JP6470909B2 - 航空機のタービンエンジン用の内部カウル構造体 - Google Patents

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Description

本発明は、ジェットエンジンの内部カウル構造体および航空機組立体に関する。
タービンエンジン、詳細にはガスタービンエンジンはまた、燃焼タービンエンジンとしても公知であり、これらは、エンジンを通り抜けて多数のタービンブレードへと流れる燃焼ガスの流れからエネルギーを抽出する回転エンジンである。ガスタービンエンジンは、地上の交通機関および海の交通機関ならびに発電に利用されてきたが、最も一般的には、飛行機などの航空用途で利用されている。飛行機では、ガスタービンエンジンは、飛行機の推進力に利用される。
エンジンは、パイロン、典型的には、航空機の翼または機体にエンジンを接合する金属アームによって翼に装着される。パイロン内にあるポンプおよび供給管を通って、燃料が翼のタンクからエンジンに中継される。さらに、エンジンによって生成される電力、ならびに油圧ラインおよび空気管理システムダクト、制御システム配線などが、パイロンの中にやはり含まれる電線および配管を介して航空機とエンジンの間を通される。エンジンは、カウルと呼ばれる外側ケーシングの中に収容される。このようなカウルは典型的には、航空機用途においてファンダクトの内壁を形成する。このようなエンジンカウルは、一部がパイロンによって、一部がエンジンによって支持される。
従来のカウル構成は、内部および外部カウルを含んでおり、これらは分岐壁および梁を介して構造的に互いに装着され、これらによりエンジンにアクセスするためにカウルをヒンジ開閉することを可能にし、一部の事例では、推力逆転器の操作のために外部カウルの摺動作用を可能にする。他の構成では、内部カウルは、外部カウルから独立したままである(すなわち、それらのカウルの間に対する直接的な構造的装着物はない)。この場合、内部カウリングが、ジェットエンジンを覆っており、エンジンへのアクセスを可能にする多くのアクセスパネルを備えた固定式のフレーム構造体、またはジェットエンジンのメンテナンスのためのアクセスを可能にするよう移動可能な摺動式の尾翼カウルセクションを備えたヒンジ開放前方ドアのいずれかを有する。
米国特許第8016227号明細書
一態様において、内部カウル構造体は、航空機の翼から延出するエンジンパイロンに結合された少なくとも1つのエンジン取付け台を有するジェットエンジンの少なくとも一部を取り囲み、内部カウル構造体は、パイロンから独立してエンジンに直接設置され、ジェットエンジンの上部に覆い被さるように構成されたエプロンと、エプロンによって囲まれないジェットエンジンの部分を取り囲むように構成された内部本体とを含み、内部カウル本体がエプロンに結合されることで、結果として生じる結合したエプロンと内部カウル本体の組み合わせが、フープ構造を画定し、これはパイロンから構造的に独立し、ジェットエンジンの少なくとも一部を完全に取り囲む。
別の態様において、航空機組立体は、翼と、翼に設置されたエンジンパイロンと、エンジンパイロンに設置され、少なくとも1つのエンジン取付け台接続部を備えるジェットエンジンと、内部カウル構造体とを含む。内部カウル構造体はさらに、パイロンから独立してエンジンに直接設置され、ジェットエンジンの上部に覆い被さるエプロンと、エプロンによって囲まれないジェットエンジンの部分を取り囲むように構成された内部カウル本体とを含む。内部カウル本体がエプロンに結合されることで、結果として生じる結合したエプロンと内部カウル本体の組み合わせがフープ構造を画定し、これはパイロンから構造的に独立し、ジェットエンジンの少なくとも一部を完全に取り囲む。
本発明の一実施形態による典型的なガスタービンエンジン、カウリング、パイロンおよび翼の側部断面図である。 本発明の一実施形態によるカウリングとエプロンの斜視図である。 フープ構造を示す、図1の線3−3に沿って切り取った部分断面図である。 エプロン構造体の斜視図である。 エプロン設置ブラケットを示す部分断面図である。
本発明は、航空機の推進力を生成するガスタービンエンジンを利用するいずれの環境でも実施することができる。さらに本記載の実施形態はまた、発電を行なうかつ/または駆動力の生成および発電の両方を行なうタービンエンジンにも適用可能である。さらに本記載の実施形態は、ジェットエンジン航空機環境を対象としているが、本発明は、やはりカウルを使用するタービンエンジンを利用するいずれの環境にも適用可能である。
図1は、航空機のためのガスタービンエンジン10の概略断面図である。エンジン10は、下流に向かう流れの順に、ファン14を含むファンセクション12と、ブースターまたは低圧(LP)圧縮機16と、高圧(HP)圧縮機18と、燃焼セクション20と、HPタービン22と、LPタービン24とを含む。HPシャフトまたはスプール26が、HPタービン22をHP圧縮機18に駆動式に接続し、LPシャフトまたはスプール28が、LPタービン24をLP圧縮機16およびファン14に駆動式に接続する。HPタービン22は、ロータ30の周辺に設置されたタービンブレード32を有するHPタービンロータ30を含む。ブレード32は、ブレードプラットフォーム34から半径方向外側のブレードの先端36まで半径方向外向きに延在する。
エンジン10は、パイロン主要構造体40において、尾翼および前方の両方のエンジン取付け台42の両方によってパイロン組立体38に設置されるものとして示されている。パイロン組立体38は図示のようにさらに、垂直の向きで航空機の翼44に固定されるが、機体など、航空機の別の位置において水平の向きで固定される場合もある。
エンジン10はさらに、外部カウル46と、内部カウル48とを含み、各々が平滑な面を有することで飛行中にエンジン10の内側または外側を通過する空気の抵抗を抑える。外部カウル46は、内部カウル48およびエンジン10の少なくとも一部を包囲する。パイロン組立体38はさらに分岐壁50を備え、これはパイロン組立体38に接続され、パイロン組立体38から内部カウル48と向かいつつ延在し、隙間52を形成するが、この隙間は、内部カウル48と外部カウル46の間のファンダクトに沿った有効なファン空気通路を保持するために密閉される。
また油圧ライン、電気ラインおよびバイパス空気ラインなどの多数のコネクタライン54も示されており、これらは、エンジン10から分岐壁50を通過してパイロン組立体38へと延びている。このようなライン54は、エンジン10を例えば燃料ポンプおよびフライト制御コンピュータなどの操作に必要なサブシステムに結合する。
次に図2に注目すると、内部カウル48は、エプロン構造体58と、エンジン10の少なくとも一部を取り囲む2つの側部前方カウルドア60と、尾翼カウルドア62とを備える。カウリングの代替の構造も想定される。エプロン58が、エンジン10の上部に覆い被さり、前方カウルドア60および尾翼カウルドア62は、エプロン58が覆わないエンジン10の残りの部分を共同して取り囲む。前方カウルドア60がヒンジ式に開放するのに対して、尾翼カウルドア62は摺動式に開放する。
図3に示されるように、組立てられたエプロン58とカウルドア60、62は、内部カウル48の軸方向の長さに沿って延在する連続するフープ状の構造体を形成する。図示のようにエプロン58はさらに、分岐壁50とエプロン58の間の隙間52の縁部に密閉材を備える。密閉材の一例は、エアロシール64であるが、このような境界面の間に柔軟で可撓性のシールを形成する他の材料も想定される。また図示のように、前方カウルドア60が各々、前方エンジン10のミラー式に対向する側部を取り囲むことで、ドア60のより下方の縁部が内部カウル48の最も下の地点で互いに各々合致する。
次に図4に注目すると、エプロン58は、支持ヒンジ66と、カウルドア60、62を始動させるためのレール68とを備える。前方カウルドア60はヒンジ66を介してエプロン58に結合し、ヒンジ66が回転の中心を形成するように構成されることで、メンテナンス中にドア60を上方に揺らして動かし、エンジン10から離れるようにすることができる。同様にレール68によって、尾翼カウルドア62をエプロン58に結合することが可能になり、これによりドア62を例えば摺動作用によって、メンテナンス中に、エプロン58およびエンジン10に対してエンジン10の長さに沿って前方位置から尾翼位置まで軸方向に並進させることができる。本構造において、ヒンジ66とレール68は共に、飛行中またはメンテナンス作業中に、そのそれぞれのカウルドア60、62の荷重を支えるのに十分に強固な好適な材料から作製される。
エプロン58はさらに、パイロン組立体38に当接する鍔72を備える。エプロン58はさらに、エンジン10への接続部を介して通過することを可能にする少なくとも1つの開口を備える。図示のように鍔72は、鍔開口74を含み、この中をエンジン取付け台42が通過することで、エンジン10をパイロン主要構造体40に固定する。エプロン58は、コネクタライン54用の付加的な開口76を有するものとして示されているが、付加的な接続部は、鍔開口74を通過することが許される場合もあることが想定される。
鍔72はさらに、鍔開口74に対応し、それを取り囲むシール構造体78を備える。シール構造体78は、鍔72がパイロン組立体38に当接する際、シール構造体78が鍔開口74をパイロン組立体38に対して密閉するように構成される。シール構造体78は、実質的に気密性および耐候性のシールを形成することが可能な任意の好適な柔軟な可撓性の材料から構成することができる。
図5に注目すると、エプロン58はさらに、エプロン58をエンジン10に構造的に結合するためのエプロン取付け台70を備える。この意味において、エンジン10は、内部カウル48の重量を支えており、この内部カウルは、パイロン組立体38から構造的に独立している。エプロン取付け台70は、エプロン58、前方カウルドア60、および尾翼カウルドア62の組み合わさった重量、ならびに飛行中またはメンテナンス作業中に内部カウル48に加えられる何らかの一時的な力を支えるのに好適な材料から構成される。エプロン取付け台70の代替の構成も想定される。
飛行動作中、航空機に推力を与えるエンジン10を取り囲む内部カウル48は、重力負荷および変位負荷を受ける。重力負荷、すなわち内部カウル48の重量は、エプロン取付け台70によって、カウルドア60、62からエプロン58を介してエンジン10まで伝えられる。エプロン58およびカウルドア60、62のフープ状の連続する構造は、内部カウリング48の重量を保持するために構造的に有効な設計を実現する。
内部カウル48に作用する変位負荷は、主に空気流作用、乱流およびエンジン10の振動から発生する。エプロン取付け台70は、構造上の剛性と、減衰作用の両方を可能にできるが、内部カウル48はそれでもなお、パイロン組立体38に対してわずかに変位される。この変位は、パイロン組立体38に対する境界面において、エプロンと分岐壁50におけるエアロシール64、ならびに鍔72とパイロン組立体38におけるシール構造体78によって受容される(accounted for)。各々のシール64、78の柔軟で可撓性の材料によって、各々の境界面において分離せずに変位することが可能になる。さらにエプロン58と、カウルドア60、62のフープ状の連続する構造によって、変位負荷の下でのゆがみや撓みに耐えるための構造的に有効な設計が可能になる。
上記の図面に示されるものの他に多くの他の可能な実施形態および構成が、本開示によって企図される。例えば本発明の一実施形態は、エンジン10をさらに取り囲む、あるいはさらに軸方向に延在することで、付加的なカウルドア60、62の必要性をなくすまたは減らすエプロン58を企図している。さらに、各々のこのような実施形態において内部カウル48が構造的にエプロン58にしっかりと留められる限りは、代替のカウルドア60、62設計を有する複数の実施形態が採用される場合もある。さらに、種々の構成要素の設計および配置は、いくつかの異なる構成を実現することができるように再編成される場合もある。
本明細書に開示される実施形態によって、タービンエンジンのための内部カウル構造体が提供される。上記の実施形態において実現され得る1つの利点は、上記に記載した実施形態が、従来のタイプの内部カウル構造体に対して複雑性が優れており、低コスト設計の利点を有する点である。提案されるエンジンの周りにエプロンを設置する構造体によって、フープ状の強度により、内部カウルの高い構造上の完全性を実現し、その一方でパイロンまたはパイロンブラケットへの何らかの直接の接続部からカウリングを構造上隔離することが可能になる。さらに内部カウルの主要荷重の事例として圧力に起因するものを想定すると、記載される実施形態のフープ状の連続する構造が特に有効である。
上記の実施形態において実現され得る別の利点は、内部カウルが、構造上の分離ならびにエプロンと分離壁の間の隔離仕切りによって、パイロンのより低い床面に対するエンジン熱の熱作用を最小限にする手段が提供されることである。この隔離仕切りの形成はまた、エンジンの発火危険区域の大きさを縮小し、火災の検知および鎮圧などの他のサブシステムの利益となる。
さらに、記載される実施形態は、従来のタイプの内部カウル構造体に対して優れた重量上の利点を有する。エプロン構造体の設計によって、パイロンまたはパイロンブラケットから内部カウル構造体を切り離すことが可能になり、エンジン推力および航空学的力に起因する内部カウルの構造上の負荷および変位の作用(displace challenge)をパイロンが受けることの必要性を取り除くことができる。さらに上記に説明したようにパイロンに対する温度が低くなることによっても、より軽量の材料を使用することが可能になり、結果として推進システムの別の領域に重量を移動させることなく、より軽量でより簡素化された構造体が実現する。したがってパイロンおよびパイロンブラケットは、通常であればパイロンの境界面に加えられるであろう力または熱負荷にもはや耐える必要のない代替の軽量の材料で設計され、開発され、機械加工することができる。
上記の実施形態において実現され得るさらに別の利点は、エプロン構造体によって、エンジンの周りで内部カウルを密閉するためのより簡単な手段も提供されることである。さらに内部カウルの密閉作用によってエンジンのファンダクトの漏出を抑え、これは、エンジンの燃料消費に対する直接的な効果をもたらす。
航空機の構成要素を設計する際、対処すべき重要な要因は、サイズと重量である。上記に記載した内部カウル構造体の利点は結果として、より軽量で、よりサイズの小さい、かつ性能が向上したエンジンシステムをもたらす。重量およびサイズの削減は、飛行中の競争力のある利点に関係する。
この書面による記載は、本発明を開示することを目的とした最適な態様を含む例を利用しており、また任意の装置またはシステムを作製し利用すること、ならびに任意の採用された方法を実行することを含め、当業者が本発明を実施することができるようにするものである。本発明の特許可能な範囲は、特許請求の範囲によって定義されており、当業者が思い付く他の例を含むことができる。このような他の例は、それらが特許請求の範囲の文字通りの言い回しと相違ない構造上の要素を含む場合、あるいはそれらが特許請求の範囲の文字通りの言い回しとわずかな相違点を有する等価な構造上の要素を含む場合、特許請求の範囲の範囲内にあることが意図されている。
10 ガスタービンエンジン
12 ファンセクション
14 ファン
16 LPC
18 HPC
20 燃焼セクション
22 HPT
24 LPT
26 HPスプール
28 LPスプール
30 HPTロータ
32 ブレード
34 ブレードプラットフォーム
36 ブレードの先端
38 パイロン組立体
40 パイロン主要構造体
42 エンジン取付け台
44 翼
46 外部カウル
48 内部カウル
50 分岐壁
52 隙間
54 コネクタライン
58 エプロン
60 前方カウルドア
62 尾翼カウルドア
64 エアロシール
66 ヒンジ
68 レール
70 エプロン取付け台
72 鍔
74 鍔開口
76 付加的な開口
78 シール構造体

Claims (10)

  1. 航空機の翼から延出するエンジンパイロンに結合された少なくとも1つのエンジン取付け台を有するジェットエンジンの少なくとも一部を取り囲む内部カウル構造体であって、
    少なくとも支持ヒンジまたはカウルドアを始動させるためのレールのうちの1つを備え、前記パイロンから独立して前記エンジンに直接設置され、前記ジェットエンジンの上部を覆うように構成されたエプロンと、
    前記エプロンによって囲まれない前記ジェットエンジンの部分を取り囲むように構成された内部カウル本体と、
    を備え、
    前記内部カウル本体が前記エプロンにヒンジ式または摺動可能の少なくともいずれかで結合されることで、結果として生じる前記結合したエプロンと内部カウル本体の組み合わせが、フープ構造を画定し、これは前記パイロンから構造的に独立し、前記ジェットエンジンの少なくとも軸方向の一部を完全に取り囲み、
    前記エプロンが、前記少なくとも1つのエンジン取付け台の通過が可能になる少なくとも1つの開口を備え、
    前記エプロンがさらに、前記少なくとも1つの開口に対応し、前記パイロンに対して少なくとも1つの前記開口を密閉するシール構造体を備え、
    前記シール構造体が、少なくとも1つの前記開口を取り囲み、前記パイロンに当接するシールにおいて終端する鍔を備える、内部カウル構造体。
  2. 航空機の翼から延出するエンジンパイロンに結合された少なくとも1つのエンジン取付け台を有するジェットエンジンの少なくとも一部を取り囲む内部カウル構造体であって、
    少なくとも支持ヒンジまたはカウルドアを始動させるためのレールのうちの1つを備え、前記パイロンから独立して前記エンジンに直接設置され、前記ジェットエンジンの上部を覆うように構成されたエプロンと、
    前記エプロンによって囲まれない前記ジェットエンジンの部分を取り囲むように構成された内部カウル本体と、
    を備え、
    前記内部カウル本体が前記エプロンにヒンジ式または摺動可能の少なくともいずれかで結合されることで、結果として生じる前記結合したエプロンと内部カウル本体の組み合わせが、フープ構造を画定し、これは前記パイロンから構造的に独立し、前記ジェットエンジンの少なくとも軸方向の一部を完全に取り囲み、
    前記内部カウル本体が、前方部分と、尾翼部分とを備え、
    前記尾翼部分が、前記エプロンに対して前方/尾翼方向に摺動式に移動するように設置され、
    前記レールが、前記尾翼部分が摺動式に結合される摺動レールを備える、内部カウル構造体。
  3. 前記エンジンと前記パイロンの間にエンジン取付け台接続部を備える、請求項1または2に記載の内部カウル構造体。
  4. 前記前方部分が一対のドアを備え、各々ドアが前記エプロンにヒンジ式に設置される、請求項に記載の内部カウル構造体。
  5. 前記ドアの各々が、前記エンジンの対向する側部上に置かれる、請求項4に記載の内部カウル構造体。
  6. 翼と、
    前記翼に設置されたエンジンパイロンと、
    前記エンジンパイロンに設置され、少なくとも1つのエンジン取付け台接続部を備えるジェットエンジンと、
    前記パイロンから独立して前記エンジンに直接設置され、前記ジェットエンジンの上部を覆い、カウルドアを始動するための支持ヒンジを備えるエプロンと、
    前記エプロンによって囲まれない前記ジェットエンジンの部分を取り囲むように構成された内部カウル本体と、
    を備える内部カウル構造体と、
    を備え、
    前記内部カウル本体が、前方部分と、尾翼部分と有し、
    前記内部カウル本体の前記前方部分が、前記エプロンにヒンジ式に結合されることで、結果として生じる前記結合したエプロンと前記内部カウル本体の前記前方部分との組み合わせが、フープ構造を画定し、これは前記パイロンから構造的に独立し、前記ジェットエンジンの少なくとも第1の軸方向部分を完全に取り囲み、
    前記エプロンが、前記少なくとも1つのエンジン取付け台の通過が可能になる少なくとも1つの開口を備え、
    前記エプロンがさらに、前記少なくとも1つの開口に対応し、前記パイロンに対して少なくとも1つの前記開口を密閉するシール構造体を備え、
    前記シール構造体が、少なくとも1つの前記開口を取り囲み、前記パイロンに当接するシールにおいて終端する鍔を備える、航空機組立体。
  7. 翼と、
    前記翼に設置されたエンジンパイロンと、
    前記エンジンパイロンに設置され、少なくとも1つのエンジン取付け台接続部を備えるジェットエンジンと、
    前記パイロンから独立して前記エンジンに直接設置され、前記ジェットエンジンの上部を覆い、カウルドアを始動するための支持ヒンジを備えるエプロンと、
    前記エプロンによって囲まれない前記ジェットエンジンの部分を取り囲むように構成された内部カウル本体と、
    を備える内部カウル構造体と、
    を備え、
    前記内部カウル本体が、前方部分と、尾翼部分と有し、
    前記内部カウル本体の前記前方部分が、前記エプロンにヒンジ式に結合されることで、結果として生じる前記結合したエプロンと前記内部カウル本体の前記前方部分との組み合わせが、フープ構造を画定し、これは前記パイロンから構造的に独立し、前記ジェットエンジンの少なくとも第1の軸方向部分を完全に取り囲み、
    前記尾翼部分が、前記エプロンに対して前方/尾翼方向に摺動式に移動するように設置され、
    前記エプロンがさらに、前記尾翼部分が摺動式に結合される摺動レールを備える、航空機組立体。
  8. 前記エンジンと前記エンジンパイロンの間にエンジン取付け台接続部を備える、請求項6または7に記載の航空機組立体。
  9. 前記前方部分が一対のドアを備え、各々ドアが前記エプロンにヒンジ式に設置される、請求項6乃至8のいずれかに記載の航空機組立体。
  10. 前記ドアの各々が、前記エンジンの対向する側部上に置かれる、請求項9に記載の航空機組立体。
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