパケットがセルラネットワークのデータパケットであると決定し、この場合には、データフレームを受信した後で、eNBはセルラ・ネットワーク・プロトコルを用いてデータパケットを直接処理することができ、すなわち、ステップ1203を行わずにステップ1204を直接行うことができる。
1204.eNBは、セルラ・ネットワーク・プロトコルを用いてデータパケットを処理する。
本発明の本実施形態ではeNBがセルラ無線アクセスデバイスである例だけを用いて本発明の技術的解決策を説明しているが、セルラ無線アクセスデバイスを限定していないことに留意すべきである。セルラ無線アクセスデバイスは、SRC、RNC、あるいは無線ネットワークコントローラといったネットワークノードとすることができる。本発明の本実施形態では、本発明のセルラ無線アクセスデバイスに特定の制限を課していない。
本発明の本実施形態のステップ1201からステップ1204の内容の詳細な説明については、本発明の別の実施形態のステップ801からステップ805の対応する内容の詳細な説明を参照することができることに留意すべきである。本発明の本実施形態では詳細を説明しない。
別の応用シナリオでは、本発明の本実施形態は別のアップリンクのオフロードおよび統合の方法を提供する。この応用シナリオでは、eNBはIP層でのオフロードをサポートし、この場合には、データパケットはIPデータパケットIPデータパケットである。具体的には、eNBはAPを用いてUEによって送信されたデータフレームを受信し、この場合には、データフレームは、UEがeNBへ送信する必要のあるデータパケットを含み、データパケットは送信元IPアドレスおよび宛先IPアドレスを含む。加えて、この場合には、データフレームは、UEがeNBへ送信する必要のあるデータパケットがセルラネットワークのデータパケットであることを指示するのに用いられる指示情報を含まない。したがって、データパケットを含むデータフレームを受信した後で、eNBは、データパケットに含まれる宛先IPアドレスに従って、宛先IPアドレスがセルラサービスを運ぶのに用いられたアドレスであるかどうか判定することができる。宛先IPアドレスがセルラサービスを運ぶのに用いられたアドレスである場合、eNBにはセルラ・ネットワーク・プロトコルを用いてデータパケットを処理する必要があり、そうではなく、宛先IPアドレスがセルラサービスを運ぶのに用いられたアドレスではない場合には、eNBはデータパケットをInternetへ直接送信する。これは具体的には、eNBのWiFiモジュールが、データパケットに含まれる宛先IPアドレスに従って、宛先IPアドレスがセルラ・ネットワーク・サービスを運ぶのに用いられたアドレスであるかどうか判定することである。宛先IPアドレスがセルラ・ネットワーク・サービスを運ぶのに用いられたアドレスである場合、eNBのWiFiモジュールはデータパケットをeNBのLTEモジュールへ送り、eNBのLTEモジュールはセルラ・ネットワーク・プロトコルを用いてデータパケットを処理し、そうではなく、宛先IPアドレスがセルラ・ネットワーク・サービスを運ぶのに用いられたアドレスではない場合には、eNBのWiFiモジュールはデータパケットをInternetへ直接送信する。あるいは、データパケットを含むデータフレームを受信した後で、eNBは、データパケットに含まれる送信元IPアドレスに従って、送信元IPアドレスがコア・ネットワーク・ゲートウェイによって割り当
てられているかどうか判定する。送信元IPアドレスがコア・ネットワーク・ゲートウェイによって割り当てられている場合、eNBにはセルラ・ネットワーク・プロトコルを用いてデータパケットを処理する必要があり、そうではなく、送信元IPアドレスがコア・ネットワーク・ゲートウェイによって割り当てられていない場合には、eNBはデータパケットをInternetへ直接送信する。これは具体的には、eNBのWiFiモジュールが、データパケットに含まれる送信元IPアドレスに従って、送信元IPアドレスがコア・ネットワーク・ゲートウェイによって割り当てられているかどうか判定することである。送信元IPアドレスがコア・ネットワーク・ゲートウェイによって割り当てられている場合、eNBのWiFiモジュールはデータパケットをeNBのLTEモジュールへ送り、eNBのLTEモジュールはセルラ・ネットワーク・プロトコルを用いてデータパケットを処理し、そうではなく、送信元IPアドレスがコア・ネットワーク・ゲートウェイによって割り当てられていない場合には、eNBのWiFiモジュールはデータパケットをInternetへ直接送信する。前述のシナリオにおけるデータパケットはIPデータパケットを指している。データパケットがIPデータパケットであり、UEに少なくとも1つの無線ベアラがあるときには、データパケットを搬送する無線ベアラのベアラ情報をデータフレームに付加する必要がある。この場合には、ベアラ情報はE−RABIDまたはTEIDとすることができる。
この応用シナリオでのアップリンクのオフロードおよび統合の具体的な実施プロセスと本発明の本実施形態のステップ1201からステップ1204の実施プロセスとの違いは、UEは指示情報を付加せず(すなわち、データフレームは、データパケットがセルラネットワークのデータパケットであることを指示するのに用いられる指示情報を含まず)、eNBが、受信データパケットに含まれるIPアドレスに従って、セルラ・ネットワーク・プロトコルを用いてデータパケットを処理することが必要かどうか判定することであることに留意すべきである。別の実施プロセスは、ステップ1201からステップ1204の対応する内容の実施プロセスと同じである。したがって、この応用シナリオでの実施プロセスの詳細な説明については、本発明の本実施形態のステップ1201からステップ1204の対応する内容の詳細な説明を参照することができる。本発明の本実施形態では詳細を説明しない。
別の応用シナリオでは、本発明の本実施形態は別のアップリンクのオフロードおよび統合の方法を提供する。この応用シナリオでは、eNBはIP層でのオフロードをサポートし、この場合には、データパケットはIPデータパケットIPデータパケットである。具体的には、APはUEによって送信されたデータフレームを受信し、この場合には、データフレームは、UEがeNBへ送信する必要のあるデータパケットを含み、データパケットは送信元IPアドレスおよび宛先IPアドレスを含む。加えて、この場合には、データフレームは、eNBへ送信する必要のあるデータパケットがセルラネットワークのデータパケットであることを指示するのに用いられる指示情報を含まない。したがって、データパケットを含むデータフレームを受信した後で、APは、データパケットに含まれる宛先IPアドレスに従って、宛先IPアドレスがセルラサービスを運ぶのに用いられたアドレスであるかどうか判定することができる。宛先IPアドレスがセルラサービスを運ぶのに用いられたアドレスである場合、APは、eNBがセルラ・ネットワーク・プロトコルを用いてデータパケットを処理するようにeNBへデータフレームを送信し(特に、宛先IPアドレスはセルラサービスを運ぶのに用いられたアドレスであると決定したときに、APは、eNBのLTEモジュールがセルラ・ネットワーク・プロトコルを用いてデータパケットを処理するように、eNBのLTEモジュールへデータフレームを直接送信し)、そうではなく、宛先IPアドレスがセルラサービスを運ぶのに用いられたアドレスではない場合には、APはデータパケットをInternetへ直接送信する。あるいは、データパケットを含むデータフレームを受信した後で、APは、データパケットに含まれる送信元IPアドレスに従って、送信元IPアドレスがコア・ネットワーク・ゲートウェイによって割り当てられているかどうか判定することができる。送信元IPアドレスがコア・ネットワーク・ゲートウェイによって割り当てられている場合、APは、eNBがセルラ・ネットワーク・プロトコルを用いてデータパケットを処理するようにeNBへデータフレームを送信し(特に、送信元IPアドレスコア・ネットワーク・ゲートウェイによって割り当てられていると決定したときに、APは、eNBのLTEモジュールがセルラ・ネ
ットワーク・プロトコルを用いてデータパケットを処理するように、eNBのLTEモジュールへデータフレームを直接送信し)、そうではなく、送信元IPアドレスがコア・ネットワーク・ゲートウェイによって割り当てられていない場合には、APはデータパケットをInternetへ直接送信する。前述のシナリオにおけるデータパケットはIPデータパケットを指している。
この応用シナリオでのアップリンクのオフロードおよび統合の具体的な実施プロセスと本発明の本実施形態のステップ1201からステップ1204の実施プロセスとの違いは、UEは指示情報を付加せず(すなわち、データフレームは、データパケットがセルラネットワークのデータパケットであることを指示するのに用いられる指示情報を含まず)、APが、受信データパケットに含まれるIPアドレスに従ってデータパケットがセルラネットワークのデータパケットであるかどうか判定することであることに留意すべきである。別の実施プロセスは、ステップ1201からステップ1204の対応する内容の実施プロセスと同じである。したがって、この応用シナリオでの実施プロセスの詳細な説明については、本発明の本実施形態のステップ1201からステップ1204の対応する内容の詳細な説明を参照することができる。本発明の本実施形態では詳細を説明しない。
本発明の本実施形態では、eNBはACの機能と統合されていること、すなわち、eNBとACとは同じノードまたは同じ物理エンティティであることに留意すべきである。
本発明の本実施形態で提供されるアップリンクのオフロードおよび統合の方法によれば、セルラネットワークにおけるUEのデータを非セルラネットワークにオフロードすることを決定したときに、UEは非セルラ無線アクセスデバイスを用いてセルラ無線アクセスデバイスへデータフレームを送信し、データフレームはデータパケットと、データパケットがセルラネットワークのデータパケットであることを指示するのに用いられる指示情報とを搬送する。データフレームは、データパケットがセルラネットワークのデータパケットであることを指示するのに用いられる指示情報を含むため、データフレームを受信した後で、セルラ無線アクセスデバイスはセルラ・ネットワーク・プロトコルを用いてデータパケットを処理する。指示情報は、セルラ無線アクセスデバイスがセルラ・ネットワーク・プロトコルを用いてデータパケットを処理するように、データパケットがセルラネットワークのデータパケットであることを指示するのに用いられる。したがって、サービス継続性が保証され、それによってサービス品質およびユーザ体感が改善される。
本発明の別の実施形態はアップリンクのオフロードおよび統合の方法を提供し、本方法はeNB(セルラ無線アクセスデバイス)およびAP(非セルラ無線アクセスデバイス)を含む無線通信システムに適用される。加えて、データパケットがセルラネットワークのデータパケットであることを指示するのに用いられる指示情報がデータパケットのタイプコードであることを、本発明の本実施形態における詳細な説明のための例として用いる。データパケットは、UEがeNBへ送信する必要のあるデータパケットである。図16に示すように、本方法は以下のステップを含むことができる。
1301.UEがセルラネットワークにおけるUEのデータを非セルラネットワークにオフロードすることを決定したときに、UEはAPおよびACを用いてeNBへデータフレームを送信する。
データフレームはUEがeNBへ送信する必要のあるデータパケットと、データパケットがセルラネットワークのデータパケットであることを指示するのに用いられる指示情報とを含み、指示情報はeNBによって、セルラ・ネットワーク・プロトコルを用いてデータパケットを処理するのに用いられる。セルラネットワークのデータパケットはPDCPデータパケットまたはRLCデータパケットを含む。セルラネットワークにおけるUEのデータを非セルラネットワークにオフロードすることを決定し、eNBへデータパケットを送信することが必要になったときに、UEは、データパケットを搬送するデータフレームを生成し、生成したデータフレームをまずAPへ送信することができ、次いで、APがACを用いてeNBへデータフレームを送信する。
例えば、UEは、802.11フレームのMACヘッダと、指示情報と、データパケットとを組み合わせることによってデータフレームを生成し、データフレームをAPへ送信することができる。UEとAPとの間のデータ伝送時のデータカプセル化フォーマットはAPとACとの間のデータ伝送時のデータカプセル化フォーマットと異なる。したがって、UEによって送信されたデータフレームを受信した後で、APはデータフレームのカプセル化フォーマットを変換する必要があり、変換後にデータフレームをACへ送信し、ACはデータフレームをeNBへ送信する。
例えば、APは、データフレームに含まれるeNBのMACアドレスと、UEのMACアドレスと、データパケットと、指示情報とを組み合わせることによって802.3フレームを生成し、生成された802.3フレームとCAPWAPヘッダとを再度組み合わせることによってデータフレームを生成し、次いで、ACがデータフレームをeNBへ送信するように、データフレームをACへ送信することができる。
本発明の本実施形態では、さらに任意選択で、UEによって送信されたデータフレームを受信した後で、APは、データフレームに含まれる指示情報に従ってデータフレームに含まれるデータパケットがセルラネットワークのデータパケットであるかどうか判定することができる。データフレームに含まれるデータパケットがセルラネットワークのデータパケットである場合、APはデータフレームをACへ送信し、ACはデータフレームをeNBへ送信することができ、そうではなくデータフレームに含まれるデータパケットがセルラネットワークのデータパケットではない場合には、APはデータフレームをInternetへ直接送信することができる。
APはAPとACとの間のCAPWAPトンネルインターフェースを用いてACへデータフレームを送信することができ、データフレームを受信した後で、ACはACとeNBとの間のCAPWAPトンネルインターフェースまたはinterface−Zを用いてeNBへデータフレームを送信することができる。
さらに、本発明の本実施形態の応用シナリオでは、APが指示情報に従ってデータパケットはセルラネットワークのデータパケットであると決定した後でデータフレームがACへ送信された場合には、ACはデータフレームをeNBへ直接送信することができる。あるいは、本発明の本実施形態の応用シナリオでは、APがデータフレームに含まれるデータパケットがセルラネットワークのデータパケットであるかどうか判定しない場合には、データパケットを受信した後で、ACは、指示情報に従ってデータフレームに含まれるデータパケットはセルラネットワークのデータパケットであると決定した後でデータフレームをeNBへ送信する。加えて、この応用シナリオでは、ACがデータフレームに含まれるデータパケットはセルラネットワークのデータパケットではないと決定した場合には、ACはデータフレームをInternetへ直接送信することができる。
1302.eNBはAPおよびACを用いてUEによって送信されたデータフレームを受信する。
1303.eNBは、セルラ・ネットワーク・プロトコルを用いてデータパケットを処理する。
本発明の本実施形態ではeNBがセルラ無線アクセスデバイスである例だけを用いて本発明の技術的解決策を説明しているが、セルラ無線アクセスデバイスを限定していないことに留意すべきである。セルラ無線アクセスデバイスは、SRC、RNC、あるいは無線ネットワークコントローラといったネットワークノードとすることができる。本発明の本実施形態では、本発明のセルラ無線アクセスデバイスに特定の制限を課していない。
本発明の本実施形態のステップ1301からステップ1303の内容の詳細な説明については、本発明の別の実施形態のステップ1201からステップ1204の対応する内容の詳細な説明を参照することができることに留意すべきである。本発明の本実施形態では詳細を説明しない。
本発明の本実施形態で提供されるアップリンクのオフロードおよび統合の方法によれば、セルラネットワークにおけるUEのデータを非セルラネットワークにオフロードすることを決定したときに、UEは非セルラ無線アクセスデバイスを用いてセルラ無線アクセスデバイスへデータフレームを送信し、データフレームはデータパケットと、データパケットがセルラネットワークのデータパケットであることを指示するのに用いられる指示情報とを搬送する。データフレームは、データパケットがセルラネットワークのデータパケットであることを指示するのに用いられる指示情報を含むため、データフレームを受信した後で、セルラ無線アクセスデバイスはセルラ・ネットワーク・プロトコルを用いてデータパケットを処理する。指示情報は、セルラ無線アクセスデバイスがセルラ・ネットワーク・プロトコルを用いてデータパケットを処理するように、データパケットがセルラネットワークのデータパケットであることを指示するのに用いられる。したがって、サービス継続性が保証され、それによってサービス品質およびユーザ体感が改善される。
本発明の別の実施形態はアップリンクのオフロードおよび統合の方法を提供し、本方法はeNB(セルラ無線アクセスデバイス)およびAP(非セルラ無線アクセスデバイス)を含む無線通信システムに適用される。加えて、データパケットがセルラネットワークのデータパケットであることを指示するのに用いられる指示情報がeNBのアドレス情報であることを、本発明の本実施形態における説明の例として用いる。データパケットは、UEがeNBへ送信する必要のあるデータパケットである。図17に示すように、本方法は以下のステップを含むことができる。
1401.UEはeNBのMACアドレスとMACアドレスの機能情報との間のマッピング関係を受信し、マッピング関係はeNBによって送信される。
本発明の本実施形態では、eNBは少なくとも2つのMACアドレスをサポートすることができ、各MACアドレスと各MACアドレスの機能情報との間にはマッピング関係がある。機能情報はオフロードおよび統合を含む。例えば、eNBは2つのMACアドレスをサポートし、MACアドレス1の機能はlocalbreakoutアドレスであり、MACアドレス2の機能はオフロードおよび統合である。
1402.UEは、マッピング関係に従って、その機能情報がオフロードおよび統合であるMACアドレスを指示情報として決定する。
UEは、セルラネットワークにおけるUEのデータを非セルラネットワークにオフロードすることが必要であると決定するため、UEは、その機能情報がオフロードおよび統合であるMACアドレスを指示情報として決定する必要がある。
1403.UEがセルラネットワークにおけるUEのデータを非セルラネットワークにオフロードすることを決定したときに、UEはAPを用いてeNBへデータフレームを送信する。
データフレームはUEがeNBへ送信する必要のあるデータパケットと、データパケットがセルラネットワークのデータパケットであることを指示するのに用いられる指示情報とを含み、指示情報はeNBによって、セルラ・ネットワーク・プロトコルを用いてデータパケットを処理するのに用いられる。セルラネットワークにおけるUEのデータを非セルラネットワークにオフロードすることを決定し、eNBへデータパケットを送信することが必要になったときに、指示情報を決定した後で、UEはデータパケットを搬送するデータフレームを生成し、生成したデータフレームを、APを用いてeNBへ送信することができる。
例えば、UEは、802.11フレームのMACヘッダとデータパケットとを組み合わせることによってデータフレームを生成することができる。802.11フレームのMACヘッダは指示情報を含み、指示情報はeNBのアドレス情報(すなわち、その機能情報がオフロードおよび統合であるeNBのMACアドレス)である。具体的には、指示情報(その機能情報がオフロードおよび統合であるeNBのMACアドレス)を決定した後で、UEは、指示情報(その機能情報がオフロードおよび統合であるeNBのMACアドレスであり、指示情報はIEEE802.11規格で指定されている宛先アドレスとして用いられうる)を802.11フレームのMACヘッダ内のアドレスビット3に記入し、送信元アドレス、すなわち、UEのMACアドレスを、802.11フレームのMACヘッダ内のアドレスビット2に記入し、APの識別情報を802.11フレームのMACヘッダ内のアドレスビット1に記入し、IEEE802.11規格の規定に従って他のフィールドを記入することにより、802.11フレームのMACヘッダを最終的に生成することができ、次いで、IEEE802.11規格の規定に従って802.11フレームのMACヘッダとデータパケットとを組み合わせることによってデータフレームを生成し、生成したデータフレームを、APを用いてeNBへ送信することができる。
本発明の本実施形態では、さらに、UEに少なくとも1つの無線ベアラがあるときに、少なくとも1つの無線ベアラに含まれる、データパケットを搬送する無線ベアラを指示するのに用いられるベアラ情報を図11に示すデータフレームに付加する必要がある。ベアラ情報は、少なくとも1つの無線ベアラに含まれる、データパケットを搬送する無線ベアラに対応するマッピング値とすることができる。1つの可能な実施態様においては、少なくとも1つの無線ベアラに含まれる、データパケットを搬送する無線ベアラを指示するのに用いられる(マッピング値といった)ベアラ情報は802.11フレームのMACヘッダに付加されてよい。具体的には、ベアラ情報は802.11フレームのMACヘッダ内のフィールドに記入されてよい。例えば、ベアラ情報は802.11フレームのMACヘッダのフレーム制御フィールドのタイプ予約済みフィールドに記入される。先行技術では、reservedフィールドには0000から1111までの16の任意選択値があり、DRB IDには8つの任意選択値がある。例えば、無線ベアラに対応するタイプ/サブタイプ(Type/subType)値または範囲が提供されてよい。例えば、DRB ID0は0000に対応している。別の可能な実施態様においては、新しいフィールドがデータフレームに付加されてよく、このフィールドは、少なくとも1つの無線ベアラに含まれる、データパケットを搬送する無線ベアラを指示するのに用いられるベアラ情報を含む。別の可能な実施態様においては、少なくとも1つの無線ベアラに含まれる、データパケットを搬送する無線ベアラを指示するのに用いられるベアラ情報は、802.11フレームのMACヘッダ内のアドレスフィールドに付加されてよい。例えば、8つのMACアドレスが拡張され、無線ベアラとMACアドレスとの間でマッピングが行われ、次いで、少なくとも1つの無線ベアラに含まれる、データパケットを搬送する無線ベアラを指示するのに用いられるベアラ情報がアドレスフィールドに記入される。
UEとAPとの間のデータ伝送時のデータカプセル化フォーマットはAPとeNBとの間のデータ伝送時のデータカプセル化フォーマットと異なる。したがって、UEによって送信されたデータフレームを受信した後で、APはデータフレームのカプセル化フォーマットを変換する必要があり、変換後にデータフレームをeNBへ送信する。
例えば、APは、データフレームに含まれる指示情報と、UEのMACアドレスと、データパケットとを組み合わせることによって802.3フレームを生成し、生成された802.3フレームとCAPWAPヘッダとを再度組み合わせることによってデータフレームを生成し、次いでデータフレームをeNBへ送信することができる。
受信したデータフレームに従って、APは、データフレームに含まれる802.11フレームのMACヘッダ内にある指示情報(その機能情報がオフロードおよび統合であるeNBのMACアドレス)ならびにUEのMACアドレスをコピーし、次いで、IEEE802.3規格の規定に従って指示情報と、UEのMACアドレスと、データパケットとを組み合わせることによって802.3フレームを生成することができる。具体的には、APは、802.11フレームのMACヘッダ内のアドレスビット3に記入された指示情報(その機能情報がオフロードおよび統合であるeNBのMACアドレス)を、802.3フレーム内の宛先アドレスフィールドにコピーし、802.11フレームのMACヘッダ内のアドレスビット2に記入されているUEのMACアドレスを802.3フレーム内の送信元アドレスフィールドにコピーし、データパケットを802.3フレーム内のデータパケットフィールドにコピーすることによって、802.3フレームを最終的に生成する。802.3フレームを生成した後で、APは、802.3フレームとCAPWAPヘッダとを再度組み合わせることによって図9に示すデータフレームを生成し、CAPWAPヘッダはAPのMACアドレスを含むことができる。
さらに、UEに少なくとも1つの無線ベアラがあるときに、図11に示すデータフレームに含まれる、少なくとも1つの無線ベアラに含まれる、データパケットを搬送する無線ベアラを指示するのに用いられるベアラ情報は、図9に示すデータフレームにマップされる必要がある。少なくとも1つの無線ベアラに含まれる、データパケットを搬送する無線ベアラを指示するのに用いられる(マッピング値といった)ベアラ情報が802.11フレームのMACヘッダに付加される場合には、APはベアラ情報を図10に示すCAPWAPヘッダに含まれるフィールドにマップすることができる。例えば、ベアラ情報をReservedフィールドにマップすることができるようにReservedの値が拡張されてもよく、wireless specific informationフィールド内のdataフィールドが拡張されてもよい。データフレームに新しいフィールドが付加され、そのフィールドが少なくとも1つの無線ベアラに含まれる、データパケットを搬送する無線ベアラを指示するのに用いられるベアラ情報を含む場合には、802.3フレームに新しいフィールドが付加されてよく、ベアラ情報は802.3フレーム内の新しく付加されたフィールドにマップされる。少なくとも1つの無線ベアラに含まれる、データパケットを搬送する無線ベアラを指示するのに用いられるベアラ情報が802.11フレームのMACヘッダ内のアドレスフィールドに付加される場合には、ベアラ情報は802.3フレーム内のアドレスフィールドにマップされてよい。ベアラ情報はMACアドレス、またはデータパケットを搬送する無線ベアラを一意に識別することができる別の値とすることができる。
本発明の本実施形態では、さらに任意選択で、UEによって送信されたデータフレームを受信した後で、APは、データフレームに含まれる指示情報に従ってデータフレームに含まれるデータパケットがセルラネットワークのデータパケットであるかどうか判定することができる。データフレームに含まれるデータパケットがセルラネットワークのデータパケットである場合、APはeNBへデータフレームを送信することができ、そうではなくデータフレームに含まれるデータパケットがセルラネットワークのデータパケットではない場合には、APはインターネット(Internet)へデータフレームを直接送信することができる。
APはAPとeNBとの間のCAPWAPトンネルインターフェースまたはinterface−Zを用いてeNBへデータフレームを送信することができる。
1404.eNBはAPを用いてUEによって送信されたデータフレームを受信する。
1405.eNBは、指示情報に従ってデータパケットはセルラネットワークのデータパケットであると決定する。
例えば、eNBのWiFiモジュールは、APを用いてUEによって送信されたデータフレームを受信し、データフレームを受信した後で、データフレームの802.3フレーム内の宛先アドレス(すなわち、指示情報)およびMACアドレスとMACアドレスの機能との間のマッピング関係に従ってデータパケットがセルラネットワークのデータパケットであるかどうか判定し、すなわち、802.3フレーム内の宛先アドレスが、その機能情報がオフロードおよび統合であるeNBのMACアドレスであるかどうか判定し、データパケットはセルラネットワークのデータパケットであると決定した後で(すなわち、宛先アドレスは、その機能がオフロードおよび統合であるeNBのMACアドレスであると決定した後で)、データパケットをeNBのLTEモジュールへ送ることができる。eNBのWiFiモジュールがデータパケットはセルラネットワークのデータパケットではないと決定した場合(すなわち、宛先アドレスは、その機能情報がオフロードおよび統合であるeNBのMACアドレスではないと決定した場合)、WiFiモジュールはデータパケットをInternetへ直接送信することができる。
さらに、UEに少なくとも1つの無線ベアラがあるときに、データフレームは、少なくとも1つの無線ベアラに含まれる、データパケットを搬送する無線ベアラを指示するのに用いられるベアラ情報をさらに含む。したがって、eNBのWiFiモジュールは、ベアラ情報、およびベアラ情報と、少なくとも1つの無線ベアラに含まれる、データパケットを搬送する無線ベアラとの間のマッピング関係に従って無線ベアラに対応するeNBのLTEモジュールへデータパケットを送ることができる。
本発明の本実施形態では、さらに任意選択で、UEによって送信されたデータフレームを受信した後で、APは、データフレームに含まれる指示情報に従ってデータフレームに含まれるデータパケットがセルラネットワークのデータパケットであるとまず決定し、この場合には、データフレームを受信した後で、eNBはセルラ・ネットワーク・プロトコルを用いてデータパケットを直接処理することができ、すなわち、ステップ1405を行わずにステップ1406を直接行うことができる。
1406.eNBは、セルラ・ネットワーク・プロトコルを用いてデータパケットを処理する。
本発明の本実施形態ではeNBがセルラ無線アクセスデバイスである例だけを用いて本発明の技術的解決策を説明しているが、セルラ無線アクセスデバイスを限定していないことに留意すべきである。セルラ無線アクセスデバイスは、SRC、RNC、あるいは無線ネットワークコントローラといったネットワークノードとすることができる。本発明の本実施形態では、本発明のセルラ無線アクセスデバイスに特定の制限を課していない。
本発明の本実施形態のステップ1401からステップ1406の内容の詳細な説明については、本発明の別の実施形態のステップ1201からステップ1204の対応する内容の詳細な説明を参照することができることに留意すべきである。本発明の本実施形態では詳細を説明しない。
本発明の本実施形態では、eNBはACの機能と統合されていること、すなわち、eNBとACとは同じノードまたは同じ物理エンティティであることに留意すべきである。
本発明の本実施形態で提供されるアップリンクのオフロードおよび統合の方法によれば、セルラネットワークにおけるUEのデータを非セルラネットワークにオフロードすることを決定したときに、UEは非セルラ無線アクセスデバイスを用いてセルラ無線アクセスデバイスへデータフレームを送信し、データフレームはデータパケットと、データパケットがセルラネットワークのデータパケットであることを指示するのに用いられる指示情報とを搬送する。データフレームは、データパケットがセルラネットワークのデータパケットであることを指示するのに用いられる指示情報を含むため、データフレームを受信した後で、セルラ無線アクセスデバイスはセルラ・ネットワーク・プロトコルを用いてデータパケットを処理する。指示情報は、セルラ無線アクセスデバイスがセルラ・ネットワーク・プロトコルを用いてデータパケットを処理するように、データパケットがセルラネットワークのデータパケットであることを指示するのに用いられる。したがって、サービス継続性が保証され、それによってサービス品質およびユーザ体感が改善される。
本発明の別の実施形態はアップリンクのオフロードおよび統合の方法を提供し、本方法はeNB(セルラ無線アクセスデバイス)およびAP(非セルラ無線アクセスデバイス)を含む無線通信システムに適用される。加えて、データパケットがセルラネットワークのデータパケットであることを指示するのに用いられる指示情報がeNBのアドレス情報であることを、本発明の本実施形態における詳細な説明の例として用いる。データパケットは、UEがeNBへ送信する必要のあるデータパケットである。図18に示すように、本方法は以下のステップを含むことができる。
1501.UEはeNBのMACアドレスとMACアドレスの機能情報との間のマッピング関係を受信し、マッピング関係はeNBによって送信される。
1502.UEは、マッピング関係に従って、その機能情報がオフロードおよび統合であるMACアドレスを指示情報として決定する。
1503.UEがセルラネットワークにおけるUEのデータを非セルラネットワークにオフロードすることを決定したときに、UEはAPおよびACを用いてeNBへデータフレームを送信する。
データフレームはUEがeNBへ送信する必要のあるデータパケットと、データパケットがセルラネットワークのデータパケットであることを指示するのに用いられる指示情報とを含み、指示情報はeNBによって、セルラ・ネットワーク・プロトコルを用いてデータパケットを処理するのに用いられる。セルラネットワークにおけるUEのデータを非セルラネットワークにオフロードすることを決定し、eNBへデータパケットを送信する必要があるときに、指示情報を決定した後で、UEはデータパケットを搬送するデータフレームを生成し、生成したデータフレームをAPおよびACを用いてeNBへ送信することができる。
例えば、UEは、802.11フレームのMACヘッダとデータパケットとを組み合わせることによってデータフレームを生成し、生成したデータフレームをAPおよびACを用いてeNBへ送信することができる。
UEとAPとの間のデータ伝送時のデータカプセル化フォーマットはAPとACとの間のデータ伝送時のデータカプセル化フォーマットと異なる。したがって、UEによって送信されたデータフレームを受信した後で、APはデータフレームのカプセル化フォーマットを変換する必要があり、変換後にデータフレームをACへ送信し、ACはデータフレームをeNBへ送信する。
例えば、APは、データフレームに含まれる指示情報と、UEのMACアドレスと、データパケットとを組み合わせることによって802.3フレームを生成し、802.3フレームとCAPWAPヘッダとを再度組み合わせることによってデータフレームを生成し、次いで、ACがデータフレームをeNBへ送信するように、データフレームをACへ送信することができる。
本発明の本実施形態では、さらに任意選択で、UEによって送信されたデータフレームを受信した後で、APは、データフレームに含まれる指示情報に従ってデータフレームに含まれるデータパケットがセルラネットワークのデータパケットであるかどうか判定することができる。データフレームに含まれるデータパケットがセルラネットワークのデータパケットである場合、APはACを用いてデータフレームをeNBへ送信することができ、そうではなくデータフレームに含まれるデータパケットがセルラネットワークのデータパケットではない場合には、APはデータフレームをInternetへ直接送信することができる。
APはAPとACとの間のCAPWAPトンネルインターフェースを用いてACへデータフレームを送信することができ、データフレームを受信した後で、ACはACとeNBとの間のCAPWAPトンネルインターフェースまたはinterface−Zを用いてeNBへデータフレームを送信することができる。
本発明の本実施形態の応用シナリオでは、APが指示情報に従ってデータパケットはセルラネットワークのデータパケットであると決定した後でデータフレームがACへ送信された場合には、ACはデータフレームをeNBへ直接送信することができる。あるいは、本発明の本実施形態の応用シナリオでは、APがデータフレームに含まれるデータパケットがセルラネットワークのデータパケットであるかどうか判定しない場合には、データパケットを受信した後で、ACは、指示情報に従ってデータフレームに含まれるデータパケットはセルラネットワークのデータパケットであると決定した後でデータフレームをeNBへ送信する。加えて、この応用シナリオでは、ACがデータフレームに含まれるデータパケットはセルラネットワークのデータパケットではないと決定した場合には、ACはデータフレームをInternetへ直接送信することができる。
1504.eNBはAPおよびACを用いてUEによって送信されたデータフレームを受信する。
1505.eNBは、セルラ・ネットワーク・プロトコルを用いてデータパケットを処理する。
本発明の本実施形態ではeNBがセルラ無線アクセスデバイスである例だけを用いて本発明の技術的解決策を説明しているが、セルラ無線アクセスデバイスを限定していないことに留意すべきである。セルラ無線アクセスデバイスは、SRC、RNC、あるいは無線ネットワークコントローラといったネットワークノードとすることができる。本発明の本実施形態では、本発明のセルラ無線アクセスデバイスに特定の制限を課していない。
本発明の本実施形態のステップ1501からステップ1505の内容の詳細な説明については、本発明の別の実施形態のステップ1401からステップ1406の対応する内容の詳細な説明を参照することができることに留意すべきである。本発明の本実施形態では詳細を説明しない。
本発明の本実施形態で提供されるオフロードおよび統合の方法によれば、セルラネットワークにおけるUEのデータを非セルラネットワークにオフロードすることを決定したときに、UEは非セルラ無線アクセスデバイスを用いてセルラ無線アクセスデバイスへデータフレームを送信し、データフレームはデータパケットと、データパケットがセルラネットワークのデータパケットであることを指示するのに用いられる指示情報とを搬送する。データフレームは、データパケットがセルラネットワークのデータパケットであることを指示するのに用いられる指示情報を含むため、データフレームを受信した後で、セルラ無線アクセスデバイスはセルラ・ネットワーク・プロトコルを用いてデータパケットを処理する。指示情報は、セルラ無線アクセスデバイスがセルラ・ネットワーク・プロトコルを用いてデータパケットを処理するように、データパケットがセルラネットワークのデータパケットであることを指示するのに用いられる。したがって、サービス継続性が保証され、それによってサービス品質およびユーザ体感が改善される。
本発明の別の実施形態はセルラ無線アクセスデバイスを提供し、本セルラ無線アクセスデバイスは無線通信システムに適用され、無線通信システムは非セルラ無線アクセスデバイスをさらに含む。図19に示すように、本セルラ無線アクセスデバイスは決定モジュール161と送信モジュール162とを含む。
決定モジュール161は、セルラ無線アクセスデバイスによってサービスされているユーザ機器UEのセルラネットワークにおけるデータを非セルラネットワークにオフロードすることを決定するように構成されており、
送信モジュール162は、非セルラ無線アクセスデバイスを用いて、セルラ無線アクセスデバイスによってサービスされているUEへデータフレームを送信するように構成されている。
データフレームは、セルラ無線アクセスデバイスがUEへ送信する必要のあるデータパケットと、データパケットがセルラネットワークのデータパケットであることを指示するのに用いられる指示情報とを含み、指示情報はUEによって、指示情報に従ってセルラ・ネットワーク・プロトコルを用いてデータパケットを処理するのに用いられる。
本発明の本実施形態では、さらに任意選択で、指示情報はセルラ無線アクセスデバイスのアドレス情報である。
本発明の本実施形態では、さらに任意選択で、UEに少なくとも1つの無線ベアラがあるときに、データフレームは、少なくとも1つの無線ベアラに含まれる、データパケットを搬送する無線ベアラを指示するのに用いられるベアラ情報をさらに含む。
本発明の本実施形態では、さらに任意選択で、送信モジュール162は、ベアラ情報と、少なくとも1つの無線ベアラに含まれる、データパケットを搬送する無線ベアラとの間のマッピング関係を、エア・インターフェース・メッセージを用いてUEへ送信するようにさらに構成されている。
本発明の本実施形態では、さらに任意選択で、セルラネットワークのデータパケットはパケットデータ統合プロトコルPDCPデータパケットまたは無線リンク制御RLCデータパケットを含む。
本発明の本実施形態で提供されるセルラ無線アクセスデバイス内の機能モジュールの具体的な動作プロセスについては、方法実施形態における対応するプロセスの詳細な説明を参照することができることに留意すべきである。本発明の本実施形態では詳細を説明しない。
セルラ無線アクセスデバイスによってサービスされているUEのセルラネットワークにおけるデータを非セルラネットワークにオフロードすることを決定した後で、本発明の本実施形態で提供されるセルラ無線アクセスデバイスは、非セルラ無線アクセスデバイスを用いて、セルラ無線アクセスデバイスによってサービスされているUEへデータフレームを送信する。データフレームは、データパケットがセルラネットワークのデータパケットであることを指示するのに用いられる指示情報を含むため、データフレームを受信した後で、UEは指示情報に従ってセルラ・ネットワーク・プロトコルを用いてデータパケットを処理することができる。指示情報は、UEがセルラ・ネットワーク・プロトコルを用いてデータパケットを処理するように、データパケットがセルラネットワークのデータパケットであることを指示するのに用いられる。したがって、サービス継続性が保証され、それによってサービス品質およびユーザ体感が改善される。
本発明の別の実施形態はアクセスコントローラACを提供し、本アクセスコントローラACはセルラ無線アクセスデバイスおよび非セルラ無線アクセスデバイスを含む無線通信システムに適用される。図20に示すように、本ACは受信モジュール171と送信モジュール172とを含む。
受信モジュール171は、セルラ無線アクセスデバイスによって送信された、セルラ無線アクセスデバイスがユーザ機器UEへ送信する必要のあるデータパケットを受信するように構成されており、
送信モジュール172は、非セルラ無線アクセスデバイスを用いてUEへデータフレームを送信するように構成されている。
データフレームは、セルラ無線アクセスデバイスがUEへ送信する必要のあるデータパケットと、データパケットがセルラネットワークのデータパケットであることを指示するのに用いられる指示情報とを含み、指示情報はUEによって、指示情報に従ってセルラ・ネットワーク・プロトコルを用いてデータパケットを処理するのに用いられる。
本発明の本実施形態では、さらに任意選択で、指示情報はセルラ無線アクセスデバイスのアドレス情報である。
本発明の本実施形態では、さらに任意選択で、受信モジュール171は、送信モジュール172が非セルラ無線アクセスデバイスを用いてUEへデータフレームを送信する前に、セルラ無線アクセスデバイスによって送信された非セルラ無線アクセスデバイスの識別情報を受信する、ようにさらに構成されており、識別情報は本ACによって非セルラ無線アクセスデバイスを決定するのに用いられる。
本発明の本実施形態では、さらに任意選択で、データパケットは802.3フレームに含まれる。
図21に示すように、本ACは付加モジュール173をさらに含む。
付加モジュール173は、送信モジュール172が非セルラ無線アクセスデバイスを用いてUEへデータフレームを送信する前に、データフレームに802.3フレームに含まれるデータパケットを付加する、ように構成されている。
本発明の本実施形態では、さらに任意選択で、非セルラ無線アクセスデバイスの識別情報は非セルラ無線アクセスデバイスのMACアドレス、非セルラ無線アクセスデバイスの基本サービスセット識別子BSSID、または非セルラ無線アクセスデバイスのサービスセット識別子SSIDである。
本発明の本実施形態では、さらに任意選択で、UEに少なくとも1つの無線ベアラがあるときに、データフレームは、少なくとも1つの無線ベアラに含まれる、データパケットを搬送する無線ベアラを指示するのに用いられるベアラ情報をさらに含む。
本発明の本実施形態では、さらに任意選択で、送信モジュール172は、ベアラ情報と、少なくとも1つの無線ベアラに含まれる、データパケットを搬送する無線ベアラとの間のマッピング関係を、セルラ無線アクセスデバイスを用いてUEへ送信するようにさらに構成されている。
本発明の本実施形態では、さらに任意選択で、セルラネットワークのデータパケットはパケットデータ統合プロトコルPDCPデータパケットまたは無線リンク制御RLCデータパケットを含む。
本発明の本実施形態で提供されるAC内の機能モジュールの具体的な動作プロセスについては、方法実施形態における対応するプロセスの詳細な説明を参照することができることに留意すべきである。本発明の本実施形態では詳細を説明しない。
セルラ無線アクセスデバイスによって送信された、セルラ無線アクセスデバイスがUEへ送信する必要のあるデータパケットを受信した後で、本発明の本実施形態で提供されるACは、データフレームに、データパケットと、データパケットがセルラネットワークのデータパケットであることを指示するのに用いられる指示形成とを付加し、非セルラ無線アクセスデバイスを用いてUEへデータフレームを送信することができる。データフレームは、データパケットがセルラネットワークのデータパケットであることを指示するのに用いられる指示情報を含むため、データフレームを受信した後で、UEは指示情報に従ってセルラ・ネットワーク・プロトコルを用いてデータパケットを処理することができる。指示情報は、UEがセルラ・ネットワーク・プロトコルを用いてデータパケットを処理するように、データパケットがセルラネットワークのデータパケットであることを指示するのに用いられる。したがって、サービス継続性が保証され、それによってサービス品質およびユーザ体感が改善される。
本発明の別の実施形態はユーザ機器UEを提供し、本ユーザ機器UEはセルラ無線アクセスデバイスおよび非セルラ無線アクセスデバイスを含む無線通信システムに適用される。図22に示すように、本UEは送信モジュール181を含む。
送信モジュール181は、セルラネットワークにおけるUEのデータを非セルラネットワークにオフロードすることが決定されたときに、非セルラ無線アクセスデバイスを用いてセルラ無線アクセスデバイスへデータフレームを送信する、ように構成されている。
データフレームは、UEがセルラ無線アクセスデバイスへ送信する必要のあるデータパケットと、データパケットがセルラネットワークのデータパケットであることを指示するのに用いられる指示情報とを含み、指示情報はセルラ無線アクセスデバイスによって、セルラ・ネットワーク・プロトコルを用いてデータパケットを処理するのに用いられる。
本発明の本実施形態では、さらに任意選択で、指示情報はセルラ無線アクセスデバイスのアドレス情報である。
本発明の本実施形態では、さらに任意選択で、図23に示すように、本UEは、受信モジュール182と決定モジュール183と、をさらに含む。
受信モジュール182は、送信モジュール181が非セルラ無線アクセスデバイスを用いてセルラ無線アクセスデバイスへデータフレームを送信する前に、セルラ無線アクセスデバイスのMACアドレスとMACアドレスの機能情報との間のマッピング関係を受信するように構成されており、マッピング関係はセルラ無線アクセスデバイスによって送信され、機能情報はオフロードおよび統合を含み、
決定モジュール183は、受信モジュール182によって受信されたマッピング関係に従って、その機能情報がオフロードおよび統合であるMACアドレスを指示情報として決定する、ように構成されている。
本発明の本実施形態では、さらに任意選択で、UEに少なくとも1つの無線ベアラがあるときに、データフレームは、少なくとも1つの無線ベアラに含まれる、データパケットを搬送する無線ベアラを指示するのに用いられるベアラ情報をさらに含む。
本発明の本実施形態では、さらに任意選択で、セルラネットワークのデータパケットはパケットデータ統合プロトコルPDCPデータパケットまたは無線リンク制御RLCデータパケットを含む。
本発明の本実施形態で提供されるUE内の機能モジュールの具体的な動作プロセスについては、方法実施形態における対応するプロセスの詳細な説明を参照することができることに留意すべきである。本発明の本実施形態では詳細を説明しない。
セルラネットワークにおけるUEのデータを非セルラネットワークにオフロードすることを決定したときに、本発明の本実施形態で提供されるUEは、非セルラ無線アクセスデバイスを用いてセルラ無線アクセスデバイスへデータフレームを送信し、データフレームはデータパケットと、データパケットがセルラネットワークのデータパケットであることを指示するのに用いられる指示情報とを搬送する。データフレームは、データパケットがセルラネットワークのデータパケットであることを指示するのに用いられる指示情報を含むため、データフレームを受信した後で、セルラ無線アクセスデバイスはセルラ・ネットワーク・プロトコルを用いてデータパケットを処理する。指示情報は、セルラ無線アクセスデバイスがセルラ・ネットワーク・プロトコルを用いてデータパケットを処理するように、データパケットがセルラネットワークのデータパケットであることを指示するのに用いられる。したがって、サービス継続性が保証され、それによってサービス品質およびユーザ体感が改善される。
本発明の別の実施形態はユーザ機器UEを提供し、本ユーザ機器UEはセルラ無線アクセスデバイスおよび非セルラ無線アクセスデバイスを含む無線通信システムに適用される。図24に示すように、本UEは、受信モジュール191と、WiFiモジュール192と、LTEモジュール193とを含む。
受信モジュール191は、非セルラ無線アクセスデバイスを用いてセルラ無線アクセスデバイスによって送信されたデータフレームを受信する、ように構成されており、データフレームは、セルラ無線アクセスデバイスがセルラネットワークにおけるUEのデータを非セルラネットワークにオフロードすることを決定した後で送信され、データフレームは、セルラ無線アクセスデバイスがUEへ送信する必要のあるデータパケットと、データパケットがセルラネットワークのデータパケットであることを指示するのに用いられる指示情報とを含み、
WiFiモジュール192は、指示情報に従ってデータパケットはセルラネットワークのデータパケットであると決定し、データパケットをLTEモジュール193へ送るように構成されており、
LTEモジュール193は、WiFiモジュール192によって送られたデータパケットを受け取り、セルラ・ネットワーク・プロトコルを用いてデータパケットを処理するように構成されている。
本発明の本実施形態では、さらに任意選択で、指示情報はセルラ無線アクセスデバイスのアドレス情報である。
本発明の本実施形態では、さらに任意選択で、UEに少なくとも1つの無線ベアラがあるときに、データフレームは、少なくとも1つの無線ベアラに含まれる、データパケットを搬送する無線ベアラを指示するのに用いられるベアラ情報をさらに含む。
受信モジュール191は、LTEモジュール193がセルラ・ネットワーク・プロトコルを用いてデータパケットを処理する前に、ベアラ情報と、少なくとも1つの無線ベアラに含まれる、データパケットを搬送する無線ベアラとの間のマッピング関係を受信する、ようにさらに構成されており、マッピング関係はエア・インターフェース・メッセージを用いてセルラ無線アクセスデバイスによって送信され、
WiFiモジュール192は、受信モジュール191によって受信されたマッピング関係およびベアラ情報に従って無線ベアラに対応するLTEモジュール193へデータパケットを送るように特に構成されている。
本発明の本実施形態では、さらに任意選択で、セルラネットワークのデータパケットはパケットデータ統合プロトコルPDCPデータパケットまたは無線リンク制御RLCデータパケットを含む。
本発明の本実施形態で提供されるUE内の機能モジュールの具体的な動作プロセスについては、方法実施形態における対応するプロセスの詳細な説明を参照することができることに留意すべきである。本発明の本実施形態では詳細を説明しない。
本発明の本実施形態で提供されるUEによれば、セルラ無線アクセスデバイスによってサービスされているUEのセルラネットワークにおけるデータを非セルラネットワークにオフロードすることを決定した後で、セルラ無線アクセスデバイスは、非セルラ無線アクセスデバイスを用いて、セルラ無線アクセスデバイスによってサービスされているUEへデータフレームを送信する。データフレームは、データパケットがセルラネットワークのデータパケットであることを指示するのに用いられる指示情報を含むため、データフレームを受信した後で、UEは、指示情報に従ってデータパケットはセルラネットワークのデータパケットであると決定し、セルラ・ネットワーク・プロトコルを用いてデータパケットを処理することができる。指示情報は、UEがセルラ・ネットワーク・プロトコルを用いてデータパケットを処理するように、データパケットがセルラネットワークのデータパケットであることを指示するのに用いられる。したがって、サービス継続性が保証され、それによってサービス品質およびユーザ体感が改善される。
本発明の別の実施形態はユーザ機器UEを提供し、本ユーザ機器UEはセルラ無線アクセスデバイスおよび非セルラ無線アクセスデバイスを含む無線通信システムに適用される。図25に示すように、本UEは、受信モジュール2001と、WiFiモジュール2002と、LTEモジュール2003とを含む。
受信モジュール2001は、非セルラ無線アクセスデバイスを用いてアクセスコントローラACによって送信されたデータフレームを受信するように構成されており、データフレームはACがセルラ無線アクセスデバイスによって送信された、セルラ無線アクセスデバイスがUEへ送信する必要のあるデータパケットを受信した後で送信され、データフレームは、セルラ無線アクセスデバイスがUEへ送信する必要のあるデータパケットと、データパケットがセルラネットワークのデータパケットであることを指示するのに用いられる指示情報とを含み、
WiFiモジュール2002は、指示情報に従ってデータパケットはセルラネットワークのデータパケットであると決定し、データパケットをロング・ターム・エボルーションLTEモジュール2003へ送るように構成されており、
LTEモジュール2003は、WiFiモジュール2002によって送られたデータパケットを受け取り、セルラ・ネットワーク・プロトコルを用いてデータパケットを処理するように構成されている。
本発明の本実施形態では、さらに任意選択で、指示情報はセルラ無線アクセスデバイスのアドレス情報である。
本発明の本実施形態では、さらに任意選択で、UEに少なくとも1つの無線ベアラがあるときに、データフレームは、少なくとも1つの無線ベアラに含まれる、データパケットを搬送する無線ベアラを指示するのに用いられるベアラ情報をさらに含む。
受信モジュール2001は、LTEモジュール2003がセルラ・ネットワーク・プロトコルを用いてデータパケットを処理する前に、ベアラ情報と、少なくとも1つの無線ベアラに含まれる、データパケットを搬送する無線ベアラとの間のマッピング関係を受信する、ようにさらに構成されており、マッピング関係はセルラ無線アクセスデバイスを用いてACによって送信され、
WiFiモジュール2002は、受信モジュール2001によって受信されたマッピング関係およびベアラ情報に従って無線ベアラに対応するLTEモジュール2003へデータパケットを送るように特に構成されている。
本発明の本実施形態では、さらに任意選択で、セルラネットワークのデータパケットはパケットデータ統合プロトコルPDCPデータパケットまたは無線リンク制御RLCデータパケットを含む。
本発明の本実施形態で提供されるUE内の機能モジュールの具体的な動作プロセスについては、方法実施形態における対応するプロセスの詳細な説明を参照することができることに留意すべきである。本発明の本実施形態では詳細を説明しない。
本発明の本実施形態で提供されるUEによれば、セルラ無線アクセスデバイスによってサービスされているUEのセルラネットワークにおけるデータを非セルラネットワークにオフロードすることを決定した後で、セルラ無線アクセスデバイスは、非セルラ無線アクセスデバイスを用いて、セルラ無線アクセスデバイスによってサービスされているUEへデータフレームを送信する。データフレームは、データパケットがセルラネットワークのデータパケットであることを指示するのに用いられる指示情報を含むため、データフレームを受信した後で、UEは、指示情報に従ってデータパケットはセルラネットワークのデータパケットであると決定し、セルラ・ネットワーク・プロトコルを用いてデータパケットを処理することができる。指示情報は、UEがセルラ・ネットワーク・プロトコルを用いてデータパケットを処理するように、データパケットがセルラネットワークのデータパケットであることを指示するのに用いられる。したがって、サービス継続性が保証され、それによってサービス品質およびユーザ体感が改善される。
本発明の別の実施形態はセルラ無線アクセスデバイスを提供し、本セルラ無線アクセスデバイスは無線通信システムに適用され、無線通信システムは非セルラ無線アクセスデバイスをさらに含む。図26に示すように、本セルラ無線アクセスデバイスは受信モジュール2101とLTEモジュール2102とを含む。
受信モジュール2101は、非セルラ無線アクセスデバイスを用いてユーザ機器UEによって送信されたデータフレームを受信するように構成されており、データフレームは、UEがセルラネットワークにおけるUEのデータを非セルラネットワークにオフロードすることを決定したときに送信され、データフレームは、UEがセルラ無線アクセスデバイスへ送信する必要のあるデータパケットと、データパケットがセルラネットワークのデータパケットであることを指示するのに用いられる指示情報とを含み、
LTEモジュール2102は、セルラ・ネットワーク・プロトコルを用いてデータパケットを処理するように構成されている。
本発明の本実施形態では、さらに任意選択で、指示情報はセルラ無線アクセスデバイスのアドレス情報である。
本発明の本実施形態では、さらに任意選択で、図27に示すように、本セルラ無線アクセスデバイスは送信モジュール2103をさらに含む。
送信モジュール2103は、受信モジュール2101が非セルラ無線アクセスデバイスを用いてユーザ機器UEによって送信されたデータフレームを受信する前に、セルラ無線アクセスデバイスのMACアドレスとMACアドレスの機能情報との間のマッピング関係をUEへ送信する、ように構成されており、機能情報はオフロードおよび統合を含む。
本発明の本実施形態では、さらに任意選択で、データフレームは、非セルラ無線アクセスデバイスがデータパケットはセルラネットワークのデータパケットであると決定した後で送信され、または
本セルラ無線アクセスデバイスはWiFiモジュール2104をさらに含むことができる。
WiFiモジュール2104は、LTEモジュール2102がセルラ・ネットワーク・プロトコルを用いてデータパケットを処理する前に、指示情報に従ってデータパケットはセルラネットワークのデータパケットであると決定し、データパケットをLTEモジュール2102へ送る、ように構成されている。
本発明の本実施形態では、さらに任意選択で、UEに少なくとも1つの無線ベアラがあるときに、データフレームは、少なくとも1つの無線ベアラに含まれる、データパケットを搬送する無線ベアラを指示するのに用いられるベアラ情報をさらに含む。
WiFiモジュール2104は、ベアラ情報、およびベアラ情報と、少なくとも1つの無線ベアラに含まれる、データパケットを搬送する無線ベアラとの間のマッピング関係に従って無線ベアラに対応するLTEモジュール2102へデータパケットを送るように特に構成されている。
本発明の本実施形態では、さらに任意選択で、セルラネットワークのデータパケットはパケットデータ統合プロトコルPDCPデータパケットまたは無線リンク制御RLCデータパケットを含む。
本発明の本実施形態で提供されるセルラ無線アクセスデバイス内の機能モジュールの具体的な動作プロセスについては、方法実施形態における対応するプロセスの詳細な説明を参照することができることに留意すべきである。本発明の本実施形態では詳細を説明しない。
本発明の本実施形態で提供されるセルラ無線アクセスデバイスによれば、セルラネットワークにおけるUEのデータを非セルラネットワークにオフロードすることを決定したときに、UEは非セルラ無線アクセスデバイスを用いてセルラ無線アクセスデバイスへデータフレームを送信し、データフレームはデータパケットと、データパケットがセルラネットワークのデータパケットであることを指示するのに用いられる指示情報とを搬送する。データフレームは、データパケットがセルラネットワークのデータパケットであることを指示するのに用いられる指示情報を含むため、データフレームを受信した後で、セルラ無線アクセスデバイスはセルラ・ネットワーク・プロトコルを用いてデータパケットを処理する。指示情報は、セルラ無線アクセスデバイスがセルラ・ネットワーク・プロトコルを用いてデータパケットを処理するように、データパケットがセルラネットワークのデータパケットであることを指示するのに用いられる。したがって、サービス継続性が保証され、それによってサービス品質およびユーザ体感が改善される。
本発明の別の実施形態はアクセスコントローラACを提供し、本アクセスコントローラACはセルラ無線アクセスデバイスおよび非セルラ無線アクセスデバイスを含む無線通信システムに適用される。図28に示すように、本ACは受信モジュール2201と送信モジュール2202とを含む。
受信モジュール2201は、非セルラ無線アクセスデバイスを用いてユーザ機器UEによって送信されたデータフレームを受信するように構成されており、データフレームは、UEがセルラネットワークにおけるUEのデータを非セルラネットワークにオフロードすることを決定したときに送信され、データフレームは、UEがセルラ無線アクセスデバイスへ送信する必要のあるデータパケットと、データパケットがセルラネットワークのデータパケットであることを指示するのに用いられる指示情報とを含み、指示情報はセルラ無線アクセスデバイスによって、セルラ・ネットワーク・プロトコルを用いてデータパケットを処理するのに用いられ、
送信モジュール2202は、指示情報に従ってデータパケットはセルラネットワークのデータパケットであることが決定された後で、データフレームをセルラ無線アクセスデバイスへ送信し、または、指示情報に従ってデータパケットはセルラネットワークのデータパケットであると決定した後で非セルラ無線アクセスデバイスによって本ACへ送信されたデータフレームをセルラ無線アクセスデバイスへ送信する、ように構成されている。
本発明の本実施形態では、さらに任意選択で、指示情報はセルラ無線アクセスデバイスのアドレス情報である。
本発明の本実施形態では、さらに任意選択で、UEに少なくとも1つの無線ベアラがあるときに、データフレームは、少なくとも1つの無線ベアラに含まれる、データパケットを搬送する無線ベアラを指示するのに用いられるベアラ情報をさらに含む。
本発明の本実施形態では、さらに任意選択で、セルラネットワークのデータパケットはパケットデータ統合プロトコルPDCPデータパケットまたは無線リンク制御RLCデータパケットを含む。
本発明の本実施形態で提供されるAC内の機能モジュールの具体的な動作プロセスについては、方法実施形態における対応するプロセスの詳細な説明を参照することができることに留意すべきである。本発明の本実施形態では詳細を説明しない。
非セルラ無線アクセスデバイスを用いてUEによって送信されたデータフレームを受信した後で、本発明の本実施形態で提供されるACは、指示情報に従ってデータパケットはセルラネットワークのデータパケットであると決定した後でデータフレームをセルラ無線アクセスデバイスへ送信することができ、あるいは、データフレームをセルラ無線アクセスデバイスへ直接送信することができる。データフレームは、データフレームに含まれるデータパケットはセルラネットワークのデータパケットであると決定した後で本ACまたは非セルラ無線アクセスデバイスによってセルラ無線アクセスデバイスへ送信されるため、データフレームを受信した後で、セルラ無線アクセスデバイスはセルラ・ネットワーク・プロトコルを用いてデータパケットを処理する必要がある。指示情報は、セルラ無線アクセスデバイスがセルラ・ネットワーク・プロトコルを用いてデータパケットを処理することができるように、データパケットがセルラネットワークのデータパケットであることを指示するのに用いられる。したがって、サービス継続性が保証され、それによってサービス品質およびユーザ体感が改善される。
本発明の別の実施形態はユーザ機器UEを提供し、本ユーザ機器UEはセルラ無線アクセスデバイスおよび非セルラ無線アクセスデバイスを含む無線通信システムに適用される。図29に示すように、本UEは、受信モジュール2301と、WiFiモジュール2302と、LTEモジュール2303とを含む。
受信モジュール2301は、非セルラ無線アクセスデバイスを用いてセルラ無線アクセスデバイスによって送信されたデータフレームを受信するように構成されており、データフレームはセルラ無線アクセスデバイスがUEへ送信する必要のあるデータパケットを含み、データパケットは送信元インターネットプロトコルIPアドレスおよび宛先IPアドレスを含み、
WiFiモジュール2302は、送信元IPアドレスがセルラサービスを運ぶのに用いられたアドレスであると決定し、または宛先IPアドレスがコア・ネットワーク・ゲートウェイによって割り当てられていると決定し、データパケットをロング・ターム・エボルーションLTEモジュール2303へ送るように構成されており、
LTEモジュール2303は、WiFiモジュール2302によって送られたデータパケットを受け取り、セルラ・ネットワーク・プロトコルを用いてデータパケットを処理するように構成されている。
本発明の本実施形態で提供されるUE内の機能モジュールの具体的な動作プロセスについては、方法実施形態における対応するプロセスの詳細な説明を参照することができることに留意すべきである。本発明の本実施形態では詳細を説明しない。
非セルラ無線アクセスデバイスを用いてセルラ無線アクセスデバイスによって送信されたデータフレームを受信した後で、本発明の本実施形態で提供されるUEは、データパケットに含まれる送信元IPアドレスまたは宛先IPアドレスに従ってデータパケットがセルラネットワークのデータパケットであるかどうか判定し、データパケットはセルラネットワークのデータパケットであると決定した後で、セルラ・ネットワーク・プロトコルを用いてデータパケットを処理することができる。IPアドレスを用いてデータパケットはセルラネットワークのデータパケットであると決定したときに、UEはセルラ・ネットワーク・プロトコルを用いてデータパケットを処理する。したがって、サービス継続性が保証され、それによってサービス品質およびユーザ体感が改善される。
本発明の別の実施形態はセルラ無線アクセスデバイスを提供し、本セルラ無線アクセスデバイスは無線通信システムに適用され、無線通信システムは非セルラ無線アクセスデバイスをさらに含む。図30に示すように、本セルラ無線アクセスデバイスは受信モジュール2401と、WiFiモジュール2402と、LTEモジュール2403とを含む。
受信モジュール2401は、非セルラ無線アクセスデバイスを用いてユーザ機器UEによって送信されたデータフレームを受信するように構成されており、データフレームはUEがセルラ無線アクセスデバイスへ送信する必要のあるデータパケットを含み、データパケットは送信元インターネットプロトコルIPアドレスおよび宛先IPアドレスを含み、
WiFiモジュール2402は、宛先IPアドレスがセルラサービスを運ぶのに用いられたアドレスであると決定し、または送信元IPアドレスがコア・ネットワーク・ゲートウェイによって割り当てられていると決定し、データパケットをロング・ターム・エボルーションLTEモジュール2403へ送るように構成されており、
LTEモジュール2403は、WiFiモジュール2402によって送られたデータパケットを受け取り、セルラ・ネットワーク・プロトコルを用いてデータパケットを処理するように構成されている。
本発明の本実施形態で提供されるセルラ無線アクセスデバイス内の機能モジュールの具体的な動作プロセスについては、方法実施形態における対応するプロセスの詳細な説明を参照することができることに留意すべきである。本発明の本実施形態では詳細を説明しない。
非セルラ無線アクセスデバイスを用いてUEによって送信されたデータフレームを受信した後で、本発明の本実施形態で提供されるセルラ無線アクセスデバイスは、データパケットに含まれる送信元IPアドレスまたは宛先IPアドレスに従ってデータパケットがセルラネットワークのデータパケットであるかどうか判定し、データパケットはセルラネットワークのデータパケットであると決定した後で、セルラ・ネットワーク・プロトコルを用いてデータパケットを処理することができる。IPアドレスを用いてデータパケットはセルラネットワークのデータパケットであると決定したときに、セルラ無線アクセスデバイスはセルラ・ネットワーク・プロトコルを用いてデータパケットを処理する。したがって、サービス継続性が保証され、それによってサービス品質およびユーザ体感が改善される。
本発明の別の実施形態は非セルラ無線アクセスデバイスを提供し、本非セルラ無線アクセスデバイスは無線通信システムに適用され、無線通信システムはセルラ無線アクセスデバイスをさらに含む。図31に示すように、本非セルラ無線アクセスデバイスは受信モジュール2501と、決定モジュール2502と、送信モジュール2503とを含む。
受信モジュール2501は、セルラ無線アクセスデバイスによって送信されたデータフレームを受信するように構成されており、データフレームはセルラ無線アクセスデバイスがユーザ機器UEへ送信する必要のあるデータパケットを含み、データパケットは送信元インターネットプロトコルIPアドレスおよび宛先IPアドレスを含み、
決定モジュール2502は、送信元インターネットプロトコルIPアドレスはセルラサービスを運ぶのに用いられたアドレスであると決定し、または宛先IPアドレスはコア・ネットワーク・ゲートウェイによって割り当てられていると決定するように構成されており、
送信モジュール2503は、UEがセルラ・ネットワーク・プロトコルを用いてデータパケットを処理するように、UEへデータフレームを送信するように構成されている。
本発明の本実施形態で提供される非セルラ無線アクセスデバイス内の機能モジュールの具体的な動作プロセスについては、方法実施形態における対応するプロセスの詳細な説明を参照することができることに留意すべきである。本発明の本実施形態では詳細を説明しない。
セルラ無線アクセスデバイスによって送信されたデータフレームを受信した後で、本発明の本実施形態で提供される非セルラ無線アクセスデバイスは、データパケットに含まれる送信元IPアドレスまたは宛先IPアドレスに従ってデータパケットがセルラネットワークのデータパケットであるかどうか判定し、データパケットはセルラネットワークのデータパケットであると決定した後で、UEがセルラ・ネットワーク・プロトコルを用いてデータパケットを処理するように、UEへデータフレームを送信することができる。IPアドレスを用いてデータパケットはセルラネットワークのデータパケットであると決定したときに、非セルラ無線アクセスデバイスは、UEがセルラ・ネットワーク・プロトコルを用いてデータパケットを処理するように、UEへデータフレームを送信する。したがって、サービス継続性が保証され、それによってサービス品質およびユーザ体感が改善される。
本発明の別の実施形態は非セルラ無線アクセスデバイスを提供し、本非セルラ無線アクセスデバイスは無線通信システムに適用され、無線通信システムはセルラ無線アクセスデバイスをさらに含む。図32に示すように、本非セルラ無線アクセスデバイスは受信モジュール2601と、決定モジュール2602と、送信モジュール2603とを含む。
受信モジュール2601は、ユーザ機器UEによって送信されたデータフレームを受信するように構成されており、データフレームはUEがセルラ無線アクセスデバイスへ送信する必要のあるデータパケットを含み、データパケットは送信元インターネットプロトコルIPアドレスおよび宛先IPアドレスを含み、
決定モジュール2602は、宛先IPアドレスはセルラサービスを運ぶのに用いられたアドレスであると決定し、または送信元インターネットプロトコルIPアドレスはコア・ネットワーク・ゲートウェイによって割り当てられていると決定するように構成されており、
送信モジュール2603は、セルラ無線アクセスデバイスがセルラ・ネットワーク・プロトコルを用いてデータパケットを処理するように、セルラ無線アクセスデバイスへデータフレームを送信するように構成されている。
本発明の本実施形態で提供される非セルラ無線アクセスデバイス内の機能モジュールの具体的な動作プロセスについては、方法実施形態における対応するプロセスの詳細な説明を参照することができることに留意すべきである。本発明の本実施形態では詳細を説明しない。
UEによって送信されたデータフレームを受信した後で、本発明の本実施形態で提供される非セルラ無線アクセスデバイスは、データパケットに含まれる送信元IPアドレスまたは宛先IPアドレスに従ってデータパケットがセルラネットワークのデータパケットであるかどうか判定し、データパケットはセルラネットワークのデータパケットであると決定した後で、セルラ無線アクセスデバイスがセルラ・ネットワーク・プロトコルを用いてデータパケットを処理するように、セルラ無線アクセスデバイスへデータフレームを送信することができる。IPアドレスを用いてデータパケットはセルラネットワークのデータパケットであると決定したときに、非セルラ無線アクセスデバイスは、セルラ無線アクセスデバイスがセルラ・ネットワーク・プロトコルを用いてデータパケットを処理するように、セルラ無線アクセスデバイスへデータフレームを送信する。したがって、サービス継続性が保証され、それによってサービス品質およびユーザ体感が改善される。
本発明の別の実施形態は非セルラ無線アクセスデバイスを提供し、本非セルラ無線アクセスデバイスは無線通信システムに適用され、無線通信システムはセルラ無線アクセスデバイスをさらに含む。図33に示すように、本非セルラ無線アクセスデバイスは受信モジュール2701と送信モジュール2702とを含む。
受信モジュール2701は、セルラ無線アクセスデバイスまたはアクセスコントローラACによって送信されたデータフレームを受信するように構成されており、データフレームはセルラ無線アクセスデバイスがユーザ機器UEへ送信する必要のあるデータパケットを含み、
送信モジュール2702は、データフレームに、データパケットがセルラネットワークのデータパケットであることを指示するのに用いられる指示情報を付加し、データフレームをUEへ送信するように構成されており、指示情報はUEによって、指示情報に従ってセルラ・ネットワーク・プロトコルを用いてデータパケットを処理するのに用いられる。
本発明の本実施形態では、さらに任意選択で、受信モジュール2701は、送信モジュール2702が、データフレームに、データパケットがセルラネットワークのデータパケットであることを指示するのに用いられる指示情報を付加し、UEへデータフレームを送信する前に、セルラ無線アクセスデバイスによって送信された指示情報を受信する、ようにさらに構成されている。
本発明の本実施形態で提供される非セルラ無線アクセスデバイス内の機能モジュールの具体的な動作プロセスについては、方法実施形態における対応するプロセスの詳細な説明を参照することができることに留意すべきである。本発明の本実施形態では詳細を説明しない。
セルラ無線アクセスデバイスによって送信されたデータフレームを受信した後で、本発明の本実施形態で提供される非セルラ無線アクセスデバイスは、データフレームに、データパケットがセルラネットワークのデータパケットであることを指示するのに用いられる指示情報を付加し、UEへデータフレームを送信する。UEによって受信されたデータフレームは、データパケットがセルラネットワークのデータパケットであることを指示するのに用いられる指示情報を含むため、データフレームを受信した後で、UEはセルラ・ネットワーク・プロトコルを用いてデータパケットを処理する必要がある。指示情報は、UEがセルラ・ネットワーク・プロトコルを用いてデータパケットを処理することができるように、データパケットがセルラネットワークのデータパケットであることを指示するのに用いられる。したがって、サービス継続性が保証され、それによってサービス品質およびユーザ体感が改善される。
本発明の別の実施形態はセルラ無線アクセスデバイスを提供し、本セルラ無線アクセスデバイスは無線通信システムに適用され、無線通信システムは非セルラ無線アクセスデバイスをさらに含む。図34に示すように、本セルラ無線アクセスデバイスはプロセッサ2801と送信機2802とを含む。
プロセッサ2801は、セルラ無線アクセスデバイスによってサービスされているユーザ機器UEのセルラネットワークにおけるデータを非セルラネットワークにオフロードすることを決定するように構成されており、
送信機2802は、非セルラ無線アクセスデバイスを用いて、セルラ無線アクセスデバイスによってサービスされているUEへデータフレームを送信するように構成されている。
データフレームは、セルラ無線アクセスデバイスがUEへ送信する必要のあるデータパケットと、データパケットがセルラネットワークのデータパケットであることを指示するのに用いられる指示情報とを含み、指示情報はUEによって、指示情報に従ってセルラ・ネットワーク・プロトコルを用いてデータパケットを処理するのに用いられる。
本発明の本実施形態では、さらに任意選択で、指示情報はセルラ無線アクセスデバイスのアドレス情報である。
本発明の本実施形態では、さらに任意選択で、UEに少なくとも1つの無線ベアラがあるときに、データフレームは、少なくとも1つの無線ベアラに含まれる、データパケットを搬送する無線ベアラを指示するのに用いられるベアラ情報をさらに含む。
本発明の本実施形態では、さらに任意選択で、送信機2802は、ベアラ情報と、少なくとも1つの無線ベアラに含まれる、データパケットを搬送する無線ベアラとの間のマッピング関係を、エア・インターフェース・メッセージを用いてUEへ送信するようにさらに構成されている。
本発明の本実施形態では、さらに任意選択で、セルラネットワークのデータパケットはパケットデータ統合プロトコルPDCPデータパケットまたは無線リンク制御RLCデータパケットを含む。
本発明の本実施形態で提供されるセルラ無線アクセスデバイス内の機能モジュールの具体的な動作プロセスについては、方法実施形態における対応するプロセスの詳細な説明を参照することができることに留意すべきである。本発明の本実施形態では詳細を説明しない。
セルラ無線アクセスデバイスによってサービスされているUEのセルラネットワークにおけるデータを非セルラネットワークにオフロードすることを決定した後で、本発明の本実施形態で提供されるセルラ無線アクセスデバイスは、非セルラ無線アクセスデバイスを用いて、セルラ無線アクセスデバイスによってサービスされているUEへデータフレームを送信する。データフレームは、データパケットがセルラネットワークのデータパケットであることを指示するのに用いられる指示情報を含むため、データフレームを受信した後で、UEは指示情報に従ってセルラ・ネットワーク・プロトコルを用いてデータパケットを処理することができる。指示情報は、UEがセルラ・ネットワーク・プロトコルを用いてデータパケットを処理するように、データパケットがセルラネットワークのデータパケットであることを指示するのに用いられる。したがって、サービス継続性が保証され、それによってサービス品質およびユーザ体感が改善される。
本発明の別の実施形態はアクセスコントローラACを提供し、本アクセスコントローラACはセルラ無線アクセスデバイスおよび非セルラ無線アクセスデバイスを含む無線通信システムに適用される。図35に示すように、本ACは受信機2901と送信機2902とを含む。
受信機2901は、セルラ無線アクセスデバイスによって送信された、セルラ無線アクセスデバイスがユーザ機器UEへ送信する必要のあるデータパケットを受信するように構成されており、
送信機2902は、非セルラ無線アクセスデバイスを用いてUEへデータフレームを送信するように構成されている。
データフレームは、セルラ無線アクセスデバイスがUEへ送信する必要のあるデータパケットと、データパケットがセルラネットワークのデータパケットであることを指示するのに用いられる指示情報とを含み、指示情報はUEによって、指示情報に従ってセルラ・ネットワーク・プロトコルを用いてデータパケットを処理するのに用いられる。
本発明の本実施形態では、さらに任意選択で、指示情報はセルラ無線アクセスデバイスのアドレス情報である。
本発明の本実施形態では、さらに任意選択で、受信機2901は、送信機2902が非セルラ無線アクセスデバイスを用いてUEへデータフレームを送信する前に、セルラ無線アクセスデバイスによって送信された非セルラ無線アクセスデバイスの識別情報を受信する、ようにさらに構成されており、識別情報はACによって非セルラ無線アクセスデバイスを決定するのに用いられる。
本発明の本実施形態では、さらに任意選択で、データパケットは802.3フレームに含まれる。
本ACはプロセッサ2903をさらに含む。
プロセッサ2903は、送信機2902が非セルラ無線アクセスデバイスを用いてUEへデータフレームを送信する前に、データフレームに802.3フレームに含まれるデータパケットを付加する、ように構成されている。
本発明の本実施形態では、さらに任意選択で、非セルラ無線アクセスデバイスの識別情報は非セルラ無線アクセスデバイスのMACアドレス、非セルラ無線アクセスデバイスの基本サービスセット識別子BSSID、または非セルラ無線アクセスデバイスのサービスセット識別子SSIDである。
本発明の本実施形態では、さらに任意選択で、UEに少なくとも1つの無線ベアラがあるときに、データフレームは、少なくとも1つの無線ベアラに含まれる、データパケットを搬送する無線ベアラを指示するのに用いられるベアラ情報をさらに含む。
本発明の本実施形態では、さらに任意選択で、送信機2902は、ベアラ情報と、少なくとも1つの無線ベアラに含まれる、データパケットを搬送する無線ベアラとの間のマッピング関係を、セルラ無線アクセスデバイスを用いてUEへ送信するようにさらに構成されている。
本発明の本実施形態では、さらに任意選択で、セルラネットワークのデータパケットはパケットデータ統合プロトコルPDCPデータパケットまたは無線リンク制御RLCデータパケットを含む。
本発明の本実施形態で提供されるAC内の機能モジュールの具体的な動作プロセスについては、方法実施形態における対応するプロセスの詳細な説明を参照することができることに留意すべきである。本発明の本実施形態では詳細を説明しない。
セルラ無線アクセスデバイスによって送信された、セルラ無線アクセスデバイスがUEへ送信する必要のあるデータパケットを受信した後で、本発明の本実施形態で提供されるACは、データフレームに、データパケットと、データパケットがセルラネットワークのデータパケットであることを指示するのに用いられる指示形成とを付加し、非セルラ無線アクセスデバイスを用いてUEへデータフレームを送信することができる。データフレームは、データパケットがセルラネットワークのデータパケットであることを指示するのに用いられる指示情報を含むため、データフレームを受信した後で、UEは指示情報に従ってセルラ・ネットワーク・プロトコルを用いてデータパケットを処理することができる。指示情報は、UEがセルラ・ネットワーク・プロトコルを用いてデータパケットを処理するように、データパケットがセルラネットワークのデータパケットであることを指示するのに用いられる。したがって、サービス継続性が保証され、それによってサービス品質およびユーザ体感が改善される。
本発明の別の実施形態はユーザ機器UEを提供し、本ユーザ機器UEはセルラ無線アクセスデバイスおよび非セルラ無線アクセスデバイスを含む無線通信システムに適用される。図36に示すように、本UEは送信機3001を含む。
送信機3001は、セルラネットワークにおけるUEのデータを非セルラネットワークにオフロードすることが決定されたときに、UEによって、非セルラ無線アクセスデバイスを用いてセルラ無線アクセスデバイスへデータフレームを送信するように構成されている。
データフレームは、UEがセルラ無線アクセスデバイスへ送信する必要のあるデータパケットと、データパケットがセルラネットワークのデータパケットであることを指示するのに用いられる指示情報とを含み、指示情報はセルラ無線アクセスデバイスによって、セルラ・ネットワーク・プロトコルを用いてデータパケットを処理するのに用いられる。
本発明の本実施形態では、さらに任意選択で、指示情報はセルラ無線アクセスデバイスのアドレス情報である。
本発明の本実施形態では、さらに任意選択で、UEは受信機3002とプロセッサ3003とをさらに含む。
受信機3002は、送信機3001が非セルラ無線アクセスデバイスを用いてセルラ無線アクセスデバイスへデータフレームを送信する前に、セルラ無線アクセスデバイスのMACアドレスとMACアドレスの機能情報との間のマッピング関係を受信するように構成されており、マッピング関係はセルラ無線アクセスデバイスによって送信され、機能情報はオフロードおよび統合を含み、
プロセッサ3003は、受信機3002によって受信されたマッピング関係に従って、その機能情報がオフロードおよび統合であるMACアドレスを指示情報として決定する、ように構成されている。
本発明の本実施形態では、さらに任意選択で、UEに少なくとも1つの無線ベアラがあるときに、データフレームは、少なくとも1つの無線ベアラに含まれる、データパケットを搬送する無線ベアラを指示するのに用いられるベアラ情報をさらに含む。
本発明の本実施形態では、さらに任意選択で、セルラネットワークのデータパケットはパケットデータ統合プロトコルPDCPデータパケットまたは無線リンク制御RLCデータパケットを含む。
本発明の本実施形態で提供されるUE内の機能モジュールの具体的な動作プロセスについては、方法実施形態における対応するプロセスの詳細な説明を参照することができることに留意すべきである。本発明の本実施形態では詳細を説明しない。
セルラネットワークにおけるUEのデータを非セルラネットワークにオフロードすることを決定したときに、本発明の本実施形態で提供されるUEは、非セルラ無線アクセスデバイスを用いてセルラ無線アクセスデバイスへデータフレームを送信し、データフレームはデータパケットと、データパケットがセルラネットワークのデータパケットであることを指示するのに用いられる指示情報とを搬送する。データフレームは、データパケットがセルラネットワークのデータパケットであることを指示するのに用いられる指示情報を含むため、データフレームを受信した後で、セルラ無線アクセスデバイスはセルラ・ネットワーク・プロトコルを用いてデータパケットを処理する。指示情報は、セルラ無線アクセスデバイスがセルラ・ネットワーク・プロトコルを用いてデータパケットを処理するように、データパケットがセルラネットワークのデータパケットであることを指示するのに用いられる。したがって、サービス継続性が保証され、それによってサービス品質およびユーザ体感が改善される。
本発明の別の実施形態はユーザ機器UEを提供し、本ユーザ機器UEはセルラ無線アクセスデバイスおよび非セルラ無線アクセスデバイスを含む無線通信システムに適用される。図37に示すように、本UEは受信機3101とプロセッサ3102とを含む。
受信機3101は、非セルラ無線アクセスデバイスを用いてセルラ無線アクセスデバイスによって送信されたデータフレームを受信する、ように構成されており、データフレームは、セルラ無線アクセスデバイスがセルラネットワークにおけるUEのデータを非セルラネットワークにオフロードすることを決定した後で送信され、データフレームは、セルラ無線アクセスデバイスがUEへ送信する必要のあるデータパケットと、データパケットがセルラネットワークのデータパケットであることを指示するのに用いられる指示情報とを含み、
プロセッサ3102は、指示情報に従ってデータパケットはセルラネットワークのデータパケットであると決定し、セルラ・ネットワーク・プロトコルを用いてデータパケットを処理するように構成されている。
本発明の本実施形態では、さらに任意選択で、指示情報はセルラ無線アクセスデバイスのアドレス情報である。
本発明の本実施形態では、さらに任意選択で、UEに少なくとも1つの無線ベアラがあるときに、データフレームは、少なくとも1つの無線ベアラに含まれる、データパケットを搬送する無線ベアラを指示するのに用いられるベアラ情報をさらに含む。
受信機3101は、プロセッサ3102がセルラ・ネットワーク・プロトコルを用いてデータパケットを処理する前に、ベアラ情報と、少なくとも1つの無線ベアラに含まれる、データパケットを搬送する無線ベアラとの間のマッピング関係を受信する、ようにさらに構成されており、マッピング関係はエア・インターフェース・メッセージを用いてセルラ無線アクセスデバイスによって送信され、
プロセッサ3102は、マッピング関係およびベアラ情報に従ってセルラ・ネットワーク・プロトコルを用いてデータパケットを処理するように特に構成されている。
本発明の本実施形態では、さらに任意選択で、セルラネットワークのデータパケットはパケットデータ統合プロトコルPDCPデータパケットまたは無線リンク制御RLCデータパケットを含む。
本発明の本実施形態で提供されるUE内の機能モジュールの具体的な動作プロセスについては、方法実施形態における対応するプロセスの詳細な説明を参照することができることに留意すべきである。本発明の本実施形態では詳細を説明しない。
本発明の本実施形態で提供されるUEによれば、セルラ無線アクセスデバイスによってサービスされているUEのセルラネットワークにおけるデータを非セルラネットワークにオフロードすることを決定した後で、セルラ無線アクセスデバイスは、非セルラ無線アクセスデバイスを用いて、セルラ無線アクセスデバイスによってサービスされているUEへデータフレームを送信する。データフレームは、データパケットがセルラネットワークのデータパケットであることを指示するのに用いられる指示情報を含むため、データフレームを受信した後で、UEは、指示情報に従ってデータパケットはセルラネットワークのデータパケットであると決定し、セルラ・ネットワーク・プロトコルを用いてデータパケットを処理することができる。指示情報は、UEがセルラ・ネットワーク・プロトコルを用いてデータパケットを処理するように、データパケットがセルラネットワークのデータパケットであることを指示するのに用いられる。したがって、サービス継続性が保証され、それによってサービス品質およびユーザ体感が改善される。
本発明の別の実施形態はユーザ機器UEを提供し、本ユーザ機器UEはセルラ無線アクセスデバイスおよび非セルラ無線アクセスデバイスを含む無線通信システムに適用される。図38に示すように、本UEは受信機3201とプロセッサ3202とを含む。
受信機3201は、非セルラ無線アクセスデバイスを用いてアクセスコントローラACによって送信されたデータフレームを受信するように構成されており、データフレームはACがセルラ無線アクセスデバイスによって送信された、セルラ無線アクセスデバイスがUEへ送信する必要のあるデータパケットを受信した後で送信され、データフレームは、セルラ無線アクセスデバイスがUEへ送信する必要のあるデータパケットと、データパケットがセルラネットワークのデータパケットであることを指示するのに用いられる指示情報とを含み、
プロセッサ3202は、指示情報に従ってデータパケットはセルラネットワークのデータパケットであると決定し、セルラ・ネットワーク・プロトコルを用いてデータパケットを処理するように構成されている。
本発明の本実施形態では、さらに任意選択で、指示情報はセルラ無線アクセスデバイスのアドレス情報である。
本発明の本実施形態では、さらに任意選択で、UEに少なくとも1つの無線ベアラがあるときに、データフレームは、少なくとも1つの無線ベアラに含まれる、データパケットを搬送する無線ベアラを指示するのに用いられるベアラ情報をさらに含む。
受信機3201は、プロセッサ3202がセルラ・ネットワーク・プロトコルを用いてデータパケットを処理する前に、ベアラ情報と、少なくとも1つの無線ベアラに含まれる、データパケットを搬送する無線ベアラとの間のマッピング関係を受信する、ようにさらに構成されており、マッピング関係はセルラ無線アクセスデバイスを用いてACによって送信され、
プロセッサ3202は、受信機に3201よって受信されたマッピング関係およびベアラ情報に従ってセルラ・ネットワーク・プロトコルを用いてデータパケットを処理するように特に構成されている。
本発明の本実施形態では、さらに任意選択で、セルラネットワークのデータパケットはパケットデータ統合プロトコルPDCPデータパケットまたは無線リンク制御RLCデータパケットを含む。
本発明の本実施形態で提供されるUE内の機能モジュールの具体的な動作プロセスについては、方法実施形態における対応するプロセスの詳細な説明を参照することができることに留意すべきである。本発明の本実施形態では詳細を説明しない。
本発明の本実施形態で提供されるUEによれば、セルラ無線アクセスデバイスによってサービスされているUEのセルラネットワークにおけるデータを非セルラネットワークにオフロードすることを決定した後で、セルラ無線アクセスデバイスは、非セルラ無線アクセスデバイスを用いて、セルラ無線アクセスデバイスによってサービスされているUEへデータフレームを送信する。データフレームは、データパケットがセルラネットワークのデータパケットであることを指示するのに用いられる指示情報を含むため、データフレームを受信した後で、UEは、指示情報に従ってデータパケットはセルラネットワークのデータパケットであると決定し、セルラ・ネットワーク・プロトコルを用いてデータパケットを処理することができる。指示情報は、UEがセルラ・ネットワーク・プロトコルを用いてデータパケットを処理するように、データパケットがセルラネットワークのデータパケットであることを指示するのに用いられる。したがって、サービス継続性が保証され、それによってサービス品質およびユーザ体感が改善される。
本発明の別の実施形態はセルラ無線アクセスデバイスを提供し、本セルラ無線アクセスデバイスは無線通信システムに適用され、無線通信システムは非セルラ無線アクセスデバイスをさらに含む。図39に示すように、本セルラ無線アクセスデバイスは受信機3301とプロセッサ3302とを含む。
受信機3301は、非セルラ無線アクセスデバイスを用いてユーザ機器UEによって送信されたデータフレームを受信するように構成されており、データフレームは、UEがセルラネットワークにおけるUEのデータを非セルラネットワークにオフロードすることを決定したときに送信され、データフレームは、UEがセルラ無線アクセスデバイスへ送信する必要のあるデータパケットと、データパケットがセルラネットワークのデータパケットであることを指示するのに用いられる指示情報とを含み、
プロセッサ3302は、セルラ・ネットワーク・プロトコルを用いてデータパケットを処理するように構成されている。
本発明の本実施形態では、さらに任意選択で、指示情報はセルラ無線アクセスデバイスのアドレス情報である。
本発明の本実施形態では、さらに任意選択で、本セルラ無線アクセスデバイスは送信機3303をさらに含む。
送信機3303は、受信機3301が非セルラ無線アクセスデバイスを用いてユーザ機器UEによって送信されたデータフレームを受信する前に、セルラ無線アクセスデバイスのMACアドレスとMACアドレスの機能情報との間のマッピング関係をUEへ送信する、ように構成されており、機能情報はオフロードおよび統合を含む。
本発明の本実施形態では、さらに任意選択で、データフレームは、非セルラ無線アクセスデバイスがデータパケットはセルラネットワークのデータパケットであると決定した後で送信され、または
プロセッサ3302は、セルラ・ネットワーク・プロトコルを用いてデータパケットを処理する前に、指示情報に従ってデータパケットはセルラネットワークのデータパケットであると決定する、ようにさらに構成されている。
本発明の本実施形態では、さらに任意選択で、UEに少なくとも1つの無線ベアラがあるときに、データフレームは、少なくとも1つの無線ベアラに含まれる、データパケットを搬送する無線ベアラを指示するのに用いられるベアラ情報をさらに含む。
プロセッサ3302は、ベアラ情報、およびベアラ情報と、少なくとも1つの無線ベアラに含まれる、データパケットを搬送する無線ベアラとの間のマッピング関係に従って、セルラ・ネットワーク・プロトコルを用いてデータパケットを処理するように特に構成されている。
本発明の本実施形態では、さらに任意選択で、セルラネットワークのデータパケットはパケットデータ統合プロトコルPDCPデータパケットまたは無線リンク制御RLCデータパケットを含む。
本発明の本実施形態で提供されるセルラ無線アクセスデバイス内の機能モジュールの具体的な動作プロセスについては、方法実施形態における対応するプロセスの詳細な説明を参照することができることに留意すべきである。本発明の本実施形態では詳細を説明しない。
本発明の本実施形態で提供されるセルラ無線アクセスデバイスによれば、セルラネットワークにおけるUEのデータを非セルラネットワークにオフロードすることを決定したときに、UEは非セルラ無線アクセスデバイスを用いてセルラ無線アクセスデバイスへデータフレームを送信し、データフレームはデータパケットと、データパケットがセルラネットワークのデータパケットであることを指示するのに用いられる指示情報とを搬送する。データフレームは、データパケットがセルラネットワークのデータパケットであることを指示するのに用いられる指示情報を含むため、データフレームを受信した後で、セルラ無線アクセスデバイスはセルラ・ネットワーク・プロトコルを用いてデータパケットを処理する。指示情報は、セルラ無線アクセスデバイスがセルラ・ネットワーク・プロトコルを用いてデータパケットを処理するように、データパケットがセルラネットワークのデータパケットであることを指示するのに用いられる。したがって、サービス継続性が保証され、それによってサービス品質およびユーザ体感が改善される。
本発明の別の実施形態はアクセスコントローラACを提供し、本アクセスコントローラACはセルラ無線アクセスデバイスおよび非セルラ無線アクセスデバイスを含む無線通信システムに適用される。図40に示すように、本ACは受信機3401と送信機3402とを含む。
受信機3401は、非セルラ無線アクセスデバイスを用いてユーザ機器UEによって送信されたデータフレームを受信するように構成されており、データフレームは、UEがセルラネットワークにおけるUEのデータを非セルラネットワークにオフロードすることを決定したときに送信され、データフレームは、UEがセルラ無線アクセスデバイスへ送信する必要のあるデータパケットと、データパケットがセルラネットワークのデータパケットであることを指示するのに用いられる指示情報とを含み、指示情報はセルラ無線アクセスデバイスによって、セルラ・ネットワーク・プロトコルを用いてデータパケットを処理するのに用いられ、
送信機3402は、指示情報に従ってデータパケットはセルラネットワークのデータパケットであることが決定された後で、データフレームをセルラ無線アクセスデバイスへ送信し、または、指示情報に従ってデータパケットはセルラネットワークのデータパケットであると決定した後で非セルラ無線アクセスデバイスによってACへ送信されたデータフレームをセルラ無線アクセスデバイスへ送信する、ように構成されている。
本発明の本実施形態では、さらに任意選択で、指示情報はセルラ無線アクセスデバイスのアドレス情報である。
本発明の本実施形態では、さらに任意選択で、UEに少なくとも1つの無線ベアラがあるときに、データフレームは、少なくとも1つの無線ベアラに含まれる、データパケットを搬送する無線ベアラを指示するのに用いられるベアラ情報をさらに含む。
本発明の本実施形態では、さらに任意選択で、セルラネットワークのデータパケットはパケットデータ統合プロトコルPDCPデータパケットまたは無線リンク制御RLCデータパケットを含む。
本発明の本実施形態で提供されるAC内の機能モジュールの具体的な動作プロセスについては、方法実施形態における対応するプロセスの詳細な説明を参照することができることに留意すべきである。本発明の本実施形態では詳細を説明しない。
非セルラ無線アクセスデバイスを用いてUEによって送信されたデータフレームを受信した後で、本発明の本実施形態で提供されるACは、指示情報に従ってデータパケットはセルラネットワークのデータパケットであると決定した後でデータフレームをセルラ無線アクセスデバイスへ送信することができ、あるいは、データフレームをセルラ無線アクセスデバイスへ直接送信することができる。データフレームは、データフレームに含まれるデータパケットはセルラネットワークのデータパケットであると決定した後で本ACまたは非セルラ無線アクセスデバイスによってセルラ無線アクセスデバイスへ送信されるため、データフレームを受信した後で、セルラ無線アクセスデバイスはセルラ・ネットワーク・プロトコルを用いてデータパケットを処理する必要がある。指示情報は、セルラ無線アクセスデバイスがセルラ・ネットワーク・プロトコルを用いてデータパケットを処理することができるように、データパケットがセルラネットワークのデータパケットであることを指示するのに用いられる。したがって、サービス継続性が保証され、それによってサービス品質およびユーザ体感が改善される。
本発明の別の実施形態はユーザ機器UEを提供し、本ユーザ機器UEはセルラ無線アクセスデバイスおよび非セルラ無線アクセスデバイスを含む無線通信システムに適用される。図41に示すように、本UEは受信機3501とプロセッサ3502とを含む。
受信機3501は、非セルラ無線アクセスデバイスを用いてセルラ無線アクセスデバイスによって送信されたデータフレームを受信するように構成されており、データフレームはセルラ無線アクセスデバイスがUEへ送信する必要のあるデータパケットを含み、データパケットは送信元インターネットプロトコルIPアドレスおよび宛先IPアドレスを含み、
プロセッサ3502は、送信元IPアドレスはセルラサービスを運ぶのに用いられたアドレスであると決定し、または宛先IPアドレスはコア・ネットワーク・ゲートウェイによって割り当てられていると決定し、セルラ・ネットワーク・プロトコルを用いてデータパケットを処理するように構成されている。
本発明の本実施形態で提供されるUE内の機能モジュールの具体的な動作プロセスについては、方法実施形態における対応するプロセスの詳細な説明を参照することができることに留意すべきである。本発明の本実施形態では詳細を説明しない。
非セルラ無線アクセスデバイスを用いてセルラ無線アクセスデバイスによって送信されたデータフレームを受信した後で、本発明の本実施形態で提供されるUEは、データパケットに含まれる送信元IPアドレスまたは宛先IPアドレスに従ってデータパケットがセルラネットワークのデータパケットであるかどうか判定し、データパケットはセルラネットワークのデータパケットであると決定した後で、セルラ・ネットワーク・プロトコルを用いてデータパケットを処理することができる。IPアドレスを用いてデータパケットはセルラネットワークのデータパケットであると決定したときに、UEはセルラ・ネットワーク・プロトコルを用いてデータパケットを処理する。したがって、サービス継続性が保証され、それによってサービス品質およびユーザ体感が改善される。
本発明の別の実施形態はセルラ無線アクセスデバイスを提供し、本セルラ無線アクセスデバイスは無線通信システムに適用され、無線通信システムは非セルラ無線アクセスデバイスをさらに含む。図42に示すように、本セルラ無線アクセスデバイスは受信機3601とプロセッサ3602とを含む。
受信機3601は、非セルラ無線アクセスデバイスを用いてユーザ機器UEによって送信されたデータフレームを受信するように構成されており、データフレームはUEがセルラ無線アクセスデバイスへ送信する必要のあるデータパケットを含み、データパケットは送信元インターネットプロトコルIPアドレスおよび宛先IPアドレスを含み、
プロセッサ3602は、宛先IPアドレスはセルラサービスを運ぶのに用いられたアドレスであると決定し、または送信元IPアドレスはコア・ネットワーク・ゲートウェイによって割り当てられていると決定し、セルラ・ネットワーク・プロトコルを用いてデータパケットを処理するように構成されている。
本発明の本実施形態で提供されるセルラ無線アクセスデバイス内の機能モジュールの具体的な動作プロセスについては、方法実施形態における対応するプロセスの詳細な説明を参照することができることに留意すべきである。本発明の本実施形態では詳細を説明しない。
非セルラ無線アクセスデバイスを用いてUEによって送信されたデータフレームを受信した後で、本発明の本実施形態で提供されるセルラ無線アクセスデバイスは、データパケットに含まれる送信元IPアドレスまたは宛先IPアドレスに従ってデータパケットがセルラネットワークのデータパケットであるかどうか判定し、データパケットはセルラネットワークのデータパケットであると決定した後で、セルラ・ネットワーク・プロトコルを用いてデータパケットを処理することができる。IPアドレスを用いてデータパケットはセルラネットワークのデータパケットであると決定したときに、セルラ無線アクセスデバイスはセルラ・ネットワーク・プロトコルを用いてデータパケットを処理する。したがって、サービス継続性が保証され、それによってサービス品質およびユーザ体感が改善される。
本発明の別の実施形態は非セルラ無線アクセスデバイスを提供し、本非セルラ無線アクセスデバイスは無線通信システムに適用され、無線通信システムはセルラ無線アクセスデバイスをさらに含む。図43に示すように、本非セルラ無線アクセスデバイスは受信機3701と、プロセッサ3702と、送信機3703とを含む。
受信機3701は、セルラ無線アクセスデバイスによって送信されたデータフレームを受信するように構成されており、データフレームは、セルラ無線アクセスデバイスがユーザ機器UEへ送信する必要のあるデータパケットを含み、データパケットは送信元インターネットプロトコルIPアドレスおよび宛先IPアドレスを含み、
プロセッサ3702は、送信元インターネットプロトコルIPアドレスはセルラサービスを運ぶのに用いられたアドレスであると決定し、または宛先IPアドレスはコア・ネットワーク・ゲートウェイによって割り当てられていると決定するように構成されており、
送信機3703は、UEがセルラ・ネットワーク・プロトコルを用いてデータパケットを処理するように、UEへデータフレームを送信するように構成されている。
本発明の本実施形態で提供される非セルラ無線アクセスデバイス内の機能モジュールの具体的な動作プロセスについては、方法実施形態における対応するプロセスの詳細な説明を参照することができることに留意すべきである。本発明の本実施形態では詳細を説明しない。
セルラ無線アクセスデバイスによって送信されたデータフレームを受信した後で、本発明の本実施形態で提供される非セルラ無線アクセスデバイスは、データパケットに含まれる送信元IPアドレスまたは宛先IPアドレスに従ってデータパケットがセルラネットワークのデータパケットであるかどうか判定し、データパケットはセルラネットワークのデータパケットであると決定した後で、UEがセルラ・ネットワーク・プロトコルを用いてデータパケットを処理するように、UEへデータフレームを送信することができる。IPアドレスを用いてデータパケットはセルラネットワークのデータパケットであると決定したときに、非セルラ無線アクセスデバイスは、UEがセルラ・ネットワーク・プロトコルを用いてデータパケットを処理するように、UEへデータフレームを送信する。したがって、サービス継続性が保証され、それによってサービス品質およびユーザ体感が改善される。
本発明の別の実施形態は非セルラ無線アクセスデバイスを提供し、本非セルラ無線アクセスデバイスは無線通信システムに適用され、無線通信システムはセルラ無線アクセスデバイスをさらに含む。図44に示すように、本非セルラ無線アクセスデバイスは受信機3801と、プロセッサ3802と、送信機3803とを含む。
受信機3801は、ユーザ機器UEによって送信されたデータフレームを受信するように構成されており、データフレームはUEがセルラ無線アクセスデバイスへ送信する必要のあるデータパケットを含み、データパケットは送信元インターネットプロトコルIPアドレスおよび宛先IPアドレスを含み、
プロセッサ3802は、宛先IPアドレスはセルラサービスを運ぶのに用いられたアドレスであると決定し、または送信元インターネットプロトコルIPアドレスはコア・ネットワーク・ゲートウェイによって割り当てられていると決定するように構成されており、
送信機3803は、セルラ無線アクセスデバイスがセルラ・ネットワーク・プロトコルを用いてデータパケットを処理するように、セルラ無線アクセスデバイスへデータフレームを送信するように構成されている。
本発明の本実施形態で提供される非セルラ無線アクセスデバイス内の機能モジュールの具体的な動作プロセスについては、方法実施形態における対応するプロセスの詳細な説明を参照することができることに留意すべきである。本発明の本実施形態では詳細を説明しない。
UEによって送信されたデータフレームを受信した後で、本発明の本実施形態で提供される非セルラ無線アクセスデバイスは、データパケットに含まれる送信元IPアドレスまたは宛先IPアドレスに従ってデータパケットがセルラネットワークのデータパケットであるかどうか判定し、データパケットはセルラネットワークのデータパケットであると決定した後で、セルラ無線アクセスデバイスがセルラ・ネットワーク・プロトコルを用いてデータパケットを処理するように、セルラ無線アクセスデバイスへデータフレームを送信することができる。IPアドレスを用いてデータパケットはセルラネットワークのデータパケットであると決定したときに、非セルラ無線アクセスデバイスは、セルラ無線アクセスデバイスがセルラ・ネットワーク・プロトコルを用いてデータパケットを処理するように、セルラ無線アクセスデバイスへデータフレームを送信する。したがって、サービス継続性が保証され、それによってサービス品質およびユーザ体感が改善される。
本発明の別の実施形態は非セルラ無線アクセスデバイスを提供し、本非セルラ無線アクセスデバイスは無線通信システムに適用され、無線通信システムはセルラ無線アクセスデバイスをさらに含む。図45に示すように、本非セルラ無線アクセスデバイスは受信機3901と送信機3902とを含む。
受信機3901は、セルラ無線アクセスデバイスまたはアクセスコントローラACによって送信されたデータフレームを受信するように構成されており、データフレームはセルラ無線アクセスデバイスがユーザ機器UEへ送信する必要のあるデータパケットを含み、
送信機3902は、データフレームに、データパケットがセルラネットワークのデータパケットであることを指示するのに用いられる指示情報を付加し、UEへデータフレームを送信するように構成されており、指示情報はUEによって、指示情報に従ってセルラ・ネットワーク・プロトコルを用いてデータパケットを処理するのに用いられる。
本発明の本実施形態では、さらに任意選択で、受信機3901は、送信機3902が、データフレームに、データパケットがセルラネットワークのデータパケットであることを指示するのに用いられる指示情報を付加し、UEへデータフレームを送信する前に、セルラ無線アクセスデバイスによって送信された指示情報を受信する、ようにさらに構成されている。
本発明の本実施形態で提供される非セルラ無線アクセスデバイス内の機能モジュールの具体的な動作プロセスについては、方法実施形態における対応するプロセスの詳細な説明を参照することができることに留意すべきである。本発明の本実施形態では詳細を説明しない。
セルラ無線アクセスデバイスによって送信されたデータフレームを受信した後で、本発明の本実施形態で提供される非セルラ無線アクセスデバイスは、データフレームに、データパケットがセルラネットワークのデータパケットであることを指示するのに用いられる指示情報を付加し、UEへデータフレームを送信する。UEによって受信されたデータフレームは、データパケットがセルラネットワークのデータパケットであることを指示するのに用いられる指示情報を含むため、データフレームを受信した後で、UEはセルラ・ネットワーク・プロトコルを用いてデータパケットを処理する必要がある。指示情報は、UEがセルラ・ネットワーク・プロトコルを用いてデータパケットを処理することができるように、データパケットがセルラネットワークのデータパケットであることを指示するのに用いられる。したがって、サービス継続性が保証され、それによってサービス品質およびユーザ体感が改善される。
実施態様に関する以上の説明を読めば、当業者は、説明を簡便にすることを目的とした前述の機能モジュールの分割が例示とみなされるものであることを理解することができる。実際の適用においては、前述の各機能を異なるモジュールに割り振り、要件に従って実装することができ、すなわち、装置の内部構造が上述の各機能の全部または一部を実装するための異なる機能モジュールに分割される。
本出願で提供されるいくつかの実施形態においては、開示の装置および方法を他のやり方で実現することもできることを理解すべきである。例えば、説明された装置実施形態は単なる例示にすぎない。例えば、モジュールまたはユニットの分割は単なる論理的機能分割にすぎず、実際の実装に際しては他の分割も可能である。例えば、複数のユニットまたはコンポーネントが組み合わされ、または統合されて別の装置になる場合もあり、ある機能が無視され、または実行されない場合もある。加えて、表示された、または論じられた相互結合または直接結合または通信接続を、いくつかのインターフェースを使用して実現することもできる。装置間またはユニット間の間接結合または通信接続は、電子的形態、機械的形態、または他の形態として実現することができる。
別々の部品として記述されたユニットは物理的に分離している場合もそうでない場合もあり、ユニットとして表示された部品は1つまたは複数の物理的ユニットであってよく、一箇所に位置していてもよく、異なる場所に分散されていてもよい。ユニットの一部または全部を、各実施形態の解決策の目的を達成するための実際の必要に従って選択することもできる。
加えて、本発明の各実施形態における機能ユニットが1つの処理装置へ統合される場合もあり、ユニットの各々が物理的に独立して存在する場合もあり、または2つ以上のユニットが1つのユニットへ統合される。統合ユニットはハードウェアの形態で実現されてもよく、ソフトウェア機能ユニットの形態で実現されてもよい。
統合ユニットがソフトウェア機能ユニットの形態で実現され、独立した製品として販売され、または使用される場合に、その統合ユニットは可読記憶媒体に記憶されていてよい。そうした理解に基づき、本発明の技術解決策を本質的に、または先行技術に寄与する部分を、または技術解決策の全部もしくは一部を、ソフトウェア製品の形態で実現することができる。ソフトウェア製品は記憶媒体に記憶されており、(シングルチップマイクロコンピュータやチップなどとすることができる)デバイスまたはプロセッサ(processor)に、本発明の各実施形態で記述されている方法のステップの全部または一部を実行するよう命令するためのいくつかの命令を含む。前述の記憶媒体は、USBフラッシュドライブ、取り外し可能ハードディスク、読取り専用メモリ(ROM、Read−Only Memory)、ランダム・アクセス・メモリ(RAM、Random Access Memory)、磁気ディスク、光ディスクといった、プログラムコードを記憶することができる任意の媒体を含む。
以上の説明は、単に、本発明の具体的実施態様であるにすぎず、本発明の保護範囲を限定するためのものではない。本発明で開示される技術範囲内で当業者によって容易に考案されるいかなる変形も置換も、本発明の保護範囲内に含まれるものとする。したがって、本発明の保護範囲は特許請求の範囲の保護範囲に従うべきものとする。