JP6473113B2 - ダウンロード環境最適化プログラム、無線通信端末、システム、ダウンロード環境最適化方法 - Google Patents

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Description

本発明は、ダウンロード環境最適化プログラム、無線通信端末、システムおよびその方法に関する。
近年、携帯端末等の無線通信端末において利用するアプリケーションプログラム(以下、ソフトウェアという)は、あらかじめ設定されている時刻にすでにインストールされているソフトウェアについて機能向上のためにバージョンアップやバグの修正等更新が必要な場合には、無線通信端末がネットワークを介してソフトウェア更新ファイルを自動的にダウンロードする。(非特許文献1)
また、無線通信端末から配信対象プログラムを配信する配信サーバへ更新チェック依頼を行い、配信が必要な場合に限って、配信対象プログラムを配信サーバからソフトウェア更新ファイルを配信される技術が提供されている(特許文献1参照)。
http://help.mb.softbank.jp/aquos-xx3/pc/t_pdf/03-15.pdf [2016年8月29日検索]
特開2009−157732
ソフトウェア更新ファイルをダウンロードする時刻は、あらかじめ無線通信端末に設定されているが、ダウンロード時刻をむかえたときにユーザが移動している場合は無線通信環境が安定せず、ダウンロード成功率が落ちてしまう虞があった。また、ユーザ自身が更新ファイルのダウンロード開始時刻の変更が可能であるが、ユーザに操作させる手間をかけることなく、ユーザごとに適したダウンロード環境の最適化を自動で行う仕組みが求められていた。
また、近年では、一定期間内の累積モバイルデータ通信量に基づいて、通信速度が制限される場合があるが、ユーザ自身が通信していることを意識せずに自動で更新ファイルをダウンロードするため、意図しないモバイルデータ通信の発生を抑制する仕組みが求められている。
そこで、ソフトウェア更新ファイルのダウンロード成功率を向上させるとともに、ユーザに手間をかけることなく、ユーザごとに適したダウンロード環境の最適化を自動で行い、かつモバイルデータ通信の発生を抑制することのできるダウンロード環境最適化プログラム、無線通信端末およびシステムを提供することを目的とする。
本発明によれば、無線通信端末によるソフトウェア更新ファイルのダウンロード成功率およびユーザの利便性を向上させ、同時に意図しないモバイルデータ通信の発生を抑制することができる。
本発明は、上記課題を解決すべくなされたものであり、無線通信端末を、更新ファイルを格納した配信サーバへ更新ファイルの確認を行う第1のダウンロード時刻を設定するスケジュール設定部と、ネットワークに通信接続する通信部と、上記通信部において通信接続を行ったときの位置情報を取得する位置取得部と、所定時刻ごとに、上記通信部において接続した通信環境と、上記位置取得部において取得した位置情報とを対応づけて記録しておく行動履歴蓄積部と、上記行動履歴蓄積部で一定期間蓄積した行動履歴をもとに上記配信サーバへダウンロード要求を行う最適時間帯を算出する最適時間帯算出部と、上記最適時間帯算出部により算出された最適時間帯と、上記スケジュール設定部で設定された第1のダウンロード時刻とを比較して判定する比較判定部と、上記比較判定部において上記第1のダウンロード時刻が上記最適時間帯に含まれない場合に第2のダウンロード時刻に変更する変更部として機能させるためのプログラムが提供される。
上記最適時間帯算出部は、上記行動履歴蓄積部に蓄積した行動履歴のうち、上記位置取得部で取得した位置情報が変化していない連続した時間帯を、最適時間帯とする候補度合が高いと判定してよい。
また、上記最適時間帯算出部は、上記行動履歴蓄積部に蓄積した行動履歴のうち、上記通信環境が無線通信中継装置に接続している状態となっている時間帯を、最適時間帯とする候補度合が高いと判定してよい。
上記位置取得部は、上記通信部が接続した基地局を特定する識別子に紐づけられた位置情報を上記位置情報として取得し、上記最適時間帯算出部は、一定期間、上記位置情報が変化していない連続した時間帯を、最適時間帯とする候補度合が高いと判定してもよい。
上記変更部は、上記比較判定部において上記第1のダウンロード時刻が最適時間帯に含まれない場合に、上記第1のダウンロード時刻と最も近い時間帯を第2のダウンロード時刻として変更してよい。
さらに、上記行動履歴蓄積部は、無線通信端末のアプリケーションの通信状態履歴を対応付けて蓄積し、上記最適時間帯算出部は上記通信状態履歴を参照して通信状態が高まっている時間帯について最適時間帯から除外してもよい。
さらに、本発明は、無線通信端末であって、更新ファイルを格納した配信サーバへ更新ファイルの確認を行う第1のダウンロード時刻を設定するスケジュール設定部と、ネットワークに通信接続する通信部と、上記通信部において通信接続を行ったときの位置情報を取得する位置取得部と、所定時刻ごとに、上記通信部において接続した通信環境と、上記位置取得部において取得した位置情報とを対応づけて記録しておく行動履歴蓄積部と、上記行動履歴蓄積部で一定期間蓄積した行動履歴をもとに上記配信サーバへダウンロード要求を行う最適時間帯を算出する最適時間帯算出部と、上記最適時間帯算出部により算出された最適時間帯と、上記スケジュール設定部で設定された第1のダウンロード時刻とを比較して判定する比較判定部と、上記比較判定部において上記第1のダウンロード時刻が最適時間帯に含まれない場合に第2のダウンロード時刻に変更する変更部とを備える無線通信端末が提供される。
さらに、本発明は、更新ファイルのダウンロード時刻を最適化するためのダウンロードシステムであって、配信サーバは、無線通信端末に上記更新ファイルを配信するスケジュールを決定する配信スケジュール決定部と、更新ファイルを格納する更新ファイル格納部と、無線通信端末からダウンロード要求を受信したら更新ファイルを配信する配信部とを備え、無線通信端末は、更新ファイルを格納した配信サーバへ更新ファイルの確認を行う第1のダウンロード時刻を設定するスケジュール設定部と、ネットワークに通信接続する通信部と、上記通信部において通信接続を行ったときの位置情報を取得する位置取得部と、所定時刻ごとに、上記通信部において接続した通信環境と、上記位置取得部において取得した位置情報とを対応づけて記録しておく行動履歴蓄積部と、上記行動履歴蓄積部で一定期間蓄積した行動履歴をもとに上記配信サーバへダウンロード要求を行う最適時間帯を算出する最適時間帯算出部と、上記最適時間帯算出部により算出された最適時間帯と、上記スケジュール設定部で設定された第1のダウンロード時刻とを比較して判定する比較判定部と、上記比較判定部において上記第1のダウンロード時刻が最適時間帯に含まれない場合に第2のダウンロード時刻に変更する変更部を備えることを特徴とするダウンロードシステムを提供する。
さらに、本発明は、上記スケジュール決定部は、上記変更部において変更できる時間帯の変更幅をあらかじめ設定して無線通信端末10に配信スケジュールを通知してもよい。
なお、上記の発明の概要は、本発明の必要な特徴の全てを列挙したものではない。また、これらの特徴群のサブコンビネーションもまた、発明となりうる。
ダウンロードシステム1の概略構成の一例を概略的に示す。 ソフトウェア更新ファイルの配信スケジュール決定方法の一例を概略的に示す。 無線通信端末10の機能構成の一例を概略的に示す。 配信サーバ20の機能構成の一例を概略的に示す。 無線通信端末10における行動履歴蓄積のフローの一例を概略的に示す。 ソフトウェア更新ファイルのダウンロードフローの一例を概略的に示す。 無線通信端末10におけるソフトウェア更新ファイルのダウンロード最適時間帯の算出およびスケジュール変更フローの一例を概略的に示す。 行動履歴蓄積部に蓄積するデータテーブルの一例を概略的に示す。 ユーザの行動履歴に基づいてダウンロード環境を最適化する方法の一例を概略的に示す。
以下、発明の実施の形態を通じて本発明を説明するが、以下の実施形態は特許請求の範囲にかかる発明を限定するものではない。また、実施形態の中で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。
図1は、本発明の実施形態にかかる無線通信端末を含むダウンロードシステム1の概略構成の一例を説明するための図である。
図1に示すように、ダウンロードシステム1は、無線通信中継装置30または基地局40を介してネットワークN1に接続する無線通信端末10、ネットワークN1を介して無線通信端末10にソフトウェア更新ファイルを配信する配信サーバ20を備える。
無線通信端末10は、基地局40や無線通信中継装置30等を介してネットワークN1へ接続することで、音声通話やデータ通信等の通信サービスを受けることができる。データ通信の一例として、ソフトウェア更新ファイルのダウンロードを含む。
無線通信中継装置30は、無線通信端末10による無線通信を中継する装置であり、ユーザは無線通信端末10に組み込まれた無線LANの通信機能を利用し、ネットワークN1に接続してデータ通信サービスを享受することができる。無線通信中継装置30は、例えば、家庭や会社、学校、駅の構内、街中のファーストフード店などに設置された無線LANの中継装置であるWi−Fi(登録商標)等のアクセスポイントであり、一般的に無線通信中継装置30の通信サービス提供範囲は、数メートルから数十メートル以下である。
無線通信端末10は、基地局40を介して通信キャリア等のモバイルネットワークN2に接続される場合と、無線通信中継装置30に接続している場合すなわちWi−Fiに接続している場合とのいずれの場合であってもネットワークN1を介して、ソフトウェア更新ファイルのダウンロードが可能である。なお、無線通信端末10は、スマートフォン等の携帯電話、タブレット端末、パーソナルコンピュータ等、更新ファイルをダウンロードして書き換え可能なソフトウェアを必要とする通信端末であれば特に種類は限定されないが、本実施形態では携帯電話とする。
図2は、配信サーバ20が無線通信端末10にソフトウェア更新ファイルを配信する配信スケジュールの決定および指定を行う一例を示す。図2では、ユーザA・ユーザB・ユーザC・ユーザDが各々所有する無線通信端末10が、ネットワークN1を介して配信サーバ20にアクセスし、配信サーバ20において決定した配信スケジュールに基づいて、ソフトウェア更新ファイルのダウンロード要求の時刻を各々指定される(指定されたダウンロード要求の時刻のことを、以降、第1のダウンロード時刻とする)。配信スケジュールの決定方法の一例としては、配信サーバ20が、アクセスのあった各無線通信端末のダウンロード要求の時刻が24時間の中でなるべく均等に分散するように指定してよい。ソフトウェアの更新ファイルのダウンロード時刻を均等に分散させるよう配信スケジュールをあらかじめ決定することにより、無線通信端末10からのダウンロード要求が同じ時間帯へ過度に集中することを防止し、配信サーバ20やモバイルネットワークやWi−Fiネットワーク等伝送ネットワークの負荷を時間分散させることができる。時間分散させることにより、無線通信端末と配信サーバとの間のソフトウェア更新ファイルのダウンロードによるネットワーク負荷集中を回避し、輻輳の発生でダウンロードが中断する可能性を軽減することができる。
図2では、配信サーバ20からの指定に基づき、ユーザA・B・C・Dの所有する各無線通信端末10は、同じ時間帯にソフトウェア更新ファイルのダウンロード要求が集中しないように、それぞれ3:00、9:00、15:00、21:00に万遍なく分散して第1のダウンロード時刻が指定されている。各無線通信端末10は第1のダウンロード時刻になると、無線通信中継装置30または基地局40を介してネットワークN1に接続し、ソフトウェア更新ファイルのダウンロード要求を行い、配信サーバ20からソフトウェア更新ファイルをダウンロードする。
無線通信端末10は、基地局40を介してモバイルネットワークN2に接続されている場合であっても、無線通信中継装置30を介してWi−Fiネットワークに接続されている場合であっても指定されたダウンロード時刻になるとダウンロード要求を行う。
なお、説明の便宜上、配信サーバ20において決定した配信スケジュールに基づいて、無線通信端末10に対し第1のダウンロード時刻を指定する例を説明したが、負荷分散方法の一例としては、無線通信端末10をユーザが入手して初めて電源を入れた際に、無線通信端末10から配信サーバ20に更新有無を確認する間隔を設定することで14日間かつ24時間に万遍なく分散する方法や、あらかじめ無線通信端末10側において乱数や端末固有値を用いて分散させる方法等を用いてもよい。
なお、上述した図2の説明は、本発明の内容への理解を深めるための説明にすぎない。本発明は、具体的には、次に説明する各実施形態において実施され、且つ、本発明の原則を実質的に超えずに、さまざまな変形例によって実施されてもよい。このような変形例はすべて、本発明および本明細書の開示範囲に含まれる。
図3は、無線通信端末10の機能構成の一例を概略的に示す。無線通信端末10は、通信部102、計時部104、位置取得部106、行動履歴蓄積部108、最適時間帯算出部110、スケジュール設定部112、比較判定部114、変更部116、ダウンロード要求部118、ダウンロード実行部120、記憶部122、制御部124を備える。なお、無線通信端末10がこれらのすべての構成を備えることは必須とは限らない。
制御部124は、無線通信端末10の各部を制御する際に必要な種々の演算処理を行うCPU等の演算処理装置である。なお、後述する各部102〜122は、この制御部124においてOSやファームウェアなど、所定のプログラムを実行することにより制御され、半導体装置や電子回路、その他のハードウェア、或いはその機能を持ったソフトウェア、またはこれらの組み合わせによって構成される機能モジュールとして構成することができる。
通信部102は、ネットワークN1へ通信接続するための通信部であり、モバイル通信部102aとWi−Fi接続部102bとが備えられている。モバイル通信部102aは、基地局40に接続し、通信キャリア等のモバイルネットワークN2を介して通信するためのインターフェースであり、この通信方式としては、例えば、WCDMA(登録商標)(Wideband Code Division Multiple Access)およびCDMA2000(Code Division Multiple Access 2000)などの第3世代(3G)の通信方式、LTE(Long Term Evolution)などの第4世代(4G)の通信方式、および第5世代(5G)以降の通信方式等が挙げられる。一方、Wi−Fi接続部102bは、無線通信インターフェースとして、無線LAN等の規格等に準じたIPパケットの送受による通信方式に対応した機能を備えており、無線通信端末10が、無線通信中継装置30に接続したWi−Fiネットワーク環境下にいる際に用いられる。通信部102は、モバイル通信部102aまたはWi−Fi接続部102bを用いてネットワークN1へ通信接続するとともに、実際に通信接続した通信環境の履歴を示す通信環境情報を行動履歴蓄積部108に送出する。実際に通信接続した通信環境の履歴とは、例えば、通信部102で接続した通信回線の回線種別であり、通信方式、通信速度等の履歴であってもよい。また、Wi−Fi接続部102bで検出したWi−Fi情報について送出しておいてもよい。
計時部104は、日時を計測し、日時、曜日、現在の時刻、位置を取得した時刻、Wi−Fi接続部102bにより無線通信中継装置30に接続を開始した時刻および接続を終了した時刻、モバイル通信部102aによりネットワークN2に接続を開始した時刻および接続を終了した時刻、ソフトウェア更新ファイルのダウンロード時刻等を含む時刻情報を生成する。なお、計時部104は、通信部102が所望の基地局40に接続して自らの位置情報の登録を要求する時刻を、接続の開始時刻としてもよいし、位置情報の登録が完了した時刻を、接続の開始時刻として設定してもよい。また、計時部104は、例えば、制御部124が接続している無線通信中継装置30との接続の切断を無線通信端末10に指示する時刻を、接続の終了時刻として設定してもよいし、制御部124が無線通信端末10から接続の切断完了の通知を受け取った時刻を、接続の終了時刻として設定してもよい。なお、計時部104は、例えば、クロック回路等を含んで構成されている。計時部104で計測した時刻情報は、行動履歴蓄積部108に送出される。
位置取得部106は、無線通信端末10の自機の位置情報を取得し、行動履歴蓄積部108に送出する。位置情報とは、無線通信端末10に搭載されているGPSなどの測位機能によって取得できる地理的な位置情報のほか、モバイルネットワークN2の基地局40のセルIDや、Wi−Fiネットワークの無線通信中継装置30をもちいた概略の位置情報であってもよく、接続した無線通信中継装置30のもつSSID(Service Set Identifier)などの、接続した基地局を特定する識別子を位置情報として記録しておいてもよい。
行動履歴蓄積部108は、通信部102、計時部104、位置取得部106から受信した通信環境情報、時刻情報および位置情報を紐づけて、無線通信端末10の行動履歴として蓄積する。ここで、図5を用いて無線通信端末10が行動履歴を蓄積する処理の流れの一例について説明する。
図5では、無線通信端末10が、基地局40または無線通信中継装置30を介してネットワークN1に接続した時点をスタートとする。ステップS502において、通信部102で接続した通信環境情報を行動履歴蓄積部108に送出し、行動履歴蓄積部108は計時部104から受信した時刻情報とともに記録する。つぎに、ステップS504では、通信部102で接続した通信環境情報が、無線通信中継装置30を介した接続すなわちWi−Fiネットワークであるか、基地局40を介した接続すなわちモバイルネットワークであるかどうかを判定し、Wi−Fiネットワークであった場合にはSSID(Service Set Identifier)の記録を行う(ステップS506)。なお、SSIDとは、無線通信中継装置30から定期的に送信される管理フレームに含まれている固有の識別子であり、無線通信端末10は、SSIDを受信することによりWi−Fiの無線ネットワークの存在を確認できるものである。
ステップS506を行ったのち、もしくはステップS504でWi−Fi接続ではなかった場合には、ステップS508において位置情報の測定を行う。位置情報の測定は、無線通信端末10に搭載されているGPS機能をつかって位置情報を取得するほかに、基地局40から受信したセルID情報等を用いることができる。なお、ステップS506でSSIDの記録を行った場合にはSSIDを位置情報として記録し、ステップS508を省略してもよい。
ステップS510では、時刻情報、位置情報、Wi−Fi接続情報の履歴を対応付けて無線通信端末10を所有するユーザの行動履歴として行動履歴蓄積部108に一定期間蓄積する。そして、ステップS502に戻り一連の流れを繰り返す。行動履歴の蓄積の間隔は特に限定はされないが、たとえば1時間に1回定期的に行う。また、行動履歴の蓄積を繰り返す期間は特に限定されないが、期間が長ければ長いほど行動履歴情報としての精度が向上する。
ここで、行動履歴蓄積部108に蓄積するデータテーブルの一例を図8に示す。図8の例では、特定のユーザの所有する無線通信端末10について一定期間(図8では3週間分)行動履歴を蓄積した場合を示しており、通信部102、計時部104および位置取得部106から行動履歴蓄積部108に送出した時刻情報、位置情報、通信環境情報(Wi−Fi接続情報)を対応付けてテーブル化している。
図3に戻り、最適時間帯算出部110は、一定期間のあいだ、行動履歴蓄積部108に蓄積されたデータテーブルをもとに、ソフトウェア更新ファイルのダウンロードに適した最適時間帯を算出する。最適時間帯を算出する詳細なフローについては、図7および図8で後述する。
スケジュール設定部112は、図2で説明したように、配信サーバ20から指定されたソフトウェア更新ファイルの第1のダウンロード時刻をスケジュール設定する。なお、配信サーバ20において決定された配信スケジュールで設定するほかに、無線通信端末10が乱数等により自身で第1のダウンロード時刻のスケジュールを設定してもよい。
比較判定部114は、最適時間帯算出部110において算出した時間帯と、スケジュール設定部112において設定した時刻とを比較し、スケジュール設定部112においてあらかじめ設定されている第1のダウンロード時刻を変更すべきかどうかを判定し、判定結果を変更部116に送信する。変更すべきかどうかの判定は、たとえば、あらかじめスケジュール設定部112に設定された第1のダウンロード時刻が、最適時間帯算出部110において算出されたダウンロード環境の最適時間帯に含まれるかどうか比較を行うことで判定する。
変更部116は、比較判定部114において、スケジュール設定部112に設定された第1のダウンロード時刻がダウンロード環境の最適時間帯に含まれず、変更したほうがダウンロード環境として好ましいと判定された場合に、スケジュール設定部112において設定されている第1のダウンロード時刻を変更する。なお、最適時間帯が複数ある場合には、あらかじめ設定された第1のダウンロード時刻スケジュールから最も近い最適時間帯にダウンロード時刻を変更する(変更後のダウンロード時刻を、第2のダウンロード時刻とする)。
ダウンロード要求部118は、スケジュール設定部112で設定したソフトウェア更新ファイルのダウンロード時刻になった場合に、配信サーバ20に対して、ソフトウェア更新ファイルのダウンロード要求をおこなう。
ダウンロード実行部120は、配信サーバ20からソフトウェア更新ファイルのダウンロードを実行する。
記憶部122は、ソフトウェア更新ファイルの情報を記憶する記憶部である。ソフトウェア更新ファイルの情報としては、無線通信端末情報、更新有無等があげられる。
図4は、配信サーバ20の機能構成の一例を概略的に示す。配信サーバ20は、通信部202、配信スケジュール決定部204、更新ファイル格納部206、ダウンロード要求受信部208、配信部210を備える。
通信部202は、ネットワークN1へ接続するための通信部である。
配信スケジュール決定部204は、無線通信端末10に対しソフトウェア更新ファイルの配信スケジュールを決定する。
更新ファイル格納部206は、無線通信端末10の不具合修正やアップデートを行うためのソフトウェア更新ファイルを格納している。
ダウンロード要求受信部208は、無線通信端末10からソフトウェア更新ファイルのダウンロード要求を受信する。
配信部210は、ダウンロード要求受信部208において受信したダウンロード要求に対してソフトウェア更新ファイルを配信する。
図6は、配信サーバ20と無線通信端末10との間で行われるソフトウェア更新ファイルのダウンロードフローの一例を示す。
まず、配信サーバ20は、図2において説明したように配信スケジュール決定部204において大まかな配信スケジュールを決定し(ステップS602)、ステップS604で決定した配信スケジュールを無線通信端末10に通知する。なお、ステップS604において、無線通信端末10の変更部116で変更が可能な第1のダウンロード時刻の変更幅を制限する指示を含んでもよい。
配信サーバ20から配信スケジュールを通知された無線通信端末10は、スケジュール設定部112において第1のダウンロード時刻を設定する(ステップS604およびステップS606)。
第1のダウンロード時刻が設定された無線通信端末10は、後述する図8のとおり最適時間帯の算出を行い、第1のダウンロード時刻の変更が必要な場合には変更部116において第2のダウンロード時刻への変更をおこなう。変更が不要な場合には、ステップS608を行わずにステップS610に移行する。
計時部104でスケジュール設定部112により設定された第1もしくは第2のダウンロード時刻になったことを検知すると、無線通信端末10は配信サーバ20に対してソフトウェア更新ファイルのダウンロード要求を行う。
ダウンロード要求を受信した配信サーバ20は、更新ファイル格納部206に格納しているソフトウェアの更新有無を確認し、更新がある場合には、配信部210が無線通信端末10に対してソフトウェア更新ファイルを配信する(ステップS612)。
ステップS614では、通信部102にて接続しているネットワークを介して、受信した更新ファイルのダウンロードを行い、記憶部122に記憶する。
なお、本説明では、配信サーバ20側で配信スケジュールを設定しているが、通信ネットワークへの負荷を分散させるために、無線通信端末10の電源を最初に入れた際に、無線通信端末10から配信サーバに更新有無を確認する間隔を設定することで、14日間かつ24時間に万遍なく分散する仕組み等を利用してもよい。
次に、図7、図8および図9を用いて、無線通信端末10がダウンロードの最適時間帯を算出してからスケジュール設定部112で設定された第1のダウンロード時刻を変更することで無線通信端末10のダウンロード環境を最適化したのち、ソフトウェア更新ファイルのダウンロード要求を行うまでの処理の流れの一例説明する。図7では、図2において15:00に設定されたユーザCについての一例とし、行動履歴データの蓄積が3週間実施されている時点をスタートとする。
ステップS702において、最適時間帯算出部110は、行動履歴蓄積部108に蓄積した行動履歴データ(図8)を参照する。
ステップS704では、行動履歴データから、移動していると推測される時間帯の有無を確認する。たとえば、図8において、第1月曜日には、8:00過ぎから9:00にかけて位置Aから位置Bに移動していることがわかる。また、10:00過ぎから11:00にかけて位置Bから位置Cに移動し、15:00前には位置Cから位置Bへ、15:00過ぎから16:00にかけて位置Bから位置Aに移動していると推測される。また、たとえば、0:00から8:00、11:00から13:00、16:00以降は位置が連続して同じであることから、移動していないと推測される。
さらに、第1月曜日において16:00以降は位置Aが連続しているため、移動していないと推測されるが、第2月曜日および第3月曜日において、19:00以降は位置の変化がみられるため、3週間分のデータをもってすると、ユーザCは19:00以降において位置Aにいる可能性よりも移動している可能性が高いと推測する。
図7にもどり、ステップS704で最適時間帯算出部110は、移動していない可能性が高いと推測した時間帯の方が、移動している可能性が高いと推測した時間帯よりも携帯端末のソフトウェア更新ダウンロードを行うべき環境として最適である可能性が高いと判定する。そして、移動していない可能性が高いと推測した時間帯についてはステップS706にすすみ、無線通信端末10の所在している環境がダウンロード環境として他の時間帯よりも適しており、算出する最適時間帯の候補とすべきことを示す候補度合を上げる。なお、移動しているかどうかの判定は、位置情報の一例であるSSIDの変更をもって移動があったと判定してもよい。移動している可能性が高いと推測した時間帯については候補度合を上げることなく、そのまま次のステップS708にすすむ。
つぎに、ステップS708において、通信部102で接続した通信環境の履歴が、Wi−Fi接続であるかどうかを判定する。たとえば、図8の第1月曜日の9:00から10:00台は位置Bのまま移動がなかったと判定され、最適時間帯としての候補度合が上がっているが、通信環境の履歴をみるとWi−Fi接続ではないことが分かる。また、第1〜第3月曜日の11:00台から12:00台は位置Cが連続しているため移動はしていない可能性が高く、最適時間帯としての候補度合は上がっているが、第1月曜日の11:00、第2月曜日の11:00はWi−Fi接続の環境下ではないことから、11:00台はWi−Fi接続ではない可能性が高いことが分かる。
ステップS706において候補度合を上げた最適時間帯のうち、Wi−Fi接続の環境下である可能性が高いと推測した時間帯については、Wi−Fi接続の環境下ではない可能性が高いと推測した時間帯よりも無線通信端末10のソフトウェア更新ファイルダウンロードを行うべき環境として最適時間帯の候補度合をさらに高める必要があると判定して、ステップS710にすすみ、最適時間帯としての候補度合をあげる。ステップS708およびステップS710の処理を行うことにより、Wi−Fi接続の環境下であるときを優先して最適時間帯を算出できるため、無線通信端末10を所有するユーザにとって、意図せずにモバイルデータ通信を行ってしまう可能性を軽減するとともに、モバイルネットワークN2のリソース負荷の軽減をはかることができる。
そして、ステップS704かつステップS708において候補度合があがった時間帯を最適時間帯として算出する(ステップS712)。算出した最適時間帯は、たとえば図8における(a)の0:00から8:00までの8時間であってもよいし、(c)の16:00から18:00の3時間であってもよいし、(b)の12:00の前後1時間として設定してもよい。
ステップS714では、比較判定部114において、スケジュール設定部112で設定されている第1のダウンロード時刻と、最適時間帯算出部110のステップS712において算出した最適時間帯とが一致しているか否かを比較判定する。
比較判定の結果、設定された第1のダウンロード時刻と最適時間帯とが一致する場合には、ステップS718にすすみ、配信サーバ20に対してソフトウェア更新ファイルのダウンロード要求を送出する。
比較判定の結果、設定された第1のダウンロード時刻と最適時間帯とが不一致の場合には、変更部116において設定された第1のダウンロード時刻を変更し第2のダウンロード時刻を設定する。変更部116は、たとえば、スケジュール設定部112で設定された第1のダウンロード時刻と最も近い最適時間帯に含まれるようにダウンロード時刻を変更する。
図9は、図2でユーザCのもつ無線通信端末10が、スケジュール設定部112において第1のダウンロード時刻(T1)を15:00に設定されていた場合に、ダウンロード環境の最適化をおこなう例を示す。配信サーバ20からはT1にダウンロード要求を行うように設定されたが、ユーザCの過去の行動履歴データ(図8)から、図8の(a),(b),(c)が最適時間帯と算出された場合には、T1よりも少し後の時間帯(c)の方がダウンロードを行うのに適した環境であると判定し、T1にもっとも近い(c)の16:00台から18:00台の時間帯に含むように第2のダウンロード時刻へ変更する。第2のダウンロード時刻(T2)は最適時間帯(c)に含まれる時刻であればどこでもよいが、たとえば1時間半後の16:30に設定される。あらかじめスケジュール設定部112で設定された第1のダウンロード時刻は、もともと他の無線通信端末10とダウンロード時刻が時間分散されるように設定されているため、最適時間帯が複数算出される場合にはスケジュール設定部112で設定された第1のダウンロード時刻に最も近い最適時間帯を選択することが望ましい。
また、あらかじめ配信サーバ20から無線通信端末10にスケジュールを通知する際に、変更部116でダウンロード時刻を変更することのできる変更幅を設定できるようにしてよい。
ステップS718において第1もしくは第2のダウンロード時刻に到達すると、配信サーバ20に対してソフトウェア更新ファイルのダウンロード要求をおこない、処理を終了する。なお、最適時間帯の算出およびダウンロード環境の最適化は定期的に実行されてよく、第2のダウンロード時刻はユーザ行動履歴が蓄積されるにつれて、より更新ファイルのダウンロード要求を行うのに適した時刻を算出しつつ更新されてよい。
また、最適時間帯の算出は、移動がない時間帯およびWi−Fi接続である時間帯について携帯端末のソフトウェア更新処理についての最適時間帯として候補度合が高いと判定したが、たとえば、無線通信端末10が無線通信中継装置30を介してアクセスした通信先が高いスループットが必要となる通信先である場合や、無線通信端末10において他のアプリケーションによる通信状態を行動履歴として合わせて蓄積しておき、通信状態が高まっている時間帯は除外するようにしてもよい。通信状態が高まっている時間帯とは、例えば、無線通信端末10内で他のアプリケーションにおいてデータをアップロードしていたり、通信量が増加させる可能性が高いゲームアプリケーションを起動していたりする時間帯など、通信量が増加している時間帯や、回線利用率が上昇する時間帯を指す。これにより、移動がない時間帯およびWi−Fi接続である時間帯であっても、他のアプリケーションを酷使している状況等の通信状態履歴に応じてダウンロード要求を行うことを防止し、さらなるダウンロード成功率の向上をはかることができる。
さらに、本実施形態では無線通信端末10が位置情報、時刻情報、通信環境情報を行動履歴情報として収集しているが、すでに同様の行動履歴データを蓄積しているパーソナルアシスタントサービス等と連携することにより、行動履歴情報を利用してもよい。これにより、無線通信端末が新たに行動履歴を一定期間収集することなく、最適時間帯を算出するための行動履歴として利用することができる。
以上により、ソフトウェア更新ファイルのダウンロード成功率を向上させるとともに、ユーザに手間をかけることなく、ユーザごとに適したダウンロード環境の最適化を自動で行い、かつモバイルデータ通信の発生を抑制し、通信キャリア等からしてみればモバイルネットワークリソースの負荷低減を行うことができる。
以上、本発明を実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範囲には限定されない。上記実施の形態に、多様な変更または改良を加えることが可能であることが当業者に明らかである。その様な変更または改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、特許請求の範囲の記載から明らかである。
特許請求の範囲、明細書、および図面中において示した装置、システム、プログラム、および方法における動作、手順、ステップ、および段階などの各処理の実行順序は、特段「より前に」、「先立って」などと明示しておらず、また、前の処理の出力を後の処理で用いるのでない限り、任意の順序で実現しうることに留意すべきである。特許請求の範囲、明細書、および図面中の動作フローに関して、便宜上「まず、」、「次に、」などを用いて説明したとしても、この順で実施することが必須であることを意味するものではない。
1…ダウンロードシステム
10…無線通信端末
20…配信サーバ
30…無線通信中継装置
40…基地局
102…通信部
102a…モバイル通信部
102b…Wi−Fi接続部
104…計時部
106…位置取得部
108…行動履歴蓄積部
110…最適時間帯算出部
112…スケジュール設定部
114…比較判定部
116…変更部
118…ダウンロード要求部
120…ダウンロード実行部
122…記憶部
124…制御部
202…通信部
204…配信スケジュール決定部
206…更新ファイル格納部
208…ダウンロード要求受信部
210…配信部
T1…第1のダウンロード時刻
T2…第2のダウンロード時刻

Claims (9)

  1. 無線通信端末を
    更新ファイルを格納した配信サーバへ更新ファイルの確認を行う第1のダウンロード時刻を設定するスケジュール設定部と、
    ネットワークに通信接続する通信部と、
    前記通信部において通信接続を行ったときの位置情報を取得する位置取得部と、
    所定時刻ごとに、前記通信部において接続した通信環境と、前記位置取得部において取得した位置情報とを対応づけて記録しておく行動履歴蓄積部と、
    前記行動履歴蓄積部で一定期間蓄積した行動履歴をもとに前記配信サーバへダウンロード要求を行う最適時間帯を算出する最適時間帯算出部と、
    前記最適時間帯算出部により算出された最適時間帯と、前記スケジュール設定部で設定された第1のダウンロード時刻とを比較して判定する比較判定部と、
    前記比較判定部において前記第1のダウンロード時刻が前記最適時間帯に含まれない場合に第2のダウンロード時刻に変更する変更部
    として機能させるためのプログラム。
  2. 前記最適時間帯算出部は、前記行動履歴蓄積部に蓄積した行動履歴のうち、前記位置取得部で取得した位置情報が変化していない連続した時間帯を、最適時間帯とする候補度合が高いと判定することを特徴とする請求項1に記載のプログラム。
  3. 前記最適時間帯算出部は、前記行動履歴蓄積部に蓄積した行動履歴のうち、前記通信環境が無線通信中継装置に接続している状態となっている時間帯を、最適時間帯とする候補度合が高いと判定することを特徴とする請求項1または2に記載のプログラム。
  4. 前記位置取得部は、前記通信部が接続した基地局を特定する識別子に紐づけられた位置情報を前記位置情報として取得し、
    前記最適時間帯算出部は、一定期間、前記位置情報が変化していない連続した時間帯を、最適時間帯とする候補度合が高いと判定する
    ことを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載のプログラム。
  5. 前記変更部は、前記比較判定部において前記第1のダウンロード時刻が最適時間帯に含まれない場合に、前記第1のダウンロード時刻と最も近い時間帯を第2のダウンロード時刻として変更することを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載のプログラム。
  6. 前記行動履歴蓄積部は、無線通信端末のアプリケーションの通信状態履歴を対応付けて蓄積し、前記最適時間帯算出部は前記通信状態履歴を参照して通信状態が高まっている時間帯について最適時間帯から除外することを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載のプログラム。
  7. 更新ファイルを格納した配信サーバへ更新ファイルの確認を行う第1のダウンロード時刻を設定するスケジュール設定部と、
    ネットワークに通信接続する通信部と、
    前記通信部において通信接続を行ったときの位置情報を取得する位置取得部と、
    所定時刻ごとに、前記通信部において接続した通信環境と、前記位置取得部において取得した位置情報とを対応づけて記録しておく行動履歴蓄積部と、
    前記行動履歴蓄積部で一定期間蓄積した行動履歴をもとに前記配信サーバへダウンロード要求を行う最適時間帯を算出する最適時間帯算出部と、
    前記最適時間帯算出部により算出された最適時間帯と、前記スケジュール設定部で設定された第1のダウンロード時刻とを比較して判定する比較判定部と、
    前記比較判定部において前記第1のダウンロード時刻が最適時間帯に含まれない場合に第2のダウンロード時刻に変更する変更部
    とを備えることを特徴とする無線通信端末。
  8. 更新ファイルのダウンロード時刻を最適化するためのダウンロードシステムであって、
    配信サーバは、
    無線通信端末に前記更新ファイルを配信するスケジュールを決定する配信スケジュール決定部と、
    更新ファイルを格納する更新ファイル格納部と、
    無線通信端末からダウンロード要求を受信したら更新ファイルを配信する配信部と
    を備え、
    無線通信端末は、
    更新ファイルを格納した配信サーバへ更新ファイルの確認を行う第1のダウンロード時刻を設定するスケジュール設定部と、
    ネットワークに通信接続する通信部と、
    前記通信部において通信接続を行ったときの位置情報を取得する位置取得部と、
    所定時刻ごとに、前記通信部において接続した通信環境と、前記位置取得部において取得した位置情報とを対応づけて記録しておく行動履歴蓄積部と、
    前記行動履歴蓄積部で一定期間蓄積した行動履歴をもとに前記配信サーバへダウンロード要求を行う最適時間帯を算出する最適時間帯算出部と、
    前記最適時間帯算出部により算出された最適時間帯と、前記スケジュール設定部で設定された第1のダウンロード時刻とを比較して判定する比較判定部と、
    前記比較判定部において前記第1のダウンロード時刻が最適時間帯に含まれない場合に第2のダウンロード時刻に変更する変更部
    を備えることを特徴とするダウンロードシステム。
  9. 前記スケジュール決定部は、前記変更部において変更できる時間帯の変更幅をあらかじめ設定して無線通信端末に配信スケジュールを通知することを特徴とする請求項8に記載のダウンロードシステム。
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